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JP2017087923A - 運転支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】合流地点および車線減少地点において、他車両の割り込みの可能性を適切に判定し、目標車間距離を長く設定することで、かえって運転者に違和感を与えることを防止できる運転支援装置を提供する。
【解決手段】他車両による割り込みが発生し易いと判断される合流地点、車線減少地点において、自車両の走行する車線が合流してくる車線の隣接車線である又は減少する車線の隣接車線である場合、且つ合流してくる車線上又は減少する車線上に自車両の前方の所定車間距離以上の位置に自車両より遅い車両を検知した場合又は所定車間距離以下の位置から自車両と並走する位置の間に自車両より速い車両を検知した場合のみ、本来設定してある車間距離を増加させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自車両と、自車両の前方を走行する車両との車間距離を設定した目標車間距離に保つ車間距離制御手段を備える運転支援装置に関する。
特許文献1には、地図情報から合流或いは車線減少を検知した際に、合流してくる車線上或いは減少する車線上に他車両を検知した場合に、他車両が割り込みを行う可能性があると判定し、前方車両との目標車間距離を一時的に長く設定することで、運転者に不安感を抱かせることを抑制する運転支援装置が開示されている。
特開2013−177054号公報
しかしながら、上述の背景技術によれば、割り込みの判断基準は合流或いは車線減少を検知したか否かおよび他車両を検知したか否かであり、自車両より十分前方の他車両が加速しながら割り込んできた際など、運転者に不安感を与えることがない場合においても、目標車間距離を長く設定してしまい、かえって運転者に違和感を与える技術的問題点がある。
本発明は、上述した問題点に鑑み、割り込みの判断基準は合流或いは車線減少を検知したか否かおよび他車両を検知したか否かに加え、他車両と自車両の位置関係および相対速度から他車両の割り込みの可能性を判定することで、運転者に不安感を与える可能性がある割り込みを適切に判定し、目標車間距離を長く設定してしまうことでかえって運転者に違和感を与えること防止する運転支援装置を提供することを課題とする。
上述の課題を解決するために、本発明に係る運転支援装置は、自車両の前方で前記自車両と同一車線を走行する前方車両と設定した目標車間距離を保つよう前記自車両を制御する車間距離制御手段を備える運転支援装置であって、前記自車両の側方に存在する側方車両との車間距離および前記側方車両の速度を検知する側方車両検知手段と、前記自車両の前方の合流又は車線減少を検知する車線数変化検知手段と、前記車線数変化検知手段が、前記自車両の前方に合流又は車線減少を検知した場合に、前記自車両の走行する車線が合流してくる車線の隣接車線か否か又は減少する車線の隣接車線か否かを判定する自車両車線判定手段と、を備え、1)前記車線変化検知手段が前記自車両の前方に合流又は車線減少を検知し、2)前記自車両車線判定手段が自車両の走行する車線が合流してくる車線の隣接車線である又は減少する車線の隣接車線であると判定した場合であって、3)前記側方車両検知手段が前記合流してくる車線上又は減少する車線上に前記自車両の前方の所定車間距離以上の位置に前記自車両より遅い側方車両を検知した場合、又は前記所定車間距離より小さい位置から前記自車両と並走する位置の間に前記自車両より速い側方車両を検知した場合、且つ4)前記前方車両との車間距離が前記所定車間距離以上で且つ前記所定車間距離に所定値加えた値以下で、のみ、前記車間距離制御手段は前記目標車間距離を増加させることを特徴とする。
ここで、上記「合流」とは「合流交通」を示した警戒標識或いは合流が発生している地点を指す。また、「合流」とは2つの道路が、合わさって一つの道路になることを意味する。なお、本発明において「合流してくる車線」とは、前記2つの道路のうち、道路幅が小さい方或いは優先道路でない方を指す。例えば高速道路において、本線に合流してくる車線などがそうである。
ここで、上記「車線減少」とは「車線数減少」を示した警戒標識或いは車線数が減少する地点を指す。また、「車線が減少する」とは2車線以上の道路において、前記道路を構成する車線の数が減ることを意味する。なお、本発明において「減少する車線」とは、前記道路において、1車線のみ減少する場合は、その減少する車線を指す。一方で、前記道路において、2車線以上減少する場合は、減少しない道路に隣接する車線を「減少する車線」と定義する。例えば、3車線から1車線に減少する場合は、残る1車線に隣接する車線を「減少する車線」とする。
本発明によれば、前方車両との車間距離制御を行っている最中に、自車両の前方に合流又は車線減少が検知された場合であって、合流してくる車線上又は減少する車線上に、自車両の前方の所定車間距離以上の位置に自車両より遅い側方車両を検知した場合、又は自車両の前方の所定車間距離より小さい位置から自車両と並走する位置の間に自車両より速い側方車両を検知した場合のみ、車間距離制御手段は前記前方車両との車間距離を増加させる。
ここで、所定車間距離とは、自車両が前方車両に追従するかたちで走行している場合において、自車両と前方車両の間に、側方車両が割り込んできた際に、自車両の運転者が不安を感じるか否かを判定する値である。即ち、側方車両が割り込んできた結果、自車両と側方車両の車間距離が所定車間距離より小さくなると、運転者は不安に感じる。なお、所定車間距離は複数の運転者に対して異なる車間距離で側方車両を割り込ませた際に、不安に感じるか否かの回答について統計を取り、該統計に基づき設定される車間距離に、車速係数、側方車両との相対速度係数、前方車両との車間距離係数を掛け求めるものでよい。
また、所定値とは、側方車両が自車両と前方車両の間に割り込んだ場合、側方車両と自車両の車間距離が所定車間距離より小さくなるか否かを判定する値である。即ち、前方車両と自車両の車間距離が所定車間距離以上で且つ所定車間距離に所定値加えた値以下で、割り込みが発生した場合、側方車両と自車両の車間距離は所定車間距離より小さくなり、自車両の運転者が不安を感じるので割り込みに適した車間距離でない。なお、所定値とは側方車両の全長でよく、固定値として、例えば5mから8mの間の値でよい。
つまり、本発明によれば、運転者に不安感を与える割り込みの可能性を適切に判定でき、運転者に不安感を与える割り込みの可能性がない場合には、目標車間距離を長く設定しないので、目標車間距離を長く設定することでかえって運転者に違和感を与えることを抑制することができる。
図1は、本実施形態の運転支援装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本実施形態の運転支援装置が行う処理の流れを示すフローチャート図である。 図3は、本実施形態の運転支援装置が車線減少時に動作する状態図である。 図4は、本実施形態の運転支援装置が合流時に動作する状態図である。
以下、図面を参照して本発明の運転支援装置の実施形態について説明する。
図1を参照しながら、本実施形態の運転支援装置の一例について説明する。図1は、本実施形態の運転支援装置の構造の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、運転支援装置1は、センサ11と、GPS(Global Positioning System)受信部12と、地図DB(DataBase)13と、車間距離制御部14と、アクチュエータECU(Electronic Control Unit)15と、アクセル・ブレーキアクチュエータ16とを備えている。
センサ11は、車両の走行に必要な又は有用な情報を検出する検出機器である。センサ11の検出結果は、車間・車速算出部141、車線数変化検知部142、自車両車線判定部143および目標車間距離設定部144に対して適宜出力される。センサ11は、例えば、外部センサ111と、内部センサ112を含む。
外部センサ111は、車両の外部状況を検出する検出機器である。外部状況とは、例えば、車両の周囲の環境を含んでいてもよい。
外部センサ111は、カメラ部1111を含む。カメラ部1111は、典型的には、車両の周辺の風景を撮像する複数のカメラで構成される。カメラ部1111は、特に自車両周辺の他車両、前方の走行車線、および道路脇などに設置されている道路標識を撮像可能である。車間・車速算出部141、車線数変化検知部142、自車両車線判定部143および目標車間距離設定部144に対して適宜出力される。なお、外部センサ111は、カメラに加えレーダーやライダーを併用する形でもよい。
内部センサ112は、車両の内部状況を検出する検出機器である。内部状況は、例えば、車両の走行状態を含んでいてもよい。また、内部状況は、例えば、車両の各種機器の作動状態を含んでいてもよい。
内部センサ112は、車速センサ1121を含む。車速センサ1121は、車両速度を検出する検出機器である。車速センサ1121の一例として、車輪即センサがあげられる。車速センサ1121が検出した車速情報は目標車間距離設定部144に適宜出力される。
GPS受信部12は、3個以上のGPS衛星からGPS信号を受信することで、自車両の位置(以降適宜“自車両位置”と称する)を計測する。GPS受信部12が計測した自車両位置の情報は目標車間距離設定部144に適宜出力される。なお、GPS受信部12に加えて又は代えて、自車両位置を計測可能な計測機器を備えていてもよい。
地図DB13は 地図を示す地図情報を格納するデータベースである。地図DB13は、車両に搭載された記録媒体(例えば、HDD(Hard Disk Drive))内に構築されている。地図情報は、例えば、地図内に含まれる道路の形状を示す道路形状情報(例えば、曲線および直線等の種別を示す情報や、曲線の曲率半径等を示す情報)等を含む。また、地図内に含まれる道路、交差点、分岐点および信号等の位置を示す道路位置情報、等を含んでもよい。地図DBの情報は目標車間距離設定部144に適宜出力される。
車間距離制御手段の一具体例である車間距離制御部14はセンサ11、GPS受信部12、地図DB13の出力を受ける。また、車間距離制御部14はアクチュエータECU15がアクセル・ブレーキアクチュエータ16を制御するのに必要な情報を算出する。
アクチュエータECU15がアクセル・ブレーキアクチュエータ16を制御するのに必要な情報を算出するために、車速制御部14は、その内部に実現される論理的な処理ブロックまたは物理的な処理回路として、周辺車両検知部141と、車線数変化検知部142と、自車両車線判定部143と、目標車間距離設定部144と、目標トルク算出部145を備えている。
周辺車両検知部141は、カメラ部1111が撮像した画像から、自車両の周辺に存在する車両の位置および車速を検知する。ここで、周辺車両とは、カメラ部1111が撮像した画像から認識できる車両であり、自車両の前方、側方および後方の車両を指す。
具体的には、周辺車両検知部141はカメラ部1111が撮像した画像から三角測量を利用して周辺車両の位置を算出する。また、周辺車両検知部141は、1フレーム前の画像中の車両の位置と現在画像の車両の位置とを比較し、移動量を算出し、移動量を撮像周期で除することで、対象車両の速度を算出する。また、周辺車両検知部141は、算出した周辺車両の位置および自車両位置から自車両と周辺車両の車間距離を算出する。なお、周辺車両検知部141において、自車両側方の車両を検知する機能は、側方車両検知手段の一具体例である。
車線数変化検知手段の一具体例である車線数変化検知部142は、カメラ部1111が撮像した画像から自車両の前方において車線数の変化を検知する。具体的には、カメラ部1111が撮像した画像から道路標識を検出し、検出した道路標識をメモリで保存してある道路標識の画像とマッチング処理を行うことで、自車両の前方(即ち、自車両がこれから走行しようとする道路)に存在する合流地点又は車線減少地点を検知する。なお、車線数変化検知部142は、地図情報などから合流地点又は車線減少地点を検知するようにしてもよい。
自車両車線判定手段の一具体例である自車両車線判定部143は、車線数変化検知部142が自車両の前方に、合流地点又は車線減少地点があることを検知した場合に、カメラ部1111が撮像した画像、自車両位置および地図情報から、自車両が合流してくる車線に隣接する車線で走行しているか否か又は自車両が減少する車線に隣接する車線で走行しているか否かを判定する。
具体的には、車線数変化検知部142が自車両の前方に合流地点又は車線減少地点があることを検知した後、自車両車線判定部143は、カメラ部1111が撮像した画像から、自車両が中央線或いは中央分離帯から幾つ目の車線を走行中かを検知する。そして、自車両車線判定部143は、地図情報にある車線情報と前記検知結果を照らし合わせることで、自車両が合流してくる車線に隣接する車線で走行しているか否か又は自車両が減少する車線に隣接する車線で走行しているか否かを判定する。
目標車間距離設定部144は、運転者がステアリングホイール横に設置されたレバー(図示せず)を操作し決めた車速に対応する車間距離を目標車間距離として設定する。また、目標車間距離設定部144は、車線数変化検知部142が合流地点又は車線減少地点を検知している場合で、且つ自車両車線判定部143が自車両が合流してくる車線に隣接する車線で走行している又は自車両が減少する車線に隣接する車線で走行していると判定した場合、周辺車両検知部141の検知結果に基づいて、合流してくる車線上又は減少する車線上に車両(以後、側方車両と適宜呼称する)が存在するか否かを判定する。目標車間距離設定部144は、側方車両が存在すると判定した場合、側方車両の速度と自車両の速度、および側方車両との車間距離と所定車間距離をそれぞれ比較する。そして、以下の1)から4)の条件を全て満たした場合に、目標車間距離を増加させる。なお、増加させる値は実験によって得られた値であり、異なる運転者に一定車速で運転してもらい、実際に異なる値の増加を体験させ、違和感のない増加値の平均をとったものでよい。また、前記実験において、前記一定車速を変化させ、各車速ごとに増加させる値を設定するようにしてもよい。
具体的には、1)前記車線変化検知手段が前記自車両の前方に合流又は車線減少を検知し、2)前記自車両車線判定手段が自車両の走行する車線が合流してくる車線の隣接車線である又は減少する車線の隣接車線であると判定した場合であって、3)前記側方車両検知手段が前記合流してくる車線上又は減少する車線上に前記自車両の前方の所定車間距離以上の位置に前記自車両より遅い側方車両を検知した場合、又は前記所定車間距離より小さい位置から前記自車両と並走する位置の間に前記自車両より速い側方車両を検知した場合、且つ4)前記目標車間距離が前記所定車間距離以上で且つ前記目標車間距離が前記所定車間距離に所定値加えた値以下。
ここで、上述の所定車間距離Lとは、自車両が前方車両に追従するかたちで走行している場合において、自車両と前方車両の間に、側方車両が割り込んできても、自車両の運転者が不安を感じるか否かを判定する値である。具体的な求め方としては、複数の運転者に対して異なる車間距離で側方車両を割り込ませた際に、不安に感じるか否かの回答について統計を取り、該統計に基づき設定される車間距離Lに、車速係数K1、側方車両との相対速度係数K2、前方車両との車間距離係数K3を掛けた以下の式で求めるものでよい。
=L×K1×K2×K3 …式1
なお、係数は0から1の間で設定される。車速係数K1は車速が大きいほど1に近づき、側方車両との相対速度係数K2は相対速度が大きいほど1に近づき、前方車両との車間距離係数K3は前方車両との車間距離が近いほど1に近づく。
次に、上述の所定車間距離に加える所定値とは、前方車両と自車両の車間距離が割り込みに適したものであるか否かを判定する値である。即ち、前方車両と自車両の車間距離が所定車間距離以上で且つ目標車間距離が所定車間距離に所定値加えた値以下で、割り込みが発生した場合、側方車両と自車両の車間距離は所定車間距離より小さくなり、自車両の運転者が不安を感じるので割り込みに適した所感距離でない。なお、所定値とは側方車両の全長でよく、固定値として、例えば5mから8mの間の値でよい。
目標トルク算出部145は、自車両と同じ車線の前方に車両が走行している場合は、目標車間距離設定部144が設定した目標車間距離を保つことができるトルクを算出し、後述するアクチュエータECU15に送信する。また、自車両と同じ車線の前方に車両が走行していない場合は、運転者が設定した車速を保つことができるトルクを算出し、アクチュエータECU15に送信する。
アクチュエータECU15は、目標トルク算出部145が算出したエンジンの出力トルク信号、或いはブレーキの油圧信号に基づいて、アクセル・ブレーキアクチュエータ16を制御する。
アクセル・ブレーキアクチュエータ16は、例えばスロットルを動かすモータ、又はブレーキに油圧をかける装置であり、アクチュエータECU15の制御に従い作動する。
続いて、図2を参照しながら、実施形態の運転支援装置が行う一連の処理のフローチャートについて説明する。なお、運転支援装置は運転者がインストールメントパネルなどに備え付けられた車間距離制御のスタートボタン(図示せず)を押すことで、一連の処理を開始する。
図2に示すように、車間距離制御部14はセンサ11が検出した各種データを読み込み、周辺車両検知部141は、カメラ部1111が撮像した画像から、自車両周辺の車両と自車両との車間距離、および周辺車両の速度を検知する(ステップS11)。
続いて、車線数変化検知部142は、自車両の前方に、合流地点又は車線減少地点があるか否かを検知する(ステップS12)。ステップS12の検知の結果、車線数変化検知部142が合流地点および車線減少地点を検知できなかった場合(ステップS12:No)、運転支援装置1は一連の処理を終了させる。
他方で、ステップS12の検知の結果、車線数変化検知部142が合流地点又は車線減少地点を検知した場合(ステップS12:Yes)、自車両車線判定部143は、自車両が合流してくる車線に隣接する車線で走行しているか否か又は自車両が減少する車線に隣接する車線で走行しているか否かを判定する(ステップS13)。ステップS13の判定の結果、自車両車線判定部143が、自車両が合流してくる車線に隣接する車線および減少する車線に隣接する車線で走行していないと判定した場合(ステップS13:No)、運転支援装置1は一連の処理を終了させる。
他方で、ステップS13の判定の結果、自車両車線判定部143が自車両が合流してくる車線に隣接する車線で走行している又は自車両が減少する車線に隣接する車線で走行していると判定した場合(ステップS13:Yes)、目標車間距離設定部144は、周辺車両検知部141の検知結果に基づいて、合流してくる車線上又は減少する車線上に側方車両が存在しているか否かを判定する(ステップS14)。ステップS14の判定の結果、側方車両が存在しないと判定した場合(ステップS14:No)、運転支援装置1は一連の処理を終了させる。
他方で、ステップS14の判定の結果、側方車両が存在すると判定した場合(ステップS14:Yes)、目標車間距離設定部144は、側方車両の速度が自車両の速度以上か否か判定する(ステップS15)。ステップS15の判定の結果、目標車間距離設定部144が側方車両の速度が自車両の速度以上と判定した場合(ステップS15:Yes)、目標車間距離設定部144は、前記側方車両と自車両の車間距離が所定車間距離より小さく且つ零(即ち自車両と並走する位置)以上か否かを判定する(ステップS16)。
ステップS16の判定の結果、目標車間距離設定部144が、前記側方車両と自車両の車間距離が所定車間距離以上、又は零より小さいと判定した場合(ステップS16:No)、側方車両が自車両の前方に割り込んでくる可能性は小さい。よって、運転支援装置1は一連の処理を終了させる。
他方で、ステップS16の判定の結果、目標車間距離設定部144が、側方車両と自車両の車間距離が所定車間距離より小さく且つ零以上と判定した場合(ステップS16:Yes)、目標車間距離設定部144は、前方車両と自車両の車間距離が所定車間距離以上で且つ前記所定車間距離に所定値加えた値以下か否かを判定する(ステップS21)。ステップS21の判定の結果、前方車両と自車両の車間距離が所定車間距離より小さい又は、所定車間距離に所定値加えた値より大きい場合は(ステップS21:No)、運転支援装置1は一連の処理を終了させる。
他方で、ステップS21の判定の結果、前方車両と自車両の車間距離が所定車間距離以上で且つ前記所定車間距離に所定値加えた値以下である場合(ステップS21:Yes)、
目標車間距離設定部144は、運転者によって設定された速度に対応する目標車間距離を増加させる(ステップS17)。そして、目標トルク算出部145は、目標車間距離設定部144が増加させた目標車間距離を保つことができるトルクを算出し、アクチュエータECU15に出力する(ステップS18)。最後に、アクチュエータECU15は、目標トルク算出部145が算出したトルクに基づいて、アクセル・ブレーキアクチュエータ16を制御する(ステップS19)。
ここで、ステップS15まで戻り、ステップS15の判定の結果、目標車間距離設定部144が側方車両の速度が自車両の速度以上でない(即ち自車両の速度より小さい)と判定した場合(ステップS15:No)、目標車間距離設定部144は、側方車両と自車両の車間距離が所定車間距離以上か否かを判定する(ステップS20)。ステップS20の判定の結果、目標車間距離設定部144が、側方車両と自車両の車間距離が所定車間距離より小さいと判定した場合(ステップS20:No)、側方車両が自車両の前方に割り込んでくる可能性は小さい。よって、運転支援装置1は一連の処理を終了させる。
他方で、ステップS20の判定の結果、目標車間距離設定部144が、側方車両と自車両の車間距離が所定車間距離以上と判定した場合(ステップS20:Yes)、ステップS21に進む。
以上より、図2の本実施形態の運転支援装置が行う一連の処理のフローチャートについて説明を終える。
次に、図3に車線減少の際に本実施形態の運転支援装置の作動する状態の具体例を説明する。また、図4に合流の際に本実施形態の運転支援装置の作動する状態の具体例を説明する。なお、図3および図4を通して、h0は所定車間距離、h1は自車両と、自車両と同一車線を走行する前方車両との車間距離、h2は自車両と側方車両との車間距離、h3は自車両と道路標識の距離である。また、図3および図4を通して、自車両と前方車両の車間距離は、所定車間距離以上で、所定車間距離に所定値加えた値以下である。
図3の(a)は自車両が前方車両とh1(即ち目標車間距離)をおいて追従走行していた際に、自車両が前方h3に車線減少の道路標識を認識した場合である。この時、自車両は、減少する車線上に自車両とh2(h2>h0)をおいて、自車両より遅い速度で走行する側方車両を検知している。この状況では、側方車両が前方車両に追い抜かれてから、図中に表示した相対走行ラインのような軌跡をたどり、自車両と前方車両の間に割り込み、所定車間距離内に進入してくる可能性がある。よってこのような状態では、自車両は目標車間距離を増加させる。
図3の(b)の自車両、前方車両、道路標識の位置関係は図3の(a)と同じである。一方で、減少する車線上の側方車両は自車両とh2(h0>h2>0)をおいて、自車両より速い速度で走行している。この状況では、側方車両が自車両を追い抜き、図中に示した相対走行ラインのような軌跡をたどり、自車両と前方車両の間に割り込み、所定車間距離内に進入してくる可能性がある。よってこのような状態では、自車両は目標車間距離を増加させる。
図4の(a)は自車両が前方車両とh1(即ち目標車間距離)をおいて追従走行していた際に、自車両が既に後方h3に位置する道路標識を認識していた場合である。この時、自車両は、合流してくる車線上に自車両とh2(h2>h0)をおいて、自車両より遅い速度で走行する側方車両を検知している。この状況では、図3の(a)同様、側方車両が図中の相対走行ラインのような軌跡をたどり、自車両と前方車両の間に割り込み、所定車間距離内に進入してくる可能性がある。よってこのような状態では、自車両は目標車間距離を増加させる。
図4の(b)の自車両、前方車両、道路標識の位置関係は図4の(a)と同じである。一方で、減少する車線上の側方車両は自車両とh2(h0>h2>0)をおいて、自車両より速い速度で走行している。この状況では、側方車両が自車両を追い抜き、図中に示した相対走行ラインのような軌跡をたどり、自車両と前方車両の間に割り込み、所定車間距離内に進入してくる可能性がある。よってこのような状態では、自車両は目標車間距離を増加させる。
以上より、図3、図4の本実施形態の運転支援装置の作動する状態の具体例の説明を終える。
本発明によれば、前方車両との車間距離制御を行っている最中に、自車両の前方に合流地点又は車線減少地点が検知された場合であって、合流してくる車線上又は減少する車線上に、自車両の前方の所定車間距離以上の位置に自車両より遅い側方車両を検知した場合、又は自車両の前方の所定車間距離より小さい位置から自車両と並走する位置の間に自車両より速い側方車両を検知した場合に、車間距離制御手段は前記前方車両との車間距離を増加させる。これにより、運転者に不安感を与える割り込みの可能性を適切に判定でき、目標車間距離を長く設定してしまい、かえって運転者に違和感を与えることを抑制することができる。
1 運転支援装置
11 センサ
111 外部センサ
1111 カメラ部
112 内部センサ
1121 車速センサ
12 GPS受信部
13 地図DB
14 車間距離制御部
141 周辺車両検知部
142 車線数変化検知部
143 自車両車線判定部
144 目標車間距離設定部
145 目標トルク算出部
15 アクチュエータECU
16 アクセル・ブレーキアクチュエータ

Claims (1)

  1. 自車両の前方で前記自車両と同一車線を走行する前方車両と設定した目標車間距離を保つよう前記自車両を制御する車間距離制御手段を備える運転支援装置であって、
    前記自車両の側方に存在する側方車両との車間距離および前記側方車両の速度を検知する側方車両検知手段と、
    前記自車両の前方の合流又は車線減少を検知する車線数変化検知手段と、
    前記車線数変化検知手段が、前記自車両の前方に合流又は車線減少を検知した場合に、前記自車両の走行する車線が合流してくる車線の隣接車線か否か又は減少する車線の隣接車線か否かを判定する自車両車線判定手段と、を備え、
    1)前記車線変化検知手段が前記自車両の前方に合流又は車線減少を検知し、2)前記自車両車線判定手段が自車両の走行する車線が合流してくる車線の隣接車線である又は減少する車線の隣接車線であると判定した場合であって、3)前記側方車両検知手段が前記合流してくる車線上又は減少する車線上に前記自車両の前方の所定車間距離以上の位置に前記自車両より遅い側方車両を検知した場合、又は前記所定車間距離より小さい位置から前記自車両と並走する位置の間に前記自車両より速い側方車両を検知した場合、4)前記前方車両との車間距離が前記所定車間距離以上で且つ前記所定車間距離に所定値を加えた値以下で、のみ、前記車間距離制御手段は前記目標車間距離を増加させることを特徴とする運転支援装置
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