JP2018148575A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 悪条件の伝送路において、TMCCキャリア信号を復調することを目的とする。【解決手段】 OFDM方式により同一の周波数で2つの異なる系統のアンテナからそれぞれ異なる変調データ信号を送信する送信装置と、送信装置から送信されたそれぞれ異なる変調データの両方を2つの異なる系統のアンテナそれぞれで受信して復調する受信装置からなる通信装置において、送信するOFDMフレームに複数のTMCCキャリアを重畳する際に、複数のアンテナ毎に異なる位相回転を与える。【選択図】図11D
Description
本発明は、例えば、送受信アンテナが複数備えられる通信方式がOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式であるMIMO(Multiple Input Multiple Output)の通信装置に関する。
MIMO伝送は、複数本の送信アンテナを用いて、同一の周波数において無線信号を送出する。伝送路ではそれぞれのアンテナから送出されたデータが空間の中で多重化される。受信アンテナも複数本用いて、その信号を受信する。
放送用素材映像を伝送する機材は日本国内では、FPU(Field Pick Up)と称される。 FPUで送信されるデータは送信制御部にて、OFDM変調され、映像、音声その他のデータ、パイロット信号(CP:Continuaus Pilot)、伝送制御情報(TMCC:Transmission and Multiplexing Configuration and Control)、予備データ(AUX)が一つのOFDMシンボルとして構成される。
データは系統毎に異なる符号化を施され、TMCCは系統に関わらず同一データである。
また、MIMOのOFDMフレームを構成する各シンボルのパイロット信号が互いに直交符号となるように、1系統目のパイロット信号の位相はそのままにして、2系統目のパイロット信号をシンボル毎に位相を反転し、変調している(特許文献1参照)。
TMCC信号が同一の信号であると、複数本のアンテナから伝送路に送出されたのち、伝送路の条件が悪いと、系統間の位相関係が反転してしまう場合がある。
その悪条件の伝送路において、空間合成された複数系統の信号は、受信機側から見た場合、TMCCキャリアが相殺された状態となり、TMCCキャリアの信号対雑音比は大きく劣化してしまう。
その結果、受信機ではTMCCキャリア信号を復調できず、伝送制御情報を含むTMCCキャリアを元にした情報がわからなくなるため、正常なデータ伝送が不可能となる。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、悪条件の伝送路において、TMCCキャリア信号を復調することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、OFDM方式により同一の周波数で2つの異なる系統のアンテナからそれぞれ異なる変調データ信号を送信する送信装置と、送信装置から送信されたそれぞれ異なる変調データの両方を2つの異なる系統のアンテナそれぞれで受信して復調する受信装置、からなる通信装置において、送信装置は、インターフェース部から入力された映像及び音声データに対して2つの異なる系統毎にそれぞれ異なる変調データ信号を生成して出力する送信制御部と、送信制御部からの信号を増幅して出力する2つの異なる系統毎にそれぞれ設けられた送信高周波部と、送信高周波部からの信号を送信する2つの異なる系統毎にそれぞれ設けられたアンテナとを備え、送信制御部は、OFDMフレームに複数のTMCCキャリアを重畳する際に、2つの異なる系統の一方である第1の系統の変調データ信号に対して、複数のTMCCキャリアの全ての位相を位相無回転で重畳して出力し、2つの異なる系統の他方である第2の系統の変調データ信号に対して、複数のTMCCキャリアの位相に360度を2以上の自然数で分割した位相回転を順次加えて重畳して出力し、受信装置は、送信装置から送信されたそれぞれ異なる変調データの両方を受信する2つの異なる系統のアンテナと、アンテナが受信した信号を周波数変換する2つの異なる系統毎にそれぞれ設けられた受信高周波部と、受信高周波部から入力された信号の復調処理を行う受信制御部とを備え、受信制御部は、差動復調して得られた複数のTMCCキャリアを複素加算することでTMCCキャリアの復調誤りを軽減する。
さらに本発明は、OFDM方式により同一の周波数で複数N(N=2以上の自然数)の異なる系統のアンテナからそれぞれ異なる変調データ信号を送信する送信装置と、送信装置から送信されたそれぞれ異なる変調データの全てを複数の異なる系統のアンテナそれぞれで受信して復調する受信装置、からなる通信装置において、送信装置は、インターフェース部から入力された映像及び音声データに対して複数Nの異なる系統毎にそれぞれ異なる変調データ信号を生成して出力する送信制御部と、送信制御部からの信号を増幅して出力する複数Nの異なる系統毎にそれぞれ設けられた送信高周波部と、送信高周波部からの信号を送信する複数Nの異なる系統毎にそれぞれ設けられたアンテナとを備え、送信制御部は、OFDMフレームに複数のTMCCキャリアを重畳する際に、複数Nの異なる系統のうち、第1の系統の変調データ信号に対して、複数のTMCCキャリアの全ての位相を位相無回転で重畳して出力し、複数Nの異なる系統のうち、第M(M=2〜N)の系統の変調データ信号に対して、複数のTMCCキャリアの位相に360度を第Mの系統の当該Mの値で分割した位相回転を順次加えて重畳して出力し、受信装置は、送信装置から送信されたそれぞれ異なる変調データの全てを受信する複数の異なる系統のアンテナと、アンテナが受信した信号を周波数変換する複数の異なる系統毎にそれぞれ設けられた受信高周波部と、受信高周波部から入力された信号の復調処理を行う受信制御部とを備え、受信制御部は、差動復調して得られた複数のTMCCキャリアを複素加算することでTMCCキャリアの復調誤りを軽減する。
さらに本発明は、送信装置の第2の系統乃至第Mの系統のそれぞれに、第1の系統のTMCCキャリアと同相のTMCCキャリアが含まれている。
また、送信装置の送信制御部は、IF信号で出力し、送信装置の送信高周波部は、IF信号からRF信号に変換する。
また、送信装置の送信制御部は、IF信号で出力し、送信装置の送信高周波部は、IF信号からRF信号に変換する。
つまり、本発明は、送信制御部において、TMCCキャリアに対して、系統毎にあらかじめ位相差を与える。
以上説明したように、本発明によると、TMCCキャリアの反転動作を加えることで、MIMO−OFDM方式を用いた無線装置の、伝送特性を向上させることが出来る。
また、本発明によるTMCCキャリアの位相回転を施した信号を受信する受信機において、1系統の信号を送信するSISO(Single Input Single Output)方式と複数系統の信号を送信するMIMO方式とで、同様のTMCC復調回路を搭載すればよく、受信機側の変更を必要としないため、送信機側の制御変更のみで実現することができる。
本発明に係る実施例を図1から図7を参照して説明する。
本発明の第1実施例として、ARIB-STD-B33に準拠したFPUの伝送システムを説明する。
MIMO−OFDM方式の伝送システムを示した説明図の図1において、1は送信制御部、2と3は送信高周波部、4と5と6と7はアンテナ、8と9は送信高周波数部、10は受信制御部である。 本発明での送信制御部の処理を説明するブロック図の図4Aにおいて、11はDVB−ASI(Digital Video Broadcasting-Asynchronous Serial Interface)インターフェース部、12はデータフレーム同期部、13はエネルギー拡散部、14は外符号部、15はバイトインターリーブ部、16は内符号部、17は周波数インターリーブ部、18は時間インターリーブ部、19はマッピング部、20はCP(Continual Pilot)、TMCC、AC(Auxiliary Channel)部、21はOFDMフレーム構成部、22はIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部、23はGI(Guard Interval)付加部、24はディジタル直交変調部、25は同期回路部、26はデータフレーム同期部、である。
MIMO−OFDMで送信するデータは、26から25までは13〜24と同一のモジュールで処理を行う。送信信号1と送信信号2では、16、19及び20において送信信号系統で異なる処理を行う。
16、19では2つの送信系統のシンボル内距離が大きくなるように、送信系統別の処理が施される。20のCPキャリアに関する処理については特許文献1の特開2010−161585号公報を参照のこと。
MIMO−OFDM方式の伝送システムを示した説明図の図1において、1は送信制御部、2と3は送信高周波部、4と5と6と7はアンテナ、8と9は送信高周波数部、10は受信制御部である。 本発明での送信制御部の処理を説明するブロック図の図4Aにおいて、11はDVB−ASI(Digital Video Broadcasting-Asynchronous Serial Interface)インターフェース部、12はデータフレーム同期部、13はエネルギー拡散部、14は外符号部、15はバイトインターリーブ部、16は内符号部、17は周波数インターリーブ部、18は時間インターリーブ部、19はマッピング部、20はCP(Continual Pilot)、TMCC、AC(Auxiliary Channel)部、21はOFDMフレーム構成部、22はIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部、23はGI(Guard Interval)付加部、24はディジタル直交変調部、25は同期回路部、26はデータフレーム同期部、である。
MIMO−OFDMで送信するデータは、26から25までは13〜24と同一のモジュールで処理を行う。送信信号1と送信信号2では、16、19及び20において送信信号系統で異なる処理を行う。
16、19では2つの送信系統のシンボル内距離が大きくなるように、送信系統別の処理が施される。20のCPキャリアに関する処理については特許文献1の特開2010−161585号公報を参照のこと。
MIMO−OFDM方式の伝送システムは1つの送信制御部と2つの送信高周波部と2つの送信アンテナで構成される送信部と、1つの受信制御部と2つの受信高周波部と2つの受信アンテナで構成される受信部での伝送システムが一般的である。送信制御部は中間周波数IF(Internal Frequency)信号を、送信高周波部に対して送信する。送信高周波部ではIF信号をRF(Radio Frequency)信号に変調し、電力増幅を行った後、送信アンテナから空間へ送出される。
送信制御部は、二つの系統毎に異なるIF信号を出力する。送信制御部は、映像や音声その他のデータのTS信号に対して、誤り訂正符号を付加したり、周波数・時間インターリーブを行ったり、直交変調を行ったりする信号処理を行う。
送信高周波部ではIF信号をRF(Radio Frequency)信号に変調し、電力増幅を行った後、送信アンテナから空間へ送出される。2つの送信高周波部2、3は同一の周波数にて4、5から信号を送信する。
2つの受信高周波部8、9は同一の周波数を6、7を用いて受信する。受信アンテナ6は、それぞれ異なる伝送路の影響を受けた4、5からの2つの信号を受信する。受信アンテナ7も同様に、それぞれ異なる伝送路の影響を受けた4、5からの2つの信号を受信する。
送信高周波部ではIF信号をRF(Radio Frequency)信号に変調し、電力増幅を行った後、送信アンテナから空間へ送出される。2つの送信高周波部2、3は同一の周波数にて4、5から信号を送信する。
2つの受信高周波部8、9は同一の周波数を6、7を用いて受信する。受信アンテナ6は、それぞれ異なる伝送路の影響を受けた4、5からの2つの信号を受信する。受信アンテナ7も同様に、それぞれ異なる伝送路の影響を受けた4、5からの2つの信号を受信する。
受信高周波部では、受信アンテナが受信したRF信号をIF信号に周波数変換する。
受信制御部では、IF信号を復調し、TS(Transport Stream)信号を出力する。
受信制御部では、復調したデータの誤り訂正符号の復号化、周波数・時間のインターリーブの信号処理を行う。
受信制御部では、IF信号を復調し、TS(Transport Stream)信号を出力する。
受信制御部では、復調したデータの誤り訂正符号の復号化、周波数・時間のインターリーブの信号処理を行う。
本発明での送信制御部の処理を説明するブロック図の図4AのCP、TMCC、AC部の20のTMCC部での、本発明での1実施例のTMCCキャリアの処理を説明するブロック図の図8Aで動作を説明する。図8Aにおいて、31はTMCCキャリア生成部、32は掛算器、33は位相反転スイッチである。
TMCC信号は差動振幅の基準となるフレーム先頭のTMCCキャリアの
はCPキャリアと同様の
によって与えられる。その後に続く同期ワード以降は、TMCCデータに含まれる
によりDBPSK(Differential Binary Phase Shift Keying)変調を施され、マッピングではQ軸上±4/3の位置に配置される。つまり、従来のTMCC部では図8Aの32と33がなく、TMCCはQ軸上±4/3の位置に配置され、反転や回転しない。
また、TMCC信号は一つのOFDMシンボル上では、全10本、同一の情報を送信しており、このTMCC信号には、送信システムから送出される信号の制御情報を含む。
TMCC信号は差動振幅の基準となるフレーム先頭のTMCCキャリアの
はCPキャリアと同様の
によって与えられる。その後に続く同期ワード以降は、TMCCデータに含まれる
によりDBPSK(Differential Binary Phase Shift Keying)変調を施され、マッピングではQ軸上±4/3の位置に配置される。つまり、従来のTMCC部では図8Aの32と33がなく、TMCCはQ軸上±4/3の位置に配置され、反転や回転しない。
また、TMCC信号は一つのOFDMシンボル上では、全10本、同一の情報を送信しており、このTMCC信号には、送信システムから送出される信号の制御情報を含む。
送信制御部では、TMCC信号を生成したのち、2系統目に対して位相を反転等の回転する制御を加える。図3に、1kフルモードの場合の本発明での位相操作を加えるTMCCキャリア配置の説明図の奇数偶数での位相回転の例を示す。ARIB-STD-B33ではTMCC信号は一つのOFDMシンボル中の10本のキャリアで構成される。
このTMCCキャリアに対して、1系統目のTMCCキャリアは従来のARIB-STD-B33と同様のマッピングで構成する。一方、2系統目のTMCCキャリアに対しては、奇数本目は1系統目と同様の位相とし、偶数本目は1系統目のキャリアに対して、180度(π)位相回転(反転)する位相回転を加えて、周波数軸上で互い違いの構成とする。
このTMCCキャリアに対して、1系統目のTMCCキャリアは従来のARIB-STD-B33と同様のマッピングで構成する。一方、2系統目のTMCCキャリアに対しては、奇数本目は1系統目と同様の位相とし、偶数本目は1系統目のキャリアに対して、180度(π)位相回転(反転)する位相回転を加えて、周波数軸上で互い違いの構成とする。
二つの送信信号は送信制御部から同一のタイミングで、高周波部へ送信される。
伝送路において、二つの信号が逆相関係となり、空間合成された場合、全10本のTMCCキャリアのうち、奇数本目に当たる5本のサブキャリア信号は、伝送路の影響を受けて、2つの送信信号同士で相殺されているが、位相を反転した偶数本目のキャリアは同相付近で空間合成されるため、その信号振幅は増大される。
伝送路において、二つの信号が逆相関係となり、空間合成された場合、全10本のTMCCキャリアのうち、奇数本目に当たる5本のサブキャリア信号は、伝送路の影響を受けて、2つの送信信号同士で相殺されているが、位相を反転した偶数本目のキャリアは同相付近で空間合成されるため、その信号振幅は増大される。
本発明での1実施例のMIMO−OFDM方式でのTMCCキャリア受信を説明した図(送信信号2の位相が反転する伝送路状況)の図9Aと、本発明での1実施例のMIMO−OFDM方式でのTMCCキャリア受信を説明した図(送信信号2の位相が全く回転しない伝送路状況)の図9Bと、本発明での1実施例の受信制御部のデジタル処理を説明するブロック図の図10Aを用いて説明する。
図1の8および9で示す受信高周波部でIFに周波数変換がなされた各々の受信信号は、受信制御部において、デジタル変換が施される。その後、図10Aの構成でデジタル処理が行われる。受信制御部のデジタル処理は、デジタル直交変調部41、OFDMシンボル同期部42、GI除去部43、FFT部44、OFDMフレーム同期部45、雑音正規化部46、チャネル推定部47、時間デインターリーブ部48、周波数デインターリーブ部49、内符号復号部50、データフレーム検出部51、バイトデインターリーブ部52、外符号復号部53、エネルギー逆拡散部54、DVB-ASIインターフェース部55で構成される。
受信信号は、FFT部によって時間軸から周波数軸に変換される。そこで特定の位置に配置されたTMCCキャリアはOFDMフレーム同期部によって、DBPSK復調される。
DBPSK変調されているTMCCキャリアは、一つのOFDMシンボル内では同一の情報を送信しているため、差動復調された全10本の結果を複素加算することで、ダイバーシティ効果を得ることができ、TMCC復調誤りを軽減することが可能となる。
図1の8および9で示す受信高周波部でIFに周波数変換がなされた各々の受信信号は、受信制御部において、デジタル変換が施される。その後、図10Aの構成でデジタル処理が行われる。受信制御部のデジタル処理は、デジタル直交変調部41、OFDMシンボル同期部42、GI除去部43、FFT部44、OFDMフレーム同期部45、雑音正規化部46、チャネル推定部47、時間デインターリーブ部48、周波数デインターリーブ部49、内符号復号部50、データフレーム検出部51、バイトデインターリーブ部52、外符号復号部53、エネルギー逆拡散部54、DVB-ASIインターフェース部55で構成される。
受信信号は、FFT部によって時間軸から周波数軸に変換される。そこで特定の位置に配置されたTMCCキャリアはOFDMフレーム同期部によって、DBPSK復調される。
DBPSK変調されているTMCCキャリアは、一つのOFDMシンボル内では同一の情報を送信しているため、差動復調された全10本の結果を複素加算することで、ダイバーシティ効果を得ることができ、TMCC復調誤りを軽減することが可能となる。
つまり、送信信号2の位相が反転する伝送路状況の図9Aの状態でも、10本分の振幅を加算することで、正負どちらかに振幅が大きく傾く。
送信制御部で2系統目のTMCCキャリアの位相を反転させたことにより、受信機側で復調する際に、すべてのTMCCキャリアが伝送路の影響で復調不可能になる状況は回避できる。これは、図に示したように伝送路の位相関係が1系統目と2系統目でちょうど逆相関係となっている状況であっても、奇数本目のTMCCキャリアは系統間で相殺されて振幅が非常に小さくなってしまうが、逆に偶数本目のTMCCキャリアは系統間で同相合成されるため振幅は2倍近くに増大する。従って、前述したようにこれら10本のTMCCキャリアの差動復調結果を複素加算することで、TMCC復調が不能になることはない。
また、TMCCキャリアはDBPSK変調されており、かつ1つのOFDMシンボル上で同一の情報を伝送している特徴上、受信機側において反転しているTMCCキャリアを再度、正しい方向へ位相反転させる必要はなく、SISOと同様の差動復調回路と共用が可能となる。
たとえば本発明での1実施例のMIMO−OFDM方式でのTMCCキャリア受信を説明した図(送信信号2の位相が全く回転しない伝送路状況)の図9Bのように、送信信号1と2で位相が全く回転しない伝送路状況においても、振幅の大きいTMCCキャリアが半分残るため、DBPSK変調に必要な情報は十分得られる。
送信制御部で2系統目のTMCCキャリアの位相を反転させたことにより、受信機側で復調する際に、すべてのTMCCキャリアが伝送路の影響で復調不可能になる状況は回避できる。これは、図に示したように伝送路の位相関係が1系統目と2系統目でちょうど逆相関係となっている状況であっても、奇数本目のTMCCキャリアは系統間で相殺されて振幅が非常に小さくなってしまうが、逆に偶数本目のTMCCキャリアは系統間で同相合成されるため振幅は2倍近くに増大する。従って、前述したようにこれら10本のTMCCキャリアの差動復調結果を複素加算することで、TMCC復調が不能になることはない。
また、TMCCキャリアはDBPSK変調されており、かつ1つのOFDMシンボル上で同一の情報を伝送している特徴上、受信機側において反転しているTMCCキャリアを再度、正しい方向へ位相反転させる必要はなく、SISOと同様の差動復調回路と共用が可能となる。
たとえば本発明での1実施例のMIMO−OFDM方式でのTMCCキャリア受信を説明した図(送信信号2の位相が全く回転しない伝送路状況)の図9Bのように、送信信号1と2で位相が全く回転しない伝送路状況においても、振幅の大きいTMCCキャリアが半分残るため、DBPSK変調に必要な情報は十分得られる。
したがって、受信機側では、復調可能なTMCCキャリアが半分になっても、正常にTMCC信号は判断可能である。
さらに、本発明での他の1実施例のTMCCキャリアの処理を説明するブロック図の図8Bの様に、図8Aの掛算器32、位相反転スイッチ33と掛算器32の替わりに図8Bの複素位相回転器34を設けて、TMCCを反転させる替わりに複素平面で回転させることにより受信機側で復調できるTMCCキャリアの本数は少なくなってしまうが、すべてのTMCCキャリアが伝送路の影響で復調不可能になる状況は回避できる。複素位相回転器34により、反転で2通りとなる180度(π)(反転)の複素位相回転だけでなく、0度基準に対し、3通りとなる120度(2π/3)と4通りとなる90度(π/2)(直交)と6通りとなる60度(π/3)と8通りとなる45度(π/4)と12通りとなる30度(π/6)単位の複素位相回転が実施容易である。
本発明での他の1実施例のMISO方式の送信受信を説明する図()の図11Aに、2ケの送信アンテナに対し2通りとなる、基準位相の0度での位相無回転と基準位相の0度での順番に(奇数偶数での)180度(π)位相回転(反転)の例と、基準位相の0度での位相無回転と基準位相の90度(π/2)回転(直交)での奇数偶数での180度(π)位相回転(反転)の例と、を示す。図11AはMIMOの例であるが、送信アンテナ3ケ受信アンテナ3ケのMISOまたは送信アンテナ2ケ受信アンテナ2ケのMISOシステムにおいて、TMCCキャリアの基準位相を360度(2π)のN(Nは2以上の自然数)分割で例えば180度(π)、120度(2π/3)、90度(π/2)、60度(π/2)の位相回転してTMCCキャリアの奇数偶数を反転させても良い。
送信アンテナ個数に対し、360度(2π)分割数Nが大きければ良い。送信アンテナ個数と360度(2π)分割数Nが等しくても良い。
さらに、本発明での他の1実施例のTMCCキャリアの処理を説明するブロック図の図8Bの様に、図8Aの掛算器32、位相反転スイッチ33と掛算器32の替わりに図8Bの複素位相回転器34を設けて、TMCCを反転させる替わりに複素平面で回転させることにより受信機側で復調できるTMCCキャリアの本数は少なくなってしまうが、すべてのTMCCキャリアが伝送路の影響で復調不可能になる状況は回避できる。複素位相回転器34により、反転で2通りとなる180度(π)(反転)の複素位相回転だけでなく、0度基準に対し、3通りとなる120度(2π/3)と4通りとなる90度(π/2)(直交)と6通りとなる60度(π/3)と8通りとなる45度(π/4)と12通りとなる30度(π/6)単位の複素位相回転が実施容易である。
本発明での他の1実施例のMISO方式の送信受信を説明する図()の図11Aに、2ケの送信アンテナに対し2通りとなる、基準位相の0度での位相無回転と基準位相の0度での順番に(奇数偶数での)180度(π)位相回転(反転)の例と、基準位相の0度での位相無回転と基準位相の90度(π/2)回転(直交)での奇数偶数での180度(π)位相回転(反転)の例と、を示す。図11AはMIMOの例であるが、送信アンテナ3ケ受信アンテナ3ケのMISOまたは送信アンテナ2ケ受信アンテナ2ケのMISOシステムにおいて、TMCCキャリアの基準位相を360度(2π)のN(Nは2以上の自然数)分割で例えば180度(π)、120度(2π/3)、90度(π/2)、60度(π/2)の位相回転してTMCCキャリアの奇数偶数を反転させても良い。
送信アンテナ個数に対し、360度(2π)分割数Nが大きければ良い。送信アンテナ個数と360度(2π)分割数Nが等しくても良い。
以上、2送信アンテナで2受信アンテナのOFDMフレームに含まれるTMCCキャリアで説明したが、各キャリアへ位相を与える操作を変えることで、3以上の送信アンテナや受信アンテナにも適用できる。
また、本発明での他の1実施例のMISO方式の送信受信のTMCCキャリア位相回転を説明する図の図11Cに、3ケの送信アンテナに対し3通りとなる基準位相の0度での、位相無回転と順番に(奇数偶数での)180度(π)位相回転(反転)と順番に120度(2π/3)位相回転の例を示す。図11Cは3つの基地局から3系統の信号を送信するMISOの例であるが、1つの基地局から3系統の信号を送信するMISOでも良い。
さらに、本発明での他の1実施例のMISO方式の送信受信のTMCCキャリア位相回転を説明する図の図11Dに、4ケの送信アンテナに対し4通りとなる基準位相の0度での、位相無回転と順番に(奇数偶数での)180度(π)位相回転(反転)と順番に120度(2π/3)位相回転と順番に90度(π/2)位相回転の例の例を示す。
図11Cと図11DはTMCCキャリアが10本であるが、TMCCキャリアが例えば20本等、多い場合は、TMCCキャリアを順番に6通りとなる60度(π/3)、8通りとなる45度(π/4)、12通りとなる30度(π/6)の位相回転をしても良い。
さらに、図11Cと図11DはMISOの例であるが、送信アンテナ4ケ受信アンテナ4ケのMIMOまたは送信アンテナ3ケ受信アンテナ3ケのMIMOまたは送信アンテナ2ケ受信アンテナ2ケのMIMOシステムにおいて、TMCCキャリアを順番に360度(2π)のN(Nは2以上の自然数)分割で例えば180度(π)、120度(2π/3)、90度(π/2)、60度(π/2)の位相回転をしても良い。
図11DはMISOの例であるが、送信アンテナ4ケ受信アンテナ4ケのMIMOまたは送信アンテナ3ケ受信アンテナ3ケのMIMOまたは送信アンテナ2ケ受信アンテナ2ケのMIMOシステムにおいて、TMCCキャリアの基準位相を複素位相回転してTMCCキャリアの奇数偶数を反転させても良いし、TMCCキャリアを個々に複素位相回転しても良い。
送信アンテナ個数に対し、360度(2π)分割数Nが大きければ良い。送信アンテナ個数と360度(2π)分割数Nが等しくても良い。
つまり、OFDM方式により同一の周波数で複数のアンテナからそれぞれ異なる変調データ信号を送信する送信装置において、OFDMフレームに含まれるTMCCキャリアに、位相無回転と前記TMCCキャリアに順番に360度(2π)のN(Nは2以上の自然数)分割(180度(π)、120度(2π/3)、90度(π/2)、60度(π/2)等)の前記複数のアンテナ毎に異なる位相回転、または位相無回転と前記TMCCキャリアの基準位相を前記複数のアンテナ毎に異なる360度のN分割の位相回転し前記TMCCキャリアに順番に360度のN分割の前記複数のアンテナ毎に異なる位相回転を与えることが可能である。
また、本発明での他の1実施例のMISO方式の送信受信のTMCCキャリア位相回転を説明する図の図11Cに、3ケの送信アンテナに対し3通りとなる基準位相の0度での、位相無回転と順番に(奇数偶数での)180度(π)位相回転(反転)と順番に120度(2π/3)位相回転の例を示す。図11Cは3つの基地局から3系統の信号を送信するMISOの例であるが、1つの基地局から3系統の信号を送信するMISOでも良い。
さらに、本発明での他の1実施例のMISO方式の送信受信のTMCCキャリア位相回転を説明する図の図11Dに、4ケの送信アンテナに対し4通りとなる基準位相の0度での、位相無回転と順番に(奇数偶数での)180度(π)位相回転(反転)と順番に120度(2π/3)位相回転と順番に90度(π/2)位相回転の例の例を示す。
図11Cと図11DはTMCCキャリアが10本であるが、TMCCキャリアが例えば20本等、多い場合は、TMCCキャリアを順番に6通りとなる60度(π/3)、8通りとなる45度(π/4)、12通りとなる30度(π/6)の位相回転をしても良い。
さらに、図11Cと図11DはMISOの例であるが、送信アンテナ4ケ受信アンテナ4ケのMIMOまたは送信アンテナ3ケ受信アンテナ3ケのMIMOまたは送信アンテナ2ケ受信アンテナ2ケのMIMOシステムにおいて、TMCCキャリアを順番に360度(2π)のN(Nは2以上の自然数)分割で例えば180度(π)、120度(2π/3)、90度(π/2)、60度(π/2)の位相回転をしても良い。
図11DはMISOの例であるが、送信アンテナ4ケ受信アンテナ4ケのMIMOまたは送信アンテナ3ケ受信アンテナ3ケのMIMOまたは送信アンテナ2ケ受信アンテナ2ケのMIMOシステムにおいて、TMCCキャリアの基準位相を複素位相回転してTMCCキャリアの奇数偶数を反転させても良いし、TMCCキャリアを個々に複素位相回転しても良い。
送信アンテナ個数に対し、360度(2π)分割数Nが大きければ良い。送信アンテナ個数と360度(2π)分割数Nが等しくても良い。
つまり、OFDM方式により同一の周波数で複数のアンテナからそれぞれ異なる変調データ信号を送信する送信装置において、OFDMフレームに含まれるTMCCキャリアに、位相無回転と前記TMCCキャリアに順番に360度(2π)のN(Nは2以上の自然数)分割(180度(π)、120度(2π/3)、90度(π/2)、60度(π/2)等)の前記複数のアンテナ毎に異なる位相回転、または位相無回転と前記TMCCキャリアの基準位相を前記複数のアンテナ毎に異なる360度のN分割の位相回転し前記TMCCキャリアに順番に360度のN分割の前記複数のアンテナ毎に異なる位相回転を与えることが可能である。
実施例2の想定される環境として、TMCCキャリアを含むMISO−OFDM方式の地上デジタル放送への適用を考える。
移動体伝送や、臨時の中継を行うFPU伝送と異なり、地上デジタル放送は、固定通信路が主となる。
今後、電波利用効率を上げるために、本発明での他の1実施例のMISO方式の送信受信を説明するブロック図の図11Aの様に、送信2×受信1などのMISO−OFDM伝送を実施した場合、送信元の基地局と受信アンテナの伝送路が、TMCCキャリアが相殺される環境にある受信局の存在が容易に想定される。
移動体伝送や、臨時の中継を行うFPU伝送と異なり、地上デジタル放送は、固定通信路が主となる。
今後、電波利用効率を上げるために、本発明での他の1実施例のMISO方式の送信受信を説明するブロック図の図11Aの様に、送信2×受信1などのMISO−OFDM伝送を実施した場合、送信元の基地局と受信アンテナの伝送路が、TMCCキャリアが相殺される環境にある受信局の存在が容易に想定される。
実施例2の考えられる利点として、受信点、もしくは送信点の移動が可能なFPU伝送の場合は、仮にそのような伝送状況であることが確認できた際は、アンテナの位置、中継地点を変更するなどして、対応することが出来るが、地上デジタル放送の環境では、容易に対応できないため、提案方式が非常に有効である。
実施例2の特徴として、送信機側の送信信号を操作するだけで、TMCCを用いたフレーム同期外れを防ぐことが可能である。したがって、不特定多数の地上デジタル放送受信機の利用者の対策は不要で、設置場所や事業者が特定しやすい送信機の作業だけで、問題への対応が可能である。
実施例2の特徴として、送信機側の送信信号を操作するだけで、TMCCを用いたフレーム同期外れを防ぐことが可能である。したがって、不特定多数の地上デジタル放送受信機の利用者の対策は不要で、設置場所や事業者が特定しやすい送信機の作業だけで、問題への対応が可能である。
本発明での他の1実施例の送信制御部の処理を説明するブロック図の図4Bを用いて、提案方式での送信制御部の処理を説明する。図4Bにおいて、DVB−ASIインターフェース部11、TS再多重部27、外符号部14、階層分割部28、エネルギー拡散部13、遅延補正部29、バイトインターリーブ部15、内符号部16、ビットインターリーブ部30、マッピング部19、階層合成部36、時間インターリーブ部18、周波数インターリーブ部17、SP、CP、TMCC、ACのサブキャリア生成部20、OFDMフレーム構成部21、IFFT部22、GI付加部23、ディジタル直交変調部24、同期回路部25、から構成される。
MISO−OFDMで送信するデータは、送信信号2の外符号部14から同期回路25までは、送信信号1と同一のモジュールで処理を行う。送信信号1と送信信号2では、内符号部16や、キャリア構成のマッピング部19において送信信号系統で異なる処理を行うことで、各々の送信信号を特徴付ける。
MISO−OFDMで送信するデータは、送信信号2の外符号部14から同期回路25までは、送信信号1と同一のモジュールで処理を行う。送信信号1と送信信号2では、内符号部16や、キャリア構成のマッピング部19において送信信号系統で異なる処理を行うことで、各々の送信信号を特徴付ける。
本発明での他の1実施例のMIMO−OFDM方式でのTMCCキャリア受信を説明した図(地上デジタル放送)の図9Cに、同期変調部のMode-3での11セグメントでの本方式を適用したイメージ図を示す。1セグメントあたり、432本のサブキャリアがある。1つのOFDMシンボル上で、TMCCキャリアは70、133、233、433の番号のサブキャリアに対して、4本割り当てられている。
この実施例では全4本のTMCCキャリアのうち、奇数本目に180度の位相反転動作を加える。
操作方法については、実施例1に記載したとおりであるため、省略する。
送信信号2が送信信号1と180℃位相反転している伝播状況にて、受信アンテナが受け取る受信信号Xは、送信時にあらかじめ反転動作を加えた偶数キャリアが合成されたTMCCキャリアを用いて、フレーム同期を実行することが出来る。
本発明での他の1実施例の受信制御部のデジタル処理を説明するブロック図の図10Bにおいて、TMCCキャリア復号部は図内のOFDMフレーム同期部で実施される。本発明での1実施例の受信制御部のデジタル処理を説明するブロック図の図10Aからの相違では、図10Bは、図10Aと処理の順番が入れ替わり、ビットデインターリーブ部56とその前の階層分割部28が追加されている。
この実施例では全4本のTMCCキャリアのうち、奇数本目に180度の位相反転動作を加える。
操作方法については、実施例1に記載したとおりであるため、省略する。
送信信号2が送信信号1と180℃位相反転している伝播状況にて、受信アンテナが受け取る受信信号Xは、送信時にあらかじめ反転動作を加えた偶数キャリアが合成されたTMCCキャリアを用いて、フレーム同期を実行することが出来る。
本発明での他の1実施例の受信制御部のデジタル処理を説明するブロック図の図10Bにおいて、TMCCキャリア復号部は図内のOFDMフレーム同期部で実施される。本発明での1実施例の受信制御部のデジタル処理を説明するブロック図の図10Aからの相違では、図10Bは、図10Aと処理の順番が入れ替わり、ビットデインターリーブ部56とその前の階層分割部28が追加されている。
実施例2は本発明での他の1実施例のMIMO方式の送信受信を説明するブロック図の図11Bのような、ネットワーク伝送でのMIMOシステムでも適用が可能である。
ネットワーク伝送における、中継系伝送で発生する位相差で同様の問題が発生した場合でも、対処することが出来る。
また、本発明での他の1実施例のMISO方式の送信受信のTMCCキャリア位相回転を説明する図の図11CのようなMISOシステムでも、本発明での他の1実施例のMISO方式の送信受信のTMCCキャリア位相回転を説明する図の図11DのようなMISOシステムでも、適用が可能である。
ネットワーク伝送における、中継系伝送で発生する位相差で同様の問題が発生した場合でも、対処することが出来る。
また、本発明での他の1実施例のMISO方式の送信受信のTMCCキャリア位相回転を説明する図の図11CのようなMISOシステムでも、本発明での他の1実施例のMISO方式の送信受信のTMCCキャリア位相回転を説明する図の図11DのようなMISOシステムでも、適用が可能である。
1:送信制御部、2,3:送信高周波部、4,5,6,7:アンテナ、
8,9:送信高周波数部、10:受信制御部、
11,55:DVB−ASIインターフェース部、12:データフレーム同期部、
13:エネルギー拡散部、14:外符号部、15:バイトインターリーブ部、
16:内符号部、17:周波数インターリーブ部、18:時間インターリーブ部、
19:マッピング部、20:CP、TMCC、AC部、21:OFDMフレーム構成部、
22:IFFT部、23:GI付加部、24:ディジタル直交変調部、
25:同期回路部、26:データフレーム同期部、
27:TS再多重部、28:階層分割部、29:遅延補正部、
30:ビットインターリーブ部、36:階層合成部、
31:TMCCキャリア生成部、32:掛算器、33:位相反転スイッチ、
34:複素位相回転器、
41:ディジタル直交復調部、42:OFDMシンボル同期器、43:GI除去部、
44:FFT部、45:OFDMフレーム同期部、46:雑音正規化部、
47:チャネル推定部、48:時間デインターリーブ部、
49:周波数デインターリーブ部、50:内符号復号部、
51:データフレーム検出部、52:バイトデインターリーブ部、
53:外符号復号部、54:エネルギー逆拡散部、
56:ビットデインターリーブ部、
8,9:送信高周波数部、10:受信制御部、
11,55:DVB−ASIインターフェース部、12:データフレーム同期部、
13:エネルギー拡散部、14:外符号部、15:バイトインターリーブ部、
16:内符号部、17:周波数インターリーブ部、18:時間インターリーブ部、
19:マッピング部、20:CP、TMCC、AC部、21:OFDMフレーム構成部、
22:IFFT部、23:GI付加部、24:ディジタル直交変調部、
25:同期回路部、26:データフレーム同期部、
27:TS再多重部、28:階層分割部、29:遅延補正部、
30:ビットインターリーブ部、36:階層合成部、
31:TMCCキャリア生成部、32:掛算器、33:位相反転スイッチ、
34:複素位相回転器、
41:ディジタル直交復調部、42:OFDMシンボル同期器、43:GI除去部、
44:FFT部、45:OFDMフレーム同期部、46:雑音正規化部、
47:チャネル推定部、48:時間デインターリーブ部、
49:周波数デインターリーブ部、50:内符号復号部、
51:データフレーム検出部、52:バイトデインターリーブ部、
53:外符号復号部、54:エネルギー逆拡散部、
56:ビットデインターリーブ部、
Claims (4)
- OFDM方式により同一の周波数で2つの異なる系統のアンテナからそれぞれ異なる変調データ信号を送信する送信装置と、前記送信装置から送信されたそれぞれ異なる変調データの両方を2つの異なる系統のアンテナそれぞれで受信して復調する受信装置、からなる通信装置において、
前記送信装置は、
インターフェース部から入力された映像及び音声データに対して2つの異なる系統毎にそれぞれ異なる変調データ信号を生成して出力する送信制御部と、
前記送信制御部からの信号を増幅して出力する前記2つの異なる系統毎にそれぞれ設けられた送信高周波部と、
前記送信高周波部からの信号を送信する前記2つの異なる系統毎にそれぞれ設けられたアンテナとを備え、
前記送信制御部は、OFDMフレームに複数のTMCCキャリアを重畳する際に、
前記2つの異なる系統の一方である第1の系統の変調データ信号に対して、複数のTMCCキャリアの全ての位相を位相無回転で重畳して出力し、
前記2つの異なる系統の他方である第2の系統の変調データ信号に対して、複数のTMCCキャリアの位相に360度を2以上の自然数で分割した位相回転を順次加えて重畳して出力し、
前記受信装置は、
前記送信装置から送信されたそれぞれ異なる変調データの両方を受信する2つの異なる系統のアンテナと、
前記アンテナが受信した信号を周波数変換する前記2つの異なる系統毎にそれぞれ設けられた受信高周波部と、
前記受信高周波部から入力された信号の復調処理を行う受信制御部とを備え、
前記受信制御部は、
差動復調して得られた複数のTMCCキャリアを複素加算することでTMCCキャリアの復調誤りを軽減することを特徴とする通信装置。 - OFDM方式により同一の周波数で複数N(N=2以上の自然数)の異なる系統のアンテナからそれぞれ異なる変調データ信号を送信する送信装置と、前記送信装置から送信されたそれぞれ異なる変調データの全てを複数の異なる系統のアンテナそれぞれで受信して復調する受信装置、からなる通信装置において、
前記送信装置は、
インターフェース部から入力された映像及び音声データに対して前記複数Nの異なる系統毎にそれぞれ異なる変調データ信号を生成して出力する送信制御部と、
前記送信制御部からの信号を増幅して出力する前記複数Nの異なる系統毎にそれぞれ設けられた送信高周波部と、
前記送信高周波部からの信号を送信する前記複数Nの異なる系統毎にそれぞれ設けられたアンテナとを備え、
前記送信制御部は、OFDMフレームに複数のTMCCキャリアを重畳する際に、
前記複数Nの異なる系統のうち、第1の系統の変調データ信号に対して、複数のTMCCキャリアの全ての位相を位相無回転で重畳して出力し、
前記複数Nの異なる系統のうち、第M(M=2〜N)の系統の変調データ信号に対して、複数のTMCCキャリアの位相に360度を前記第Mの系統の当該Mの値で分割した位相回転を順次加えて重畳して出力し、
前記受信装置は、
前記送信装置から送信されたそれぞれ異なる変調データの全てを受信する複数の異なる系統のアンテナと、
前記アンテナが受信した信号を周波数変換する前記複数の異なる系統毎にそれぞれ設けられた受信高周波部と、
前記受信高周波部から入力された信号の復調処理を行う受信制御部とを備え、
前記受信制御部は、
差動復調して得られた複数のTMCCキャリアを複素加算することでTMCCキャリアの復調誤りを軽減することを特徴とする通信装置。 - 請求項1乃至2のいずれかに記載の通信装置であって、
前記送信装置の前記第2の系統乃至前記第Mの系統のそれぞれに、前記第1の系統のTMCCキャリアと同相のTMCCキャリアが含まれていることを特徴とする通信装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の通信装置であって、
前記送信装置の前記送信制御部は、IF信号で出力し、
前記送信装置の前記送信高周波部は、前記IF信号からRF信号に変換することを特徴とする通信装置。
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