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JP2017123249A - 固体高分子形燃料電池用セパレータ - Google Patents

固体高分子形燃料電池用セパレータ Download PDF

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JP2017123249A
JP2017123249A JP2016001141A JP2016001141A JP2017123249A JP 2017123249 A JP2017123249 A JP 2017123249A JP 2016001141 A JP2016001141 A JP 2016001141A JP 2016001141 A JP2016001141 A JP 2016001141A JP 2017123249 A JP2017123249 A JP 2017123249A
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晴之 青野
Haruyuki Aono
晴之 青野
敏彦 棚橋
Toshihiko Tanahashi
敏彦 棚橋
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Abstract

【課題】発電性能を向上させることができる。【解決手段】固体高分子形燃料電池用セパレータ30は、膜電極接合体のガス拡散層に対向して配置される。セパレータ30は、酸化ガス供給孔13と、酸化ガス排出孔15と、ガス拡散層に対向する対向面31に形成され、酸化ガス供給孔13側から酸化ガス排出孔15側に向けて延在する複数のガス流路溝からなる溝群34とを備えている。溝群34は、ガス流路溝として、上流端351が酸化ガス供給孔13に連通されるとともに下流端352が閉塞された単一のガス流入路溝35と、上流端361が閉塞されるとともに下流端362が酸化ガス排出孔15に連通された単一のガス流出路溝36とを有している。ガス流路溝の延在方向Lと直交する仮想直線Vに対してガス流路溝が3箇所以上にて交わっている。【選択図】図7

Description

本発明は、固体高分子形燃料電池の膜電極接合体のガス拡散層に対向して配置されるセパレータに関する。
固体高分子形燃料電池のスタックは多数の発電セルを積層して構成されている。発電セルは、シート状の膜電極接合体と、膜電極接合体の両側にそれぞれ配置された一対のセパレータとを備えている。
膜電極接合体は、固体電解質膜と、固体電解質膜の両側にそれぞれ配置されたカソード側電極層及びアノード側電極層とを備えている。カソード電極層及びアノード電極層は、いずれも触媒層とガス拡散層とを有しており、カソード側及びアノード側のガス拡散層が上記一対のセパレータにそれぞれ対向している。
セパレータには、燃料ガスや酸化ガス(以下、反応ガス)の供給及び排出を行なうガス供給孔及びガス排出孔(ガスマニホールドとも称される。)がそれぞれ形成されている。また、セパレータにおけるガス拡散層に対向する対向面には、ガス供給孔側からガス排出孔側に向けて延在する複数のガス流路溝が形成されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載のセパレータでは、同文献の図1に示すように、上流端がガス供給孔に連通されるとともに下流端が閉塞された供給用ガス流路溝と、上流端が閉塞されるとともに下流端がガス排出孔に連通された排出用ガス流路溝とが交互に形成されている。供給用ガス流路溝及び排出用ガス流路溝はいずれも全体が直線状に延びている。こうしたセパレータを備える発電セルにおいては、ガス供給孔から供給される反応ガスが供給用ガス流路溝を流通するとともにガス拡散層に流入して拡散されることにより発電に供される。また、発電に供されなかった残りの反応ガスはオフガスとしてガス拡散層から排出用ガス流路溝に流出し、ガス排出孔に排出される。こうしたセパレータによれば、反応ガスの拡散性が向上する。
特開2005−100813号公報
ところで、特許文献1に記載のセパレータでは、供給用ガス流路溝の数がガス流路溝の数(供給用ガス流路溝の数と排出用ガス流路溝の数との和)の略半分とされている。そのため、ガス供給孔に連通する入口部分の数が多くなることで、各ガス流路溝内の反応ガスの流速が遅くなりやすく、発電により生成された水(以下、生成水)がガス流路溝内に滞留しやすくなる。その結果、反応ガスの圧力損失が増大することとなり、発電性能を向上させる上で改善の余地を残すものとなっている。
本発明の目的は、発電性能を向上させることのできる固体高分子形燃料電池用セパレータを提供することにある。
上記目的を達成するための固体高分子形燃料電池用セパレータは、固体高分子形燃料電池の膜電極接合体のガス拡散層に対向して配置されるセパレータであって、ガス供給孔と、ガス排出孔と、前記ガス拡散層に対向する対向面に形成され、前記ガス供給孔側から前記ガス排出孔側に向けて延在する複数のガス流路溝からなる溝群とを備えており、前記溝群は、前記ガス流路溝として、上流端が前記ガス供給孔に連通されるとともに下流端が閉塞された単一のガス流入路溝と、上流端が閉塞されるとともに下流端が前記ガス排出孔に連通されたガス流出路溝とを有し、前記ガス流路溝の延在方向と交わる仮想直線に対して前記ガス流路溝が3箇所以上にて交わっている。
同構成によれば、溝群が単一のガス流入路溝を有しているため、ガス供給孔に連通する入口部分の数が1つとされる。これにより、従来構成に比べてガス流路溝の入口部分の数が減ることで、ガス流入路溝内の反応ガスの流速を速くすることができ、ガス拡散層における反応ガスの流速を速くすることができる。
また、上記構成によれば、ガス流路溝の延在方向と交わる仮想直線に対してガス流路溝が3箇所以上にて交わっているため、同延在方向におけるガス流路溝の長さを短くしつつガス流路溝全体の流路長を確保することができる。これにより、反応ガスの流速を速くしつつもガス流路溝に生成水を適度に滞留させることが可能となり、湿度を適切に維持することができる。
本発明によれば、発電性能を向上させることができる。
固体高分子形燃料電池用セパレータの一実施形態について、セパレータが適用された燃料電池を分解して示す分解斜視図。 カソード側のセパレータを示す斜視図。 カソード側のセパレータの対向面を示す斜視図。 アノード側のセパレータを示す斜視図。 フレームを示す斜視図。 (a)は図2の6a−6a線に沿った発電セルの断面構造を示す断面図、(b)は膜電極接合体の断面構造を示す断面図。 カソード側のセパレータの対向面を示す平面図。 変形例におけるカソード側のセパレータの対向面を示す平面図。 他の変形例におけるカソード側のセパレータの対向面を示す平面図。 他の変形例におけるカソード側のセパレータの対向面を示す平面図。
以下、図1〜図7を参照して、一実施形態について説明する。
図1及び図6(a)に示すように、固体高分子形燃料電池(以下、燃料電池)のスタックは多数の発電セル11を積層して構成されている。
発電セル11は、いずれも長方形状をなすとともにシート状の膜電極接合体12と、膜電極接合体12の両側に配置された一対のセパレータ30,40とを備えている。一対のセパレータ30,40は、例えばチタンやステンレス鋼などの金属薄板をプレス成形することにより形成されている。
図6(a)に示すように、隣り合う発電セル11のセパレータ30,40同士は当接されている。隣り合う発電セル11の外周部同士の間には、電気絶縁材料により形成されたシール枠50が介設されている。シール枠50により発電セル11の外周部同士の間がシールされるとともに外周部同士の間の間隔が保持されている。なお、膜電極接合体12、セパレータ30,40及びシール枠50の各々の厚さの相対的な関係は実際とは異なっている。
図1〜図6(a)に示すように、発電セル11の膜電極接合体12、セパレータ30,40及びシール枠50には、酸化ガス供給孔13、燃料ガス供給孔14、酸化ガス排出孔15、及び燃料ガス排出孔16が貫設されている。酸化ガス供給孔13と酸化ガス排出孔15とは対角の位置に形成されている。燃料ガス供給孔14と燃料ガス排出孔16とは対角の位置に形成されている。本実施形態では、発電セル11の長手方向の一端側に酸化ガス供給孔13及び燃料ガス供給孔14が形成されており、同長手方向の他端側に酸化ガス排出孔15及び燃料ガス排出孔16が形成されている。
<膜電極接合体12>
図6(b)に示すように、膜電極接合体12は、固体電解質膜21と、固体電解質膜21の両側に配置されたカソード側電極層22及びアノード側電極層23とを備えている。カソード側電極層22及びアノード側電極層23は共に触媒層24及びガス拡散層25を有しており、カソード側及びアノード側のガス拡散層25が一対のセパレータ30,40にそれぞれ対向して配置される。
<カソード側のセパレータ30>
図2、図3及び図7に示すように、セパレータ30のガス拡散層25に対向する対向面31には、酸化ガス供給孔13に接続された4つの接続溝32と、各接続溝32の下流端が接続されたガス分配溝33とが形成されている。ガス分配溝33は、セパレータ30の短手方向に沿って延在している。
また、対向面31には、酸化ガス排出孔15に接続された4つの接続溝38と、各接続溝38の上流端が接続されたガス集合溝37とが形成されている。ガス集合溝37は、セパレータ30の短手方向に沿って延在している。
ガス分配溝33とガス集合溝37との間には、酸化ガス供給孔13側から酸化ガス排出孔15側に向けて延在する複数のガス流路溝からなる複数の溝群34が形成されている。本実施形態では、3つの溝群34がセパレータ30の短手方向において並設されている。
溝群34は、上記ガス流路溝として、単一のガス流入路溝35と、単一のガス流出路溝36とを有している。
図7に示すように、ガス流入路溝35の上流端351は、ガス分配溝33に接続され、接続溝32及びガス分配溝33を介して酸化ガス供給孔13に連通されている。ガス流入路溝35の下流端352は閉塞されている。また、ガス流入路溝35は、その途中においてガス分配溝33側に向けて折り返されている。
ガス流出路溝36の下流端362は、ガス集合溝37に接続され、ガス集合溝37及び接続溝38を介して酸化ガス排出孔15に連通されている。ガス流出路溝36の上流端361は閉塞されている。また、ガス流出路溝36は、その途中においてガス集合溝37側に向けて折り返されている。
ガス流入路溝35は、ガス流出路溝36の折り返された部分363を挟むようにして折り返されている。また、ガス流出路溝36は、ガス流入路溝35の折り返された部分353を挟むようにして折り返されている。したがって、溝群34においては、ガス流路溝の延在方向L(セパレータ30の長手方向)と直交する仮想直線Vに対してガス流路溝が4箇所にて交わっている。
<アノード側のセパレータ40>
図1及び図4に示すように、アノード側のセパレータ40は、カソード側のセパレータ30と同一の形状を有している。ただし、図4に示すように、アノード側のセパレータ40は、カソード側のセパレータ30が裏返された姿勢(図3参照)で積層されている。したがって、アノード側のセパレータ40の各部位については、カソード側のセパレータ30の各部位(各孔13〜18を除く)の符号「3*」に対して「10」を加算した符号「4*」を付すことにより説明を省略する。
<シール枠50>
図1及び図5に示すように、シール枠50には、いずれも3つからなる支持突部51,52が形成されており、これら支持突部51,52がカソード側のセパレータ30の接続溝32,38の裏面に形成された突条39の間にそれぞれ嵌合されることで突条39を支持している。また、シール枠50には、いずれも3つからなる支持突部53,54が形成されており、これら支持突部51,52がアノード側のセパレータ40の接続溝42,48の裏面に形成された突条の間にそれぞれ嵌合されることで突条を支持している。
次に、燃料電池の基本的な作用について説明する。
例えば水素などの燃料ガスは、燃料ガス供給孔14から接続溝42及びガス分配溝43を介して3つの溝群44のガス流入路溝45内にそれぞれ分配されて供給される。そして、燃料ガスは、膜電極接合体12のアノード側のガス拡散層25に流入して拡散されることでアノード側電極層23の触媒層24に供給される。
酸化ガスは、酸化ガス供給孔13から接続溝32及びガス分配溝33を介して3つの溝群34のガス流入路溝35内にそれぞれ分配されて供給される。そして、酸化ガスは、膜電極接合体12のカソード側のガス拡散層25に流入して拡散されることでカソード側電極層22の触媒層24に供給される。
アノード側の触媒層24では燃料ガスが水素イオンと電子に分解される。そして、水素イオンは固体電解質膜21内を通って、電子は図示しない導線内を通って、カソード側電極層22に移動する。
固体電解質膜21内を通ってカソード側電極層22に移動してきた水素イオンと、導線内を通って移動してきた電子とがカソード側の触媒層24内において酸化ガス(酸素)と反応することにより水が生成される。このときの電気化学反応によって発電が行なわれる。
発電に供されなかった残りの燃料ガスは、燃料オフガスとしてアノード側のガス拡散層25から各溝群44のガス流出路溝46内に流入し、ガス集合溝47に集合された後に接続溝48を介して燃料ガス排出孔16に排出される。
発電に供されなかった残りの酸化ガスは、酸化オフガスとしてカソード側のガス拡散層25から各溝群34のガス流出路溝36内に流入し、ガス集合溝37に集合された後に接続溝38を介して酸化ガス排出孔15に排出される。
図示を省略するが、隣り合う発電セル11のセパレータ30,40の間には、冷却水供給孔17と冷却水排出孔18とに接続されて冷却水供給孔17から供給される冷却水を冷却水排出孔18に向けて流すための流路が形成されている。
以上説明した本実施形態に係る固体高分子形燃料電池用セパレータによれば、以下に示す作用効果が得られるようになる。
(1)溝群34は、ガス流路溝として、上流端351が酸化ガス供給孔13に連通されるとともに下流端352が閉塞された単一のガス流入路溝35と、上流端361が閉塞されるとともに下流端362が酸化ガス排出孔15に連通されたガス流出路溝36とを有している。ガス流路溝の延在方向Lと直交する仮想直線Vに対してガス流路溝が3箇所以上にて交わっている。
こうした構成によれば、各溝群34が単一のガス流入路溝35を有しているため、酸化ガス供給孔13に連通する入口部分の数が溝群34につき1つとされる。これにより、従来構成に比べてガス流路溝の入口部分の数が減ることで、ガス流入路溝35内の酸化ガスの流速を速くすることができ、ガス拡散層25における酸化ガスの流速を速くすることができる。また、同様にして、ガス流入路溝45内の燃料ガスの流速を速くすることができ、ガス拡散層25における燃料ガスの流速を速くすることができる。
また、上記構成によれば、ガス流路溝の延在方向Lと直交する仮想直線Vに対して各溝群34を構成するガス流路溝が3箇所以上にて交わっているため、同延在方向Lにおけるガス流路溝の長さを短くしつつガス流路溝全体の流路長を確保することができる。これにより、酸化ガスの流速を速くしつつもガス流路溝に生成水Wを適度に滞留させることが可能となり、湿度を適切に維持することができる。
したがって、発電性能を向上させることができる。
(2)セパレータ30は複数の溝群34を備えている。
セパレータ30に溝群34が1つだけ形成されている場合には、ガス流入路溝35の上流端351、すなわち酸化ガス供給孔13に連通する入口部分が1箇所だけとなる。そのため、ガス流路溝の数を多くしすぎると、かえってガス流路溝内における酸化ガスの流速が遅くなり、ガス流路溝内に滞留する生成水が多くなおそれがある。その結果、発電性能を低下させるおそれがある。
この点、上記構成によれば、セパレータ30が複数の溝群34を備えているため、溝群34の数に比例してガス流入路溝35の数を増やすことができる。このため、ガス流路溝内における酸化ガスの流速が遅くなることや、ガス流路溝内に滞留する生成水が多くなることを抑制できる。したがって、発電性能の低下を抑制することができる。
(3)対向面31には、複数の溝群34におけるガス流入路溝35の上流端351の各々と酸化ガス供給孔13との間に、酸化ガス供給孔13からの酸化ガスを上流端351の各々に分配する共通のガス分配溝33が形成されている。また、対向面31には、複数の溝群34におけるガス流出路溝36の下流端362の各々と酸化ガス排出孔15との間に、下流端362の各々からのガスを集合させて酸化ガス排出孔15に排出する共通のガス集合溝37が形成されている。
こうした構成によれば、酸化ガス供給孔13から供給される酸化ガスが、まずは各溝群34に共通のガス分配溝33に導入され、その後、ガス分配溝33から各溝群34のガス流入路溝35に導入される。
また、各溝群34のガス流出路溝36から排出される酸化ガスが、各溝群34に共通のガス集合溝37に排出され、その後、ガス集合溝37から酸化ガス排出孔15に排出される。
このため、ガス流入路溝35の上流端351を酸化ガス供給孔13に直接連通させる構成や、ガス流出路溝36の下流端362を酸化ガス排出孔15に直接連通させる構成に比べて、流路の構造が簡単となり、セパレータ30を小型化することができる。
(4)ガス流入路溝35及びガス流出路溝36がそれらの途中において折り返されている。ガス流入路溝35が、ガス流出路溝36の折り返された部分363を挟むようにして折り返されている。
こうした構成によれば、ガス流入路溝35の屈曲部分や下流端352、ガス流出路溝36の屈曲部分や上流端361に生成水Wを積極的に滞留させることができる。これにより、溝群34の広い範囲にわたって生成水Wを滞留させるで湿度を適切に維持することができる。
<変形例>
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・図8に示すように、溝群34が、ガス流路溝として、ガス流入路溝35と、ガス流出路溝36と、これらガス流入路溝35とガス流出路溝36との間に位置し、上流端及び下流端の双方が閉塞された2つの中継路溝131とを備えるものであってもよい。ガス流入路溝35はその全体が延在方向Lに沿って延びており、ガス流出路溝36はその全体が延在方向Lに沿って延びている。また、各中継路溝131はその全体が延在方向Lに沿って延びている。この場合、ガス流入路溝35からカソード側のガス拡散層25内に流入して拡散された酸化ガスの一部が中継路溝131に流出し、中継路溝131に沿って流れるとともに再びガス拡散層25内に流入して拡散される。このため、ガス流入路溝35の下流端352やガス流出路溝36の上流端361に加えて、中継路溝131にも生成水Wを滞留させることができる。これにより、溝群34の広い範囲にわたって生成水Wを滞留させるで湿度を適切に維持することができる。なお、中継路溝131は1つでもよいし、3つ以上であってもよい。また、アノード側のセパレータ40についても同様な変更を行なうことができる。
・図9に示すように、ガス流入路溝35の折り返された部分353及びガス流出路溝36の折り返された部分363を互いに挟まれないように形成することもできる。また、アノード側のセパレータ40についても同様な変更を行なうことができる。
・図10に示すように、上記実施形態において例示したガス流入路溝35と、図8において例示したガス流出路溝36とによって溝群34を構成することもできる。また、アノード側のセパレータ40についても同様な変更を行なうことができる。
・セパレータ30,40はプレス成形された金属薄板からなるものに限定されず、切削加工されたカーボン板からなるものであってもよい。
・ガス分配溝33を省略し、ガス流入路溝35の上流端351を酸化ガス供給孔13に直接連通してもよい。ガス集合溝37を省略し、ガス流出路溝36の下流端362を酸化ガス排出孔15に直接連通してもよい。また、アノード側のセパレータ40についても同様な変更を行なうことができる。
・溝群34,44を1つにすることもできる。
11…発電セル、12…膜電極接合体、13…酸化ガス供給孔、14…燃料ガス供給孔、15…酸化ガス排出孔、16…燃料ガス排出孔、17…冷却水供給孔、18…冷却水排出孔、21…固体電解質膜、22…カソード側電極層、23…アノード側電極層、24…触媒層、25…ガス拡散層、30…セパレータ、31…対向面、32…接続溝、33…ガス分配溝、34…溝群、35…ガス流入路溝、351…上流端、352…下流端、353…折り返された部分、36…ガス流出路溝、361…上流端、362…下流端、363…折り返された部分、37…ガス集合溝、38…接続溝、39…突条、40…セパレータ、41…対向面、42…接続溝、43…ガス分配溝、44…溝群、45…ガス流入路溝、46…ガス流出路溝、47…ガス集合溝、48…接続溝、50…シール枠、51〜54…支持突部、131…中継路溝。

Claims (9)

  1. 固体高分子形燃料電池の膜電極接合体のガス拡散層に対向して配置されるセパレータであって、
    ガス供給孔と、
    ガス排出孔と、
    前記ガス拡散層に対向する対向面に形成され、前記ガス供給孔側から前記ガス排出孔側に向けて延在する複数のガス流路溝からなる溝群とを備えており、
    前記溝群は、前記ガス流路溝として、上流端が前記ガス供給孔に連通されるとともに下流端が閉塞された単一のガス流入路溝と、上流端が閉塞されるとともに下流端が前記ガス排出孔に連通されたガス流出路溝とを有し、前記ガス流路溝の延在方向と交わる仮想直線に対して前記ガス流路溝が3箇所以上にて交わっている、
    固体高分子形燃料電池用セパレータ。
  2. 複数の前記溝群を備えている、
    請求項1に記載の固体高分子形燃料電池用セパレータ。
  3. 前記対向面には、複数の前記溝群における前記ガス流入路溝の上流端の各々と前記ガス供給孔との間に、前記ガス供給孔からの反応ガスを前記上流端の各々に分配する共通のガス分配溝が形成されており、
    前記対向面には、複数の前記溝群における前記ガス流出路溝の下流端の各々と前記ガス排出孔との間に、前記下流端の各々からの反応ガスを集合させて前記ガス排出孔に排出する共通のガス集合溝が形成されている、
    請求項2に記載の固体高分子形燃料電池用セパレータ。
  4. 前記ガス流入路溝がその途中において折り返されている、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の固体高分子形燃料電池用セパレータ。
  5. 前記ガス流入路溝全体が前記延在方向に沿って延びている、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の固体高分子形燃料電池用セパレータ。
  6. 前記ガス流出路溝がその途中において折り返されている、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の固体高分子形燃料電池用セパレータ。
  7. 前記ガス流入路溝が、前記ガス流出路溝の折り返された部分を挟むようにして折り返されている、
    請求項6に記載の固体高分子形燃料電池用セパレータ。
  8. 前記ガス流出路溝全体が前記延在方向に沿って延びている、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の固体高分子形燃料電池用セパレータ。
  9. 前記溝群は、前記ガス流路溝として、前記ガス流入路溝と前記ガス流出路溝との間に位置し、上流端及び下流端の双方が閉塞された中継路溝を備えている、
    請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の固体高分子形燃料電池用セパレータ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111063911A (zh) * 2019-10-29 2020-04-24 珠海格力电器股份有限公司 燃料电池进气结构和燃料电池

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