JP2017158371A - 電動車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電走行用モータの絶縁破壊を抑制することができ、且つ電動車両の走行性能の低下を抑制することができる電動車両の制御装置を提供する。【解決手段】昇圧コンバータ16により走行用モータ12に印加する電圧を予め設定された閾値電圧V1以上に昇圧させる昇圧制御を実行する電圧制御手段111と、所定条件下で電圧制御手段111によって昇圧制御が実行されている時間である特定昇圧時間Tcを計測する計測手段112と、を有し、電圧制御手段111は、特定昇圧時間Tcの合計である累積昇圧時間T(n)が予め設定された閾値時間T1を超えると昇圧制御の実行を中止し、走行用モータ12に印加する電圧を閾値電圧V1以下まで低下させる電圧抑制制御を実行する構成とする。【選択図】図1
Description
本発明は、走行用モータと、走行用モータに電力を供給する走行用バッテリと、を備える電動車両を制御する制御装置に関し、より詳細には、走行用モータに印加する電圧の高さを制御する技術に関する。
近年、走行用モータで駆動輪を駆動させる電気自動車(EV)や、走行用モータとエンジンとを組み合わせて車両の駆動力を得るようにしたハイブリッド自動車等の電動車両が開発され、実用化が進んでいる。
また電動車両に搭載される走行用モータは、例えば、車両の軽量化やコスト低減を目的として、小型化が図られている。このように走行用モータを小型化した場合、所望走行特性を得るために、走行用モータの回転数は高くなる傾向にある。
このように走行用モータの回転数を高くするために、走行用バッテリからの電力を昇圧コンバータにより昇圧させて走行用モータに供給するようにした電動車両が提案されている。ただし、例えば、走行場所の標高が高い等の所定条件下において電圧を大きく昇圧させると、走行用モータを構成する絶縁紙や絶縁板等が劣化し易くなってしまう。つまり、このような状態を繰り返すことで、走行用モータが劣化して絶縁破壊が生じ易くなってしまう虞がある。
このような問題に対し、走行用モータに電圧を印加する際、走行用バッテリの電圧を昇圧させる程度を適宜調整することで、走行用モータの絶縁破壊を抑制するようにしたものがある。例えば、電動車両が位置する標高を検出し、標高が高いほど走行用モータに印加する電圧を制限するようしたものがある(特許文献1参照)。
ここで、例えば、電動車両が位置する標高が比較的高い等の所定条件下で、走行用モータに比較的高い電圧を印加する高圧制御を実行した場合でも、その実行時間の合計である累積作動時間が所定時間に達するまでは、走行用モータでの絶縁破壊が発生する可能性は低い。
このため特許文献1に記載の発明のように、電動車両が位置する標高が高いほど、走行用モータに印加する電圧を制限すると、走行用モータに印加する電圧を必要以上に制限してしまい、電動車両の走行性能を低下させてしまう虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、走行用モータの絶縁破壊を抑制することができ、且つ電動車両の走行性能の低下を抑制することができる電動車両の制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、走行用モータと、前記走行用モータに電力を供給する走行用バッテリと、前記走行用モータに印加する電圧を昇圧する昇圧コンバータと、を有する電動車両を制御する制御装置であって、前記昇圧コンバータにより前記走行用モータに印加する電圧を予め設定された閾値電圧以上に昇圧させる昇圧制御を実行する電圧制御手段と、所定条件下で前記電圧制御手段によって前記昇圧制御が実行されている時間である特定昇圧時間を計測する計測手段と、を有し、前記電圧制御手段は、前記特定昇圧時間の合計である累積昇圧時間が予め設定された閾値時間を超えると前記昇圧制御の実行を中止し、前記走行用モータに印加する電圧を前記閾値電圧以下まで低下させる電圧抑制制御を実行することを特徴とする電動車両の制御装置にある。
本発明の第2の態様は、第1の態様の電動車両の制御装置において、前記電動車両の位置の標高を検出する標高検出手段を有し、前記所定条件とは、前記電動車両の位置の標高が閾値高さよりも高い状態であることを特徴とする電動車両の制御装置にある。
本発明の第3の態様は、第2の態様の電動車両の制御装置において、前記標高検出手段は、前記電動車両の位置の気圧に基づいて当該電動車両の位置の標高を推定することを特徴とする電動車両の制御装置にある。
本発明の第4の態様は、第2又は3の態様の電動車両の制御装置において、前記閾値電圧による前記特定昇圧時間を基準とし、前記計測手段によって計測された所定電圧による前記特定昇圧時間を補正する第1の補正手段を備え、前記第1の補正手段は、前記所定電圧が高いほど前記特定昇圧時間が長くなるように補正することを特徴とする電動車両の制御装置にある。
本発明の第5の態様は、第2から4の何れか一つの態様の電動車両の制御装置において、前記閾値高さでの前記特定昇圧時間を基準とし、前記計測手段によって計測された所定標高での前記特定昇圧時間を補正する第2の補正手段を備え、前記第2の補正手段は、前記所定標高が高いほど前記特定昇圧時間が長くなるように補正することを特徴とする電動車両の制御装置にある。
かかる本発明に係る電動車両の制御装置によれば、走行用モータの絶縁破壊を抑制することができ、且つ電動車両の走行性能の低下を抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る電動車両10は、いわゆる電気自動車(EV)であり、二次電池である走行用バッテリ11と、この走行用バッテリ11から供給される電力により作動する走行用モータ(電動機)12と、を備えている。走行用モータ12は、トランスミッション13及び車軸14を介して駆動輪(本実施形態では、前輪)15に連結されている。
図1に示すように、本実施形態に係る電動車両10は、いわゆる電気自動車(EV)であり、二次電池である走行用バッテリ11と、この走行用バッテリ11から供給される電力により作動する走行用モータ(電動機)12と、を備えている。走行用モータ12は、トランスミッション13及び車軸14を介して駆動輪(本実施形態では、前輪)15に連結されている。
走行用モータ12には、DC/DCコンバータ(昇圧手段)16及びインバータ17を介して走行用バッテリ11が接続されている。そして、電動車両10の走行状態に応じて、例えば、運転者のアクセルペダル操作等に応じて、走行用バッテリ11からDC/DCコンバータ(昇圧コンバータ)16及びインバータ17を介して所定の電力が走行用モータ12に供給される。
ここで、DC/DCコンバータ16は、走行用モータ12に印加される電圧を上昇(昇圧)させる。より詳しくは、DC/DCコンバータ16は、走行用モータ12、走行用バッテリ11及びインバータ17を含む駆動電圧系に印加される電圧を昇圧させる。これにより、走行用モータ12の出力を向上させることができる。
そして詳しくは後述するが、本発明は、このように走行用モータ12に印加する電圧をDC/DCコンバータ16により昇圧させる際の制御技術に特徴がある。
電動車両10は、電動車両10の統合制御を行う制御装置100を備え、上述のように走行用モータ12に印加する電圧を昇圧させる制御も、この制御装置100によって行われる。制御装置100は、走行用モータ12に印加する電圧を昇圧する昇圧制御を行う昇圧制御部110を有する。この昇圧制御部110は、本実施形態では、電圧制御手段111と、計測手段112とを有する。
電圧制御手段111は、電動車両10の走行状態等に基づいて、走行用モータ12に印加する電圧をDC/DCコンバータ16によって必要に応じて昇圧させる昇圧制御を実行する。詳しくは後述するが、電圧制御手段111は、走行用モータ12や走行用バッテリ11等の劣化状態を判定し、劣化していないと判定した場合に昇圧制御を実行し、DC/DCコンバータ16により走行用モータ12に印加する電圧を適宜昇圧させる。この昇圧制御では、具体的には、走行用モータ12に印加する制御電圧(目標電圧)を、最大で、予め設定された閾値電圧V1よりも高い電圧Vhまで昇圧させる。なお電圧Vhの大きさは、走行用モータ12の運転状態等に基づいて適宜決定すればよい。
計測手段112は、所定条件下で電圧制御手段111による昇圧制御が実行されている時間である特定昇圧時間Tcを計測する。本実施形態では、計測手段112は、電動車両10の現在位置の標高Hrが所定の閾値高さH1よりも高いという条件下で電圧制御手段111が昇圧制御を実行する時間(特定昇圧時間)Tcを計測する。
所定条件下での昇圧制御が間欠的に実行される場合、計測手段112は、間欠的に実行される各期間(特定昇圧時間)Tcの長さをそれぞれ計測する。そして計測手段112は、それぞれ計測された特定昇圧時間Tcの合計である累積昇圧時間T(n)を算出する。なお、この累積昇圧時間T(n)は、走行用モータ12が新品の状態からの累積時間である。
また電動車両10の現在位置の標高Hrが閾値高さH1よりも高いか否かの判断方法は、特に限定されるものではない。例えば、電動車両10が気圧を検出する気圧センサ(図示なし)を備えている場合には、この気圧センサによる検出結果に基づいて電動車両10の現在位置の標高を推定している(標高検出手段)。また電動車両10がナビゲーション装置(図示なし)を備えている場合には、ナビゲーション装置がGPSから受信する位置情報に基づいて、現在位置の標高の情報を取得することもできる。
そして、電圧制御手段111は、計測手段112によって算出された累積昇圧時間T(n)が予め設定された閾値時間T1を超えると、上記昇圧制御の実行を中止し、走行用モータ12に印加する電圧を閾値電圧V1以下まで低下させる電圧抑制制御を実行する。すなわち走行用モータ12の制御電圧Vaの最大値が閾値電圧V1よりも低い電圧となるようにする。なお閾値電圧V1は、走行用モータ12等が備える絶縁材(絶縁紙や絶縁板)の特性を考慮して適宜設定されればよい。
この電圧制御手段111は、言い換えれば、計測手段112の計測結果に基づいて走行用モータ12や走行用バッテリ11等の劣化状態を判定している。本実施形態では、昇圧制御の実行により走行用モータ12に印加される電圧(制御電圧Va)を閾値電圧V1とした場合を基準として、走行用モータ12等の劣化状態を判定している。
例えば、図2に示す標高が閾値高さHbでの制御電圧Vaと累積昇圧時間T(n)との関係に基づいて、走行用モータ12等が劣化状態であるか否かを判定している。図2は制御電圧Vaを閾値電圧V1としたときの例であり、電圧制御手段111は、累積昇圧時間T(n)が閾値時間T1に達するまでは、走行用モータ12等は劣化状態ではないと判定する。そして電圧制御手段111は上記昇圧制御を継続する。一方、累積昇圧時間T(n)が閾値時間T1を超えると、電圧制御手段111は、走行用モータ12等が劣化状態にあると判定する。そして電圧制御手段111は、上記昇圧制御を中止して、走行用モータ12に印加する電圧を閾値電圧V1以下まで低下させる電圧抑制制御を実行する。
このような本実施形態の制御装置によれば、走行用モータ12等がある程度劣化するまでは、標高が高い状況下であっても昇圧制御を実行することができる。したがって電動車両10の走行性能の低下を抑制することができる。また累積昇圧時間T(n)が閾値時間T1に達した時点で、走行用モータ12等が劣化状態にあると判定し、電圧抑制制御を実行するようにしているため、走行用モータ12等における絶縁破壊を適切に抑制することができる。
ところで、走行用モータ12等の劣化状態の判定基準となる閾値時間T1は、制御電圧Vaの大きさによって異なる。このため、制御電圧Vaを変化させた場合、閾値時間の大きさも変化させる必要があるが、本実施形態では、制御電圧Vaの大きさに拘わらず、閾値電圧V1に対応する閾値時間T1を基準とした劣化状態の判定を可能としている。
詳しくは、昇圧制御部110は、第1の補正手段114をさらに有する。この第1の補正手段114は、閾値電圧V1での特定昇圧時間Tcを基準とし、計測手段112によって計測された所定電圧での特定昇圧時間Tcを補正する。すなわち第1の補正手段114は、閾値電圧V1での特定昇圧時間Tcを基準とし、昇圧制御時の制御電圧Vaが高いほど特定昇圧時間Tcが長くなるように補正する。
本実施形態では、昇圧制御部110は、下記表1に示すように制御電圧Vaと補正係数aとの関係を規定するマップを備えており、第1の補正手段114は、このマップを参照して補正係数aを設定する。そして後述するように、この補正係数aに基づいて特定昇圧時間Tcを適宜補正する。表1に示す例では、閾値電圧V1を基準として補正係数を0とし、電圧が100(V)上昇する毎に、補正係数が0.1ずつ増加するように設定されている。
また走行用モータ12等の劣化状態の判定基準となる閾値時間T1は、電動車両10の現在位置の標高Hrによっても変化する。ただし本実施形態では、現在位置の標高Hrに拘わらず、予め設定された閾値高さHbでの特定昇圧時間Tcを基準として劣化状態の判定を行っている。詳しくは、昇圧制御部110は、第2の補正手段115をさらに有する。この第2の補正手段115は、閾値高さHbでの特定昇圧時間Tcを基準として、計測手段112によって計測された所定標高での特定昇圧時間Tcを補正する。すなわち第2の補正手段115は、閾値高さHbでの特定昇圧時間Tcを基準とし、昇圧制御時の標高Hrが高いほど特定昇圧時間Tcが長くなるように補正する。
本実施形態では、昇圧制御部110は、下記表2に示すように標高Hrと補正係数bとの関係を規定するマップを備えており、第2の補正手段115は、このマップを参照して補正係数bを設定する。そして後述するように、この補正係数bに基づいて特定昇圧時間Tcを適宜補正する。表2に示す例では、基準高さH1(例えば、標高2500m程度)を基準として補正係数は0とし、そこから標高が500m増加する毎に、補正係数が0.1ずつ増加するように設定されている。
このように制御電圧Vaの大きさに拘わらず、特定昇圧時間Tcを、閾値電圧V1に対応するように補正することで、走行用モータ12等の劣化状態の判定を比較的容易に行うことができるようになる。
次に、図3のフローチャートを参照して、本発明に係る走行用モータに印加する電圧の制御の一例について説明する。
図3に示すように、まずステップS1で累積昇圧時間T(n)が閾値時間T1よりも短いか否かを判定する。ここで、累積昇圧時間T(n)が閾値時間T1よりも短い場合(ステップS1:Yes)、ステップS2に進み、走行用モータ12に印加する電圧を昇圧させる昇圧制御を実行(継続)する。次いでステップS3で電動車両10の現在位置の標高Hrが閾値高さH1よりも高いか否かを判定する。言い換えれば、電動車両10の現在位置の気圧が閾値気圧よりも低いか否かを判定する。ここで、標高Hrが閾値高さH1よりも高い(気圧が閾値気圧よりも低い)場合には(ステップS3:Yes)、次いで、走行用モータ12に印加される制御電圧(目標電圧)Vaが閾値電圧V1以上であるか否かを判定する(ステップS4)。ここで、制御電圧Vaが閾値電圧V1以上である場合には(ステップS4:Yes)、ステップS5に進む。ステップS5では、特定昇圧時間Tcが一旦終了したか否かを判定する。すなわち標高Hrが所定値以下になったか、或いは制御電圧Vaが閾値電圧V1未満となったかを判定する。
ここで特定昇圧時間Tcが一旦終了すると(ステップS5:Yes)、ステップS6に進み、ステップS5で終了した特定昇圧時間Tcにおける特定昇圧時間Tcを補正した補正時間Zを算出する。すなわち上述した第1の補正手段114により設定される補正係数aと、第2の補正手段115により設定される補正係数bとに基づいて、下記式(1)から補正時間Zを算出する。
Z=Tc×(1+a+b) (1)
Z=Tc×(1+a+b) (1)
次いで、ステップS7では、この補正時間Zに基づいて、今回の昇圧制御の実行を含めた累積昇圧時間T(n+1)を算出する。具体的には、下記式(2)に基づいて、前回までの累積昇圧時間T(n)に補正時間Zを加算することで、今回までの累積時間T(n+1)を算出する。その後ステップS1に戻る。
T(n+1)=T(n)+Z・・・(2)
T(n+1)=T(n)+Z・・・(2)
なおステップS3で標高Hrが閾値高さH1以下である場合(ステップS3:No)及びステップS4で制御電圧Vaが閾値電圧V1未満である場合には(ステップS4:No)、特定昇圧時間Tcは計測されないため、ステップS6及びステップS7の計算を行うことなく、ステップS1に戻る。
またステップS1で累積昇圧時間T(n)が閾値時間T1以上である場合、つまり走行用モータ12等が劣化状態である場合には、ステップS8に進み、電動車両10の現在位置の標高Hrが閾値高さH1よりも高いか否かを判定する。すなわち電動車両10の現在位置の気圧が閾値気圧よりも低いか否かを判定する。標高Hrが閾値高さH1よりも高い(気圧が閾値気圧よりも低い)場合には(ステップS8:Yes)、ステップS9に進み、上述したように、走行用モータ12に印加する電圧を抑制する電圧抑制制御を実行する。なお標高Hrが閾値高さH1以下である(気圧が閾値気圧以上である)場合には(ステップS8:No)、昇圧制御を維持したままステップS1に戻る。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、所定条件として、電動車両の現在位置の標高が閾値高さよりも高い状況を例示したが、所定条件は、これに限定されるものではない。所定条件としては、例えば、走行用モータや走行用バッテリを含む駆動電圧系の温度が、所定温度(例えば、80℃)以上である場合や、駆動電圧系の使用時間が所定時間を超えた場合等が挙げられる。このような場合にも、電圧抑制制御を適宜実行することで、走行用モータ等における絶縁破壊をより確実に抑制することができる。
また上述の実施形態では、電動車両の一例として走行用モータを備える電気自動車(EV)を例示して本発明を説明したが、勿論、本発明は、走行用モータを備える各種の電動車両に適用可能である。本発明は、例えば、走行用モータと共にエンジン(内燃機関)を駆動装置として備えるハイブリッド車両等にも適用することができる。
10 電動車両
11 走行用バッテリ
12 走行用モータ
13 トランスミッション
14 車軸
15 駆動輪
16 DC/DCコンバータ(昇圧コンバータ)
17 インバータ
100 制御装置
110 昇圧制御部
111 電圧制御手段
112 計測手段
114 第1の補正手段
115 第2の補正手段
11 走行用バッテリ
12 走行用モータ
13 トランスミッション
14 車軸
15 駆動輪
16 DC/DCコンバータ(昇圧コンバータ)
17 インバータ
100 制御装置
110 昇圧制御部
111 電圧制御手段
112 計測手段
114 第1の補正手段
115 第2の補正手段
Claims (5)
- 走行用モータと、前記走行用モータに電力を供給する走行用バッテリと、前記走行用モータに印加する電圧を昇圧する昇圧コンバータと、を有する電動車両を制御する制御装置であって、
前記昇圧コンバータにより前記走行用モータに印加する電圧を予め設定された閾値電圧以上に昇圧させる昇圧制御を実行する電圧制御手段と、
所定条件下で前記電圧制御手段によって前記昇圧制御が実行されている時間である特定昇圧時間を計測する計測手段と、を有し、
前記電圧制御手段は、前記特定昇圧時間の合計である累積昇圧時間が予め設定された閾値時間を超えると前記昇圧制御の実行を中止し、前記走行用モータに印加する電圧を前記閾値電圧以下まで低下させる電圧抑制制御を実行する
ことを特徴とする電動車両の制御装置。 - 請求項1に記載の電動車両の制御装置において、
前記電動車両の位置の標高を検出する標高検出手段を有し、
前記所定条件とは、前記電動車両の位置の標高が閾値高さよりも高い状態である
ことを特徴とする電動車両の制御装置。 - 請求項2に記載の電動車両の制御装置において、
前記標高検出手段は、前記電動車両の位置の気圧に基づいて当該電動車両の位置の標高を推定する
ことを特徴とする電動車両の制御装置。 - 請求項2又は3に記載の電動車両の制御装置において、
前記閾値電圧による前記特定昇圧時間を基準とし、前記計測手段によって計測された所定電圧による前記特定昇圧時間を補正する第1の補正手段を備え、
前記第1の補正手段は、前記所定電圧が高いほど前記特定昇圧時間が長くなるように補正する
ことを特徴とする電動車両の制御装置。 - 請求項2から4の何れか一項に記載の電動車両の制御装置において、
前記閾値高さでの前記特定昇圧時間を基準とし、前記計測手段によって計測された所定標高での前記特定昇圧時間を補正する第2の補正手段を備え、
前記第2の補正手段は、前記所定標高が高いほど前記特定昇圧時間が長くなるように補正する
ことを特徴とする電動車両の制御装置。
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JP2010252572A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Toyota Motor Corp | 車両制御装置 |
JP2016208620A (ja) * | 2015-04-20 | 2016-12-08 | 三菱電機株式会社 | 制御装置 |
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