JP2018022593A - 導光板、面光源装置、表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】端面から入射する光のうち、板面の法線方向へ向けて出光する成分をより多くすることができ、光の利用効率を高めることができる導光板、面光源装置、表示装置を提供する。【解決手段】導光板12は、板状に構成された導光板12の一端面であって光が入射する入光面12aと、入光面12aに交差し光が出射する出光面12bと、出光面12bと対向する観察者側面12cと、入光面12aに対向する対向面12dと、を有し、入光面12aから入射した光を対向面12d側に導光し出光面12bから出射させる導光板12であって、導光板12の内部に複数配置され、所定の割合の光を透過して残る光を出光面12bへ向けて反射する半透過反射部12gを備える。【選択図】図2
Description
本発明は、導光板、面光源装置、表示装置に関するものである。
LCD(Liquid Crystal Display)パネル等の表示部を面光源装置によって照明し、映像を表示する表示装置が知られている。
面光源装置は、大きく分けて、各種光学シート等の光学部材の直下に光源を配置する直下型のものと、光学部材の端面(側面)に光源が配置されるエッジライト型のものがある。このうち、エッジライト型の面光源装置は、光源を導光板等の光学部材の端面に配置することから、直下型のものに比べて面光源装置をより薄型化できるという利点を有し、広く用いられている。
また、エッジライト型の面光源装置は、表示装置のバックライトとしてだけでなく、近年ではフロントライトとしても広く用いられている。
面光源装置は、大きく分けて、各種光学シート等の光学部材の直下に光源を配置する直下型のものと、光学部材の端面(側面)に光源が配置されるエッジライト型のものがある。このうち、エッジライト型の面光源装置は、光源を導光板等の光学部材の端面に配置することから、直下型のものに比べて面光源装置をより薄型化できるという利点を有し、広く用いられている。
また、エッジライト型の面光源装置は、表示装置のバックライトとしてだけでなく、近年ではフロントライトとしても広く用いられている。
エッジライト型の面光源装置は、光学部材の側面に光源が配置されており、その光源からの光を板面から表示部に向かう光となるように偏向させて、照明光として利用している。このために、導光板には、例えば、特許文献1に開示されているように、微細な突起を出光側に配置するものが知られている。
導光板から出光される光の方向は、利用用途によっても異なるものの、一般的には、板面の法線方向に出光させたいとの要求が多い。しかし、特許文献1のような形態の導光板では、端面からの光を、板面の法線方向に近い方向に出光する成分を生成することはできるが、多くの光は、不要な斜め方向へと出光してしまっており、光の利用効率が低かった。
本発明の課題は、端面から入射する光のうち、板面の法線方向へ向けて出光する成分をより多くすることができ、光の利用効率を高めることができる導光板、面光源装置、表示装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
第1の発明は、板状に構成された導光板(12,212)の一端面であって光が入射する入光面(12a,212a)と、前記入光面(12a,212a)に交差し光が出射する出光面(12b,212b)と、前記出光面(12b,212b)と対向する正面(12c,212c)と、前記入光面(12a,212a)に対向する対向面(12d,212d)と、を有し、前記入光面(12a,212a)から入射した光を前記対向面(12d,212d)側に導光し前記出光面(12b,212b)から出射させる導光板(12,212)であって、当該導光板(12,212)の内部に複数配置され、所定の割合の光を透過して残る光を前記出光面(12b,212b)へ向けて反射する半透過反射部(12g)を備える導光板(12,212)である。
第2の発明は、第1の発明に記載の導光板(12,212)において、前記出光面(12b,212b)を含む出光層(122)と、前記正面(12c,212c)を含む正面層(121)と、を備え、前記半透過反射部(12g)は、前記出光層(122)と前記正面層(121)との間の界面に配置されていること、を特徴とする導光板(12,212)である。
第3の発明は、第2の発明に記載の導光板(12,212)において、前記出光層(122)及び前記正面層(121)には、前記半透過反射部(12g)を構成可能な斜面(12e)を有する単位形状(121a,122a)が前記入光面(12a,212a)から前記対向面(12d,212d)へ向かう方向に沿って複数連続して配置されて前記界面が構成されており、前記半透過反射部(12g)は、前記斜面(12e)のうちの特定の部位にのみ設けられていること、を特徴とする導光板(12,212)である。
第4の発明は、第3の発明に記載の導光板(12,212)において、前記半透過反射部(12g)は、前記入光面(12a,212a)からの距離が離れるにしたがい、配置される密度が密になっていること、を特徴とする導光板(12,212)である。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかに記載の導光板(212)において、前記入光面(212a)には、入射する光を偏向させる入射光制御部(212h)が設けられていること、を特徴とする導光板(212)である。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかに記載の導光板(12,212)と、前記導光板(12,212)の前記入光面(12a,212a)と対向して配置され、前記入光面(12a,212a)へ光を投射する光源部(11)と、を備える面光源装置(10)である。
第7の発明は、第6の発明に記載の面光源装置(10)と、前記面光源装置(10)の前記出光面(12b,212b)側に配置された反射型の表示部(13)と、を備える表示装置(1)である。
第8の発明は、第6の発明に記載の面光源装置(10)と、前記面光源装置(10)の前記出光面(12b,212b)側に配置された透過型の表示部と、を備える表示装置である。
本発明によれば、端面から入射する光のうち、板面の法線方向へ向けて出光する成分をより多くすることができ、光の利用効率を高めることができる導光板、面光源装置、表示装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による導光板12を用いた表示装置1の第1実施形態を示す図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
本明細書において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、同様の光学的機能を奏し、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
本明細書中において、板面とは、各板状部材において、その板状部材全体として見たときにおける、板状部材の平面方向となる面を示すものであるとする。
図1は、本発明による導光板12を用いた表示装置1の第1実施形態を示す図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
本明細書において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、同様の光学的機能を奏し、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
本明細書中において、板面とは、各板状部材において、その板状部材全体として見たときにおける、板状部材の平面方向となる面を示すものであるとする。
また、図1を含め以下の図中及び以下の説明において、理解を容易にするために、XYZ座標系を設定した。表示装置1の使用状態において、表示装置1の画面に平行であって互いに直交する2方向のうち導光板12の入光面12aに直交する方向をX方向とし、X方向に直交する方向をY方向とする。また、表示装置1の画面に直交する方向(厚み方向)をZ方向とする。なお、厚み方向(Z方向)のうち+Z側を観察者側とし、−Z側を裏面側とする。
本実施形態の表示装置1の画面は、面光源装置10の最も+Z側(観察者側)の面(以下、表示面という)10aに相当し、表示装置1の「正面方向」とは、この表示面10aの法線方向であり、Z方向に平行であり、後述する導光板12の板面等の法線方向と一致するものとする。
本実施形態の表示装置1の画面は、面光源装置10の最も+Z側(観察者側)の面(以下、表示面という)10aに相当し、表示装置1の「正面方向」とは、この表示面10aの法線方向であり、Z方向に平行であり、後述する導光板12の板面等の法線方向と一致するものとする。
本実施形態の表示装置1は、面光源装置10と、反射型LCDパネル13とを備えている。表示装置1は、反射型LCDパネル13を観察者側から面光源装置10で照明し、反射型LCDパネル13に形成される映像情報を表示する。なお、必要に応じて、面光源装置10のさらに観察者側に、タッチパネルや保護パネル等を設けてもよい。本実施形態の表示装置1は、例えば、30インチ以上の大画面の広告や看板等として用いられる。なお、本発明は、このような大画面のものに限らず、より小型の携帯端末等に用いてもよい。
反射型LCDパネル13は、液晶表示素子により形成され、その表示面に映像情報を形成する反射型の表示部である。この反射型LCDパネル13は、略平板状に形成されている。反射型LCDパネル13の外形は、Z方向から見て矩形形状であり、X方向に平行な対向する2辺と、Y方向に平行な対向する2辺とを有している。
図2は、面光源装置10を光源部11付近において、導光板12の板面に直交し、かつ、前記入光面に直交する方向(XZ平面)で切断した断面図である。
面光源装置10は、反射型LCDパネル13を観察者側(+Z側)から照明する装置であり、光源部11と、導光板(フロントライト用導光板)12とを備えている。この面光源装置10は、端面から光を入光するエッジライト型の面光源装置(フロントライト)である。
面光源装置10は、反射型LCDパネル13を観察者側(+Z側)から照明する装置であり、光源部11と、導光板(フロントライト用導光板)12とを備えている。この面光源装置10は、端面から光を入光するエッジライト型の面光源装置(フロントライト)である。
光源部11は、反射型LCDパネル13を照明する光を発する。この光源部11は、導光板12のX方向の一方(+X側)の端面である入光面12aに対面する位置に、Y方向に沿って配置されている。
光源部11は、点光源がY方向に所定の間隔で複数配列されて形成されている。この点光源は、LED(Light Emitting Diode)光源を用いている。なお、光源部11は、例えば、冷陰極管等の線光源としてもよいし、Y方向に延在するライトガイドの端面に光源を配置した形態としてもよい。
また、光源部11の発する光の利用効率を向上させたり、不要な光を遮光したりする観点から、光源部11の外側を覆うように不図示の反射板や、遮蔽板を設けてもよい。
光源部11は、点光源がY方向に所定の間隔で複数配列されて形成されている。この点光源は、LED(Light Emitting Diode)光源を用いている。なお、光源部11は、例えば、冷陰極管等の線光源としてもよいし、Y方向に延在するライトガイドの端面に光源を配置した形態としてもよい。
また、光源部11の発する光の利用効率を向上させたり、不要な光を遮光したりする観点から、光源部11の外側を覆うように不図示の反射板や、遮蔽板を設けてもよい。
面光源装置10を構成する導光板12は、正面方向(Z方向)から見て矩形形状であり、X方向に平行な対向する2辺と、Y方向に平行な対向する2辺とを有している。
導光板12は、入光面12aと、出光面12bと、観察者側面12cと、対向面12dとをその外周面に有している。
導光板12は、入光面12aと、出光面12bと、観察者側面12cと、対向面12dとをその外周面に有している。
入光面12aは、導光板12の一端面(+X側の端面)に設けられており、光源部11からの光が入射する。
出光面12bは、入光面12aに交差する面に設けられており、入光面12aから入射した光が出射する。本実施形態では、出光面12bは、−Z側の面に設けられている。
観察者側面(正面)12cは、出光面と対向する面に配置されており、観察者は、この観察者側面12cの側から反射型LCDパネル13に表示される画像を観察する。
対向面12dは、入光面12aと対向する位置に配置されている。
また、導光板12は、正面層121と、出光層122との2層を備える構成となっている。
正面層121は、観察者側面12cを含む側に構成されており、光透過性を備えた樹脂を硬化させて構成されている。
出光層122は、出光面12bを含む側に構成されており、光透過性を備えた樹脂を硬化させて構成されている。なお、正面層121と出光層122とは、同一素材により構成されていることが望ましい。例えば、正面層121及び出光層122は、両方を紫外線硬化型樹脂とするよい。なお、これに限らず、例えば、正面層121及び出光層122のどちらか片方を紫外線硬化樹脂により構成し、他方にポリカーボネート樹脂を用いてもよい。
正面層121と出光層122との界面は、図2中に一点鎖線と一部実線で示したように、斜面12eと垂直面12fとを連続して組み合わせた形状となっている。
また、正面層121と出光層122との界面の斜面12eのうちの特定の複数の斜面には、半透過反射部12gが設けられている。図12中では、この半透過反射部は、太い実線で示されている。半透過反射部12gは、導光板12の内部に複数配置されており、入光面12aから入射する光のうちの所定の割合の光を透過して残る光を出光面12bへ向けて反射するように構成されている。
正面層121は、観察者側面12cを含む側に構成されており、光透過性を備えた樹脂を硬化させて構成されている。
出光層122は、出光面12bを含む側に構成されており、光透過性を備えた樹脂を硬化させて構成されている。なお、正面層121と出光層122とは、同一素材により構成されていることが望ましい。例えば、正面層121及び出光層122は、両方を紫外線硬化型樹脂とするよい。なお、これに限らず、例えば、正面層121及び出光層122のどちらか片方を紫外線硬化樹脂により構成し、他方にポリカーボネート樹脂を用いてもよい。
正面層121と出光層122との界面は、図2中に一点鎖線と一部実線で示したように、斜面12eと垂直面12fとを連続して組み合わせた形状となっている。
また、正面層121と出光層122との界面の斜面12eのうちの特定の複数の斜面には、半透過反射部12gが設けられている。図12中では、この半透過反射部は、太い実線で示されている。半透過反射部12gは、導光板12の内部に複数配置されており、入光面12aから入射する光のうちの所定の割合の光を透過して残る光を出光面12bへ向けて反射するように構成されている。
導光板12を作製するときには、正面層121、又は、出光層122のいずれか一方を先ず作製し、所定の斜面12eに対してのみ半透過反射部12gとなる膜を成膜し、その後、初めに作製した層に対して軟化した樹脂を塗布して硬化させることにより、他方の層を構成することができる。
例えば、正面層121を最初に作製する場合には、斜面12e及び垂直面12fの形状に対応した型形状を備えた成形型を用いた樹脂成形によって正面層121を作製する。そして、作製された正面層121には、斜面12e及び垂直面12fを備える単位形状121aが連続して配置された状態となる。この多数ある斜面12eのうち、予め決めた特定の斜面12eについてのみ、スパッタや蒸着等の手法により、金属薄膜を形成して、半透過反射部12gを作製する。このときの膜厚を調整することにより、半透過反射部12gを透過する光と反射する光との光量比を任意に設定することが可能である。半透過反射部12gが作製された後、その上に出光層122となる軟化した樹脂を塗布して硬化させることにより、単位形状121aに対応した逆形状の単位形状122aを備えた出光層122が形成されて、導光板12が完成する。なお、出光層122を最初に作製してもよい。
例えば、正面層121を最初に作製する場合には、斜面12e及び垂直面12fの形状に対応した型形状を備えた成形型を用いた樹脂成形によって正面層121を作製する。そして、作製された正面層121には、斜面12e及び垂直面12fを備える単位形状121aが連続して配置された状態となる。この多数ある斜面12eのうち、予め決めた特定の斜面12eについてのみ、スパッタや蒸着等の手法により、金属薄膜を形成して、半透過反射部12gを作製する。このときの膜厚を調整することにより、半透過反射部12gを透過する光と反射する光との光量比を任意に設定することが可能である。半透過反射部12gが作製された後、その上に出光層122となる軟化した樹脂を塗布して硬化させることにより、単位形状121aに対応した逆形状の単位形状122aを備えた出光層122が形成されて、導光板12が完成する。なお、出光層122を最初に作製してもよい。
図3は、面光源装置10を正面方向(+Z側)から見た図である。図3中では、半透過反射部12gが設けられている位置に斜線を付して示している。
半透過反射部12gは、多数ある斜面12eのうち、予め決めた特定の部位についてのみ設けられている。図3には、半透過反射部12gの配置例を示している。
例えば、図3(a)の配置例では、半透過反射部12gは、斜面12eの全てには設けられておらず、所定の規則にしたがって間引いた形で配置されている。また、半透過反射部12gは、光源部11に近いほど、配置されている密度が低く、光源部11から離れるにしたがい、配置されている密度が高くなっている。なお、図3(a)の例では、半透過反射部12gが設けられている斜面12eでは、入光面12aに平行な方向(Y方向)については半透過反射部12gが一様に配置されている。
半透過反射部12gは、多数ある斜面12eのうち、予め決めた特定の部位についてのみ設けられている。図3には、半透過反射部12gの配置例を示している。
例えば、図3(a)の配置例では、半透過反射部12gは、斜面12eの全てには設けられておらず、所定の規則にしたがって間引いた形で配置されている。また、半透過反射部12gは、光源部11に近いほど、配置されている密度が低く、光源部11から離れるにしたがい、配置されている密度が高くなっている。なお、図3(a)の例では、半透過反射部12gが設けられている斜面12eでは、入光面12aに平行な方向(Y方向)については半透過反射部12gが一様に配置されている。
また、例えば、図3(b)に示す配置例のように、半透過反射部12gは、入光面12aに平行な方向(Y方向)における配置についても、その配置される位置を特定の部位についてのみ設けられるようにしてもよい。
さらに、図3(a)及び図3(b)は、いずれも所定の規則にしたがった配列になっているが、よりランダムな配置としてもよい。
さらに、図3(a)及び図3(b)は、いずれも所定の規則にしたがった配列になっているが、よりランダムな配置としてもよい。
図4は、第1実施形態の面光源装置10における光路の例を示す図である。なお、図4は、各部の大きさを誇張して示していることから、光路についても、実際の光路よりも屈折による偏向等を誇張して示している。
本実施形態の面光源装置10では、光源部11から入光面12aに入射した光のうち、観察者側面12cに斜めに到達する光は、観察者側面12cの外側が空気であって屈折率が導光板12よりも低いので、観察者側面12cの内面で全反射して、図4中の左側(−Xの向き:導光方向)に進む。
一方、出光面12bに斜めに到達する光は、その外側が空気であって屈折率が導光板12よりも低いので、出光面12bの内面で全反射して、図4中の左側(−Xの向き:導光方向)に進む。
本実施形態の面光源装置10では、光源部11から入光面12aに入射した光のうち、観察者側面12cに斜めに到達する光は、観察者側面12cの外側が空気であって屈折率が導光板12よりも低いので、観察者側面12cの内面で全反射して、図4中の左側(−Xの向き:導光方向)に進む。
一方、出光面12bに斜めに到達する光は、その外側が空気であって屈折率が導光板12よりも低いので、出光面12bの内面で全反射して、図4中の左側(−Xの向き:導光方向)に進む。
このように、入光面12aから入射した光は、導光板12の内部を入光面12aから対向面12dへ向かって(−Xの向き:導光方向)導光される。
このとき、導光されている光が、半透過反射部12gに到達すると、その光のうちの所定の割合の光(例えば、半分)が半透過反射部12gで反射されて出光面12bへ向かい、残る光が半透過反射部12gを透過して導光方向へ引き続き進む。出光面12bへ向かった光は、出光面12bへの入射角度が全反射条件を満たさない角度(臨界角を超えない角度)であれば、出光面12bから出光する。
また、入光面12aから導光板12の板面に平行に進む光についても、半透過反射部12gに到達すると、その光のうちの所定の割合の光(例えば、半分)が半透過反射部12gで反射されて出光面12bへ向かい、残る光が半透過反射部12gを透過して導光方向へ引き続き進む。
このとき、導光されている光が、半透過反射部12gに到達すると、その光のうちの所定の割合の光(例えば、半分)が半透過反射部12gで反射されて出光面12bへ向かい、残る光が半透過反射部12gを透過して導光方向へ引き続き進む。出光面12bへ向かった光は、出光面12bへの入射角度が全反射条件を満たさない角度(臨界角を超えない角度)であれば、出光面12bから出光する。
また、入光面12aから導光板12の板面に平行に進む光についても、半透過反射部12gに到達すると、その光のうちの所定の割合の光(例えば、半分)が半透過反射部12gで反射されて出光面12bへ向かい、残る光が半透過反射部12gを透過して導光方向へ引き続き進む。
ここで、従来からフロントライトに用いられている、出光側に微細な突起を複数設けた導光板500を比較例として、本実施形態の導光板12の作用及び効果について、以下に説明する。
図5は、比較例の導光板500における光路の例を示す図である。
比較例の導光板500は、出光面側に微細な突起501が多数突出して配置されている。光源部11から導光板500に入光した光は、全反射を繰り返しながら導光板500内を進み、突起501に到達すると、全反射条件を満たさないことから、突起501から出光する。しかし、比較例の導光板500では、その構成上、導光板500の法線方向(Z軸方向)に近い向きで出光する光の成分は少なく、Z軸方向とのなす角度が大きい光の成分が多くなっている。
図5は、比較例の導光板500における光路の例を示す図である。
比較例の導光板500は、出光面側に微細な突起501が多数突出して配置されている。光源部11から導光板500に入光した光は、全反射を繰り返しながら導光板500内を進み、突起501に到達すると、全反射条件を満たさないことから、突起501から出光する。しかし、比較例の導光板500では、その構成上、導光板500の法線方向(Z軸方向)に近い向きで出光する光の成分は少なく、Z軸方向とのなす角度が大きい光の成分が多くなっている。
このように、比較例と比べると、本実施形態の導光板12を備えた面光源装置10が、非常に効率よく光を利用することが可能であることがわかる。
以上説明したように、第1実施形態の導光板12を備えた面光源装置10は、半透過反射部12gを備えたことにより、入光面12aから入射する光のうち、板面の法線方向へ向けて出光する成分をより多くすることができ、光の利用効率を高めることができる。
以上説明したように、第1実施形態の導光板12を備えた面光源装置10は、半透過反射部12gを備えたことにより、入光面12aから入射する光のうち、板面の法線方向へ向けて出光する成分をより多くすることができ、光の利用効率を高めることができる。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態における導光板212を示す斜視図である。
第2実施形態の導光板212は、入光面212aに、入射光制御部212hが設けられている他は、第1実施形態の導光板12と同様な形態をしている。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分については、重複する説明を適宜省略する。
図6は、本発明の第2実施形態における導光板212を示す斜視図である。
第2実施形態の導光板212は、入光面212aに、入射光制御部212hが設けられている他は、第1実施形態の導光板12と同様な形態をしている。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分については、重複する説明を適宜省略する。
第2実施形態の導光板212は、入光面212aと、出光面212bと、観察者側面212cと、対向面212dとをその外周面に有している。このうち、出光面212bと、観察者側面212cと、対向面212dとは、それぞれ、第1実施形態の出光面12bと、観察者側面12cと、対向面12dと同様である。また、第2実施形態の導光板212は、その内部に第1実施形態の導光板12と同様な半透過反射部12gを備えている。
ここで、第2実施形態の入光面212aには、光源部11から入射する光を偏向させる入射光制御部212hが設けられている。本実施形態の入射光制御部212hは、光源部11側へ向けて突出した1つの凸レンズ形状に構成されている。
ここで、第2実施形態の入光面212aには、光源部11から入射する光を偏向させる入射光制御部212hが設けられている。本実施形態の入射光制御部212hは、光源部11側へ向けて突出した1つの凸レンズ形状に構成されている。
第2実施形態によれば、入射光制御部212hをさらに設けているので、光源部11の延在する方向(Y軸方向)において光の進行方向を制御できる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)各実施形態において、導光板を構成する材料を具体的に記載しているが、これに限らず、材料は適宜選択可能である。例えば、導光板は、紫外線硬化型樹脂を硬化して構成してもよい。
(2)各実施形態において、半透過反射部12gを設ける斜面12eは、平坦な斜面である例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、斜面を曲面状の斜面としてもよい。
(3)第2実施形態において、入射光制御部212hは、光源部11側へ向けて突出した1つの凸レンズ形状に構成されている例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、複数の微細なレンズ形状やプリズム形状等を多数並べて構成した入射光制御部としてもよい。
(4)各実施形態において、反射型の表示装置である反射型LCDパネル13を正面から照明するフロントライトとして面光源装置10を用いる例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、面光源装置10は、透過型の表示装置を背面から照明するバックライトとして用いてもよい。
なお、第1実施形態〜第2実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
1 表示装置
10 面光源装置
10a 表示面
11 光源部
12 導光板
12a 入光面
12b 出光面
12c 観察者側面
12d 対向面
12e 斜面
12f 垂直面
12g 半透過反射部
13 反射型LCDパネル
121 正面層
121a 単位形状
122 出光層
122a 単位形状
212 導光板
212a 入光面
212b 出光面
212c 観察者側面
212d 対向面
212h 入射光制御部
500 導光板
501 突起
10 面光源装置
10a 表示面
11 光源部
12 導光板
12a 入光面
12b 出光面
12c 観察者側面
12d 対向面
12e 斜面
12f 垂直面
12g 半透過反射部
13 反射型LCDパネル
121 正面層
121a 単位形状
122 出光層
122a 単位形状
212 導光板
212a 入光面
212b 出光面
212c 観察者側面
212d 対向面
212h 入射光制御部
500 導光板
501 突起
Claims (8)
- 板状に構成された導光板の一端面であって光が入射する入光面と、
前記入光面に交差し光が出射する出光面と、
前記出光面と対向する正面と、
前記入光面に対向する対向面と、
を有し、前記入光面から入射した光を前記対向面側に導光し前記出光面から出射させる導光板であって、
当該導光板の内部に複数配置され、所定の割合の光を透過して残る光を前記出光面へ向けて反射する半透過反射部を備える導光板。 - 請求項1に記載の導光板において、
前記出光面を含む出光層と、
前記正面を含む正面層と、
を備え、
前記半透過反射部は、前記出光層と前記正面層との間の界面に配置されていること、
を特徴とする導光板。 - 請求項2に記載の導光板において、
前記出光層及び前記正面層には、前記半透過反射部を構成可能な斜面を有する単位形状が前記入光面から前記対向面へ向かう方向に沿って複数連続して配置されて前記界面が構成されており、
前記半透過反射部は、前記斜面のうちの特定の部位にのみ設けられていること、
を特徴とする導光板。 - 請求項3に記載の導光板において、
前記半透過反射部は、前記入光面からの距離が離れるにしたがい、配置される密度が密になっていること、
を特徴とする導光板。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の導光板において、
前記入光面には、入射する光を偏向させる入射光制御部が設けられていること、
を特徴とする導光板。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の導光板と、
前記導光板の前記入光面と対向して配置され、前記入光面へ光を投射する光源部と、
を備える面光源装置。 - 請求項6に記載の面光源装置と、
前記面光源装置の前記出光面側に配置された反射型の表示部と、
を備える表示装置。 - 請求項6に記載の面光源装置と、
前記面光源装置の前記出光面側に配置された透過型の表示部と、
を備える表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016152184A JP2018022593A (ja) | 2016-08-02 | 2016-08-02 | 導光板、面光源装置、表示装置 |
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Publications (1)
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ID=61165724
Family Applications (1)
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JP2016152184A Pending JP2018022593A (ja) | 2016-08-02 | 2016-08-02 | 導光板、面光源装置、表示装置 |
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JP (1) | JP2018022593A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003257227A (ja) * | 2001-04-24 | 2003-09-12 | Sharp Corp | 照明装置およびそれを備える表示装置ならびに導光板 |
JP2006261088A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-09-28 | Mitsubishi Electric Corp | 導光体及びこれを用いた光源装置、液晶表示装置、導光体の製造方法 |
-
2016
- 2016-08-02 JP JP2016152184A patent/JP2018022593A/ja active Pending
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