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JP2018194296A - 有色液検知装置の自己診断方法 - Google Patents

有色液検知装置の自己診断方法 Download PDF

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JP2018194296A
JP2018194296A JP2017095211A JP2017095211A JP2018194296A JP 2018194296 A JP2018194296 A JP 2018194296A JP 2017095211 A JP2017095211 A JP 2017095211A JP 2017095211 A JP2017095211 A JP 2017095211A JP 2018194296 A JP2018194296 A JP 2018194296A
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裕二 熊倉
Yuji Kumakura
裕二 熊倉
達也 川端
Tatsuya Kawabata
達也 川端
伸彦 小西
Nobuhiko Konishi
伸彦 小西
政和 八木
Masakazu Yagi
政和 八木
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Abstract

【課題】 作業員が複数ある検知装置の各素子等を個別に検査することなく、有色液検知装置の異常の有無を自己診断できる方法を提供する。【解決手段】 被検査液又基準液が導入される多面筒状体からなる水槽10と、水槽の異なる面に配置された第1光源16、第2光源17と、第1光源16と対向する水槽10の面に配置された第1センサ18と、第2光源17と対向する水槽10の面に配置された第2センサ19と、第1光源16、第2光源17をオン/オフ制御すると共に、第1センサ18と第2センサ19からの出力が入力される制御装置20とを備え、制御装置20は、水槽10内に基準液を導入し、第1光源16、第2光源17をオン/オフ制御した時の第1センサ18と第2センサ19の出力に基づき、有色液検知装置1の故障の有無を検出する。【選択図】 図1

Description

この発明は、濁度計等の有色液検知装置の自己診断方法に関し、特に、2つの光源と2つのセンサを備え、基準液を用いて、有色液検知装置の異常の有無を自己診断することに特徴を有するものである。
従来から、工業用水、工場排水、河川水、空調用冷却水等の汚濁度を計測するのに濁度計が広く用いられている。
濁度計としては、散乱光・透過光測定方式が知られている。この濁度計においては、透過光及び散乱光の各測定系の窓ガラスに汚れ具合のばらつきがある場合や、2つの受光素子間の特性にばらつきがある場合には、正しい濁度が計測できない。
そこで、発光素子や受光素子の特性のばらつき、各受光素子側の窓ガラスの汚れ具合の違い等に関係なく、正確に流体の濁度を計測する濁度計が提案されている(特許文献1参照)。
この特許文献1に開示されている濁度計は、90°ずつ角度がずれて配置された2つの発光器と2つの受光器を備える。90°ずれて配置された2個の発光器からの光を流体に投射し、流体からの透過光及び流体中の懸濁物質により散乱した散乱光を、90°ずれて配置された2個の受光器でそれぞれ受光し、得られた受光出力の散乱光の積と透過光の積との比から流体中の懸濁物質の濃度を計測している。
この特許文献1の濁度計では、散乱光の積と透過光の積の比をとることで、各発光器、受光器、窓ガラス等の光学系を含む特性を含まずに、光の透過率と反射率の比率を求めることができ、これを流体中に含まれる懸濁物質の濃度データとして計測、利用できる。この結果、各発光器、受光器の素子の特性のばらつき、窓ガラスの汚れ具合の違い等に関係なく、流体の濁度を計測することができる。
特開平7−209184号公報
上記した特許文献1に記載の濁度計では、各発光器、受光器の素子が正常に動作していれば、流体の濁度を計測することはできる。しかし、各発光器、受光器の素子の何れか一つでも故障が生じた場合には、正確な濁度を計測することはできない。特に、工場排水等の濁度を長期にわたり連続的に計測して、排水内の懸濁物質を管理し、排水を制御するシステムにおいては、各発光器、受光器の素子に故障が生じた場合の対策を取る必要がある。しかし、上記した特許文献1のものでは、各発光器、受光器の素子の故障を検出するには、作業員が濁度計の各素子等の故障の有無を個別に検査する必要がある。
この発明は、作業員が複数ある濁度計の各素子等を個別に検査することなく、濁度計等の有色液検知装置の異常の有無を自己診断できる方法を提供することを課題とする。
本発明には、前記のような課題を解決するため、被検査液又は無色透明の基準液が導入される多面筒状体からなる水槽と、この水槽の異なる面に配置された第1光源、第2光源と、この第1光源と対向する水槽の面に配置された第1センサと、前記第2光源と対向する水槽の面に配置された第2センサと、前記第1光源、第2光源をオン/オフ制御すると共に、前記第1センサと第2センサからの検出出力が入力される制御装置とを備えた有色液検知装置の自己診断方法であって、前記制御装置は、水槽内に基準液を導入し、前記第1光源をオンし第2光源をオフした時の第1センサと第2センサの検出出力、前記第2光源をオンし第1光源をオフした時の第1センサと第2センサの検出出力に基づき、第1光源、第2光源、第1センサ、第2センサのいずれかの故障の有無を検出することを特徴とする。
また、前記制御装置は、第1光源がオンの時、第1センサの検出出力がハイ、第2センサの検出出力が0、第2光源がオンのとき、第2センサの検出出力がハイ、第1センサの検出出力が0の場合は、有色液検知装置は正常と判断し、それ以外の場合には、異常と判断する。
また、被検査液又は無色透明の基準液が導入される多面筒状体からなる水槽と、この水槽の異なる面に配置された第1光源、第2光源と、この第1光源と対向する水槽の面に配置された第1センサと、前記第2光源と対向する水槽の面に配置された第2センサと、前記第1光源、第2光源をオン/オフ制御すると共に、前記第1センサと第2センサからの検出出力が入力される制御装置とを備えた有色液検知装置の自己診断方法であって、前記制御装置は、水槽内に懸濁物質を含有する被検査液を導入し、前記第1光源をオンし第2光源をオフした時の第1センサと第2センサの検出出力、前記第2光源をオンし第1光源をオフした時の第1センサと第2センサの検出出力に基づき、第1光源、第2光源、第1センサ、第2センサのいずれかの故障の有無を検出することを特徴とする。
また、前記制御装置は、第1光源がオンの時、第1センサの検出出力がハイ、第2センサの検出出力がロー、第2光源がオンのとき、第2センサの検出出力がハイ、第1センサの検出出力がローの場合は、有色液検知装置は正常と判断し、それ以外の場合には、異常と判断する。
また、前記制御装置は、第1光源がオンの時、第1センサの検出出力が0、第2センサの検出出力が0、第2光源がオンのとき、第2センサの検出出力がハイ、第1センサの検出出力がローの場合は、第1光源が異常と判断する。
前記制御装置は、第1光源がオンの時、第1センサの検出出力がハイ、第2センサの検出出力がロー、第2光源がオンのとき、第2センサの検出出力が0、第1センサの検出出力が0の場合は、第2光源が異常と判断する。
前記制御装置は、第1光源がオンの時、第1センサの検出出力が0、第2センサの検出出力がロー、第2光源がオンのとき、第2センサの検出出力がハイ、第1センサの検出出力が0の場合は、第1センサが異常と判断する。
前記制御装置は、第1光源がオンの時、第1センサの検出出力がハイ、第2センサの検出出力が0、第2光源がオンのとき、第2センサの検出出力が0、第1センサの検出出力がローの場合は、第2センサが異常と判断する。
この発明の有色液検知装置の自己診断方法は、被検査液又は無色透明の基準液が導入される多面筒状体からなる水槽と、この水槽の異なる面に配置された第1光源、第2光源と、この第1光源と対向する水槽の面に配置された第1センサと、前記第2光源と対向する水槽の面に配置された第2センサと、前記第1光源、第2光源をオン/オフ制御すると共に、前記第1センサと第2センサからの検出出力が入力される制御装置とを備え、前記制御装置は、水槽内に基準液を導入し、前記第1光源をオンし第2光源をオフした時の第1センサと第2センサの検出出力、前記第2光源をオンし第1光源をオフした時の第1センサと第2センサの検出出力に基づき、第1光源、第2光源、第1センサ、第2センサのいずれかの故障の有無を検出することができる。このように、制御装置により、有色液検知装置の故障の有無を自己診断できるので、作業員が現場に行かなくても複数の有色液検知装置の各素子等を個別に検査することなく、異常の有無を自己診断することができ、メンテナンスが容易になる。
本発明に用いられる有色液検知装置の構成を示す模式図である。 参考例の有色液検知装置の構成を示す模式図である。
次に、本発明の実施形態に係る有色液検知装置の自己診断方法を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明に係る有色液検知装置の自己診断方法は、下記の実施形態に示したものに限定されず、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
図1は、本発明の有色液検知装置の自己診断方法に用いられる有色液検知装置1の構成図であり、例えば、雨水槽に流出したソリブル(水溶性切削油)を検知するものである。
有色液検知装置1は、多面筒状体として四角筒状体の水槽10と、水槽10に設けられた給液管11と、給液管11に設けられた給液バルブ12と、水槽10に設けられた排液管13と、排液管13に設けられた排液バルブ14とを備える。尚、多面筒状体としては、四角筒状体に限らず、六角筒状体、八角筒状体等種々の多面筒状体を用いることができる。
給液バルブ12を制御して、給液管11から水槽10内に工業用水、工場排水、河川水、空調用冷却水、雨水等の懸濁物質を含有する被検査液や基準液が導入される。
また、排液バルブ14を制御し、水槽10内の懸濁物質を含有する被検査液や基準液を排液管13から排出する。
水槽10には、90°ずつ角度がずれた面の位置に透明窓15a〜15dが設けられている。透明窓15aには白色LEDからなる第1光源16が設けられ、この透明窓15aと90°角度がずれた透明窓15bには白色LEDからなる第2光源17が設けられている。
透明窓15aと対向する透明窓15cに水槽10内に給液された液体の色度や濁度を検知するRGBセンサからなる第1センサ18が設けられる。透明窓15bと対向する透明窓15dに自己診断の際に用いるRGBセンサからなる第2センサ19が設けられる。尚、第1センサ18を自己診断用、第2センサ19を色度や濁度を検知するセンサとして用いてもよい。
第1センサ18には、第1光源16からの透過光と水槽10内の被検査液中の懸濁物質による第2光源17からの散乱光が与えられる。第2センサ19には、第2光源17からの透過光と水槽10内の被検査液中の懸濁物質による第1光源16からの散乱光が与えられる。
主にマイクロコンピュータにより構成される制御装置20は、第1光源16と第2光源17のオン・オフ制御を行う。また、制御装置20は、給液バルブ12、排液バルブ14の開閉動作を制御し、水槽10内に懸濁物質を含有する被検査液や基準液の給液、水槽10内に存在する液体の排出を制御する。
制御装置20には、第1センサ18、第2センサ19からの出力が与えられる。第1センサ18からの出力により、制御装置20は、濁度と色度を検出する際には、赤色(R)成分、緑色(G)成分及び青色(B)成分の3成分に分解して、各成分の出力と記憶装置21に格納された色度テーブルと濁度テーブルとを比較して、濁度と色度を算出する。算出した濁度と色度は、記憶装置21に格納されると共に、出力装置22に出力される。制御装置20は、水槽10内に図示しない雨水槽から導入された雨水の濁度と色度を算出し、算出した濁度と色度により、雨水にソリブルが混入することを検知すると、出力装置22から雨水にソリブルが混入したことを知らせる警報信号等を出力する。この警報信号等により、雨水の排水を遮断する等の対策をとればよい。
また、制御装置20は、第1センサ18からの出力を赤色(R)成分、緑色(G)成分及び青色(B)成分に基づく画像信号として記憶装置21に時間情報共に格納し、記憶装置21から画像情報を出力し、各時間における水槽10内の液体の画像を確認できるように構成している。
出力装置22は、制御装置20で算出した濁度と色度をモニタ等に表示する。さらに、自己診断時には、診断結果を表示すると共に、装置に異常がある場合には、異常発生を通知する。
また、制御装置20は、自己診断時には、第1センサ18と第2センサ19からのそれぞれの出力により、検知出力強度を算出する。
本発明において、使用する基準液は、無色透明の液体であり、この実施形態では、基準液として水道水を用いている。そして、被検査液としては雨水槽に溜まった雨水を用いている。この雨水には、土砂や大気からの降下物等の汚濁物質が混入する。そして、工場内の雨水槽には、ソリブルが混入する場合もある。ソリブルが混入した雨水は、河川等には排水することはできない。ソリブルの混入を検出すると前述したように、制御装置20は、出力装置22から警報信号等を出力させ、排水を遮断させる。
本発明の有色液検知装置1は、制御装置20が給液バルブ12を開き、水道水を給液管11から水槽10内に導入し、水槽10内を洗浄する。洗浄後、排液バルブ14を開き、水槽10内の水道水を排液管13から排出する。この動作を数回繰り返し、水槽10内と透明窓15a〜15dを清掃する。
続いて、制御装置20が給液バルブ12を開き、基準液として水道水を水槽10内に導入する。使用する水道水は、色度が0で透過度100%である。制御装置20は、第1光源16を点灯させ、第1センサ18をリセットする。同様に、制御装置20は、第2光源17を点灯させ、第2センサ19をリセットする。
リセット後、排液バルブ14を開き、水槽10内の水道水を排液管13から排出する。その後、有色液検知が行われる。
有色液検知動作は、給液バルブ12を開き、被検査対象となる液体を水槽10内に導入する。この実施形態では、雨水槽に溜まった雨水を検査する。水槽10内に雨水を導入した後、制御装置20は、第1光源16を点灯させ、雨水を透過した光を第1センサ18に与える。透過光が与えられた第1センサ18からの検出出力が制御装置20に与えられる。制御装置20は、濁度と色度を検出する際には、赤色(R)成分、緑色(G)成分及び青色(B)成分の3成分に分解して、各成分の出力と記憶装置21に格納された色度テーブルと濁度テーブルとを比較して、濁度と色度を算出する。算出した濁度と色度は、記憶装置21に格納されると共に、出力装置22に出力される。
雨水にソリブルが混入し、第1光源16からの透過光が所定値以下になり、第1センサ18からの透過光による出力が殆どなくなると、制御装置20は、第1光源16をオフにし、第2光源17を点灯させる。第2光源17を点灯させることで、第1センサ18には、散乱光が与えられる。この散乱光による第1センサ18からの検出出力が制御装置20に与えられる。制御装置20は、濁度と色度を検出する際には、赤色(R)成分、緑色(G)成分及び青色(B)成分の3成分に分解して、各成分の出力と記憶装置21に格納された色度テーブルと濁度テーブルとを比較して、濁度と色度を算出する。
水槽10内に導入された雨水が透過しない位混濁した場合には、この懸濁物質がソリブルであるか否かを確認するため、懸濁物質による散乱光を第1センサ18に与え混濁したものがソリブルか否か判断する。そして、ソリブルであると検出すると制御装置20は、出力装置22より警報信号を発するように制御する。
このような装置を工場内の雨水槽に溜まった雨水を排水するシステムに用いる場合には、安定して長期にわたり、連続的に検知装置が正常に動作することが必要である。このため、定期的に検知装置の各素子に異常が有無を検出する必要がある。そこで、この発明は、自己診断が可能な装置を提供している。
自己診断を行う場合には、水槽10内に基準液である水道水を導入し、その水道水の透過光を検出することで、第1光源16、第2光源17と第1センサ18、第2センサ19の異常の有無を検知する。
この自己診断による第1光源16、第2光源17をオン/オフした場合の第1センサ18と第2センサ19の出力をそれぞれ制御装置20に入力し、第1センサ18、第2センサ19の出力によりシステムの異常の有無を制御装置20が検出する。
表1に、水槽10に導入する液体と第1光源16,第2光源17のオン/オフと第1センサ18、第2センサ19の出力との関係を示している。
Figure 2018194296
まず、水道水を水槽10内に導入し、第1光源16、第2光源17をオン/オフする。水道水は、散乱光はないので、透過光のみ第1センサ18、第2センサ19に与えられることになる。
第1センサ18、第2センサ19と対向する光源がオンした場合、両者が正常の場合には、該当するセンサの出力がハイ(High)となる。オンした光源と90°ずれた位置にあるセンサの出力は(0)となる。この関係から第光源16、第2光源17、第1センサ18、第2センサ19の異常の有無が検出できる。
表1の(1)の状態が正常で、(2)〜(5)がいずれかの素子が異常であり、システム異常の状態を示している。
すなわち、第1光源16をオン状態にした場合、第1センサ18はハイ(High)となる。表1の(2)と(4)の状態は、システム異常であり、第1光源16又は第1センサ18が異常であることが分かる。(1)と(3)と(5)の状態は第1光源16と第1センサ18は正常であることが分かる。
続いて、第2光源17をオン状態にした場合、第2センサ19はハイ(High)となる。表1の(3)と(5)の状態は、システム異常であり、第2光源17又は第2センサ19が異常であることが分かる。(1)と(2)と(4)の状態は第2光源17とは第2センサ19は正常であることが分かる。
よって、(1)以外の場合には、光源若しくはセンサのいずれかの素子が異常であり、検知装置の正常の動作が行えない。(2)〜(5)の出力を制御装置20が検出すると、システム異常として警告信号を出し、メンテナンスを行うように指示する。システム異常の警告信号が制御装置20から出されるまでは、水槽10に作業員が行くことなく、システムの自己診断が行える。
上記したように、水道水を用いた自己診断であれば、システム異常は検出できる。さらに、懸濁物質を含有する被検査液、例えば、雨水を用いると、第1光源16、第2光源17と第1センサ18、第2センサ19のそれぞれの異常の有無を検知することができる。
そこで、水槽10内の水道水を排水し、水槽10内に雨水を導入し、雨水の中の懸濁物質による散乱光を用いて、システムの異常を測定することになる。
(2)の状態において、第1光源17をオンにした状態で、散乱光により第2センサ18にロー(Low)の出力があると、第1光源16が異常の状態と判別できる。
(3)の状態において、第1光源16オンにした状態で、散乱光により第2センサ19にロー(Low)の出力があると、第2光源17が異常の状態と判別できる。
(4)の状態において、第1光源16をオンにした状態で、散乱光により第2センサ19にロー(Low)の出力があると、第1センサ18が異常の状態と判別できる。
(5)の状態において、第2光源17をオンにした状態で、散乱光により第1センサ18にロー(Low)の出力があると、第2センサ19が異常の状態と判別できる。
このように、雨水を用いて検査することにより、第1光源16、第2光源17、第1センサ18、第2センサ19のいずれが異常であるかを判別することができ、システム異常の詳細を把握することができる。
また、水槽10内を清掃直後の正常データを記憶装置内に保存し、自己診断時のセンサの出力信号と比較することで、水槽10内の汚れも監視できる。また、この汚れに基づく出力により、記憶装置21に格納された色度テーブルと濁度テーブルを校正することにより、検知精度を向上させることができる。
次に、本発明の参考例を図2に示す。図2に示す検知装置は、診断用RGBセンサを設けていない以外は、図1の装置と同様である。自己診断を行う場合には、水槽10内に基準液である水道水を導入し、その水道水の透過光を検出することで、第1光源16、第2光源17と検知センサとしての第1センサ18の異常の有無を検知する。
この自己診断による第1光源16、第2光源17をオン/オフした場合の第1センサ18の出力をそれぞれ制御装置20に入力し、第1センサ18の出力によりシステムの異常の有無を制御装置20が検出する。
表2に、水槽10に導入する液体と第1光源16、第2光源17のオン/オフと第1センサ18の出力との関係を示している。
Figure 2018194296
まず、水道水を水槽10内に導入し、第1光源16、第2光源17をオン/オフする。水道水は、散乱光はないので、透過光のみ第1センサ18に与えられることになる。
第1センサ18に対向する第1光源16がオンした場合に、両者が正常の場合には、透過光を受光する第1センサ18の出力がハイ(High)となる。この関係から第1光源16、第1センサ18の異常の有無が検出できる。しかし、第1センサ18と90°ずれた位置にある第2光源17がオンした場合の出力は(0)となる。即ち、第2光源17のオン/オフに関わらず、第1センサ18の出力が(0)になり、第2光源17の異常の有無を判断できない。
そこで、水槽10内の水道水を排水し、水槽10内に懸濁物質を含有する被検査液、例えば、雨水を導入し、雨水の中の懸濁物質による散乱光を用いて、システムの異常を測定することになる。
第2光源17をオンにした状態で、散乱光により第1センサ18がロー(Low)の出力があると、システムの正常、異常を判別することができる。表2の(1)の状態が正常で、(2)〜(4)の状態が異常であることが分かる。
(2)の状態では、第1光源16が異常であることが分かり、(3)の状態では、第2光源17が異常であることが分かる。しかし、(4)の状態では、第1センサ18の異常か、第1光源16と第2光源17の双方の異常、第1センサ18と第1光源16、第2光源17の全ての異常かであり、センサ異常なのか光源異常なのかは判別することができない。
このように、参考例では、雨水によりシステムの異常を検出することになるが、具体的な異常発生箇所を判別することができない場合が生じる。
これに対して、上記した表1に示すように、本願発明では、基準液だけでシステムの異常を判断することができる。さらに、より具体的な異常箇所を判別する場合には、懸濁物質を含有する被検査液、例えば雨水を用いた自己診断を行えばよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 :有色液検知装置
10 :水槽
11 :給液管
12 :給液バルブ
13 :排液管
14 :排液バルブ
15a〜15d :透明窓
16 :第1光源
17 :第2光源
18 :第1センサ
19 :第2センサ
20 :制御装置
21 :記憶装置
22 :出力装置

Claims (8)

  1. 被検査液又は無色透明の基準液が導入される多面筒状体からなる水槽と、この水槽の異なる面に配置された第1光源、第2光源と、この第1光源と対向する水槽の面に配置された第1センサと、前記第2光源と対向する水槽の面に配置された第2センサと、前記第1光源、第2光源をオン/オフ制御すると共に、前記第1センサと第2センサからの検出出力が入力される制御装置とを備えた有色液検知装置の自己診断方法であって、
    前記制御装置は、水槽内に基準液を導入し、前記第1光源をオンし第2光源をオフした時の第1センサと第2センサの検出出力、前記第2光源をオンし第1光源をオフした時の第1センサと第2センサの検出出力に基づき、第1光源、第2光源、第1センサ、第2センサのいずれかの故障の有無を検出することを特徴とする有色液検知装置の自己診断方法。
  2. 請求項1に記載の有色液検知装置の自己診断方法において、前記制御装置は、第1光源がオンの時、第1センサの検出出力がハイ、第2センサの検出出力が0、第2光源がオンのとき、第2センサの検出出力がハイ、第1センサの検出出力が0の場合は、有色液検知装置は正常と判断し、それ以外の場合には、異常と判断することを特徴とする有色液検知装置の自己診断方法。
  3. 被検査液又は無色透明の基準液が導入される多面筒状体からなる水槽と、この水槽の異なる面に配置された第1光源、第2光源と、この第1光源と対向する水槽の面に配置された第1センサと、前記第2光源と対向する水槽の面に配置された第2センサと、前記第1光源、第2光源をオン/オフ制御すると共に、前記第1センサと第2センサからの検出出力が入力される制御装置とを備えた有色液検知装置の自己診断方法であって、
    前記制御装置は、水槽内に懸濁物質を含有する被検査液を導入し、前記第1光源をオンし第2光源をオフした時の第1センサと第2センサの検出出力、前記第2光源をオンし第1光源をオフした時の第1センサと第2センサの検出出力に基づき、第1光源、第2光源、第1センサ、第2センサのいずれかの故障の有無を検出することを特徴とする有色液検知装置の自己診断方法。
  4. 請求項3に記載の有色液検知装置の自己診断方法において、前記制御装置は、第1光源がオンの時、第1センサの検出出力がハイ、第2センサの検出出力がロー、第2光源がオンのとき、第2センサの検出出力がハイ、第1センサの検出出力がローの場合は、有色液検知装置は正常と判断し、それ以外の場合には、異常と判断することを特徴とする有色液検知装置の自己診断方法。
  5. 請求項3に記載の有色液検知装置の自己診断方法において、前記制御装置は、第1光源がオンの時、第1センサの検出出力が0、第2センサの検出出力が0、第2光源がオンのとき、第2センサの検出出力がハイ、第1センサの検出出力がローの場合は、第1光源が異常と判断することを特徴とする有色液検知装置の自己診断方法。
  6. 請求項3に記載の有色液検知装置の自己診断方法において、前記制御装置は、第1光源がオンの時、第1センサの検出出力がハイ、第2センサの検出出力がロー、第2光源がオンのとき、第2センサの検出出力が0、第1センサの検出出力が0の場合は、第2光源が異常と判断することを特徴とする有色液検知装置の自己診断方法。
  7. 請求項3に記載の有色液検知装置の自己診断方法において、前記制御装置は、第1光源がオンの時、第1センサの検出出力が0、第2センサの検出出力がロー、第2光源がオンのとき、第2センサの検出出力がハイ、第1センサの検出出力が0の場合は、第1センサが異常と判断することを特徴とする有色液検知装置の自己診断方法。
  8. 請求項3に記載の有色液検知装置の自己診断方法において、前記制御装置は、第1光源がオンの時、第1センサの検出出力がハイ、第2センサの検出出力が0、第2光源がオンのとき、第2センサの検出出力が0、第1センサの検出出力がローの場合は、第2センサが異常と判断することを特徴とする有色液検知装置の自己診断方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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