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JP2018076234A - ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン化合物 - Google Patents

ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン化合物 Download PDF

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JP2018076234A JP2015052424A JP2015052424A JP2018076234A JP 2018076234 A JP2018076234 A JP 2018076234A JP 2015052424 A JP2015052424 A JP 2015052424A JP 2015052424 A JP2015052424 A JP 2015052424A JP 2018076234 A JP2018076234 A JP 2018076234A
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Kosuke Shikanuma
幸祐 鹿沼
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尚則 河口
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淳 黒坂
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亮 山口
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Yuya OGATA
有也 尾形
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Abstract

【課題】
抗RSV活性を有し、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)を含むニューモウイルス亜科のウイルスが関与する感染症の予防又は治療に有用な新規な化合物又はその医薬上許容される塩を提供することである。
【解決手段】
式(I)
Figure 2018076234

で表される化合物、又はその医薬上許容される塩。
【選択図】なし

Description

本発明は、ニューモウイルス亜科のウイルスが関与する感染症の予防又は治療に有用な化合物及びその医薬上許容される塩に関する。
ニューモウイルス亜科のウイルスは、パラミクソウイルス科に含まれるネガティブセンス一本鎖RNAウイルスである。呼吸器合胞体ウイルス(RSV)をはじめとするニューモウイルス亜科のウイルスは、多くの流行性のヒト及び動物疾患に関与する。
ヒト呼吸器合胞体ウイルス(HRSV)は、乳幼児において最も頻度の高い呼吸器感染症の原因のひとつであり、細気管支炎や肺炎などの下気道感染の重症化は、入院や死亡をももたらす。特に低出生体重児や先天性の心臓あるいは肺疾患を有する乳幼児などのハイリスク群においては、重症化及び合併症のリスクが高い。
ニューモウイルス亜科のウイルス感染症には、現在有効な治療薬及びワクチンが存在しない。ハイリスク乳幼児におけるHRSVによる重篤な下気道感染症の発症抑制のために、高い中和能を有するヒト化モノクローナル抗体パリビズマブが予防薬として用いられているが、その薬価は非常に高額である。そのため有効な治療薬あるいはワクチンが必要とされている。
最近、抗RSV活性を示しピラゾロ[1,5−a]ピリミジン骨格を有する化合物は特許文献1、2、及び3、並びに非特許文献1に開示されている。しかしながら、これら文献には、本願発明の化合物の構造は、開示されていない。
国際公開第2011/163518号パンフレット 国際公開第2013/096681号パンフレット 国際公開第2013/158776号パンフレット
Journal of Medicinal Chemistry vol.58、p.1630−1643(2015)
本発明は、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)を含むニューモウイルス亜科のウイルスが関与する感染症の予防又は治療に有用な、新規化合物又はその医薬上許容される塩を提供することを目的とする。
本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、下記、式(I)で表されるピラゾロ[1,5−a]ピリミジン化合物が優れた抗RSV活性を有することを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに到った。
即ち、本発明は、
(1)式(I)、
Figure 2018076234
[ここで、式(I)中、
1は、水素原子又はC1-6アルキル基を示し、
2は、水素原子、C1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、カルボキシ基、又はC1-6アルコキシカルボニル基を示し、
3は、ハロゲン原子、C1-6アルコキシ基(ここで、該C1-6アルコキシ基は、1個のアミノ基で置換されてもよい。)、ヘテロシクリルオキシ基、C1-6アルキルアミノ基{ここで、該C1-6アルキルアミノ基は、アミノ基及びC3-6シクロアルキル基(ここで、該C3-6シクロアルキル基は、1個のアミノ基で置換されてもよい)からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜2個の置換基で置換されてもよい。}、C3-6シクロアルキルアミノ基(ここで、 該C3-6シクロアルキルアミノ基は、1個のアミノ基で置換されてもよい。)、又はヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、及び1個のアミノ基で置換されたC1-6アルキル基からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜3個の置換基で置換されてもよい。)を示し、
4は、水素原子、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、C2-6アルキニル基(ここで、該C2-6アルキニル基は、1個の水酸基で置換されてもよい。)、又はアリール基を示し、
1及びR2は、同一又は異なって、それぞれ水素原子、C1-6アルキル基(ここで、該C1-6アルキル基は、1個の水酸基で置換されてもよい。)、又はC3-6シクロアルキル基を示すか、
又は、R1及びR2は、隣接する炭素原子と一緒になって、C3-6シクロアルカンを形成してもよく、
3は、C1-6アルキル基{ここで、該C1-6アルキル基は、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、C1-6アルコキシ基(ここで、該C1-6アルコキシ基は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、アリールオキシ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、ヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、1〜2個のオキソで置換されてもよい。)、アリール基、及びヘテロアリール基からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜3個の置換基で置換されてもよい。}を示し、
Yは、アリール基、ヘテロアリール基{ここで、該アリール基及びヘテロアリール基は、ハロゲン原子、アミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、C1-6アルキルスルホニルアミノ基(ここで、該C1-6アルキルスルホニルアミノ基は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、アリールスルホニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、ヘテロシクリル基、アリール基、及びヘテロアリール基からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜3個の置換基で置換されてもよい。}、又はヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、1個のオキソで置換されてもよい。)を示し、
又は、Yは、下記式群(II)のいずれかの構造を示し、
Figure 2018076234
環Qは、芳香族炭化水素環又はヘテロ芳香環(ここで、該芳香族炭化水素環及びヘテロ芳香環は、1個のC1-6アルキル基で置換されてもよい。)を示し、
Wが単結合のとき、Zは、式(CH2)n又は式CH2NR7を示し、
nは、2〜4の整数を示し、
Wが式CH2のとき、Zは、式CH2CH2を示し、
1、B2、B3、B4、及びB5は、同一又は異なって、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、又はC1-6アルキル基を示し、
4及びR5は、同一又は異なって、それぞれ水素原子、C1-6アルキル基を示すか、
又は、R4及びR5は、隣接する炭素原子と一緒になってC3-6シクロアルカン{ここで、該C3-6シクロアルカンは、オキソ、水酸基、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、及びC1-6アルキルスルホニルアミノ基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。}を形成してもよく、さらに該C3-6シクロアルカンは、環中の1個の式CH2が式NR8で置換されてもよく、
6は、水素原子、アミノ基、C1-6アルキル基(ここで、該C1-6アルキル基は、C3-6シクロアルキルカルボニル基、C1-6アルキルスルホニル基、及びC1-6アルキルスルホニルアミノ基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。)、C1-6アルキルアミノ基(ここで、該C1-6アルキルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、アミノ基、 スルファモイル基、C3-6シクロアルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルアミノ基、C2-6アルカノイルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルアミノスルホニル基、アリールスルホニル基、アリール基、及びヘテロアリール基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。)、C1-6アルコキシカルボニルアミノ基(ここで、該C1-6アルコキシカルボニルアミノ基は、1個のアリール基で置換されてもよい。)、又はC1-6アルキルスルホニルアミノ基を示し、
7は、水素原子又はC1-6アルキル基を示し、
8は、カルバモイル基、アミジノ基、C2-6アルカノイル基(ここで、該C2-6アルカノイル基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、C1-6アルコキシカルボニル基(ここで、該C1-6アルコキシカルボニル基は、1個のアリール基で置換されてもよい。)、又はC1-6アルキルスルホニル基である。]
で表される化合物、又はその医薬上許容される塩、
(2)上記式(I)中、
1が、水素原子であり、
2が、C1-6アルキル基(ここで、該C1-6アルキル基は、1個の水酸基で置換されてもよい。)、又はC3-6シクロアルキル基であるか、
又は、R1及びR2が、隣接する炭素原子と一緒になって、C3-6シクロアルカンを形成してもよい、(1)に記載の化合物、又はその医薬上許容される塩、
(3)上記式(I)中、
Yが、アリール基、ヘテロアリール基{ここで、該アリール基及びヘテロアリール基は、ハロゲン原子、アミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、C1-6アルキルスルホニルアミノ基(ここで、該C1-6アルキルスルホニルアミノ基は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、アリールスルホニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、ヘテロシクリル基、アリール基、及びヘテロアリール基からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜3個の置換基で置換されてもよい。}、又はヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、1個のオキソで置換されてもよい。)である、(1)又は(2)に記載の化合物、又はその医薬上許容される塩、
(4)上記式(I)中、
1が、水素原子又はC1-6アルキル基であり、
2が、水素原子、C1-6アルキル基、又はC3-6シクロアルキル基であり、
3が、C1-6アルコキシ基(ここで、該C1-6アルコキシ基は、1個のアミノ基で置換されてもよい。)、C1-6アルキルアミノ基(ここで、該C1-6アルキルアミノ基は、1個のアミノ基で置換されてもよい。)、C3-6シクロアルキルアミノ基(ここで、 該C3-6シクロアルキルアミノ基は、1個のアミノ基で置換されてもよい。)、又はヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、1個のアミノ基で置換されてもよい。)であり、
4が、水素原子であり、
1が、水素原子であり、
2が、C1-6アルキル基又はC3-6シクロアルキル基であり、
3が、C1-6アルキル基{ここで、該C1-6アルキル基は、ハロゲン原子、水酸基、C1-6アルコキシ基(ここで、該C1-6アルコキシ基は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、アリールオキシ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、ヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、1〜2個のオキソで置換されてもよい。)、及びアリール基からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜3個の置換基で置換されてもよい。}であり、
Yが、アリール基、ヘテロアリール基{ここで、該アリール基及びヘテロアリール基は、ハロゲン原子、アミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、及びヘテロアリール基からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜3個の置換基で置換されてもよい。}、又はヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、1個のオキソで置換されてもよい。)である(1)〜(3)いずれか1つに記載の化合物、又はその医薬上許容される塩、
(5)上記式(I)中、
1が、水素原子であり、
2が、メチル基、エチル基、又はシクロプロピル基であり、
3が、下記式群(III)のいずれかの構造であり、
Figure 2018076234
4が、水素原子であり、
1が、水素原子であり、
2が、メチル基、エチル基、プロピル基、又はシクロプロピル基であり、
3が、C1-6アルキル基{ここで、該C1-6アルキル基は、ハロゲン原子、水酸基、C1-6アルコキシ基(ここで、該C1-6アルコキシ基は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、及びヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、1〜2個のオキソで置換されてもよい。)からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜3個の置換基で置換されてもよい。}であり、
Yが、フェニル基又はピリジル基{ここで、該フェニル基及びピリジル基は、ハロゲン原子、アミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、フェニルスルホニルアミノ基、及びC1-6アルキルスルホニル基からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜3個の置換基で置換されてもよい。}である(1)〜(4)いずれか1つに記載の化合物、又はその医薬上許容される塩、
(6)上記式(I)中、
Yが、上記式群(II)のいずれかの構造であり、
環Qは、芳香族炭化水素環又はヘテロ芳香環(ここで、該芳香族炭化水素環及びヘテロ芳香環は、1個のC1-6アルキル基で置換されてもよい。)であり、
Wが単結合のとき、Zが、式(CH2)n又は式CH2NR7であり、
nが、2〜4の整数であり、
Wが式CH2のとき、Zが、式CH2CH2であり、
1、B2、B3、B4、及びB5が、同一又は異なって、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、又はC1-6アルキル基であり、
4及びR5が、同一又は異なって、それぞれ水素原子、C1-6アルキル基であるか、
又は、R4及びR5が、隣接する炭素原子と一緒になってC3-6シクロアルカン{ここで、該C3-6シクロアルカンは、オキソ、水酸基、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、及びC1-6アルキルスルホニルアミノ基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。}を形成してもよく、さらに該C3-6シクロアルカンは、環中の1個の式CH2が式NR8で置換されてもよく、
6が、水素原子、アミノ基、C1-6アルキル基(ここで、該C1-6アルキル基は、C3-6シクロアルキルカルボニル基、C1-6アルキルスルホニル基、及びC1-6アルキルスルホニルアミノ基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。)、C1-6アルキルアミノ基(ここで、該C1-6アルキルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、アミノ基、 スルファモイル基、C3-6シクロアルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルアミノ基、C2-6アルカノイルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルアミノスルホニル基、アリールスルホニル基、アリール基、及びヘテロアリール基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。)、C1-6アルコキシカルボニルアミノ基(ここで、該C1-6アルコキシカルボニルアミノ基は、1個のアリール基で置換されてもよい。)、又はC1-6アルキルスルホニルアミノ基であり、
7が、水素原子又はC1-6アルキル基であり、
8が、カルバモイル基、アミジノ基、C2-6アルカノイル基(ここで、該C2-6アルカノイル基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、C1-6アルコキシカルボニル基(ここで、該C1-6アルコキシカルボニル基は、1個のアリール基で置換されてもよい。)、又はC1-6アルキルスルホニル基である(1)又は(2)に記載の化合物、又はその医薬上許容される塩、
(7)上記式(I)中、
1が、水素原子又はC1-6アルキル基であり、
2が、水素原子、C1-6アルキル基、又はC3-6シクロアルキル基であり、
3が、C1-6アルコキシ基(ここで、該C1-6アルコキシ基は、1個のアミノ基で置換されてもよい。)、C1-6アルキルアミノ基(ここで、該C1-6アルキルアミノ基は、1個のアミノ基で置換されてもよい。)、C3-6シクロアルキルアミノ基(ここで、 該C3-6シクロアルキルアミノ基は、1個のアミノ基で置換されてもよい。)、又はヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、1個のアミノ基で置換されてもよい。)であり、
4が、水素原子であり、
1が、水素原子であり、
2が、C1-6アルキル基又はC3-6シクロアルキル基であり、
3が、C1-6アルキル基{ここで、該C1-6アルキル基は、ハロゲン原子、水酸基、C1-6アルコキシ基(ここで、該C1-6アルコキシ基は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、アリールオキシ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、ヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、1〜2個のオキソで置換されてもよい。)、及びアリール基からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜3個の置換基で置換されてもよい。}であり、
Yが、下記式群(IV)のいずれかの構造であり、
Figure 2018076234
Wが単結合のとき、Zが、式(CH2)nであり、
nが、2〜4の整数であり、
1、B2、B3、B4、及びB5が、それぞれ水素原子であり、
6、B7、B8、及びB9が、同一又は異なって、それぞれ水素原子、又はC1-6アルキル基であり、
4及びR5が、隣接する炭素原子と一緒になってC3-6シクロアルカン{ここで、該C3-6シクロアルカンは、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、及びC1-6アルキルスルホニルアミノ基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。}を形成してもよく、さらに該C3-6シクロアルカンは、環中の1個の式CH2が式NR8で置換されていてもよく、
6が、アミノ基、C1-6アルキル基(ここで、該C1-6アルキル基はC1-6アルキルスルホニル基及びC1-6アルキルスルホニルアミノ基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。)、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、スルファモイル基、C3-6シクロアルキル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルアミノスルホニル基、アリールスルホニル基、及びアリール基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。)、C1-6アルコキシカルボニルアミノ基、又はC1-6アルキルスルホニルアミノ基であり、
8が、C2-6アルカノイル基(ここで、該C2-6アルカノイル基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、又はC1-6アルキルスルホニル基である、(1)、(2)、又は(6)いずれか1つに記載の化合物、又はその医薬上許容される塩、
(8)上記式(I)中、
1が、水素原子であり、
2が、メチル基であり、
3が、下記式(V)の構造であり、
Figure 2018076234
4が、水素原子であり、
1が、水素原子であり、
2が、メチル基又はエチル基であり、
3が、メチル基であり、
Yが、上記式群(IV)のいずれかの構造であり、
Wが単結合のとき、Zが、式(CH2)nであり、
nが、2〜4の整数であり、
1、B2、B3、B4、B5、B6、B7、B8、及びB9が、水素原子であり、
4及びR5が、隣接する炭素原子と一緒になってC3-6シクロアルカン{ここで、該C3-6シクロアルカンは、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)で置換されてもよい。}を形成してもよく、さらに該C3-6シクロアルカンは、環中の1個の式CH2が式NR8で置換されてもよく、
6が、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、スルファモイル基、C1-6アルキルスルホニル基、及びC1-6アルキルアミノスルホニル基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。)、C1-6アルコキシカルボニルアミノ基、又はC1-6アルキルスルホニルアミノ基であり、
8が、C2-6アルカノイル基(ここで、該C2-6アルカノイル基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)である、(1)、(2)、(6)、又は(7)いずれか1つに記載の化合物又はその医薬上許容される塩、
(9)上記(1)〜(8)のいずれか1つに記載の化合物又はその医薬上許容される塩を有効成分として含有する医薬、
(10)上記(1)〜(8)のいずれか1つに記載の化合物又はその医薬上許容される塩を有効成分として含有する、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)を含むニューモウイルス亜科のウイルスが関与する感染症の予防又は治療薬、
である。
本発明化合物は抗RSV活性を有することが示された。本発明化合物を含む医薬は、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)を含むニューモウイルス亜科のウイルスが関与する感染症の予防又は治療薬として有用である。
本明細書中で用いられる用語は以下に定義される通りである。
「ハロゲン原子」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子である。
「C1-6アルキル基」とは、炭素原子を1〜6個有する直鎖状アルキル基又は分岐鎖状アルキル基を示す。直鎖状アルキル基とは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシルのアルキル基が挙げられる。分岐鎖状アルキル基とは、例えば、イソプロピル、イソブチル、tert−ブチル、イソペンチル、1−エチルプロピル、イソヘキシル等のアルキル基が挙げられる。
「C3-6シクロアルキル基」とは、炭素原子を3〜6個有する環状のアルキル基を示し、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル基が挙げられる。
「C2-6アルキニル基」とは、炭素原子を2〜6個有するアルキニル基を示し、例えば、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル基等が挙げられる。
「アリール基」とは、例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル基等が挙げられる。
「ヘテロアリール基」とは、酸素原子、窒素原子及び硫黄原子からなる群より、同一又は異なる1〜4個の複素原子を含有する単環ヘテロアリール基又は縮環ヘテロアリール基を意味し、例えばピロリル、フリル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリアジニル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、インダゾリル、キノリル、イソキノリル基等が挙げられる。
「C3-6シクロアルカン」とは、炭素原子を3〜6個有する環状のアルカンを示し、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサンが挙げられる。
「C1-6アルコキシ基」とは、炭素原子を1〜6個有する直鎖状アルコキシ基又は分岐鎖状アルコキシ基を示す。直鎖状アルコキシ基とは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシのアルコキシ基が挙げられる。分岐鎖状アルコキシ基とは、例えば、イソプロポキシ、イソブトキシ、tert−ブトキシ、イソペンチルオキシ、1−エチルプロポキシ、イソヘキシルオキシ等のアルコキシ基が挙げられる。
「C2-6アルカノイル基」とは、炭素原子を2〜6個有するアルカノイル基を示し、例えば、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル等が挙げられる。
「C2-6アルカノイルアミノ基」とは、前記「C2-6アルカノイル基」とアミノ基が結合した基を意味し、例えば、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ、イソブチリルアミノ、バレリルアミノ、イソバレリルアミノ、ピバロイルアミノ等が挙げられる。
「C1-6アルコキシカルボニル基」とは、前記「C1-6アルコキシ基」とカルボニル基が結合した基を意味し、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル基等が挙げられる。
「C1-6アルコキシカルボニルアミノ基」とは、前記「C1-6アルコキシカルボニル基」とアミノ基が結合した基を意味し、例えば、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、プロポキシカルボニルアミノ、イソプロポキシカルボニルアミノ、ブトキシカルボニルアミノ、イソブトキシカルボニルアミノ、tert−ブトキシカルボニルアミノ、ペンチルオキシカルボニルアミノ基等が挙げられる。
「C1-6アルキルアミノ基」とは、1個あるいは同一又は異なった2個の前記「C1-6アルキル基」とアミノ基が結合した基を意味し、例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ブチルアミノ、ペンチルアミノ、ヘキシルアミノ、イソプロピルアミノ、イソブチルアミノ、tert−ブチルアミノ、イソペンチルアミノ、1−エチルプロピルアミノ、イソヘキシルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、エチルメチルアミノ、メチルプロピルアミノ、エチルプロピルアミノ基等が挙げられる。
「C1-6アルキルアミノスルホニル基」とは、前記「C1-6アルキルアミノ基」とスルホニル基が結合した基を意味し、例えば、メチルアミノスルホニル、エチルアミノスルホニル、プロピルアミノスルホニル、ブチルアミノスルホニル、ペンチルアミノスルホニル、ヘキシルアミノスルホニル、イソプロピルアミノスルホニル、イソブチルアミノスルホニル、tert−ブチルアミノスルホニル、イソペンチルアミノスルホニル、1−エチルプロピルアミノスルホニル、イソヘキシルアミノスルホニル、ジメチルアミノスルホニル、ジエチルアミノスルホニル、ジプロピルアミノスルホニル、エチルメチルアミノスルホニル、メチルプロピルアミノスルホニル、エチルプロピルアミノスルホニル基等が挙げられる。
「C3-6シクロアルキルカルボニル基」とは、前記「C3-6シクロアルキル基」とカルボニル基が結合した基を意味し、シクロプロピルカルボニル、シクロブチルカルボニル、シクロペンチルカルボニル、シクロヘキシルカルボニル基が挙げられる。
「C1-6アルキルスルホニル基」とは、前記「C1-6アルキル基」とスルホニル基が結合した基を意味し、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、ブチルスルホニル、ペンチルスルホニル、ヘキシルスルホニル、イソプロピルスルホニル、イソブチルスルホニル、tert−ブチルスルホニル、イソペンチルスルホニル、1−エチルプロピルスルホニル、イソヘキシルスルホニル基等が挙げられる。
「C1-6アルキルスルホニルアミノ基」とは、前記「C1-6アルキルスルホニル基」とアミノ基が結合した基を意味し、例えば、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、プロピルスルホニルアミノ、ブチルスルホニルアミノ、ペンチルスルホニルアミノ、ヘキシルスルホニルアミノ、イソプロピルスルホニルアミノ、イソブチルスルホニルアミノ、tert−ブチルスルホニルアミノ、イソペンチルスルホニルアミノ、1−エチルプロピルスルホニルアミノ、イソヘキシルスルホニルアミノ基等が挙げられる。
「C3-6シクロアルキルアミノ基」とは、前記「C3-6シクロアルキル基」とアミノ基が結合した基を意味し、シクロプロピルアミノ、シクロブチルアミノ、シクロペンチルアミノ、シクロヘキシルアミノ基が挙げられる。
「アリールオキシ基」とは、前記「アリール基」とオキシ基が結合した基を意味し、例えばフェノキシ基、1−ナフトキシ基、2−ナフトキシ基等が挙げられる。
「アリールスルホニル基」とは、前記「アリール基」とスルホニル基が結合した基を意味し、例えばフェニルスルホニル、1−ナフチルスルホニル、2−ナフチルスルホニル基等が挙げられる。
「アリールスルホニルアミノ基」とは、前記「アリールスルホニル基」とアミノ基が結合した基を意味し、例えばフェニルスルホニルアミノ、1−ナフチルスルホニルアミノ、2−ナフチルスルホニルアミノ基等が挙げられる。
「芳香族炭化水素環」とは、例えばベンゼン環、ナフタレン環等が挙げられる。
「ヘテロ芳香環」とは、酸素原子、窒素原子、及び硫黄原子からなる群より、同一又は異なる1〜4個の複素原子を含有する単環式ヘテロ芳香環又は縮環式ヘテロ芳香環を意味し、例えばピロール、フラン、チオフェン、イミダゾール、ピラゾール、チアゾール、イソチアゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、トリアゾール、テトラゾール、オキサジアゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアジン、インドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、ベンゾイミダゾール、ベンゾオキサゾール、ベンゾイソオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾイソチアゾール、インダゾール、キノリン、イソキノリン等が挙げられる。
「ヘテロシクリル基」とは、酸素原子、窒素原子及び硫黄原子からなる群より、同一又は異なる1〜3個の複素原子を含有するヘテロシクリル基を意味し、例えばアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、1,1−ジオキシドチオモルホリニル、インドリニル、イソインドリニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾオキサジニル基等が挙げられる。
「ヘテロシクリルオキシ基」とは、前記の「ヘテロシクリル基」とオキシ基が結合した基を意味し、例えばアゼチジニルオキシ、ピロリジニルオキシ、ピペリジニルオキシ、オキセタニルオキシ、テトラヒドロフラニルオキシ、テトラヒドロピラニルオキシ、ピペラジニルオキシ、モルホリニルオキシ、チオモルホリニルオキシ、1,1−ジオキシドチオモルホリニルオキシ、インドリニルオキシ、イソインドリニルオキシ、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾオキサジニルオキシ基等が挙げられる。
呼吸器合胞体ウイルス(RSV)を含むニューモウイルス亜科のウイルスとは、パラミクソウイルス科に含まれるネガティブセンス一本鎖RNAウイルスであり、ヒト呼吸器合胞体ウイルス(HRSV)及びヒトメタニューモウイルス(HMPV)などが挙げられる。
呼吸器合胞体ウイルス(RSV)を含むニューモウイルス亜科のウイルスが関与する感染症とは、流行性のヒト及び動物における感染症であり、RSV感染症及びHMPV感染症などが挙げられる。
本発明化合物(I)が塩を形成し、それが医薬品として用いられる場合、それは医薬上許容される塩が好ましい。「医薬上許容される塩」としては、例えば、塩酸塩、硫酸塩、臭化水素酸塩、硝酸塩及びリン酸塩の様な無機酸との塩又は酢酸塩、シュウ酸塩、乳酸塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩及びp−トルエンスルホン酸塩の様な有機酸との塩が用いられるが、これらの塩に限定されるものではない。遊離体から当該塩への変換は従来の方法で行うことができる。
また、「医薬的に許容される塩」としては、無機塩基との塩及び有機塩基との塩等が挙げられる。無機塩基との塩の好適な例としては、例えば、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等)、アルカリ土類金属塩(例えば、カルシウム塩、マグネシウム塩、バリウム塩等)、アルミニウム塩及びアンモニウム塩等が挙げられる。有機塩基との塩の好適な例としては、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン及びN,N−ジベンジルエチレンジアミン等が挙げられる。
本発明化合物において、好ましい態様を以下に挙げる。
1は、水素原子又はC1-6アルキル基である化合物が好ましく、水素原子である化合物がより好ましい。
2は、水素原子、C1-6アルキル基、又はC3-6シクロアルキル基である化合物が好ましく、メチル基、エチル基、プロピル基、又はシクロプロピル基である化合物がより好ましい。
3は、1個のアミノ基で置換されてもよいC1-6アルコキシ基、1個のアミノ基で置換されてもよいC1-6アルキルアミノ基、1個のアミノ基で置換されてもよいC3-6シクロアルキルアミノ基、又は1個のアミノ基で置換されてもよいヘテロシクリル基である化合物が好ましく、1個のアミノ基で置換されたC1-6アルコキシ基、1個のアミノ基で置換されたC1-6アルキルアミノ基、1個のアミノ基で置換されたC3-6シクロアルキルアミノ基、又は1個のアミノ基で置換されたヘテロシクリル基である化合物がより好ましく、下記式群(III)のいずれかの構造である化合物がさらに好ましい。
Figure 2018076234
4は、水素原子である化合物が好ましい。
1は、水素原子である化合物が好ましい。
2は、C1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、1個の水酸基で置換されてもよい。)、又はC3-6シクロアルキル基である化合物が好ましく、C1-6アルキル基、又はC3-6シクロアルキル基である化合物がより好ましく、メチル基、エチル基、又はシクロプロピル基である化合物がさらに好ましい。
又は他の好ましい態様として、R1及びR2が、隣接する炭素原子と一緒になって、C3-6シクロアルカンを形成した化合物が好ましい。
Yは、アリール基、ヘテロアリール基{該アリール基及びヘテロアリール基は、ハロゲン原子、アミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C2-6アルカノイルアミノ基(該C2-6アルカノイルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、C1-6アルキルスルホニルアミノ基(該C1-6アルキルスルホニルアミノ基は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、アリールスルホニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、ヘテロシクリル基、アリール基、及びヘテロアリール基からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜3個の置換基で置換されてもよい。}、又はヘテロシクリル基(ここで、該シクロシクリル基は、1個のオキソで置換されてもよい。)である化合物が好ましく、フェニル基、ピリジル基{該フェニル基及びピリジル基は、ハロゲン原子、アミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C2-6アルカノイルアミノ基(該C2-6アルカノイルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、フェニルスルホニルアミノ基、及びC1-6アルキルスルホニル基からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜3個の置換基で置換されてもよい。}である化合物がより好ましい。
又は他の好ましい態様として、Yが、式群(IV)のいずれかの構造である化合物が好ましい。
Figure 2018076234
このとき、Wは単結合であり、Zは、式(CH2)nであり、
nは、2〜4の整数である化合物か、
又はWは式CH2であり、Zは式CH2CH2である化合物が好ましく、Wは単結合であり、Zは、式(CH2)nであり、nは、2〜4の整数である化合物がより好ましい。
1、B2、B3、B4、及びB5は、同一又は異なって、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、又はC1-6アルキル基である化合物が好ましく、水素原子である化合物がより好ましい。
6、B7、B8、及びB9は、同一又は異なって、それぞれ水素原子又はC1-6アルキル基である化合物が好ましく、水素原子である化合物がより好ましい。
4及びR5は、隣接する炭素原子と一緒になってC3-6シクロアルカン{該C3-6シクロアルカンは、オキソ、水酸基、C2-6アルカノイルアミノ基(該C2-6アルカノイルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、及びC1-6アルキルスルホニルアミノ基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。}を形成する化合物か、又は該C3-6シクロアルカンが、環中の1個の式CH2が式NR8で置換された化合物が好ましく、C3-6シクロアルカン{該C3-6シクロアルカンは、C2-6アルカノイルアミノ基(該C2-6アルカノイルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)で置換されてもよい。}を形成する化合物か、又は該C3-6シクロアルカンが、環中の1個の式CH2が式NR8で置換された化合物がより好ましい。
6は、アミノ基、C1-6アルキル基(該C1-6アルキル基はC1-6アルキルスルホニル基及びC1-6アルキルスルホニルアミノ基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。)、C2-6アルカノイルアミノ基(該C2-6アルカノイルアミノ基は、スルファモイル基、C3-6シクロアルキル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルアミノスルホニル基、アリールスルホニル基、及びアリール基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。)、C1-6アルコキシカルボニルアミノ基、又はC1-6アルキルスルホニルアミノ基である化合物が好ましく、C2-6アルカノイルアミノ基(該C2-6アルカノイルアミノ基は、スルファモイル基、C1-6アルキルスルホニル基、及びC1-6アルキルアミノスルホニル基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。)、C1-6アルコキシカルボニルアミノ基、又はC1-6アルキルスルホニルアミノ基である化合物がより好ましい。
8は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されたC2-6アルカノイル基である化合物又はC1-6アルキルスルホニル基である化合物が好ましく、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されたC2-6アルカノイル基である化合物がより好ましい。
本発明化合物(I)が光学異性体、立体異性体、位置異性体、回転異性体を含む場合は、単一の化合物及びその混合物が本発明の化合物として含まれる。また、本発明化合物(I)が水和物又は溶媒和物を形成する場合、これらも本発明の範囲内に含まれる。同様に、本発明化合物の水和物又は溶媒和物の医薬上許容される塩も本発明の範囲内に含まれる。さらに、本発明化合物(I)は同位元素(例えば、D、3H、13C、14C、15N、35S、125I等)で標識されていてもよい。
本発明化合物(I)又は医薬上許容される塩を、そのまま或いは薬理学的に許容される担体とともに、自体公知の手段に従って製剤化することによって製造される。薬理学的に許容される担体としては、製剤素材として慣用の各種有機或いは無機担体物質、例えば、固形製剤における賦形剤(例えば、乳糖、白糖、D−マンニトール、デンプン、コーンスターチ、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸等)、滑沢剤(例えば、ステアリング酸マグネシウム、ステアリング酸カルシウム、タルク、コロイドシリカ等)、結合剤(例えば、結晶セルロース、白糖、D−マンニトール、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、デンプン、ショ糖、ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム等)、崩壊剤(例えば、デンプン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース等)、又は液状製剤における溶剤(例えば、注射用水、アルコール、プロピレングリコール、マクロゴール、ゴマ油、トウモロコシ油等)、溶解補助剤(例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、D−マンニトール、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム等)、懸濁化剤(例えば、ステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリン等の界面活性剤、若しくは例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の親水性高分子等)、等張化剤(例えば、ブドウ糖、D−ソルビトール、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニトール等)、緩衝剤(例えば、リン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩等)、無痛化剤(例えば、ベンジルアルコール等)等が挙げられる。また、製剤化の際に、必要に応じて、防腐剤(例えば、パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸等)、抗酸化剤(例えば、亜硫酸塩、アスコルビン酸等)、着色剤、甘味剤、吸着剤、湿潤剤等を用いることもできる。
本発明化合物(I)又は医薬上許容される塩は、経口的又は非経口的(例えば、静脈、局所、直腸投与等)に投与することができる。その投与剤型は、例えば、錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング錠を含む)、散剤、顆粒剤、粉剤、トローチ剤、カプセル剤(ソフトカプセルを含む)、液剤、注射剤(例えば、皮下注射剤、静脈内注射剤、筋肉内注射剤、腹腔内注射剤等)、外用剤(例えば、経鼻投与製剤、経皮製剤、軟膏剤、クリーム剤等)、坐剤(例えば、直腸坐剤、膣坐剤等)、徐放剤(例えば、徐放性マイクロカプセル等)、ペレット、点滴剤等であり、いずれも慣用の製剤技術(例えば、第16改正日本薬局方に記載する方法等)によって製造することができる。
本発明化合物(I)又は医薬上許容される塩の投与量は、投与対象、投与経路、疾患、患者の年齢、体重及び症状によって適宜選択される。例えば、成人患者を治療する場合、その投与量は1日1〜5000 mgであり、この量を1日1回又は数回に分けて投与する。
本発明化合物(I)及びその医薬上許容される塩は、当業者に公知である種々の有機合成手法を用いて合成することができる。例えば、以下に製造法を示すが、本合成法に限られたものではない。また、以下の反応式中R1、R2、R3、A1、A2、A3、A4及びYは、前記と同意義である。
本発明の化合物は、いずれも刊行物に未記載の新規化合物であるが、刊行物に記載の公知の方法又はそれと類似した方法で製造することができる。刊行物としては、例えばオーガニック・ファンクショナル・グループ・プレパレーションズ(Organic Functional Group Preparations, 1968年, S.R.サンドラーら著, Academic Press INC.)、シンセティック・オーガニック・ケミストリー(Synthetic Organic Chemistry, 1961年, S.R.ワーグナーら著, John Wiley INC.)、コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーションズ(Comprehensive Organic Transformations, 1989年, R.C.ラロック著, VCH Publishers, INC.)、エンサイクロペディア・オブ・レージェンツ・フォー・オーガニック・シンセシス(Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis, 1995年, L.A.パケットら著, Wiley INC.)、コンペンジアム・オブ・オーガニック・シンセティック・メソッド(Compendium of Organic Synthetic Methods, 第12版, 2009年, マイケル B. スミス著, Wiley INC.)等があげられる。
「不活性溶媒」とは例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、ピリジン等の芳香族系溶媒;ヘキサン、ペンタン、シクロヘキサン等の炭化水素系溶媒;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素系溶媒;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒;酢酸エチル、ギ酸エチル等のエステル系溶媒;メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、tert−ブチルアルコール、エチレングリコール等のアルコール系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶媒;N、N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、N、N−ジメチルアセトアミド等のアミド系溶媒;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド系溶媒;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル系溶媒及び水であり、並びにこれらの均一系及び不均一系混合溶媒等であるがこれらに限定されることはない。これらの不活性溶媒は当業者に公知である種々の反応条件に応じて適宜選択される
「塩基」とは例えば、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化カルシウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水素化物;リチウムアミド、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムジシクロヘキシルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、カリウムヘキサメチルジシラジド等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属のアミド;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム tert−ブトキシド等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の低級アルコキシド;ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、メチルリチウム等のアルキルリチウム;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化バリウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の炭酸塩;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の炭酸水素塩;トリエチルアミン、N−メチルモルホリン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン(DBN)、N,N−ジメチルアニリン等のアミン;ピリジン、イミダゾール、2,6−ルチジン等の塩基性複素環化合物等であるがこれらに限定されることはない。これらの塩基は当業者に公知である種々の反応条件に応じて適宜選択される。
「酸」とは例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸及びp−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、ギ酸、酢酸等の有機酸であるがこれらに限定されることはない。これらの酸は当業者に公知である種々の反応条件に応じて適宜選択される。
〔製造法1〕
本発明化合物(I)は、スキーム1に示す方法によって製造することができる。
(スキーム1)
Figure 2018076234
式中、Lvは、メトキシ基, エトキシ基, メトキシメチルアミノ基等の脱離基を示す。
1は、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、アセチル基又はベンジル基等のアミノ基の保護基を示す[プロテクティブ グループズ イン オーガニック シンセシス(Protective Groups in Organic Synthesis, 第4版、2006年, T. W. グリーンら著, Wiley INC.)参照]。
1は、ハロゲン原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基等の脱離基を示す。
工程1−1:不活性溶媒中、化合物(1−1)を炭酸セシウム等の塩基存在下、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル等のハロゲン化アルキルを用いて、アルキル化することにより、化合物(1−2)を得ることができる。また、不活性溶媒中、トリメチルシリルジアゾメタン等のアルキル剤と作用させることにより、化合物(1−2)を得ることができる。さらに、アルコール溶媒中、硫酸等の酸を作用することにより、化合物(1−2)を得ることができる。もしくは、不活性溶媒中、塩基存在下又は非存在下、メタノール、エタノール等のアルコール類又はメトキシメチルアミン等のアルコキシアミン化合物との脱水縮合反応に供することにより、化合物(1−2)を得ることができる。ここで脱水縮合反応とは、不活性溶媒中、塩基存在下又は非存在下、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、ジフェニルホスホリルアジド又はカルボニルジイミダゾール等の縮合剤を用いたエステル化反応又はアミド化反応、或いはクロロ炭酸エチル、クロロ炭酸イソブチル又はピバロイルクロリド等を用いた混合酸無水物経由のエステル化反応又はアミド化反応等を意味する[ペプチド合成の基礎と実験 (1995年, 脇 道典ら著, 丸善株式会社)参照]。ここで縮合剤を用いたエステル化反応又はアミド化反応の際、必要に応じて1−ヒドロキシベンゾトリアゾール等の添加剤を使用することができる。カルボン酸(1−1)は、市販化合物、公知化合物として入手可能である。また、カルボン酸(1−1)は、当業者に公知である種々の有機合成手法を用いて市販化合物又は公知化合物より合成することが可能である。
工程1−2:不活性溶媒中、化合物(1−2)に対し、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の塩基存在下、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル化合物を作用させることにより、化合物(1−3)を得ることができる。
工程1−3:不活性溶媒中、化合物(1−3)を酢酸等の酸存在下又は非存在下、ヒドラジン水和物と作用させることにより、化合物(1−4)を得ることができる。
工程1−4:不活性溶媒中、化合物(1−4)を炭酸セシウム等の塩基存在下又は非存在下、エチル (2E)-3-エトキシ-2-メチルプロパ-2-エノアート等のアクリル酸エステルと作用させることにより、化合物(1−5)を得ることができる。種々のアクリル酸エステルは市販化合物、公知化合物として入手可能である。また、種々のアクリル酸エステルは、当業者に公知である種々の有機合成手法を用いて市販化合物又は公知化合物より合成することが可能である。
工程1−5:化合物(1−6)のX1がハロゲン原子を示す場合、化合物(1−5)を不活性溶媒中又は無溶媒にて、塩基存在下又は非存在下、塩化チオニル、三塩化リン、五塩化リン、三臭化リン、五臭化リン、オキシ塩化リン等のハロゲン化剤を用いてハロゲン化反応を行うことにより化合物(1−6)を得ることができる。或いは化合物(1−6)のX1がトリフルオロメタンスルホニルオキシ基を示す場合、不活性溶媒中、塩基存在下又は非存在下、化合物(1−5)をトリフルオロメタンスルホニル化剤と反応することにより、化合物(1−6)を得ることができる。ここでトリフルオロメタンスルホニル化剤とは例えば、トリフルオロメタンスルホン酸無水物、N−フェニル−ビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)等である[コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーションズ(Comprehensive Organic Transformations, 1989年, R.C.ラロック著, VCH Publishers, INC.)参照]。
工程1−6:不活性溶媒中、化合物(1−6)のアミノ基の保護基P1を当業者に公知である種々の有機合成手法[プロテクティブ グループズ イン オーガニック シンセシス(Protective Groups in Organic Synthesis, 第4版、2006年, T. W. グリーンら著, Wiley INC.)参照]を用いて除去することにより、アミン化合物(1−7)を得ることができる。
工程1−7:不活性溶媒中、化合物(1−7)に塩基存在下又は非存在下、ピロリジン等のアミン化合物又はメタノール、エタノール等のアルコール化合物を作用させることにより、化合物(1−8)を得ることができる。もしくは不活性溶媒中、塩基存在下又は非存在下、遷移金属触媒存在下、必要に応じて配位子を用いて、化合物(1−7)をアミン化合物、アルコール化合物、有機金属化合物、オレフィン化合物又は末端アルキン化合物とのカップリング反応に供することにより、化合物(1−8)を得ることができる。ここでカップリング反応としては、当業者に公知なカップリング反応の条件が挙げられ、例えば、コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーションズ(Comprehensive Organic Transformations, 1989年, R.C.ラロック著, VCH Publishers, INC.)等に記載の方法、それに準じた方法又はこれらの方法を組み合わせることにより実施することができる。ここで有機金属化合物として、例えばマグネシウム反応剤、亜鉛反応剤、ホウ素反応剤又はスズ反応剤等が挙げられ、市販化合物、公知化合物又は当業者に公知である種々の有機合成手法を用いて市販化合物又は公知化合物より合成した化合物を用いることができる。ここで、オレフィン化合物及び末端アルキン化合物として、市販化合物、公知化合物又は当業者に公知である種々の有機合成手法を用いて市販化合物又は公知化合物より合成した化合物を用いることができる。ここで遷移金属触媒とは、例えば酢酸パラジウム(II)、塩化パラジウム(II)、ビス(トリフェニルホスフィン)酢酸パラジウム(II)、ビス(トリフェニルホスフィン)塩化パラジウム(II)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)、塩化[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)、塩化アリルパラジウム(II)、ビス(アセトニトリル)塩化パラジウム(II)、[1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾル−2−イリデン](3−クロロピリジル)パラジウム(II)ジクロリド又は[1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾリデン](3−クロロピリジル)パラジウム(II)ジクロリド、[1,1´−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン錯体(1:1)、銅粉、塩化銅(I)、臭化銅(I)、ヨウ化銅(I)、酢酸銅(I)等が挙げられる。配位子とは例えばトリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリ(2−フリル)ホスフィン、2,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1−ビナフチル(BINAP)、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル、1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、1,10−フェナントロリン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン又はテトラメチルエチレンジアミン等が挙げられる。
工程1−8:不活性溶媒中、塩基存在下又は非存在下、アミン化合物(1−8)と酸ハライド化合物又はカルボン酸化合物をアミド化反応に供することにより、本発明化合物(I)を得ることができる。酸ハライド化合物又はカルボン酸化合物は、市販の化合物又は公知化合物として入手可能である。また、酸ハライド化合物又はカルボン酸化合物は、当業者に公知である種々の有機合成手法を用いて市販化合物又は公知化合物より合成することが可能である。ここでアミド化反応とは、不活性溶媒中、塩基存在下又は非存在下、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、ジフェニルホスホリルアジド又はカルボニルジイミダゾール等の縮合剤を用いたアミド化反応、或いはクロロ炭酸エチル、クロロ炭酸イソブチル又はピバロイルクロリド等を用いた混合酸無水物経由のアミド化反応等を意味する[ペプチド合成の基礎と実験, (1995年, 脇 道典ら著, 丸善株式会社)参照]。ここで縮合剤を用いたアミド化反応の際、必要に応じて1−ヒドロキシベンゾトリアゾール等の添加剤を使用することができる。
工程1−9:前記の工程1−8と同様の手法により、化合物(1−7)を化合物(1−9)に変換することができる。
工程1−10:前記の工程1−7と同様の手法により、化合物(1−9)を本発明化合物(I)に変換することができる。
工程1−11:前記の工程1−7と同様の手法により、化合物(1−6)を化合物(1−10)に変換することができる。
工程1−12:前記の工程1−6と同様の手法により、化合物(1−10)を化合物(1−8)に変換することができる。
本発明化合物(I)は、スキーム2に示す方法によって製造することもできる。
(スキーム2)
Figure 2018076234
工程2−1:前記の工程1−1〜工程1-7と同様の手法又は工程1−1〜工程1−5、工程1−11及び工程1−12と同様の手法により、化合物(2−1)を化合物(2−2)に変換することができる。
工程2−2:不活性溶媒中、化合物(2−2)に炭酸カリウムのような塩基存在下又は非存在下、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル等のアルキルハライドを作用させることにより、化合物(1−8)を得ることができる。また、化合物(2−2)を種々の還元的アミノ化反応[コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーションズ(Comprehensive Organic Transformations, 1989年, R.C.ラロック著, VCH Publishers, INC.)参照]により、化合物(1−8)に変換できる。
工程2−3:不活性溶媒中、化合物(2−2)にトリエチルアミンのような塩基存在下又は非存在下、トリフルオロ酢酸エステル、トリフルオロ酢酸無水物等のトリフルオロアセチル化剤を作用させることにより、化合物(2−3)を得ることができる。
工程2−4:
化合物(2−3)を当業者に公知である種々のアルキル化反応[コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーションズ(Comprehensive Organic Transformations, 1989年, R.C.ラロック著, VCH Publishers, INC.)参照]により、化合物(2−4)に変換することができる。
工程2−5:化合物(2−4)を当業者に公知である種々の加水分解反応[プロテクティブ グループズ イン オーガニック シンセシス(Protective Groups in Organic Synthesis, 第4版、2006年, T. W. グリーンら著, Wiley INC.)参照]により、化合物(1−8)に変換することができる。
工程2−6:前記の工程1−8と同様の手法により、化合物(1−8)を本発明化合物(I)に変換することができる。
本発明化合物(I)は、スキーム3に示す方法によって製造することもできる。
(スキーム3)
Figure 2018076234
式中、X2は、ハロゲン原子を示す。
化合物(1−5)及び化合物(1−8)が、それぞれ、化合物(3−1)及び(3−4)で示される場合、以下の方法にて本発明化合物(I)に変換できる。
工程3−1:不活性溶媒中、化合物(3−1)にN−クロロスクシンイミド、N−ブロモスクシンイミド、N−ヨードスクシンイミド、Selectfluoro(AIR Pruducts and Chemicals商標)等のハロゲン化剤を作用させることにより、化合物(3−2)を得ることができる。
工程3−2:前記の工程1−5〜工程1−12と同様の手法により、化合物(3−2)を化合物(3−3)に変換することができる。
工程3−3:不活性溶媒中、塩基存在下又は非存在下、遷移金属触媒存在下、必要に応じて配位子を用いて、化合物(3-3)を有機金属化合物、オレフィン化合物又は末端アルキン化合物とのカップリング反応に供することにより本発明化合物(I)を製造することができる。ここでカップリング反応としては、当業者に公知なカップリング反応の条件が挙げられ、例えば、コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーションズ(Comprehensive Organic Transformations, 1989年, R.C.ラロック著, VCH Publishers, INC.)等に記載の方法、それに準じた方法又はこれらの方法を組み合わせることにより実施することができる。ここで有機金属化合物として、例えばマグネシウム反応剤、亜鉛反応剤、ホウ素反応剤又はスズ反応剤等が挙げられ、市販化合物、公知化合物又は当業者に公知である種々の有機合成手法を用いて市販化合物又は公知化合物より合成した化合物を用いることができる。ここで、オレフィン化合物及び末端アルキン化合物として、市販化合物、公知化合物又は当業者に公知である種々の有機合成手法を用いて市販化合物又は公知化合物より合成した化合物を用いることができる。ここで遷移金属触媒とは、例えば酢酸パラジウム(II)、塩化パラジウム(II)、ビス(トリフェニルホスフィン)酢酸パラジウム(II)、ビス(トリフェニルホスフィン)塩化パラジウム(II)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)、塩化[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)、塩化アリルパラジウム(II)、ビス(アセトニトリル)塩化パラジウム(II)、[1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾル−2−イリデン](3−クロロピリジル)パラジウム(II)ジクロリド又は[1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾリデン](3−クロロピリジル)パラジウム(II)ジクロリド、銅粉、塩化銅(I)、臭化銅(I)、ヨウ化銅(I)、酢酸銅(I)等が挙げられる。配位子とは例えばトリフェニルホスフィン、トリフリルホスフィン、トリブチルホスフィン、2,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1−ビナフチル(BINAP)、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル、1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、1,10−フェナントロリン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン又はテトラメチルエチレンジアミン等が挙げられる。
工程3−4:前記の工程3−1と同様の手法により、化合物(3−4)を化合物(3−5)に変換することができる。
工程3−5:前記の工程1−8と同様の手法により、化合物(3−5)を化合物(3−3)に変換することができる。
さらに、工程を実施する順番を変更する、ヒドロキシ基やアミノ基に保護基を施して反応を実施し後の工程で脱保護を実施する、それぞれの工程途中において新たな工程を追加することにより、R1、R2、R3、A1、A2、A3、A4及びYを本発明から逸脱しない範囲内で、当業者に公知である種々の有機合成手法を用いて官能基変換することでも本発明化合物(I)は製造できる。
アミノ基の保護基としては、例えば、ペプチド合成時に一般的に用いられるC1-6アシル基(ホルミル、アセチル、プロピオニル等)、C2-12アルコキシカルボニル基(メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、9−フルオレニルメチレノキシカルボニル等)、アリールカルボニル基(ベンゾイル等)、トリチル基、フタロイル基、N,N−ジメチルアミノメチレン基、置換シリル基(トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルフェニルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジエチルシリル等)、C2-6アルケニル基(1−アリル等)が挙げられる。これらの基は、ハロゲン原子、C1-6アルコキシ基(メトキシ、エトキシ、プロポキシ等)、及びニトロ基から選ばれる1つ以上の置換基で置換されていてもよい。
ヒドロキシ基の保護基としては、例えば、C1-6アルキル基(メチル、エチル、tert−ブチル等)、C7-20アラルキル基(ベンジル、トリチル等)、フェニル基、置換シリル基(トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルフェニルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジエチルシリル等)、C2-6アルケニル基(1−アリル等)、C1-6アシル基(ホルミル、アセチル、プロピオニル等)、C2-12アルコキシカルボニル基(メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、9−フルオレニルメチレノキシカルボニル等)、アリールカルボニル基(ベンゾイル等)、2−テトラヒドロピラニル基、2−テトラヒドロフラニル基が挙げられる。これらの基は、ハロゲン原子、C1-6アルコキシ基(メトキシ、エトキシ、プロポキシ等)、ニトロ基から選ばれる1つ以上の置換基で置換されていてもよい。
本発明化合物の一般的製造法の反応温度とは、−78℃乃至250℃、好ましくは−78℃乃至120℃である。反応時間は5分乃至3日間であり、好ましくは30分間乃至18時間である。本製造方法は常圧下、加圧下、マイクロウエーブ照射下等で実施することができる。
以下、参考例、実施例及び試験例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、これらは本発明を限定するものではなく、また本発明の範囲を逸脱しない範囲で変化させてもよい。
参考例、実施例において、後処理の際の「Phase Separator」とはBiotage社のISOLUTE(商標登録)Phase Separatorである。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製した際には、メルク「シリカゲル60」、富士シリシア化学「シリカゲルPSQ60」、関東化学「シリカゲル60」、「シリカゲル60N」、富士シリシア化学「クロマトレックスNH」、もしくはパックドカラムBiotage社SNAP Cartridge KP-NH、Biotage社SNAP Cartridge KP-Sil、Biotage社SNAP Cartridge HP-Sil、GRACE社REVELERISTM(Amino, 40 μM)及びGRACE社REVELERISTM(Silica, 40 μM)等を使用した。特に断りがない限り、富士シリシア化学「シリカゲルPSQ60」、関東化学「シリカゲル60N」もしくはパックドカラムを使用した。分取薄層クロマトグラフィー(PTLC)を使用して精製した際にはメルク社シリカゲル60F254、20 cm×20 cmを使用した。超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)法による分取精製はWaters社のSFC30を用いた。精製の際の「逆相カラムクロマトグラフィー」(以下、逆相分取HPLCと記載する場合もある)には,Waters Sunfire prep C18 OBD, 5.0 μm, φ30×50 mmまたはYMC-Actus Triart C18, 5.0 μm, φ30×50 mm, Xbridge Prep C18 5.0 μm OBD, φ30×50 mm, Water XSlect CSH C18, 5.0 μm, φ30×50 mmを用いた(以下、逆相分取HPLCと記載する場合もある)。分取条件は下記3条件より適宜選択し、精製を行った。
分取装置:Agilent 1260 及び Agilent 6130
移動相A:0.1%ギ酸含有水,B:0.1%ギ酸含有アセトニトリル,
流速:50 mL/min
分取条件1:
0.0-0.5 min(A液/B液 = 90/10)
0.5-7.5 min(A液/B液 = 90/10〜20/80)
7.5-7.9 5min(A液/B液 = 20/80)
7.95-8.0 min(A液/B液 = 20/80〜5/95)
8.0-9.0 min(A液/B液 = 5/95)
分取条件2:
0.0-0.5 min(A液/B液 = 95/5)
0.5-7.5 min(A液/B液 = 95/5〜50/50)
7.5-7.95 min(A液/B液 = 50/50)
7.95-8.0 min(A液/B液 = 50/50〜5/95)
8.0-9.0 min(A液/B液 = 5/95)
分取条件3:
0.0-0.5 min(A液/B液 = 80/20)
0.5-7.0 min(A液/B液 = 80/20〜5/95)
7.0-7.45 min(A液/B液 = 5/95)
7.45-7.5 min(A液/B液 = 5/95〜1/99)
7.5-9.0 min(A液/B液 = 1/99)
以下の参考例、実施例中記載の各機器データは以下の測定機器で測定した。
NMRスペクトル:日本電子社JNM-ECA600(600 MHz)、日本電子社JNM-ECA500(500 MHz)、Varian社UNITYNOVA300(300 MHz)、Varian社GEMINI2000/200(200 MHz)
MSスペクトル:島津社LCMS-2010EVあるいはmicromass社 Platform LC
以下の参考例、実施例において、高速液体クロマトグラフィーマススペクトル(LCMS)は以下の条件により測定した。
分析条件1
測定機器:micromass社 Platform LC及びAgilent社 Agilent1100
カラム:Waters社 SunFire C18, 2.5 μm, φ4.6×50 mm
イオン化法:電子衝撃イオン化法Electron Spray Ionization:ESI
溶媒:A液;0.1%トリフルオロ酢酸含有水、B液;0.1%トリフルオロ酢酸含有アセトニトリル
検出法:254 nm,流速:1 mL/min
グラジエント:0 min(A液/B液 = 90/10)、0.5 min(A液/B液 = 90/10)、5.5 min(A液/B液 = 20/80)、6.0 min(A液/B液 = 1/99)、6.3 min(A液/B液 = 1/99)
分析条件2(以下、mode H と記載する)
測定機械:Agilent 1290及びAgilent 6130
カラム:Waters Acquity CSH C18, 1.7 μm, φ2.1×50 mm
イオン化法:電子衝撃イオン化法Electron Spray Ionization:ESI
溶媒:A液;0.1%ギ酸含有水、B液;0.1%ギ酸含有アセトニトリル
検出法:254 nm
流速及びグラジエント:0.8 mL/min,0min(A液/B液 = 80/20)→1.2 min(A液/B液 = 50/50),1.0 mL/min →1.38 min(A液/B液 = 3/97).
分析条件3(以下、mode N と記載する)
測定機器、カラム、溶媒、イオン化法、検出法は分析条件2と同じ。
流速及びグラジエント:0.8 mL/min,0 min(A液/B液 = 80/20)→1.2-1.4 min(A液/B液 =1/99).
分析条件4(以下、mode L と記載する)
流速及びグラジエント:0 min(A液/B液 = 70/30)→0.8 min(A液/B液 = 5/95)、1.5 mL/min →1.0-1.4 min(A液/B液 = 1/99)
以下の参考例、実施例において、超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)法による分析はWaters社のUPC2を用いた。
以下の参考例、実施例において、化合物名はACD/Name(ACD/Labs 12.01, Advanced Chemistry Development Inc.)により命名した。
本参考例、実施例中、以下の用語及び試薬は下記のように表記した。
AcCl(塩化アセチル)、AcOH(酢酸)、Boc(tert-ブトキシカルボニル)、Brine(飽和食塩水)、br s(広幅1重線)、Bu(ブチル)、CDCl3(重水素化クロロホルム)、CD3OD(重水素化メタノール)、CHCl3(クロロホルム)、CMBP(シアノメチレントリブチルホスホラン)、CO2(二酸化炭素)、cPr(シクロプロピル)、Cs2CO3(炭酸セシウム)、CuI(ヨウ化銅(I))、d(2重線)、dd(2重2重線)、DIPEA(N,N-ジイソプロピルエチルアミン)、DMAP(N,N-ジメチル-4-アミノピリジン)、DMF(N,N-ジメチルホルムアミド)、DMSO(ジメチル スルホキシド)、DMSO-d6(重水素化ジメチルスルホキシド)、dt(2重3重線)、ee(エナンチオマー過剰率)、ESI(エレクトロスプレーイオン化)、Et(エチル)、EtI(ヨウ化エチル)、Et3N(トリエチルアミン)、Et2O(ジエチルエーテル)、EtOAc(酢酸エチル)、EtOH(エタノール)、H(プロトン)、HATU[O-(7-アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウム ヘキサフルオロホスファート]、HCl(塩化水素)、HMDS(1,1,1,3,3,3-ヘキサメチルジシラザン)、HPLC(高速液体クロマトグラフィー)、Hz(ヘルツ)、IPA(イソプロピルアルコール)、IPE(イソプロピルエーテル)、iPr(イソプロピル)、J(カップリング定数)、K2CO3(炭酸カリウム)、KOH(水酸化カリウム)、LCMS(高速液体クロマトグラフィーマススペクトル)、m(多重線)、M(mol/L)、Me(メチル)、MeCN(アセトニトリル)、MeI(ヨウ化メチル)、MeOH(メタノール)、MHz(メガヘルツ)、MgSO4(無水硫酸マグネシウム)、min(分)、MS(質量分析)、MsCl(塩化メタンスルホニル)、m/z(質量電荷比)、NaHCO3(炭酸水素ナトリウム)、NaHMDS(ヘキサメチルジシラザンナトリウム)、NaOH(水酸化ナトリウム)、NaOMe(ナトリウムメトキシド)、NaOEt(ナトリウムエトキシド)、Na2SO4(無水硫酸ナトリウム)、NCS(N-クロロスクシンイミド)、NH4Cl(塩化アンモニウム)、NH4OH(25〜28%アンモニア水)、NIS(N-ヨードスクシンイミド)、NMR(核磁気共鳴分光法)、PdCl2(PPh3)2[ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II) 二塩化物]、PdCl2(dppf)・CH2Cl2{[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン錯体(1:1)}、Pd2(dba)3[トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)]、Ph(フェニル)、POCl3(オキシ塩化リン)、PPh3(トリフェニルホスフィン)、Pr(プロピル)、q(4重線)、s(1重線)、SFC(超臨界流体クロマトグラフィー)、t(3重線)、TBAF(テトラブチルアンモニウムフルオリド)、TBDPSCl(tert-ブチルジフェニルクロロシラン)、td(3重2重線)、TFA(トリフルオロ酢酸)、TFP[トリ(2-フリル)ホスフィン]、THF(テトラヒドロフラン)、tR(保持時間)、v/v(容量/容量)、δ[テトラメチルシランからの低磁場の度合い(百万分率)]。
参考例1:1-メチル-4-[(メチルスルホニル)アミノ]-1H-ピラゾール-5-カルボン酸の合成
(1)メチル 4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-カルボキシラート(100 mg)のCHCl3(2.0 mL)溶液に、氷冷下、Et3N(0.90 mL)及びMsCl(0.15 mL)を加え、0 ℃で10分間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、これにEtOH(2.0 mL)及び20% NaOEt/EtOH溶液(2.2 mL)を加え、室温で15分間攪拌した。反応溶液に1 M HCl水溶液、CHCl3を加え、分液操作を行った。有機層をPhase Separatorにてろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣を逆相分取HPLCで精製することにより、エチル 1-メチル-4-[(メチルスルホニル)アミノ]-1H-ピラゾール-5-カルボキシレート(120 mg, 無色油状物)を得た。
(2)参考例(1)で得られた化合物(110 mg)のEtOH(2.0 mL)溶液に1 M 水酸化ナトリウム水溶液(0.9 mL)を加え、室温で18時間撹拌した。反応液に1 M 水酸化ナトリウム水溶液(0.9 mL)を加え、室温で4時間撹拌した。反応溶液に1 M HCl水溶液、CHCl3を加え分液操作を行った。有機層をPhase Separatorにてろ過後、ろ液を減圧下濃縮することにより、表題化合物(86 mg, 白色結晶)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 2.99 (s, 3H), 4.01 (s, 3H), 7.48 (s, 1H), 8.69 (br s, 1H), 13.90 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 220 [M+H]+, tR = 0.73 min, mode H.
参考例2:1-メチル-4-[(メチルスルホニル)アミノ]-1H-ピラゾール-3-カルボン酸
参考例1と同様の手法を用いて、メチル 4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-3-カルボキシラート(100 mg)より表題化合物(45 mg, 白色結晶)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 2.98 (s, 3H), 3.87 (s, 3H), 7.78 (s, 1H), 8.61 (br s, 1H), 13.02 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 218 [M-H]-, tR = 0.55 min, mode H.
参考例3:3-クロロ-5-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]安息香酸の合成
5-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]安息香酸(100 mg)のDMF(1.0 mL)溶液に、NCS(76 mg)を加え、室温で17時間攪拌した。反応液を逆相分取HPLCで精製し、表題化合物(34 mg, 白色結晶)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 2.33 (s, 3H), 3.02 (s, 3H), 7.53 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 9.43 (br s, 1H), 13.28 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 262 [M-H]- , tR = 0.70 min, mode N.
参考例4:1-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボン酸の合成
(1)シアン化カリウム(4.93 g)、炭酸アンモニウム(36.3 g)の水(50 mL)溶液に1-インダノン(5.00 g)のMeOH(50 mL)溶液を滴下し、60 ℃にて24時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後、反応液に水を加え、攪拌した。生じた固体をろ取して、減圧下乾燥し、2',3'-ジヒドロ-2H,5H-スピロ[イミダゾリジン-4,1'-インデン]-2,5-ジオン(6.47 g, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 2.12-2.18 (m, 1H), 2.50-2.56 (m, 1H), 2.95-3.05 (m, 2H), 7.15 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.23-7.27 (m, 1H), 7.29-7.33 (m, 2H), 8.41 (s, 1H), 10.74 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 201 [M-H]- , tR = 0.50 min, mode N.
(2)参考例4(1)で得られた化合物(6.47 g)を5 M NaOH水溶液(40 mL)に溶解し、加熱還流下、2日間攪拌した。反応液を室温に冷却後、NaOH(3.20 g)の水(20 mL)溶液を加え、加熱還流下、8時間攪拌した。反応液を室温に冷却後、水(60 mL)、THF(120 mL)を加え、氷冷下、クロロギ酸 ベンジルエステル(9.00 mL)を滴下した。反応液を室温にて16時間攪拌後、氷冷下、クロロギ酸 ベンジルエステル(3.00 mL)を滴下し、室温にて4時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮して得た溶液をEtOAcにて3回抽出した。水層に氷冷下、濃塩酸を加えて酸性にした後、水層をCHCl3にて3回抽出した。有機層をPhase Separatorにてろ過した。ろ液を減圧下濃縮し、表題化合物(6.20 g, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 2.14-2.22 (m, 1H), 2.78-2.86 (m, 1H), 2.92-2.97 (m, 2H), 5.03 (s, 2H), 7.16-7.21 (m, 1H), 7.24-7.27 (m, 2H), 7.29-7.39 (m, 5H), 7.45 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 8.01 (s, 1H), 12.54 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 310 [M-H]- , tR = 0.95 min, mode N.
参考例5:1-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}-6-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボン酸の合成
参考例4と同様の手法を用いて、6-メチル-1-インダノン(200 mg)より表題化合物(165 mg, 淡黄色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6,δ): 2.16 (dt, J = 12.7, 7.3 Hz, 1H), 2.27 (s, 3H), 2.80-2.86 (m, 1H), 2.87-2.91 (m, 2H), 5.00-5.07 (m, 2H), 7.07 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.25 (br s, 1H), 7.28-7.33 (m, 2H), 7.36 (d, J = 4.5 Hz, 4H), 7.96 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 324 [M-H]- , tR = 1.02 min, mode N.
参考例6:2-(tert-ブトキシカルボニル)-1-[2-(エチルスルホニル)エチル]-2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-1-カルボン酸の合成
(1)2-tert-ブチル 1-メチル イソインドリン-1,2-ジカルボキシラート(100 mg)のTHF(1.5 mL)溶液に-78 ℃にて1.9 M NaHMDS/THF溶液(0.25 mL)を滴下し、同温にて10分間攪拌した。反応液に1-クロロ-2-(エチルスルホニル)エタン(92 μL)を滴下し、同温にて30分間攪拌後、室温に昇温して2時間攪拌した。反応液に水を加え、CHCl3を加えて分液した。有機層を減圧下濃縮し、得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 90/10〜0/100; v/v)にて精製し、2-tert-ブチル 1-メチル 1-[2-(エチルスルホニル)エチル]-1,3-ジヒドロ-2H-イソインドール-1,2-ジカルボキシラート(131 mg, 無色油状物)を得た。
LCMS (ESI) m/z 420 [M+Na]+, tR = 0.95 min, mode N.
(2)参考例6(1)で得られた化合物(115 mg)の1,4-ジオキサン/水混合溶液(4.0 mL, 3/1; v/v)に水酸化リチウム1水和物(48 mg)を加え、加熱還流下、3時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後、1 M HCl水溶液を滴下し、pHを3-4にした後、反応液をEtOAcにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥してろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、表題化合物(54 mg, 淡黄色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.09 (q, J = 7.8 Hz, 3H), 1.42 (s, 6H), 1.46 (s, 3H), 2.20-2.30 (m, 1H), 2.56-2.63 (m, 1H), 2.70-2.79 (m, 1H), 2.88 (td, J = 13.5, 3.9 Hz, 0.6H), 2.96 (td, J = 13.5, 3.9 Hz, 0.4H), 3.01-3.07 (m, 2H), 4.61-4.71 (m, 2H), 5.11 (br s, 1H), 7.26 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.34-7.43 (m, 3H).
LCMS (ESI) m/z 406 [M+Na]+, tR = 0.80 min, mode N.
参考例7:1-(2-シクロプロピル-2-オキソエチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボン酸の合成
参考例6と同様の手法を用いて、2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボン酸 メチルエステル(50 mg)及び2-ブロモ-1-シクロプロピルエタン-1-オン(93 μL)より表題化合物(102 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 245 [M+H]+, tR = 0.88 min, mode N.
参考例8:2-メチル-1-[2-(メチルスルホニル)エチル]-2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-1-カルボン酸の合成
(1)参考例6(1)と同様の手法を用いて、1-メチル 2-tert-ブチル イソインドリン-1,2-ジカルボキシラート(100 mg)、2-ブロモエチル-1-メチルスルホン(100 μL)より2-tert-ブチル 1-メチル 1-(2-(メチルスルホニル)エチル)イソインドリン-1,2-ジカルボキシラート(39.3 mg, 無色油状物)を得た。
LCMS (ESI) m/z 406 [M+Na]+, tR = 0.90 min, mode N.
(2)参考例8(1)で得られた化合物(36 mg)の 1,4-ジオキサン(1 mL)溶液に4 M HCl/1,4-ジオキサン溶液(1 mL) を滴下し、室温にて2時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、メチル 1-[2-(メチルスルホニル)エチル]-2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-1-カルボキシラート 塩酸塩(39 mg, 淡黄色アモルファス)を得た。
(3)参考例8(2)で得られた化合物(30 mg)のDMF(1 mL)溶液にK2CO3(52 mg)、MeI(12 μL)を加え、室温にて3時間攪拌した。反応液にMeI(12 μL)を加え、室温にて16時間攪拌した。反応液に水を加え、攪拌した後、EtOAcで抽出した。有機層を減圧下濃縮して得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 90/10〜0/100; v/v)にて精製し、メチル 1-[2-(メチルスルホニル)エチル]-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-1-カルボキシラート(6.0 mg, 黄色油状物)を得た。
(4)参考例6(2)と同様の手法を用いて、参考例8(3)で得られた化合物(6.0 mg)より表題化合物(2.5 mg, 淡黄色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 284 [M+H]+, tR = 0.26 min, mode N.
参考例9:1-[(1,3-ジオキソ-1,3-ジヒドロ-2H-イソインドル-2-イル)メチル]-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボン酸の合成
参考例6と同様の手法を用いて、2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボン酸 メチルエステル(100 mg)及びN-(ブロモメチル)フタルイミド(204 mg)より表題化合物(110 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 2.29 (m, 1H), 2.51-2.58 (m, 1H), 2.88-2.99 (m, 2H), 3.67 (dd, J = 13.4, 6.8 Hz, 1H), 3.77 (dd, J = 13.4, 6.8 Hz, 1H), 7.16-7.20 (m, 2H), 7.22 (td, J = 7.2, 1.2 Hz, 1H), 7.26 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.47 (td, J = 7.2, 1.2 Hz, 1H), 7.52 (td, J = 7.2, 1.2 Hz, 1H), 7.73 (dd, J = 7.4, 1.2 Hz, 1H), 8.29 (t, J = 6.2 Hz, 1H).
参考例10:1-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-カルボン酸の合成
1-アミノ-1,2,3,4-テトラヒドロ-1-ナフタレンカルボン酸 塩酸塩(397 mg)の1 M 水酸化ナトリウム水溶液/THF混合溶液(20 mL, 1/1; v/v)にクロロギ酸 ベンジルエステル(0.37 mL)を加え、室温にて16時間攪拌した。反応液にCHCl3を加えて分液し、水層に1M HCl水溶液を滴下し、酸性にした後、EtOAcにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥してろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、表題化合物(157 mg, 淡黄色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6,δ): 1.70-1.78 (m, 1H), 1.81-1.90 (m, 1H), 2.23-2.29 (m, 1H), 2.32-2.40 (m, 1H), 2.60-2.62 (m, 0.2H), 2.71-2.76 (m, 1.8H), 4.49 (d, J = 5.8 Hz, 0.5H), 4.96-5.04 (m, 2H), 5.16 (t, J = 5.8 Hz, 0.5H), 7.07-7.20 (m, 3H), 7.21-7.32 (m, 2H), 7.33-7.37 (m, 3H), 7.48 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.63 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 348 [M+Na]+, tR = 1.04 min, mode N.
参考例11:1-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボン酸(単一エナンチオマー)の合成
参考例4で得られた化合物(859 mg)をキラルカラムにて分取精製を行い(分取条件:SFC法; カラム:CHIRALPAK AD-H/SFC(ダイセル社商標)、カラムサイズ:5 μm 20 mm×250 mm、移動相:MeOH/CO2 = 30/70 (v/v)、流速:30 mL/min、カラム温度:40 ℃、検出波長:210 nM)、表題化合物(318 mg, 無色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 2.15-2.22 (m, 1H), 2.77-2.85 (m, 1H), 2.90-2.99 (m, 2H), 5.03 (s, 2H), 7.15-7.21 (m, 1H), 7.23-7.27 (m, 2H), 7.28-7.38 (m, 5H), 7.44 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 8.00 (br s, 1H), 12.55 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 310 [M-H]- , tR = 0.95 min, mode N.
tR = 2.13 min, 分析条件:SFC法; 分析装置:waters社 UPC2; カラム:CHIRALPAK AD-H/SFC(ダイセル社商標)、カラムサイズ:5 μm 4.6 mm×250 mm、移動相:MeOH/CO2 = 40/60 (v/v)、流速:3 mL/min、カラム温度:40 ℃、検出波長:254 nm.
参考例1〜11で得られた化合物の構造式を表1に記載する。
Figure 2018076234
実施例1−1:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミドの合成
工程1−1−1:N-(tert-ブトキシカルボニル)-N-メチル-L-アラニン (25 g) の トルエン/MeOH 混合溶液(125 mL, 3/2; v/v)に、氷冷下、2 M トリメチルシリルジアゾメタン/Et2O溶液 (92 mL) を加え、室温にて1時間攪拌した。反応溶液が透明になるまで反応液に 酢酸を加えた。反応溶液を CHCl3にて希釈し、飽和NaHCO3水溶液にて洗浄した。有機層をMgSO4で乾燥ろ過後、ろ液を減圧下濃縮し、メチル N-(tert-ブトキシカルボニル)-N-メチル-L-アラニナート(27.5 g, 無色油状物)を得た。
工程1−1−2:アセトニトリル(20 mL)のTHF(250 mL)溶液に、-78 ℃にて、1.9 M NaHMDS/THF溶液(200 mL)を加え、-50〜-45 ℃にて20分間攪拌した。再び、-78 ℃に冷却し、工程1−1−1で得られた化合物(27.5 g)の THF(150 mL)溶液を加え、-50〜-45 ℃にて1時間攪拌した。再び、-78 ℃に冷却し、酢酸(22.5 mL)を加え、室温に昇温した。反応液を 飽和NH4Cl水溶液 にあけ、EtOAcにて抽出を行った。その有機層をBrineで洗浄、MgSO4 で乾燥ろ過後、溶媒を濃縮し、tert-ブチル [(2S)-4-シアノ-3-オキソブタン-2-イル](メチル)カルバマート(26.5 g, 褐色油状物)を得た。
工程1−1−3:ヒドラジン1水和物(18.4 mL)及び酢酸(21.6 mL)のEtOH(160 mL)溶液に、氷冷下、工程1−1−2で得られた化合物(26.5 g)のEtOH(100 mL)溶液を加え、室温で2日間攪拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をCHCl3で希釈し、飽和NaHCO3水溶液、Brineにて洗浄、MgSO4で乾燥ろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をNH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:CHCl3/MeOH = 100/0〜90/10; v/v)で精製した。得られた化合物をキラルカラムにて分取精製を行い(分取条件:カラム:CHIRALPAK OZ-3(ダイセル商標)、カラムサイズ:20 mm×250 mm、移動相:ヘキサン/IPA = 80/20 (v/v)、流速:14 mL/min)、tert-ブチル [(1S)-1-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)エチル](メチル)カルバマート(18.5 g, 褐色油状物)及び tert-ブチル [(1R)-1-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)エチル](メチル)カルバマート(910 mg)を得た。
tert-ブチル [(1S)-1-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)エチル](メチル)カルバマート:1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.44 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.48 (s, 9H), 2.65 (s, 3H), 5.36 (br s, 1H), 5.55 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 241 [M+H]+, tR = 0.46 min, mode N.
工程1−1−4:工程1−1−3で得られた化合物(1.65 g)のDMF (10 mL)溶液に、エチル エチル (2E)-3-エトキシ-2-メチルプロパ-2-エノアート(1.63 g)、Cs2CO3(6.71 g)を加え、120 ℃にて8時間攪拌した。反応液を水にあけ、CHCl3 にて抽出を行った。その有機層をBrineで洗浄、MgSO4 で乾燥ろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:CHCl3/MeOH = 100/0〜90/10; v/v) で精製し、tert-ブチル メチル[(1S)-1-(6-メチル-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)エチル]カルバマート(1.35 g, 褐色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.49 (s, 9H), 1.51 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 2.10 (s, 3H), 2.67 (br s, 3H), 5.28-5.62 (m, 1H), 5.78 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 10.85 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 307 [M+H]+, tR = 0.79 min, mode N.
工程1−1−5:工程1−1−4で得られた化合物(600 mg)のCHCl3 (8 mL)溶液に、ピリジン(790 μL)を加えた後、氷冷下、トリフルオロメチルスルホン酸無水物(659 μL)を滴下し、そのまま10分間攪拌した後、室温まで昇温して2時間攪拌した。反応液に 飽和NH4Cl水溶液を加え、CHCl3 にて抽出した。有機層を Phase Separator にてろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/EtOAc = 95/5〜0/100; v/v)にて精製し、2-{(1S)-1-[(tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル トリフルオロメタンスルホナート(835 mg, 黄色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.46-1.61 (m, 12H), 2.33 (s, 3H), 2.69 (br s, 3H), 5.44-5.79 (m, 1H), 6.50 (s, 1H), 8.54 (s, 1H).
工程1−1−6:工程1−1−5で得られた化合物(707 mg)、(3S)-(-)-3-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)-ピロリジン(709 mg)のTHF(8.0 mL)溶液に、Et3N(907 μL)を加え、80 ℃で30分攪拌した。反応液を室温まで冷却後、水を加えて分液、水層をCHCl3にて抽出した。有機層をPhase Separatorにてろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン:EtOAc = 95:5〜0:100; v/v)にて精製し、ベンジル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[(tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(693 mg, 無色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.49 (s, 9H), 1.53 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.91-2.00 (m, 1H), 2.18-2.27 (m, 1H), 2.32 (s, 3H), 2.66 (br s, 3H), 3.58 (m, 1H), 3.67-3.75 (m, 1H), 3.76-3.83 (m, 1H), 3.88-3.97 (m, 1H), 4.32-4.40 (m, 1H), 4.92 (br s, 1H), 5.10 (br s, 2H), 5.38-5.71 (m, 1H), 5.98 (s, 1H), 7.29-7.41 (m, 5H), 8.07 (s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 509 [M+H]+, tR = 1.13 min, mode N.
工程1−1−7:工程1−1−6で得られた化合物(690 mg)の1,4-ジオキサン(5.0 mL) 溶液に、4 M HCl/1,4-ジオキサン溶液(5.0 mL)を滴下して、室温にて2時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮後、減圧下乾燥し、ベンジル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-(メチルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(858 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 409 [M+H]+, tR = 0.52 min, mode N.
工程1−1−8:工程1−1−7で得られた化合物(186 mg)、5-クロロ-2-メタンスルホンアミドベンゼンカルボン酸(116 mg)のDMF (2.0 mL) 溶液に HATU(220 mg)、Et3N (0.325 mL) を加え、室温で30分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮、トルエン共沸した。得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 90/10〜0:100; v/v)にて精製し、ベンジル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート (186 mg, 無色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.60 (d, J = 7.0 Hz, 1.8H), 1.64 (d, J = 7.0 Hz, 1.2H), 1.92-2.00 (m, 1H), 2.20-2.29 (m, 1H), 2.35 (br s, 1.2H), 2.36 (br s, 1.8H), 2.62 (s, 1.2H), 2.80 (s, 1.8H), 2.95 (s, 1.2H), 3.04 (s, 1.8H), 3.55-3.62 (m, 1H), 3.70-3.77 (m, 1H), 3.77-3.85 (m, 1H), 3.92-3.99 (m, 1H), 4.32-4.40 (m, 1H), 4.88 (q, J = 7.0 Hz, 0.5H), 4.91-4.99 (m, 1H), 5.11 (br s, 2H), 6.00 (s, 0.6H), 6.01 (s, 0.4H), 6.22 (q, J = 7.0 Hz, 0.5H), 7.28-7.40 (m, 5.5H), 7.60 (d, J = 8.7 Hz, 0.6H), 7.68 (d, J = 8.7 Hz, 0.4H), 8.36 (s, 0.5H), 8.39 (dd, J = 8.7, 1.2 Hz, 0.5H), 8.62-8.66 (m, 1H), 9.39 (br s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 640 [M+H]+, tR = 1.15 min, mode N.
工程1−1−9:工程1−1−8で得られた化合物(21 mg)のMeOH(1.0 mL)溶液に 10% パラジウム-炭素(2 mg)を加え、水素ガス雰囲気下で6時間撹拌した。反応溶液をセライト(登録商標)でろ過、MeOHで洗浄して得られたろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をOH型カラムクロマトグラフィー(移動相:EtOAc〜ヘキサン/MeOH = 9:1; v/v) にて精製し、表題化合物(7.0 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.59 (d, J = 7.0 Hz, 1.8H), 1.64 (d, J = 7.0 Hz, 1.2H), 1.76-1.86 (m, 1H), 2.11-2.22 (m, 1H), 2.37 (s, 1.2H), 2.38 (s, 1.8H), 2.62 (s, 1.2H), 2.81 (s, 1.8H), 2.95 (s, 1.2H), 3.03 (s, 1.8H), 3.46 (dd, J = 10.9, 4.3 Hz, 1H), 3.66-3.78 (m, 2H), 3.88 (dd, J = 10.3, 4.5 Hz, 2H), 4.88 (q, J = 6.6 Hz, 0.6H), 5.98 (s, 0.6H), 5.99 (s, 0.4H), 6.22 (d, J = 7.0 Hz, 0.4H), 7.22-7.32 (m, 1H), 7.32-7.40 (m, 1H), 7.61 (d, J = 8.7 Hz, 0.6H), 7.68 (d, J = 8.7 Hz, 0.4H), 8.34 (s, 0.6H), 8.61 (s, 0.4H).
LCMS (ESI) m/z 506.2 [M+H]+, tR = 0.58 min, mode N.
実施例1−2:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]-N-プロピルベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−1:工程1−1−2及び工程1−1−3と同様の手法を用いて、メチル N-(tert-ブトキシカルボニル)-L-アラニナート(25.0 g)より、tert-ブチル [(1S)-1-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)エチル]カルバマート (21.9 g, 淡黄色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.43-1.49 (m, 12H), 4.71-4.81 (m, 1H), 4.85 (br s, 1H), 5.49 (s, 1H), 5.64 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 227 [M+H]+, tR = 0.28 min, mode N.
工程1−2−2:工程1−2−1で得られた化合物(21.9 g)のEtOH(320 mL)にエチル (2E)-3-エトキシ-2-メチルプロパ-2-エノアート(23 mL), 2.94 M NaOEt/EtOH溶液(115 mL) を加え、加熱還流下、30時間攪拌した。反応溶液にEtOAcを加え、飽和NaHCO3水溶液で分液操作を行った。水層をBrine及びMgSO4を用いて分離した後、有機層を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:CHCl3:MeOH = 100:0〜95:5; v/v)で精製し、tert-ブチル [(1S)-1-(6-メチル-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)エチル]カルバマート(6.2 g, 淡黄色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.45 (s, 9H), 1.50 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 2.09 (s, 3H), 4.88 (br s, 1H), 5.06 (br s, 1H), 5.81 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 10.23 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 293 [M+H]+, tR = 0.68 min, mode N.
工程1−2−3:工程1−2−2で得られた化合物(6.2 g)の1,4-ジオキサン(26 mL)溶液 に、4 M HCl/1,4-ジオキサン溶液(26 mL)を滴下して、室温にて2時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮、減圧乾燥し、2-[(1S)-1-アミノエチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5(4H)-オン 塩酸塩を粗精製物(褐色固体)として得た。
LCMS (ESI) m/z 193 [M+H]+, tR = 0.18 min, mode N.
工程1−2−4:工程1−2−3で得られた化合物にPOCl3(40 mL)を加え、100 ℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、(1S)-1-(5-クロロ-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)エタンアミン 塩酸塩を粗精製物(褐色アモルファス)として得た。
LCMS (ESI) m/z 211 [M+H]+, tR = 0.56 min, mode N.
工程1−2−5:工程1−2−4で得られた化合物の MeOH(90 mL)溶液に、(3S)-(-)-3-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ピロリジン(19.6 g)、Et3N(23.6 mL)を加え、80 ℃にて1時間攪拌した、反応液を水にあけ、CHCl3にて抽出を行った。その有機層をPhase Separator にてろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (CHCl3/MeOH = 95/5〜85/15; v/v) 及びシリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 5/95〜0/100〜CHCl3/MeOH = 95/5)で精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-アミノエチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(3.7 g, 淡黄色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.41-1.50 (m, 12H), 1.89-1.95 (m, 1H), 2.18-2.24 (m, 1H), 2.33 (m, 3H), 3.53 (dd, J = 11.4, 3.9 Hz, 1H), 3.68-3.74 (m, 1H), 3.77-3.83 (m, 1H), 3.88-3.95 (m, 1H), 4.20 (q, J = 6.9 Hz, 1H), 4.30 (br s, 1H), 4.69 (br s, 1H), 6.02 (s, 1H), 8.02 (s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 361 [M+H]+, tR = 0.85 min, mode H.
工程1−2−6:工程1−2−5で得られた化合物(30 mg)のDMF (1 mL) 溶液に、1-ヨードプロパン (16 μL) 及び K2CO3 (29 mg) を加え、80 ℃で1時間攪拌した。反応液を逆相分取HPLCにて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-(プロピルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(13 mg, 無色固体)を得た。
工程1−2−7:プロピル体 (13 mg)のDMF(1.0 mL)溶液に、5-クロロ-2-メタンスルホンアミドベンゼンカルボン酸(9.5 mg)、HATU(16 mg)とEt3N(22 μL)を加え、室温で3日間撹拌した。反応液を逆相分取HPLCにて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(プロピル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(13 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 634 [M+H]+, tR = 1.26 min, mode N.
工程1−2−8:工程1−2−7で得られた化合物(21 mg)の1,4-ジオキサン(1.0 mL) 溶液に4 M HCl/1,4-ジオキサン溶液(1 mL)を加え、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、表題化合物 (15 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.53 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 0.77 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 1.21-1.54 (m, 4H), 1.57 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 1.66 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 2.00-2.10 (m, 1H), 2.20-2.30 (m, 1H), 2.34-2.38 (m, 3H), 2.85-2.98 (m, 2H), 3.04 (s, 3H), 3.81-3.96 (m, 5H), 4.74-4.82 (m, 0.7H), 5.73 (br s, 0.3H), 6.13 (s, 1H), 7.43-7.58 (m, 3H), 8.18 (br s, 3H), 8.52 (s, 0.5H), 9.34 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 534 [M+H]+, tR = 0.62 min, mode N.
実施例1−3:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−3−1:工程1−1−1〜工程1−1−3と同様の手法を用いて、(2S)-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ブタン酸(25.0 g)より、tert-ブチル [(1S)-1-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)プロピル]カルバマート (17.5 g, 黄色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 0.95-1.06 (m, 3H), 1.43-1.46 (m, 9H), 1.63-1.77 (m, 1H), 1.83-1.98 (m, 1H), 4.35-4.58 (m, 1H), 4.61-4.90 (m, 1H), 5.49 (s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 241 [M+H]+, tR = 0.33 min, mode N.
同様の手法により合成したtert-ブチル [(1S)-1-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)プロピル]カルバマートの別ロットの分析データを以下に示す。
tR = 6.62 min (98.8%ee), 分析条件:カラム:CHIRALPAK IC3(ダイセル社商標)、カラムサイズ:5 μm 4.6 mm×250 mm、移動相:ヘキサン/EtOH = 80/20 (v/v)、流速:1 mL/min、カラム温度:40 ℃、検出波長:210 nm.
同様の手法により合成したtert-ブチル [(1R)-1-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)プロピル]カルバマートの分析データを以下に示す。
tR = 5.13 min, 分析条件:カラム:CHIRALPAK IC3(ダイセル社商標)、カラムサイズ:5 μm 4.6 mm×250 mm、移動相:ヘキサン/EtOH = 80/20 (v/v)、流速:1 mL/min、カラム温度:40 ℃、検出波長:210 nm.
工程1−3−2:工程1−2−2と同様の手法を用いて、工程1−3−1で得られた化合物(16.5 g)より、tert-ブチル [(1S)-1-(6-メチル-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)プロピル]カルバマート(5.80 g, 黄色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 0.88-0.97 (m, 3H), 1.39-1.51 (m, 9H), 1.78 (dt, J = 13.8, 7.1 Hz, 1H), 1.90 (dd, J = 13.6, 7.0 Hz, 1H), 2.07-2.14 (m, 3H), 4.72 (d, J = 6.2 Hz, 1H), 5.06 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 5.82 (s, 1H), 7.98 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 10.81 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 307 [M+H]+, tR = 0.74 min, mode N.
工程1−3−3:工程1−2−3と同様の手法を用いて、工程1−3−2で得られた化合物 (5.4 g)より、2-[(1S)-1-アミノプロピル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5(4H)-オン 塩酸塩 (4.7 g, 黄色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.78-0.89 (m, 3H), 1.77-2.01 (m, 5H), 4.07-4.25 (m, 1H), 5.97-6.10 (m, 1H), 8.38-8.48 (m, 1H), 8.57 (br s, 3H), 12.29 (br s, 1H).
工程1−3−4:工程1−2−4と同様の手法を用いて、工程1−3−3で得られた化合物 (4.7 g)より、(1S)-1-(5-クロロ-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)プロパン-1-アミン 塩酸塩(5.0 g, 褐色アモルファス)を得た。
工程1−3−5:工程1−2−5と同様の手法を用いて、工程1−3−4で得られた化合物 (16.5 g)より、tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-アミノプロピル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(4.5 g, 黄色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 0.88-0.99 (m, 3H), 1.45 (s, 9H), 1.72-1.97 (m, 3H), 2.16-2.25 (m, 1H), 2.33 (s, 3H), 3.53 (dd, J = 10.7, 3.7 Hz, 1H), 3.71 (ddd, J = 10.7, 7.8, 5.8 Hz, 1H), 3.80 (dt, J = 10.7, 7.4 Hz, 1H), 3.88-3.97 (m, 2H), 4.30 (br s, 1H), 4.71 (br s, 1H), 5.91-6.09 (m, 1H), 8.02 (s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 375 [M+H]+, tR = 0.48 min, mode N.
工程1−3−6:工程1−2−6及び工程1−2−7と同様の手法を用いて、工程1−3−5で得られた化合物(3.60 g)及びMeI(300 μL)より、tert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]プロピル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート (758 mg, 淡黄色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.06 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 1.13 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 1.45 (s, 9H), 1.86-1.95(m, 1H), 2.01-2.06 (m, 1H), 2.15-2.27 (m, 1H), 2.36 (s, 1H), 2.37 (s, 2H), 2.58 (s, 1H), 2.77 (s, 2H), 2.95 (s, 1H), 3.03 (s, 2H), 3.54 (dd, J = 11.4, 4.3 Hz, 1H), 3.69-3.76 (m, 1H), 3.77-3.83 (m, 1H), 3.94 (br s, 1H), 4.30 (br s, 1H), 4.57-4.64 (m, 1H), 4.67 (br s, 1H), 5.99 (s, 0.7H), 6.02 (s, 0.3H), 7.24-7.28 (m, 0.7H), 7.29 (d, J = 2.5 Hz, 0.3H), 7.35 (dd, J = 8.7, 2.5 Hz, 0.7H), 7.38 (dd, J = 8.9, 2.3 Hz, 0.3H), 7.60 (d, J = 8.7 Hz, 0.7H), 7.68 (d, J = 8.7 Hz, 0.3H), 8.38 (s, 0.7H), 8.63 (s, 0.3H), 9.37-9.48 (m, 0.3H), 11.26 (br s, 0.7H).
LCMS (ESI) m/z 620[M+H]+, tR = 1.21 min, mode N.
工程1−3−7:工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−3−6で得られた化合物 (637 mg)より、表題化合物 (623 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.91 (br s, 1.5H), 1.03 (t, J = 7.4 Hz, 1.5H), 1.82-2.11 (m, 3H), 2.12-2.30 (m, 2H), 2.35 (s, 1.5H), 2.37 (s, 1.5H), 2.58 (s, 1.5H), 2.72 (br s, 1.5H), 2.97-3.06 (m, 3H), 3.71-3.82 (m, 2H), 3.82-3.90 (m, 2H), 3.90-3.98 (m, 1H), 4.54 (dd, J = 9.9, 5.0 Hz, 0.5H), 5.73 (dd, J = 10.3, 5.4 Hz, 0.5H), 6.13 (s, 1H), 7.36-7.57 (m, 3H), 8.34 (br s, 3H), 8.51 (s, 0.5H), 9.21 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 520 [M+H]+, tR = 1.07 min, mode H.
実施例1−4:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N,5-ジメチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−4−1:工程1−3−5で得られた化合物(4.3 g)のMeOH(48 mL)溶液に、エチル トリフルオロアセテート (2.1 g) 及びEt3N(2.5 mL) を加え、室温で一晩攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、tert-ブチル [(3S)-1-(6-メチル-2-{(1S)-1-[(トリフルオロアセチル)アミノ]プロピル}ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(6.5 g, 淡黄色固体) を得た。
LCMS (ESI) m/z 471 [M+H]+, tR = 0.98 min, mode N.
工程1−4−2:工程1−4−1で得られた化合物(5.4 g)のDMF(50 mL)溶液に、MeI(2.2 mL)、 Cs2CO3(15 g)を加え、65 ℃で2時間攪拌した。反応液を水にあけ、EtOAcにて抽出を行った。有機層をBrineで洗浄、MgSO4で乾燥ろ過後、ろ液を減圧下濃縮し、tert-ブチル [(3S)-1-(6-メチル-2-{(1S)-1-[メチル(トリフルオロアセチル)アミノ]プロピル}ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(5.6 g, 淡黄色油状物)を得た。
LCMS (ESI) m/z 485 [M+H]+, tR = 1.10 min, mode N.
工程1−4−3:工程1−4−2で得られた化合物(5.5 g)のTHF/MeOH混合溶液(80 mL, 1/1; v/v)に、1 M NaOH水溶液(40 mL)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応液を水にあけ、CHCl3 にて抽出を行った。有機層をBrineで洗浄、MgSO4で乾燥ろ過後、ろ液を減圧下濃縮し、tert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-(メチルアミノ)プロピル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(4.3 g, 褐色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 0.88 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 1.45 (s, 9H), 1.68-1.98 (m, 3H), 2.14-2.25 (m, 1H), 2.28-2.42 (m, 6H), 3.48-3.63 (m, 2H), 3.66-3.85 (m, 2H), 3.87-3.98 (m, 1H), 4.30 (br s, 1H), 4.59-4.78 (m, 1H), 5.91-6.07 (m, 1H), 7.96-8.10 (m, 1H).
LCMS (ESI) m/z 389 [M+H]+, tR = 0.50 min, mode N.
工程1−4−4:工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得られた化合物(30 mg)及び5-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]安息香酸(26 mg)より、表題化合物(30 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.91 (br s, 1.5H), 1.02 (t, J = 7.2 Hz, 1.5H), 1.84-2.29 (m, 4H), 2.30-2.38 (m, 6H), 2.55-2.58 (m, 1.5H), 2.72 (br s, 1.5H), 2.97 (s, 3H), 3.70-3.98 (m, 5H), 4.49-4.59 (m, 0.5H), 5.74-5.80(m, 0.5H), 6.11 (s, 1H), 7.14 (s, 1H), 7.22-7.30 (m, 1H), 7.30-7.38 (m, 1H), 8.30-8.39 (m, 3H), 8.51 (s, 0.5H), 8.97 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 500 [M+H]+, tR = 0.54 min, mode N.
実施例1−5:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-エチル-5-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−3−5で得られた化合物(1.50 g)、5-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]安息香酸(1.10 g)及び EtI(320 μL)より、表題化合物(907 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.80 (t, J = 6.8 Hz, 1H), 0.86-1.00 (m, 4H), 1.07 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 1.93-2.10 (m, 3H), 2.21-2.29 (m, 2H), 2.32-2.38 (m, 6H), 2.91-3.05 (m, 4H), 3.25-3.33 (m, 1H), 3.72-3.82 (m, 2H), 3.82-3.90 (m, 2H), 3.90-3.97 (m, 1H), 4.51 (br s, 0.5H), 5.56 (br s, 0.5H), 6.12-6.23 (m, 1H), 7.09-7.40 (m, 3H), 8.30 (br s, 3H), 8.52 (s, 0.5H), 8.97 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 514 [M+H]+, tR = 1.08 min, mode H.
実施例1−6:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}ブチル]-N,5-ジメチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−6−1:工程1−1−2及び工程1−1−3と同様の手法を用いて、メチル N-(tert-ブトキシカルボニル)-L-ノルバリナート(5800 mg)より、tert-ブチル [(1S)-1-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ブチル]カルバマート(4600 mg) を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 0.89-0.98 (m, 3H), 1.31-1.48 (m, 1H), 1.63-1.85 (m, 2H), 4.55-4.67 (m, 1H), 4.85 (br s, 1H), 5.49 (s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 255 [M+H]+, tR = 0.51 min, mode N.
工程1−6−2:工程1−2−2と同様の手法を用いて、工程1−6−1で得られた化合物(4600 mg)より、tert-ブチル [(1S)-1-(6-メチル-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)ブチル]カルバマート(2000 mg) を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 0.90-0.96 (m, 3H), 1.30-1.47 (m, 11H), 1.68-1.89 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 4.73-4.83 (m, 1H), 4.97- 5.09 (m, 1H), 5.83 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 11.04 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 321 [M+H]+, tR = 0.86 min, mode N.
工程1−6−3:工程1−2−3と同様の手法を用いて、工程1−6−2で得られた化合物(500 mg)より、2-[(1S)-1-アミノブチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5(4H)-オン 塩酸塩(460 mg) を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.87 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 1.19-1.30 (m, 2H), 1.79-1.90 (m, 2H), 1.93- 1.96 (m, 3H), 4.23-4.29 (m, 1H), 6.01 (s, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.50 (br s, 3 ), 12.27 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 221 [M+H]+, tR = 0.54 min, mode H.
工程1−6−4:工程1−2−4と同様の手法を用いて、工程1−6−3で得られた化合物(400 mg)より、(1S)-1-(5-クロロ-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)ブタン-1-アミン 塩酸塩を粗精製物として得た。
LCMS (ESI) m/z 239 [M+H]+, tR = 0.78 min, mode H.
工程1−6−5:工程1−2−5と同様の手法を用いて、工程1−6−4で得られた化合物(430 mg)より、tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-アミノブチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(400 mg) を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 0.90-0.95 (m, 3H), 1.30-1.51 (m, 11H), 1.68-1.82 (m, 2H), 1.88-1.97 (m, 1H), 2.16-2.25 (m, 1H), 2.33 (s, 3H), 3.49-3.56 (m, 1H), 3.67-3.74 (m, 1H), 3.76-3.83 (m, 1H), 3.88-3.95 (m, 1H), 4.02 (t, J = 7.0 Hz, 1H), 4.30 (br s, 1H), 4.70 (br s, 1H), 6.02 (s, 1H), 8.02 (s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 389 [M+H]+, tR = 1.01 min, mode H.
工程1−6−6:工程1−2−6及び工程1−2−7と同様の手法を用いて、工程1−6−5で得られた化合物(0.27 g)、5-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]安息香酸(96 mg)及び MeI (0.11 mL)より、tert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-(メチル{5-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}アミノ)ブチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(49 mg) を得た。
LCMS (ESI) m/z 614 [M+H]+, tR =1.26 min, mode N.
工程1−6−7:工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−6−6で得られた化合物 (45 mg)より、表題化合物 (42 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.86 (br s, 1.5H), 1.00 (t, J = 7.4 Hz, 1.5H), 1.20-1.57 (m, 2H), 1.83-1.98 (m, 1H), 2.01-2.14 (m, 1H), 2.21-2.37 (m, 8H), 2.56 (s, 1.5H), 2.72 (br s, 1.5H), 2.96 (s, 3H), 3.64-3.95 (m, 5H), 4.57-4.69 (m, 0.5H), 5.84-5.92 (m, 0.5H), 6.07-6.14 (m, 1H), 7.09-7.39 (m, 3H), 8.13-8.37 (m, 3H), 8.51 (s, 0.5H), 8.96 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 514 [M+H]+, tR = 0.63 min, mode N.
実施例1−7:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}ブチル]-N-エチル-5-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−6−5で得られた化合物(0.13 g)、5-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]安息香酸(46 mg)及び EtI (54 μL)より、表題化合物(2.5 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 528 [M+H]+, tR = 0.67 min, mode N.
実施例1−8:N-({5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}メチル)-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−8−1:工程1−1−1〜工程1−1−3と同様の手法を用いて、N-(tert-ブトキシカルボニル)-N-メチルグリシン(4.00 g)より、tert-ブチル [(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)メチル](メチル)カルバマート (1.35 g, 黄色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.41-1.57 (m, 9H), 2.75-3.01 (m, 3H), 4.26 (br s, 2H), 5.59 (s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 227 [M+H]+, tR = 0.37 min, mode N.
工程1−8−2:工程1−1−4と同様の手法を用いて、工程1−8−1で得られた化合物(1.35 g)より、tert-ブチル メチル[(6-メチル-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)メチル]カルバマート(0.41 g, 黄色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.39-1.54 (m, 9H), 2.09 (s, 3H), 2.78-2.95 (m, 3H), 4.31-4.51 (m, 2H), 5.72-5.90 (m, 1H), 7.96 (s, 1H), 10.77 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 291 [M-H] -, tR = 0.74 min, mode N.
工程1−8−3:工程1−1−5と同様の手法を用いて、工程1−8−2で得られた化合物 (410 mg)より、2-{[(tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]メチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル トリフルオロメタンスルホナート (590 mg, 黄色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.49 (s, 9H), 2.34 (s, 3H), 2.90 (d, J = 15.7 Hz, 3H), 4.53-4.69 (m, 2H), 6.54 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 8.47-8.58 (m, 1H).
工程1−8−4:工程1−2−3と同様の手法を用いて、工程1−8−3で得られた化合物 (590 mg)より、6-メチル-2-[(メチルアミノ)メチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル トリフルオロメタンスルホナート (500 mg, 黄色油状物)を得た。
工程1−8−5:工程1−1−8と同様の手法を用いて、工程1−8−4で得られた化合物 (500 mg)より、2-{[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]メチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル トリフルオロメタンスルホナート (590 mg, 黄色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 2.36-2.42 (m, 3H), 2.83-3.14 (m, 6H), 4.58 (br s, 0.6H), 5.02 (br s, 1.4H), 6.37-6.51 (m, 1H), 7.15-7.78 (m, 3H), 8.72-8.87 (m, 1H), 9.08 (s, 0.7H), 10.09 (s, 0.3H).
工程1−8−6:工程1−2−5と同様の手法を用いて、工程1−8−5で得られた化合物(60 mg)より、tert-ブチル [(3S)-1-(2-{[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]メチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート (55 mg, 黄色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.39-1.48 (m, 9H), 1.92 (dd, J = 12.6, 6.4 Hz, 1H), 2.17-2.26 (m, 1H), 2.36 (d, J = 9.5 Hz, 3H), 2.82-3.11 (m, 6H), 3.55 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 3.68-3.86 (m, 2H), 3.93 (br s, 1H), 4.29 (br s, 1H), 4.44 (br s, 1H), 4.66 (br s, 1H), 4.92 (br s, 1H), 5.88-6.05 (m, 1H), 7.27-7.45 (m, 2H), 7.56-7.63 (m, 0.5H), 7.66-7.77 (m, 0.5H), 8.35 (s, 0.5H), 8.62 (s, 0.5H), 9.26 (s, 0.5H), 10.89 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 592[M+H]+, tR = 1.30 min, mode N.
工程1−8−7:工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−8−6で得られた化合物(55 mg)より、表題化合物(45 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 492 [M+H]+, tR = 0.46 min, mode N.
実施例1−9:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}-2-メチルプロピル]-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミドの合成
工程1−1−1〜工程1−1−9と同様の手法にて、N-(tert-ブトキシカルボニル)-N-メチル-L-バリン(5.0 g)より、表題化合物(15 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 534 [M+H]+, tR = 0.66 min, mode N.
実施例1−10:N-(1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}シクロプロピル)-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミドの合成
工程1−10−1:工程1−1−1〜工程1−1−3と同様の手法を用いて、1-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]シクロプロパンカルボン酸(4.0 g)より、tert-ブチル [1-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)シクロプロピル]カルバマート (4.7 g、黄色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.14 (s, 4H), 1.44 (s, 9H), 5.26 (br s, 1H), 5.35 (br s, 1H).
工程1−10−2:工程1−10−1で得られた化合物(2.5 g)のEtOH(110 mL)にエチル (2E)-3-エトキシ-2-メチルプロパ-2-エノアート(3.7 mL)及び28% NaOEt/EtOH溶液(7.3 mL)を加え、90 ℃で30時間撹拌した。反応溶液にEtOAcを加え、飽和NaHCO3水溶液で分液操作を行った。水層をBrineにて洗浄後、有機層をMgSO4にて乾燥し、ろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:CHCl3/MeOH = 100:0〜95/5; v/v)で精製し、tert-ブチル [1-(6-メチル-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)シクロプロピル]カルバマート (2.0 g, 褐色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.09-1.54 (m, 13H), 2.06 (s, 3H), 4.06-4.29 (m, 1H), 5.36 (s, 1H), 5.76 (br s, 1H), 7.89 (s, 1H), 10.71 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 305 [M+H]+, tR = 0.66 min, mode N.
工程1−10−3:工程1−1−5と同様の手法を用いて、工程1−10−2で得た化合物 (1.9 g)より、2-{1-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]シクロプロピル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル トリフルオロメタンスルホナート(0.69 g, 黄色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.28-1.54 (m, 13H), 2.30 (s, 3H), 5.39 (br s, 1H), 6.49 (s, 1H), 8.43 (s, 1H).
工程1−10−4:工程1−1−6と同様の手法を用いて、工程1−10−3で得た化合物(100 mg)より、ベンジル [(3S)-1-(2-{1-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]シクロプロピル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(120 mg, 淡黄色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.17-1.51 (m, 13H), 1.89-2.00 (m, 1H), 2.17-2.35 (m, 4H), 3.51-3.60 (m, 1H), 3.65-3.73 (m, 1H), 3.74-3.82 (m, 1H), 3.86-3.96 (m, 1H), 4.30-4.40 (m, 1H), 4.88-4.98 (m, 1H), 5.11 (br s, 2H), 5.36 (br s, 1H), 5.99 (s, 1H), 7.29-7.41 (m, 5H), 7.96 (s, 1H).
工程1−10−5:工程1−1−7と同様の手法を用いて、工程1−10−4で得た化合物 (120 mg)より、ベンジル {(3S)-1-[2-(1-アミノシクロプロピル)-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル]ピロリジン-3-イル}カルバマート 塩酸塩(110 mg, 淡黄色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.22-1.28 (m, 2H), 1.41-1.46 (m, 2H), 1.83-1.90 (m, 1H), 2.04-2.13 (m, 1H), 2.34 (s, 3H), 3.47-3.89 (m, 4H), 4.06-4.17 (m, 1H), 5.03 (s, 2H), 5.96 (s, 1H), 7.30-7.40 (m, 4H), 7.60-7.67 (m, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.87 (br s, 3H).
LCMS (ESI) m/z 407 [M+H]+, tR = 0.52 min, mode N.
工程1−10−6:工程1−2−6及び工程1−2−7と同様の手法を用いて、工程1−10−5で得た化合物(88 mg)、5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]安息香酸(28 mg)及び MeI (12 μL)より、ベンジル [(3S)-1-(2-{1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]シクロプロピル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(27 mg, 淡黄色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 652[M+H]+, tR = 1.15 min, mode N.
工程1−10−7:工程1−1−9と同様の手法を用いて、工程1−10−6で得られた化合物 (27 mg) より、表題化合物 (8.0 mg, 白色固体) を得た。
LCMS (ESI) m/z 518 [M+H]+, tR = 0.55 min, mode N.
実施例1−11:N-[(S)-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}(シクロプロピル)メチル]-5-クロロ-N-エチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−11−1:工程1−1−1〜工程1−1−3と同様の手法を用いて、(2S)-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ](シクロプロピル)酢酸(2.0 g)より、tert-ブチル [(S)-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)(シクロプロピル)メチル]カルバマート (1.65 g, 黄色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 0.30-0.76 (m, 4H), 1.16 (dt, J = 8.4, 4.3 Hz, 1H), 1.37-1.52 (m, 9H), 3.94 (dd, J = 9.1, 7.4 Hz, 1H), 5.00 (br s, 1H), 5.63 (s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 253 [M+H]+, tR = 0.369 min, mode N.
工程1−11−2:工程1−2−2と同様の手法を用いて、工程1−11−1で得られた化合物(1.65 g)より、tert-ブチル [(S)-シクロプロピル(6-メチル-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)メチル]カルバマート(0.31 g, 黄色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 0.36-0.59 (m, 4H), 1.13-1.21 (m, 1H), 1.43-1.46 (m, 9H), 2.10 (d, J = 1.2 Hz, 3H), 4.27 (br s, 1H), 5.22 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 5.87 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 10.57-11.23 (m, 1H).
LCMS (ESI) m/z 319 [M+H]+, tR = 0.75 min, mode N.
工程1−11−3:工程1−2−3と同様の手法を用いて、工程1−11−2で得られた化合物(310 mg)より、2-[(S)-アミノ(シクロプロピル)メチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5(4H)-オン 塩酸塩(250 mg, 黄色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.38-0.72 (m, 4H), 1.22-1.36 (m, 1H), 1.86-1.97 (m, 3H), 3.63-3.75 (m, 1H), 6.02 (s, 1H), 8.38-8.48 (m, 1H), 8.57 (br s, 3H), 12.28 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 202 [M-NH2]+, tR = 0.34 min, mode N.
工程1−11−4:工程1−2−4と同様の手法を用いて、工程1−11−3で得られた化合物(250 mg)より、(S)-1-(5-クロロ-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)-1-シクロプロピルメタンアミン 塩酸塩(260 mg, 褐色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 221 [M-NH2]+, tR = 0.659 min, mode H.
工程1−11−5:工程1−2−5と同様の手法を用いて、工程1−11−4で得られた化合物(260 mg)より、tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(S)-アミノ(シクロプロピル)メチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(235 mg, 無色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 0.30-0.41 (m, 2H), 0.48-0.63 (m, 2H), 1.15-1.22 (m, 1H), 1.45 (s, 9H), 1.89-1.96 (m, 1H), 2.17-2.25 (m, 1H), 2.33 (d, J = 0.8 Hz, 3H), 3.38 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 3.53 (dd, J = 11.1, 3.7 Hz, 1H), 3.66-3.74 (m, 1H), 3.80 (dt, J = 10.7, 7.4 Hz, 1H), 3.92 (dd, J = 10.3, 5.8 Hz, 1H), 4.30 (br s, 1H), 4.71 (br s, 1H), 6.12 (s, 1H), 8.04 (s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 370 [M-NH2]+, tR = 0.49 min, mode N.
工程1−11−6:工程1−2−6及び工程1−2−7と同様の手法を用いて、工程1−11−5で得られた化合物(235 mg)、5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]安息香酸(99 mg)及び EtI (48 μL)より、tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(S)-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(エチル)アミノ](シクロプロピル)メチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(100 mg, 淡黄色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 0.21-1.36 (m, 8H), 1.45 (s, 9H), 1.92 (dd, J = 12.2, 6.0 Hz, 1H), 2.15-2.27 (m, 1H), 2.37 (d, J = 8.3 Hz, 3H), 2.87-3.13 (m, 5H), 3.49-3.59 (m, 1H), 3.65-3.84 (m, 3H), 3.94 (br s, 1H), 4.30 (br s, 1H), 4.67 (br s, 1H), 6.15-6.37 (m, 1H), 6.98-7.74 (m, 3H), 8.37 (s, 0.5H), 8.66 (s, 0.5H), 9.61 (br s, 0.5H), 11.20 (br s, 0.5H).
工程1−11−7:工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−11−6で得られた化合物(100 mg)より、表題化合物(70 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.26 (br s, 1H), 0.48-0.83 (m, 3H), 0.91-1.17 (m, 3H), 1.44-1.62 (m, 1H), 2.03-2.12 (m, 1H), 2.20-2.31 (m, 1H), 2.32-2.40 (m, 3H), 3.00 (s, 3H), 3.05-3.19 (m, 2H), 3.69-4.01 (m, 5H), 4.87 (br s, 1H), 6.21-6.32 (m, 1H), 7.33-7.58 (m, 3H), 8.36-8.45 (m, 3H), 8.53 (s, 0.5H), 9.24 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 546 [M+H]+, tR = 0.64 min, mode N.
実施例1−12:N-[(1R)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}-2-ヒドロキシエチル]-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−12−1:工程1−1−1と同様の手法を用いて、N-(tert-ブトキシカルボニル)-N-メチル-L-セリン(5.0 g)より、メチル N-(tert-ブトキシカルボニル)-N-メチル-L-セリナート (5.6 g, 無色油状物)を得た。
工程1−12−2:工程1−12−1で得られた化合物(5.50 g)のDMF(50 mL)溶液に、TBDPSCl(7.58 g), イミダゾール(3.42 g)を加え、室温にて一晩攪拌した。反応液を水にあけ、EtOAc にて抽出を行った。有機層をBrineで洗浄、MgSO4で乾燥ろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相: ヘキサン/EtOAc = 80/20〜0/100; v/v) で精製し、メチル N-(tert-ブトキシカルボニル)-O-[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]-N-メチル-L-セリナート(12.2 g, 無色油状物)を得た。
工程1−12−3:工程1−1−2及び工程1−1−3と同様の手法を用いて、工程1−12−2で得られた化合物(12 g)より、tert-ブチル [(1R)-1-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)-2-{[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}エチル](メチル)カルバマート(8.5 g, 淡黄色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.06 (br s, 9H), 1.42-1.53 (m, 9H), 2.73 (s, 3H), 3.88-4.06 (m, 2H), 5.17-5.32 (m, 1H), 5.44 (s, 1H), 7.34-7.46 (m, 6H), 7.60-7.68 (m, 4H).
LCMS (ESI) m/z 495 [M+H]+, tR = 1.22 min, mode N.
工程1−12−4:工程1−1−4と同様の手法を用いて、工程1−12−3で得られた化合物(3.85 g)より、tert-ブチル [(1R)-2-{[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}-1-(6-メチル-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)エチル](メチル)カルバマート(150 mg, 黄色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.01-1.09 (m, 9H), 1.45-1.54 (m, 9H), 2.01-2.12 (m, 3H), 2.75 (d, J = 14.0 Hz, 3H), 3.96-4.24 (m, 2H), 5.36-5.83 (m, 2H), 7.33-7.48 (m, 6H), 7.68 (d, J = 6.2 Hz, 4H), 7.90 (s, 1H), 10.28 (br s, 1H).
工程1−12−5:工程1−1−5と同様の手法を用いて、工程1−12−4で得られた化合物(145 mg)より、6-メチル-2-[(6R)-2,2,7,10,10-ペンタメチル-8-オキソ-3,3-ジフェニル-4,9-ジオキサ-7-アザ-3-シラウンデカン-6-イル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル トリフルオロメタンスルホナート(150 mg, 黄色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.06 (br s, 9H), 1.46-1.53 (m, 9H), 2.30 (br s, 3H), 2.77 (d, J = 16.9 Hz, 3H), 4.06-4.26 (m, 2H), 5.48-5.86 (m, 1H), 6.42-6.51 (m, 1H), 7.35-7.45 (m, 6H), 7.68 (d, J = 6.6 Hz, 4H), 8.44 (br s, 1H).
工程1−12−6:工程1−2−3と同様の手法を用いて、工程1−12−5で得られた化合物(150 mg)より、2-[(1R)-2-{[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}-1-(メチルアミノ)エチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル トリフルオロメタンスルホナート 塩酸塩(150 mg, 黄色油状物)を得た。
工程1−12−7:工程1−1−8と同様の手法を用いて、工程1−12−6で得られた化合物(150 mg)より、2-{(1R)-2-{[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル トリフルオロメタンスルホナート(100 mg, 黄色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.05-1.18 (m, 9H), 2.25-2.49 (m, 3H), 2.67-2.85 (m, 3H), 2.88-3.14 (m, 3H), 3.98-4.41 (m, 2H), 5.07 (dd, J = 8.9, 5.6 Hz, 0.5H), 6.21-6.38 (m, 1.5H), 7.32-7.78 (m, 13H), 8.71-8.86 (m, 1H), 9.03 (s, 0.5H), 10.21 (br s, 0.5H).
工程1−12−8:工程1−2−5と同様の手法を用いて、工程1−12−7で得られた化合物(100 mg)より、tert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1R)-2-{[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート (100 mg, 黄色アモルファス)を得た。
工程1−12−9:工程1−12−8で得られた化合物(100 mg)のTHF(3 mL)溶液に、1M TBAF/THF溶液(0.24 mL) を加え、65 ℃にて4時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/EtOAc = 50/50〜0/100; v/v)で精製し、tert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1R)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]-2-ヒドロキシエチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(75 mg, 無色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.46 (s, 9H), 1.92 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 2.22 (br s, 1H), 2.37 (d, J = 5.8 Hz, 3H), 2.78-3.04 (m, 6H), 3.50-3.59 (m, 1H), 3.55 (d, J = 10.7 Hz, 1H), 3.68-3.85 (m, 2H), 3.94 (br s, 1H), 4.07-4.21 (m, 2H), 4.25-4.35 (m, 1H), 4.68 (br s, 1H), 4.94 (t, J = 7.2 Hz, 0.5H), 5.88-6.04 (m, 1H), 6.08 (br s, 0.5H), 7.30-7.72 (m, 3H), 8.32 (br s, 0.5H), 8.50 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 622 [M+H]+, tR = 0.96 min, mode N.
工程1−12−10:工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−12−9で得られた化合物(73 mg) より、表題化合物 (50 mg, 白色固体) を得た。
LCMS (ESI) m/z 522 [M+H]+, tR = 0.42 min, mode N.
実施例2−1:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミドの合成
工程1−1−8及び工程1−1−9と同様の手法を用いて、工程1−1−7で得た化合物 (30 mg)及び2-[(メチルスルホニル)アミノ]安息香酸(16 mg)より、表題化合物(6.9 mg, 無色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.65-1.75 (m, 3H), 2.36-2.44 (m, 3H), 2.66 (s, 2H), 2.81 (s, 1H), 2.96 (s, 2H), 3.05 (s, 1H), 4.97-5.03 (m, 0.5H), 6.31 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 6.43-6.47 (m, 1H), 7.28-7.48 (m, 3H), 7.59-7.75 (m, 1H), 8.76-9.13 (m, 1H).
LCMS (ESI) m/z 472 [M+H]+, tR = 0.40 min, mode N.
実施例2−2:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-3-クロロ-N-メチルベンズアミド の合成
工程1−1−8及び工程1−1−9と同様の手法を用いて、工程1−1−7で得た化合物 (30mg) 及び3-クロロ安息香酸(12 mg)より、表題化合物(0.9 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 413 [M+H]+, tR = 0.48 min, mode N.
実施例2−3:2-アミノ-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-メチルベンズアミドの合成
工程1−1−8及び工程1−1−9と同様の手法を用いて、工程1−1−7で得た化合物 (60 mg) 及び2-アミノ-5-クロロ安息香酸(26 mg)より、表題化合物(3.9 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 428 [M+H]+, tR = 0.46 min, mode N.
実施例2−4:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチルベンズアミドの合成
工程1−1−8及び工程1−1−9と同様の手法を用いて、工程1−1−7で得た化合物 (40 mg) 及び安息香酸(12 mg)より、表題化合物 (8.0 mg) を得た。
LCMS (ESI) m/z 379 [M+H]+, tR = 0.34 min, mode N.
実施例2−5:2-アミノ-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-メトキシ-N-メチルベンズアミドの合成
工程1−1−8及び工程1−1−9と同様の手法を用いて、工程1−1−7で得た化合物 (40 mg) 及び2-アミノ-5-メトキシ安息香酸(17 mg)より、表題化合物(6.6 mg)を得た。
LCMS (ESI) m/z 424 [M+H]+, tR = 0.25 min, mode N.

実施例2−6:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N,5-ジメチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミドの合成
工程1−1−8及び工程1−1−9と同様の手法を用いて、工程1−1−7で得た化合物 (40 mg) 及び5-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]安息香酸(22 mg)より、表題化合物(3.1 mg) を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.73-1.80 (m, 1H), 2.11-2.19 (m, 1H), 2.33-2.37 (m, 6H), 2.37-2.41 (m, 1.8H), 2.59-2.66 (m, 1.2H), 2.78-3.03 (m, 6H), 3.30-4.05 (m, 5H), 4.88-4.96 (m, 0.6H), 5.96-6.05 (m, 1H), 6.16-6.25 (m, 0.4H), 7.07-7.29 (m, 2H), 7.48-7.63 (m, 1H), 8.36 (br s, 0.6H), 8.64 (br s, 0.4H).
LCMS (ESI) m/z 486 [M+H]+, tR = 0.49 min, mode N.
実施例2−7:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-2-(1,1-ジオキシドチオモルホリン-4-イル)-N-メチルベンズアミド の合成
工程1−1−8及び工程1−1−9と同様の手法を用いて、工程1−1−7で得た化合物 (40 mg) 及び2-(1,1-ジオキシドチオモルホリン-4-イル)安息香酸(25 mg)より、表題化合物(13 mg)を得た。
LCMS (ESI) m/z 512 [M+H]+, tR = 0.36 min, mode N.
実施例2−8:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-2-クロロ-N-メチルベンズアミド の合成
工程1−1−8及び工程1−1−9と同様の手法を用いて、工程1−1−7で得た化合物 (40 mg) 及び2-クロロ安息香酸(15 mg)より、表題化合物(4.6 mg)を得た。
LCMS (ESI) m/z 413 [M+H]+, tR = 0.45 min, mode N.
実施例2−9:N-[(1R)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程2−9−1:工程1−1−7と同様の手法を用いて、工程1−1−5で得られた化合物(861 mg)より、6-メチル-2-[(1S)-1-(メチルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル トリフルオロメタンスルホナート 塩酸塩(1.07 g)を得た。
LCMS (ESI) m/z 339 [M+H]+, tR = 0.52 min, mode N.
工程2−9−2:工程1−2−7と同様の手法を用いて、工程2−9−1で得られた化合物 (1.07 g)より、2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル トリフルオロメタンスルホナート(709 mg)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.68 (d, J = 7.4 Hz, 1.4H), 1.72 (d, J = 7.4 Hz, 1.6H), 2.39 (s, 1.8H), 2.40 (s, 1.2H), 2.66 (s, 1.6H), 2.80 (s, 1.4H), 2.96 (s, 1.8H), 3.05 (s, 1.2H), 5.00 (q, J = 7.4 Hz, 0.5H), 6.31 (q, J = 7.4 Hz, 0.5H), 6.45 (s, 0.5H), 6.46 (s, 0.5H), 7.28-7.34 (m, 1H), 7.35-7.42 (m, 1H), 7.62 (d, J = 8.7 Hz, 0.5H), 7.71 (d, J = 8.7 Hz, 0.5H), 8.79 (s, 1H), 8.93 (s, 0.5H), 9.10 (s, 0.5H).
工程2−9−3:工程1−1−6と同様の手法を用いて、工程2−9−2で得られた化合物(702 mg)及び(3S)-(-)-3-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ピロリジン(459 mg)より、tert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(732 mg)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.45 (s, 9H), 1.60 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 1.64 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 1.86-1.97 (m, 1H), 2.16-2.27 (m, 1H), 2.35-2.39 (m, 3H), 2.63 (s, 1H), 2.81 (s, 2H), 2.95 (s, 1H), 3.03 (s, 2H), 3.50-3.58 (m, 1H), 3.69-3.76 (m, 1H), 3.77-3.85 (m, 1H), 3.90-3.97 (m, 1H), 4.24-4.34 (m, 1H), 4.67 (br s, 1H), 4.88 (q, J = 7.0 Hz, 0.5H), 5.97-6.04 (m, 1H), 6.23 (q, J = 7.0 Hz, 0.5H), 7.27-7.31 (m, 1H), 7.33-7.40 (m, 1H), 7.61 (d, J = 8.7 Hz, 0.6H), 7.69 (d, J = 8.7 Hz, 0.4H), 8.36 (s, 1H), 8.64 (s, 0.5H), 9.40 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 606 [M+H]+, tR = 1.15 min, mode N.
工程2−9−4:工程2−9−3で得られた化合物(730 mg)をキラルカラムにて分取精製を行い(分取条件:カラム:CHIRALPAK AD-H(ダイセル商標)、カラムサイズ:20 mm×250 mm、移動相:ヘキサン/EtOH = 20/80 (v/v)、流速:10 mL/min)、保持時間20.0分〜27.0分で溶出した画分を減圧下濃縮することで、tert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1R)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(70.4 mg)及び保持時間10.5分〜16.0分で溶出した画分を減圧下濃縮することで、tert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(685 mg)を得た。
tert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1R)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート:LCMS (ESI) m/z 606 [M+H]+, tR = 1.147 min, mode N.
工程2−9−5:工程1−1−7と同様の手法を用いて、工程2−9−4で得たtert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1R)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(63.0 mg)より、表題化合物(69.5 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 506 [M+H]+, tR = 0.54 min, mode N.
実施例2−10:4-アミノ-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチルピリジン-3-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (50 mg) 及び4-アミノピリジン-3-カルボン酸(21 mg)より、表題化合物(16 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 409 [M+H]+, tR = 0.35 min, mode N.
実施例2−11:3-アミノ-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチルピリジン-2-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (50 mg) 及び3-アミノピリジン-2-カルボン酸(21 mg)より、表題化合物(12 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 409 [M+H]+, tR = 0.65 min, mode H.
実施例2−12:5-アミノ-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-2-クロロ-N-メチルピリジン-4-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (50 mg) 及び5-アミノ-2-クロロピリジン-4-カルボン酸(26 mg)より、表題化合物(14 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 443 [M+H]+, tR = 0.79 min, mode H.

実施例2−13:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチル-3-[(メチルスルホニル)アミノ]チオフェン-2-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (30 mg) 及び3-[(メチルスルホニル)アミノ]チオフェン-2-カルボン酸(20 mg)より、表題化合物(17 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 492 [M+H]+, tR = 0.87 min, mode H.
実施例2−14:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]チオフェン-3-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (30 mg) 及び2-[(メチルスルホニル)アミノ]チオフェン-3-カルボン酸(20 mg)より、表題化合物(20 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 492 [M+H]+, tR = 0.86 min, mode H.
実施例2−15:2-アミノ-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-5-クロロ-N-メチルベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (50 mg) 及び2-アミノ-5-クロロ安息香酸(26 mg)より、表題化合物(9.5 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.76-1.03 (m, 3H), 1.83-1.93 (m, 1H), 2.00-2.29 (m, 3H), 2.35 (s, 3H), 2.58-2.79 (m, 3H), 3.69-3.95 (m, 5H), 5.74 (br s, 1H), 6.07 (s, 1H), 6.77 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.98-7.25 (m, 2H), 8.28 (br s, 3H), 8.44-8.59 (m, 1H).
LCMS (ESI) m/z 442 [M+H]+, tR = 0.93 min, mode H.
実施例2−16: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩 の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (30 mg) 及び2-[(メチルスルホニル)アミノ]安息香酸(24 mg)より、表題化合物(21 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.85-1.06 (m, 3H), 1.86-2.30 (m, 4H), 2.33-2.40 (m, 3H), 2.57 (s, 1.5H), 2.73 (br s, 1.5H), 3.02 (s, 3H), 3.76 (br s, 2H), 3.82-3.89 (m, 2H), 3.90-3.99 (m, 1H), 4.55 (br s, 0.5H), 5.77 (dd, J = 9.7, 5.6 Hz, 0.5H), 6.12 (s, 1H), 7.26-7.39 (m, 2H), 7.41-7.52 (m, 2H), 8.39 (br s, 3H), 8.51 (s, 0.5H), 9.08 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 486 [M+H]+, tR = 0.49 min, mode N.
実施例2−17: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチルベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (30 mg) 及び安息香酸(14 mg)より、表題化合物(18 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 393 [M+H]+, tR = 0.43 min, mode N.
実施例2−18:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-7-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (30 mg)及び2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-7-カルボン酸(20 mg)より、表題化合物(26 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 448 [M+H]+, tR = 0.38 min, mode N.
実施例2−19:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチル-1H-インダゾール-7-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (30 mg) 及び1H-インダゾール-7-カルボン酸(18 mg)より、表題化合物(31 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 433 [M+H]+, tR = 0.43 in, mode N.
実施例2−20: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチル-2-(1H-ピラゾール-1-イル)ベンズアミド塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (30 mg) 及び2-(1H-ピラゾール-1-イル)安息香酸(21 mg)より、表題化合物(26 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 459 [M+H]+, tR = 0.85 in, mode H.
実施例2−21:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチルビフェニル-2-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (30 mg) 及びビフェニル-2-カルボン酸(22 mg)より、表題化合物(25 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 469 [M+H]+, tR = 0.60 min, mode N.
実施例2−22: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチル-2-(1H-テトラゾール-1-イル)ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (30 mg) 及び2-(1H-テトラゾール-1-イル)安息香酸(22 mg)より、表題化合物(25 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 461 [M+H]+, tR = 0.340 min, mode N.
実施例2−23: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-3-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (10 mg) 及び3-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]安息香酸(6.4 mg)より、表題化合物(10 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.79-1.05 (m, 3H), 1.84-2.30 (m, 4H), 2.33-2.42 (m, 3H), 2.43-2.59 (m, 3H), 2.98-3.17 (m, 3H), 3.68-4.01 (m, 5H), 4.37 (br s, 0.5H), 5.75 (br s, 0.5H), 6.06-6.25 (m, 1H), 7.23-7.67 (m, 3H), 8.17-8.27 (m, 3H), 8.51 (s, 0.5H), 9.43 (br s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 520 [M+H]+, tR = 0.46 min, mode N.
実施例2−24: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-3,5-ジクロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (30 mg) 及び3,5-ジクロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]安息香酸(24 mg)より、表題化合物(34 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.80-1.06 (m, 3H), 1.83-2.30 (m, 4H), 2.31-2.41 (m, 3H), 2.46-2.61 (m, 3H), 2.89-3.16 (m, 3H), 3.70-3.81 (m, 2H), 3.81-3.90 (m, 2H), 3.90-3.98 (m, 1H), 5.72 (br s, 1H), 6.15 (br s, 1H), 7.31-7.47 (m, 1H), 7.78-7.86 (m, 1H), 8.30-8.57 (m, 3H), 9.48 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 554 [M+H]+, tR = 0.58 min, mode N.
実施例2−25: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチル-2-{[(トリフルオロメチル)スルホニル]アミノ}ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (30 mg) 及び2-{[(トリフルオロメチル)スルホニル]アミノ}安息香酸(25 mg)より、表題化合物(7.2 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 540 [M+H]+, tR = 0.61 min, mode N.
実施例2−26: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-5-クロロ-N-メチル-2-[(フェニルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (30 mg) 及び5-クロロ-2-[(フェニルスルホニル)アミノ]安息香酸(29 mg)より、表題化合物(29 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.83 (br s, 1H), 1.01 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 1.84-2.30 (m, 4H), 2.34-2.38 (m, 3H), 2.54-2.74 (m, 3H), 3.69-3.99 (m, 5H), 4.51 (dd, J = 9.5, 5.8 Hz, 0.5H), 5.69 (dd, J = 9.5, 5.8 Hz, 0.5H), 6.13 (s, 1H), 7.04-7.82 (m, 8H), 8.22 (br s, 3H), 8.58 (s, 0.5H), 9.61 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 582 [M+H]+, tR = 0.67 min, mode N.
実施例2−27:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-8-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (35 mg) 及び3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-8-カルボン酸(16 mg)より、表題化合物(30 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 464 [M+H]+, tR = 0.73 min, mode N.
実施例2−28:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N,1-ジメチル-4-[(メチルスルホニル)アミノ]-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (30 mg) 及び1-メチル-4-[(メチルスルホニル)アミノ]-1H-ピラゾール-5-カルボン酸(19 mg)より、表題化合物(23 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 490 [M+H]+, tR = 0.71 min, mode H.
実施例2−29: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-3-クロロ-N,5-ジメチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (30 mg) 及び3-クロロ-5-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]安息香酸(22 mg)より、表題化合物(37 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.75-1.04 (m, 3H), 1.84-2.29 (m, 4H), 2.31-2.41 (m, 6H), 2.53-2.72 (m, 3H), 2.88-3.13 (m, 3H), 3.69-3.98 (m, 5H), 5.74 (br s, 1H), 6.11 (br s, 1H), 7.00-7.15 (m, 1H), 7.42-7.50 (m, 1H), 8.24-8.33 (m, 3H), 8.46-8.55 (m, 0.5H), 9.29 (br s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 534 [M+H]+, tR = 0.97 min, mode H.
実施例2−30: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N,1-ジメチル-4-[(メチルスルホニル)アミノ]-1H-ピラゾール-3-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物 (30 mg) 及び1-メチル-4-[(メチルスルホニル)アミノ]-1H-ピラゾール-3-カルボン酸(18 mg)より、表題化合物(29 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 490 [M+H]+, tR = 0.73 min, mode H.
実施例2−31: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-2-[(エチルスルホニル)アミノ]-N-メチルベンズアミド の合成
工程2−31−1:工程1−1−8と同様の手法を用いて、工程1−1−7で得られた化合物 (100 mg) 及び2-アミノ-5-クロロ安息香酸(43 mg)より、ベンジル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[(2-アミノ-5-クロロベンゾイル)(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(63 mg)を得た。
LCMS (ESI) m/z 562 [M+H]+, tR = 1.06 min, mode N.
工程2−31−2:工程2−31−1で得られた化合物(28 mg)をTHF(1.0 mL)に溶解し、Et3N(42μL) とエタンスルホニルクロリド (28 μL) を加え、室温で4時間攪拌した。反応液を水にあけ、CHCl3にて抽出した。有機層をPhase Separatorにてろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/EtOAc = 95/5〜0/100; v/v)NH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:CHCl3/MeOH = 95/5; v/v)にて精製し、ベンジル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(エチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(12 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 654 [M+H]+, tR = 1.19 min, mode N.
工程2−31−3:工程1−1−9と同様の手法を用いて、工程2−31−2で得られた化合物(11.8 mg)より、表題化合物(1.62 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 520 [M+H]+, tR = 0.55 min, mode N.
実施例2−32: 2-(アセチルアミノ)-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-メチルベンズアミド の合成
工程2−32−1:工程1−1−8と同様の手法を用いて、工程1−1−7で得られた化合物(60 mg) 及び2-アミノ-5-クロロ安息香酸(26 mg)より、ベンジル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[(2-アミノ-5-クロロベンゾイル)(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(46 mg)を得た。
LCMS (ESI) m/z 562 [M+H]+, tR = 1.05 min, mode N.
工程2−32−2:工程2−32−1で得られた化合物(28 mg)のCHCl3(1.0 mL)溶液に、氷冷下 、Et3N (42 μL)、AcCl(10 μL)を加えて、室温で2時間攪拌した。反応液を水にあけ、CHCl3にて抽出した。有機層をPhase Separatorにてろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/EtOAc = 95/5〜0/100; v/v)にて精製し、ベンジル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-{[2-(アセチルアミノ)-5-クロロベンゾイル](メチル)アミノ}エチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(24 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 604 [M+H]+, tR = 1.00 min, mode N.
工程2−32−3:工程1−1−9と同様の手法を用いて、工程2−32−2で得られた化合物(24mg)より、表題化合物(4.6 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 470 [M+H]+, tR = 0.39 min, mode N.
実施例2−33: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-5-エチル-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−1−8、工程2−31−2及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得られた化合物(64 mg) 、2-アミノ-5-エチル安息香酸(38 mg)及びMsCl(36 μL)より、表題化合物(30 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.85-0.96 (m, 1.5H), 1.03 (t, J = 7.2 Hz, 1.5H), 1.14-1.22 (m, 3H), 1.82-2.32 (m, 4H), 2.33-2.38 (m, 3H), 2.57 (s, 1.5H), 2.59-2.68 (m, 2H), 2.72 (br s, 1.5H), 2.97 (s, 3H), 3.69-4.05 (m, 5H), 4.50-4.57 (m, 0.5H), 5.75-5.80 (m, 0.5H), 6.12 (s, 1H), 7.15 (s, 1H), 7.26-7.33 (m, 1H), 7.33-7.40 (m, 1H), 8.30-8.39 (m, 3H), 8.51 (s, 0.5H), 8.98 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 514 [M+H]+, tR = 0.59 min, mode N.
実施例2−34:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N,4-ジメチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−1−8、工程2−31−2及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得られた化合物(45 mg) 、2-アミノ-4-メチル安息香酸(21 mg)及びMsCl(36 μL)より、表題化合物(25 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 500 [M+H]+, tR = 0.54 min, mode N.
実施例2−35: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-5-メトキシ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−1−8、工程2−31−2及び工程1−2−8と同様の手法を持ち知恵、工程1−4−3で得られた化合物(45 mg)、2-アミノ-5-メトキシ安息香酸(23 mg)及びMsCl(36 μL)より、表題化合物(19 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 516 [M+H]+, tR = 0.50 min, mode N.
実施例2−36: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチル-3-[(メチルスルホニル)アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程2−36−1:工程1−1−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得られた化合物(50 mg) 及び3-アミノピリジン-2-カルボン酸(21 mg)より、tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-{[(3-アミノピリジン-2-イル)カルボニル](メチル)アミノ}プロピル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(33 mg)を得た。
工程2−36−2:工程2−36−1で得られた化合物(20 mg)のCHCl3 (1.0 mL)溶液に、Et3N (57 μL)、MsCl (9.5 μL)を加えて、室温で2時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られた残渣を EtOH (1 mL) に溶解し、2.94 M NaOEt/EtOH溶液(50 μL)を加え、室温で30分間攪拌した。反応液を水にあけ、CHCl3にて抽出した。有機層をPhase Separatorにてろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣を逆相分取HPLCにて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-(6-メチル-2-{(1S)-1-[メチル({3-[(メチルスルホニル)アミノ]ピリジン-2-イル}カルボニル)アミノ]プロピル}ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(16 mg, 無色アモルファス)を得た。
工程2−36−3:工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程2−36−2で得られた化合物(16 mg)より、表題化合物(15 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 487 [M+H]+, tR = 0.77 min, mode H.
実施例2−37: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチル-3-[(メチルスルホニル)アミノ]ピリジン-4-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程1−1−8、工程2−36−2及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得られた化合物(50 mg) 及び3-アミノピリジン-4-カルボン酸(21 mg)より、表題化合物(19 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 487 [M+H]+, tR = 0.72 min, mode H.
実施例2−38: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-2-クロロ-N-メチル-5-[(メチルスルホニル)アミノ]ピリジン-4-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程1−1−8、工程2−36−2及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得られた化合物(50 mg) 及び5-アミノ-2-クロロピリジン-4-カルボン酸(21 mg)より、表題化合物(19 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 521 [M+H]+, tR = 0.92 min, mode H.
実施例2−39: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチル-4-[(メチルスルホニル)アミノ]-1,2-チアゾール-3-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程1−1−8、工程2−36−2及び工程1−2−8と同様の手法を利用し、工程1−4−3で得られた化合物 (50 mg) 及び4-アミノ-1,2-チアゾール-3-カルボン酸(28 mg)より、表題化合物(16 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 493 [M+H]+, tR = 0.82 min, mode H.
実施例2−40: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-6-クロロ-N-メチル-3-[(メチルスルホニル)アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程1−1−8、工程2−36−2及び工程1−2−8と同様の手法を利用し、工程1−4−3で得られた化合物(50 mg) 及び3-アミノ-6-クロロピリジン-2-カルボン酸(27 mg)より、表題化合物(27 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.89-1.03 (m, 3H), 1.88-2.30 (m, 4H), 2.33-2.38 (m, 3H), 2.62 (s, 1.5H), 2.74 (s, 1.5H), 3.07-3.14 (m, 3H), 3.69-4.08 (m, 5H), 4.60 (dd, J = 9.7, 5.6 Hz, 0.5H), 5.72 (dd, J = 9.3, 6.0 Hz, 0.5H), 6.10-6.17 (m, 1H), 7.63 (t, J = 9.1 Hz, 1H), 7.95 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 8.28 (br s, 3H), 8.52 (s, 0.5H), 9.56 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 521 [M+H]+, tR = 0.95 min, mode H.
実施例2−41: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-4-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−1−8、工程2−36−2及び工程1−2−8と同様の手法を利用し、工程1−4−3で得られた化合物(50 mg)及び2-アミノ-4-クロロ安息香酸(26 mg)より、表題化合物(35 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.86-0.92 (m, 1.5H), 1.02 (t, J = 7.2 Hz, 1.5H), 1.86-2.30 (m, 4H), 2.33-2.38 (m, 3H), 2.58 (s, 1.5H), 2.73 (br s, 1.5H), 3.01-3.12 (m, 3H), 3.68-4.15 (m, 5H), 4.56 (dd, J = 9.9, 4.5 Hz, 0.5H), 5.73 (dd, J = 10.1, 5.6 Hz, 0.5H), 6.11 (s, 1H), 7.39 (s, 2H), 7.49 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 8.23 (br s, 3H), 8.51 (s, 0.5H), 9.28 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 520 [M+H]+, tR = 1.04 min, mode H.
実施例2−42: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-2-フルオロ-N-メチル-6-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−1−8、工程2−36−2及び工程1−2−8と同様の手法を利用し、工程1−4−3で得られた化合物(45 mg) 及び2-アミノ-6-フルオロ安息香酸(21 mg)より、表題化合物(25 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 504 [M+H]+, tR = 0.52 min, mode N.
実施例2−43: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-5-クロロ-N-メチル-2-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程2−43−1:工程1−4−3で得られた化合物(50 mg)と5-クロロ-アントラニル酸 (26 mg)のDMF(1 mL) 溶液にHATU(63 mg)、Et3N(89 μL)を 加え、室温で30分間撹拌した。反応液を逆相分取HPLCにて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[(2-アミノ-5-クロロベンゾイル)(メチル)アミノ]プロピル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(37 mg, 無色固体)を得た。
工程2−43−2:工程2−43−1で得られた化合物 (25 mg)とメタンスルホニル酢酸(7 mg)のDMF(1 mL)溶液にHATU(22 mg)、Et3N(31 μL)を加え、室温で30分間撹拌した。反応液を逆相分取HPLCにて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[(5-クロロ-2-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}ベンゾイル)(メチル)アミノ]プロピル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(16 mg, 無色固体)を得た。
工程2−43−3:工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程2−43−2で得られた化合物(17 mg)より、表題化合物(15 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.71-0.89 (m, 1.5H), 0.98 (t, J = 7.2 Hz, 1.5H), 1.82-2.30 (m, 4H), 2.31 -2.37 (m, 3H), 2.53-2.54 (m, 1.5H), 2.82 (br s, 1.5H), 3.15 (s, 3H), 3.81-3.95 (m, 5H), 4.23-4.35 (m, 1.5H), 4.47 (br s, 1H), 5.65-5.73 (m, 0.5H), 6.02-6.17 (m, 1H), 7.34-7.57 (m, 3H), 8.22 (br s, 3H), 8.52 (s, 0.5H), 10.21 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 562 [M+H]+, tR = 0.91 min, mode H.
実施例2−44: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-エチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミドの合成
工程2−44−1:工程1−1−5〜工程1−1−7と同様の手法を用いて、工程1−2−2で得られた化合物(540 mg)より、ベンジル ((3S)-1-(2-((1S)-1-アミノエチル)-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル)カルバマート(296 mg)を得た。
工程2−44−2:工程1−2−6、工程1−2−7及び工程1−1−9と同様の手法を用いて、工程2−44−1で得られた化合物(0.10 g)及びEtI(46 μL)より、表題化合物(25 mg, 無色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.83 (t, J = 6.6 Hz, 1H), 1.00 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 1.52-1.68 (m, 3H), 1.77 (br s, 1H), 2.01-2.10 (m, 1H), 2.33 (s, 3H), 2.79-2.94 (m, 3H), 2.94-3.17 (m, 2H), 3.45 (dd, J = 11.1, 4.1 Hz, 1H), 3.57-3.73 (m, 2H), 3.74-3.85 (m, 2H), 4.73-4.83 (m, 0.7H), 5.78 (br s, 0.3H), 6.16 (s, 1H), 7.21-7.49 (m, 3H), 8.31 (s, 0.5H), 8.46 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 520 [M+H]+, tR = 0.57 min, mode N.
実施例2−45: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-3-クロロ-N-(プロパン-2-イル)ベンズアミドの合成
工程2−45−1:工程2−44−1で得られた化合物(100 mg)のTHF(2 mL)溶液に、アセトン(20 μL)、AcOH(39 μL)、Et3N(64 μL)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(123 mg)を加え、室温で5時間攪拌した。反応液を飽和NaHCO3水溶液にあけ、CHCl3にて抽出した。有機層をPhase Separatorにてろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:CHCl3/MeOH = 95/5〜80/20; v/v)にて精製し、ベンジル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-(プロパン-2-イルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(73 mg, 淡黄色固体)を得た。
工程2−45−2:工程2−45−1で得られた化合物(62 mg)のCHCl3(2 mL)溶液に、 3-クロロベンゾイルクロリド(22 μL)及びEt3N(99 μL)を加え、室温で18時間攪拌した。反応溶液にEtOAcを加え、飽和NaHCO3水溶液で分液操作を行った。水層をBrineにて洗浄後、有機層をMgSO4にて乾燥し、ろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/EtOAc = 70/30〜30/70; v/v)で精製し、ベンジル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[(3-クロロベンゾイル)(プロパン-2-イル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(35 mg, 無色固体)を得た。
工程2−45−3:工程1−1−9と同様の手法を用いて、工程2−45−2で得た化合物 (34 mg)より、表題化合物(10 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 441 [M+H]+, tR = 0.56 min, mode N.
実施例2−46: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-ブチル-5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得た化合物 (30 mg)及び1-ヨードブタン(19 μL)より、表題化合物(15 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.55 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 0.81 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 0.84-1.52 (m, 6H), 1.57 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 1.66 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 2.00-2.10 (m, 1H), 2.22-2.29 (m, 1H), 2.33-2.38 (m, 3H), 2.85-3.08 (m, 5H), 3.69-3.95 (m, 5H), 4.74-4.82 (m, 0.7H), 5.74 (br s, 0.3H), 6.13 (s, 1H), 7.42-7.57 (m, 3H), 8.17 (br s, 3H), 8.52 (s, 0.5H), 9.34 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 548 [M+H]+, tR = 0.67 min, mode N.
実施例2−47: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-(2-メチルブチル)-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得た化合物 (30 mg) 及び1-ヨード-2-メチルブタン(21 μL)より、表題化合物(12 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.55-1.07 (m, 8H), 1.08-1.77 (m, 6H), 2.01-2.11 (m, 1H), 2.21-2.31 (m, 1H), 2.33-2.38 (m, 3H), 2.76-3.36 (m, 5H), 3.69-3.95 (m, 5H), 4.80-4.89 (m, 1H), 6.04-6.16 (m, 1H), 7.31-7.58 (m, 3H), 8.16 (br s, 3H), 8.30 (br s, 0.5H), 8.51 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 562 [M+H]+, tR = 0.72 min, mode N.
実施例2−48: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]-N-ペンチルベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得た化合物 (30 mg) 及び1-ヨードペンタン(22 μL)より、表題化合物(12 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.62 (t, J = 7.0 Hz, 1H), 0.77 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 0.80-1.48 (m, 6H), 1.53 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 1.62 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 1.97-2.05 (m, 1H), 2.17-2.25 (m, 1H), 2.27-2.34 (m, 3H), 2.82-3.05 (m, 3H), 3.24-3.60 (m, 4H), 3.78-3.92 (m, 3H), 4.68-4.78 (m, 0.7H), 5.70 (s, 0.3H), 6.09 (s, 1H), 7.36-7.55 (m, 3H), 8.13 (br s, 3H), 8.48 (s, 0.5H), 9.30 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 562 [M+H]+, tR = 1.27 min, mode H.
実施例2−49: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-(2-フルオロエチル)-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得た化合物 (30 mg) 及び1-ヨード-2-フルオロエタン(13 μL)より、表題化合物(14 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.50-1.73 (m, 3H), 2.00-2.10 (m, 1H), 2.20-2.30 (m, 1H), 2.32-2.40 (m, 3H), 2.99-3.13 (m, 3H), 3.43-3.96 (m, 8H), 4.19-4.87 (m, 2H), 6.07-6.17 (m, 1H), 7.38-7.61 (m, 3H), 8.19 (br s, 3H), 8.52 (s, 0.5H), 9.37 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 538 [M+H]+, tR = 0.57 min, mode N.
実施例2−50: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-(3-フルオロプロピル)-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得た化合物(30 mg) 及び1-ヨード-3-フルオロプロパン(17 μL)より、表題化合物(11 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.52-1.97 (m, 5H), 2.00-2.10 (m, 1H), 2.20-2.30 (m, 1H), 2.32-2.40 (m, 3H), 2.97-3.17 (m, 5H), 3.42-3.96 (m, 5H), 4.10-4.56 (m, 2.5H), 4.77-4.83 (m, 1H), 6.05-6.18 (m, 1H), 7.44-7.75 (m, 3H), 8.15 (br s, 3H), 8.52 (s, 0.5H), 9.34 (s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 552 [M+H]+, tR = 0.59 min, mode N.
実施例2−51: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]-N-(2-フェニルエチル)ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得た化合物(30 mg) 及び(2-ブロモエチル)ベンゼン(22 μL)より、表題化合物(12 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 596 [M+H]+, tR = 1.26 min, mode H.
実施例2−52: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]-N-(3-フェニルプロピル)ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得た化合物(30 mg) 及び(3-ブロモプロピル)ベンゼン(25 μL)より、表題化合物(18 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 610 [M+H]+, tR = 1.29 min, mode H.
実施例2−53: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-(2-メトキシエチル)-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得た化合物(30 mg) 及び2-ブロモエチル メチル エーテル(16 μL)より、表題化合物(10 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.52-1.72 (m, 3H), 2.00-2.07 (m, 1H), 2.20-2.32 (m, 1H), 2.32-2.38 (m, 3H), 2.97-3.10 (m, 5H), 3.12-3.35 (m, 5H), 3.65-3.95 (m, 7H), 4.74-4.82 (m, 0.5H), 5.61 (br s, 0.5H), 6.12 (br s, 1H), 7.41-7.58 (m, 3H), 8.06-8.22 (m, 3H), 8.52 (s, 0.5H), 9.22 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 550 [M+H]+, tR = 0.56 min, mode N.
実施例2−54: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-(3-メトキシプロピル)-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得た化合物(30 mg) 及び1-ブロモ-3-メトキシプロパン(18 μL)より、表題化合物(13 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.45-1.78 (m, 5H), 2.00-2.09 (m, 1H), 2.20-2.32 (m, 1H), 2.32-2.40 (m, 3H), 2.95-3.18 (m, 6H), 3.21-3.52 (m, 4H), 3.65-3.95 (m, 5H), 4.78 (q, J = 6.9 Hz, 0.5H), 5.74 (br s, 0.5H), 6.06-6.16 (s, 1H), 7.43-7.60 (m, 3H), 8.14 (br s, 3H), 8.52 (s, 0.5H), 9.33 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 564 [M+H]+, tR = 0.58 min, mode N.
実施例2−55: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]-N-[2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)エチル]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得た化合物(30 mg) 及び2-(2-ブロモエトキシ)-1,1,1-トリフルオロエタン(35 mg)より、表題化合物(11 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.52-1.73 (m, 3H), 1.99-2.09 (m, 1H), 2.20-2.32 (m, 1H), 2.33-2.38 (m, 3H), 2.98-3.13 (m, 5H), 3.41-4.10 (m, 9H), 4.76-4.84 (m, 1H), 6.05-6.18(m, 1H), 7.39-7.59 (m, 3H), 8.14 (br s, 3H), 8.51 (s, 0.5H), 9.36 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 618 [M+H]+, tR = 0.67 min, mode N.
実施例2−56: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]-N-(2-フェノキシエチル)ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得た化合物(30 mg) 及び(2-ブロモエトキシ)ベンゼン(33 mg)より、表題化合物(15 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 612 [M+H]+, tR = 0.70 min, mode N.
実施例2−57: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]-N-[2-(1H-ピラゾール-1-イル)エチル]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得た化合物(30 mg) 及び1-(2-ブロモエチル)-1H-ピラゾール(18 μL)より、表題化合物(4.1 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 586 [M+H]+, tR = 0.57 min, mode N.
実施例2−58: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]-N-[3-(メチルスルホニル)プロピル]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得た化合物(30 mg) 及び1-ブロモ-3-(メチルスルホニル)プロパン(35 mg)より、表題化合物(17 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 612 [M+H]+, tR = 0.95 min, mode H.
実施例2−59: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-(2-ヒドロキシエチル)-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミドの合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得た化合物(30 mg) 及び2-ブロモエタノール(12 μL)より、表題化合物(13 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 536 [M+H]+, tR = 0.90 min, mode H.
実施例2−60: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-[(2S)-3-ヒドロキシ-2-メチルプロピル]-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得た化合物(30 mg) 及び(2R)-3-ブロモ-2-メチルプロパン-1-オール(17 μL)より、表題化合物(2.7 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 564 [M+H]+, tR = 0.52 min, mode N.
実施例2−61: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-[(2R)-3-ヒドロキシ-2-メチルプロピル]-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得た化合物(30 mg) 及び(2S)-3-ブロモ-2-メチルプロパン-1-オール(17 μL)より、表題化合物(2.2 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 564 [M+H]+, tR = 0.53 min, mode N.
実施例2−62: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-(3-ヒドロキシプロピル)-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得た化合物(30 mg) 及び2-(3-ブロモプロポキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン(28 μL)より、表題化合物(18 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.53-1.71 (m, 5H), 2.00-2.10 (m, 1H), 2.20-2.29 (m, 1H), 2.32-2.38 (m, 3H), 2.92-3.18 (m, 5H), 3.28-3.52 (m, 2H), 3.64-3.96 (m, 5H), 4.75-4.82 (m, 0.5H), 5.76 (br s, 0.5H), 6.06-6.17 (m, 1H), 7.42-7.58 (m, 3H), 8.23 (br s, 3H), 8.52 (s, 0.5H), 9.32 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 550 [M+H]+, tR = 0.93 min, mode H.
実施例2−63: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-(4-ヒドロキシブチル)-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程2−63−1:工程1−2−6及び工程1−2−7と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得られた化合物(30 mg)及び4-ブロモブチル アセタート(24 μL)より、4-([(1S)-1-(5-{(3S)-3-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ピロリジン-1-イル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)エチル]{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}アミノ)ブチル アセタート(18 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 706 [M+H]+, tR = 1.19 min, mode N.
工程2−63−2:工程2−63−1で得られた化合物(17 mg)のMeOH(2.0 mL)溶液にK2CO3(8.0 mg)を加え、室温で4時間撹拌した。反応溶液にCHCl3、水を加え抽出を行った。水層をPhase Separatorを用いて分離した後、有機層を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/EtOAc = 30/70〜1/99; v/v)で精製し、tert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(4-ヒドロキシブチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(16 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 664 [M+H]+, tR = 1.07 min, mode N.
工程2−63−3:工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程2−63−2で得た化合物(15 mg)より、表題化合物(16 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.00-1.55 (m, 4H), 1.55-1.71 (m, 3H), 2.01-2.10 (m, 1H), 2.20-2.30 (m, 1H), 2.34-2.38 (m, 3H), 2.92-3.13 (m, 5H), 3.29-3.96 (m, 7H), 4.74-4.82 (m, 0.5H), 5.71 (br s, 0.5H), 6.07-6.16 (m, 1H), 7.43-7.58 (m, 3H), 8.24 (br s, 3H), 8.52 (s, 0.5H), 9.34 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 564 [M+H]+, tR = 0.54 min, mode N.
実施例2−64: N-(3-アミノプロピル)-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得た化合物(30 mg)及びtert-ブチル (3-ブロモプロピル)カルバマート(39 mg)より、表題化合物(23 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 549 [M+H]+, tR = 0.69 min, mode H.
実施例2−65: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]-N-{3-[(メチルスルホニル)アミノ]プロピル}ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得た化合物(30 mg) 及びN-(3-ブロモプロピル)メタンスルホンアミド(36 mg)より、表題化合物(12 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.52-1.74 (m, 5H), 2.00-2.10 (m, 1H), 2.20-2.29 (m, 1H), 2.33-2.38 (m, 3H), 2.71-2.96 (m, 5H), 3.00-3.07 (m, 3H), 3.35-3.97 (m, 7H), 4.11-4.15 (m, 0.5H), 4.75-4.82 (m, 0.5H), 6.06-6.17 (m, 1H), 6.92-6.98 (m, 1H), 7.43-7.62 (m, 3H), 8.16 (br s, 3H), 8.52 (s, 0.5H), 9.32 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 627 [M+H]+, tR = 0.52 min, mode N.
実施例2−66: N-(3-アミノプロピル)-5-クロロ-N-{(1S)-1-[6-メチル-5-(ピロリジン-1-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル]プロピル}-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程2−66−1:工程1−2−5と同様の手法を用いて、工程1−3−4で得られた化合物(930 mg)及びピロリジン(2.50 mL)より、(1S)-1-[6-メチル-5-(ピロリジン-1-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル]プロパン-1-アミン(380 mg, 褐色油状物)を得た。
LCMS (ESI) m/z 260 [M+H]+, tR = 0.67 min, mode H.
工程2−66−2:工程1−2−6及び工程1−2−7と同様の手法を用いて、工程2−66−1で得られた化合物(30 mg)及びtert-ブチル (3-ブロモプロピル)カルバマート(55 mg)より、tert-ブチル [3-({5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}{(1S)-1-[6-メチル-5-(ピロリジン-1-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル]プロピル}アミノ)プロピル]カルバマート(10 mg, 白色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 648 [M+H]+, tR = 1.32 min, mode N.
工程2−66−3:工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程2−66−2で得た化合物(10 mg)より、表題化合物(11 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 548 [M+H]+, tR = 0.71 min, mode N.
実施例2−67: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-[4-(1,3-ジオキソ-1,3-ジヒドロ-2H-イソインドール-2-イル)ブチル]-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程2−67−1:工程1−2−6及び工程1−2−7と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得られた化合物(150 mg)及び2-(4-ブロモブチル)-1H-イソインドール-1,3(2H)-ジオン(234 mg)より、tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-({5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}[4-(1,3-ジオキソ-1,3-ジヒドロ-2H-イソインドール-2-イル)ブチル]アミノ)エチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(138 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 793 [M+H]+, tR = 1.25 min, mode N.
工程2−67−2:工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程2−67−1で得た化合物(15 mg)より、表題化合物(15 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.20-1.68 (m, 7H), 2.01-2.10 (m, 1H), 2.21-2.30 (m, 1H), 2.35 (s, 3H), 2.91-3.06 (m, 5H), 3.28-3.75 (m, 7H), 4.72-4.80 (m, 1H), 6.02-6.10 (m, 1H), 7.40-7.58 (m, 3H), 7.80-7.86 (m, 4H), 8.23 (br s, 3H), 8.48 (s, 0.5H), 9.32 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 693 [M+H]+, tR = 0.67 min, mode N.
実施例2−68: N-(4-アミノブチル)-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程2−68−1:工程2−67−1で得られた化合物(0.12 g)のEtOH(2.0 mL)溶液にヒドラジン1水和物(37 μL)を加え、60 ℃で4時間撹拌した。反応溶液に飽和NH4Cl水溶液を加え、CHCl3で抽出した。水層をPhase Separatorを用いて分離し、有機層を減圧下濃縮した。残渣をNH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:CHCl3/MeOH = 97/3〜90/10; v/v)で精製し、tert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[(4-アミノブチル){5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート (71 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 663 [M+H]+, tR = 0.72 min, mode N.
工程2−68−2:工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程2−68−1で得た化合物(15 mg)より、表題化合物(18 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 563 [M+H]+, tR = 0.74 min, mode H.
実施例2−69: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]-N-{4-[(メチルスルホニル)アミノ]ブチル}ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程2−69−1:工程2−68−1で得られた化合物(53 mg)のCHCl3(2.0 mL)溶液に氷冷下、Et3N(33 μL)、MsCl(7.4 μL)を加え、室温で30分間撹拌した。反応溶液に飽和NaHCO3水溶液を加え、CHCl3で抽出した。水層をPhase Separatorを用いて分離し、有機層を減圧下濃縮した。OH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:CHCl3/MeOH = 100/0〜97/3; v/v)で精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-({5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}{4-[(メチルスルホニル)アミノ]ブチル}アミノ)エチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(56 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 741 [M+H]+, tR = 1.09 min, mode N.
工程2−69−2:工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程2−69−1で得た化合物(54 mg)より、表題化合物(54 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.06-1.56 (m, 4H), 1.56-1.71 (m, 3H), 2.02-2.12 (m, 1H), 2.20-2.30 (m, 1H), 2.32-2.38 (m, 3H), 2.60-2.67 (m, 1H), 2.75-2.89 (m, 4H), 2.92-3.09 (m, 4H), 3.33-3.52 (m, 1H), 3.70-3.98 (m, 5H), 4.78 (q, J = 6.6 Hz, 1H), 6.06-6.17 (m, 1H), 6.80-6.97 (m, 1H), 7.42-7.57 (m, 3H), 8.31 (br s, 3H), 8.51 (s, 0.5H), 9.36 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 641 [M+H]+, tR = 0.99 min, mode H.
実施例2−70: 2-(アセチルアミノ)-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-5-クロロ-N-メチルベンズアミド の合成
工程2−70−1:工程1−1−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得られた化合物(50 mg) 及び2-アミノ-5-クロロ安息香酸(26 mg)より、tert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[(2-アミノ-5-クロロベンゾイル)(メチル)アミノ]プロピル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(41 mg)を得た。
工程2−70−2:工程2−70−1で得られた化合物(41 mg)のCHCl3(1.0 mL)溶液に、氷冷下、 ピリジン (32 μL)、無水酢酸(21 μL)を加え、室温で2時間攪拌した。反応液を水にあけ、CHCl3にて抽出した。有機層をPhase Separatorにてろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣を逆相分取HPLCにて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-{[2-(アセチルアミノ)-5-クロロベンゾイル](メチル)アミノ}プロピル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(34 mg, 無色固体)を得た。
工程2−70−3:工程2−70−2で得られた化合物(34 mg)のCHCl3(1 mL)溶液に、TFA (1 mL) を加え、室温にて2時間攪拌した。反応液を 飽和NaHCO3水溶液 にあけ、CHCl3にて抽出した。有機層をPhase Separatorにてろ過後、ろ液を減圧下濃縮し、表題化合物(34 mg, 無色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 0.80-1.13 (m, 3H), 1.74-1.82 (m, 1H), 1.90-2.09 (m, 2H), 2.10-2.20 (m, 4H), 2.34-2.43 (m, 3H), 2.73 (br s, 1H), 2.86-2.96 (m, 2H), 3.43 (dd, J = 10.5, 4.3 Hz, 1H), 3.66-3.79 (m, 2H), 3.89 (br s, 2H), 4.83 (br s, 0.5H), 5.89-6.08 (m, 1.5H), 7.17-7.40 (m, 1H), 7.94-8.23 (m, 2H), 8.62-9.04 (m, 1H).
LCMS (ESI) m/z 484 [M+H]+, tR = 0.46 min, mode N.
実施例2−71: 2-(アセチルアミノ)-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N,5-ジメチルベンズアミドの合成
工程1−1−8、工程2−70−2及び工程2−70−3と同様の手法にて、工程1−4−3で得られた化合物(50 mg) 及び2-アミノ-5-メチル安息香酸(23 mg)より、表題化合物(21 mg, 無色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 0.77-1.13 (m, 3H), 1.75-2.24 (m, 7H), 2.25-2.34 (m, 3H), 2.38 (br s, 3H), 2.67-2.97 (m, 3H), 3.44 (dd, J = 10.9, 4.3 Hz, 1H), 3.66-3.78 (m, 2H), 3.89 (br s, 2H), 4.90 (br s, 0.5H), 5.88-6.18 (m, 1.5H), 7.00-7.23 (m, 1.5H), 8.01 (br s, 1.5H), 8.55 (br s, 0.5H), 8.83 (br s, 0.5H).LCMS (ESI) m/z 464 [M+H]+, tR = 0.38 min, mode N.
実施例2−72: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]-N-(4,4,4-トリフルオロブチル)ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−2−5で得た化合物(80 mg) 及び4-ブロモ-1,1,1-トリフルオロブタン(42 mg)より、表題化合物(30 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.43-1.97 (m, 5H), 2.02-2.12 (m, 1H), 2.17-2.32 (m, 3H), 2.32-2.40 (m, 3H), 2.98-3.11 (m, 3H), 3.41-4.00 (m, 7H), 4.79 (q, J = 6.9 Hz, 1H), 6.04-6.18 (m, 1H), 7.43-7.65 (m, 3H), 8.35 (br s, 3H), 8.49-8.55 (m, 0.5H), 9.33 (s, 0.5H).LCMS (ESI) m/z 602 [M+H]+, tR = 0.67 min, mode N.
実施例2−73: N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチル-2-(メチルスルホニル)ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物(30 mg) 及び2-(メチルスルホニル)安息香酸(17 mg)より、表題化合物(28 mg)を得た。
LCMS (ESI) m/z 471 [M+H]+, tR = 0.80 min, mode H.
実施例2−74:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-5-クロロ-3-フルオロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−7及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得た化合物(40 mg)及び5-クロロ-3-フルオロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]安息香酸(33 mg)より、表題化合物(40 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.87 (br s, 1H), 1.01 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 1.83-2.30 (m, 4H), 2.33-2.40 (m, 3H), 2.56 (s, 1.5H), 2.66-2.74 (m, 0.5H), 2.98-3.07 (m, 3H), 3.67-3.99 (m, 5H), 4.46 (br s, 0.3H), 5.73 (dd, J = 9.5, 6.2 Hz, 0.7H), 6.14 (s, 0.7H), 6.21 (br s, 0.3H), 7.24-7.34 (m, 1H), 7.63-7.69 (m, 1H), 8.22-8.42 (m, 3H), 8.50 (s, 0.7H), 9.46 (br s, 0.3H)
LCMS (ESI) m/z 538 [M+H]+, tR = 0.54 min, mode N.
実施例2−75:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-5-クロロ-N-エチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−3−5で得た化合物(50 mg)及びEtI(10 μL)より、表題化合物(15 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.80-1.10 (m, 6H), 1.94-2.31 (m, 4H), 2.34-2.38 (m, 3H), 2.96-3.05 (m, 4H), 3.25-3.33 (m, 1H), 3.69-4.00 (m, 5H), 4.51 (br s, 0.7H), 5.51 (s, 0.3H), 6.15-6.22 (m, 1H), 7.45-7.55 (m, 3H), 8.21 (br s, 3H), 8.52 (s, 0.5H), 9.20 (s, 0.5H)
LCMS (ESI) m/z 534 [M+H]+, tR = 1.11 min, mode H.
実施例2−76:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-5-クロロ-N-(3-フルオロプロピル)-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6〜工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−3−5で得た化合物(50 mg)及び1-ヨード-3-フルオロプロパン(27 μL)より、表題化合物(11 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.87-1.10 (m, 3H), 1.64-2.30 (m, 6H), 2.34-2.38 (m, 3H), 2.97-3.12 (m, 4H), 3.30-3.37 (m, 1H), 4.29-4.49 (m, 2H), 4.51-4.57 (m, 1H), 6.17 (s, 1H), 7.44-7.57 (m, 3H), 8.19 (br s, 3H), 8.53 (s, 0.5H), 9.25 (s, 0.5H)
LCMS (ESI) m/z 566 [M+H]+, tR = 1.13 min, mode H.
実施例2−77:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-5-クロロ-N-(4-ヒドロキシブチル)-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6、工程1−2−7、工程2−63−2及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−3−5で得た化合物(50 mg)及び4-ブロモブチル アセタート(38 μL)より、表題化合物(13 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.87-1.53 (m, 7H), 1.94-2.30 (m, 4H), 2.34-2.38 (m, 3H), 2.87-3.09 (m, 5H), 3.22-3.32 (m, 2H), 3.63-3.97 (m, 5H), 4.51 (br s, 1H), 6.15 (s, 1H), 7.45-7.56 (m, 3H), 8.20 (br s, 3H), 8.52 (s, 0.5H), 9.23 (s, 0.5H)
LCMS (ESI) m/z 578 [M+H]+, tR = 1.03 min, mode H.
実施例2−78:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-5-クロロ-N-(5-ヒドロキシペンチル)-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−6、工程1−2−7、工程2−63−2及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−3−5で得た化合物(50 mg)及び5-ブロモペンチル アセタート(42 μL)より、表題化合物(13 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.78-1.49 (m, 9H), 1.93-2.30 (m, 4H), 2.33-2.38 (m, 3H), 2.84-3.33 (m, 7H), 3.61-3.96 (m, 5H), 4.52 (br s, 1H), 6.16 (s, 1H), 7.44-7.55 (m, 3H), 8.20 (br s, 3H), 8.52 (s, 0.5H), 9.24 (s, 0.5H)
LCMS (ESI) m/z 592 [M+H]+, tR = 1.07 min, mode H.
実施例3−1:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-[(メチルスルホニル)アミノ]-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−1−1:工程1−1−4で得られた化合物(4.73 g)の1,4-ジオキサン(30 mL)溶液に4M HCl/1,4-ジオキサン溶液(30 mL)を滴下し、室温にて3日間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、6-メチル-2-[(1S)-1-(メチルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5(4H)-オン 塩酸塩(3.81 g, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.55 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.95 (br s, 3H), 2.46 (t, J = 5.4 Hz, 3H), 4.34-4.42 (m, 1H), 6.04 (s, 1H), 8.43 (s, 1H), 9.11-9.38 (m, 1H), 12.28 (s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 207 [M+H]+, tR = 0.22 min, mode H.
工程3−1−2:工程3−1−1で得られた化合物(3.81 g)をPOCl3(29 mL)に懸濁し、加熱還流下、2.5時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、(1S)-1-(5-クロロ-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)-N-メチルエタンアミン塩酸塩(4.62 g, 褐色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.64 (d, J = 6.2 Hz, 3H), 2.34 (s, 3H), 4.59 (br s, 1H), 6.88 (s, 1H), 6.95-7.62 (m, 3H), 9.19 (s, 1H), 9.26-9.53 (m, 1H).
LCMS (ESI) m/z 225 [M+H]+, tR = 0.56 min, mode H.
工程3−1−3:工程3−1−2で得られた化合物(4.50 g)のMeOH(60 mL)溶液に(3S)-(-)-3-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ピロリジン(14.4 g), Et3N (17.2 mL) を加え、加熱還流下、2時間攪拌後、室温にて14時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られた残渣をEtOAc、飽和NaHCO3水溶液にて分液した。有機層を飽和NaHCO3水溶液にて洗浄後、MgSO4で乾燥してろ過した後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:CHCl3/MeOH/NH4OH= 100/0/0〜80/20/2; v/v/v)にて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-(メチルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート (6.16 g, 淡黄色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.42-1.48 (m, 12H), 1.88-1.95 (m, 1H), 2.17-2.24 (m, 1H), 2.33 (br s, 3H), 2.39 (s, 3H), 3.53 (dd, J = 10.9, 3.9 Hz, 1H), 3.68-3.74 (m, 1H), 3.76-3.82 (m, 1H), 3.80 (dt, J = 10.7, 7.4 Hz, 1H), 3.84 (q, J = 6.6 Hz, 1H), 3.88-3.95 (m, 1H), 4.30 (br s, 1H), 4.69 (br s, 1H), 6.04 (s, 1H), 8.02 (s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 375 [M+H]+, tR = 0.46 min, mode N.
工程3−1−4:工程3−1−3で得られた化合物(606 mg)、参考例4で得られた化合物(705 mg)のDMF(20 mL)溶液にHATU(1.66 g)、Et3N(1.35 mL) を加え、室温にて4日間攪拌した。反応液をEtOAc、飽和NaHCO3水溶液にて分液した。有機層をBrineにて洗浄後、MgSO4で乾燥してろ過した後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 95/5〜0/100; v/v)にて精製し、ベンジル (1-{[(1S)-1-(5-{(3S)-3-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ピロリジン-1-イル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)エチル](メチル)カルバモイル}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルバマート(1.10 g, 淡褐色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 0.79-0.89 (m, 1H), 1.37-1.62 (m, 13H), 1.86-1.96 (m, 1H), 2.10-2.25 (m, 1H), 2.32 (br s, 3H), 2.57-3.11 (m, 5H), 3.49-3.55 (m, 1H), 3.66-3.73 (m, 1H), 3.74-3.83 (m, 1H), 3.87-3.96 (m, 1H), 4.23-4.34 (m, 1H), 4.61-4.71 (m, 1H), 4.85-4.96 (m, 1H), 4.97-5.05 (m, 1H), 5.90-5.97 (m, 0.5H), 6.11-6.18 (m, 0.5H), 7.12-8.01 (m, 10H).
LCMS (ESI) m/z 668 [M+H]+, tR = 1.17 min, mode N.
工程3−1−5:工程3−1−4で得られた化合物(856 mg)のMeOH(20 mL)溶液に10%パラジウム-炭素(428 mg)を加え、水素雰囲気下、室温にて1時間攪拌した。反応液をセライト(登録商標)ろ過後、ろ液を減圧下濃縮し、tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-{[(1-アミノ-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルボニル](メチル)アミノ}エチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート (681 mg, 無色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CD3OD, δ): 0.96-1.04 (m, 1H), 1.40-1.58 (m, 10H), 1.87-1.98 (m, 1H), 2.12-2.21 (m, 1H), 2.22-2.33 (m, 2H), 2.38 (br s, 3H), 2.66-2.83 (m, 6H), 3.49-3.57 (m, 1H), 3.71-3.78 (m, 1H), 3.79-3.86 (m, 1H), 3.87-3.96 (m, 1H), 4.11-4.19 (m, 1H), 4.55-4.66 (m, 0.5H), 5.82-5.96 (m, 1H), 6.04-6.11 (m, 0.5H), 7.17-7.46 (m, 4H), 8.08-8.15 (m, 1H).
LCMS (ESI) m/z 534 [M+H]+, tR = 0.62 min, mode N.
工程3−1−6:工程3−1−5で得られた化合物(31 mg)のCHCl3(1 mL)溶液に氷冷下、Et3N(24 μL)、MsCl(6.0 μL)を加え、室温にて30分間攪拌した。反応液をCHCl3、飽和NaHCO3水溶液にて分液し、水層をCHCl3にて抽出した。有機層をPhase Separatorにてろ過した。ろ液を減圧下濃縮し、得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 95/5〜0/100; v/v)にて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-(6-メチル-2-{(1S)-1-[メチル({1-[(メチルスルホニル)アミノ]-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル}カルボニル)アミノ]エチル}ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート (27 mg, 無色油状物)を得た。
LCMS (ESI) m/z 612 [M+H]+, tR = 0.97, 0.99 min, mode N.
工程3−1−7:工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−1−6で得られた化合物(26.0 mg)より表題化合物(22.4 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 512 [M+H]+, tR = 0.84 min, mode H.
実施例3−2:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-1-[(エチルスルホニル)アミノ]-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−1−6及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−1−5で得られた化合物(30 mg)、エタンスルホニルクロリド(16 μL)より表題化合物(6.8 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 526 [M+H]+, tR = 0.50 min, mode N.
実施例3−3:ベンジル (1-{[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル](メチル)カルバモイル}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルバマート 塩酸塩の合成
工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−1−4で得られた化合物(10 mg)より表題化合物(8.7 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 568 [M+H]+, tR = 1.09 min, mode H.
実施例3−4:tert-ブチル (1-{[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル](メチル)カルバモイル}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルバマートの合成
工程3−1−4及び工程3−1−5と同様の手法を用いて、工程1−1−7で得られた化合物(65 mg)、N-tert-ブトキシカルボニル-1-アミノインダン-1-カルボン酸(0.11 g)より表題化合物(2.9 mg, 無色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 0.78-0.90 (m, 1H), 1.32 (br s, 3H), 1.49-1.67 (br s, 9H), 1.70-1.80 (m, 1H), 2.08-2.16 (m, 1H), 2.17-3.05 (m, 6H), 2.32 (br s, 3H), 3.40 (dd, J = 10.5, 4.3 Hz, 1H), 3.61-3.75 (m, 2H), 3.77-3.91 (m, 2H), 4.62-4.73 (m, 0.5H), 5.78-6.25 (m, 1.5H), 7.11-7.30 (m, 4H), 7.98 (s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 534 [M+H]+, tR = 0.59 min, mode H.
実施例3−5:1-アミノ-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−1−1と同様の手法を用いて、実施例3−4で得られた化合物(1.5 mg)より表題化合物(1.6 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 434 [M+H]+, tR = 0.54 min, mode H.
実施例3−6:1-(アセチルアミノ)-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド塩酸塩の合成
工程3−6−1:工程3−1−5で得られた化合物(20 mg)のCHCl3(1 mL)溶液に氷冷下、Et3N(16 μL)、AcCl(3.5 μL)を加え、同温にて1時間攪拌した。反応液をCHCl3、飽和NaHCO3水溶液にて分液し、水層をCHCl3にて抽出した。有機層をPhase Separatorにてろ過した。ろ液を減圧下濃縮し、得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 95/5〜0/100; v/v)にて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[{[1-(アセチルアミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル]カルボニル}(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(14 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 576 [M+H]+, tR = 0.90 min, mode N.
工程3−6−2:工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−6−1で得られた化合物(13.5 mg)より表題化合物(13.3 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 476 [M+H]+, tR = 0.76 min, mode H.
実施例3−7:メチル (1-{[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル](メチル)カルバモイル}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルバマート 塩酸塩の合成
工程3−6−1及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−1−5で得られた化合物(20 mg)及びクロロギ酸 メチルエステル(4.0 μL)より表題化合物(7.3 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 492 [M+H]+, tR = 0.85 min, mode H.
実施例3−8:プロパン-2-イル (1-{[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル](メチル)カルバモイル}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルバマートの合成
工程3−8−1:工程3−6−1と同様の手法を用いて、工程3−1−5で得られた化合物(30 mg)及びクロロギ酸 イソプロピルエステル(19 μL)より、プロパン-2-イル (1-{[(1S)-1-(5-{(3S)-3-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ピロリジン-1-イル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)エチル](メチル)カルバモイル}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルバマート(6.9 mg, 淡黄色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 620 [M+H]+, tR = 1.11, 1.13 min, mode N.
工程3−8−2:工程3−8−1で得られた化合物(6.9 mg)の1,4-ジオキサン(1 mL)溶液に4 M HCl/1,4-ジオキサン溶液(1 mL)を滴下して、室温にて2時間攪拌した。反応液をCHCl3、飽和NaHCO3水溶液にて分液し、水層をCHCl3にて抽出した。有機層を減圧下濃縮し、表題化合物(6.3 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 520 [M+H]+, tR = 0.57 min, mode N.
実施例3−9:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-[(2-メチルプロパノイル)アミノ]-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミドの合成
工程3−6−1及び工程3−8−2と同様の手法を用いて、工程3−1−5で得られた化合物(30 mg)及びイソブチリルクロリド(18 μL)より表題化合物(2.6 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 504 [M+H]+, tR = 0.49 min, mode N.
実施例3−10:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-[(フェニルアセチル)アミノ]-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミドの合成
工程3−6−1及び工程3−8−2と同様の手法を用いて、工程3−1−5で得られた化合物(25 mg)及びフェニルアセチルクロリド(12 μL)より表題化合物(9.2 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 552 [M+H]+, tR = 1.00 min, mode H.
実施例3−11:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-{[2-(メチルスルホニル)エチル]アミノ}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−11−1:工程3−1−5で得られた化合物(20 mg)のMeOH(1 mL)溶液にメチルビニルスルホン(7.0 μL)を加え、室温にて6時間攪拌した。反応液にメチルビニルスルホン(14 μL)を加え、室温にて3日間攪拌した。反応液にメチルビニルスルホン(14 μL)を加え、50 ℃で8時間、室温にて3日間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られた残渣をNH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/EtOAc = 95/5〜0/100〜EtOAc/MeOH = 100/0〜90/10; v/v)にて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-{メチル[(1-{[2-(メチルスルホニル)エチル]アミノ}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルボニル]アミノ}エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート (5.5 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 640 [M+H]+, tR = 0.65 min, mode N.
工程3−11−2:工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−11−1で得られた化合物(5.3 mg)より表題化合物(8.0 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 540 [M+H]+, tR = 0.58 min, mode H.
実施例3−12:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−12−1:工程3−1−5で得られた化合物(20 mg)、メタンスルホニル酢酸(10 mg)のDMF(1 mL)溶液にHATU(28 mg)、Et3N(31 μL) を加え、室温にて16時間攪拌した。反応液をEtOAc、飽和NaHCO3水溶液にて分液した。有機層をBrineにて洗浄後、MgSO4で乾燥してろ過した後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 95/5〜0/100〜EtOAc/MeOH = 100/0〜95/5; v/v)にて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-{メチル[(1-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルボニル]アミノ}エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(9.1 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 654 [M+H]+, tR = 0.92, 0.93 min, mode N.
工程3−12−2:工程3−12−1で得られた化合物(8.8 mg)の1,4-ジオキサン(0.5 mL)溶液に4 M HCl/1,4-ジオキサン溶液(1.0 mL)を滴下し、室温にて2時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、表題化合物(9.0 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.39 (br s, 3H), 1.98-2.09 (m, 1H), 2.19-2.29 (m, 1H), 2.34 (s, 3H), 2.40-3.19 (m, 10H), 3.44-3.52 (m, 1H), 3.58-3.93 (m, 4H), 4.00-4.24 (m, 2H), 5.79-5.96 (m, 2H), 7.14-7.21 (m, 1H), 7.25 (br s, 2H), 7.44-7.51 (m, 1H), 8.18 (br s, 3H), 8.50 (br s, 0.5H), 9.17 (br s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 554 [M+H]+, tR = 0.78 min, mode H.
実施例3−13:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-1-{[N-(エチルスルホニル)グリシル]アミノ}-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
実施例3−12と同様の手法を用いて、工程3−1−5で得られた化合物(20 mg)及び[(エチルスルホニル)アミノ]酢酸(13 mg)より表題化合物(13 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 583 [M+H]+, tR = 0.82 min, mode H.
実施例3−14:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-1-{[(エチルスルホニル)アセチル]アミノ}-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
実施例3−12と同様の手法を用いて、工程3−1−5で得られた化合物(25 mg)及び2-(エタンスルホニル)酢酸(9 mg)より表題化合物(13 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.19 (br s, 3H), 1.41 (br s, 3H), 2.01-2.10 (m, 1H), 2.18-2.28 (m, 1H), 2.34 (s, 3H), 2.41-3.30 (m, 9H), 3.69-3.95 (m, 5H), 3.96-4.33 (m, 2H), 5.81-5.94 (m, 2H), 7.12-7.20 (m, 1H), 7.24 (br s, 2H), 7.43-7.52 (m, 1H), 8.33 (br s, 3H), 8.51 (br s, 0.5H), 9.25 (m, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 568 [M+H]+, tR = 0.42 min, mode N.
実施例3−15:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-({[(2-メチルプロピル)スルホニル]アセチル}アミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
実施例3−12と同様の手法を用いて、工程3−1−5で得られた化合物(25 mg)及び2-( 2-メチルプロピルスルホニル)酢酸(10 mg)より表題化合物(15 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.93-1.06 (m, 6H), 1.41 (br s, 3H), 2.00-2.09 (m, 1H), 2.18-2.28 (m, 2H), 2.34 (s, 3H), 2.40-3.26 (m, 9H), 3.68-4.18 (m, 7H), 5.79-5.93 (m, 2H), 7.13-7.28 (m, 3H), 7.42-7.51 (m, 1H), 8.28 (br s, 3H), 8.50 (br s, 0.5H), 9.16-9.24 (m, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 596 [M+H]+, tR = 0.55 min, mode N.
実施例3−16:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-1-[(3,3-ジメチルブタノイル)アミノ]-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
実施例3−12と同様の手法を用いて、工程3−1−5で得られた化合物(25 mg)及びtert-ブチル酢酸(7 mg)より表題化合物(2 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 532 [M+H]+, tR = 0.60 min, mode N.
実施例3−17:1-[(N-アセチルグリシル)アミノ]-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
実施例3−12と同様の手法を用いて、工程3−1−5で得られた化合物(25 mg)及びN-アセチルグリシン(11 mg)より表題化合物(13 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 533 [M+H]+, tR = 0.72 min, mode H.
実施例3−18:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-1-[(N,N-ジメチルグリシル)アミノ]-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
実施例3−12と同様の手法を用いて、工程3−1−5で得られた化合物(25 mg)及びN,N-ジメチルグリシン 塩酸塩(13 mg)より表題化合物(12 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 519 [M+H]+, tR = 0.58 min, mode H.
実施例3−19:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-1-[(メトキシアセチル)アミノ]-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
実施例3−12と同様の手法を用いて、工程3−1−5で得られた化合物(25 mg)及びメトキシ酢酸(8 mg)より表題化合物(14 mg, 淡褐色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 506 [M+H]+, tR = 0.84 min, mode H.
実施例3−20:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-[(スルファモイルアセチル)アミノ]-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
実施例3−12と同様の手法を用いて、工程3−1−5で得られた化合物(22 mg)及び2-スルファモイル酢酸(11 mg)より表題化合物(19 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.32-1.52 (m, 3H), 2.00-2.08 (m, 1H), 2.24 (m, 1H), 2.30-2.36 (m, 3H), 2.37-3.16 (m, 7H), 3.40-3.99 (m, 7H), 5.76-5.96 (m, 2H), 6.79-7.54 (m, 4H), 8.21 (br s, 3H), 8.51 (br s, 0.5H), 8.87-9.09 (m, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 555 [M+H]+, tR = 0.79 min, mode H.
実施例3−21:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-{[(フェニルスルホニル)アセチル]アミノ}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
実施例3−12と同様の手法を用いて、工程3−1−5で得られた化合物(22 mg)及びフェニルスルホニル酢酸(17 mg)より表題化合物(23 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 616 [M+H]+, tR = 0.99 min, mode H.
実施例3−22:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-[(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イルアセチル)アミノ]-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
実施例3−12と同様の手法を用いて、工程3−1−5で得られた化合物(22 mg)及び1,2,4-トリアゾール-1-酢酸(10 mg)より表題化合物(20 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 543 [M+H]+, tR = 0.79 min, mode H.
実施例3−23:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-{[3-(メチルスルホニル)プロパノイル]アミノ}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
実施例3−12と同様の手法を用いて、工程3−1−5で得られた化合物(21 mg)及び3-(メチルスルホニル)プロパン酸(10 mg)より表題化合物(24 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 568 [M+H]+, tR = 0.77 min, mode H.

実施例3−24:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-{[2-メチル-2-(メチルスルホニル)プロパノイル]アミノ}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
実施例3−12と同様の手法を用いて、工程3−1−5で得られた化合物(20 mg)及び2-メタンスルホニル-2-メチルプロパン酸(7 mg)より表題化合物(5 mg, 淡黄色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 582 [M+H]+, tR = 0.69 min, mode N.
実施例3−25:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-1-{[(ジメチルスルファモイル)アセチル]アミノ}-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
実施例3−12と同様の手法を用いて、工程3−1−5で得られた化合物(20 mg)及び2-(ジメチルスルファモイル)酢酸(8 mg)より表題化合物(21 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 583 [M+H]+, tR = 0.66 min, mode N.
実施例3−26:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-1-[(シクロプロピルアセチル)アミノ]-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミドの合成
工程3−12−1及び工程3−8−2と同様の手法を用いて、工程3−1−5で得られた化合物(22 mg)、シクロプロピル酢酸(8 mg)より表題化合物(9 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 516 [M+H]+, tR = 0.91 min, mode H.
実施例3−27:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-1-(グリシルアミノ)-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−27−1:工程3−12−1及び工程3−1−5と同様の手法を用いて、工程3−1−5で得られた化合物(75 mg)、ベンジルオキシカルボニルグリシン(44 mg)よりtert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[{[1-(グリシルアミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル]カルボニル}(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(34 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 591 [M+H]+, tR = 0.61 min, mode N.
工程3−27−2:工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−27−1で得られた化合物(5.7 mg)より表題化合物(7.2 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 491 [M+H]+, tR = 0.56 min, mode H.
実施例3−28:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-{[N-(メチルスルホニル)グリシル]アミノ}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−1−6及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−27−1で得られた化合物(27 mg)より表題化合物(4.8 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 569 [M+H]+, tR = 0.78 min, mode H.
実施例3−29:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N,6-ジメチル-1-[(メチルスルホニル)アミノ]-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−29−1:工程3−1−3で得られた化合物(69 mg)と参考例5で得られた化合物(50 mg)のDMF(1 mL)溶液にHATU(117 mg)、Et3N(130 μL) を加え、50 ℃で6時間攪拌した。反応液に水を加え攪拌した後、EtOAcで抽出した。有機層を減圧下濃縮し、得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/EtOAc = 90/10〜0/100; v/v)にて精製し、ベンジル (1-{[(1S)-1-(5-{(3S)-3-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ピロリジン-1-イル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)エチル](メチル)カルバモイル}-6-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルバマート(57 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 682 [M+H]+, tR = 1.22, 1.23 min, mode N.
工程3−29−2:工程3−1−5と同様の手法を用いて、工程3−29−1で得られた化合物(37 mg)よりtert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-{[(1-アミノ-6-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルボニル](メチル)アミノ}エチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(30 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 548 [M+H]+, tR = 0.66, 0.68 min, mode N.
工程3−29−3:工程3−1−6及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−29−2で得られた化合物(20 mg)より表題化合物(15 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 526 [M+H]+, tR = 0.51 min, mode N.
実施例3−30:ベンジル (1-{[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル](メチル)カルバモイル}-6-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルバマート 塩酸塩の合成
工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−29−1で得られた化合物(14.7 mg)より表題化合物(15.9 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 582 [M+H]+, tR = 0.68 min, mode N.
実施例3−31:1-アミノ-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N,6-ジメチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−29−2で得られた化合物(8.2 mg)より表題化合物(8.8 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 448 [M+H]+, tR = 0.18 min, mode N.

実施例3−32:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-1-[2-(エチルスルホニル)エチル]-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−29−1及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−1−3で得られた化合物(59 mg)及び参考例6で得られた化合物(50 mg)より表題化合物(27 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 540 [M+H]+, tR = 0.20 min, mode N.
実施例3−33:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-1-(2-シクロプロピル-2-オキソエチル)-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミドの合成
工程3−33−1:工程3−29−1と同様の手法を用いて、工程3−1−3で得られた化合物(90 mg)及び参考例7で得られた化合物(69 mg)よりtert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[{[1-(2-シクロプロピル-2-オキソエチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル]カルボニル}(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(40 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 601 [M+H]+, tR = 1.16 min, mode N.
工程3−33−2:工程3−33−1で得られた化合物(18 mg)のCHCl3(0.5 mL)溶液にTFA(0.5 mL)を滴下して、室温にて2時間攪拌した。反応液をCHCl3、飽和NaHCO3水溶液にて分液した。有機層を減圧下濃縮し、表題化合物(15 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 501 [M+H]+, tR = 0.61 min, mode N.

実施例3−34:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N,2-ジメチル-1-[2-(メチルスルホニル)エチル]-2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-1-カルボキサミドの合成
工程3−29−1及び工程3−33−2と同様の手法を用いて、工程3−1−3で得られた化合物(4.0 mg)及び参考例8で得られた化合物(2.5 mg)より表題化合物(1.9 mg, 橙色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 540 [M+H]+, tR = 0.49 min, mode N.
実施例3−35:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-{[(メチルスルホニル)アミノ]メチル}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−35−1:工程3−29−1と同様の手法を用いて、工程3−1−3で得られた化合物(137 mg)及び参考例9で得られた化合物(107 mg)よりtert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[({1-[(1,3-ジオキソ-1,3-ジヒドロ-2H-イソインドル-2-イル)メチル]-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル}カルボニル)(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(31 mg, 淡黄色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 678 [M+H]+, tR = 1.18 min, mode N.
工程3−35−2:工程3−35−1で得られた化合物(31 mg)のEtOH(1.0 mL)溶液にヒドラジン1水和物(15 mg)を加え、60 ℃で3時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られた残渣にCHCl3を加え、固体を析出させた。固体をろ別し、CHCl3洗浄して得られたろ液を減圧下濃縮し、tert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[{[1-(アミノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル]カルボニル}(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(26 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 548 [M+H]+, tR = 0.68 min, mode N.
工程3−35−3:工程3−1−6及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−35−2で得られた化合物(26 mg)より表題化合物(3.2 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 526 [M+H]+, tR = 0.51 min, mode N.
実施例3−36:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N,1-ジメチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−29−1及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−1−3で得られた化合物(78 mg)及び1-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボン酸(31 mg)より表題化合物(83 mg, 淡緑色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 433 [M+H]+, tR = 0.58 min, mode N.
実施例3−37:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-1-[2-(エチルスルホニル)エチル]-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−29−1及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−1−3で得られた化合物(64 mg)及び1-[2-(エタンスルホニル)エチル]-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボン酸(40 mg)より表題化合物(83 mg, 淡緑色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 539 [M+H]+, tR = 0.53 min, mode N.
実施例3−38:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-[3-(メチルスルホニル)プロピル]-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−29−1及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−1−3で得られた化合物(28 mg)及び1-[3-(メタンスルホニル)プロピル]-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボン酸(20 mg)より表題化合物(5.3 mg, 緑色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 539 [M+H]+, tR = 0.52 min, mode N.
実施例3−39:1-アミノ-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド塩酸塩(単一ジアステレオマー)の合成
工程3−39−1:工程3−1−4で得られた化合物(210 mg)をキラルカラムにて分取精製を行い(分取条件:カラム:CHIRALPAK IB(ダイセル商標)、カラムサイズ:20 mm×250 mm、移動相:ヘキサン/EtOH = 80/20 (v/v)、流速:10 mL/min、カラム温度:25℃、検出波長:254 nm)、ベンジル (1-{[(1S)-1-(5-{(3S)-3-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ピロリジン-1-イル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)エチル](メチル)カルバモイル}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルバマートのジアステレオマーA(87.5 mg)及びジアステレオマーB(76.7mg)を得た。
ジアステレオマーA:1H NMR (600 MHz, CD3OD, δ): 1.36-1.53 (m, 12H), 1.84-1.97 (m, 1H), 2.10-2.22 (m, 1H), 2.25-2.44 (m, 3H), 2.46-3.38 (m, 7H), 3.45-3.96 (m, 4H), 4.08-4.22 (m, 1H), 4.91-5.15 (m, 2H), 5.45-5.60 (m, 0.5H), 5.82-6.07 (m, 1.5H), 7.02-7.40 (m, 7H), 7.49-7.65 (m, 1H), 7.86-7.93 (m, 1H), 8.12 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 668 [M+H]+, tR = 1.18 min, mode N.
ジアステレオマーB:LCMS (ESI) m/z 668 [M+H]+, tR = 1.17 min, mode N.
工程3−39−2:工程3−39−1で得られたベンジル (1-{[(1S)-1-(5-{(3S)-3-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ピロリジン-1-イル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)エチル](メチル)カルバモイル}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルバマートのジアステレオマーA(78 mg)のMeOH(2 mL)溶液に10%パラジウム-炭素(39 mg)を加え、水素雰囲気下、室温にて3時間攪拌した。反応液をセライト(登録商標)ろ過後、ろ液を減圧下濃縮し、得られた残渣をNH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 80/20〜0/100〜CHCl3/MeOH = 100/0〜70/30; v/v)にて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-{[(1-アミノ-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルボニル](メチル)アミノ}エチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(単一ジアステレオマー) (48 mg, 無色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CD3OD, δ):(br s, 1.5H), 1.38-1.57 (m, 10.5H), 1.90-1.97 (m, 1H), 2.13-2.22 (m, 2H), 2.29 (br s, 1H), 2.39 (s, 3H), 2.56-3.16 (m, 4H), 3.24-3.39 (m, 3H), 3.55 (dd, J = 10.7, 4.5 Hz, 1H), 3.72-3.79 (m, 1H), 3.80-3.87 (m, 1H), 3.89-3.95 (m, 1H), 4.13-4.19 (m, 1H), 4.55-4.76 (m, 0.5H), 5.83-5.94 (m, 1H), 6.05-6.12 (m, 0.5H), 7.21-7.38 (m, 4H), 8.13 (s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 534 [M+H]+, tR = 0.67 min, mode N.
工程3−39−3:工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−39−2で得られた化合物(23.8 mg)より表題化合物(27.3 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 434 [M+H]+, tR = 0.54 min, mode H.
実施例3−40:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-[(メチルスルホニル)アミノ]-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩(単一ジアステレオマー)の合成
工程3−1−6及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−39−2で得られた化合物(23.6 mg)より表題化合物(23.1 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.20-1.48 (m, 3H), 2.00-2.08 (m, 1H), 2.19-2.26 (m, 1H), 2.28-3.23 (m, 10H), 2.34 (s, 3H), 3.44-4.04 (m, 5H), 5.81-6.16 (m, 2H), 7.19-7.56 (m, 4H), 7.93 (br s, 0.5H), 8.22 (br s, 3H), 8.51 (br s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 512 [M+H]+, tR = 0.84 min, mode H.
実施例3−41:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-[(メチルスルホニル)アミノ]-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩(単一ジアステレオマー)の合成
工程3−41−1:工程3−39−2と同様の手法を用いて、工程3−39−1で得られたベンジル (1-{[(1S)-1-(5-{(3S)-3-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ピロリジン-1-イル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)エチル](メチル)カルバモイル}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルバマートのジアステレオマーB(68 mg)よりtert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-{[(1-アミノ-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルボニル](メチル)アミノ}エチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(単一ジアステレオマー)(48 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 534 [M+H]+, tR = 0.61 min, mode N.
工程3−41−2:工程3−1−6及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−41−1で得られた化合物(24.1 mg)より表題化合物(18.5 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 512 [M+H]+, tR = 0.84 min, mode H.
実施例3−42:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩(単一ジアステレオマー)の合成
工程3−42−1:工程3−1−5で得られた化合物(70 mg)、メタンスルホニル酢酸(36 mg)のDMF(1 mL)溶液にHATU(100 mg)、Et3N(110 μL) を加え、室温にて16時間攪拌した。反応液をEtOAc、飽和NaHCO3水溶液にて分液した。有機層をBrineにて洗浄後、MgSO4で乾燥してろ過した後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 95/5〜0/100〜EtOAc/MeOH = 100/0〜90/10; v/v)にて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-{メチル[(1-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルボニル]アミノ}エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマートのジアステレオマーA(24 mg, 無色アモルファス)及びジアステレオマーB(20 mg, 無色アモルファス)を得た。
ジアステレオマーA:1H NMR (600 MHz, CD3OD, δ): 1.38-1.61 (m, 12H), 1.88-1.96 (m, 1H), 2.11-2.23 (m, 1H), 2.38 (br s, 3H), 2.51-3.12 (m, 10H), 3.50-3.57 (m, 2H), 3.71-3.78 (m, 1H), 3.79-3.86 (m, 1H), 3.88-3.94 (m, 1H), 3.96-4.03 (m, 1H), 4.12-4.20 (m, 1H), 4.95-5.07 (m, 0.5H), 5.92 (br s, 1H), 5.99-6.10 (m, 0.5H), 7.14-7.57 (m, 4H), 8.10-8.19 (m, 1H).
LCMS (ESI) m/z 654 [M+H]+, tR = 0.93 min, mode N.
ジアステレオマーB:LCMS (ESI) m/z 654 [M+H]+, tR = 0.91 min, mode N.
工程3−42−2:工程3−42−1で得られたtert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-{メチル[(1-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルボニル]アミノ}エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマートのジアステレオマーA (23.2 mg)の1,4-ジオキサン(0.5 mL)溶液に4M HCl/1,4-ジオキサン溶液(1.0 mL)を滴下し、室温にて2時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、表題化合物(23.6 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.97-1.51 (m, 3H), 1.98-2.10 (m, 1H), 2.17-2.28 (m, 1H), 2.33 (s, 3H), 2.37-3.17 (m, 10H), 3.40-3.94 (m, 5H), 3.99-4.23 (m, 2H), 5.78-5.95 (m, 2H), 7.10-7.53 (m, 4H), 8.16 (br s, 3H), 8.50 (br s, 0.5H), 9.01-9.23 (m, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 554 [M+H]+, tR = 0.78 min, mode H.
実施例3−43:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩(単一ジアステレオマー)の合成
工程3−1−1と同様の手法を用いて、3−42−1で得られたtert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-{メチル[(1-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルボニル]アミノ}エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマートのジアステレオマーB(19 mg)より表題化合物(18 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 554 [M+H]+, tR = 0.78 min, mode H.

実施例3−44:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−1−4及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−1−3で得られた化合物(20 mg)及び2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボン酸(10 mg)より表題化合物(27 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 419 [M+H]+, tR = 0.92 min, mode H.
実施例3−45:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-フェニルシクロプロパンカルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−1−4及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−1−3で得られた化合物(25 mg)及び1-フェニル-1-シクロプロパンカルボン酸(13 mg)より表題化合物(34 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 419 [M+H]+, tR = 0.93 min, mode H.
実施例3−46:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N,2-ジメチル-2-フェニルプロパンアミド 塩酸塩の合成
工程3−1−4及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−1−3で得られた化合物(20 mg)及び2-フェニルイソ酪酸(12 mg)より表題化合物(24 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 421 [M+H]+, tR = 0.96 min, mode H.
実施例3−47:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-(3-メチルフェニル)シクロプロパンカルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−1−4及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−1−3で得られた化合物(25 mg)及び1-(3-メチルフェニル)シクロプロパン-1-カルボン酸(18 mg)より表題化合物(17 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 433 [M+H]+, tR = 0.98 min, mode H.
実施例3−48:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-1-(3-フルオロフェニル)-N-メチルシクロプロパンカルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−1−4及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−1−3で得られた化合物(25 mg)及び1-(3-フルオロフェニル)シクロプロパン-1-カルボン酸(18 mg)より表題化合物(11 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 437 [M+H]+, tR = 0.93 min, mode H.
実施例3−49:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチル-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-8-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−1−4及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得られた化合物(30 mg)及び5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-8-カルボン酸(29 mg)より表題化合物(25 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 437 [M+H]+, tR = 0.49 min, mode H.
実施例3−50:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-1-(エチルスルホニル)-N-メチル-4-フェニルピペリジン-4-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−29−1及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−1−3で得られた化合物(40 mg)及び1-(エタンスルホニル)-4-フェニルピペリジン-4-カルボン酸(64 mg)より表題化合物(48 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 554 [M+H]+, tR = 1.00 min, mode H.
実施例3−51:1-アセチル-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-4-フェニルピペリジン-4-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−29−1及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−1−3で得られた化合物(42 mg)及び1-アセチル-4-フェニルピペリジン-4-カルボン酸(55 mg)より表題化合物(66 mg, 褐色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 504 [M+H]+, tR = 0.47 min, mode N.
実施例3−52:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-1-(3-クロロフェニル)-N-メチルシクロプロパンカルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−29−1及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−1−3で得られた化合物(30 mg)及び1-(3-クロロフェニル)シクロプロパン-1-カルボン酸(32 mg)より表題化合物(51 mg, 桃色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 453 [M+H]+, tR = 0.57 min, mode N.
実施例3−53:tert-ブチル 4-{[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル](メチル)カルバモイル}-4-フェニルピペリジン-1-カルボキシラートの合成
工程3−29−1及び工程3−1−5と同様の手法を用いて、工程1−1−7で得られた化合物(50 mg)及び1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-フェニルピペリジン-4-カルボン酸(0.13 g)より表題化合物(9.8 mg, 無色油状物)を得た。
LCMS (ESI) m/z 562 [M+H]+, tR = 0.67 min, mode H.
実施例3−54:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-(メチルスルホニル)-4-フェニルピペリジン-4-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−54−1:工程3−29−1及び工程3−1−5と同様の手法を用いて、工程3−1−3で得られた化合物(240 mg)及び1-[(ベンジルオキシ)カルボニル]-4-フェニルピペリジン-4-カルボン酸(435 mg)よりtert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-{メチル[(4-フェニルピペリジン-4-イル)カルボニル]アミノ}エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(155 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 562 [M+H]+, tR = 0.63 min, mode N.
工程3−54−2:工程3−1−6及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−54−1で得られた化合物(20 mg)より表題化合物(31 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 540 [M+H]+, tR = 0.54 min, mode N.
実施例3−55:N4-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N4-メチル-4-フェニルピペリジン-1,4-ジカルボキサミドの合成
工程3−55−1:工程3−54−1で得られた化合物(20 mg)のCHCl3(1 mL)溶液にトリメチルシリルイソシアネート(9.0 μL)を加え、室温で2日間攪拌した。反応液をCHCl3、水にて分液した。有機層をPhase Separatorにてろ過した。ろ液を減圧下濃縮し、tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-{[(1-カルバモイル-4-フェニルピペリジン-4-イル)カルボニル](メチル)アミノ}エチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(22 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 605 [M+H]+, tR = 0.91 min, mode N.
工程3−55−2:工程3−55−1で得られた化合物(22 mg)の1,4-ジオキサン(1 mL)溶液に4 M HCl/1,4-ジオキサン溶液(1 mL)を滴下して、室温にて24時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮して得られた残渣を、NH型カラムクロマトグラフィー(移動相:CHCl3/MeOH = 100/0〜80/20; v/v)にて精製し、表題化合物(8.8 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 505 [M+H]+, tR = 0.41 min, mode N.
実施例3−56:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-1-カルバムイミドイル-N-メチル-4-フェニルピペリジン-4-カルボキサミドの合成
工程3−56−1:工程3−54−1で得られた化合物(20 mg)のEtOH(1 mL)溶液にシアナミド(7 mg)を加え、80 ℃にて2時間攪拌した。反応液にシアナミド(20 mg)を加え、80 ℃にて16時間攪拌した。反応液をろ過し、ろ液を減圧下濃縮し、得られた残渣をNH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:CHCl3/MeOH = 95/5; v/v)にて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-{[(1-カルバムイミドイル-4-フェニルピペリジン-4-イル)カルボニル](メチル)アミノ}エチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(7.4 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 604 [M+H]+, tR = 0.69 min, mode N.
工程3−56−2:工程3−55−2と同様の手法を用いて、工程3−56−1で得られた化合物(7.4 mg)より表題化合物(5.1 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 504 [M+H]+, tR = 0.17 min, mode N.
実施例3−57:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-[(メチルスルホニル)アセチル]-3-フェニルピロリジン-3-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−57−1:工程3−1−4と同様の手法を用いて、工程3−1−3で得られた化合物(100 mg)及び文献(Tetrahedron Letters, 2005年, 46巻, 8463ページ)に記載の方法にて得られた1-[(ベンジルオキシ)カルボニル]-3-フェニルピロリジン-3-カルボン酸(130 mg)よりベンジル 3-{[(1S)-1-(5-{(3S)-3-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ピロリジン-1-イル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)エチル](メチル)カルバモイル}-3-フェニルピロリジン-1-カルボキシラート(160 mg, 淡褐色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 682 [M+H]+, tR = 1.20 min, mode N.
工程3−57−2:工程3−1−5と同様の手法を用いて、工程3−57−1で得られた化合物(150 mg)よりtert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-{メチル[(3-フェニルピロリジン-3-イル)カルボニル]アミノ}エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(92.1 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 548 [M+H]+, tR = 0.63 min, mode N.
工程3−57−3:実施例3−12と同様の手法を用いて、工程3−57−2で得られた化合物(23 mg)より表題化合物(22 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.76-1.42 (m, 3H), 1.98-2.07 (m, 1H), 2.16-3.18 (m, 9H), 2.32 (s, 3H), 3.29-3.91 (m, 9H), 4.25-4.47 (m, 2H), 5.49-5.98 (m, 2H), 7.23-7.48 (m, 5H), 8.16 (br s, 2H), 8.48 (s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 568 [M+H]+, tR = 0.83 min, mode H.
実施例3−58:ベンジル 3-{[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル](メチル)カルバモイル}-3-フェニルピロリジン-1-カルボキシラート 塩酸塩の合成
工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−57−1で得られた化合物(13.7 mg)より表題化合物(13.0 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 582 [M+H]+, tR = 1.16, 1.18 min, mode H.
実施例3−59:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-(メチルスルホニル)-3-フェニルピロリジン-3-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−59−1:工程3−57−2で得られた化合物(20 mg)のCHCl3(1 mL)溶液に氷冷下、Et3N(20 μL)、メタンスルホン酸無水物(8.0 mg)を加え、同温にて1時間攪拌した。反応液をCHCl3、飽和NaHCO3水溶液にて分液し、水層をCHCl3にて抽出した。有機層をPhase Separatorにてろ過した。ろ液を減圧下濃縮し、得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 95/5〜0/100〜EtOAc/MeOH = 100/0〜90/10; v/v)にて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-(メチル{[1-(メチルスルホニル)-3-フェニルピロリジン-3-イル]カルボニル}アミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(23 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 626 [M+H]+, tR = 1.02 min, mode N.
工程3−59−2:工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−59−1で得られた化合物(22.5 mg)より表題化合物(22.4 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 526 [M+H]+, tR = 0.90 min, mode H.
実施例3−60:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-1-(エチルスルホニル)-N-メチル-3-フェニルピロリジン-3-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−1−6及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−57−2で得られた化合物(20 mg)及びエタンスルホニルクロリド(4.5 μL)より表題化合物(20 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 540 [M+H]+, tR = 0.94 min, mode H.
実施例3−61:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-4-オキソ-1-フェニルシクロヘキサンカルボキサミドの合成
工程3−61−1:工程3−29−1と同様の手法を用いて、工程3−1−3で得られた化合物(100 mg)及び4-オキソ-1-フェニルシクロヘキサンカルボン酸(117 mg)よりtert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-{メチル[(4-オキソ-1-フェニルシクロヘキシル)カルボニル]アミノ}エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(94.0 mg, 淡黄色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 575 [M+H]+, tR = 1.07 min, mode N.
工程3−61−2:工程3−33−2と同様の手法を用いて、工程3−61−1で得られた化合物(18 mg)より表題化合物(14 mg, 淡黄色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 475 [M+H]+, tR = 0.52 min, mode N.
実施例3−62:trans-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-4-ヒドロキシ-N-メチル-1-フェニルシクロヘキサンカルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−62−1:工程3−61−1で得られた化合物(300 mg)のMeOH(5 mL)溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(30 mg)を加え、室温にて3時間攪拌した。反応液に氷冷下、水を加え、CHCl3を加えて分液した。有機層をPhase Separatorにてろ過した。ろ液を減圧下濃縮し、得られた残渣をNH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 50/50〜30/70; v/v)にて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-{[(trans-4-ヒドロキシ-1-フェニルシクロヘキシル)カルボニル](メチル)アミノ}エチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(24.6 mg, 無色アモルファス)及びtert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-{[(cis-4-ヒドロキシ-1-フェニルシクロヘキシル)カルボニル](メチル)アミノ}エチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(174 mg, 無色アモルファス)を得た。
tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-{[(trans-4-ヒドロキシ-1-フェニルシクロヘキシル)カルボニル](メチル)アミノ}エチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート:LCMS (ESI) m/z 577 [M+H]+, tR = 0.94 min, mode N.
tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-{[(cis-4-ヒドロキシ-1-フェニルシクロヘキシル)カルボニル](メチル)アミノ}エチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート:LCMS (ESI) m/z 577 [M+H]+, tR = 1.01 min, mode N.
工程3−62−2:工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−62−1で得られたtert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-{[(trans-4-ヒドロキシ-1-フェニルシクロヘキシル)カルボニル](メチル)アミノ}エチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(6.0 mg)より表題化合物(2.4 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 477 [M+H]+, tR = 0.44 min, mode N.
実施例3−63:cis-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-4-ヒドロキシ-N-メチル-1-フェニルシクロヘキサンカルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−62−1で得られたtert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-{[(cis-4-ヒドロキシ-1-フェニルシクロヘキシル)カルボニル](メチル)アミノ}エチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(15.0 mg)より表題化合物(10.9 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 477 [M+H]+, tR = 0.51 min, mode N.
実施例3−64:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-4-[(メチルスルホニル)アミノ]-1-フェニルシクロヘキサンカルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−64−1:工程3−61−1で得られた化合物(100 mg)のMeOH/CHCl3混合溶液(2 mL, 1/1; v/v)に、酢酸アンモニウム(268 mg)を加え、室温にて30分間攪拌した。反応液にシアノ水素化ホウ素ナトリウム(17 mg)を加え、室温にて16時間攪拌した。反応液に、飽和NaHCO3水溶液を加え、CHCl3を加えて分液した。有機層を減圧下濃縮し、得られた残渣をNH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/EtOAc = 80/20〜0/100; v/v)にて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-{[(4-アミノ-1-フェニルシクロヘキシル)カルボニル](メチル)アミノ}エチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(71 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 576 [M+H]+, tR = 0.65, 0.69 min, mode N.
工程3−64−2:工程3−1−6及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−64−1で得られた化合物(35 mg)より表題化合物(14 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 554 [M+H]+, tR = 0.50, 0.56 min, mode N.
実施例3−65:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-4-[(メチルスルホニル)アミノ]-1-フェニルシクロヘキサンカルボキサミド 塩酸塩(単一ジアステレオマー)の合成
工程3−65−1:工程3−64−1で得られた化合物(15 mg)とメタンスルホニル酢酸(5 mg)のDMF(1 mL)溶液にHATU(20 mg)、Et3N(22 μL) を加え、60 ℃にて2時間攪拌した。反応液に水を加え、攪拌後、EtOAcにて抽出した。有機層を減圧下濃縮して、得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 90/10〜0/100; v/v)にて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-{メチル[(4-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-1-フェニルシクロヘキシル)カルボニル]アミノ}エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマートのジアステレオマーA(15 mg, 無色アモルファス)及びジアステレオマーB(2.7 mg, 無色アモルファス)を得た。
ジアステレオマーA:LCMS (ESI) m/z 696 [M+H]+, tR = 1.18 min, mode N.
ジアステレオマーB:LCMS (ESI) m/z 696 [M+H]+, tR = 1.13 min, mode N.
工程3−65−2:工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−65−1で得られたtert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-{メチル[(4-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-1-フェニルシクロヘキシル)カルボニル]アミノ}エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマートのジアステレオマーA(15 mg)より表題化合物(5.7 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 596 [M+H]+, tR = 0.50 min, mode N.
実施例3−66:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-4-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-1-フェニルシクロヘキサンカルボキサミド 塩酸塩(単一ジアステレオマー)の合成
工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−65−1で得られたtert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-{メチル[(4-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-1-フェニルシクロヘキシル)カルボニル]アミノ}エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマートのジアステレオマーB(3 mg)より表題化合物(0.6 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 596 [M+H]+, tR = 0.45 min, mode N.
実施例3−67:ベンジル 3-{[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル](メチル)カルバモイル}-3-フェニルアゼチジン-1-カルボキシラートの合成
工程3−1−4及び工程3−33−2と同様の手法を用いて、工程3−1−3(17 mg)で得られた化合物及び1-[(ベンジルオキシ)カルボニル]-3-フェニルアゼチジン-3-カルボン酸(14 mg)より表題化合物(4.4 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 568 [M+H]+, tR = 1.18 min, mode N.
実施例3−68:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-3-オキソ-1-フェニルシクロブタンカルボキサミドの合成
工程3−68−1:工程3−29−1と同様の手法を用いて、工程3−1−3で得られた化合物(0.10 g)及び3-オキソ-1-フェニルシクロブタン-1-カルボン酸(61 mg)よりtert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-{メチル[(3-オキソ-1-フェニルシクロブチル)カルボニル]アミノ}エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(0.15 g, 淡黄色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 547 [M+H]+, tR = 1.04 min, mode N.
工程3−68−2:工程3−33−2と同様の手法を用いて、工程3−68−1で得られた化合物(20.6 mg)より表題化合物(14.9 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 447 [M+H]+, tR = 0.48 min, mode N.
実施例3−69:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-3-ヒドロキシ-N-メチル-1-フェニルシクロブタンカルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−64−1及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程3−68−1で得られた化合物(130 mg)より表題化合物(12.5 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 449 [M+H]+, tR = 0.39 min, mode N.
実施例3−70:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−70−1:工程3−1−3で得られた化合物(81 mg)と参考例10で得られた化合物(59 mg)のDMF(1 mL)溶液にHATU(137 mg)、Et3N(0.15 mL) を加え、60 ℃にて6時間攪拌した。反応液に水を加え、攪拌後、EtOAcにて抽出した。有機層を減圧下濃縮して、得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 90/10〜0/100; v/v)にて精製し、ベンジル (1-{[(1S)-1-(5-{(3S)-3-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ピロリジン-1-イル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)エチル](メチル)カルバモイル}-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-イル)カルバマート(24 mg, 淡黄色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 682 [M+H]+, tR = 1.27 min, mode N.
工程3−70−2:工程3−70−1で得られた化合物(24 mg)のMeOH(1 mL)溶液に10%パラジウム-炭素(12 mg)を加え、水素雰囲気下、室温にて2時間攪拌した。反応液をセライト(登録商標)ろ過後、ろ液を減圧下濃縮し、得られた残渣をNH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 80/20〜0/100; v/v)にて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-{[(1-アミノ-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-イル)カルボニル](メチル)アミノ}エチル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(8.8 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 548 [M+H]+, tR = 0.66 min, mode N.
工程3−70−3:工程3−70−2で得られた化合物(8.8 mg)とメタンスルホニル酢酸(4.0 mg)のDMF(1 mL)溶液にHATU(12 mg)、Et3N(14 μL) を加え、60 ℃にて1.5時間攪拌した。反応液に水を加え、攪拌後、EtOAcにて抽出した。有機層を減圧下濃縮して、得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 90/10〜0/100; v/v)にて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-{メチル[(1-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-イル)カルボニル]アミノ}エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(9.7 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 668 [M+H]+, tR = 1.00 min, mode N.
工程3−70−4:工程3−70−3で得られた化合物(9.7 mg)の1,4-ジオキサン(1 mL)溶液に4 M HCl/1,4-ジオキサン溶液(1 mL)を滴下し、室温にて2時間攪拌した。反応液をろ過し、濾取した固体を減圧下乾燥し、表題化合物(6.6 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.33-1.49 (m, 3H), 1.71-1.82 (m, 1H), 1.89-2.01 (m, 1H), 2.02-2.09 (m, 1H), 2.19-2.29 (m, 1H), 2.31-3.13 (m, 13H), 3.65-3.94 (m, 5H), 4.18 (s, 2H), 4.62-4.76 (m, 0.5H), 5.78-5.99 (m, 1.5H), 7.06-7.33 (m, 4H), 8.22 (br s, 3H), 8.38-8.54 (m, 1H).
LCMS (ESI) m/z 568 [M+H]+, tR = 0.47 min, mode N.
実施例3−71:1-アミノ-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−70−4と同様の手法を用いて、工程3−70−2で得られた化合物(7.9 mg)より表題化合物(8.5 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 448 [M+H]+, tR = 0.59 min, mode H.
実施例3−72:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチル-1-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩(単一ジアステレオマー)の合成
工程3−72−1:工程1−4−3で得られた化合物(60 mg)と参考例11で得られた化合物(63 mg)のDMF(2 mL)溶液にHATU(88 mg)、Et3N(0.13 mL) を加え、室温にて3日間攪拌した。反応液をEtOAc、飽和NaHCO3水溶液にて分液した。有機層をBrineにて洗浄後、MgSO4で乾燥してろ過した後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 95/5〜0/100; v/v)にて精製し、ベンジル (1-{[(1S)-1-(5-{(3S)-3-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ピロリジン-1-イル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)プロピル](メチル)カルバモイル}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルバマート(単一ジアステレオマー)(89 mg, 無色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CD3OD, δ): 0.66-0.97 (m, 3H), 1.44 (br s, 9H), 1.75-1.96 (m, 2H), 2.01-2.20 (m, 2H), 2.31 (br s, 1H), 2.38 (br s, 2H), 2.42-3.21 (m, 7H), 3.45-3.57 (m, 1H), 3.71-3.78 (m, 1H), 3.78-3.86 (m, 1H), 3.87-3.94 (m, 1H), 4.07-4.19 (m, 1H), 4.98-5.10 (m, 2H), 5.10-5.14 (m, 0.5H), 5.76-5.83 (m, 0.5H), 5.86-6.02 (m, 1H), 7.02-7.38 (m, 8H), 7.51-7.60 (m, 1H), 8.05-8.15 (m, 1H).
LCMS (ESI) m/z 682 [M+H]+, tR = 1.23 min, mode N.
工程3−72−2:工程3−72−1で得られた化合物(85 mg)のMeOH(2 mL)溶液に10%パラジウム-炭素(43 mg)を加え、水素雰囲気下、室温にて1.5時間攪拌した。反応液をセライト(登録商標)ろ過後、ろ液を減圧下濃縮し、得られた残渣をNH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:CHCl3/MeOH = 100/0〜80/20; v/v)にて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-{[(1-アミノ-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルボニル](メチル)アミノ}プロピル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(単一ジアステレオマー)(52 mg, 無色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CD3OD, δ): 0.91-1.01 (m, 2H), 1.24-1.34 (m, 1H), 1.45 (br s, 9H), 1.84-1.97 (m, 2H), 2.05-2.23 (m, 2H), 2.28 (br s, 1H), 2.38 (br s, 2H), 2.62-2.73 (m, 1H), 2.88 (br s, 1H), 3.07-3.16 (m, 1H), 3.16-3.39 (m, 4H), 3.49-3.59 (m, 1H), 3.70-3.79 (m, 1H), 3.79-3.87 (m, 1H), 3.87-3.96 (m, 1H), 4.11-4.21 (m, 1H), 5.91 (br s, 2H), 7.15-7.42 (m, 4H), 8.09-8.19 (m, 1H).
LCMS (ESI) m/z 548 [M+H]+, tR = 0.65 min, mode N.
工程3−72−3:工程3−72−2で得られた化合物(19 mg)、メタンスルホニル酢酸(7.7 mg)のDMF(1 mL)溶液にHATU(21 mg)、Et3N(29 μL) を加え、室温にて1時間攪拌した。反応液をEtOAc、飽和NaHCO3水溶液にて分液した。有機層をBrineにて洗浄後、MgSO4で乾燥してろ過した後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 95/5〜0/100; v/v)にて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-{メチル[(1-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルボニル]アミノ}プロピル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(単一ジアステレオマー)(20 mg, 無色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CD3OD, δ): 0.94-1.03 (m, 3H), 1.45 (br s, 9H), 1.88-1.97 (m, 2H), 2.09-2.22 (m, 2H), 2.39 (br s, 3H), 2.51-2.76 (m, 2H), 2.77-2.94 (m, 4H), 2.97-3.11 (m, 4H), 3.24-3.41 (m, 2H), 3.52-3.58 (m, 1H), 3.71-3.79 (m, 1H), 3.80-3.88 (m, 1H), 3.88-3.95 (m, 1H), 4.12-4.21 (m, 1H), 5.81-6.01 (m, 2H), 7.16-7.40 (m, 3H), 7.50-7.56 (m, 0.7H), 7.98 (br s, 0.3H), 8.13 (br s, 0.7H), 8.18-8.23 (m, 0.3H).
LCMS (ESI) m/z 668 [M+H]+, tR = 0.98 min, mode N.
工程3−72−4:工程3−72−3で得られた化合物(19.0 mg)の1,4-ジオキサン(0.5 mL)溶液に4M HCl/1,4-ジオキサン溶液(1 mL)を滴下し、室温にて2時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、表題化合物(18.5 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.88 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 1.70-1.80 (m, 1H), 1.98-2.10 (m, 2H), 2.18-2.28 (m, 1H), 2.33 (s, 3H), 2.36-3.13 (m, 10H), 3.43-4.02 (m, 5H), 4.03-4.22 (m, 2H), 5.65-6.06 (m, 2H), 7.12-7.55 (m, 4H), 8.23 (br s, 3H), 8.48 (s, 0.5H), 9.20 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 568 [M+H]+, tR = 0.85 min, mode H.
実施例3−73:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-1-{[(エチルスルホニル)アセチル]アミノ}-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-カルボキサミド 塩酸塩(単一ジアステレオマー)の合成
工程3−73−1:工程3−72−2で得られた化合物(16 mg)、2-(エタンスルホニル)酢酸(7.1 mg)のDMF(1 mL)溶液にHATU(18 mg)、Et3N(24 μL) を加え、室温にて2時間攪拌した。反応液をEtOAc、飽和NaHCO3水溶液にて分液した。有機層をBrineにて洗浄後、MgSO4で乾燥してろ過した後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 95/5〜0/100; v/v)にて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-{[(1-{[(エチルスルホニル)アセチル]アミノ}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)カルボニル](メチル)アミノ}プロピル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(単一ジアステレオマー)(16 mg, 無色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CD3OD, δ): 0.97 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 1.24 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 1.26-1.36 (m, 3H), 1.45 (s, 9H), 1.86-1.97 (m, 2H), 2.09-2.21 (m, 2H), 2.38 (s, 3H), 2.49-3.39 (m, 11H), 3.50-3.58 (m, 1H), 3.70-3.79 (m, 1H), 3.79-3.87 (m, 1H), 3.88-3.94 (m, 1H), 4.12-4.18 (m, 1H), 5.79-6.01 (m, 2H), 7.15-7.38 (m, 3H), 7.52 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.98 (s, 0.5H), 8.13 (br s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 682 [M+H]+, tR = 1.01 min, mode N.
工程3−73−2:工程3−73−1で得られた化合物(14.8 mg)の1,4-ジオキサン(0.5 mL)溶液に4 M HCl/1,4-ジオキサン溶液(1 mL)を滴下し、室温にて2時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、表題化合物(14.8 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.86 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.22 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 1.71-1.80 (m, 1H), 1.99-2.10 (m, 2H), 2.19-2.28 (m, 1H), 2.33 (s, 3H), 2.36-3.27 (m, 9H), 3.44-3.95 (m, 5H), 4.01-4.18 (m, 2H), 5.65-5.83 (m, 2H), 7.13-7.52 (m, 4H), 8.19 (br s, 3H), 8.48 (s, 0.5H), 9.20 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 582 [M+H]+, tR = 0.89 min, mode H.
実施例3−74:1-アミノ-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−74−1:工程1−4−3で得られた化合物(100 mg)と参考例10で得られた化合物(167 mg)のDMF(2 mL)溶液にHATU(196 mg)、DMAP(63 mg)、DIPEA(269 μL) を加え、80 ℃にて20時間攪拌した。反応液をEtOAc、飽和NaHCO3水溶液にて分液した。有機層をBrineにて洗浄後、MgSO4で乾燥してろ過した後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 95/5〜0/100; v/v)にて精製し、ベンジル (1-{[(1S)-1-(5-{(3S)-3-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ピロリジン-1-イル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)プロピル](メチル)カルバモイル}-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-イル)カルバマート(55 mg, 淡黄色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 0.90-0.99 (m, 3H), 1.45 (br s, 9H), 1.72-3.06 (m, 13H), 2.29-2.34 (m, 3H), 3.47-4.34 (m, 5H), 4.56-4.70 (m, 1H), 4.90-5.01 (m, 2H), 5.89-6.02 (m, 1H), 7.05-7.36 (m, 9H), 7.98-8.04 (m, 1H).
LCMS (ESI) m/z 696 [M+H]+, tR = 1.42 min, mode N.
工程3−74−2:工程3−74−1で得られた化合物(50 mg)のMeOH(1 mL)溶液に10%パラジウム-炭素(20 mg)を加え、水素雰囲気下、室温にて2時間攪拌した。反応液をセライト(登録商標)ろ過後、ろ液を減圧下濃縮し、tert-ブチル [(3S)-1-{2-[(1S)-1-{[(1-アミノ-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-イル)カルボニル](メチル)アミノ}プロピル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(39 mg, 無色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 0.94-1.00 (m, 3H), 1.45 (br s, 9H), 1.72-2.26 (m, 9H), 2.30-2.34 (m, 3H), 2.48-3.02 (m, 4H), 3.48-3.55 (m, 1H), 3.67-3.73 (m, 1H), 3.75-3.83 (m, 1H), 3.87-3.97 (m, 1H), 4.23-4.36 (m, 1H), 4.64-4.74 (m, 1H), 5.90-6.08 (m, 1H), 7.05-7.20 (m, 4H), 7.97-8.05 (m, 1H).
LCMS (ESI) m/z 562 [M+H]+, tR = 0.90 min, mode N.
工程3−74−3:工程3−74−2で得られた化合物(18.6 mg)の1,4-ジオキサン(1 mL)溶液に4M HCl/1,4-ジオキサン溶液(1 mL)を滴下し、室温にて2時間攪拌した。反応液をろ取し、ろ物を減圧下乾燥し、表題化合物(19.9 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 0.94-1.00 (m, 3H), 1.45 (br s, 9H), 1.72-2.26 (m, 9H), 2.30-2.34 (m, 3H), 2.48-3.02 (m, 4H), 3.48-3.55 (m, 1H), 3.67-3.73 (m, 1H), 3.75-3.83 (m, 1H), 3.87-3.97 (m, 1H), 4.23-4.36 (m, 1H), 4.64-4.74 (m, 1H), 5.90-6.08 (m, 1H), 7.05-7.20 (m, 4H), 7.97-8.05 (m, 1H).
LCMS (ESI) m/z 462 [M+H]+, tR = 0.62 min, mode H.
実施例3−75:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチル-1-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−75−1:工程3−74−2で得られた化合物(32.0 mg)とメタンスルホニル酢酸(15 mg)のDMF(1 mL)溶液にHATU(42 mg)、Et3N(46 μL) を加え、室温にて1時間攪拌した。反応液をEtOAc、飽和NaHCO3水溶液にて分液した。有機層をBrineにて洗浄後、MgSO4で乾燥してろ過した後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 95/5〜0/100; v/v)にて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-{メチル[(1-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-イル)カルボニル]アミノ}プロピル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(27 mg, 無色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CD3OD, δ): 0.90-1.04 (m, 3H), 1.45 (br s, 9H), 1.82-2.28 (m, 9H), 2.32-2.40 (m, 3H), 2.72-3.44 (m, 9H), 3.50-3.58 (m, 1H), 3.72-3.78 (m, 1H), 3.80-3.87 (m, 1H), 3.89-3.95 (m, 1H), 4.03-4.10 (m, 1H), 4.13-4.20 (m, 1H), 4.57-4.95 (m, 1H), 5.81-6.01 (m, 1H), 7.09-7.32 (m, 4H), 7.94-8.16 (m, 1H).
LCMS (ESI) m/z 682 [M+H]+, tR = 1.05 min, mode N.
工程3−75−2:工程3−75−1で得られた化合物(11.6 mg)の1,4-ジオキサン(0.5 mL)溶液に4 M HCl/1,4-ジオキサン溶液(1 mL)を滴下し、室温にて1.5時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、表題化合物(10.5 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.79-0.95 (m, 3H), 1.68-2.29 (m, 6H), 2.31-2.35 (m, 3H), 2.36-3.11 (m, 10H), 3.42-3.94 (m, 5H), 4.13-4.21 (m, 2H), 5.69-6.04 (m, 2H), 7.08-7.30 (m, 2H), 8.11-8.26 (m, 2H), 8.35-8.50 (m, 1H).
LCMS (ESI) m/z 582 [M+H]+, tR = 0.93 min, mode H.
実施例3−76:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチル-1-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-カルボキサミド 塩酸塩(単一ジアステレオマー)の合成
工程3−76−1:工程3−75−1で得られた化合物(12 mg)をキラルカラムを用いて分取精製を行い(分取条件:カラム:CHIRALPAK IC(ダイセル商標)、カラムサイズ:20 mm×250 mm、移動相:ヘキサン/EtOH = 10/90 (v/v)、流速:10 mL/mL)、保持時間16分〜18分で溶出した画分を減圧下濃縮することで、tert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-{メチル[(1-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-イル)カルボニル]アミノ}プロピル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマートのジアステレオマーA(6.5 mg)、保持時間32分〜37分で溶出した画分を減圧下濃縮することで、tert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-{メチル[(1-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-イル)カルボニル]アミノ}プロピル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマートのジアステレオマーB(3.1mg)を得た。
ジアステレオマーA: 1H NMR (600 MHz, CD3OD, δ): 0.92-1.03 (m, 3H), 1.45 (br s, 9H), 1.80-2.29 (m, 9H), 2.33-2.41 (m, 3H), 2.81-3.46 (m, 9H), 3.50-3.59 (m, 1H), 3.70-3.79 (m, 1H), 3.79-3.87 (m, 1H), 3.88-3.96 (m, 1H), 4.11-4.23 (m, 1H), 4.58-4.71 (m, 1H), 5.72-6.06 (m, 1H), 7.05-7.33 (m, 4H), 8.01-8.23 (m, 1H).
LCMS (ESI) m/z 682 [M+H]+, tR = 1.05 min, mode N.
ジアステレオマーB:LCMS (ESI) m/z 682 [M+H]+, tR = 1.05 min, mode N.
工程3−76−2:工程3−76−1で得られたtert-ブチル [(3S)-1-{6-メチル-2-[(1S)-1-{メチル[(1-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-イル)カルボニル]アミノ}プロピル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマートのジアステレオマーA(5.8 mg)の1,4-ジオキサン(0.5 mL)溶液に4 M HCl/1,4-ジオキサン溶液(1 mL)を滴下し、室温にて1.5時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、表題化合物(6.9 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.81-0.95 (m, 3H), 1.68-2.28 (m, 6H), 2.30-2.36 (m, 3H), 2.38-3.14 (m, 10H), 3.52-3.94 (m, 5H), 4.11-4.22 (m, 2H), 5.67-6.05 (m, 2H), 7.06-7.32 (m, 2H), 8.22-8.34 (m, 2H), 8.37-8.56 (m, 1H).
LCMS (ESI) m/z 582 [M+H]+, tR = 0.93 min, mode H.
実施例3−77:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチル-5-{[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}-6,7,8,9-テトラヒドロ-5H-ベンゾ[7]アンヌレン-5-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−1−4、工程3−12−1及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得られた化合物(30 mg)及び5-アミノ-6,7,8,9-テトラヒドロ-5H-ベンゾ[7]アンヌレン-5-カルボン酸 塩酸塩(21 mg)より表題化合物(5.5 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 596 [M+H]+, tR = 0.88, 0.98 min, mode H.
実施例3−78:2-アミノ-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}プロピル]-N-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2-カルボキサミド 塩酸塩の合成
工程3−29−1及び工程3−1−1と同様の手法を用いて、工程1−4−3で得られた化合物(11 mg)及び2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2-カルボン酸(7.9 mg)より表題化合物(2.1 mg, 淡黄色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 462 [M+H]+, tR = 0.50 min, mode N.
実施例4−1:N-{(1S)-1-[5-(2-アミノエトキシ)-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル]エチル}-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミドの合成
工程4−1−1:工程1−1−4で得られた化合物(70 mg)及びベンジル (2-ヒドロキシエチル)カルバマート(67 mg)のTHF懸濁液(1 mL)にCMBP(0.18 mL)を加え、80 ℃にて2.5時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られた残渣をOH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/EtOAc)にて精製し、ベンジル {2-[(2-{(1S)-1-[(tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)オキシ]エチル}カルバマート(39 mg, 淡褐色油状物)を得た。
LCMS (ESI) m/z 484 [M+H]+.
工程4−1−2:工程1−2−8、工程1−1−8及び工程1−1−9と同様の手法を用いて、工程4−1−1で得られた化合物(37 mg)より表題化合物(15 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 481 [M+H]+, tR = 0.55 min, mode N.
実施例4−2:N-{(1S)-1-[5-(アゼチジン-3-イルオキシ)-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル]エチル}-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミドの合成
工程4−1−1、工程2−70−3、工程1−1−8及び工程1−1−9と同様の手法を用いて、工程1−1−4で得られた化合物(70 mg)及びベンジル (3-ヒドロキシアゼチジン)-1-カルボキシラート(71 mg)より表題化合物(17 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 493 [M+H]+, tR = 0.56 min, mode N.
実施例4−3:N-{(1S)-1-[5-(3-アミノアゼチジン-1-イル)-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル]エチル}-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミドの合成
工程4−3−1:工程1−1−6と同様の手法を用いて、工程2−9−2で得られた化合物(20 mg)及びtert-ブチル アゼチジン-3-イルカルバマート メタンスルホン酸塩(47 mg)よりtert-ブチル [1-(2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)アゼチジン-3-イル]カルバマート(17 mg)を得た。
LCMS (ESI) m/z 592 [M+H]+, tR = 1.10 min, mode N.
工程4−3−2:工程2−70−3と同様の手法を用いて、工程4−3−1で得られ化合物(17 mg)より表題化合物(14 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 492 [M+H]+, tR = 0.53 min, mode N.
実施例4−4:N-[(1S)-1-(5-{[(1-アミノシクロブチル)メチル]アミノ}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)エチル]-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミドの合成
工程4−4−1:工程1−1−6と同様の手法を用いて、工程2−9−2で得られた化合物(20 mg)及びtert-ブチル (1-[(アミノメチル)シクロブチル]カルバマート(35 mg)よりtert-ブチル (1-{[(2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)アミノ]メチル}シクロブチル)カルバマート(11 mg)を得た。
LCMS (ESI) m/z 620 [M+H]+, tR = 1.26 min, mode N.
工程4−4−2:工程2−70−3と同様の手法を用いて、工程4−4−1で得られ化合物(10 mg)より表題化合物(8.0 mg)を得た。
LCMS (ESI) m/z 520 [M+H]+, tR = 0.58 min, mode N.
実施例4−5:5-クロロ-N-メチル-N-{(1S)-1-[6-メチル-5-(ピペラジン-1-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル]エチル}-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−1−6及び工程1−1−7と同様の手法を用いて、工程2−9−2で得られた化合物(20 mg)及び1-tert-ブトキシカルボニルピペラジン(33 mg)より表題化合物(17 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 506 [M+H]+, tR = 0.55 min, mode N.
実施例4−6:N-[(1S)-1-{5-[(2-アミノエチル)アミノ]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−1−6及び工程1−1−7と同様の手法を用いて、工程2−9−2で得られた化合物(22 mg)及びtert-ブチル (2-アミノエチル)カルバマート(12 mg)より表題化合物(7 mg, 淡黄色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.51-1.63 (m, 3H), 2.11 (s, 1.5H), 2.11 (s, 1.5H), 2.60 (s, 1.5H), 2.92- 3.11 (m, 3H), 3.05 (s, 1.5H), 3.43-3.72 (m, 4H), 4.74-4.83 (m, 0.5H), 5.89-5.96 (m, 0.5H), 5.98-6.11 (m, 1H), 7.35-7.57 (m, 3H), 7.89 (br s, 1H), 7.98 (br s, 3H), 8.46 (s, 0.5H), 9.25 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 480 [M+H]+, tR = 0.52 min, mode N.
実施例4−7:N-[(1S)-1-{5-[(trans-3-アミノシクロブチル)アミノ]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−1−6及び工程1−1−7と同様の手法を用いて、工程2−9−2で得られた化合物(20 mg)及びtrans-tert-ブチル(-3-アミノシクロブチル)カルバマート(33 mg)より表題化合物(19 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 506 [M+H]+, tR = 0.55 min, mode N.
実施例4−8:N-[(1S)-1-{5-[(3-アミノプロピル)アミノ]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−1−6及び工程1−1−7と同様の手法を用いて、工程2−9−2で得られた化合物(20 mg)及びtert-ブチル (3-アミノプロピル)カルバマート(31 mg)より表題化合物(21 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 494 [M+H]+, tR = 0.54 min, mode N.
実施例4−9:N-[(1S)-1-{5-[(3R)-3-(アミノメチル)ピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−1−6及び工程1−1−7と同様の手法を用いて、工程2−9−2で得られた化合物(20 mg)及び(S)-tert-ブチル (ピロリジン-3-イルメチル)カルバマート(35 mg)より表題化合物(19 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 520 [M+H]+, tR = 0.56 min, mode N.
実施例4−10:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-(アミノメチル)ピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−1−6及び工程1−1−7と同様の手法を用いて、工程2−9−2で得られた化合物(20 mg)及び(R)-tert-ブチル (ピロリジン-3-イルメチル)カルバマート(35 mg)より表題化合物(20 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 520 [M+H]+, tR = 0.56 min, mode N.
実施例4−11:5-クロロ-N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-ヒドロキシピロリジン-1-イル]-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミドの合成
工程1−1−6と同様の手法を用いて、工程2−9−2で得られた化合物(20 mg)及び(S)-3-ピロリジノール(15 mg)より表題化合物(22 mg)を得た。
LCMS (ESI) m/z 507 [M+H]+, tR = 0.85 min, mode N.
実施例4−12:5-クロロ-N-{(1S)-1-[5-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル]エチル}-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミドの合成
工程1−1−6と同様の手法を用いて、工程2−9−2で得られた化合物(20 mg)及び3,3-ジフルオロピロリジン(25 mg)より表題化合物(16 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 527 [M+H]+, tR = 1.17 min, mode N.
実施例4−13:5-クロロ-N-{(1S)-1-[5-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル]エチル}-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミドの合成
工程1−1−6と同様の手法を用いて、工程2−9−2で得られた化合物(20 mg)及び3,3-ジフルオロアゼチジン(23 mg)より表題化合物(18 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 513 [M+H]+, tR = 1.13 min, mode N.
実施例5−1:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-3-クロロ-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程5−1−1:工程1−1−4で得られた化合物(170 mg)のDMF(5 mL)溶液に、NCS(78 mg) を加え、室温にて4時間攪拌した。反応液を水にあけ、EtOAcにて抽出を行った。その有機層をBrineで洗浄、MgSO4で乾燥ろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/EtOAc = 80/20〜0/100; v/v) で精製し、tert-ブチル [(1S)-1-(3-クロロ-6-メチル-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)エチル](メチル)カルバマート(90 mg, 無色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.45-1.55 (m, 12H), 2.02-2.21 (m, 3H), 2.64 (br s, 3H), 7.93 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 9.95 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 341 [M+H]+.
工程5−1−2:工程1−1−5と同様の手法を用いて、工程5−1−1で得られた化合物(90 mg)より、2-{(1S)-1-[(tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]エチル}-3-クロロ-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル トリフルオロメタンスルホナート(115 mg)を得た。
LCMS (ESI) m/z 373 [M+H-Boc]+, tR = 1.30 min, mode N.
工程5−1−3:工程1−1−6と同様の手法を用いて、工程5−1−2で得られた化合物(0.11 g)より、3-クロロ-6-メチル-2-[(1S)-1-(メチルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル トリフルオロメタンスルホナート(90 mg)を得た。
LCMS (ESI) m/z 373 [M+H]+, tR = 0.59 min, mode N.
工程5−1−4:工程1−1−7と同様の手法を用いて、工程5−1−3で得られた化合物(90 mg)より、3-クロロ-2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル トリフルオロメタンスルホナート(70 mg) を得た。
工程5−1−5:工程1−1−8と同様の手法を用いて、工程5−1−4で得られた化合物(70 mg)より、tert-ブチル [(3S)-1-(3-クロロ-2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(61 mg)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.46 (s, 9H), 1.78 (d, J = 7.4 Hz, 3H), 1.90-1.98 (m, 1H), 2.22 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 2.37 (s, 3H), 2.78-3.06 (m, 6H), 3.62 (dd, J = 11.1, 4.1 Hz, 1H), 3.77-3.92 (m, 1H), 4.00 (dd, J = 10.7, 5.4 Hz, 1H), 4.31 (br s, 1H), 4.67 (br s, 1H), 5.03 (br s, 1H), 6.15 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.28-7.76 (m, 3H), 8.36 (s, 1H), 8.77 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 640 [M+H]+, tR = 1.19 min, mode N.
工程5−1−6:工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程5−1−5で得られた化合物(56 mg)より、表題化合物 (42 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 541 [M+H]+, tR = 0.56 min, mode N.
実施例5−2:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-3,6-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程5−2−1:工程3−1−3で得られた化合物(400 mg)のDMF(8 mL)溶液に、NIS(256 mg)を加え、室温にて4時間攪拌した。反応液を水にあけ、EtOAcにて抽出を行った。有機層をBrineで洗浄、MgSO4で乾燥ろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/EtOAc = 80/20〜0/100; v/v) で精製し、tert-ブチル [(3S)-1-{3-ヨード-6-メチル-2-[(1S)-1-(メチルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(510 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 501 [M+H]+, tR = 0.60 min, mode N.
工程5−2−2:工程1−1−7と同様の手法を用いて、工程5−2−1で得られた化合物(510 mg)より、tert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-3-ヨード-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(460 mg)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.44 (s, 9H), 1.71-1.82 (m, 3H), 1.93 (dd, J = 12.0, 6.6 Hz, 1H), 2.17-2.27 (m, 1H), 2.37 (s, 3H), 2.77-3.04 (m, 6H), 3.62 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 3.75-3.91 (m, 2H), 3.99 (dd, J = 10.9, 6.0 Hz, 1H), 4.31 (br s, 1H), 4.68 (br s, 1H), 4.99 (br s, 0.2H), 5.99 (d, J = 7.0 Hz, 0.8H), 7.27-7.70 (m, 3H), 8.03 (s, 1H), 8.19-8.32 (m, 0.2H), 8.57 (br s, 0.8H).
LCMS (ESI) m/z 732 [M+H]+, tR = 1.22 min, mode N.
工程5−2−3:工程5−2−2で得られた化合物(200 mg)のDMF(5 mL)溶液に、2,4,6-トリメチルボロキシン(102 mg), PdCl2(dppf)・CH2Cl2(33 mg)、K2CO3(188 mg)を加え、110 ℃で3時間攪拌した。反応液を水にあけ、EtOAcにて抽出を行った。有機層をBrineで洗浄、MgSO4で乾燥ろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (移動相:ヘキサン/EtOAc = 80/20〜0/100; v/v) にて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-3,6-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(43 mg, 無色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.44 (s, 9H), 1.63-1.74 (m, 3H), 1.86-1.95 (m, 1H), 2.20 (d, J = 13.2 Hz, 4H), 2.33 (d, J = 9.1 Hz, 3H), 2.72-3.05 (m, 6H), 3.55 (dd, J = 10.9, 3.9 Hz, 1H), 3.67-3.84 (m, 2H), 3.92 (br s, 1H), 4.30 (br s, 1H), 4.70 (br s, 1H), 4.99 (d, J = 7.0 Hz, 0.4H), 6.08-6.21 (m, 0.6H), 7.20-7.70 (m, 3H), 8.24-8.44 (m, 1H), 9.19 (s, 0.6H), 10.93 (br s, 0.4H).
LCMS (ESI) m/z 620 [M+H]+, tR = 1.21 min, mode N.
工程5−2−4:工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程5−2−3で得られた化合物(43 mgより、表題化合物(32 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 520 [M+H]+, tR = 0.56 min, mode N.
実施例5−3:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-メチル-3-フェニルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程5−3−1:工程5−2−2で得られた化合物(60 mg)の1,4-ジオキサン/水混合溶液 (3.3 mL, 10/1; v/v)に、フェニルボロン酸(30 mg),Pd2(dba)3(7.5 mg),TFP(11 mg), Cs2CO3(80 mg)を加え、90 ℃で2時間攪拌した。反応液を水にあけ、EtOAcにて抽出を行った。有機層をBrineで洗浄、MgSO4で乾燥ろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/EtOAc = 80/20〜0/100; v/v) にて精製し、tert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-6-メチル-3-フェニルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(25 mg, 無色アモルファス)を得た。
LCMS (ESI) m/z 682 [M+H]+, tR = 0.82 min, mode N.
工程5−3−2:工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程5−3−1で得られた化合物(34 mg)より、表題化合物 (28 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 582 [M+H]+, tR = 0.62 min, mode N.
実施例5−4:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-3-(4-ヒドロキシブタ-1-イン-1-イル)-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミドの合成
工程5−4−1:工程5−2−2で得られた化合物(50 mg)のDMF/Et3N混合溶液(4.5 mL, 2/1; v/v)に、4-ヒドロキシ-1-ブチン(14 mg)、PdCl2(Ph3P)2(4.8 mg)、CuI(1.3 mg)、Ph3P(3.6 mg)、HMDS(22 μL)を加え、110 ℃で2時間攪拌した。反応液を水にあけ、EtOAc にて抽出を行った。有機層をBrineで洗浄、MgSO4で乾燥ろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/EtOAc = 80/20〜0/100; v/v) にて精製し、tert-ブチル {(3S)-1-[2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-3-(4-ヒドロキシブタ-1-イン-1-イル)-6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル]ピロリジン-3-イル}カルバマート(12 mg, 無色アモルファス)を得た。
工程5−4−2:工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程5−4−1で得られた化合物(12 mg)より、表題化合物(3.0 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 574 [M+H]+, tR = 0.53 min, mode N.
実施例5−5:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−2−2、工程1−1−5、工程1−1−7、工程1−1−8、工程1−2−5及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−1−3で得られた化合物(1.00 g)及びジメチルウラシル(700 mg)より、表題化合物(147 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 492 [M+H]+, tR = 0.92 min, mode H.
実施例5−6:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-7-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程1−1−4、工程1−1−5、工程1−1−7、工程1−1−8、工程1−2−5及び工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程1−1−3で得られた化合物(1.31 g)及びエチル 3-エトキシ-2-ブテノエート(1.55 g)より、表題化合物(65.0 mg, 無色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 506 [M+H]+, tR = 0.89 min, mode H.
実施例5−7:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-エチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程5−7−1:工程1−1−3で得られた化合物(390 mg)のEtOH(8.0 mL)溶液にエチル (2E)-2-(メトキシメチリデン)ブタノエート(380 mg)及び28%NaOMe/MeOH溶液(1.1 mL)を加え、90 ℃で21時間撹拌した。反応溶液にEtOAcを加え、飽和NaHCO3水溶液で分液操作を行った。水層をBrine及びMgSO4を用いて分離した後、有機層を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:ヘキサン/EtOAc = 70/30〜35/65; v/v)にて精製し、tert-ブチル [(1S)-1-(6-エチル-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)エチル](メチル)カルバマート(96 mg, 褐色油状物)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.23 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 1.50 (s, 9H), 1.52 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 2.50-2.55 (m, 2H), 2.67 (br s, 3H), 5.25-5.65 (m, 1H), 5.75 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 9.97 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 321 [M+H]+, tR = 0.86 min, mode N.
工程5−7−2:工程1−1−5と同様の手法を用いて、工程5−7−1で得られた化合物(92 mg)より、2-{(1S)-1-[(tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]エチル}-6-エチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル トリフルオロメタンスルホナート(100 mg, 褐色油状物)を得た。
工程5−7−3:工程1−2−3と同様の手法を用いて、工程5−7−2で得られた化合物(0.10 g)より、6-エチル-2-[(1S)-1-(メチルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル トリフルオロメタンスルホナート 塩酸塩 (90 mg, 淡黄色状物質)を得た。
工程5−7−4:工程1−1−8と同様の手法を用いて、工程5−7−3で得られた化合物(90 mg)より、2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-6-エチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル トリフルオロメタンスルホナート(65 mg, 白色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.32-1.40 (m, 3H), 1.65-1.75 (m, 3H), 2.67 (s, 2H), 2.73-2.86 (m, 4H), 2.96 (s, 2H), 3.06 (s, 1H), 4.97-5.04 (m, 0.4H), 6.31 (q, J = 7.2 Hz, 0.6H), 6.42-6.48 (m, 1H), 7.24-7.42 (m, 2H), 7.62 (d, J = 8.3 Hz, 0.4H), 7.72 (d, J = 8.7 Hz, 0.6H), 8.80 (s, 0.4H), 8.95 (s, 0.6H), 9.10 (s, 0.6H), 10.43 (br s, 0.4H).
工程5−7−5:工程1−2−5と同様の手法を用いて、工程5−7−4で得られた化合物(58 mg)より、tert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-6-エチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(71 mg, 無色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.26-1.30 (m, 3H), 1.45 (br s, 9H), 1.61 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 1.65 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 1.88-1.96 (m, 1H), 2.18-2.26 (m, 1H), 2.64 (s, 1H), 2.69-2.78 (m, 2H), 2.82 (s, 2H), 2.95 (s, 1H), 3.03 (s, 2H), 3.48 -3.55 (m, 1H), 3.65-3.82 (m, 2H), 3.87-3.94 (m, 1H), 4.30 (br s, 1H), 4.66 (br s, 1H), 4.87-4.93 (m, 0.6H), 5.97-6.04 (m, 1H), 6.19-6.27 (m, 0.4H), 7.24-7.40 (m, 2H), 7.62 (d, J = 8.7 Hz, 0.6H), 7.69 (d, J = 9.1 Hz, 0.4H), 8.44 (s, 0.6H), 8.70 (s, 0.4H), 9.41 (s, 0.4H), 11.13 (br s, 0.6H).
工程5−7−6:工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程5−7−5:工程1−2−5と同様の手法を用いて、工程5−7−4で得られた化合物(58 mg)で得られた化合物(69 mg)より、表題化合物(60 mg, 白色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 1.21 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.52-1.62 (m, 3H), 2.01-2.11 (m, 1H), 2.21-2.31 (m, 1H), 2.57-2.63 (m, 1.5H), 2.69-2.80 (m, 3.5H), 2.99-3.09 (m, 3H), 3.65-3.76 (m, 2H), 3.81-3.92 (m, 3H), 4.77-4.84 (m, 0.5H), 5.95 (q, J = 7.4 Hz, 0.5H), 6.08-6.18 (m, 1H), 7.44-7.57 (m, 3H), 8.25-8.44 (m, 3H), 8.53 (s, 0.5H), 9.26 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 520 [M+H]+, tR = 0.57 min, mode N.
実施例5−8:N-[(1S)-1-{5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-6-シクロプロピルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル}エチル]-5-クロロ-N-メチル-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンズアミド 塩酸塩の合成
工程5−8−1:工程1−1−4と同様の手法を用いて、工程1−1−3で得られた化合物(350 mg)及び(E)-エチル 2-シクロプロピル-3-メトキシアクリレート(370 mg)より、tert-ブチル [(1S)-1-(6-シクロプロピル-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)エチル](メチル)カルバマート (250 mg, 淡黄色アモルファス)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 0.59-0.64 (m, 2H), 0.94-1.01 (m, 2H), 1.46-1.54 (m, 12H), 1.88-1.98 (m, 1H), 2.66 (br s, 3H), 5.26-5.62 (m, 1H), 5.78 (br s, 1H), 7.81 (s, 1H), 10.61 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 333 [M+H]+, tR = 0.88 min, mode N.
工程5−8−2:工程1−2−3と同様の手法を用いて、工程5−8−1で得られた化合物(240 mg)より、6-シクロプロピル-2-[(1S)-1-(メチルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5(4H)-オン 塩酸塩(190 mg、淡黄色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.70-0.76 (m, 2H), 0.79-0.85 (m, 2H), 1.54 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.77-1.84 (m, 1H), 2.46 (t, J = 5.2 Hz, 3H), 4.32-4.41 (m, 1H), 6.03 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 9.13 (br s, 1H), 9.30 (br s, 1H), 12.29 (s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 233 [M+H]+, tR = 0.39 min, mode H.
工程5−8−3:工程1−2−4と同様の手法を用いて、工程5−8−2で得られた化合物(190 mg)より、(1S)-1-(5-クロロ-6-シクロプロピルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2-イル)-N-メチルエタンアミン 塩酸塩(200 mg、褐色油状物)を得た。
LCMS (ESI) m/z 251 [M+H]+, tR = 0.75 min, mode H.
工程5−8−4:工程1−2−5と同様の手法を用いて、工程5−8−3で得られた化合物(200 mg)より、tert-ブチル [(3S)-1-{6-シクロプロピル-2-[(1S)-1-(メチルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル}ピロリジン-3-イル]カルバマート(240 mg, 褐色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 0.67-0.75 (m, 2H), 0.93-1.01 (m, 2H), 1.42-1.50 (m, 12H), 1.88-1.98 (m, 2H), 2.18-2.27 (m, 1H), 2.40 (s, 3H), 3.71-3.80 (m, 1H), 3.81-3.97 (m, 3H), 4.03-4.11 (m, 1H), 4.31 (br s, 1H), 4.68 (br s, 1H), 6.03 (s, 1H), 8.07 (s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 401 [M+H]+, tR = 0.55 min, mode N.
工程5−8−5:工程1−2−7と同様の手法を用いて、工程5−8−4で得られた化合物(20 mg)より、tert-ブチル [(3S)-1-(2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}-6-シクロプロピルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-イル)ピロリジン-3-イル]カルバマート(24 mg, 白色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 632 [M+H]+, tR = 1.21 min, mode N.
工程5−8−6:工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程5−8−5で得られた化合物(24 mg)より、表題化合物(24 mg, 白色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6, δ): 0.72-1.00 (m, 4H), 1.53-1.60 (m, 3H), 2.00-2.11 (m, 1H), 2.21-2.34 (m, 1H), 2.59 (s, 1.5H), 2.74 (br s, 1.5H), 3.00-3.07 (m, 3H), 3.59-4.09 (m, 5H), 4.75-4.83 (m, 0.5H), 5.89-5.97 (m, 0.5H), 6.05-6.13 (m, 1H), 7.44-7.57 (m, 3H), 8.15-8.36 (m, 3H), 8.47 (s, 0.5H), 9.22 (s, 0.5H).
LCMS (ESI) m/z 532 [M+H]+, tR = 0.61 min, mode N.
実施例5−9:エチル 5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-6-カルボキシラート 塩酸塩の合成
工程5−9−1:工程5−7−1と同様の手法を用いて、工程1−1−3で得られた化合物(1.0 g)及びエトキシメチレンマロン酸ジエチル(1.6 mL)よりエチル 2-{(1S)-1-[(tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]エチル}-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-6-カルボキシラート(210 mg, 褐色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.39 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.49 (s, 9H), 1.53 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 2.68 (br s, 3H), 4.40 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 5.28-5.68 (m, 1H), 5.92 (br s, 1H), 9.00 (s, 1H), 10.72 (br s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 365 [M+H]+, tR = 0.84 min, mode N.
工程5−9−2:工程1−2−3と同様の手法を用いて、工程5−9−1で得られた化合物(200 mg)より、エチル 2-[(1S)-1-(メチルアミノ)エチル]-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-6-カルボキシラート 塩酸塩(170 mg, 褐色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 265 [M+H]+, tR = 0.35 min, mode H.
工程5−9−3:工程1−2−4と同様の手法を用いて、工程5−9−2で得られた化合物(170 mg)より、エチル 5-クロロ-2-[(1S)-1-(メチルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-6-カルボキシラート 塩酸塩(160 mg, 褐色油状物)を得た。
LCMS (ESI) m/z 283 [M+H]+, tR = 0.68 min, mode H.
工程5−9−4:工程1−2−5と同様の手法を用いて、工程5−9−3で得られた化合物(160 mg)より、エチル 5-{(3S)-3-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ピロリジン-1-イル}-2-[(1S)-1-(メチルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-6-カルボキシラート(230 mg, 褐色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.38 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.41-1.46 (m, 12H), 1.92 (br s, 1H), 2.16-2.24 (m, 1H), 2.40 (s, 3H), 3.27-3.34 (m, 1H), 3.53- 3.61 (m, 1H), 3.65-3.79 (m, 2H), 4.29 (br s, 1H), 4.36 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 4.67 (br s, 1H), 6.05 (s, 1H), 8.82 (s, 1H).
LCMS (ESI) m/z 433 [M+H]+, tR = 0.53 min, mode N.
工程5−9−5:工程1−2−7と同様の手法を用いて、工程5−9−4で得られた化合物(220 mg)より、エチル 5-{(3S)-3-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ピロリジン-1-イル}-2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-6-カルボキシラート(200 mg, 白色固体)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3, δ): 1.42-1.46 (m, 15H), 1.63 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 1.66 (d, J = 7.4 Hz, 2H), 1.92 (br s, 1H), 2.16-2.27 (m, 1H), 2.67 (s, 2H), 2.83 (s, 1H), 2.94 (s, 2H), 3.04 (s, 1H), 3.30-3.37 (m, 1H), 3.54-3.62 (m, 1H), 3.64-3.76 (m, 2H), 4.29 (br s, 1H), 4.34-4.43 (m, 2H), 4.65 (br s, 1H), 4.88-4.97 (m, 0.4H), 5.99-6.05 (m, 1H), 6.20-6.27 (m, 0.6H), 7.22-7.41 (m, 2H), 7.61 (d, J = 8.3 Hz, 0.4H), 7.70 (d, J = 9.1 Hz, 0.6H), 9.10-9.19 (m, 1H), 9.45 (s, 0.6H), 10.70 (br s, 0.4H).
LCMS (ESI) m/z 664 [M+H]+, tR = 1.17 min, mode N.
工程5−9−6:工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程5−9−5得られた化合物(10 mg)より、表題化合物(10 mg, 白色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 564 [M+H]+, tR = 0.59 min, mode N.
実施例5−10:5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-6-カルボン酸 塩酸塩の合成
工程5−10−1:工程5−9−5で得られた化合物(100 mg)のTHF(1.0 mL)溶液にMeOH(0.5 mL)及び2M KOH水溶液(150 μL)加え、室温で3時間撹拌した。反応溶液に飽和NH4Cl水溶液を加え、CHCl3で抽出操作を行った。有機層をBrineで洗浄後、 Phase Separatorを用いて水層を分離し、有機層を減圧下濃縮した。OH型シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:CHCl3/MeOH = 100/0〜80/20; v/v)で精製した後、逆相分取HPLCで精製し、5-[(3S)-3-アミノピロリジン-1-イル]-2-{(1S)-1-[{5-クロロ-2-[(メチルスルホニル)アミノ]ベンゾイル}(メチル)アミノ]エチル}ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-6-カルボン酸 塩酸塩(60 mg, 白色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 636 [M+H]+, tR = 0.81 min, mode N.
工程5−10−2:工程1−2−8と同様の手法を用いて、工程5−10−1で得られた化合物(8.0 mg)より、表題化合物 (9.0 mg, 白色固体)を得た。
LCMS (ESI) m/z 536 [M+H]+, tR = 0.53 min, mode N.
実施例1−1〜1−12で得られた化合物の構造式を表2に、実施例2−1〜2−78で得られた化合物の構造式を表3−1〜3−8に、実施例3−1〜3−78で得られた化合物の構造式を表4−1〜4−8に、実施例4−1〜4−13で得られた化合物の構造式を表5に、実施例5−1〜5−10で得られた化合物の構造式を表6に、記載する。
Figure 2018076234
Figure 2018076234
Figure 2018076234
Figure 2018076234
Figure 2018076234
Figure 2018076234
Figure 2018076234
Figure 2018076234
Figure 2018076234
Figure 2018076234
Figure 2018076234
Figure 2018076234
Figure 2018076234
Figure 2018076234
Figure 2018076234
Figure 2018076234
Figure 2018076234
Figure 2018076234
Figure 2018076234
試験例1(in vitro抗RSV活性評価試験)
本発明の化合物のRSVに対する抗ウイルス活性を、細胞変性効果(CPE)阻害試験により決定した。
Hep2細胞をDSファーマバイオメディカル株式会社から入手し、増殖培地(10%ウシ胎児血清及びゲンタマイシンを補充したMEM培地)で培養した。RSV A2株をATCCより入手し、Hep2細胞を宿主として増幅後、-80 ℃で保管した。試験前に、Hep2細胞において望ましい細胞変性効果を生じさせるRSV A2株ウイルス液の適当な希釈倍率を決定した。
CPE阻害試験のために、試験の1日前にHep2細胞を細胞数1.0×104個/ウェルの密度で96ウェルプレートに播種した。別の96ウェルプレートにアッセイ培地(2%ウシ胎児血清及びストレプトマイシン/ペニシリンを補充したMEM培地)を用いて化合物の希釈系列を作成し、増殖培地を除去した細胞に50 μL/ウェルで添加した。続いて、アッセイ培地を用いて適宜希釈したRSV A2株ウイルス液を、50 μL/ウェルで細胞及び化合物を含有する試験プレートに加えた。各プレートには、0%及び100%ウイルス阻害対照として、感染した未処理細胞及び未感染細胞のウェルを設けた。RSVによる感染の後、試験プレートを37 ℃ 5% CO2条件下で4日間培養した。培養後、RSVによる細胞変性効果を、XTT細胞増殖アッセイキット(Biological Industries,コスモバイオ)を使用して決定した。マイクロプレートリーダーを使用して2種の波長(450及び655 nm)での吸光度を測定し、655 nmでの吸光度を450 nmでの吸光度から差し引いて、非特異的吸収の影響を排除した。CPEを50 %阻害した化合物濃度(EC50)を非線形回帰によって決定した。
本発明化合物中のEC50値を以下に示すように分類し、表2〜表6に示す。
A: EC50 < 100 nM,B: 100 nM ≦ EC50 < 1000 nM,C: EC50 ≧ 1000 nM。さらに、本発明化合物の幾つかについて、EC50値を表7に示す。
Figure 2018076234
本発明化合物(I)又はその医薬上許容される塩は、抗RSV活性を有し、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)を含むニューモウイルス亜科のウイルスが関与する感染症に対し、有用な予防薬又は治療薬として利用できる。

Claims (10)

  1. 式(I)、
    Figure 2018076234
    [ここで、式(I)中、
    1は、水素原子又はC1-6アルキル基を示し、
    2は、水素原子、C1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、カルボキシ基、又はC1-6アルコキシカルボニル基を示し、
    3は、ハロゲン原子、C1-6アルコキシ基(ここで、該C1-6アルコキシ基は、1個のアミノ基で置換されてもよい。)、ヘテロシクリルオキシ基、C1-6アルキルアミノ基{ここで、該C1-6アルキルアミノ基は、アミノ基及びC3-6シクロアルキル基(ここで、該C3-6シクロアルキル基は、1個のアミノ基で置換されてもよい)からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜2個の置換基で置換されてもよい。}、C3-6シクロアルキルアミノ基(ここで、 該C3-6シクロアルキルアミノ基は、1個のアミノ基で置換されてもよい。)、又はヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、及び1個のアミノ基で置換されたC1-6アルキル基からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜3個の置換基で置換されてもよい。)を示し、
    4は、水素原子、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、C2-6アルキニル基(ここで、該C2-6アルキニル基は、1個の水酸基で置換されてもよい。)、又はアリール基を示し、
    1及びR2は、同一又は異なって、それぞれ水素原子、C1-6アルキル基(ここで、該C1-6アルキル基は、1個の水酸基で置換されてもよい。)、又はC3-6シクロアルキル基を示すか、
    又は、R1及びR2は、隣接する炭素原子と一緒になって、C3-6シクロアルカンを形成してもよく、
    3は、C1-6アルキル基{ここで、該C1-6アルキル基は、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、C1-6アルコキシ基(ここで、該C1-6アルコキシ基は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、アリールオキシ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、ヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、1〜2個のオキソで置換されてもよい。)、アリール基、及びヘテロアリール基からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜3個の置換基で置換されてもよい。}を示し、
    Yは、アリール基、ヘテロアリール基{ここで、該アリール基及びヘテロアリール基は、ハロゲン原子、アミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、C1-6アルキルスルホニルアミノ基(ここで、該C1-6アルキルスルホニルアミノ基は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、アリールスルホニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、ヘテロシクリル基、アリール基、及びヘテロアリール基からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜3個の置換基で置換されてもよい。}、又はヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、1個のオキソで置換されてもよい。)を示し、
    又は、Yは、下記式群(II)のいずれかの構造を示し、
    Figure 2018076234
    環Qは、芳香族炭化水素環又はヘテロ芳香環(ここで、該芳香族炭化水素環及びヘテロ芳香環は、1個のC1-6アルキル基で置換されてもよい。)を示し、
    Wが単結合のとき、Zは、式(CH2)n又は式CH2NR7を示し、
    nは、2〜4の整数を示し、
    Wが式CH2のとき、Zは、式CH2CH2を示し、
    1、B2、B3、B4、及びB5は、同一又は異なって、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、又はC1-6アルキル基を示し、
    4及びR5は、同一又は異なって、それぞれ水素原子、C1-6アルキル基を示すか、
    又は、R4及びR5は、隣接する炭素原子と一緒になってC3-6シクロアルカン{ここで、該C3-6シクロアルカンは、オキソ、水酸基、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、及びC1-6アルキルスルホニルアミノ基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。}を形成してもよく、さらに該C3-6シクロアルカンは、環中の1個の式CH2が式NR8で置換されてもよく、
    6は、水素原子、アミノ基、C1-6アルキル基(ここで、該C1-6アルキル基は、C3-6シクロアルキルカルボニル基、C1-6アルキルスルホニル基、及びC1-6アルキルスルホニルアミノ基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。)、C1-6アルキルアミノ基(ここで、該C1-6アルキルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、アミノ基、 スルファモイル基、C3-6シクロアルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルアミノ基、C2-6アルカノイルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルアミノスルホニル基、アリールスルホニル基、アリール基、及びヘテロアリール基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。)、C1-6アルコキシカルボニルアミノ基(ここで、該C1-6アルコキシカルボニルアミノ基は、1個のアリール基で置換されてもよい。)、又はC1-6アルキルスルホニルアミノ基を示し、
    7は、水素原子又はC1-6アルキル基を示し、
    8は、カルバモイル基、アミジノ基、C2-6アルカノイル基(ここで、該C2-6アルカノイル基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、C1-6アルコキシカルボニル基(ここで、該C1-6アルコキシカルボニル基は、1個のアリール基で置換されてもよい。)、又はC1-6アルキルスルホニル基である。]
    で表される化合物、又はその医薬上許容される塩。
  2. 上記式(I)中、
    1が、水素原子であり、
    2が、C1-6アルキル基(ここで、該C1-6アルキル基は、1個の水酸基で置換されてもよい。)、又はC3-6シクロアルキル基であるか、
    又は、R1及びR2が、隣接する炭素原子と一緒になって、C3-6シクロアルカンを形成してもよい、
    請求項1に記載の化合物、又はその医薬上許容される塩。
  3. 上記式(I)中、
    Yが、アリール基、ヘテロアリール基{ここで、該アリール基及びヘテロアリール基は、ハロゲン原子、アミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、C1-6アルキルスルホニルアミノ基(ここで、該C1-6アルキルスルホニルアミノ基は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、アリールスルホニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、ヘテロシクリル基、アリール基、及びヘテロアリール基からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜3個の置換基で置換されてもよい。}、又はヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、1個のオキソで置換されてもよい。)である、
    請求項1又は2に記載の化合物、又はその医薬上許容される塩。
  4. 上記式(I)中、
    1が、水素原子又はC1-6アルキル基であり、
    2が、水素原子、C1-6アルキル基、又はC3-6シクロアルキル基であり、
    3が、C1-6アルコキシ基(ここで、該C1-6アルコキシ基は、1個のアミノ基で置換されてもよい。)、C1-6アルキルアミノ基(ここで、該C1-6アルキルアミノ基は、1個のアミノ基で置換されてもよい。)、C3-6シクロアルキルアミノ基(ここで、 該C3-6シクロアルキルアミノ基は、1個のアミノ基で置換されてもよい。)、又はヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、1個のアミノ基で置換されてもよい。)であり、
    4が、水素原子であり、
    1が、水素原子であり、
    2が、C1-6アルキル基又はC3-6シクロアルキル基であり、
    3が、C1-6アルキル基{ここで、該C1-6アルキル基は、ハロゲン原子、水酸基、C1-6アルコキシ基(ここで、該C1-6アルコキシ基は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、アリールオキシ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、ヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、1〜2個のオキソで置換されてもよい。)、及びアリール基からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜3個の置換基で置換されてもよい。}であり、
    Yが、アリール基、ヘテロアリール基{ここで、該アリール基及びヘテロアリール基は、ハロゲン原子、アミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、及びヘテロアリール基からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜3個の置換基で置換されてもよい。}、又はヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、1個のオキソで置換されてもよい。)である請求項1〜3いずれか1項に記載の化合物、又はその医薬上許容される塩。
  5. 上記式(I)中、
    1が、水素原子であり、
    2が、メチル基、エチル基、又はシクロプロピル基であり、
    3が、下記式群(III)のいずれかの構造であり、
    Figure 2018076234
    4が、水素原子であり、
    1が、水素原子であり、
    2が、メチル基、エチル基、プロピル基、又はシクロプロピル基であり、
    3が、C1-6アルキル基{ここで、該C1-6アルキル基は、ハロゲン原子、水酸基、C1-6アルコキシ基(ここで、該C1-6アルコキシ基は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、及びヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、1〜2個のオキソで置換されてもよい。)からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜3個の置換基で置換されてもよい。}であり、
    Yが、フェニル基又はピリジル基{ここで、該フェニル基及びピリジル基は、ハロゲン原子、アミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、フェニルスルホニルアミノ基、及びC1-6アルキルスルホニル基からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜3個の置換基で置換されてもよい。}である請求項1〜4いずれか1項に記載の化合物、又はその医薬上許容される塩。
  6. 上記式(I)中、
    Yが、上記式群(II)のいずれかの構造であり、
    環Qは、芳香族炭化水素環又はヘテロ芳香環(ここで、該芳香族炭化水素環及びヘテロ芳香環は、1個のC1-6アルキル基で置換されてもよい。)であり、
    Wが単結合のとき、Zが、式(CH2)n又は式CH2NR7であり、
    nが、2〜4の整数であり、
    Wが式CH2のとき、Zが、式CH2CH2であり、
    1、B2、B3、B4、及びB5が、同一又は異なって、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、又はC1-6アルキル基であり、
    4及びR5が、同一又は異なって、それぞれ水素原子、C1-6アルキル基であるか、
    又は、R4及びR5が、隣接する炭素原子と一緒になってC3-6シクロアルカン{ここで、該C3-6シクロアルカンは、オキソ、水酸基、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、及びC1-6アルキルスルホニルアミノ基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。}を形成してもよく、さらに該C3-6シクロアルカンは、環中の1個の式CH2が式NR8で置換されてもよく、
    6が、水素原子、アミノ基、C1-6アルキル基(ここで、該C1-6アルキル基は、C3-6シクロアルキルカルボニル基、C1-6アルキルスルホニル基、及びC1-6アルキルスルホニルアミノ基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。)、C1-6アルキルアミノ基(ここで、該C1-6アルキルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、アミノ基、 スルファモイル基、C3-6シクロアルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルアミノ基、C2-6アルカノイルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルアミノスルホニル基、アリールスルホニル基、アリール基、及びヘテロアリール基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。)、C1-6アルコキシカルボニルアミノ基(ここで、該C1-6アルコキシカルボニルアミノ基は、1個のアリール基で置換されてもよい。)、又はC1-6アルキルスルホニルアミノ基であり、
    7が、水素原子又はC1-6アルキル基であり、
    8が、カルバモイル基、アミジノ基、C2-6アルカノイル基(ここで、該C2-6アルカノイル基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、C1-6アルコキシカルボニル基(ここで、該C1-6アルコキシカルボニル基は、1個のアリール基で置換されてもよい。)、又はC1-6アルキルスルホニル基である請求項1又は2に記載の化合物、又はその医薬上許容される塩。
  7. 上記式(I)中、
    1が、水素原子又はC1-6アルキル基であり、
    2が、水素原子、C1-6アルキル基、又はC3-6シクロアルキル基であり、
    3が、C1-6アルコキシ基(ここで、該C1-6アルコキシ基は、1個のアミノ基で置換されてもよい。)、C1-6アルキルアミノ基(ここで、該C1-6アルキルアミノ基は、1個のアミノ基で置換されてもよい。)、C3-6シクロアルキルアミノ基(ここで、 該C3-6シクロアルキルアミノ基は、1個のアミノ基で置換されてもよい。)、又はヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、1個のアミノ基で置換されてもよい。)であり、
    4が、水素原子であり、
    1が、水素原子であり、
    2が、C1-6アルキル基又はC3-6シクロアルキル基であり、
    3が、C1-6アルキル基{ここで、該C1-6アルキル基は、ハロゲン原子、水酸基、C1-6アルコキシ基(ここで、該C1-6アルコキシ基は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、アリールオキシ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、ヘテロシクリル基(ここで、該ヘテロシクリル基は、1〜2個のオキソで置換されてもよい。)、及びアリール基からなる群から選ばれる同一又は異なる1〜3個の置換基で置換されてもよい。}であり、
    Yが、下記式群(IV)のいずれかの構造であり、
    Figure 2018076234
    Wが単結合のとき、Zが、式(CH2)nであり、
    nが、2〜4の整数であり、
    1、B2、B3、B4、及びB5が、それぞれ水素原子であり、
    6、B7、B8、及びB9が、同一又は異なって、それぞれ水素原子、又はC1-6アルキル基であり、
    4及びR5が、隣接する炭素原子と一緒になってC3-6シクロアルカン{ここで、該C3-6シクロアルカンは、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、及びC1-6アルキルスルホニルアミノ基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。}を形成してもよく、さらに該C3-6シクロアルカンは、環中の1個の式CH2が式NR8で置換されていてもよく、
    6が、アミノ基、C1-6アルキル基(ここで、該C1-6アルキル基はC1-6アルキルスルホニル基及びC1-6アルキルスルホニルアミノ基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。)、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、スルファモイル基、C3-6シクロアルキル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルアミノスルホニル基、アリールスルホニル基、及びアリール基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。)、C1-6アルコキシカルボニルアミノ基、又はC1-6アルキルスルホニルアミノ基であり、
    8が、C2-6アルカノイル基(ここで、該C2-6アルカノイル基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)、又はC1-6アルキルスルホニル基である請求項1、2又は6いずれか1項に記載の化合物、又はその医薬上許容される塩。
  8. 上記式(I)中、
    1が、水素原子であり、
    2が、メチル基であり、
    3が、下記式(V)の構造であり、
    Figure 2018076234
    4が、水素原子であり、
    1が、水素原子であり、
    2が、メチル基又はエチル基であり、
    3が、メチル基であり、
    Yが、上記式群(IV)のいずれかの構造であり、
    Wが単結合のとき、Zが、式(CH2)nであり、
    nが、2〜4の整数であり、
    1、B2、B3、B4、B5、B6、B7、B8、及びB9が、水素原子であり、
    4及びR5が、隣接する炭素原子と一緒になってC3-6シクロアルカン{ここで、該C3-6シクロアルカンは、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)で置換されてもよい。}を形成してもよく、さらに該C3-6シクロアルカンは、環中の1個の式CH2が式NR8で置換されてもよく、
    6が、C2-6アルカノイルアミノ基(ここで、該C2-6アルカノイルアミノ基は、スルファモイル基、C1-6アルキルスルホニル基、及びC1-6アルキルアミノスルホニル基からなる群から選ばれる1個の置換基で置換されてもよい。)、C1-6アルコキシカルボニルアミノ基、又はC1-6アルキルスルホニルアミノ基であり、
    8が、C2-6アルカノイル基(ここで、該C2-6アルカノイル基は、1個のC1-6アルキルスルホニル基で置換されてもよい。)である請求項1、2、6、又は7いずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩を有効成分として含有する、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)を含むニューモウイルス亜科のウイルスが関与する感染症の予防又は治療薬。
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