JP2017031214A - 医薬組成物およびその局所使用 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明者らは、驚くべきことに、脂肪細胞からの分泌物を含む脂肪組織由来細胞からの分泌物が、多様な非炎症性の状態を改善するため、毛、羊毛および毛皮の成長を刺激するため、ならびにざ瘡の治療または予防のために有効であることを明らかにした。
【選択図】なし
Description
(i)ウシ科動物脂肪組織の試料をタンパク質分解酵素溶液に曝露して、細胞懸濁液を生成する工程;
(ii)細胞の懸濁液を遠心分離して、細胞ペレット、脂肪細胞を含む浮遊細胞層の上側の遊離脂質層、ならびに、細胞ペレットおよび浮遊細胞層と比べて細胞が欠乏している、細胞ペレットと浮遊細胞層の間の中間層を形成する工程;
(iii)遊離脂質層および中間層を除去する工程;
(iv)任意選択により、脂肪細胞を含む浮遊細胞層の一部または実質的に全てを除去する工程;
(v)細胞ペレットを、脂肪細胞を含む浮遊細胞層が存在する場合、該浮遊細胞層と混合して、脂肪細胞を含んでも含まなくてもよい脂肪組織由来細胞懸濁液を形成する工程;
(vi)細胞懸濁液を適切な条件下で培養する工程;
(vii)細胞培養物の上澄みを採取して、ウシ科動物脂肪組織由来分泌物を含む組成物を形成する工程
を含む、ウシ科動物脂肪組織由来分泌物を調製する方法が提供される。
本発明の好ましい形態を、添付の図面を参照して以下に説明する。
利便性のために、本明細書に使用される以下の略語を下記に提示する。
DMEM ダルベッコー修飾イーグル培地
RPMI ロズウェルパーク記念研究所の培地
SVC 間質血管細胞
本発明の文脈において、「脂肪組織由来分泌物」を含む組成物への言及は、脂肪組織の細胞から放出された一つ以上の因子を含む組成物を意味すると理解される。分泌物を含む組成物の調製に使用される材料は、脂肪細胞を含んでも、脂肪細胞を実質的に含まなくてもよい。
以下、本発明を、例示の目的のみで含まれる以下の例を参照して、より詳細に説明する。
本発明者は、脂肪組織由来分泌物およびその医薬組成物がざ瘡の治療に有効であることを明らかにした。ざ瘡は、典型的には、死んだ皮膚細胞および/または皮脂の蓄積によって生じうる、皮膚の小胞、孔または皮脂腺の封鎖の結果として生じる。これは、自然発生共生細菌プロピオニバクテリウムアクネス(Propionibacterium acnes)または表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)などによる、封鎖小胞、孔または腺における細菌コロニー形成によって悪化しうる。
脂肪組織は、ヒト脂肪組織または哺乳類動物の脂肪組織でありうる。ヒトまたは動物は、生体または死体でありうるが、好ましくは、脂肪組織内に未だ脂肪細胞が生存していることが条件である。脂肪組織は、成熟した動物または若い動物から取り出されたものでありうる。特定の実施形態において、動物は、イヌ科もしくはイエネコなどの愛玩動物、または労働用の動物である。他の特定の実施形態において、哺乳動物は、ウマ科(ウマ、ロバ(donkey)、ロバ(ass)を含む)、ウシ科(ウシおよびスイギュウを含む)、ヒツジ属、ヤギ属、ブタおよびラクダ科(ラクダ、ラマ、アルパカなどを含む)などの農場用動物、繁殖用動物または競走用動物である。他の実施形態において、動物は、齧歯類などの研究用動物である。他の実施形態において、動物は、ネコ科構成メンバー、イヌ科構成メンバー、齧歯目構成メンバー、またはクジラ目、奇蹄目、偶蹄目、管歯目、イワダヌキ目、カイギュウ目もしくは長鼻目のうちの一つの構成メンバーなどの動物園の動物である。好ましい実施形態において、脂肪組織は、ウシ科の動物またはブタのものである。
脂肪組織由来細胞分泌物、したがってそのような分泌物を含む組成物は、好ましくは、最初に脂肪組織由来細胞懸濁液を得ること、または調製することによって調製される。細胞懸濁液は、脂肪細胞を含んでも、脂肪細胞を実質的に含まなくてもよい。脂肪組織由来分泌物を調製する目的の細胞懸濁液は、細胞懸濁液が、遠心分離した後の脂肪細胞画分の除去などで出発材料と比較して脂肪細胞の有意な欠乏を有する場合、脂肪細胞を実質的に含まないことが本明細書において理解される。脂肪細胞を実質的に含まないことは、細胞懸濁液と関連して使用されるとき、脂肪細胞の完全な不在を含むこと、また、材料における脂肪細胞の最小限の保持が生じる状況を含むことが理解される。
本発明者らは、驚くべきことに、ウシ科動物供給源から、特にウシ科動物の尾基部組織からの脂肪組織由来細胞懸濁液の調製は、ヒト、イヌ科、ウマ科、マウスおよびラットなどの他の多数の脂肪組織供給源に適した標準的な方法に対して抵抗性があることを見出した。したがって、本発明の適用は、ウシ科動物脂肪由来細胞分泌物を利用する限り、最適には、ウシ科動物脂肪組織由来細胞懸濁液を調製する方法であって、
- ウシ科動物脂肪組織の試料をタンパク質分解酵素溶液に曝露して、細胞懸濁液を生成する工程;
- 細胞の懸濁液を遠心分離して、細胞ペレット、脂肪細胞を含む浮遊細胞層の上側の遊離脂質層、ならびに、細胞ペレットおよび浮遊細胞層と比べて細胞が欠乏している、細胞ペレットと浮遊細胞層の間の中間層を形成する工程;
- 遊離脂質層および中間層を除去する工程;
- 任意選択により、脂肪細胞を含む浮遊細胞層の一部または実質的に全てを除去する工程;
- 細胞ペレットを、浮遊細胞層が存在する場合、該浮遊細胞層と混合して、脂肪細胞を含んでも含まなくてもよい脂肪組織由来細胞懸濁液を形成する工程
を含む方法も用いる。
脂肪組織由来細胞の分泌物を含む組成物は、脂肪細胞を含んでも、含まなくてもよい脂肪組織由来細胞懸濁液から適切な方法により調製することができる。本明細書において示されているように、脂肪組織由来細胞懸濁液の調製の際に形成される液体成分は、典型的には脂肪組織由来分泌物を含み、これは、そのような分泌物を含む組成物の一実施形態を代表している。この形態では、脂肪組織由来分泌物を含む組成物を、脂肪組織由来材料の遠心分離後の細胞ペレットと浮遊細胞層の間の中間液層の収集などにより、細胞懸濁液の調製の任意の適切な段階で収集することができる。この実施形態において、分泌物を含む収集された材料は、脂肪細胞を含んでも、含まなくてもよい。
本発明の態様において、脂肪組織細胞の分泌物を含有する脂肪組織由来組成物は、局所使用の医薬組成物の調製に使用される。一つの態様によると、本発明は、対象の非炎症性疾患の治療における局所使用の医薬組成物の調製のために、脂肪組織由来分泌物を含む組成物を提供する。別の態様において、本発明は、対象の毛、羊毛または毛皮の成長の刺激における局所使用の医薬組成物の調製のために、脂肪組織由来分泌物を含む組成物を提供する。別の態様において、本発明は、ざ瘡または一つ以上のその症状の治療または予防における局所使用の医薬組成物の調製のために、脂肪組織由来分泌物を含む組成物を提供する。典型的には、医薬組成物は、一つ以上の薬学的に許容される媒体、希釈剤、賦形剤または佐剤も含む。更なる態様によると、本発明は、脂肪組織由来分泌物を、薬学的に許容される媒体、希釈剤、賦形剤または佐剤と一緒に含む医薬組成物を提供する。特定の実施形態において、脂肪組織由来分泌物を含む組成物は、脂肪細胞を更に含む。
10gの脂肪組織試料を、成長したイヌの鼠径部から切除して収集した。脂肪組織を食塩水ですすぎ、次にはさみを使用して細かく切り刻み、20mlのダルベッコー修飾イーグル培地(DMEM, Sigma)と混合した。コラゲナーゼ(Sigma)を加えて、0.05%w/vの最終濃度を得、試料を37℃で90分間インキュベートした。インキュベーションの際に、試料を15分毎に手作業により緩やかに反転した。
10gのイヌ科動物脂肪組織試料を、はさみの使用により細かく切り刻み、次に5mlのDMEMと混合した。イヌ科動物自家血清を滅菌濾過し、1mlの量を、刻んだ組織の混合物に加えた。
10gの脂肪組織試料を、ウマの尾基部から切除して収集した。脂肪組織を食塩水ですすぎ、次にはさみを使用して、およそ5mmの直径の片に大まかに切り刻み、20mlのダルベッコー修飾イーグル培地(DMEM, Sigma)と混合した。コラゲナーゼ(Sigma)を加えて、0.05%[w/v]の最終濃度を生じ、試料を37℃で30分間インキュベートした。30分の終了時に、脂肪組織は部分的に消化され、部分的に消化された脂肪粒子、遊離間質血管細胞(SVC)および遊離脂肪細胞の混合物から構成された。
浮遊細胞およびペレット化細胞を10mlのDMEMに穏やかに再懸濁し、300mlの組織培養フラスコに移した。30mlの量のDMEMおよび10mlの自家滅菌血清を加え、次にフラスコを5%CO2により37℃でインキュベートした。フラスコを顕微鏡法により毎日検査した。細胞は3〜6日間で結合し、線維芽細胞のような外観になった。
6日後、上澄みを採取し、懸濁されている脂肪組織および細胞を20ミクロンメッシュの濾過により除去した。溶液を0.22ミクロンフィルターで滅菌濾過し、次に10mlのバイアルに無菌分配し、-20℃で凍結保存した。
4mlの量の脂肪細胞および脂肪由来非脂肪細胞を実施例1に記載されたとおりに調製した。イヌ科動物自家血清を滅菌濾過し、1mlの量を細胞混合物に加えた。
10gの脂肪組織試料を、イヌの鼠径部から切除して収集した。脂肪組織を食塩水ですすぎ、次にはさみを使用して細かく切り刻み、20mlのダルベッコー修飾イーグル培地(DMEM, Sigma)と混合した。コラゲナーゼ(Sigma)を加えて、0.05%v/vの最終濃度にして、試料を37℃で90分間インキュベートした。試料を15分毎に手作業により緩やかに反転した。
ヒト、イヌ科動物、イエネコ、ユキヒョウ、ウマ科動物、ラットおよびマウスの脂肪組織は、通常の濃度(0.02%または0.05%)のコラゲナーゼで全て消化された。上記に記載されたものなどの脂肪組織由来細胞を調製する標準的な方法(切り刻み、およびコラゲナーゼ消化)の使用は、ウシ科動物組織に適用されたとき、成功しなかった。本発明者は、最初に0.02%v/vのコラゲナーゼによる消化を試み、これは、ヒト、イヌ科動物およびウマ科動物の脂肪組織において成功裏に使用できる濃度である。これは成功しなかった。消化時間を増加し、消化混合物の振とうを導入した。このことは、刻まれた組織が一つの円形固体塊を形成するという結果をもたらした。コラゲナーゼ濃度を0.1%に増加し、依然として組織は消化されなかった。驚くべきことに、0.25%v/vのコラゲナーゼの濃度が使用され、混合物が2時間消化されるまでは、組織は消化されなかった。
脂肪組織の調製
10gの脂肪組織試料を、2歳の雄牛の尾基部から切除して収集した。脂肪組織を食塩水ですすぎ、次にはさみを使用して細かく切り刻み、20mlのダルベッコー修飾イーグル培地(DMEM, Sigma)と混合した。コラゲナーゼ(Sigma)を加えて、0.25%[w/v]の最終濃度を生じ、試料を37℃で120分間インキュベートした。
浮遊細胞およびペレット化細胞を10mlのDMEMに穏やかに再懸濁し、300mlの組織培養フラスコに移した。30mlの量のDMEMおよび10mlの自家滅菌血清を加え、次にフラスコを5%CO2により37℃でインキュベートした。フラスコを顕微鏡法により毎日検査した。細胞は3〜6日間で結合し、線維芽細胞のような外観になった。結合細胞は、5〜10日間でコンフルエントになった。
細胞がフラスコの底部でコンフルエントになったら、上澄みを採取し、懸濁脂肪組織および細胞を20ミクロンメッシュの濾過により除去した。溶液を0.22ミクロンフィルターで滅菌濾過し、次に10mlのバイアルに無菌分配し、-20℃で凍結保存した。
ウシ科動物脂肪組織を、実施例7に記載されたように収集し、処理し、組織培養フラスコに入れた。
脂肪組織の調製
10gの脂肪組織試料を、2歳の雄牛の尾基部から切除して収集した。脂肪組織を食塩水ですすぎ、次にはさみを使用して細かく切り刻み、20mlのダルベッコー修飾イーグル培地(DMEM, Sigma)と混合した。コラゲナーゼ(Sigma)を加えて、0.25%[w/v]の最終濃度を生じ、試料を37℃で180分間インキュベートした。
ペレット化細胞を10mlのDMEMに穏やかに再懸濁し、300mlの組織培養フラスコに移した。30mlの量のDMEMおよび10mlの自家滅菌血清を加え、次にフラスコを5%CO2により37℃でインキュベートした。フラスコを顕微鏡法により毎日検査した。細胞は3〜6日間で結合し、線維芽細胞のような外観になった。結合細胞は、5〜10日間でコンフルエントになった。
細胞がフラスコの底部でコンフルエントになったら、上澄みを採取し、細胞を20ミクロンメッシュの濾過により除去した。溶液を0.22ミクロンフィルターで滅菌濾過し、次に10mlのバイアルに無菌分配し、-20℃で凍結保存した。
本明細書の実施例1〜9は、とりわけ、懸濁液が脂肪細胞を含んでも、含まなくてもよい、脂肪組織由来細胞懸濁液の調製、および脂肪組織の分泌物を含む細胞無含有抽出物の調製(例えば実施例2)を記載する。これらの細胞懸濁液の調製の過程において、方法は、部分的または完全に消化されていても、いなくてもよい脂肪組織を、液体、典型的には実施例のDMEMに曝露することを含むことができる。その曝露の間、脂肪細胞を含む脂肪組織由来細胞は、因子を液体に分泌する。脂肪組織由来細胞懸濁液の調製の過程において、DMEMなどの液相を、脂肪組織由来分泌物を含む組成物として記載することができる。
イヌ科動物への脂肪組織由来分泌物の投与は、動物における毛再成長の加速をもたらした。血縁関係のある二匹のリッジバックは、肩に剃毛された部分を有した。一方のイヌは、左側の部分に1日2回局所適用された実施例7の記載のように生成されたウシ科動物分泌物を有し、一方、右側の部分は治療を受けなかった。他方のイヌは、剃毛された一つの部分を有し、治療を受けなかった。部分を定期的に撮影した。2週間経過すると、治療部分は、元の毛の75%が成長した(図1の左側パネル)。同じイヌの未治療部分は、およそ20%の再成長であった(図1の右側パネル)。未治療イヌの部分は、5%の再成長であった(図示せず)。
ウシ科動物脂肪組織の分泌物を、実施例7に記載されたとおりに調製した。分泌物を等量のAqueous Base Cream BPと混合し、プラスチックポットに分注し、使用するまで4℃で保存した。ポットのクリームを、一連の局所適用を試用してもらうために人々に提供した。以下の記載は、組成物が多様な患者により使用された方法、治療された状態、および結果を、患者が記載したとおりに例示している。
クリームを試用する機会を頂き感謝する。クリームを2つの領域に適用した。
1.顔面の瘢痕-(2年間の瘢痕)
2.足底いぼ-(少なくとも5年間)
1.顔面の瘢痕
試用の開始:2010年11月
クリームを毎日瘢痕に直接適用した。
第一週目-顕著な改善なし。
第二週目-瘢痕は腫れが少なくなったように思われる。
第三週目-引き続き腫れが少なくなった/薄れていくように思われる。
第四週目-2011年1月まで-更なる改善なし。
2.足底のいぼ
試用の開始:2010年11月
クリームを毎晩足底のいぼに直接適用した。
最初の四週間-顕著な改善なし。
第四週目-いぼの外観に顕著な変化。
第四週目から1月11日まで-日々改善していった-いぼの完全な消滅をもたらした。
クリームを腕の手術痕に試した。瘢痕の半分に1日2回、およそ3週間適用し、治療しなかった半分と比較して、瘢痕の治癒に観察可能な差があった。
治療した瘢痕の半分は、未治療部分の深紅よりも薄い均一の色を示した。変化は、治療の数日後に認められた。
ウシ科動物分泌物クリームは、日焼けに対して迅速で肯定的な効果を有した。
日焼けは、顔面、前腕および脛において中程度(著しい皮膚の赤みおよび痛み)であった。クリームを、日光にあたった後(日光にあたったおよそ1.5時間および5時間後)に、顔面および前腕に毎晩2回適用した。クリームの2回目の適用は、就寝の直前であった。皮膚を水で洗浄したが、石鹸または非石鹸洗浄剤は使用しなかった。
いかなる種類のクリームも日焼けした脛の皮膚に適用しなかった。
腕および顔面の日焼けは、最初の適用の2時間後に痛みが著しく少なくなった。翌朝まで(2回の適用の後)、顔面および腕は、ほぼ痛みがなくなった。40℃のシャワーでも腕および顔面には痛みがほとんどなかったが、未治療の脛は、相当な痛みがあった。
クリームの3回目の適用を朝(日光にあたった16時間後)に顔面および腕に行った。痛みはなくなり、赤みは、極めて著しく低減した。未治療の脛では、皮膚は依然として赤色/ピンク色であり、痛みがあった。
これが、私のクリームの体験談である。
主な観察:妻と私の両方ともクリームを蚊に刺された跡に付け、約10分以内に痒みが消えた。同じ日にクリームを更に2回適用すると、刺された跡は1日で消滅した。私はこれを3回行い、妻は1回行った。他の未治療の蚊に刺された跡は、痒みが数日間残った。
クリームを蚊に刺された跡に適用し、痒みは10分以内に消滅した。クリームの2回目の適用の後、刺された跡は治癒し、更なる痒みはなかった。同時に、他の蚊に刺された跡を1%Dermaid Creamで治療し、Dermaid Creamがウシ科動物分泌物クリームほど有効ではなかったことを観察した。
50歳の女性。クリームを顔に毎日適用した。4週間後、しわがあまり目立たなくなった。他の人は6週間後に私の外観についてコメントするようになりました。
ウシ科動物細胞分泌物クリームを足白癬の患者に与え、この患者は一定期間にわたって自身により適用した。治療に関する患者の報告は、以下のとおりである。
左足の小指の間の足白癬を治療するために、ウシ科動物細胞分泌物クリームを試用した。足白癬は、12か月間にわたって治癒することが極めて難しかった薄片状皮膚であった。最近はその状態を治療していなかった。クリームを罹患領域に約1週間にわたって毎晩すりつけた。クリームの適用を止めた約1週間後、薄片状皮膚があまり目立たなくなり、かゆくなくなったことに気が付いた。更に1週間後(更なるクリームの適用はなかった)、痒みおよび薄片状皮膚はなくなり、6か月間再発しなかった。
13歳の娘の日焼けに関し、彼女には胸および肩の周りに特に赤みのある日焼けがあった。皮膚が直ぐに剥がれ落ちるほど悪化していると思われた。ウシ科動物細胞分泌物クリームをその晩に適用した。朝には赤みは低減しており、その朝にクリームを再び適用した。24時間以内に赤みは目に見えて低減し、皮膚には目立った水疱または剥皮がなかった。クリームを更にもう1回適用したと思う。副作用はなかった。
この実施例は、ざ瘡の治療におけるウシ科動物脂肪組織由来分泌物の効能を示す。
ウシ科動物脂肪組織由来分泌物(本明細書では以降「CellFree」ともいう)のバッチ(バッチ番号CFB-3A)を実施例7に詳述されたように生成した。このCellFreeを滅菌濾過し、次にBTFでT175組織培養フラスコにおいて凍結乾燥した。100mLのCFB-3Aを、2×T175に入れ、次に各フラスコを10mLの滅菌水で再構成した。次に10倍濃縮物を、下記のようにPD10カラムで濾過した。
1.アジ化ナトリウムをPD10の最上部から傾けて出す。
2.PD10の底部から端部を切り落とす。
3.PBS20mLをPD10の最上部に加え、中を通して排出させる。
4.濃縮CellFree2.5mLをPD10の最上部に加える。
5.全ての液体をPD10の最上部にあるフリットに通す。
6.PBS3.5mLを加え、収集管をPD10の先端に備え付けて、脱塩濃縮CellFreeを収集する。
これは、支給された試験記録フォームを毎日記入することが求められる21日間の試験であること。
1〜7日目にはクリームを適用しないこと。
8〜21日目には、クリームを1日2回適用する必要があること。
- 21日間の全体にわたって現在の皮膚治療習慣を続けること。
- 以下の1〜6のスコアを使用して、毎日1回皮膚を評価すること。
- ざ瘡クリームを試用している間の皮膚に関する他の観察を記録すること。考えられる考察のリストが以下に含まれている。
- 裏面の表を皮膚の評価に使用すること。
- スコアは、毎日ほぼ同じ時間に記録すること。
- このフォームの末尾に提供されている行を使用して、現在のスキンケア習慣を記入すること。例えば、清浄、処方薬剤、または薬局もしくはスーパーマーケットで得た治療剤。
1.きれいである。炎症性病変(赤色隆起、白色もしくは黄色「圧搾可能」おでき)または非炎症性病変(黒色面皰もしくは白色面皰)がないことを示す。
2.皮膚に幾つかの散在する黒色面皰および白色面皰、ならびにべとつき。
3.顔面の四分の一にわたる30〜40個の小さな赤色隆起、黒色面皰および白色面皰。
4.顔面の約半分に小さな赤色隆起、黒色面皰および表層性の白色または黄色「圧搾可能」おできを有する。
5.顔面の四分の三に多数の黒色面皰および白色または黄色「圧搾可能」おできを伴う。
6.顔面の大部分が大きな炎症性赤色隆起および/または黒色面皰、白色面皰、または白色もしくは黄色「圧搾可能」おできに罹患している。
1.赤み
2.痒み
3.皮膚が硬くなる
4.皮膚が滑らかになる
5.皮膚が軟らかくなる
6.適用箇所がチクチクする感覚
7.変色
8.変化なし
上記の表および図2にグラフで示されているように、ざ瘡試験の結果は、ウシ科動物脂肪組織由来分泌物を含む組成物を投与した後、個別の試験参加者のざ瘡に改善を示すことが明確である。
Claims (22)
- 対象の非炎症性疾患の局所治療のための医薬の製造における、脂肪組織由来分泌物を含む組成物の使用。
- 対象の毛、毛皮または羊毛の成長を刺激する局所使用のための医薬の製造における脂肪組織由来分泌物の使用。
- 対象のざ瘡の局所治療または予防のための医薬の製造における、脂肪組織由来分泌物を含む組成物の使用。
- 脂肪組織由来分泌物がウシ科動物由来またはブタ由来のものである、請求項1から3のいずれか一項に記載の使用。
- 脂肪組織由来分泌物を含む組成物が、脂肪細胞を更に含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の使用。
- 非炎症性疾患が、前記対象における以下の状態(i)乾燥肌、(ii)皮膚の痒み、(iii)虫刺され、(iv)日焼け、(v)皮膚のしわ、(vi)薄皮、(vii)皮膚のひび割れ、(viii)昆虫刺傷、(ix)瘢痕化、(x)伸展裂創、(xi)日焼けによるしみ、(xii)加齢によるしみ、(xiii)肝班、(xiv)眼の周りの腫れおよび/またはくま、(xv)足白癬、(xvi)いぼの一つ以上に関連し、前記治療が前記状態の一つ以上を緩和する、請求項1に記載の使用。
- 対象が、(i)手術関連の脱毛、(ii)化学療法関連の脱毛、(iii)放射線曝露関連の脱毛、(iv)脱毛症、(v)男性型脱毛症、(vi)女性型脱毛症の一つ以上を有する、請求項2に記載の使用。
- 対象が青年である、請求項3に記載の使用。
- 薬学的に許容される媒体または希釈剤と共に脂肪組織由来分泌物を含む医薬組成物を対象に局所投与することを含む、対象の非炎症性疾患を治療する方法。
- 薬学的に許容される媒体または希釈剤と共に脂肪組織由来分泌物を含む医薬組成物を対象に局所投与することを含む、対象の毛、羊毛または毛皮の成長を刺激する方法。
- 薬学的に許容される媒体または希釈剤と共に脂肪組織由来分泌物を含む医薬組成物を対象に局所投与することを含む、対象のざ瘡を治療または予防する方法。
- 対象が青年である、請求項11に記載の方法。
- 対象が、臨床的に関連するざ瘡を有する、請求項11に記載の方法。
- 脂肪組織由来分泌物がウシ科動物由来またはブタ由来のものである、請求項9から13のいずれか一項に記載の方法。
- 脂肪組織由来分泌物を含む組成物が、脂肪細胞を更に含む、請求項9から14のいずれか一項に記載の方法。
- (i)ウシ科動物脂肪組織の試料をタンパク質分解酵素溶液に曝露して、細胞懸濁液を生成する工程;
(ii)細胞の懸濁液を遠心分離して、細胞ペレット、脂肪細胞を含む浮遊細胞層の上側の遊離脂質層、ならびに、細胞ペレットおよび浮遊細胞層と比べて細胞が欠乏している、細胞ペレットと浮遊細胞層の間の中間層を形成する工程;
(iii)遊離脂質層および中間層を除去する工程;
(iv)任意選択により、脂肪細胞を含む浮遊細胞層の一部または実質的に全てを除去する工程;
(v)細胞ペレットを、脂肪細胞を含む浮遊細胞層が存在する場合、該浮遊細胞層と混合して、脂肪細胞を含んでも含まなくてもよい脂肪組織由来細胞懸濁液を形成する工程;
(vi)細胞懸濁液を適切な条件下で培養する工程;
(vii)細胞培養物の上澄みを採取して、ウシ科動物脂肪組織由来分泌物を含む組成物を形成する工程
を含む、ウシ科動物脂肪組織由来分泌物を調製する方法。 - タンパク質分解酵素溶液が、コラゲナーゼを約0.25%w/vの最終濃度で含む、請求項16に記載の方法。
- 細胞懸濁液の培養が、(i)接着細胞培養物を培養すること、または(ii)撹拌培養物を培養することを含む、請求項16に記載の方法。
- 採取された上澄みが脂肪細胞を含む、請求項16に記載の方法。
- 前記接着細胞培養物がコンフルエントな細胞培養物である、請求項18に記載の方法。
- 前記ウシ科動物脂肪組織由来分泌物を凍結乾燥することを更に含む、請求項16に記載の方法。
- 前記凍結乾燥した材料を再水和することを更に含む、請求項21に記載の方法。
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