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JP2016534227A - ジルコニウム系合金金属ガラス及びジルコニウム系合金金属ガラスの形成方法 - Google Patents

ジルコニウム系合金金属ガラス及びジルコニウム系合金金属ガラスの形成方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、100K/sec未満の速度でガラス転移温度Tg未満まで冷却すると金属ガラスを形成し、金属間化合物合金の結晶化温度(Tx)とガラス転移温度(Tg)の間の温度差(DT)の値が大きい、合金のクラスを提供する。そのような合金は、70重量パーセント〜80重量パーセントの範囲内のジルコニウム、0.8重量パーセント〜5重量パーセントの範囲内のベリリウム、1重量パーセント〜20重量パーセントの範囲内の銅、1重量パーセント〜20重量パーセントの範囲内のニッケル、1重量パーセント〜5重量パーセントの範囲内のアルミニウム及び0.5重量パーセント〜3重量パーセントの範囲内のニオブを含み、又はこれらの範囲は他の合金元素及び臨界冷却速度及び望ましいDTの値によってはより狭い。さらに、本発明は、そのような金属ガラスの製造方法を提供する。【選択図】なし

Description

本発明は、一般に金属ガラスと称される非晶質金属合金に関し、これは、明らかな結晶化又は結晶の核形成が起こり得る前に、合金をそのガラス転移温度未満の温度まで冷却して、合金溶融物を凝固させることによって主に形成される。
非晶質又はガラス質相を有する金属合金は、いくつかの工業用途として高い関心が持たれている。通常、金属及び金属間化合物合金(intermetallic alloys)は、液相から凝固する間に結晶化する。一部の金属及び金属間化合物合金は、過冷却されることがあり、十分に急速に冷却される場合、周囲温度で粘性の液体相又は非晶質相又はガラスのままである。通常使用される冷却速度は、約1,000K/sec〜1,000,000K/secである。
10,000K/sec又はそれより大きい急速な冷却速度を実現するために、溶融金属の非常に薄い層(例えば、100マイクロメートル未満)又は小液滴を、周囲温度付近に維持した伝導性基板と接触させる。非晶質材料の寸法が小さいのは、結晶化を抑制するために十分な速度で熱を取り除く必要があるためである。よって、以前に開発された非晶質合金は、薄いリボン若しくはシート又は粉末としてのみ利用されている。そのようなリボン、シート又は粉末は、銅製スピニングホイール(spinning copper wheel)などの冷却された基板上への溶融紡糸によって、又は細いノズルを移動している冷却された基板上への薄層キャスティング(thin layer casting)によって製造することができる。
より小さい冷却速度を実現するために、したがって、しばしばバルク金属ガラスとも呼ばれるより厚い金属ガラスを実現するために、結晶化に対するより大きい抵抗性を有する非晶質合金を探索することに多くの努力が向けられてきた。より小さい冷却速度でさらなる結晶化が抑制される可能性があり、より厚みのある非晶質合金が得られる可能性がある。
非晶質金属合金が形成される間、過冷却された合金溶融物は結晶化する可能性がある。結晶化は、エネルギー的に最適の構造によって促進される結晶の核形成及び成長のプロセスによって起こり、それにより結晶化エネルギーが放出される。非晶質固体金属間化合物合金を形成するためには、結晶化を起こさずに又はごくわずかに起こすだけで、溶融物を溶融温度(Tm)又はそれより高い温度からガラス転移温度(Tg)未満に冷却する必要がある。Txは、非晶質合金をガラス転移温度より高温に加熱する際に結晶化が起こる温度である。金属ガラスの結晶化は、結晶化温度Txより低い温度でも起こるが、速度はより小さい。結晶化温度Txは、明確に規定される一次相転移ではない。
金属ガラスをガラス転移温度Tgより高い温度に加熱し、次いで金属ガラスを成形することによって、金属ガラスを所望の形態とする。金属ガラスを成形するためには、したがって、ガラス転移温度Tgと結晶化温度Txの間の差DTが大きい系を見いだすことが望ましい。温度の差DTが大きければ、結晶化することなく、又はより正確には、金属ガラス中に望ましくない結晶相を多量に生じることなく、金属ガラスを成形することができる。
バルク金属ガラスでは、そのため、結晶化温度(Tx)とガラス転移温度(Tg)の間の温度差(DT)が大きい合金を使用することが望ましい。
バルク金属ガラスを形成する金属間化合物合金として、ジルコニウム系合金が挙げられる。そのようなZr系合金の群の1つは、Zr−Ti/Nb−Cu−Ni−Al合金であり、これは、例えば、X.H.Linら、「Effect of Oxygen Impurity on Crystallization of an Undercooled Bulk Glass Forming Zr−Ti−Cu−Ni−Al Alloy」、Materials Transactions、Vol.38、No.5(1997)、473から477頁、米国特許第5,735,975号、米国特許出願公開第2004/238,077号、欧州特許出願公開第EP2597166A1号、X.Zengら、「Influence of melt temperature on the compressive plasticity of a Zr−Cu−Ni−Al−Nb bulk metallic glass」、Journal of Materials Science 46(2011)、951〜956頁、Z.Evensonら、「High temperature melt viscosity and fragile to strong transition in Zr−Cu−Ni−Al−Nb(Ti) and Cu47Ti34Zr11Ni bulk metallic glasses」、Acta Materialia 60(2012)、4712〜4719頁、Y.F.Sunら、「Effect of Nb content on the microstructure and mechanical properties of Zr−Cu−Ni−Al−Nb glass forming alloys」、Journal of alloys and compounds 403(2005)、239〜244頁により知られている。
バルク金属ガラスを形成するZr系合金の別の群は、例えば、C.Haysら、「Improved mechanical behavior of bulk metallic glasses containing in situ formed ductile phase dendrite dispersions」、Materials Science and Engineering:A、304〜306巻、(2001)、650〜655頁又はF.Szuecsら、「Mechanical properties of Zr56.2Ti13.8Nb5.0Cu6.9Ni5.6Be12.5 ductile phase reinforced bulk metallic glass composite」、Acta Materialia、49巻、9号、(2001)、1507〜1513頁により知られているZr−Ti−Nb−Cu−Ni−Be合金である。バルク金属ガラスを形成し、ベリリウムを有するZr系合金のさらなる群は、米国特許第5,288,344号及び米国特許第5,368,659号により知られているZr−Ti−Cu−Ni−Beである。
上記した系のいくつかにおいて、結晶化温度Txとガラス転移温度Tgの間の温度差DTは70K未満であり、これらの金属ガラスを成形するときに困難をもたらす。一部の金属ガラスのさらなる欠点として、溶融物から金属ガラスを得ることが困難であることが挙げられ得る。合金の溶融温度Tmがガラス転移温度Tgと比較して高い場合、金属ガラスを作るためにより多量のエネルギーを合金から取り除く必要がある。合金において結晶核を形成するための活性化エネルギーが低い場合、合金を冷却する間に種結晶が形成するであろう。両方の問題において、より大きい冷却速度に直面し得る。熱エネルギーは冷却している金属合金溶融物から伝導されなければならないため、より大きい冷却速度は結果として、好ましくないより薄い金属ガラス試料をもたらす。達成可能な約5mmの臨界厚さでは、多くの工業用途、例えば、時計の部品、ばね、電子デバイス用の弾性接点などにまだ十分ではない。
本発明の課題は特に、これらの問題を克服することである。上記した金属ガラスの一部は、結晶化温度Txとガラス転移温度Tgの間の、100Kまでの大きめの温度差DTを示すが、バルク金属ガラスの熱可塑性成形をさらに容易にするために、さらに大きい温度差DTに達することが必要であり、望まれている。さらに、溶融温度Tmが低く、かつガラス転移温度に近く、結晶核を形成するための活性化エネルギーが可能な限り高い化学元素の混合物を見いだすことが望ましい。5mmを超えるより厚い半製品を得ることが本発明のさらなる課題である。
本発明の課題は、請求項1、請求項7、請求項13及び請求項14に記載の合金によって、並びに請求項19、請求項22、請求項25及び請求項26に記載の方法によって解決される。本発明は、100K/sec又はそれ未満の速度でガラス転移温度Tg未満まで冷却すると金属ガラスを形成し、DT値が少なくとも70Kである合金のクラスを提供する。そのような合金は、70重量パーセント〜80重量パーセントの範囲内のジルコニウム、0.8重量パーセント〜5重量パーセントの範囲内のベリリウム、1重量パーセント〜15重量パーセントの範囲内の銅、1重量パーセント〜15重量パーセントの範囲内のニッケル、1重量パーセント〜5重量パーセントの範囲内のアルミニウム及び0.5重量パーセント〜3重量パーセントの範囲内のニオブを含み、又はこれらの範囲は他の合金元素及び臨界冷却速度及び望ましいDTの値によってはより狭い。
合金の組成物は、必然的な微量の不純物を含んでもよく、これは考慮されない。金属ガラス中の他の元素は、好ましくは、2重量パーセント未満である。当然ながら、すべての元素を加えると合計で100重量パーセントである。
本発明の金属間化合物合金の組成物は、100K/sec又はそれ未満の比較的大きい冷却速度で凝固させることができ、結晶化温度Txがガラス転移温度Tgより少なくとも70K高いために、金属ガラス中で50体積%(vol%)より多い結晶相を生じることなくガラス転移温度Tgより高温で容易に形成することができる金属ガラスをもたらす。
ジルコニウム及びニオブなどの大きい原子又はイオンと、銅又はニッケルなどの中間の大きさの原子又はイオンと、ベリリウムなどの小さい原子又はイオンとの混合物は、溶融物が小さい範囲内で容易に形成されるのを妨げる。そのため、本発明の金属間化合物合金は、結晶種又は核を作り出すためのより高い活性化ポテンシャルを有する。このため、金属間化合物合金は、より小さい冷却速度で、金属ガラス中で50vol%より多い結晶相及び/又は結晶種を形成することなく、冷却することができる。これにより、金属間化合物ガラスのより厚い試料を製造することが可能となる。
アルミニウムは溶融物中の酸素と結合するが、そうでなければ、結晶形成のための種として作用する。そのため、アルミニウムは酸素ゲッターとして機能し、これはさらに金属ガラス中の結晶相の形成を低減させ、それにより、達成可能なバルク金属ガラスの厚さを改善する。
本発明のこれらの及び他の特徴及び利点は、以下の発明を実施するための形態を、添付の表と合わせて考慮しつつ参照することにより、より良く理解されるであろう。
本発明の課題は、約aのZr、約bのBe、約cのCu、約dのNi、約eのAl及び約fのNb(式中、a、b、c、d、e及びfは重量パーセントである。)を有するジルコニウム系合金で形成された金属ガラスであって、
aが、70wt%〜80wt%の範囲内であり、
bが、0.8wt%〜5wt%の範囲内であり、
cが、1wt%〜15wt%の範囲内であり、
dが、1wt%〜15wt%の範囲内であり、
eが、1wt%〜5wt%の範囲内であり、
fが、0.5wt%〜3wt%の範囲内である、
上記金属ガラスによって解決される。
本発明の課題はまた、約aのZr、約bのBe、約cの(CuNi1−x)、約eのAl及び約fのNb(式中、a、b、c、d、e及びfは重量パーセントである。)を有するジルコニウム系合金で形成された金属ガラスであって、
aが、70wt%〜80wt%の範囲内であり、
bが、0.8wt%〜5wt%の範囲内であり、
cが、10wt%〜25wt%の範囲内であり、
eが、1wt%〜5wt%の範囲内であり、
fが、0.5wt%〜3wt%の範囲内であり、
xは、原子分率であり、0.1〜0.9の範囲内である、
上記金属ガラスによって解決される。
本発明の実施形態の1つにおいて、aは、74wt%〜78wt%の範囲内である。この組成範囲は、DTに関して最良の結果をもたらす。
より正確には、本発明の課題は、約aのZr、約bのBe、約cのCu、約dのNi、約eのAl及び約fのNb(式中、a、b、c、d、e及びfは重量パーセントである。)を有するジルコニウム系合金で形成された金属ガラスであって、
aが、74wt%〜76wt%の範囲内であり、
bが、1wt%〜4wt%の範囲内であり、
cが、9wt%〜12wt%の範囲内であり、
dが、6wt%〜8wt%の範囲内であり、
eが、2wt%〜4wt%の範囲内であり、
fが、1wt%〜2wt%の範囲内である、
上記金属ガラスによって解決される。
さらにより正確には、本発明の課題は、約aのZr、約bのBe、約cのCu、約dのNi、約eのAl及び約fのNb(式中、a、b、c、d、e及びfは重量パーセントである。)を有するジルコニウム系合金で形成された金属ガラスであって、
aが、74wt%〜76wt%の範囲内であり、
bが、1wt%〜3wt%の範囲内であり、
cが、9wt%〜12wt%の範囲内であり、
dが、6wt%〜8wt%の範囲内であり、
eが、2wt%〜4wt%の範囲内であり、
fが、1wt%〜2wt%の範囲内である、
上記金属ガラスによって解決される。
すべてのこれらの金属ガラス合金で、金属ガラスの結晶化温度Txとガラス転移温度Tgの間の温度差DTは70Kより大きく、好ましくは100Kより大きく、より好ましくは120Kより大きい。
さらに、実施形態の1つにおいて、Nbの一部はTiによって置換されている。この場合、金属ガラスは、0.5wt%〜3wt%の(NbTi1−y)(式中、yは原子分率であり、0.1〜1の範囲内である。)を含む。
発明の課題はまた、少なくとも50vol%の非晶質相を有する金属ガラス生成物の製造方法であって、
式aのZr、bのBe、cのCu、dのNi、eのAl及びfのNb(式中、a、b、c、d、e及びfは重量パーセントである。)を有する合金であって、
aが、70wt%〜80wt%の範囲内であり、
bが、0.8wt%〜5wt%の範囲内であり、
cが、6wt%〜15wt%の範囲内であり、
dが、4wt%〜10wt%の範囲内であり、
eが、1wt%〜5wt%の範囲内であり、
fが、1wt%〜3wt%の範囲内である、
上記合金の溶融物を形成する工程と、
50vol%より多い結晶相の形成を防止するために十分な冷却速度で、前記溶融物をそのガラス転移温度より低い温度まで冷却する工程と
を含む上記方法によって解決される。
本発明の課題はさらに、少なくとも50wt%の非晶質相を有する金属ガラス生成物の製造方法であって、
式aのZr、bのBe、cの(CuNi1−x)、eのAl及びfのNb(式中、a、b、c、d、e及びfは重量パーセントである。)を有する合金であって、
aが、70wt%〜80wt%の範囲内であり、
bが、0.8wt%〜5wt%の範囲内であり、
cが、10wt%〜25wt%の範囲内であり、
eが、1wt%〜5wt%の範囲内であり、
fが、0.5wt%〜3wt%の範囲内であり、
xは、原子分率であり、0.1〜0.9の範囲内である、
上記合金の溶融物を形成する工程と、
前記生成物において50vol%より多い結晶相の形成を防止するために十分な冷却速度で、前記溶融物をそのガラス転移温度より低い温度まで冷却する工程と
を含む上記方法によって解決される。
本発明の課題はまた、少なくとも50vol%の非晶質相を有する金属ガラスの製造方法であって、
式aのZr、bのBe、cのCu、dのNi、eのAl及びfのNb(式中、a、b、c、d、e及びfは重量パーセントである。)を有する合金であって、
aが、74wt%〜76wt%の範囲内であり、
bが、1wt%〜4wt%の範囲内であり、
cが、9wt%〜12wt%の範囲内であり、
dが、6wt%〜8wt%の範囲内であり、
eが、2wt%〜4wt%の範囲内であり、
fが、1wt%〜2wt%の範囲内である、
上記合金の溶融物を形成する工程と、
前記生成物において50vol%より多い結晶相の形成を防止するために十分な冷却速度で、前記溶融物をそのガラス転移温度より低い温度まで冷却する工程と
を含む上記方法によって解決される。
本発明の課題はまた、少なくとも50vol%の非晶質相を有する金属ガラスの製造方法であって、
式aのZr、bのBe、cのCu、dのNi、eのAl及びfのNb(式中、a、b、c、d、e及びfは重量パーセントである。)を有する合金であって、
aが、74wt%〜76wt%の範囲内であり、
bが、1wt%〜3wt%の範囲内であり、
cが、9wt%〜12wt%の範囲内であり、
dが、6wt%〜8wt%の範囲内であり、
eが、2wt%〜4wt%の範囲内であり、
fが、1wt%〜2wt%の範囲内である、
上記合金の溶融物を形成する工程と、
前記生成物において50vol%より多い結晶相の形成を防止するために十分な冷却速度で、前記溶融物をそのガラス転移温度より低い温度まで冷却する工程と
を含む上記方法によって解決される。
本方法の実施形態の1つにおいて、冷却速度は、100K/sec又はそれ未満、好ましくは10K/sec又はそれ未満である。
加えて、又はあるいは、製造される金属ガラス生成物の厚さは8mmと20mmの間であり得る。
金属ガラスは、得られた金属ガラスを、ガラス転移温度Tgより高温であるが結晶化温度Txより低温まで加熱すること、得られた金属ガラスを所望の形状又は製品に成形すること、及び成形された金属ガラスをガラス転移温度Tgより低温に冷却することによって熱可塑性成形される。この工程は、金属ガラスが製造された後に行われる。得られた金属ガラスは、熱可塑性成形の前にガラス転移温度Tgより1K〜30K高温に加熱されることが好ましい。
本発明の目的のために、金属ガラス生成物は、少なくとも50vol%のガラス質又は非晶質相を含有する材料と規定される。100K/sec又はそれ未満の冷却速度でジルコニウム系合金のバルク金属ガラスを得るために、金属間化合物溶融物は、冷却された金属鋳型、好ましくは銅鋳型内で鋳造される。結果として、肉厚10mmまで、好ましくは肉厚19mmまで、最も好ましくは肉厚20mmまでの棒又はプレートが得られる。あるいは、溶融物はまた、シリカ又は他のガラス容器内で鋳造することもできる。鋼鋳型と比べて銅鋳型においては、初期鋳型温度がはるかに低く、全体の温度プロファイルが大幅に低いことが見いだされたため、銅鋳型が好ましい。
本発明を実施するために様々な新規なガラス形成金属間化合物合金が特定されている。非晶質金属合金を形成するために適した合金の範囲は、様々に規定されてよい。一部の組成範囲は、比較的大きい冷却速度で金属ガラスに形成され、一方、好ましい組成物は、好ましくはより小さい冷却速度で金属ガラスを形成する。
以下の表は、厚さが少なくとも10ミリメートルの棒として鋳造することができる合金を示し、そのうち一部は少なくとも約50vol%の非晶質相を有する。棒中の非晶質相の正確な量は、測定することが困難である。したがって、試料棒中の非晶質相の3つの異なる量(試料棒の非晶質相において、約100vol%が非晶質相である、少なくとも約50vol%が非晶質相である、及び非晶質相がない又は明らかに50vol%未満である)だけが区別されている。非晶質相の量は、熱分析により決定される。非晶質相の量は、全部の非晶質相が結晶化される場合、発熱エネルギーの量から計算してもよい。このエネルギーは、示差走査熱量測定(DSC)又は示差熱分析(DTA)によって測定することができる。さらに、又はあるいは、非晶質相の量はX線回折法又は構造解析によって決定することができる。
測定されたデータ値又はより正確には測定されたデータに基づいて計算されたデータ値である、以下の2つの表における試料の非晶質相の量を規定する目的のために、測定又は計算された非晶質相の量が90vol%又はそれより大きければ、100vol%の非晶質相と規定した。さらに、測定又は計算された非晶質相の量が40vol%又はそれ未満であれば0vol%と規定し、測定又は計算された非晶質相の量が40vol%より大きく90vol%未満であれば50vol%と規定した。
Figure 2016534227
主要な及び微量の元素並びにそれらの組成は、誘導結合プラズマ発光分光分析計(ICP−OES)(製造業者:Thermo Scientific、モデル:iCAP6000シリーズ)によって決定する。侵入型ガス分析(interstitial gas analysis)(IGA)(気体元素の酸素及び窒素の試験では、製造業者:LECO、モデル:TCH600、及び気体元素の炭素及び硫黄の試験では、製造業者:LECO、モデル:CS600)を使用して、さらなる冶金試験を行った。
Tg及びTxの値は、示差走査熱量測定(DSC)(製造業者:NETZSCH、モデル:404 F3)により測定して相転移温度を決定するが、示差熱分析(DTA)により決定してもよい。より大きいDTにより、非晶質合金を得るためのより小さい最小冷却速度が可能となり、ガラス転移温度より高温で非晶質合金を加工(熱可塑性成形)するためにより長い時間が利用できるようになる。100Kより大きいDTは、特に望ましいガラス形成合金を示す。
試験結果が良好と判定された合金は、少なくとも50vol%の非晶質相、好ましくは約100vol%の非晶質相を有する。試料の冶金学的特徴は、走査型電子顕微鏡(SEM)(製造業者:JEOL、モデル:JSM 6480LV)を使用して決定される。非晶質相及び結晶相のパーセンテージを調べるために、デジタル画像処理ソフトウェアと組み合わせた光学顕微鏡法、すなわちデジタル顕微鏡(製造業者:Olympus、モデル:MX40)、実体顕微鏡(製造業者:Olympus、モデル:SZ61)及びデジタル画像ソフトウェア(製造業者:Image−Pro Plus、ソフトウェア:Image Software Version4.5)を使用する。約100vol%の非晶質相を有する合金では、ガラス転移温度Tgは約380℃であり、結晶化温度Txは約510℃である。そのため、DTは約130K又はさらにわずかにより高く、これは、現在の技術水準において知られている他のジルコニウム系金属ガラスのDTより明らかに大きい。
試験結果が良好と判定された合金のさらなる利点は、製造することができる金属ガラスの厚さである。少なくとも50vol%又は約100vol%の非晶質相を含有する合金は、20ミリメートルまでの厚さで製造することができる。
さらに、金属間化合物溶融物を冷却された金属鋳型、好ましくは銅鋳型内で鋳造することによって、100K/sec又はそれ未満の冷却速度でバルク金属ガラスを製造して、ジルコニウム系合金のバルク金属ガラスを得る。それにより約19mmの厚さの棒が得られる。あるいは、溶融物はまた、シリカ又は他のガラス容器内で鋳造することもできる。
以下の表は、厚さ約19ミリメートルの棒に鋳造することができる合金を示し、そのうち一部は少なくとも約50vol%の非晶質相を有する。棒中の非晶質相の正確な量は、測定することが困難である。したがって、試料棒中の非晶質相の3つの異なる量(試料棒の非晶質相において、約100vol%が非晶質相である、少なくとも約50vol%が非晶質相である、及び非晶質相がない又は明らかに50vol%未満である)だけが区別されている。
非晶質相の量は上記で述べた通り決定される。
Figure 2016534227
非晶質凝固の温度範囲が広いガラス形成合金組成物の多くの具体的な例が、本明細書において記述されている。記述されているこれらの領域の境界は近似値であり、これらの正確な境界の多少外側にある組成物が良好なガラス形成材料であることもあり、これらの境界のわずかに内側にある組成物が小さすぎる冷却速度ではガラス形成材料でないこともあることが、当業者には明らかであろう。よって、以下の特許請求の範囲内で、本発明は、記述されている正確な組成物を一部変更して実施されてもよい。

Claims (29)

  1. 約aのZr、約bのBe、約cのCu、約dのNi、約eのAl及び約fのNb(式中、a、b、c、d、e及びfは重量パーセントである。)
    を含むジルコニウム系合金で形成された金属ガラスであって、
    aが、70wt%〜80wt%の範囲内であり、
    bが、0.8wt%〜5wt%の範囲内であり、
    cが、1wt%〜15wt%の範囲内であり、
    dが、1wt%〜15wt%の範囲内であり、
    eが、1wt%〜5wt%の範囲内であり、
    fが、0.5wt%〜3wt%の範囲内である、
    上記金属ガラス。
  2. 金属ガラスの結晶化温度Txとガラス転移温度Tgの間の温度差DTが、100Kより大きい、請求項1に記載の金属ガラス。
  3. 金属ガラスの結晶化温度Txとガラス転移温度Tgの間の温度差DTが、120Kより大きい、請求項1に記載の金属ガラス。
  4. Nbの一部がTiで置換されている、請求項1から3のいずれかに記載の金属ガラス。
  5. 0.5wt%〜3wt%の(NbTi1−y)(式中、yは0.1〜1の範囲内の原子分率である。)を含む、請求項4に記載の金属ガラス。
  6. aが、74wt%〜78wt%の範囲内である、請求項1から5のいずれかに記載の金属ガラス。
  7. 約aのZr、約bのBe、約cの(CuNi1−x)、約eのAl及び約fのNb(式中、a、b、c、d、e及びfは重量パーセントである。)
    を含むジルコニウム系合金で形成された金属ガラスであって、
    aが、70wt%〜80wt%の範囲内であり、
    bが、0.8wt%〜5wt%の範囲内であり、
    cが、10wt%〜25wt%の範囲内であり、
    eが、1wt%〜5wt%の範囲内であり、
    fが、0.5wt%〜3wt%の範囲内であり、
    xは、原子分率であり、0.1〜0.9の範囲内である、
    上記金属ガラス。
  8. 金属ガラスの結晶化温度Txとガラス転移温度Tgの間の温度差DTが、100Kより大きい、請求項7に記載の金属ガラス。
  9. 金属ガラスの結晶化温度Txとガラス転移温度Tgの間の温度差DTが、120Kより大きい、請求項7に記載の金属ガラス。
  10. Nbの一部がTiで置換されている、請求項7、8又は9に記載の金属ガラス。
  11. 0.5wt%〜3wt%の(NbTi1−y)(式中、yは原子分率であり、0.1〜1の範囲内である。)を含む、請求項10に記載の金属ガラス。
  12. aが、74wt%〜78wt%の範囲内である、請求項7から11のいずれかに記載の金属ガラス。
  13. 約aのZr、約bのBe、約cのCu、約dのNi、約eのAl及び約fのNb(式中、a、b、c、d、e及びfは重量パーセントである。)
    を含むジルコニウム系合金で形成された金属ガラスであって、
    aが、74wt%〜76wt%の範囲内であり、
    bが、1wt%〜3wt%の範囲内であり、
    cが、9wt%〜12wt%の範囲内であり、
    dが、6wt%〜8wt%の範囲内であり、
    eが、2wt%〜4wt%の範囲内であり、
    fが、1wt%〜2wt%の範囲内である、
    上記金属ガラス。
  14. 約aのZr、約bのBe、約cのCu、約dのNi、約eのAl及び約fのNb(式中、a、b、c、d、e及びfは重量パーセントである。)
    を含むジルコニウム系合金で形成された金属ガラスであって、
    aが、74wt%〜76wt%の範囲内であり、
    bが、1wt%〜4wt%の範囲内であり、
    cが、9wt%〜12wt%の範囲内であり、
    dが、6wt%〜8wt%の範囲内であり、
    eが、2wt%〜4wt%の範囲内であり、
    fが、1wt%〜2wt%の範囲内である、
    上記金属ガラス。
  15. 金属ガラスの結晶化温度Txとガラス転移温度Tgの間の温度差DTが、100Kより大きい、請求項13又は14に記載の金属ガラス。
  16. 金属ガラスの結晶化温度Txとガラス転移温度Tgの間の温度差DTが、120Kより大きい、請求項13又は14に記載の金属ガラス。
  17. Nbの一部がTiで置換されている、請求項13から16のいずれかに記載の金属ガラス。
  18. 0.5wt%〜3wt%の(NbTi1−y)(式中、yは原子分率であり、0.1〜1の範囲内である。)を含む、請求項17に記載の金属ガラス。
  19. 少なくとも50vol%の非晶質相を有する金属ガラスの製造方法であって、
    下式
    aのZr、bのBe、cのCu、dのNi、eのAl及びfのNb(式中、a、b、c、d、e及びfは重量パーセントである。)
    を有する合金であって、
    aが、70wt%〜80wt%の範囲内であり、
    bが、0.8wt%〜5wt%の範囲内であり、
    cが、6wt%〜15wt%の範囲内であり、
    dが、4wt%〜10wt%の範囲内であり、
    eが、1wt%〜5wt%の範囲内であり、
    fが、1wt%〜3wt%の範囲内である、
    上記合金の溶融物を形成する工程と、
    生成物において50vol%より多い結晶相の形成を防止するために十分な冷却速度で、前記溶融物をそのガラス転移温度より低い温度まで冷却する工程と
    を含む上記方法。
  20. 冷却速度が100K/sec又はそれ未満である、請求項19に記載の方法。
  21. 金属ガラス生成物の厚さが、8mmと20mmの間である、請求項19又は20に記載の方法。
  22. 少なくとも50vol%の非晶質相を有する金属ガラスの製造方法であって、
    下式
    aのZr、bのBe、cの(CuNi1−x)、eのAl及びfのNb(式中、a、b、c、d、e及びfは重量パーセントである。)
    を有する合金であって、
    aが、70wt%〜80wt%の範囲内であり、
    bが、0.8wt%〜5wt%の範囲内であり、
    cが、10wt%〜25wt%の範囲内であり、
    eが、1wt%〜5wt%の範囲内であり、
    fが、0.5wt%〜3wt%の範囲内であり、
    xは、原子分率であり、0.1〜0.9の範囲内である、
    上記合金の溶融物を形成する工程と、
    生成物において50vol%より多い結晶相の形成を防止するために十分な冷却速度で、前記溶融物をそのガラス転移温度より低い温度まで冷却する工程と
    を含む上記方法。
  23. 冷却速度が100K/sec又はそれ未満である、請求項22に記載の方法。
  24. 製造される金属ガラス生成物の厚さが、8mmと20mmの間である、請求項22又は23に記載の方法。
  25. 少なくとも50vol%の非晶質相を有する金属ガラスの製造方法であって、
    下式
    aのZr、bのBe、cのCu、dのNi、eのAl及びfのNb(式中、a、b、c、d、e及びfは重量パーセントである。)
    を有する合金であって、
    aが、74wt%〜76wt%の範囲内であり、
    bが、1wt%〜3wt%の範囲内であり、
    cが、9wt%〜12wt%の範囲内であり、
    dが、6wt%〜8wt%の範囲内であり、
    eが、2wt%〜4wt%の範囲内であり、
    fが、1wt%〜2wt%の範囲内である、
    上記合金の溶融物を形成する工程と、
    生成物において50vol%より多い結晶相の形成を防止するために十分な冷却速度で、前記溶融物をそのガラス転移温度より低い温度まで冷却する工程と
    を含む上記方法。
  26. 少なくとも50vol%の非晶質相を有する金属ガラスの製造方法であって、
    下式
    aのZr、bのBe、cのCu、dのNi、eのAl及びfのNb(式中、a、b、c、d、e及びfは重量パーセントである。)
    を有する合金であって、
    aが、74wt%〜76wt%の範囲内であり、
    bが、1wt%〜4wt%の範囲内であり、
    cが、9wt%〜12wt%の範囲内であり、
    dが、6wt%〜8wt%の範囲内であり、
    eが、2wt%〜4wt%の範囲内であり、
    fが、1wt%〜2wt%の範囲内である、
    上記合金の溶融物を形成する工程と、
    生成物において50vol%より多い結晶相の形成を防止するために十分な冷却速度で、前記溶融物をそのガラス転移温度より低い温度まで冷却する工程と
    を含む上記方法。
  27. 冷却速度が100K/sec又はそれ未満である、請求項25又は26に記載の方法。
  28. 冷却速度が10K/sec又はそれ未満である、請求項25又は26に記載の方法。
  29. 製造される金属ガラス生成物の厚さが、8mmと20mmの間である、請求項25から28のいずれかに記載の方法。
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