JP2017057654A - 皿板アンカー、これを用いた皿板の固定構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 皿板60と下枠6間に介在される皿板アンカー6Bであって、前記皿板アンカー6Bは、本体61に前記皿板60を取付ける皿板取付部62と、前記下枠6に取付けられる下枠取付部63を備え、前記下枠取付部63は、前記本体61の室内側から固定される固定金具7を備えている。前記皿板アンカー6Bによれば、室内側から前記固定金具7を下枠6に固定することができ、皿板60の固定作業の容易性を図ることができる。
【選択図】 図10
Description
溶接工法は、特許文献1のように、アンカー3に立上り片3Cを設け、一方、躯体側に棒鋼4を埋込み、この棒鋼4と立上り片3Cとを溶接接続するものである。
同様の溶接工法として、特許文献2に係るサッシ位置決め装置は、サッシの上下辺、左右辺の各辺にそれぞれ複数個ずつ着脱可能に配置されかつサッシを溶接によりサッシ取付用開口部2の周縁に取付ける際にサッシ溶接のための金具として用いられるアンカー4が開示されている。
即ち、特許文献3の第2図では、水切り板(皿板)5がアンカ7を介して、躯体に溶接固定されていることが図示されている。
考案の詳細な説明欄第2頁には、「水切り板5は・・・下枠6の室外側に延設されている・・・・躯体Cに固定されたアンカ7が挟持されて、水切り板5は躯体Cに外装材8を介して固定されている」旨が記載されている。
(1) 溶接工法の作業は、所謂熟練工によらなければ、その作業が難しいとされており、熟練工の不足等で欠員が生じる場合には施工が困難である、
(2) 火花が出るため、サッシ枠を傷つけたり、完成品として出荷されるサッシ枠に既にセットされているガラスが破損する危険性がある、
(3) 事前に溶接機器の準備、電源の確保、消化器の準備が必要となり、作業中においても火花の養生が必要となり、躯体に建材を固定する場合の効率化が課題である、
(4) 施工場所によっては、作業員の感電防止のため、雨天での作業の見合わせ等が必要となり、環境に左右される、
(5) 火花や煙が作業員に与える悪影響が問題となり、かかる配慮は周囲の環境にも必要であり、また、電力を使うため省エネ、CO2の削減等の環境問題を考慮する必要がある、
(6) 溶接後の検査により、火花によるサッシの汚れが判明した場合に、溶接焼け補修費の負担が生じるおれそがある。
また、建材を躯体に無溶接で取り付けることができるアンカー装置、その装置により構築される固定構造を提供することにより、上記溶接工法の問題点を解決することを目的とする。
また、前記皿板を躯体に無溶接で取付けることができるので、熟練を要することなく、皿板を躯体に固定でき、建設業の熟練工等の労働力不足を改善させることができる、環境に左右されずに、環境に適合させることができ、溶接焼け補償費の低減を図ることができる等、溶接固定による課題を解消させることができる。
図1において、前記アンカー4が取り付けられている建材としてのサッシ枠は、上枠5であり、左右たて枠(図示せず)用のアンカー装置1も略同様のものとなっており、以下においては、このアンカー装置1の構成例を説明する。
なお、下枠6を固定する場合のアンカー装置1Aは、後述の図6及び図7に示されている。
前記レール2は、その自由端20、20を介してアンカー用固定金具3をスライドさせたり、固定できるようになっている。
このピース材状のレール2は、サッシ枠の上枠5及び左右たて枠に対して、所定の角度で斜めに固定されるもので、そのレール2にアンカー用固定金具3介してサッシ枠を固定する際に、サッシ枠の出入り方向(室内外方向)の位置付が調整可能にされている。
なお、躯体10の開口部10Aによって室内外が画されることとして、本書において、開口部10Aの躯体10の外側を「室外側」と称し、開口部10Aの躯体10の内側を「室内側」と称する(図6及び図10参照)。
よって、前記バネ31の付勢力が前記引寄部301、301及び前記突張部305、305を広げるように作用している。
前記突張部305、305の自由端部には、アンカー用固定金具3を前記アンカー4の角部41に挿入させる場合に、その挿入をスムースに行わせるためのラウンド部306、306が形成されている。
バネ片311〜314の各先端310に作用にされる付勢力により、本体30は、その前スライド部303、303と後スライド部304、304との開口幅W1が等しい状態で、連結されている。この開口幅W1は、前記レール2の自由端20、20の幅W2(図2参照)に略等しく形成されており、その結果、レール2に対する前記本体30の固定やスライドを容易にしている。
前記アンカー用固定金具3の一対の金具片を連結する連結部として、前記バネ31が用いられているが、この構成に限定されることなく、例えば前記引寄部301、301の各自由端部のみを連結するバネでもよい。
前記アンカー本体40は、その中央部に前記角部41を固定すると共に、サッシ枠のヒレを挟込む爪部42を備えている。
なお、角部41の形状は円形に限定されることはなく、例えば四角形や多角形でもよく、ネジのように円形に螺旋部を設けたものでもよい。
前記ランナーレール2Aは、躯体10の傾斜にそった傾斜部21を備え、且つ、その側面に皿板60に取り付けられた皿板アンカー6Aが固定される。
なお、皿板60を下枠6にネジ止め(図示せず)した状態で、皿板アンカー6Aをランナーレール2Aと当接する位置まで、皿板60の長手方向を移動させることができる。
前記アンカー4Aは、アンカー本体40からL字状に折り曲げられた折曲部43が設けられ、ここに角部41が固定されている。
その他は、前記アンカー装置1と略同様の構成である。
(1) ネジ32による引寄部301、301の引寄せにより、締付部302、302による前記アンカー4の角部41の締付けと、前記突張部305、305による前記ランナー2の自由端20、20への固定を同時に行うことができ、施工性を向上させることができる。
(2) ネジ32による引寄部301、301の引寄せには、バラつきが生じにくく、熟練等が不要であって、この点でも施工性を向上させることができる。
(3) 前記アンカー用固定金具3の一対の対称物の金具片からなる本体30は、前記バネ31により連結されているので、レール2に対する前記本体30の固定やスライドを容易にしている。
そして、サッシ枠の各枠と各ランナーレールが出入り方向で対向した状態となるように、サッシ枠を室内側から躯体側に設置する。
上述のように、上枠5又は左右たて枠を固定するためのランナーレール1は、各枠の長手方向に対して、平行ではなく所定の角度で斜めに固定する。
また、下枠6を固定するためのランナーレール2Aは、躯体10の出入り方向における傾斜に沿わせるように、且つ、複数のピース材を所定間隔で固定する。
即ち、図8のように、前記レール2の自由端20、20に、アンカー用固定金具3の前後スライド部303、303、304、304を取り付ける。
この場合、前記レール2の端部から、その自由端20、20に沿ってアンカー用固定金具3をスライドさせてもよいし、本体30を摘まんで開口幅W1を縮めて、前記自由端20、20に前後スライド部303、303、304、304を係止させてもよい。
次に、前記アンカー用固定金具3の突張部305、305のスペースSで形成されている開口305Aから、アンカー4の角部41を挿入するように、アンカー用固定金具3をスライド移動させ、その角部41を挟み込む。
その後、上枠5の位置を調整しつつ、アンカー用固定金具3の引寄部301、301をネジ32により引寄せ、締付部302、302により角部41を締め付け固定すると略同時に、アンカー用固定金具3の突張部305、305を開くようにして、前記レール2に突張らせる。その結果、前スライド部303、303の切欠が前記レール2の自由端20、20に噛み込まれ、強固に固定される。
なお、ねじ32によって引寄部301、301を引き寄せる際、現場や作業の状況によって、ねじ32の先端側の後スライド部304(図9において左側)がランナーレール2の自由端200に当接したまま、ねじ32の頭側の後スライド部304(図9において右側)のみが引き寄せられる場合もあるが、固定力が落ちることはない。
(4) アンカー用固定金具により、無溶接でサッシ枠等の建材を躯体に取り付けることができ、火花を出さないため、サッシ枠を傷つけたり、完成品として出荷されるサッシ枠に既にセットされているガラスが破損することはない。
(5) 無溶接工法であることから、熟練を要せずに、施工することができ、熟練工の不足、欠員が生じる場合の施工の困難性が解消される。
(6) 事前の溶接機器の準備、電源の確保、消化器の準備は不要となり、また、作業中においても火花の養生が不要となり、躯体に建材を固定する場合の効率化が図られる。
(7) 施工場所の環境に左右されずに、施工することができる。
(8) 火花や煙が作業員に与える悪影響が問題とならず、電力を使うことがないため省エネ、CO2の削減等の環境問題にも適合する。
(9) 溶接後の検査による溶接焼け補修費の負担が生じるおれそがない。
例えば、アンカー用固定金具3は、ネジ32の頭部が室内側を向いていれば、前後スライド部303、303、304、304を逆にランナーレール2、2Aにスライドしてもよく、金具に勝手を設けてもよい。
また、皿板60は皿板アンカー6Aを介してランナーレール2Aに固定してから、下枠にネジ止めしてもよい。
この皿板アンカー6Bと前記皿板アンカー6Aとの主な共通点は、共に皿板60を躯体10に無溶接で取り付けることができる点であり、両者の主な相違点は、皿板アンカー6Bが前記皿板60と下枠6間に介在するが、一方、皿板アンカー6Aは皿板60とランナーレール2A間に介在され、ランナーレール2Aを介して躯体10の開口部10Aに固定されている点である。
前記立上片63aは、前記本体61の端部から略垂直方向に上方に延在すると共に、L字状の自由端63bが室外側に臨むことで、図11に図示のように水平方向の断面形状がL字状の立上片となっている。
この立上片63aの自由端63bによって形成されるスライド面63cに沿って、前記固定金具7が鉛直方向にスライド可能に構成されている。
前記スライド面63cには室内外方向に、且つ、鉛直方向に複数の固定孔63dが形成されている。
前記差込片70は、前記ブラケット7の上端に形成されるもので、その上端を分割して互い違いに室内側に折り曲げて、前記下枠6のヒレ部が差し込まれるようにしたものである。
前記タップ孔71は、前記立上片63aの固定孔63dと共に、前記ブラケット7の鉛直方向での位置を調整できるようにするものである。例えば前記立上片63aの固定孔63dは、鉛直方向で2個に形成され、前記固定金具7のタップ孔71は、前記鉛直方向に重なるように、3個に形成されているが、これらの個数に限定されるものでもなく、また固定孔63dを長孔構成に変えるようにしてもよい。
前記ブラケット7のスライド調整は、前記下枠6の見付寸法に応じて、前記差込片70の位置を最適な位置にセットできるようにするもので、例えば図10の前記下枠6の見付寸法H1の場合には、前記ブラケット7を上方にスライドさせて前記最適位置を調整し、前記ブラケット7を前記立上片63aに固定する。
また図13に図示される見付寸法H2の場合には、前記ブラケット7を下方にスライドさせてその最適位置を調整し、固定する。
これらの前記ブラケット7の鉛直方向での位置の調整及び固定は、室内側から行うことができる。
前記重複部66、66は、前方金具64の室内側の端部と後方金具65の室外側の端部をその室内外方向で重複させるもので、前記皿板60の見込方向の出幅バリエーションに対応できるようにするものである。
一方、同図(C)のように、前記皿板アンカー6Bの本体61の室内外方向の幅が最大となるように、重複部66、66の位置を調整して、前記前方金具64と前記後方金具65をその位置の重複部66、66で固定する。
即ち、図16(A)のように、皿板60の見込方向Mの出幅が最少と最大の範囲内で調整しえるようになっている。
なお、皿板60の見込方向Mの出幅が工場出荷時点で判明していれば、重複部66、66の固定孔をリベット等で固定しておいてもよい。
予め前記皿板アンカー6Bの皿板取付部62に前記皿板60を取付ける。
「予め」とは、前記皿板60及び皿板アンカー6Bを建設現場に搬入する前の、工場での出荷時点において、前記皿板アンカー6Bの皿板取付部62に前記皿板60を取付けることであるが、前記皿板60及び皿板アンカー6Bを建設現場に搬入し、その時点で前記皿板アンカー6Bの皿板取付部62に前記皿板60を取付けることも含まれる。
なお、前記下枠6の見付寸法が工場出荷時点で判明していれば、その寸法に適合させる位置において、前記皿板アンカー6Bの立上片63aに前記ブラケット7を仮止(ネジを緩く締めておく等)しておく。
前記皿板アンカー6Bと前記皿板60の取付は、皿板60の長手方向(桁行方向)の寸法(例えば1800mm)に合わせて、数か所(例えば5か所)で行う(以下、セット金具と称する)。
即ち、前記皿板60を前記下枠6に固定する前に、ブラケット7の差込片70を前記下枠6に差込んで、前記皿板アンカー6Bと前記下枠6との取合位置T1での取合状態(納め状態)を確認し、前記皿板60と前記下枠6との取合位置T2での取合状態(納め状態)の確認を行う(それぞれ図10参照)。
即ち、前記皿板アンカー6Bと前記下枠6との取合位置T1おいて、前記皿板アンカー6Bの固定金具7のネジ止め(仮止してある場合は本締め)を行い、前記皿板60と前記下枠6との取合位置T2において、ネジ止めを行う。
そして、サッシ枠を、前記ランナーレール2等、アンカー用固定金具3及びアンカー4等を介して、或はそれら以外の装置により無溶接で、または溶接で躯体10の開口部10Aに固定する。
かかるセット金具の固定方法は、前記下枠6の寸法に応じて画一的に前記皿板60の長手寸法が設定される「単窓」の場合に有効な固定方法となっている。
この固定方法は、前記下枠6の寸法に応じて画一的に前記皿板60の寸法が決定され難い(例えば、2窓分の長手寸法が必要となる)等の「連窓」等の場合に有効な固定方法となっている。
この固定方法は、現場において前記皿板60を前記皿板アンカー6Bに固定することであり、その他は共通している。
即ち、躯体10の開口部10Aに固定されたサッシ枠の下枠6の室外側(T2)に前記皿板60を固定した後に皿板アンカー6Bを取付け、その皿板アンカー6Bを前記下枠6の室内側(T1)に固定する。
この場合、皿板6Bの凸溝60aの長手方向に切欠部を設けて、皿板アンカー6Bの皿板取付部62を挿入し、長手方向の任意位置に皿板アンカー6Bをスライドさせてから、固定金具7を下枠6に固定する。その際、固定金具7は、前記タップ孔71に螺合するネジを緩く締めることで下枠取付部63に仮止されており、差込片70を下枠6のヒレ部に差し込んでから、下枠取付金具63の室内側見付面(図15(C)の面)からネジの本締め(ネジ止め)を行う。
よって、下枠6の見付寸法との調整及び固定は、室内側から行うことができる。
前記皿板アンカー6Bが前記皿板60と前記下枠6間に介在すると共に、前記皿板アンカー6Bの前記皿板取付部62により前記皿板60が取付けられ、前記皿板アンカー6Bの前記下枠取付部63を構成する固定金具7が室内側から固定されて、その固定金具7が前記下枠6に固定され、且つ、前記皿板60が前記下枠6にネジ止めされている固定構造となっている。
(10)前記皿板アンカー6Bによれば、作業員がその身を室外側に乗り出すことなく、室内にいて室内側から前記固定金具7を下枠6に固定することができ、皿板60の固定作業の容易性を図ることができる。
(11) 前記皿板アンカー6Bは、前記皿板アンカー6Aと異なり、ランナーレール2Aを介して躯体10の開口部10Aに固定することなく、前記皿板アンカー6Bが皿板60と下枠6間に介在し、その下枠6に直接的に前記固定金具7が取付けられるので、作業性が向上している。
(12) 皿板アンカー6Bが皿板60と下枠6間に介在されてものであり、現場に搬入する前に、皿板60と皿板アンカー6Bを工場の段階で組立てることにより、現場では皿板アンカー6Bを下枠6に固定すればよく、皿板60の固定作業の容易性を図ることができる。
かかる構成は、「単窓」の下枠に皿板60を固定する場合に有効である。
(13) 躯体10の開口部10Aに固定したサッシ枠の下枠6の室外側に皿板6Bを固定した後に、皿板に皿板アンカー6Bを取付け、その皿板アンカー6Bを下枠6の室内側に固定することもできるので、現場の状況に応じて、皿板アンカー6Bの後付けを選択することができる。
かかる構成は、「連窓」の下枠に皿板60を固定する場合に有効である。
(14) 上記(13)における皿板アンカー6Bと下枠6との固定作業は、全て室内側から行うことができる。特に固定金具7のネジ止めは、下枠取付金具63の室内側見付面から行うことができるので、正面から目視しながらの作業が可能となり、皿板60の固定作業の容易性を図ることができる。
10 躯体
10A 開口部
2 2A ランナーレール
20、20 自由端 21 傾斜部
3 アンカー用固定金具
30 本体
300、300 取付部 301、301 引寄部
301A 301B ネジ用の孔 302、302 締付部
303、303 前スライド部 304、304 後スライド部
305、305 突張部 305A 開口
306、306 ラウンド部
31 バネ
310 バネの先端 311〜314 バネ片
315 結合部
32 ネジ
4 4A アンカー 40 アンカー本体
41 角部 42 爪部
43 折曲部
5 上枠
6 下枠
60 皿板
60a 凸溝
6A 6B 皿板アンカー
61 本体 62 皿板取付部
63 下枠取付部 63a 立上片
63b L字状の自由端 63c スライド面
63d 固定孔
64 前方金具
65 後方金具
66 66 重複部 67 スライド片
7 固定金具(ブラケット)
70 差込片 71 タップ孔
W1 開口幅 W2 幅
H1 H2 見付寸法
M 見込方向
Claims (6)
- 皿板と下枠間に介在される皿板アンカーであって、
前記皿板アンカーは、本体に前記皿板を取付ける皿板取付部と、前記下枠に取付けられる下枠取付部を備え、
前記下枠取付部は、室内側から前記下枠の固定される固定金具を備えていることを特徴とする皿板アンカー。 - 前記固定金具は、前記下枠に対して、その位置を調整可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の皿板アンカー。
- 前記固定金具は、前記下枠に差込まれる差込片を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の皿板アンカー。
- 前記本体は、前記皿板取付部を備える前方金具と、前記下枠取付部を備える後方金具からなり、前記前方金具と前記後方金具との固定位置が調整可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の皿板アンカー。
- 前記下枠は、躯体に固定されるランナーレールと、このランナーレールに固定されるアンカー用固定金具と、このアンカー用固定金具に固定されるアンカーを介して固定され、
前記アンカー用固定金具は、一対の対称物からなり、それぞれ、前記ランナーレールにスライドされるスライド部と、引寄手段によって引き寄せられる引寄部と、その引寄部が引き寄せられるときに前記アンカーを締付ける締付部及び前記ランナーレールに向けて前記スライド部を突張らせる突張部を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の皿板アンカー。 - 皿板と下枠間に介在させる皿板アンカーを用いて、前記皿板を躯体に無溶接で取付ける前記皿板の固定構造であって、
前記皿板アンカーの本体に設けられた皿板取付部により前記皿板が取付けられ、
前記皿板アンカーの本体に設けられた下枠取付部の固定金具が、室内側から固定されて、前記皿板アンカーが前記下枠に固定されることを特徴とする皿板の固定構造。
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