[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2018154199A - 船舶 - Google Patents

船舶 Download PDF

Info

Publication number
JP2018154199A
JP2018154199A JP2017051763A JP2017051763A JP2018154199A JP 2018154199 A JP2018154199 A JP 2018154199A JP 2017051763 A JP2017051763 A JP 2017051763A JP 2017051763 A JP2017051763 A JP 2017051763A JP 2018154199 A JP2018154199 A JP 2018154199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ship
stern
inclined surface
air
air blowing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017051763A
Other languages
English (en)
Inventor
山田 智之
Tomoyuki Yamada
智之 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2017051763A priority Critical patent/JP2018154199A/ja
Priority to KR1020180029052A priority patent/KR20180106904A/ko
Publication of JP2018154199A publication Critical patent/JP2018154199A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B1/00Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
    • B63B1/32Other means for varying the inherent hydrodynamic characteristics of hulls
    • B63B1/34Other means for varying the inherent hydrodynamic characteristics of hulls by reducing surface friction
    • B63B1/38Other means for varying the inherent hydrodynamic characteristics of hulls by reducing surface friction using air bubbles or air layers gas filled volumes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B1/00Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
    • B63B1/02Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement
    • B63B1/04Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with single hull
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T70/00Maritime or waterways transport
    • Y02T70/10Measures concerning design or construction of watercraft hulls

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

【課題】船舶において、プロペラへの流入する気泡の流入量を減少して振動の発生や効率の悪化を抑制する。【解決手段】船底13の空気吹き出し部36から水中に空気を吹き出す摩擦低減装置31が搭載される船舶において、船底13は、少なくとも空気吹き出し部36より船尾12側に船尾12側に向けて喫水が深くなる船底傾斜面61が設けられ、左舷14及び右舷15は、船幅方向Yの中心から外側に延出する船尾12側の船体断面線角度αが水平面に対して30度以下に設定される左舷傾斜面71及び右舷傾斜面72が設けられる。【選択図】図2

Description

本発明は、船体に作用する摩擦抵抗を低減する摩擦低減装置を備える船舶に関するものである。
船舶の船体に作用する摩擦抵抗を低減する技術として、空気(気泡)を水中に吹き出して船体の表面を気泡で覆うものが知られている。この船体摩擦抵抗低減装置は、気体室(エアチャンバ)に気体供給管が接続されると共に、気体室における船底の外板部に複数の空気噴出口が設けられ、気体室の気体供給管の接続部と各空気噴出口との間にバッフルプレートを配設したものとなっている。そのため、気体供給管から気体室に供給された空気がバッフルプレートに衝突して拡散され、各空気噴出口から水中へほぼ一様な状態で噴出される。このような船体摩擦抵抗低減装置としては、例えば、下記特許文献1に記載されているものがある。
特開2007−246041号公報
ところで、一般的に、排水量型の商船は、載荷状態でイーブンキールを前提に設計、建造がなされており、船底は、この載荷状態で水面に対して平行となっている。例えば、コンテナ船は、載荷状態にて、コンテナを案内するコンテナガイドレールが甲板に鉛直方向に沿って設置されており、コンテナをスムーズに積み込めることができる。また、LNG船やLPG船などのタンカーは、タンクに貯留される液体が甲板と平行になるようにタンクが設置されている。そのため、いずれの船舶であっても、載荷状態にて、船底は水面に対して水平で設計されている。そして、船舶が所定速度で運航すると、船底流速による負圧で、船体は沈下すると共に船首側の沈下量が大きくなり、船首下げの状態で航走している。
船体摩擦抵抗低減装置は、空気を船底に設けられた吹き出し口から水中へ噴出し、吹き出された気泡が船底の表面から離れることなく、船尾側に流れることで広い範囲にわたって摩擦抵抗を低減することが望ましい。ところが、上述したように一般的な船舶は、載荷状態にて、船底が水面に対して水平であり、航走状態では、船尾側に対して船首側が沈下した船首下げの状態となる。そのため、吹き出し口から水中へ吹き出された気泡は、船尾側に流れると共に船底の表面から離れてしまい、プロペラに流入しやすくなる。すると、プロペラの翼面に気泡が到達することで、キャビテーションが増大して振動が発生すると共にエロージョンが発生してしまう。また、プロペラに気泡が流入すると、船殻効率やプロペラ効率が悪化してしまうという問題がある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、空気潤滑による摩擦抵抗低減効果を確保しつつ、プロペラへ流入する気泡の流入量を減少して振動の発生や効率の悪化を抑制する船舶を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の船舶は、船底の空気吹き出し部から外部に空気を吹き出す摩擦低減装置が搭載される船舶において、前記船底は、少なくとも前記空気吹き出し部より船尾側に前記船尾側に向けて喫水が深くなる船底傾斜面が設けられ、船尾縦断面形状は、船幅方向の中心から外側に延出する船尾側の船側角度が水平面に対して30度以下に設定される船尾傾斜面が設けられる、ことを特徴とするものである。
従って、空気が空気吹き出し部から水中に吹き出されると、この空気が多数の気泡となって船底の表面に沿って船尾側に流れる。このとき、船底に船尾側に向けて喫水が深くなる船底傾斜面が設けられていることから、多数の気泡は、船尾側に流れにくくなり、気泡の密度が高くなり、摩擦抵抗低減効果の向上を図ることができる。また、船側における船幅方向の中心から外側に延出する船尾側の船側角度が水平面に対して30度以下の船尾傾斜面が設けられていることから、多数の気泡は、船幅方向におけるセンターライン側に流れにくくなり、プロペラへ流入する気泡の流入量を減少してキャビテーションの増大による振動の発生を抑制することができると共に、エロージョンの発生を抑制することができ、また、船殻効率やプロペラ効率の悪化を抑制することができる。
本発明の船舶では、前記船尾傾斜面は、舵軸心から船首側に水線間長の15%移行した位置で、且つ、船幅方向の中心から外側に船幅の25%移行した位置で、前記船側角度が水平面に対して30度以下に設定されることを特徴としている。
従って、船尾傾斜面の船側角度が30度以下に設定される位置を限定することで、空気吹き出し部から水中に吹き出された空気の気泡がこの船尾傾斜面に案内されて幅方向における外方側に流れやすくなり、プロペラへ流入する気泡の流入量を減少させることができる。
本発明の船舶では、前記船尾傾斜面は、前記船側角度が水平面に対して−10度以上に設定されることを特徴としている。
従って、船尾傾斜面の船側角度を所定範囲内に設定することで、プロペラへ流入する気泡の流入量を減少させるだけでなく、船殻効率やプロペラ効率の悪化を約制することができる。
本発明の船舶では、前記空気吹き出し部は、船長の中間位置より船首側に設けられ、前記船底傾斜面は、舵軸心から船首側に水線間長の10%移行した位置から、舵軸心から船首側に水線間長の90%移行した位置との間の領域に設けられることを特徴としている。
従って、船底傾斜面を船長方向における最適領域に設けることで、気泡の拡散を抑制して摩擦抵抗低減効果の向上を図ることができる。
本発明の船舶では、前記船底傾斜面は、船長方向に沿って水線間長の20%以上の領域に設けられることを特徴としている。
従って、船長方向における船底傾斜面の領域の長さを設定することで、気泡の拡散を抑制して摩擦抵抗低減効果の向上を図ることができる。
本発明の船舶では、前記船底傾斜面は、船長方向に沿う喫水線に対して、0.001度から2度の傾斜角度に設定されることを特徴としている。
従って、船底傾斜面の最適な傾斜角度の領域を設定することで、造波抵抗、粘性圧力抵抗の増加を抑制しながら、粘性摩擦抵抗低減効果の向上を図ることができる。
本発明の船舶では、前記船底傾斜面は、幅が船幅の30%以上の領域に設けられることを特徴としている。
従って、船底傾斜面を船長方向における最適領域に設けることで、気泡の拡散を抑制して摩擦抵抗低減効果の向上を図ることができる。
本発明の船舶では、前記船底における前記船底傾斜面より船首側に船長方向に沿って喫水が一定な船首側水平面が設けられることを特徴としている。
従って、船底傾斜面より船首側に船首側水平面を設けることで、造波抵抗、粘性圧力抵抗の増加を抑制しながら、粘性摩擦抵抗低減効果の向上を図ることができる。
本発明の船舶では、前記船底における前記船底傾斜面より船尾側に船長方向に沿って喫水が一定な船尾側水平面が設けられることを特徴としている。
従って、船底傾斜面より船尾側に船尾側水平面を設けることで、造波抵抗、粘性圧力抵抗の増加を抑制しながら、粘性摩擦抵抗低減効果の向上を図ることができる。
本発明の船舶では、前記空気吹き出し部は、船長の中間位置より船首側に設けられる第1空気吹き出し部と、船長の中間位置より船尾側で船幅方向に所定間隔を空けて設けられる複数の第2空気吹き出し部を有することを特徴としている。
従って、船首側に第1空気吹き出し部を設けるだけでなく、第1空気吹き出し部より船尾側に船幅方向の外方側に複数の第2空気吹き出し部を設けることで、プロペラへ流入する気泡の流入量を減少させるだけでなく、船底傾斜面を流れる気泡の流量を増加して摩擦抵抗低減効果の向上を図ることができる。
本発明の船舶によれば、空気潤滑による摩擦抵抗低減効果を確保しつつ、プロペラへの流入する気泡の流入量を減少して振動の発生や効率の悪化を抑制することができる。
図1は、第1実施形態の摩擦低減装置を搭載した船舶の概略側面図である。 図2は、摩擦低減装置を搭載した船舶の概略底面図である。 図3は、摩擦低減装置を搭載した船舶の概略縦断面図である。 図4は、空気供給系統を表す概略図である。 図5は、船尾側から見たプロペラと気泡流動領域との関係を表す概略図である。 図6は、第2実施形態の摩擦低減装置を搭載した船舶の概略側面図である。 図7は、摩擦低減装置を搭載した船舶の概略底面図である。 図8は、第3実施形態の摩擦低減装置を搭載した船舶の概略底面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る船舶の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の摩擦低減装置を搭載した船舶の概略側面図、図2は、摩擦低減装置を搭載した船舶の概略底面図、図3は、摩擦低減装置を搭載した船舶の概略縦断面図、図4は、空気供給系統を表す概略図、図5は、船尾側から見たプロペラと気泡流動領域との関係を表す概略図である。
第1実施形態の船舶は、船長が100m以上の大型船舶であって、例えば、大型石油タンカー(VLCC,ULCC)、LNG船やLPG船、旅客船(カーフェリー)などであり、摩擦低減装置を搭載している。
図1から図3に示すように、船体10は、船首11と、船尾12と、船底13と、左舷14と、右舷15を有している。本実施形態では、船体10の船長方向(前後方向)をX方向、船幅方向(幅方向)をY方向、船高方向(上下方向)をZ方向として表している。そして、CLは、船体10の幅方向におけるセンターラインを表し、WLは、船体10の満載喫水線を表している。
船体10は、船尾12側に隔壁16により機関室17が区画され、この機関室17に主機関(例えば、ディーゼルエンジン)18が配置されている。この主機関18は、推進力を伝達するプロペラ19が駆動連結されている。また、船体10は、船尾12に船体10の方向を制御する舵20が設けられている。
また、船体10は、空気供給機器室21と、船倉22と、甲板23と、甲板暴露部25と、隔壁26と、船底外板27と、船側外板28,29とを有している。空気供給機器室21は、船倉22より船首11側に配置されている。空気供給機器室21と船倉22は、隔壁26により仕切られている。甲板23は、空気供給機器室21及び船倉22の床面を形成している。甲板暴露部25は、例えば、船首11の上甲板であり、空気供給機器室21の上方に配置される。
摩擦低減装置31は、空気供給装置32と、エアクーラ33と、通風筒34と、空気吸い込み口35と、空気吹き出し部36と、海水取入部37と、ポンプ38とを有している。空気吹き出し部36は、船首11側の船底13に配置されている。空気供給装置32及びエアクーラ33は、空気供給機器室21に設置されている。通風筒34及び空気吸い込み口35は、甲板暴露部25に配置されている。通風筒34は、空気供給機器室21に連通され、空気供給機器室21を換気するために用いられる。空気吸い込み口35は空気供給装置32に接続されている。空気供給装置32は、エアクーラ33を介して空気吹き出し部36に接続されている。海水取入部37は、ポンプ38を介してエアクーラ33に接続されている。
船底13は、船体10における船底外板27の平坦な部分(平坦面)に配置されており、船体10のセンターラインCL(船長方向X)に沿って船首11側に延出されると共に、船尾12側に延出され、船幅方向Yに沿って両側に延出されている。空気吹き出し部36と海水取入部37は、船底13における船体10のセンターラインCL上に配置され、海水取入部37が空気吹き出し部36より船首11側に配置されている。空気吹き出し部36は、船幅方向Yに沿って配置されている。
空気供給装置32は、空気吸い込み口35から吸い込んだ空気を加圧し、その加圧された圧縮空気をエアクーラ33から空気吹き出し部36に供給する。ポンプ38は、海水取入部37から取り入れられた海水をエアクーラ33に供給する。エアクーラ33は、海水を用いて圧縮空気を冷却する。エアクーラ33は、例えば、圧縮空気と海水を熱交換する熱交換器である。また、エアクーラ33は、圧縮空気中に海水を散布して圧縮空気を冷却するように構成してもよく、海水中に圧縮空気を吹き出して圧縮空気を冷却するように構成してもよい。空気吹き出し部36は、空気供給装置32から供給された圧縮空気を水中に吹き出す。即ち、船底13の空気吹き出し部36から水中に空気が吹き出され、この吹き出された空気により形成される気泡が平坦面となる船底13の表面に送り出され、この気泡により船底13が覆われることで船体10の摩擦抵抗が低減される。
また、船首11側の船底13に配置された空気吹き出し部36は、図4に示すように、船体10の内部に設けられる複数の気体室41と、この各気体室41内と船体10の外方とを仕切る仕切壁としての船底外板27と、船底外板27に設けられる複数の空気吹き出し口42とを有している。気体室41は、密閉された空間であって、エアクーラ33を介して空気供給装置32が接続されている。複数の空気吹き出し口42は、気体室41から船底外板27を貫通して船体10の外方、つまり、水中に流通する通路である。この複数の空気吹き出し口42は、船底13の船長方向(X方向)に沿うと共に、船幅方向(Y方向)に所定間隔を空けて配置されている。そのため、複数の空気吹き出し口42から水中に吹き出された圧縮空気は、気泡となり、船底13の平坦部を後方に流れると共に幅方向に拡散する。
空気供給装置32は、気体室41と、空気吹き出し口42と、圧縮機43と、主空気供給配管44と、メインチャンバ45と、複数の副空気供給配管(空気供給通路)46とを有している。圧縮機43は、空気取り込み配管47を介して空気吸い込み口35が接続されている。また、圧縮機43は、主空気供給配管44を介してメインチャンバ45が接続されている。この圧縮機43は、例えば、取り込んだ空気を500kPa以上(望ましくは、700kPa〜1300kPa)に加圧することができる。主空気供給配管44は、開閉弁48、流量計49、圧力計50が設けられている。
メインチャンバ45は、圧縮機43により加圧供給された圧縮空気を所定圧の状態で、所定量だけ貯留することができる。このメインチャンバ45は、主空気供給配管44の下流端部が接続されると共に、複数の副空気供給配管46の各上流側他端部がそれぞれ接続されている。この各副空気供給配管46は、下流側端部がそれぞれ気体室41に接続されている。副空気供給配管46は、流量調整弁51と遮断弁52が設けられている。
そのため、開閉弁48を開放して圧縮機43を駆動すると、圧縮機43は、取り込んだ空気を所定圧まで加圧し、主空気供給配管44を通してメインチャンバ45に送り、メインチャンバ45は、圧縮空気を所定圧の状態で貯留する。ここで、流量調整弁51と遮断弁52を開放すると、メインチャンバ45の圧縮空気が各副空気供給配管46を介して各気体室41にそれぞれ供給され、各気体室41に供給された圧縮空気が複数の空気吹き出し口42から水中に吹き出され、気泡となって平坦面となる船底13の表面に沿って船尾12側に流れる。
本実施形態の船舶は、図1及び図2に示すように、船底13において、少なくとも空気吹き出し部36より船尾12側に、船尾12側に向けて喫水が深くなる船底傾斜面61が設けられている。本実施形態では、船底13自体が、船尾12側に向けて喫水が深くなるように所定の傾斜角度θだけ傾斜した船底傾斜面61となっている。即ち、船底傾斜面61である船底13は、満載喫水線WLと平行な水平線WL1に対して、船尾12側に向けて船高方向Zの下方側に所定の傾斜角度θで傾斜している。
但し、船底13の全域を傾斜させて船底傾斜面61を形成する必要はなく、空気吹き出し部36は、船長方向Xの中間位置より船首11側に設けられており、船底傾斜面61は、少なくともこの空気吹き出し部36より船尾12側に設けられていればよい。
例えば、舵軸心の位置P1から、船首11側における船体10の前端と満載喫水線WLとの交点P2までの船長方向Xの長さを水線間長Lとする。このとき、船底傾斜面61は、舵軸心の位置P1から船首11側に水線間長Lの10%だけ移行した位置P3から、舵軸心の位置P1から船首11側に水線間長Lの90%だけ移行した位置P4との間の領域Aに設けられていることが好ましい。なお、船底傾斜面61の形成領域は、位置P1から位置P4までの領域Aに限らず、舵軸心の位置P1から船首11側に水線間長Lの20%だけ移行した位置から、舵軸心の位置P1から船首11側に水線間長Lの80%だけ移行した位置との間の領域に設けられていることが更に好ましい。
また、船底傾斜面61は、船長方向Xに沿って水線間長Lの20%以上の領域に設けられることが好ましい。そして、この船底傾斜面61は、船長方向Xに沿う満載喫水線WL(水平線WL1)に対して、0.001度から2度の傾斜角度θに設定されることが好ましい。この傾斜角度θは、気泡の拡散幅に対する空気吹き出し部36からの長さにより実験に基づいて設定される。好ましくは、0.1度から0.5度の傾斜角度θである。
また、本実施形態の船舶は、図1及び図3に示すように、船側としての左舷14及び右舷15において、船幅方向Yの中心(センターラインCL)から船幅方向Yの外側にそれぞれ延出する船尾12側の船体断面積角度αが水平面に対して30度以下に設定される左舷傾斜面(船尾傾斜面)71及び右舷傾斜面(船尾傾斜面)72が設けられている。
具体的に、船首11側の左舷14及び右舷15は、船底13に対してほぼ鉛直方向に沿った船側外板28,29となっているが、船尾12側の左舷14及び右舷15は、船体10に対して船底13側の幅が狭くなるように傾斜した船側外板28,29となっている。即ち、左舷14及び右舷15は、舵軸心の位置P1から船首11側に水線間長Lの40%だけ移行した位置P5から船尾12側の喫水WLに向けて、幅が狭くなると共にその位置が鉛直方向の上方へ移行することで、左舷傾斜面71及び右舷傾斜面72が形成されている。
左舷14及び右舷15は、舵軸心の位置P1から船首11側に水線間長Lの40%だけ移行した位置P5でほぼ鉛直方向に沿い、この位置P5から船尾12側の喫水WLに向けて、その形状が各傾斜面14a,15a,14b,15b,14c,15c,14d,15d,14e,15e,14f,15fと連続して曲面をなすように変位する左舷傾斜面14及び右舷傾斜面15となっている。そして、左舷傾斜面14及び右舷傾斜面15は、舵軸心の位置P1から船首11側に水線間長Lの15%だけ移行した位置で、且つ、船幅方向Yの中心(センターラインCL)から船幅方向Yの外側に船幅Wの25%移行した位置P11で、船体断面積角度αが水平面に対して30度以下で、−10度以上に設定されている。
ここで、左舷傾斜面14及び右舷傾斜面15である各傾斜面14a,15a,14b,15b,14c,15c,14d,15d,14e,15e,14f,15fは、船幅方向Yの中心(センターラインCL)から船幅方向Yの外側に向けて、その形状が鉛直方向に沿った後、水平方向に屈曲し、再び鉛直方向に沿うように連続的に曲面をなして変位したものとなっており、船幅方向Yの中心(センターラインCL)から船幅方向Yの外側に船幅Wの25%移行した位置P11とは、2個の鉛直形状の間の水平形状の位置である。そして、各各傾斜面14a,15a,14b,15b,14c,15c,14d,15d,14e,15e,14f,15fは、2個の鉛直形状と水平形状を曲線だけにより形成してもよいし、一部に直線を用いて形成してもよい。上述した船体断面積角度αは、舵軸心の位置P1から船首11側に水線間長Lの15%だけ移行した位置の各傾斜面14c,15cに対する位置P11での船幅方向Yに沿う曲線の接線角度、または、直線の角度である。
そのため、圧縮空気が空気吹き出し部36から水中に吹き出されると、この圧縮空気が多数の気泡となって船底13の表面に沿って船尾12側に流れる。このとき、船底13の表面に沿って船尾12側に流れる多数の気泡は、船高方向Zの下方に拡散するが、船底13が船尾12側に向けて喫水が深くなる船底傾斜面61であることから、多数の気泡は、船尾12側に流れにくくなり、気泡の密度(ボイド率)が高くなる。その結果、船体10の摩擦抵抗低減効果が向上する。また、左舷14及び右舷15の船尾12側に左舷傾斜面71及び右舷傾斜面72が設けられていることから、多数の気泡は、左舷傾斜面71及び右舷傾斜面72により船長方向Xに沿って船尾12側に流れてセンターラインCL側に流れにくくなり、図5に示すように、プロペラ19の両側の領域Bに流れ、プロペラ19へ流入する気泡の流入量が減少する。その結果、プロペラ19は、キャビテーションの増大による振動の発生が抑制されると共に、エロージョンの発生が抑制される。
このように第1実施形態の船舶にあっては、船底13の空気吹き出し部36から水中に空気を吹き出す摩擦低減装置31が搭載される船舶において、船底13は、少なくとも空気吹き出し部36より船尾12側に船尾12側に向けて喫水が深くなる船底傾斜面61が設けられ、左舷14及び右舷15は、船幅方向Yの中心から外側に延出する船尾12側の船体断面積角度αが水平面に対して30度以下に設定される左舷傾斜面71及び右舷傾斜面72が設けられる。
従って、空気吹き出し部36から水中に吹き出された空気は、多数の気泡となって船底13の表面に沿って船尾12側に流れる。このとき、船底13に船尾12側に向けて喫水が深くなる船底傾斜面61が設けられていることから、多数の気泡は、船尾12側に流れにくくなって気泡の密度が高くなり、摩擦抵抗低減効果の向上を図ることができる。また、左舷14及び右舷15に左舷傾斜面71及び右舷傾斜面72が設けられていることから、多数の気泡は、船幅方向YにおけるセンターラインCL側に流れにくくなり、プロペラ19へ流入する気泡の流入量を減少してキャビテーションの増大による振動の発生を抑制することができると共に、エロージョンの発生を抑制することができ、また、船殻効率やプロペラ効率の悪化を約制することができる。
第1実施形態の船舶では、左舷傾斜面71及び右舷傾斜面72は、舵軸心の位置P1から船首11側に水線間長Lの15%だけ移行した位置で、且つ、船幅方向Yの中心から外側に船幅Wの25%だけ移行した位置で、船体断面積角度αが水平面に対して30度以下に設定されている。従って、空気吹き出し部36から水中に吹き出された空気の気泡がこの左舷傾斜面71及び右舷傾斜面72に案内されて船幅方向Yにおける外方側に流れやすくなり、プロペラ19へ流入する気泡の流入量を減少させることができる。
第1実施形態の船舶では、左舷傾斜面71及び右舷傾斜面72は、船体断面積角度αが水平面に対して−10度以上に設定されている。従って、プロペラ19へ流入する気泡の流入量を減少させるだけでなく、船殻効率やプロペラ効率の悪化を約制することができる。
第1実施形態の船舶では、空気吹き出し部36を船長方向Xの中間位置より船首11側に設け、船底傾斜面61を舵軸心の位置P1から船首11側に水線間長Lの10%移行した位置P3から、舵軸心の位置P1から船首11側に水線間長Lの90%移行した位置P4との間の領域Aに設けている。従って、船底傾斜面61を船長方向Xにおける最適領域に設けることで、気泡の拡散を抑制して摩擦抵抗低減効果の向上を図ることができる。
第1実施形態の船舶では、船底傾斜面61を船長方向Xに沿って水線間長Lの20%以上の領域に設けている。従って、船長方向Xにおける船底傾斜面61の領域の長さを設定することで、気泡の拡散を抑制して摩擦抵抗低減効果の向上を図ることができる。
第1実施形態の船舶では、船底傾斜面61は、船長方向Xに沿う満載喫水線WLに対して、0.001度から2度の傾斜角度θに設定されている。従って、船底傾斜面61の最適な傾斜角度の領域を設定することで、造波抵抗、粘性圧力抵抗の増加を抑制しながら、粘性摩擦抵抗低減効果の向上を図ることができる。
[第2実施形態]
図6は、第2実施形態の摩擦低減装置を搭載した船舶の概略側面図、図7は、摩擦低減装置を搭載した船舶の概略底面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第2実施形態の船舶は、図6及び図7に示すように、船底13において、少なくとも空気吹き出し部36より船尾12側に、船尾12側に向けて喫水が深くなる船底傾斜面62が設けられている。そして、本実施形態にて、船底傾斜面62は、幅が船幅Wの30%以上の領域Aに設けられている。即ち、船底13は、船体10のセンターラインCL(船長方向X)に沿って船首11側及び船尾12側に延出され、船首11側及び船尾12側に向けてその幅が小さくなっている。船底傾斜面62は、幅が船幅Wf=0.3Wより船尾12側で、船幅Wr=0.3Wより船首11側に設けられる。
そして、船底13は、船底傾斜面62より船首11側に船長方向Xに沿って喫水が一定な船首側水平面63が設けられている。また、船底13は、船底傾斜面62より船尾12側に船長方向Xに沿って喫水が一定な船尾側水平面64が設けられている。即ち、船底傾斜面62と船首側水平面63とにおける船幅Wfが0.3Wであり、船底傾斜面62と船尾側水平面64とにおける船幅Wrが0.3Wである。但し、船底傾斜面62を空気吹き出し部36から船尾方向に所定距離だけ離れた位置から船尾12側に設けてもよい。
また、本実施形態の船舶は、左舷14及び右舷15において、船幅方向Yの中心(センターラインCL)から船幅方向Yの外側にそれぞれ延出する船尾12側の船体断面線角度αが水平面に対して30度以下に設定される左舷傾斜面71及び右舷傾斜面72が設けられている。
そのため、空気吹き出し部36から水中に吹き出された圧縮空気は、多数の気泡となって船底13の表面に沿って船尾12側に流れる。このとき、船底13の表面に沿って船尾12側に流れる多数の気泡は、船底傾斜面62を流れるときに船尾12側に流れにくくなり、気泡の密度(ボイド率)が高くなる。その結果、船体10の摩擦抵抗低減効果が向上する。また、多数の気泡は、左舷傾斜面71及び右舷傾斜面72により船長方向Xに沿って船尾12側に流れたセンターラインCL側に流れにくくなり、プロペラ19へ流入する気泡の流入量が減少する。その結果、プロペラ19は、キャビテーションの増大による振動の発生が抑制されると共に、エロージョンの発生が抑制される。
このように第2実施形態の船舶にあっては、船底傾斜面62の幅を船幅Wの30%以上の領域Aに設けている。従って、船底傾斜面62を船長方向Xにおける最適領域に設けることで、気泡の拡散を抑制して摩擦抵抗低減効果の向上を図ることができる。
第2実施形態の船舶では、船底13における船底傾斜面62より船首11側に船長方向Xに沿って喫水が一定な船首側水平面63を設けている。従って、船首11側での船体抵抗が低減して造波抵抗、粘性圧力抵抗の増加を抑制しながら、粘性摩擦抵抗低減効果の向上を図ることができる。
第2実施形態の船舶では、船底13における船底傾斜面62より船尾12側に船長方向Xに沿って喫水が一定な船尾側水平面64を設けている。従って、船尾12側での船体抵抗が低減して造波抵抗、粘性圧力抵抗の増加を抑制しながら、粘性摩擦抵抗低減効果の向上を図ることができる。
[第3実施形態]
図8は、第3実施形態の摩擦低減装置を搭載した船舶の概略底面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第3実施形態の船舶は、図8に示すように、船底13に複数(本実施形態では、3個)の空気吹き出し部36a,36bが設けられている。第1空気吹き出し部36aは、船長の中間位置より船首11側に設けられている。第2空気吹き出し部36bは、船長の中間位置より船尾12側に複数(本実施形態では、2個)設けられている。各第2空気吹き出し部36bは、船長方向Xに同位置で、船幅方向Yに所定間隔W1を空けて設けられている。この場合、各第2空気吹き出し部36bの所定間隔W1は、船幅Wの5%以上離間させることが好ましい。また、第1空気吹き出し部36aと各第2空気吹き出し部36bは、が船長方向Xに所定間隔を空けて設けられている。
そして、船底13において、少なくとも船首11側の第1空気吹き出し部36aより船尾12側に、船尾12側に向けて喫水が深くなる船底傾斜面61が設けられている。また、左舷14及び右舷15において、船幅方向Yの中心(センターラインCL)から船幅方向Yの外側にそれぞれ延出する船尾12側の船体断面線角度αが水平面に対して30度以下に設定される左舷傾斜面71及び右舷傾斜面72が設けられている。
そのため、各空気吹き出し部36a,36bから水中に吹き出された圧縮空気は、多数の気泡となって船底13の表面に沿って船尾12側に流れる。このとき、船底13の表面に沿って船尾12側に流れる多数の気泡は、船底傾斜面61を流れるときに船尾12側に流れにくくなり、気泡の密度(ボイド率)が高くなる。その結果、船体10の摩擦抵抗低減効果が向上する。また、多数の気泡は、左舷傾斜面71及び右舷傾斜面72により船長方向Xに沿って船尾12側に流れたセンターラインCL側に流れにくくなり、プロペラ19へ流入する気泡の流入量が減少する。その結果、プロペラ19は、キャビテーションの増大による振動の発生が抑制されると共に、エロージョンの発生が抑制される。
このように第3実施形態の船舶にあっては、空気吹き出し部として、船長の中間位置より船首11側に設けられる第1空気吹き出し部36aと、船長の中間位置より船尾12側で船幅方向Yに所定間隔を空けて設けられる複数の第2空気吹き出し部36bとを設けている。従って、船首11側に第1空気吹き出し部36aを設けるだけでなく、第1空気吹き出し部36aより船尾12側に船幅方向Yの外方側に複数の第2空気吹き出し部36bを設けることで、プロペラ19へ流入する気泡の流入量を減少させるだけでなく、船底傾斜面61を流れる気泡の流量を増加して摩擦抵抗低減効果の向上を図ることができる。
なお、上述した各実施形態にて、船底13に設けた船底傾斜面61,62を平坦面としたが、船長方向Xに沿って湾曲する曲面としてもよい。また、船底傾斜面61,62を船幅方向Yの全域に設けたが、センターラインCLに寄った領域だけに設けてもよい。
また、上述した各実施形態にて、左舷傾斜面71及び右舷傾斜面72をセンターラインCLから船幅方向Yの外側及び上方へ延出するものとしたが、左舷傾斜面71及び右舷傾斜面72は、船体断面線角度αが30度以上で−10度の範囲にあればよいものであり、左舷傾斜面71及び右舷傾斜面72をセンターラインCLから船幅方向Yの外側及び水平方向へ延出するものとしたり、センターラインCLから船幅方向Yの外側及び下方へ延出したりするものとしてもよい。
10 船体
11 船首
12 船尾
13 船底
14 左舷(船側)
15 右舷(船側)
21 空気供給機器室
27 船底外板
28,29 船側外板
31 摩擦低減装置
32 空気供給装置
33 エアクーラ
34 通風筒
35 空気吸い込み口
36,36a,36b 空気吹き出し部
37 海水取入部
38 ポンプ
61,62 船底傾斜面
63 船首側水平面
64 船尾側水平面
71 左舷傾斜面(船尾傾斜面)
72 右舷傾斜面(船尾傾斜面)
71a,72a,71b,72b,71c,72c,71d,72d,71e,72e,71f,72f 傾斜面
X 船長方向
Y 船幅方向
Z 船高方向

Claims (10)

  1. 船底の空気吹き出し部から外部に空気を吹き出す摩擦低減装置が搭載される船舶において、
    前記船底は、少なくとも前記空気吹き出し部より船尾側に前記船尾側に向けて喫水が深くなる船底傾斜面が設けられ、
    船尾縦断面形状は、船幅方向の中心から外側に延出する船尾側の船側角度が水平面に対して30度以下に設定される船尾傾斜面が設けられる、
    ことを特徴とする船舶。
  2. 前記船尾傾斜面は、舵軸心から船首側に水線間長の15%移行した位置で、且つ、船幅方向の中心から外側に船幅の25%移行した位置で、前記船側角度が水平面に対して30度以下に設定されることを特徴とする請求項1に記載の船舶。
  3. 前記船尾傾斜面は、前記船側角度が水平面に対して−10度以上に設定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の船舶。
  4. 前記空気吹き出し部は、船長の中間位置より船首側に設けられ、前記船底傾斜面は、舵軸心から船首側に水線間長の10%移行した位置から、舵軸心から船首側に水線間長の90%移行した位置との間の領域に設けられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の船舶。
  5. 前記船底傾斜面は、船長方向に沿って水線間長の20%以上の領域に設けられることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の船舶。
  6. 前記船底傾斜面は、船長方向に沿う喫水線に対して、0.001度から2度の傾斜角度に設定されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の船舶。
  7. 前記船底傾斜面は、幅が船幅の30%以上の領域に設けられることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の船舶。
  8. 前記船底における前記船底傾斜面より船首側に船長方向に沿って喫水が一定な船首側水平面が設けられることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の船舶。
  9. 前記船底における前記船底傾斜面より船尾側に船長方向に沿って喫水が一定な船尾側水平面が設けられることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の船舶。
  10. 前記空気吹き出し部は、船長の中間位置より船首側に設けられる第1空気吹き出し部と、船長の中間位置より船尾側で船幅方向に所定間隔を空けて設けられる複数の第2空気吹き出し部を有することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の船舶。
JP2017051763A 2017-03-16 2017-03-16 船舶 Pending JP2018154199A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017051763A JP2018154199A (ja) 2017-03-16 2017-03-16 船舶
KR1020180029052A KR20180106904A (ko) 2017-03-16 2018-03-13 선박

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017051763A JP2018154199A (ja) 2017-03-16 2017-03-16 船舶

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018154199A true JP2018154199A (ja) 2018-10-04

Family

ID=63717191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017051763A Pending JP2018154199A (ja) 2017-03-16 2017-03-16 船舶

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2018154199A (ja)
KR (1) KR20180106904A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110282070A (zh) * 2019-06-28 2019-09-27 哈尔滨工业大学 一种可嵌入壁面的集成式压电振动减阻器

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102124700B1 (ko) * 2018-10-04 2020-06-18 한국조선해양 주식회사 예인 안전성 향상을 위한 부유식 해상 구조물의 선형구조

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110282070A (zh) * 2019-06-28 2019-09-27 哈尔滨工业大学 一种可嵌入壁面的集成式压电振动减阻器
CN110282070B (zh) * 2019-06-28 2021-11-16 哈尔滨工业大学 一种可嵌入壁面的集成式压电振动减阻器

Also Published As

Publication number Publication date
KR20180106904A (ko) 2018-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020014192A1 (en) Friction reducing ship and method for reducing frictional resistance
EP2945845B1 (en) Fast ship
JP2018154199A (ja) 船舶
JP2001055189A (ja) 船体の摩擦抵抗低減方法及び摩擦抵抗低減船
KR20150058570A (ko) 기포형 저항저감장치를 구비한 선박 및 선박의 저항저감방법
JP5612120B2 (ja) 水上での船の移動方法および前記方法により水上移動する船
JP2002002582A (ja) 摩擦抵抗低減船
JP2012001115A (ja) ツインスケグ船
KR20110076946A (ko) 공기 공동이 제공되는 선박들을 위한 선형
JP2017165386A (ja) 船体摩擦抵抗低減装置
WO2018168585A1 (ja) 船舶
JP2001278178A (ja) 船体の摩擦抵抗低減方法及び摩擦抵抗低減船
JPH10175588A (ja) 船舶の摩擦抵抗低減装置
JP2023067297A (ja) 航走体の推進力発生システム、航走体及び航走体の抵抗低減方法
KR102612234B1 (ko) 공기윤활방식의 고속활주 선의 선형
JP6718546B1 (ja) 船舶
US7470161B2 (en) Lifting body water jet propulsion inlet inductor
CN217125050U (zh) 一种用于内河的气泡减阻船
JP5896347B2 (ja) オーバーフロー方式による波浪中抵抗増加低減を図った船体構造および船舶
WO2001066410A1 (fr) Procede de reduction de la resistance de frottement et bateau presentant une resistance de frottement reduite
JP2002079986A (ja) 摩擦抵抗低減船
JP2007246041A (ja) 低摩擦抵抗肥大船
JP6664907B2 (ja) 空気発生装置
JP2024145031A (ja) 液相吸込式空気潤滑システム
JP2023148982A (ja) 摩擦低減装置