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JP2017109571A - シートベルト装置 - Google Patents

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JP2017109571A
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Yuya Nagata
裕也 永田
隆宏 尾▲崎▼
Takahiro Ozaki
隆宏 尾▲崎▼
智也 馬越
Tomoya Umagoe
智也 馬越
拓宏 斎藤
Takuhiro Saito
拓宏 斎藤
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Abstract

【課題】ウェビングをスプールから送出す際の駆動手段の制御が簡単なシートベルト装置を得る。【解決手段】シートベルト装置では、乗員の身体にウェビングが装着される場合にウェビング巻取装置のスプールからウェビングを送出す際のウェビング巻取装置の第1モータ34の駆動の制御が、乗員の体格に基づいて荷重センサ62から出力される荷重検出信号Wsの信号レベルの大きさと、荷重検出信号Wsの信号レベル毎に記憶装置76に記憶されたパルスデータPsとに基づいて行なわれる。このため、第1モータ34の制御を簡単にできる。【選択図】図3

Description

本発明は、乗員がウェビングを装着する際にスプールからウェビングを送出すことができるシートベルト装置に関する。
乗員がウェビングを装着する際に、ウェビング巻取装置側のモータによってスプールが送出方向へ回転されてウェビングがスプールから送出されるシートベルト装置があり、その一例が下記特許文献1に開示されている。しかしながら、特許文献1に開示された構成では、バックル側のモータによってバックルが移動されるようになっており、ウェビング巻取装置側のモータは、バックル側のモータによるバックルの移動速度等に連動するようになっているため、ウェビング巻取装置側のモータの制御が複雑である。
特開2012−56349号公報
本発明は、上記事実を考慮して、ウェビングをスプールから送出す際の駆動手段の制御が簡単なシートベルト装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のシートベルト装置は、送出方向へ回転されることによってウェビングが送出されるスプールと、前記ウェビングに設けられたタングが係合可能なバックルと、駆動されることによって前記スプールが送出方向へ回転される駆動手段と、前記タングが前記バックルへ係合されることによって、前記駆動手段を駆動させて前記スプールを送出方向へ予め定められた所定量回転させる制御手段と、を備えている。
請求項1に記載のシートベルト装置では、タングがバックルへ係合されると、駆動手段が制御手段によって駆動される。これによって、スプールが送出方向へ予め定められた所定量回転され、スプールからウェビングが送出されるため、ウェビングが乗員の身体に装着された際に乗員がウェビングから受ける圧迫感を抑制できる。また、駆動手段の駆動力によるスプールの送出方向への回転量は、予め定められた所定量であるため、制御手段による駆動手段の駆動の制御を簡単にできる。
請求項2に記載のシートベルト装置は、請求項1に記載のシートベルト装置において、所定の条件の変化によって変動するパラメータの値に応じて設定された前記スプールの送出方向へ回転量データが記憶された記憶手段と、前記パラメータの値を検出する検出手段と、を備え、前記制御手段は、前記検出手段によって検出された前記パラメータの値に対応する前記回転量データを前記記憶手段から読込んで前記駆動手段を駆動させる。
請求項2に記載のシートベルト装置では、所定の条件の変化によって変動するパラメータの値に応じて設定されたスプールの送出方向へ回転量データが記憶手段に記憶されており、検出手段によって検出されたパラメータの値に対応する回転量データを制御手段が記憶手段から読込んで制御手段が駆動手段を駆動させる。このため、所定の条件に適応した長さのウェビングをスプールから送出すことができる。
請求項3に記載のシートベルト装置は、請求項1又は請求項2に記載のシートベルト装置において、前記制御手段は、予め記憶された前記ウェビングの乗員の身体への装着状態での前記スプールからの前記ウェビングの送出量と、前記タングが前記バックルへ係合された際の前記スプールからの前記ウェビングの送出量との差以上の長さの前記ウェビングを、前記スプールから送出すように前記駆動手段を駆動させる。
請求項3に記載のシートベルト装置では、駆動手段の駆動が制御手段によって制御されることによって、予め記憶されたウェビングの乗員の身体への装着状態でのスプールからのウェビングの送出量と、タングがバックルへ係合された際のスプールからのウェビングの送出量との差以上の長さのウェビングがスプールから送出されるように駆動手段が駆動される。このため、駆動手段が駆動された後のスプールからのウェビングの送出量は、ウェビングの乗員の身体への装着状態でのスプールからのウェビングの送出量以上となる。これによって、ウェビングが乗員の身体に装着された際に乗員がウェビングから受ける圧迫感を抑制できる。
請求項4に記載のシートベルト装置は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載のシートベルト装置において、前記バックルは、車両上下方向側又は車両前後方向側へ移動可能とされ、前記制御手段は、前記バックルが車両上側又は車両前側へ移動された状態で前記タングが前記バックルへ係合されることによって、前記駆動手段の駆動を制御する。
請求項4に記載のシートベルト装置では、バックルが車両上側又は車両前側へ移動された状態でタングがバックルへ係合されることによって、前記駆動手段の駆動が制御手段によって制御される。このため、例えば、タングのバックルへの係合状態でバックルが車両下側又は車両後側へ移動された際に、乗員がウェビングから受ける圧迫感を抑制できる。
以上説明したように、本発明に係るシートベルト装置では、ウェビングをスプールから送出す際の駆動手段の制御を簡単にできる。
第1の実施の形態に係るシートベルト装置が適用された車両の車幅方向内側からみたシートベルト装置の正面図である。 バックルが移動された状態を示す図1に対応する正面図である。 ウェビング巻取装置の第1モータ及びバックル装置の第2モータの制御ブロック図である。 バックル装置の第2モータの制御の概略を示すフローチャートである。 ウェビング巻取装置の第1モータの制御の概略を示すフローチャートである。 第2の実施の形態のフィッティングアシスト機能の制御の概略を示すフローチャートである。 第2の実施の形態において乗員がウェビングを装着する際のウェビング巻取装置の第1モータの制御の概略を示すフローチャートである。
次に、本発明の各実施の形態を図1から図7に基づいて説明する。なお、各図において矢印FRは本シートベルト装置10が適用された車両前側を示し、矢印UPは車両上側を示す。また、各実施の形態を説明するにあたり、説明している実施の形態よりも前出の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。
<第1の実施の形態の構成>
図1に示されるように、第1の実施の形態に係るシートベルト装置10は、ウェビング巻取装置12を備えている。ウェビング巻取装置12は、車両のセンターピラー14の車両下側に配置されている。また、ウェビング巻取装置12は、スプール16を備えている。スプール16は、略円筒形状に形成されており、スプール16の中心軸線方向は、略車両前後方向とされている。スプール16は、中心軸線周りに回転可能とされていると共に、スプール16には、シートベルト装置10のウェビング18の長手方向基端部が係止されている。
ウェビング18は、長尺帯状に形成されており、スプール16が巻取方向へ回転されると、ウェビング18が長手方向基端側からスプール16に巻取られる。また、ウェビング18の長手方向先端側は、スプール16から車両上側へ延びており、ウェビング18の長手方向先端側は、センターピラー14に支持されたスルーアンカ20に形成されたスリット孔24を通って車両下側へ折返されている。
また、センターピラー14の車両下側の端部の近傍には、アンカプレート22が設けられており、アンカプレート22には、スルーアンカ20のスリット孔2424を通って車両下側へ折返されたウェビング18の長手方向先端部が係止されている。ウェビング18のアンカプレート22とスルーアンカ20との間の部分には、タング26が設けられている。タング26には、スリット状のウェビング挿通孔28が形成されており、ウェビング挿通孔28には、ウェビング18が挿通されている。これによって、タング26は、ウェビング18に沿って移動できる。
さらに、図1に示されるように、ウェビング巻取装置12は、ロック機構30を備えている。ロック機構30は、車両衝突時等の車両緊急時に作動され、ロック機構30が作動されると、ウェビング巻取装置12のスプール16は、ロック機構30によって巻取方向とは反対の送出方向への回転が阻止され、スプール16からのウェビング18の送出しが阻止される。
また、ウェビング巻取装置12は、プリテンショナ32を備えている。プリテンショナ32は、車両衝突時等の車両緊急時に作動され、プリテンショナ32が作動されると、ウェビング巻取装置12のスプール16は、プリテンショナ32によって巻取方向へ回転され、ウェビング18がスプール16に巻取られる。
さらに、ウェビング巻取装置12は、駆動手段としての第1モータ34を備えている。第1モータ34の出力軸は、減速ギヤ列及びクラッチ機構等によって構成された第1駆動力伝達手段を介してスプール16に機械的に繋がっており、第1モータ34が正転駆動され、第1モータ34の正転駆動力がスプール16に伝わると、スプール16が送出方向へ回転される。これに対して、第1モータ34が逆転駆動され、第1モータ34の逆転駆動力がスプール16に伝わると、スプール16が巻取方向へ回転される。
また、図3に示されるように、第1モータ34は、第1ドライバ36に電気的に接続されている。第1ドライバ36は、車両に搭載されたバッテリー38に電気的に接続されていると共に、制御装置40を構成する制御手段としてのECU42に電気的に接続されている。ECU42から出力される第1モータ正転駆動制御信号Ds1がLowレベルからHighレベルに切替わると、第1モータ34が正転駆動され、ECU42から出力される第1モータ逆転駆動制御信号Dr1がLowレベルからHighレベルに切替わると、第1モータ34が逆転駆動される。
一方、図1に示されるように、本シートベルト装置10は、バックル装置44を備えている。バックル装置44は、本シートベルト装置10が適用される車両のシート46の車幅方向内側(シート46を介してウェビング巻取装置12とは反対側)に設けられている。バックル装置44は、バックル47を備えている。バックル47は、シートベルト装置10のウェビング18に設けられたタング26の係合が可能とされている。
また、図2に示されるように、バックル装置44は、バックルカバー48及びバックルガイド50を備えている。バックルカバー48及びバックルガイド50の各々の長手方向は、車両上下方向に対して車両前後方向に傾斜した方向とされ、バックルカバー48及びバックルガイド50は、断面長方形状の筒状とされている。バックルカバー48及びバックルガイド50の各々の長手方向両端は開口されており、バックルカバー48の車両上側端部にはバックル47が設けられている。また、バックルガイド50は、バックルカバー48の車両下側端部からバックルカバー48の内側に挿入されており、これによって、バックルカバー48は、バックルガイド50に案内されて、車両前斜め上側(図1及び図2の矢印A方向側)及び車両後斜め下側(図1及び図2の矢印B方向側)へ移動できる。
一方、図1に示されるように、バックルガイド50の車両下側端部の車両下側には、ワイヤガイド52が設けられており、更に、ワイヤガイド52の車両前側には、ガイドレール54が設けられている。ガイドレール54の内側にはスライダ(図示省略)が車両前後方向にスライド可能に配置されている。また、スライダには、連結部材としてのワイヤ(図示省略)の長手方向基端部が係止されている。ワイヤの長手方向先端側は、ワイヤガイド52の内側及びバックルガイド50の内側を通ってバックルカバー48の内側に入っており、ワイヤの長手方向先端部は、バックル47に係止されている。
ガイドレール54内のワイヤの長手方向基端部が、スライダと共に車両後側へスライドされると、ワイヤの長手方向先端部が車両前斜め上側へ移動され、これによって、図2に示されるように、バックル47がバックルカバー48と共に車両前斜め上側へ移動される。これに対して、ガイドレール54内のワイヤの長手方向基端部が、スライダと共に車両前側へスライドされると、ワイヤの長手方向先端部が車両後斜め下側へ移動され、これによって、図1に示されるように、バックル47がバックルカバー48と共に車両後斜め下側へ移動される。
また、図1に示されるように、ガイドレール54の車両前側には、第2モータ56が設けられている。第2モータ56は、減速ギヤ列及びボールねじのねじ軸(駆動ねじ)等の第2駆動力伝達手段(図示省略)を介してガイドレール54内のスライダに連結されており、第2モータ56が正転駆動されると、ガイドレール54内のスライダが車両後側へスライドされ、第2モータ56が逆転駆動されると、ガイドレール54内のスライダが車両前側へスライドされる。
また、図3に示されるように、第2モータ56は、第2ドライバ58に電気的に接続されている。第2ドライバ58は、車両に搭載されたバッテリー38に電気的に接続されていると共に、制御装置40のECU42に電気的に接続されている。制御装置40のECU42から出力される第2モータ正転駆動制御信号Ds2がLowレベルからHighレベルに切替わると、第2モータ56が正転駆動され、ECU42から出力される第2モータ逆転駆動制御信号Dr2がLowレベルからHighレベルに切替わると、第2モータ56が逆転駆動される。
さらに、制御装置40のECU42は、車両に搭載されたカーテシスイッチ60に電気的に接続されている。カーテシスイッチ60は、本シートベルト装置10が適用されたシート46に対応する車両のドアの開閉を検出しており、開放されていた車両のドアが閉止されると、カーテシスイッチ60から出力されるドア開閉信号CsがHighレベルからLowレベルに切替わる。
また、制御装置40のECU42は、検出手段としての荷重センサ62に電気的に接続されている。荷重センサ62は、シートベルト装置10が適用された車両のシート46に設けられている。乗員64がシート46に着座すると、シート46は、所定の条件の一態様である乗員64の体格(体重)等に応じて、パラメータの一態様である荷重を受ける。荷重センサ62からは、この荷重の大きさに応じた信号レベル(例えば、電圧)の荷重検出信号Wsが出力される。
さらに、制御装置40のECU42は、第1回転数検出手段としての第1ロータリエンコーダ66に電気的に接続されている。第1ロータリエンコーダ66は、ウェビング巻取装置12のスプール16又はスプール16に連動して回転される第1回転部材に対応して設けられており、スプール16の一定角度の回転毎に第1パルス信号Ps1が第1ロータリエンコーダ66から出力される。
また、制御装置40のECU42は、第2回転数検出手段としての第2ロータリエンコーダ68に電気的に接続されている。第2ロータリエンコーダ68は、バックル装置44の第2モータ56の出力軸又は第2モータ56の出力軸に連動して回転される第2回転部材に対応して設けられており、第2モータ56の出力軸の一定角度の回転毎に第2パルス信号Ps2が第2ロータリエンコーダ68から出力される。
さらに、制御装置40のECU42は、タング係合検出手段としてのバックルスイッチ70に電気的に接続されている。バックルスイッチ70は、バックル装置44のバックル47に設けられており、本シートベルト装置10のウェビング18に設けられたタング26がバックル47に係合されて、タング26がバックル47に保持されると、バックルスイッチ70から出力されるタング保持信号BsがLowレベルからHighレベルに切替わる。
さらに、制御装置40のECU42は、初期位置検出手段としてのリミットスイッチ72に電気的に接続されている。リミットスイッチ72は、バックル装置44のガイドレール54に設けられており、ガイドレール54内のスライダが初期位置にある状態でリミットスイッチ72からHighレベルの初期位置検出信号Lsが出力され、スライダが初期位置よりも車両後側へスライドされると、リミットスイッチ72から出力される初期位置検出信号LsがHighレベルからLowレベルに切替わる。
また、制御装置40のECU42は、装着状態検出手段としての過電流検出回路74に電気的に接続されている。過電流検出回路74は、ウェビング巻取装置12の第1モータ34に電気的に接続された第1ドライバ36に設けられている。ウェビング巻取装置12の第1モータ34の駆動状態で、第1モータ34に過電流が流れると、過電流検出回路74から出力される過電流検出信号OsがLowレベルからHighレベルに切替わる。
さらに、制御装置40のECU42は、ECU42と共に制御装置40を構成する記憶手段としての記憶装置76に電気的に接続されている。記憶装置76には、シート46に設けられた荷重センサ62から出力される荷重検出信号Wsの信号レベルに対応した回転量データとしてのパルスデータPsが記憶されている。パルスデータPsは、ウェビング巻取装置12のスプール16の送出方向への回転数に対応しており、ウェビング巻取装置12のスプール16が送出方向へパルスデータPs以上回転されることによって、乗員64の体格(体重)等に応じた長さだけスプール16が送出方向へ回転されて、ウェビング18がスプール16から送出される。
<第1の本実施の形態の作用、効果>
(バックル装置44の動作の説明)
次に、図4のフローチャートを用いてバックル装置44の第2モータ56の動作の制御について説明する。
本実施の形態では、例えば、車両のドアのロックが解除されると、ステップ100で制御装置40によるバックル装置44の第2モータ56の動作の制御が開始される。次いで、ステップ102では、制御装置40のECU42において初期設定処理がなされ、制御装置40のECU42によってフラグF1がリセットされると共に、バックル装置44の第2ロータリエンコーダ68から出力される第2パルス信号Ps2のカウント数N1がリセットされる。
次いで、ステップ104では、荷重センサ62から出力される荷重検出信号Wsが0よりも大きいか否か、すなわち、車両のシート46に乗員64が着座しているか否かが制御装置40のECU42によって判定される。また、ステップ106では、カーテシスイッチ60から出力されるドア開閉信号CsがLowレベルであるか否か、すなわち、車両のドアが閉止されているか否かが制御装置40のECU42によって判定される。さらに、ステップ108では、バックルスイッチ70から出力されるタング保持信号BsがLowレベルであるか否か、すなわち、バックル装置44のバックル47にタング26が係合されているか否かが制御装置40のECU42によって判定される。
これらのステップ104からステップ108で、車両のシート46への乗員64の着座状態で、車両のドアが閉止されているが、バックル装置44のバックル47にタング26が係合されていない状態であると制御装置40のECU42によって判定された場合には、ステップ110でECU42によってフラグF1に1が代入される。
次いで、ステップ112で、バックル装置44の第2ロータリエンコーダ68から出力される第2パルス信号Ps2のカウントが、制御装置40のECU42によって開始され、ステップ114で、ECU42から出力される第2モータ正転駆動制御信号Ds2が、ECU42によってLowレベルからHighレベルに切替えられる。これによって、バックル装置44の第2モータ56が正転駆動され、第2モータ56が正転駆動力によって、バックル装置44のガイドレール54内のスライダが車両後側へスライドされる。これによって、ワイヤの長手方向基端部が車両後側へ移動されると、このワイヤの長手方向先端部が車両前斜め上側へ移動され、バックル装置44のバックル47が、バックルカバー48と共に車両前斜め上側へ移動される(図2参照)。
次いで、ステップ116では、第2ロータリエンコーダ68から出力される第2パルス信号Ps2のカウント数N1が、予め定められたNp未満であるか否か、すなわち、バックル装置44のバックル47の車両前斜め上側への移動量が所定ストローク未満であるか否かが制御装置40のECU42によって判定される。さらに、ステップ118では、バックルスイッチ70から出力されるタング保持信号BsがHighレベルであるか否か、すなわち、バックル装置44のバックル47にタング26が係合されたか否かが制御装置40のECU42によって判定される。
バックル装置44のバックル47の車両前斜め上側への移動量が所定ストローク以上になった場合又はバックル装置44のバックル47にタング26が係合された場合には、ステップ120で、制御装置40のECU42から出力される第2モータ正転駆動制御信号Ds2が、ECU42によってHighレベルからLowレベルに切替えられる。これによって、バックル装置44の第2モータ56が停止される。
次いで、ステップ122で、バックルスイッチ70から出力されるタング保持信号BsがHighレベルであるか否かが制御装置40のECU42によって判定される。この状態で、バックル装置44のバックル47にタング26が係合されていると、ステップ124で、制御装置40のECU42から出力される第2モータ逆転駆動制御信号Dr2が、ECU42によってLowレベルからHighレベルに切替えられる。これによって、バックル装置44の第2モータ56が逆転駆動される。バックル装置44の第2モータ56が逆転駆動されることによって、バックル装置44のバックル47がバックルカバー48と共に車両後斜め下側へ移動される。
次いで、ステップ126では、リミットスイッチ72から出力される初期位置検出信号LsがHighレベルか否かが制御装置40のECU42によって判定される。バックル装置44の第2モータ56が逆転駆動されることによって、バックル装置44のガイドレール54内のスライダが、車両前側へスライドされ、これによって、スライダが初期位置に到達すると、リミットスイッチ72から出力される初期位置検出信号LsがLowレベルからHighレベルに切替わる。
リミットスイッチ72から出力される初期位置検出信号LsがLowレベルからHighレベルに切替わると、ステップ128で、制御装置40のECU42から出力される第2モータ逆転駆動制御信号Dr2が、ECU42によってHighレベルからLowレベルに切替えられ、バックル装置44の第2モータ56が停止される。
このように、本実施の形態では、車両の乗員64が、ウェビング18を装着する際に、バックル装置44のバックル47が車両前斜め上側へ移動されるため、乗員64は、タング26をバックル装置44のバックル47へ容易に係合させることができる。
(ウェビング巻取装置12の第1モータ34の動作の説明)
次に、図5のフローチャートを用いてウェビング巻取装置12の第1モータ34の動作の制御について説明する。
本実施の形態では、例えば、車両のドアのロックが解除されると、ステップ200でウェビング巻取装置12の第1モータ34の動作の制御が制御装置40のECU42によって開始される。次いで、ステップ202では、バックル装置44の第2モータ56の制御で説明したフラグF1に1が代入されているか否かが制御装置40のECU42によって判定され、フラグF1に1が代入されていなければ、実質的にフラグF1に1が代入されるまで待機状態になる。
図4のフローチャートに示されるように、バックル装置44の第2モータ56の制御において、ステップ110でフラグF1に1が代入されると、ステップ114でバックル装置44の第2モータ56が正転駆動される。すなわち、図4のフローチャートに示されるように、ウェビング巻取装置12の第1モータ34の制御において、ステップ202で、フラグF1に1が代入されているかが判定されることによって、バックル装置44のバックル47が車両前斜め上側へ移動されているか否かを判定することになる。
図5のフローチャートに示されるように、ステップ202で、フラグF1に1が代入されていると制御装置40のECU42によって判定された場合には、ステップ204で、初期設定処理がなされ、フラグF2及びウェビング巻取装置12の第1ロータリエンコーダ66から出力される第1パルス信号Ps1のカウント数N2がECU42によってリセットされる。次いで、ステップ206では、バックル装置44のバックルスイッチ70から出力されるタング保持信号BsがHighレベルであるか否か、すなわち、ウェビング18に設けられたタング26が、バックル装置44のバックル47に係合されたか否かが制御装置40のECU42によって判定される。
タング26がバックル装置44のバックル47に係合されると、ステップ208で、荷重センサ62から出力された荷重検出信号Wsの信号レベルの大きさに対応したパルスデータPsが、制御装置40のECU42によって記憶装置76から読込まれる。記憶装置76には、複数のパルスデータPsが記憶されている。これらのパルスデータPsの各々は、荷重検出信号Wsの信号レベルの大きさ毎に設定されている。このため、ステップ208では、荷重検出信号Wsの信号レベルの大きさ、すなわち、車両のシート46に着座した乗員64の体格(体重)等に対応したパルスデータPsが制御装置40のECU42によって読込まれる。
次いで、ステップ210では、ウェビング巻取装置12の第1ロータリエンコーダ66から出力される第1パルス信号Ps1のカウントが、制御装置40のECU42によって開始される。さらに、ステップ212では、第1ロータリエンコーダ66から出力される第1パルス信号Ps1のカウント数N2が、記憶装置76から読込んだパルスデータPs未満であるか否かが制御装置40のECU42によって判定される。
第1ロータリエンコーダ66から出力される第1パルス信号Ps1のカウント数N2が、パルスデータPs未満の場合には、ステップ214でフラグF2に1が代入されているか否かが制御装置40のECU42によって判定される。この状態で、フラグF2に1が代入されていなければ、ステップ216で、制御装置40のECU42から出力される第1モータ正転駆動制御信号Ds1が、ECU42によってLowレベルからHighレベルに切替えられる。これによって、ウェビング巻取装置12の第1モータ34が正転駆動される。ウェビング巻取装置12の第1モータ34の正転駆動力は、スプール16に伝えられ、これによって、スプール16が送出方向へ回転されると、ウェビング18がスプール16から送出される。次いで、ステップ218では、制御装置40のECU42によってフラグF2に1が代入されて、ステップ212に戻る。
一方、第1ロータリエンコーダ66から出力される第1パルス信号Ps1のカウント数N2が、パルスデータPs以上になると、ステップ220で制御装置40のECU42から出力される第1モータ正転駆動制御信号Ds1が、ECU42によってHighレベルからLowレベルに切替えられる。これによって、ウェビング巻取装置12の第1モータ34が停止される。次いで、ステップ220では、リミットスイッチ72から出力される初期位置検出信号LsがHighレベルか否かが制御装置40のECU42によって判定される。
バックル装置44の第2モータ56が逆転駆動されることによって、バックル装置44のガイドレール54内のスライダが車両前側へ移動され、スライダが初期位置に到達することによって、リミットスイッチ72から出力される初期位置検出信号LsがLowレベルからHighレベルに切替わると、ステップ224で、制御装置40のECU42から出力される第1モータ逆転駆動制御信号Dr1が、ECU42によってLowレベルからHighレベルに切替えられる。これによって、ウェビング巻取装置12の第1モータ34が逆転駆動される。ウェビング巻取装置12の第1モータ34の逆転駆動力は、スプール16に伝えられ、これによって、スプール16が巻取方向へ回転されると、ウェビング18がスプール16に巻取られ、乗員64の身体に掛回されたウェビング18の弛みが除去される。
次いで、乗員64の身体に掛回されたウェビング18の弛みが除去されることによって、スプール16がウェビング18をそれ以上巻取れなくなると、スプール16の巻取方向への回転が制限される。これによって、第1モータ34の出力軸の回転が制限されると、第1モータ34に過電流が流れる。この過電流が過電流検出回路74によって検出されると、過電流検出回路74から出力される過電流検出信号OsがLowレベルからHighレベルに切替わる。
ステップ226で過電流検出回路74から出力される過電流検出信号OsがLowレベルからHighレベルに切替ったと制御装置40のECU42によって判定されると、ステップ228でECU42から出力される第1モータ逆転駆動制御信号Dr1が、ECU42によってHighレベルからLowレベルに切替えられる。これによって、ウェビング巻取装置12の第1モータ34が停止され、乗員64の身体へのウェビング18の装着状態になる。
ここで、本実施の形態では、ウェビング巻取装置12の第1モータ34が駆動されることによって、乗員64の体格(体重)等に応じた長さのウェビング18がスプール16から送出される。このため、バックル装置44の第2モータ56の駆動力によってバックル47が車両後斜め下側へ移動された際に、乗員64がウェビング18から受ける圧迫感、特に、ウェビング18においてタング26とアンカプレート22との間のラップベルト部から乗員64の腹部が受ける圧迫感を抑制できる。これによって、シートベルト装置10の商品性を向上できる。
また、本実施の形態では、ウェビング巻取装置12の第1モータ34の駆動の制御に、ウェビング18の張力の検出やバックル装置44の第2モータ56の負荷の検出の必要がない。これによって、ウェビング巻取装置12の第1モータ34の駆動の制御と、バックル装置44の第2モータ56の駆動の制御とを複雑に連動させる必要がない。このため、ウェビング巻取装置12の第1モータ34の駆動の制御及びバックル装置44の第2モータ56の駆動の制御が複雑になることを抑制できる。これによって、シートベルト装置10の製造コストを抑制でき、この意味でも商品性を向上できる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態は、乗員64の身体へのウェビング18の装着状態で、ウェビング18に弛みが生じた際に、ウェビング18の弛みを除去するフィッティングアシスト機能を備えている。先ず、図6のフローチャートに基づいてフィッティングアシスト機能について説明する。
図6のフローチャートに示されるように、乗員64の身体へのウェビング18の装着状態になると、ステップ300でフィッティングアシスト機能の制御が制御装置40のECU42によって開始される。次いで、ステップ302では、初期設定処理がなされ、制御装置40のECU42によってフラグF3がリセットされると共に、ウェビング巻取装置12の第1ロータリエンコーダ66から出力される第1パルス信号Ps1のカウント数N3がECU42によってリセットされる。
次いで、ステップ304で、ウェビング巻取装置12の第1ロータリエンコーダ66から出力される第1パルス信号Ps1のカウントが、制御装置40のECU42によって開始され、ステップ304では、第1ロータリエンコーダ66から出力される第1パルス信号Ps1のカウント数N3が、予め設定された数Ns未満であるか否かが制御装置40のECU42によって判定される。乗員64の身体へのウェビング18の装着状態から、スプール16が送出方向へ回転されてスプール16からウェビング18が所定長さ送出されることによって、第1ロータリエンコーダ66から出力される第1パルス信号Ps1のカウント数N3が、予め設定された数Ns以上になると、図5に示されるフローチャートにおけるステップ224からステップ228と同様の処理が、ステップ308からステップ312でなされる。これによって、乗員64の身体に装着されたウェビング18の弛みが除去される。
次に、ステップ314では、乗員64の身体にウェビング18が装着されていない状態で、ウェビング巻取装置12のスプール16にそれ以上ウェビング18を巻取ることができないウェビング全格納状態から乗員64の身体にウェビング18が装着された状態までの第1ロータリエンコーダ66から出力される第1パルス信号Ps1のカウント数が、制御装置40のECU42で回転位置データNrとして演算される。この回転位置データNrは、制御装置40の記憶装置76に記憶される。
次に、図7のフローチャートに基づいて、本実施の形態において乗員64の身体にウェビング18が装着される際のウェビング巻取装置12の第1モータ34の制御について説明する。
本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同様に、例えば、車両のドアのロックが解除されると、ステップ400でウェビング巻取装置12の第1モータ34の動作の制御が開始される。次いで、ステップ402では、図5におけるステップ202と同様にバックル装置44の第2モータ56の制御で説明したフラグF1に1が代入されているか否かが判定される。
次いで、ステップ404で、初期設定処理がなされ、フラグF4が制御装置40のECU42によってリセットされると共に、ウェビング巻取装置12の第1ロータリエンコーダ66から出力される第1パルス信号Ps1のカウント数N4、N5が制御装置40のECU42によってリセットされる。次いで、ステップ406でウェビング巻取装置12の第1ロータリエンコーダ66から出力される第1パルス信号Ps1のカウント数N4のカウントが制御装置40のECU42によって開始される。
次いで、ステップ408では、バックル装置44のバックルスイッチ70から出力されるタング保持信号BsがHighレベルであるか否か、すなわち、ウェビング18に設けられたタング26が、バックル装置44のバックル47に係合されたか否かが制御装置40のECU42によって判定される。タング26が、バックル装置44のバックル47に係合されると、ステップ410で、ウェビング巻取装置12の第1ロータリエンコーダ66から出力される第1パルス信号Ps1のカウント数N4が、上述したフィッティングアシスト機能の制御で得られた回転位置データNr未満であるか否かが制御装置40のECU42によって判定される。第1ロータリエンコーダ66から出力される第1パルス信号Ps1のカウント数N4が回転位置データNr以上の場合には、ステップ412で回転位置データNrと第1パルス信号Ps1のカウント数N4との差dNrが制御装置40のECU42によって演算される。
次いで、ステップ414では、あらためてウェビング巻取装置12の第1ロータリエンコーダ66から出力される第1パルス信号Ps1のカウント数N5のカウントが制御装置40のECU42によって開始される。ステップ416では、第1ロータリエンコーダ66から出力される第1パルス信号Ps1のカウント数N5が、回転位置データNrと先にカウントされた第1パルス信号Ps1のカウント数N4との差dNr未満であるか否かが制御装置40のECU42によって判定される。
第1ロータリエンコーダ66から出力される第1パルス信号Ps1のカウント数N5が、回転位置データNrと先にカウントされた第1パルス信号Ps1のカウント数N4との差dNr未満の場合には、ステップ418でフラグF4に1が代入されているか否かが制御装置40のECU42によって判定される。フラグF4に1が代入されていなければ、ステップ420で、制御装置40のECU42から出力される第1モータ正転駆動制御信号Ds1が、ECU42によってLowレベルからHighレベルに切替えられる。これによって、ウェビング巻取装置12の第1モータ34が正転駆動される。次いで、ステップ422では、制御装置40のECU42によってフラグF2に1が代入されて、ステップ416に戻る。
一方、第1パルス信号Ps1のカウント数N5が、回転位置データNrと先にカウントされた第1パルス信号Ps1のカウント数N4との差dNr以上になると、ステップ424で制御装置40のECU42から出力される第1モータ正転駆動制御信号Ds1が、ECU42によってHighレベルからLowレベルに切替えられる。これによって、ウェビング巻取装置12の第1モータ34が停止される。
次いで、ステップ424からステップ432では、図5のフローチャートにおけるステップ222からステップ228までの処理と同様の処理が行われ、これによって、乗員64の身体に掛回されたウェビング18の弛みが除去され、乗員64の身体へのウェビング18の装着状態になる。
ここで、フィッティングアシスト機能の制御で得られた回転位置データNrは、ウェビング全格納状態から乗員64の身体へのウェビング18の装着状態までの第1ロータリエンコーダ66から出力される第1パルス信号Ps1のカウント数である。したがって、ステップ414で開始された第1パルス信号Ps1のカウント数N5が、ステップ412での演算結果である回転位置データNrと第1パルス信号Ps1のカウント数N4との差dNr以上になると、ウェビング巻取装置12のスプール16からのウェビング18の送出し量は、乗員64の身体へのウェビング18の装着状態でのスプール16からのウェビング18の送出し量以上になる。
このため、バックル装置44の第2モータ56の駆動力によってバックル47が車両後斜め下側へ移動された際に、乗員64がウェビング18から受ける圧迫感、特に、ウェビング18においてタング26とアンカプレート22との間のラップベルト部から乗員64の腹部が受ける圧迫感を抑制できる。これによって、シートベルト装置10の商品性を向上できる。
また、本実施の形態では、ウェビング巻取装置12の第1モータ34の駆動の制御に、ウェビング18の張力の検出やバックル装置44の第2モータ56の負荷の検出の必要がない。これによって、ウェビング巻取装置12の第1モータ34の駆動の制御と、バックル装置44の第2モータ56の駆動の制御とを複雑に連動させる必要がない。このため、ウェビング巻取装置12の第1モータ34の駆動の制御及びバックル装置44の第2モータ56の駆動の制御が複雑になることを抑制できる。これによって、シートベルト装置10の製造コストを抑制でき、この意味でも商品性を向上できる。
なお、本第2の実施の形態では、ウェビング18に設けられたタング26が、バックル装置44のバックル47に係合されるまでのウェビング巻取装置12の第1ロータリエンコーダ66から出力される第1パルス信号Ps1のカウント数N4がカウントされた構成であった。しかしながら、例えば、バックル47が第2モータ56の駆動力によって充分に車両前斜め上側へ移動される構成では、タング26がバックル装置44のバックル47に係合された状態でのスプール16からのウェビング18の送出量が乗員64の体格等に関わらず略一定になることがある。このような構成では、第1ロータリエンコーダ66から出力される第1パルス信号Ps1のカウント数N4に代えて一定の定数を用いてもよい。
また、本第2の実施の形態と前記第1の実施の形態とを併用する構成であってもよい。すまわち、乗員64の身体へのウェビング18の装着状態におけるウェビング巻取装置12のスプール16からのウェビング18の送出量と、ウェビング18に設けられたタング26が、バックル装置44のバックル47に係合されるまでのスプール16からのウェビング18の送出量との差に基づいてバックル装置44のバックル47に係合された後のスプール16からのウェビング18の送出量が決められる構成である。
このため、本実施の形態と前記第1の実施の形態とを併用することによって、乗員64の身体へのウェビング18の装着状態におけるウェビング巻取装置12のスプール16からのウェビング18の送出量が未定の場合でも、バックル装置44の第2モータ56の駆動力によってバックル47が車両後斜め下側へ移動された際に、乗員64がウェビング18から受ける圧迫感、特に、ウェビング18においてタング26とアンカプレート22との間のラップベルト部から乗員64の腹部が受ける圧迫感を抑制できる。
さらに、上記の各実施の形態では、ウェビング18のスプール16からの送出量が乗員64の体格等によって変わる構成であった。しかしながら、ウェビング18のスプール16からの送出量を、例えば、バックル装置44の第2モータ56の駆動力によるバックル47の移動ストロークの2倍程度の長さのウェビング18がスプール16から送出される構成であってもよく、ウェビング18のスプール16からの送出量が乗員64の体格等に関わらず一定の長さあってもよい。
また、上記の各実施の形態では、ウェビング18が乗員64の身体に装着される際のウェビング巻取装置12の第1モータ34の回転速度に関して特に言及しなかったが、ウェビング18が乗員64の身体に装着される際のウェビング巻取装置12の第1モータ34の回転速度は、例えば、乗員64の体格等に関わらず一定であってもよいし、乗員64の体格等によって変えてもよい。
さらに、上記の各実施の形態では、乗員64の体格(体重)が所定の条件とされ、車両のシート46に設けられた荷重センサ62が検出手段とされ、荷重センサ62によって検出される荷重がパラメータの一態様とされた。しかしながら、例えば、乗員64の体格を所定の条件とする場合であっても、車両の室内にシート46に着座した乗員64を撮像する撮像手段を検出手段とし、撮像手段によって撮像された乗員64の画像データをパラメータとしてもよい。
また、車両のシート46が車両前後方向側や車両上下方向側へ移動可能な構成であれば、シート46の位置を検出するシート位置検出手段を検出手段とし、シート46の位置を所定の条件及びパラメータとしてもよい。さらに、シートベルト装置10のスルーアンカ20が移動可能な構成であれば、スルーアンカ20の位置を検出するスルーアンカ位置検出手段を検出手段とし、スルーアンカ20の位置を所定の条件及びパラメータとしてもよい。このように、ウェビング18のスプール16からの送出量を決定するための所定の条件及びパラメータに関しては、特に限定されるものではない。
また、上記の各実施の形態では、バックル装置44のバックル47が第2モータ56の駆動力によって移動される構成であった。しかしながら、バックル47の移動を手動で行ない、バックル47が車両前上側へ移動された状態でタング26がバックル47に係合され際に、上述したようなウェビング巻取装置12の第1モータ34の駆動の制御を行なう構成としてもよいし、更には、バックル47が車両前後方向側や車両上下方向側へ移動されない構成としてもよい。
10 シートベルト装置
16 スプール
18 ウェビング
26 タング
34 第1モータ(駆動手段)
42 ECU(制御手段)
46 バックル
62 荷重センサ(検出手段)
64 乗員
76 記憶装置(記憶手段)

Claims (4)

  1. 送出方向へ回転されることによってウェビングが送出されるスプールと、
    前記ウェビングに設けられたタングが係合可能なバックルと、
    駆動されることによって前記スプールが送出方向へ回転される駆動手段と、
    前記タングが前記バックルへ係合されることによって、前記駆動手段を駆動させて前記スプールを送出方向へ予め定められた所定量回転させる制御手段と、
    を備えるシートベルト装置。
  2. 所定の条件の変化によって変動するパラメータの値に応じて設定された前記スプールの送出方向へ回転量データが記憶された記憶手段と、
    前記パラメータの値を検出する検出手段と、
    を備え、前記制御手段は、前記検出手段によって検出された前記パラメータの値に対応する前記回転量データを前記記憶手段から読込んで前記駆動手段を駆動させる請求項1に記載のシートベルト装置。
  3. 前記制御手段は、予め記憶された前記ウェビングの乗員の身体への装着状態での前記スプールからの前記ウェビングの送出量と、前記タングが前記バックルへ係合された際の前記スプールからの前記ウェビングの送出量との差以上の長さの前記ウェビングを、前記スプールから送出すように前記駆動手段を駆動させる請求項1又は請求項2に記載のシートベルト装置。
  4. 前記バックルは、車両上下方向側又は車両前後方向側へ移動可能とされ、前記制御手段は、前記バックルが車両上側又は車両前側へ移動された状態で前記タングが前記バックルへ係合されることによって、前記駆動手段の駆動を制御する請求項1から請求項3の何れか1項に記載のシートベルト装置。
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