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JP2018032923A - プロジェクター装置およびプロジェクター装置の制御方法 - Google Patents

プロジェクター装置およびプロジェクター装置の制御方法 Download PDF

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JP2018032923A
JP2018032923A JP2016162498A JP2016162498A JP2018032923A JP 2018032923 A JP2018032923 A JP 2018032923A JP 2016162498 A JP2016162498 A JP 2016162498A JP 2016162498 A JP2016162498 A JP 2016162498A JP 2018032923 A JP2018032923 A JP 2018032923A
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匠 大池
隆史 豊岡
Takashi Toyooka
隆史 豊岡
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Abstract

【課題】画像を投射する前の調整を迅速に行うプロジェクター装置を提供する。
【解決手段】プロジェクター装置100は、光源部111から出射する光束により画像を投射する表示部110と、表示部110が投射する画像を撮影する撮影部140と、表示部110が投射する画像の画質を補正する補正制御部163と、光源部111の出力が変更されてから経過した経過時間を計測し、経過時間における画像の特性値の変動を示す変動情報に基づいて、撮影部140が調整用パターンを撮影した経過時間から調整用パターンの特性値を補正し、補正した特性値に基づいて補正制御部163に画質を補正させる制御部160と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクター装置およびプロジェクター装置の制御方法に関する。
従来、光源部と、光源部から出射される光束を変調手段で変調して画像情報に応じた画像を形成する光変調装置と、形成された画像をスクリーン等に拡大投射する投射光学装置と、を備えたプロジェクター装置が知られている。
例えば、下記特許文献1に示すようなプロジェクター装置では、起動してコンテンツを投射する前に、調整処理として、光源部の出力を変化させてスクリーンに投射されるテスト画像の輝度を粗調整し、一定時間が経過した後に光変調装置の変調手段の設定を変更することにより輝度や色特性の微調整を行っている。
特開2002−72359号公報
しかしながら、光源部の出力を調整してから出力が安定するまでに要する時間は、出力の調整量や、プロジェクター装置を起動させてから経過した経過時間等により変動するため、必要以上に一定時間を長く設定する必要があり、調整処理を短時間で行うことができなかった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、プロジェクター装置を使用する際の調整を迅速に行うことを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例にかかるプロジェクター装置は、光源から出射する光束により画像を投射する投射部と、前記投射部が投射する前記画像を撮影する撮影部と、前記投射部が投射する前記画像の画質を補正する補正部と、前記光源の出力が変更されてから経過した経過時間を計測し、前記経過時間における前記画像の特性値の変動を示す変動情報に基づいて、前記撮影部が調整用画像を撮影した前記経過時間から前記調整用画像の前記特性値を補正し、補正した前記特性値に基づいて前記補正部に前記画質を補正させる制御部と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、光源の出力が変更されてから経過した経過時間を計測し、経過時間における画像の特性値の変動を示す変動情報に基づいて、撮影部が調整用画像を撮影した経過時間から調整用画像の特性値を補正し、補正した特性値に基づいて画質を補正するため、光源の出力を変化させた後、画質を補正するために一定時間が経過するまで待機する必要がないため、プロジェクター装置を短時間で調整できる。
[適用例2]
上記適用例にかかるプロジェクター装置において、前記制御部は、色特性が異なる複数の前記調整用画像を前記投射部に順次投射させ、前記撮影部に撮影させた複数の前記調整用画像における前記特性値を算出し、前記調整用画像が撮影された前記経過時間における前記変動を前記変動情報に基づいて取得し、取得した前記変動に基づいて前記特性値を前記色特性毎に補正し、補正した前記特性値に基づいて前記画質を補正するための調整値を算出することが好ましい。
このような構成によれば、色特性が異なる複数の調整用画像の特性値を算出し、調整用画像が撮影された経過時間における変動を変動情報に基づいて取得し、取得した変動に基づいて特性値を色特性毎に補正し、補正した特性値に基づいて画質を補正するための調整値を算出するため、色特性が異なる複数の調整用画像から画質を補正するための調整値を迅速に算出できる。
[適用例3]
上記適用例にかかるプロジェクター装置において、前記補正部は、算出された前記調整値に基づいて、前記投射部が投射する前記画像の輝度、色度および階調の少なくとも1つを補正することが好ましい。
このような構成によれば、投射部が投射する画像の輝度、色度および階調の少なくとも1つを補正することで、色の再現性や視認性に優れた画像を投射できる。
[適用例4]
上記適用例にかかるプロジェクター装置において、前記変動情報は、前記経過時間と、前記特性値の変動と、の関係を示す数式および数値テーブルの少なくとも1つであることが好ましい。
このような構成によれば、変動情報は、経過時間と、特性値の変動と、の関係を示す数式および数値テーブルの少なくとも1つであるため、容易に参照できる。
[適用例5]
上記適用例にかかるプロジェクター装置において、前記数式は、2次近似式であることが好ましい。
このような構成によれば、経過時間と、特性値の変動と、の関係を2次近似式で詳細に近似できる。
[適用例6]
本適用例にかかるプロジェクター装置は、光源から出射する光束により画像を投射する投射部と、前記投射部が投射する前記画像を撮影する撮影部と、前記投射部が投射する前記画像の画質を補正する補正部と、前記光源の出力が変更されてから経過した経過時間を計測し、第1の経過時間および第2の経過時間に基準画像を前記投射部に投射させて前記撮影部に撮影させ、前記第1の経過時間を過ぎて前記第2の経過時間に至るまでの第3の経過時間に、調整用画像を前記投射部に投射させて前記撮影部に撮影させ、前記第1の経過時間から前記第2の経過時間に至る前記基準画像の特性値の変動を示す変動情報に基づいて、前記第3の経過時間における前記調整用画像の第3の特性値を補正し、補正した前記第3の特性値に基づいて前記補正部に前記画質を補正させる制御部と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、第1の経過時間に撮影された基準画像の第1の特性値と、第2の経過時間に撮影された基準画像の第2の特性値と、の変動を示す変動情報に基づいて第3の経過時間における調整用画像の第3の特性値を補正し、補正した第3の特性値に基づいて画質を補正するため、光源の出力を変化させた後、画質を補正するために一定時間が経過するまで待機する必要がないため、プロジェクター装置を短時間で調整できる。
[適用例7]
上記適用例にかかるプロジェクター装置において、前記変動情報は、前記第1の経過時間に撮影された前記基準画像の第1の特性値と、前記第2の経過時間に撮影された前記基準画像の第2の特性値と、の変化量を近似した1次近似式であり、前記制御部は、前記変動情報を前記第3の経過時間に応じて補間することにより前記第3の特性値を補正することが好ましい。
このような構成によれば、第1の経過時間に撮影された基準画像の第1の特性値と、第2の経過時間に撮影された基準画像の第2の特性値と、の変化量を近似し、第3の経過時間に応じて補間することにより第3の特性値を補正するため、精度良く補正できる。
[適用例8]
上記適用例にかかるプロジェクター装置において、他のプロジェクター装置と通信する通信部を備え、前記制御部は、補正した前記特性値に基づいて前記補正部で前記画質を補正したか、否かの情報を前記他のプロジェクター装置との間で通信することが好ましい。
このような構成によれば、複数のプロジェクター装置において、補正部での画質の補正情報を共有し、1つの画像を分割して複数のプロジェクター装置で協調して投射できる。
[適用例9]
本適用例にかかるプロジェクター装置の制御方法は、画像を投射するための光源の出力が変更されてから経過した経過時間を計測し、前記経過時間における前記画像の特性値の変動を示す変動情報に基づいて、調整用画像を撮影した前記経過時間から前記調整用画像の前記特性値を補正し、補正した前記特性値に基づいて前記画像の画質を補正することを特徴とする。
このような方法によれば、光源の出力が変更されてから経過した経過時間を計測し、経過時間における画像の特性値の変動を示す変動情報に基づいて、調整用画像を撮影した経過時間から調整用画像の特性値を補正し、補正した特性値に基づいて画質を補正するため、光源の出力を変化させた後、画質を補正するために一定時間が経過するまで待機する必要がないため、プロジェクター装置を短時間で調整できる。
[適用例10]
本適用例にかかるプロジェクター装置の制御方法は、画像を投射するための光源の出力が変更されてから経過した経過時間を計測し、第1の経過時間および第2の経過時間に基準画像を投射して撮影し、前記第1の経過時間を過ぎて前記第2の経過時間に至るまでの第3の経過時間に、調整用画像を投射して撮影し、前記第1の経過時間から前記第2の経過時間に至る前記基準画像の特性値の変動を示す変動情報に基づいて、前記第3の経過時間における前記調整用画像の第3の特性値を補正し、補正した前記第3の特性値に基づいて前記画像の画質を補正することを特徴とする。
このような構成によれば、第1の経過時間に撮影された基準画像の第1の特性値と、第2の経過時間に撮影された基準画像の第2の特性値と、の変動を示す変動情報に基づいて第3の経過時間における調整用画像の第3の特性値を補正し、補正した第3の特性値に基づいて画質を補正するため、光源の出力を変化させた後、画質を補正するために一定時間が経過するまで待機する必要がないため、プロジェクター装置を短時間で調整できる。
実施形態1に係るプロジェクター装置の構成を示す構成図。 実施形態1に係るプロジェクター装置が画像を投射する場合に実行される調整処理の流れを示すフローチャート。 実施形態1に係るパネル特性を補正する処理の詳細を説明するフローチャート。 実施形態1において撮影部が撮影した撮影値の補正を説明する図。 実施形態2に係るパネル特性を補正する処理の詳細を説明するフローチャート。 実施形態2において撮影部が撮影した撮影値の補正を説明する図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(実施形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施形態1について説明する。図1は、プロジェクター装置100の構成を示す構成図である。
このプロジェクター装置100には、画像供給装置200が接続される。画像供給装置200は、プロジェクター装置100に画像信号を供給する装置である。プロジェクター装置100は、画像供給装置200から供給されるコンテンツの画像信号、又は、後述する記憶部170に事前に記憶された画像データに基づく画像をスクリーンSCに投射する。画像供給装置200には、例えば、ビデオ再生装置、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置、テレビチューナー装置、CATV(Cable television)のセットトップボックス、ビデオゲーム装置等の映像出力装置、パーソナルコンピューター等が用いられる。
プロジェクター装置100は、画像入力部151を備える。画像入力部151は、ケーブルを接続するコネクター及びインターフェイス回路(いずれも図示略)を備え、ケーブルを介して接続された画像供給装置200から供給される画像信号を入力する。画像入力部151は、入力された画像信号を画像データに変換して画像処理部152に出力する。
画像入力部151が備えるインターフェイスは、例えば、Ethernet(登録商標)、IEEE1394、USB等のデータ通信用のインターフェイスであってもよい。また、画像入力部151のインターフェイスは、MHL(登録商標)、HDMI(登録商標)、DisplayPort等の画像データ用のインターフェイスであってもよい。
また、画像入力部151は、コネクターとして、アナログ映像信号が入力されるVGA端子や、デジタル映像データが入力されるDVI(Digital Visual Interface)端子を備える構成であってもよい。さらに、画像入力部151は、A/D変換回路を備え、VGA端子を介してアナログ映像信号が入力された場合、A/D変換回路によりアナログ映像信号を画像データに変換し、画像処理部152に出力する。
プロジェクター装置100は、光学的な画像の形成を行い、スクリーンSCに画像を投射(表示)する表示部(投射部)110を備える。表示部110は、光源としての光源部111、光変調装置112及び投射光学系113を備える。
光源部111は、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、LED(Light Emitting Diode)又はレーザー光源等の光源を備える。また、光源部111は、光源が出射した光束を光変調装置112に導くリフレクター及び補助リフレクターを備えていてもよい。更に、光源部111は、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群、偏光板、又は光源が発した光の光量を光変調装置112に至る経路上で低減させる調光素子等(いずれも図示略)を備えていてもよい。
光源部111は、光源駆動部121により駆動される。光源駆動部121は、内部バス180に接続される。光源駆動部121は、制御部160の制御に従って、光源部111の光源を点灯及び消灯させる。
光変調装置112は、変調手段として、例えばRGBの三原色に対応した3枚の液晶パネルを備える。光源部111が発する光はRGBの3色の色光に分離され、対応する液晶パネルに入射される。3枚の液晶パネルは、透過型の液晶パネルであり、透過する光を変調して画像光を生成する。各液晶パネルを通過して変調された画像光は、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系によって合成され、投射光学系113に出射される。
光変調装置112には、光変調装置112の液晶パネルを駆動する光変調装置駆動部122が接続される。光変調装置駆動部122は、内部バス180に接続される。
光変調装置駆動部122は、画像処理部152から入力される表示画像データに基づいてR,G,Bの画像信号をそれぞれに生成する。光変調装置駆動部122は、生成したR,G,Bの画像信号に基づいて、光変調装置112の対応する液晶パネルを駆動し、各液晶パネルに画像を描画する。
投射光学系113は、光変調装置112により変調された画像光をスクリーンSC方向へ投射して、スクリーンSC上に結像させるレンズ群を備える。また、投射光学系113は、スクリーンSCの投射画像の拡大・縮小及び焦点の調整を行うズーム機構、フォーカスの調整を行うフォーカス調整機構を備えていてもよい。
プロジェクター装置100は、操作パネル131及び処理部133を備える。処理部133は、内部バス180に接続される。
ユーザーインターフェイスとして機能する操作パネル131には、各種の操作キーや、液晶パネルにて構成された表示画面が表示される。処理部133は、操作パネル131に表示された操作キーが操作されると、操作されたキーに対応したデータを制御部160に出力する。また、処理部133は、制御部160の制御に従って、操作パネル131に各種画面を表示させる。
また、操作パネル131には、操作パネル131への接触を検出するタッチセンサーが重ね合わされて一体形成される。処理部133は、ユーザーの指等が接触した操作パネル131の位置を入力位置として検出し、検出した入力位置に対応したデータを制御部160に出力する。
また、プロジェクター装置100は、ユーザーが使用するリモコン5から送信される赤外線信号を受光するリモコン受光部132を備える。リモコン受光部132は、処理部133に接続される。
リモコン受光部132は、リモコン5から送信される赤外線信号を受光する。処理部133は、リモコン受光部132が受光した赤外線信号をデコードして、リモコン5における操作内容を示すデータを生成し、制御部160に出力する。
プロジェクター装置100は、撮影部140を備える。
撮影部140は、撮像光学系、CCDのような撮像素子及びインターフェイス回路等を有するカメラを備え、制御部160の制御に従って、投射光学系113の投射方向を撮影する。
撮影部140の撮影範囲、すなわち画角は、スクリーンSCとその周辺部とを含む範囲を撮影範囲とする画角である。撮影部140は、撮影した撮影画像データを制御部160に出力する。
プロジェクター装置100は、通信部175を備える。通信部175は、データ通信を行うインターフェイスである。通信部175は、制御部160の制御に従い、通信を介して他のプロジェクター装置(図示は略す)との間で各種データを送受信できる。本実施形態1では、通信部175は、有線インターフェイスであっても良く、無線LANやBluetooth(登録商標)等の無線通信を実行する無線通信インターフェイスであっても良い。
プロジェクター装置100は、画像処理系を備える。画像処理系は、プロジェクター装置100の全体を統括的に制御する制御部160を中心に構成され、この他に、画像処理部152、フレームメモリー155及び記憶部170を備える。制御部160、画像処理部152及び記憶部170は、内部バス180に接続される。
画像処理部152は、制御部160の制御に従って、画像入力部151から入力される画像データをフレームメモリー155に展開する。画像処理部152は、フレームメモリー155に展開された画像データに対して、例えば、解像度変換(スケーリング)処理又はリサイズ処理、歪曲収差の補正、形状補正処理、デジタルズーム処理、画像の色合いや明るさの調整等の処理を行う。画像処理部152は、制御部160により指定された処理を実行し、必要に応じて、制御部160から入力されるパラメーターを使用して処理を行う。また、画像処理部152は、上記のうち複数の処理を組み合わせて実行することも勿論可能である。
画像処理部152は、処理後の画像データをフレームメモリー155から読み出し、表示画像データとして光変調装置駆動部122に出力する。
制御部160は、何れも図示は略した、CPU、ROM及びRAM等のハードウェアを備える。ROMは、フラッシュROM等の不揮発性の記憶装置であり、制御プログラムやデータを格納する。RAMは、CPUのワークエリアを構成する。CPUは、ROMや記憶部170から読み出した制御プログラムをRAMに展開し、RAMに展開された制御プログラムを実行してプロジェクター装置100の各部を制御する。
また、制御部160は、機能ブロックとして、投射制御部161と、撮影制御部162と、補正制御部163とを備える。これらの機能ブロックは、CPUと、ROMや記憶部170に記憶された制御プログラムと、が協働することで実現される。
投射制御部161は、表示部110における画像の表示態様を調整し、スクリーンSCへの画像の投射を制御する。
具体的には、投射制御部161は、画像処理部152を制御して、画像入力部151より入力された画像データに対する画像処理を実行させる。この際、投射制御部161は、画像処理部152が処理に必要なパラメーターを記憶部170から読み出して、画像処理部152に出力してもよい。
また、投射制御部161は、光源駆動部121を制御して光源部111の光源を点灯させ、光源部111に対して光源の輝度を指示する。
撮影制御部162は、撮影部140に撮影を実行させ、撮影部140により撮影される撮影画像データを取得する。
補正制御部(補正部)163は、光変調装置112の液晶パネルの変調特性(パネル特性)を補正し、プロジェクター装置100が投射する投射画像の輝度、色度(例えば、色相及び彩度)や階調を少なくとも1つ含む画質を調整する。
記憶部170は、不揮発性の記憶装置であり、例えば、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、HDD(Hard Disc Drive)などの記憶装置により実現される。また、記憶部170は、表示部110によりスクリーンSCに投射させる画像データである変動検出パターンや、調整用パターンの画像データを記憶する。
尚、本実施形態1では、プロジェクター装置100は、単体(1台)でスクリーンSCに画像を投射する態様を想定するが、これには限定されない。例えば、複数のプロジェクター装置が1つの画像を分担して投射する態様も想定できる。即ち、プロジェクター装置100および他のプロジェクター装置(図示は略す)を一定方向、(例えば横方向)に隣接して配置し、プロジェクター装置100および他のプロジェクター装置がスクリーンSCの隣接する領域に画像を分担して投射する。
この場合、プロジェクター装置100および他のプロジェクター装置は、それぞれ画像供給装置200と接続されており、例えば、プロジェクター装置100がマスターとなり、画像供給装置200から供給される画像に基づいて各プロジェクター装置が分担する領域の画像をスクリーンSCに投射する。
図2は、プロジェクター装置100が画像を投射する場合に実行される調整処理(制御方法)の流れを示すフローチャートである。
プロジェクター装置100が投射を開始すると、制御部160は、プロジェクター装置100の設置位置に基づく補正を行う(ステップS200)。
本実施形態1では、制御部160は、光源を駆動させ、所定のマーカーを有するテスト画像の投射を開始する。そして、制御部160は、スクリーンSCに投射されたテスト画像を撮影部140に撮影させ、撮影された画像からマーカーの座標位置を算出する。更に、制御部160は、座標位置に基づいて、設置位置により生じる投射画像の幾何変形等を補正する。
次に、制御部160は、光源の明るさを調整する(ステップS210)。この場合、制御部160は投射された画像の明るさを撮影された画像から取得し、投射制御部161が画像の明るさに基づいて光源の輝度を自動的に調整しても良く、また、ユーザーがリモコン5を操作し、操作指示に基づいて投射制御部161が光源の輝度を調整しても良い。
次に、制御部160は、パネル特性を補正し(ステップS220)、調整処理を終了する。
図3は、本実施形態1において、パネル特性を補正する処理(ステップS220)の詳細を説明するフローチャートである。また、図4は、撮影部140が撮影した画像の特性値として撮影値の補正を説明する図であり、この図4も参照しつつ、パネル特性を補正する処理(ステップS220)の詳細を説明する。尚、本実施形態1では、撮影値はRGB値を作用する。
この処理が開始されると、制御部160は、経過時間を計測するタイマーを初期化し(ステップS230)、光源の調整を終了してから経過する時間を計測する。
次に、制御部160は、所定時間が経過するまで待機する(ステップS232)。尚、図4は、横軸を経過時間(t:例えば、分)とし、縦軸を撮影値(Y)とし、光源を調整した場合の時間の経過に伴う撮影値(Y)の変化を示している。一般的に、光源は出力が調整された直後、撮影値(Y)が大きく減少(変動)することがあるため、本実施形態では、待機する所定時間(t0)を1分以下に設定し、変動による影響を回避している。
次に、制御部160は、調整用パターン(調整用画像)を1つ選択する(ステップS234)。本実施形態1では、調整用パターンは、赤(R)、緑(G)、青(B)の色ごとに用意された単色のラスター画像であり、予め設定された階調ごとに作成され、記憶部170に記憶されている。例えば、8階調の場合、調整用パターンは22個作成される。また、調整用パターンは、所定形状のマークを格子状の複数の格子点に配置した画像である。
次に、制御部160は、選択した調整用パターンをスクリーンSCに投射させ、スクリーンSCに投射された調整用パターンを撮影部140に撮影させる(ステップS236)。
次に、制御部160は、撮影した調整用パターンから撮影値を算出し、算出した撮影値を経過時間と関連付けて記憶部170に記憶する(ステップS238)。本実施形態1では、撮影した調整用パターンにおける各色毎の画像の格子点における色度や階調等の値を取得し、取得した値の平均値をそれぞれ算出し、撮影値とするが、これには限定されない。
次に、制御部160は、全て(ここでは22個)の調整用パターンを撮影したか、否かを判定する(ステップS240)。
ここで、全ての調整用パターンを撮影していない場合(ステップS240でNo)、制御部160は、記憶部170に記憶された調整用パターンの中から、色特性が異なる次の調整用パターンを選択し(ステップS242)、順次投射させるべくステップS236に戻る。
他方で、全ての調整用パターンを撮影した場合(ステップS240でYes)、制御部160は、記憶部170に記憶した調整用パターンの撮影値毎に、経過時間を補正値に適用し、撮影値を補正する(ステップS244)。
ここで、図4に基づいて撮影値を補正する方法について説明する。本実施形態1では、補正値は、光源の明るさを調整してから経過した経過時間と撮影値の変動との関係を示す変動情報(近似式)から算出する。即ち、制御部160は、経過時間t0以降の撮影値Yの変動を数式、即ち、下記式(1)に示す2次近似式で近似する。尚、本実施形態1では、22個の撮影値Yが記憶されているが、図4では、22個の中の4個の撮影値Yに限定して説明する。
Figure 2018032923
式(1)におけるa,b,cは定数であり、補正を適用する条件、即ち、プロジェクター装置100の機種毎や、光源の調整量に応じて予め決定され、記憶部170にテーブルとして記憶されている。また、変動情報は近似式のような数式には限定されず、数値テーブルの態様であっても良い。また、ユーザーがプロジェクター装置100を使用する段階で、時間変動に伴う明るさの変動を撮影部140が検出し、検出結果に基づいて定数値を修正しても良い。
ここで、制御部160は、記憶部170に記憶された撮影値Y1と、経過時間t1とを読み出す。制御部160は、経過時間t1を式(1)に適用した値と、最後に撮影した撮影値(Y4)が得られる経過時間t4を式(1)に適用した値とを下記式(2)に適用し、経過時間t1での補正値Y’1を算出する。補正値Y’1は、経過時間t4において光源の出力が安定した場合に得られであろう撮影値を示す。
Figure 2018032923
次に、制御部160は、記憶部170に記憶された撮影値Y2と、経過時間t2とを読み出す。制御部160は、同様に、経過時間t2を式(1)に適用した値と、経過時間t4を式(1)に適用した値とを下記式(3)に適用し、経過時間t2での補正値Y’2を算出する。
Figure 2018032923
次に、制御部160は、記憶部170に記憶された撮影値Y3と、経過時間t3とを読み出す。制御部160は、同様に、経過時間t3を式(1)に適用した値と、経過時間t4を式(1)に適用した値とを下記式(4)に適用し、経過時間t3での補正値Y’3を算出する。
Figure 2018032923
次に、制御部160は、記憶部170に記憶された撮影値Y4と、経過時間t4とを読み出す。経過時間t4は最後の撮影であるため、下記式(5)のように、補正値Y’4は撮影値Y4となる。
Figure 2018032923
図3に戻り、制御部160は、補正値、即ち、補正した撮影値から調整値を算出する(ステップS246)。本実施形態1では、調整用パターン毎の補正値の平均値を算出し、調整値とする。尚、調整値は、予め決定した目標値と比較することにより算出しても良い。例えば、複数のプロジェクター装置で画像を分担して投射する場合、複数のプロジェクター装置の撮影値の差が基準値以下になるように決定しても良い。
次に、制御部160は、調整値に基づいてパネル特性を補正することで画質を補正し(ステップS248)、処理を終了する。
尚、各格子点から調整値を算出してパネル特性を補正する方法は、例えば、特開2002−72359号公報に開示された方法を採用できる。
以上述べた実施形態1によれば、以下のような効果を奏する。
(1)光源の出力を変更した場合、光源の出力が安定するまでの間に調整用パターンを順次投射して撮影し、撮影値を算出する。そして、光源の出力を変更してからの経過時間に基づいて撮影値を補正することにより、光源の出力が安定した場合に得られるであろう撮影値を取得し、取得した撮影値に基づいて光変調装置112の液晶パネルのパネル特性を補正する。従って、光源の出力が安定するまで一定時間待機することが不要になり、プロジェクター装置100の調整に要する時間を短縮できる。
(2)撮影値の補正を行う近似式のパラメーターを予め記憶し、補正を適用する条件に応じてパラメーターを決定するため、適用条件に合致する近似式を採用できることから、撮影値を精度良く補正できる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について説明する。実施形態1において、パネル特性を補正する処理(ステップS220)では、時間経過を考慮した撮影値Yの変化を適用条件に応じた2次関数で近似し、光源の出力が安定した場合に得られるように撮影値を補正したが、本実施形態2では、光源の時間変化を測定し、測定した時間変化を考慮して撮影値を補正する。
尚、図2に示した調整処理において、ステップS200およびステップS210は実施形態1と同一であるため説明を省略する。また、実施形態2におけるプロジェクター装置100の構成は、実施形態1における構成と同一であるため、プロジェクター装置100の構成に関する説明は省略する。
図5は、本実施形態2において、パネル特性を補正する処理(ステップS220)の詳細を説明するフローチャートである。また、図6は、撮影部140が撮影した撮影値(RGB値)の補正を説明する図であり、この図6も参照しつつ、パネル特性を補正する処理(ステップS220)の詳細を説明する。
この処理が開始されると、制御部160は、経過時間を計測するタイマーを初期化し(ステップS250)、光源の調整を終了してから経過する時間を計測する。
次に、制御部160は、所定時間が経過するまで待機する(ステップS252)。尚、図6は、横軸を経過時間(t)とし、縦軸を撮影値(Y)とし、光源を調整した場合の時間の経過に伴う撮影値(Y)の変化を示している。一般的に、光源は出力が調整された直後、撮影値(Y)が大きく減少(変動)することがあるため、本実施形態では、待機する所定時間tAを1分以下に設定し、変動による影響を回避している。
次に、制御部160は、変動検出パターン(基準画像)を選択する(ステップS254)。尚、本実施形態2では、変動検出パターンは白色や、赤色、緑色、青色等のラスター画像を想定する。
次に、制御部160は、選択した変動検出パターンをスクリーンSCに投射させ、スクリーンSCに投射された変動検出パターンを撮影部140に撮影させる(ステップS256)。
次に、制御部160は、撮影した変動検出パターンから撮影値を算出し、算出した撮影値を経過時間と関連付けて記憶部170に記憶する(ステップS258)。
次に、制御部160は、調整用パターンを1つ選択する(ステップS260)。本実施形態2では、調整用パターンは、赤(R)、緑(G)、青(B)の色ごとに用意された単色のラスター画像であり、予め設定された階調ごとに作成され、記憶部170に記憶されている。例えば、8階調の場合、調整用パターンは22個作成される。また、調整用パターンは、所定形状のマークを格子状の複数の格子点に配置した画像である。
次に、制御部160は、選択した調整用パターンをスクリーンSCに投射させ、スクリーンSCに投射された調整用パターンを撮影部140に撮影させる(ステップS262)。
次に、制御部160は、撮影した調整用パターンから撮影値を算出し、算出した撮影値を経過時間と関連付けて記憶部170に記憶する(ステップS264)。本実施形態2では、撮影した調整用パターンにおける各色毎の画像の格子点における色度や階調等の値を取得し、取得した値の平均値をそれぞれ算出し、撮影値とするが、これには限定されない。
次に、制御部160は、予定した調整用パターンを撮影したか、否かを判定する(ステップS266)。本実施形態2では、撮影値が安定する経過時間tCまでに変動検出パターンを3回撮影し、次の変動検出パターンを撮影するまでに半数程度(11種程度)の調整用パターンを撮影する態様を想定する。
ここで、予定した調整用パターンを撮影していない場合(ステップS266でNo)、制御部160は、記憶部170に記憶された調整用パターンから次の調整用パターンを選択し(ステップS268)、ステップS262に戻る。
他方で、予定した調整用パターンを撮影した場合(ステップS266でYes)、制御部160は、全ての変動検出パターンを撮影したか、否かを判定する(ステップS270)。
ここで、全ての変動検出パターンを撮影していない場合(ステップS270でNo)、制御部160は、次の変動検出パターンを選択し(ステップS272)、ステップS256に戻る。尚、本実施形態2では、同一の変動検出パターンを3回撮影する態様を想定するが、異なる変動検出パターンに切り替えても良い。
他方で、全ての変動検出パターンを撮影した場合(ステップS270でYes)、制御部160は、撮影した2つの変動検出パターンから調整用パターンの撮影値を補正する(ステップS274)。
ここで、図6に基づいて撮影値を補正する方法について説明する。図6では、光源の調整が終了してtA(第1の経過時間)経過時、tB(第2の経過時間)経過時およびtC経過時に、変動検出パターンを撮影し、撮影値(YA,YB,YC)をそれぞれ算出している。また、tAが経過してtBに至るまでの間で、即ち、第3の経過時間に相当するt1、t2、t3およびt4において調整用パターンを撮影し、撮影値(Y1,Y2,Y3,Y4)をそれぞれ算出している。
更に、tBが経過してtCに至るまでの間で、即ち、t(n−1)およびtnにおいて調整用パターンを撮影し、撮影値(Y(n−1),Yn)をそれぞれ算出している。
制御部160は、時間を置いて撮影した変動検出パターンの撮影値(例えば、YA(第1の特性値に相当),YB(第2の特性値に相当))間において、撮影値は時間経過に応じて比例すると想定し、差分(YB−YA)を経過時間で線形補間することにより、調整用パターンを撮影した経過時間t1〜t4における撮影値を算出する。尚、補間するための近似式(変動情報)は1次近似式には限定されず、多次の近似式であってもよい。
例えば、第3の特性値に相当するY1やY2は、下記式(6)および(7)により補正値Y’1およびY’2を算出する。
Figure 2018032923
Figure 2018032923
同様に、制御部160は、調整用パターンを撮影した経過時間t(n−1)およびtnにおける撮影値Y(n−1)およびYnから下記式(8)および(9)により補正値Y’(n−1)およびY’nを算出する。
Figure 2018032923
Figure 2018032923
以上述べた実施形態2によれば、実施形態1で述べた効果(1)に加え、以下のような効果を奏する。
(3)所定の時間を置いて複数の変動検出パターンを撮影することに加え、複数の変動検出パターンを撮影する間に調整用パターンを撮影し、変動検出パターンの撮影値の変化量を線形補間して調整用パターンの撮影値を補正するため、光源の出力を変更したことによる変動に加えて、プロジェクター装置100の周囲光や温度の変化や、光源の寿命による劣化等の影響を回避できる。
以上、本発明を図示した実施形態1および実施形態2に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、以下に述べるような変形例も想定できる。
(1)プロジェクター装置100は単体で投射する態様を想定するが、複数のプロジェクター装置で画像を分担して投射する場合、各プロジェクター装置において画質の補正が完了したことを各プロジェクター装置間で通信しても良い。
5…リモコン、100…プロジェクター装置、110…表示部、111…光源部、112…光変調装置、113…投射光学系、121…光源駆動部、122…光変調装置駆動部、131…操作パネル、132…リモコン受光部、133…処理部、140…撮影部、151…画像入力部、152…画像処理部、155…フレームメモリー、160…制御部、161…投射制御部、162…撮影制御部、163…補正制御部、170…記憶部、175…通信部、180…内部バス、200…画像供給装置。

Claims (10)

  1. 光源から出射する光束により画像を投射する投射部と、
    前記投射部が投射する前記画像を撮影する撮影部と、
    前記投射部が投射する前記画像の画質を補正する補正部と、
    前記光源の出力が変更されてから経過した経過時間を計測し、前記経過時間における前記画像の特性値の変動を示す変動情報に基づいて、前記撮影部が調整用画像を撮影した前記経過時間から前記調整用画像の前記特性値を補正し、補正した前記特性値に基づいて前記補正部に前記画質を補正させる制御部と、を備えることを特徴とするプロジェクター装置。
  2. 請求項1に記載のプロジェクター装置において、
    前記制御部は、色特性が異なる複数の前記調整用画像を前記投射部に順次投射させ、前記撮影部に撮影させた複数の前記調整用画像における前記特性値を算出し、前記調整用画像が撮影された前記経過時間における前記変動を前記変動情報に基づいて取得し、取得した前記変動に基づいて前記特性値を前記色特性毎に補正し、補正した前記特性値に基づいて前記画質を補正するための調整値を算出することを特徴とするプロジェクター装置。
  3. 請求項2に記載のプロジェクター装置において、
    前記補正部は、算出された前記調整値に基づいて、前記投射部が投射する前記画像の輝度、色度および階調の少なくとも1つを補正することを特徴とするプロジェクター装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプロジェクター装置において、
    前記変動情報は、前記経過時間と、前記特性値の変動と、の関係を示す数式および数値テーブルの少なくとも1つであることを特徴とするプロジェクター装置。
  5. 請求項4に記載のプロジェクター装置において、
    前記数式は、2次近似式であることを特徴とするプロジェクター装置。
  6. 光源から出射する光束により画像を投射する投射部と、
    前記投射部が投射する前記画像を撮影する撮影部と、
    前記投射部が投射する前記画像の画質を補正する補正部と、
    前記光源の出力が変更されてから経過した経過時間を計測し、第1の経過時間および第2の経過時間に基準画像を前記投射部に投射させて前記撮影部に撮影させ、前記第1の経過時間を過ぎて前記第2の経過時間に至るまでの第3の経過時間に、調整用画像を前記投射部に投射させて前記撮影部に撮影させ、前記第1の経過時間から前記第2の経過時間に至る前記基準画像の特性値の変動を示す変動情報に基づいて、前記第3の経過時間における前記調整用画像の第3の特性値を補正し、補正した前記第3の特性値に基づいて前記補正部に前記画質を補正させる制御部と、を備えることを特徴とするプロジェクター装置。
  7. 請求項6に記載のプロジェクター装置において、
    前記変動情報は、前記第1の経過時間に撮影された前記基準画像の第1の特性値と、前記第2の経過時間に撮影された前記基準画像の第2の特性値と、の変化量を近似した1次近似式であり、
    前記制御部は、前記変動情報を前記第3の経過時間に応じて補間することにより前記第3の特性値を補正することを特徴とするプロジェクター装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のプロジェクター装置において、
    他のプロジェクター装置と通信する通信部を備え、
    前記制御部は、補正した前記特性値に基づいて前記補正部で前記画質を補正したか、否かの情報を前記他のプロジェクター装置との間で通信することを特徴とするプロジェクター装置。
  9. 画像を投射するための光源の出力が変更されてから経過した経過時間を計測し、前記経過時間における前記画像の特性値の変動を示す変動情報に基づいて、調整用画像を撮影した前記経過時間から前記調整用画像の前記特性値を補正し、補正した前記特性値に基づいて前記画像の画質を補正することを特徴とするプロジェクター装置の制御方法。
  10. 画像を投射するための光源の出力が変更されてから経過した経過時間を計測し、第1の経過時間および第2の経過時間に基準画像を投射して撮影し、前記第1の経過時間を過ぎて前記第2の経過時間に至るまでの第3の経過時間に、調整用画像を投射して撮影し、前記第1の経過時間から前記第2の経過時間に至る前記基準画像の特性値の変動を示す変動情報に基づいて、前記第3の経過時間における前記調整用画像の第3の特性値を補正し、補正した前記第3の特性値に基づいて前記画像の画質を補正することを特徴とするプロジェクター装置の制御方法。
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