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JP2017095108A - スパウト付き袋の殺菌方法及び装置並びにスパウト付き袋の無菌充填方法及び装置 - Google Patents

スパウト付き袋の殺菌方法及び装置並びにスパウト付き袋の無菌充填方法及び装置 Download PDF

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JP2017095108A JP2015225710A JP2015225710A JP2017095108A JP 2017095108 A JP2017095108 A JP 2017095108A JP 2015225710 A JP2015225710 A JP 2015225710A JP 2015225710 A JP2015225710 A JP 2015225710A JP 2017095108 A JP2017095108 A JP 2017095108A
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Abstract

【課題】無菌のスパウト付き袋及び無菌の袋詰め製品を効率よく製造する。
【解決手段】未封状態のスパウト(2)が袋本体(1)に取り付けられてなる多数のスパウト付き袋を、スパウト(2)を把持するグリッパ(4)により支持しつつ搬送し、搬送中のスパウト付き袋に対しスパウト(2)の内容物充填方向(a)と内容物注出方向(b)の二方向から電子線を照射することによってスパウト(2)及び袋本体(1)を殺菌するスパウト付き袋の殺菌方法である。
【選択図】図3

Description

本発明は、スパウト付き袋の殺菌方法及び装置並びにスパウト付き袋の無菌充填方法及び装置に関する。
袋は、リクローズ性、携帯性、使用後の減容化等に優れていることから、液状飲料、ゼリー状飲料、流動食品等の無菌包装に適する。
従来、飲料等を袋に無菌充填するには、例えば特許文献1に記載されるような方法が採られる。
まず、袋が合成樹脂等で出来たシートをヒートシール等することによって作られる。この袋の一部は、中身である内容物の充填口とするために未シール部とされる。製袋された袋は、多数のものが集積されて外装体内に詰め込まれ、密封される。そして、外装体の全体にガンマ線が照射され、袋の内外面を含む外装体内の全体が殺菌処理される。
その後、外装体があらかじめ殺菌処理された無菌包装機のチャンバー内に取り込まれ、外装体が開封され、外装体から袋が取り出され、袋が一枚ずつターレットの旋回アームにセットされる。この外装体の開封から旋回アームへの袋のセットは、チャンバーに取り付けられた手袋を介するオペレーターの操作によって行われる。
旋回アームはチャンバー内で自動的に旋回運動が可能であり、その旋回円の回りには、袋の未シール部を開く開口手段、開口手段により開けられた開口から飲料等の内容物を袋内に充填する充填手段、充填手段による内容物の充填後に袋の未シール部をシールするシール手段等が配置される。
旋回アームにセットされた袋は、旋回アームと共に旋回しつつ、内容物を充填され、密封されて無菌袋詰め製品とされた後、チャンバー外に取り出される。
また、他の無菌充填方法として、特許文献2に記載されるようなものがある。
これは帯状フィルムを走行させながら、一端が閉じられたスパウトを帯状フィルムの所定位置に所定間隔で融着し、続いて帯状フィルムをスパウトごと殺菌液に浸漬させた後、殺菌液外に引き出して帯状フィルム及びスパウトから殺菌液を乾燥除去し、さらに帯状フィルムを袋状に成形しつつ袋内に内容物を充填し密封しようというものである。
特開2002−68143号公報 特開2013−116748号公報
上記従来の無菌充填方法のうち前者は、袋をγ線で殺菌することから、袋から異臭が発生しやすいという問題がある。γ線以外に酸化エチレンガス(EOG)を用いて袋を殺菌することも考えられるが、その場合は酸化エチレンガス成分が袋内に残留しやすく、また、殺菌処理に長時間を要するという問題がある。また、オペレーターがチャンバー内で手袋を介した手作業によって外装体を開封し、袋を一枚ずつ外装体から取り出して旋回アームにセットしなければならないので、無菌袋詰め製品の製造効率が悪いという問題がある。
後者の無菌充填方法は、飲料等の無菌充填を連続的に行うことができるが、スパウトが仮止めされた連続フィルムを殺菌液に漬けて殺菌するので、殺菌液から連続フィルムを取り出した後に殺菌液を連続フィルムやスパウトの表面から除去しなければならない。この殺菌液の除去は熱風を連続フィルムやスパウトに吹き付けることにより行うことから、熱風の吹き出しノズルや熱風の供給装置を別途設けなければならない。ことにスパウトは一端が閉じられたものを使用しているので、スパウトの内部から殺菌液を除去するについては多くの熱風と永い乾燥時間を必要とする。また、スパウトを仮止めした連続フィルムを走行させるので、連続フィルムの走行が不安定になり、袋の成形、内容物の充填密封等において精度が低下しやすい。
従って、本発明は上記問題点を解決することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
なお、本発明の理解を容易にするため参照符号をカッコ書きで付するが、本発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、請求項1に係る発明は、未封状態のスパウト(2)が袋本体(1)に取り付けられてなる多数のスパウト付き袋を、スパウト(2)を把持するグリッパ(4)により支持しつつ搬送し、搬送中のスパウト付き袋に対しスパウト(2)の内容物充填方向(a)と内容物注出方向(b)の二方向から電子線を照射することによってスパウト(2)及び袋本体(1)を殺菌するスパウト付き袋の殺菌方法を採用する。
請求項2に記載されるように、請求項1に記載のスパウト付き袋の殺菌方法において、スパウト付き袋をスパウト(2)が所定の向きとなるように搬送しつつ、スパウト付き袋に対しスパウト(2)の内容物充填方向(a)又は内容物注出方向(b)から電子線を照射し、次いで、スパウトの内容物注出方向(b)又は内容物充填方向(a)から電子線を照射することも可能である。
請求項3に記載されるように、請求項1に記載のスパウト付き袋の殺菌方法において、スパウト付き袋をスパウト(2)の中心軸を含む面内で回転させつつ、スパウト付き袋に対しスパウト(2)の内容物充填方向(a)及び内容物注出方向(b)から電子線を照射することも可能である。
また、請求項4に係る発明は、未封状態のスパウト(2)が袋本体(1)に取り付けられてなる多数のスパウト付き袋を、スパウト(2)を把持するグリッパ(4)により支持しつつ搬送する搬送手段と、搬送手段により搬送中のスパウト付き袋に対しスパウト(2)の内容物充填方向(a)と内容物注出方向(b)の二方向から電子線を照射することによってスパウト(2)及び袋本体(1)を殺菌可能な電子線照射部(5a,5b)とを具備することを特徴とするスパウト付き袋の殺菌装置。
請求項5に記載されるように、請求項4に記載のスパウト付き袋の殺菌装置において、スパウト(2)が所定の向きとなって搬送されるスパウト付き袋に対して、スパウト(2)の内容物充填方向(a)又は内容物注出方向(b)から電子線を照射する第一の電子線照射部(5a)と、第一の電子線照射部(5a)による電子線の照射後に、スパウト(2)の内容物注出方向(b)又は内容物充填方向(a)から電子線を照射する第二の電子線照射部(5b)とが設けられたものとすることも可能である。
請求項6に記載されるように、請求項4に記載のスパウト付き袋の殺菌装置において、スパウト付き袋の搬送中にスパウト付き袋をスパウトの中心軸を含む面内で回転させる回転手段が搬送手段内に設けられ、回転手段によるスパウト付き袋の回転中にスパウト付き袋に対しスパウト(2)の内容物充填方向(a)及び内容物注出方向(b)から電子線を照射する電子線照射部(5)が設けられたものとすることも可能である。
請求項7に係る発明は、未封状態のスパウト(2)が袋本体(1)に取り付けられてなる多数のスパウト付き袋を、スパウト(2)を把持するグリッパ(4)により支持しつつ搬送し、搬送中のスパウト付き袋に対しスパウト(2)の内容物充填方向(a)と内容物注出方向(b)の二方向から電子線を照射することによってスパウト(2)及び袋本体(1)を殺菌し、続いて内容物をスパウト(2)から袋本体(1)内に充填し、スパウト(2)を封止するスパウト付き袋の無菌充填方法を採用する。
請求項8に記載されるように、請求項7に記載のスパウト付き袋の無菌充填方法において、スパウト付き袋をスパウト(2)が所定の向きとなるように搬送しつつ、スパウト付き袋に対しスパウト(2)の内容物充填方向(a)又は内容物注出方向(b)から電子線を照射し、次いで、スパウト(2)の内容物注出方向(b)又は内容物充填方向(a)から電子線を照射することによってスパウト(2)及び袋本体(1)を殺菌することも可能である。
請求項9に記載されるように、請求項7に記載のスパウト付き袋の無菌充填方法において、スパウト付き袋をスパウト(2)の中心軸を含む面内で回転させつつ、スパウト付き袋に対しスパウト(2)の内容物充填方向(a)及び内容物注出方向(b)から電子線を照射することによってスパウト(2)及び袋本体(1)を殺菌することも可能である。
請求項10に係る発明は、未封状態のスパウト(2)が袋本体(1)に取り付けられてなる多数のスパウト付き袋を、スパウト(2)を把持するグリッパ(4)により支持しつつ搬送する搬送手段と、搬送手段により搬送中のスパウト付き袋に対しスパウト(2)の内容物充填方向(a)と内容物注出方向(b)の二方向から電子線を照射することによってスパウト(2)及び袋本体(1)を殺菌可能な電子線照射部(5a,5b)と、電子線の照射により殺菌されたスパウト付き袋内にスパウト(2)から内容物を充填してスパウト(2)を封止する充填機(6)とを具備するスパウト付き袋の無菌充填装置を採用する。
請求項11に記載されるように、請求項10に記載されたスパウト付き袋の無菌充填装置において、スパウト(2)が所定の向きとなって搬送されるスパウト付き袋に対して、スパウト(2)の内容物充填方向(a)又は内容物注出方向(b)から電子線を照射する第一の電子線照射部(5a)と、第一の電子線照射部(5a)による電子線の照射後に、スパウト(2)の内容物注出方向(b)又は内容物充填方向(a)から電子線を照射する第二の電子線照射部(5b)とが設けられたものとすることも可能である。
請求項12に記載されるように、請求項10に記載されたスパウト付き袋の無菌充填装置において、スパウト付き袋の搬送中にスパウト付き袋をスパウトの中心軸を含む面内で回転させる回転手段が搬送手段内に設けられ、回転手段によるスパウト付き袋の回転中にスパウト付き袋に対しスパウト(2)の内容物充填方向(a)及び内容物注出方向(b)から電子線を照射する電子線照射部(5a,5b)が設けられたものとすることも可能である。
本発明によれば、未封状態のスパウト(2)が袋本体(1)に取り付けられてなる多数のスパウト付き袋を、スパウト(2)を把持するグリッパ(4)により支持しつつ搬送し、搬送中のスパウト付き袋に対しスパウト(2)の内容物充填方向(a)と内容物注出方向(b)の二方向から電子線を照射することによってスパウト(2)及び袋本体(1)を殺菌するスパウト付き袋の殺菌方法であるから、スパウト付き袋を連続的に走行させつつ殺菌、充填、密封を行うことができ、無菌のスパウト付き袋及び無菌の袋詰め製品を効率よく量産することができる。
また、電子線の照射によりスパウト付き袋を殺菌するので、従来のγ線により袋を殺菌する場合と異なり、袋から異臭が発生するような不都合がなく、また、従来の酸化エチレンガスを用いて袋を殺菌する場合と異なり、袋内に酸化エチレンガス成分が残留したり、殺菌処理に長時間を要したりするという不都合がない。
さらに、電子線の照射によりスパウト付き袋を殺菌処理するので、従来の方法におけるような袋やスパウトを殺菌液にドブ漬けしたり、熱風で乾燥させたりする必要がなく、スパウト付き袋の状態で殺菌処理することができる。したがって、袋の成形、内容物の充填密封等を簡易かつ正確に行うことができる。
スパウト付き袋の一例を示す図であり、(A)は未封状態のスパウトを有する袋の正面図、(B)は封止状態のスパウトを有する袋の正面図である。 本発明に係る無菌充填装置の一例の模式平面図である。 図2に示した無菌充填装置の模式正面図である。 第一の電子線照射部の正面図である。 第二の電子線照射部の正面図である。 本発明の実施の形態2における電子線照射部の部分切欠正面図である。 スパウト付き袋の第二の例を示す図であり、(A)は内容物充填前における未封状態の袋の正面図、(B)は封止状態のスパウトを有する袋の正面図である。 スパウト付き袋の第三の例を示す図であり、(A)は内容物充填前における未封状態の袋の正面図、(B)は封止状態のスパウトを有する袋の正面図である。 スパウトの内面に対するラジオクロミックフィルム線量計の貼着位置を示す図である。 (A)は、自立性スパウト付き袋に対するラジオクロミックフィルム線量計の貼着位置を示す正面図、(B)は、図(A)中、部分切欠断面図である。 本発明の実施の形態3における電子線照射部の部分切欠正面図である。 図11中、スパウト付き袋及び袋を保持する保持体の動作説明図である。
以下に本発明の実施の形態について説明する。
<実施の形態1>
図1(A)に示すように、未封状態のスパウト2が袋本体1に取り付けられてなるスパウト付き袋が用意される。
袋本体1は前後二枚のシート3,3が重ね合わせられ、それらの上辺、左右辺及び下辺の四辺が上横ヒートシール部1a、左縦ヒートシール部1b、右縦ヒートシール部1c及び下横ヒートシール部1dによって閉じられることによって形成される。また、上辺と右辺との間には、斜辺が設けられ、この斜辺に未封状態のスパウト2が挟み込まれる斜めヒートシール部1fが形成される。
ただし、袋本体1は、必ずしも二枚のシート3,3で出来たものでなくてもよい。一枚のシートを二つ折りしたものであってもよいし、チューブを扁平に押し潰したものであってもよい。
袋本体1を構成するシート3,3は、樹脂の単層からなるもの、異種類の樹脂層が積層されたもの、アルミニウムフォイル等の金属層が樹脂層とともに積層されたものが適宜使用される。
スパウト2は、斜めヒートシール部1fにおけるシート3,3間に挟み込まれ、ヒートシールによって固定される。
スパウト2は、ポリプロピレン等の樹脂の射出成形等により円筒状に形成される。スパウト2を通して、袋本体1の内外が導通可能となる。スパウト2の空洞内をその充填方向に飲料等の内容物を流すことにより、袋本体1内に内容物を詰めることができ、注出方向に飲料等の内容物を流すことにより、袋本体1外に内容物を取り出すことが可能である。
スパウト2の外側には、斜めヒートシール部1fに挟まれる箇所においてヒートシール用フランジ2bが形成され、このヒートシール用フランジ2bがヒートシールによってシート3,3に密着する。スパウト2におけるヒートシール用フランジ2bよりも上側には支持用フランジ2cが形成される。後述するように、袋本体1を各種処理に付する際に、この支持用フランジ2cが図示しないグリッパにより把持されつつ、スパウト付き袋が各種機器に保持される。
図1(A)に示した未封状態のスパウト2が取り付けられた袋本体1には、図2及び図3に示すスパウト付き袋の殺菌装置乃至無菌充填装置によりスパウト2及び袋本体1が殺菌処理された後、あらかじめ殺菌処理された飲料等の内容物がスパウト2から袋本体1内に充填される。そして、図1(B)に示すように、スパウト2の外側の開口が易開封シート2dで密封され、さらに、その上からスパウト2に螺合するキャップ2eが被せられ、無菌の袋詰め製品が完成する。
次に、上記スパウト付き袋を殺菌するための殺菌装置乃至袋詰め製品を生産するための無菌充填装置について説明する。
図2及び図3に示すように、この殺菌装置乃至無菌充填装置は、図1(A)に示した未封状態のスパウト2が袋本体1に取り付けられてなる多数のスパウト付き袋を、スパウト2を把持する鋏状のグリッパ4により支持しつつ所定間隔で一方向に搬送する搬送手段と、搬送手段により搬送中のスパウト付き袋に対しスパウト2の内容物充填方向a(図4参照)と内容物注出方向b(図5参照)の二方向から電子線を照射することによってスパウト2及び袋本体1を殺菌可能な第一と第二の電子線照射部5a,5bと、電子線の照射により殺菌されたスパウト付き袋内にスパウト2から予め殺菌処理された飲料等の内容物を充填してスパウト2を封止する充填機6とを具備する。
上記搬送手段、電子線照射部5a,5b及び充填機6は、無菌チャンバー7により囲まれる。
無菌チャンバー7内には、図示しないが、過酸化水素等の殺菌剤を噴霧する殺菌剤噴霧ノズル、無菌エアを吐出する無菌エア吐出ノズル等が配置される。無菌チャンバー7内での無菌充填に先立ち、殺菌剤噴霧ノズルから過酸化水素等が噴霧されることにより、無菌チャンバー7内が殺菌処理され、殺菌処理後に無菌エア吐出ノズルから無菌エアが吐出されることにより、無菌チャンバー7内が陽圧に保たれ、無菌チャンバー7内への外部からの微生物等の侵入が阻止される。
搬送手段は、水平方向に配置された例えば三個のホイール8,9,10の列によって構成される。ホイール8,9,10は隣り合うもの同士が反対方向に回転するように組み合わされ、各ホイール8,9,10の回りにはグリッパ4が一定ピッチで配置される。三個のホイール8,9,10はグリッパ4のピッチごとに間欠回転可能である。
グリッパ4は鋏状に開閉してスパウト2における支持用フランジ2c又はその近傍を把持又は開放可能である。各ホイール8,9,10のグリッパ4が同期的にホイール8,9,10の回りを旋回運動し、この旋回運動に伴って多数のスパウト付き袋が第一のホイール8から第二のホイール9を経て第三のホイール10へと列状に搬送される。
第一のホイール8の回りのグリッパ4に対し未封状態のスパウト2を有するスパウト付き袋を供給する箇所には、図2及び図3に示すように、ロボット11が配置される。また、無菌チャンバー7には、ロボット11の設置位置に対応してスパウト付き袋の導入口7aが設けられる。ロボット11は、スパウト付き袋の集積場所からスパウト付き袋をそのスパウト2等を掴んで一枚ずつ取り出し、第一のホイール8のグリッパ4に渡すように動作する。集積場所に置かれたスパウト付き袋はスパウト2が未封状態にあり、スパウト2及び袋本体1の全体が未殺菌状態にある。
電子線照射部5a,5bは、図4及び図5に示すように、図1(A)に示した未封状態のスパウト2を有するスパウト付き袋に対して電子線を照射することにより、袋本体1及びスパウト2を殺菌処理する殺菌装置である。
図4において、符号12は熱電子を発生させるためのフィラメントを示し、符号13,14は各々フィラメント12で生じた熱電子を引き出すためのターミナル、ターミナルグリッドを示す。フィラメント12はターミナル13で包み込まれ、ターミナル13の回りは真空チャンバー15で囲まれる。真空チャンバー15におけるターミナルグリッド14に対向する箇所には、金属箔からなる窓16が設けられる。真空チャンバー15外の上記窓16に対向する箇所にはビームコレクタ17が設置される。
上記フィラメント12等に電源部18によって電圧が印加されると、フィラメント12で熱電子が生じ、この熱電子がターミナル13及びターミナルグリッド14によって引き出され、窓16との間に印加された高電圧によって加速される。加速された電子は電子流となり、窓16を通過し、大気側に飛び出してビームコレクタ17へと流れる。
この電子線照射部5aは、図2及び図3に示すように、搬送手段における中央のホイール9の外周に沿った箇所に設置され、電子線照射部5aの真空チャンバー15とビームコレクタ17とが所定の間隔を置いてホイール9を上下から挟むように対向配置される。
これにより、真空チャンバー15の窓16とビームコレクタ17との間に設けられた隙間内を、スパウト付き袋の列が上記ホイール9の回りのグリッパ4により保持されつつ通過可能である。この通過の際、スパウト付き袋には電子流が所定の線量分だけ照射され、スパウト付き袋のスパウト2と袋本体1の内外面が殺菌処理される。
スパウト付き袋が上記隙間内を通過する際、望ましくはスパウト2が所定の向きとなるように搬送手段にセットされる。すなわち、図4に示すように、筒状のスパウト2の軸心が上記電子流の流れ方向に平行になるようにセットされる。これにより、スパウト2の内容物充填方向aへと電子線が流れ、比較的肉厚なスパウト2の内面へも電子線が届いて、スパウト2の内面について所定の殺菌処理が行われることになる。スパウト2の外面は電子線の照射を受けやすいので、その略全面に所望線量の電子線が当たり、適正に殺菌される。袋本体1は、比較的薄いので電子線が袋本体1内まで透過する結果、袋本体1の内外面が適正に殺菌処理される。
電子線照射部5bは、図5に示すように、電子線照射部5aを示す図4との対比から明らかなように、電子線照射部5aが逆様に配置された構成となっている。
そして、この電子線照射部5bは、図2及び図3に示すように、搬送手段における中央のホイール9の外周に沿った箇所であって上記電子線照射部5aの位置よりもやや下流側に設置され、電子線照射部5bのビームコレクタ17と真空チャンバー15とが所定の間隔を置いてホイール9を上下から挟むように対向配置される。
これにより、真空チャンバー15の窓16とビームコレクタ17との間に設けられた隙間内を、スパウト付き袋の列が上記ホイール9の回りのグリッパ4により保持されつつ通過可能である。この通過の際、スパウト付き袋には上記電子線照射部5aによる電子線の照射に加え、さらに電子流が所定の線量分だけ照射され、スパウト付き袋のスパウト2と袋本体1の内外面が殺菌処理される。
スパウト付き袋がこの電子線照射部5bの隙間内を通過する際も、スパウト2が所定の向きとなるように搬送手段にセットされる。すなわち、図5に示すように、筒状のスパウト2の軸心が上記電子流の流れ方向に平行になるようにセットされるが、この場合の電子線は袋本体1側からスパウト2側へと流れる。これにより、スパウト2に対してはその内容物注出方向bへと電子線が流れ、比較的肉厚なスパウト2の内面へも電子線が届いて、スパウト2の内面について所定の殺菌処理が行われることになる。この反対側から電子線を照射する場合も、スパウト2の外面は電子線の照射を受けやすいので、スパウト2の外面の略全面に電子線が当たり、スパウト2の外面が適正に殺菌される。また、袋本体1は、比較的薄いので電子線が袋本体1内まで透過する結果、袋本体1の内外面が適正に殺菌処理される。
ところで、スパウト付き袋の電子線照射による殺菌処理に関し、照射線量が9.8kGy〜10kGyであれば十分な殺菌効果を得ることができるとされる。指標菌に対する線量殺菌効果をD値で示すと、線量が1.6kGyのとき1.0Dであるが、線量が9.6kGyのとき6.0Dである。
スパウト2の外面及び袋本体1については、10kGyを超える線量の電子線を照射可能であるが、スパウト2の内面については一度の照射だけでは内面の全面をまんべんなく殺菌処理することが困難である。ところが、本発明者等の実験によれば、上述の如くスパウト2の内容物充填方向aと内容物注出方向bの各々の方向へ電子線を照射すると、換言すれば、スパウト2に異方向から二度にわたって電子線を照射すると、内面の全面にわたって電子線が9.8kGy〜10kGyの範囲内又は10kGyよりも多く照射されることが分かった。
すなわち、スパウト2の内面について仮に袋本体1と反対側を上部、中間を中央部、袋本体1側を下部と呼ぶこととし、スパウト2に内容物充填方向aから電子線を照射すると、上部の照射線量は10kGyを超えるが、中央部と下部は9.8kGy未満となる。一方、スパウト2に内容物注出方向bから電子線を照射すると、下部の照射線量は10kGyを超えるが、中央部と上部は9.8kGy未満となる。そこで、中央部について上記二度の照射線量を加えると、9.8kGy以上になることが分かった。要するに、スパウト2の内面について内容物充填方向aと内容物注出方向bから電子線を二度にわたって照射すると、スパウト2の内面についても十分な殺菌効果を得ることができることが分かった。
なお、電子線照射部5a,5bは、スパウト付き袋の搬送方向に関し、上流側と下流側とで位置を入れ替えるようにし、スパウト付き袋に対し先に袋本体1側から電子線を照射し、その後にスパウト2側から電子線を照射するようにしてもよい。この場合、スパウト2には内容物注出方向bに先に電子線が照射され、次に内容物充填方向aに電子線が照射される。
電子線の照射はスパウト付き袋が旋回中又は一時停止中に行われる。電子線が過剰に照射されると袋本体1等が変質、劣化するおそれがあるので、望ましくは、電子線の照射はスパウト付き袋が旋回中に行われる。
充填機6は、第三のホイール10と一体的に構成される。第三のホイール10はその回りに取り付けられたグリッパ4のピッチ毎に矢印方向へ間欠回転可能である。第三のホイール10の回りのグリッパ4は第二のホイール9側のグリッパ4から殺菌処理済みのスパウト付き袋をスパウト2が上側になった正立状態で受け取って矢印方向へと間欠的に回転する。
図2及び図3に示すように、第三のホイール10の回りにおけるグリッパ4の所定の停止位置には、殺菌処理済みの飲料等の内容物を未封状態のスパウト2から袋本体1内に定量充填するための充填ノズル19が配置される。
また、第三のホイール10の回りにおける次の所定の停止位置には、内容物が充填されたスパウト付き袋のスパウト2を封止するシーラーが設けられる。
シーラーは、スパウト2の開口に、図1(A)(B)に示した易開封シート2dを貼着する加熱盤20と、易開封シート2dの供給部を備える。
加熱盤20は、無菌チャンバー7内に導入された易開封シート2dの連続シート21をスパウト2の開口に加熱圧着により接着するための加熱部(図示せず)と、スパウト2の開口に接着された易開封シート2dを連続シート21から切り離すか又は打ち抜くカッター(図示せず)とを具備する。この加熱盤20の上下動によって、スパウト2の開口が易開封シート2dで閉じられ、これにより、内容物が充填された袋本体1が密封される。
易開封シート2dの供給部は、図3に示すように、無菌チャンバー7の外部に配置され、易開封シート2dの連続シート21を巻き取った繰出しロール21aと、この繰出しロール21aから繰り出される連続シート21に塗布して殺菌する過酸化水素水等の殺菌剤を貯留する殺菌剤槽22と、連続シート21が殺菌剤槽22から無菌チャンバー7内へと入る経路を覆う殺菌チャンバー23とを備える。
易開封シート2dの供給部において、連続シート21が図示しないニップローラの駆動により繰出しロール21aから引き出され、殺菌剤槽22内を通過しつつ表裏両面に殺菌剤を塗布される。連続シート21は、殺菌剤の塗布後、図示しないノズルからのホットエア等の吹き付けによって表面から過酸化水素が除去される。これにより、連続シート21は殺菌され、無菌チャンバー7内へと導入される。
さらに、第三のホイール10の回りにおける次の所定の停止位置には、スパウト2が封止されたスパウト付き袋の取り出し部が設けられる。取り出し部に対応して、無菌ちゃんバー7には、取り出し口7bが設けられる。取り出し部には、グリッパ4の開動作によりグリッパ4から落下する密封済みのスパウト付き袋を受け取って無菌チャンバー7外へと搬出する搬出用コンベア24が設けられる。
搬出用コンベア24によって無菌チャンバー7外へと搬出されたスパウト付き袋は、図示しないキャッパーによってスパウト2に図1(A)(B)に示したキャップ2eが螺着され、無菌の袋詰め製品とされる。
なお、キャッパーを第三のホイール10の回りにおける加熱盤20に対応した停止位置よりもさらに下流側の停止位置に配置することにより、スパウト付き袋を図1(B)に示す無菌の袋詰め製品としたうえで搬出用コンベア24によって無菌チャンバー7外へと搬出するようにしてもよい。
次に、上記殺菌装置乃至無菌充填装置の作用について説明する。
(1)図1(A)に示した未封状態のスパウト2を有するスパウト付き袋が、図2及び図3に示すように、無菌チャンバー7の近傍に集積される。
なお、必要に応じて、スパウト付き袋の製袋機が無菌チャンバー7の近傍のロボット11に接続される。
(2)一方、無菌チャンバー7内が殺菌処理された後、無菌チャンバー7内に無菌エアが吹き込まれる。無菌エアの吹き込みによって、無菌チャンバー7内の無菌性が維持される。
(3)搬送手段であるホイール8,9,10が間欠的に回転し、ロボット11が稼働する。ロボット11は、無菌チャンバー7の導入口7aに供給されるスパウト付き袋を把持して第一のホイール8のグリッパ4へと受け渡す。第一のホイール8のグリッパ4は、スパウト付き袋のスパウト2における支持用フランジ2cの近傍を把持することにより、図4及び図5に示すように、スパウト2が垂直になるようにスパウト付き袋を保持する。
(4)第一のホイール8の回転に伴い、に第一のホイール8側のグリッパ4から第二のホイール9側のグリッパ4へとスパウト付き袋が同じ姿勢のまま受け渡される。
(5)第二のホイール9の回転に伴い、グリッパ4に保持されたスパウト付き袋が、図4に示すように、第一の電子線照射部5aに至り、スパウト2の内容物充填方向aへと向かう所定強度の電子線の流れに曝される。
これにより、スパウト付き袋のスパウト2の外面及び袋本体1の内外面が所定の照射線量を浴びて殺菌処理される。また、スパウト2の内面は、その上部が所定の照射線量を浴びて殺菌処理される。この段階では、スパウト2の内面の中央部及び下部は、照射線量が不足する傾向にあり、殺菌が不十分である可能性が高い。
(6)第二のホイール9の更なる回転に伴い、グリッパ4に保持されたスパウト付き袋が、図5に示すように、第二の電子線照射部5bに至り、スパウト2の内容物注出方向bへと向かう所定強度の電子線の流れに曝される。
これにより、スパウト付き袋のスパウト2の外面及び袋本体1の内外面が所定の照射線量を浴びて殺菌処理される。この殺菌効果は、上記(5)で述べた前回の照射線量に今回の照射線量が加えられることにより、さらに向上する。
また、スパウト2の内面は、その下部が所定の照射線量を浴びて殺菌処理され、前回の照射線量が加算されることにより、内面下部の殺菌が適正に完了する。
さらに、スパウト2の内面の中央部は、前回の照射線量に今回の照射線量が加えられることにより、内面の中央部の殺菌が適正に完了する。
これにより、スパウト付き袋のスパウト2の内外面及び袋本体1の内外面が適正に殺菌処理されたことになる。
(7)第二のホイール9の回転に伴い、第二のホイール2側のグリッパ4から第三のホイール10側のグリッパ4へと殺菌処理後のスパウト付き袋が同じ姿勢で受け渡される。
(8)第三のホイール10の回転とともに、スパウト付き袋は、そのスパウト2が充填ノズル19の直下に来るように搬送される。そして、充填ノズル19からスパウト2を通して袋本体1内に殺菌処理済みの内容物が定量充填される。
(9)第三のホイール10の回転に伴い、内容物が充填されたスパウト付き袋が次のシーラーに到達し、加熱盤20によって、そのスパウト2の開口が易開封シート2dで塞がれる。これにより、スパウト付き袋が密封され、内部が無菌状態に保持される。
(10)第三のホイール10の回転に伴い、密封されたスパウト付き袋が次の取り出し部に停止すると、このスパウト付き袋がグリッパ4から解放され、搬出用コンベア24に受け取られ、搬出用コンベア24によって無菌チャンバー7外へと搬出される。
(11)無菌チャンバー7外へと搬出されたスパウト付き袋のスパウト2に、図1(A)(B)に示したキャップ2eがキャッパーによって螺着される。
これにより、図1(B)に示す無菌の袋詰め製品が完成する。
なお、キャップ2eは、殺菌処理後に無菌チャンバー6内に供給し、無菌チャンバー7内でスパウト2にキャッピングすることも可能である。
また、易開封シート2dを省略し、キャップ2eのみでスパウト付き袋を密封することにより、無菌の袋詰め製品とすることも可能である。
(12)以後、上記(1)〜(11)の動作が繰り返されて無菌袋詰め製品の生産が続行される。
<実施の形態2>
この実施の形態2の殺菌装置乃至無菌充填装置では、実施の形態1を示す図2及び図3中、第二の電子線照射部5bが省略され、第一の電子線照射部5aに対応する電子線照射部5が図6の如く一基のみ設けられる。
また、ホイール9の周りの各グリッパ4に対応して袋本体1の略中心部を吸引する吸盤38が配置される。吸盤38はスパウト付き袋を保持し、スパウト付き袋をスパウト2の中心軸を含む面内で回転させる回転手段として機能する。各吸盤38には図示しない空気の給排気手段が付設される。また、吸盤38は図示しない駆動部により各吸盤38の中心軸周りに略360度回転可能である。これにより、ホイール9の周りをグリッパ4に保持されつつ移動するスパウト付き袋は、グリッパ4から解放され、代わりに吸盤38に吸着保持されると、吸盤38の中心軸の回りを略360度回転可能となる。
次に、実施の形態2の殺菌装置乃至無菌充填装置の作用について説明する。
(1)図1(A)に示した未封状態のスパウト2を有するスパウト付き袋が、図2及び図3に示すように、無菌チャンバー7の近傍に集積される。
(2)一方、無菌チャンバー7内が殺菌処理された後、無菌チャンバー7内に無菌エアが吹き込まれる。無菌エアの吹き込みによって、無菌チャンバー7内の無菌性が維持される。
(3)搬送手段であるホイール8,9,10が間欠的に回転し、ロボット11が稼働する。ロボット11は、無菌チャンバー7の導入口7aに供給されるスパウト付き袋を把持して第一のホイール8のグリッパ4へと受け渡す。第一のホイール8のグリッパ4は、スパウト付き袋のスパウト2における支持用フランジ2cの近傍を把持することにより、図4及び図5に示すように、スパウト2が垂直になるようにスパウト付き袋を保持する。
(4)第一のホイール8の回転に伴い、に第一のホイール8側のグリッパ4から第二のホイール9側のグリッパ4へとスパウト付き袋が同じ姿勢のまま受け渡される。
(5)第二のホイール9の回転に伴い、グリッパ4に保持されたスパウト付き袋が、図6に示すように、電子線照射部5に至り、グリッパ4と共に一時停止する。そして、グリッパ4が開くことによりスパウト付き袋がグリッパ4から解放される直前に、吸盤38によって吸着保持される。この吸盤38が約360度回転運動することにより、スパウト付き袋が電子線照射部5内の垂直面上で同じく360度回転運動する。
スパウト付き袋は垂直面内で360度回転することから、同じ位置で内容物充填方向aへと向かう所定強度の電子線の流れによって、スパウト2の開口側と袋本体1の底側の二方向から照射線量が照射されることになる。従って、スパウト付き袋のスパウト2の内外面及び袋本体1の内外面が一基の電子線照射部5によって適正に殺菌処理される。
(6)第二のホイール9の回転に伴い、第二のホイール2側のグリッパ4から第三のホイール10側のグリッパ4へと殺菌処理後のスパウト付き袋が同じ姿勢で受け渡される。
(7)第三のホイール10の回転とともに、スパウト付き袋は、そのスパウト2が充填ノズル19の直下に来るように搬送される。そして、充填ノズル19からスパウト2を通して袋本体1内に殺菌処理済みの内容物が定量充填される。
(8)第三のホイール10の回転に伴い、内容物が充填されたスパウト付き袋が次のシーラーに到達し、加熱盤20によって、そのスパウト2の開口が易開封シート2dで塞がれる。これにより、スパウト付き袋が密封され、内部が無菌状態に保持される。
(9)第三のホイール10の回転に伴い、密封されたスパウト付き袋が次の取り出し部に停止すると、このスパウト付き袋がグリッパ4から解放され、搬出用コンベア24に受け取られ、搬出用コンベア24によって無菌チャンバー7外へと搬出される。
(10)無菌チャンバー7外へと搬出されたスパウト付き袋のスパウト2に、図1(A)(B)に示したキャップ2eがキャッパーによって螺着される。
これにより、図1(B)に示す無菌の袋詰め製品が完成する。
なお、キャップ2eは、殺菌処理後に無菌チャンバー6内に供給し、無菌チャンバー7内でスパウト2にキャッピングすることも可能である。
また、易開封シート2dを省略し、キャップ2eのみでスパウト付き袋を密封することにより、無菌の袋詰め製品とすることも可能である。
(11)以後、上記(1)〜(10)の動作が繰り返されて無菌袋詰め製品の生産が続行される。
<実施の形態3>
この実施の形態3の殺菌装置乃至無菌充填装置では、実施の形態2の場合と同様に、第一の電子線照射部5aに対応する電子線照射部5が図11の如く一基のみ設けられる。
また、図11に示すように、ホイール9(図2参照)の周りの各グリッパ4に対応して保持体39が電子線照射部5内に設けられる。保持体39は、スパウト付き袋の前シート3又は後シート3及びスパウト2を保持し、スパウト2の中心軸を含む面内でスパウト付き袋を回転させる回転手段として機能する。
保持体39は、図示しない駆動部によって回転可能な水平軸40と、水平軸40から放射状に伸びる複数本のアーム41,42,43と、一本のアーム41の先端に固定されたフォーク44と、他のアーム42,43の各々の先端に取り付けられた吸盤45,46とを具備する。
フォーク44は、スパウト2を挟み込んでスパウト2を保持するためのもので、スパウト2に対し係脱可能である。
各吸盤45,46には図示しない空気の給排気手段が付設される。また、吸盤45,46に対し、図示しない弁が配され、弁の開閉により、各吸盤45,46の吸引状態(ON)と解放状態(OFF)とが切り替えられるようになっている。
次に、この実施の形態3の殺菌装置乃至無菌充填装置の作用について説明する。
(1)図1(A)に示した未封状態のスパウト2を有するスパウト付き袋が、図2及び図3に示すように、無菌チャンバー7の近傍に集積される。
(2)一方、無菌チャンバー7内が殺菌処理された後、無菌チャンバー7内に無菌エアが吹き込まれる。無菌エアの吹き込みによって、無菌チャンバー7内の無菌性が維持される。
(3)搬送手段であるホイール8,9,10が間欠的に回転し、ロボット11が稼働する。ロボット11は、無菌チャンバー7の導入口7aに供給されるスパウト付き袋を把持して第一のホイール8のグリッパ4へと受け渡す。第一のホイール8のグリッパ4は、スパウト付き袋のスパウト2における支持用フランジ2cの近傍を把持することにより、図4及び図5に示すように、スパウト2が垂直になるようにスパウト付き袋を保持する。
(4)第一のホイール8の回転に伴い、に第一のホイール8側のグリッパ4から第二のホイール9側のグリッパ4へとスパウト付き袋が同じ姿勢のまま受け渡される。
(5)第二のホイール9の回転に伴い、グリッパ4に保持されたスパウト付き袋が、図11に示すように、電子線照射部5に至り、グリッパ4と共に一時停止する。そして、グリッパ4が開きスパウト付き袋がグリッパ4から解放される直前に、図12(I)に示すように、フォーク44によってスパウト2が掴まれ、袋本体1の片方のシート3が吸盤45,46によって吸着保持される。
そして、保持体39が水平軸40と共にフォーク44及び吸盤45,46を伴って約360度回転運動することにより、スパウト付き袋が電子線照射部5内の垂直面上で同じく360度回転運動する。
この回転運動の際、スパウト付き袋は、図12(I)に示す状態から、図12(II)に示すように反時計方向に約90度回転したとき、吸盤45の吸引がONにされたまま、吸盤46の吸引がOFFにされる。これにより、電子線が吸盤46から解放されたシート3の箇所に適正に照射される。
スパウト付き袋が、図12(II)に示す位置からさらに90度回転するときは、図12(III)に示すように、シート3が吸盤45,46によって吸着保持される。
そして、スパウト付き袋が、図12(IV)に示す位置に到達すると、吸盤46の吸引がONにされたまま、吸盤45の吸引がOFFにされる。これにより、電子線が吸盤45から解放されたシート3の箇所に適正に照射される。
このように、スパウト付き袋は垂直面内で360度回転することから、同じ位置で内容物充填方向aへと向かう所定強度の電子線の流れによって、スパウト2の開口側と袋本体1の底側の二方向から照射線量が照射されることになる。従って、スパウト付き袋のスパウト2の内外面及び袋本体1の内外面が一基の電子線照射部5によって適正に殺菌処理される。
スパウト付き袋に所定量の電子線が照射された後、吸盤45,46がOFFにされ、フォーク44がスパウト2から離脱することによって、スパウト付き袋が保持体39から解放される。そして、この解放と同時にスパウト付き袋は再びグリッパ4に保持される。
(6)第二のホイール9の回転に伴い、第二のホイール2側のグリッパ4から第三のホイール10側のグリッパ4へと殺菌処理後のスパウト付き袋が同じ姿勢で受け渡される。
(7)第三のホイール10の回転とともに、スパウト付き袋は、そのスパウト2が充填ノズル19の直下に来るように搬送される。そして、充填ノズル19からスパウト2を通して袋本体1内に殺菌処理済みの内容物が定量充填される。
(8)第三のホイール10の回転に伴い、内容物が充填されたスパウト付き袋が次のシーラーに到達し、加熱盤20によって、そのスパウト2の開口が易開封シート2dで塞がれる。これにより、スパウト付き袋が密封され、内部が無菌状態に保持される。
(9)第三のホイール10の回転に伴い、密封されたスパウト付き袋が次の取り出し部に停止すると、このスパウト付き袋がグリッパ4から解放され、搬出用コンベア24に受け取られ、搬出用コンベア24によって無菌チャンバー7外へと搬出される。
(10)無菌チャンバー7外へと搬出されたスパウト付き袋のスパウト2に、図1(A)(B)に示したキャップ2eがキャッパーによって螺着される。
これにより、図1(B)に示す無菌の袋詰め製品が完成する。
なお、キャップ2eは、殺菌処理後に無菌チャンバー6内に供給し、無菌チャンバー7内でスパウト2にキャッピングすることも可能である。
また、易開封シート2dを省略し、キャップ2eのみでスパウト付き袋を密封することにより、無菌の袋詰め製品とすることも可能である。
(11)以後、上記(1)〜(10)の動作が繰り返されて無菌袋詰め製品の生産が続行される。
なお、上記実施の形態1,2,3では、図1(A)(B)に示した形態のスパウト付き袋を用いたが、これに代えて図7(A)に示す未封状態のスパウト2を有するスパウト付き袋を用いてこれを殺菌処理し、内容物充填後、スパウト2を易開封シート2d及びキャップ2eで閉じ、同図(B)に示す無菌の袋詰め製品を作ることも可能である。
図7(A)(B)に示すスパウト付き袋は、その袋本体1が長方形に形成され、上横ヒートシール部1aと右縦ヒートシール部1cとが交差する箇所の斜めヒートシール部1fが省略される。また、スパウト2が上横ヒートシール部1aに取り付けられる。
また、図8に示す未封状態のスパウト2を有するスパウト付き袋を用いてこれを殺菌処理し、内容物充填後、スパウトを易開封シート2d及びキャップ2eで閉じ、同図(B)に示す無菌の袋詰め製品を作ることも可能である。
図8(A)(B)に示すスパウト付き袋は、その袋本体1が図7(A)(B)の場合と同様に長方形に形成されるが、図1(A)(B)の場合と同様に上横ヒートシール部1aと右縦ヒートシール部1cとが交差する箇所に斜めヒートシール部1fを設け、この斜めヒートシール部1fにスパウト2を取り付けてもよい。袋本体1の下辺には、山折された底折込シート29が挿入され、この底折込シート29が前後二枚のシート3,3に底ヒートシール部1gで接着されるとともに左右の縦ヒートシール部1b,1cで接着される。底折込シート29の谷折側内面には非ヒートシール加工がされているが、底折込シート29の両側には切欠30が設けられていることから、切欠30の箇所で前後二枚のシート3,3同士が接着される。これにより、底折込シート29がマチになって袋本体1の底の拡開が許容され、袋本体1の自立が可能となる。このように、袋本体1にシートが四重になって現れる箇所があっても、上記電子線の照射により袋本体1の適正な殺菌処理が可能である。
以下に、実施例を掲げ、本発明におけるスパウト付き袋の電子線照射による殺菌効果を示す。
1.サンプル
上部が図1(A)に示した構造を有し、下部が図8(A)に示した構造を有するスパウト付き袋を作成した。スパウトは円筒形とし、外径12mm、内径10mm、長さ35mmとした。袋本体は130mm×160mm、袋厚み約100μmとした。
2.処理条件
(1) 図4に示した電子線照射装置を用いてサンプルに電子線を照射した。
(2) 処理条件
(i) スパウト付き袋の袋本体は扁平に押し潰した状態にした。
(ii) 図4に示すようにスパウト付き袋を垂直に設置した。スパウトの開口と電子線照射部の窓との間の距離を25mmとした。電子線の照射方向をスパウトの内容物充填方向に一致させた。
(iii) 図4において、スパウト付き袋を、袋本体が上になり、スパウトが下になるように垂直に設置した。袋本体の上端(袋本体の底側)と電子線照射部の窓との間の距離を15mmとした。電子線の照射方向をスパウトの内容物注出方向に一致させた。
(iv) 上記(ii) (iii)において、加速電圧300kVで電子線をスパウト付き袋に照射した。その電子線照射の際、スパウト付き袋を速度5m/minで搬送した。
(3) 照射線量測定箇所
(i) スパウトの内面上部
(ii) スパウトの内面中央部
(iii) スパウトの内面下部
(iv) 袋本体の外面
(v) 袋本体の内面
(vi) 袋本体の1-2層間(内面)
(vii) 袋本体の2-3層間(外面)
(4) 照射線量測定方法
ラジオクロミックフィルム線量計を袋本体及びスパウトの線量測定箇所に貼付したうえで上記(ii) (iii)の電子線照射を行った。その後、ラジオクロミックフィルム線量計を回収し、吸光度リーダーによって600nmの吸光度を計測し、ラジオクロミックフィルム線量計の発色の変化量より照射線量を求めた。
3.線量測定結果
電子線の線量測定結果は、表1に示す通りである。
Figure 2017095108
表1中、符号31〜33は、図9中、スパウト内面に貼着されたラジオクロミックフィルム線量計を示し、符号34〜37は、図10(A)(B)中、袋本体の内外面に貼着されたラジオクロミックフィルム線量計を示す。また、表1中、袋本体の1-2層間(内面)とは、図10(A)(B)中、底折込シート29と前後二枚のシート3,3との間うちの一方のことをいい、袋本体の2-3層間(外面)とは、図10(A)(B)中、底折込シート29の谷折側内面のことをいう。
表1から明らかなように、スパウトの内面の上部、中央部、下部において、線量の合計がいずれも10kGyを超えていることから、スパウトはその内外面とも適正に殺菌処理されている。また、袋本体はスパウトの内容物充填方向への一回の電子線照射のみによって10kGyを超えていることから、袋本体の内外面とも適正に殺菌処理されている。
1…袋本体
2…スパウト
4…グリッパ
5a,5b…電子線照射部
6…充填機
a…内容物充填方向
b…内容物注出方向

Claims (12)

  1. 未封状態のスパウトが袋本体に取り付けられてなる多数のスパウト付き袋を、スパウトを把持するグリッパにより支持しつつ搬送し、搬送中のスパウト付き袋に対しスパウトの内容物充填方向と内容物注出方向の二方向から電子線を照射することによってスパウト及び袋本体を殺菌することを特徴とするスパウト付き袋の殺菌方法。
  2. 請求項1に記載のスパウト付き袋の殺菌方法において、スパウト付き袋をスパウトが所定の向きとなるように搬送しつつ、スパウト付き袋に対しスパウトの内容物充填方向又は内容物注出方向から電子線を照射し、次いで、スパウトの内容物注出方向又は内容物充填方向から電子線を照射することを特徴とするスパウト付き袋の殺菌方法。
  3. 請求項1に記載のスパウト付き袋の殺菌方法において、スパウト付き袋をスパウトの中心軸を含む面内で回転させつつ、スパウト付き袋に対しスパウトの内容物充填方向及び内容物注出方向から電子線を照射することを特徴とするスパウト付き袋の殺菌方法。
  4. 未封状態のスパウトが袋本体に取り付けられてなる多数のスパウト付き袋を、スパウトを把持するグリッパにより支持しつつ搬送する搬送手段と、搬送手段により搬送中のスパウト付き袋に対しスパウトの内容物充填方向と内容物注出方向の二方向から電子線を照射することによってスパウト及び袋本体を殺菌可能な電子線照射部とを具備することを特徴とするスパウト付き袋の殺菌装置。
  5. 請求項4に記載のスパウト付き袋の殺菌装置において、スパウトが所定の向きとなって搬送されるスパウト付き袋に対して、スパウトの内容物充填方向又は内容物注出方向から電子線を照射する第一の電子線照射部と、第一の電子線照射部による電子線の照射後に、スパウトの内容物注出方向又は内容物充填方向から電子線を照射する第二の電子線照射部とが設けられたことを特徴とするスパウト付き袋の殺菌装置。
  6. 請求項4に記載のスパウト付き袋の殺菌装置において、スパウト付き袋の搬送中にスパウト付き袋をスパウトの中心軸を含む面内で回転させる回転手段が搬送手段内に設けられ、回転手段によるスパウト付き袋の回転中にスパウト付き袋に対しスパウトの内容物充填方向及び内容物注出方向から電子線を照射する電子線照射部が設けられたことを特徴とするスパウト付き袋の殺菌装置。
  7. 未封状態のスパウトが袋本体に取り付けられてなる多数のスパウト付き袋を、スパウトを把持するグリッパにより支持しつつ搬送し、搬送中のスパウト付き袋に対しスパウトの内容物充填方向と内容物注出方向の二方向から電子線を照射することによってスパウト及び袋本体を殺菌し、続いて内容物をスパウトから袋本体内に充填し、スパウトを封止することを特徴とするスパウト付き袋の無菌充填方法。
  8. 請求項7に記載のスパウト付き袋の無菌充填方法において、スパウト付き袋をスパウトが所定の向きとなるように搬送しつつ、スパウト付き袋に対しスパウトの内容物充填方向又は内容物注出方向から電子線を照射し、次いで、スパウトの内容物注出方向又は内容物充填方向から電子線を照射することによってスパウト及び袋本体を殺菌することを特徴とするスパウト付き袋の無菌充填方法。
  9. 請求項7に記載のスパウト付き袋の無菌充填方法において、スパウト付き袋をスパウトの中心軸を含む面内で回転させつつ、スパウト付き袋に対しスパウトの内容物充填方向及び内容物注出方向から電子線を照射することによってスパウト及び袋本体を殺菌することを特徴とするスパウト付き袋の無菌充填方法。
  10. 未封状態のスパウトが袋本体に取り付けられてなる多数のスパウト付き袋を、スパウトを把持するグリッパにより支持しつつ搬送する搬送手段と、搬送手段により搬送中のスパウト付き袋に対しスパウトの内容物充填方向と内容物注出方向の二方向から電子線を照射することによってスパウト及び袋本体を殺菌可能な電子線照射部と、電子線の照射により殺菌されたスパウト付き袋内にスパウトから内容物を充填してスパウトを封止する充填機とを具備することを特徴とするスパウト付き袋の無菌充填装置。
  11. 請求項10に記載されたスパウト付き袋の無菌充填装置において、スパウトが所定の向きとなって搬送されるスパウト付き袋に対して、スパウトの内容物充填方向又は内容物注出方向から電子線を照射する第一の電子線照射部と、第一の電子線照射部による電子線の照射後に、スパウトの内容物注出方向又は内容物充填方向から電子線を照射する第二の電子線照射部とが設けられたことを特徴とするスパウト付き袋の無菌充填装置。
  12. 請求項10に記載されたスパウト付き袋の無菌充填装置において、スパウト付き袋の搬送中にスパウト付き袋をスパウトの中心軸を含む面内で回転させる回転手段が搬送手段内に設けられ、回転手段によるスパウト付き袋の回転中にスパウト付き袋に対しスパウトの内容物充填方向及び内容物注出方向から電子線を照射する電子線照射部が設けられたことを特徴とするスパウト付き袋の無菌充填装置。
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