JP2018091042A - ロールシェード装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】遮光シートの巻き取り時の速度を減速させる機能の低下を抑制できるロールシェード装置を提供する。【解決手段】ロールシェード装置20は、巻取り状態で光の通過を許容するとともに、展開状態で光の通過を遮断するように構成される遮光シート23と、遮光シート23を巻き取ることによって当該遮光シート23を巻取り状態とすることのできる巻取り軸21とを備えている。遮光シート23には、巻取り状態から展開状態へと遮光シート23を巻取り軸21から巻き出す際に把持される把持部24aを有するガーニッシュ24が固定されている。また、巻取り軸21の軸両端には、遮光シート23を内包するカバー22が固定されている。そして、カバー22には、その内部の巻取り軸21周りで遮光シート23と当接することによって当該遮光シート23の巻き取り時の速度を減速させるように構成される板ばね30が設けられるようにしている。【選択図】図2
Description
本発明は、ロールシェード装置に関する。
従来、遮光シートを巻き取って巻取り状態としたり巻き出して展開状態としたりすることによって、光の通過を許容したり遮断したりするようにしたロールシェード装置がある(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、遮光シートの一側端が固定され、当該遮光シートを巻き取る際の動力を発生させるロールブラインド管を備えるロールシェード装置が記載されている。このロールシェード装置において、遮光シートの一側端に対する他側端には、ユーザーの握手を含むスライドベースを設けるようにしている。これにより、展開状態の遮光シートは、ロールブラインド管に自動的に巻き取られて巻取り状態となる。また、巻取り状態の遮光シートは、スライドベースがユーザーにより引っ張られることで、ロールブラインド管から巻き出されて展開状態となる。
そして、特許文献1のロールシェード装置では、ロールブラインド管の一端に、制動油や複数のギヤからなるダンパを設けることにより、遮光シートの巻き取り時の速度を減速させる機能を付加するようにしている。
上記特許文献1に記載のダンパでは、遮光シートの巻き取り時の速度を減速させる機能を付加するために、制動油と複数のギヤとの間で作用する抵抗力の設定が必要となる。ただし、制動油の粘度等の特性が変化する場合には、制動油と複数のギヤとの間で作用する抵抗力も変化してしまう。この原因としては、例えば、温度環境の変化や経年劣化による特性の変化が考えられる。この場合、遮光シートの巻き取り時の速度を減速させる機能の低下が懸念される。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遮光シートの巻き取り時の速度を減速させる機能の低下を抑制できるロールシェード装置を提供することにある。
上記課題を解決するロールシェード装置は、巻取り状態で光の通過を許容するとともに、展開状態で光の通過を遮断するように構成される遮光シートと、前記遮光シートの一側端が固定され、前記遮光シートを巻き取ることによって当該遮光シートを前記巻取り状態とすることのできる巻取り軸と、前記遮光シートの一側端に対する他側端に固定され、前記巻取り状態から前記展開状態へと前記遮光シートを前記巻取り軸から巻き出す際に把持される把持部を有するガーニッシュと、前記巻取り軸の軸両端に固定され、前記遮光シートを内包するカバーと、前記カバーに設けられ、当該カバーの内部の前記巻取り軸周りで遮光シートと当接することによって当該遮光シートの巻き取り時の速度を減速させるように構成される当接部と、を備えることが好ましい。
上記構成によれば、カバーの内部の巻取り軸周りで遮光シートと当接部とが当接する場合、これらの間に摩擦力が生じる。この摩擦力は、遮光シートの巻き取り時の速度を減速させようとする制動力として作用するようになる。この場合、遮光シートと、当接部とが当接した状態で、遮光シートの巻取り量に応じて、巻取り状態の遮光シートと巻取り軸とを合わせた直径であるロール径が大きくなると、カバーの内部の巻取り軸周りで遮光シートが当接部に強く押圧されるようになる。つまり、遮光シートが当接部に与える荷重が増大する。その結果、遮光シートと当接部との間に生じる摩擦力が増大し、当該遮光シートの巻き取り時の速度を減速させることができる。これにより、遮光シートの巻取り時の速度を減速させる機能を、当接部によってロールシェード装置に付加することができる。
そして、このような遮光シートの巻取り量とロール径との関係は、例えば、制動油や複数のギヤとの間で作用する抵抗力を設定する場合と比較して、温度環境の変化や経年劣化により変化し難いと言える。したがって、遮光シートの巻き取り時の速度を減速させる機能の低下を抑制するのに効果的である。
上記課題を解決するロールシェード装置は、前記当接部は、前記展開状態から前記巻取り状態へと前記遮光シートの巻き取りが開始されてから当該遮光シートと当接するように構成されることが好ましい。
上記構成によれば、遮光シートが展開状態では、遮光シートと当接部とが当接しないように構成することができる。この場合、遮光シートと当接部とが当接する状況を最適化するのに効果的である。
上記課題を解決するロールシェード装置は、前記当接部は、前記遮光シートにおいて前記展開状態から前記巻取り状態の間で前記巻取り軸に巻き取られる長さである巻取り全長を基準として、前記展開状態から前記巻取り状態へと前記遮光シートの巻き取りが開始され、前記巻取り全長の残りが半分以下に達してから当該遮光シートと当接するように構成されることが好ましい。
上記構成によれば、展開状態から巻取り状態へと遮光シートの巻き取りが開始されてから遮光シートの巻取り全長の残りが半分以下に達するまでは、遮光シートの巻き取り時の速度を減速させない非減速領域とすることができる。遮光シートの巻き取りの途中、巻取り全長の残りが半分以下に達してからは、遮光シートの巻き取り時の速度を減速させる減速領域とすることができる。この減速領域では、巻取り全長の残りが減少するにつれて、遮光シートの巻き取り時の速度を減速させるように作用する制動力を増大させることができる。
これにより、遮光シートの巻き取りの開始初めは遮光シートの巻き取り時の速度を減速させることなくスムーズに遮光シートを巻き取ることができ、遮光シートの巻取り状態では遮光シートの巻き取り時の速度を好適に減速することができる。この場合、遮光シートの巻き取りが全体を通して遅くなり過ぎることを抑え、遮光シートの巻き取り時の速度を減速させる機能の最適化を図ることができる。
上記課題を解決するロールシェード装置は、前記遮光シートは、前記当接部と当接する部位に、前記当接部と当接する際に間に介在させる被当接部材を有することが好ましい。
上記構成によれば、遮光シートと当接部とが当接する際、当該遮光シートに設けられる被当接部位が当接部と当接するので、遮光シートが当接部と直接的に当接することが回避される。これにより、遮光シートが当接部と当接することによって劣化することが回避されるようになる。この場合、遮光シートの耐久性を延長させるのに効果的である。
上記構成によれば、遮光シートと当接部とが当接する際、当該遮光シートに設けられる被当接部位が当接部と当接するので、遮光シートが当接部と直接的に当接することが回避される。これにより、遮光シートが当接部と当接することによって劣化することが回避されるようになる。この場合、遮光シートの耐久性を延長させるのに効果的である。
上記課題を解決するロールシェード装置は、前記当接部は、前記遮光シートと当接することによって弾性変形して弾性力を生じさせ、当該弾性力を前記遮光シートの巻き取り時の速度を減速させるように当該遮光シートに作用させる弾性体であることが好ましい。
上記構成によれば、遮光シートと当接部とが当接する際、遮光シートの巻き取り時の速度を減速させる制動力である摩擦力は、弾性体の弾性力によって生じさせられるようになる。この場合、遮光シートの巻き取り時の速度を減速させる機能の調整は、弾性体の弾性係数を変更する等すればよく、例えば、制動油や複数のギヤとの間で作用する抵抗力を設定する場合と比較して容易である。また、上記構成では、制動油や複数のギヤを用いる場合と比較して簡素な構成で実現でき、部品点数を減らして安価で製造するのに効果的である。
本発明によれば、遮光シートの巻き取り時の速度を減速させる機能の低下を抑制することができる。
(第1実施形態)
以下、ロールシェード装置の第1実施形態について説明する。
図1に示すように、ロールシェード装置20は、例えば、車両のルーフ10からの光の通過を許容したり遮断したりするのに用いられる。ルーフ10には、略四角形の開口10aが設けられている。開口10aには、ガラス製又は樹脂製のルーフパネル11が取り付けられている。
以下、ロールシェード装置の第1実施形態について説明する。
図1に示すように、ロールシェード装置20は、例えば、車両のルーフ10からの光の通過を許容したり遮断したりするのに用いられる。ルーフ10には、略四角形の開口10aが設けられている。開口10aには、ガラス製又は樹脂製のルーフパネル11が取り付けられている。
図2及び図3に示すように、開口10aの内側には、車両の前後方向Lに延びる一対のガイドレール12が設けられている。各ガイドレール12は、開口10aのうち、車両の前後方向Lに直交する方向である左右方向Wに対向する側縁部10bに一つずつ設けられている。また、開口10aの内側において、各ガイドレール12の前後方向Lの後方には、ロールシェード装置20が設けられている。
具体的には、ロールシェード装置20は、左右方向Wに延びる円筒状の巻取り軸21を備えている。巻取り軸21は、その軸両端に設けられるカバー22を介して開口10aの内側に支持されている。
カバー22は、合成樹脂材からなり、軸方向の一方側に開口22aを有する円筒状をなしている。カバー22には、開口22aから巻取り軸21の軸端が挿入されている。そして、カバー22は、その内部において巻取り軸21を軸周りに回転可能に支持している。また、カバー22には、左右方向Wにおいて開口22aと反対側に突出する固定突起22bが設けられている。カバー22は、固定突起22bが図示しない車両に設けられるブラケット等によって、車両に対して固定されている。
特に図3に示すように、カバー22の内部には、板ばね30が設けられている。板ばね30は、カバー22の軸方向に幅を有する略C字状をなしている。板ばね30は、カバー22の開口22aから周壁22cに沿って軸方向に延びる2本のスリットからなる1組の留溝22dに係合され、カバー22の径方向内側に弾性変形された状態でカバー22の内部に嵌合されている。板ばね30は、各留溝22dに係合される複数(本実施形態では、2つ)の掛部30aと、周壁22cの周方向において各掛部30aに隣接する複数(本実施形態では、2つ)の押圧部30bとを有している。各掛部30aは、その一部がカバー22の周壁22cを通じてそれぞれ露出されている(図2に拡大して示す)。各押圧部30bは、カバー22の周壁22cの内周面にそれぞれ押圧されている。本実施形態において、板ばね30は当接部の一例であり弾性体の一例である。
板ばね30において、各掛部30aの間、及び互いに隣接する掛部30a及び押圧部30bの間には、カバー22の径方向外側から径方向内側に向かって湾曲する湾曲部30cがそれぞれ設けられている。各湾曲部30cは、カバー22の径方向内側から荷重が与えられることによって、径方向外側に弾性変形し、径方向内側に対して弾性力を作用させるようにそれぞれ構成されている。
図2及び図3の説明に戻り、巻取り軸21には、長辺及び短辺を有する矩形状の遮光シート23の一側端である一方側の長辺の端末部23aが固定されている。図2中、拡大して示すように、端末部23aの左右方向Wの両端の部位は、各カバー22の開口22aから周壁22cに沿って軸方向に延びるスリット22eを通じて各カバー22の内部に挿通されている。遮光シート23は、巻取り軸21が軸周りに回転することによって、当該巻取り軸21に端末部23a側から巻き取られる。
遮光シート23の一側端に対する他側端である他方側の長辺の端末部23bには、ユーザーが把持可能な把持部24aを有するガーニッシュ24が固定されている。ガーニッシュ24の左右方向Wの両端は、各ガイドレール12に対して摺動自在にそれぞれ支持されている。ガーニッシュ24の左右方向Wの両端には、左右方向Wに突出する保持部24bがそれぞれ設けられている。
遮光シート23において、巻取り軸21に巻き取られる際に外側となる面である裏面には、当該遮光シート23の摩耗等の劣化を防ぐ保護シート40が設けられている。保護シート40は、遮光シート23と同様の素材や不織布等からなる。保護シート40は、遮光シート23の裏面において、左右方向Wの両側の短辺に接着や縫製等によりそれぞれ固定されている。本実施形態において、保護シート40は被当接部材の一例である。
図2に示す状態において、遮光シート23は、端末部23a(巻取り軸21)から端末部23b(ガーニッシュ24)の若干前(図2中、網掛けして示す)までの範囲の部分が巻取り軸21に巻き取られる。この巻取り軸21に巻き取られる範囲の前後方向Lの長さを遮光シート23の巻取り全長FLとする場合、保護シート40は、遮光シート23の端末部23aから巻取り全長FLの半分の位置と、端末部23bとの間の範囲に亘って連続的に設けられている。また、保護シート40は、遮光シート23の左右方向Wの端から、前後方向Lにおいてカバー22の開口22aと略一致する範囲に亘って連続的に設けられている。
図2〜図5に示すように、遮光シート23は、巻取り軸21から巻き出された展開状態(図2)でルーフパネル11からの光の通過を遮断するとともに、巻取り軸21に巻き取られた巻取り状態(図3)でルーフパネル11からの光の通過を許容するように構成されている。なお、巻取り軸21には、遮光シート23を巻き取る側に常時付勢するための図示しない捩じりばね等が内蔵されている。
図2及び図3に示すように、展開状態では、遮光シート23がガーニッシュ24とともに巻取り軸21から最も巻き出された状態である。すなわち、ガーニッシュ24は、巻取り軸21から最も離間された状態である。この場合、遮光シート23と巻取り軸21とを合わせた直径であるロール径RRは、主に巻取り軸21の軸径からなる最も小さい状態である。そして、遮光シート23と、板ばね30とは当接(接触)しない状態である。この場合、遮光シート23及び板ばね30のカバー22の内部における径方向の最小距離は、最も小さい状態から巻取り全長FLの半分の遮光シート23を巻き取った場合にロール径RRが増大する量と一致するように構成されている。
遮光シート23が展開状態の場合、ガーニッシュ24の保持部24bは、図示しない車両に設けられる溝等に係合して固定されている。これにより、ロールシェード装置20は、巻取り軸21の捩じりばねの付勢力に抗して遮光シート23の展開状態を保持するように構成されている。
これに対して、図4及び図5に示すように、巻取り状態では、巻取り全長FL分の遮光シート23が巻取り軸21に巻き取られた状態であり、遮光シート23が巻取り軸21に最も巻き取られた状態である。すなわち、ガーニッシュ24は、巻取り軸21に最も接近された状態である。この場合、ロール径RRは、遮光シート23を巻き取った量である巻取り量に相当する遮光シート23の複数巻分と巻取り軸21の軸径とからなる最も大きい状態である。そして、板ばね30と、巻取り軸21に巻き取られた遮光シート23とは、当該遮光シート23の裏面に設けられている保護シート40を介して当接(接触)する状態である。この場合、板ばね30の各湾曲部30cは、カバー22の径方向内側から遮光シート23により、各保護シート40を介して荷重が与えられることによって、径方向外側に弾性変形し、径方向内側に対して弾性力をそれぞれ作用させている状態である。
遮光シート23が巻取り状態の場合、ガーニッシュ24の保持部24bは、車両に対して固定されないで解放されている。これにより、ロールシェード装置20は、巻取り軸21の捩じりばねの付勢力により遮光シート23の巻取り状態を保持するように構成されている。
ここで、遮光シート23及び板ばね30の構成についてさらに詳しく説明する。
図6に示すように、遮光シート23が展開状態の場合、上述の如く、ロール径RRは、主に巻取り軸21の軸径からなる最も小さい状態であり、遮光シート23と、板ばね30とは当接しない状態である。
図6に示すように、遮光シート23が展開状態の場合、上述の如く、ロール径RRは、主に巻取り軸21の軸径からなる最も小さい状態であり、遮光シート23と、板ばね30とは当接しない状態である。
遮光シート23は、展開状態の場合、ガーニッシュ24の保持部24bが図示しない車両に設けられる溝等から離脱することによって、巻取り軸21の捩じりばねの付勢力により当該巻取り軸21に巻き取られて巻取り状態となる(図2→図3)。すなわち、遮光シート23の巻取り全長FLの残りが徐々に減少する(短くなる)。これに連動して、ガーニッシュ24は、その左右方向Wの両端が各ガイドレール12に沿って巻取り軸21側である前後方向Lの後方に移動する。
この場合、図6に二点鎖線で示すように、遮光シート23の巻取り全長FLの残りが徐々に減少するのにしたがって、カバー22の内部には、スリット22eを通じて遮光シート23が進入していき、巻取り軸21における遮光シート23の巻取り量が徐々に増大する。つまり、ロール径RRが徐々に増大し、遮光シート23が巻取り軸21周りに徐々に張り出していく。これにより、巻取り軸21に巻き取られた遮光シート23の外側の面と、板ばね30の各湾曲部30cとのカバー22の内部における径方向の距離が縮まり、やがて遮光シート23の外側の面が板ばね30の各湾曲部30cと当接する。
具体的には、遮光シート23の巻取り全長FLの残りが徐々に減少し、当該巻取り全長FLに対して半分となるまでの間、遮光シート23の外側の面が板ばね30の各湾曲部30cと当接しないように構成されている。
そして、遮光シート23の巻取り全長FLの残りが徐々に減少し、当該巻取り全長FLに対して半分となるタイミングで、遮光シート23の外側の面が板ばね30の各湾曲部30cと当接するように構成されている。このタイミングは、ガーニッシュ24の移動距離が、展開状態の遮光シート23の巻取り全長FLの半分に達するタイミングである。また、このタイミングは、遮光シート23の裏面に設けられている保護シート40が、巻取り軸21に達し、板ばね30の各湾曲部30cと当接し始めるタイミングである。
巻取り軸21における遮光シート23の巻取り量がさらに増大すると、ガーニッシュ24の左右方向Wの両端が各ガイドレール12に沿って巻取り軸21側である前後方向Lの後方にさらに移動する。つまり、ロール径RRがさらに増大し、遮光シート23が巻取り軸21周りにさらに張り出していく。これにより、巻取り軸21に巻き取られた遮光シート23の外側の面(保護シート40)が各湾曲部30cに対して荷重を与えて押圧し、当該各湾曲部30cをカバー22の径方向内側から径方向外側に向かって弾性変形させる。この場合、各湾曲部30cは、遮光シート23の外側の面(保護シート40)に対して弾性力を作用させる。
また、巻取り軸21における遮光シート23の巻取り量が増大するにつれて、巻取り軸21に巻き取られた遮光シート23の外側の面(保護シート40)が各湾曲部30cに対して与える荷重、すなわち押圧する力が増大し、当該各湾曲部30cの変形量が増大する。この場合、各湾曲部30cが遮光シート23の外側の面(保護シート40)に対して作用させる弾性力も増大する。
その後、巻取り全長FL分の遮光シート23が巻き取られることによって、遮光シート23が巻取り状態となる。この場合、ガーニッシュ24は、巻取り軸21に最も接近した位置で停止する。なお、ガーニッシュ24は、図示しない車両に設けられるストッパ等によって、遮光シート23が巻取り状態で巻取り軸21に衝突する前に停止されるように構成されている。
図7に示すように、遮光シート23が巻取り状態の場合、上述の如く、ロール径RRは、遮光シート23の複数巻分と巻取り軸21の軸径とからなる最も大きい状態であり、板ばね30と、遮光シート23とは保護シート40を介して当接している状態である。すなわち、巻取り軸21に巻き取られた遮光シート23の外側の面(保護シート40)が各湾曲部30cに対して与える荷重、すなわち押圧する力が最も大きい状態であり、当該各湾曲部30cの変形量が最も大きい状態である。この場合、各湾曲部30cが遮光シート23の外側の面(保護シート40)に対して作用させる弾性力も最も大きい状態である。
一方、遮光シート23は、巻取り状態の場合、ユーザーによりガーニッシュ24の把持部24aが引っ張られることによって、巻取り軸21の捩じりばねの付勢力に抗して当該巻取り軸21から巻き出されて展開状態となる(図3→図2)。すなわち、ガーニッシュ24は、その左右方向Wの両端が各ガイドレール12に沿って巻取り軸21から離間する側である前後方向Lの前方に移動する。これに連動して、遮光シート23の巻取り全長FLの残りが徐々に増大する(長くなる)。
この場合、図7に二点鎖線で示すように、遮光シート23の巻取り全長FLの残りが徐々に増大するのにしたがって、カバー22の内部からは、スリット22eを通じて遮光シート23が出されていき、巻取り軸21における遮光シート23の巻取り量が徐々に減少する。つまり、ロール径RRが徐々に減少し、遮光シート23が巻取り軸21周りから徐々に引っ込んでいく。これにより、巻取り軸21に巻き取られた遮光シート23の外側の面(保護シート40)が各湾曲部30cに対して与える荷重、すなわち押圧する力が減少し、当該各湾曲部30cの変形量が減少する。そして、やがて遮光シート23の外側の面が板ばね30の各湾曲部30cとの当接を解消する。
この場合、遮光シート23の巻取り全長FLの残りが徐々に増大し、当該巻取り全長FLに対して半分となるまでの間、遮光シート23の外側の面が板ばね30の各湾曲部30cとの当接を維持する。
そして、遮光シート23の巻取り全長FLの残りが徐々に増大し、当該巻取り全長FLに対して半分となるタイミングで、遮光シート23の外側の面が板ばね30の各湾曲部30cとの当接を解消する。このタイミングは、ガーニッシュ24の移動距離が、巻取り状態の遮光シート23の巻取り全長FLの半分に達するタイミングである。また、このタイミングは、遮光シート23の裏面に設けられている各保護シート40が、巻取り軸21から巻き出されるタイミングである。
その後、巻取り全長FL分の遮光シート23が巻き出されることによって、遮光シート23が展開状態となる。この場合、ガーニッシュ24は、巻取り軸21から最も離間した位置で停止する。
以上に説明した本実施形態によれば、以下に示す作用及び効果を奏する。
(1)本実施形態によれば、カバー22の内部の巻取り軸11周りで遮光シート23と、板ばね30とが当接する場合、これらの間に摩擦力が生じる。この摩擦力は、遮光シート23の巻き取り時の速度を減速させようとする制動力として作用するようになる。遮光シート23と、板ばね30とが当接した状態で、遮光シート23の巻取り量に応じて、ロール径RRが大きくなると、各カバー22の内部の巻取り軸21周りで遮光シート23が板ばね30に強く押圧されるようになる。つまり、遮光シート23が板ばね30に与える荷重が増大する。その結果、遮光シート23と板ばね30との間に生じる摩擦力が増大し、当該遮光シート23の巻き取り時の速度を減速させることができる。これにより、遮光シート23の巻取り時の速度を減速させる機能を、各板ばね30によってロールシェード装置20に付加することができる。
(1)本実施形態によれば、カバー22の内部の巻取り軸11周りで遮光シート23と、板ばね30とが当接する場合、これらの間に摩擦力が生じる。この摩擦力は、遮光シート23の巻き取り時の速度を減速させようとする制動力として作用するようになる。遮光シート23と、板ばね30とが当接した状態で、遮光シート23の巻取り量に応じて、ロール径RRが大きくなると、各カバー22の内部の巻取り軸21周りで遮光シート23が板ばね30に強く押圧されるようになる。つまり、遮光シート23が板ばね30に与える荷重が増大する。その結果、遮光シート23と板ばね30との間に生じる摩擦力が増大し、当該遮光シート23の巻き取り時の速度を減速させることができる。これにより、遮光シート23の巻取り時の速度を減速させる機能を、各板ばね30によってロールシェード装置20に付加することができる。
そして、このような遮光シート23の巻取り量とロール径RRとの関係は、例えば、制動油や複数のギヤとの間で作用する抵抗力を設定する場合と比較して、温度環境の変化や経年劣化により変化し難いと言える。したがって、遮光シート23の巻き取り時の速度を減速させる機能の低下を抑制するのに効果的である。
(2)図8に示すように、遮光シート23が展開状態では、ロール径RRが最も小さい状態であり、遮光シート23と、板ばね30とが当接しないように構成している。
そして、同図中、実線の矢印で示すように、展開状態から巻取り状態へと遮光シート23の巻き取りが開始されてからは、巻取り全長FLの残りが半分に達するタイミングで、ロール径RRが板ばね30に当接し始める状態となり、遮光シート23と、板ばね30とが当接し始めるように構成している。それ以後では、遮光シート23と、板ばね30とが当接した状態を維持しつつ、巻取り軸21に巻き取られた遮光シート23の外側の面(保護シート40)が各湾曲部30cを押圧する力が増大していく、すなわち各湾曲部30cの変形量が増大するように構成している。
そして、同図中、実線の矢印で示すように、展開状態から巻取り状態へと遮光シート23の巻き取りが開始されてからは、巻取り全長FLの残りが半分に達するタイミングで、ロール径RRが板ばね30に当接し始める状態となり、遮光シート23と、板ばね30とが当接し始めるように構成している。それ以後では、遮光シート23と、板ばね30とが当接した状態を維持しつつ、巻取り軸21に巻き取られた遮光シート23の外側の面(保護シート40)が各湾曲部30cを押圧する力が増大していく、すなわち各湾曲部30cの変形量が増大するように構成している。
このような構成によれば、展開状態から巻取り状態へと遮光シート23の巻き取りが開始されてから巻取り全長FLの残りが半分に達するまでは、遮光シート23の巻き取り時の速度を減速させない非減速領域とすることができる。遮光シート23の巻き取りの途中、巻取り全長FLの残りが半分に達してからは、遮光シート23の巻き取り時の速度を減速させる減速領域とすることができる。この減速領域では、巻取り全長FLの残りが減少するにつれて、遮光シート23の巻き取り時の速度を減速させるように作用する制動力を増大させることができる。
これにより、遮光シート23の巻き取りの開始初めは遮光シート23の巻き取り時の速度を減速させることなくスムーズに遮光シート23を巻き取ることができ、遮光シート23の巻取り状態では遮光シート23の巻き取り時の速度を好適に減速することができる。この場合、遮光シート23の巻き取りが全体を通して遅くなり過ぎることを抑え、遮光シート23の巻き取り時の速度を減速させる機能の最適化を図ることができる。
その一方で、図8中、破線の矢印で示すように、巻取り状態から展開状態へと遮光シート23の巻き出しが開始されてからは、巻取り全長FLの残りが半分に達するタイミングで、ロール径RRが板ばね30に当接しなくなる状態となり、遮光シート23と、板ばね30とが当接を解消するように構成している。それ以後では、遮光シート23と、板ばね30とが当接しない状態を維持するように構成している。
これにより、遮光シート23の巻き出しの開始初めは遮光シート23と板ばね30との間に生じる摩擦力に抗して遮光シート23が巻き出され、巻取り全長FLの残りが半分に達してからは巻取り軸21の捩じりばねの付勢力に抗して遮光シート23が巻き出されるようになる。この場合、遮光シート23の巻き出し時にユーザーがガーニッシュ24を引っ張る力が軽くなり過ぎることを抑え、遮光シート23の巻き出し時のユーザーがガーニッシュ24を引っ張る力の最適化を図ることができる。
(3)本実施形態では、遮光シート23と板ばね30とが当接する際、当該遮光シート23に設けられる保護シート40が板ばね30と当接するので、遮光シート23が板ばね30と直接的に当接することが回避される。これにより、遮光シート23が板ばね30と当接することによって劣化することが回避されるようになる。この場合、遮光シート23の耐久性を延長させるのに効果的である。
(4)本実施形態では、遮光シート23と板ばね30とが当接する際、遮光シート23の巻き取り時の速度を減速させる制動力である摩擦力は、板ばね30の弾性力によって生じさせられるようになる。この場合、遮光シート23の巻き取り時の速度を減速させる機能の調整は、板ばね30の弾性係数を変更する等すればよく、例えば、制動油や複数のギヤとの間で作用する抵抗力を設定する場合と比較して容易である。また、本実施形態では、制動油や複数のギヤを用いる場合と比較して簡素な構成で実現でき、部品点数を減らして安価で製造するのに効果的である。
(第2実施形態)
次に、ロールシェード装置の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態と上記第1実施形態との主たる相違点は、カバー22の構成である。このため、既に説明した実施形態と同一構成などは、同一の符号を付すなどして、その重複する説明を省略する。
次に、ロールシェード装置の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態と上記第1実施形態との主たる相違点は、カバー22の構成である。このため、既に説明した実施形態と同一構成などは、同一の符号を付すなどして、その重複する説明を省略する。
図9(a),(b)に示すように、本実施形態のカバー22の内部には、板ばね30が設けられる替わりに、遮光シート23と当接可能な複数(本実施形態では、3つ)のカバー当接部50が設けられている。カバー当接部50は、カバー22の周壁22cの内周面との間に隙間を有したアーチ状をなし、当該カバー22の径方向外側から径方向内側に向かって湾曲するように周壁22cの内周面から一体的に延びている。カバー当接部50は、カバー22の径方向内側から荷重が与えられることによって、径方向外側に弾性変形し、径方向内側に対して弾性力を作用させるように構成されている。本実施形態において、カバー当接部50は当接部の一例であり弾性体の一例である。
図9(a)に示すように、遮光シート23の展開状態では、ロール径RRが主に巻取り軸21の軸径からなる最も小さい状態であり、遮光シート23と、カバー当接部50(カバー22)とは当接しない状態である。
これに対して、図9(b)に示すように、遮光シート23の巻取り状態では、ロール径RRが遮光シート23の複数巻分と巻取り軸21の軸径とからなる最も大きい状態であり、カバー当接部50と、巻取り軸21に巻き取られた遮光シート23とは当該遮光シート23の裏面に設けられている保護シート40を介して当接する状態である。この場合、カバー22のカバー当接部50は、カバー22の径方向内側から遮光シート23により、保護シート40を介して荷重が与えられることによって、径方向外側に弾性変形し、径方向内側に対して弾性力をそれぞれ作用させている状態である。
以上説明した本実施形態によれば、遮光シート23の巻取り時の速度を減速させる機能を、カバー22の構成であるカバー当接部50によってロールシェード装置20に付加することができる。これにより、上記第1実施形態の(1)〜(4)に準じた作用及び効果を奏するだけでなく、こうした作用及び効果を奏するための構成をカバー22の構成のみで実現することができる。
(第3実施形態)
次に、ロールシェード装置の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態と上記第1実施形態との主たる相違点は、カバー22の構成である。このため、既に説明した実施形態と同一構成などは、同一の符号を付すなどして、その重複する説明を省略する。
次に、ロールシェード装置の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態と上記第1実施形態との主たる相違点は、カバー22の構成である。このため、既に説明した実施形態と同一構成などは、同一の符号を付すなどして、その重複する説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態のカバー22の内部に設けられる板ばね30は、カバー22の底部60から軸方向に延びる1組の留部61に係合され、カバー22の径方向内側に弾性変形された状態でカバー22の内部に嵌合されている。この場合、各掛部30aは、各留部61のそれぞれに係合されている。各押圧部30bは、カバー22の周壁22cの内周面にそれぞれ押圧されている。なお、留部61は、カバー22と別体であってもよい。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1実施形態の(1)〜(4)に準じた作用及び効果を奏するだけでなく、各カバー22の周壁22cから板ばね30が露出されることがなく意匠性を高めることのできる効果を奏する。
なお、各実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・第1実施形態では、板ばね30において、遮光シート23の保護シート40と当接する部位に、樹脂や金属等、複数の材料からなるブレーキパッドを当接部として設けるようにしてもよい。すなわち、当接部としては、それ自体が弾性変形可能でなくてもよく、ロール径RRの増減に応じて位置がカバー22の径方向内側及び外側に変位可能に構成されていればよい。これは、第2実施形態においても同様である。
・第1実施形態では、板ばね30において、遮光シート23の保護シート40と当接する部位に、樹脂や金属等、複数の材料からなるブレーキパッドを当接部として設けるようにしてもよい。すなわち、当接部としては、それ自体が弾性変形可能でなくてもよく、ロール径RRの増減に応じて位置がカバー22の径方向内側及び外側に変位可能に構成されていればよい。これは、第2実施形態においても同様である。
・第1実施形態では、板ばね30の替わりに、コイルばねを設けるようにしてもよい。この場合、各湾曲部30cが設けられていた位置に対応するように、コイルばねをそれぞれ設けるようにすればよい。
・第1実施形態では、巻取り全長FLの残りが半分以下の範囲で、遮光シート23と、板ばね30とが当接し始めるタイミングを変更してもよい。例えば、巻取り全長FLの残りが3分の1のタイミングで、遮光シート23と、板ばね30とが当接し始めるようにしてもよい。一方、使用環境や用途等によって、遮光シート23の巻き取りが全体を通して遅くなっても構わない場合には、巻取り全長FLの残りが半分以上の範囲で、遮光シート23と、板ばね30とが当接し始めるようにしてもよいし、これらは遮光シート23が展開状態であるか否かに関係なく常に当接するようにしてもよい。これは、第2実施形態においても同様である。
・第2実施形態において、例えば、図11に示すように、カバー当接部50の替わりに、カバー22の周壁22cの内周面にゴムやスポンジなど弾性変形可能な弾性体70を設けるようにしてもよい。具体的には、カバー22の周壁22cの内周面を軸方向に平らな平面71を3面有するように構成し、各平面71に対してそれぞれ弾性体70が接着される等して固定されるように構成する。この場合、弾性体70の断面形状は、ブロック状であるかカバー22の径方向外側から径方向内側に向かって湾曲しているかは問わない。また、例えば、平面71を2面又は4面有するように変更したりすることで、遮光シート23との当接領域を減少又は増加させるように調整することもできる。このような当接領域を減少又は増加させることは、上記各実施形態においても同様に適用することができ、例えば、第1実施形態では、湾曲部30cの数を減少させたり増加させたりしてもよい。
・各実施形態では、遮光シート23の保護シート40が設けられる部位に当該遮光シート23の摩耗等の劣化を防ぐコーティングを施す等して代用してもよい。なお、遮光シート23自体の耐久性が十分に確保されている場合等は、保護シート40を設けないように構成してもよい。
・各実施形態において、遮光シート23は、巻取り状態で、巻取り軸21からガーニッシュ24までの間の範囲の全てが巻き取られるように構成されていてもよい。この場合、巻取り全長FLの残りとガーニッシュ24の位置とが一致する。
・各実施形態において、ロールシェード装置20は、各ガイドレール12の前後方向Lの前方に設けられていてもよい。この場合、遮光シート23は、前後方向Lの前方から後方に向かって巻取り軸21から巻き出されることによって展開状態となる。
・各実施形態において、ロールシェード装置20は、車両のフロントガラス、サイドガラス、リヤガラス等に設けられ、これらのガラスの光の通過を許容及び遮断するように具体化してもよい。また、ロールシェード装置20は、車両の荷室の目隠し、所謂、トノカバーに具体化してもよいし、車両以外で用いられるものに具体化してもよい。
・各実施形態において、「遮光シート」とは、光を100%遮るものだけでなく、光の透過率を変化させるものも含むものとする。
・各変形例は、互いに組み合わせて適用してもよく、例えば、車両のフロントガラス、サイドガラス、リヤガラス等に設けられることと、その他の変形例の構成とは、互いに組み合わせて適用してもよい。
・各変形例は、互いに組み合わせて適用してもよく、例えば、車両のフロントガラス、サイドガラス、リヤガラス等に設けられることと、その他の変形例の構成とは、互いに組み合わせて適用してもよい。
20…ロールシェード装置、21…巻取り軸、22…カバー、23…遮光シート、23a,23b…端末部、24…ガーニッシュ、24a…把持部、30…板ばね、30c…湾曲部、40…保護シート、50…カバー当接部、70…弾性体、FL…巻取り全長、RR…ロール径。
Claims (5)
- 巻取り状態で光の通過を許容するとともに、展開状態で光の通過を遮断するように構成される遮光シートと、
前記遮光シートの一側端が固定され、前記遮光シートを巻き取ることによって当該遮光シートを前記巻取り状態とすることのできる巻取り軸と、
前記遮光シートの一側端に対する他側端に固定され、前記巻取り状態から前記展開状態へと前記遮光シートを前記巻取り軸から巻き出す際に把持される把持部を有するガーニッシュと、
前記巻取り軸の軸両端に固定され、前記遮光シートを内包するカバーと、
前記カバーに設けられ、当該カバーの内部の前記巻取り軸周りで遮光シートと当接することによって当該遮光シートの巻き取り時の速度を減速させるように構成される当接部と、
を備えるロールシェード装置。 - 請求項1に記載のロールシェード装置において、
前記当接部は、前記展開状態から前記巻取り状態へと前記遮光シートの巻き取りが開始されてから当該遮光シートと当接するように構成される、ことを特徴とするロールシェード装置。 - 請求項2に記載のロールシェード装置において、
前記当接部は、前記遮光シートにおいて前記展開状態から前記巻取り状態の間で前記巻取り軸に巻き取られる長さである巻取り全長を基準として、前記展開状態から前記巻取り状態へと前記遮光シートの巻き取りが開始され、前記巻取り全長の残りが半分以下に達してから当該遮光シートと当接するように構成される、ことを特徴とするロールシェード装置。 - 請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のロールシェード装置において、
前記遮光シートは、前記当接部と当接する部位に、前記当接部と当接する際に間に介在させる被当接部材を有する、ことを特徴とするロールシェード装置。 - 請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のロールシェード装置において、
前記当接部は、前記遮光シートと当接することによって弾性変形して弾性力を生じさせ、当該弾性力を前記遮光シートの巻き取り時の速度を減速させるように当該遮光シートに作用させる弾性体である、ことを特徴とするロールシェード装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016235272A JP2018091042A (ja) | 2016-12-02 | 2016-12-02 | ロールシェード装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016235272A Pending JP2018091042A (ja) | 2016-12-02 | 2016-12-02 | ロールシェード装置 |
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Cited By (1)
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JP2021101853A (ja) * | 2019-12-25 | 2021-07-15 | 株式会社鈴木シャッター | 防煙スクリーン装置 |
-
2016
- 2016-12-02 JP JP2016235272A patent/JP2018091042A/ja active Pending
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JP2021101853A (ja) * | 2019-12-25 | 2021-07-15 | 株式会社鈴木シャッター | 防煙スクリーン装置 |
JP7401295B2 (ja) | 2019-12-25 | 2023-12-19 | 株式会社鈴木シャッター | 防煙スクリーン装置 |
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