JP2017089800A - 密封装置 - Google Patents
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Abstract
Description
回転軸と、該回転軸の軸孔を有するハウジングとの間の環状隙間を密封する密封装置であって、
前記回転軸と共に回転する回転環と、
前記ハウジングに対して固定され、かつ前記回転環における密封対象流体側の端面に対して摺動する第1固定環と、
前記ハウジングに対して固定され、かつ前記回転環における密封対象流体側とは反対側の端面に対して摺動する第2固定環と、
前記回転環の外周面に固定され、該回転環と共に回転することで、密封対象流体側及び密封対象流体側とは反対側の双方の領域内のエクスターナル流体を径方向外側に導くパーシャルインペラーと、
を備えることを特徴とする。
ることができる。
前記シールカバーには、
第1固定環と前記回転環との摺動面に向けて、第1固定環及び前記回転環の外周面よりも径方向外側からエクスターナル流体を流入させる第1流入孔と、
第2固定環と前記回転環との摺動面に向けて、第2固定環及び前記回転環の外周面よりも径方向外側からエクスターナル流体を流入させる第2流入孔と、
前記パーシャルインペラーの外周面と対向する位置に、エクスターナル流体を導く導入口を有する流出孔と、が形成されると共に、
第1固定環と前記回転環との摺動面は、軸線方向において第1流入孔における先端の開口部の位置と前記導入口の位置との間に位置し、
第2固定環と前記回転環との摺動面は、軸線方向において第2流入孔における先端の開口部の位置と前記導入口の位置との間に位置するとよい。
図1〜図4を参照して、本発明の実施例に係る密封装置について説明する。図1は本発明の実施例に係る密封装置の装着状態を示す模式的断面図である。なお、図1における断面図は、密封装置の中心軸線を含む断面図である。ただし、図1においては、説明の便宜上、特徴的な部分を示すため、切断位置の位相(周方向の位置)は適宜異なっている。図2は本発明の実施例に係るパーシャルインペラーの平面図である。図3は本発明の実施例に係るパーシャルインペラーの断面図であり、図2中のBB断面図である。図4は本発明の実施例に係るシールカバーの断面図の一部であり、図1中のシールカバーにおけるAA線で切断した断面図に相当する。
特に、図1を参照して、本発明の実施例に係る密封装置の全体構成について説明する。本実施例に係る密封装置100は、回転軸200と、回転軸200の軸孔を有するハウジング300との間の環状隙間を密封するために設けられる。本実施例に係る密封装置100は、2つのメカニカルシールを備えるダブル型の密封装置である。本実施例においては、ハウジング300に対して固定される第1シールカバー110及び第2シールカバー120と、回転軸200の外周に取付けられるスリーブ130との間に2つのメカニカルシールが設けられている。第1シールカバー110及び第2シールカバー120は、いずれも環状の部材である。スリーブ130は、スリーブ130の外周面に取り付けられたスリーブカラー135がセットスクリュ135aにより固定されることにより、回転軸200に取り付けられている。また、ハウジング300における密封対象流体側(F)とは反対側である大気側(A)の端面に、第2シールカバー120が取り付けられている。更に、第2シールカバー120の大気側(A)の端面に第1シールカバー110が取り付けられている。これら第1シールカバー110及び第2シールカバー120は、不図示のボルトによって、ハウジング300に固定されている。
本実施例に係るメカニカルシールの構成について、より詳細に説明する。本実施例に係るメカニカルシールは、回転軸200と共に回転する回転環140と、いずれもハウジング300に対して固定される第1固定環150及び第2固定環160とを備えている。第1固定環150は第2シールカバー120に固定されることにより、ハウジング300に対して固定されている。この第1固定環150は、回転環140における密封対象流体側(F)の端面に対して摺動するように構成されている。そして、この第1固定環150は、スプリング155によって、回転環140に向かって付勢されている。また、第2固定環160は第1シールカバー110に固定されることにより、ハウジング300に対して固定されている。この第2固定環160は、回転環140における密封対象流体側とは反対側である大気側(A)の端面に対して摺動するように構成されている。そして、この第2固定環160は、スプリング165によって、回転環140に向かって付勢されている。
本実施例に係るパーシャルインペラー170について、より詳細に説明する。パーシャルインペラー170は、回転環140の外周面に焼嵌めにより固定されている。また、このパーシャルインペラー170は、回転環140と共に回転することで、密封対象流体側(F)及び大気側(A)の双方の領域内のエクスターナル流体を径方向外側に導く役割を担っている。より具体的には、パーシャルインペラー170は、円環状の部材により構成されており、その両側面に、断面形状が円弧状の切り欠き171,172が複数設けられている(図2及び図3参照)。これにより、パーシャルインペラー170が回転すると、複数の切り欠き171,172によって、密封対象流体側(F)及び大気側(A)の双方の領域内のエクスターナル流体が径方向外側に導かれる。
本実施例に係るシールカバーについて、より詳細に説明する。本実施例に係るシールカバー(第1シールカバー110及び第2シールカバー120)は、上記の通り、ハウジング300に対して固定され、かつその内周面側に回転環140と第1固定環150と第2固定環160が配置されている。第1シールカバー110には、周方向の一か所に設けられる流出孔111と、周方向に間隔を空けて設けられる複数の流入孔112とが形成されている。なお、流出孔111と流入孔112は周方向の異なる位置に形成されている。
本実施例に係る密封装置100の動作について説明する。上記のように構成された密封
装置100によれば、回転軸200の回転と共に回転環140が回転し、静止状態にある第1固定環150と回転する回転環140の端面同士が摺動し、かつ静止状態にある第2固定環160と回転する回転環140の端面同士が摺動する。ここで、周方向に複数設けられたスプリング155によって、第1固定環150が回転環140側に付勢されるため、第1固定環150と回転環140は摺動した状態が保たれる。また、周方向に複数設けられたスプリング165によって、第2固定環160が回転環140側に付勢されるため、第2固定環160と回転環140も摺動した状態が保たれる。以上の構成により、密封対象流体側(F)の流体は、第1固定環150と回転環140との摺動部位によって、メカニカルシールの内周面側から外周面側への漏れが抑制される。なお、上記摺動部位以外からの漏れは、複数のシールリングOによって抑制される。また、メカニカルシールの外周面側に密封対象流体が漏れてしまった場合でも、第2固定環160と回転環140との摺動部位によって、密封対象流体が大気側(A)に漏れてしまうことが抑制される。
以上のように、本実施例に係る密封装置100は、回転環140の両端面に対してそれぞれ摺動する第1固定環150と第2固定環160を備えている。すなわち、本実施例に係る密封装置100は、2つのメカニカルシールを用いたダブル型の密封装置である。そ
して、本実施例においては、回転環140と共に回転するパーシャルインペラー170を備えているため、ポンプなどを必要とすることなくエクスターナル流体を自己循環させることができる。
上記実施例に係るパーシャルインペラー170においては、密封対象流体側(F)と大気側(A)に設ける切り欠き171,172の形状及び大きさと配置個数が等しくなるように構成する場合を示している。しかしながら、切り欠き171,172の形状及び大き
さと配置個数については、装置の大きさや環境条件に応じて適宜設定することができる。つまり、密封対象領域側(F)と大気側(A)とで、切り欠きの形状や大きさが異なるものを採用したり、両者の個数が異なるように設定したりすることもできる。
110 第1シールカバー
111 流出孔
111a 導入口
111b 接続口
112 流入孔
112a 第1流入孔
112a1 開口部
112b 第2流入孔
112b1 開口部
112c 接続口
113 ブランクピース
120 第2シールカバー
130 スリーブ
135 スリーブカラー
135a セットスクリュ
140 回転環
150 第1固定環
155 スプリング
160 第2固定環
165 スプリング
170,170X パーシャルインペラー
171,172 切り欠き
171X 溝
172X 貫通孔
200 回転軸
300 ハウジング
400 流路
410 タンク
420 クーラー
O シールリング
P ピン
Claims (3)
- 回転軸と、該回転軸の軸孔を有するハウジングとの間の環状隙間を密封する密封装置であって、
前記回転軸と共に回転する回転環と、
前記ハウジングに対して固定され、かつ前記回転環における密封対象流体側の端面に対して摺動する第1固定環と、
前記ハウジングに対して固定され、かつ前記回転環における密封対象流体側とは反対側の端面に対して摺動する第2固定環と、
前記回転環の外周面に固定され、該回転環と共に回転することで、密封対象流体側及び密封対象流体側とは反対側の双方の領域内のエクスターナル流体を径方向外側に導くパーシャルインペラーと、
を備えることを特徴とする密封装置。 - 前記ハウジングに対して固定され、かつその内周面側に前記回転環と第1固定環と第2固定環が配置されるシールカバーを備え、
前記シールカバーには、
第1固定環と前記回転環との摺動面に向けて、第1固定環及び前記回転環の外周面よりも径方向外側からエクスターナル流体を流入させる第1流入孔と、
第2固定環と前記回転環との摺動面に向けて、第2固定環及び前記回転環の外周面よりも径方向外側からエクスターナル流体を流入させる第2流入孔と、
前記パーシャルインペラーの外周面と対向する位置に、エクスターナル流体を導く導入口を有する流出孔と、が形成されると共に、
第1固定環と前記回転環との摺動面は、軸線方向において第1流入孔における先端の開口部の位置と前記導入口の位置との間に位置し、
第2固定環と前記回転環との摺動面は、軸線方向において第2流入孔における先端の開口部の位置と前記導入口の位置との間に位置することを特徴とする請求項1に記載の密封装置。 - 前記パーシャルインペラーは、前記回転環の外周面に焼嵌めにより固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の密封装置。
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JP2019039502A (ja) * | 2017-08-25 | 2019-03-14 | 日本ピラー工業株式会社 | ダブル形メカニカルシール |
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2015
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