JP2017135970A - ステータ、及び、ステータの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転軸11に固定された電機子を格納する有底円筒状の回転電機のステータにおいて、ステータは、有底円筒状に形成されたメインヨーク21と、メインヨーク21の外周面に配置された補助ヨーク22と、メインヨーク21の内部において電機子の外側面と対向するように配置される界磁用のマグネット23とを有する。補助ヨーク22は、メインヨーク21の外周面と補助ヨーク22の内周面との間に隙間が形成された状態でメインヨーク21に嵌め込まれてメインヨーク21に溶接されている。また、メインヨーク21における補助ヨーク22の溶接箇所は、メインヨーク21の周方向においてスポット状に存在している。
【選択図】図4A
Description
さらに、本発明の他の目的は、メインヨークに補助ヨークが嵌め込まれることで構成されたステータを有する回転電機が車両に搭載されている場合において、車両走行時に生じる上下振動によって補助ヨークに作用する負荷荷重を低減させることである。
また、補助ヨークは、スポット溶接にてメインヨークに固定されている。これにより、メインヨークに補助ヨークを溶接する際に、補助ヨークの全周に亘って溶接する場合よりも簡単に補助ヨークを溶接することが可能となる。
特に、前記溶接箇所は、前記高さ方向において前記回転軸の中心位置の直上位置に存在していると好適である。かかる構成であれば、溶接箇所が回転軸の中心位置から見て振動方向と略同じ方向に位置するため、車両走行時に生じる上下振動によって補助ヨークに作用する負荷荷重を低減させることが可能となる。
あるいは、上記の構成において、前記溶接箇所は、三つ以上存在し、三つ以上の前記溶接箇所のうちの一つは、前記高さ方向において前記回転軸の中心位置の直上位置または直下位置に存在し、三つ以上の前記溶接箇所のうちの二つは、前記回転軸の中心位置を基準として対称となる位置に存在していてもよい。
上記の構成において、磁束密度が低いマグネット中央部分には、孔部により補助ヨークが対向しない状態とする。一方、孔部以外の肉部のうち、隣接する孔部間に配置される部分は、メインヨークの周方向において、メインヨークの内周面にて隣接しているマグネット間を跨ぐ位置(つまり、磁束密度が高い位置に対向するように)に配置されている。
以上により、磁束密度の高い箇所をカバーしつつマグネット間を連結し、適正な磁気回路を構築することができる。また、補助ヨークのうち、カバーが不要な箇所に孔部を形成することで、軽量化が図れると共に、製造コストが低減される。
上記の方法であれば、補助ヨークをメインヨークに対してスムーズに組み付けることが可能であり、また、補助ヨークをメインヨークに嵌め込む際に補助ヨークからメインヨークに作用する接触圧を抑えられる。この結果、補助ヨークの組み付け時にメインヨークにおいてメッキ膜の剥離やマグネットの破損が生じるのを回避することが可能となる。
さらに、補助ヨークをスポット溶接にてメインヨークに固定するので、補助ヨークの全周に亘って溶接する場合よりも簡単に補助ヨークを溶接することが可能である。
上記の方法であれば、補助ヨークをメインヨークに溶接する際、その溶接箇所を振動方向との関係で適切な位置に設定することで、車両走行時に生じる上下振動によって補助ヨークに作用する負荷荷重を低減させることが可能となる。
さらに、本発明によれば、メインヨークに補助ヨークを組み付けて構成されたステータを備える回転電機が車両に搭載されている場合、その車両が走行しているときに生じる上下振動によって補助ヨークに作用する負荷荷重を低減させることが可能となる。
次に、第1実施例に係るステータ2(以下、第1ステータ2A)の構成について説明する。第1ステータ2Aの製造方法は、複数種類考えられる。まず、図3A乃至図3Gを参照しながら、第1ステータ2Aの製造方法について説明する。ちなみに、図3C〜図3Fに図示の製造方法は、参考例に係る第1ステータ2Aの製造方法である。
図3Aの製造方法では、バーリング加工した補助ヨーク22を、同図に図示の矢印方向に沿ってメインヨーク21の底部からメインヨーク21に嵌め込み、その後、補助ヨーク22をメインヨーク本体部21Bに溶接(厳密には、スポット溶接)にて固定する。その後、マグネット23をメインヨーク本体部21Bの内側壁(内周面)に貼設する。
第1ステータ2Aのヨークは、前述したように、メインヨーク21の外周面に沿わせて補助ヨーク22を嵌め込むことで構成されている。つまり、補助ヨーク22は、補助ヨーク22とマグネット23との間にメインヨーク21を挟むように配置される。
次に、第2実施例に係るステータ(以下、第2ステータ302)について説明する。なお、第2ステータ302のうち、第1ステータ2Aと共通する構成(具体的には、メインヨーク21及びマグネット23の構成)については、同一の符号を付し、説明を省略することとする。
2A 第1ステータ、
3 エンドプレート、3A 貫通孔、4 ブラシ、
11 回転軸、12 電機子、
12A ロータコア、12B コイル、
13 整流子、
21 メインヨーク、
21A 軸受配設部、21B メインヨーク本体部、
22 補助ヨーク、23 マグネット、
302 第2ステータ、
322 補助ヨーク、孔部 322a、肉部 322b、
K1,K2 ボール軸受、
M モータ(回転電機)
Claims (10)
- 回転軸に固定された電機子を格納する有底円筒状の回転電機のステータであって、
該ステータは、有底円筒状に形成されたメインヨークと、該メインヨークの外周面に配置された補助ヨークと、前記メインヨークの内部において前記電機子の外側面と対向するように配置される界磁用のマグネットと、を有し、
前記補助ヨークは、前記メインヨークの外周面と前記補助ヨークの内周面との間に隙間が形成された状態で前記メインヨークに嵌め込まれて前記メインヨークに溶接されており、
前記メインヨークにおける前記補助ヨークの溶接箇所は、前記メインヨークの周方向においてスポット状に存在していることを特徴とするステータ。 - 前記ステータは、車両に搭載される前記回転電機のステータであり、
前記溶接箇所は、前記車両の高さ方向において前記回転軸の中心位置を基準として設定された位置に存在していることを特徴とする請求項1に記載のステータ。 - 前記溶接箇所は、前記高さ方向において前記回転軸の中心位置の直上位置に存在していることを特徴とする請求項2に記載のステータ。
- 前記溶接箇所は、前記回転軸の中心位置を基準として対称となる位置に複数存在していることを特徴とする請求項2又は3に記載のステータ。
- 前記溶接箇所は、三つ以上存在し、
三つ以上の前記溶接箇所のうちの一つは、前記高さ方向において前記回転軸の中心位置の直上位置または直下位置に存在し、
三つ以上の前記溶接箇所のうちの二つは、前記回転軸の中心位置を基準として対称となる位置に存在していることを特徴とする請求項2に記載のステータ。 - 前記補助ヨークの肉厚は、前記マグネットの肉厚より小さく、前記メインヨークの肉厚よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のステータ。
- 前記補助ヨークは円環状の部材であり、
前記補助ヨークの内径が前記メインヨークの外径よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のステータ。 - 前記補助ヨークには、前記マグネットの極数分の孔部が形成されており、
前記孔部は、前記周方向において、前記メインヨークの内周面に貼設された前記マグネットが存在する範囲内に配置され、
前記補助ヨークにおける前記孔部以外の肉部のうち、隣接する孔部間に配置される部分は、前記周方向において、前記メインヨークの内周面に貼設された隣接するマグネット間を跨ぐ位置に配置されていることを特徴とする請求項7に記載のステータ。 - 回転軸に固定された電機子を格納する有底円筒状の回転電機のステータの製造方法であって、
前記ステータは、有底円筒状に形成されたメインヨークと、該メインヨークの外周面に配置された補助ヨークと、前記ステータの内周面において前記電機子の外側面と対向するように配置される界磁用のマグネットと、を有するものであり、
前記メインヨークの外周面と前記補助ヨークの内周面との間に隙間が形成された状態で、前記補助ヨークを前記メインヨークに嵌め込む工程と、
前記メインヨークに嵌め込まれた前記補助ヨークを、前記メインヨークの周方向において前記メインヨークにおける前記補助ヨークの溶接箇所がスポット状に存在するように、前記メインヨークに溶接する工程と、を行うことを特徴とするステータの製造方法。 - 前記ステータは、車両に搭載される前記回転電機のステータであり、
前記補助ヨークを前記メインヨークに溶接する工程では、前記溶接箇所が前記車両の高さ方向において前記回転軸を基準として設定された位置に存在するように、前記補助ヨークを前記メインヨークに溶接することを特徴とする請求項9に記載のステータの製造方法。
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