JP2019096704A - シート剥離装置および剥離方法 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1中手前方向から観た場合を基準とし、図を指定することなく方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
先ず、図1(A)中実線で示す初期位置に各部材が配置されたシート剥離装置10に対し、当該シート剥離装置10の使用者(以下、単に「使用者」という)が剥離用テープPTを同図に示すようにセットし、操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない操作手段を介して自動運転開始の信号を入力する。そして、使用者または、ベルトコンベアや多関節ロボット等の図示しない搬送手段が、図1(A)に示すように、保持面61A上に被着体WKを載置すると、保持手段60が図示しない減圧手段を駆動し、保持面61Aでの被着体WKの吸着保持を開始する。次いで、反り矯正手段70が直動モータ31を駆動し、図1(A)中二点鎖線で示すように、押圧ヘッド33を下降させ、被着体WKを保持面61Aに押し付け、所定時間が経過した後、押圧ヘッド33を上昇させる。これにより、被着体WKは、反りが生じていたとしても、当該反りが矯正され、保持面61Aに全面が吸着保持される。
切断手段40Aは、直動モータ41の出力軸41Aに支持され、下方が開口した凹部43Aを有する押圧ヘッド43と、凹部43A内に支持された駆動機器としてのリニアモータ44と、そのスライダ44Aに支持された切断刃42とを備えている。
この場合、図2(A)に示すように、切断刃42を凹部43A内に収容した状態で、反り矯正手段70が直動モータ41を駆動し、押圧ヘッド43を下降させ、被着体WKを保持面61Aに押し付けて当該被着体WKの反りを矯正する。また、切断手段40Aがリニアモータ44を駆動し、図2(B)に示すように、切断刃42を凹部43Aから突き出した後、直動モータ41を駆動し、切断刃42を下降させて剥離用テープPTを切断する。
繰出手段20Aは、支持ローラ21と、駆動機器としての回動モータ28Aによって駆動され、剥離用テープPTを回収する回収ローラ28とを備えている。
貼付手段30Aは、駆動機器としての直動モータ34の出力軸34Aに回転可能に支持された押圧部材としての押圧ローラ35を備えている。
この場合、貼付手段30Aが反り矯正手段70と兼用する構成とし、図3(A)に示すように、保持面61A上に載置された被着体WKの吸着保持が開始されると、反り矯正手段70が直動モータ34を駆動し、図3(B)に示すように、押圧ローラ35を下降させ、剥離用テープPTを接着シートASに貼付するとともに、被着体WKを保持面61Aに押し付けて当該被着体WKの反りを矯正する。次いで、繰出手段20Aおよび移動手段50が回動モータ28Aおよびリニアモータ51を駆動し、図3(C)に示すように、テーブル61を左方に移動させ、剥離用テープPTを接着シートASに貼付しつつ、被着体WKを剥離開始位置に移動させる。その後、繰出手段20Aおよび移動手段50が回動モータ28Aおよびリニアモータ51を駆動し、回収ローラ28で剥離用テープPTを巻き取りつつ、図3(D)に示すように、テーブル61を右方に移動させ、接着シートASを被着体WKから剥離する。
貼付手段30、30Aは、加熱手段に代えてまたは併用して、押圧ヘッド33や押圧ローラ35を振動させる振動手段を備えてもよいし、剥離用テープPTとして、感圧接着性または感熱接着性の接着シートASを採用してもよく、剥離用テープPTが感圧接着性の接着シートASの場合、加熱手段はあってもよいし、なくてもよい。
シート剥離装置10は、保持手段60の図示しない減圧手段による減圧状態を検知する圧力センサやロードセル等の減圧検知手段を備えてもよく、この場合、例えば、保持面61Aでの被着体WKの吸着保持が開始されてから、所定の時間が経過しても所定の減圧状態にならないことを減圧検知手段が検知したときのみに、反り矯正手段70で被着体WKの反りを矯正するようにしてもよい。
前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、2軸または3軸以上の関節を備えた多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる。
前記実施形態において、ローラ等の回転部材が採用されている場合、当該回転部材を回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、回転部材の表面や回転部材自体をゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、回転部材の表面や回転部材自体を変形しない部材で構成してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材といった被押圧物を押圧するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等の部材を採用したり、大気やガス等の気体の吹き付けにより押圧する構成を採用したりしてもよいし、押圧するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、剥離板や剥離ローラ等の剥離手段や剥離部材といった被剥離物を剥離するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、板状部材、丸棒、ローラ等の部材を採用してもよいし、剥離するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、支持(保持)手段や支持(保持)部材等の被支持部材を支持または保持するものが採用されている場合、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤(接着シート、接着テープ)、粘着剤(粘着シート、粘着テープ)、磁力、ベルヌーイ吸着、吸引吸着、駆動機器等で被支持部材を支持(保持)する構成を採用してもよいし、切断手段や切断部材等の被切断部材を切断または、被切断部材に切込や切断線を形成するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、カッター刃、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等で切断するものを採用したり、適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断するものを移動させて切断したりしてもよい。
20、20A 繰出手段
30、30A 貼付手段
33 押圧ヘッド
35 押圧ローラ
40、40A 切断手段
50 移動手段
70 反り矯正手段
AS 接着シート
PT 剥離用テープ
WK 被着体
Claims (4)
- 剥離用テープを繰り出す繰出手段と、
被着体に貼付された接着シートに前記剥離用テープを押圧して貼付する貼付手段と、
前記剥離用テープと前記被着体とを相対移動させて前記被着体から前記接着シートを剥離する移動手段と、
前記被着体を保持する保持手段に当該被着体を押圧して当該被着体の反りを矯正する反り矯正手段とを備え、
前記反り矯正手段は、前記保持手段に前記被着体を前記貼付手段で押圧することを特徴とするシート剥離装置。 - 剥離用テープを繰り出す繰出手段と、
被着体に貼付された接着シートに前記剥離用テープを貼付する貼付手段と、
前記剥離用テープを所定長さに切断する切断手段と、
前記剥離用テープと前記被着体とを相対移動させて前記被着体から前記接着シートを剥離する移動手段と、
前記被着体を保持する保持手段に当該被着体を押圧して当該被着体の反りを矯正する反り矯正手段とを備え、
前記反り矯正手段は、前記保持手段に前記被着体を前記切断手段で押圧することを特徴とするシート剥離装置。 - 剥離用テープを繰り出す繰出工程と、
被着体に貼付された接着シートに前記剥離用テープを貼付手段で押圧して貼付する貼付工程と、
前記剥離用テープと前記被着体とを相対移動させて前記被着体から前記接着シートを剥離する移動工程と、
前記被着体を保持する保持手段に当該被着体を押圧して当該被着体の反りを矯正する反り矯正工程とを備え、
前記反り矯正工程は、前記保持手段に前記被着体を前記貼付手段で押圧することを特徴とするシート剥離方法。 - 剥離用テープを繰り出す繰出工程と、
被着体に貼付された接着シートに前記剥離用テープを貼付する貼付工程と、
前記剥離用テープを切断手段で所定長さに切断する切断工程と、
前記剥離用テープと前記被着体とを相対移動させて前記被着体から前記接着シートを剥離する移動工程と、
前記被着体を保持する保持手段に当該被着体を押圧して当該被着体の反りを矯正する反り矯正工程とを有し、
前記反り矯正工程は、前記保持手段に前記被着体を前記切断手段で押圧することを特徴とするシート剥離方法。
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JP2021125609A (ja) * | 2020-02-06 | 2021-08-30 | 株式会社タカトリ | 基板への接着テープの貼付装置及び貼り付け方法 |
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