JP2018005691A - 情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(実施の形態1)
図1は、情報処理システムの構成例を示す模式図である。本実施の形態では、広告主の商品又は役務に関する広告を所定の施設向けに出力すると共に、表示した広告の効果測定に係る情報収集を行う情報処理システムを一例として説明を行う。情報処理システムは、情報処理装置1、表示装置2a、2b、ユーザ端末3、店舗端末4、会計装置5等を含む。情報処理装置1、表示装置2a、2b、及び店舗端末4は、インターネット等の外部ネットワークNを介して通信を行う。
制御部11はCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)等の演算処理装置を含み、サーバ1に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。記憶部12はRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ素子を含み、制御部11が処理を実行するために必要なプログラム又はデータ等を記憶している。また、記憶部12は、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。通信部13は通信に関する処理を行うための処理回路等を含み、ネットワークNを介してサイネージ2a、2b等と情報の送受信を行う。
また、本実施の形態においてサーバ1は上記の構成に限られず、例えば操作入力を受け付ける入力部、サーバ1に係る情報を表示する表示部、可搬型記憶媒体に記憶された情報を読み取る読取部等を含んでもよい。
制御部21はCPU、MPU等の演算処理装置を含み、記憶部22に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、サイネージ2a、2bに係る種々の情報処理、制御処理等を行う。記憶部22はRAM、ROM等のメモリ素子を含み、制御部21が処理を実行するために必要なプログラム又はデータ等を記憶している。また、記憶部22は、制御部21が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。通信部23はアンテナ及び通信処理回路等を含み、ネットワークNを介してサーバ1等と情報の送受信を行う。表示部24は液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画面を有し、制御部21から与えられた画像を表示する。
一方、店舗側のサイネージ2bは、入力部26を含む。入力部26は、センサ装置27から情報の入力を受け付けるためのインターフェイスである。センサ装置27は、サイネージ2bが設置されている陳列棚へのユーザの接近、ユーザによる商品の購買動作等を検出する装置であり、例えばキネクト(登録商標)装置である。センサ装置27は例えば陳列棚上部に設置されており、陳列棚に接近するユーザを撮像し、画像認識処理によってユーザの動作等を検出する。
なお、本実施の形態においてサイネージ2a、2bは上記の構成に限られず、例えば音声の出力を行うためのスピーカ等を含んでもよい。
サイネージ2aは、例えばオフィスのエントランス、エレベーターホール、エレベーター内、食堂、トイレ、休憩スペース等の共有空間に設置されている。例えばサイネージ2aの制御部21は、オフィスの業務時間中は業務に係る情報を表示部24に表示している。そして制御部21は、昼休み等の休憩時間になった場合に表示を切り替え、オフィス外の店舗において提供される商品の広告を表示する。具体的に制御部21は、休憩時間の開始時刻になった場合、サーバ1に広告の出力を要求する。
なお、サーバ1の制御部11は、サイネージ2aからの要求に応じて出力した広告の出稿量、すなわち広告の表示回数を閲覧DB141に記憶しておく。
具体的には、サイネージ2aの制御部21は、NFC通信部25を介してユーザ端末3と近距離無線通信を行い、通信が成功したユーザ端末3を認証する。NFC通信部25は、例えばサイネージ2aの表示部24に係る表示画面脇に設けられており、スマートフォン等のユーザ端末3と近接可能となっている。広告を閲覧したユーザは、当該広告に係る商品に興味を持った場合、後述するクーポンを取得するためユーザ端末3をNFC通信部25に近づける。NFC通信部25から所定範囲内にユーザ端末3が位置する場合、制御部21はNFC通信部25よりユーザ端末3を認証する。
ここで、陳列棚の付近に来店者であるユーザがいないものとする。この場合、サイネージ2bの制御部21は、陳列棚に陳列されている商品の広告を表示部24に表示している。なお、詳しくは後述するように、サイネージ2bで表示されるコンテンツは広告に限定されるものではなく、当該店舗で提供される商品に関連するコンテンツであればよい。
なお、サイネージ2bが表示するコンテンツは商品に関連するものだけでなく、例えば陳列棚を装飾演出するための画像等であってもよい。
なお、制御部21は把持動作を検出するだけでなく、把持動作を検出した場合、図7と同様に表示コンテンツの切り替えを行ってもよい。例えば制御部21は検出結果を参照し、ユーザが手に取った商品の価格等の情報を表示してもよい。
なお、上記で制御部21はセンサ装置27による画像認識処理に基づきユーザの購買動作を検出することとしたが、本実施の形態はこれに限るものではない。例えば陳列棚に赤外線センサ等を配置し、サイネージ2bは当該センサにより購買動作を検出してもよい。
図9左上に、店舗に設置された会計装置5の一例を図示している。例えば会計装置5は店舗の所定箇所に設置されており、商品の会計処理を行う。また、本実施の形態において会計装置5は所定のリーダ/ライタ部51を有し、ユーザ端末3と近距離無線通信を行って特典情報(クーポン)を読み取る。なお、リーダ/ライタ部51は会計装置5に接続された別装置として構成してもよい。特典情報を読み取った場合、会計装置5は特典情報に従って会計処理を行う。会計装置5は、特典情報の使用履歴を含む商品の購買履歴を店舗端末4に転送する。店舗端末4は、会計装置5から転送された商品の購買履歴を記憶する。
サイネージ2aの制御部21は、例えばサイネージ2aの設置場所に係る施設がオフィスである場合、業務時間中はオフィス業務に係る情報を表示部24に表示している。制御部21は、当該オフィスの休憩時間の開始時刻になったか否かを判定する(ステップS11)。休憩時間の開始時刻になっていないと判定した場合(S11:NO)、制御部21は処理を待機する。休憩時間の開始時刻になったと判定した場合(S11:YES)、制御部21は、施設に設置されたサイネージ2aに、当該施設外の店舗で提供される商品の広告の出力をサーバ1に要求する(ステップS12)。具体的に制御部21は、自機の設置されている施設を示す所定の識別情報を含む要求信号を生成し、サーバ1に送信する。
店舗における商品の陳列棚に設置されているサイネージ2bの制御部21は、店舗の営業時間において、当該店舗で提供されている商品に関連するコンテンツを表示部24に表示する(ステップS41)。例えば制御部21は、陳列されている商品の広告をコンテンツとして表示する。なお、制御部21が表示するコンテンツは広告に限定されるものではない。制御部21は、陳列棚に設置されているサイネージ2bへのユーザの接近をセンサ装置27により検出したか否かを判定する(ステップS42)。例えば制御部21は、センサ装置27により陳列棚付近の様子を常時撮像し、画像認識によりユーザの接近の有無を監視する。なお、センサ装置27による監視態様は画像認識に限定されず、例えば赤外線センサによる物体検知であってもよい。これにより、店舗に来店したユーザが陳列棚に接近した場合、制御部21は当該ユーザの接近を検出する。なお、制御部21はユーザの接近に係る検出結果を記憶部22に記憶しておく。ユーザの接近を検出していないと判定した場合(S42:NO)、制御部21は処理を待機する。
また、上記で情報処理システムはユーザ端末3に特典情報を配信することとしたが、例えば特典情報の他に、店舗の場所、最寄り駅等の位置情報などを併せて配信してもよい。
また、例えば情報処理システムは、各ユーザ端末3への特典情報の配信回数に応じて、さらなる特典を与えるようにしてもよい。例えばサーバ1は、認証時において各ユーザ端末3の識別情報を取得し、ユーザ端末3毎のクーポンの累計配信回数を計数する。サーバ1は、当該配信回数に応じてユーザにさらなる購買の動機付けを行うべく、通常のクーポンとは異なる別のクーポンをユーザ端末3に配信する。これにより、顧客であるユーザの囲い込みを行うことができる。
また、上記で情報処理システムは、施設側のサイネージ2aでのユーザ端末3の認証結果を閲覧情報として取得することとしたが、本実施の形態はこれに限るものではない。例えば情報処理システムは、店舗側と同じく施設側のサイネージ2aにもセンサ装置27を備える構成とし、該センサ装置27によりサイネージ2aを閲覧するユーザを認識して閲覧情報を取得することとしてもよい。
本実施の形態では、店舗に来店したユーザの属性に応じてサイネージ2bに表示するコンテンツを切り替える形態について述べる。なお、実施の形態1と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。
サイネージ2bの制御部21は、陳列棚に設置されている自機へのユーザの接近を検出した場合、当該ユーザの属性を判別する。例えば制御部21は、センサ装置27による画像認識結果に基づき、ユーザの属性を判別する。具体的には、センサ装置27は撮像画像より、ユーザの顔部分の画像領域を特定する。センサ装置27は、特定した該画像領域に含まれるユーザの顔の目、鼻、口等の特徴量から、ユーザの性別、年齢等を認識する。サイネージ2bの制御部21は、センサ装置27から当該認識結果を取得することでユーザの属性を判別する。
なお、上記でサイネージ2bはユーザの性別を基準としたコンテンツ切替処理について説明したが、年齢その他の属性に応じてコンテンツを切り替えてもよいことは勿論である。例えばサイネージ2bは、ユーザの年齢が高齢であると判別した場合、字幕付きのコンテンツ画像を表示する。また、例えばサイネージ2bは、ユーザの年齢が幼齢であると判別した場合、アニメーションに係るコンテンツ画像を表示する。
制御部21は、接近したユーザの属性を判別する(ステップS201)。具体的には、センサ装置27は撮像画像より陳列棚に接近したユーザの顔部分の画像を特定し、ユーザの性別、年齢等を認識する。サイネージ2bの制御部21は、当該認識結果をセンサ装置27から取得することで、ユーザの属性を判別する。制御部21は、判別したユーザの属性に応じて、表示部24に表示中のコンテンツを切り替える(ステップS202)。例えば陳列棚に食品が陳列されている場合であって、陳列棚付近にいるユーザが女性であると判別した場合、制御部21は女性向けに当該食品のレシピを表示する。また、例えば陳列棚にアルコール飲料が陳列されている場合であって、陳列棚付近にいるユーザが男性であると判別した場合、制御部21は男性に人気の高いアルコール飲料の広告を表示する。なお、制御部21は、ユーザの年齢等、その他の属性に応じてコンテンツを表示してもよい。また、制御部21は、陳列棚付近にいるユーザが団体客であると認識した場合、例えば団体客向けの商品を提示(表示)してもよい。なお、制御部21は、判別したユーザの属性を記憶部22に記憶しておく。例えば制御部21は、陳列棚に接近したユーザの人数を、性別、年齢等の属性に応じて計数して記憶しておく。制御部21は、処理をステップS44に移行する。
本実施の形態では、店舗に来店したユーザのうち、施設側で広告を閲覧したユーザを識別する形態について述べる。
図15は、実施の形態3に係るサイネージ2bの構成例を示すブロック図である。本実施の形態に係るサイネージ2bは、入力部26を介してNFC通信装置28に接続されている。NFC通信装置28はユーザ端末3等と近距離無線通信を行うための装置であり、例えばサイネージ2bと共に商品の陳列棚に設置されている。NFC通信装置28はユーザ端末3を認証し、認証結果をサイネージ2bに通知する。
なお、上記ではサイネージ2bに閲覧者向けのコンテンツを表示することとしたが、本実施の形態はこれに限るものではない。例えばNFC通信装置28は、認証した広告閲覧者のユーザ端末3に対して、実際に店舗に来店した特典としてさらなる特典情報を与えるようにしてもよい。
以上よりサーバ1には、閲覧者以外の来店者と閲覧者とを識別した正確な分析データが蓄積される。
制御部21は、自機に接近したユーザが、サイネージ2bが設置されている施設において広告を閲覧した閲覧者であるか否かを識別する(ステップS301)。具体的に制御部21は、NFC通信装置28を介したユーザ端末3の認証結果に基づき、ユーザ端末3に係るユーザが広告閲覧者であるか否かを識別する。例えばNFC通信装置28は、ユーザ端末3が所定範囲内に位置する場合に近距離無線通信を行う。制御部21は、NFC通信装置28を介してユーザ端末3の端末IDを含む情報を取得し、サーバ1に当該端末IDの照会を行う。サーバ1の制御部11は当該端末IDに基づき、ユーザ端末3に係るユーザが施設側で広告を閲覧した閲覧者か否かを判定する。具体的に制御部11は、閲覧DB141を参照し、端末ID列に当該端末IDが記憶されているか否かを判定する。制御部11は、照会結果をサイネージ2bに返信する。サイネージ2bの制御部21は当該照会結果に基づき、ユーザ端末3を認証する。
図19は、上述した形態のサーバ1の動作を示す機能ブロック図である。制御部11がプログラムPを実行することにより、サーバ1は以下のように動作する。出力部151は、施設内の共有空間に設置された表示部に、前記施設外の店舗で提供される商品又は役務に関する広告を出力する。取得部152は、該出力部151が出力した前記広告に関して、閲覧者による閲覧履歴を示す閲覧情報を取得する。第2取得部153は、前記店舗における来店者の購買活動に関する購買情報を取得する。記憶部154は、前記取得部152及び第2取得部153が取得した前記閲覧情報及び購買情報を記憶する。
11 制御部
12 記憶部
13 通信部
14 大容量記憶装置
141 閲覧DB
142 購買DB
2a、2b サイネージ(表示装置)
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 表示部
25 NFC通信部
26 入力部
27 センサ装置
3 ユーザ端末
4 店舗端末
5 会計装置
Claims (10)
- 施設の共有空間に設置され、前記施設外の店舗で提供される商品又は役務に関する広告を表示する表示部と、
該表示部が表示した前記広告に関して、閲覧者による閲覧履歴を示す閲覧情報を取得する取得部と、
前記店舗における来店者の購買活動に関する購買情報を取得する第2取得部と、
前記取得部及び第2取得部が取得した前記閲覧情報及び購買情報を記憶する記憶部と
を備えることを特徴とする情報処理システム。 - 前記閲覧者の端末装置又は電子カードを認証する認証部と、
該認証部が前記端末装置又は電子カードを認証した場合、前記商品又は役務に係る特典情報を前記端末装置又は電子カードに配信する配信部と
を備え、
前記取得部は、前記認証部が認証した認証結果を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記店舗に設置され、前記商品又は役務に関連するコンテンツを表示する第2表示部を備える
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理システム。 - 前記第2表示部は、前記商品の陳列棚に設置されている
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。 - 前記第2表示部への前記来店者の接近を検出する接近検出部を備え、
前記第2表示部は、前記接近検出部が前記来店者の接近を検出した場合、前記コンテンツを切り替える
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の情報処理システム。 - 前記来店者の属性を判別する属性判別部を備え、
前記第2表示部は、前記来店者の属性に応じて前記コンテンツを切り替える
ことを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 前記店舗における前記来店者の購買動作を検出する動作検出部を備え、
前記第2取得部は、前記動作検出部が検出した検出結果を取得する
ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 前記第2取得部は、前記店舗における前記商品又は役務の購買履歴を取得する
ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 施設内の共有空間に設置された表示部に、前記施設外の店舗で提供される商品又は役務に関する広告を出力する出力部と、
該出力部が出力した前記広告に関して、閲覧者による閲覧履歴を示す閲覧情報を取得する取得部と、
前記店舗における来店者の購買活動に関する購買情報を取得する第2取得部と、
前記取得部及び第2取得部が取得した前記閲覧情報及び購買情報を記憶する記憶部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 施設の共有空間に設置された表示部に、前記施設外の店舗で提供される商品又は役務に関する広告を出力し、
出力した前記広告を閲覧した閲覧者の端末装置又は電子カードを認証し、
前記端末装置又は電子カードを認証した場合、前記商品又は役務に係る特典情報を前記端末装置又は電子カードに配信し、
認証結果を取得することで前記閲覧者による前記広告の閲覧履歴を示す閲覧情報を取得し、
前記第2店舗に設置された第2表示部に、前記商品又は役務に関連するコンテンツを出力し、
前記店舗における来店者の購買活動に関する購買情報を取得し、
取得した前記閲覧情報及び購買情報を記憶部に記憶する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理方法。
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