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JP2015212780A - 車両用ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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JP2015212780A
JP2015212780A JP2014095704A JP2014095704A JP2015212780A JP 2015212780 A JP2015212780 A JP 2015212780A JP 2014095704 A JP2014095704 A JP 2014095704A JP 2014095704 A JP2014095704 A JP 2014095704A JP 2015212780 A JP2015212780 A JP 2015212780A
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幸夫 小笠原
Yukio Ogasawara
幸夫 小笠原
学 板垣
Manabu Itagaki
学 板垣
哲 水島
Satoru Mizushima
哲 水島
貴宏 岩永
Takahiro Iwanaga
貴宏 岩永
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Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

【課題】 車両の利用者が視認する表示像の表示ぶれを極力抑制することが可能な車両用ヘッドアップディスプレイ装置を提供する。【解決手段】 表示光Lを発する表示器10と、この表示器10を収納するハウジング50とを備え、表示光Lをコンバイナ60にて反射させ、この反射によって得られた表示像Vを車両の利用者Bに視認させる車両用ヘッドアップディスプレイ装置Hにおいて、コンバイナ60は、車両の幅方向と略直交する方向に延びる一対の周壁部61を備え、周壁部61は、上側ケース体80(ハウジング50)に設けられた第1の保持部85と、コンバイナ60を挟んで第1の保持部85と少なくとも対向配置されるフレーム部材70とによって挟持されるものである。【選択図】図1

Description

本発明は、表示器から発せられる表示光をコンバイナにて反射させ、この反射によって得られた表示像を車両の利用者に視認させる車両用ヘッドアップディスプレイ装置に関するものである。
従来より、この種の車両用ヘッドアップディスプレイ装置にあっては、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の車両用ヘッドアップディスプレイ装置は、表示光を発する表示器と、この表示器を収納するケース体(ハウジング)とを備え、表示器から発せられる表示光を外形が略四辺形状のコンバイナにて反射させ、この反射によって得られた表示像を車両の利用者に視認させるものである。
特開2008−179218号公報
上述した特許文献1に記載の車両用ヘッドアップディスプレイ装置の場合、外形が略四辺形状のコンバイナは、四辺のうち下端辺のみがケース体に設けられた薄板状の固定片によって固定された構成となっている。
ところで、例えば上述した特許文献1に記載の車両用ヘッドアップディスプレイ装置を自動二輪車のごとき車両に搭載した場合にあっては、前記下端辺のみがケース体の固定片に固定されたコンバイナは、不安定な状態となり、自動二輪車の走行中に振動し易くなる傾向にある。すると、このようにコンバイナが不安定の状態であると、コンバイナが左右に振動して車両の利用者が視認する表示像の表示ぶれが生じてしまうという問題点があり、更なる改良の余地が残されていた。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、車両の利用者が視認する表示像の表示ぶれを極力抑制することが可能な車両用ヘッドアップディスプレイ装置の提供を目的とするものである。
本発明は、表示光を発する表示器と、前記表示器を収納するハウジングとを備え、前記表示光をコンバイナにて反射させ、この反射によって得られた表示像を車両の利用者に視認させる車両用ヘッドアップディスプレイ装置において、前記コンバイナは、前記車両の幅方向と略直交する方向に延びる一対の周壁部を備え、前記周壁部は、前記ハウジングに設けられた第1の保持部と、前記コンバイナを挟んで前記第1の保持部と少なくとも対向配置されるフレーム部材とによって挟持されることを特徴とする。
また本発明は、前記コンバイナは、その前記表示器側に位置する下端部が前記ハウジングに設けられた第2の保持部と、前記コンバイナを挟んで前記第2の保持部と対向配置される前記フレーム部材の壁部とによって挟持されることを特徴とする。
本発明によれば、初期の目的を達成でき、車両の利用者が視認する表示像の表示ぶれを極力抑制することが可能な車両用ヘッドアップディスプレイ装置を提供できる。
本発明の実施形態による車両用ヘッドアップディスプレイ装置の分解斜視図。 同実施形態による車両用ヘッドアップディスプレイ装置の断面図。 同実施形態によるコンバイナで反射された表示光を利用して利用者が表示像を視認する状態を示す概略図。 同実施形態による車両の幅方向から見たときのコンバイナとハウジングの第1の保持部とフレーム部材とを示す側面図。
以下、図1〜図3に基づいて、本発明を自動二輪車のごとき車両に搭載された車両用ヘッドアップディスプレイ装置に適用した一実施形態を説明する。
図1、図2において、本実施形態における車両用ヘッドアップディスプレイ装置Hは、表示器10と、反射ミラー20と、回路基板30と、樹脂ケース40と、ハウジング50と、コンバイナ60と、フレーム部材70とから主に構成されている。
表示器10は、例えばTFT型の液晶表示器からなり、車速表示光等の表示光Lを発するものであり、適宜固定手段を用いて樹脂ケース40内に固定保持されている。この表示器10が発する表示光Lは、反射ミラー20に向けて発せられる。
なお、11は、ヒートシンクからなる放熱部材であり、この放熱部材11は、表示器10から発せられる熱を放熱する機能を有している。また、表示器10と放熱部材11との間に、図示しない熱伝導シートを介在させ、表示器10から発せられる熱を良好に放熱部材11へと伝達させるようにしてもよい。
反射ミラー20は、例えば平面鏡を適用することができ、樹脂ケース40に設けられた傾斜部41によって若干、傾くように支持される構成となっている。この反射ミラー20は、表示器10から発せられた表示光Lをコンバイナ60に向けて反射させる。
回路基板30は、所定の配線パターンが施された硬質の配線基板からなり、表示器10の制御を行うマイクロコンピュータからなる制御部(図示せず)等が前記配線パターンに実装されている。
樹脂ケース40は、回路基板30上に載置され、表示器10や反射ミラー20等を固定保持するホルダとしての機能を有している。なお、図2中、42は、表示器10から発せられる表示光Lを通過させるための開口窓部であり、この開口窓部42は、表示器10の前面を覆うように設けられる覆い部43を刳り貫くことで得られるものである。
ハウジング50は、車両用ヘッドアップディスプレイ装置Hの外装ケースを構成するものであり、その内部に表示器10や反射ミラー20、回路基板30、樹脂ケース40等を収容(収納)している。また、この場合、ハウジング50は、ともに合成樹脂材料にて形成された上側ケース体80と下側ケース体90とに分割形成された構成となっている。
上側ケース体80は、表示器10と反射ミラー20とが固定保持された樹脂ケース40を覆うように構成される。図2中、81は、開口窓部42を通過する表示光Lを反射ミラー20側へと導くように設けられた形成された透光性カバーであり、この透光性カバー81は、アクリル樹脂等の透光性樹脂材料にて形成され、上側ケース体80の前面壁部82と、この前面壁部82よりも一段低い位置にある上側ケース体80の平板部83との間に形成された貫通孔部84を塞ぐように貫通孔部84に配設されている。このように透光性カバー81を設けることで、塵埃や水分等がハウジング50内に侵入するのを防止できる。
また、85は、コンバイナ60の後述する一対の周壁部を支えるべく、上側ケース体80の前面壁部82に設けられた一対の第1の保持部であり、この一対の第1の保持部85は、車両(自動二輪車)の幅方向(図1中、矢印X方向)とは直交する方向に延在するように、前面壁部82の表面から突出した立壁形状にて形成されている。そして、一対の第1の保持部85には、各々2つのボス部85aが設けられ、これら4つのボス部85aにはネジSが螺合するネジ螺合部(図示せず)が設けられている。なお、図4に示すように第1の保持部85は、その高さ寸法がコンバイナ60の高さ寸法よりも若干、低くなっている。
また、86は、コンバイナ60の後述する下端側を支えるべく、一対の第1の保持部85の間に位置する第2の保持部であり、この第2の保持部は、コンバイナ60の前記下端部に沿うように、前面壁部82の下方側に向けてから垂下形成されている。そして、第2の保持部86には、3つのボス部86aが設けられ、これら3つのボス部86aにはネジSが螺合するネジ螺合部(図示せず)が設けられている。
下側ケース体90は、例えば合成樹脂材料にて形成され、回路基板30の背後側を覆うカバー部材からなるものである。なお、この場合、下側ケース体90の側壁部91と、この側壁部91に対応する上側ケース体80の底壁部87箇所との間には、パッキン等からなる柔軟性のある緩衝部材(図示せず)が介在している。このように前記緩衝部材を両ケース体80、90の結合面に配置することで、ハウジング50内部に塵埃や水分等が侵入するのを抑制することができるとともに、自動二輪車走行時の振動が上側ケース体80へと伝わりにくくなるというメリットがある。
コンバイナ60は、反射ミラー20によって反射された表示光Lを車両の利用者の方向に反射させるものである。そして、車両の利用者B(つまり、この場合、自動二輪車に搭乗している搭乗者)は、このコンバイナ60による表示光Lの反射によって得られた車速表示像等からなる表示像(虚像)Vを視認する(図3参照)。
また、コンバイナ60は、略矩形状に形成され、車両(自動二輪車)のの幅方向と略直交する方向に延びる一対の周壁部61備え、この一対の周壁部61には、一対の第1の保持部85に設けられた各ボス部85aを避けるように曲面部62が各々設けられている。また、63は、第2の保持部86に備えられる各ボス部86aを貫通させるために設けられた略円形の孔部であり、この孔部63は、表示器10側となるコンバイナ60の下端部64に開口形成されている。
フレーム部材70は、例えば合成樹脂材料によって形成され、その外形形状は略U字形状となっている。フレーム部材70は、一対の立壁部71と、この一対の立壁部71の下方側を繋ぐための水平壁部からなる壁部72とを有している。
一対の立壁部71には、一対の第1の保持部85に備えられる各ボス部85aに対応するように設けられた凹部形状からなる窪み部73が形成され、この窪み部73の略中央部には、ネジSのネジ部が貫通する略円形のネジ孔74が開口形成されている。
壁部72には、各孔部63を貫通する各ボス部86aに対応するように設けられた凹部形状からなる窪み部75が形成され、この窪み部75の略中央部には、ネジSのネジ部が貫通する略円形のネジ孔76が開口形成されている。
以上の各部により、車両用ヘッドアップディスプレイ装置Hが構成されている。この車両用ヘッドアップディスプレイ装置Hは、上述したように表示光Lを発する表示器10と、この表示器10等を収納するハウジング50とを備え、表示器10から発せられ、さらに反射ミラー20を経てコンバイナ60側へと導かれたた表示光Lをコンバイナ60にて車両の利用者B側に向けて反射させ、この反射によって得られた表示像Vを利用者Bに視認させる構成となっている。
ここで、ハウジング50(上側ケース体80)とコンバイナ60とフレーム部材70との三者に着目する。そして、当該三者を組み付けるにあたっては、まず、各孔部63と各ボス部86a、及び各曲面部61aと各ボス部85aとを位置合わせし、その後、各ボス部86aを各孔部63に貫通させ、且つ、各ボス部85aが各曲面部61aの周囲を通り抜けるように、コンバイナ60を各保持部85、86側に平行移動させる。すると、この平行移動によってコンバイナ60が各保持部85、86と面接触し、コンバイナ60は、各保持部85、86側に位置する一方の面P1が上側ケース体80によって支えられる。
次に、各窪み部73、74が各ボス部85a、86aと各々対向するように、フレーム部材70とコンバイナ60が支えられた状態の上側ケース体80とを位置合わせし、その後、上記のコンバイナ60の平行移動と同様にフレーム部材70を平行移動させる。
すると、一方の面P1とは反対側に位置するコンバイナ60の他方の面P2から突出している各ボス部85a、86aの突出部分が各窪み部73、75の内部に位置するようになり、前記突出部分と各ネジ孔74、76の周囲に位置する窪み部73、75の内壁部分とが当接すると、コンバイナ60の他方の面P2がフレーム部材70の一対の立壁部71と面接触する。
最後に、各ネジ孔74、76にネジSのネジ部を通すとともに、当該ネジ部を前記ネジ螺合部にそれぞれ螺合させることで、コンバイナ60における一対の周壁部61は、上側ケース体80(ハウジング50)に設けられた一対の第1の保持部85と、コンバイナ60を挟んで第1の保持部85と少なくとも対向配置されるフレーム部材70(一対の立壁部71)とによって挟持される構成となる。
またコンバイナ60は、その表示器10側に位置する下端部64が上側ケース体80(ハウジング50)に設けられた第2の保持部86と、コンバイナ60を挟んで第2の保持部86と対向配置されるフレーム部材70の壁部72とによって挟持される構成となる。
以上のように本実施形態では、表示光Lを発する表示器10と、この表示器10を収納するハウジング50とを備え、表示器10から発せられる表示光Lをコンバイナ60にて反射させ、この反射によって得られた表示像Vを車両の利用者Bに視認させる車両用ヘッドアップディスプレイ装置Hにおいて、コンバイナ60は、車両の幅方向と略直交する方向に延びる一対の周壁部61を備え、周壁部61は、上側ケース体80(ハウジング50)に設けられた第1の保持部85と、コンバイナ60を挟んで第1の保持部85と少なくとも対向配置されるフレーム部材70とによって挟持されることにより、利用者B側からコンバイナ60を正視したときのコンバイナ60の左右に位置する周壁部61が第1の保持部85とフレーム部材70とで固定保持されるので、自動二輪車走行中の振動の影響を受けて、コンバイナ60自体が左右に振動する虞がなくなり、利用者Bが視認する表示像Vの表示ぶれを極力抑制することが可能となる。
また本実施形態では、コンバイナ60は、その表示器10側に位置する下端部64が上側ケース体80(ハウジング50)に設けられた第2の保持部86と、コンバイナ60を挟んで第2の保持部86と対向配置されるフレーム部材70の壁部72とによって挟持されることにより、利用者B側からコンバイナ60を正視したときのコンバイナ60の左右に位置する周壁部61に加えて、コンバイナ60の下側に位置する下端部64が各保持部85、86(上側ハウジング80)とフレーム部材70とで固定保持されるので、自動二輪車走行中の振動の影響を受けて、コンバイナ60自体が振動する虞がなくなり、利用者Bが視認する表示像Vの表示ぶれをより確実に防止することが可能となる。
なお、本実施形態では、コンバイナ60は、その一対の周壁部61側が一対の第1の保持部85と一対の立壁部71とによって挟持されるものであったが、例えばここでの詳細図示は省略するが、一対の周壁部61側(コンバイナ60の一方の面P1)と一対の第1の保持部85と間に柔軟性を有するクッション材等の弾性部材を配置する構成としてもよい。
このように構成することで、例えばコンバイナ60の一方の面P1や他方の面P2が非球面形状であったとしても、第1の保持部85とコンバイナ60の一方の面P1とを良好に密着させることが可能となり、また自動二輪車走行時の振動が前記弾性部材にて吸収されてコンバイナ60側には伝わりにくくなるというメリットもある。なお、前記弾性部材は、一対の立壁部71とコンバイナ60の他方の面P2との間に配置してもよいし、第1の保持部85と一方の面P1との間、並びに一対の立壁部71と他方の面P2との間に配置してもよい。
10 表示器
20 反射ミラー
30 回路基板
40 樹脂ケース
42 開口窓部
50 ハウジング
60 コンバイナ
61 一対の周壁部
61a 曲面部
62 他方の一対の周壁部
63 孔部
70 フレーム部材
71 一対の立壁部
72 壁部
73、75 窪み部
74、76 ネジ孔
80 上側ケース体
81 透光性カバー
82 前面壁部
83 平板部
84 貫通孔部
85 第1の保持部
85a、86a ボス部
86 第2の保持部
87 底壁部
90 下側ケース体
91 側壁部
P1 一方の面
P2 他方の面
V 表示像(虚像)

Claims (2)

  1. 表示光を発する表示器と、
    前記表示器を収納するハウジングとを備え、
    前記表示光をコンバイナにて反射させ、この反射によって得られた表示像を車両の利用者に視認させる車両用ヘッドアップディスプレイ装置において、
    前記コンバイナは、前記車両の幅方向と略直交する方向に延びる一対の周壁部を備え、
    前記周壁部は、前記ハウジングに設けられた第1の保持部と、前記コンバイナを挟んで前記第1の保持部と少なくとも対向配置されるフレーム部材とによって挟持されることを特徴とする車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記コンバイナは、その前記表示器側に位置する下端部が前記ハウジングに設けられた第2の保持部と、前記コンバイナを挟んで前記第2の保持部と対向配置される前記フレーム部材の壁部とによって挟持されることを特徴とする請求項1記載の車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
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