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JP2018069617A - 処理装置、及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 蓄電手段の電圧を適切に制御しないと、立ち上げ時間が変動する。【解決手段】 電源から供給される電力の供給能力に関する情報を取得する取得手段と、前記電源から供給される電力の少なくとも一部を蓄電する蓄電手段と、前記蓄電手段の電圧制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記処理装置の待機状態において、前記取得手段により取得された前記供給能力に関する情報と、前記待機状態における前記蓄電手段の電圧と、に基づいて前記蓄電手段の電圧を制御する。【選択図】 図3

Description

本発明は、処理装置及びその制御方法に関する。
紙等の記録媒体上に画像を形成する画像処理装置において、電気二重層キャパシタ(EDLC)等の蓄電手段を備えるものがある。このような画像処理装置では、定着器の温度制御用にメインヒータとサブヒータを設け、メインヒータは主電源から電力供給され、サブヒータはEDLCに蓄えた電力が供給される。画像処理装置が使用されていない待機時には、EDLCを満充電しておき、動作時にはメインヒータとサブヒータ両方に電力供給して定着器温度を素早く立ち上げることを可能にしている。
一方、EDLCは満充電状態で長時間保持すると寿命が短くなることが知られている。そのため、EDLCの寿命を延ばすために、装置をあまり使用しない夜間や省エネモード時のようにサブヒータに電力を供給する必要がない時は、EDLCの電圧を下げることが考えられている。特許文献1では、夜間や省エネモード時、EDLCの出力を、ヒータの電源としてではなく、ヒータ以外の内部機器の電源として出力するように切り替えることで、EDLCの電力を消費し、電圧を下げてEDLCの長寿命化を図っている。
特開2008−58500号公報
特許文献1では、EDLCの電圧をどこまで下げるかについて言及されていない。しかしながら、EDLCの電圧を下げすぎると、夜間明けや省エネモードからの復帰時において、立ち上げ時間(充電時間)が長くなる可能性がある。また、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)等のインターフェースと接続可能な装置の場合、USBを介してPC等の外部装置から電力が入力されることがある。このような装置の場合は、様々な電力供給能力をもったUSBが接続される可能性がある。USBの種類としては、例えば、USB2.0、USB3.0、USB Battery Charging Specification等がある。つまり、USBを介して供給される電力でEDLCの充電を行う装置の場合、電力供給能力が異なると立ち上げ時間も変動する。
以上の課題に鑑み、本発明は、適切な立ち上げ時間とするため、待機時における蓄電手段の電圧を適切に制御することができる処理装置及び制御方法を提供することを目的とする。
本発明の処理装置は、電源から供給される電力により所定の処理を実行する処理装置であって、前記電源から供給される電力の供給能力に関する情報を取得する取得手段と、前記電源から供給される電力の少なくとも一部を蓄電する蓄電手段と、前記蓄電手段の電圧制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記処理装置の待機状態において、前記取得手段により取得された前記供給能力に関する情報と、前記待機状態における前記蓄電手段の電圧と、に基づいて前記蓄電手段の電圧を制御する。
本発明の別の処理装置は、インターフェースを介して供給される電力により所定の処理を実行する処理装置であって、前記インターフェースの端子が接続される接続手段と、前記インターフェースを介して供給される電力の少なくとも一部を蓄電する蓄電手段と、を備え、前記接続手段に接続されるインターフェースの種類に応じて、前記処理装置の待機状態における前記蓄電手段の電圧が変更される。
本発明の制御方法は、電源から供給される電力の供給能力に関する情報を取得する取得手段と、前記電源から供給される電力の少なくとも一部を蓄電する蓄電手段と、を備え、前記電源から供給される電力により所定の処理を実行する処理装置の制御方法であって、前記処理装置の待機状態において、前記取得手段により取得された前記供給能力に関する情報と、前記待機状態における前記蓄電手段の電圧と、に基づいて前記蓄電手段の電圧を制御する。
本発明の別の制御方法は、インターフェースを介して供給される電力の少なくとも一部を蓄電する蓄電手段と、を備え、前記インターフェースを介して外部装置から供給される電力により所定の処理を実行する処理装置の制御方法であって、前記接続手段に端子が接続されるインターフェースの種類に応じて、前記処理装置の待機状態における前記蓄電手段の電圧を変える。
本発明により、待機時における蓄電手段の電圧が適切に制御されるため、最適な立ち上げ時間で装置を立ち上げることができる。
本発明の第1の実施形態に係わる画像処理装置の概略構成を示す模式図。 本発明の第1の実施形態に係わる画像処理装置の電源部の概略構成を示す模式図。 本発明の第1の実施形態に係わる画像処理装置が待機状態の時のEDLC電圧VTを決定する概念図。 本発明の第1の実施形態に係わる画像処理装置が待機状態の時のEDLC電圧の制御フローチャート。 本発明の第1の実施形態に係わる画像処理装置が待機状態の時のEDLC電力の流れを示す模式図。 本発明の第1の実施形態に係わる画像処理装置が待機状態の時のEDLC電力の流れを示す模式図。 本発明の第1の実施形態に係わる画像処理装置のEDLC電圧と駆動系負荷との関係を示す模式図。 本発明の第2の実施形態に係わる画像処理装置が待機状態の時のEDLC電圧VTを説明する概念図。 本発明の第2の実施形態に係わる画像処理装置の概略構成を示す模式図。 本発明の第2の実施形態に係わる画像処理装置の待機時電圧VTから動作開始電圧VDまでの充電時間計測フローチャート。 本発明の第2の実施形態に係わる画像処理装置が待機状態の時のEDLC電圧の制御フローチャート。 本発明の第3の実施形態に係わる画像処理装置の概略構成を示す模式図。 本発明の第3の実施形態に係わる画像処理装置の電源部の概略構成を示す模式図。 本発明の第3の実施形態に係わる画像処理装置が待機状態の時のEDLC電圧の制御フローチャートの一例。 本発明の第3の実施形態に係わる画像処理装置が待機状態の時のEDLC電圧の制御フローチャートの別の一例。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、第1〜第3の実施形態においては、処理装置として印刷機能及び画像読み取り機能を有する画像処理装置の例を用いて説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、印刷機能だけでもよく画像読取機能だけでもよい。また、プロジェクタのような画像を投影する処理装置でもよく、スマートフォンやタブレット端末等の携帯端末やデジタルカメラ等のような所定の処理を行う処理装置にも適用可能である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる画像処理装置101の概略機能構成を示す模式図である。画像処理装置101は、PC等の外部装置と、インターフェースであるUSB109を介して接続される。画像処理装置101は、USB109のケーブルの端子が接続されるUSBポート102を備えており、複数の種類があるUSB規格に対応可能である。
メモリ104は画像処理装置101の制御を行うためのプログラムやデータを格納している記憶手段であり、ROMやRAMにより構成される。操作表示部105は画像処理装置101の操作を行うためのスイッチや画像処理装置101の動作状態を表す液晶やLED等の表示部を有する。システム制御部103は、外部装置とUSB109を介して通信を行い、また、画像処理装置101の各手段の動作制御を行う。システム制御部103は、CPU、MPU、ASIC等の1つ以上のプロセッサを備えており、このプロセッサにより複数の処理を実行する。システム制御部103は、メモリ104からプログラムやデータを読み出し、各種の処理や各手段の動作制御を実行する。例えば、システム制御部103は、操作表示部105の表示部への表示制御や、電源部108内の蓄電手段206(図2参照)の電圧制御を行うことができる。
プリンタ駆動部106は、例えばインクジェットプリンタの場合はインクを吐出する記録ヘッド、記録ヘッドを動かすためのモータ、インクを吐出するためのヒータ駆動回路、記録紙を搬送するためのモータ等を有する。スキャナ部107は、原稿を走査して光学的に読み取りデジタルデータに変換する画像読み取り部である。
電源部108はUSBポート102に接続されたUSB109を介して外部装置から電力の供給を受け、画像処理装置101を動作させるのに必要な電圧Vo1、Vo2を生成する。電圧Vo1は、記録ヘッドやモータ等の駆動部を動作させるための動作制御部(システム系負荷)で使用され、電圧Vo2は、駆動部で使用される。具体的には、Vo1はシステム制御部103、メモリ104、操作表示部105等で使用される電圧であり、Vo2はプリンタ駆動部106とスキャナ部の原稿走査用モータで使用される。
図2は、電源部108の概略構成を表した模式図である。図2において、電源入力部201には、USBポート102に接続されたUSB109を介して外部装置から電力が入力される。電源入力部201は、USB109より電力供給を受ける入力部であり、入力電流を制限する機能を有する。供給能力検知部202は、PC等の外部装置とUSB109を介して通信することにより、USBポート102に接続されたUSB109の種類の規格に基づく情報や、供給可能な電力の規格に基づく情報を取得する。USB109の種類としては、例えば、USB2.0、USB3.0、USB Battery Charging Specification等がある。供給可能な電力の規格に基づく情報としては、USBパワーデリバリと呼ばれる規格に基づくプロファイルの情報でもよい。USBパワーデリバリでは、プロファイル1〜5の5つに分類されている。例えばプロファイル1では10wの電力を供給することができ、プロファイル5では最大100wの電力を供給することができる。
このUSBの規格(USBの種類の規格や供給可能な電力の規格)に基づく情報から、そのUSBの電力の供給能力を識別することができる。なお、供給能力検知部202は、USBの電力供給能力に関する情報が取得できればよいため、実際に電源入力部201に入力される電流や電力を直接検出してもよい。
供給能力検知部202は、取得した結果を保持し、電源入力部201に対して入力電流がそのUSBの対応する規格内に収まるように制御する。また電力の供給能力に関する情報は、システム制御部103へ送信される。電源入力部201から出力された電流は、電圧変換部203と充電制御部205に供給される。
電圧変換部203は、供給された電力をシステム系負荷を駆動するための電圧に変換し出力する(Vo1)。この電圧Vo1は、システム系負荷204で消費される。充電制御部205は、電源入力部201から入力された電力を蓄電手段206へ充電するため充電部として機能するとともに、蓄電手段206に蓄えられた電力を電圧変換部203へ供給することも可能であり、双方向DC−DCコンバータ等により構成される。つまり、充電制御部205は、蓄電手段206を充電するかどうかを切り替える切替手段として機能する。
蓄電手段206は、電力を蓄電可能な電気二重層キャパシタ(EDLC)である。EDLC単体の定格電圧は2.5Vの場合が多く、必要な電圧によってEDLCを複数個、直列に接続して使用してもよい。
電圧変換部207は、蓄電手段206の出力電力を駆動系負荷208で必要な電圧に変換し出力する(Vo2)。電圧検出部209は、蓄電手段206の出力電圧を検出しシステム制御部103へその検出結果に関する情報を送信する。システム制御部103はこの検出結果をモニタし、蓄電手段206の電圧と、供給能力検知部202より得られる電力の供給能力に関する情報と、を基に充電制御部205の制御を行うことにより、蓄電手段206の電圧制御を行う。なお、前述の通り、駆動系負荷208は、少なくとも1つ以上の駆動手段(プリンタ駆動部106やスキャナ部107の原稿走査用モータ等)を示す。また、システム系負荷204は、駆動部の動作を制御する少なくとも1つ以上の動作制御手段(システム制御部103、メモリ104、操作表示部105等)を示す。なお、スキャナ部107は、画像読取の際の画像処理や光学系の動作にはVo1(又はVo1から変換した電圧)を使用し、原稿走査用モータの動作についてはVo2を使用するとよい。
次に、このような構成の画像処理装置101の動作について説明する。USBポート102に外部装置との接続を行うUSB109が接続されると、USB109を介して電源入力部201に電力が入力され、電圧変換部203へ供給される。電圧変換部203は供給された電力をシステム負荷用の電圧に変換し電圧Vo1を出力する。Vo1によってシステム制御部103が起動される。
供給能力検知部202は、接続されたUSB109の電力供給能力を検知し、電源入力部201に対して入力電流がそのUSB109の規格で定められている供給能力内に収まるように制限する。検知されたUSB109の電力供給能力は、そのUSB109が接続されている間は保持される。USB109の供給能力内に制限された入力電流から、電圧変換部203へ供給された電流を差し引いた電流が、充電制御部205に供給される。充電制御部205からは蓄電手段206に電力が供給され、蓄電手段206が充電される。
蓄電手段206の電圧は、電圧検出部209によってモニタされており、その検出結果はシステム制御部103での充電制御に利用される。システム制御部103は、画像処理装置101が駆動系負荷を動かす予定のない待機モード(待機状態)か、駆動系負荷を動かす必要のある動作モードかを判断する。
そして、システム制御部103は、待機状態の場合は蓄電手段206の電圧を所定の電圧値となるよう制御する。動作モードと判断した場合は、システム制御部103は、蓄電手段206の電圧を所定の電圧値よりも高い電圧値となるよう制御する。電圧変換部207は、蓄電手段206に充電された電力を駆動系負荷用の電圧に変換してVo2を出力する。
動作モードの場合に、蓄電手段206の電圧を高い値にするのは、蓄電手段に、より多くの電力を蓄えておき、急な負荷変動による電圧変動を平滑化するためである。この場合の蓄電手段206の電圧値は、蓄電手段の能力を十分引き出すため、EDLCの場合はその定格電圧近くに設定するとよい。一方で待機状態の場合に蓄電手段206の電圧を動作モードの場合よりも低い電圧値とするのは、蓄電手段の長寿命化を実現するためである。さらに本実施形態では、待機状態の電圧を最適な電圧値(所定の電圧値)に制御することにより、動作モード移行時の立ち上げ時間の最適化を実現することができる。
図3を用いて、以下に待機時における蓄電手段206の待機電圧の決定方法について説明する。図3は、待機時の蓄電手段206の電圧を決定するための概念を表した模式図である。図3(A)は、接続部であるUSBポート102に接続が可能なUSBの種類の中で、最大の電力供給能力を持つUSBが接続された場合の蓄電手段206の電圧の変化を表す模式図である。図3(B)は、USB規格のうち供給能力が低い種類のUSBが接続された場合の電圧の変化を表す模式図である。なお、待機時の蓄電手段206の電圧を待機時電圧VT、待機状態から動作モードへ移行し、画像処理装置101が動作可能になった時の蓄電手段206の電圧を動作開始電圧VDと呼ぶこととする。
最大の供給能力をもつUSBとそれよりも低い供給能力をもつUSBとでは、電流の供給能力が大きいほうがより多くの電荷を充電できる。つまり、待機状態から動作可能状態まで同じ立ち上げ時間T0で充電する場合には、供給能力の高いUSBのほうが待機時電圧VTと動作開始電圧VDとの差を大きく設定することができる。動作開始電圧VDは固定であるため、USBの電力供給能力が大きい時は、待機時電圧VTは低く設定することができる(図3(A))。一方、USBの電力供給能力が小さい場合は、同じ立ち上げ時間T0での供給量が少ないため待機時電圧VTと動作開始電圧VDの差が小さくなる。よって、動作開始電圧VDは固定であるため、待機時電圧VTは高く設定することになる(図3(B))。
以上より、接続されたUSBの供給能力が最大の場合の蓄電手段206の待機時電圧VTに基づき、立ち上げ時間T0を算出して固定値とすることで、立ち上げ時間T0を最小にすることができる。そして他の供給能力を有する種類のUSBが接続された時も、同じ立ち上げ時間T0とすることにより、この立ち上げ時間T0で充電可能な待機時電圧VTを算出することができる。ここで、供給能力が最大のUSBの場合に設定できる待機時電圧VTの最小値VT_minについて説明する。画像処理装置101が動作モードから待機状態へ移行する際、通常、蓄電手段206の電圧は待機時電圧VTより大きい。従って、蓄電手段206の電圧を待機時電圧VTまで下げるために、蓄電手段206の電力をシステム系負荷204へ供給する制御が行われる。そのため蓄電手段206の電圧はシステム系負荷用の電圧変換部203の最小駆動電圧V0を下回らないようにする必要がある。最小駆動電圧V0とは、電圧変換部203がシステム系負荷へ電力供給するのに必要な最小入力電圧値をいう。従って、ばらつき等を考え、マージンを加えたVT_min(=V0+α)が、設定可能な蓄電手段206の待機時電圧VTの最小値となる。
以下において、画像処理装置101が待機状態となった場合の動作について詳細に説明する。
待機状態が検出されるタイミングとしては、USB109が接続されて外部装置からの電力供給が始まった時(システム制御部103の起動後)と動作モードが終了して次の動作予定がない時が予想される。蓄電手段206の電圧を前述した待機時電圧VTにするためには、前者は蓄電手段206を充電し、後者は蓄電手段206を放電するというような電圧の制御が必要となる。
図4は、待機状態検知時における蓄電手段206の電圧の制御フローを示す。システム制御部103は、画像処理装置101の待機状態を検知すると(S401)、まず待機時の蓄電手段206の電圧VTの算出を行う(S402〜S405)。その後、現在の蓄電手段206電圧を検出して(S406)、検出した値が待機時電圧VTより大きいか小さいか判定する(S407、S412)。大きい場合は蓄電手段206電圧を下げるため放電を行い(S408〜S411)、小さい場合は充電を行う(S413)ことにより、蓄電手段206の電圧が待機時電圧VTになるように制御することができる。以下、各ステップについて詳細に説明する。
S401で待機状態が検知されると、蓄電手段206の待機時電圧VTを算出するために、S402においてシステム制御部103は、待機時にシステム系負荷204で消費される電力Psysを取得する。これは、蓄電手段206の充電に使われる電力が、USB109から供給される電力からシステム系負荷で消費される電力を差し引いた電力で行われるからである。待機状態ではシステム系負荷204の消費電力はほぼ一定値となるため、Psysは予めメモリに記憶しておくことができる。あるいは、電圧変換部203の出力側に電流検知回路(不図示)を追加して、現在のシステム系負荷による消費電流を検出して消費電力を算出することも可能である。
S403において、蓄電手段206をVT_minから動作開始電圧VDまで充電するのに必要な時間T0を算出する。ここで、画像処理装置101に接続が予想されるUSBの中で最大の供給能力を持ったUSBが接続された場合を想定し、その入力電力をPin_MAXとする。蓄電手段206の充電に使用される電力はPin_MAXからPsysを差し引いた電力となる。よって、この電力(Pin_MAX−Psys)で、蓄電手段206をVT_minから動作開始電圧VDまで充電するのに必要な時間T0が算出する。そして算出された結果を蓄電手段206の立ち上げ時間として保持する。
次に、S404において、現在接続されているUSBの電力供給能力としてUSBの規格に基づく情報を取得し、供給電力Pinを取得する。このPinは、前述したとおり供給能力検知部202でUSBが接続される毎に検知し、保持されている。
そしてS405において、現在接続されているUSBで蓄電手段206を充電した場合に、立ち上げ時間T0で動作開始電圧VDまで充電できる待機時電圧VTを算出する。現在、蓄電手段206の充電に使用される電力は、現在の供給電力Pinからシステム負荷による消費電力Psysを差し引いた電力である。よってこの電力(Pin−Psys)で、蓄電手段206を充電した場合に、立ち上げ時間T0で動作開始電圧VDまで充電できる待機時電圧VTを算出する。
ここで、待機時電圧VTの算出において、もし接続されたUSBの供給電力が想定以上であった場合は、算出結果がVT_minより小さくなり、システム系負荷204に電力が供給できなくなってしまう可能性がある。従って、想定以上の供給能力を持ったUSBが入力された場合は、VT=VT_minとするとよい。また、待機時のシステム系負荷204の電力Psysがほぼ一定値であり、予めわかっている場合は、立ち上げ時間T0も予め算出できる。よって、USBの電力供給能力毎の蓄電手段206の待機時電圧VTの算出結果をテーブルとして予め記憶しておくことも可能である。この場合は、現在接続されているUSBの電力供給能力Pinを取得した後、Pinに対するVT値をテーブルから読み出すことによってVT値を取得することができる。
S406において、システム制御部103は、電圧検出部209によって現在の蓄電手段206の電圧の検出を行う。そして、S407で、検出の結果、蓄電手段206の電圧が待機時電圧VTより大きいか判定する。
蓄電手段206の電圧が待機時電圧VTより大きい場合、S408において充電制御部205により蓄電手段206の充電をOFFする。
S409では、さらに電源入力部201により、USBからの電流入力をOFFにし、双方向DC−DCコンバータである充電制御部205を逆方向に動作させ、蓄電手段206の電力を電圧変換部203経由でシステム系負荷204に供給する。図5に蓄電手段206の電力をシステム系負荷204に供給する様子を示す。これにより蓄電手段206の電力が消費され、蓄電手段206の電圧を待機時電圧VTまで低下させる(S410)。
蓄電手段206の電圧が待機時電圧VTまで低下すると、S411において蓄電手段206の放電をOFFするため、システム制御部103は充電制御部205を順方向に動作させる。さらに、電源入力部201によりUSBからの電流入力をONにする。これにより、USBからの電力でシステム系負荷204を駆動するようにする。図6に電源入力部201からシステム系負荷204に電力が供給される様子を示す。なお、図6では、電源入力部201からの電力は充電制御部205へも供給されている。これは、待機状態において蓄電手段206が自然放電した場合に充電できるようにするためである。
このように、蓄電手段206の電圧を待機時電圧VTとなるまで低下させる際、蓄電手段206の電力をシステム系負荷204で消費させるため、蓄電手段206の電力を無駄にせず、また入力電力が遮断されるため省エネになる。
また、S412において現在の蓄電手段206の電圧の検出結果が、待機時電圧VTより小さいか判定する。蓄電手段206の電圧が待機時電圧VTより小さい場合は、S413により蓄電手段206の電圧を待機時電圧VTまで充電し、充電をOFFする。
図4のフローでは、待機状態が検知された場合、蓄電手段206の電圧を待機時電圧VTになるまで充電、または放電して、待機時電圧VTまで到達した後は充電、または放電をOFFにしている。これは蓄電手段206の自然放電では電圧はあまり下がらないためである。ただし、自然放電で電圧が下がった場合は、VTを維持するために蓄電手段206の充電を行ってVTを維持することが可能である。
図7を用いて、蓄電手段206の電圧が画像処理装置の動作によってどのように変化するか説明する。図7は、蓄電手段206電圧と駆動系負荷208との関係を説明するための模式図である。
画像処理装置101のUSBポート102に外部装置に繋がれたUSBが接続されると、電源入力部201〜電圧変換部203を経てシステム制御部103に電力が供給され画像処理装置101が起動する。同時にUSBの供給能力が検知される。システム制御部103は、待機状態を検知すると蓄電手段206待機時電圧VTを算出し、USBの規格に応じて制限された入力電流からシステム系負荷での消費電流を差し引かれた電流で蓄電手段206の充電を開始する。それにより蓄電手段206の電圧が上昇する(図7中のt1)。
蓄電手段206の電圧は電圧検出部209によってモニタされており、蓄電手段206が待機時電圧VTまで充電される、システム制御部103は充電制御部205により蓄電手段206の充電をOFFする(図7中のt2)。
画像処理装置101が操作表示部105や外部装置からの指示により動作モード(プリント動作やスキャナ動作等)に移行すると、蓄電手段206は待機時電圧VTから動作開始電圧VDまで充電される(図7中のt3)。同時に電圧変換部207がONになり、駆動系負荷208で必要な電源Vo2が出力される。
蓄電手段206の電圧が動作開始電圧VDに達すると、画像処理装置101の駆動系負荷208の動作が開始され、駆動系負荷208での消費が開始される。蓄電手段206の電圧は駆動系負荷208での消費が開始されると蓄電手段206電圧が下がり始める(図7中のt4)。
システム制御部103は、電圧検出部209で蓄電手段206の電圧をモニタし、蓄電手段206の電圧が下がり始めると蓄電手段206の充電を再開する。蓄電手段206に充電される電力は、制限された入力電力からシステム系負荷で消費される電力を差し引いた分となり、充電電力量と駆動系負荷で消費される電力量によって蓄電手段206の電圧は変動する(図7中の「駆動系負荷動作中」)。
画像処理装置101が動作を終了し、次の動作待ち状態(待機状態)になった時、蓄電手段206の充電を止め、蓄電手段206の電圧を待機時電圧VTまで放電する(図7中のt5)。これにより蓄電手段206の長寿命化を実現することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、立ち上げ時間を適切に保ちつつ、USBの電力供給能力によって待機時の蓄電手段206の電圧を変えるため、蓄電手段206の立ち上げ時間と寿命改善の両方の最適化を図ることができる。つまり、USBの規格に基づく情報に応じて、蓄電手段206の待機時における電圧が変更される。
また、上記説明では、最大供給能力を有するUSBが入力された時、VT=VT_minとし、T0を決定しているが、感覚的に遅いと感じない立ち上げ時間T0を先に決めておくことも可能である。つまり、適切なT0を設定しておき、接続されたUSBの供給能力から、立ち上げ時間T0内に動作開始電圧VDまで充電できる充電開始電圧(蓄電手段206の待機電圧VT)を算出するとよい。ただし、VT<VT_minとなる場合はVT=VT_minとするとよい。
また、上記説明では、待機時において、蓄電手段206の電力をシステム系負荷204に供給して消費することで蓄電手段206の電圧を下げている。ただし、蓄電手段206の電圧をもっと速く下げたい場合は、蓄電手段206の電力を駆動系負荷208へも供給し、モータを回すなどして並行して消費を行うことも可能である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、蓄電手段206の劣化を考慮し、待機時電圧VTを補正する例について説明する。蓄電手段206は寿命低下を軽減する工夫を行っていても、使用し続けることで劣化が起こり、蓄電手段206の静電容量が低下することが考えられる。静電容量が低下すると、蓄電手段206の待機時電圧VTから動作開始電圧VDへ充電するのに要する時間が短くなる。これにより立ち上げ時間T0と蓄電手段206の待機時電圧VTの設定に影響を与える。これを補正する方法を、第2の実施形態として説明する。なお、第1の実施形態と共通する部分は説明を省略する。
図8は第2の実施形態の概念を説明する模式図である。現在接続されているUSBの供給電力がPinの時、第1の実施形態で説明した方法で算出した蓄電手段206の待機時電圧をVT1とする。蓄電手段206の劣化により静電容量が低下すると、蓄電手段206の待機時電圧VT1から動作開始電圧VDまで蓄電手段206を充電する際、充電時間が立ち上げ時間T0より短いT1となる(図8(A)参照)。蓄電手段206の待機時電圧VT1から動作開始電圧VDへの充電速度が速くなったため、立ち上げ時間を、蓄電手段206が劣化していない時と同じ立ち上げ時間T0に保つように待機時の蓄電手段206の電圧VTを補正する。この補正によりVT1より低いVT2が算出される。(図8(B)参照)ただし、VT<VT_minとなった場合はVT=VT_minとするとよい。
このように、蓄電手段206が劣化して、待機時電圧VTから動作開始電圧VDまで充電にかかる時間が短くなったとしても、立ち上げ時間T0は蓄電手段206が劣化していない場合と同じ固定時間として立ち上げる。これにより、待機時電圧をさらに下げることができ、蓄電手段206の長寿命化に貢献できる。
図9に本発明の第二の実施形態に係わる画像処理装置の概略ブロック図を示す。図9では、第1の実施形態のブロック図(図1)に対して、タイマ901が追加されている。その他の各手段は図1と同じであるため説明を省略する。画像処理装置101は、操作表示部105や外部装置からの指示により動作モード(プリント動作やスキャナ動作等)に移行すると、蓄電手段206は待機時電圧VTから動作開始電圧VDまで充電される。その充電時間をタイマ901で計測することで、システム制御部103は蓄電手段206の充電時間が短くなっていないか、すなわち蓄電手段206が劣化していないかを判定することができる。
図10に蓄電手段206の待機時電圧VTから動作開始電圧VDまでの充電時間の計測フローを示す。T1は蓄電手段206が待機時電圧VTから動作開始電圧VDまで実際に充電するのにかかる充電時間である。S1001においてシステム制御部103は、蓄電手段206が劣化していない場合の立ち上げ時間T0を初期値に設定する(S1001)。画像処理装置101が動作モードに移行する毎に蓄電手段206が待機時電圧VTから動作開始電圧VDに充電される時間をタイマ901で計測し、メモリに記憶しておく(S1003)。
計測した回数が所定回数に達すると、システム制御部103はメモリに記憶された計測結果から平均値T1’を算出し(S1005)、計測回数をリセットする(S1006)。そして、計測結果の平均値T1’と充電時間T1とを比較する(S1104)。比較した結果、T1’が充電時間T1より小さかった場合、システム制御部103は蓄電手段206が劣化していると判断し、充電時間T1を計測結果の平均値T1’の値に更新する。充電時間の計測は以後も行われ、計測された充電時間の平均値から蓄電手段206が劣化していると判断される度にシステム制御部103は充電時間T1の更新を行う。
図11は第2の実施形態における蓄電手段206の待機時電圧VTの決定方法を示すフローチャートである。S401〜S405は図4で示した第1の実施形態のステップと同じであるため説明を省略する。第2の実施形態では、S405までのステップにより第1の実施形態と同様に待機時電圧VTを算出するが、S1101が追加されている。すなわち、S1101により、充電時間T1として、計測された蓄電手段206の充電時間をメモリから読み出し、図8(B)で説明したように、立ち上げ時間T0を保つように待機時電圧VTを補正する。S406以降のステップも図4で説明したステップと同様であるため説明を省略する。
このように、本実施形態では、蓄電手段206の劣化を判断することにより、待機時の蓄電手段206の電圧を下げるように補正されるため、蓄電手段206の寿命向上に貢献することができる。
(第3の実施形態)
第1及び第2の実施形態の画像処理装置は、電力の入力はUSBのみであったが、第3の実施形態では交流電源(AC電源)にも接続可能であり、AC電源からの入力も可能な画像処理装置について説明する。なお、第1及び第2の実施形態と共通する部分は説明を省略する。
図12はAC電源が入力可能な画像処理装置101を概略を示す模式図である。本実施形態の画像処理装置101には、コンセントを介してAC電源からの電力が電源部1201に入力される。その他の各手段は第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
図13は電源部1201の概略構成を表す模式図である。図13において、AC/DC変換部1301はAC電圧を直流電圧(DC電圧)に変換する回路である。DC出力はUSBと同じ電圧が出力され、システム制御部103からの指示により、出力のON/OFF制御を行うことができる。
出力ON制御時に、AC/DC変換部1301から出力されているかを出力検出部1302が検出する。AC/DC変換部1301の出力能力(Pdc)は予め決まっており、メモリ104に記憶しておくことができる。AC/DC変換部1301の出力は、電源入力部201の出力と合成され、電圧変換部203と充電制御部205へ供給される。その他は、第1の実施形態の図2で説明したのと同じであるため説明を省略する。
第3の実施形態では、画像処理装置101の電力供給は、USB109のみから給電する場合と、AC電源のみから給電する場合、USB109とAC電源の両方から給電する場合の3通りがある。ここで、蓄電手段206の待機時電圧VTの算出に必要な立ち上げ時間T0の設定において、USB各種とAC電源の中から最大供給能力のものを利用するパターン(1)と、USB109とAC電源の同時接続の中で最大供給能力のものを利用するパターン(2)とが考えられる。パターン(1)では、USB109とAC電源の同時接続の場合は必ずVT=VT_minとなるので、寿命優先のモードである。パターン(2)では、同時接続の中でも最大の供給能力で立ち上げ時間T0を決定しているので、立ち上げ時間の速い、立ち上げ時間優先モードとなる。
図14は、第3の実施形態における、蓄電手段206の待機時電圧VTの決定方法の一例を示したフローチャートであり、パターン(1)の場合を示す。図15は、第3の実施形態における、蓄電手段206の待機時電圧VTの決定方法の別の一例を示したフローチャートであり、パターン(2)の場合を示す。図14におけるS1401〜S1403以外のステップは図4を用いて説明したステップと同様であり、図15におけるS1501以外のステップは図4及び図14を用いて説明したステップと同様であるため、本実施形態特有の部分以外の説明を省略する。
図14の場合、立ち上げ時間T0の算出は、S1401に示すように、接続し得る最大供給能力を持つUSBからの供給電力Pin_MAXと、AC/DC変換部1301の出力電力Pdcのどちらか大きいほうの電力を用いる。そして、このどちらか大きいほうの電力を用いて待機時電圧がVT_minとなるように算出される。
蓄電手段206の充電に使用される電力は、Pin_MAXかPdcの大きい方からPsysを差し引いた電力となる。この電力(Pin_MAX−Psys、又はPdc−Psys)でVT_minから動作電圧VDまで充電するのに必要な時間がT0となり、この時間がメモリに記憶される。S404では現在接続されているUSBの供給能力を基に供給電力Pinを取得する。もしUSBが接続されていない場合はPin=0となる。
そして、S1402においてAC/DC変換部1301からの電力供給の有無を検出する。AC/DC変換部1301からの電力供給が有る場合は、S1403においてPinとPdcを加えた電力からPsysを差し引いた電力を基にVTを算出する。AC/DC変換部1301からの電力供給が無い場合は、S405においてPinからPsysを差し引いた電力を基にVTを算出する。
もし、USBとAC電源の両方から給電されていた場合は、算出されたVTはVT<VT_minとなるので、その場合は第1の実施形態でも述べたようにVT=VT_minとして処理する。その後のフローは第1の実施形態と同じである。
図15の場合、立ち上げ時間T0の算出は、S1501に示すように、接続し得る最大供給能力のUSBとAC電源の両方から給電されている場合に、待機時電圧がVT_minとなるようにして算出される。
蓄電手段206の充電に使用される電力は、Pin_MAXとPdcを加えた電力からPsysを差し引いた電力となる。この電力(Pin_MAX+Pdc−Psys)でVT_minから動作電圧VDまで充電するのに必要な時間がT0となり、この時間がメモリに記憶される。その他のフローは図14と同じである。
以上説明したように、本実施形態では、電源の入力がUSBとAC電源の複数あった場合でも、立ち上げ時間T0と蓄電手段206の待機時電圧VTを最適に設定することが可能となる。
(その他の実施形態)
第1〜第3の実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態のシステム制御部103の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータを連動させて実行させるようにしてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウェアで実現する必要はなく、一部又は全部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。
101 画像処理装置
102 USBポート
103 システム制御部
104 メモリ
105 操作表示部
106 プリンタ駆動部
107 スキャナ部
108 電源部
109 USB
201 電源入力部
202 供給能力検知部
203 電圧変換部
204 システム系負荷
205 充電制御部
206 蓄電手段
207 電圧変換部
208 駆動系負荷
209 電圧検出部
901 タイマ
1201 電源部(AC入力有り)
1301 AC/DC変換部
1302 出力検出部

Claims (28)

  1. 電源から供給される電力により所定の処理を実行する処理装置であって、
    前記電源から供給される電力の供給能力に関する情報を取得する取得手段と、
    前記電源から供給される電力の少なくとも一部を蓄電する蓄電手段と、
    前記蓄電手段の電圧制御を行う制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記処理装置の待機状態において、前記取得手段により取得された前記供給能力に関する情報と、前記待機状態における前記蓄電手段の電圧と、に基づいて前記蓄電手段の電圧を制御することを特徴とする処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記待機状態において、前記蓄電手段の電圧が前記供給能力に関する情報に基づいて決定される所定の電圧値より高い場合、前記蓄電手段の電圧値を下げるよう制御することを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記待機状態において、前記供給能力に関する情報に基づいて決定される所定の電圧値となるよう前記蓄電手段の電圧値を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記待機状態において、前記蓄電手段の電圧が前記供給能力に関する情報に基づいて決定される所定の電圧値より高い場合、前記電源からの電力が前記蓄電手段へ充電されないよう制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記待機状態において、前記蓄電手段の電圧が前記供給能力に関する情報に基づいて決定される所定の電圧値より低い場合、前記電源からの電力を前記蓄電手段に充電するよう制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の処理装置。
  6. 駆動手段と、
    前記駆動手段の動作制御を行うための動作制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記駆動手段が動作中は、前記蓄電手段から前記駆動手段に電力を供給するよう制御し、
    前記駆動手段が動作していない待機状態では、前記蓄電手段から前記動作制御手段に電力を供給するよう制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の処理装置。
  7. 駆動手段と、
    前記駆動手段の動作制御を行うための動作制御手段と、
    前記電源から電力が入力される入力手段と、
    を備え、
    前記電源から前記入力手段に電力が入力されている状態において、前記駆動手段が動作中の場合は、前記入力手段を介して前記電源から前記動作制御手段に電力が供給されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の処理装置。
  8. 入力された電力を前記動作制御手段へ出力する電圧に変換する電圧変換部を備え、
    前記制御手段は、前記待機状態において前記蓄電手段の電圧値を下げる場合に、前記電圧変換部を駆動するために必要な最小駆動電圧に基づき設定された電圧値より前記蓄電手段の電圧値が小さくならないように制御することを特徴とする請求項6又は7のいずれか1項に記載の処理装置。
  9. 前記処理装置は、インターフェースを介して電力が供給され、
    接続され得るインターフェースのうち最大の電力供給能力を有するインターフェースが接続された場合の入力電力と、前記待機状態における前記動作制御手段の消費電力と、に基づき、前記最小駆動電圧に基づき設定された電圧値から処理装置の動作開始に必要な電圧値となるまで前記蓄電手段を充電するために必要な立ち上げ時間を記憶する記憶手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記立ち上げ時間で前記蓄電手段の電圧が前記動作開始に必要な電圧値まで達するよう、前記待機状態における前記蓄電手段の電圧値を制御することを特徴とする請求項8に記載の処理装置。
  10. 前記蓄電手段の電圧が待機時の電圧値から前記動作開始に必要な電圧値となるまでの時間を計測する計測手段を備え、
    前記制御手段は、前記計測手段により計測された時間に基づき、前記前記所定の電圧値を決めることを特徴とする請求項9に記載の処理装置。
  11. 前記処理装置は、交流電源に接続可能であり、
    前記取得手段は、前記交流電源から供給される電力に関する情報を取得し、
    前記制御手段は、前記処理装置の待機状態において、前記取得手段により取得された前記供給能力に関する情報及び前記電力に関する情報と、前記待機状態における前記蓄電手段の電圧と、に基づいて前記蓄電手段の電圧を制御することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の処理装置。
  12. 前記処理装置は、インターフェースを介して電力が供給され、
    前記取得手段は、前記供給能力に関する情報として、前記インターフェースの規格に基づく情報を取得することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の処理装置。
  13. 前記インターフェースの端子が接続可能な接続手段を備え、
    前記接続手段は、電力供給能力が異なる複数の規格のインターフェースに対応可能であり、
    前記取得手段は、前記供給能力に関する情報として、前記接続手段に接続されたインターフェースの規格に基づく情報を取得することを特徴とする請求項12に記載の処理装置。
  14. 前記制御手段は、
    第1のインターフェースを介して電力が供給される場合には、前記待機状態における前記蓄電手段の電圧を第1の電圧値になるように制御し、
    前記第1のインターフェースより電力供給能力が高い第2のインターフェースを介して電力が供給される場合には、前記待機状態における前記蓄電手段の電圧を前記第1の電圧値よりも低い第2の電圧値になるように制御することを特徴とする請求項12又は13に記載の処理装置。
  15. インターフェースを介して供給される電力により所定の処理を実行する処理装置であって、
    前記インターフェースの端子が接続される接続手段と、
    前記インターフェースを介して供給される電力の少なくとも一部を蓄電する蓄電手段と、
    を備え、
    前記接続手段に接続されるインターフェースの規格に応じて、前記処理装置の待機状態における前記蓄電手段の電圧が変更されることを特徴とする処理装置。
  16. 前記インターフェースの端子が接続される接続手段を備え、
    前記接続手段は、電力供給能力が異なる複数の規格のインターフェースに対応可能であることを特徴とする請求項15に記載の処理装置。
  17. 第1のインターフェースを介して電力が供給される場合には、前記待機状態における前記蓄電手段の電圧は第1の電圧値となり、
    第1のインターフェースより電力供給能力が高い第2のインターフェースを介して電力が供給される場合には、前記待機状態における前記蓄電手段の電圧は、前記第1の電圧値よりも低い第2の電圧値になることを特徴とする請求項15又は16に記載の処理装置。
  18. 前記待機状態において、前記蓄電手段の電圧が前記インターフェースの規格に基づいて決定される所定の電圧値より高い場合、前記蓄電手段は電圧値を下げることを特徴とする請求項15乃至17のいずれか1項に記載の処理装置。
  19. 前記待機状態において、前記蓄電手段の電圧値は、前記インターフェースの規格に基づいて決定される所定の電圧値となることを特徴とする請求項15乃至18のいずれか1項に記載の処理装置。
  20. 前記待機状態において、前記蓄電手段の電圧が前記インターフェースの規格に基づいて決定される所定の電圧値より高い場合、前記蓄電手段は充電されないことを特徴とする請求項15乃至19のいずれか1項に記載の処理装置。
  21. 前記待機状態において、前記蓄電手段の電圧が前記インターフェースの規格に基づいて決定される所定の電圧値より低い場合、前記蓄電手段は充電されることを特徴とする請求項15乃至20のいずれか1項に記載の処理装置。
  22. 駆動手段と、
    前記駆動手段の動作制御を行うための動作制御手段と、
    を備え、
    前記駆動手段が動作中は、前記蓄電手段から前記駆動手段に電力が供給され、
    前記駆動手段が動作していない待機状態では、前記蓄電手段から前記動作制御手段に電力を供給されることを特徴とする請求項15乃至21のいずれか1項に記載の処理装置。
  23. 駆動手段と、
    前記駆動手段の動作制御を行うための動作制御手段と、
    を備え、
    前記接続手段に前記インターフェースの端子が接続されている状態において、前記駆動手段が動作中の場合は、前記インターフェースから供給される電力が前記動作制御手段に供給されることを特徴とする請求項15乃至22のいずれか1項に記載の処理装置。
  24. 前記処理装置は、交流電源に接続可能であり、
    前記処理装置の待機状態において、前記インターフェースの規格と、前記交流電源から供給される電力に関する情報と、前記待機状態における前記蓄電手段の電圧と、に基づいて前記蓄電手段の電圧が変更されることを特徴とする請求項15乃至23のいずれか1項に記載の処理装置。
  25. 前記インターフェースは、USBであることを特徴とする請求項12乃至24のいずれか1項に記載の処理装置。
  26. 画像を形成するための記録ヘッドと画像を読み取る読取手段のうち少なくともいずれかを備えることを特徴とする請求項1乃至25のいずれか1項に記載の処理装置。
  27. 電源から供給される電力の供給能力に関する情報を取得する取得手段と、
    前記電源から供給される電力の少なくとも一部を蓄電する蓄電手段と、
    を備え、前記電源から供給される電力により所定の処理を実行する処理装置の制御方法であって、
    前記処理装置の待機状態において、前記取得手段により取得された前記供給能力に関する情報と、前記待機状態における前記蓄電手段の電圧と、に基づいて前記蓄電手段の電圧を制御することを特徴とする制御方法。
  28. インターフェースを介して供給される電力の少なくとも一部を蓄電する蓄電手段と、
    を備え、前記インターフェースを介して外部装置から供給される電力により所定の処理を実行する処理装置の制御方法であって、
    前記接続手段に端子が接続されるインターフェースの規格に応じて、前記処理装置の待機状態における前記蓄電手段の電圧を変えることを特徴とする制御方法。
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