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JP2018037734A - 監視カメラシステム及び監視カメラシステムにおける動画閲覧方法並びに動画結合方法 - Google Patents

監視カメラシステム及び監視カメラシステムにおける動画閲覧方法並びに動画結合方法 Download PDF

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JP2018037734A JP2016167065A JP2016167065A JP2018037734A JP 2018037734 A JP2018037734 A JP 2018037734A JP 2016167065 A JP2016167065 A JP 2016167065A JP 2016167065 A JP2016167065 A JP 2016167065A JP 2018037734 A JP2018037734 A JP 2018037734A
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Abstract

【課題】効率的に動画が閲覧でき、後日確認時の閲覧性を向上することができる監視カメラシステムを提供すること。【解決手段】録画サーバが、(1)フォルダから個別映像データを複数選択する映像データ選択手段、(2)選択された個別映像データについて、複数連結の要否及び/又は一部削除の要否に応じて連結及び/又は一部削除を行い、それぞれ結合用映像データとする結合用映像データ作成手段、(3)結合用映像データのうち、同時に表示させる結合用映像データ同士は、フレーム数を同数に調整し、さらにフレーム間隔を同じに調整し、順次表示させる結合用映像データは表示順に並べて、調整後の結合用映像データ全てを1つの動画に合成して結合映像データとする結合映像データ作成手段、(4)端末に、前記結合映像データを送出して表示させる送出手段を有するものとする。【選択図】図5

Description

本発明は、防犯や管理等のために、撮影した画像やデータを蓄積し、端末に表示させる監視カメラシステムと、監視カメラシステムにおける動画閲覧方法と、複数の動画を結合する動画結合方法に関する。
従来、防犯や調査あるいは管理といった目的で、集合住宅などの建物の出入口や店頭あるいは街頭、工場や配送センター等、監視対象となるポイントを監視用カメラにより適時監視し、監視結果をインターネットその他電気通信回線を介して、ユーザ端末のモニターに送出し、モニターするカメラシステムが導入されている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
特開2013−51534号公報 特開2002−77882号公報 特開2006−190294号公報
しかし、従来の監視カメラシステムでは、ライブでの映像再生では、複数のカメラを同時に閲覧できたが、アーカイブとなった映像では、1動画ずつの再生しかできず、閲覧性が悪いという問題があった。
また、後日問題が発覚した際、例えば製造現場において、問題があったロットの製造工程を確認したいとき、そのロットを製造した日の各所の全ての映像を1つ1つ確認しなければならず、効率が悪かったので、閲覧性が悪く、問題発覚から問題究明までに時間がかかるという問題があった。
したがって、本発明の第1の目的は、上記した課題を解決し、効率的に動画が閲覧でき、後日確認時の閲覧性を向上することができる監視カメラシステム及び監視カメラシステムにおける動画閲覧方法並びに動画結合方法を提供することにある。
本発明の発明者は、同じ時間間隔で取得した映像を、時間単位で1動画ずつ監視カメラの映像を閲覧するのではなく、保存された動画を有効利用するため、全く別な切り口で、保存した動画を使用して新たな用途の動画を生成するという考えに立ち、本発明を完成させたものである。
本発明の第1の態様は、上記目的を達成するため、ネットワークを介して、画像を撮影する1又は複数のカメラ及び1又は複数の端末に接続され、前記カメラが撮影したカメラ画像を所定の録画時間長ずつ動画形式にしてフォルダに個別映像データとして保存する録画サーバを具備し、
前記録画サーバが、
前記フォルダから、前記個別映像データを複数選択する映像データ選択手段、
選択された個別映像データについて、複数連結の要否及び/又は一部削除の要否に応じて連結及び/又は一部削除を行い、それぞれ結合用映像データとする結合用映像データ作成手段、
前記結合用映像データのうち、同時に表示させる結合用映像データ同士は、フレーム数を同数に調整し、さらにフレーム間隔を同じに調整し、順次表示させる結合用映像データは表示順に並べて、調整後の結合用映像データ全てを1つの動画に合成して結合映像データとする結合映像データ作成手段、
前記端末に、前記結合映像データを送出して表示させる送出手段
を有することを特徴とする監視カメラシステムを提供する。
本発明の第1の態様によれば、録画映像の結合がされるので、効率的に動画が閲覧でき、後日確認時の閲覧性を向上することができる。また、同じロットの製造過程等、複数のカメラの異なる時刻の動画を同時に閲覧できる。また、目的に応じた結合動画を閲覧するだけですむので、問題発生時に、多くの動画を長時間かけて閲覧して問題の発生原因等を見つける労力が、削減できる。複数同時閲覧とすることで、閲覧の作業負担が減り、業務が改善される。また、保存動画を、同じ時間で今までより多く見ることができるようになるため、犯罪等の抑止力が高まることが期待できる。高い解像度を保ちながらデータ量が小さく低コスト化を可能とする。また、目的に応じた結合画像のみ保存しておけば、元の個別の動画を削除することができるので、容量削減と低コスト化を実現できる。また、撮影間隔や撮影時間等が異なる複数の動画であっても同じ時間で同時に閲覧することができる。
本発明において、「ネットワーク」には、LANやインターネット、Wi−Fi回線、3G/LTE回線、専用線等の通信網及びそれらの組合せから構成されるネットワークを含む。本発明において、カメラは、静止画を撮影するカメラ及び動画を撮影するカメラのいずれか又は両方であって、カメラに撮影させる画像が、静止画及び動画のいずれか又は両方であってもよい。各カメラは、出力機能と、静止画撮影機能及び/又は動画撮影機能を有する。カメラはIPカメラであることが好ましいが、アナログカメラでも可能である。静止画を撮影するカメラから取得した画像について、動画への圧縮形式は、現時点で高圧縮であるH.264であることがさらに好ましい。軽量で、ハードウェア、ソフトウェアいずれであっても実装が容易である。また、動画を撮影するカメラは、録画サーバとLANネットワークで接続されていることが好ましいが、この限りではない。また、本発明における録画サーバがカメラとネットワークを介して接続されカメラの画像を収集するものであってもよいし、本発明における録画サーバがカメラとネットワークを介して接続されておらず、カメラの画像を、カメラとネットワークで接続された別のサーバで収集して、収集したサーバから本発明における録画サーバに送信して動画形式で映像データとして本発明における録画サーバに蓄積するものであってもよい。なお、録画サーバはクラウドサーバであってもよい。
本発明の第2の態様は、上記目的を達成するため、ネットワークを介して、画像を撮影する1又は複数のカメラ及び1又は複数の端末に接続され、前記カメラが撮影したカメラ画像を所定の録画時間長ずつ動画形式にしてフォルダに個別映像データとして保存する録画サーバが、
前記フォルダから、前記個別映像データを複数選択する映像データ選択ステップ、
選択された個別映像データについて、複数連結の要否及び/又は一部削除の要否に応じて連結及び/又は一部削除を行い、それぞれ結合用映像データとする結合用映像データ作成ステップ、
前記結合用映像データのうち、同時に表示させる結合用映像データ同士は、フレーム数を同数に調整し、さらにフレーム間隔を同じに調整し、順次表示させる結合用映像データは表示順に並べて、調整後の結合用映像データ全てを1つの動画に合成して結合映像データとする結合映像データ作成ステップ、
前記端末に、前記結合映像データを送出して表示させる送出ステップ
を含むことを特徴とする動画閲覧方法を提供する。
本発明の第2の態様によれば、効率的に動画が閲覧でき、後日確認時の閲覧性を向上することができる。また、同じロットの製造過程等、複数のカメラの異なる時刻の動画を同時に閲覧できる。また、目的に応じた結合動画を閲覧するだけですむので、問題発生時に、多くの動画を長時間かけて閲覧して問題の発生原因等を見つける労力が、削減できる。複数同時閲覧とすることで、閲覧の作業負担が減り、業務が改善される。また、保存動画を、同じ時間で今までより多く見ることができるようになるため、犯罪等の抑止力が高まることが期待できる。高い解像度を保ちながらデータ量が小さく低コスト化を可能とする。また、目的に応じた結合画像のみ保存しておけば、元の個別の動画を削除することができるので、容量削減と低コスト化を実現できる。また、撮影間隔や撮影時間等が異なる複数の動画であっても同じ時間で同時に閲覧することができる。
本発明の第3の態様は、フォルダに、複数のカメラが撮影したカメラ画像を所定の録画時間長ずつ動画形式にして個別映像データとして保存し、データベースに、基準となるカメラに対する各カメラの時間差データと各カメラについての再生単位時間長データとを保存する録画サーバが、
再生する対象となるカメラのうち1のカメラについて再生する撮影時刻から、再生する対象となるカメラのうち他のカメラについて前記時間差データに基づいてカメラ毎に再生する撮影時刻をそれぞれ算出し、前記1のカメラについての再生時間単位から、前記他のカメラについて、前記再生単位時間長データの比からそれぞれ対応する再生時間単位を算出し、前記フォルダから、結合する個別映像データを、再生する対象となるカメラ全てについて選択する映像データ選択ステップ、
選択された個別映像データについて、複数連結の要否及び/又は一部削除の要否に応じて連結及び/又は一部削除を行い、それぞれの再生する撮影時刻からそれぞれの再生時間単位の映像データに加工して、それぞれ結合用映像データとする結合用映像データ作成ステップ、
前記結合用映像データのうち、同時に表示させる結合用映像データ同士は、それぞれの再生時間単位分ずつの結合用映像データが同じ時間で再生されるように、結合用映像データ毎に再生速度を算出し、フレーム数を同数に調整し、さらにフレーム間隔を同じに調整し、順次表示させる結合用映像データは表示順に並べて、調整後の結合用映像データを全て1画面に分割して表示されるように、調整後の結合用映像データ全てを1つの動画に合成して結合映像データとする結合映像データ作成ステップ、
を含むことを特徴とする動画結合方法を提供する。
本発明の第3の態様によれば、録画映像の結合がされるので、効率的に動画が閲覧でき、後日確認時の閲覧性を向上することができる。また、かかる方法により、同じロットの製造過程等、複数のカメラの異なる時刻の動画を同時に閲覧できる動画を作成しうる。また、目的に応じた結合動画を作成しうるため、問題発生時に、多くの動画を長時間かけて閲覧して問題の発生原因等を見つける労力が、削減できる。複数カメラについて同時閲覧可能な動画とすることで、閲覧の作業負担が減り、業務が改善される。また、保存動画を、同じ時間で今までより多く見ることができるようになるため、犯罪等の抑止力が高まることが期待できる。高い解像度を保ちながらデータ量が小さく低コスト化を可能とする。また、目的に応じた結合画像のみ保存しておけば、元の個別の動画を削除することができるので、容量削減と低コスト化を実現できる。また、撮影間隔や撮影時間等が異なる複数の動画であっても同じ時間で同時に閲覧することができる。
本発明の第4の態様は、フォルダに、複数のカメラが撮影したカメラ画像を所定の録画時間長ずつ動画形式にして個別映像データとして保存する録画サーバが、
再生する撮影時刻を選択し、前記フォルダから、前記個別映像データを、再生する対象となるカメラ全てについて同時刻の個別映像データを選択する映像データ選択ステップ、
選択された個別映像データをそれぞれ結合用映像データとする結合用映像データ作成ステップ、
前記結合用映像データ全てについて、調整後の結合用映像データを全て1画面に分割して表示されるように1つの動画に合成して結合映像データとする結合映像データ作成ステップ
を含むことを特徴とする動画結合方法を提供する。
本発明の4の態様によれば、録画映像の結合がされるので、効率的に動画が閲覧でき、後日確認時の閲覧性を向上することができる。また、かかる方法により、複数のカメラの同じ時間帯の動画を同時に閲覧する動画を作成しうる。また、目的に応じた結合動画を作成しうるため、問題発生時に、多くの動画を長時間かけて閲覧して問題の発生原因等を見つける労力が、削減できる。複数同時閲覧とすることで、閲覧の作業負担が減り、業務が改善される。また、保存動画を、同じ時間で今までより多く見ることができるようになるため、犯罪等の抑止力が高まることが期待できる。高い解像度を保ちながらデータ量が小さく低コスト化を可能とする。また、目的に応じた結合画像のみ保存しておけば、元の個別の動画を削除することができるので、容量削減と低コスト化を実現できる。
本発明の第5の態様は、フォルダに、カメラが撮影したカメラ画像を所定の録画時間長ずつ動画形式にして個別映像データとして保存する録画サーバが、
前記フォルダから、再生開始の撮影時刻から再生終了の撮影時刻までの動画を作成するために結合する個別映像データ全てを選択する映像データ選択ステップ、
選択された個別映像データについて、時系列に従って連結を行い、再生開始の撮影時刻より前の映像及び再生終了の撮影時刻より後の映像を削除し、結合用映像データとする結合用映像データ作成ステップ、
前記結合用映像データを1又は複数連結して1つの画像に合成して結合映像データとする結合映像データ作成ステップ、
を有することを特徴とする動画結合方法を提供する。
本発明の第5の態様によれば、効率的に動画が閲覧でき、後日確認時の閲覧性を向上することができる。また、閲覧したい時間分だけの動画を効率的に閲覧することができる。また、目的に応じた結合動画を閲覧するだけですむので、問題発生時に、多くの動画を長時間かけて閲覧して問題の発生原因等を見つける労力が、削減できる。複数同時閲覧とすることで、閲覧の作業負担が減り、業務が改善される。また、保存動画を、同じ時間で今までより多く見ることができるようになるため、犯罪等の抑止力が高まることが期待できる。高い解像度を保ちながらデータ量が小さく低コスト化を可能とする。また、目的に応じた結合画像のみ保存しておけば、元の個別の動画を削除することができるので、容量削減と低コスト化を実現できる。
本発明によれば、効率的に動画が閲覧でき、後日確認時の閲覧性を向上することができる。
本発明の監視カメラシステムの実施例1のネットワーク構成の一例を示す図である。 本発明の監視カメラシステムの実施例1の録画サーバの構成図である。 本発明の監視カメラシステムの実施例1の端末(モバイル)の構成図である。 本発明の監視カメラシステムの実施例1の端末(PC)の構成図である。 本発明の動画結合方法の実施例1の動画結合フロー概略図である。 本発明の動画結合方法の実施例1の連結手順のイメージ図である。 本発明の動画結合方法の実施例1のフレーム数調整手順のイメージ図である。 本発明の動画結合方法の実施例1の混合結合の動画結合方法のイメージ図である。 本発明の動画結合方法の実施例1における生地工程での監視カメラの設置状況を示すイメージ図である。 本発明の動画結合方法の実施例1における生地工程についての動画閲覧方法による表示画面のイメージ図である。 本発明の動画結合方法の実施例1における成形焼成工程での監視カメラの設置状況を示すイメージ図である。 本発明の動画結合方法の実施例1における成形焼成工程についての動画閲覧方法による表示画面のイメージ図である。 本発明の動画結合方法の実施例2の同時刻結合の動画結合方法のイメージ図である。 本発明の動画結合方法の実施例2における牛舎についての動画閲覧方法による表示画面のイメージ図である。
以下、本発明について、実施例を用いて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本実施例は、監視用カメラで撮りためた映像を閲覧しやすい形に加工して保存するもので、カメラ毎に別々の時間帯の映像であっても合成して1画面に表示するものである。詳細には、ネットワークを介して録画サーバで監視用カメラを作動させて、録画サーバが動画及び静止画のカメラ画像を撮影・収集して作成した一次データを元に、カメラ毎に所定の時間単位で動画として完結した二次映像データである個別映像データを作成し、複数の二次映像データを結合加工して三次映像データである結合映像データを作成し、録画サーバがユーザの端末に端末からの要求に応じてネットワークを介してカメラ毎に別々の時間帯の映像であっても合成して1画面でモニターする映像を送信するものである。なお、再生のみならず、巻戻し・早送りも可能である。したがって、本実施例では、保存した映像の有効利用を実現できる。例えば、ある作業室において、材料投入時に異物混入のあった時間帯がなかったかを後日確認しようとした際、すぐに知ることができるし、問題のあったロットについて従業員に不審な動きがなかったかを後日確認しようとした際も、すぐに知ることができる。したがって、本実施例によれば、後日確認時の閲覧性が向上し、これまで長時間労力をかけて調べていた問題究明を、極めて短時間に、効率よく、小さな労力で調べることができる。
{構成}
図1は、本発明の監視カメラシステムの実施例1のネットワーク構成の一例を示す図である。LANやインターネット、Wi−Fi回線、3G/LTE回線、専用線等の通信網の組み合わせから構成されるネットワーク500上には、(1)画像を撮影するカメラとして、複数台の監視用カメラ(静止画用)400A〜C及び監視用カメラ(動画用)401、(2)ネットワーク500を介して監視用カメラ400、401と接続され、カメラで撮影した画像データを取得し蓄積し端末に送信する録画サーバとして、録画サーバ100、(3)ネットワーク500を介して録画サーバ100と接続され、録画サーバ100からの画像データを受信して表示する端末として、スマートフォンなどのモバイル端末200A〜Cや、デスクトップPC(パーソナルコンピュータ)やノートPCなどの閲覧PC300A〜C、が接続されている。カメラは、監視用静止画カメラのみでもよいし、監視用動画カメラのみでもよいし、共に、録画サーバの処理範囲内であれば台数に制限はない。なお、以下、モバイル端末と閲覧PCとをまとめるときは、「端末」又は「Viewer」という。
録画サーバ100は、動画を撮影する監視用カメラ(動画用)401と同じLAN内に存在するが、静止画を撮影する監視用カメラ(静止画用)400が同じLAN内に存在する場合に限らず、インターネットやLAN等、複数のネットワークを介して接続されていてもよい。また、同じネットワーク上に複数の録画サーバがあってもよい。本実施例では、監視用カメラ400、401と録画サーバ100との通信がTCP/IP方式で、静止画を撮影する監視用カメラ(静止画用)400では、同じLAN内にカメラと録画サーバが存在しなくても、確実に画像データの送受信ができ、信頼性が高い。監視用カメラ400、401は、本実施例ではIPカメラであるが、アナログカメラでもよい。画像表示用の端末である閲覧PC300も、録画サーバ100と同じLAN内に存在する場合に限らず、インターネットやLANやWi-Fi回線等、複数のネットワークを介して接続されていてもよい。画像表示用の端末であるモバイル端末200についても、LAN、インターネット、携帯電話用ネットワーク(Wi−Fi回線や3G/LTE回線等)等、複数のネットワークを介して接続されていてもよい。なお、LANとインターネット間や静止画を撮影する監視用カメラとインターネット間はルータ600を介する。図1は、監視用カメラ(動画用)及び監視用カメラ(静止画用)や閲覧PCやモバイル端末を、録画サーバと複数のネットワークを介して接続した接続例を示すものであり、これに限定されない。本実施例では、監視用カメラ400、401と録画サーバ100との通信は、セッションを確立してから通信を開始する信頼性の高いTCPで行うが、セッションを確立しないでデータを送信する早くてリアルタイム性に優れたUDPでもよく、TCP、UDPどちらのプロトコルでも画像を取得できる。
1台の録画サーバ100は、複数台の監視カメラ400、401から画像を取得することができる。本実施例では、録画サーバ100側がネットワークトラフィックを自動的に分散させるので、ネットワーク設計が不要で、カメラをポートに繋ぐだけで済むため、作業が非常に簡便となる。また、通信が不通になった場合にも再開が容易である。
図2は、本発明の監視カメラシステムの実施例1の録画サーバの構成図である。録画サーバ100は、キャッシュメモリであるメモリ102を伴うCPU101やデバイスドライバ等を有する制御・演算装置と、DRAM等の主記憶装置やハードディスク等の補助記憶装置を有する記憶装置110と、ネットワークインターフェース104等の通信制御装置や表示装置としてのディスプレイ103、キーボード105、マウス106等で構成される入出力装置とを備えている。記憶装置110には、一次画像フォルダ111と二次映像フォルダ112と三次映像フォルダ116と動画連結・結合プログラム113をはじめとする各種プログラムと認証用データベースと環境設定フォルダ等の他、オペレーティングシステム114が格納されている。二次映像データである個別映像データから三次映像データである結合映像データを作成するための結合用映像データも記憶装置110内のフォルダに格納されている。動画連結・結合プログラム113をはじめとする各種プログラムは、通常、記憶装置110の補助記憶装置に格納されており、実行時には主記憶装置にロードされる。一次画像フォルダ111には、カメラ画像を一次データとして蓄積し、二次映像フォルダ112には、一次画像フォルダ111内に蓄積された一定時間分の一次データを動画圧縮変換して二次映像データとして蓄積する。かかる二次映像データが、カメラが撮影したカメラ画像を動画形式にした個別映像データである。認証用データベースには、モバイル端末200及び閲覧PC300の受付情報であるID、パスワード、個体識別情報(UID)が蓄積され、各監視用カメラ400、401のアクセス情報であるIPアドレス、ポート番号、ID、パスワードが蓄積されている。本実施例では、録画サーバ100は、録画サーバと端末が一体となっており、自ら画像を表示する端末の役割も果たすため、また、メンテナンスや管理のため、ディスプレイ103、また入力手段としてのキーボード105やマウス106を有している。録画サーバでカメラ画像の再生を要しない場合は、画像表示装置としての端末機能はなくてもよい。環境設定フォルダには、各監視用カメラの画像取得タイミング、一次データや二次映像データの作成間隔、圧縮条件、三次映像データ(結合映像データ)作成時のレイアウト等の条件、一次データや二次画像データの作成間隔、圧縮条件等が蓄積されている。録画サーバ100は、設置型のサーバであるが、クラウドサーバであってもよい。
本実施例における録画サーバは、また、基準となるカメラに対する各カメラの時間差データと、各カメラについて再生単位時間長データを有するデータベースを有する。
録画サーバ100は、CPU101が、動画連結・結合プログラム113をメモリ102にロードして実行することにより本発明の動画結合編集処理等が可能なコンピュータの機能を実現する。CPU101は、通常のコンピュータに搭載する演算処理装置であり、各種プログラムを実行し、各種制御等を行う。
録画サーバ100は、1台のサーバとする他、複数のサーバからなるサーバ群であってもよい。例えば、二次映像フォルダについて、一定期間(例えば24時間)経過後の二次映像データについては、保存先を、カメラ画像を取得する録画サーバと別の録画サーバに設けた二次映像フォルダとしてもよい。頻繁には再生しない過去の保存データを別にすることで、さらに多くの台数のカメラを同一ネットワーク上で監視可能となる。
録画サーバ100は、監視用カメラとの接続を行い、一定時間(例えば1秒)毎に、接続した静止画撮影用の監視用カメラに静止画を撮影させ撮影したカメラ画像を録画サーバに入力させ、一定時間(例えば10秒)ずつ、接続した動画撮影用の監視用カメラに動画を連続撮影させ撮影したカメラ画像を録画サーバに入力させ、圧縮して一次データを作成し記憶装置110の一次画像フォルダ111に蓄積する。そして一次データを、一定時間(例えば10分)分毎に結合させタイムスタンプを付して動画形式で圧縮した二次映像データに変換する。本実施例では、二次映像データすなわち個別映像データは、それぞれ、所定の録画時間長ずつ同じ時間分のデータであり、全て同じフレーム数に調整してある。本実施例では、10分間分の個別映像データとしてあるが、これに限らない。
本実施例において、映像の結合方法は、カメラ毎に別々の時間帯の映像であっても合成して1画面に表示する混在結合である。
動画連結・結合プログラムは、コンピュータに、(1)二次映像フォルダから結合する同じ又は異なる時間帯の同じ録画時間長の個別映像データを複数選択する映像データ選択機能、(2)選択された個別映像データについて、複数連結の要否及び/又は一部削除の要否に応じて連結及び/又は一部削除を行い、それぞれ結合用映像データを作成する結合用映像データ作成機能、(3) 結合用映像データのうち、同時に表示させる結合用映像データ同士は、フレーム数を同数に調整し、さらにフレーム間隔を同じに調整し、順次表示させる結合用映像データは表示順に並べて、調整後の結合用映像データ全てを1つの動画に合成して結合映像データとする結合映像データ作成機能、(4)端末との接続を行う端末接続機能、(5)端末から動画閲覧要求を受け付ける閲覧要求受付機能、(6)端末に、結合映像データを送出して表示させる送出機能を実現させるためのプログラムである。どのカメラの映像をどのレイアウトで結合させるかの設定及び複数連結の要否及び/又は一部削除の要否については、予め録画サーバ100のデータベースに結合条件として記憶されている。
本実施例では、動画連結・結合プログラムは、さらに、上述した(1)の映像データ選択機能が、再生する対象となるカメラのうち1のカメラについて再生する撮影時刻から、再生する対象となるカメラのうち他のカメラについて時間差データに基づいてカメラ毎に再生する撮影時刻をそれぞれ算出し、かかる1のカメラについての再生時間単位から、他のカメラについて、前記再生単位時間長データの比からそれぞれ対応する再生時間単位を算出し、フォルダから、結合する個別映像データを、再生する対象となるカメラ全てについて選択する映像データ選択機能であって、上述した(2)の結合用映像データ作成機能が、選択された個別映像データについて、複数連結の要否及び/又は一部削除の要否に応じて連結及び/又は一部削除を行い、それぞれの再生する撮影時刻からそれぞれの再生時間単位の映像データに加工して、それぞれ結合用映像データとする結合用映像データ作成機能であって、上述した(3)の結合映像データ作成機能が、結合用映像データのうち、同時に表示させる結合用映像データ同士は、それぞれの再生時間単位分ずつの結合用映像データが同じ時間で再生されるように、結合用映像データ毎に再生速度を算出し、フレーム数を同数に調整し、さらにフレーム間隔を同じに調整し、順次表示させる結合用映像データは表示順に並べて、調整後の結合用映像データを全て1画面に分割して表示されるように、調整後の結合用映像データ全てを1つの動画に合成して結合映像データとする結合映像データ作成機能を実現させるためのプログラムである。
なお、本実施例では、端末に表示した結合映像データについての巻戻し要求及び早送り要求及び再生要求を端末から受け付け、要求により、表示する結合映像データの巻戻し・早送り・再生を行う。
本実施例では、一定時間(例えば10分)分毎に二次映像データが作成され、二次映像データがあれば三次映像データである結合映像データが作成できるので、リアルタイムに近い状態で複数カメラの映像を、一画面で見ることができ、かつ一つの動画として録画サーバから端末へ送出されるためデータ量が小さくて済む。
本実施例では、監視カメラと録画サーバとの接続はTCP/IP方式で行い、監視カメラを特定するため、認証を行ってからカメラ画像の撮影等の要求を行う。端末と録画サーバとの接続もTCP/IP方式で行い、端末が録画サーバに登録してある端末であることを確認してから画像送信を行う。認証は、録画サーバ上の認証用データベースによる認証が好ましい。
録画サーバ100は、接続開始時毎に、監視用カメラや端末のIPアドレス及びポート番号、UIDを調べ、ローカル環境(例えば、同じLAN上)にあるカメラや端末との接続開始時には、IPアドレス及びポート番号やUIDを用いた接続によって接続相手を特定でき、録画サーバ側で設定したユーザIDとパスワードで認証する。録画サーバ100は、インターネット網を介する等、遠隔環境にある監視用カメラとの接続では、ルータのポート転送(ポートフォワーディングなどとも表現される)を用いることで、グローバルIPアドレス及びポート番号を用いて接続相手を特定する。録画サーバ100は、モバイル端末200又は閲覧PC300の接続開始時にUIDを用いた端末固有情報を元に端末を特定するため、ユーザIDとパスワードの認証及び端末固有情報の一致により画像表示を可能とする。
図3は、本発明の監視カメラシステムの実施例1の端末(モバイル)の構成図である。モバイル端末200は、メモリ202を伴うCPU201やデバイスドライバ等を有する制御・演算装置と、記憶装置210、データの送受信等を行う通信制御装置、表示装置としてのディスプレイ203、操作ボタンあるいはタッチパネル等の入出力装置を備えている。記憶装置210には、画像表示プログラム213やオペレーティングシステム214が格納されている。モバイル端末200は、例えばスマートフォン等の携帯電話等であり、CPU201が画像表示プログラム213をメモリ202にロードして実行することにより本発明の画像表示が可能なコンピュータの機能を実現する。CPU201は、通常のモバイル端末に搭載する演算処理装置であり、各種プログラムを実行し、各種制御等を行う。
本実施例においては、録画サーバ100と閲覧PC300とは、ともにパーソナルコンピュータとして構成され、通常のパーソナルコンピュータが有するクロック機能等を備えている。モバイル端末200もクロック機能等を備えている。
図4は、本発明の監視カメラシステムの実施例1の端末(PC)の構成図である。閲覧PC300は、メモリ302を伴うCPU301やデバイスドライバ等を有する制御・演算装置と、DRAM等の主記憶装置やハードディスク等の補助記憶装置を有する記憶装置310と、ネットワークインターフェース304等の通信制御装置や表示装置としてのディスプレイ303、キーボード305、マウス306等で構成される入出力装置とを備えている。記憶装置310には、画像表示プログラム313やオペレーティングシステム314が格納されている。閲覧PC300は、例えばデスクトップPCやノートPC、タブレット端末等であり、CPU301が画像表示プログラム313をメモリ302にロードして実行することにより本発明の画像表示が可能なコンピュータの機能を実現する。CPU301は、通常のPCに搭載する演算処理装置であり、各種プログラムを実行し、各種制御等を行う。
画像表示プログラムは、コンピュータに、録画サーバとの接続を行う端末接続機能、録画サーバから送信された画像を表示する画像表示機能を実現させるためのプログラムである。
本実施例では、画像表示プログラムは、より好ましい態様として、さらに、コンピュータに、巻戻し又は早送りの要求の入力を受け付け、録画サーバに三次映像データである結合映像データの一定単位分前又は後の映像を要求する巻戻し・早送り要求機能をも実現させるためのプログラムである。
本実施例では、複数カメラの映像を結合して動画としてあるため、表示中の全てのカメラの映像を一度に巻き戻し・早送りすることができる。
動画連結・結合プログラムと画像表示プログラムとを有する動画閲覧方法のプログラムは、それぞれのプログラムによるステップをコンピュータに実行させるものである。
本実施例では、画像を撮影する監視用カメラ400、401にネットワーク500を介して接続された録画サーバ100と、録画サーバ100にネットワーク500を介して接続され画像を表示する端末200、300とを具備しており、録画サーバ100には、監視用カメラとの接続を行い、一定時間(例えば1秒)毎に、接続した静止画撮影用の監視用カメラに静止画を撮影させ撮影したカメラ画像を録画サーバに入力させ、一定時間(例えば10秒)ずつ、接続した動画撮影用の監視用カメラに動画を連続撮影させ撮影したカメラ画像を録画サーバに入力させ、圧縮して一次データを作成し記憶装置110の一次画像フォルダ111に蓄積する。そして一次データを、一定時間(例えば10分)分毎に結合させタイムスタンプを付して動画形式で圧縮した二次映像データに変換する、各手段を設けてある。さらに、録画サーバ100には、(1)二次映像フォルダから結合する同じ又は異なる時間帯の同じ録画時間長の個別映像データを複数選択する映像データ選択手段、(2)選択された個別映像データについて、複数連結の要否及び/又は一部削除の要否に応じて連結及び/又は一部削除を行い、それぞれ結合用映像データを作成する結合用映像データ作成手段、(3) 結合用映像データのうち、同時に表示させる結合用映像データ同士は、フレーム数を同数に調整し、さらにフレーム間隔を同じに調整し、順次表示させる結合用映像データは表示順に並べて、調整後の結合用映像データ全てを1つの動画に合成して結合映像データとする結合映像データ作成手段、(4)端末との接続を行う端末接続手段、(5)端末から動画閲覧要求を受け付ける閲覧要求受付手段、(6)端末に、前記結合映像データを送出して表示させる送出手段を設けてある。
本実施例では、録画サーバ100には、上述した(1)の映像データ選択手段が、再生する対象となるカメラのうち1のカメラについて再生する撮影時刻から、再生する対象となるカメラのうち他のカメラについて時間差データに基づいてカメラ毎に再生する撮影時刻をそれぞれ算出し、かかる1のカメラについての再生時間単位から、他のカメラについて、前記再生単位時間長データの比からそれぞれ対応する再生時間単位を算出し、フォルダから、結合する個別映像データを、再生する対象となるカメラ全てについて選択する映像データ選択手段であって、上述した(2)の結合用映像データ作成手段が、選択された個別映像データについて、複数連結の要否及び/又は一部削除の要否に応じて連結及び/又は一部削除を行い、それぞれの再生する撮影時刻からそれぞれの再生時間単位の映像データに加工して、それぞれ結合用映像データとする結合用映像データ作成手段であって、上述した(3)の結合映像データ作成手段が、結合用映像データのうち、同時に表示させる結合用映像データ同士は、それぞれの再生時間単位分ずつの結合用映像データが同じ時間で再生されるように、結合用映像データ毎に再生速度を算出し、フレーム数を同数に調整し、さらにフレーム間隔を同じに調整し、順次表示させる結合用映像データは表示順に並べて、調整後の結合用映像データを全て1画面に分割して表示されるように、調整後の結合用映像データ全てを1つの動画に合成して結合映像データとする結合映像データ作成手段である。
本実施例では、録画サーバ100は、前述のハードウェア構成と動画連結・結合プログラム113によって、(1)〜(6)の手段として機能する。
また、端末(モバイル端末200及び閲覧PC300)に、(1)録画サーバ100から送信された画像を表示する画像表示手段及び(2)巻戻し要求及び早送り要求及び再生手段を設けてある。
本実施例では、端末200、300は、前述のハードウェア構成と画像表示プログラム213、313によって、(1)〜(2)の手段として機能する。例えば、録画翌日等に再生を行うとき、何日の何時の録画について再生をしたいかを選択し、10分分ずつ2次データに変換されたファイルを呼び出して、再生を行う。再生中の巻戻しや早送りも可能である。
本実施例の監視カメラシステムは、静止画又は動画を撮影するカメラ群にネットワークを介して接続された録画サーバが、一定時間毎に、前記カメラ群からTCP/IP方式で、カメラ画像を静止画又は動画で取得し、圧縮して一次データを作成して、一定期間内は一次データのまま保存し、一定期間経過後に、タイムスタンプ情報を付加した高圧縮動画ファイルの二次映像データに変換して保存し直す。本実施例では、H.264形式で圧縮して動画ファイルに変換する。さらに、端末からの要望に従った形式で、二次映像データである個別映像データを複数組み合わせて同時に並行して組合せ表示するための合成をした動画として三次映像データすなわち結合映像データを作成して端末に表示する。
本実施例の監視カメラシステムは、効率的に動画が閲覧でき、後日確認時の閲覧性を向上することができる。複数のカメラの動画を同時に再生でき、例えば、問題発覚から問題究明までの時間が短縮できる。
{手順}
上述した本発明の監視カメラシステムの実施例1における動画結合方法及び、本発明の動画結合方法の実施例1を使用した動画閲覧方法の手順について次に説明する。
本実施例の動画結合方法における動画閲覧方法は、ネットワークを介して1又は複数の端末に接続され、1又は複数のカメラが撮影したカメラ画像を動画形式にしてフォルダに個別映像データとして保存する録画サーバが、(1)二次映像フォルダから結合する同じ又は異なる時間帯の同じ録画時間長の個別映像データを複数選択する映像データ選択ステップ、(2)選択された個別映像データについて、複数連結の要否及び/又は一部削除の要否に応じて連結及び/又は一部削除を行い、それぞれ結合用映像データを作成する結合用映像データ作成ステップ、(3) 結合用映像データのうち、同時に表示させる結合用映像データ同士は、フレーム数を同数に調整し、さらにフレーム間隔を同じに調整し、順次表示させる結合用映像データは表示順に並べて、調整後の結合用映像データ全てを1つの動画に合成して結合映像データとする結合映像データ作成ステップ、(4)端末との接続を行う端末接続ステップ、(5)端末から動画閲覧要求を受け付ける閲覧要求受付ステップ、(6)端末に、前記結合映像データを送出して表示させる送出ステップを含む。
録画サーバには、断続的にあるいは連続的に複数の監視用カメラから送信されるカメラ画像が一次画像フォルダに一次データとして蓄積され、一次データから作成された二次映像データが二次映像フォルダに蓄積される。二次映像データは、カメラ画像を動画形式にしてフォルダに保存された個別映像データである。対象となる個別映像データが作成された時点以降は端末からの結合映像データの表示要求に答えられるため、早い段階で複数カメラの映像を一度に確認でき、閲覧性が高い。
本実施例においては、カメラや結合方法等については録画サーバにあらかじめ記憶されているが、端末から再生する対象となるカメラの選択を受け付け、次に映像の結合方法の選択を受け付け、受け付けた結合方法に応じて個別映像を連結・結合を行って表示させてもよい。
本実施例では、ひとつのカメラの再生する撮影時刻に基づいて、他のカメラについて、録画サーバのデータベースに蓄積されている時間差データから、それぞれ異なる撮影時刻の個別映像データをピックアップして1画面に合成するものである。本実施例は、例えば、ある製造ロットの製造工程を同時に確認したいときなどに有用な結合方法である。
図5は、本発明の動画結合方法の実施例1の動画結合フロー概略図である。録画サーバは、予め録画サーバで設定された方法で三次映像データである結合映像データの作成を開始する。本実施例においては、閲覧するカメラ毎に、上述したようにカメラ毎に別々の時間帯の映像であっても合成して1画面に表示する混在結合の結合方法に基づき、二次映像フォルダから、結合する二次映像データすなわち個別映像データを、複数選択してピックアップする。次に、個別映像データの連結の要否を判断し、必要に応じて複数の個別映像データを連結し、また、必要に応じて個別映像データの一部削除を行い、結合用映像データとして作成する。次に、複数の結合用映像データを1画面に合成する場合、フレーム数の調整の要否を判断し、必要に応じてフレーム間隔及びフレーム数を映像データ間でそれぞれ同数に調整する。次に、複数の結合用映像データを結合して1画面に結合する場合は1コマに複数の結合用映像データを合成したうえで、結合映像データすなわち三次映像データを作成し、三次映像フォルダに蓄積する。
録画サーバは、フォルダに、複数のカメラが撮影したカメラ画像を所定の録画時間長ずつ動画形式にして個別映像データとして保存し、データベースに、基準となるカメラに対する各カメラの時間差データと各カメラについての再生単位時間長データとを保存する。上述した二次映像データすなわち個別映像データから三次映像データすなわち結合映像データを作成する動画結合方法の手順は、さらに詳細には、(1)再生する対象となるカメラのうち1のカメラについて再生する撮影時刻から、再生する対象となるカメラのうち他のカメラについて時間差データに基づいてカメラ毎に再生する撮影時刻をそれぞれ算出し、かかる1のカメラについての再生時間単位から、他のカメラについて、再生単位時間長データの比からそれぞれ対応する再生時間単位を算出し、フォルダから、結合する個別映像データを、再生する対象となるカメラ全てについて選択する映像データ選択ステップ、(2)選択された個別映像データについて、複数連結の要否及び/又は一部削除の要否に応じて連結及び/又は一部削除を行い、それぞれの再生する撮影時刻からそれぞれの再生時間単位の映像データに加工して、それぞれ結合用映像データとする結合用映像データ作成ステップ、(3)結合用映像データのうち、同時に表示させる結合用映像データ同士は、それぞれの再生時間単位分ずつの結合用映像データが同じ時間で再生されるように、結合用映像データ毎に再生速度を算出し、フレーム数を同数に調整し、さらにフレーム間隔を同じに調整し、順次表示させる結合用映像データは表示順に並べて、調整後の結合用映像データを全て1画面に分割して表示されるように、調整後の結合用映像データ全てを1つの動画に合成して結合映像データとする結合映像データ作成ステップ、を含む。
図6は、本発明の動画結合方法の実施例1の連結手順のイメージ図である。複数の個別映像データを連結する方法は、例えば、9時20分から10分間の個別映像データと9時30分から10分間の個別映像データと9時40分から10分間の個別映像データと9時50分から10分間の個別映像データから、9時25分から9時55分の結合用映像データを作成するときは、まずは上述した4つの個別映像を連結して、9時20分から5分間分の映像と9時55分から5分間分の映像を削除するトリミングをすることで行う。
図7は、本発明の動画結合方法の実施例1のフレーム数調整手順のイメージ図である。複数の結合用映像データについてフレーム間隔及びフレーム数を映像データ間でそれぞれ同数に調整する方法は、元となる個別映像データが、例えば、A、B、Cのカメラで、Aのカメラの一次データが1秒間に1フレーム、Bのカメラの一次データが1秒間に5フレーム、Cのカメラの一次データが1秒間に10フレームであるとき、全てを1秒間に5フレームの動画とする場合、足りない分は直前のフレームで補い、多い分は間引きする。
図8は、本発明の動画結合方法の実施例1の混合結合の動画結合方法のイメージ図である。CAM01、CAM03、CAM04、CAM06について、基準カメラがCAM06であってデータベースに蓄積されているカメラの時間差データが、CAM01で10分前、CAM03で20分前、CAM04で40分前であるとき、再生単位時間長データが各10分間であって、10時00分の映像として、CAM06の10時00分からの映像とCAM01の9時50分からの映像とCAM03の9時40分からの映像とCAM04の9時20分からの映像とからの映像を10分ごとに結合する場合、図に示したように、4つのカメラのそれぞれの時間帯の10分間の映像を、1画面で表示するように合成し、次に各10分ずつ後も同じように合成する。それぞれの対象カメラ映像が完全に完成する時刻を経過してから個別映像データをピックアップして結合が開始される。対象カメラの映像完成時刻は、結合が対象カメラのうち最後の個別映像データ作成時以降に開始されるため、最大で次の個別映像作成時までとなる。仮にCAM03について20分間、CAM03以外を10分間の個別映像データを対象にする場合、すなわち、データベースに蓄積されているCAM03の再生単位時間長データが20分間で、その他のカメラの再生単位時間長データが10分間である場合、カメラ毎の総フレーム数をCAM03に合わせるのか、CAM03以外に合わせるのかを指定する。CAM03に合わせる場合、20分間の映像となり、CAM03以外は1/2倍速の再生となる。CAM03以外に合わせる場合、10分間の映像となり、CAM03は2倍速の再生となる。
図9は、本発明の動画結合方法の実施例1における生地工程での監視カメラの設置状況を示すイメージ図である。図9に示した監視カメラの設置例では、工場内での製造現場に監視カメラを設置していて、計量して生地をミキシングして一次発酵する各工程を撮影する。
図10は、本発明の動画結合方法の実施例1における生地工程についての動画閲覧方法による表示画面のイメージ図である。計量が1分間に30フレームで30分、ミキシングが1分間に15フレームで60分、一次発酵が1分間に1フレームで720分であるとき、結合方法で混在結合が選択された場合、材料投入時の異物混入のチェックが重要なので、30分30フレームの結合映像データとするので、ミキシングは2倍速映像となり、一次発酵は24倍速映像となる。ただし、実際のフレーム数は30フレームに足りない部分は同じフレームを均等配置することで補完する。
図11は、本発明の動画結合方法の実施例1における成形焼成工程での監視カメラの設置状況を示すイメージ図である。図11に示した監視カメラの設置例では、工場内での製造現場の各工程場所に監視カメラを設置していて、生地取出工程、分割工程、成形工程、最終発酵工程、焼成工程、包装工程の各工程を撮影する。
図12は、本発明の動画結合方法の実施例1における成形焼成工程についての動画閲覧方法による表示画面のイメージ図である。それぞれのカメラについて同じフレーム数であり、生地取出工程が10分、分割工程が30分、成形工程が30分、最終発酵工程が60分、焼成工程が15分、包装工程が15分であるとき、食品工場では従業員の作業内容が重要なので、結合映像データは分割工程と成形工程のカメラについて、ともに30分の結合映像データとするので、最終発酵工程の映像は2倍速映像となり、焼成工程と包装工程の映像は1/2倍速映像となる。各所に設置されたカメラ映像を指定時間から抽出して結合することで、パンの製造単位等での動画を生成することができ、後日問題が生じた商品の製造工程が一つの映像で閲覧できるようになる。なお、動画の時間が異なる映像を結合する場合は、短い方か長い方に合わせてフレーム数を調整する。短い動画に合わせて結合する場合、録画時間の長い動画はフレームを間引いて結合する。なお、製造工程の異なる商品にも対応できるようにトリガーとなる生産計画情報を連動したり、RFIDによる製造製品の管理情報に従った動画結合も可能である。
本実施例は、混在結合であり、例えば、ある製造ロットの製造工程を同時に確認したいときなどに有用な結合方法で、ひとつのカメラについて再生する撮影時刻を受け付け、他のカメラについては、録画サーバのデータベースに蓄積されている時間差データから、それぞれ異なる撮影時刻の個別映像データをピックアップして1画面に合成するものである。
{効果}
本実施例によれば、効率的に動画が閲覧でき、後日確認時の閲覧性を向上することができる。複数のカメラの動画を同時に再生でき、例えば、配合ミスや異物混入や荷物紛失等、問題発覚から問題究明までの時間が短縮できる。
より詳細には、本実施例によれば、時間単位の単純な閲覧ではなく全く新しい切り口で新たな用途の動画を生成することができる。例えば、製造現場でのロット(段ボール)単位など、後日確認時の閲覧性を向上させることができる。また不要な録画情報を削減できる。さらに独自の再生機をソフト開発することで、結合した三次映像データから目的動画を拡大表示し、詳細な閲覧も可能にする。
同時刻結合の動画結合方法によれば、時間軸が一致した動画結合で、一度に閲覧できる数を大幅に増やしてカメラ台数を多く設置した際の閲覧性を向上させることができる。混在結合の動画結合方法である本実施例によれば、時間軸が異なる結合で、一定間隔で時間軸をずらして動画を結合するので、工業製品などのトレーサビリティを確保することも可能となる。
今までは、問題発生時にしかカメラ映像は閲覧されなかったが、本実施例の監視カメラシステムによれば、短時間で確認できるため日常的にチェックすることも可能となり、業務改善や問題行動の早期発見に効果がある。また、結合映像データすなわち三次映像データのみあれば事足りるような場面では、元となった一次データのみならず二次映像データも削除することで、ストレージを劇的に削減できる。
本実施例によれば、問題発生時に多くの動画ファイルを長時間かけて見つけていた労力が削減できる。また、複数同時閲覧は業務に組み込んでも負担にならないので業務改善される。また、保存動画を多く見るようになることで、抑止力が強まる。また、配送時のクレームなどの真偽が確認できる。なお、これによる波及効果として配送業者への嘘のクレームが減ると考えられる。
本実施例によれば、一部のカメラの映像についてフレーム数を減らしても、全体として意味のある三次映像データができる。
本実施例は、監視用カメラで撮りためた映像を閲覧しやすい形に加工して保存するもので、同時刻の複数カメラの映像を合成して1画面に表示するものである。下記に述べる点以外の点は、上述した実施例1と同じである。詳細には、ネットワークを介して録画サーバで監視用カメラを作動させて、録画サーバが動画及び静止画のカメラ画像を撮影・収集して作成した一次データを元に、カメラ毎に所定の時間単位で動画として完結した二次映像データである個別映像データを作成し、複数の二次映像データを結合加工して三次映像データである結合映像データを作成し、録画サーバがユーザの端末に端末からの要求に応じてネットワークを介して同時刻の複数カメラの映像を合成して1画面でモニターする映像を送信するものである。なお、再生のみならず、巻戻し・早送りも可能である。したがって、本実施例では、保存した映像の有効利用を実現できる。例えば、牛舎内の多数の牛の食事状況を同時に監視することもできる。したがって、本実施例によれば、後日確認時の閲覧性が向上し、これまで長時間労力をかけて調べていた問題究明を、極めて短時間に、小さな労力で調べることができる。
本実施例の監視カメラシステムのネットワーク構成は上述した実施例1と同じである。録画サーバ100についても下記に示した以外の基本的な構成は上述した実施例1と同じである。監視カメラ及びモバイル端末及び閲覧PCの構成も上述した実施例1と同じである、
本実施例において、映像の結合方法は、同時刻の複数カメラの映像を合成して1画面に表示する同時刻結合である。
本実施例における動画連結・結合プログラム113は、コンピュータに、(1)二次映像フォルダから結合する同じ時間帯の同じ録画時間長の個別映像データを複数選択する映像データ選択機能、 (2)選択された個別映像データについて、複数連結の要否及び/又は一部削除の要否に応じて連結及び/又は一部削除を行い、それぞれ結合用映像データを作成する結合用映像データ作成機能、(3) 結合用映像データのうち、同時に表示させる結合用映像データ同士は、フレーム数を同数に調整し、さらにフレーム間隔を同じに調整し、順次表示させる結合用映像データは表示順に並べて、調整後の結合用映像データ全てを1つの動画に合成して結合映像データとする結合映像データ作成機能、(4)端末との接続を行う端末接続ステップ、(5)端末から動画閲覧要求を受け付ける閲覧要求受付機能、(6)端末に、結合映像データを送出して表示させる送出機能を実現させるためのプログラムである。どのカメラの映像をどのレイアウトで結合させるかの設定については、予め録画サーバ100のデータベースに結合条件として記憶されている。
本実施例では、動画連結・結合プログラムは、さらに、上述した(1)の映像データ選択機能が、再生する撮影時刻を選択し、前記フォルダから、前記個別映像データを、再生する対象となるカメラ全てについて同時刻の個別映像データを選択する映像データ選択機能であって、上述した(2)の結合用映像データ作成機能が、選択された個別映像データをそれぞれ結合用映像データとする結合用映像データ作成機能であって、上述した(3)の結合映像データ作成機能が、結合用映像データ全てについて、結合用映像データ全てについて、調整後の結合用映像データを全て1画面に分割して表示されるように1つの動画に合成して結合映像データとする結合映像データ作成機能を実現させるためのプログラムである。
本実施例においては、録画サーバ100には、 (1)二次映像フォルダから結合する同じ時間帯の同じ録画時間長の個別映像データを複数選択する映像データ選択手段、(2)選択された個別映像データをそれぞれ結合用映像データとする結合用映像データ作成手段、(3)結合用映像データ全てについて、結合用映像データ全てについて、調整後の結合用映像データを全て1画面に分割して表示されるように1つの動画に合成して結合映像データとする結合映像データ作成手段、(4)端末との接続を行う端末接続手段、(5)端末から動画閲覧要求を受け付ける閲覧要求受付手段、(6)端末に、前記結合映像データを送出して表示させる送出手段を設けてある。
本実施例では、録画サーバ100には、上述した(3)の映像データ選択手段が、再生する撮影時刻を選択し、前記フォルダから、前記個別映像データを、再生する対象となるカメラ全てについて同時刻の個別映像データを選択する映像データ選択手段であって、上述した(4)の結合用映像データ作成手段が、選択された個別映像データをそれぞれ結合用映像データとする結合用映像データ作成手段であって、上述した(5)の結合映像データ作成手段が、結合用映像データ全てについて、結合用映像データ全てについて、調整後の結合用映像データを全て1画面に分割して表示されるように1つの動画に合成して結合映像データとする結結合映像データ作成手段である。
本実施例では、録画サーバ100は、前述のハードウェア構成と動画連結・結合プログラム113によって、(1)〜(6)の手段として機能する。
{手順}
上述した本発明の動画結合方法の実施例2における動画結合方法及び、本発明の動画結合方法の実施例2を使用した動画閲覧方法の手順について次に説明する。
本実施例の動画結合方法における動画閲覧方法は、下記に示す以外の点は上述した実施例1と同様である。
本実施例の動画結合方法における動画閲覧方法は、ネットワークを介して1又は複数の端末に接続され、1又は複数のカメラが撮影したカメラ画像を動画形式にしてフォルダに個別映像データとして保存する録画サーバが、(1)二次映像フォルダから結合する同じ時間帯の同じ録画時間長の個別映像データを複数選択する映像データ選択ステップ、(2)選択された個別映像データをそれぞれ結合用映像データとする結合用映像データ作成ステップ、(3)結合用映像データ全てについて、フレーム間隔及びフレーム数を映像データ間でそれぞれ同数に調整し、調整後の結合用映像データを全て1画面に分割して表示されるように1つの動画に合成して結合映像データとする結合映像データ作成ステップ、(4)端末との接続を行う端末接続ステップ、(5)端末から動画閲覧要求を受け付ける閲覧要求受付ステップ、(6)端末に、前記結合映像データを送出して表示させる送出ステップを含む。
録画サーバは、同時刻結合の方法で個別映像を連結・結合する。端末から閲覧要求を受け付けると、再生を開始する。また、本実施例において、同時刻結合は、例えば、複数個所の同時刻の映像を同時に確認したいときなどに有用な結合方法で、同時に表示する全てのカメラについて、同時刻の撮影時刻の個別映像データをピックアップして1画面に合成するものである。
図13は、本発明の動画結合方法の実施例2の同時刻結合の動画結合方法のイメージ図である。CAM01、CAM03、CAM04、CAM06のカメラについて、10時00分からの映像を10分ごとに結合する場合、図に示したように、4つのカメラの10時00分からの10分間の映像を、1画面で表示するように合成し、次に10時10分からも同じように合成する。それぞれの対象カメラ映像が完全に完成する時刻を経過してから個別映像データをピックアップして結合が開始される。対象カメラの映像完成時刻は、結合がその個別映像データ作成時以降に開始されるため、最大で次の個別映像作成時までとなる。仮にフレーム数の合わない映像が含まれている場合は、どのカメラのフレーム数に合わせるかを指定する。フレーム数が基準フレーム数よりも多いカメラは、フレーム数を減らすためにコマ送りとなるが、フレーム数が基準フレームよりも少ないカメラは、フレーム数を増やす際に前と同じフレームで補完するので見た目上の変化はない。
図14は、本発明の動画結合方法の実施例2における牛舎についての動画閲覧方法による表示画面のイメージ図である。それぞれのカメラについて同じフレーム数であり、牛室01〜06についての2時20分から10分間分の映像を同時に確認できる。
{効果}
本実施例によれば、効率的に動画が閲覧でき、後日確認時の閲覧性を向上することができる。一度に多くのカメラを確認することができるので、例えば牛舎での映像では、おかしな動きがないか、また、食事の状況など、チェックできる。例えば食事の時間帯などは決まっているので、同じ時間帯のカメラを結合することで閲覧性の向上が可能である。
本実施例は、同じカメラの連続した複数の時間帯の映像を合成して連続して1画面に表示する連続結合である。下記に述べる点以外の点は、上述した実施例1と同じである。本実施例では、映像データ選択ステップが、フォルダから、再生開始の撮影時刻から再生終了の撮影時刻までの動画を作成するために結合する個別映像データ全てを選択する映像データ選択ステップであって、結合用映像データ作成ステップが、選択された個別映像データについて、時系列に従って連結を行い、再生開始の撮影時刻より前の映像及び再生終了の撮影時刻より後の映像を削除し、結合用映像データとする結合用映像データ作成ステップであって、結合映像データ作成ステップが、結合用映像データを1又は複数連結して1つの画像に合成して結合映像データとする結合映像データ作成ステップであるものである。図6に示した動画結合を行い、結合映像データとするものである。図においては、9時25分から9時55分の連続した映像1つからなる動画であるが、さらに、同じカメラの連続した複数の時間帯の映像を複数合成して連続して1画面に表示するものであってもよい。例えば、9時25分から9時55分の連続した映像と10時25分から10時55分の連続した映像とを連結した1つの動画であってもよい。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、その発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々と変形実施が可能である。また、上記各実施の形態の構成要素を発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に組み合わせることができる。
100 録画サーバ
101 CPU
102 メモリ
103 ディスプレイ
104 ネットワークインターフェース
105 キーボード
106 マウス
110 記憶装置
112 二次映像フォルダ
113 動画連結・結合プログラム
114 オペレーティングシステム
116 三次映像フォルダ
200 モバイル端末
201 CPU
202 メモリ
203 ディスプレイ
210 記憶装置
213 画像表示プログラム
214 オペレーティングシステム
300 閲覧PC
301 CPU
302 メモリ
303 ディスプレイ
304 ネットワークインターフェース
305 キーボード
306 マウス
310 記憶装置
313 画像表示プログラム
314 オペレーティングシステム
400 監視用カメラ(静止画用)
401 監視用カメラ(動画用)
500 ネットワーク
600 ルータ

Claims (5)

  1. ネットワークを介して、画像を撮影する1又は複数のカメラ及び1又は複数の端末に接続され、前記カメラが撮影したカメラ画像を所定の録画時間長ずつ動画形式にしてフォルダに個別映像データとして保存する録画サーバを具備し、
    前記録画サーバが、
    前記フォルダから、前記個別映像データを複数選択する映像データ選択手段、
    選択された個別映像データについて、複数連結の要否及び/又は一部削除の要否に応じて連結及び/又は一部削除を行い、それぞれ結合用映像データとする結合用映像データ作成手段、
    前記結合用映像データのうち、同時に表示させる結合用映像データ同士は、フレーム数を同数に調整し、さらにフレーム間隔を同じに調整し、順次表示させる結合用映像データは表示順に並べて、調整後の結合用映像データ全てを1つの動画に合成して結合映像データとする結合映像データ作成手段、
    前記端末に、前記結合映像データを送出して表示させる送出手段
    を有することを特徴とする監視カメラシステム。
  2. ネットワークを介して、画像を撮影する1又は複数のカメラ及び1又は複数の端末に接続され、前記カメラが撮影したカメラ画像を所定の録画時間長ずつ動画形式にしてフォルダに個別映像データとして保存する録画サーバが、
    前記フォルダから、前記個別映像データを複数選択する映像データ選択ステップ、
    選択された個別映像データについて、複数連結の要否及び/又は一部削除の要否に応じて連結及び/又は一部削除を行い、それぞれ結合用映像データとする結合用映像データ作成ステップ、
    前記結合用映像データのうち、同時に表示させる結合用映像データ同士は、フレーム数を同数に調整し、さらにフレーム間隔を同じに調整し、順次表示させる結合用映像データは表示順に並べて、調整後の結合用映像データ全てを1つの動画に合成して結合映像データとする結合映像データ作成ステップ、
    前記端末に、前記結合映像データを送出して表示させる送出ステップ
    を含むことを特徴とする動画閲覧方法。
  3. フォルダに、複数のカメラが撮影したカメラ画像を所定の録画時間長ずつ動画形式にして個別映像データとして保存し、データベースに、基準となるカメラに対する各カメラの時間差データと各カメラについての再生単位時間長データとを保存する録画サーバが、
    再生する対象となるカメラのうち1のカメラについて再生する撮影時刻から、再生する対象となるカメラのうち他のカメラについて前記時間差データに基づいてカメラ毎に再生する撮影時刻をそれぞれ算出し、前記1のカメラについての再生時間単位から、前記他のカメラについて、前記再生単位時間長データの比からそれぞれ対応する再生時間単位を算出し、前記フォルダから、結合する個別映像データを、再生する対象となるカメラ全てについて選択する映像データ選択ステップ、
    選択された個別映像データについて、複数連結の要否及び/又は一部削除の要否に応じて連結及び/又は一部削除を行い、それぞれの再生する撮影時刻からそれぞれの再生時間単位の映像データに加工して、それぞれ結合用映像データとする結合用映像データ作成ステップ、
    前記結合用映像データのうち、同時に表示させる結合用映像データ同士は、それぞれの再生時間単位分ずつの結合用映像データが同じ時間で再生されるように、結合用映像データ毎に再生速度を算出し、フレーム数を同数に調整し、さらにフレーム間隔を同じに調整し、順次表示させる結合用映像データは表示順に並べて、調整後の結合用映像データを全て1画面に分割して表示されるように、調整後の結合用映像データ全てを1つの動画に合成して結合映像データとする結合映像データ作成ステップ、
    を含むことを特徴とする動画結合方法。
  4. フォルダに、複数のカメラが撮影したカメラ画像を所定の録画時間長ずつ動画形式にして個別映像データとして保存する録画サーバが、
    再生する撮影時刻を選択し、前記フォルダから、前記個別映像データを、再生する対象となるカメラ全てについて同時刻の個別映像データを選択する映像データ選択ステップ、
    選択された個別映像データをそれぞれ結合用映像データとする結合用映像データ作成ステップ、
    前記結合用映像データ全てについて、調整後の結合用映像データを全て1画面に分割して表示されるように1つの動画に合成して結合映像データとする結合映像データ作成ステップ
    を含むことを特徴とする動画結合方法。
  5. フォルダに、カメラが撮影したカメラ画像を所定の録画時間長ずつ動画形式にして個別映像データとして保存する録画サーバが、
    前記フォルダから、再生開始の撮影時刻から再生終了の撮影時刻までの動画を作成するために結合する個別映像データ全てを選択する映像データ選択ステップ、
    選択された個別映像データについて、時系列に従って連結を行い、再生開始の撮影時刻より前の映像及び再生終了の撮影時刻より後の映像を削除し、結合用映像データとする結合用映像データ作成ステップ、
    前記結合用映像データを1又は複数連結して1つの画像に合成して結合映像データとする結合映像データ作成ステップ、
    を有することを特徴とする動画結合方法。
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