JP2017095108A - スパウト付き袋の殺菌方法及び装置並びにスパウト付き袋の無菌充填方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】未封状態のスパウト(2)が袋本体(1)に取り付けられてなる多数のスパウト付き袋を、スパウト(2)を把持するグリッパ(4)により支持しつつ搬送し、搬送中のスパウト付き袋に対しスパウト(2)の内容物充填方向(a)と内容物注出方向(b)の二方向から電子線を照射することによってスパウト(2)及び袋本体(1)を殺菌するスパウト付き袋の殺菌方法である。
【選択図】図3
Description
図1(A)に示すように、未封状態のスパウト2が袋本体1に取り付けられてなるスパウト付き袋が用意される。
この実施の形態2の殺菌装置乃至無菌充填装置では、実施の形態1を示す図2及び図3中、第二の電子線照射部5bが省略され、第一の電子線照射部5aに対応する電子線照射部5が図6の如く一基のみ設けられる。
この実施の形態3の殺菌装置乃至無菌充填装置では、実施の形態2の場合と同様に、第一の電子線照射部5aに対応する電子線照射部5が図11の如く一基のみ設けられる。
上部が図1(A)に示した構造を有し、下部が図8(A)に示した構造を有するスパウト付き袋を作成した。スパウトは円筒形とし、外径12mm、内径10mm、長さ35mmとした。袋本体は130mm×160mm、袋厚み約100μmとした。
2.処理条件
(1) 図4に示した電子線照射装置を用いてサンプルに電子線を照射した。
(2) 処理条件
(i) スパウト付き袋の袋本体は扁平に押し潰した状態にした。
(ii) 図4に示すようにスパウト付き袋を垂直に設置した。スパウトの開口と電子線照射部の窓との間の距離を25mmとした。電子線の照射方向をスパウトの内容物充填方向に一致させた。
(iii) 図4において、スパウト付き袋を、袋本体が上になり、スパウトが下になるように垂直に設置した。袋本体の上端(袋本体の底側)と電子線照射部の窓との間の距離を15mmとした。電子線の照射方向をスパウトの内容物注出方向に一致させた。
(iv) 上記(ii) (iii)において、加速電圧300kVで電子線をスパウト付き袋に照射した。その電子線照射の際、スパウト付き袋を速度5m/minで搬送した。
(3) 照射線量測定箇所
(i) スパウトの内面上部
(ii) スパウトの内面中央部
(iii) スパウトの内面下部
(iv) 袋本体の外面
(v) 袋本体の内面
(vi) 袋本体の1-2層間(内面)
(vii) 袋本体の2-3層間(外面)
(4) 照射線量測定方法
ラジオクロミックフィルム線量計を袋本体及びスパウトの線量測定箇所に貼付したうえで上記(ii) (iii)の電子線照射を行った。その後、ラジオクロミックフィルム線量計を回収し、吸光度リーダーによって600nmの吸光度を計測し、ラジオクロミックフィルム線量計の発色の変化量より照射線量を求めた。
3.線量測定結果
電子線の線量測定結果は、表1に示す通りである。
2…スパウト
4…グリッパ
5a,5b…電子線照射部
6…充填機
a…内容物充填方向
b…内容物注出方向
Claims (12)
- 未封状態のスパウトが袋本体に取り付けられてなる多数のスパウト付き袋を、スパウトを把持するグリッパにより支持しつつ搬送し、搬送中のスパウト付き袋に対しスパウトの内容物充填方向と内容物注出方向の二方向から電子線を照射することによってスパウト及び袋本体を殺菌することを特徴とするスパウト付き袋の殺菌方法。
- 請求項1に記載のスパウト付き袋の殺菌方法において、スパウト付き袋をスパウトが所定の向きとなるように搬送しつつ、スパウト付き袋に対しスパウトの内容物充填方向又は内容物注出方向から電子線を照射し、次いで、スパウトの内容物注出方向又は内容物充填方向から電子線を照射することを特徴とするスパウト付き袋の殺菌方法。
- 請求項1に記載のスパウト付き袋の殺菌方法において、スパウト付き袋をスパウトの中心軸を含む面内で回転させつつ、スパウト付き袋に対しスパウトの内容物充填方向及び内容物注出方向から電子線を照射することを特徴とするスパウト付き袋の殺菌方法。
- 未封状態のスパウトが袋本体に取り付けられてなる多数のスパウト付き袋を、スパウトを把持するグリッパにより支持しつつ搬送する搬送手段と、搬送手段により搬送中のスパウト付き袋に対しスパウトの内容物充填方向と内容物注出方向の二方向から電子線を照射することによってスパウト及び袋本体を殺菌可能な電子線照射部とを具備することを特徴とするスパウト付き袋の殺菌装置。
- 請求項4に記載のスパウト付き袋の殺菌装置において、スパウトが所定の向きとなって搬送されるスパウト付き袋に対して、スパウトの内容物充填方向又は内容物注出方向から電子線を照射する第一の電子線照射部と、第一の電子線照射部による電子線の照射後に、スパウトの内容物注出方向又は内容物充填方向から電子線を照射する第二の電子線照射部とが設けられたことを特徴とするスパウト付き袋の殺菌装置。
- 請求項4に記載のスパウト付き袋の殺菌装置において、スパウト付き袋の搬送中にスパウト付き袋をスパウトの中心軸を含む面内で回転させる回転手段が搬送手段内に設けられ、回転手段によるスパウト付き袋の回転中にスパウト付き袋に対しスパウトの内容物充填方向及び内容物注出方向から電子線を照射する電子線照射部が設けられたことを特徴とするスパウト付き袋の殺菌装置。
- 未封状態のスパウトが袋本体に取り付けられてなる多数のスパウト付き袋を、スパウトを把持するグリッパにより支持しつつ搬送し、搬送中のスパウト付き袋に対しスパウトの内容物充填方向と内容物注出方向の二方向から電子線を照射することによってスパウト及び袋本体を殺菌し、続いて内容物をスパウトから袋本体内に充填し、スパウトを封止することを特徴とするスパウト付き袋の無菌充填方法。
- 請求項7に記載のスパウト付き袋の無菌充填方法において、スパウト付き袋をスパウトが所定の向きとなるように搬送しつつ、スパウト付き袋に対しスパウトの内容物充填方向又は内容物注出方向から電子線を照射し、次いで、スパウトの内容物注出方向又は内容物充填方向から電子線を照射することによってスパウト及び袋本体を殺菌することを特徴とするスパウト付き袋の無菌充填方法。
- 請求項7に記載のスパウト付き袋の無菌充填方法において、スパウト付き袋をスパウトの中心軸を含む面内で回転させつつ、スパウト付き袋に対しスパウトの内容物充填方向及び内容物注出方向から電子線を照射することによってスパウト及び袋本体を殺菌することを特徴とするスパウト付き袋の無菌充填方法。
- 未封状態のスパウトが袋本体に取り付けられてなる多数のスパウト付き袋を、スパウトを把持するグリッパにより支持しつつ搬送する搬送手段と、搬送手段により搬送中のスパウト付き袋に対しスパウトの内容物充填方向と内容物注出方向の二方向から電子線を照射することによってスパウト及び袋本体を殺菌可能な電子線照射部と、電子線の照射により殺菌されたスパウト付き袋内にスパウトから内容物を充填してスパウトを封止する充填機とを具備することを特徴とするスパウト付き袋の無菌充填装置。
- 請求項10に記載されたスパウト付き袋の無菌充填装置において、スパウトが所定の向きとなって搬送されるスパウト付き袋に対して、スパウトの内容物充填方向又は内容物注出方向から電子線を照射する第一の電子線照射部と、第一の電子線照射部による電子線の照射後に、スパウトの内容物注出方向又は内容物充填方向から電子線を照射する第二の電子線照射部とが設けられたことを特徴とするスパウト付き袋の無菌充填装置。
- 請求項10に記載されたスパウト付き袋の無菌充填装置において、スパウト付き袋の搬送中にスパウト付き袋をスパウトの中心軸を含む面内で回転させる回転手段が搬送手段内に設けられ、回転手段によるスパウト付き袋の回転中にスパウト付き袋に対しスパウトの内容物充填方向及び内容物注出方向から電子線を照射する電子線照射部が設けられたことを特徴とするスパウト付き袋の無菌充填装置。
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JP2015225710A JP6657830B2 (ja) | 2015-11-18 | 2015-11-18 | スパウト付き袋の殺菌方法及び装置並びにスパウト付き袋の無菌充填方法及び装置 |
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2015
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