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JP2017059582A - シート貼付装置およびシート貼付方法 - Google Patents

シート貼付装置およびシート貼付方法 Download PDF

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JP2017059582A
JP2017059582A JP2015180870A JP2015180870A JP2017059582A JP 2017059582 A JP2017059582 A JP 2017059582A JP 2015180870 A JP2015180870 A JP 2015180870A JP 2015180870 A JP2015180870 A JP 2015180870A JP 2017059582 A JP2017059582 A JP 2017059582A
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芳昭 杉下
Yoshiaki Sugishita
芳昭 杉下
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Lintec Corp
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Abstract

【課題】接着シートの貼付精度を向上させつつも、単位時間当たりに接着シートを貼付する処理能力が低下することを極力防止することができるシート貼付装置およびシート貼付方法を提供する。
【解決手段】シート貼付装置10の押圧手段40は、接着シートASの繰出方向後端部AS3が剥離シートRLに仮着された状態で、当該接着シートの繰出方向前端部AS1から当該接着シートの繰出方向中間部までの初期貼付領域を保持し、前記被着体と相対移動することで、当該初期貼付領域全体を同時に前記被着体に貼付する第1貼付手段43と、被着体WFとの相対移動に同期させて、前記剥離シートに仮着された前記接着シート部分を当該剥離シートから前記剥離手段で剥離しながら、少なくとも前記繰出方向中間部から前記繰出方向後端部までの後期貼付領域を徐々に前記被着体に貼付する第2貼付手段44とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート貼付装置およびシート貼付方法に関する。
従来、保持ローラで接着シートを一旦吸着保持してウエハに貼付する装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2006−339607号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、接着シートの貼付精度は向上するものの、接着シート全体を一旦保持ローラで保持してからウエハWに貼付するため、被着体との相対移動に同期させて、剥離シートに仮着された接着シートを当該剥離シートから剥離しながら被着体に押圧して貼付する装置に比べ、単位時間当たりに接着シートを貼付する処理能力が低下するという不都合がある。
本発明の目的は、接着シートの貼付精度を向上させつつも、単位時間当たりに接着シートを貼付する処理能力が低下することを極力防止することができるシート貼付装置およびシート貼付方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、複数の接着シートが帯状の剥離シートに所定の間隔をあけて仮着された原反を繰り出す繰出手段と、前記繰出手段で繰り出される前記原反における剥離シートを折り返して当該剥離シートから前記接着シートを剥離する剥離手段と、前記接着シートを被着体に押圧して貼付する押圧手段とを備え、前記押圧手段は、前記接着シートの繰出方向後端部が前記剥離シートに仮着された状態で、当該接着シートの繰出方向前端部から当該接着シートの繰出方向中間部までの初期貼付領域を保持し、前記被着体と相対移動することで、当該初期貼付領域全体を同時に前記被着体に貼付する第1貼付手段と、前記被着体との相対移動に同期させて、前記剥離シートに仮着された前記接着シート部分を当該剥離シートから前記剥離手段で剥離しながら、少なくとも前記繰出方向中間部から前記繰出方向後端部までの後期貼付領域を徐々に前記被着体に貼付する第2貼付手段とを有することを特徴とするシート貼付装置である。
前記被着体は、第1被着体と、当該第1被着体の周囲を囲う第2被着体とからなり、前記接着シートは、それら第1被着体と第2被着体とに貼付可能な大きさとされ、前記繰出方向前端部から繰出方向中間部までの第1貼付手段保持距離は、前記第2被着体の貼付開始位置から前記第1被着体の貼付開始位置までの第1被着体未貼付距離よりも長いことを特徴としてもよい。
前記第1被着体未貼付距離を計測可能な被着体検知手段を備えていることを特徴としてもよい。
本発明の他の態様は、複数の接着シートが帯状の剥離シートに所定の間隔をあけて仮着された原反を繰り出す繰出工程と、前記繰出工程で繰り出される前記原反における剥離シートを折り返して当該剥離シートから前記接着シートを剥離する剥離工程と、前記接着シートを被着体に押圧して貼付する押圧工程とを有し、前記押圧工程は、前記接着シートの繰出方向後端部が前記剥離シートに仮着された状態で、当該接着シートの繰出方向前端部から当該接着シートの繰出方向中間部までの初期貼付領域を保持し、前記被着体と相対移動することで、当該初期貼付領域全体を同時に前記被着体に貼付する第1貼付工程と、前記被着体との相対移動に同期させて、前記剥離シートに仮着された前記接着シート部分を当該剥離シートから剥離しながら、少なくとも前記繰出方向中間部から前記繰出方向後端部までの後期貼付領域を徐々に前記被着体に貼付する第2貼付工程とを含むことを特徴とするシート貼付方法である。
本発明によれば、接着シート全体を保持して貼付するのではなく、当該接着シートの初期貼付領域を一旦保持してから被着体に貼付し、当該接着シートの後期貼付領域を被着体との相対移動に同期させて剥離シートから剥離しながら被着体に貼付するので、接着シートの貼付精度を向上させつつも、単位時間当たりに接着シートを貼付する処理能力が低下することを極力防止することができる。
また、接着シートの第1貼付手段保持距離を第1被着体未貼付距離よりも長く設定することで、第2被着体および第1被着体の貼付開始位置への接着シートの貼付が確実に行われるようになり、それらの正確な位置に接着シートを貼付することができる。
さらに、第1被着体未貼付距離を計測するように構成すれば、第1貼付手段保持距離を極力短くすることができ、単位時間当たりに接着シートを貼付する処理能力が低下することを極力防止することができる。
実施形態に係るシート貼付装置の側面図。 被着体および接着シートの説明図。 動作説明図。 変形例に係るシート貼付装置の側面図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、当該所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」が紙面に直交する手前方向であってY軸の矢印方向で「後」がその逆方向とする。
図1、2において、シート貼付装置10は、複数の接着シートASが帯状の剥離シートRLに所定の間隔をあけて仮着された原反RSを繰り出す繰出手段20と、繰出手段20で繰り出される原反RSにおける剥離シートRLを折り返して当該剥離シートRLから接着シートASを剥離する剥離手段としての剥離板30と、接着シートASを第1被着体としての半導体ウエハ(以下単に「ウエハ」という場合がある)WFおよび、当該ウエハWFの周囲を囲う第2被着体としてのリングフレームRFとからなる被着体WKに押圧して貼付する押圧手段40と、リングフレームRFにおける接着シートASの貼付開始位置RF1からウエハWFにおける接着シートASの貼付開始位置WF1までの第1被着体未貼付距離WDを計測可能なカメラ等の撮像手段や光学センサ等の被着体検知手段50とを備え、被着体WKを支持して搬送する搬送手段60の上方に配置されている。
なお、接着シートASは、ウエハWFとリングフレームRFとに貼付可能な大きさであって、当該リングフレームRFの開口部RF2を塞ぐことのできる平面形状とされている。
繰出手段20は、原反RSを支持する支持ローラ21と、原反RSを案内するガイドローラ22と、駆動機器としての回動モータ23Aによって駆動され、ピンチローラ24とで剥離シートRLを挟み込む駆動ローラ23と、図示しない駆動機器によって駆動され、剥離シートRLを回収する回収ローラ25とを備えている。
押圧手段40は、駆動機器としての直動モータ41の出力軸41Aに支持された支持フレーム42と、支持フレーム42の左側に支持された第1貼付手段43と、支持フレーム42の右側に支持された第2貼付手段44とを備えている。
第1貼付手段43は、支持フレーム42に支持された駆動機器としての直動モータ43Aと、直動モータ43Aの出力軸43Bに支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によって保持可能な保持面43Cを有する保持部材43Dとを備えている。このような構成により、第1貼付手段43は、接着シートASの繰出方向後端部AS3が剥離シートRLに仮着された状態で、当該接着シートASの繰出方向前端部AS1から当該接着シートASの繰出方向中間部AS2までの初期貼付領域ASFを保持し、被着体WKと相対移動することで、当該初期貼付領域ASF全体を同時に被着体WKに貼付できるようになっている。
第2貼付手段44は、支持フレーム42に支持された駆動機器としての直動モータ44Aの出力軸44Bに支持されたブラケット44Cと、ブラケット44Cに回転可能に支持された押圧ローラ44Dとを備えている。このような構成により、第2貼付手段44は、被着体WKとの相対移動に同期させて、剥離シートRLに仮着された接着シートAS部分を当該剥離シートRLから剥離板30で剥離しながら、少なくとも繰出方向中間部AS2から繰出方向後端部AS3までの後期貼付領域ASRを徐々に被着体WKに貼付できるようになっている。
搬送手段60は、駆動機器としてのリニアモータ61のスライダ61Aに支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によって被着体WKを保持可能な支持面62Aを有する搬送テーブル62を備えている。
次に、本実施形態におけるシート貼付装置10の動作について説明する。
先ず、各部材が初期位置で待機する図1中実線で示すシート貼付装置10に対し、作業者が原反RSを同図のようにセットする。次に、図示しない操作パネルやパーソナルコンピュータ等の入力手段を介して、リングフレームRFの左端から右端までのフレーム幅RFD(図2参照)や、当該リングフレームRFに貼付されたときの接着シートASの左端から右端までのシート幅ASD(図2参照)等のデータを図示しない制御手段に入力する。その後、入力手段を介して自動運転開始の信号を入力すると、繰出手段20が回動モータ23Aを駆動し、原反RSを繰り出し、図1に示すように、先頭の接着シートASの繰出方向前端部AS1が剥離板30上の所定位置に到達したことがカメラ等の撮像手段や光学センサ等の図示しない検出手段に検出されると、回動モータ23Aの駆動を停止し、当該繰出手段20がスタンバイ状態となる。次いで、人手または多関節ロボットやベルトコンベア等の図示しない移送手段がウエハWFおよびリングフレームRFを支持面62A上に載置すると、搬送手段60が図示しない減圧手段を駆動し、それらを吸着保持した後、リニアモータ61を駆動し、搬送テーブル62を左方に移動させる。そして、被着体WKが被着体検知手段50の直下を通過するときに、当該被着体検知手段50がリングフレームRFの左端位置からウエハWFの左端位置までの被着体間距離WKD(図2参照)を計測し、その計測結果を図示しない制御手段に出力する。ここで、図示しない制御手段には、フレーム幅RFDとシート幅ASDとが予め入力されているので、被着体間距離WKDが判明すれば、第1被着体未貼付距離WDを算出できる。なお、リングフレームRFの左端から接着シートASの貼付開始位置RF1までの距離は、予め図示しない制御手段に入力していてもよいし、被着体検知手段50でフレーム幅RFDや開口部RF2の内径を計測し、それらとシート幅ASDとの差の2分の1の距離としてもよく、リングフレームRFの枠内に接着シートASの繰出方向前端部AS1が貼付できればどんな距離でもよい。
被着体検知手段50が計測結果を図示しない制御手段に出力すると、当該制御手段は、本計測結果を基に、繰出方向前端部AS1から繰出方向中間部AS2までの第1貼付手段保持距離ASHを算出する。なお、本実施形態の場合、第1貼付手段保持距離ASHは、図2に示すように、第1被着体未貼付距離WDよりも所定距離MD分長くなるように設定されている。次いで、図示しない制御手段の算出結果を基に、繰出手段20および押圧手段40が回動モータ23Aおよび図示しない減圧手段を駆動し、図1中二点鎖線で示すように、接着シートASの初期貼付領域ASFが保持面43Cで吸着保持されるように原反RSを繰り出す。このとき、繰出方向中間部AS2が保持面43Cの右端縁に位置する状態となっている。
次いで、図1中二点鎖線で示すように、リングフレームRFにおける接着シートASの貼付開始位置RF1が保持面43Cで吸着保持した接着シートASの繰出方向前端部AS1の直下に到達したことがカメラ等の撮像手段や光学センサ等の図示しない検出手段に検出されると、搬送手段60がリニアモータ61の駆動を停止する。そして、押圧手段40が直動モータ41を駆動し、図3(A)に示すように、保持部材43Dを降下させて初期貼付領域ASFをウエハWFおよびリングフレームRFに押圧する。このとき、保持部材43Dの保持面43Cで吸着保持している初期貼付領域ASFが当該保持面43C内でずれないように、繰出手段20が回動モータ23Aを駆動し、原反RSを所定量繰り出してもよい。
次いで、押圧手段40が図示しない減圧手段の駆動を停止した後、直動モータ43Aを駆動し、図3(B)に示すように、保持部材43Dを退避させ、その後、同図の二点鎖線で示すように、直動モータ44Aを駆動し、押圧ローラ44Dで接着シートASを押圧する。なお、押圧ローラ44Dの最下部である押圧位置は、繰出方向中間部AS2よりも繰出方向前端部AS1側となるように設定されている。その後、繰出手段20および搬送手段60が回動モータ23Aおよびリニアモータ61を駆動し、図3(C)に示すように、搬送テーブル62を左方へ移動させるとともに、当該搬送テーブル62の移動速度と接着シートASの繰出速度とが同速となるように原反RSを繰り出す。これにより、剥離シートRLに仮着された接着シートAS部分が当該剥離シートRLから剥離板30で剥離されながら、後期貼付領域ASRが押圧ローラ44DによってウエハWFおよびリングフレームRFに徐々に押圧されて貼付され、一体物WK1が形成される。その後、次の接着シートASの繰出方向前端部AS1が剥離板30上の所定位置に到達したことが図示しない検出手段に検出されると、繰出手段20が回動モータ23Aの駆動を停止し、当該繰出手段20が再びスタンバイ状態となる。一体物WK1が形成されると、搬送手段60がリニアモータ61の駆動を停止し、搬送テーブル62を所定の位置で停止させた後、図示しない減圧手段の駆動を停止するので、人手または図示しない移送手段が、一体物WK1を次工程に搬送する。そして、押圧手段40および搬送手段60が直動モータ41、43A、44Aおよびリニアモータ61を駆動し、保持部材43D、押圧ローラ44Dおよび搬送テーブル62を初期位置に復帰させた後、以降上記同様の動作が繰り返される。
以上のような本実施形態によれば、接着シートAS全体を保持して貼付するのではなく、当該接着シートASの初期貼付領域ASFを一旦保持してから被着体WKに貼付し、当該接着シートASの後期貼付領域ASRを被着体WKとの相対移動に同期させて剥離シートRLから剥離しながら被着体WKに貼付するので、接着シートASの貼付精度を向上させつつも、単位時間当たりに接着シートASを貼付する処理能力が低下することを極力防止することができる。
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、繰出手段は、複数の接着シートが帯状の剥離シートに所定の間隔をあけて仮着された原反を繰り出すことが可能なものであれば、出願当初の技術常識に照らし合わせてその範囲内であればなんら限定されることはない(他の手段および工程についての説明は省略する)。
繰出手段20は、支持ローラ21を回転駆動させる駆動機器を備えてもよく、このような駆動機器は、原反RSに所定の張力を付与する張力付与手段として機能させてもよい。
繰出手段20は、剥離シートRLの一方の面に帯状の接着シート基材が仮着された原反RSを繰り出してもよい。この場合、繰出手段20は、剥離板30に対して原反RSの繰出方向上流側に、接着シート基材に閉ループ状の切り込みを形成し、当該切り込みの内側に接着シートASを形成する切断手段を備えていてもよい。このような切断手段は、カッター刃、カッターローラ、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等の切断部材で構成してもよく、多関節ロボットや適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断部材を移動させて切断するようにしてもよい。
剥離手段は、剥離板30の代わりに、丸棒や回転可能または回転不能な剥離用ローラを採用してもよい。
押圧手段は、押圧手段40に代えて、図4に示すように、図示しない駆動機器により昇降可能に支持された保持面45Bを備えた保持部材45Aを有する第1貼付手段45と、保持部材45Aに回転可能に支持された押圧ローラ46Aを有する第2貼付手段46とを備えた押圧手段40Aを採用してもよい。この場合、図4(A)に示すように、保持部材45Aで初期貼付領域ASFを吸着保持して被着体WKに貼付した後、同図の二点鎖線で示すように、図示しない駆動機器で押圧ローラ46Aの回転中心を中心として保持部材45Aを退避させ、図4(B)に示すように、上記実施形態と同様にして後期貼付領域ASRを被着体WKに貼付する。
押圧手段40、40Aは、接着シートASの繰出方向前端部AS1が剥離板30上の所定位置に到達した状態で、保持面43C、45Bで当該接着シートASを吸着保持できる位置に少なくとも第1貼付手段43、45を図示しない駆動機器で移動させた後、繰出手段20が原反RSを繰り出す動作に同期させ、図示しない駆動機器の駆動により少なくとも第1貼付手段43、45を図1中実線で示す位置(第1貼付手段45は不図示)に復帰させることにより、初期貼付領域ASFを保持面43C、45Bで吸着保持するようにしてもよい。
押圧手段40、40Aは、第1貼付手段43、45と第2貼付手段44、46とをそれぞれ別々の駆動機器で昇降させるようにしてもよい。
押圧手段40、40Aは、接着シートASの初期貼付領域ASFを保持面43C、45Bで吸着保持するとき、当該接着シートASを保持面43C、45B方向に付勢する大気やガス等のエアの噴き付けやガイド棒等の付勢手段を備えていてもよい。
第1貼付手段43、45は、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、ベルヌーイ吸着、駆動機器等で接着シートASを保持してもよい。
第1貼付手段43、45は、保持部材43D、45Aを移動させずに、被着体WKを移動させて、または、保持部材43D、45Aと被着体WKとの両方を移動させて接着シートASを被着体WKに押圧してもよい。
第2貼付手段44は、押圧ローラ44Dでの押圧位置を繰出方向中間部AS2と一致するように設定してもよいし、繰出方向中間部AS2よりも繰出方向後端部AS3側となるように設定してもよい。
第2貼付手段44、46は、押圧ローラ44D、46Aを適宜な駆動機器で回転させてもよい。
第2貼付手段44、46は、押圧ローラ44D、46Aの代わりに、または併用して、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等による押圧部材を採用してもよいし、大気やガス等のエアの噴き付けにより接着シートASを被着体WKに貼付してもよいし、減圧ポンプや真空エジェクタ等の減圧手段によって後期貼付領域ASRを吸着保持し、駆動機器の駆動によって当該後期貼付領域ASRを被着体WKに貼付してもよい。
第2貼付手段44、46は、押圧ローラ44D、46Aの表面をゴムや樹脂等の弾性変形が可能な部材で構成してもよいし、弾性変形しない部材で構成してもよい。
第2貼付手段44、46は、押圧ローラ44D、46Aを移動させずに、被着体WKを移動させてもよいし、押圧ローラ44D、46Aと被着体WKとの両方を移動させて接着シートASを押圧してもよい。
被着体検知手段50(図示しない制御手段)は、上記以外の算出方法で第1被着体未貼付距離WDを算出してもよい。
搬送手段60は、被着体WKを移動させずに、または、被着体WKを移動させつつ、繰出手段20、押圧手段40等の他の手段を適宜な方向に移動させて上記と同様の貼付動作を行ってもよい。
搬送手段60は、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、ベルヌーイ吸着、駆動機器等で被着体WKを保持する構成でもよい。
被着体WKを他の装置で搬送する場合、シート貼付装置10において搬送手段60はあってもよいし、なくてもよく、その他被着体検知手段50等の本願請求項1に記載のないものは、それぞれ必要に応じて採用すればよく、あってもよいし、なくてもよい。
接着シートASにおける繰出方向中間部AS2は、任意の箇所とすることができ、第1貼付手段保持距離ASHは、第1被着体未貼付距離WDよりも短くてもよいし、同じ距離でもよい。
シート貼付装置10は、天地反転して配置したり横置きにしたりして、被着体WKの下面や側面等に接着シートASを貼付するように構成してもよい。
さらに、本発明における接着シートAS、被着体WK等の材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、接着シートASは、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態に限定されることはない。感熱接着性のものが採用された場合は、接着シートASを適宜加熱する適宜なコイルヒータやヒートパイプの加熱側等の加熱手段を設ければよい。また、接着シートASは、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材シートと接着剤層とからなるもの、それらの間に中間層を有するものや、基材シートの上面にカバー層を有する3層以上のもの、更には、基材シートを接着剤層から剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよいし、両面接着シートは、単層又は複層の中間層を有するものや、中間層のない単層又は複層のものであってよい。また、被着体WKとしては、ウエハWFだけでもよいし、リングフレームRFだけでもよいし、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、電極基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂板、環状でないフレーム等、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、接着シートASは、機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意のシート、フィルム、テープ等でもよい。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダ及びロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
10・・・・・・シート貼付装置
20・・・・・・繰出手段
30・・・・・・剥離板(剥離手段)
40、40A・・押圧手段
43、45・・・第1貼付手段
44、46・・・第2貼付手段
50・・・・・・被着体検知手段
AS・・・・・・接着シート
AS1・・・・・繰出方向前端部
AS2・・・・・繰出方向中間部
AS3・・・・・繰出方向後端部
ASF・・・・・初期貼付領域
ASH・・・・・第1貼付手段保持距離
ASR・・・・・後期貼付領域
RF・・・・・・リングフレーム(第2被着体)
RF1・・・・・第2被着体の貼付開始位置
RL・・・・・・剥離シート
RS・・・・・・原反
WD・・・・・・第1被着体未貼付距離
WF・・・・・・ウエハ(第1被着体)
WF1・・・・・第1被着体の貼付開始位置
WK・・・・・・被着体

Claims (4)

  1. 複数の接着シートが帯状の剥離シートに所定の間隔をあけて仮着された原反を繰り出す繰出手段と、
    前記繰出手段で繰り出される前記原反における剥離シートを折り返して当該剥離シートから前記接着シートを剥離する剥離手段と、
    前記接着シートを被着体に押圧して貼付する押圧手段とを備え、
    前記押圧手段は、前記接着シートの繰出方向後端部が前記剥離シートに仮着された状態で、当該接着シートの繰出方向前端部から当該接着シートの繰出方向中間部までの初期貼付領域を保持し、前記被着体と相対移動することで、当該初期貼付領域全体を同時に前記被着体に貼付する第1貼付手段と、前記被着体との相対移動に同期させて、前記剥離シートに仮着された前記接着シート部分を当該剥離シートから前記剥離手段で剥離しながら、少なくとも前記繰出方向中間部から前記繰出方向後端部までの後期貼付領域を徐々に前記被着体に貼付する第2貼付手段とを有することを特徴とするシート貼付装置。
  2. 前記被着体は、第1被着体と、当該第1被着体の周囲を囲う第2被着体とからなり、前記接着シートは、それら第1被着体と第2被着体とに貼付可能な大きさとされ、前記繰出方向前端部から繰出方向中間部までの第1貼付手段保持距離は、前記第2被着体の貼付開始位置から前記第1被着体の貼付開始位置までの第1被着体未貼付距離よりも長いことを特徴とする請求項1に記載のシート貼付装置。
  3. 前記第1被着体未貼付距離を計測可能な被着体検知手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載のシート貼付装置。
  4. 複数の接着シートが帯状の剥離シートに所定の間隔をあけて仮着された原反を繰り出す繰出工程と、
    前記繰出工程で繰り出される前記原反における剥離シートを折り返して当該剥離シートから前記接着シートを剥離する剥離工程と、
    前記接着シートを被着体に押圧して貼付する押圧工程とを有し、
    前記押圧工程は、前記接着シートの繰出方向後端部が前記剥離シートに仮着された状態で、当該接着シートの繰出方向前端部から当該接着シートの繰出方向中間部までの初期貼付領域を保持し、前記被着体と相対移動することで、当該初期貼付領域全体を同時に前記被着体に貼付する第1貼付工程と、前記被着体との相対移動に同期させて、前記剥離シートに仮着された前記接着シート部分を当該剥離シートから剥離しながら、少なくとも前記繰出方向中間部から前記繰出方向後端部までの後期貼付領域を徐々に前記被着体に貼付する第2貼付工程とを含むことを特徴とするシート貼付方法。
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