[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2018197074A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

ヘッドアップディスプレイ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018197074A
JP2018197074A JP2017102750A JP2017102750A JP2018197074A JP 2018197074 A JP2018197074 A JP 2018197074A JP 2017102750 A JP2017102750 A JP 2017102750A JP 2017102750 A JP2017102750 A JP 2017102750A JP 2018197074 A JP2018197074 A JP 2018197074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
display device
head
holder
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017102750A
Other languages
English (en)
Inventor
文吉 金子
Bunkichi Kaneko
文吉 金子
勝大 田中
Katsuhiro Tanaka
勝大 田中
亮介 加藤
Ryosuke Kato
亮介 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP2017102750A priority Critical patent/JP2018197074A/ja
Publication of JP2018197074A publication Critical patent/JP2018197074A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

【課題】ヘッドアップディスプレイ装置において、ケース内への異物の侵入を極力防止できること。【解決手段】ヘッドアップディスプレイ装置20は、収納部品31が収納された樹脂製のケース25と、このケース25の外部に取り付けられた取付部品60と、を有する。前記ケース25は、前記取付部品60に向かって突出し前記取付部品60を係止している係止部71を有すると共に、この係止部71に隣接した位置に穴部73が空けられてなる。前記収納部品31は、前記穴部73を塞いでいる封鎖部31aを有している。【選択図】図3

Description

本発明は、ヘッドアップディスプレイ装置に関する。
ヘッドアップディスプレイ装置において、表示装置(収納部品に相当する)を収納したケースの下端面に、回路基板を収納した収納部(取付部品に相当する)を設けた従来技術として、例えば特許文献1に開示される技術がある。一般に、収納部は、ケースの下端面に複数のビスによって固定される。組み付け工数の低減を図る上で、ビス止め構造は不利である。
そこで、ビス止め構造を掛け止め機構に変更することが考えられる。この掛け止め機構は、樹脂製のケースから収納部へ向かって突出した係止部と、この係止部を掛けるために収納部に形成された掛け止め部とからなる。係止部は、弾性を有した腕部と、この腕部の先端に形成された係止爪(フック)とからなる。しかし、ケースと共に係止部を樹脂成形するときの金型の構成上、ケースには、係止部の基端部分に隣接した位置に、貫通した穴部が形成される。このため、ゴミ等の異物が外部から穴部を通ってケースの内部へ侵入する心配がある。ヘッドアップディスプレイ装置においては、表示装置から出射された光が通過する光路を十分に確保する上で、ケース内への異物の侵入は好ましくない。
実開平5−023404号公報
本発明は、ヘッドアップディスプレイ装置において、ケース内への異物の侵入を極力防止できる技術を提供することを課題とする。
請求項1による発明によれば、ヘッドアップディスプレイ装置は、収納部品が収納された樹脂製のケースと、このケースの外部に取り付けられた取付部品と、を有する。前記ケースは、前記取付部品に向かって突出し前記取付部品を係止している係止部を有すると共に、この係止部に隣接した位置に穴部が形成されてなる。前記収納部品は、前記穴部を塞いでいる封鎖部を有していることを特徴とする。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記収納部品は、前記封鎖部から前記穴部の内周面に沿って延びて前記穴部に嵌合した延出部を有している。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記係止部は、前記ケースを上から見た場合に、前記ケースの内部において表示装置から出射された光が通過する光路を避けた部位に形成されてなる。
請求項4に記載のごとく、好ましくは、前記ケースは、前記取付部品が当接している取付部品当接部と、この取付部品当接部の周縁から前記取付部品の外周に沿って突出した壁部と、を有している。
請求項5に記載のごとく、好ましくは、前記収納部品は、光を反射可能な反射鏡ユニットである。前記反射鏡ユニットは、前記ケースに支持されるホルダと、前記光を反射するように前記ホルダに固定された反射鏡と、を含む。前記ケースは、前記ホルダを支持する複数のホルダ支持部を有する。前記複数のホルダ支持部のなかの1つの支持高さは、残りのホルダ支持部の支持高さに対して異なる。
請求項6に記載のごとく、好ましくは、前記複数のホルダ支持部は、前記ケースを上から見た場合に、前記反射鏡に入射する前記光の光軸の延長線上に位置しているものを含む。
請求項1に係る発明では、ケースに形成されてなる穴部は、収納部品に備えられる封鎖部によって塞がれている。穴部が塞がれたので、ゴミ等の異物が外部から穴部を通ってケースの内部へ侵入することを、防止することができる。このため、ケース内への異物の侵入を極力防止でき、品質の良好なヘッドアップディスプレイ装置を提供することができる。しかも、収納部品に備えられる封鎖部によって、穴部を塞ぐだけの簡単な構成ですむ。
請求項2に係る発明では、封鎖部から穴部の内周面に沿って延びて穴部に嵌合した延出部を有している。穴部と、この穴部に嵌め込まれる延出部との組み合わせ構造は、両者間の隙間が小さい、いわゆるインロウ構造とすることができる。このため、外部から穴部へ侵入した異物は、穴部の内周面と延出部の外周面との間の小さい隙間と、穴部と封鎖部との間とを、2段階に通過しないと、ケースの内部へ侵入することができない。このように、異物の侵入経路を小さく且つ迷路状の構成(ラビリンスシール)とすることによって、異物の侵入をより一層防止することができる。
請求項3に係る発明では、光路を避けた部位に係止部が形成されているので、この係止部が光路を遮ることはない。このため、ケースに係止部が形成されているにもかかわらず、ケースの内部における光路を十分に確保することができる。
請求項4に係る発明では、ケースの取付部品当接部に対して、取付部品が当接している。しかも、この取付部品の外周は壁部によって囲まれている。このため、外部からの異物は、取付部品当接部と取付部品との当接面と、取付部品の外周面と壁部との間の隙間とを、2段階に通過しないと、取付部品の内部へ侵入することができない。このように、異物の侵入経路を小さく且つ迷路状の構成(ラビリンスシール)とすることによって、異物の侵入を防止することができる。
請求項5に係る発明では、複数のホルダ支持部のなかの、少なくとも1つ支持高さが、他のホルダ支持部の支持高さと異なっている。つまり、複数のホルダ支持部の支持高さが、段違いになっている。このため、ケースに反射鏡ユニットを組み付けるときに、ケースに対するホルダの倒れを防止することができる。この結果、ケースに対して反射鏡を精度良く組み付けることができる。反射鏡によって反射される光の反射方向の精度を、高めることができる。
請求項6に係る発明では、複数のホルダ支持部は、ケースを上から見た場合に、反射鏡に入射する光の光軸の延長線上に位置しているものを含む。つまり、反射鏡ユニットの重心を通る上下方向の線(重心を通る垂直線)は、前記延長線又はその近傍に位置する。このため、反射鏡ユニットをホルダ支持部に組み付けるときに、複数のホルダ支持部のなかの少なくとも1つは、前記垂直線の部位付近を支持することができる。従って、反射鏡ユニットの重量バランスのよい部位を、ケースに容易に設置することができる。
本発明によるヘッドアップディスプレイ装置を搭載した車両の説明図である。 図1に示されるヘッドアップディスプレイ装置の斜視図である。 図2の3−3線に沿った断面図である。 図3に示されるヘッドアップディスプレイ装置において上カバーを外した構成の平面図である。 図4の5−5線に沿った断面図である。 図5に示されるケースの下部の周壁と下カバーの上端との関係を拡大した図である。 図3に示されるヘッドアップディスプレイ装置において下カバーを外した構成の底面図である。 図4に示されるケース単体の平面図である。 図3に示される掛け止め機構の分解図兼組立図である。 図5の10−10線に沿った断面図である。 図5に示される複数のホルダ支持部と複数の被支持部との分解図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図中Upは上、Dnは下を示している。
図1に示されるように、乗用車等の車両10は、車室11の前部にダッシュボード12を備えている。このダッシュボード12の上部には、ヘッドアップディスプレイ装置20が内蔵されている。このヘッドアップディスプレイ装置20から投射された表示光Ldは、車両10のフロントガラス13に画像として表示される。運転者は、車両10の前方の背景と共に、虚像Viを視認することができる。
図2〜図4に示されるように、ヘッドアップディスプレイ装置20は、表示光Ldを投射する表示装置21(投射器21)と、表示装置21から投射された表示光Ldを反射させる第1反射器22と、第1反射器22から入射した表示光Ldを拡大してフロントガラス13(図1参照)に向けて反射させる第2反射器23と、表示装置21の透過照明に用いられる照明装置24と、表示装置21と第1及び第2反射器22,23と照明装置24とを収納したケース25とからなる。
表示装置21と第1及び第2反射器22,23と照明装置24は、ケース25に収納された収納部品の一種であり、以下、適宜「収納部品21,22,23,24」と言い換えることにする。
第1反射器22は、ケース25に支持されるホルダ31と、光(表示光Ld)を反射するようにホルダ31に固定された反射鏡32とを含む、光を反射可能な反射鏡ユニットである。以下、第1反射器22のことを、適宜「反射鏡ユニット22」と言い換えることにする。第2反射器23は、凹面鏡によって構成されている。
表示装置21は、走行情報等の各種の情報を表示するものであって、例えば液晶表示装置によって構成される。この液晶表示装置は、表示媒体(表示素子)として例えばTFT型の液晶パネル21aを採用している。この表示装置21は、液晶パネル21aの他に、この液晶パネル21aの表示制御を行うための制御部が実装された回路基板21bや液晶パネル21aと回路基板21bとを電気的に接続するためのフレキシブル配線板(図示せず)などを含むように構成されている。
照明装置24は、表示装置21の透過照明に用いられる複数の光源24aと、この複数の光源24aが発した光の照度分布を均一化するレンズアレイ(図示せず)と、複数の光源24aが実装された基板24bと、この基板24bの背面に重ねられ且つ固定されたヒートシンク24cと、を含む。
ケース25は、平面視略矩形状で且つ上が開放された有底の構成からなる、樹脂製の部材である。ケース25の底板25aは、概ね平板状の構成である。ケース25の開放された上端は、上カバー40によって覆われている。この上カバー40は、表示装置21から投射された表示光Ldを外部へ透過可能な透過板41を備える。
図5〜図7に示されるように、回路基板21bは、ケース25の底板25aの下面に、複数のビス51と複数の掛け止め機構52によって取り付けられている。この回路基板21bには、照明装置24を制御する制御部も実装されている。
図3に示されるように、この回路基板21bは、樹脂製の下カバー60によって覆われている。この下カバー60は、ケース25の外部に取り付けられた取付部品の一種である。以下、下カバー60のことを、適宜「取付部品60」と言い換えることにする。詳しく述べると、下カバー60は、ケース25の底板25aの下面に重ねられて位置するとともに、複数の掛け止め機構70(スナップフィット構造70)によって取り外し可能に取り付けられている。
図3、図8及び図9に示されるように、複数(例えば3つ)の掛け止め機構70は、それぞれ、樹脂製のケース25から下カバー60(取付部品60)に向かって突出した係止部71と、この係止部71を掛けるために下カバー60に形成された掛け止め部72とからなる。係止部71は、弾性を有した腕部71aと、この腕部71aの先端に形成された係止爪71b(フック71b)とからなる。
ところで、ケース25と共に係止部71を樹脂成形するときの金型の構成上、ケース25には、係止部71の基端部分に隣接した位置に、内外貫通した穴部73が形成される。このように、ケース25は、下カバー60に向かって突出し下カバー60を係止している係止部71を有すると共に、この係止部71に隣接した位置に穴部73が形成されてなる。このため、ゴミ等の異物が外部から穴部73を通ってケース25の内部へ侵入する心配がある。図3に示されるヘッドアップディスプレイ装置20においては、表示装置21から出射された光が通過する光路を十分に確保する上で、ケース25内への異物の侵入は好ましくない。
これに対し、図9(a)、図9(b)に示されるように、本発明では、第1反射器22のホルダ31(収納部品31)は、穴部73を塞いでいる封鎖部31aを有している。この封鎖部31aは、ホルダ31の平坦な下面によって構成される。
図9(a)は、ケース25に対してホルダ31を組み付ける前の分解状態を示している。図9(b)は、ケース25に対してホルダ31を組み付けた状態を示している。ケース25の内面において、穴部73の縁73aは平坦である。ケース25にホルダ31を上から組み付けることにより、封鎖部31aは穴部73を塞ぐことができる。このように、ケース25に形成されてなる穴部73は、ホルダ31(収納部品31)に備えられる封鎖部31aによって塞がれている。封鎖部31aによって穴部73を塞いだので、ゴミ等の異物が外部から穴部73を通ってケース25の内部へ侵入することを、防止することができる。このため、ケース25内への異物の侵入を極力防止でき、品質の良好なヘッドアップディスプレイ装置20を提供することができる。しかも、収納部品31に備えられる封鎖部31aによって、穴部73を塞ぐだけの簡単な構成ですむ。
このことは、図3に示されるケース25にヒートシンク24c(収納部品24c)が組み付けられる部位でも、同様である。つまり、ヒートシンク24cの下方に位置している掛け止め機構70は、ヒートシンク24cの下面からなる封鎖部24dによって、穴部73が塞がれており、同様の効果を発揮する。
図3及び図9に示されるように、ホルダ31(収納部品31)は、封鎖部31aから穴部73の内周面に沿って延びた延出部31bを有している。この延出部31bは、穴部73に嵌合している。穴部73の内周面と延出部31bの外周面との間には、微小な隙間を有する。穴部73と、この穴部73に嵌め込まれる延出部31bとの組み合わせ構造は、両者31b,73間の隙間が小さい、いわゆるインロウ構造とすることができる。このため、外部から穴部73へ侵入した異物は、穴部73の内周面と延出部31bの外周面との間の小さい隙間と、穴部73と封鎖部31aとの間とを、2段階に通過しないと、ケース25の内部へ侵入することができない。このように、異物の侵入経路を小さく且つ迷路状の構成(ラビリンスシール)とすることによって、異物の侵入をより一層防止することができる。
図4及び図8に示されるように、複数の係止部71は、ケース25を上から見た場合に、ケース25の内部において表示装置21から出射された光が通過する光路を避けた部位に形成されてなる。つまり、3つの係止部71のなかの、2つはホルダ31の下に位置しており、残りの1つはヒートシンク24cの下に位置している。光路を避けた部位に複数の係止部71が形成されてなるので、この複数の係止部71が光路を遮ることはない。このため、複数の係止部71がケース25に形成されているにもかかわらず、ケース25の内部における光路を十分に確保することができる。
図5〜図7に示されるように、ケース25の底板25aの下面には、回路基板21bの周囲を囲う周壁25bを有している。この周壁25bは、底板25aから下方へ延びており、下端面に取付部品当接部25cと壁部25dとを有している。取付部品当接部25cと壁部25dとは、周壁25bの全周にわたって形成されてなる。取付部品当接部25cは、周壁25bの下端面のなかの内周縁に沿った平坦面であり、下カバー60(取付部品60)の上端面が当接している。壁部25dは、取付部品当接部25cの周縁から下カバー60の外周に沿って突出している。このように、ケース25は、取付部品当接部25cと壁部25dとを有している。
以上の説明から明らかなように、ケース25の取付部品当接部25cに対して、下カバー60(取付部品60)が当接している。しかも、この下カバー60の外周は、壁部25dによって囲まれている。このため、外部からのゴミ等の異物は、取付部品当接部25cと下カバー60との当接面と、下カバー60の外周面と壁部25dとの間の隙間とを、2段階に通過しないと、下カバー60の内部へ侵入することができない。このように、異物の侵入経路を小さく且つ迷路状の構成(ラビリンスシール)とすることによって、異物の侵入を防止することができる。
図4、図5、図8、図10及び図11に示されるように、ケース25は、反射鏡ユニット22のホルダ31を支持する複数(例えば3つ)のホルダ支持部81,82,82を有する。複数のホルダ支持部81,82,82のなかの、少なくとも1つのホルダ支持部81の支持高さH1は、残りのホルダ支持部82,82の支持高さH2に対して異なっている。つまり、複数のホルダ支持部81,82,82の支持高さH1,H2が、段違いになっている。
詳しく述べると、3つのホルダ支持部81,82,82は、ケース25の底板25aから起立しており、上から見てホルダ31に沿いつつ1列に配列されている。この3つのホルダ支持部81,82,82は、中央に位置する第1ホルダ支持部81と、この第1ホルダ支持部81の両側に位置する第2ホルダ支持部82,82とからなる。底板25aから第1ホルダ支持部81の上端面81aまでの支持高さH1は、底板25aから第2ホルダ支持部82,82の上端面82a,82aまでの支持高さH2よりも低い。3つのホルダ支持部81,82,82の上端面81a,82a,82aは、底板25aに平行な平坦面である。
第1ホルダ支持部81の上端面81aには、起立した支持ピン81bと、ねじ穴81cとが形成されてなる。反射鏡ユニット22の重心Gcを通る上下方向の線VL(重心Gcを通る垂直線VL)に対して、水平方向に交差する線HLのことを水平基準線HLという。この水平基準線HLは、反射鏡32の表裏方向へ延びている。ねじ穴81cの位置は、支持ピン81bに対して水平基準線HLに沿ってオフセットしている。
第2ホルダ支持部82,82の上端面82a,82aには、起立した支持ピン82b,82bが形成されてなる。ケース25を上から見て、第2ホルダ支持部82,82の支持ピン82b,82bは、水平基準線HLに沿って、第1ホルダ支持部81の支持ピン81bとねじ穴81cの間に位置することが好ましい(図10参照)。
ホルダ31は、背面に3つの被支持部83,84,84を有する。第1の被支持部83は、第1ホルダ支持部81の上端面81aに載置可能な水平な平板であって、第1ホルダ支持部81の支持ピン81bに嵌合可能な嵌合穴83aと、ビス85を挿通可能なビス挿通穴83bが形成されてなる。
第1の被支持部83の両側に位置する2つの第2の被支持部84,84は、第2ホルダ支持部82,82に被せられるボックス状であって、上端の天板84a,84aを有する。この天板84a,84aは、第2ホルダ支持部82,82の上端面82a,82aに載置可能な水平な平板であって、第2ホルダ支持部82,82の支持ピン82b,82bに嵌合可能な嵌合穴84b,84bが形成されてなる。
ホルダ31の組み付け手順は、次の通りである(図11参照)。先ず、各嵌合穴83b,84b,84bを各支持ピン81b,82b.82bに嵌合する。この結果、ケース25に対する反射鏡ユニット22の水平方向の位置が決まる。次に、各ホルダ支持部81,82,82の上端面81a,82a,82aに、ホルダ31の第1の被支持部83と第2被支持部84,84の各天板84a,84aとを重ねる。この結果、ケース25に対する反射鏡ユニット22の高さが決まる。最後に、ビス挿通穴83bを通したビス85を、第1ホルダ支持部81の上端面81aのねじ穴81cにねじ込んで、作業を完了する。この結果、ケース25に対して反射鏡ユニット22を固定することができる。
このように、複数のホルダ支持部81,82,82の支持高さH1,H2,H2が、段違いになっているので、ケース25に反射鏡ユニット22を組み付けるときに、ケース25に対するホルダ31の倒れを防止することができる。この結果、ケース25に対して、反射鏡ユニット22の反射鏡32を精度良く組み付けることができる。反射鏡32によって反射される光の反射方向の精度を、高めることができる。
図4に示されるように、ケース25を上から見た場合に、複数のホルダ支持部81,82,82は、反射鏡32に入射する光の光軸L1の延長線L2上に位置しているものを含む。つまり、図5に示される、反射鏡ユニット22の重心Gcを通る垂直線VLは、延長線L2又はその近傍に位置する。このため、反射鏡ユニット22をホルダ支持部81,82,82に組み付けるときに、複数のホルダ支持部81,82,82のなかの少なくとも1つ81は、反射鏡ユニット22の重心Gcを通る垂直線VLの部位付近を支持することができる。従って、反射鏡ユニット22の重量バランスのよい部位を、ケース25に容易に設置することができる。
図4に示されるように、ヒートシンク24cはケース25にビス止めされている。ケース25に対するヒートシンク24cの安定した取り付け状態を確保するには、ビス止め箇所は、少なくとも3箇所であることが好ましい。
ところで、一般に車両10(図1参照)には、左ハンドル車と右ハンドル車とがある。左ハンドル車と右ハンドル車とでは、ケース25の配置も左右逆になる。車両10に対して、左側に配置する場合のケース25の形状と、右側に配置する場合のケース25の形状とは、異なる(左右対称形となる)。このため、ケース25に対するヒートシンク24cの配置が左右異なるので、ビス止め位置も異なる。これに対して、ケース25の種類毎に専用のヒートシンク24cを準備することが考えられる。しかし、ヘッドアップディスプレイ装置20の低コスト化を図る上で不利である。
これに対し、本発明では、図2、図4及び図8に示されるように、ヒートシンク24cの中心線SLに対して、左右2つずつの脚部91,91,92,92を左右対称位置に配置した。一方、左配置用と右配置用のどちらのケース25にも、3つの固定部93,94,95を有する。3つの固定部93,94,95は、ヒートシンク24cの幅方向の中心線SLに対して、一方側に2つを配置し、他方には1つを配置している。
このため、左右の脚部92,92のなかの1つは、常にケース25から浮いた状態であり、ビス96によって止めされない、いわゆるフリー状態となる(特に図2参照)。それでも、ビス止め箇所は3箇所あり、ケース25に対するヒートシンク24cの安定した取り付け状態を確保することができる。しかも、左配置用と右配置用のどちらのケース25に対しても、ヒートシンク24cを共用できる。このため、ヘッドアップディスプレイ装置20の低コスト化を図ることができる。
図3も参照すると、照明装置24は、基板24bとヒートシンク24cとを含んで、1つのユニットとして一体化されている。このため、ヒートシンク24cをケース25にビス止めすることによって、照明装置24全体がケース25に取り付けられている。
3つの固定部93,94,95の上面、つまりヒートシンク24cの脚部91,91,92を上から重ね合わせる面は、全て平行であり、しかも、ケース25の上側開放端を向いている。このため、樹脂製のケース25を成形するための抜き型(金型)をシンプルな構成とすることができる。
図7に示されるように、回路基板21bは、少なくとも1つのコネクタ101,101を有している。このコネクタ101,101の外部配線接続口101a,101aは、下方(ケース25の底板25aに対して反対側)を向いている。しかも、回路基板21bに対するコネクタ101,101の位置は、ケース25が車両10(図1参照)の図示せぬ支持ブラケットに取り付けられた状態において、コネクタ101,101やこのコネクタ101,101に接続された外部配線が、支持ブラケットに干渉しない位置、例えば適度な隙間を有する位置が選択されている。このため、ケース25に対する回路基板21bや照明装置24(図4参照)の配置の自由度を高めることができる。
なお、本発明によるヘッドアップディスプレイ装置20は、車両10を例に説明したが、その他の乗り物にも適用可能であり、これらの形式のものに限られるものではない。すなわち、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例に限定されるものではない。
本発明のヘッドアップディスプレイ装置20は、車両10に採用するのに好適である。
20 ヘッドアップディスプレイ装置
21 収納部品(表示装置)
22 収納部品(反射鏡ユニット)
25 ケース
25a 底板
25c 取付部品当接部
25d 壁部
31 ホルダ
31a 封鎖部
31b 延出部
32 反射鏡
60 取付部品(下カバー)
70 掛け止め機構
71 係止部
72 掛け止め部
73 穴部
81 第1ホルダ支持部
82 第2ホルダ支持部
H1 1つのホルダ支持部の支持高さ
H2 残りのホルダ支持部の支持高さ
L1 光軸
L2 延長線

Claims (6)

  1. 収納部品が収納された樹脂製のケースと、このケースの外部に取り付けられた取付部品と、を有するヘッドアップディスプレイ装置において、
    前記ケースは、前記取付部品に向かって突出し前記取付部品を係止している係止部を有すると共に、この係止部に隣接した位置に穴部が形成されてなり、
    前記収納部品は、前記穴部を塞いでいる封鎖部を有していることを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記収納部品は、前記封鎖部から前記穴部の内周面に沿って延びて前記穴部に嵌合した延出部を有していることを特徴とする請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記係止部は、前記ケースを上から見た場合に、前記ケースの内部において表示装置から出射された光が通過する光路を避けた部位に形成されてなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記ケースは、前記取付部品が当接している取付部品当接部と、この取付部品当接部の周縁から前記取付部品の外周に沿って突出した壁部と、を有していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  5. 前記収納部品は、光を反射可能な反射鏡ユニットであり、
    前記反射鏡ユニットは、前記ケースに支持されるホルダと、前記光を反射するように前記ホルダに固定された反射鏡と、を含み、
    前記ケースは、前記ホルダを支持する複数のホルダ支持部を有し、
    前記複数のホルダ支持部のなかの1つの支持高さは、残りのホルダ支持部の支持高さに対して異なることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  6. 前記複数のホルダ支持部は、前記ケースを上から見た場合に、前記反射鏡に入射する前記光の光軸の延長線上に位置しているものを含むことを特徴とする請求項5記載のヘッドアップディスプレイ装置。
JP2017102750A 2017-05-24 2017-05-24 ヘッドアップディスプレイ装置 Pending JP2018197074A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017102750A JP2018197074A (ja) 2017-05-24 2017-05-24 ヘッドアップディスプレイ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017102750A JP2018197074A (ja) 2017-05-24 2017-05-24 ヘッドアップディスプレイ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018197074A true JP2018197074A (ja) 2018-12-13

Family

ID=64663052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017102750A Pending JP2018197074A (ja) 2017-05-24 2017-05-24 ヘッドアップディスプレイ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018197074A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2020196161A1 (ja) * 2019-03-25 2020-10-01

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0683453U (ja) * 1993-05-21 1994-11-29 日本精機株式会社 車両用表示装置
JP2010113197A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Nippon Seiki Co Ltd ヘッドアップディスプレイ装置
JP2015212780A (ja) * 2014-05-07 2015-11-26 日本精機株式会社 車両用ヘッドアップディスプレイ装置
WO2016208378A1 (ja) * 2015-06-24 2016-12-29 日本精機株式会社 液晶表示装置
JP2017030600A (ja) * 2015-08-03 2017-02-09 日本精機株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0683453U (ja) * 1993-05-21 1994-11-29 日本精機株式会社 車両用表示装置
JP2010113197A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Nippon Seiki Co Ltd ヘッドアップディスプレイ装置
JP2015212780A (ja) * 2014-05-07 2015-11-26 日本精機株式会社 車両用ヘッドアップディスプレイ装置
WO2016208378A1 (ja) * 2015-06-24 2016-12-29 日本精機株式会社 液晶表示装置
JP2017030600A (ja) * 2015-08-03 2017-02-09 日本精機株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2020196161A1 (ja) * 2019-03-25 2020-10-01
WO2020196161A1 (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 日本精機株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
JP7396351B2 (ja) 2019-03-25 2023-12-12 日本精機株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8885260B2 (en) Head-up display device
KR102135917B1 (ko) 평판형 영상 표시장치 및 그 조립방법
US8867137B2 (en) Head-up display device
JP2009288484A (ja) 発光表示装置
WO2013129041A1 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2008137569A (ja) カメラと/又は照明装置付き自動車ドア用バック・ミラー
JPWO2019181927A1 (ja) ヘッドアップディスプレイ
JP2009067352A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2010132207A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2018197074A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2010276776A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP7304573B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2013124038A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP5190772B2 (ja) 表示器の取り付け構造
JP2009109798A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JPWO2020129777A1 (ja) 凹面鏡支持装置及び表示装置
WO2021235284A1 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP7100811B2 (ja) バックライトユニット及びヘッドアップディスプレイ
JP6969424B2 (ja) 平面鏡ユニット
WO2021210258A1 (ja) 面状照明装置
JP4873130B2 (ja) 表示装置
JP2007298576A (ja) 弾性リブを有するインジケータ回路ユニット及びそれを備えた電子機器
JP2006126071A (ja) 計器用表示パネル取付構造
JP2020038269A (ja) 表示器、及び、表示器を備えるヘッドアップディスプレイ装置。
JP7383948B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210309

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211005