JP2017083019A - 不断流式の流路閉塞装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】密閉ケース20内に内嵌され且つ閉塞バッグ4が縮小された状態で収容された挿入ガイド筒22が、挿入ガイド筒22の先端部の少なくとも一部が流体管1の外周面1aにおける分岐口2の外面側周縁部2aに当接する当接姿勢となるまで、分岐管部Bの軸芯Yに沿って密閉ケース20内及び分岐管部B内を移動自在で、当接姿勢にある挿入ガイド筒22内の閉塞バッグ4が、分岐管部Bの軸芯Yに沿って挿入ガイド筒22内から分岐口2を介して流体管1の管内流路3に挿入自在で且つ所定の管内流路閉塞位置に位置している状態で、挿入ガイド筒22の内面に摺接可能な軸芯調整部50が流体管1の径方向において分岐口2に対応する箇所に位置する。
【選択図】図7
Description
前記分岐口に連通し弁部材を有する分岐管部に着脱自在に接続される密閉ケースと、
前記密閉ケース内に内嵌される挿入ガイド筒と、
前記密閉ケース及び前記挿入ガイド筒に亘って、密封状態を維持したまま前記分岐管部の軸芯に沿って摺動自在に貫設され、内部に通流路を備えた軸と、
前記挿入ガイド筒内に位置する前記軸の先端部に固設されて、前記通流路を介して供給される拡径用流体により拡径側に弾性膨張変形自在な前記閉塞バッグと、
前記流体管内の流体圧に抗して前記軸を押し込み移動させる押込み操作手段と、
前記挿入ガイド筒内に位置する前記軸の先端部又は前記閉塞バッグの基端部位に固設され、前記挿入ガイド筒の内面に摺接可能な軸芯調整部とを備え、
前記閉塞バッグが前記挿入ガイド筒内に縮小された状態で収容された前記挿入ガイド筒が、前記押込み操作手段により、前記挿入ガイド筒の先端部の少なくとも一部が前記流体管の外周面における前記分岐口の外面側周縁部に当接する当接姿勢となるまで、前記分岐管部の軸芯に沿って前記密閉ケース内及び前記分岐管部内を移動自在に構成され、
前記当接姿勢にある前記挿入ガイド筒内に収容された前記閉塞バッグが、前記押込み操作手段により、前記分岐管部の軸芯に沿って前記挿入ガイド筒内から前記分岐口を介して前記流体管の管内流路に挿入自在に構成されるとともに、前記閉塞バッグが所定の管内流路閉塞位置に位置している状態で、前記軸芯調整部が前記流体管の径方向において前記分岐口に対応する箇所に位置するように構成されている点にある。
なお、密閉ケース及び挿入ガイド筒に貫設される軸は、分岐管部の軸芯に沿って摺動させると、まず、密閉ケースに対して相対移動し且つ挿入ガイド筒に対しては相対移動せず(軸は挿入ガイド筒と共に移動し)、その後、挿入ガイド筒が流体管の外周面における分岐口の外面側周縁部に当接すると、密閉ケース及び挿入ガイド筒に対して相対移動する(軸のみが移動する)ように、密閉ケースよりも挿入ガイド筒の方が密着度がより高い状態で貫設されている。
前記当接姿勢にある前記挿入ガイド筒を、前記外径側部位の少なくとも一部を前記外面側周縁部に当接させ且つ前記内径側部位の少なくとも一部を前記分岐口に内嵌させた状態で位置決め可能に構成されている点にある。
これにより、挿入ガイド筒に貫設された軸が分岐管部の軸芯に対してずれている場合でも、挿入ガイド筒に形成された段部の内径側部位を、挿入ガイド筒を分岐口に挿入する際の案内部材として利用することができ、挿入ガイド筒に貫設された軸と分岐管部の軸芯とを同軸状態で位置決めすることができる。
また、挿入ガイド筒に形成された段部の内径側部位が分岐口に内嵌された状態で、外径側部位が分岐口の外面側周縁部に当接するので、挿入ガイド筒が流体管の管軸芯方向へ移動することを確実に防止することができる。
さらに、挿入ガイド筒の段部の内径側部位が分岐口に内嵌されるので、当該内径側部位が内嵌された部位では分岐口の内面側(流体管の管軸芯方向に沿う方向における分岐口の内面側)を覆う状態となり、当接姿勢にある挿入ガイド筒内から分岐口を介して流体管の管内流路に閉塞バッグを移動させる際に、当該閉塞バッグが分岐口の内面のバリや分岐管部の内面の突起等に接触することが無く、閉塞バッグの破損をより一層防止することができる。
前記分岐口に連通する状態で前記流体管に一体形成される装着口部と前記装着口部に装着される弁部材とを有する前記分岐管部に着脱自在に接続される密閉ケースと、
前記密閉ケース内に内嵌される挿入ガイド筒と、
前記密閉ケース及び前記挿入ガイド筒に亘って、密封状態を維持したまま前記分岐管部の軸芯に沿って摺動自在に貫設され、内部に通流路を備えた軸と、
前記挿入ガイド筒内に位置する前記軸の先端部に固設されて、前記通流路を介して供給される拡径用流体により拡径側に弾性膨張変形自在な前記閉塞バッグと、
前記流体管内の流体圧に抗して前記軸を押し込み移動させる押込み操作手段と、
前記挿入ガイド筒内に位置する前記軸の先端部又は前記閉塞バッグの基端部位に固設され、前記挿入ガイド筒の内面に摺接可能な軸芯調整部とを備え、
前記閉塞バッグが前記挿入ガイド筒内に縮小された状態で収容された前記挿入ガイド筒が、前記押込み操作手段により、前記挿入ガイド筒の先端部の少なくとも一部が前記装着口部に形成された被当接部に当接する当接姿勢となるまで、前記分岐管部の軸芯に沿って前記密閉ケース内及び前記分岐管部内を移動自在に構成され、
前記当接姿勢にある前記挿入ガイド筒内に収容された前記閉塞バッグが、前記押込み操作手段により、前記分岐管部の軸芯に沿って前記挿入ガイド筒内から前記分岐口を介して前記流体管の管内流路に挿入自在に構成されるとともに、前記閉塞バッグが所定の管内流路閉塞位置に位置している状態で、前記軸芯調整部が前記流体管の径方向において前記分岐口に対応する箇所に位置するように構成されている点にある。
なお、密閉ケース及び挿入ガイド筒に貫設される軸は、分岐管部の軸芯に沿って摺動させると、まず、密閉ケースに対して相対移動し且つ挿入ガイド筒に対しては相対移動せず(軸は挿入ガイド筒と共に移動し)、その後、挿入ガイド筒が装着口部に形成された被当接部に当接すると、密閉ケース及び挿入ガイド筒に対して相対移動する(軸のみが移動する)ように、密閉ケースよりも挿入ガイド筒の方が密着度がより高い状態で貫設されている。
前記閉塞バッグの基端部位には、前記通流路に連通する流体給排路を備え且つ前記軸芯調整筒部材の内面に摺接可能な外面を有する口金部材が設けられ、前記口金部材が、前記軸芯調整筒部材に内嵌するように配置されている点にある。
即ち、挿入ガイド筒の内面に摺接可能な軸芯調整筒部材に、当該軸芯調整筒部材の内面に摺接可能な外面を有する口金部材が内嵌されているので、不断流状態において管内流路を通流する流体からの流体圧によって、管内流路閉塞位置に位置する閉塞バッグが、分岐口の下流側(分岐管部の軸芯よりも流体管の下流側)に移動するように押圧されたとしても、口金部材の外面と軸芯調整筒部材の内面とが摺接し、軸芯調整筒部材の外面と挿入ガイド筒の内面とが摺接して、閉塞バッグ及び軸が流体管の管軸芯方向に沿って分岐口に近接する方向へ移動することを確実に防止することができる。
これにより、不断流状態において、軸を分岐管部の軸芯と同心状態に確実に維持して、管内流路閉塞位置に位置して管内流路を閉止している閉塞バッグの変形や移動を一層低減して、管内流路の内周面に対する密着度合いの変動を一層防止することができ、管内流路を一層確実に閉止できる。
これにより、閉塞バッグを流体管の管内流路に挿入する際に、挿入位置規制手段を当接姿勢にある挿入ガイド筒の底部外面に当接させるだけで、閉塞バッグを管内流路における所定の管内流路閉塞位置に容易且つ確実に位置させることができる。
これにより、挿入ガイド筒及び閉塞バッグを密閉ケースの内部空間内に完全に収容した状態で、密閉ケースを分岐管部から離脱することができ、密閉ケースの離脱、搬出、輸送等の際に、閉塞バッグが物体等に接触して破損することを良好に防止することができる。
これにより、不断流状態でも、管内流路閉塞位置に挿入され且つ軸芯調整部により分岐管部の軸芯と同心状態が維持された閉塞バッグを単に弾性膨張変形させるだけで、分岐口及び管内流路を簡便且つ確実に閉止することができる。
また、流体管の内周面における分岐口の内面側周縁部に、バリや突起等、或いは、モルタルの剥離等が存在している場合でも、環状シール部は、流体管の管軸芯方向において当該内面側周縁部から偏倚した位置で流体管の内周面に圧接されるので、止水性が低下することがない。
加えて、流体管の内周面における分岐口の内面側周縁部が、分岐口に向かって曲面状に形成されている場合でも、環状シール部は、流体管の管軸芯方向において当該内面側周縁部から偏倚した位置で流体管の内周面に圧接されるので、止水性が低下することがない。
なお、このような流路閉塞装置Aを用いた流路閉塞方法は、穿孔口2の近傍で閉塞バッグ4により水道管1の管内流路3を閉止することで、管内流路3において閉塞バッグ4により閉止された箇所よりも下流側の部位で、不断水状態のまま、耐用年数に至ったり、劣化による漏水や故障等により更新時期を迎えた水道管1や消火栓(図示せず)等の更新作業・修理作業等を行うために実施される。
また、各分割継手体5Aの内面に形成されたシール保持溝5bには、水道管1の外周面1aとの間を水密状態に密封する合成ゴム製のシール材5cが装着されているとともに、一つの分割継手体5Aの中央部には、穿孔口2の直径よりも大径の内径を備えた円筒状の弁装着口部6が、水道管1の径方向外方側に向けて突出する状態で一体形成されている。
弁装着口部6の連結フランジ部6bには、仕切弁7の筒状部7aの長手方向中間部位に突出形成された連結フランジ部7Aが、ボルト10・ナット11により脱着自在に締付固定されている。
つまり、分割継手体5Aにおける弁装着口部6及び仕切弁7が、分岐管部Bとして機能し、分岐管部B内には軸芯Yに沿って水道管1の外周面(穿孔口2を穿孔する予定箇所)に連通する流路が形成されている。
具体的には、穿孔装置は、仕切弁7の下流側の連結フランジ部7Bにボルト・ナットを介して水密状態で連結可能な連結フランジ部を備えた有底筒状のケーシングと、ケーシングの底部に貫設されて、ケーシング内を当該ケーシングの長手方向に移動自在で且つ駆動回転自在なホールソー(円筒状回転カッター)とを備えている。
そして、ケーシングの連結フランジ部を、弁体7Cが閉弁状態にある仕切弁7の連結フランジ部7Bにボルト・ナットを介して水密状態で締付連結し、穿孔装置のホールソーを、分岐管部Bの軸芯Yに沿って仕切弁7の筒状部7a、開弁操作された弁体7C及び弁装着口部6の管部6aを介して送り込んで、水道管1の管壁に円形状の穿孔口2を穿孔形成する穿孔作業工程を実行する。なお、穿孔口2を形成した後、ホールソー及び円形状に切断された切片をケーシング内に収容するとともに弁体7Cを閉弁操作して、ケーシングの連結フランジと仕切弁7の連結フランジ7Bとの締付連結を解除し、穿孔装置を仕切弁7から撤去する。
また、密閉ケース20には、筒状壁20aの外周面のうち底壁部20b寄りの箇所で且つ筒軸30を挟んで相対向する部位に、環状係止部20dを備えたアイナット20eが筒状壁20aの外周面に固着されたボルト等の適宜固定手段(図示せず)で固定されている。
筒軸30の後端部30Cの上流側には、拡径用流体Pを筒軸30の外部の供給源(図示せず)から供給バルブ31aを介して通流路30Aに供給する供給路31、及び、通流路30A内の拡径用流体Pを排出バルブ32aを介して排出する排出路32が設けられている。
そして、バッグ本体4B(閉塞バッグ4)の外周面において、嵌合筒部4aの長手方向に直交する方向における嵌合筒部4a(筒軸30)の両側に位置する箇所には、閉塞バッグ4が弾性膨張変形した際に、水道管1の内周面に対して周方向の全周に亘って圧接して閉塞バッグ4を摩擦保持する環状シール部4iが突設されている。
バッグ外取付部材4fの外径は、後述する軸芯調整筒部材50に内嵌するように、軸芯調整筒部材50の内径よりも若干小径に形成され、バッグ外取付部材4fの外面が、軸芯調整筒部材50の内面50aに摺接可能に構成されている。
具体的には、軸芯調整筒部材50は、挿入ガイド筒22の内径よりも若干小径の外径で且つバッグ外取付部材4fの外径よりも若干大径の内径に形成された筒壁部50bと、筒軸30の先端部30Bが貫設される底壁部50cとを備えた有底筒状に形成されている。
このように、軸芯調整筒部材50が筒軸30の先端部30Bに固設された状態では、軸芯調整筒部材50の筒壁部50bの内面50aの少なくとも一部が、口金部材4Aのバッグ外取付部材4fの外面の径方向外方側に近接した状態で位置している。
この状態では、密閉ケース20の内部空間21には、縮小された閉塞バッグ4が収容された挿入ガイド筒22が、挿入ガイド筒22における段部22Aの内径側部位22fの先端が密閉ケース20の連結フランジ部20Aの近傍に位置し、且つ、筒軸30の挿入位置規制凸部30Dの上面が密閉ケース20の底壁部20bの内面に当接する位置に位置する状態で、収容されている。即ち、分岐管部Bの軸芯Yに沿う方向において、挿入位置規制凸部30Dの下面と挿入ガイド筒22の底壁部22bの外面との距離が、挿入ガイド筒22の段部22Aが穿孔口2の外面側周縁部2aに当接した当接姿勢となった後に、筒軸30を最大挿入位置(管内流路閉塞位置)にまで挿入する距離と同一となるように、挿入ガイド筒22が密閉ケース20の内部空間21に収容されている。
この当接姿勢では、挿入ガイド筒22は、段部22Aの外径側部位22eの少なくとも一部が外面側周縁部2aに当接し且つ内径側部位22fの少なくとも一部が穿孔口2に内嵌した状態で位置決めされており、また、挿入ガイド筒22の外径が分岐管部Bの内径よりも若干小径に構成されているので、分岐管部Bの内面により挿入ガイド筒22が、より確実に位置決めされている。
また、挿入ガイド筒22に貫設された筒軸30が分岐管部Bの軸芯Yに対してずれている場合でも、挿入ガイド筒22に形成された段部22Aの内径側部位22fを、挿入ガイド筒22を穿孔口2に挿入する際の案内部材として利用することができ、挿入ガイド筒22に貫設された筒軸30分岐管部Bの軸芯Yとを同軸状態で位置決めすることができる。
さらに、挿入ガイド筒22に形成された段部22Aの内径側部位22fが穿孔口2に内嵌された状態で、外径側部位22eが穿孔口2の外面側周縁部2aに当接するので、挿入ガイド筒22が水道管1の管軸芯X方向へ移動することを確実に防止することができる。
加えて、挿入ガイド筒22の段部22Aの内径側部位22eが穿孔口2に内嵌されるので、当該内径側部位22eが内嵌された部位では穿孔口2の内面側(水道管1の管軸芯X方向に沿う方向における穿孔口2の内面側)を覆う状態となり、後述するように、当接姿勢にある挿入ガイド筒22内から穿孔口2を介して水道管1の管内流路3に閉塞バッグ4を移動させる際に、当該閉塞バッグ4が穿孔口2の内面のバリや分岐管部Bの内面の突起等に接触することが無く、閉塞バッグ4の破損をより一層防止することができる。
この状態では、閉塞バッグ4は管内流路3において所期の管内流路閉塞位置に位置し、軸芯調整筒部材50は、水道管1の径方向において穿孔口2に対応する箇所(軸芯調整筒部材50が水道管1の管軸芯X方向に沿って移動すると穿孔口2の内周面に当接する箇所)に位置し、軸芯調整筒部50の先端と穿孔口2における水道管1の径方向内方側端とが、水道管1の径方向において同一位置に位置する(図5参照)。
このように、バッグ本体4Bが管内流路閉塞位置で弾性膨張変形すると、バッグ本体4Bの外周面が、水道管1の内周面における穿孔口2の内面側周縁部を閉塞する状態で、水道管1の管内流路3を閉止するとともに、バッグ本体4B(閉塞バッグ4)の外周面において、水道管1の管軸芯X方向において嵌合筒部4a(筒軸30)の両側に位置する箇所に設けられた環状シール部4iが、水道管1の内周面を周方向の全周に亘って圧接する。なお、閉塞バッグ4が十分に弾性膨張変形すると、供給バルブ31aを閉弁する。
また、不断流状態でも、管内流路閉塞位置に挿入され且つ軸芯調整筒部材50により分岐管部Bの軸芯Yと同心状態が維持された閉塞バッグ4を単に弾性膨張変形させるだけで、穿孔口2及び管内流路3を簡便且つ確実に閉止することができることに加えて、両環状シール部4iと水道管1の内周面との摩擦により、閉塞バッグ4が水道管1の下流側へ移動することを一層防止することができ、管内流路3の内周面に対する密着度合いの変動をより一層防止することができる。
なお、押込み操作手段40の操作レバー43により緊締状態にあるチェーン41の位置保持を解除操作することで、管内流路3を通流する上水Qの流体圧により筒軸30を分岐管部Bの軸芯Yに沿って抜去できる場合には、クレーン等を用いる必要はないが、安全のためクレーン等を併用する構成としてもよい。
中栓60は、円筒状の本体部60aと、内軸72の先端部に接続され本体部60aの上部に設けられる取付部60bと、本体部60aの外周部に設けられ径方向外方側に拡径変形自在な環状の拡径弾性部材60cと、中栓挿入機Gにおける内軸72の相対回転操作に応じて拡径弾性部材60cを拡径変形させる拡径機構(図示せず)と、中栓挿入機Gにおける内軸72の相対回転操作に応じて中栓60を水道管1の内周面における穿孔口2の内周面側周縁部に位置決め固定する固定機構(図示せず)とを備えて構成されている。なお、中栓60の本体部60aの外径は穿孔口2の内径よりも若干小径に構成されている。
これにより、中栓60を穿孔口2に固定できるとともに、穿孔口2を密封状態で閉塞することができる。
なお、仕切弁7の撤去は、中栓装着機Gの撤去と同時に行う構成としてもよい。
蓋61は、平板状の本体部61aと、本体部61aの下面から円形状に突出する筒部61bと、筒部61bの外周部から径方向外方側に延出する連結フランジ部61cとを備えている。
具体的には、筒部61bをシール部材(図示せず)を介して弁装着口部6の環状凹溝6cに内嵌させた状態で、連結フランジ部61cと弁装着口部6の連結フランジ部6bとをボルト12・ナット13により連結固定する。
これにより、穿孔口2を中栓60により密封した状態で、更に、当該中栓60を囲繞する状態で弁装着口部6を密封することができる。
(A)上記実施形態では、挿入ガイド筒22の先端部に、挿入ガイド筒22の外径側部位22eよりも内径側部位22fが先端側に突出形成された段部22Aを設け、当接姿勢において、挿入ガイド筒22が、段部22Aの外径側部位22eの少なくとも一部が外面側周縁部2aに当接し且つ内径側部位22fの少なくとも一部が穿孔口2に内嵌した状態となるように構成したが、その他の構成を採用することができる。
例えば、図13に示すように、上記段部22Aを省略して、挿入ガイド筒22の筒壁部22aを、内径及び外径が分岐管部Bの軸芯Yに沿う方向で一定(厚みが一定)となるように構成することができる。そして、この筒壁部22aの外径を、穿孔口2の内径よりも大径で且つ仕切弁7の筒状部7aの内径及び弁装着口部6の管部6aの内径よりも小径に構成し、筒壁部22aの内径を、軸芯調整筒部材50の外径よりも大径で且つ穿孔口2の内径よりも小径に構成して、筒軸30と共に挿入ガイド筒22が密閉ケース20内及び分岐管部B内を分岐管部Bの軸芯Yに沿って移動することで、挿入ガイド筒22の先端面22Pが、穿孔口2の外面側周縁部2aに当接する当接姿勢となるように構成することもできる。
この当接姿勢では、挿入ガイド筒22の筒壁部22aの内面は、穿孔口2の内面よりも内側(分岐管部Bの軸芯Y側)に位置しているので、管内流路3への閉塞バッグ4の挿入の際、閉塞バッグ4が穿孔口2に接触することはない。
なお、挿入ガイド筒22の筒壁部22aの内径を、穿孔口2の内径と同径に構成してもよい。
例えば、図14に示すように、水道管1の外周面に予め形成された分岐口2に連通する状態で、弁装着口部(装着口部の一例)6を水道管1に一体形成し、当該分岐口2を介して閉塞バッグ4を挿入する構成としてもよい。
そして、内径及び外径が分岐管部Bの軸芯Yに沿う方向で一定(厚みが一定)となるように構成された挿入ガイド筒22の筒壁部22aは、外径が仕切弁7の筒状部7aの内径よりも若干小径に形成され、内径が軸心調整筒部50の筒壁部50bの外径よりも若干大径に形成されており、筒軸30を分岐管部Bの軸芯Yに沿って摺動させると、筒軸30は、密閉ケース20に対して相対移動し且つ挿入ガイド筒22に対しては相対移動しない状態で、挿入ガイド筒22と共に移動し、挿入ガイド筒22の先端部の少なくとも一部が弁装着口部6の環状凹溝6cに当接する当接姿勢となる。ここで、挿入ガイド筒22の先端部が環状凹溝6cに当接する箇所は、当該環状凹溝6cにおいて仕切弁7の筒状部7aの上流側端部が当接する箇所よりも径方向内方側に位置する箇所となっており、当該箇所が弁装着口部6に形成された被当接部として機能する。即ち、環状凹溝6cは、弁装着口部6の管部6aの径方向で、仕切弁7の筒状部7a及び挿入ガイド筒22の先端部を当接支持可能な幅を備えるように構成されている。なお、本別実施形態では、挿入ガイド筒22の先端部が環状凹溝6cに当接した当接姿勢では、挿入ガイド筒22の内面22aが若干弁装着口部6の管部6aの内径よりも若干小径となるように配設され、軸芯調整筒部材50の外面は挿入ガイド筒22の内面22aに摺接可能に配設されている。
また、挿入ガイド筒22が当接姿勢にある状態で、筒軸30を分岐管部Bの軸芯Yに沿って管内流路3側に向かって更に摺動させると、閉塞バッグ4は管内流路3において所期の管内流路閉塞位置に位置し、軸芯調整筒部材50は、水道管1の径方向において分岐口2に対応する箇所(軸芯調整筒部材50が水道管1の管軸芯X方向に沿って移動すると分岐口2の内周面に当接する箇所)に位置し、軸芯調整筒部50の先端と分岐口2における水道管1の径方向内方側端とが、水道管1の径方向において同一位置に位置する。
なお、本別実施形態では、弁装着口部6に形成された被当接部を、挿入ガイド筒22の先端部が弁装着口部6の環状凹溝6cに当接する箇所として構成したが、当該被当接部としては、弁装着口部6に形成され且つ挿入ガイド筒22の先端部の少なくとも一部が当接する箇所であれば、その他の構成を採用することができる。例えば、弁装着口部6の管部6aの内面から径方向内方側に突出形成された突起部(例えば、周方向に2箇所)の上面を、当該被当接部として構成することもできる。
軸芯調整部としては有底筒状の軸芯調整筒部材50ではなく、挿入ガイド筒22の内面に摺接可能な形状の部材であれば、その他の構成を採用することができる。
例えば、密閉ケース20の長さを、密閉ケース20の内部空間21に挿入ガイド筒22と挿入ガイド筒22内から移動した状態の閉塞バッグ4とを収容した際、筒軸30の挿入位置規制凸部30Dの下面が挿入ガイド筒22の底壁部22bの外面に当接し、且つ、当該挿入位置規制凸部30Dの上面が密閉ケース20の底壁部20bの内面に当接した状態で、閉塞バッグ4の先端(一部)が密閉ケース20の内部空間21から突出する長さに形成することができる。即ち、閉塞バッグ4が内部空間21内に完全に収容されないように形成することもできる。
また、例えば、密閉ケース20の長さを、密閉ケース20の内部空間21に挿入ガイド筒22と挿入ガイド筒22内から移動した状態の閉塞バッグ4とを収容した際、筒軸30の挿入位置規制凸部30Dの下面が挿入ガイド筒22の底壁部22bの外面に当接し、且つ、当該挿入位置規制凸部30Dの上面が密閉ケース20の底壁部20bの内面に当接すると、閉塞バッグ4の先端が密閉ケース20の内部空間21内において連結フランジ部20Aよりも底壁部20b側に偏倚した位置に位置した状態で、挿入ガイド筒22及び閉塞バッグ4の全体が密閉ケース20の内部空間21に完全に収容される長さに形成することもできる。
1a 外周面
2 穿孔口(分岐口)
2a 外面側周縁部
3 管内流路
4 閉塞バッグ
4i 環状シール部
4A 口金部材
4f バッグ外取付部材(口金部材)
6 弁装着口部(装着口部)
6c 環状凹溝(被当接部)
7 仕切弁(弁部材、分岐管部)
7C 弁体
20 密閉ケース
21 内部空間
22 挿入ガイド筒
22c 内面
22e 外径側部位(段部)
22f 内径側部位(段部)
22A 段部
30 筒軸(軸)
30A 通流路
30B 先端部
30D 挿入位置規制凸部(挿入位置規制手段)
40 押込み操作手段
50 軸芯調整筒部材(軸芯調整部)
50a 内面
A 流路閉塞装置
B 分岐管部
P 拡径用流体
Q 上水(流体)
X 管軸芯
Y 軸芯
前記分岐口に連通し弁部材を有する分岐管部に着脱自在に接続される密閉ケースと、
密封状態を維持したまま前記分岐管部の軸芯に沿って前記密閉ケースの内部に貫設され、内部に通流路を備えた軸と、
前記軸の先端部に固設されて、前記通流路を介して供給される拡径用流体により拡径側に弾性膨張変形自在な前記閉塞バッグと、
前記流体管内の流体圧に抗して前記軸を押し込み移動させる押込み操作手段と、
前記軸の先端部又は前記閉塞バッグの基端部位に固設された軸芯調整部とを備え、
前記押込み操作手段により前記軸と共に移動した前記閉塞バッグが所定の管内流路閉塞位置に位置している状態で、前記軸芯調整部が前記流体管の径方向において前記分岐口に対応する箇所に位置するように規制する挿入位置規制手段が、前記軸の外周面から径方向外方側に突出形成されている点にある。
前記押込み操作手段により移動した前記挿入ガイド筒の先端部の少なくとも一部が前記分岐口の外面側周縁部に当接しており、
前記押込み操作手段により前記挿入ガイド筒内から移動した前記閉塞バッグが前記管内流路閉塞位置に位置している状態で、前記挿入位置規制手段が前記挿入ガイド筒の底部に当接するように構成されている点にある。
なお、密閉ケース及び挿入ガイド筒に貫設される軸は、分岐管部の軸芯に沿って移動させると、まず、密閉ケースに対して相対移動し且つ挿入ガイド筒に対しては相対移動せず(軸は挿入ガイド筒と共に移動し)、その後、挿入ガイド筒が流体管の外周面における分岐口の外面側周縁部に当接すると、密閉ケース及び挿入ガイド筒に対して相対移動する(軸のみが移動する)ように、密閉ケースよりも挿入ガイド筒の方が密着度がより高い状態で貫設されている。
これにより、挿入ガイド筒に貫設された軸が分岐管部の軸芯に対してずれている場合でも、挿入ガイド筒に形成された段部の内径側部位を、挿入ガイド筒を分岐口に挿入する際の案内部材として利用することができ、挿入ガイド筒に貫設された軸と分岐管部の軸芯とを同軸状態で位置決めすることができる。
また、挿入ガイド筒に形成された段部の内径側部位が分岐口に内嵌された状態で、外径側部位が分岐口の外面側周縁部に当接するので、挿入ガイド筒が流体管の管軸芯方向へ移動することを確実に防止することができる。
さらに、挿入ガイド筒の段部の内径側部位が分岐口に内嵌されるので、当該内径側部位が内嵌された部位では分岐口の内面側(流体管の管軸芯方向に沿う方向における分岐口の内面側)を覆う状態となり、当接姿勢にある挿入ガイド筒内から分岐口を介して流体管の管内流路に閉塞バッグを移動させる際に、当該閉塞バッグが分岐口の内面のバリや分岐管部の内面の突起等に接触することが無く、閉塞バッグの破損をより一層防止することができる。
前記分岐口に連通する状態で前記流体管に一体形成される装着口部と前記装着口部に装着される弁部材とを有する前記分岐管部に着脱自在に接続される密閉ケースと、
密封状態を維持したまま前記分岐管部の軸芯に沿って前記密閉ケースの内部に貫設され、内部に通流路を備えた軸と、
前記軸の先端部に固設されて、前記通流路を介して供給される拡径用流体により拡径側に弾性膨張変形自在な前記閉塞バッグと、
前記流体管内の流体圧に抗して前記軸を押し込み移動させる押込み操作手段と、
前記軸の先端部又は前記閉塞バッグの基端部位に固設された軸芯調整部とを備え、
前記押込み操作手段により前記軸と共に移動した前記閉塞バッグが所定の管内流路閉塞位置に位置している状態で、前記軸芯調整部が前記流体管の径方向において前記分岐口に対応する箇所に位置するように規制する挿入位置規制手段が、前記軸の外周面から径方向外方側に突出形成されている点にある。
前記押込み操作手段により移動した前記挿入ガイド筒の先端部の少なくとも一部が前記装着口部に形成された被当接部に当接しており、
前記押込み操作手段により前記挿入ガイド筒内から移動した前記閉塞バッグが前記管内流路閉塞位置に位置している状態で、前記挿入位置規制手段が前記挿入ガイド筒の底部に当接している点にある。
なお、密閉ケース及び挿入ガイド筒に貫設される軸は、分岐管部の軸芯に沿って移動させると、まず、密閉ケースに対して相対移動し且つ挿入ガイド筒に対しては相対移動せず(軸は挿入ガイド筒と共に移動し)、その後、挿入ガイド筒が装着口部に形成された被当接部に当接すると、密閉ケース及び挿入ガイド筒に対して相対移動する(軸のみが移動する)ように、密閉ケースよりも挿入ガイド筒の方が密着度がより高い状態で貫設されている。
前記閉塞バッグの基端部位には、前記通流路に連通する流体給排路を備え且つ前記軸芯調整筒部材の内面に摺接可能な外面を有する口金部材が設けられ、前記口金部材が、前記軸芯調整筒部材に内嵌するように配置されている点にある。
即ち、挿入ガイド筒の内面に摺接可能な軸芯調整筒部材に、当該軸芯調整筒部材の内面に摺接可能な外面を有する口金部材が内嵌されているので、不断流状態において管内流路を通流する流体からの流体圧によって、管内流路閉塞位置に位置する閉塞バッグが、分岐口の下流側(分岐管部の軸芯よりも流体管の下流側)に移動するように押圧されたとしても、口金部材の外面と軸芯調整筒部材の内面とが摺接し、軸芯調整筒部材の外面と挿入ガイド筒の内面とが摺接して、閉塞バッグ及び軸が流体管の管軸芯方向に沿って分岐口に近接する方向へ移動することを確実に防止することができる。
これにより、不断流状態において、軸を分岐管部の軸芯と同心状態に確実に維持して、管内流路閉塞位置に位置して管内流路を閉止している閉塞バッグの変形や移動を一層低減して、管内流路の内周面に対する密着度合いの変動を一層防止することができ、管内流路を一層確実に閉止できる。
これにより、挿入ガイド筒及び閉塞バッグを密閉ケースの内部空間内に完全に収容した状態で、密閉ケースを分岐管部から離脱することができ、密閉ケースの離脱、搬出、輸送等の際に、閉塞バッグが物体等に接触して破損することを良好に防止することができる。
これにより、不断流状態でも、管内流路閉塞位置に挿入され且つ軸芯調整部により分岐管部の軸芯と同心状態が維持された閉塞バッグを単に弾性膨張変形させるだけで、分岐口及び管内流路を簡便且つ確実に閉止することができる。
また、流体管の内周面における分岐口の内面側周縁部に、バリや突起等、或いは、モルタルの剥離等が存在している場合でも、環状シール部は、流体管の管軸芯方向において当該内面側周縁部から偏倚した位置で流体管の内周面に圧接されるので、止水性が低下することがない。
加えて、流体管の内周面における分岐口の内面側周縁部が、分岐口に向かって曲面状に形成されている場合でも、環状シール部は、流体管の管軸芯方向において当該内面側周縁部から偏倚した位置で流体管の内周面に圧接されるので、止水性が低下することがない。
なお、このような流路閉塞装置Aを用いた流路閉塞方法は、穿孔口2の近傍で閉塞バッグ4により水道管1の管内流路3を閉止することで、管内流路3において閉塞バッグ4により閉止された箇所よりも下流側の部位で、不断水状態のまま、耐用年数に至ったり、劣化による漏水や故障等により更新時期を迎えた水道管1や消火栓(図示せず)等の更新作業・修理作業等を行うために実施される。
また、各分割継手体5Aの内面に形成されたシール保持溝5bには、水道管1の外周面1aとの間を水密状態に密封する合成ゴム製のシール材5cが装着されているとともに、一つの分割継手体5Aの中央部には、穿孔口2の直径よりも大径の内径を備えた円筒状の弁装着口部6が、水道管1の径方向外方側に向けて突出する状態で一体形成されている。
弁装着口部6の連結フランジ部6bには、仕切弁7の筒状部7aの長手方向中間部位に突出形成された連結フランジ部7Aが、ボルト10・ナット11により脱着自在に締付固定されている。
つまり、分割継手体5Aにおける弁装着口部6及び仕切弁7が、分岐管部Bとして機能し、分岐管部B内には軸芯Yに沿って水道管1の外周面(穿孔口2を穿孔する予定箇所)に連通する流路が形成されている。
具体的には、穿孔装置は、仕切弁7の下流側の連結フランジ部7Bにボルト・ナットを介して水密状態で連結可能な連結フランジ部を備えた有底筒状のケーシングと、ケーシングの底部に貫設されて、ケーシング内を当該ケーシングの長手方向に移動自在で且つ駆動回転自在なホールソー(円筒状回転カッター)とを備えている。
そして、ケーシングの連結フランジ部を、弁体7Cが閉弁状態にある仕切弁7の連結フランジ部7Bにボルト・ナットを介して水密状態で締付連結し、穿孔装置のホールソーを、分岐管部Bの軸芯Yに沿って仕切弁7の筒状部7a、開弁操作された弁体7C及び弁装着口部6の管部6aを介して送り込んで、水道管1の管壁に円形状の穿孔口2を穿孔形成する穿孔作業工程を実行する。なお、穿孔口2を形成した後、ホールソー及び円形状に切断された切片をケーシング内に収容するとともに弁体7Cを閉弁操作して、ケーシングの連結フランジと仕切弁7の連結フランジ7Bとの締付連結を解除し、穿孔装置を仕切弁7から撤去する。
また、密閉ケース20には、筒状壁20aの外周面のうち底壁部20b寄りの箇所で且つ筒軸30を挟んで相対向する部位に、環状係止部20dを備えたアイナット20eが筒状壁20aの外周面に固着されたボルト等の適宜固定手段(図示せず)で固定されている。
筒軸30の後端部30Cの上流側には、拡径用流体Pを筒軸30の外部の供給源(図示せず)から供給バルブ31aを介して通流路30Aに供給する供給路31、及び、通流路30A内の拡径用流体Pを排出バルブ32aを介して排出する排出路32が設けられている。
そして、バッグ本体4B(閉塞バッグ4)の外周面において、嵌合筒部4aの長手方向に直交する方向における嵌合筒部4a(筒軸30)の両側に位置する箇所には、閉塞バッグ4が弾性膨張変形した際に、水道管1の内周面に対して周方向の全周に亘って圧接して閉塞バッグ4を摩擦保持する環状シール部4iが突設されている。
バッグ外取付部材4fの外径は、後述する軸芯調整筒部材50に内嵌するように、軸芯調整筒部材50の内径よりも若干小径に形成され、バッグ外取付部材4fの外面が、軸芯調整筒部材50の内面50aに摺接可能に構成されている。
具体的には、軸芯調整筒部材50は、挿入ガイド筒22の内径よりも若干小径の外径で且つバッグ外取付部材4fの外径よりも若干大径の内径に形成された筒壁部50bと、筒軸30の先端部30Bが貫設される底壁部50cとを備えた有底筒状に形成されている。
このように、軸芯調整筒部材50が筒軸30の先端部30Bに固設された状態では、軸芯調整筒部材50の筒壁部50bの内面50aの少なくとも一部が、口金部材4Aのバッグ外取付部材4fの外面の径方向外方側に近接した状態で位置している。
この状態では、密閉ケース20の内部空間21には、縮小された閉塞バッグ4が収容された挿入ガイド筒22が、挿入ガイド筒22における段部22Aの内径側部位22fの先端が密閉ケース20の連結フランジ部20Aの近傍に位置し、且つ、筒軸30の挿入位置規制凸部30Dの上面が密閉ケース20の底壁部20bの内面に当接する位置に位置する状態で、収容されている。即ち、分岐管部Bの軸芯Yに沿う方向において、挿入位置規制凸部30Dの下面と挿入ガイド筒22の底壁部22bの外面との距離が、挿入ガイド筒22の段部22Aが穿孔口2の外面側周縁部2aに当接した当接姿勢となった後に、筒軸30を最大挿入位置(管内流路閉塞位置)にまで挿入する距離と同一となるように、挿入ガイド筒22が密閉ケース20の内部空間21に収容されている。
この当接姿勢では、挿入ガイド筒22は、段部22Aの外径側部位22eの少なくとも一部が外面側周縁部2aに当接し且つ内径側部位22fの少なくとも一部が穿孔口2に内嵌した状態で位置決めされており、また、挿入ガイド筒22の外径が分岐管部Bの内径よりも若干小径に構成されているので、分岐管部Bの内面により挿入ガイド筒22が、より確実に位置決めされている。
また、挿入ガイド筒22に貫設された筒軸30が分岐管部Bの軸芯Yに対してずれている場合でも、挿入ガイド筒22に形成された段部22Aの内径側部位22fを、挿入ガイド筒22を穿孔口2に挿入する際の案内部材として利用することができ、挿入ガイド筒22に貫設された筒軸30分岐管部Bの軸芯Yとを同軸状態で位置決めすることができる。
さらに、挿入ガイド筒22に形成された段部22Aの内径側部位22fが穿孔口2に内嵌された状態で、外径側部位22eが穿孔口2の外面側周縁部2aに当接するので、挿入ガイド筒22が水道管1の管軸芯X方向へ移動することを確実に防止することができる。
加えて、挿入ガイド筒22の段部22Aの内径側部位22eが穿孔口2に内嵌されるので、当該内径側部位22eが内嵌された部位では穿孔口2の内面側(水道管1の管軸芯X方向に沿う方向における穿孔口2の内面側)を覆う状態となり、後述するように、当接姿勢にある挿入ガイド筒22内から穿孔口2を介して水道管1の管内流路3に閉塞バッグ4を移動させる際に、当該閉塞バッグ4が穿孔口2の内面のバリや分岐管部Bの内面の突起等に接触することが無く、閉塞バッグ4の破損をより一層防止することができる。
この状態では、閉塞バッグ4は管内流路3において所期の管内流路閉塞位置に位置し、軸芯調整筒部材50は、水道管1の径方向において穿孔口2に対応する箇所(軸芯調整筒部材50が水道管1の管軸芯X方向に沿って移動すると穿孔口2の内周面に当接する箇所)に位置し、軸芯調整筒部50の先端と穿孔口2における水道管1の径方向内方側端とが、水道管1の径方向において同一位置に位置する(図5参照)。
このように、バッグ本体4Bが管内流路閉塞位置で弾性膨張変形すると、バッグ本体4Bの外周面が、水道管1の内周面における穿孔口2の内面側周縁部を閉塞する状態で、水道管1の管内流路3を閉止するとともに、バッグ本体4B(閉塞バッグ4)の外周面において、水道管1の管軸芯X方向において嵌合筒部4a(筒軸30)の両側に位置する箇所に設けられた環状シール部4iが、水道管1の内周面を周方向の全周に亘って圧接する。なお、閉塞バッグ4が十分に弾性膨張変形すると、供給バルブ31aを閉弁する。
また、不断流状態でも、管内流路閉塞位置に挿入され且つ軸芯調整筒部材50により分岐管部Bの軸芯Yと同心状態が維持された閉塞バッグ4を単に弾性膨張変形させるだけで、穿孔口2及び管内流路3を簡便且つ確実に閉止することができることに加えて、両環状シール部4iと水道管1の内周面との摩擦により、閉塞バッグ4が水道管1の下流側へ移動することを一層防止することができ、管内流路3の内周面に対する密着度合いの変動をより一層防止することができる。
なお、押込み操作手段40の操作レバー43により緊締状態にあるチェーン41の位置保持を解除操作することで、管内流路3を通流する上水Qの流体圧により筒軸30を分岐管部Bの軸芯Yに沿って抜去できる場合には、クレーン等を用いる必要はないが、安全のためクレーン等を併用する構成としてもよい。
中栓60は、円筒状の本体部60aと、内軸72の先端部に接続され本体部60aの上部に設けられる取付部60bと、本体部60aの外周部に設けられ径方向外方側に拡径変形自在な環状の拡径弾性部材60cと、中栓挿入機Gにおける内軸72の相対回転操作に応じて拡径弾性部材60cを拡径変形させる拡径機構(図示せず)と、中栓挿入機Gにおける内軸72の相対回転操作に応じて中栓60を水道管1の内周面における穿孔口2の内周面側周縁部に位置決め固定する固定機構(図示せず)とを備えて構成されている。なお、中栓60の本体部60aの外径は穿孔口2の内径よりも若干小径に構成されている。
これにより、中栓60を穿孔口2に固定できるとともに、穿孔口2を密封状態で閉塞することができる。
なお、仕切弁7の撤去は、中栓装着機Gの撤去と同時に行う構成としてもよい。
蓋61は、平板状の本体部61aと、本体部61aの下面から円形状に突出する筒部61bと、筒部61bの外周部から径方向外方側に延出する連結フランジ部61cとを備えている。
具体的には、筒部61bをシール部材(図示せず)を介して弁装着口部6の環状凹溝6cに内嵌させた状態で、連結フランジ部61cと弁装着口部6の連結フランジ部6bとをボルト12・ナット13により連結固定する。
これにより、穿孔口2を中栓60により密封した状態で、更に、当該中栓60を囲繞する状態で弁装着口部6を密封することができる。
(A)上記実施形態では、挿入ガイド筒22の先端部に、挿入ガイド筒22の外径側部位22eよりも内径側部位22fが先端側に突出形成された段部22Aを設け、当接姿勢において、挿入ガイド筒22が、段部22Aの外径側部位22eの少なくとも一部が外面側周縁部2aに当接し且つ内径側部位22fの少なくとも一部が穿孔口2に内嵌した状態となるように構成したが、その他の構成を採用することができる。
例えば、図13に示すように、上記段部22Aを省略して、挿入ガイド筒22の筒壁部22aを、内径及び外径が分岐管部Bの軸芯Yに沿う方向で一定(厚みが一定)となるように構成することができる。そして、この筒壁部22aの外径を、穿孔口2の内径よりも大径で且つ仕切弁7の筒状部7aの内径及び弁装着口部6の管部6aの内径よりも小径に構成し、筒壁部22aの内径を、軸芯調整筒部材50の外径よりも大径で且つ穿孔口2の内径よりも小径に構成して、筒軸30と共に挿入ガイド筒22が密閉ケース20内及び分岐管部B内を分岐管部Bの軸芯Yに沿って移動することで、挿入ガイド筒22の先端面22Pが、穿孔口2の外面側周縁部2aに当接する当接姿勢となるように構成することもできる。
この当接姿勢では、挿入ガイド筒22の筒壁部22aの内面は、穿孔口2の内面よりも内側(分岐管部Bの軸芯Y側)に位置しているので、管内流路3への閉塞バッグ4の挿入の際、閉塞バッグ4が穿孔口2に接触することはない。
なお、挿入ガイド筒22の筒壁部22aの内径を、穿孔口2の内径と同径に構成してもよい。
例えば、図14に示すように、水道管1の外周面に予め形成された分岐口2に連通する状態で、弁装着口部(装着口部の一例)6を水道管1に一体形成し、当該分岐口2を介して閉塞バッグ4を挿入する構成としてもよい。
そして、内径及び外径が分岐管部Bの軸芯Yに沿う方向で一定(厚みが一定)となるように構成された挿入ガイド筒22の筒壁部22aは、外径が仕切弁7の筒状部7aの内径よりも若干小径に形成され、内径が軸心調整筒部50の筒壁部50bの外径よりも若干大径に形成されており、筒軸30を分岐管部Bの軸芯Yに沿って摺動させると、筒軸30は、密閉ケース20に対して相対移動し且つ挿入ガイド筒22に対しては相対移動しない状態で、挿入ガイド筒22と共に移動し、挿入ガイド筒22の先端部の少なくとも一部が弁装着口部6の環状凹溝6cに当接する当接姿勢となる。ここで、挿入ガイド筒22の先端部が環状凹溝6cに当接する箇所は、当該環状凹溝6cにおいて仕切弁7の筒状部7aの上流側端部が当接する箇所よりも径方向内方側に位置する箇所となっており、当該箇所が弁装着口部6に形成された被当接部として機能する。即ち、環状凹溝6cは、弁装着口部6の管部6aの径方向で、仕切弁7の筒状部7a及び挿入ガイド筒22の先端部を当接支持可能な幅を備えるように構成されている。なお、本別実施形態では、挿入ガイド筒22の先端部が環状凹溝6cに当接した当接姿勢では、挿入ガイド筒22の内面22aが若干弁装着口部6の管部6aの内径よりも若干小径となるように配設され、軸芯調整筒部材50の外面は挿入ガイド筒22の内面22aに摺接可能に配設されている。
また、挿入ガイド筒22が当接姿勢にある状態で、筒軸30を分岐管部Bの軸芯Yに沿って管内流路3側に向かって更に摺動させると、閉塞バッグ4は管内流路3において所期の管内流路閉塞位置に位置し、軸芯調整筒部材50は、水道管1の径方向において分岐口2に対応する箇所(軸芯調整筒部材50が水道管1の管軸芯X方向に沿って移動すると分岐口2の内周面に当接する箇所)に位置し、軸芯調整筒部50の先端と分岐口2における水道管1の径方向内方側端とが、水道管1の径方向において同一位置に位置する。
なお、本別実施形態では、弁装着口部6に形成された被当接部を、挿入ガイド筒22の先端部が弁装着口部6の環状凹溝6cに当接する箇所として構成したが、当該被当接部としては、弁装着口部6に形成され且つ挿入ガイド筒22の先端部の少なくとも一部が当接する箇所であれば、その他の構成を採用することができる。例えば、弁装着口部6の管部6aの内面から径方向内方側に突出形成された突起部(例えば、周方向に2箇所)の上面を、当該被当接部として構成することもできる。
軸芯調整部としては有底筒状の軸芯調整筒部材50ではなく、挿入ガイド筒22の内面に摺接可能な形状の部材であれば、その他の構成を採用することができる。
例えば、密閉ケース20の長さを、密閉ケース20の内部空間21に挿入ガイド筒22と挿入ガイド筒22内から移動した状態の閉塞バッグ4とを収容した際、筒軸30の挿入位置規制凸部30Dの下面が挿入ガイド筒22の底壁部22bの外面に当接し、且つ、当該挿入位置規制凸部30Dの上面が密閉ケース20の底壁部20bの内面に当接した状態で、閉塞バッグ4の先端(一部)が密閉ケース20の内部空間21から突出する長さに形成することができる。即ち、閉塞バッグ4が内部空間21内に完全に収容されないように形成することもできる。
また、例えば、密閉ケース20の長さを、密閉ケース20の内部空間21に挿入ガイド筒22と挿入ガイド筒22内から移動した状態の閉塞バッグ4とを収容した際、筒軸30の挿入位置規制凸部30Dの下面が挿入ガイド筒22の底壁部22bの外面に当接し、且つ、当該挿入位置規制凸部30Dの上面が密閉ケース20の底壁部20bの内面に当接すると、閉塞バッグ4の先端が密閉ケース20の内部空間21内において連結フランジ部20Aよりも底壁部20b側に偏倚した位置に位置した状態で、挿入ガイド筒22及び閉塞バッグ4の全体が密閉ケース20の内部空間21に完全に収容される長さに形成することもできる。
1a 外周面
2 穿孔口(分岐口)
2a 外面側周縁部
3 管内流路
4 閉塞バッグ
4i 環状シール部
4A 口金部材
4f バッグ外取付部材(口金部材)
6 弁装着口部(装着口部)
6c 環状凹溝(被当接部)
7 仕切弁(弁部材、分岐管部)
7C 弁体
20 密閉ケース
21 内部空間
22 挿入ガイド筒
22c 内面
22e 外径側部位(段部)
22f 内径側部位(段部)
22A 段部
30 筒軸(軸)
30A 通流路
30B 先端部
30D 挿入位置規制凸部(挿入位置規制手段)
40 押込み操作手段
50 軸芯調整筒部材(軸芯調整部)
50a 内面
A 流路閉塞装置
B 分岐管部
P 拡径用流体
Q 上水(流体)
X 管軸芯
Y 軸芯
Claims (9)
- 流体管に形成されている分岐口を介して前記流体管内に挿入され、拡径側に膨張変形して前記流体管の管内流路を閉止する閉塞バッグを備えた不断流式の流路閉塞装置であって、
前記分岐口に連通し弁部材を有する分岐管部に着脱自在に接続される密閉ケースと、
前記密閉ケース内に内嵌される挿入ガイド筒と、
前記密閉ケース及び前記挿入ガイド筒に亘って、密封状態を維持したまま前記分岐管部の軸芯に沿って摺動自在に貫設され、内部に通流路を備えた軸と、
前記挿入ガイド筒内に位置する前記軸の先端部に固設されて、前記通流路を介して供給される拡径用流体により拡径側に弾性膨張変形自在な前記閉塞バッグと、
前記流体管内の流体圧に抗して前記軸を押し込み移動させる押込み操作手段と、
前記挿入ガイド筒内に位置する前記軸の先端部又は前記閉塞バッグの基端部位に固設され、前記挿入ガイド筒の内面に摺接可能な軸芯調整部とを備え、
前記閉塞バッグが前記挿入ガイド筒内に縮小された状態で収容された前記挿入ガイド筒が、前記押込み操作手段により、前記挿入ガイド筒の先端部の少なくとも一部が前記流体管の外周面における前記分岐口の外面側周縁部に当接する当接姿勢となるまで、前記分岐管部の軸芯に沿って前記密閉ケース内及び前記分岐管部内を移動自在に構成され、
前記当接姿勢にある前記挿入ガイド筒内に収容された前記閉塞バッグが、前記押込み操作手段により、前記分岐管部の軸芯に沿って前記挿入ガイド筒内から前記分岐口を介して前記流体管の管内流路に挿入自在に構成されるとともに、前記閉塞バッグが所定の管内流路閉塞位置に位置している状態で、前記軸芯調整部が前記流体管の径方向において前記分岐口に対応する箇所に位置するように構成されている不断流式の流路閉塞装置。 - 前記挿入ガイド筒の先端部には、前記挿入ガイド筒の外径側部位よりも内径側部位が先端側に突出形成された段部を備え、
前記当接姿勢にある前記挿入ガイド筒を、前記外径側部位の少なくとも一部を前記外面側周縁部に当接させ且つ前記内径側部位の少なくとも一部を前記分岐口に内嵌させた状態で位置決め可能に構成されている請求項1に記載の不断流式の流路閉塞装置。 - 流体管に形成されている分岐口を介して前記流体管内に挿入され、拡径側に膨張変形して前記流体管の管内流路を閉止する閉塞バッグを備えた不断流式の流路閉塞装置であって、
前記分岐口に連通する状態で前記流体管に一体形成される装着口部と前記装着口部に装着される弁部材とを有する前記分岐管部に着脱自在に接続される密閉ケースと、
前記密閉ケース内に内嵌される挿入ガイド筒と、
前記密閉ケース及び前記挿入ガイド筒に亘って、密封状態を維持したまま前記分岐管部の軸芯に沿って摺動自在に貫設され、内部に通流路を備えた軸と、
前記挿入ガイド筒内に位置する前記軸の先端部に固設されて、前記通流路を介して供給される拡径用流体により拡径側に弾性膨張変形自在な前記閉塞バッグと、
前記流体管内の流体圧に抗して前記軸を押し込み移動させる押込み操作手段と、
前記挿入ガイド筒内に位置する前記軸の先端部又は前記閉塞バッグの基端部位に固設され、前記挿入ガイド筒の内面に摺接可能な軸芯調整部とを備え、
前記閉塞バッグが前記挿入ガイド筒内に縮小された状態で収容された前記挿入ガイド筒が、前記押込み操作手段により、前記挿入ガイド筒の先端部の少なくとも一部が前記装着口部に形成された被当接部に当接する当接姿勢となるまで、前記分岐管部の軸芯に沿って前記密閉ケース内及び前記分岐管部内を移動自在に構成され、
前記当接姿勢にある前記挿入ガイド筒内に収容された前記閉塞バッグが、前記押込み操作手段により、前記分岐管部の軸芯に沿って前記挿入ガイド筒内から前記分岐口を介して前記流体管の管内流路に挿入自在に構成されるとともに、前記閉塞バッグが所定の管内流路閉塞位置に位置している状態で、前記軸芯調整部が前記流体管の径方向において前記分岐口に対応する箇所に位置するように構成されている不断流式の流路閉塞装置。 - 前記軸芯調整部が、前記挿入ガイド筒の内径と略同径の外径に形成された軸芯調整筒部材により構成され、
前記閉塞バッグの基端部位には、前記通流路に連通する流体給排路を備え且つ前記軸芯調整筒部材の内面に摺接可能な外面を有する口金部材が設けられ、前記口金部材が、前記軸芯調整筒部材に内嵌するように配置されている請求項1〜3の何れか一項に記載の不断流式の流路閉塞装置。 - 前記閉塞バッグが前記管内流路閉塞位置に位置している状態で、前記軸芯調整部の先端と前記分岐口における前記流体管の径方向内方側端とが、前記流体管の径方向において同一位置に位置するように構成されている請求項1〜4の何れか一項に記載の不断流式の流路閉塞装置。
- 前記軸の外周面には、前記押込み操作手段による前記軸の押込み操作につれて、前記当接姿勢となった前記挿入ガイド筒における底部外面に当接して、前記閉塞バッグの前記流体管内への挿入状態が前記管内流路閉塞位置となるように規制する挿入位置規制手段が前記軸の径方向外方側に突出形成されている請求項1〜5の何れか一項に記載の不断流式の流路閉塞装置。
- 前記密閉ケースが、少なくとも前記挿入ガイド筒と前記挿入ガイド筒内から移動した状態の前記閉塞バッグとを収容可能な長さを有する内部空間を備えている請求項1〜6の何れか一項に記載の不断流式の流路閉塞装置。
- 前記閉塞バッグが、前記分岐管部の軸芯に沿って前記流体管の管内流路における前記管内流路閉塞位置に挿入された後、前記流体管の管軸芯方向及び径方向外方側に弾性膨張変形自在に構成されて、前記閉塞バッグが弾性膨張変形することにより、前記流体管の内周面における前記分岐口の内面側周縁部を閉塞する状態で、前記流体管の管内流路を閉止するように構成されている請求項1〜7の何れか一項に記載の不断流式の流路閉塞装置。
- 前記閉塞バッグの外周面において、前記管軸芯方向における前記軸の両側に位置する箇所には、前記閉塞バッグが弾性膨張変形した際に、前記流体管の内周面に対して周方向の全周に亘って圧接して前記閉塞バッグを摩擦保持する環状シール部が突設されている請求項8に記載の不断流式の流路閉塞装置。
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