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JP2018004761A - 点検支援システム、点検支援方法、点検支援装置、点検端末及びコンピュータプログラム - Google Patents

点検支援システム、点検支援方法、点検支援装置、点検端末及びコンピュータプログラム Download PDF

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JP2018004761A JP2016127855A JP2016127855A JP2018004761A JP 2018004761 A JP2018004761 A JP 2018004761A JP 2016127855 A JP2016127855 A JP 2016127855A JP 2016127855 A JP2016127855 A JP 2016127855A JP 2018004761 A JP2018004761 A JP 2018004761A
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Keiji Hokari
啓志 穂刈
圭一 宮尾
Keiichi Miyao
圭一 宮尾
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Abstract

【課題】点検作業に係る負担を軽減することができる点検支援システム、点検支援方法、点検支援装置、点検端末及びコンピュータプログラムを提供することである。【解決手段】実施形態の点検支援システムは、点検端末と、手順情報生成部と、を持つ。点検端末は、屋外又は屋内での自装置の位置情報を取得可能である。手順情報生成部は、前記位置情報の履歴を示す移動情報に基づいて、点検対象設備が存在する複数の点検地点を訪れる際の順路を示す手順情報を生成する。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、点検支援システム、点検支援方法、点検支援装置、点検端末及びコンピュータプログラムに関する。
上下水プラントを始めとして、世の中の産業に係る各種のプラントでは、プラントを構成する各種の設備が所定の能力を発揮することができるよう、各種設備の日常的な点検が行われている。このような日常的な点検によって取得される情報は、プラントの運用やメンテナンスの計画に必要となる重要な情報である。そのため、各種プラントでは、点検結果の記入に用いられる調書(以下、「点検帳票」という。)の内容や記入要領、保管方法等についての細則が整備されている。さらに近年では、点検帳票の電子化も進められている。
しかしながら、このような点検に関する各種運用の整備が進められている一方で、点検の具体的な手順についてまでは必ずしも十分に整備されていないのが現状であった。例えば、従来の点検帳票は、点検対象の設備の位置や各種設備の点検の順序などの具体的な点検方法までは記載されていない場合があった。そのため、従来は、熟練者が点検の現場に同行し、点検方法や内容を口頭で指示、指導するような形で初心者の教育が行われていた。熟練者による教育は、初心者が習熟して単独で点検作業を行えるようになるまで行われる。そのため、初心者が習熟するまでの間、点検作業には常に熟練者と初心者との2名体制が必要となり、現場の負担を重くする要因の一つとなっていた。このような背景により、点検作業に係る負担を軽減することができる技術が望まれている。
特開2002−304681号公報
本発明が解決しようとする課題は、点検作業に係る負担を軽減することができる点検支援システム、点検支援方法、点検支援装置、点検端末及びコンピュータプログラムを提供することである。
実施形態の点検支援システムは、点検端末と、手順情報生成部と、を持つ。点検端末は、屋外又は屋内での自装置の位置情報を取得可能である。手順情報生成部は、前記位置情報の履歴を示す移動情報に基づいて、点検対象設備が存在する複数の点検地点を訪れる際の順路を示す手順情報を生成する。
第1の実施形態の点検支援システム100の構成の具体例を示す図。 第1の実施形態の点検端末1の機能構成の具体例を示す図。 第1の実施形態の点検手順作成装置2の機能構成の具体例を示す図。 第1の実施形態の点検端末1において移動情報が取得される処理の具体例を示すフローチャート。 第1の実施形態の点検手順作成装置2において手順情報が生成される処理の具体例を示すフローチャート。 手順情報の具体例を示す図。 第1の実施形態の点検端末1において点検作業時に実行される処理の具体例を示すフローチャート。 第2の実施形態の点検支援システム100aの構成の具体例を示す図。 第2の実施形態の点検端末1aの機能構成の具体例を示す図。 第2の実施形態の点検手順作成装置2aの機能構成の具体例を示す図。 第2の実施形態の点検監視装置3の機能構成の具体例を示す図。 第2の実施形態の点検端末1aにおいて点検作業時に実行される処理の具体例を示すフローチャート。 第2の実施形態の点検監視装置3において点検作業時に実行される処理の具体例を示すフローチャート。 第3の実施形態の点検手順作成装置2bの機能構成の具体例を示す図。 最適順路の決定方法の具体例を説明する図。 第4の実施形態の点検支援システム100cの構成の具体例を示す図。 第4の実施形態の点検端末1cの機能構成の具体例を示す図。 第4の実施形態の点検管理装置4の機能構成の具体例を示す図。 点検情報と移動情報との対応付けの一例を示す図。
以下、実施形態の点検支援システム、点検支援方法、点検支援装置、点検端末及びコンピュータプログラムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の点検支援システム100の構成の具体例を示す図である。点検支援システム100は、点検端末1及び点検手順作成装置2を備える。点検端末1及び点検手順作成装置2は、ネットワーク10を介して互いに通信可能である。点検端末1は、点検作業者によって各種設備の点検に用いられる端末である。例えば、点検端末1には点検結果の入力を受け付け、入力された情報を、点検結果を示す情報(以下、「点検情報」という。)として内部の記憶部に記録するアプリケーション(以下、「点検アプリ」という。)が予めインストールされる。点検端末1は、自装置の位置情報を取得可能であり、点検作業の開始に応じて位置情報の取得を開始する。点検端末1は、点検作業が終了されるまでの間、継続して位置情報を取得するとともに、取得された位置情報を取得されたタイミングに対応づけて蓄積する。点検端末1は、点検作業の終了に応じて位置情報の取得を終了し、蓄積された位置情報を自装置の移動履歴を示す移動情報として点検手順作成装置2に送信する。
点検手順作成装置2は、点検端末1から取得される移動情報に基づいて、点検作業者が点検対象の各設備を訪れる際の順路(以下、「点検順路」という。)を示す手順情報を生成する。点検手順作成装置2は、生成された手順情報を点検端末1に送信する。点検端末1は、以後上記同様の点検が行われる際、点検手順作成装置2によって生成された手順情報を表示する。
例えば、ある点検作業に関し、点検順路が点検手順として確立されていない場合、まず、その点検作業の熟練者が点検端末1を用いて実際に点検作業を行う。これにより、熟練者によって行われた点検作業に関して、熟練者の移動履歴が点検端末1に記録される。点検手順作成装置2は、熟練者の移動履歴を示す移動情報に基づいて手順情報を生成する。このように生成された手順情報が以後の点検作業時において点検端末1に表示されることにより、点検作業者は点検順路を知らなくても適切な順序で点検作業を行うことができるようになる。また、このような手順情報が表示されれば、点検作業者は必ずしも点検順路を予め記憶する必要がなくなるため、作業効率の向上も期待できる。
図2は、第1の実施形態の点検端末1の機能構成の具体例を示す図である。点検端末1は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置、表示装置などを備え、点検端末プログラムを実行する。点検端末1は、点検端末プログラムの実行によって記憶部11、通信部12、位置情報取得部13、入力部14、点検処理実行部15及び手順情報取得部16を備える装置として機能する。なお、点検端末1の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。点検端末プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。点検端末プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
記憶部11は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。記憶部11は、位置情報及び点検情報を記憶する。
通信部12は、自装置をネットワーク10に接続する通信インターフェースを備えて構成される。通信部12は、点検手順作成装置2と通信する。
位置情報取得部13は、屋外又は屋内での自装置の位置情報を取得可能である。例えば、位置情報取得部13は、GPS(Global Positioning System)を用いて屋外又は屋内での位置情報を取得可能である。また、位置情報取得部13は、屋内等、GPSと通信できない状況において、GPSに代替する手段で位置情報を取得してもよい。GPSに代替する屋内用の位置情報取得手段としては、複数のセンサによる検出結果に基づいて点検端末1の位置を特定する方法や、点検端末1を検出したセンサの位置を点検端末1の位置とする方法、点検端末1との間の無線通信における電波強度等によって点検端末1の位置を特定する方法などが挙げられる。このような方法の他、屋内に位置する点検端末1の位置を特定することができれば、屋内用の位置情報取得手段は他のどのような方法で実現されてもよい。位置情報取得部13は、このようにして取得される自装置の屋外又は屋内での位置情報を、点検端末1の移動情報として記憶部11に記憶させる。移動情報は、点検端末1の位置情報と、その位置情報が取得されたタイミングとが対応づけられた情報である。
入力部14は、マウスやキーボード、タッチパネル等の入力装置を用いて構成される。又は、入力部14は、これらの入力装置を自装置に接続するインターフェースとして構成されてもよい。入力部14は、点検結果の入力を受け付け、入力情報を点検処理実行部15に出力する。
点検処理実行部15は、点検作業に係る情報の入出力や表示、送受信等の処理(以下、「点検処理」という。)を実現する機能部である。例えば、点検処理実行部15は、起動された点検アプリによって実現される。点検処理実行部15は、点検作業が開始されてから終了されるまでに蓄積された自装置の移動情報を点検手順作成装置2に送信する。
手順情報取得部16は、点検手順作成装置2から手順情報を取得する。手順情報取得部16は、取得された手順情報を記憶部11に記憶させる。
図3は、第1の実施形態の点検手順作成装置2の機能構成の具体例を示す図である。点検手順作成装置2は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、点検手順作成装置プログラムを実行する。点検手順作成装置2は、点検手順作成装置プログラムの実行によって記憶部21、通信部22、入力部23、図面情報取得部24、移動情報取得部25及び手順情報生成部26を備える装置として機能する。なお、点検手順作成装置2の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。点検手順作成装置プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。点検手順作成装置プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
記憶部21は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。記憶部21は、移動情報、図面情報及び手順情報を記憶する。図面情報は、点検対象設備の設置位置を含む領域を示す図面データである。例えば、図面情報は、地図やレイアウト図等の図面データである。
通信部22は、自装置をネットワーク10に接続する通信インターフェースを備えて構成される。通信部22は、点検端末1と通信する。
入力部23は、マウスやキーボード、タッチパネル等の入力装置を用いて構成される。又は、入力部23は、これらの入力装置を自装置に接続するインターフェースとして構成されてもよい。例えば、入力部23は、図面情報の入力を受け付け、入力された図面情報を図面情報取得部24に出力する。
図面情報取得部24は、入力部23を介して図面情報を取得する。図面情報取得部24は、取得された図面情報を記憶部21に記憶させる。例えば、図面情報は、構造物や物体、地形等の形状や位置関係を地図として表示するために必要な情報を含んで構成される地図データである。また例えば、図面情報は、点検対象の設備が設置された地域やフロアを示す地図やフロアレイアウト図等の印刷物をスキャナ等の装置で読み取ることによって生成された画像データであってもよいし、点検対象の設備が設置された地域やフロアが撮像された画像データであってもよい。また例えば、図面情報は、CAD(Computer-aided Design)等によって生成された設計図面のデータ(CADデータ)であってもよい。
移動情報取得部25は、通信部22を介して点検端末1から移動情報を取得する。移動情報取得部25は、取得された移動情報を記憶部21に記憶させる。
手順情報生成部26は、記憶部21に記憶された移動情報及び図面情報に基づいて手順情報を生成する。具体的には、手順情報生成部26は、まず、移動情報に基づいて点検端末1が点検対象の各設備間を移動した順序を識別する。手順情報生成部26は、識別された移動順序に基づき、上記各設備の点検作業において各設備を訪れる際の順序を示す情報を手順情報として生成する。手順情報生成部26は、生成された手順情報を記憶部21に記憶させる。
図4は、第1の実施形態の点検端末1において移動情報が取得される処理の具体例を示すフローチャートである。まず、点検処理実行部15は、点検作業が開始されたか否かを判定する(ステップS101)。点検作業が開始されたか否かの判定は、どのような情報に基づくものであってもよい。例えば、点検アプリが所定の開始操作の入力に応じて点検処理を開始する場合、点検処理実行部15はこの開始操作を示す情報が入力された場合に点検作業が開始されたと判定してもよい。また、例えば、点検作業者が点検作業の開始時に点検アプリを起動する運用である場合、点検処理実行部15は点検アプリが起動されたことをもって、点検作業が開始されたと判定してもよい。
ステップS101において、点検作業が開始されていないと判定された場合(ステップS101−NO)、点検処理実行部15は点検作業が開始されたと判定されるまで、ステップS101を繰り返し実行する。一方、点検作業が開始されたと判定された場合(ステップS101−YES)、点検処理実行部15は、位置情報取得部13に対して位置情報の取得を指示する。位置情報取得部13は、点検処理実行部15の指示に応じて自装置の位置情報を取得する(ステップS102)。位置情報取得部13は、取得された位置情報を、位置情報が取得されたタイミングに対応づけて記憶部11に記憶させる(ステップS103)。
点検処理実行部15は、点検作業が終了されたか否かを判定する(ステップS104)。点検作業が終了されたか否かの判定は、どのような情報に基づくものであってもよい。例えば、点検アプリが所定の終了操作の入力に応じて点検処理を終了する場合、点検処理実行部15はこの終了操作を示す情報が入力された場合に点検作業が終了されたと判定してもよい。また、例えば、点検作業者が点検作業の終了時に点検アプリを終了する運用である場合、点検処理実行部15は点検アプリが終了されたことをもって、点検作業が終了されたと判定してもよい。
ステップS104において、点検作業が終了されていないと判定された場合(ステップS104−NO)、点検処理実行部15はステップS102に処理を戻し、位置情報取得部13に対して位置情報の取得を指示する。一方、点検作業が終了されたと判定された場合(ステップS104−YES)、点検処理実行部15は、記憶部11に蓄積された位置情報を、自装置の移動の履歴を示す移動情報として点検手順作成装置2に送信する(ステップS105)。
図5は、第1の実施形態の点検手順作成装置2において手順情報が生成される処理の具体例を示すフローチャートである。まず、移動情報取得部25は、点検端末1から移動情報を取得する(ステップS201)。移動情報取得部25は、取得された移動情報を記憶部21に記憶させる。一方で、図面情報取得部24は、入力部23を介して点検対象設備の設置位置を含む図面情報を取得する(ステップS202)。図面情報取得部24は、取得された図面情報を記憶部21に記憶させる。
手順情報生成部26は、記憶部21に取得された移動情報及び図面情報に基づいて、点検順路を示す手順情報を生成する(ステップS203)。
図6は、手順情報の具体例を示す図である。例えば、図6(A)は点検順路を地図上に表示する手順情報の例である。図6(A)の例では、点検対象設備の設置場所を示す黒丸と、各点検対象設備の点検を行う際の移動経路を示す破線矢印とによって点検順路が示されている。このような手順情報は、手順情報生成部26が、点検対象設備の設置場所を含む範囲の地図データに、点検対象設備の設置場所の位置情報と、上記の移動経路を示す移動情報とによって示される位置を対応づけることによって生成される。例えば、地図データが画像データとして取得される場合、画像データに示される領域の範囲を示す位置情報を予め入力しておくことで移動情報と地図データとを対応づけることが可能になる。そして、手順情報生成部26は、地図上の各設置場所に対応する領域に上記の黒丸や矢印を示す画像を合成することによって手順情報を生成する。
また、図6(B)は点検順路をフロアレイアウト図に表示する手順情報の例である。図6(B)において、斜線で網掛けされた四角はフロアの出入り口を表し、その他の網掛けの無い四角は点検対象となりうる設備を表している。例えば、この場合、フロア内での移動経路を示す破線矢印と、点検作業者が各設備の点検作業を行うことができる位置(以下、「点検位置」という。)を示す黒丸と、によって点検順路が示される。図6(B)の例は、設備501が点検対象ではないことを表し、設備502は前面及び背面の両方での点検が必要であることを表している。このような手順情報は、図6(A)の地図データをフロアレイアウト図のデータに置き換えて同様の処理を行うことによって生成することができる。
図5の説明に戻る。手順情報生成部26は、図6の例のように生成された手順情報を、通信部22を介して点検端末1に送信する(ステップS204)。
図7は、第1の実施形態の点検端末1において点検作業時に実行される処理の具体例を示すフローチャートである。まず、点検処理実行部15は、点検作業が開始されたか否かを判定する(ステップS301)。点検作業が開始されたか否かの判定は、図4のステップS101と同様の方法で判定されてもよい。点検作業が開始されていないと判定された場合(ステップS301−NO)、点検処理実行部15は点検作業が開始されたと判定されるまで、ステップS301を繰り返し実行する。一方、点検作業が開始されたと判定された場合(ステップS301−YES)、点検処理実行部15は、手順情報取得部16に対して手順情報の取得を指示する。手順情報取得部16は、点検手順作成装置2から手順情報を取得する(ステップS302)。手順情報取得部16は、取得された手順情報を記憶部21に記憶させる。なお、この手順情報の取得は、必ずしも点検作業が開始されたとの判定後に行われる必要はなく、ステップS301の判定前に予め取得されていてもよい。
点検処理実行部15は、取得された手順情報に基づいて、開始された点検作業に応じた点検順路を表示させる(ステップS303)。点検処理実行部15は、点検順路の表示後、点検処理を開始する(ステップS304)。点検処理実行部15は、点検処理の開始後、点検処理が終了されたか否かを判定する(ステップS305)。点検作業が終了されたか否かの判定は、図4のステップS104と同様の方法で判定されてもよい。ステップS305において、点検作業が終了されていないと判定された場合(ステップS305−NO)、点検処理実行部15は点検作業が終了されたと判定されるまでステップS305を繰り返し、点検処理を継続する。一方、点検作業が終了されたと判定された場合(ステップS305−YES)、点検処理実行部15は点検処理を終了する(ステップS306)。
このように構成された第1の実施形態の点検支援システム100は、屋外又は屋内での自装置の位置情報を取得可能な位置情報取得部13を備える点検端末1と、点検端末1によって取得された位置情報に基づいて、点検作業時に点検対象設備の設置場所を訪れる際の順路を示す手順情報を生成する点検手順作成装置2と、を備えることにより、点検作業に係る現場の負担を軽減することができる。具体的には、実際に行われた点検作業の結果に基づいて、次回以降の点検順路を示す手順情報が生成されることにより、点検作業に習熟していない者でも、熟練者の同伴を必要とせずに点検作業を行うことが可能となる。
なお、手順情報は、必ずしも点検順路を示すだけの情報である必要はない。例えば、手順情報生成部26は、点検現場で実行される詳細な確認手順や操作手順等を点検順路上の各点検対象設備に対応づけた手順情報を生成してもよい。このような手順情報が生成される場合、点検処理実行部15は、点検現場で行われるべき詳細な確認手順や操作手順等を、点検作業者の移動に応じて表示させるように構成されてもよい。点検支援システム100がこのような構成を備えることにより、点検作業者はより効率的かつ正確に点検作業を行うことができる。
このような詳細な手順の表示の他、点検処理実行部15は、手順情報の示す点検順路に基づいて、自装置の位置に応じた種々の動作を行うように構成されてもよい。例えば、点検処理実行部15は、点検作業者に対して点検結果の入力を促す動作を行うように構成されてもよい。例えば、点検処理実行部15は、自装置の位置に応じた点検項目についての入力を促すように構成されてもよいし、自装置が所定時間以上同じ位置にとどまっている場合に、次の点検位置への移動を促すように構成されてもよい。このような報知動作は、情報の表示によってなされてもよいし、音声の出力や振動等のどのような動作で実現されてもよい。点検端末1がこのような構成を備えることにより、点検作業者の入力ミスや点検ミス等を抑制することができる。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態の点検支援システム100aの構成の具体例を示す図である。点検支援システム100aは、点検端末1に代えて点検端末1aを備える点、点検手順作成装置2に代えて点検手順作成装置2aを備える点、点検監視装置3をさらに備える点で第1の実施形態の点検支援システム100と異なる。点検端末1a、点検手順作成装置2a及び点検監視装置3は、ネットワーク10を介して互いに通信可能である。点検端末1aは、点検作業時において、自装置の位置情報を点検監視装置3に送信する。点検手順作成装置2aは、生成した手順情報を、点検端末1a及び点検監視装置3に送信する。
点検監視装置3は、点検端末1aから取得される点検端末1aの位置情報と、点検手順作成装置2aから送信される手順情報とに基づいて、点検作業の実行状況を監視する点検監視処理を実行する。具体的には、点検監視装置3は、点検監視処理の実行によって、点検作業中の点検者業者の現在位置を監視する。点検監視処理は、点検作業者の現在位置の監視のみならず、点検作業者の現在位置に基づいて行われるどのような処理を含むものであってもよい。例えば、点検作業者の位置に応じて、点検作業に係る情報を通知する処理などが含まれてもよい。
図9は、第2の実施形態の点検端末1aの機能構成の具体例を示す図である。点検端末1aは、位置情報取得部13に代えて位置情報取得部13aを備える点で第1の実施形態の点検端末1と異なる。位置情報取得部13aは、取得された位置情報を記憶部11に記憶させるとともに、通信部12を介して点検監視装置3に送信する点で位置情報取得部13と異なる。
図10は、第2の実施形態の点検手順作成装置2aの機能構成の具体例を示す図である。点検手順作成装置2aは、手順情報生成部26に代えて手順情報生成部26aを備える点で第1の実施形態の点検手順作成装置2と異なる。手順情報生成部26aは、生成された手順情報を点検端末1a及び点検監視装置3に送信する点で手順情報生成部26と異なる。
図11は、第2の実施形態の点検監視装置3の機能構成の具体例を示す図である。点検監視装置3は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、点検監視装置プログラムを実行する。点検監視装置3は、点検監視装置プログラムの実行によって記憶部31、通信部32、表示部33、位置情報取得部34、手順情報取得部35及び点検監視部36を備える装置として機能する。なお、点検監視装置3の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。点検監視装置プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。点検監視装置プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
記憶部31は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。記憶部31は、位置情報及び手順情報を記憶する。
通信部32は、自装置をネットワーク10に接続する通信インターフェースを備えて構成される。通信部32は、点検端末1a及び点検手順作成装置2aと通信する。
表示部33は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示装置を用いて構成される。又は、表示部33は、これらの表示装置を自装置に接続するインターフェースとして構成されてもよい。
位置情報取得部34は、点検端末1aから位置情報を取得する。位置情報取得部34は、取得された位置情報を記憶部31に記憶させる。
手順情報取得部35は、点検手順作成装置2aから手順情報を取得する。手順情報取得部35は、取得された手順情報を記憶部31に記憶させる。
点検監視部36は、点検作業者による点検作業の実施状況を表示部33に表示させるための表示情報を生成する。具体的には、点検監視部36は、点検端末1aの位置情報と、点検手順作成装置2aから取得された手順情報とに基づいて表示情報を生成する。点検監視部36は、生成された表示情報を表示部33に表示させる。
図12は、第2の実施形態の点検端末1aにおいて点検作業時に実行される処理の具体例を示すフローチャートである。なお、ここでは、図7と同様の処理については図7と同じ符号を付すことにより説明を省略する。この場合、位置情報取得部13aは、ステップS304において点検処理が実行されると、自装置の現在位置の位置情報を取得する(ステップS401)。位置情報取得部13aは、取得された位置情報を点検監視装置3に送信する(ステップS402)。この位置情報の取得及び送信は、ステップS305において点検終了が判定されるまで、所定のタイミングで繰り返し実行される。
図13は、第2の実施形態の点検監視装置3において点検作業時に実行される処理の具体例を示すフローチャートである。まず、点検監視部36は、点検作業が開始されたか否かを判定する(ステップS501)。例えば、点検監視部36は、点検端末1aから点検アプリが起動されたことの通知を受けることによって点検作業が開始されたことを判定してもよい。点検作業が開始されていないと判定された場合(ステップS501−NO)、点検監視部36は点検作業が開始されたと判定されるまで、ステップS501を繰り返し実行する。一方、点検作業が開始されたと判定された場合(ステップS501−YES)、点検監視部36は開始された点検作業に応じた手順情報を点検手順作成装置2aから取得する(ステップS502)。
位置情報取得部34は、監視対象の点検端末1aから位置情報を取得する(ステップS503)。例えば、監視対象の点検端末1aは、ステップS501において点検アプリの起動通知を送信した点検端末1aである。点検監視部36は、取得された位置情報及び手順情報に基づいて、監視対象の点検端末1aを用いた点検作業の実施状況を示す表示情報を生成する(ステップS504)。例えば、点検監視部36は、手順情報によって示される点検順路が表示された地図上に、監視対象の点検端末1aの位置を表示させる表示情報を生成する。点検監視部36は、生成された表示情報を表示部33に表示させる(ステップS505)。
点検監視部36は、点検処理が終了されたか否かを判定する(ステップS506)。例えば、点検監視部36は、点検端末1aから点検アプリが終了されたことの通知を受けることによって点検作業が終了されたことを判定してもよい。点検作業が終了されたと判定された場合(ステップS506−YES)、点検監視部36は処理を終了する。一方、点検作業が終了されていないと判定された場合(ステップS506−NO)、点検監視部36はステップS503に処理を戻す。すなわち表示情報は、点検作業が終了されるまでの間、点検端末1aの最新の位置情報で更新され続ける。このような処理が行われることによって、点検作業が終了されるまでの間、表示部33には点検順路とともに点検作業者の現在位置が表示される。
このように構成された第2の実施形態の点検支援システム100aは、点検端末1a及び点検手順作成装置2aに加え、点検順路ととともに点検作業中の点検作業者の現在位置を表示することができる点検監視装置3をさらに備える。このような構成を備えることにより、点検作業者による点検作業の実施状況を監視することができる。例えば、点検作業者が誤った順路で点検作業を実行しようとしている場合、点検作業者にその旨を通知することができる。また、例えば、点検端末1aの位置がある点検対象設備の位置から長時間移動しない場合、点検作業中に何らかの問題が発生した可能性があることを把握することができる。また、このような状況が把握された場合には点検作業者に対して問題を解決するための情報を提供することができる。
第1の実施形態では、熟練者の作業実績(具体的には移動情報)に基づいて手順情報を生成することにより、点検作業に十分に習熟していない者でも熟練者を伴うことなく点検作業を行えるようにした。しかしながら、点検作業に十分に習熟していない者が点検作業を行う場合、点検現場では対応できない問題が生じる可能性もある。そのため、このような点検作業の監視の仕組みは、点検作業に十分に習熟していない者が点検作業を行う場合において特に重要となる。点検支援システム100aは、このような監視の仕組みを備えることにより、点検作業の効率の低下を抑えつつ点検作業に係る負担を軽減することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態の点検支援システム100b(図示せず)は、点検手順作成装置2aに代えて点検手順作成装置2bを備える点で第2の実施形態の点検支援システム100aと異なる。
図14は、第3の実施形態の点検手順作成装置2bの機能構成の具体例を示す図である。点検手順作成装置2bは、手順情報生成部26aに代えて手順情報生成部26bを備える点で第2の実施形態の点検手順作成装置2aと異なる。手順情報生成部26bは、点検端末から取得される移動情報に基づいて最適な点検順路(以下、「最適順路」という。)を決定する。手順情報生成部26bは、決定された最適順路を点検順路として示す手順情報を生成する。
図15は、最適順路の決定方法の具体例を説明する図である。基本的には、手順情報生成部26bは、ある点検対象設備(又は点検位置)に対し、その点検対象設備(又は点検位置)に最も近い他の点検対象設備(又は点検位置)を次の点検対象設備(又は点検位置)として決定する。例えば、図15(A)の場合、点検位置P11(x11,y11)の次の点検位置の候補には点検位置P12(x12,y12)及び点検位置P13(x13,y13)がある。この場合、各点検位置の座標が次の式(1)の関係にある場合、すなわち、点検位置P12が点検位置P13よりも点検位置P11に近い場合、手順情報生成部26bは点検位置P12を点検位置P11の次の点検位置として決定する。
(x11−x12+(y11−y12
>(x11−x13+(y11−y13 ・・・式(1)
しかしながら、点検対象設備(又は点検位置)の周囲には点検作業者が進入することができない領域や進入が許可されていない領域(以下、「移動不可領域」という。)などが存在する場合もある。このような場合、手順情報生成部26bは、移動不可領域を迂回した経路で到達することができる他の点検対象設備(又は点検位置)のうち、移動距離が最短となる点検対象設備(又は点検位置)を次の点検対象設備(又は点検位置)として決定する。図15(B)の例では、斜線で網掛けされた領域Cが移動不可領域を表している。この場合、手順情報生成部26bは、点検位置P22及びP23のうち、移動不可領域Cを迂回した距離が最短となる点検位置P22を、点検位置P21の次の点検位置として決定する。
このように構成された第3の実施形態の点検支援システム100bは、移動情報に基づいて最適化された点検順路を決定する点検手順作成装置2bを備えることにより、点検作業をより効率化することができる。
(第4の実施形態)
図16は、第4の実施形態の点検支援システム100cの構成の具体例を示す図である。第4の実施形態の点検支援システム100cは、点検端末1aに代えて点検端末1cを備える点、点検管理装置4をさらに備える点で第3の実施形態の点検支援システム100bと異なる。点検端末1a及び点検管理装置4は、ネットワーク10を介して互いに通信可能である。点検管理装置4は、点検端末1bから点検情報及び移動情報を取得し、取得された点検情報と移動情報とを対応づけて管理する装置である。
図17は、第4の実施形態の点検端末1cの機能構成の具体例を示す図である。点検端末1cは、点検処理実行部15に代えて点検処理実行部15cを備える点で第3の実施形態の点検端末1aと異なる。点検処理実行部15cは、移動情報に加えて点検情報を点検手順作成装置2cに送信する点で点検処理実行部15と異なる。送信される点検情報には、点検結果を示す情報の他、点検作業に関連して取得される関連情報が含まれてもよい。関連情報は、点検作業に関連して取得される情報であればどのような内容を示す情報であってもよいし、どのような形式の情報であってもよい。例えば、関連情報は、点検現場で撮影された点検対象設備等の画像データや、点検作業に関する覚書き等を示すテキストデータなどの情報であってもよい。その他、関連情報は、音声データであってもよいし、各種センサの計測データであってもよい。点検端末1cは、これらの関連情報を取得するための各種機能部を備えてもよいし、入力部14を介して関連情報を取得してもよい。
図18は、第4の実施形態の点検管理装置4の機能構成の具体例を示す図である。点検管理装置4は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、点検管理装置プログラムを実行する。点検管理装置4は、点検管理装置プログラムの実行によって記憶部41、通信部42、情報取得部43及び情報提供部44を備える装置として機能する。なお、点検管理装置4の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。点検管理装置プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。点検管理装置プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
記憶部41は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。記憶部41は、点検端末1cから取得される点検情報及び移動情報を記憶する。
通信部42は、自装置をネットワーク10に接続する通信インターフェースを備えて構成される。通信部42は、点検端末1cと通信する。
情報取得部43は、点検端末1cから点検情報及び移動情報を取得する。情報取得部43は、取得された点検情報を移動情報に対応付けて記憶部41に記憶させる。
情報提供部44は、外部装置からの要求に応じて、要求された点検情報を記憶部41から取得する。情報提供部44は、取得された点検情報を、要求元の外部装置に送信する。
図19は、点検情報と移動情報との対応付けの一例を示す図である。例えば、点検情報及び移動情報は、図19に示される点検情報テーブル411として記憶部41に記憶される。点検情報テーブル411は、点検結果ごとの点検情報レコードを有する。点検情報レコードは、点検対象設備、点検項目、点検日時、点検結果、点検順序、点検位置及び関連情報の各値を有する。なお、図19において、点検位置は緯度/経度の形式で記載されている。例えば、この場合、情報取得部43は、点検項目ごとに予め規定された所定の点検位置と、位置情報が示す位置とを比較することによって点検情報と移動情報とを対応づけることができる。
このように構成された第4の実施形態の点検支援システム100cは、点検情報と移動情報とを対応づけて記憶する点検管理装置4を備えることにより、点検作業の実績を効果的に管理することができる。その結果、実績の分析や確認が容易になり、点検作業の管理に係る負担を軽減することができる。
以下、実施形態の点検支援システムの変形例について説明する。
上記の各実施形態に記載した点検支援システムでは、点検手順作成装置、点検監視装置及び点検管理装置は、一部又は全部の装置が一体に構成されてもよい。
また、上記の各実施形態に記載した点検端末が無線通信端末である場合、屋内や過疎地などでは電波が届かず通信できない状態となる可能性がある。そのような場合、位置情報取得部や点検処理実行部は、位置情報や移動情報、点検情報の送信を自装置が通信可能となるタイミングまで遅らせるように構成されてもよい。
また、上記各実施形態に記載した点検支援システムでは、点検作業時の移動距離や移動に関する制約(移動不可領域の考慮)に基づいて点検順路を最適化する例について説明したが、点検順路はこれら以外の条件又は他の条件との組み合わせによって最適化されてもよい。例えば、手順情報生成部は、機器の経年数や劣化の状況に応じた順序で点検作業が行われるように点検順路を決定してもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、点検端末の位置情報の履歴を示す移動情報に基づいて、点検対象設備が存在する複数の点検地点を訪れる際の順路を示す手順情報を生成する手順情報生成部を持つことにより、点検作業に係る負担を軽減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100,100a,100b,100c…点検支援システム、1,1a,1b,1c…点検端末、11…記憶部、12…通信部、13,13a…位置情報取得部、14…入力部、15,15c…点検処理実行部、16…手順情報取得部、2,2a,2b,2c…点検手順作成装置、21…記憶部、22…通信部、23…入力部、24…図面情報取得部、25…移動情報取得部、26,26a,26b…手順情報生成部、3…点検監視装置、31…記憶部、32…通信部、33…表示部、34…位置情報取得部、35…手順情報取得部、36…点検監視部、4…点検管理装置、41…記憶部、411…点検情報テーブル、42…通信部、43…情報取得部、44…情報提供部、10…ネットワーク

Claims (13)

  1. 屋外又は屋内での自装置の位置情報を取得可能な位置情報取得部を備える点検端末と、
    前記位置情報の履歴を示す移動情報に基づいて、点検対象設備が存在する複数の点検地点を訪れる際の順路を示す手順情報を生成する手順情報生成部と、
    を備える点検支援システム。
  2. 前記手順情報生成部は、前記複数の点検地点を含む地図上に前記順路を表示する情報を前記手順情報として生成する、
    請求項1に記載の点検支援システム。
  3. 前記点検端末は、前記手順情報によって示される前記地図上に、自装置の現在位置を表示させる点検処理実行部をさらに備える、
    請求項2に記載の点検支援システム。
  4. 前記手順情報生成部は、ある点検地点からの移動距離が最短となる点検地点を次の点検地点として前記順路を決定する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の点検支援システム。
  5. 前記手順情報生成部は、ある点検地点から移動可能な領域のみを通る経路で到達することができる他の点検地点のうち、移動距離が最短となる点検地点を次の点検地点として決定する、
    請求項4に記載の点検支援システム。
  6. 前記点検処理実行部は、各点検対象設備の点検作業に関連して取得される関連情報を前記点検端末から取得し、
    前記手順情報生成部は、前記順路上に存在するそれぞれの点検対象設備に対して前記関連情報が対応づけられた手順情報を生成する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の点検支援システム。
  7. 前記点検処理実行部は、自装置の位置に基づいて、前記順路に応じた点検項目について点検結果の入力を促す動作を行う、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の点検支援システム。
  8. 各点検対象設備についての点検結果を示す点検情報を前記関連情報とともに前記点検端末から取得する情報取得部と、
    前記移動情報、前記手順情報、前記点検情報及び前記関連情報の一部又は全部を各点検位置に対応づけて記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された情報の一部又は全部を、要求に応じて他の装置に提供する情報提供部と、
    をさらに備える、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の点検支援システム。
  9. 屋外又は屋内での点検端末の位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記位置情報の履歴を示す移動情報に基づいて、点検対象設備が存在する複数の点検地点を訪れる際の順路を示す手順情報を生成する手順情報生成ステップと、
    有する点検支援方法。
  10. 屋外又は屋内での点検端末の位置情報に基づいて、前記点検端末が、点検対象設備が存在する複数の点検地点を訪れる際の順路を示す手順情報を生成する手順情報生成部を備える、
    点検支援装置。
  11. 屋外又は屋内での点検端末の位置情報に基づいて、前記点検端末が、点検対象設備が存在する複数の点検地点を訪れる際の順路を示す手順情報を生成する手順情報生成ステップを、
    コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
  12. 屋外又は屋内での自装置の位置情報を取得可能な位置情報取得部と、
    自装置又は他の点検端末が点検対象設備の存在する複数の点検地点を訪れた際に取得された位置情報に基づいて生成される手順情報であって前記複数の点検地点を訪れる際の順路を示す手順情報に基づいて、前記点検対象設備の点検時に前記複数の点検地点の順路を表示する点検処理実行部と、
    を備える点検端末。
  13. 屋外又は屋内での自装置の位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    自装置又は他の点検端末が点検対象設備の存在する複数の点検地点を訪れた際に取得された位置情報に基づいて生成された手順情報であって前記複数の点検地点を訪れる際の順路を示す手順情報に基づいて、前記点検対象設備の点検時に前記複数の点検地点の順路を表示する点検処理実行ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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