JP2017156583A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成でサンプル用紙の出力を要することなく適切な用紙変形の補正を行うこと。【解決手段】システム制御部192により、片面印刷が設定され、さらに普通紙より厚い用紙タイプが設定された際、湿度検出センサー140による湿度及び温度検出センサー141による温度が一定値以上の場合、用紙の表裏を反転させてプリンター部120及び定着部130を通過させた後に用紙を排出させる。また、片面印刷が設定され、さらに普通紙より厚い用紙タイプが設定された場合であっても、湿度検出センサー140による湿度及び温度検出センサー141による温度が一定値未満である場合、システム制御部192がカール度合いが高くならないと判断することで、デカール処理を省くことができる。【選択図】図4
Description
本発明は、用紙が定着部を通過する際に発生するカール(円弧状変形)を抑制する画像形成装置に関する。
たとえば、プリンター、多機能プリンター、複合機などのMFP(Multifunction Peripheral)である画像形成装置においては、露光工程、現像工程、転写工程、定着工程を経ることで、用紙に画像が形成される。
また、画像形成装置において使用可能な用紙タイプとしては、たとえば普通紙、厚紙、ラベル用紙、OHPフィルム、封筒、はがきなどがある。また、用紙の厚さは、1mあたりの重さがどれくらいかということで表され、一般的にg/mという単位が使われる。ちなみに、普通紙の場合はたとえば60〜105g/mであり、厚紙の場合はたとえば106〜120g/m、あるいは121〜199g/mである。
ところで、定着工程においては、加熱ローラー及び加圧ローラーにより、用紙に熱と圧力とが加えられる。この場合、特に、厚紙やはがきなどのように、普通紙より厚みがある用紙の場合、定着工程において熱が加わると、カール(円弧状変形)することがある。これは、普通紙より厚みがある用紙の場合、普通紙に比べて水分の含有量が多く、加熱により水分が蒸発することで縮みが生じるためである。
このような不具合を解消するものとして、特許文献1では、サンプル出力モードにおいて、加湿処理及び/又はデカール処理の有無に従うカール補正処理条件に基づき、画像形成後の用紙をカール補正処理部でカール補正する画像形成装置を提案している。
上述した特許文献1での画像形成装置では、カール補正処理部から出力されるサンプル用紙を参考にすることで、最適なカール補正処理条件を設定できる。
ところが、このような画像形成装置では、最適なカール補正をするために、サンプル用紙の出力が必要となるという問題がある。また、このような画像形成装置では、加湿処理を行う加湿機構が必要となっているため、構成が複雑化するという問題もある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解消することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、トナー画像を用紙に転写するプリンター部と、加熱及び加圧により前記トナー画像を前記用紙に定着させる定着部と、湿度を検出する湿度検出センサーと、片面印刷が設定された場合は前記定着部でトナー画像が定着された前記用紙を排出し、両面印刷が設定され場合は前記定着部でトナー画像が定着された前記用紙の表裏を反転させて前記プリンター部による前記トナー画像の転写と前記定着部による前記トナー画像の定着とを行わせるシステム制御部とを備え、前記システム制御部は、前記片面印刷が設定され、さらに普通紙より厚い用紙タイプが設定された際、前記湿度検出センサーにより検出された湿度が一定値以上の場合、前記用紙の表裏を反転させて前記プリンター部及び前記定着部を通過させた後に前記用紙を排出することを特徴とする。
また、 温度を検出する温度検出センサーを備え、前記システム制御部は、前記温度検出センサーにより検出された温度が一定値以上の場合、前記用紙の表裏を反転させて前記プリンター部及び前記定着部を通過させた後に前記用紙を排出することを特徴とする。
また、前記システム制御部は、前記湿度検出センサーにより検出された湿度が一定値以上の場合、前記定着部による加圧力を弱めるように変更させることを特徴とする。
また、前記システム制御部は、前記温度検出センサーにより検出された温度が一定値以上の場合、前記定着部による加圧力を弱めるように変更させることを特徴とする。
また、前記システム制御部は、前記湿度検出センサーにより検出された湿度が一定値以上の場合、前記値に応じて前記定着部による加圧力を弱めるように変更させることを特徴とする。
また、前記システム制御部は、前記温度検出センサーにより検出された温度が一定値以上の場合、前記値に応じて前記定着部による加圧力を弱めるように変更させることを特徴とする。
本発明の画像形成装置では、システム制御部により、片面印刷が設定され、さらに普通紙より厚い用紙タイプが設定された際、湿度検出センサーにより検出された湿度が一定値以上の場合、用紙の表裏を反転させてプリンター部及び定着部を通過させた後に用紙を排出させることができる。
また、 温度を検出する温度検出センサーを備え、前記システム制御部は、前記温度検出センサーにより検出された温度が一定値以上の場合、前記用紙の表裏を反転させて前記プリンター部及び前記定着部を通過させた後に前記用紙を排出することを特徴とする。
また、前記システム制御部は、前記湿度検出センサーにより検出された湿度が一定値以上の場合、前記定着部による加圧力を弱めるように変更させることを特徴とする。
また、前記システム制御部は、前記温度検出センサーにより検出された温度が一定値以上の場合、前記定着部による加圧力を弱めるように変更させることを特徴とする。
また、前記システム制御部は、前記湿度検出センサーにより検出された湿度が一定値以上の場合、前記値に応じて前記定着部による加圧力を弱めるように変更させることを特徴とする。
また、前記システム制御部は、前記温度検出センサーにより検出された温度が一定値以上の場合、前記値に応じて前記定着部による加圧力を弱めるように変更させることを特徴とする。
本発明の画像形成装置では、システム制御部により、片面印刷が設定され、さらに普通紙より厚い用紙タイプが設定された際、湿度検出センサーにより検出された湿度が一定値以上の場合、用紙の表裏を反転させてプリンター部及び定着部を通過させた後に用紙を排出させることができる。
本発明の画像形成装置によれば、システム制御部により、片面印刷が設定され、さらに普通紙より厚い用紙タイプが設定された際、湿度検出センサーにより検出された湿度が一定値以上の場合、用紙の表裏を反転させてプリンター部及び定着部を通過させるので、簡単な構成でサンプル用紙の出力を要することなく適切な用紙変形の補正を行うことができる。
以下、本発明の画像形成装置の一実施形態を、図1〜図5を参照しながら説明する。なお、以下の説明においての画像形成装置の一例としては、たとえば印刷機能、コピー機能、FAX(Facsimile)機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能などを搭載した複合的な周辺機器であるMFP(Multifunction Peripheral)であるものとする。
まず、図1に示すように、MFP100の本体101の内部には、給紙部110、プリンター部120、定着部130、湿度検出センサー140、温度検出センサー141、搬送部150などが搭載されている。なお、符号160は用紙給紙部を示し、符号161は排紙トレイを示している。
給紙部110は、用紙サイズや用紙タイプの異なる様々な用紙111を収容できる複数の給紙カセット112を収容する。なお、用紙タイプの詳細については後述する。また、それぞれの給紙カセット112には、給紙ローラー113が設けられている。給紙ローラー113は、給紙カセット112からの用紙111を、それぞれの給紙カセット112に設けられた共有搬送路110aに送り出す。
プリンター部120は、図示しない感光体ドラム、現像装置、帯電装置、露光装置などを有する、画像形成ユニット(M)121、画像形成ユニット(C)122、画像形成ユニット(Y)123、画像形成ユニット(B)124を備えている。画像形成ユニット(M)121はマゼンタ用であり、画像形成ユニット(C)122はシアン用であり、画像形成ユニット(Y)123はイエロー用であり、画像形成ユニット(B)124はブラック用である。
また、プリンター部120は、1次転写ローラー125a〜125d、駆動ローラー126、従動ローラー127、中間転写ベルト128、2次転写ローラー129を有している。画像形成ユニット(M)121、画像形成ユニット(C)122、画像形成ユニット(Y)123、画像形成ユニット(B)124は、印刷データに基づき、帯電、露光及び現像の工程により図示しない感光体ドラム上にトナー像を形成する。また、1次転写ローラー125a〜125dは、図示しない感光体ドラム上のトナー像を、駆動ローラー126及び従動ローラー127に張架されている中間転写ベルト128上に転写する。また、2次転写ローラー129は、用紙111の裏面側から圧接し、用紙111の表面側に中間転写ベルト128上のトナー画像を転写する。
定着部130は、加熱ローラー131と加圧ローラー132とを有している。加熱ローラー131は、図示しない熱源制御部によって制御される熱源131aからの熱を用紙111に与える。加圧ローラー132は、用紙111を加熱ローラー131側に押しつける。加圧ローラー132の加圧力は、加圧調整機構部132aによって調整される。そして、定着部130は、駆動ローラー126と2次転写ローラー129とにより、トナー画像が転写された用紙111に対し、加圧ローラー132による圧と加熱ローラー131による熱を加える。これにより、用紙111にトナー画像が定着される。なお、加圧調整機構部132aは、加圧ローラー132を加熱ローラー141の方向に押圧する押圧部材、ばね、及びステッピングモーター等の駆動部で構成され、駆動部を動作させて押圧部材を移動させることにより、加圧ローラー132の加圧力を調整する。
湿度検出センサー140は、MFP100の周囲の湿度を検出する。湿度検出センサー140によってMFP100の周囲の湿度を検出することで、用紙111に含まれる水分が多くなっているかどうかを認識できる。
温度検出センサー141は、MFP100の周囲又は内部の温度を検出する。温度検出センサー141によってMFP100の周囲又は内部の温度を検出することで、定着部130での用紙111に与える熱が助長されるかどうかを認識できる。
搬送部150は、搬送ローラー部151〜158を有している。なお、それぞれの搬送ローラー部151〜158は、駆動ローラーと従動ローラーとを有している。搬送ローラー部151〜154は、共有搬送路110aから排紙トレイ161まで延びる搬送路150a上に配置されている。なお、搬送ローラー部151〜152の間に、上述したプリンター部120の2次転写ローラー129と定着部130とが配置されている。そして、片面印刷が設定された場合、搬送ローラー部151〜158により、用紙111を共有搬送路110aから搬送路150aに沿って矢印a方向に搬送し、排紙トレイ161に排出する。ここで、片面印刷の場合、プリンター部120の2次転写ローラー129によりトナー画像が転写された用紙111に対し、定着部130の加熱ローラー131及び加圧ローラー132によりトナー画像が定着される。
搬送ローラー部155〜158は、搬送ローラー部151〜152の間の搬送路150aを迂回する搬送路150b上に配置されている。そして、両面印刷が設定された場合、共有搬送路110aから搬送ローラー部154まで搬送された用紙111を、搬送ローラー部152〜154の逆方向の駆動により、矢印b方向に戻す。また、搬送ローラー部155〜158により、搬送路150bに沿って用紙111を矢印b方向に搬送し、搬送路150aに移動させる。さらに、搬送ローラー部151〜158により、用紙111を搬送路150aに沿って矢印a方向に搬送し、排紙トレイ161に排出する。ここで、両面印刷の場合、表面側にトナー画像を定着させた用紙111を搬送路150bに沿って搬送させ、さらに搬送路150aに移動させることで表裏を反転させる。また、プリンター部120の2次転写ローラー129により用紙111の裏面側にトナー画像を転写し、さらに定着部130の加熱ローラー131及び加圧ローラー132によりトナー画像を定着させる。
なお、片面印刷が設定され、さらに普通紙より厚い用紙タイプが設定された際、湿度検出センサー140によって検出された湿度と、温度検出センサー141によって検出された温度が共に一定値以上の場合には、両面印刷と同様に、用紙111を搬送させる。ここで、湿度の一定値の一例として、たとえば50%とする。また、温度の一定値の一例として、たとえば20度とする。この場合、片面印刷であるため、用紙111の裏面側には、プリンター部120の2次転写ローラー129によるトナー画像の転写と、定着部130のトナー画像の定着とが行われない。ただし、表裏を反転させた用紙111に対し、定着部130の加熱ローラー131及び加圧ローラー132による熱と圧とが加えられることで、用紙111のカールの補正が行われる。
ここで、用紙タイプとしては、たとえば図2に示すように、普通紙、OHPシート、プレプリント、ラベル、ボンド、再生紙、薄紙、ザラ紙、レターヘッド、カラー、パンチ済み用紙、封筒、ハガキ、加工紙、裏紙、厚紙、上質紙などがある。なお、図2において、軽いは、普1よりも軽いことを示すものである。普1〜3は、普通の重さを3段階で示すものである。また、重1〜3は、普通より重い場合の重さを3段階で示すものである。また、非常に重いは、重3よりも重いことを示すものである。
また、MFP100の機種によっては、図2の●のように初期設定されている場合がある。また、○は選択可能であり、必要に応じて設定変更できる。×は選択不可能であることを示す。
なお、用紙111の厚さは、図3に示すように、1mあたりの重さがどれくらいかということで表され、一般的にg/mという単位が使われる。ここで、軽い場合の用紙111の厚さは、たとえば52〜59g/mである。普1の用紙111の厚さは、たとえば60〜74g/mである。普2の用紙111の厚さは、たとえば75〜90g/mである。普3の用紙111の厚さは、たとえば91〜105g/mである。重1の用紙111の厚さは、たとえば106〜128g/mである。重2の用紙111の厚さは、たとえば129〜163g/mである。重3の用紙111の厚さは、たとえば164〜220g/mである。
ここで、本実施形態での普通紙より厚い用紙タイプとは、たとえば重3の用紙111であるものとする。なお、重3の用紙111としては、図2から分かる通り、たとえばプレプリント、ラベル、ボンド、レターヘッド、封筒、ハガキ、加工紙、厚紙が該当する。
次に、図4を参照し、MFP100の制御系の構成の一例について説明する。MFP100は、スキャナー部170、プリンター部120、FAX部171、I/F(インターフェース)172、湿度検出センサー140、温度検出センサー141、パネル部173、HDD174を制御する制御部180を備えている。
スキャナー部170は、イメージセンサ(図示省略)によって読み取られる、図示しない原稿の画像をデジタルの画像データに変換し、制御部180に入力するデバイスである。プリンター部120は、制御部180から出力される印刷データに基づき、図示しない用紙上に画像を印刷するデバイスである。FAX部171は、制御部180から出力されるデータを、電話回線を通じ相手方となるファクシミリへと送信し、また、相手方ファクシミリからのデータを受信して制御部180に入力するデバイスである。
I/F172は、社内LAN(Local Area Network)やインターネットなどのネットワークを介し、他のユーザー端末、コンテンツサーバー、ウェブサーバーなどとの通信を受け持つネットワークインターフェースカードなどのデバイスである。パネル部173は、MFP100の印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能や、各種設定のための表示を行うタッチパネルなどのデバイスである。HDD174は、MFP100の種々の機能を提供するためのアプリケーションプログラムなどを記憶している記憶デバイスである。
制御部180は、画像形成プログラムや制御プログラムなどを実行してMFP100全体の動作を制御するプロセッサーである。制御部180は、スキャナー制御部181、プリンター制御部182、FAX制御部183、通信制御部184、RAM(Random Access Memory)185、ROM(Read−Only Memory)186、画像処理部187、センサー制御部188、搬送ローラー制御部189、パネル操作制御部190、HDD制御部191、システム制御部192を備えている。また、これらは、データバス193
に接続されている。
に接続されている。
スキャナー制御部181は、スキャナー部170の読み取り動作を制御する。プリンター制御部182は、プリンター部120の印刷動作を制御する。FAX制御部183は、FAX部171によるデータの送受信動作を制御する。通信制御部184は、I/F172を介し、図示しないネットワーク経由でのデータなどの送受信の制御を行う。
RAM185は、プログラムを実行するためのワークメモリーである。また、RAM185は、画像処理部187によって画像処理された印刷データを記憶する。ROM186には、各部の動作チェックなどを行う制御プログラムが記憶されている。画像処理部187は、たとえばスキャナー部170によって読み取られた画像データに対する画像処理(ラスタライズ)を行う。
センサー制御部188は、湿度検出センサー140及び温度検出センサー141の検出動作を制御する。また、センサー制御部188は、湿度検出センサー140及び温度検出センサー141が検出した湿度及び温度をシステム制御部192に通知する。
搬送ローラー制御部189は、片面印刷が設定された場合、搬送ローラー部151〜154を順方向(用紙111を搬送路150aに沿って矢印a方向に搬送する方向)に駆動する。一方、搬送ローラー制御部189は、両面印刷が設定された場合、搬送ローラー部151〜154を順方向に駆動させた後、搬送ローラー部154〜158を逆方向(用紙111を矢印b方向に搬送する方向)に駆動させる。また、搬送ローラー制御部189は、システム制御部192の制御により、片面印刷が設定され、さらに普通紙より厚い用紙タイプ(たとえば重3の厚紙)が設定された際、湿度検出センサー140による湿度及び温度検出センサー141による温度が共に一定値以上の場合、両面印刷と同様に、搬送ローラー部151〜158を駆動する。
パネル操作制御部190は、パネル部173の表示動作を制御する。また、パネル操作制御部190は、パネル部173を介し、印刷(片面印刷又は両面印刷など)、コピー、FAX、ネットワーク経由でのデータ送受信などの開始などを受け付ける。また、パネル操作制御部190は、パネル部173を介し、用紙サイズ及び/又は用紙タイプ(たとえば重3の厚紙)の設定を受け付け、システム制御部192に通知する。HDD制御部191は、HDD174に対するデータの読み出し及び書き込みなどを制御する。
システム制御部192は、各部の連携動作などを制御する。すなわち、システム制御部192は、主に、パネル部173を介して片面印刷又は両面印刷が設定されると、搬送ローラー制御部189に対して片面印刷又は両面印刷に応じた駆動を行わせる。また、システム制御部192は、デカール処理を実行する。すなわち、システム制御部192は、パネル部173を介して片面印刷が設定された場合であっても、普通紙より厚い用紙タイプ(たとえば重3の厚紙)が設定された場合、湿度検出センサー140及び温度検出センサー141が検出した湿度及び温度が共に一定値以上であるとき、用紙111のカール度合いが高くなると判断し、搬送ローラー制御部189に対し両面印刷と同様に搬送ローラー部151〜158を駆動させる。
ここで、定着部130で発生する用紙111のカールは、上述したように、加熱ローラー131による加熱により水分が蒸発することによっての縮みが原因である。この場合、用紙111のカールがたとえば2mm以上となることもある。そこで、システム制御部192は、湿度及び温度が共に一定値以上であるとき、用紙111のカールがたとえば2mm以上となると予測し、カール度合いが高くなると判断する。
次に、図5を参照し、システム制御部192によるデカール処理について説明する。なお、以下においては、片面印刷が設定された場合として説明する。また、以下においては、普通紙より厚い用紙タイプとして、たとえば重3の厚紙が設定された場合として説明する。
(ステップS101)
システム制御部192は、片面印刷が設定されたかどうかを判断する。この場合、システム制御部192は、パネル操作制御部190からの通知を待ち(ステップS101:No)、パネル操作制御部190からの片面印刷が設定されたことを示す通知を受け取ると、片面印刷が設定されたと判断する(ステップS101:Yes)。
システム制御部192は、片面印刷が設定されたかどうかを判断する。この場合、システム制御部192は、パネル操作制御部190からの通知を待ち(ステップS101:No)、パネル操作制御部190からの片面印刷が設定されたことを示す通知を受け取ると、片面印刷が設定されたと判断する(ステップS101:Yes)。
(ステップS102)
システム制御部192は、厚紙が設定されたかどうかを判断する。この場合、パネル操作制御部190から厚紙以外の用紙タイプが設定されたことを示す通知を受け取ると、重3の厚紙以外が設定されたと判断し(ステップS102:No)、ステップS110に移行する。これに対し、システム制御部192は、パネル操作制御部190から厚紙が設定されたことを示す通知を受け取ると、厚紙が設定されたと判断し(ステップS102:Yes)、ステップS103に移行する。
システム制御部192は、厚紙が設定されたかどうかを判断する。この場合、パネル操作制御部190から厚紙以外の用紙タイプが設定されたことを示す通知を受け取ると、重3の厚紙以外が設定されたと判断し(ステップS102:No)、ステップS110に移行する。これに対し、システム制御部192は、パネル操作制御部190から厚紙が設定されたことを示す通知を受け取ると、厚紙が設定されたと判断し(ステップS102:Yes)、ステップS103に移行する。
(ステップS103)
システム制御部192は、搬送ローラー制御部189に対し厚紙の用紙111を搬送させる。この場合、搬送ローラー制御部189は、搬送ローラー部151〜154を順方向(用紙111を搬送路150aに沿って矢印a方向に搬送する方向)に駆動し、給紙ローラー113により共有搬送路110aに送り出された給紙カセット112からの用紙111を、搬送路150aに沿って矢印a方向に搬送する。
システム制御部192は、搬送ローラー制御部189に対し厚紙の用紙111を搬送させる。この場合、搬送ローラー制御部189は、搬送ローラー部151〜154を順方向(用紙111を搬送路150aに沿って矢印a方向に搬送する方向)に駆動し、給紙ローラー113により共有搬送路110aに送り出された給紙カセット112からの用紙111を、搬送路150aに沿って矢印a方向に搬送する。
(ステップS104)
システム制御部192は、用紙111がプリンター部120を通過したかどうかを判断する。
ここで、搬送ローラー部151が用紙111をプリンター部120まで搬送すると、2次転写ローラー129が中間転写ベルト128との間で用紙111の裏面側から圧接し、用紙111の表面側に中間転写ベルト128上に転写されているトナー画像を転写しつつ用紙111を定着部130側に送り出す。
そして、システム制御部192は、用紙111の先端部分がプリンター部120を通過するまで待ち(ステップS104:No)、用紙111の先端部分がプリンター部120を通過したと判断すると(ステップS104:Yes)、ステップS105に移行する。
なお、用紙111の先端部分がプリンター部120を通過したかどうかは、プリンター部120の駆動ローラー126又は2次転写ローラー129の近傍に用紙検出センサーを配置し、用紙検出センサーが用紙111を検出することで判断できる。
システム制御部192は、用紙111がプリンター部120を通過したかどうかを判断する。
ここで、搬送ローラー部151が用紙111をプリンター部120まで搬送すると、2次転写ローラー129が中間転写ベルト128との間で用紙111の裏面側から圧接し、用紙111の表面側に中間転写ベルト128上に転写されているトナー画像を転写しつつ用紙111を定着部130側に送り出す。
そして、システム制御部192は、用紙111の先端部分がプリンター部120を通過するまで待ち(ステップS104:No)、用紙111の先端部分がプリンター部120を通過したと判断すると(ステップS104:Yes)、ステップS105に移行する。
なお、用紙111の先端部分がプリンター部120を通過したかどうかは、プリンター部120の駆動ローラー126又は2次転写ローラー129の近傍に用紙検出センサーを配置し、用紙検出センサーが用紙111を検出することで判断できる。
(ステップS105)
システム制御部192は、用紙111が定着部130を通過したかどうかを判断する。
ここで、トナー画像の転写された用紙111が定着部130まで搬送されると、定着部130の加熱ローラー131及び加圧ローラー132が用紙111に熱と圧を加え、用紙111にトナー画像を定着させつつ用紙111を送り出す。
そして、システム制御部192は、用紙111の先端部分が定着部130を通過するまで待ち(ステップS105:No)、用紙111の先端部分が定着部130を通過したと判断すると(ステップS105:Yes)、ステップS106に移行する。
なお、用紙111の先端部分が定着部130を通過したかどうかは、定着部130の近傍に用紙検出センサーを配置し、用紙検出センサーが用紙111を検出することで判断できる。
システム制御部192は、用紙111が定着部130を通過したかどうかを判断する。
ここで、トナー画像の転写された用紙111が定着部130まで搬送されると、定着部130の加熱ローラー131及び加圧ローラー132が用紙111に熱と圧を加え、用紙111にトナー画像を定着させつつ用紙111を送り出す。
そして、システム制御部192は、用紙111の先端部分が定着部130を通過するまで待ち(ステップS105:No)、用紙111の先端部分が定着部130を通過したと判断すると(ステップS105:Yes)、ステップS106に移行する。
なお、用紙111の先端部分が定着部130を通過したかどうかは、定着部130の近傍に用紙検出センサーを配置し、用紙検出センサーが用紙111を検出することで判断できる。
(ステップS106)
システム制御部192は、湿度検出センサー140による湿度及び温度検出センサー141による温度が検出されたかどうかを判断する。この場合、システム制御部192は、センサー制御部188からの通知を待つ(ステップS106:No)。また、システム制御部192は、センサー制御部188からの通知を受け取ると、湿度検出センサー140による湿度及び温度検出センサー141による温度が検出されたと判断し(ステップS106:Yes)、ステップS107に移行する。
システム制御部192は、湿度検出センサー140による湿度及び温度検出センサー141による温度が検出されたかどうかを判断する。この場合、システム制御部192は、センサー制御部188からの通知を待つ(ステップS106:No)。また、システム制御部192は、センサー制御部188からの通知を受け取ると、湿度検出センサー140による湿度及び温度検出センサー141による温度が検出されたと判断し(ステップS106:Yes)、ステップS107に移行する。
(ステップS107)
システム制御部192は、カール度合いが高くなるかどうかを判断する。この場合、システム制御部192は、湿度検出センサー140による湿度がたとえば70%以上であり、温度検出センサー141による温度がたとえば20度以上である場合、用紙111のカール度合いが高くなると判断し(ステップS107:Yes)、ステップS108に移行する。
これに対し、システム制御部192は、湿度検出センサー140による湿度がたとえば70%未満であり、温度検出センサー141による温度がたとえば20度未満である場合、カール度合いが高くならないと判断し(ステップS107:No)、ステップS109に移行する。
なお、システム制御部192は、普通紙より厚い用紙タイプ毎にカール度合いと温湿度との関係を示すテーブル又は関係式に基づいて、カール度合いが高くなるかどうかを判断してもよい。この場合、HDD174は、カール度合いと温湿度との関係を示すテーブル又は関係式を記憶しているものとする。
システム制御部192は、カール度合いが高くなるかどうかを判断する。この場合、システム制御部192は、湿度検出センサー140による湿度がたとえば70%以上であり、温度検出センサー141による温度がたとえば20度以上である場合、用紙111のカール度合いが高くなると判断し(ステップS107:Yes)、ステップS108に移行する。
これに対し、システム制御部192は、湿度検出センサー140による湿度がたとえば70%未満であり、温度検出センサー141による温度がたとえば20度未満である場合、カール度合いが高くならないと判断し(ステップS107:No)、ステップS109に移行する。
なお、システム制御部192は、普通紙より厚い用紙タイプ毎にカール度合いと温湿度との関係を示すテーブル又は関係式に基づいて、カール度合いが高くなるかどうかを判断してもよい。この場合、HDD174は、カール度合いと温湿度との関係を示すテーブル又は関係式を記憶しているものとする。
(ステップS108)
システム制御部192は、デカール処理を実行する。この場合、システム制御部192は、搬送ローラー制御部189に対し、両面印刷と同様に搬送ローラー部151〜158を駆動させる。すなわち、システム制御部192は、用紙111の先端部分が搬送ローラー部154に到達すると、搬送ローラー制御部189を介し、搬送ローラー部152〜154を逆方向(用紙111を矢印b方向に搬送する方向)に駆動させる。
なお、用紙111の先端部分が搬送ローラー部154に到達したかどうかは、搬送ローラー部154の近傍に用紙検出センサーを配置し、用紙検出センサーが用紙111を検出することで判断できる。
ここで、搬送ローラー部153、154が逆方向に駆動することで、用紙111をスイッチバックさせる。さらに、搬送ローラー部152〜158が逆方向に駆動することで、用紙111を搬送路150aから搬送路150bに移動させる。
そして、搬送ローラー制御部189は、用紙111が搬送路150aから搬送路150bに移動すると、搬送ローラー部152〜154を順方向(用紙111を搬送路150aに沿って矢印a方向に搬送する方向)に駆動させる。
用紙111が搬送ローラー部158まで搬送されると、搬送ローラー部158が用紙111を搬送ローラー部151に送り出す。搬送ローラー部151は、上記同様に、用紙111を搬送路150aに沿ってプリンター部120側に搬送する。これにより、用紙111の表裏が反転する。このとき、2次転写ローラー129が中間転写ベルト128との間で用紙111の表面側から圧接しつつ用紙111を定着部130側に送り出す。
ここで、片面印刷が設定されている場合、中間転写ベルト128上にはトナー画像が転写されていないため、用紙111の裏面側へのトナー画像の転写は行われない。また、プリンター部120を通過した用紙111が定着部130側に送り出されると、定着部130の加熱ローラー131及び加圧ローラー132が用紙111に熱と圧を加え、用紙111のカールを補正する。そして、搬送ローラー部152〜153が定着部130を通過した用紙111を搬送路150aに沿って矢印a方向に搬送すると、搬送ローラー部154が排紙トレイ161に排出する。
システム制御部192は、デカール処理を実行する。この場合、システム制御部192は、搬送ローラー制御部189に対し、両面印刷と同様に搬送ローラー部151〜158を駆動させる。すなわち、システム制御部192は、用紙111の先端部分が搬送ローラー部154に到達すると、搬送ローラー制御部189を介し、搬送ローラー部152〜154を逆方向(用紙111を矢印b方向に搬送する方向)に駆動させる。
なお、用紙111の先端部分が搬送ローラー部154に到達したかどうかは、搬送ローラー部154の近傍に用紙検出センサーを配置し、用紙検出センサーが用紙111を検出することで判断できる。
ここで、搬送ローラー部153、154が逆方向に駆動することで、用紙111をスイッチバックさせる。さらに、搬送ローラー部152〜158が逆方向に駆動することで、用紙111を搬送路150aから搬送路150bに移動させる。
そして、搬送ローラー制御部189は、用紙111が搬送路150aから搬送路150bに移動すると、搬送ローラー部152〜154を順方向(用紙111を搬送路150aに沿って矢印a方向に搬送する方向)に駆動させる。
用紙111が搬送ローラー部158まで搬送されると、搬送ローラー部158が用紙111を搬送ローラー部151に送り出す。搬送ローラー部151は、上記同様に、用紙111を搬送路150aに沿ってプリンター部120側に搬送する。これにより、用紙111の表裏が反転する。このとき、2次転写ローラー129が中間転写ベルト128との間で用紙111の表面側から圧接しつつ用紙111を定着部130側に送り出す。
ここで、片面印刷が設定されている場合、中間転写ベルト128上にはトナー画像が転写されていないため、用紙111の裏面側へのトナー画像の転写は行われない。また、プリンター部120を通過した用紙111が定着部130側に送り出されると、定着部130の加熱ローラー131及び加圧ローラー132が用紙111に熱と圧を加え、用紙111のカールを補正する。そして、搬送ローラー部152〜153が定着部130を通過した用紙111を搬送路150aに沿って矢印a方向に搬送すると、搬送ローラー部154が排紙トレイ161に排出する。
(ステップS109)
システム制御部192は、印刷が終了したかどうかを判断する。この場合、システム制御部192は、プリンター制御部182からの印刷終了の通知がなければ印刷が終了していないと判断し(ステップS109:No)、ステップS103に移行する。
これに対し、システム制御部192は、プリンター制御部182からの印刷終了の通知を受け取ると、印刷が終了したと判断し(ステップS109:Yes)、処理を終了する。
システム制御部192は、印刷が終了したかどうかを判断する。この場合、システム制御部192は、プリンター制御部182からの印刷終了の通知がなければ印刷が終了していないと判断し(ステップS109:No)、ステップS103に移行する。
これに対し、システム制御部192は、プリンター制御部182からの印刷終了の通知を受け取ると、印刷が終了したと判断し(ステップS109:Yes)、処理を終了する。
(ステップS110)
システム制御部192は、ステップS102において、厚紙以外が設定された場合、設定された厚紙以外の用紙111を搬送させる。
この場合、システム制御部192は、ステップS103での手順と同様に、搬送ローラー制御部189に対し厚紙以外の用紙111を搬送させる。すなわち、システム制御部192は、搬送ローラー部151を順方向(用紙111を搬送路150aに沿って矢印a方向に搬送する方向)に駆動し、給紙ローラー113により共有搬送路110aに送り出された給紙カセット112からの用紙111を、プリンター部120側に搬送させる。
また、システム制御部192は、プリンター部120でトナー画像の転写が行われ、さらに定着部130でトナー画像が定着された用紙111を搬送ローラー部152〜153により搬送路150aに沿って矢印a方向に搬送させ、搬送ローラー部154により排紙トレイ161に排出させる。
システム制御部192は、ステップS102において、厚紙以外が設定された場合、設定された厚紙以外の用紙111を搬送させる。
この場合、システム制御部192は、ステップS103での手順と同様に、搬送ローラー制御部189に対し厚紙以外の用紙111を搬送させる。すなわち、システム制御部192は、搬送ローラー部151を順方向(用紙111を搬送路150aに沿って矢印a方向に搬送する方向)に駆動し、給紙ローラー113により共有搬送路110aに送り出された給紙カセット112からの用紙111を、プリンター部120側に搬送させる。
また、システム制御部192は、プリンター部120でトナー画像の転写が行われ、さらに定着部130でトナー画像が定着された用紙111を搬送ローラー部152〜153により搬送路150aに沿って矢印a方向に搬送させ、搬送ローラー部154により排紙トレイ161に排出させる。
(ステップS111)
システム制御部192は、印刷が終了したかどうかを判断する。この場合、システム制御部192は、プリンター制御部182からの印刷終了の通知がなければ印刷が終了していないと判断し(ステップS111:No)、ステップS110に移行する。
これに対し、システム制御部192は、プリンター制御部182からの印刷終了の通知を受け取ると、印刷が終了したと判断し(ステップS111:Yes)、処理を終了する。
システム制御部192は、印刷が終了したかどうかを判断する。この場合、システム制御部192は、プリンター制御部182からの印刷終了の通知がなければ印刷が終了していないと判断し(ステップS111:No)、ステップS110に移行する。
これに対し、システム制御部192は、プリンター制御部182からの印刷終了の通知を受け取ると、印刷が終了したと判断し(ステップS111:Yes)、処理を終了する。
なお、システム制御部192は、ステップS107において、カール度合いが高いと判断した場合、加圧調整機構部132aに対し、定着部130の加圧ローラー132による加圧力を変更させてもよい。
この場合、定着部130で発生する用紙111のカールは、上述したように、加熱ローラー131による加熱により水分が蒸発することによっての縮みが原因である。また、MFP100の周囲が多湿であれば、用紙111に含まれる水分が多くなり、水分の蒸発と共に、縮みがさらに大きくなる。また、加圧ローラー132による用紙111に対しての加圧力が高ければ、カール度合いが助長される。そこで、システム制御部192は、ステップS107において、カール度合いが高くなると判断した場合、加圧調整機構部132aに対し、定着部130の加圧ローラー132による加圧力を弱めるように変更させる。具体的には、システム制御部192は、加圧調整機構部132aに対し、加圧ローラー132と加熱ローラー131との間のニップの長さを短くする方向に加圧ローラー132を移動させる。
これにより、2枚目以降の用紙111に対しては、定着部130の加圧ローラー132による加圧力が弱められているため、加圧ローラー132による加圧によってのカール度合いの助長を抑制でき、定着部130を通過した用紙111のカール度合いを1枚目の用紙111に比べて小さくできる。また、用紙111のカール度合いを小さくできることで、用紙111を搬送路150aから搬送路150bに移動させて再度定着部130を通過させるシステム制御部192によるデカール処理を少なくでき、印刷処理の速度向上を図ることができる。
また、システム制御部192は、ステップS107において、カール度合いが高くなると判断した場合、湿度検出センサー140による湿度及び温度検出センサー141による温度に応じ、加圧調整機構部132aに対して定着部130の加圧ローラー132による加圧力を変更させてもよい。この場合、加圧ローラー132による加圧によってのカール度合いの助長の抑制が適切に行われる。そして、2枚目以降の用紙111に対しては、システム制御部192によるデカール処理をさらに少なくでき、印刷処理の速度向上をさらに図ることができる。
このように、本実施形態では、システム制御部192により、片面印刷が設定され、さらに普通紙より厚い用紙タイプ(たとえば重3の厚紙)が設定された際、湿度検出センサー140による湿度及び温度検出センサー141による温度が一定値以上の場合、用紙111の表裏を反転させてプリンター部120及び定着部130を通過させた後に用紙111を排出させるので、簡単な構成でサンプル用紙の出力を要することなく適切な用紙変形の補正を行うことができる。
また、本実施形態では、片面印刷が設定され、さらに普通紙より厚い用紙タイプ(たとえば重3の厚紙)が設定された場合であっても、湿度検出センサー140による湿度及び温度検出センサー141による温度が一定値未満である場合、システム制御部192がカール度合いが高くならないと判断することで、デカール処理を省くことができ、印刷処理の速度向上を図ることができる。
また、本実施形態では、湿度検出センサー140による湿度及び温度検出センサー141による温度に応じてデカール処理(両面印刷と同様に用紙111を搬送させる)を行うので、従来のような加湿処理を行う加湿機構が不要となり、構成を簡素化できる。
なお、本実施形態では、システム制御部192により、片面印刷が設定された場合であっても、普通紙より厚い用紙タイプ(たとえば重3の厚紙)が設定された場合、湿度検出センサー140及び温度検出センサー141が検出した湿度及び温度が共に一定値以上であるとき、用紙111のカール度合いが高くなると判断し、デカール処理を行う場合として説明した。これに限らず、システム制御部192は、湿度検出センサー140の湿度のみが一定値以上である場合、デカール処理を行ってもよい。
これは、定着部130で発生する用紙111のカールは、上述したように、加熱ローラー131による加熱により水分が蒸発することによっての縮みが原因である。また、MFP100の周囲が多湿であれば、用紙111に含まれる水分が多くなり、水分の蒸発と共に、縮みがさらに大きくなる。このことを考慮すると、湿度検出センサー140の湿度のみに基づいてデカール処理を実行しても用紙変形の補正に有効を行うことができる。
100 MFP
101 本体
110 給紙部
110a 共有搬送路
111 用紙
112 給紙カセット
113 給紙ローラー
120 プリンター部
125a〜125d 1次転写ローラー
126 駆動ローラー
127 従動ローラー
128 中間転写ベルト
129 2次転写ローラー
130 定着部
131 加熱ローラー
131a 熱源
132 加圧ローラー
132a 加圧調整機構部
140 湿度検出センサー
141 温度検出センサー
150 搬送部
150a、150b 搬送路
151〜158 搬送ローラー部
160 用紙給紙部
161 排紙トレイ
170 スキャナー部
171 FAX部
172 I/F
173 パネル部
174 HDD
180 制御部
181 スキャナー制御部
182 プリンター制御部
183 FAX制御部
184 通信制御部
185 RAM
186 ROM
187 画像処理部
188 センサー制御部
189 搬送ローラー制御部
190 パネル操作制御部
191 HDD制御部
192 システム制御部
193 データバス
101 本体
110 給紙部
110a 共有搬送路
111 用紙
112 給紙カセット
113 給紙ローラー
120 プリンター部
125a〜125d 1次転写ローラー
126 駆動ローラー
127 従動ローラー
128 中間転写ベルト
129 2次転写ローラー
130 定着部
131 加熱ローラー
131a 熱源
132 加圧ローラー
132a 加圧調整機構部
140 湿度検出センサー
141 温度検出センサー
150 搬送部
150a、150b 搬送路
151〜158 搬送ローラー部
160 用紙給紙部
161 排紙トレイ
170 スキャナー部
171 FAX部
172 I/F
173 パネル部
174 HDD
180 制御部
181 スキャナー制御部
182 プリンター制御部
183 FAX制御部
184 通信制御部
185 RAM
186 ROM
187 画像処理部
188 センサー制御部
189 搬送ローラー制御部
190 パネル操作制御部
191 HDD制御部
192 システム制御部
193 データバス
Claims (6)
- トナー画像を用紙に転写するプリンター部と、
加熱及び加圧により前記トナー画像を前記用紙に定着させる定着部と、
湿度を検出する湿度検出センサーと、
片面印刷が設定された場合は前記定着部でトナー画像が定着された前記用紙を排出し、両面印刷が設定され場合は前記定着部でトナー画像が定着された前記用紙の表裏を反転させて前記プリンター部による前記トナー画像の転写と前記定着部による前記トナー画像の定着とを行わせるシステム制御部とを備え、
前記システム制御部は、
前記片面印刷が設定され、さらに普通紙より厚い用紙タイプが設定された際、前記湿度検出センサーにより検出された湿度が一定値以上の場合、前記用紙の表裏を反転させて前記プリンター部及び前記定着部を通過させた後に前記用紙を排出する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 温度を検出する温度検出センサーを備え、
前記システム制御部は、前記温度検出センサーにより検出された温度が一定値以上の場合、前記用紙の表裏を反転させて前記プリンター部及び前記定着部を通過させた後に前記用紙を排出する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記システム制御部は、前記湿度検出センサーにより検出された湿度が一定値以上の場合、前記定着部による加圧力を弱めるように変更させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記システム制御部は、前記温度検出センサーにより検出された温度が一定値以上の場合、前記定着部による加圧力を弱めるように変更させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記システム制御部は、前記湿度検出センサーにより検出された湿度が一定値以上の場合、前記値に応じて前記定着部による加圧力を弱めるように変更させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記システム制御部は、前記温度検出センサーにより検出された温度が一定値以上の場合、前記値に応じて前記定着部による加圧力を弱めるように変更させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016040375A JP2017156583A (ja) | 2016-03-02 | 2016-03-02 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016040375A JP2017156583A (ja) | 2016-03-02 | 2016-03-02 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017156583A true JP2017156583A (ja) | 2017-09-07 |
Family
ID=59808744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016040375A Pending JP2017156583A (ja) | 2016-03-02 | 2016-03-02 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017156583A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7562996B2 (ja) | 2020-06-12 | 2024-10-08 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2016
- 2016-03-02 JP JP2016040375A patent/JP2017156583A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7562996B2 (ja) | 2020-06-12 | 2024-10-08 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
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