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JP2018041827A - 部品内蔵基板及び電子装置 - Google Patents

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JP2018041827A JP2016174521A JP2016174521A JP2018041827A JP 2018041827 A JP2018041827 A JP 2018041827A JP 2016174521 A JP2016174521 A JP 2016174521A JP 2016174521 A JP2016174521 A JP 2016174521A JP 2018041827 A JP2018041827 A JP 2018041827A
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Abstract

【課題】各種の電子部品や貫通電極等にダメージを与えることなく容易に着脱が可能な信頼性の高い部品内蔵基板及び電子装置を実現する。【解決手段】電子部品11〜13と、電子部品11〜13を封止する第1絶縁層14と、第1絶縁層14を貫通する電極16と、第1絶縁層14よりも伸縮性及び弾力性の高い材料からなり、第1絶縁層内14で電極16の側面を覆う第2絶縁層17とを備えた複数の部品内蔵基板10が積層されてなり、上下で隣接する2つの部品内蔵基板10は、電極同士が接触して導通している。【選択図】図1

Description

本発明は、部品内蔵基板及び電子装置に関するものである。
近年、スマートフォンやウェアラブル端末等の半導体応用製品では、小型化、薄型化、軽量化などの要求が顕著であり、それに伴い、それらの製品に搭載される電子部品をモジュール化した基板についても小型化や高密度化が急激に進んでいる。また、ウェアラブル端末においては、各種センサーを搭載することで部品数も増大する。この電子部品の高密度実装を実現するために、従来、基板上に実装していた電子部品を基板の内部に埋め込む技術、即ち、部品内蔵基板が用いられている。
特開2000−260934号公報 特開2010−251395号公報
上述の部品内蔵基板上に他の部品内蔵基板を積層してなる、いわゆるPoP(パッケージ オン パッケージ)基板の開発が進められている。この場合、両基板の接続にはハンダボールが用られており、当該部品内蔵基板から他の部品内蔵基板を着脱することは困難である。
しかしながら、上述したウェアラブル機器等に使用される半導体パッケージが機能別にモジュール化されており、用途等に合わせてそのモジュールを組み合わせて接続することが要求されている。そのモジュール同士、即ち部品内蔵基板同士を接続する際に、ハンダ材料を用いる場合では、高い温度でハンダ材料を溶融させて接続させる必要がある。また、一度接続された部品内蔵基板を外すには、再度高い温度に晒さなければならず、部品内蔵基板に深刻なダメージを与える虞がある。部品内蔵基板同士を更に接続する際には、部品内蔵基板を一度洗浄した後に、また高い温度でハンダ材料を溶融させる必要がある。
そこで本発明は、各種の電子部品や貫通電極等にダメージを与えることなく容易に着脱が可能な信頼性の高い部品内蔵基板及び電子装置を提供することを目的とする。
1つの態様では、部品内蔵基板であって、電子部品と、前記電子部品を封止する第1絶縁層と、前記第1絶縁層を貫通する電極と、前記第1絶縁層よりも伸縮性及び弾力性の高い材料からなり、前記第1絶縁層内で前記電極の側面を覆う第2絶縁層とを含む。
1つの態様では、電子装置であって、電子部品と、前記電子部品を封止する第1絶縁層と、前記第1絶縁層を貫通する電極と、前記第1絶縁層よりも伸縮性及び弾力性の高い材料からなり、前記第1絶縁層内で前記電極の側面を覆う第2絶縁層とを備えた複数の部品内蔵基板が積層されてなり、上下で隣接する2つの前記部品内蔵基板は、前記電極同士が接触して導通している。
1つの側面として、各種の電子部品や貫通電極等にダメージを与えることなく容易に着脱が可能な信頼性の高い部品内蔵基板及び電子装置が実現する。
本実施形態による部品内蔵基板の主要構成を示す概略断面図である。 本実施形態による部品内蔵基板の主要構成を示す概略平面図である。 本実施形態による電子装置の主要構成を示す概略断面図である。 本実施形態による電子装置の貫通電極近傍を拡大して示す概略断面図である。 本実施形態による電子装置の他の例を示す概略平面図である。 本実施形態による電子装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図6に引き続き、本実施形態による電子装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図7に引き続き、本実施形態による電子装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。
以下、部品内蔵基板、電子装置及びその製造方法の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、図面において、図示の便宜上、相対的に正確な大きさ及び厚みに示していない構成部材がある。
[部品内蔵基板の構成]
図1は、本実施形態による部品内蔵基板の主要構成を示す概略断面図である。図2は、本実施形態による部品内蔵基板の主要構成を示す概略平面図である。
部品内蔵基板10は、電子部品として例えばICのベアチップ11、半導体パッケージ部品12、及び抵抗体やキャパシタ、インダクタ等のチップ部品13が第1絶縁層であるモールド樹脂14で封止されている。モールド樹脂14の少なくとも一方の主面に配線層15が設けられ、部品内蔵基板10が構成されている。
モールド樹脂14には、当該モールド樹脂14に埋め込み形成されたTMV(Through Mold Via)である貫通電極16及びその側面を覆う第2絶縁層である側面絶縁層17が形成されている。側面絶縁層17は、モールド樹脂14よりも伸縮性及び弾力性の高い材料、例えばゴム成分又はPEEK材等を含有する絶縁材料からなり、モールド樹脂14内で貫通電極16の側面を覆っている。
配線層15は、上記の電子部品間を電気的に接続する配線15aと、貫通電極16の一端と接続された当該貫通電極16のパッド部15bと、配線15a及びパッド部15bを埋め込む第3絶縁層である絶縁層15cとを有して構成されている。配線15a及びパッド部15bは、伸縮性の高い導電材料からなる。絶縁層15cは、モールド樹脂14よりも伸縮性及び弾力性の高い絶縁材料からなる。パッド部15bは、図示のように、その表面が絶縁層15cの主面から若干突出している。
部品内蔵基板10では、モールド樹脂14の表面に貫通電極16の先端及び側面絶縁層17の先端が露出しており、モールド樹脂14の表面と、貫通電極16及び側面絶縁層17の各先端とは平坦とされている。
[電子装置の構成]
図3は、本実施形態による電子装置の主要構成を示す概略断面図である。図4は、本実施形態による電子装置の貫通電極近傍を拡大して示す概略断面図であり、(a)は複数の部品内蔵基板が積層された状態を、(b)は複数の部品内蔵基板が固定された状態をそれぞれ示している。
この電子装置は、図1(図2)の部品内蔵基板10が複数(ここでは2種)積層されており、積層された部品内蔵基板10が固定治具18により固定されている。なお、各部品内蔵基板10は、内蔵された電子部品が相異なるものを用いても良い。
固定治具18は、積層された部品内蔵基板10をその周縁部で把持し、積層された部品内蔵基板10に上方に圧力を印加した状態で、部品内蔵基板10を着脱自在に固定するものである。部品内蔵基板10は、積層前の状態では、図3の円C2内(図4(a))のように、モールド樹脂14の表面と、貫通電極16及び側面絶縁層17の各先端とは平坦とされている。
積層された部品内蔵基板10が固定治具18により把持固定されると、各部品内蔵基板10には膜厚方向に圧力が印加される。このとき、側面絶縁層17及び絶縁層15c(更には配線15a)の高い伸縮性及び弾力性に起因して、貫通電極16及び側面絶縁層17の各一端がモールド樹脂14の表面から突出した状態となる。当該状態を図3の円C1,C2内(円C1内は図3の上方、円C2内は図4(b))に示す。これにより、下部の部品内蔵基板10で突出した貫通電極16の先端と、上部の部品内蔵基板10のパッド部15bとが密着して、上下の部品内蔵基板10間で導通する。この場合、下部の部品内蔵基板10の表面と上部の部品内蔵基板10の裏面との間に例えば若干の凹凸が存する場合でも、上記した貫通電極16の突出により、上下の部品内蔵基板10間で確実な導通が実現する。
部品内蔵基板10間では、ハンダ等を用いた接着は不要であり、上記のように貫通電極16間の接触のみで導通が得られる。そのため、固定治具18を積層された部品内蔵基板10から外すことにより、各部品内蔵基板10間の電気的接続が容易に外される。このように、本実施形態の電子装置では、各部品内蔵基板10に何等のダメージを与えることなく、各種の部品内蔵基板10を着脱自在に組み換えて積層して様々な電子装置を得ることができる。
本実施形態による電子装置の他の例について説明する。図5は、本実施形態による電子装置の他の例を示す概略平面図である。
この電子装置は、部品内蔵基板10の周縁部に複数の貫通ネジ孔19aが形成されており、複数の部品内蔵基板10が積層された状態で各部品内蔵基板10の貫通ネジ孔19aにネジ19bが挿通されて固定され、構成されている。
積層された部品内蔵基板10がネジ固定されると、各部品内蔵基板10には膜厚方向に圧力が印加される。このとき、側面絶縁層17及び絶縁層15c(更には配線15a)の高い伸縮性及び弾力性に起因して、貫通電極16及び側面絶縁層17の各一端がモールド樹脂14の表面から突出した状態となる。これにより、下部の部品内蔵基板10で突出した貫通電極16の一端と、上部の部品内蔵基板10のパッド部15bとが密着して、上下の部品内蔵基板10間で導通する。この場合、下部の部品内蔵基板10の表面と上部の部品内蔵基板10の裏面との間に例えば若干の凹凸が存する場合でも、上記した貫通電極16の突出により、上下の部品内蔵基板10間で確実な導通が実現する。
部品内蔵基板10間では、ハンダ等を用いた接着は不要であり、上記のように貫通電極16間の接触のみで導通が得られる。そのため、ネジ19bを積層された部品内蔵基板10の貫通ネジ孔19aから外すことにより、各部品内蔵基板10間の電気的接続が容易に外される。このように、本実施形態の電子装置では、各部品内蔵基板10に何等のダメージを与えることなく、各種の部品内蔵基板10を着脱自在に組み換えて積層して様々な電子装置を得ることができる。
(電子装置の製造方法)
図6〜図8は、本実施形態による電子装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。図1〜図4と同じ構成部材等については、同符号を付して詳しい説明を省略する。本実施形態では、疑似SoC技術等に用いられる再配線技術を用いる。
先ず、図6(a)に示すように、表面に粘着層22を有する支持基板21を用意する。
支持基板21は、金属製又はガラス製等の基板である。粘着層22は、熱の印加又は紫外線の照射等により剥離されるものである。
続いて、図6(b)に示すように、各種の電子部品及び貫通電極16等を貼付する。
詳細には、粘着層22の表面に、各種の電子部品、例えばICのベアチップ11、半導体パッケージ部品12、及びチップ部品13を貼付する。更に、粘着層22の表面に、側面を側面絶縁層17で覆われた、貫通電極16となる金属柱(ピン)を立設する。側面絶縁層17は、モールド樹脂14よりも伸縮性及び弾力性の高い材料、例えばゴム成分又はPEEK材等を含有する絶縁材料からなる。
続いて、図6(c)に示すように、モールド樹脂14を形成する。
詳細には、各種の電子部品及び側面を側面絶縁層17で覆われた貫通電極16となるピンを埋め込むようにモールド樹脂14を形成し、これらを封止する。モールド樹脂14としては、例えばシリカフィラーを含有するエポキシ樹脂等が用いられる。
続いて、図6(d)に示すように、熱の印加又は紫外線の照射等により、各種の電子部品、貫通電極16及び側面絶縁層17を封止したモールド樹脂14を粘着層22から剥離する。粘着層22及び支持基板21の剥離により、モールド樹脂14の裏面には、各種の電子部品、貫通電極16及び側面絶縁層17の一端が露出する。
続いて、図7(a)に示すように、樹脂層23を形成する。
詳細には、モールド樹脂14の一方の主面に感光性樹脂を塗布する。この感光性樹脂としては、モールド樹脂14よりも伸縮性及び弾力性の高い絶縁材料であるものを用いる。感光性樹脂をフォトリソグラフィにより加工する。以上により、開口23a,23b,23c,23dを有する樹脂層23が形成される。開口23aは、ベアチップ11の表面の一部を露出する。開口23bは、半導体パッケージ部品12の表面の一部を露出する。開口23cは、及びチップ部品13の表面の一部を露出する。開口23dは、貫通電極16の表面の一部を露出する。
続いて、図7(b)に示すように、配線15aを形成する。
詳細には、先ず、開口23a〜23dの内壁面を含む樹脂層23上に、例えばスパッタ法によりTi及びCuを順次成膜し、メッキシード層を形成する。
次に、メッキシード層上にレジストを塗布し、レジストを露光及び現像する。以上により、所定の開口を有するレジストパターンが形成される。
次に、メッキシード層を給電層とする電解メッキにより、開口23a〜23dを埋め込むようにCuを堆積する。以上により、配線15aが形成される。
その後、レジストパターンをアセトン等を用いて除去する。次に、レジストパターンが除去されて露出するメッキシード層のCu層を、例えば硫酸カリウムをエッチング液とするウェットエッチングで除去する。次に、Cu層が除去されて露出するメッキシード層のTi層を、例えばCF4(四フッ化炭素)及びO2(酸素)の混合ガスを用いたドライエッチングで除去する。
続いて、図7(c)に示すように、樹脂層24を形成する。
詳細には、樹脂層23上に配線15aを覆うように感光性樹脂を塗布する。この感光性樹脂としては、モールド樹脂14よりも伸縮性及び弾力性の高い絶縁材料であるものを用いる。感光性樹脂をフォトリソグラフィにより加工する。以上により、配線15aの表面の一部を露出する開口24aを有する樹脂層24が形成される。
続いて、図7(d)に示すように、パッド部15bを形成する。
詳細には、先ず、開口24aの内壁面を含む樹脂層24上に、例えばスパッタ法によりTi及びCuを順次成膜し、メッキシード層を形成する。
次に、メッキシード層上にレジストを塗布し、レジストを露光及び現像する。以上により、所定の開口を有するレジストパターンが形成される。
次に、メッキシード層を給電層とする電解メッキにより、開口24aを埋め込むようにCuを堆積する。以上により、パッド部15bが形成される。樹脂層23,24により、配線15aを埋め込む絶縁層15cが構成される。パッド部15bは、貫通電極16の一部として導通する。配線15a、パッド部15b、及びこれらを埋め込む絶縁層15cにより、配線層15が構成される。
その後、レジストパターンをアセトン等を用いて除去する。次に、レジストパターンが除去されて露出するメッキシード層のCu層を、例えば硫酸カリウムをエッチング液とするウェットエッチングで除去する。次に、Cu層が除去されて露出するメッキシード層のTi層を、例えばCF4(四フッ化炭素)及びO2(酸素)の混合ガスを用いたドライエッチングで除去する。
続いて、図8(a)に示すように、モールド樹脂14の他方の主面を研磨する。
詳細には、バックグラインド加工等を用いてモールド樹脂14の他方の主面を研磨し、当該主面から側面絶縁層17で側面を覆われた貫通電極16の他端を露出させる。
以上により、部品内蔵基板10が形成される。
続いて、図8(b)に示すように、部品内蔵基板10を積層する。
詳細には、複数(ここでは2種)の部品内蔵基板10を、下方の部品内蔵基板10の他方の主面から露出する貫通電極16の先端と、上方の部品内蔵基板10のパッド部15bとが当接するように積層する。
しかる後、図4(b)と同様に、積層された部品内蔵基板10を固定治具に嵌め込んで固定する。
以上により、本実施形態による電子装置が構成される。
この固定治具は、積層された部品内蔵基板10をその周縁部で把持し、積層された部品内蔵基板10に上方に圧力を印加した状態で、部品内蔵基板10を着脱自在に固定する。積層された部品内蔵基板10が固定治具により把持固定されると、各部品内蔵基板10には膜厚方向に圧力が印加される。このとき、側面絶縁層17及び絶縁層15c(更には配線15a)の高い伸縮性及び弾力性に起因して、貫通電極16及び側面絶縁層17の各一端がモールド樹脂14の表面から突出した状態となる。これにより、下部の部品内蔵基板10で突出した貫通電極16の先端と、上部の部品内蔵基板10のパッド部15bとが密着して、上下の部品内蔵基板10間で導通する。この場合、下部の部品内蔵基板10の表面と上部の部品内蔵基板10の裏面との間に例えば若干の凹凸が存する場合でも、上記した貫通電極16の突出により、上下の部品内蔵基板10間で確実な導通が実現する。
なお、貫通電極及び側面絶縁層については、上記の形成方法に替わって、例えば以下のように形成することもできる。
図6(a)のように各種の電子部品のみを粘着層上に貼付し、図6(c)のように各種の電子部品を覆うモールド樹脂を形成した後、モールド樹脂の貫通電極形成予定部位にレーザを用いて貫通孔を形成する。そして、貫通孔に、側面を上記の側面絶縁層で覆われた貫通電極となる金属柱を埋め込む。
または、図6(a)のように各種の電子部品と共に側面絶縁層となる絶縁材料を粘着層上に立設し、図6(c)のように各種の電子部品及び絶縁材料を覆うモールド樹脂を形成する。その後、絶縁材料にレーザ加工で貫通孔を形成し、貫通孔に導電性ペーストを充填させて、側面を側面絶縁層で覆われた貫通電極を形成する。
また、配線層の配線については、伸縮性の高い材料であるCuを用いて電解メッキにより形成する場合を例示したが、この形成方法に替わって、例えばCuペースト又はAgペーストを用いて配線を形成するようにしても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、各種の電子部品や貫通電極16、配線層15等にダメージを与えることなく容易に着脱が可能な信頼性の高い部品内蔵基板10及びこれを用いた電子装置が実現する。
以下、部品内蔵基板、電子装置及びその製造方法の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)電子部品と、
前記電子部品を封止する第1絶縁層と、
前記第1絶縁層を貫通する電極と、
前記第1絶縁層よりも伸縮性及び弾力性の高い材料からなり、前記第1絶縁層内で前記電極の側面を覆う第2絶縁層と
を含むことを特徴とする部品内蔵基板。
(付記2)少なくとも一方の主面に形成された配線層を更に含み、
前記配線層は、前記電子部品間を接続する配線と、前記電極と接続された当該電極のパッド部と、前記第1絶縁層よりも伸縮性及び弾力性の高い材料からなり、前記配線及び前記パッド部を覆う第3絶縁層とを有することを特徴とする付記1に記載の部品内蔵基板。
(付記3)電子部品と、
前記電子部品を封止する第1絶縁層と、
前記第1絶縁層を貫通する電極と、
前記第1絶縁層よりも伸縮性及び弾力性の高い材料からなり、前記第1絶縁層内で前記電極の側面を覆う第2絶縁層と
を備えた複数の部品内蔵基板が積層されてなり、
上下で隣接する2つの前記部品内蔵基板は、前記電極同士が接触して導通していることを特徴とする電子装置。
(付記4)前記部品内蔵基板は、膜厚方向に押圧を受けて前記電極の先端が前記第1絶縁層の表面から突出していることを特徴とする付記3に記載の電子装置。
(付記5)前記部品内蔵基板は、少なくとも一方の主面に配線層が形成されており、
前記配線層は、前記電子部品間を接続する配線と、前記電極と接続された当該電極のパッド部と、前記第1絶縁層よりも伸縮性及び弾力性の高い材料からなり、前記配線及び前記パッド部を覆う第3絶縁層とを有することを特徴とする付記3又は4に記載の電子装置。
(付記6)前記複数の前記部品内蔵基板は、積層状態で治具により固定されていることを特徴とする付記3〜5のいずれか1項に記載の電子装置。
(付記7)前記部品内蔵基板に貫通孔が形成されており、
前記複数の前記基板は、積層状態で前記貫通孔にネジが挿通されて固定されていることを特徴とする付記3〜5のいずれか1項に記載の電子装置。
(付記8)第1絶縁層により、電子部品と、前記第1絶縁層を貫通する電極と、前記第1絶縁層よりも伸縮性及び弾力性の高い材料からなり、前記第1絶縁層内で前記電極の側面を覆う第2絶縁層とを覆って部品内蔵基板を形成する工程と、
複数の前記部品内蔵基板を前記電極同士が接触するように積層する工程と、
積層された前記複数の前記部品内蔵基板を押圧して固定し、前記電極同士間で導通させる工程と
を含むことを特徴とする電子装置の製造方法。
(付記9)前記部品内蔵基板について、前記押圧により前記電極の先端を前記第1絶縁層の表面から突出させることを特徴とする付記8に記載の電子装置の製造方法。
(付記10)前記部品内蔵基板の少なくとも一方の主面に配線層を形成する工程を更に含み、
前記配線層は、前記電子部品間を接続する配線と、前記電極と接続された当該電極のパッド部と、前記第1絶縁層よりも伸縮性及び弾力性の高い材料からなり、前記配線及び前記パッド部を覆う第3絶縁層とを有することを特徴とする付記8又は9に記載の電子装置の製造方法。
(付記11)前記複数の前記部品内蔵基板を、積層状態で治具により固定し、前記押圧を与えることを特徴とする付記8〜10のいずれか1項に記載の電子装置の製造方法。
(付記12)前記部品内蔵基板に貫通孔を形成し、
前記複数の前記部品内蔵基板を、積層状態で前記貫通孔にネジを挿通して固定し、前記押圧を与えることを特徴とする付記8〜10のいずれか1項に記載の電子装置の製造方法。
10 部品内蔵基板
11 ベアチップ
12 半導体パッケージ部品
13 チップ部品
14 モールド樹脂
15 配線層
15a 配線
15b パッド部
15c 絶縁層
16 貫通電極
17 側面絶縁層
18 固定治具
19a 貫通ネジ孔
19b ネジ
21 支持基板
22 粘着層
23,24 樹脂層
23a,23b,23c,23d,24a 開口

Claims (7)

  1. 電子部品と、
    前記電子部品を封止する第1絶縁層と、
    前記第1絶縁層を貫通する電極と、
    前記第1絶縁層よりも伸縮性及び弾力性の高い材料からなり、前記第1絶縁層内で前記電極の側面を覆う第2絶縁層と
    を含むことを特徴とする部品内蔵基板。
  2. 少なくとも一方の主面に形成された配線層を更に含み、
    前記配線層は、前記電子部品間を接続する配線と、前記電極と接続された当該電極のパッド部と、前記第1絶縁層よりも伸縮性及び弾力性の高い材料からなり、前記配線及び前記パッド部を覆う第3絶縁層とを有することを特徴とする請求項1に記載の部品内蔵基板。
  3. 電子部品と、
    前記電子部品を封止する第1絶縁層と、
    前記第1絶縁層を貫通する電極と、
    前記第1絶縁層よりも伸縮性及び弾力性の高い材料からなり、前記第1絶縁層内で前記電極の側面を覆う第2絶縁層と
    を備えた複数の部品内蔵基板が積層されてなり、
    上下で隣接する2つの前記部品内蔵基板は、前記電極同士が接触して導通していることを特徴とする電子装置。
  4. 前記部品内蔵基板は、膜厚方向に押圧を受けて前記電極の先端が前記第1絶縁層の表面から突出していることを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
  5. 前記部品内蔵基板は、少なくとも一方の主面に配線層が形成されており、
    前記配線層は、前記電子部品間を接続する配線と、前記電極と接続された当該電極のパッド部と、前記第1絶縁層よりも伸縮性及び弾力性の高い材料からなり、前記配線及び前記パッド部を覆う第3絶縁層とを有することを特徴とする請求項3又は4に記載の電子装置。
  6. 前記複数の前記部品内蔵基板は、積層状態で治具により固定されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の電子装置。
  7. 前記部品内蔵基板に貫通孔が形成されており、
    前記複数の前記基板は、積層状態で前記貫通孔にネジが挿通されて固定されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の電子装置。
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