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JP2018062467A - 水中油型乳化化粧料 - Google Patents

水中油型乳化化粧料 Download PDF

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JP2018062467A JP2016199956A JP2016199956A JP2018062467A JP 2018062467 A JP2018062467 A JP 2018062467A JP 2016199956 A JP2016199956 A JP 2016199956A JP 2016199956 A JP2016199956 A JP 2016199956A JP 2018062467 A JP2018062467 A JP 2018062467A
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石渡 正昭
Masaaki Ishiwatari
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Abstract

【課題】本発明の目的は、界面活性剤を実質的に含まなくとも、乳化粒子径が小さく、安定性を有し、化粧持ちがよく、そして使用感触が良好である水中油型乳化化粧料を提供することである。【解決手段】前記課題は、(A)糖、糖アルコール、及びそれらの誘導体から選択される少なくとも一種と、(B)グリセリンモノアルキルエーテルと、(C)ステロール及びその誘導体から選択される少なくとも一種と、(D)C16〜C22の高級脂肪酸と、(E)C16〜C22の高級アルコールとを含む、水中油型乳化化粧料によって解決することができる。【選択図】なし

Description

本発明は、水中油型乳化化粧料に関する。本発明の水中油型乳化化粧料によれば、乳化粒子径が小さく、安定性を有し、使用感触が良好であり、化粧持ちがよく、そして安全性の高い水中油型乳化化粧料を提供することができる。
一般に、化粧料を乳化するために、乳化剤として、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及び非イオン性界面活性剤等の界面活性剤が使用されている。しかしながら、これらの界面活性剤を使用すると、乳化力が得られる一方で、皮膚安全性への悪影響、べたつきの増大、そして粉体を配合した系では化粧持ちが悪くなる等の問題が生じる。
界面活性剤を使用せず、粉末を水と油の界面に吸着させて乳化した水中油型乳化化粧料の開発が行われているが(特許文献1)、この水中油型乳化化粧料では、粉末のきしみ感により使用感触が悪くなること、粉末の配合により化粧持ちが悪くなること、そして商品の輸送途中及び使用時の乳化粒子の変形で凝集等を引き起こすことなど、化粧料としての商品価値が十分ではないという欠点がある。
特開2001−518111号公報
本発明の目的は、界面活性剤を実質的に含まなくとも、乳化粒子径が小さく、安定性を有し、化粧持ちがよく、そして使用感触が良好である水中油型乳化化粧料を提供することである。
本発明者らは、界面活性剤を実質的に含まなくとも、乳化粒子径が小さく、安定性を有し、化粧持ちがよく、そして使用感触が良好である水中油型乳化化粧料について鋭意研究した結果、(A)糖、糖アルコール、及びそれらの誘導体から選択される少なくとも一種と、(B)グリセリンモノアルキルエーテルと、(C)ステロール及びその誘導体から選択される少なくとも一種と、(D)C16〜C22の高級脂肪酸と、(E)C16〜C22の高級アルコールとを化粧料に配合することで、界面活性剤を実質的に含まなくとも、乳化粒子径が小さく、安定性を有し、化粧持ちがよく、そして使用感触が良好である水中油型乳化化粧料を提供することができることを見出した。本発明はこうした知見によるものである。
従って、本発明は、
[1](A)糖、糖アルコール、及びそれらの誘導体から選択される少なくとも一種と、(B)グリセリンモノアルキルエーテルと、(C)ステロール及びステロール誘導体から選択される少なくとも一種と、(D)C16〜C22の高級脂肪酸と、(E)C16〜C22の高級アルコールとを含む、水中油型乳化化粧料、
[2](F)ポリフェノール及びポリフェノール配糖体から選択される少なくとも一種をさらに含む、[1]に記載の水中油型乳化化粧料、
[3](G)水素添加レシチンをさらに含む、[1]又は[2]に記載の水中油型乳化化粧料、及び
[4](H)粉体成分をさらに含む、[1]〜[3]のいずれかに記載の水中油型乳化化粧料
に関する。
本発明の水中油型乳化化粧料によれば、界面活性剤を実質的に含まなくとも、乳化粒子径が小さく、安定性を有し、化粧持ちがよく、そして使用感触が良好である水中油型乳化化粧料を提供することができる。
[1]水中油型乳化化粧料
本発明の水中油型乳化化粧料は、水相成分を含む。水相成分は、本発明の水中油型乳化化粧料の効果が得られる限りにおいては特に限定されないが、例えば、エチルアルコール及びイソプロピルアルコール等のアルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、及びポリエチレングリコール等のグリコール、グリセリン、ジグリセリン、及びポリグリセリン等のグリセロール、アルブチン、及びグリチルリチン酸ジカリウム等の薬剤、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、及びローズ等の植物抽出液、フェノキシエタノール等の防腐剤、カラギーナン、セルロースガム、及びキサンタンガム等の増粘剤、温泉水、並びに深層水等であることができる。
水中油型乳化化粧料に対する水相成分の量は、本発明の水中油型乳化化粧料の効果が得られる限りにおいては特に限定されないが、例えば、50質量%以上、より好ましくは55質量%以上、さらに好ましくは60質量%以上、最も好ましくは65質量%以上である。また、90質量%以下が好ましく、85質量%以下がより好ましく、80質量%以下がさらに好ましい。具体的な範囲としては、50〜90質量%、より好ましくは60〜80質量%、最も好ましくは65〜80質量%である。
本発明の水中油型乳化化粧料は、油相成分を含む。油相成分は、本発明の水中油型乳化化粧料の効果が得られる限りにおいては特に限定されず、例えば、炭化水素、油脂、ロウ、エステル油、硬化油、シリコーン油、高級アルコール、高級脂肪酸、ラノリン誘導体、及び油性ゲル化剤等であることができる。また、油相成分の由来は、動物油、植物油、及び合成油等であることができる。また、油相成分の性状は、固形、半固形油、液体油、及び揮発性油等であることができる。
具体的には、油相成分は、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワックス、フィッシャートロプシュワックス、流動パラフィン、スクワラン、イソドデカン及びワセリン等の炭化水素、ミンク油、オリーブ油、ヒマシ油、及びマカデミアンナッツ油等の油脂、トリエチルヘキサノイン及びミリスチン酸イソプロピル等のエステル油、ジメチコン及びデカメチルシクロペンタシロキサン等のシリコーン油、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル及びオクトクリレン等の紫外線吸収剤、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、モクロウ及びゲイロウ等のロウ、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、ベヘニルアルコール、及びオレイルアルコール等の高級アルコール、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル及びラノリンアルコール等のラノリン誘導体、ステアリン酸アルミニウム、並びに、デキストリン脂肪酸エステル等の油性ゲル化剤等の1種又は2種以上を含むことができる。
本発明の水中油型乳化化粧料に対する油相成分の量は、本発明の水中油型乳化化粧料の効果が得られる限りにおいては特に限定されないが、例えば、10質量%以上、より好ましくは15質量%以上、最も好ましくは20質量%以上である。また、50質量%以下が好ましく、40質量%以下がより好ましく、35質量%以下がさらに好ましい。具体的な範囲としては、10〜50質量%、より好ましくは15〜40質量%、最も好ましくは20〜35質量%である。
本発明の水中油型乳化化粧料における水相成分と油相成分の質量比率(水相成分/油相成分)は、本発明の水中油型乳化化粧料の効果が得られる限りにおいては特に限定されないが、下限は、1以上が好ましく、2以上がより好ましく、また、上限は、10以下が好ましく、7.5以下がより好ましく、5以下がさらに好ましく、4以下が最も好ましい。具体的な範囲としては、1〜10、より好ましくは1〜7.5、さらに好ましくは2〜5、最も好ましくは2〜4である。
(糖、糖アルコール、及びそれらの誘導体(成分A))
本発明の水中油型乳化化粧料は、糖、糖アルコール、及びそれらの誘導体を含む。糖、糖アルコール、及びそれらの誘導体は、本発明の水中油型乳化化粧料において、安定性付与、良好な使用感触の付与、化粧持ちの向上、及び/又は乳化粒子径を小さくする目的で添加されている。
本発明の水中油型乳化化粧料に用いることのできる糖、糖アルコール又はそれらの誘導体としては、本発明の水中油型乳化化粧料の効果が得られる限りにおいては特に限定されないが、エリトロース、エリトルロース、トレオース、デオキシリボース、リキソース、アラビノース、リボース、リブロース、キシルロース、グルコース、タロース、プシコース、ガラクトース、マンノース、タガトース、フコース、フクロース、ラムノース、セドヘブツロース、スクロース(砂糖)、マルトース、ツラノース、セロビオース、ラクトース、トレハロース、ラフィノース、メレジトース、マルトトリオース、アカルボース、スタキオース、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖、及びデキストリンなどの糖類;エリスリトール、ペンタエリトリトール、イノシトール、アラビニトール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、マンニトール、及びダルシトールなどの糖アルコール;グルコシルトレハロース、アスコルビン酸グルコシド、POEメチルグルコシド、POPメチルグルコシド、及びヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンなどの糖誘導体;並びに、ソルビトールリン酸エステル、キシリトールリン酸エステル、及びPOEマルチト−ルなどの糖アルコール誘導体を挙げることができる。好ましい糖、糖アルコール又はそれらの誘導体としては、ソルビトール、エリスリトール、キシリトール、トレハロース、マンニトール、グリコシルトレハロース、イノシトール、スクロース、グルコース、及びマルチトールからなる群から選択される1種以上を挙げることができる。
本発明の水中油型乳化化粧料に含まれる糖、糖アルコール又はそれらの誘導体の量は、本発明の水中油型乳化化粧料の効果が得られる限りにおいては特に限定されないが、水中油型乳化化粧料全体に対して、例えば、1質量%以上、より好ましくは2質量%以上である。また、20質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましく、6質量%以下がさらに好ましい。具体的な範囲としては、1〜20質量%、より好ましくは1〜10質量%、最も好ましくは2〜6質量%であることができる。糖、糖アルコール、又はそれらの誘導体が添加されていなければ、乳化粒子径が大きくなり、そして水相と油相とに分離する。また、糖、糖アルコール又はそれらの誘導体の含有量が過剰であると、べたついて使用感触が悪くなったり、結晶が析出して商品価値を損なうことがある。
(グリセリンモノアルキルエーテル(成分B))
本発明の水中油型乳化化粧料は、グリセリンモノアルキルエーテルを含む。グリセリンモノアルキルエーテルは、飽和アルキル鎖又は不飽和アルキル鎖と、グリセリンとがエーテル結合により結合した構造を有する。グリセリンモノアルキルエーテルは、本発明の水中油型乳化化粧料において、安定性付与、化粧持ちの向上、及び/又は乳化粒子径を小さくする目的で添加されている。
本発明の水中油型乳化化粧料に用いることのできるグリセリンモノアルキルエーテルとしては、本発明の水中油型乳化化粧料の効果が得られる限りにおいては特に限定されず、アルキル鎖が炭素数16〜22の直鎖アルキル基及び炭素数16〜22の分岐アルキル基のいずれのものでもよいが、グリセリンモノステアリルエーテル(バチルアルコール)、グリセリンモノセチルエーテル(キミルアルコール)、及びグリセリンモノオレイルエ一テル(セラキルアルコール)等が好ましく使用される。これらのグリセリンモノアルキルエーテルは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明の水中油型乳化化粧料に含まれるグリセリンモノアルキルエーテルの量は、本発明の水中油型乳化化粧料の効果が得られる限りにおいては特に限定されないが、水中油型乳化化粧料全体に対して、例えば、1質量%以上、より好ましくは1.5質量%以上である。また、9質量%以下が好ましく、7質量%以下がより好ましい。具体的な範囲としては、1〜9質量%、より好ましくは1.5〜7質量%であることができる。グリセリンモノアルキルエーテルが添加されていなければ、乳化粒子径が大きくなり、そして水相と油相とに分離する。また、グリセリンモノアルキルエーテルの含有量が過剰であると、結晶が生じることがあり、そして使用感触が悪くなることがある。
(ステロール及びステロール誘導体(成分C))
ステロールとは、ステロイドの中で3位にヒドロキシル基を有するものである。本発明の水中油型乳化化粧料に含まれるステロールとしては、本発明の水中油型乳化化粧料の効果が得られる限りにおいては特に限定されないが、例えば、コレステロール、コレスタノール、ラノステロール、及びデヒドロコレステロールなどの動物性ステロール、βシトステロール、スチグマステロール、及びカンペステロールなどの植物性ステロール(フィトステロール)、並びにミコステロール、チモステロール、及びエルゴステロールなどの微生物由来のステロールなどが挙げられる。これらは、そのままでも、安定化のために水素添加などの化学処理を施されていてもよい。
ステロール誘導体は、ステロール骨格を有し、かつ化粧料原料として公知の化合物であれば特に限定されない。好適なステロール誘導体としては、ステロール類と脂肪酸とのエステルが挙げられる。ステロールとしては、例えば、コレステロール及びフィトステロールが挙げられ、脂肪酸としては、例えば、ステアリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、マカデミアナッツ脂肪酸、及びラノリン脂肪酸等が挙げられる。ステロール誘導体の具体例としては、例えばラノリン脂肪酸コレステリル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、リシノール酸コレステリル、及びマカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル等のコレステロール誘導体、並びにラノリン脂肪酸フィトステリル、ステアリン酸フィトステリル、イソステアリン酸フィトステリル、ヒドロキシステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、リシノール酸フィトステリル、及びマカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル等のフィトステロール誘導体が挙げられる。
ステロール又はステロール誘導体は、本発明の水中油型乳化化粧料において、安定性付与、化粧持ちの向上、及び/又は乳化粒子径を小さくする目的で添加されている。
本発明の水中油型乳化化粧料に含まれるステロール又はステロール誘導体の量は、本発明の水中油型乳化化粧料の効果が得られる限りにおいては特に限定されないが、水中油型乳化化粧料全体に対して、例えば、0.1質量%以上、より好ましくは0.2質量%以上である。また、1.5質量%以下が好ましく、1.2質量%以下がより好ましい。具体的な範囲としては、0.1〜1.5質量%、より好ましくは0.2〜1.2質量%であることができる。ステロール又はステロール誘導体が添加されていなければ、乳化粒子径が大きくなり、水相と油相とに分離し、そして結晶が析出する。また、ステロール又はステロール誘導体の含有量が過剰であると、結晶が生じることがある。
(C16〜C22の高級脂肪酸(成分D))
本発明の水中油型乳化化粧料は、C16〜C22の高級脂肪酸を含む。本発明の水中油型乳化化粧料に含まれるC16〜C22の高級脂肪酸としては、不飽和脂肪酸、飽和脂肪酸、直鎖脂肪酸、又は分岐脂肪酸のいずれも使用することが可能であり、例えば、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、パルミトレイン酸、リノール酸、リシノレン酸、トール酸、アラギジン酸、リノレン酸、及びベヘニン酸等が挙げられる。本発明の水中油型乳化化粧料に含まれるC16〜C22の高級脂肪酸は、好ましくは、飽和脂肪酸であり、より好ましくは、パルミチン酸、ベヘニン酸、ステアリン酸、及び/又はイソステアリン酸である。これらのC16〜C22の高級脂肪酸は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
C16〜C22の高級脂肪酸は、本発明の水中油型乳化化粧料において、安定性付与、化粧持ちの向上、及び/又は乳化粒子径を小さくする目的で添加されている。
本発明の水中油型乳化化粧料に含まれるC16〜C22の高級脂肪酸の量は、本発明の水中油型乳化化粧料の効果が得られる限りにおいては特に限定されないが、水中油型乳化化粧料全体に対して、例えば、0.5質量%以上、より好ましくは1質量%以上である。また、9質量%以下が好ましく、6質量%以下がより好ましい。具体的な範囲としては、0.5〜9質量%、より好ましくは1〜6質量%であることができる。C16〜C22の高級脂肪酸が添加されていなければ、乳化粒子径が大きくなり、水相と油相とに分離し、そして結晶が析出する。また、C16〜C22の高級脂肪酸の含有量が過剰であると、結晶が生じることがあり、そして使用感が悪くなることがある。
(C16〜C22の高級アルコール(成分E))
本発明の水中油型乳化化粧料は、C16〜C22の高級アルコールを含む。本発明の水中油型乳化化粧料に含まれるC16〜C22の高級アルコールとしては、不飽和のもの、飽和のもの、直鎖のもの、又は分岐のもののいずれも使用することが可能であり、例えば、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、アラキジルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール、ナタネ油アルコール、及びオクチルドデカノール等が挙げられる。本発明の水中油型乳化化粧料に含まれるC16〜C22の高級アルコールは、好ましくは、飽和のC16〜C22の高級アルコールであり、より好ましくは、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、及び/又はイソステアリルアルコールである。これらのC16〜C22の高級アルコールは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
C16〜C22の高級アルコールは、本発明の水中油型乳化化粧料において、化粧持ちの向上、及び/又は安定性付与の目的で添加されている。
本発明の水中油型乳化化粧料に含まれるC16〜C22の高級アルコールの量は、本発明の水中油型乳化化粧料の効果が得られる限りにおいては特に限定されないが、水中油型乳化化粧料全体に対して、例えば、0.5質量%以上、より好ましくは1質量%以上である。また、9質量%以下が好ましく、7質量%以下がより好ましい。具体的な範囲としては、0.5〜9質量%、より好ましくは1〜7質量%であることができる。C16〜C22の高級アルコールが添加されていなければ、結晶が析出する。また、C16〜C22の高級アルコールの含有量が過剰であると、使用感が悪くなることがある。
(化粧料)
本発明の水中油型乳化化粧料としては、乳液、クリーム、美容液、クレンジング、マスク、マッサージ料、洗浄剤、ハンドクリーム、及びリップクリーム等のスキンケア化粧料;メイクアップ下地、ファンデーション、頬紅、アイカラー、マスカラ、アイライナー、及びアイブロウ等のメイクアップ化粧料;リンス、トリートメント、及びセット剤等の頭髪化粧料;制汗剤化粧料;並びに日焼け止め乳液及び日焼け止めクリーム等の紫外線防止化粧料が挙げられるが、これらに限定されない。本発明の水中油型乳化化粧料は、好ましくは、粉体成分を配合している水中油型化粧料、例えば、乳液、クリーム、ハンドクリーム、マスク、ファンデーション、日焼け止め乳液及び日焼け止めクリーム等の紫外線防止化粧料、メイクアップ下地、頬紅、アイカラー、マスカラ、アイライナー、又はアイブロウである。
(ポリフェノール及びポリフェノール配糖体(成分F))
本発明の水中油型乳化化粧料は、ポリフェノール又はポリフェノール配糖体を含む。ポリフェノール又はポリフェノール配糖体は天然物由来のものでも合成のものでもよい。本発明の水中油型乳化化粧料には、ポリフェノール又はポリフェノール配糖体源として、例えば、紅花、明日葉、ザボン、夏ミカン、グレープフルーツ、オレンジ、レモン、温州ミカン、ミカン、ダイダイ、甘草、セロリ、トマト、セロリ、パセリ、ピーマン、シソ、春菊、レタス、ニンジン、落花生、ピーナッツ、エゴマ、タマネギ、ブロッコリー、カボチャ、トウガラシ、ニラ、ダイコン、ホウレンソウ、ハクサイ、インゲン、赤カブ、ナス、ゴマ、紫イモ、ゴボウ、ジャガイモ、パプリカ、きじつ、陳皮、ジャーマンカモミール、ダリア、リンゴ、カモミール、ミント、ローズマリー、セージ、黄金花、小麦、イチゴ、ブドウ、ブドウ、赤ワイン、ソバ、カイカ、ドクダミ、カラシナ、クランベリー、ハナショウガ、ブルーベリー、ハス、カカオ、茶、緑茶、紅茶、ウーロン茶、大豆、葛の根、プエラリア、ビルベリー、コケモモ、エルダーベリー、オランダイチゴ、ザクロイタドリ、桜、モモ、藤袴、ウコン、ショウガ、コーヒー、プルーン、赤ラズベリー、タラ、栗、及びユーカリなどを配合することができる。
上記の植物中に含まれるポリフェノール及び/又はポリフェノール配糖体はカルコン類、フラバノン類、フラボン類、フラボノール類、フラバノノール類、フラバノール類、イソフラボン類、アントシアニジン類などのフラボノイド系、スチルベノイド、及びフェノール酸系などに分類され、さらに詳しくは、例えば、カルタミン、ナリンゲニン、ナリンゲニンカルコン、ナリンジン、ナリンジン配糖体、ヘスペレチン、ヘスペリジン、ヘスペリジン配糖体、シトロネチン、エリオシトリン、シトロニン、シトロニン配糖体、リキリチゲニン、リキリチン、リキリチン配糖体、アピゲニン、クリシン、ルテオリン、アピイン、アピイン配糖体、バイカリン、バイカレイン、オウゴニン、トリシン、ガランジン、ケルセチン、ケルセチン配糖体、ルチン、ルチン配糖体、ケルシトリン、ケルシトリン配糖体、ケンフェロール、ミリセチン、フィセチン、アルピノン、カテキン、エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレート、テアフラビン、テアルビジン、ダイゼイン、ダイジン、ダイジン配糖体、ゲニステイン、ゲニスチン、ゲニスチン配糖体、グリシチン、グリシチン配糖体、ミリシトリン、ミリシトリン配糖体、プエラリン、アントシアニジン、アントシアニジン配糖体、シアニジン、シアニン、シアニン配糖体、デルフィニジン、デルフィニン、デルフィニン配糖体、ペラルゴニジン、ペラルゴニン、ペラルゴニン配糖体、ペオニジン、ペチュニジン、マルビジン、レスベラトール、セサミン、セサモリン、セサミノール、セサモール、クマリン、クマロイルセロトニン、フェルロイルセロトニン、クルクミン、クロロゲン酸、エラグ酸、及びロズマリン酸などが挙げられる。
ポリフェノール又はポリフェノール配糖体は、本発明の水中油型乳化化粧料において、乳化粒子径を小さくする目的で添加される。本発明の水中油型乳化化粧料に含まれるポリフェノール又はポリフェノール配糖体の量は、水中油型乳化化粧料全体に対して、例えば、0.03質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上である。また、0.4質量%以下が好ましく、0.2質量%以下がより好ましい。具体的な範囲としては、0.03〜0.4質量%、より好ましくは0.05〜0.2質量%であることができる。
(水素添加レシチン(成分G))
本発明の水中油型乳化化粧料は、水素添加レシチンを含む。水素添加レシチンとは、天然レシチンに対して水素添加処理することにより、不飽和二重結合の少なくとも一部が飽和結合に変換されたレシチンである。本発明で使用される水素添加レシチンの由来については、特に制限されず、動物又は植物由来のレシチンが水素添加されたものであればよい。動物由来の水素添加レシチンとしては、具体的には、卵黄レシチン及び魚介類由来のレシチン等の動物由来レシチンが水素添加されたものが挙げられる。また、植物由来の水素添加レシチンとしては、具体的には、大豆レシチン、ゴマレシチン、とうもろこしレシチン、アマニレシチン、オリーブレシチン、米レシチン、なたねレシチン、ひまわりレシチン、サンフラワーレシチン、綿実レシチン、キリレシチン、グレープレシチン、アボガドレシチン、ヤシレシチン、及びパームレシチン等の植物由来レシチンが水素添加されたものが挙げられる。これらの水素添加レシチンは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
水素添加レシチンは、本発明の水中油型乳化化粧料において、乳化粒子径を小さくする目的で添加される。本発明の水中油型乳化化粧料に含まれる水素添加レシチンの量は、水中油型乳化化粧料全体に対して、例えば、0.3質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上である。また、2.0質量%以下が好ましく、1.5質量%以下がより好ましい。具体的な範囲としては、0.3〜2質量%、より好ましくは0.5〜1.5質量%であることができる。
(粉体成分(成分H))
本発明の水中油型乳化化粧料は、水相成分及び油相成分の他にも、本発明の水中油型乳化化粧料の効果が得られる限りにおいて、粉体成分を含むことができる。粉体成分としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、グンジョウ、及び雲母チタン等の顔料、並びにカオリン、マイカ、タルク、及びシリカ等の体質顔料が挙げられるが、これらに限定されない。
水中油型乳化化粧料に対する粉体成分の量は、本発明の水中油型乳化化粧料の効果が得られる限りにおいては特に限定されないが、例えば、3質量%以上、より好ましくは5質量%以上、さらに好ましくは7質量%以上である。また、25質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましく、15質量%以下がさらに好ましい。具体的な範囲としては、3〜25質量%、より好ましくは5〜20質量%、最も好ましくは7〜15質量%であることができる。
本発明の水中油型乳化化粧料では、使用感触、化粧持ち、及び安全性の観点から、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤及びカチオン界面活性剤などの界面活性剤を実質的に含まないことが好ましい。「界面活性剤を実質的に含まない」とは、本発明の水中油型乳化化粧料の、使用感触、化粧持ち及び皮膚安全性が、達成できなくなる界面活性剤の量を含まないことを意味する。
本発明の水中油型乳化化粧料には、上記必須成分の他にも、本発明の効果を損なわない範囲で、通常化粧料に配合される成分を適宜配合することができる。
(作用)
本発明の水中油型乳化化粧料が、所望の乳化粒子径及び安定性を有する理由は、完全に解明されているわけではないが、以下のように推論することができる。しかしながら、本発明は以下の説明によって限定されるものではない。
通常、化粧料を乳化するために、乳化剤として、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及び非イオン性界面活性剤等の界面活性剤が必要である。本発明の水中油型乳化化粧料においては、(A)糖、糖アルコール、又はそれらの誘導体、(B)グリセリンモノアルキルエーテル、(C)ステロール又はステロール誘導体、(D)C16〜C22の高級脂肪酸、及び(E)C16〜C22の高級アルコールの組み合わせによって、界面活性剤が実質的に存在しない状態において、油相成分の乳化粒子径を小さくすることを可能にし、水相と油相との分離を防いでおり、さらに、グリセリンモノアルキルエーテル及び/又は高級脂肪酸の結晶析出を防いでいるものと考えられる。前記成分(A)は、糖又は糖アルコールであれば、本発明の効果を得ることができる。また、成分(B)のグリセリンモノアルキルエーテルは、飽和アルキル鎖又は不飽和アルキル鎖と、グリセリンとがエーテル結合により結合した構造を有することによって、本発明の効果を得ることができると考えられる。成分(C)のステロール又はステロール誘導体は、ステロール骨格を有することにより、本発明の効果を発揮できるものと考えられる。成分(D)のC16〜C22の高級脂肪酸は、炭素数が16〜22の脂肪酸であることにより、本発明の効果が得られ、成分(E)のC16〜C22の高級アルコールも炭素数が16〜22の高級アルコールであることにより、本発明の効果が得られるものと考えられる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
《実施例1》
本実施例では、成分Aとしてキシリトール、成分Bとしてバチルアルコール、成分Cとしてフィトステロール、成分Dとしてパルミチン酸及びベヘニン酸、成分Eとしてセチルアルコール及びステアリルアルコール、そして成分Hとして酸化チタン、タルク、酸化鉄赤、酸化鉄黄、及び酸化鉄黒を用い、ファンデーションを作製した。乳化粒子径、安定性、及び化粧持ちの評価を表1に示す。
《実施例2》
本実施例では、成分Aとしてキシリトール、成分Bとしてバチルアルコール、成分Cとしてフィトステロール、成分Dとしてパルミチン酸及びベヘニン酸、成分Eとしてセチルアルコール及びステアリルアルコール、そして成分Hとして酸化チタン、タルク、酸化鉄赤、酸化鉄黄、及び酸化鉄黒を用い、ファンデーションを作製した。乳化粒子径、安定性、及び化粧持ちの評価を表1に示す。
《比較例1》
成分Bを使用しなかったこと以外は、実施例1と同様の手順で、ファンデーションを作製した。乳化粒子径、安定性、及び化粧持ちの評価を表1に示す。
《比較例2》
成分Cを使用しなかったこと以外は、実施例1と同様の手順で、ファンデーションを作製した。乳化粒子径、安定性、及び化粧持ちの評価を表1に示す。
《比較例3》
成分Dを使用しなかったこと以外は、実施例1と同様の手順で、ファンデーションを作製した。乳化粒子径、安定性、及び化粧持ちの評価を表1に示す。
《比較例4》
成分Eを使用しなかったこと以外は、実施例1と同様の手順で、ファンデーションを作製した。乳化粒子径、安定性、及び化粧持ちの評価を表1に示す。
《比較例5》
成分Aを使用しなかったこと以外は、実施例1と同様の手順で、ファンデーションを作製した。乳化粒子径、安定性、及び化粧持ちの評価を表1に示す。
《実施例3》
本実施例では、成分Aとしてトレハロース及びエリスリトール、成分Bとしてバチルアルコール及びキミルアルコール、成分Cとしてコレステロール、成分Dとしてステアリン酸及びベヘニン酸、そして、成分Eとしてベヘニルアルコール及びナタネ油アルコールを用い、クリーム状美容液を作製した。乳化粒子径、安定性、及び使用感触の評価を表2に示す。
《実施例4》
本実施例では、成分Fとしてα−グルコシルヘスペリジンを用いたこと以外は実施例3と同様の手順で、クリーム状美容液を作製した。乳化粒子径、安定性、及び使用感触の評価を表2に示す。
《実施例5》
本実施例では、成分Fとしてα−グルコシルヘスペリジンを用いたこと以外は実施例3と同様の手順で、クリーム状美容液を作製した。乳化粒子径、安定性、及び使用感触の評価を表2に示す。
《実施例6》
本実施例では、成分Fとしてα−グルコシルヘスペリジンを用いたこと以外は実施例3と同様の手順で、クリーム状美容液を作製した。乳化粒子径、安定性、及び使用感触の評価を表2に示す。
《実施例7》
本実施例では、成分Bとしてバチルアルコール、そして成分Eとしてベヘニルアルコールを用いたこと以外は実施例3と同様の手順で、乳液状美容液を作製した。乳化粒子径、安定性、及び使用感触の評価を表2に示す。
《実施例8》
本実施例では、成分Aとしてソルビトール及び砂糖、成分Bとしてバチルアルコール及びセラキルアルコール、成分Cとしてフィトステロール及びデヒドロコレステロール、成分Dとしてステアリン酸及びベヘニン酸、そして、成分Eとしてセチルアルコール、ベヘニルアルコール、及びイソステアリルアルコールを用い、美白クリームを作製した。乳化粒子径、安定性、及び使用感触の評価を表3に示す。
《実施例9》
本実施例では、成分Gとして水素添加レシチンを用いたこと以外は実施例8と同様の手順で、美白クリームを作製した。乳化粒子径、安定性、及び使用感触の評価を表3に示す。
《実施例10》
本実施例では、成分Gとして水素添加レシチンを用いたこと以外は実施例8と同様の手順で、美白クリームを作製した。乳化粒子径、安定性、及び使用感触の評価を表3に示す。
《実施例11》
本実施例では、成分Gとして水素添加レシチンを用いたこと以外は実施例8と同様の手順で、美白クリームを作製した。乳化粒子径、安定性、及び使用感触の評価を表3に示す。
《実施例12》
本実施例では、成分Bとしてバチルアルコール、そして成分Gとして水素添加レシチンを用いたこと以外は実施例8と同様の手順で、美白クリームを作製した。乳化粒子径、安定性、及び使用感触の評価を表3に示す。
《実施例13》
本実施例では、成分Aとしてソルビトール、成分Bとしてバチルアルコール、成分Fとしてα−グルコシルヘスペリジン、そして成分Gとして水素添加レシチンを用いたこと以外は実施例8と同様の手順で、美白クリームを作製した。乳化粒子径、安定性、及び使用感触の評価を表3に示す。
《実施例14》
本実施例では、成分Aとしてソルビトール、成分Bとしてバチルアルコール、成分Fとしてα−グルコシルヘスペリジン、そして成分Gとして水素添加レシチンを用いたこと以外は実施例8と同様の手順で、美白クリームを作製した。乳化粒子径、安定性、及び使用感触の評価を表3に示す。
《実施例15》
本実施例では、成分Aとしてキシリトール及びグリコシルトレハロース、成分Bとしてバチルアルコール、成分Cとしてフィトステロール、成分Dとしてステアリン酸、ベヘニン酸、及びイソステアリン酸、そして、成分Eとしてセチルアルコール及びステアリルアルコール、成分Fとしてα−グルコシルルチン、成分Gとして水素添加レシチン、そして成分Hとして微粒子酸化亜鉛を用い、サンスクリーンを作製した。乳化粒子径、安定性、使用感触、及び化粧持ちの評価を表4に示す。
《乳化粒子径評価》
光学顕微鏡を用い、400倍の倍率での目視により乳化粒子径を確認した。
《安定性試験評価》
0℃、室温(25℃)、及び50℃の各温度条件下に水中油型乳化化粧料を1ヶ月間保存後、目視により分離などの外観変化及び粘度変化の有無を確認し、以下の基準にて評価した。なお、○と評価されたものは実用上充分な安定性を示すものである。
○:50℃で保存の場合、外観変化、粘度変化、及び分離等の異常が、全く認められない。
△:室温及び50℃で保存の場合、外観変化、粘度変化、及び分離等の異常が認められる。
×:いずれの温度下でも、外観変化、粘度変化、及び分離等の異常が著しい。
《使用感触評価》
女性パネル12名に、調製直後の水中油型乳化化粧料を使用感触について官能評価してもらい、次の基準に従って評価した。
○:べたつきのない使用感触で且つ浸透感が非常にあると評価したパネルが7名以上
△:べたつきのない使用感触で且つ浸透感が非常にあると評価したパネルが4〜6名
×:べたつきのない使用感触で且つ浸透感が非常にあると評価したパネルが3名以下
《化粧持ち評価》
女性パネル12名に、調製直後の水中油型乳化化粧料を前腕内側に塗布してもらい、35℃の流水で2分すすいだ後、次の基準に従って点数を付けた。
4点:全く変化がなく化粧持ちが非常に良い
3点:僅かに変化があるが化粧持ちが良い
2点:少し変化があり化粧持ちがやや悪い
1点:かなり変化があり化粧持ちが悪い
そして、12人の合計点数を計算し、以下のように評価した。
○:12人の合計点数が40点以上
△:12人の合計点数が25〜39点
×:12人の合計点数が12〜24点
本発明の水中油型乳化化粧料は、乳化粒子径が小さく、安定性を有し、使用感触が良好であり、化粧持ちがよく、そして安全性が高く、例えば、ファンデーション又はサンスクリーンとして好適に使用することができる。

Claims (4)

  1. (A)糖、糖アルコール、及びそれらの誘導体から選択される少なくとも一種と、
    (B)グリセリンモノアルキルエーテルと、
    (C)ステロール及びステロール誘導体から選択される少なくとも一種と、
    (D)C16〜C22の高級脂肪酸と、
    (E)C16〜C22の高級アルコールと、
    を含む、水中油型乳化化粧料。
  2. (F)ポリフェノール及びポリフェノール配糖体から選択される少なくとも一種をさらに含む、請求項1に記載の水中油型乳化化粧料。
  3. (G)水素添加レシチンをさらに含む、請求項1又は2に記載の水中油型乳化化粧料。
  4. (H)粉体成分をさらに含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の水中油型乳化化粧料。
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