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JP2017177062A - 水素化精製触媒の製造方法 - Google Patents

水素化精製触媒の製造方法 Download PDF

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JP2017177062A JP2016072213A JP2016072213A JP2017177062A JP 2017177062 A JP2017177062 A JP 2017177062A JP 2016072213 A JP2016072213 A JP 2016072213A JP 2016072213 A JP2016072213 A JP 2016072213A JP 2017177062 A JP2017177062 A JP 2017177062A
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Abstract

【課題】十分な脱硫活性を有するとともに高い水素化能を有する水素化精製触媒を提供すること。【解決手段】分散媒として炭化水素、チタニア源としてチタンアルコキシド類を用いたコーティング処理により、メソポーラスシリカをチタニアでコーティングして、チタニア−シリカ担体を得る工程と、チタニア−シリカ担体に、モリブデン及びタングステンからなる群より選択される少なくとも1種を担持させて、水素化精製触媒を得る工程と、を備え、メソポーラスシリカの平均細孔径が60Å以上であり、メソポーラスシリカのミクロ細孔容積が0.03cm3/g以下である、水素化精製触媒の製造方法。【選択図】なし

Description

本発明は、水素化精製触媒及びその製造方法に関する。
SBA−15を代表とするメソポーラスシリカは、表面積が大きいこと、非特許文献1に開示されるように容易に細孔径を調節し得ること、等の理由から、触媒の担体として広く検討されている。
例えば、非特許文献2には、平均細孔径56ÅのSBA−15に対して、エタノール溶媒にテトライソプロポキシチタンを溶解させた溶液を用いたコーティング処理を行い、細孔径の一部が閉塞した担体を得て、当該担体を脱硫触媒に用いたことが開示されている。また、非特許文献3には、平均細孔径60ÅのSBA−15に対して、エタノール溶媒にテトライソプロポキシチタンを溶解させた溶液を用いてコーティング処理を行い、チタニアが不均一に導入された担体を得て、当該担体を脱硫触媒に用いたことが開示されている。
一方、触媒の担体としては、アルミナも広く検討されてる。例えば、特許文献1には、γ−アルミナに水溶性有機化合物溶液を含浸させ、次いでチタン含有溶液を含浸させることで、チタン化合物が担持されたアルミナ担体が得られることが開示されている。また、特許文献2には、チタン化合物を用い化学蒸着法にてγ−アルミナにチタニアを蒸着してアルミナ/チタニア担体を調製し、当該アルミナ/チタニア担体にMoを担持させて深度脱硫用水素化触媒を得たことが開示されている。
特開2002−001115号公報 特開平6−106061号公報
Science, Vol. 279, p548-552 (1998) (American Association for theAdvancement of Science) Catalysis Today, Vol. 116, p485-497 (2006) (ELSEVIER) Energy & Fuels, Vol. 26, p773-782 (2012) (American ChemicalSociety)
水素化精製における脱硫反応では、触媒寿命の観点から脱硫活性の高い触媒が望まれている。しかし、石油精製の実装置では、生成油中の硫黄分が一定になるように温度変更を行うため、脱硫活性が高いと実温度が下がり、結果として水素化が進行しにくい状態となる場合がある。
例えば、軽油の脱硫においては、芳香環を水素化することでセタン価が向上するが、実温度の低下が、結果としてセタン価向上の障害となる場合がある。特に、超重質油の分解から得られた軽油留分は芳香族性が高いため、脱硫触媒としては高い水素化能が要求される。
上記の事情から、十分な脱硫活性を有するとともに高い水素化能を有する水素化精製触媒が求められている。
本発明の一側面は、分散媒として炭化水素、チタニア源としてチタンアルコキシド類を用いたコーティング処理により、メソポーラスシリカをチタニアでコーティングして、チタニア−シリカ担体を得る工程と、チタニア−シリカ担体に、モリブデン及びタングステンからなる群より選択される少なくとも1種を担持させて、水素化精製触媒を得る工程と、を備える、水素化精製触媒の製造方法に関する。この製造方法において、メソポーラスシリカの平均細孔径は60Å以上であり、メソポーラスシリカのミクロ細孔容積は0.03cm/g以下である。
一態様において、チタニア−シリカ担体におけるTi/Siのモル比は、0.1〜0.5であってよい。
一態様において、メソポーラスシリカの平均細孔径は70〜130Åであってよい。
一態様において、炭化水素は、トルエン及びキシレンからなる群より選択される少なくとも1種であってよい。
一態様において、上記製造方法では、複数回のコーティング処理により、チタニア−シリカ担体を得てよい。
本発明によれば、十分な脱硫活性を有するとともに高い水素化能を有する水素化精製触媒、及びその製造方法が提供される。
実施例1及び比較例5におけるメソポーラスシリカ及びチタニア−シリカ担体のBET吸着法の測定結果を示す図である。
以下、本発明の好適な一実施形態について説明する。
(水素化精製触媒の製造方法)
本実施形態に係る水素化精製触媒の製造方法は、分散媒として炭化水素、チタニア源としてチタンアルコキシド類を用いたコーティング処理により、メソポーラスシリカをチタニアでコーティングして、チタニア−シリカ担体を得る工程(コーティング工程)と、チタニア−シリカ担体に、モリブデン及びタングステンからなる群より選択される少なくとも1種を担持させて、水素化精製触媒を得る工程(担持工程)と、を備える。
本実施形態において、メソポーラスシリカの平均細孔径は60Å以上であり、メソポーラスシリカのミクロ細孔容積は0.03cm/g以下である。
従来、無機酸化物担体にチタニアコーティングを行う方法が種々検討されているが、均一なコーティングが困難であったり、担体の細孔を閉塞する場合があったり、脱硫活性のみが大きく増加して、実装置における反応温度が低下し、結果としてセタン価の向上が困難となる場合があった。
本実施形態に係る製造方法では、特定の平均細孔径及びミクロ細孔容積を有するメソポーラスシリカに対して、特定の分散媒及びチタニア源を用いてチタンコーティングすることで、十分な脱硫活性を有するとともに、高い水素化能を有する水素化精製触媒が得られる。このような効果が奏される理由としては、特定のチタンコーティング処理によって、メソポーラスシリカの細孔内部まで十分にチタニアで修飾され、且つ、細孔径が均一に制御されるためと考えられる。
メソポーラスシリカとしては、SBA−15、MCM−41、アモルファスシリカ等が挙げられる。
メソポーラスシリカの平均細孔径は、60Å以上であり、好ましくは70Å以上である。平均細孔径が60Å未満であると、チタニアコーティングによる平均細孔径の減少が大きくなり、水素化精製反応物の拡散性が悪くなり、触媒性能が低下する傾向がある。また、メソポーラスシリカの平均細孔径は、200Å以下であることが好ましく、130Å以下であることがより好ましい。メソポーラスシリカの平均細孔径が200Å以下であると、担体の表面積が大きくなり、触媒性能が一層向上する傾向がある。
本明細書中、メソポーラスシリカの平均細孔径は、窒素を用いたBET吸着法により測定される値を示す。
メソポーラスシリカのミクロ細孔容積は0.03cm/g以下であり、0.01cm/g以下であることが好ましい。ミクロ細孔容積が0.03cm/gを超えると、チタニアコーティングに際して、シリカ表面を均一にコーティングすることができず、細孔径及び触媒活性の制御が困難となる。メソポーラスシリカのミクロ細孔容積は、0m/gであってもよい。
なお、本明細書中、メソポーラスシリカのミクロ細孔容積は、t−プロット法により求められる、細孔径2nm以下のミクロ細孔の容積を示す。
メソポーラスシリカの表面積は、例えば400m/g以上であってよく、500m/g以上であることが好ましい。メソポーラスシリカの表面積を大きくすることで、より多くの金属を分散性良く担持でき、触媒活性が一層向上する傾向がある。メソポーラスシリカの表面積は、例えば1200m/g以下であってよく、1100m/g以下であってもよい。
なお、本明細書中、メソポーラスシリカの表面積は、窒素を用いたBET吸着法により測定される値を示す。
コーティング工程では、分散媒として炭化水素、チタニア源としてチタンアルコキシド類を用いたコーティング処理により、メソポーラスシリカをチタニアでコーティングする。
分散媒として用いる炭化水素は、芳香族炭化水素であることが好ましい。芳香族炭化水素としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等が挙げられる。人体への安全性を考慮すると、分散媒は、トルエン及びキシレンからなる群より選択される少なくとも1種であってよい。
チタニア源は、チタンアルコキシド類である。チタンアルコキシド類に特に制限はないが、入手の容易さの観点からは、テトラn−プロポキシチタン、テトラi−プロポキシチタン、テトラn−ブトキシチタン等を好適に用いることができる。
コーティング工程の好適な一態様について、以下に説明する。
(1)メソポーラスシリカの乾燥
一態様において、メソポーラスシリカは乾燥させてから、コーティング処理に供してよい。乾燥温度は、例えば150〜350℃であってよく、200〜300℃であってよい。乾燥時間は例えば3〜5時間であってよい。コーティング処理前に乾燥させることで、チタニアがより均一にシリカ表面にコーティングされる傾向がある。
なお、乾燥温度が350℃を超えると、後述するコーティング処理1回当たりにシリカ上に担持されるチタニア量が減少する場合がある。このため、乾燥温度は350℃以下であることが好ましい。
(2)チタニアコーティング
コーティング処理は、例えば、分散媒中でメソポーラスシリカとチタニア源とを混合し、メソポーラスシリカ上にチタニア源を担持させた後、焼成することにより行うことができる。
分散媒の使用量は、例えば、メソポーラスシリカ1gに対して50〜200gであってよく、100〜150gであってもよい。
チタニア源の使用量は、Ti/Siのモル比が0.1〜0.5の範囲となる量が好ましく、Ti/Siのモル比が0.2〜0.4となる量であることがより好ましい。チタニア源の使用量が上記範囲より少ないと、チタニアによるコーティング量が不十分となる場合がある。また、チタニア源の使用量を上記範囲より多くしても、コーティング量は大きく変化しない傾向がある。
メソポーラスシリカ上へのチタニア源の担持は、窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下で行うことが好ましい。
コーティング処理では、例えば、分散媒中でメソポーラスシリカとチタニア源とを混合した後、室温で10〜30時間撹拌を継続してよい。これにより、チタニアによるコーティング量が向上する傾向がある。
コーティング処理では、例えば、分散媒中でメソポーラスシリカとチタニア源とを混合し、所定時間撹拌した後、ろ過により固体を回収してよい。このとき、固体は、分散媒として用いた炭化水素で洗浄してよい。回収された固体は、焼成前に乾燥してよい。乾燥温度は、例えば70〜120℃であってよく、乾燥時間は、例えば2〜3時間であってよい。
焼成温度は、チタニア源がチタニアに変化し得る温度であればよく、例えば500〜600℃であってよい。焼成時間は、メソポーラスシリカ上に担持されたチタニア源の大半がチタニアに変化し得る時間であればよく、例えば4〜8時間であってよい。焼成は酸素含有雰囲気下で行ってよく、例えば空気雰囲気下で行ってよい。
なお、焼成温度が600℃を超えると2回目以降のコーティング処理において、チタニアのコーティング量が少なくなる場合がある。このため、更なるコーティング処理を行う場合は、焼成温度は600℃以下とすることが好ましい。
本実施形態において、コーティング工程は複数回実施してよい。このとき、例えば上記操作(1)及び(2)を繰り返し実施してよく、2回目以降のコーティング工程では(2)のみを実施してもよい。
チタニア−シリカ担体は、均一な細孔分布を有することが好ましい。細孔分布の均一性は、例えば、窒素を用いたBET吸着法の測定時における、窒素の吸脱着の様子から、推測することができる。
本実施形態に係る製造方法では、担持工程で、チタニア−シリカ担体にモリブデン及びタングステンからなる群より選択される少なくとも1種の活性金属を担持させることにより、水素化精製触媒を製造する。
担持工程において、担持方法は特に限定されない。担持方法は、例えば、公知の、無機酸化物担体への金属の担持方法であってよい。担持方法としては、例えば、含浸法、蒸発乾固法等が挙げられる。
担持工程は、例えば、チタニア−シリカ担体に、活性金属源を含む溶液を含浸させ、乾燥及び焼成することにより実施することができる。
活性金属源は特に限定されず、例えば、モリブデン源としてはMoO、(NHMo24、(NHMoO、HMoO等が挙げられ、タングステン源としてはメタタングステン酸アンモニウム、三酸化タングステン等が挙げられる。
焼成温度は特に限定されず、例えば450〜600℃であってよい。焼成時間は特に限定されず、例えば1〜5時間であってよい。
活性金属の担持量は、酸化物換算で、水素化精製触媒の全量に対して5質量%以上であることが好ましく、10質量%以上であることがより好ましい。活性金属の酸化物換算での担持量が5質量%以上であると、チタニアコーティングによる効果がより顕著に発揮される傾向がある。また、活性金属の酸化物換算での担持量は、水素化精製触媒の全量に対して30質量%以下であることが好ましく、20質量%以下であることがより好ましい。活性金属の酸化物換算での担持量が30質量%以下であると、活性金属の凝集による活性低下が十分に抑制される。
本実施形態に係る製造方法で製造された水素化精製触媒は、炭化水素油の水素化精製用の触媒として好適に用いることができる。また、本実施形態に係る製造方法で製造された水素化精製触媒は、軽油の水素化精製用として特に好適であり、例えば芳香族性が高い軽油の水素化精製に用いた場合に、高いセタン価が実現できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、本発明の一側面は、メソポーラスシリカをチタニアでコーティングしたチタニア−シリカ担体と、チタニア−シリカ担体に担持された、モリブデン及びタングステンからなる群より選択される少なくとも1種と、を含む、水素化精製触媒に関する。この水素化精製触媒において、メソポーラスシリカの平均細孔径は60Å以上であり、メソポーラスシリカのミクロ細孔容積は0.03cm/g以下である。
一態様において、チタニア−シリカ担体は均一な細孔分布を有する。チタニア−シリカ担体の細孔分布の均一性は、窒素を用いたBET吸着法の測定における、窒素の吸脱着の様子から推測される。
このような水素化精製触媒は、十分な脱硫活性を有するとともに高い水素化能を有するため、軽油の水素化精製用の触媒として好適に用いることができる。また、このような水素化精製触媒は、上述の製造方法により製造することができる。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
[実施例1:触媒A−1の調製]
(1)メソポーラスシリカ(a−1)の合成
容量500mlのテフロン(登録商標)容器中で、エチレンオキシド(EO)とプロピレンオキシド(PO)のトリブロックコポリマー((EO)20(PO)70(EO)20)4gをイオン交換水81.2gに溶かし、そこに6Mの塩酸溶液40mlを加えた。メシチレン0.4gを更に加え、1.5時間撹拌した。その後、テトラエトキシシラン8.54gを5分かけて滴下した。この溶液を水浴中、35℃で24時間撹拌し、次に、撹拌を止めてオーブンで120℃に加熱し、48時間、水熱合成を行った。得られた白濁溶液をろ過し、イオン交換水でよく洗浄した後、乾燥空気中で550℃で4時間焼成し、SBA−15を得た。得られたSBA−15をメソポーラスシリカ(a−1)とした。
メソポーラスシリカ(a−1)の表面積、平均細孔径及びミクロ細孔容積を、窒素を用いたBET吸着法、及びt−プロット法により求めた。メソポーラスシリカ(a−1)の表面積は510cm/g、平均細孔径は12.1nm、ミクロ細孔容積は0cm/gであった。
(2)チタニア−シリカ担体(a−1)の合成
250℃で3時間乾燥させたメソポーラスシリカ(a−1)(1g)と脱水トルエン130gを、乾燥窒素雰囲気下で500mlのフラスコ内に入れ、フラスコを密閉した。密閉状態で5分間、超音波をかけて、フラスコ内の溶液を撹拌した。次いで、仕込みのTi/Siモル比が0.3になるように、テトライソプロポキシチタンを加え、窒素雰囲気下、室温で20時間撹拌した。その後、ろ過及び脱水トルエン洗浄を行い、得られた固形物を100℃で2時間乾燥後、550℃で6時間焼成し、チタニア−シリカ担体(a−1)を得た。
得られたチタニア−シリカ担体(a−1)について、窒素を用いたBET吸着法の測定を行ったところ、チタニア−シリカ担体(a−1)が均一な細孔分布を有することが確認された。なお、図1の(a)は、実施例1におけるメソポーラスシリカのBET吸着法の測定結果を示し、図1の(b)は、実施例1におけるチタニア−シリカ担体(a−1)のBET吸着法の測定結果を示す。
また、得られたチタニア−シリカ担体(a−1)について、TEM−EDXを用いて、細孔の入口付近や内部などの50か所におけるTi/Siのモル比を測定し、その平均値を求めた。その結果、チタニア−シリカ担体(a−1)におけるTi/Siのモル比は、0.104±0.008であった。
(3)触媒A−1の調製
110℃で2時間乾燥させたチタニア−シリカ担体(a−1)(1g)に対して、蒸留水50mlに溶解させたアンモニウムヘプタモリブデート(0.1362g)を加え、80℃にて蒸発乾固法でモリブデンを担持した。その後、空気中で5時間焼成し、モリブデンの酸化物換算での担持量が10質量%の触媒A−1を得た。
[実施例2:触媒A−2の調製]
(1)チタニア−シリカ担体(a−2)の合成
コーティング処理によりチタニア−シリカ担体(a−1)を得た後、同様のコーティング処理を更に2回行い、チタニア−シリカ担体(a−2)を得た。チタニア−シリカ担体(a−2)について、実施例1と同様にTi/Siのモル比を求めたところ、Ti/Siのモル比は0.241±0.008であった。また、チタニア−シリカ担体(a−2)は、BET吸着法の結果から、均一な細孔分布を有することが確認された。
(2)触媒A−2の調製
チタニア−シリカ担体(a−1)に代えてチタニア−シリカ担体(a−2)を用いたこと以外は、実施例1の(3)と同様にしてモリブデンの担持を行い、触媒A−2を得た。
[実施例3:触媒A−3の調製]
(1)チタニア−シリカ担体(a−3)の合成
コーティング処理によりチタニア−シリカ担体(a−1)を得た後、同様のコーティング処理を更に4回行い、チタニア−シリカ担体(a−3)を得た。チタニア−シリカ担体(a−3)について、実施例1と同様にTi/Siのモル比を求めたところ、Ti/Siのモル比は0.404±0.010であった。また、チタニア−シリカ担体(a−3)は、BET吸着法の結果から、均一な細孔分布を有することが確認された。
(2)触媒A−3の調製
チタニア−シリカ担体(a−1)に代えてチタニア−シリカ担体(a−3)を用いたこと以外は、実施例1の(3)と同様にしてモリブデンの担持を行い、触媒A−3を得た。
[実施例4:触媒A−4の調製]
(1)メソポーラスシリカ(a−4)の合成
メシチレンの添加量を0.08gに変更したこと以外は、実施例1の(1)と同様にしてSBA−15(メソポーラスシリカ(a−4))を得た。メソポーラスシリカ(a−4)の表面積は580m/g、平均細孔径は9.2nm、ミクロ細孔容積は0.011cm/gであった。
(2)チタニア−シリカ担体(a−4)の合成
メソポーラスシリカ(a−1)に代えてメソポーラスシリカ(a−4)を用いたこと以外は、実施例1の(2)と同様にして、チタニア−シリカ担体(a−4)を得た。チタニア−シリカ担体(a−4)について、実施例1と同様にTi/Siのモル比を求めたところ、Ti/Siのモル比は0.125±0.008であった。また、チタニア−シリカ担体(a−4)は、BET吸着法の結果から、均一な細孔分布を有することが確認された。
(3)触媒A−4の調製
チタニア−シリカ担体(a−1)に代えてチタニア−シリカ担体(a−4)を用いたこと以外は、実施例1の(3)と同様にしてモリブデンの担持を行い、触媒A−4を得た。
[実施例5:触媒A−5の調製]
(1)チタニア−シリカ担体(a−5)の合成
メソポーラスシリカ(a−1)に代えてメソポーラスシリカ(a−4)を用いたこと以外は、実施例1の(2)と同様にしてコーティング処理を行い、同様のコーティング処理を更に2回行って、チタニア−シリカ担体(a−5)を得た。チタニア−シリカ担体(a−5)について、実施例1と同様にTi/Siのモル比を求めたところ、Ti/Siのモル比は0.315±0.010であった。また、チタニア−シリカ担体(a−5)は、BET吸着法の結果から、均一な細孔分布を有することが確認された。
(2)触媒A−5の調製
チタニア−シリカ担体(a−1)に代えてチタニア−シリカ担体(a−5)を用いたこと以外は、実施例1の(3)と同様にしてモリブデンの担持を行い、触媒A−5を得た。
[実施例6:触媒A−6の調製]
(1)メソポーラスシリカ(a−6)の合成
メシチレンを添加せず、水熱合成を80℃で行ったこと以外は、実施例1の(1)と同様にしてSBA−15(メソポーラスシリカ(a−6))を得た。メソポーラスシリカ(a−6)の表面積は1100m/g、平均細孔径は7.1nm、ミクロ細孔容積は0.026cm/gであった。
(2)チタニア−シリカ担体(a−6)の合成
メソポーラスシリカ(a−1)に代えてメソポーラスシリカ(a−6)を用いたこと以外は、実施例1の(2)と同様にして、チタニア−シリカ担体(a−6)を得た。チタニア−シリカ担体(a−6)について、実施例1と同様にTi/Siのモル比を求めたところ、Ti/Siのモル比は0.117±0.010であった。また、チタニア−シリカ担体(a−6)は、BET吸着法の結果から、均一な細孔分布を有することが確認された。
(3)触媒A−6の調製
チタニア−シリカ担体(a−1)に代えてチタニア−シリカ担体(a−6)を用いたこと以外は、実施例1の(3)と同様にしてモリブデンの担持を行い、触媒A−6を得た。
[実施例7:触媒A−7の調製]
(1)チタニア−シリカ担体(a−7)の合成
メソポーラスシリカ(a−1)に代えてメソポーラスシリカ(a−6)を用いたこと以外は、実施例1の(2)と同様にしてコーティング処理を行い、同様のコーティング処理を更に2回行って、チタニア−シリカ担体(a−7)を得た。チタニア−シリカ担体(a−7)について、実施例1と同様にTi/Siのモル比を求めたところ、Ti/Siのモル比は0.298±0.010であった。また、チタニア−シリカ担体(a−7)は、BET吸着法の結果から、均一な細孔分布を有することが確認された。
(2)触媒A−7の調製
チタニア−シリカ担体(a−1)に代えてチタニア−シリカ担体(a−7)を用いたこと以外は、実施例1の(3)と同様にしてモリブデンの担持を行い、触媒A−7を得た。
[比較例1:触媒B−1の調製]
チタニアコーティングを行わず、メソポーラスシリカ(a−1)を担体として用いた。チタニア−シリカ担体(a−1)に代えてメソポーラスシリカ(a−1)を用いたこと以外は、実施例1の(3)と同様にしてモリブデンの担持を行い、触媒B−1を得た。
[比較例2:触媒B−2の調製]
チタニアコーティングを行わず、メソポーラスシリカ(a−4)を担体として用いた。チタニア−シリカ担体(a−1)に代えてメソポーラスシリカ(a−4)を用いたこと以外は、実施例1の(3)と同様にしてモリブデンの担持を行い、触媒B−2を得た。
[比較例3:触媒B−3の調製]
チタニアコーティングを行わず、メソポーラスシリカ(a−6)を担体として用いた。チタニア−シリカ担体(a−1)に代えてメソポーラスシリカ(a−6)を用いたこと以外は、実施例1の(3)と同様にしてモリブデンの担持を行い、触媒B−3を得た。
[比較例4:触媒B−4の調製]
(1)メソポーラスシリカ(b−4)の合成
メシチレンの添加量を0.32gとし、水熱合成を90℃で行ったこと以外は、実施例1の(1)と同様にしてSBA−15(メソポーラスシリカ(b−4))を得た。メソポーラスシリカ(b−4)の表面積は560m/g、平均細孔径は12.1nm、ミクロ細孔容積は0.046cm/gであった。
(2)チタニア−シリカ担体(b−4)の合成
メソポーラスシリカ(a−1)に代えてメソポーラスシリカ(b−4)を用いたこと以外は、実施例1の(2)と同様にして、チタニア−シリカ担体(b−4)を得た。チタニア−シリカ担体(b−4)について、実施例1と同様にTi/Siのモル比を求めたところ、Ti/Siのモル比は0.124±0.010であった。また、チタニア−シリカ担体(b−4)は、BET吸着法の結果から、均一な細孔分布を有することが確認された。
(3)触媒B−4の調製
チタニア−シリカ担体(a−1)に代えてチタニア−シリカ担体(b−4)を用いたこと以外は、実施例1の(3)と同様にしてモリブデンの担持を行い、触媒B−4を得た。
[比較例5:触媒B−5の調製]
(1)チタニア−シリカ担体(b−5)の合成
脱水トルエンに代えて脱水イソプロパノールを用いたこと以外は、実施例1の(2)と同様にして、チタニア−シリカ担体(b−5)を得た。チタニア−シリカ担体(b−5)について、実施例1と同様にTi/Siのモル比を求めたところ、Ti/Siのモル比は0.109±0.050であった。また、チタニア−シリカ担体(b−5)は、BET吸着法の結果から、細孔分布が不均一であり、均一なコーティングがなされていないことが確認された。なお、図1の(a)は、実施例1におけるメソポーラスシリカのBET吸着法の測定結果を示し、図1の(c)は、比較例5におけるチタニア−シリカ担体(b−5)のBET吸着法の測定結果を示す。
(2)触媒B−5の調製
チタニア−シリカ担体(a−1)に代えてチタニア−シリカ担体(b−5)を用いたこと以外は、実施例1の(3)と同様にしてモリブデンの担持を行い、触媒B−5を得た。
[比較例6:触媒B−6の調製]
(1)メソポーラスシリカ(b−6)の合成
メシチレンの添加量を0.16gとし、水熱合成を80℃で行ったこと以外は、実施例1の(1)と同様にしてSBA−15(メソポーラスシリカ(b−6))を得た。メソポーラスシリカ(b−6)の表面積は670m/g、平均細孔径は9.2nm、ミクロ細孔容積は0.051cm/gであった。
(2)チタニア−シリカ担体(b−6)の合成
メソポーラスシリカ(a−1)に代えてメソポーラスシリカ(b−6)を用いたこと以外は、実施例1の(2)と同様にして、チタニア−シリカ担体(b−6)を得た。チタニア−シリカ担体(b−6)について、実施例1と同様にTi/Siのモル比を求めたところ、Ti/Siのモル比は0.134±0.010であった。また、チタニア−シリカ担体(b−6)は、BET吸着法の結果から、均一な細孔分布を有することが確認された。
(3)触媒B−6の調製
チタニア−シリカ担体(a−1)に代えてチタニア−シリカ担体(b−6)を用いたこと以外は、実施例1の(3)と同様にしてモリブデンの担持を行い、触媒B−6を得た。
[比較例7:触媒B−7の調製]
(1)メソポーラスシリカ(b−7)の合成
テフロン(登録商標)容器中で、臭化セチルトリメチルアンモニウム31.1gをイオン交換水120mlに溶かし、オイルバスで75℃に加熱して撹拌した。そこに水ガラス3号27.3gをイオン交換水36mlで希釈した溶液を加え、10分間撹拌した後、硫酸2.8gをイオン交換水39mlで希釈した溶液を加えた。オイルバスから取出し、ゲルの重さが281.3gになるようにイオン交換水を加え、90℃のオーブンで、96時間水熱合成を行った。得られた白濁溶液をろ過洗浄した後、100℃で終夜乾燥し、乾燥空気中、550℃で4時間焼成し、MCM−41(メソポーラスシリカ(b−7))を得た。メソポーラスシリカ(b−7)の表面積は1160m/g、平均細孔径は2.8nm、ミクロ細孔容積は0cm/gであった。
(2)触媒B−7の調製
チタニアコーティングを行わず、メソポーラスシリカ(b−7)を担体として用いた。チタニア−シリカ担体(a−1)に代えてメソポーラスシリカ(b−7)を用いたこと以外は、実施例1の(3)と同様にしてモリブデンの担持を行い、触媒B−7を得た。
[比較例8:触媒B−8の調製]
(1)チタニア−シリカ担体(b−8)の合成
メソポーラスシリカ(a−1)に代えてメソポーラスシリカ(b−7)を用いたこと以外は、実施例1の(2)と同様にして、チタニア−シリカ担体(b−8)を得た。チタニア−シリカ担体(b−8)について、実施例1と同様にTi/Siのモル比を求めたところ、Ti/Siのモル比は0.167±0.040であった。また、チタニア−シリカ担体(b−8)は、BET吸着法の結果から、細孔分布が不均一であり、均一なコーティングがなされていないことが確認された。
(2)触媒B−8の調製
チタニア−シリカ担体(a−1)に代えてチタニア−シリカ担体(b−8)を用いたこと以外は、実施例1の(3)と同様にしてモリブデンの担持を行い、触媒B−8を得た。
[実施例8:触媒A−8の調製]
(1)チタニア−シリカ担体(a−8)の合成
トルエンに代えてパラキシレンを用いたこと以外は、実施例1の(2)と同様にして、チタニア−シリカ担体(a−8)を合成した。チタニア−シリカ担体(a−8)について、実施例1と同様にTi/Siのモル比を求めたところ、Ti/Siのモル比は0.110±0.008であった。また、チタニア−シリカ担体(a−8)は、BET吸着法の結果から、均一な細孔分布を有することが確認された。
(2)触媒A−8の調製
110℃で2時間乾燥させたチタニア−シリカ担体(a−8)(1g)に対して、蒸留水50mlに溶解させたメタタングステン酸アンモニウム(0.1667g)を加え、80℃にて蒸発乾固法でモリブデンを担持した。その後、空気中で5時間焼成し、タングステンの酸化物換算での担持量が14質量%の触媒A−8を得た。
[実施例9:触媒A−9の調製]
(1)チタニア−シリカ担体(a−9)の合成
トルエンに代えてパラキシレンを用いたこと以外は、実施例1の(2)と同様にしてコーティング処理を行い、同様のコーティング処理を更に2回行って、チタニア−シリカ担体(a−9)を得た。チタニア−シリカ担体(a−9)について、実施例1と同様にTi/Siのモル比を求めたところ、Ti/Siのモル比は0.249±0.008であった。また、チタニア−シリカ担体(a−9)は、BET吸着法の結果から、均一な細孔分布を有することが確認された。
(2)触媒A−9の調製
チタニア−シリカ担体(a−8)に代えてチタニア−シリカ担体(a−9)を用いたこと以外は、実施例8の(2)と同様にしてタングステンの担持を行い、触媒A−9を得た。
[比較例9:触媒B−9の調製]
チタニアコーティングを行わず、メソポーラスシリカ(a−1)を担体として用いた。チタニア−シリカ担体(a−9)に代えてメソポーラスシリカ(a−1)を用いたこと以外は、実施例8の(2)と同様にしてタングステンの担持を行い、触媒B−9を得た。
実施例1〜9及び比較例1〜9で得られた触媒について、それぞれ以下の方法で予備硫化処理、脱硫試験、及び芳香族水素化試験を行った。試験結果は表1及び表2に示すとおりとなった。
<予備硫化処理>
触媒100mgに、水素で希釈した硫化水素ガス(10容積%)を流通させ、常圧下、350℃で5時間、予備硫化処理を行った。
<脱硫試験>
予備硫化済みの触媒100mgを使用して、容積60mlのオートクレーブを反応器とし、下記の条件下で水素雰囲気下のもと脱硫試験を実施した。脱硫試験後の硫黄分を蛍光X線測定により求め、脱硫率(原料油中の硫黄分に対する除去された硫黄分の割合)を算出した。
(原料油の性状)
原料油:テトラリンで希釈したジベンゾチオフェン
硫黄分:1.00重量%
(反応条件)
原料油仕込み量:20ml
初期水素圧力:2.0MPa
反応温度:300℃
反応時間:3時間
撹拌速度:300回転/分
<芳香族水素化試験>
予備硫化済みの触媒100mgを使用して、容積60mlのオートクレーブを反応器とし、下記の条件下で水素雰囲気下のもと芳香族水素化試験を実施した。試験後の反応油をガスクロマトグラフィーで測定し、ナフタレンからテトラリン又はデカリンへの転化率(水素化率)を求めた。
(原料油の性状)
原料油:ノルマルデカンで希釈したナフタレン(3.0重量%)
(反応条件)
原料油仕込み量:50ml
初期水素圧力:2.0MPa
反応温度:300℃
反応時間:3時間
撹拌速度:300回転/分
Figure 2017177062

Figure 2017177062

上記の結果から、平均細孔径が60Å以上、ミクロ細孔容積が0.03cm/g以下のメソポーラスシリカに対して、分散媒として炭化水素、チタニア源としてチタンアルコキシド類を用いてコーティング処理を施すことで、細孔内に均一にチタニアがコーティングされ、これにモリブデン又はタングステンを担持した触媒は、脱硫活性を維持しつつ、優れた水素化能が得られることが確認された。

Claims (5)

  1. 分散媒として炭化水素、チタニア源としてチタンアルコキシド類を用いたコーティング処理により、メソポーラスシリカをチタニアでコーティングして、チタニア−シリカ担体を得る工程と、
    前記チタニア−シリカ担体に、モリブデン及びタングステンからなる群より選択される少なくとも1種を担持させて、水素化精製触媒を得る工程と、
    を備え、
    前記メソポーラスシリカの平均細孔径が60Å以上であり、
    前記メソポーラスシリカのミクロ細孔容積が0.03cm/g以下である、
    水素化精製触媒の製造方法。
  2. 前記チタニア−シリカ担体におけるTi/Siのモル比が、0.1〜0.5である、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記メソポーラスシリカの平均細孔径が70〜130Åである、請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 前記炭化水素が、トルエン及びキシレンからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の製造方法。
  5. 複数回の前記コーティング処理により、前記チタニア−シリカ担体を得る、請求項1〜4のいずれか一項に記載の製造方法。
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