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JP2017075227A - タイヤ - Google Patents

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JP2017075227A
JP2017075227A JP2015203168A JP2015203168A JP2017075227A JP 2017075227 A JP2017075227 A JP 2017075227A JP 2015203168 A JP2015203168 A JP 2015203168A JP 2015203168 A JP2015203168 A JP 2015203168A JP 2017075227 A JP2017075227 A JP 2017075227A
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達也 宮崎
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達也 宮崎
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Abstract

【課題】混練り時の連鎖的なラジカル反応を抑制し、トレッドに求められる性能に優れたゴム組成物で構成されるトレッドを有するタイヤを提供することを目的とする。
【解決手段】
スチレンブタジエンゴムを含むゴム成分100質量部に対し、窒素吸着比表面積が80m2/g以上のカーボンブラックを3質量部以上、および式(1)または式(2)で表される老化防止剤を0.1〜10質量部含有するゴム組成物により構成されるトレッドを有するタイヤ。
【選択図】なし

Description

本発明は、所定のゴム組成物で構成されるトレッドを有するタイヤに関する。
ゴム製品であるタイヤ、特にタイヤの外面を構成するトレッドおよびサイドウォールは、使用中に酸素、オゾン、熱、光、動的疲労などの様々な要因により劣化する。これらの様々な要因による劣化現象を抑制し、タイヤ寿命を長くするため、耐候性を保つために老化防止剤が配合されている。特に、タイヤ外面を構成するトレッドおよびサイドウォールには老化防止剤の配合が非常に重要である。また、レース用タイヤでは、混練り中のスチレンブタジエンゴムの過度な切断や、走行中の路面との摩擦によるスチレンブタジエンゴムの切断を抑制するという理由からも、老化防止剤が配合されている。
前記のようにタイヤの劣化原因は様々なものが考えられるが、劣化の本質は種々の要因により発生するラジカル種が起点となり、連鎖的に繰り返し進行する成長反応による劣化反応である。この、ラジカル種による連鎖的な劣化反応を防止する老化防止剤としては、アミン系老化防止剤やフェノール系老化防止剤が知られている。これらの老化防止剤は、タイヤの使用中にラジカル種と優先的に反応して安定化し、連鎖的な劣化反応の進行を停止させることで老化防止効果を発揮する。
アミン系老化防止剤は、トレッドおよびサイドウォールのゴム組成物に配合する老化防止剤として良く知られている。なかでも、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミン(6PPD)および2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン重合体(TMQ)が、汎用タイヤからレース用タイヤまで幅広く併用されている(例えば、特許文献1など)。
特開2013−221052号公報
前記6PPDおよびTMQは優れた老化防止効果を有する老化防止剤である。しかしながら、TMQなどのジヒドロキノリンを有する老化防止剤は、混練りの際に発生するラジカル種を起点とするラジカル反応によりラジカル化され、連鎖的なラジカル反応を起こし、ポリマー切断やポリマー切断片の再結合などが連鎖的に起こり、不都合な粘度上昇や、グリップ性能、低燃費性の悪化、タイヤ用ゴム組成物としての機能性低下を引き起こすことを本発明者は見出した。
ジヒドロキノリンを有する老化防止剤がラジカル化した場合でも、6PPDと併用していれば、6PPDがラジカル種と優先的に反応して安定化することで、連鎖的なラジカル反応を抑制することができる。しかし、これでは混練り中に6PPDが消費されてしまい、タイヤ寿命を長くする、耐候性を保つ、という本来の機能が発揮できないという問題や、6PPDが完全分散するまでの時間にポリマー切断が一部生じる可能性があり、低燃費性能、耐摩耗性能、グリップ性能などのトレッドに求められる性能が低下するという問題がある。
また、ジヒドロキノリンを有する老化防止剤を特定のシランカップリング剤と併用する場合、ラジカル化したジヒドロキノリンを有する老化防止剤に引き続き、このシランカップリング剤もラジカル化されてしまい、より連鎖的な劣化反応が進行するという問題がある。
本発明は、混練り時の連鎖的なラジカル反応を抑制することで、トレッドに求められる性能に優れたゴム組成物で構成されるトレッドを有するタイヤを提供することを目的とする。
本発明は、スチレンブタジエンゴムを含むゴム成分100質量部に対し、
窒素吸着比表面積が80m2/g以上のカーボンブラックを3質量部以上、および
下記式(1)で表される老化防止剤または下記式(2)で表される老化防止剤を0.1〜10質量部含有するゴム組成物により構成されるトレッドを有するタイヤに関する。
Figure 2017075227
(式(1)中、各R1は、それぞれ独立して、置換基を有していても良いC1〜C20のアルキル基、置換基を有していても良いフェニル基または置換基を有していても良いベンジル基を表し、R2は、置換基を有していても良いC1〜C10のアルキル基または置換基を有していても良いC5〜C12のシクロアルキル基を表す。)
Figure 2017075227
(式(2)中、各R3は、それぞれ独立して、C1〜C10のアルキル基を表す。)
前記ゴム成分が、スチレン量が16〜60質量%のスチレンブタジエンゴムを60質量%以上含むゴム成分であることが好ましい。
前記カーボンブラックの窒素吸着比表面積が151m2/g以上であり、含有量が5質量部以上であることが好ましい。
前記ゴム組成物が、さらに、ゴム成分100質量部に対し、シリカを20質量部、およびメルカプト系のシランカップリング剤を含有するゴム組成物であることが好ましい。
前記ゴム組成物が、ジヒドロキノリンを有する老化防止剤を含有しないゴム組成物であることが好ましい。
本発明のタイヤによれば、混練り時の連鎖的なラジカル反応を抑制することで、混練り時の老化防止剤の消費を抑制し、老化防止剤が本来有する機能を発揮し、トレッドに求められる性能に優れたゴム組成物で構成されたトレッドを有するタイヤを提供することができる。
本発明のタイヤは、スチレンブタジエンゴムを含むゴム成分に対し、所定のカーボンブラックおよび老化防止剤を含有するゴム組成物により構成されたトレッドを有するタイヤである。
前記スチレンブタジエンゴム(SBR)としては、特に限定されず、乳化重合SBR(E−SBR)、溶液重合SBR(S−SBR)などが挙げられ、油展されていても、油展されていなくてもよい。なかでも、グリップ性能の観点から、油展かつ高分子量のSBRが好ましい。また、フィラーとの相互作用力を高めた末端変性S−SBRや、主鎖変性S−SBRも使用可能である。これらSBRは、1種を用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
SBRのスチレン含量は、グリップ性能の観点から、16質量%以上が好ましく、20質量%以上がより好ましく、25質量%以上がさらに好ましく、30質量%以上が特に好ましい。また、スチレン含量が多すぎると、スチレン基が隣接し、ポリマーが硬くなりすぎ、架橋が不均一となりやすく、高温走行時のブロー性が悪化するおそれがあり、また、温度依存性が増大し、温度変化に対する性能変化が大きくなってしまい、走行中・後期の安定したグリップ性能が良好に得られない傾向があることから、60質量%以下が好ましく、50質量%以下がより好ましく、40質量%以下がさらに好ましい。なお、本明細書において、SBRのスチレン含量は、1H−NMR測定により算出される。
SBRのビニル含量は、ゴム組成物のHs、グリップ性能の観点から好ましくは10%以上が好ましく、15%以上がより好ましい。また、グリップ性能、EB(耐久性)、耐摩耗性の観点から、90%以下が好ましく、80%以下がより好ましく、70%以下がさらに好ましく、60%以下が特に好ましい。なお、本明細書において、SBRのビニル含量(1,2−結合ブタジエン単位量)は、赤外吸収スペクトル分析法によって測定できる。
SBRはまた、ガラス転移温度(Tg)が−45℃以上であることが好ましく、−40℃以上であることがより好ましい。該Tgは、10℃以下であることが好ましく、温帯冬期での脆化クラック防止の観点から5℃以下であることがより好ましい。なお、本明細書において、SBRのガラス転移温度は、JIS K 7121に従い、昇温速度10℃/分の条件で示差走査熱量測定(DSC)を行って測定される値である。
SBRの重量平均分子量(Mw)は、グリップ性能や耐摩耗性の観点から、70万以上が好ましく、90万以上がより好ましく、100万以上がさらに好ましい。また、ブロー性の観点から、重量平均分子量は200万以下が好ましく、180万以下がより好ましい。また、SBRのMwは、低燃費性の観点からは、変性末端を多く使用できる点から、20万〜70万が好ましい。なお、本明細書において、SBRの重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)(東ソー(株)製GPC−8000シリーズ、検出器:示差屈折計、カラム:東ソー(株)製のTSKGEL SUPERMALTPORE HZ−M)による測定値を基に標準ポリスチレン換算により求めることができる。
SBRのゴム成分中の含有量は、充分なブロー性が得られるという理由から、60質量%以上が好ましく、65質量%以上がより好ましく、70質量%以上がより好ましい。レース用タイヤとする場合は、80質量%以上が特に好ましい。また、SBRの含有量の上限は特に限定されず、グリップ性能の観点からは100質量%が好ましい。
なかでも、より高いグリップ性能、ブロー性を発揮することができるという理由から、スチレン含量が16〜60質量%のSBRを60質量%以上含むことが好ましく、スチレン含量が25〜55質量%のSBRを65質量%以上含むことがより好ましい。
本発明に係るゴム成分は、SBR以外のゴム成分を含有することができる。SBR以外のゴム成分としては、イソプレン系ゴム、ブタジエンゴム(BR)、スチレンイソプレンブタジエンゴム(SIBR)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)などのSBR以外のジエン系ゴムやブチル系ゴムが挙げられる。ゴム成分は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、トラック・バス用タイヤや乗用車用タイヤなどの汎用タイヤに用いる場合は、低燃費性や耐摩耗性、耐久性、ウェットグリップ性能のバランスの観点からNR、BRを含有することが好ましい。一方、レース用タイヤ、特にドライ路面用レース用タイヤに用いる場合は、ドライグリップ性能に優れるという理由から、SBRのみからなるゴム成分とすることが好ましい。
天然ゴム(NR)としては、特に限定されず、例えば、SIR20、RSS♯3、TSR20、脱タンパク質天然ゴム(DPNR)、高純度天然ゴム(UPNR)等、タイヤ工業において一般的なものを使用できる。
トラック・バス用タイヤの場合、NRのゴム成分中の含有量は、60〜100質量%が好ましく、他方、乗用車・商用車用タイヤの場合は0〜70質量%が好ましい。NRの含有量が上記範囲を外れると、十分なグリップ性能、耐摩耗性、耐久性が得られないおそれがある。
BRとしては、特に限定されず、例えば、日本ゼオン(株)製のBR1220、宇部興産(株)製のBR130B、BR150B等の高シス含有量のBR、日本ゼオン(株)製のBR1250H等の変性BR、宇部興産(株)製のVCR412、VCR617等のシンジオタクチックポリブタジエン結晶を含有するBR、ランクセス(株)製のBUNA−CB25等の希土類元素系触媒を用いて合成されるBR等を使用できる。これらBRは、1種を用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。なかでも、低燃費性、耐摩耗性の観点から、希土類元素系触媒を用いて合成されるBR(希土類系BR)が好ましい。
上記希土類系BRは、希土類元素系触媒を用いて合成されたブタジエンゴムであり、シス含量が高く、かつビニル含量が低いという特徴を有している。希土類系BRとしては、タイヤ製造において一般的なものを使用できる。
希土類系BRの合成に使用される希土類元素系触媒としては、公知のものが使用でき、例えば、ランタン系列希土類元素化合物、有機アルミニウム化合物、アルミノキサン、ハロゲン含有化合物、必要に応じてルイス塩基を含む触媒などが挙げられる。これらのなかでも、ランタン系列希土類元素化合物としてネオジム(Nd)含有化合物を用いたNd系触媒が特に好ましい。
ランタン系列希土類元素化合物としては、原子番号57〜71の希土類金属のハロゲン化物、カルボン酸塩、アルコラート、チオアルコラート、アミド等が挙げられる。なかでも、前記Nd系触媒が、高シス含量、低ビニル含量のBRが得られる点で好ましい。
有機アルミニウム化合物としては、AlRabc(式中、Ra、Rb、Rcは、同一若しくは異なって、水素または炭素数1〜8の炭化水素基を表す。)で表されるものを使用できる。アルミノキサンとしては、鎖状アルミノキサン、環状アルミノキサンが挙げられる。ハロゲン含有化合物としては、AlXkd 3-k(式中、Xはハロゲン、Rdは炭素数1〜20のアルキル基、アリール基またはアラルキル基、kは1、1.5、2または3を表す。)で表されるハロゲン化アルミニウム:Me3SrCl、Me2SrCl2、MeSrHCl2、MeSrCl3などのストロンチウムハライド;四塩化ケイ素、四塩化錫、四塩化チタン等の金属ハロゲン化物が挙げられる。ルイス塩基は、ランタン系列希土類元素化合物を錯体化するのに用いられ、アセチルアセトン、ケトン、アルコール等が好適に用いられる。
希土類元素系触媒は、ブタジエンの重合の際に、有機溶媒(n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−ヘプタン、トルエン、キシレン、ベンゼン等)に溶解した状態で用いても、シリカ、マグネシア、塩化マグネシウム等の適当な担体上に担持させて用いてもよい。重合条件としては、溶液重合または塊状重合のいずれでもよく、好ましい重合温度は−30〜150℃であり、重合圧力は他の条件に依存して任意に選択してもよい。
希土類系BRのシス1,4結合含有率(シス含量)は、耐久性や耐摩耗性の観点から、90質量%以上が好ましく、93質量%以上がより好ましく、95質量%以上がより好ましい。
希土類系BRのビニル含量は、耐久性や耐摩耗性の観点から、1.8質量%以下が好ましく、1.5質量%以下がより好ましく、1.0質量%以下がさらに好ましく、0.8質量%以下が特に好ましい。なお、本明細書において、BRのビニル含量(1,2−結合ブタジエン単位量)およびシス含量(シス1,4結合含有率)は、赤外吸収スペクトル分析法によって測定できる。
BRを含有する場合の、ゴム成分中のBRの含有量は、耐摩耗性、グリップ性能、低燃費性の観点から、10質量%以上が好ましく、15質量%以上がより好ましく、20質量%以上がさらに好ましい。また該含有量は、耐摩耗性、グリップ性能、低燃費性の観点から、70質量%以下が好ましく、60質量%以下がより好ましく、グリップ性能が必要なタイヤでは40質量%以下が好ましい。
前記カーボンブラックの窒素吸着比表面積(N2SA)は、グリップ性能の観点から、80m2/g以上であり、100m2/g以上が好ましく、140m2/g以上がより好ましく、151m2/g以上がさらに好ましく、195m2/g以上が特に好ましい。また、N2SAは、良好なフィラー分散性を確保するという観点から、600m2/g以下が好ましく、500m2/g以下がより好ましく、400m2/g以下が更に好ましい。なお、カーボンブラックのN2SAは、JIS K 6217−2:2001に準拠してBET法で求められる。
カーボンブラックのゴム成分100質量部に対する含有量は、紫外線クラック防止性能を確保するという理由から3質量部以上である。好ましいカーボンブラックの含有量は、タイヤに期待されるグリップ性能、耐摩耗性、低燃費性により異なる。汎用タイヤなど、シリカによりウェットグリップ性能を確保するタイヤの場合は、ゴム成分100質量部に対するカーボンブラックの含有量は5〜30質量部が好ましい。また、レース用タイヤなど、カーボンブラックによりドライグリップ性能や耐摩耗性を確保するタイヤの場合は、ゴム成分100質量部に対するカーボンブラックの含有量は、40〜140質量部が好ましい。
前記老化防止剤は、下記式(1)で表される老化防止剤または下記式(2)で表される老化防止剤であり、当該老化防止剤を含有するゴム組成物とすることにより、混練り時の連鎖的なラジカル反応を抑制すること、タイヤトレッドに求められる性能を向上させることができる。
Figure 2017075227
式(1)中、各R1は、それぞれ独立して、置換基を有していても良いC1〜C20のアルキル基、置換基を有していても良いフェニル基または置換基を有していても良いベンジル基を表し、R2は、置換基を有していても良いC1〜C10のアルキル基または置換基を有していても良いC5〜C12のシクロアルキル基を表す。
1のC1〜C20のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、イソブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、t−ペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノチル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、n−トリデシル基、n−テトラデシル基、n−ペンタデシル基、n−ヘキサデシル基、n−ヘプタデシル基、n−オクタデシル基、n−ノナデシル基、n−イコシル基などが挙げられる。なかでも、C8〜C12のアルキル基が好ましく、C8のn−オクチル基およびC12のn−ドデキル基がより好ましい。
また、R1の置換基を有していても良いC1〜C20のアルキル基、置換基を有していても良いフェニル基または置換基を有していても良いベンジル基の置換基としては、具体的には水酸基;フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、t−ペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基等のC1〜C6アルキル基;メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、t−ブトキシ基等のC1〜C6のアルコキシ基、−OCOR4基、−COOR5基、−CONR67基などが挙げられる。
4およびR5は、それぞれ独立してC1〜C20アルキル基またはC2〜C8アルケニル基を表し、R6およびR7はそれぞれ独立して水素、C1〜C20アルキル基またはC2〜C8アルケニル基を表す。
1〜C20アルキル基として具体的にはR2の具体例と同様のものを例示することができる。C2〜C8アルケニル基として、ビニル基、アリル基、イソプロペニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1,3−ブタンジエニル基、2−メチル−2−プロペニル基などが挙げられる。
2のC1〜C10アルキル基として具体的にはR1の具体例として例示されたもののうち、C1〜C10の条件を満たすものが挙げられる。なかでも、C1〜C3のアルキル基が好ましく、メチル基がより好ましい。
5〜C12シクロアルキル基としては、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチル、シクロデシルなどが挙げられる。置換基を有していても良いC1〜C10のアルキル基または置換基を有していても良いC3〜C12シクロアルキル基の置換基としては、具体的には水酸基;フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、t−ペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基等のC1〜C6アルキル基;メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、t−ブトキシ基等のC1〜C6のアルコキシ基などが挙げられる。
式(1)で表される具体的な老化防止剤としては、式(3)で表される4,6−ビス(オクチルチオメチル)−o−クレゾール(川口化学工業(株)のANTAGE HP−400、BASF社製のIRGANOX1520L)や、式(4)で表される4,6−ビス(ドデシルチオメチル)−o−クレゾール(川口化学工業(株)のANTAGE HP−500、BASF社製のIRGANOX1726)などが挙げられる。
Figure 2017075227
Figure 2017075227
Figure 2017075227
式(2)中、各R3は、それぞれ独立して、C1〜C10のアルキル基を表す。
3のC1〜C10のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、イソブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、t−ペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノチル基、n−デキル基、などが挙げられる。なかでも、C1〜C3のアルキル基が好ましく、メチル基およびエチル基がより好ましい。
式(2)で表される具体的な老化防止剤としては、式(5)で表される2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)(川口化学工業(株)のANTAGE W−400)や、式(6)で表される2,2’−メチレン−ビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール(川口化学工業(株)のANTAGE W−500)などが挙げられる。
Figure 2017075227
Figure 2017075227
式(1)で表される老化防止剤または式(2)で表される老化防止剤のゴム成分100質量部に対する含有量は、0.1質量部以上であり、0.4質量部以上が好ましく、0.6質量部以上がより好ましい。0.1質量部未満の場合は該老化防止剤による効果が不十分となる傾向がある。また、該老化防止剤の含有量は、10質量部以下であり、5質量部以下が好ましく、3質量部以下がより好ましい。10質量部を超える場合は、低燃費性能、耐摩耗性能が悪化する場合がある。
汎用タイヤの場合は、低燃費性能と耐摩耗性能との両立により優れることから、式(1)または(2)で表される老化防止剤を含有することが好ましい。一方、レース用タイヤの場合は、初期グリップと走行中グリップの両立に優れることから、式(2)で表される老化防止剤を含有することが好ましい。
本発明に係るゴム組成物には、前記成分以外にも、ゴム組成物の製造に一般的に使用される配合剤、例えば、シリカ、その他の無機フィラー、シランカップリング剤、樹脂成分、オイル、酸化亜鉛、ステアリン酸、前記式(1)または式(2)の老化防止剤以外の老化防止剤、ワックス、加硫剤、加硫促進剤などを適宜配合することができる。
耐摩耗性、耐久性、ウェットグリップ性能のバランスが要求される汎用タイヤの場合、シリカを含有することが好ましい。シリカとしては、例えば、乾式法により調製されたシリカ(無水ケイ酸)、湿式法により調製されたシリカ(含水ケイ酸)などが挙げられる。なかでも、表面のシラノール基が多く、シランカップリング剤との反応点が多いという理由から、湿式法により調製されたシリカとすることが好ましい。
シリカのBET比表面積は、耐摩耗性能、ウェットグリップ性能および加工性の観点から、70〜300m2/gが好ましく、80〜280m2/gがより好ましく、90〜250m2/gがさらに好ましい。なお、本明細書におけるシリカのN2SAは、ASTM D3037−81に準じてBET法で測定される値である。
シリカを含有する場合のゴム成分100質量部に対する含有量は、ウェットグリップ性能の観点から、40質量部以上が好ましく、50質量部以上がより好ましい。また、シリカの含有量は、加工性、加硫後の冷却に伴うシュリンクを抑制するという理由から、115質量部以下が好ましく、110質量部以下がより好ましく、105質量部以下がさらに好ましい。
シリカは、シランカップリング剤と併用することが好ましい。シランカップリング剤としては、ゴム工業において、従来からシリカと併用される任意のシランカップリング剤を使用することができ、例えば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドなどのスルフィド系、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、Momentive社製のNXT−Z100、NXT−Z45、NXTなどのメルカプト系(メルカプト基または保護されたメルカプト基を有するカップリング剤)、ビニルトリエトキシシランなどのビニル系、3−アミノプロピルトリエトキシシランなどのアミノ系、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシランのグリシドキシ系、3−ニトロプロピルトリメトキシシランなどのニトロ系、3−クロロプロピルトリメトキシシランなどのクロロ系などが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、スルフィド系、メルカプト系がシリカとの結合力が強く、低燃費特性に優れるという点から好ましい。また、メルカプト系を使用すると、低燃費特性および耐摩耗性を好適に向上できるという点からも好ましい。
メルカプト系のシランカップリング剤は、低燃費特性および耐摩耗性に優れる一方、前述のように、老化防止剤としてジヒドロキノリンを有する老化防止剤を含有する場合は連鎖的なラジカル反応を起こすという問題がある。しかしながら、式(1)で表される老化防止剤または式(2)で表される老化防止剤を含有する本願発明に係るゴム組成物では、メルカプト系のシランカップリング剤によるラジカル化が抑制されるため、前記問題を解消することができる。さらには、ジヒドロキノリンを有する老化防止剤を含有しないことがメルカプト系のシランカップリング剤のラジカル化をより抑制できるという理由から好ましい。
シランカップリング剤を含有する場合のシリカ100質量部に対する含有量は、十分なフィラー分散性の改善効果や、粘度低減等の効果が得られるという理由から、4.0質量部以上であることが好ましく、6.0質量部以上であることがより好ましい。また、充分なカップリング効果、シリカ分散効果が得られず、補強性が低下するという理由から、シランカップリング剤の含有量は、12質量部以下であることが好ましく、10質量部以下であることがより好ましい。
その他の無機フィラーとしては、水酸化アルミニウム、アルミナ(酸化アルミニウム)、硫酸マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸カルシウム、タルク、瀝青炭粉末などが挙げられ、これらの無機フィラーを単独で用いることも、2種以上を組み合わせて用いることもできる。なかでも、ウェットグリップ性能、低燃費性能、耐摩耗性能、グリップ性能が向上することから、水酸化アルミニウムが好ましい。
水酸化アルミニウムのBET比表面積は、ウェットグリップ性能の観点から、5m2/g以上が好ましく、10m2/g以上が好ましく、12m2/g以上がより好ましい。また、水酸化アルミニウムのBET比表面積は、耐摩耗性の観点から、50m2/g以下が好ましく、45m2/g以下がより好ましく、40m2/g以下がさらに好ましい。なお、本明細書における水酸化アルミニウムのBET比表面積は、ASTM D3037−81に準じてBET法で測定される値である。
水酸化アルミニウムの平均粒子径(D50)は、水酸化アルミニウムの分散性、耐摩耗性の観点から、0.1μm以上が好ましく、0.2μm以上がより好ましく、0.3μm以上がさらに好ましい。また、水酸化アルミニウムの平均粒子径(D50)は、耐摩耗性の観点から、3.0μm以下が好ましく、2.0μmがより好ましい。なお、本明細書における平均粒子径(D50)とは、粒子径分布測定装置により求めた粒子径分布曲線の積算質量値50%の粒子径である。
水酸化アルミニウムを含有する場合のゴム成分100質量部に対する含有量は、グリップ性能の観点から、1質量部以上が好ましく、2質量部以上がより好ましく、5質量部以上がさらに好ましい。また、水酸化アルミニウムの含有量は、耐摩耗性の観点から、50質量部以下が好ましく、45質量部以下がより好ましく、40質量部以下がさらに好ましい。
本発明に係るゴム組成物は、前記式(1)または式(2)の老化防止剤に加えて、他の老化防止剤を含有することが好ましい。他の老化防止剤としては特に限定されず、ゴム分野で使用されているものが使用可能であり、例えば、キノリン系、キノン系、フェノール系、フェニレンジアミン系老化防止剤などが挙げられる。ラジカル連鎖禁止型の老化防止剤であり、連鎖的なラジカル反応を停止することができることから、フェニレンジアミン系老化防止剤を好適に使用できる。フェニレンジアミン系老化防止剤としては、前記のN−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミン(6PPD)などが挙げられる。
他の老化防止剤の配合量は、長期間の耐オゾン性の確保、レース時の高温走行性の確保という理由、および使用中の揮発消失を考慮して、ゴム成分100質量部に対して、1質量部以上が好ましく、2質量部以上がより好ましい。また、低燃費性、ブロー性が悪化するという理由から、5質量部以下が好ましく、4質量部以下がより好ましい。
なお、2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン重合体(TMQ)、6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン重合体(ETMQ)などのジヒドロキノリンを有する老化防止剤は、前述のように混練中にラジカル反応による連鎖的劣化反応を起こすおそれがあることから、ジヒドロキノリンを有する老化防止剤のゴム成分100質量部に対する含有量は、0.5質量部以下が好ましく、0.3質量部以下がより好ましく、0質量部(実質的に含有しない)がより好ましい。
本発明に係るゴム組成物は、一般的な方法で製造できる。例えば、バンバリーミキサーやニーダー、オープンロールなどの一般的なゴム工業で使用される公知の混練機で、前記各成分のうち、架橋剤および加硫促進剤以外の成分を混練りした後、これに、架橋剤および加硫促進剤を加えてさらに混練りし、その後加硫する方法などにより製造できる。
本発明のタイヤは、前記ゴム組成物を用いて、通常の方法により製造できる。すなわち、ジエン系ゴム成分に対して前記の配合剤を必要に応じて配合した前記ゴム組成物を、未加硫の段階で1層構造のトレッド、またはキャップトレッド(表面層)およびベーストレッド(内面相)からなる2層構造のトレッドである場合はキャップトレッドの形状にあわせて押出し加工し、タイヤ成型機上で他のタイヤ部材とともに貼り合わせ、通常の方法にて成型することにより、未加硫タイヤを形成し、この未加硫タイヤを加硫機中で加熱加圧することにより、本発明のタイヤを製造することができる。
本発明のタイヤは、乗用車用タイヤ、トラック・バス用タイヤ、二輪車用タイヤなどの汎用タイヤとすることも、レース用タイヤとすることもできる。汎用タイヤとする場合、例えば、SBRに加え、NRおよび/またはBRを含むゴム成分に対し、カーボンブラック、シリカ、シランカップリング剤および前記式(1)または式(2)で表される老化防止剤、好ましくは式(1)で表される老化防止剤を含有するゴム組成物により構成されるトレッドを有するタイヤなどとすることにより、混練時のラジカル反応が抑制できるため、老化防止剤が本来有する効果を発揮させることができ、さらに低燃費性能および耐摩耗性に優れたタイヤとなる。また、レース用タイヤとする場合、例えば、SBRを含むゴム成分に対し、カーボンブラックおよび前記式(1)または式(2)で表される老化防止剤で表される老化防止剤、好ましくは式(2)で表される老化防止剤を含有するゴム組成物により構成されるトレッドを有するタイヤなどとすることにより、SBRとカーボンブラックとの分散性を阻害せず、初期グリップ性能および走行中グリップ性能の両立に優れたタイヤとなる。
実施例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明は、これらのみに限定して解釈されるものではない。
実施例および比較例で使用した各種薬品について説明する。
NR:TSR20
変性SBR:後述の変性SBRの製造方法により調製(油展37.5部、スチレン量:41質量%、ビニル含量:40%、Tg:−29℃、重量平均分子量:119万)
S−SBR1:日本ゼオン(株)製のNS522(油展37.5部、スチレン量:39質量%、ビニル含量:40%、Tg:−34℃、重量平均分子量:84万)
S−SBR2:日本ゼオン(株)製のNS612(非油展、スチレン量:15質量%、ビニル含量:30%、Tg:−65℃、重量平均分子量:78万)
BR:ランクセス(株)製のCB24(Nd系触媒を用いて合成したハイシスBR、Tg:−110℃)
カーボンブラック1:オリオンエンジニアドカーボンズ社製のHP180(N2SA:175m2/g)
カーボンブラック2:オリオンエンジニアドカーボンズ社製のHP160(N2SA:153m2/g)
カーボンブラック3:オリオンエンジニアドカーボンズ社製のEB201(N2SA:240m2/g)
カーボンブラック4:キャボットジャパン(株)製のショウブラックN110(N2SA:142m2/g)
シリカ1:エボニックデグサ社製のULTRASIL VN3(N2SA:175m2/g)
シリカ2:エボニックデグサ社製のULTRASIL U9000Gr(N2SA:235m2/g)
シランカップリング剤1:エボニックデグサ社製のSi75(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド)
シランカップリング剤2:Momentive社製のNXT(8−メルカプトオクタノイルトリエトキシシラン、保護されたメルカプト基を有するシランカップリング剤)
シランカップリング剤3:Momentive社製のNXT−Z45(メルカプト基を有するシランカップリング剤)
水酸化アルミニウム1:住友化学(株)製のAth#C(平均粒子径:0.8μm、N2SA:7m2/g)
水酸化アルミニウム2:住友化学(株)製のAth#B(平均粒子径:0.6μm、N2SA:15m2/g)
ワックス:日本精蝋(株)製のオゾエース355
老化防止剤1:住友化学(株)製のアンチゲン6C(6PPD、N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)
老化防止剤2:大内新興化学工業(株)製のノクラック224(TMQ、2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン重合体)
老化防止剤3:川口化学工業(株)製のアンテージBHT(2,6−ジブチル−p−クレゾール)
老化防止剤4:川口化学工業(株)製のアンテージW−400(式(5)で表される老化防止剤、2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−ブチルフェノール))
Figure 2017075227
老化防止剤5:川口化学工業(株)製のアンテージW−500(式(6)で表される老化防止剤、2,2’−メチレン−ビス(4−エチル−6−ブチルフェノール))
Figure 2017075227
老化防止剤6:川口化学工業(株)製のアンテージHP−400(式(3)で表される老化防止剤、4,6−ビス(オクチルチオメチル)−o−クレゾール)
Figure 2017075227
老化防止剤7:川口化学工業(株)製のアンテージHP−500(式(4)で表される老化防止剤、4,6−ビス(ドデシルチオメチル)−o−クレゾール)
Figure 2017075227
可塑剤1:大八化学工業(株)製のTOP(トリオクチルホスフェート)
可塑剤2:H&R社製のVivatec500(TDAEオイル、Tg:−58℃)
樹脂成分1:BASF社製のKoresin(フェノールアセチレン縮合樹脂)
樹脂成分2:ヤスハラケミカル(株)製のM125(水添スチレンテルペン樹脂、SP値:8.52、軟化点:125℃、Tg:65)
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の酸化亜鉛2種
ステアリン酸:日本油脂(株)製のステアリン酸 椿
硫黄:細井化学工業(株)製のHK−200−5(オイル分5質量%)
加硫促進剤1:大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS−G(TBBS、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド)
加硫促進剤2:大内新興化学工業(株)製のノクセラーD(DPG、1,3−ジフェニルグアニジン)
加硫促進剤3:川口化学工業(株)製のアクセルTBZT(TBZTD、テトラベンジルチウラムジスルフィド)
変性SBRの製造方法
(1)末端変性剤の作製
窒素雰囲気下、250mLメスフラスコに3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルトリメトキシシラン(アヅマックス(株)製)を20.8g入れ、さらに無水ヘキサン(関東化学(株)製)を加え、全量を250mLにして作製した。
(2)変性SBRの調製
十分に窒素置換した30L耐圧容器にn−ヘキサンを18L、スチレン(関東化学(株)製)を800g、ブタジエンを1200g、テトラメチルエチレンジアミンを1.1mmol加え、40℃に昇温した。次に、1.6Mブチルリチウム(関東化学(株)製)を1.8mL加えた後、50℃に昇温させ3時間撹拌した。次に前記末端変性剤を4.1mL追加し、30分間撹拌を行った。反応溶液にメタノール15mLおよび2,6−tert−ブチル−p−クレゾール(大内新興化学(株)製)0.1gを添加後、TDAE1200gを添加し10分間撹拌を行った。その後、スチームストリッピング処理によって重合体溶液から凝集体を回収した。得られた凝集体を24時間減圧乾燥させ、変性SBRを得た。結合スチレン量は41質量%、ビニル量は40%、Tg:−29℃、Mwは119万であった。
実施例1〜12および比較例1〜6(汎用タイヤ)
表1および2に示す配合処方にしたがい、1.7Lの密閉型バンバリーミキサーを用いて、硫黄および加硫促進剤以外の薬品を排出温度170℃で5分間混練りし、混練り物を得た。さらに、得られた混練物を前記バンバリーミキサーにより、排出温度150℃で4分間混練りした(リミル)。次に、2軸オープンロールを用いて、得られた混練り物に硫黄および加硫促進剤を添加し、4分間、105℃になるまで練り込み、未加硫ゴム組成物を得た。得られた未加硫ゴム組成物を170℃、12分間、25kgf/cm2の圧力で加硫成型することで、試験用ゴム組成物を作製した。
また、前記未加硫ゴム組成物を所定の形状の口金を備えた押し出し機で押し出し成形し、他のタイヤ部材とともに貼り合わせて未加硫タイヤを形成し、170℃の条件下で12分間プレス加硫することにより、試験用タイヤ(PCタイヤ)を製造した。得られた試験用ゴム組成物および試験用タイヤについて下記の評価を行った。結果を表1および2に示す。
低燃費指数
(株)岩本製作所製の粘弾性スペクトロメータVESを用いて、温度50℃、周波数10Hz、初期歪10%および動歪2%の条件下で、各試験用ゴム組成物の損失正接tanδを測定した。tanδが小さいほど発熱性が低く、低燃費性が優れることを示す。比較例1のtanδの逆数を100として指数表示した。指数が大きいほど、低燃費性に優れることを示す。なお、低燃費指数は110以上を性能目標値とする。
耐摩耗性指数
各試験用タイヤを排気量2000ccの国産FR車に装着し、岡山国際サーキット、ロングラン500km走行を行った。
走行モード:8の字急旋回を含む、20km走行でトレッド主溝が1mm削れる程度のシビアハンドリング。
走行後に、タイヤトレッドゴムの残溝量を計測し(新品時8.0mm)、耐摩耗性として評価した。主溝の平均残溝量が多いほど、耐摩耗性に優れる。比較例1の残溝量を100として指数表示した。指数が大きいほど、耐摩耗性に優れることを示す。なお、耐摩耗性指数は110以上を性能目標値とする。
Figure 2017075227
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表1および2の結果より、本発明の汎用タイヤが、混練り時の連鎖的なラジカル反応を抑制されたゴム組成物により構成されたトレッドを有することで、低燃費性能および耐摩耗性に優れたタイヤであることがわかる。
実施例13〜27および比較例7〜10(レース用タイヤ)
表3および4に示す配合処方にしたがい、1.7Lの密閉型バンバリーミキサーを用いて、硫黄および加硫促進剤以外の薬品を排出温度170℃で5分間混練りし、混練り物を得た。次に、2軸オープンロールを用いて、得られた混練り物に硫黄および加硫促進剤を添加し、4分間、105℃になるまで練り込み、未加硫ゴム組成物を得た。
また、前記未加硫ゴム組成物を所定の形状の口金を備えた押し出し機で押し出し成形し、他のタイヤ部材とともに貼り合わせて未加硫タイヤを形成し、170℃の条件下で12分間プレス加硫することにより、試験用タイヤ(レース用タイヤ)を製造した。得られた試験用タイヤについて下記の評価を行った。結果を表3および4に示す。
初期グリップ性能
試験用タイヤを国産FR車(2000cc)の全輪に装着し、ドライアスファルト路面のテストコースにて10周の実車走行を行った。その際における、2周目の操舵時のコントロールの安定性をテストドライバーが評価し、比較例7を100として指数表示をした。数値が大きいほど初期グリップ性能が高いことを示す。なお、初期グリップ性能指数は105以上を性能目標指数とする。
走行中グリップ性能
試験用タイヤを国産FR車(2000cc)の全輪に装着し、ドライアスファルト路面のテストコースにて10周の実車走行を行った。その際における、ベストラップと最終ラップの操舵時のコントロールの安定性をテストドライバーが比較評価し、比較例7を100として指数表示をした。数値が大きいほどドライ路面において、走行中のグリップ性能の低下が小さく、走行中の安定したグリップ性能が良好に得られることを示す。なお、走行中のグリップ性能指数は105以上を性能目標指数とする。
Figure 2017075227
Figure 2017075227
表3および4の結果より、本発明のレース用タイヤが、混練り時の連鎖的なラジカル反応を抑制されたゴム組成物により構成されたトレッドを有することで、初期グリップ性能と走行中グリップ性能の両立に優れたタイヤであることがわかる。

Claims (5)

  1. スチレンブタジエンゴムを含むゴム成分100質量部に対し、
    窒素吸着比表面積が80m2/g以上のカーボンブラックを3質量部以上、および
    下記式(1)で表される老化防止剤または下記式(2)で表される老化防止剤を0.1〜10質量部含有するゴム組成物により構成されるトレッドを有するタイヤ。
    Figure 2017075227
    (式(1)中、各R1は、それぞれ独立して、置換基を有していても良いC1〜C20のアルキル基、置換基を有していても良いフェニル基または置換基を有していても良いベンジル基を表し、R2は、置換基を有していても良いC1〜C10のアルキル基または置換基を有していても良いC5〜C12のシクロアルキル基を表す。)
    Figure 2017075227
    (式(2)中、各R3は、それぞれ独立して、C1〜C10のアルキル基を表す。)
  2. 前記ゴム成分が、スチレン量が16〜60質量%のスチレンブタジエンゴムを60質量%以上含むゴム成分である請求項1記載のタイヤ。
  3. 前記カーボンブラックの窒素吸着比表面積が151m2/g以上であり、含有量が5質量部以上である請求項1または2記載のタイヤ。
  4. 前記ゴム組成物が、さらに、ゴム成分100質量部に対し、シリカを20質量部、およびメルカプト系のシランカップリング剤を含有するゴム組成物である請求項1〜3のいずれか1項に記載のタイヤ。
  5. 前記ゴム組成物が、ジヒドロキノリンを有する老化防止剤を含有しないゴム組成物である請求項1〜4のいずれか1項に記載のタイヤ。
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