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JP2016510073A - 有用植物において細菌性有害生物を防除するためのジチイン−テトラカルボキシイミドの使用 - Google Patents

有用植物において細菌性有害生物を防除するためのジチイン−テトラカルボキシイミドの使用 Download PDF

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JP2016510073A
JP2016510073A JP2015562047A JP2015562047A JP2016510073A JP 2016510073 A JP2016510073 A JP 2016510073A JP 2015562047 A JP2015562047 A JP 2015562047A JP 2015562047 A JP2015562047 A JP 2015562047A JP 2016510073 A JP2016510073 A JP 2016510073A
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Japan
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xanthomonas
pathogenic
pseudomonas syringae
erwinia
pseudomonas
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JP2015562047A
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ザイツ,トーマス
ブラウン,クリストフ・アンドレアス
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Bayer CropScience AG
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Bayer CropScience AG
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Abstract

本発明は、有用植物において選択された細菌性有害生物を防除するための、式(I)のジチイン−テトラカルボキシイミドの使用に関し、ここで細菌性有害生物は、アシドボラクス・アベナエ、ブルクホルデリア属種、ブルクホルデリア・グラマエ、カンジダタス・リベリバクター属種、カンジダタス・リベリバクター・アシアチクス、コリネバクテリウム、エルウィニア属種(ディケヤ、ペクトバクテリウム・カロトボルム、エルウィニア・アミロボラ)、シュードモナス・シリンガエ、シュードモナス・シリンガエ病原型アクチニダエ、シュードモナス・シリンガエ病原型グリシネア、シュードモナス・シリンガエ病原型トマト、シュードモナス・シリンガエ病原型ラクリマンス、シュードモナス・ツメファシエンス(=アグロバクテリウム・ツメファシエンス)、ストレプトマイセス属種、キサントモナス属種、キサントモナス・アムペリナ、キサントモナス・アクソノポディス、キサントモナス・アクソノポディス病原型シトリ、キサントモナス・アクソノポディス病原型グリシネス、キサントモナス・カムペストリス、キサントモナス・カムペストリス病原型ムサセアルム、キサントモナス・カムペストリス病原型プルニ、キサントモナス・カムペストリス病原型ビチコラ、キサントモナス・フラガリアエおよびキサントモナス・トランスルセンスまたはキシレラ・ファスチジオサよりなる群から選択される。本発明はまた、式(I)のジチイン−テトラカルボキシイミドでの処理により有用植物において選択された細菌性有害生物を防除する方法に関する。

Description

本発明は、有用植物において選択された細菌性有害生物を防除するための、式(I)のジチイン−テトラカルボキシイミドの使用に関し、ここで細菌性有害生物は、アシドボラクス・アベナエ(Acidovorax avenae)、ブルクホルデリア属種(Burkholderia spec.)、ブルクホルデリア・グラマエ(Burkholderia glumae)、カンジダタス・リベリバクター属種(Candidatus Liberibacter spec)カンジダタス・リベリバクター・アシアチクス(Candidatus Liberibacter asiaticus)、コリネバクテリウム(Corynebacterium)、エルウィニア属種(Erwinia spec.)(ディケヤ(Dickeya)、ペクトバクテリウム・カロトボルム(Pectobacterium carotovorum)、エルウィニア・アミロボラ(Erwinia amylovora))、シュードモナス・シリンガエ(Pseudomonas syringae)、シュードモナス・シリンガエ病原型アクチニダエ(Pseudomonas syringae pv.actinidae)、シュードモナス・シリンガエ病原型グリシネア(Pseudomonas syringae pv.glycinea)、シュードモナス・シリンガエ病原型トマト(Pseudomonas syringae pv.tomato)、シュードモナス・シリンガエ病原型ラクリマンス(Pseudomonas syringae pv.lachrymans)、シュードモナス・ツメファシエンス(Pseudomonas tumefaciens)(=アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens))、ストレプトマイセス属種(Streptomyces spp.)、キサントモナス属種(Xanthomonas spp.)、キサントモナス・アムペリナ(Xanthomonas ampelina)、キサントモナス・アクソノポディス(Xanthomonas axonopodis)、キサントモナス・アクソノポディス病原型シトリ(Xanthomonas axonopodis pv.citri)、キサントモナス・アクソノポディス病原型グリシネス(Xanthomonas axonopodis pv.glycines)、キサントモナス・カムペストリス(Xanthomonas campestris)、キサントモナス・カムペストリス病原型ムサセアルム(Xanthomonas campestris pv.musacearum)、キサントモナス・カムペストリス病原型プルニ(Xanthomonas campestris pv.pruni)、キサントモナス・カムペストリス病原型ビチコラ(Xanthomonas campestris pv.viticola)、キサントモナス・フラガリアエ(Xanthomonas fragariae)およびキサントモナス・トランスルセンス(Xanthomonas transluscens)またはキシレラ・ファスチジオサ(Xylella fastidiosa)よりなる群から選択される。本発明はまた、式(I)のジチイン−テトラカルボキシイミドでの処理により有用植物において選択された細菌性有害生物を防除する方法に関する。
国際特許出願WO2010/089055A2および対応する欧州特許出願EP2393363A2は、有用植物において細菌性有害生物を防除するための、一般式(I)による硫黄含有複素芳香族酸アナログの使用を一般的に開示する。
有用植物における病原体としての細菌は、中でも温暖または暖かくかつ湿潤な気候において遭遇するものであり、これらは、多数の有用植物において、場合によって相当な経済的損失を伴う細菌病を引き起こす。
例えば、イネはアシドボラクス・アベナエまたはブルクホルデリア・グラマエに感染することがあるが、これらはそれぞれ褐条病(brown stripe)または籾枯細菌病(bacterial grain rot)を引き起こす。
カンキツグリーニング病(citrus greening disease)(黄龍病(Huanglongbing)、HLB、citrus vein phloem degeneration(CVPD)、yellow shoot disease、leaf mottle yellow(フィリピンにおいて)、立枯病(libukin、台湾において)およびcitrus dieback(インドにおいて))は、カンジダタス・リベリバクター属種により引き起こされるものであるが、これはおそらく柑橘類の最も有害な病害であって、生産を大きく低減させ、果実の経済的価値を損壊し、最終的に植物全体の死を導くことができる。カンジダタス・リベリバクター属種は、リゾビウム科(Rhizobiaceae)の中にあるグラム陰性細菌の属である。この属のメンバーは植物病原体であり、大部分はキジラミによって伝染する。この病害は、葉脈および隣接組織の黄変;その後の葉全体の黄変または斑紋;その後の早発性の落葉、小枝の枯れ込み、細根および側根の腐食、ならびに成長力の減退;ならびにその後の最終的な植物全体の死滅という一般的症状により区別される。病害に侵された樹木は生育不全であって、多数の時期外れの花をつけ(それらの大半は落ちる)、底部が緑色のままである厚い薄色の皮を有する小さな不規則形状の果実を産生する。これらの樹木からの果実は味が苦い。感染した樹木は回復しない。HLBの防除は、浸透移行性殺虫剤および接触性殺虫剤を用いた媒介者の予防的防除に基づく。しかしながら、これらの化合物の効力および活性スペクトルは、常に完全に満足なものではない。新たに感染した樹木は、6〜12月の潜伏期間の後に最初の症状を示す。加えて、キジラミによるさらなる取り込みおよび病害の蔓延を防ぐため、感染した樹木を根絶することが必須である。黄龍病の治療法はなく、感染した柑橘類植物は維持、再生および研究することが困難であるため、病害を防除する試みは進みが遅かった。農業研究事業団(Agricultural Research Service)の研究者は、病害を研究するために、黄龍病に感染したレモン樹木をツルニチニチソウ植物の感染に用いた。ツルニチニチソウ植物は病害に容易に感染し、抗生物質で実験的に処理されたときに良好に応答する。研究者は、感染したツルニチニチソウに施用した時に観察された肯定的な結果に基づいて、感染した柑橘類植物に対する可能性のある処理としてのペニシリンGナトリウムおよび殺生物剤2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミドの効果を試験している。HLB細菌は、柑橘類樹木の師部の中に生存して独占的に増える。しかしながら、今までにHLBの治療的防除のための殺菌剤はほんのわずかしかなく、例として国際出願WO2011/029536A2はカンジダタス・リベリバクター属種に対する環状ケトエノールの使用に言及している。
カンキツかいよう病(citrus canker)は、細菌キサントモナス・アクソノポディス病原型シトリ(=キサントモナス・カムペストリス病原体シトリ(Xanthomonas campestris pv.citri))により引き起こされる、柑橘類の種に影響を及ぼす病害である。感染は、ライム、オレンジおよびグレープフルーツを包含する柑橘類樹木の葉、幹および果実上の病変を引き起こす。かいよう病はヒトに対して有害ではないが、柑橘類樹木の活力に著しく影響を及ぼし、葉および果実を早まって落とさせる;かいよう病に感染した果実は食べるには安全であるものの、販売するには見た目が悪すぎる。ある地域におけるカンキツかいよう病の存在は即時の検疫制限を発動させ、このことは新鮮な果実の移動を中断させるため、影響はより悪いものとなっている。カンキツかいよう病は、東南アジア−インド地域が起源であると考えられている。今や、日本、南アフリカおよび中央アフリカ、中東、バングラデシュ、太平洋諸島、南アメリカのいくつかの国およびフロリダにおいても存在している。世界のいくつかの地域はカンキツかいよう病を根絶し、他の地域では根絶プログラムが進行中であるが(この病害を根絶しようとして柑橘類の果樹園が破壊された)、この病害は、これが出現したほとんどの地域において風土病のままである。その迅速な拡散、損傷についての高い潜在能力ならびに輸出販売および国内取引に対する影響のため、カンキツかいよう病は、全ての柑橘類生育地域にとって著しい脅威である。
キウイフルーツ産業はシュードモナス属種(Pseudomonas ssp.)感染により広く影響を受けており、例としてシュードモナス・シリンガエ病原型アクチニダエ(Psa)の感染は最初にニュージーランドにおいて、ならびに日本およびイタリアでも確認され、Goldキウイフルーツに極度に損傷を与える。現在、キウイ果実におけるPsa損傷に対する集中的な研究および可能性のある溶液の試験が行われている。
エルウィニア属種の感染は、例えば、リンゴまたはナシなどの果実プランテーション全体の死を引き起こし得る。ジャガイモにおける細菌性軟腐病、アグロバクテリウムの感染により引き起こされる植物における腫瘍形成、および穀類、例えばコムギもしくはイネなど、野菜または柑橘類果実がキサントモナス属種に感染したときの多数の壊死病もまた公知である。
細菌性有害生物に対する標準的な処理は、抗生物質、例としてストレプトマイシン、ブラスチシジンSまたはカスガマイシンなどの使用を含み、これは、原理的に、有用植物において細菌を防除するためのただ1つの有効な方法である。しかしながら、これらの抗生物質はヒト用および動物用の医薬において用いられる抗生物質と同じ作用メカニズムに頼っており、したがって、植物保護における抗生物質の使用に対する莫大な制限(reservation)があることから、このアプローチはまれにしか採用されない。抵抗性の形成が促進される懸念があり;さらには、ほとんどの抗生物質は高価であり、しばしば、中でもバイオテクノロジー法を使用することによってのみ得ることができる。植物において細菌を防除するための別のアプローチは塩基性塩化銅の使用を狙うものであるが、これは、標準処理において高用量を施用する必要があるために不利である。塩基性塩化銅は、例として、例えばトマトの保護においてシュードモナス・シリンガエを防除するのに用いられる。そのうえ、塩基性塩化銅は、植物毒性があるとして議論されており、土壌中に蓄積することが知られていることからその使用はますます制限されている。加えて、塩基性塩化銅製剤は、通常、葉および果実上に視認できる残留物を残し、このことは顧客に理解されず、受け入れられない。
したがって、有用植物において細菌病を防除するための特異的で有効な方法への高いニーズがあり、この方法は、さらに、ほんの少量の物質しか施用されることを必要とせず、加えて、植物を損傷せず、またはヒトもしくは動物の健康を害さない。
ここに、式(I)のジチイノ−テトラカルボキシイミドは、有用植物において、以下の生物のうちの1を含む、好ましくは以下の生物の各々よりなる群の細菌性有害生物を防除するのにとりわけ適していることが見出された:アシドボラクス・アベナエ、ブルクホルデリア属種、ブルクホルデリア・グラマエ、カンジダタス・リベリバクター属種、コリネバクテリウム、エルウィニア属種、シュードモナス・シリンガエ、シュードモナス・シリンガエ病原型アクチニダエ、シュードモナス・シリンガエ病原型グリシネア、シュードモナス・シリンガエ病原型トマト、シュードモナス・シリンガエ病原型ラクリマンス、シュードモナス・ツメファシエンス(=アグロバクテリウム・ツメファシエンス)、ストレプトマイセス属種、キサントモナス属種、キサントモナス・アムペリナ、キサントモナス・アクソノポディス、キサントモナス・アクソノポディス病原型シトリ、キサントモナス・アクソノポディス病原型グリシネス、キサントモナス・カムペストリス、キサントモナス・カムペストリス病原型ムサセアルム、キサントモナス・カムペストリス病原型プルニ、キサントモナス・カムペストリス病原型ビチコラ、キサントモナス・フラガリアエおよびキサントモナス・トランスルセンスまたはキシレラ・ファスチジオサ。
WO2010/089055A2 EP2393363A2 WO2011/029536A2
本発明の目的は、有用植物において選択された細菌性有害生物を防除するための新規の活性化合物を提供することであった。
本発明の根底にある課題は、選択された細菌性有害生物に対する有用植物の処理における、式(I)
Figure 2016510073
のジチイノ−テトラカルボキシイミドであって、式中、R1およびR2は同一であってメチル、エチル、n−プロピルもしくはイソプロピルを表し、ならびにnは0もしくは1を表すジチイノ−テトラカルボキシイミド、または農薬的に許容されるその塩の有益な効果を確認することにより解決された。
好ましいのは、
(I−1)2,6−ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c’]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロン(すなわちR1=R2=メチル、n=0)
(I−2)2,6−ジエチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c’]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロン(すなわちR1=R2=エチル、n=0)
(I−3)2,6−ジプロピル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c’]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロン(すなわちR1=R2=プロピル、n=0)
(I−4)2,6−ジイソプロピル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c’]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロン(すなわちR1=R2=イソプロピル、n=0)
(I−5)2,6−ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c’]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロン 4−オキシド(すなわちR1=R2=メチル、n=1)
よりなる群から選択される式(I)の化合物である。
本発明による式(I)のジチイノ−テトラカルボキシイミドは、細菌性有害生物の防除のための使用において好適である。本発明によると、細菌性有害生物は、中でも、植物または植物の部分に損傷を引き起こす細菌を包含する。
細菌は、中でも放線菌門(Actinobacteria)およびプロテオバクテリア門(Proteobacteria)を包含し、キサントモナス科(Xanthomonadaceae)、シュードモナス科(Pseudomonadaceae)、腸内細菌科(Enterobacteriaceae)、ミクロバクテリウム科(Microbacteriaceae)およびリゾビウム科(Rhizobiaceae)から選択される。
本発明によると、細菌性有害生物は、以下の生物のうちの1を含む、好ましくは以下の生物の各々よりなる群選択から選択される:アシドボラクス・アベナエ(=シュードモナス・アベナエ(Pseudomonas avenae)、シュードモナス・アベナエ亜種アベナエ(Pseudomonas avenae subsp.avenae)、シュードモナス・ルブリリネアンス(Pseudomonas rubrilineans))、例としてアシドボラクス・アベナエ亜種アベナエ(Acidovorax avenae subsp.avenae)(=シュードモナス・アベナエ亜種アベナエ)、アシドボラクス・アベナエ亜種カトレアエ(Acidovorax avenae subsp.cattleyae)(=シュードモナス・カトレアエ(Pseudomonas cattleyae))、アシドボラクス・アベナエ亜種シトルリ(Acidovorax avenae subsp.citrulli)(=シュードモナス・シュードアルカリゲネス亜種シトルリ(Pseudomonas pseudoalcaligenes subsp.citrulli)、シュードモナス・アベナエ亜種シトルリ(Pseudomonas avenae subsp.citrulli))を包含するもの;
ブルクホルデリア属種、例としてブルクホルデリア・アンドロポゴニス(Burkholderia andropogonis)(=シュードモナス・アンドロポゴニス(Pseudomonas andropogonis)、シュードモナス・ウッドシー(Pseudomonas woodsii))、ブルクホルデリア・カリオフィリ(Burkholderia caryophylli)(=シュードモナス・カリオフィリ(Pseudomonas caryophylli))、ブルクホルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)(=シュードモナス・セパシア(Pseudomonas cepacia))、ブルクホルデリア・グラジオリ(Burkholderia gladioli)(=シュードモナス・グラジオリ(Pseudomonas gladioli))、ブルクホルデリア・グラジオリ病原型アガリシコラ(Burkholderia gladioli pv.agaricicola)(=シュードムナス・グラジオリ病原型アガリシコラ(Pseudomnas gladioli pv.agaricicola))、ブルクホルデリア・グラジオリ病原型アリイコラ(Burkholderia gladioli pv.alliicola)(=シューソモナス・グラジオリ病原型アリイコラ(Pseusomonas gladioli pv.alliicola))、ブルクホルデリア・グラジオリ病原型グラジオリ(Burkholderia gladioli pv.gladioli)(=シュードモナス・グラジオリ、シュードモナス・グラジオリ病原型グラジオリ(Pseudomonas gladioli pv.gladioli))、ブルクホルデリア・グラマエ(=シュードモナス・グラマエ(Pseudomonas glumae))、ブルクホルデリア・プランタリー(Burkholderia plantarii)(=シュードモナス・プランタリー(Pseudomonas plantarii))ブルクホルデリア・ソラナセアルム(Burkholderia solanacearum)(=ラルストニア・ソラナセアルム(Ralstonia solanacearum))を包含するもの;
カンジダタス・リベリバクター属種、例としてリベリバクター・アフリカヌス(Liberibacter africanus)(Laf)、リベリバクター・アメリカヌス(Liberibacter americanus)(Lam)、リベリバクター・アシアチクス(Las)、リベリバクター・エウロパエウス(Liberibacter europaeus)(Leu)、リベリバクター・サイラウロウス(Liberibacter psyllaurous)、リベリバクター・ソラナセアルム(Liberibacter solanacearum)(Lso)を包含するもの;
コリネバクテリウム、例としてコリネバクテリウム・ファシアンス(Corynebacterium fascians)、コリネバクテリウム・フラクムファシエンス病原型フラクムファシエンス(Corynebacterium flaccumfaciens pv.flaccumfaciens)、コリネバクテリウム・ミシガネンシス(Corynebacterium michiganensis)、コリネバクテリウム・ミシガネンセ病原型トリチシ(Corynebacterium michiganense pv.tritici)、コリネバクテリウム・ミシガネンセ病原型ネブラスケンセ(Corynebacterium michiganense pv.nebraskense)、コリネバクテリウム・セペドニクム(Corynebacterium sepedonicum)を包含するもの;
エルウィニア属種、例としてエルウィニア・アミロボラ、エルウィニア・アナナス(Erwinia ananas)、エルウィニア・カロトボラ(Erwinia carotovora)(=ペクトバクテリウム・カロトボルム)、エルウィニア・カロトボラ亜種アトロセプチカ(Erwinia carotovora subsp.atroseptica)、エルウィニア・カロトボラ亜種カロトボラ(Erwinia carotovora subsp.carotovora)、エルウィニア・クリサンセミ(Erwinia chrysanthemi)、エルウィニア・クリサンセミ病原型ゼアエ(Erwinia chrysanthemi pv.zeae)、エルウィニア・ジソルベンス(Erwinia dissolvens)、エルウィニア・ヘルビコラ(Erwinia herbicola)、エルウィニア・ラポンティク(Erwinia rhapontic)、エルウィニア・ステワルティ(Erwinia stewartiii)、エルウィニア・トラケイフィラ(Erwinia tracheiphila)、エルウィニア・ウレドボラ(Erwinia uredovora)、エリウィナ・ビチボラ(Eriwina vitivora)、ディケヤ・デダンティ(Dickeya dedantii)、ディケヤ・ソラニ(Dickeya solani)を包含するもの;
シュードモナス・シリンガエ、例としてシュードモナス・シリンガエ病原型アクチニジアエ(Pseudomonas syringae pv.actinidiae)(Psa)、シュードモナス・シリンガエ病原型アトロファシエンス(Pseudomonas syringae pv.atrofaciens)、シュードモナス・シリンガエ病原型コロナファシエンス(Pseudomonas syringae pv.coronafaciens)、シュードモナス・シリンガエ病原型グリシネア、シュードモナス・シリンガエ病原型ラクリマンス、シュードモナス・シリンガエ病原型マクリコラ(Pseudomonas syringae pv.maculicola) シュードモナス・シリンガエ病原型パプランス(Pseudomonas syringae pv.papulans)、シュードモナス・シリンガエ病原型ストリアファシエンス(Pseudomonas syringae pv.striafaciens)、シュードモナス・シリンガエ病原型シリンガエ(Pseudomonas syringae pv.syringae)、シュードモナス・シリンガエ病原型トマト、シュードモナス・シリンガエ病原型タバキ(Pseudomonas syringae pv.Tabaci)、シュードモナス・ツメファシエンス(=アグロバクテリウム・ツメファシエンス)を包含するもの;
ストレプトマイセス属種(Streptomyces ssp.)、例としてストレプトマイセス・アシディスカビエス(Streptomyces acidiscabies)、ストレプトマイセス・アルビドフラブス(Streptomyces albidoflavus)、ストレプトマイセス・カンジドゥス(Streptomyces candidus)(=アクチノマイセス・カンジドゥス(Actinomyces candidus))、ストレプトマイセス・カビスカビエス(Streptomyces caviscabies)、ストレプトマイセス・コリヌス(Streptomyces collinus)、ストレプトマイセス・エウロパエイスカビエイ(Streptomyces europaeiscabiei)、ストレプトマイセス・インターメディウス(Streptomyces intermedius)、ストレプトマイセス・イポモエアエ(Streptomyces ipomoeae)、ストレプトマイセス・ルリディスカビエイ(Streptomyces luridiscabiei)、ストレプトマイセス・ニベイスカビエイ(Streptomyces niveiscabiei)、ストレプトマイセス・プニシスカビエイ(Streptomyces puniciscabiei)、ストレプトマイセス・レツクリスカビエイ(Streptomyces retuculiscabiei)、ストレプトマイセス・スカビエイ(Streptomyces scabiei)、ストレプトマイセス・スカビエス(Streptomyces scabies)、ストレプトマイセス・セトニイ(Streptomyces setonii)、ストレプトマイセス・ステリイスカビエイ(Streptomyces steliiscabiei)、ストレプトマイセス・タージディスカビエス(Streptomyces turgidiscabies)、ストレプトマイセス・ウェドモレンシス(Streptomyces wedmorensis)を包含するもの;
キサントモナス・アクソノポディス、例としてキサントモナス・アクソノポディス病原型アルファルファエ(Xanthomonas axonopodis pv.alfalfae)(=キサントモナス・アルファルファエ(Xanthomonas alfalfae))、キサントモナス・アクソノポディス病原型アウランチフォリイ(Xanthomonas axonopodis pv.aurantifolii)(=キサントモナス・フスカンス亜種アウランチフォリイ(Xanthomonas fuscans subsp.aurantifolii))、キサントモナス・アクソノポディス病原型アリイ(Xanthomonas axonopodis pv.allii)(=キサントモナス・カムペストリス病原型アリイ(Xanthomonas campestris pv.allii))、キサントモナス・アクソノポディス病原型アクソノポディス(Xanthomonas axonopodis pv.axonopodis)、キサントモナス・アクソノポディス病原型バウヒニアエ(Xanthomonas axonopodis pv.bauhiniae)(=キサントモナス・カムペストリス病原型バウヒニアエ(Xanthomonas campestris pv.bauhiniae))、キサントモナス・アクソノポディス病原型ベゴニアエ(Xanthomonas axonopodis pv.begoniae)(=キサントモナス・カムペストリス病原型ベゴニアエ(Xanthomonas campestris pv.begoniae))、キサントモナス・アクソノポディス病原型ベトリコラ(Xanthomonas axonopodis pv.betlicola)(=キサントモナス・カムペストリス病原型ベトリコラ(Xanthomonas campestris pv.betlicola))、キサントモナス・アクソノポディス病原型ビオフィチ(Xanthomonas axonopodis pv.biophyti)(=キサントモナス・カムペストリス病原型ビオフィチ(Xanthomonas campestris pv.biophyti))、キサントモナス・アクソノポディス病原型カヤニ(Xanthomonas axonopodis pv.cajani)(=キサントモナス・カムペストリス病原型カヤニ(Xanthomonas campestris pv.cajani))、キサントモナス・アクソノポディス病原型カッサバエ(Xanthomonas axonopodis pv.cassavae)(=キサントモナス・カッサバエ(Xanthomonas cassavae)、キサントモナス・カムペストリス病原型カッサバエ(Xanthomonas campestris pv.cassavae))、キサントモナス・アクソノポディス病原型カッシアエ(Xanthomonas axonopodis pv.cassiae)(=キサントモナス・カムペストリス病原型カッシアエ(Xanthomonas campestris pv.cassiae))、キサントモナス・アクソノポディス病原型シトリ(=キサントモナス・シトリ(Xanthomonas citri))、キサントモナス・アクソノポディス病原型シトルメロ(Xanthomonas axonopodis pv.citrumelo)(=キサントモナス・アルファルファエ亜種シトルメロニス(Xanthomonas alfalfae subsp.citrumelonis))、キサントモナス・アクソノポディス病原型クリトリアエ(Xanthomonas axonopodis pv.clitoriae)(=キサントモナス・カムペストリス病原型クリトリアエ(Xanthomonas campestris pv.clitoriae))、キサントモナス・アクソノポディス病原型コラカナエ(Xanthomonas axonopodis pv.coracanae)(=キサントモナス・カムペストリス病原型コラカナエ(Xanthomonas campestris pv.coracanae))、キサントモナス・アクソノポディス病原型シアモプシディス(Xanthomonas axonopodis pv.cyamopsidis)(=キサントモナス・カムペストリス病原型シアモプシディス(Xanthomonas campestris pv.cyamopsidis))、キサントモナス・アクソノポディス病原型デスモディ(Xanthomonas axonopodis pv.desmodii)(=キサントモナス・カムペストリス病原型デスモディ(Xanthomonas campestris pv.desmodii))、キサントモナス・アクソノポディス病原型デスモディガンゲチシ(Xanthomonas axonopodis pv.desmodiigangetici)(=キサントモナス・カムペストリス病原型デスモディガンゲチシ(Xanthomonas campestris pv.desmodiigangetici))、キサントモナス・アクソノポディス病原型デスモディラキシフロリ(Xanthomonas axonopodis pv.desmodiilaxiflori)(=キサントモナス・カムペストリス病原型デスモディラキシフロリ(Xanthomonas campestris pv.desmodiilaxiflori))、キサントモナス・アクソノポディス病原型デスモディロツンディフォリイ(Xanthomonas axonopodis pv.desmodiirotundifolii)(=キサントモナス・カムペストリス病原型デスモディロツンディフォリイ(Xanthomonas campestris pv.desmodiirotundifolii))、キサントモナス・アクソノポディス病原型ジエフェンバキアエ(Xanthomonas axonopodis pv.dieffenbachiae)(=キサントモナス・カムペストリス病原型ジエフェンバキアエ(Xanthomonas campestris pv.dieffenbachiae))、キサントモナス・アクソノポディス病原型エリスリナエ(Xanthomonas axonopodis pv.erythrinae)(=キサントモナス・カムペストリス病原型エリスリナエ(Xanthomonas campestris pv.erythrinae))、キサントモナス・アクソノポディス病原型ファシクラリス(Xanthomonas axonopodis pv.fascicularis)(=キサントモナス・カムペストリス病原型ファシクラリ(Xanthomonas campestris pv.fasciculari))、キサントモナス・アクソノポディス病原型グリシネス(=キサントモナス・カムペストリス病原型グリシネス(Xanthomonas campestris pv.glycines)、キサントモナス・アクソノポディス病原型カヤエ(Xanthomonas axonopodis pv.khaya)(=キサントモナス・カムペストリス病原型カヤエ(Xanthomonas campestris pv.khaya))、キサントモナス・アクソノポディス病原型レスペデザエ(Xanthomonas axonopodis pv.lespedezae)(=キサントモナス・カムペストリス病原型レスペデザエ(Xanthomonas campestris pv.lespedezae))、キサントモナス・アクソノポディス病原型マクリフォリイガルデニアエ(Xanthomonas axonopodis pv.maculifoliigardeniae)(=キサントモナス・カムペストリス病原型マクリフォリイガルデニアエ(Xanthomonas campestris pv.maculifoliigardeniae))、キサントモナス・アクソノポディス病原型マルバセアルム(Xanthomonas axonopodis pv.malvacearum)(=キサントモナス・シトリ亜種マルバセアルム(Xanthomonas citri subsp.malvacearum))、キサントモナス・アクソノポディス病原型マニホチス(Xanthomonas axonopodis pv.manihotis)(=キサントモナス・カムペストリス病原型マニホチス(Xanthomonas campestris pv.manihotis))、キサントモナス・アクソノポディス病原型マルティニイコラ(Xanthomonas axonopodis pv.martyniicola)(=キサントモナス・カムペストリス病原型マルティニイコラ(Xanthomonas campestris pv.martyniicola))、キサントモナス・アクソノポディス病原型メルフシイ(Xanthomonas axonopodis pv.melhusii)(=キサントモナス・カムペストリス病原型メルフシイ(Xanthomonas campestris pv.melhusii))、キサントモナス・アクソノポディス病原型ナカタエコルコリ(Xanthomonas axonopodis pv.nakataecorchori)(=キサントモナス・カムペストリス病原型ナカタエコルコリ(Xanthomonas campestris pv.nakataecorchori))、キサントモナス・アクソノポディス病原型パシフロラエ(Xanthomonas axonopodis pv.passiflorae)(=キサントモナス・カムペストリス病原型パシフロラエ(Xanthomonas campestris pv.passiflorae))、キサントモナス・アクソノポディス病原型パテリイ(Xanthomonas axonopodis pv.patelii)(=キサントモナス・カムペストリス病原型パテリイ(Xanthomonas campestris pv.patelii))、キサントモナス・アクソノポディス病原型ペダリイ(Xanthomonas axonopodis pv.pedalii)(=キサントモナス・カムペストリス病原型ペダリイ(Xanthomonas campestris pv.pedalii))、キサントモナス・アクソノポディス病原型ファセオリ(Xanthomonas axonopodis pv.phaseoli)(=キサントモナス・カムペストリス病原型ファセオリ(Xanthomonas campestris pv.phaseoli)、キサントモナス・ファセオリ(Xanthomonas phaseoli))、キサントモナス・アクソノポディス病原型ファセオリ変種フスカンス(Xanthomonas axonopodis pv.phaseoli var.fuscans)(=キサントモナス・フスカンス(Xanthomonas fuscans))、キサントモナス・アクソノポディス病原型フィランチ(Xanthomonas axonopodis pv.phyllanthi)(=キサントモナス・カムペストリス病原型フィランチ(Xanthomonas campestris pv.phyllanthi))、キサントモナス・アクソノポディス病原型フィサリジコラ(Xanthomonas axonopodis pv.physalidicola)(=キサントモナス・カムペストリス病原型フィサリジコラ(Xanthomonas campestris pv.physalidicola))、キサントモナス・アクソノポディス病原型ポインセチイコラ(Xanthomonas axonopodis pv.poinsettiicola)(=キサントモナス・カムペストリス病原型ポインセチイコラ(Xanthomonas campestris pv.poinsettiicola))、キサントモナス・アクソノポディス病原型プ
ニカエ(Xanthomonas axonopodis pv.punicae)(=キサントモナス・カムペストリス病原型プニカエ(Xanthomonas campestris pv.punicae))、キサントモナス・アクソノポディス病原型リンコシアエ(Xanthomonas axonopodis pv.rhynchosiae)(=キサントモナス・カムペストリス病原型リンコシアエ(Xanthomonas campestris pv.rhynchosiae))、キサントモナス・アクソノポディス病原型リシニ(Xanthomonas axonopodis pv.ricini)(=キサントモナス・カムペストリス病原型リシニ(Xanthomonas campestris pv.ricini))、キサントモナス・アクソノポディス病原型セスバニアエ(Xanthomonas axonopodis pv.sesbaniae)(=キサントモナス・カムペストリス病原型セスバニアエ(Xanthomonas campestris pv.sesbaniae))、キサントモナス・アクソノポディス病原型タマリンディ(Xanthomonas axonopodis pv.tamarindi)(=キサントモナス・カムペストリス病原型タマリンディ(Xanthomonas campestris pv.tamarindi))、キサントモナス・アクソノポディス病原型バスクロルム(Xanthomonas axonopodis pv.vasculorum)(=キサントモナス・カムペストリス病原型バスクロルム(Xanthomonas campestris pv.vasculorum))、キサントモナス・アクソノポディス病原型ベシカトリア(Xanthomonas axonopodis pv.vesicatoria)(=キサントモナス・カムペストリス病原型ベシカトリア(Xanthomonas campestris pv.vesicatoria)、キサントモナス・ベシカトリア(Xanthomonas vesicatoria))、キサントモナス・アクソノポディス病原型ビグナエラジアタエ(Xanthomonas axonopodis pv.vignaeradiatae)(=キサントモナス・カムペストリス病原型ビグナエラジアタエ(Xanthomonas campestris pv.vignaeradiatae))、キサントモナス・アクソノポディス病原型ビグニコラ(Xanthomonas axonopodis pv.vignicola)(=キサントモナス・カムペストリス病原型ビグニコラ(Xanthomonas campestris pv.vignicola))、キサントモナス・アクソノポディス病原型ビチアンス(Xanthomonas axonopodis pv.vitians)(=キサントモナス・カムペストリス病原型ビチアンス(Xanthomonas campestris pv.vitians))を包含するもの;
キサントモナス・カムペストリス病原型ムサセアルム、キサントモナス・カムペストリス病原型プルニ(=キサントモナス・アルボリコラ病原型プルニ(Xanthomonas arboricola pv.pruni))、キサントモナス・フラガリアエ;キサントモナス・カムペストリス病原型ビチコラ。
キサントモナス・トランスルケンス(Xanthomonas translucens)(=キサントモナス・カムペストリス病原型ホルデイ(Xanthomonas campestris pv.hordei))、例としてキサントモナス・トランスルケンス病原型アレナテリ(Xanthomonas translucens pv.arrhenatheri)(=キサントモナス・カムペストリス病原型アレナテリ(Xanthomonas campestris pv.arrhenatheri))、キサントモナス・トランスルケンス病原型セレアリス(Xanthomonas translucens pv.cerealis)(=キサントモナス・カムペストリス病原型セレアリス(Xanthomonas campestris pv.cerealis))、キサントモナス・トランスルケンス病原型グラミニス(Xanthomonas translucens pv.graminis)(=キサントモナス・カムペストリス病原型グラミニス(Xanthomonas campestris pv.graminis))、キサントモナス・トランスルケンス病原型フレイ(Xanthomonas translucens pv.phlei)(=キサントモナス・カムペストリス病原型フレイ(Xanthomonas campestris pv.phlei))、キサントモナス・トランスルケンス病原型フレイプラテンシス(Xanthomonas translucens pv.phleipratensis)(=キサントモナス・カムペストリス病原型フレイプラテンシス(Xanthomonas campestris pv.phleipratensis))、キサントモナス・トランスルケンス病原型ポアエ(Xanthomonas translucens pv.poae)(=キサントモナス・カムペストリス病原型ポアエ(Xanthomonas campestris pv.poae))、キサントモナス・トランスルケンス病原型セカリス(Xanthomonas translucens pv.secalis)(=キサントモナス・カムペストリス病原型セカリス(Xanthomonas campestris pv.secalis))、キサントモナス・トランスルケンス病原型トランスルケンス(Xanthomonas translucens pv.translucens)(=キサントモナス・カムペストリス病原型トランスルケンス(Xanthomonas campestris pv.translucens))、キサントモナス・トランスルケンス病原型ウンドゥロサ(Xanthomonas translucens pv.undulosa)(=キサントモナス・カムペストリス病原型ウンドゥロサ(Xanthomonas campestris pv.Undulosa))を包含するもの;
キサントモナス・アムペリナ(=キシロフィルス・アメリヌス(Xylophilus amelinus))。
キシレラ・ファスチジオサ。
好ましくは、細菌性有害生物は、以下の生物のうちの1を含む、好ましくは以下の生物の各々よりなる群選択から選択される:アシドボラクス・アベナエ亜種アベナエ(=シュードモナス・アベナエ亜種アベナエ)、アシドボラクス・アベナエ亜種シトルリ(=シュードモナス・シュードアルカリゲネス亜種シトルリ、シュードモナス・アベナエ亜種シトルリ)、ブルクホルデリア・グラマエ(=シュードモナス・グラマエ)、ブルクホルデリア・ソラナセアルム(=ラルストニア・ソラナセアルム)、上で定義されているカンジダタス・リベリバクター属種、コリネバクテリウム・ミシガネンセ病原型ネブラスケンセ、エルウィニア・アミロボラ、エルウィニア・カロトボラ(=ペクトバクテリウム・カロトボルム)、エルウィニア・カロトボラ亜種アトロセプチカ、エルウィニア・カロトボラ亜種カロトボラ、エルウィニア・クリサンセミ、エルウィニア・クリサンセミ病原型ゼアエ、エルウィニア・ヘルビコラ、エルウィニア・ステワルティ、エルウィニア・ウレドボラ、ディケヤ・デダンティ、ディケヤ・ソラニ、シュードモナス・シリンガエ、シュードモナス・シリンガエ病原型アクチニジアエ(Psa)、シュードモナス・シリンガエ病原型グリシネア、シュードモナス・シリンガエ病原型ラクリマンス、シュードモナス・シリンガエ病原型パプランス、シュードモナス・シリンガエ病原型シリンガエ、シュードモナス・シリンガエ病原型トマト、シュードモナス・シリンガエ病原型タバキ、シュードモナス・ツメファシエンス(=アグロバクテリウム・ツメファシエンス)、ストレプトマイセス・スカビエス、キサントモナス・アムペリナ、キサントモナス・アクソノポディス病原型シトリ、キサントモナス・アクソノポディス病原型グリシネス(=キサントモナス・カムペストリス病原型グリシネス)、キサントモナス・アクソノポディス病原型プニカエ(=キサントモナス・カムペストリス病原型プニカエ)、キサントモナス・アクソノポディス病原型ベシカトリア(=キサントモナス・カムペストリス病原型ベシカトリア、キサントモナス・ベシカトリア)、キサントモナス・カムペストリス、キサントモナス・カムペストリス病原型ムサセアルム、キサントモナス・カムペストリス病原型プルニ(=キサントモナス・アルボリコラ病原型プルニ)、キサントモナス・カムペストリス病原型ビチコラ、キサントモナス・フラガリアエ、キサントモナス・トランスルケンス病原型トランスルケンス(=キサントモナス・カムペストリス病原型トランスルケンス)、キシレラ・ファスチジオサ。
本発明のより好ましい態様において、細菌性有害生物は、以下の生物のうちの1を含む、好ましくは以下の生物の各々よりなる群選択から選択される:上で定義されているアシドボラクス・アベナエ(=シュードモナス・アベナエ、シュードモナス・アベナエ亜種アベナエ、シュードモナス・ルブリリネアンス)、上で定義されているブルクホルデリア属種、ブルクホルデリア・グラマエ、上で定義されているカンジダタス・リベリバクター属種、上で定義されているコリネバクテリウム、上で定義されているエルウィニア属種、エルウィニア・アミロボラ、エルウィニア・カロトボラ(=ペクトバクテリウム・カロトボルム)、エルウィニア・カロトボラ亜種アトロセプチカ、エルウィニア・カロトボラ亜種カロトボラ、エルウィニア・クリサンセミ、エルウィニア・クリサンセミ病原型ゼアエ、エルウィニア・ヘルビコラ、エルウィニア・ステワルティ、エルウィニア・ウレドボラ、ディケヤ・デダンティ、ディケヤ・ソラニ、上で定義されているシュードモナス・シリンガエ、シュードモナス・シリンガエ病原型アクチニダエ、シュードモナス・シリンガエ病原型グリシネア、シュードモナス・シリンガエ病原型トマト、シュードモナス・シリンガエ病原型ラクリマンス、シュードモナス・ツメファシエンス(=アグロバクテリウム・ツメファシエンス)、ストレプトマイセス属種、ストレプトマイセス・スカビエス、キサントモナス属種、キサントモナス・アムペリナ、上で定義されているキサントモナス・アクソノポディス、キサントモナス・アクソノポディス病原型シトリ、キサントモナス・アクソノポディス病原型グリシネス、キサントモナス・カムペストリス、キサントモナス・カムペストリス病原型ムサセアルム、キサントモナス・カムペストリス病原型プルニ(=キサントモナス・アルボリコラ病原型プルニ)、キサントモナス・カムペストリス病原型ビチコラ、キサントモナス・フラガリアエおよびキサントモナス・トランスルケンス(=キサントモナス・カムペストリス病原型ホルデイ)、上で定義されているキシレラ・ファスチジオサ。
なおより好ましいのは、以下の生物のうちの1を含む、好ましくは以下の生物の各々よりなる選択である:
アシドボラクス・アベナエ、ブルクホルデリア属種、ブルクホルデリア・グラマエ、カンジダタス・リベリバクター属種、リベリバクター・アシアチクス(Las)コリネバクテリウム、エルウィニア属種、エルウィニア・アミロボラ、エルウィニア・カロトボラ(=ペクトバクテリウム・カロトボルム)、エルウィニア・カロトボラ亜種アトロセプチカ、エルウィニア・カロトボラ亜種カロトボラ、エルウィニア・クリサンセミ、エルウィニア・クリサンセミ病原型ゼアエ、エルウィニア・ヘルビコラ、エルウィニア・ステワルティ、エルウィニア・ウレドボラ、ディケヤ・デダンティ、ディケヤ・ソラニ、シュードモナス・シリンガエ、シュードモナス・シリンガエ病原型アクチニダエ、シュードモナス・シリンガエ病原型グリシネア、シュードモナス・シリンガエ病原型トマト、シュードモナス・シリンガエ病原型ラクリマンス、シュードモナス・ツメファシエンス(=アグロバクテリウム・ツメファシエンス)ストレプトマイセス属種、キサントモナス属種、キサントモナス・アムペリナ、キサントモナス・アクソノポディス、キサントモナス・アクソノポディス病原型シトリ、キサントモナス・アクソノポディス病原型グリシネス、キサントモナス・カムペストリス、キサントモナス・カムペストリス病原型ムサセアルム、キサントモナス・カムペストリス病原型プルニ、キサントモナス・カムペストリス病原型ビチコラ、キサントモナス・フラガリアエおよびキサントモナス・トランスルセンス、またはキシレラ・ファスチジオサ。
本発明のなおより好ましい態様において、細菌性有害生物は、以下の生物のうちの1を含む、好ましくは以下の生物の各々よりなる群から選択される:
アシドボラクス・アベナエ、ブルクホルデリア属種、ブルクホルデリア・グラマエ、カンジダタス・リベリバクター属種、リベリバクター・アシアチクス(Las)、コリネバクテリウム、エルウィニア・アミロボラ、エルウィニア・カロトボラ(=ペクトバクテリウム・カロトボルム)、エルウィニア・カロトボラ亜種アトロセプチカ、エルウィニア・カロトボラ亜種カロトボラ、エルウィニア・クリサンセミ、エルウィニア・クリサンセミ病原型ゼアエ、エルウィニア・ヘルビコラ、エルウィニア・ステワルティ、エルウィニア・ウレドボラ、ディケヤ・デダンティ、ディケヤ・ソラニ、シュードモナス・シリンガエ、シュードモナス・シリンガエ病原型アクチニダエ、シュードモナス・シリンガエ病原型グリシネア、シュードモナス・シリンガエ病原型ラクリマンス、シュードモナス・シリンガエ病原型トマト、シュードモナス・ツメファシエンス(=アグロバクテリウム・ツメファシエンス)、ストレプトマイセス・スカビエス、キサントモナス・アムペリナ、キサントモナス・アクソノポディス、キサントモナス・アクソノポディス病原型シトリ、キサントモナス・アクソノポディス病原型グリシネス、キサントモナス・カムペストリス、キサントモナス・カムペストリス病原型ムサセアルム、キサントモナス・カムペストリス病原型プルニ、キサントモナス・カムペストリス病原型ビチコラ、キサントモナス・フラガリアエおよびキサントモナス・トランスルケンスまたはキシレラ・ファスチジオサ。
最も好ましい選択は、以下の生物のうちの1を含む、好ましくは以下の生物の各々よりなる:
ブルクホルデリア・グラマエ、カンジダタス・リベリバクター属種、リベリバクター・アシアチクス(Las)、キサントモナス・アムペリナ、キサントモナス・アクソノポディス病原型シトリ、エルウィニア・アミロボラ、エルウィニア・カロトボラ(=ペクトバクテリウム・カロトボルム)、ディケヤ・デダンティ、ディケヤ・ソラニ、シュードモナス・シリンガエ、シュードモナス・シリンガエ病原型アクチニダエ、シュードモナス・シリンガエ病原型グリシネア、シュードモナス・シリンガエ病原型ラクリマンス、シュードモナス・シリンガエ病原型トマト、シュードモナス・ツメファシエンス(=アグロバクテリウム・ツメファシエンス)、キサントモナス・アクソノポディス病原型グリシネス、キサントモナス・カムペストリス病原型プルニ、キサントモナス・カムペストリス病原型ビチコラおよびキサントモナス・カムペストリスまたはキシレラ・ファスチジオサ。
本発明による式(I)のジチイノ−テトラカルボキシイミドは、したがって、ある一定の処理後期間の間、上述の病原体による攻撃から植物を保護するために使用することができる。保護が与えられる期間は、一般に、活性化合物での植物の処理後1から10日、好ましくは1から7日に及ぶ。施用の形態に応じて、活性化合物の植物への到達性を標的型方式で制御することができる。
式(I)のジチイノ−テトラカルボキシイミドの植物病の防除に必要とされる濃度での良好な植物耐性は、空中および地下の植物部分、栄養繁殖材料ならびに土壌の処理を可能にする。
本発明による式(I)のジチイノ−テトラカルボキシイミドはまた、収量を増加させるのに適しており、低い毒性を示し、植物により良好に耐容される。
本発明との関連で、植物への施用において有利な効果が観察された。
本発明によると、全ての植物が処理され得る。植物は、本発明との関連で、全ての植物部分および植物集団、例えば望まれるおよび望まれない野生植物または作物植物(自然に存在する作物植物を包含するもの)などを意味するものと理解される。作物植物は、慣用的な育種法および最適化法により、あるいはバイオテクノロジー法および組換え法により、またはこれらの方法の組み合わせにより得ることができる植物であり得るものであって、遺伝子導入植物を包含し、ならびに植物育成者権により保護できるおよび保護できない植物変種を包含する。かかる方法は、例えば、倍加半数体、プロトプラスト融合、ランダムまたは定方向変異誘発であり、また分子マーカーまたは遺伝マーカーである。
植物部分は、植物の全ての空中および地下の部分および器官、例えば全草、偽茎、新芽、葉、苞葉、葉鞘、葉柄、葉身、花および根などを意味することが意図され、言及され得る例は、葉、針葉、柄、茎、花、子実体、果実、バナナの房(banana hand)、房および種子、ならびにまた根、塊茎、根茎、分けつ、地下ほふく枝、二次成長である。植物部分としてはまた、作物材料ならびに栄養繁殖材料および生殖繁殖材料、例えば切穂、塊茎、根茎、接ぎ穂および種子が挙げられる。
既に上で言及されているように、全ての植物は、本発明によって処理することができる。好ましい実施形態において、野生で見出される、または従来の生物学的育種法、例えばハイブリダイゼーション、成長点培養、マイクロプロパゲーション、体細胞胚形成、直接的器官形成もしくはプロトプラスト融合などにより得られる植物種および植物変種ならびにそれらの部分が処理される。さらなる好ましい実施形態において、適切な場合は慣用的方法と組み合わせた組換え法、例えばアグロバクテリウムまたは粒子衝撃を使った胚形成細胞の形質転換およびマイクロプロパゲーションなどにより得られた遺伝子導入植物および植物変種(遺伝子改変生物)が処理される。植物は、上で言及されているように全ての植物部分を包含する。
本発明によると、各々の場合に市販されているまたは使用されている植物変種の植物を処理するのが特に好ましい。植物変種は、従来の育種、突然変異誘発あるいは組換えDNA技術により得られた、新たな性質(「形質」)を有する植物を意味するものと理解される。それらは、変種、品種、生物型および遺伝子型であり得る。
本発明による処理方法は、遺伝子改変生物(GMO)、例として植物または種子の処理において用いることができる。遺伝子改変植物(または遺伝子導入植物)は、異種遺伝子がゲノム内に安定的に組み込まれた植物である。表現「異種遺伝子」は、本質的に、植物外で供給または構築される遺伝子であって、核、葉緑体またはミトコンドリアのゲノム内に導入されたときに、目的のタンパク質もしくはポリペプチドを発現させることにより、または植物中に存在する他の遺伝子(複数可)を(例えばアンチセンス技術、コサプレッション技術またはRNA干渉[RNAi]技術を用いて)ダウンレギュレートもしくはサイレンシングすることにより、形質転換植物に新たなまたは改良された農学的または他の性質を与える遺伝子を意味する。ゲノム内に位置する異種遺伝子はまた、導入遺伝子とも呼ばれる。植物ゲノム内のその特定の位置により定義される導入遺伝子は、形質転換または遺伝子導入イベントと呼ばれる。
本発明によって好ましく処理されることになる植物および植物変種は、とりわけ有利で有用な形質をこれらの植物に付与する遺伝材料を持つ全ての植物(育種および/またはバイオテクノロジー手段により得られたものであっても)を包含する。
本発明によって処理され得る植物は、一般により高い収量、成長力、健康ならびに生物的および非生物的ストレス因子に対する抵抗性をもたらすヘテロシス、つまり雑種強勢の特性を既に発現している雑種植物である。かかる植物は、典型的に、近交系の雄性不稔親系統(雌性親)を別の近交系の雄性稔性親系統(雄性親)と交雑させることにより作られる。雑種種子は典型的に雄性不稔植物から収穫され、栽培者に販売される。雄性不稔植物は、時に(例としてコーンにおいて)、雄穂除去(すなわち雄性生殖器官、つまり雄花の機械的除去)により生産することができるが、より典型的には、雄性不稔は、植物ゲノム内の遺伝的決定因子の結果である。その場合、および特に種子が雑種植物から収穫されることになる所望の生産物であるとき、雄性不稔に関与する遺伝的決定因子を含有する雑種植物において雄性稔性が完全に回復するのを確実にすることが典型的に有用である。これは、雄性親が、雄性不稔に関与する遺伝的決定因子を含有する雑種植物において雄性稔性を回復させる能力がある適切な稔性回復遺伝子を持つことを確実にすることにより、達成することができる。雄性不稔の遺伝的決定因子は、細胞質内に位置し得る。細胞質雄性不稔(CMS)の例は、例えば、ブラシカ属種について記述された。しかしながら、雄性不稔の遺伝的決定因子はまた、核ゲノム内に位置することもできる。雄性不稔植物はまた、植物バイオテクノロジー法、例えば遺伝子操作などによっても得ることができる。雄性不稔植物を得るとりわけ有用な手段は、WO89/10396中に記載されており、ここでは、例えば、リボヌクレアーゼ、例えばバルナーゼなどを雄ずい中のタペータム細胞において選択的に発現させる。次いで、タペータム細胞におけるリボヌクレアーゼ阻害剤、例えばバルスターなどの発現により、稔性を回復させることができる。
本発明によってまた処理され得る植物または植物変種(植物バイオテクノロジー法、例えば遺伝子操作などにより得られるもの)は、昆虫抵抗性の遺伝子導入植物、すなわちある種の標的昆虫による攻撃に対して抵抗性にされた植物である。かかる植物は、遺伝子形質転換により、またはかかる昆虫抵抗性を付与する変異を含有する植物の選抜により得ることができる。
本発明によって処理することができ、言及され得る植物は、以下である:
ワタ、アマ、ブドウ、野菜および果実(例えばキウイ、パイナップル)、例えばバラ科植物(Rosaceae sp.)(例えば仁果類、例えばリンゴおよびナシなど、これらだけでなく核果類、例えばアンズ、サクランボ、アーモンドおよびモモなど、ならびにソフトフルーツ、例えばイチゴなど)など、またはブドウ、例えばビチス属種(vitis sp.)(例えばビチス・ビニフェラ(vitis vinifera)、ビチス・ラブルスカ(vitis labrusca)、ビチス・リパリア(vitis riparia)、ビチス・ロツンジフォリア(vitis rotundifolia)、ビチス・アムレンシス(vitis amurensis))など、またはプチカ(Punica)属からのザクロ、リベシオイダエ科植物(Ribesioidae sp.)、クルミ科植物(Juglandaceae sp.)、カバノキ科植物(Betulaceae sp.)、ウルシ科植物(Anacardiaceae sp.)、ブナ科植物(Fagaceae sp.)、クワ科植物(Moraceae sp.)、モクセイ科植物(Oleaceae sp.)、マタタビ科植物(Actinidaceae sp.)、クスノキ科植物(Lauraceae sp.)、バショウ科植物(Musaceae sp.)(例えばバナナ植物およびバナナプランテーション、同様にプランタン)、アカネ科植物(Rubiaceae sp.)(例えばコーヒー)、ツバキ科植物(Theaceae sp.)、アオギリ科植物(Sterculiceae sp.)、ミカン科植物(Rutaceae sp.)(例えば柑橘類、レモン、オレンジおよびグレープフルーツ);ナス科植物(Solanaceae sp.)(例えばトマト)、ユリ科植物(Liliaceae sp.)、キク科植物(Asteraceae sp.)(例えばレタス)、セリ科植物(Umbelliferae sp.)、アブラナ科植物(Cruciferae sp.)、アカザ科植物(Chenopodiaceae sp.)、ウリ科植物(Cucurbitaceae sp.)(例えばキュウリ、メロン、ウリ科植物、カボチャ)、ネギ科植物(Alliaceae sp.)(例えばニラ、タマネギ)、マメ科植物(Papilionaceae sp.)(例えばエンドウマメ);主要作物植物、例えばイネ科植物(Gramineae sp.)(例えばコーン、トウモロコシ、芝、穀類、例えばコムギ、ライムギ、イネ、オオムギ、カラスムギ、ソルガム、キビおよびライコムギなど)、キク科植物(Asteraceae sp.)(例えばヒマワリ)、アブラナ科植物(Brassicaceae sp.)(例えばキャベツ、例えばホワイトキャベツおよびレッドキャベツなど、ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ、チンゲンサイ、コールラビ、スモールラディッシュ(small radish)、ならびにまたアブラナ、マスタード、セイヨウワサビおよびクレソン)、マメ科植物(Fabacae sp.)(例えばインゲンマメ、ピーナッツ)、マメ科植物(Papilionaceae sp.)(例えばダイズ)、ナス科植物(Solanaceae sp.)(例えばジャガイモ)、アカザ科植物(Chenopodiaceae sp.)(例えばテンサイ、飼料ビート、フダンソウ、ビートルート)など;庭園および森林における有用植物および観賞植物;ならびに各々の場合にこれらの植物の遺伝子改変型。
好ましくは、本発明の式(I)のジチイノ−テトラカルボキシイミドは、以下の植物のうちの1を含む、好ましくは以下の植物の各々よりなる群から選択される植物において処理のために用いられる:
野菜および果実(例えばキウイ、メロン、パイナップル)、例えばバラ科植物(Rosaceae sp.)(例えば仁果類、例えばリンゴおよびナシなど、これらだけでなく核果類、例えばアンズ、サクランボ、アーモンドおよびモモなど、ならびにソフトフルーツ、例えばイチゴなど)など、またはビチス属からのブドウ(例えばビチス・ビニフェラ、ビチス・ラブルスカ、ビチス・リパリア、ビチス・ロツンジフォリア、ビチス・アムレンシス)など、またはプチカの属からのザクロ、バショウ科植物(Musaceae sp.)(例えばバナナ植物およびバナナプランテーション、同様にプランタン)、ミカン科植物(Rutaceae sp.)(例えば柑橘類、レモン、オレンジおよびグレープフルーツ);野菜、例えばナス科植物(Solanaceae sp.)(例えばトマト)、ウリ科植物(Cucurbitaceae sp.)(例えばキュウリ、メロン、ウリ科植物、カボチャ)など、主要作物植物、例えばイネ科植物(Gramineae sp.)(例えばコーン、トウモロコシ、芝、穀類、例えばコムギ、ライムギ、イネ、オオムギ、カラスムギ、ソルガム、キビおよびライコムギなど)、アブラナ科植物(Brassicaceae sp.)(例えばキャベツ、例えばホワイトキャベツおよびレッドキャベツなど、ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ、チンゲンサイ、コールラビ、スモールラディッシュ、ならびにまたアブラナ、マスタード、セイヨウワサビおよびクレソン)、マメ科植物(Papilionaceae sp.)(例えばダイズ)、ナス科植物(Solanaceae sp.)(例えばジャガイモ)など;ならびに各々の場合にこれらの植物の遺伝子改変型。
なおより好ましいのは、以下の植物のうちの1を含む、好ましくは以下の植物の各々よりなる群から選択される植物の処理である:
果実、野菜、ジャガイモ、穀類、コーン、イネおよびダイズ。
そこから、さらに好ましい選択は、以下の植物のうちの1を含む、好ましくは以下の植物の各々よりなる群に関する:キウイ、メロン、ぶどう酒(grapewine)、パイナップル、仁果類、例えばリンゴ、ナシおよびザクロなど、核果類、例えばモモなど、ソフトフルーツ、例えばイチゴなど、バナナ植物およびバナナプランテーション、同様にプランタン、柑橘類、レモン、オレンジおよびグレープフルーツ;トマト、キュウリ、メロン、ウリ科植物、コーン、穀類、例えばコムギ、イネ、キャベツ、カリフラワー、ダイズ、ジャガイモ;ならびに各々の場合にこれらの植物の遺伝子改変型。
本発明によって処理されることになる有用植物の最も好ましい選択は、以下に関する:リンゴ、バナナ、ぶどう酒、柑橘類、キウイ、メロン、モモ、ナシ、パイナップル、仁果類、ザクロ、キャベツ、カリフラワー、キュウリ、ウリ科植物、トマト、ジャガイモ、コムギ、イネおよびダイズ。
およびさらに以下に関する:柑橘類、キウイ、モモ、キュウリ、トマト、ジャガイモ、コムギおよびダイズ。
本発明のさらなる好ましい態様は、以下のうちの少なくとも1を防除するための、式(I)のジチイノ−テトラカルボキシイミドの使用に関する:
イネにおけるアシドボラクス・アベナエおよび/またはブルクホルデリア・グラマエ;柑橘類におけるカンジダタス・リベリバクター属種および/またはキサントモナス・アクソノポディス病原型シトリ;コーンにおけるコリネバクテリウム;キウイにおけるシュードモナス・シリンガエ病原型アクチニダエ;モモ、バナナおよび/またはプランタンにおけるキサントモナス・カムペストリス;ザクロにおけるキサントモナス・アクソノポディス;ダイズにおけるシュードモナス・シリンガエ病原型グリシネアおよび/またはキサントモナス・アクソノポディス;穀類における(好ましくはコムギにおける)ブルクホルデリア属種および/またはキサントモナス・トランスルセンス;トマトにおけるシュードモナス・シリンガエ、シュードモナス・シリンガエ病原型トマトおよび/またはキサントモナス・カムペストリス;キュウリにおけるシュードモナス・シリンガエおよび/またはシュードモナス・シリンガエ病原型ラクリマンス;ジャガイモにおけるエルウィニア・カロトボラ、エルウィニア・カロトボラ亜種アトロセプチカおよび/またはストレプトマイセス・スカビエス;バナナおよび/またはプランタンにおけるエルウィニア・カロトボラ;ぶどう酒におけるキサントモナス・アムペリナ、キサントモナス・カムペストリス病原型ビチコラ、アグロバクテリウム・ツメファシエンスおよびキシレラ・ファスチジオサ;リンゴおよびナシにおけるエルウィニア・アミロボラ;ジャガイモにおけるペクトバクテリウム・カロトボルム。
ここで、以下のうちの少なくとも1を防除するための式(I)のジチイノ−テトラカルボキシイミドの使用がより好ましい:イネにおけるアシドボラクス・アベナエおよび/またはブルクホルデリア属種(好ましくはブルクホルデリア・グラマエ);柑橘類におけるカンジダタス・リベリバクター属種および/またはキサントモナス・アクソノポディス(好ましくはキサントモナス・アクソノポディス病原型シトリ);キウイにおけるシュードモナス・シリンガエ(好ましくはシュードモナス・シリンガエ病原型シリンガエ病原型アクチニダエ);モモにおけるキサントモナス・カムペストリスおよび/またはキサントモナス・カムペストリス病原型プルニ;ダイズにおけるシュードモナス・シリンガエ(好ましくはシュードモナス・シリンガエ病原型グリシネア)および/またはキサントモナス・アクソノポディス(好ましくはキサントモナス・アクソノポディス病原型グリシネス(=キサントモナス・カムペストリス病原型グリシネス);穀類におけるブルクホルデリア属種および/またはキサントモナス・トランスルセンス;トマトにおけるシュードモナス・シリンガエ(好ましくはシュードモナス・シリンガエ病原型トマト)および/またはキサントモナス・カムペストリス;キュウリにおけるシュードモナス・シリンガエおよび/またはシュードモナス・シリンガエ病原型ラクリマンス;同様にジャガイモにおけるエルウィニア・アトロセプチカ(Erwinia atroseptica)、エルウィニア・カロトボラおよび/またはストレプトマイセス・スカビエス;ぶどう酒におけるキサントモナス・アムペリナ、キサントモナス・カムペストリス病原型ビチコラ、アグロバクテリウム・ツメファシエンスおよびキシレラ・ファスチジオサ;リンゴおよびナシにおけるエルウィニア・アミロボラ;ジャガイモにおけるペクトバクテリウム・カロトボルム。
最も好ましいのは、イネにおけるブルクホルデリア・グラマエ、柑橘類におけるリベリバクター属種および/またはキサントモナス・アクソノポディス病原型シトリ、キウイにおけるシュードモナス・シリンガエ病原型アクチニジアエ(Psa)、ダイズにおけるシュードモナス・シリンガエ病原型グリシネアおよび/またはキサントモナス・アクソノポディス病原型グリシネス、トマトにおけるシュードモナス・シリンガエおよび/またはシュードモナス・シリンガエ病原型トマト、ならびにモモにおけるキサントモナス・カムペストリスおよび/またはキサントモナス・カムペストリス病原型プルニ、キュウリにおけるシュードモナス・シリンガエおよび/またはシュードモナス・シリンガエ病原型ラクリマンス、ぶどう酒におけるキサントモナス・アムペリナ、キサントモナス・カムペストリス病原型ビチコラ、アグロバクテリウム・ツメファシエンスおよびキシレラ・ファスチジオサ;リンゴおよびナシにおけるエルウィニア・アミロボラ;ジャガイモにおけるペクトバクテリウム・カロトボルムを防除するための式(I)のジチイノ−テトラカルボキシイミドの使用である。
施用形態
本発明による、活性化合物組み合わせまたは組成物での植物および植物部分の処理は、直接的にまたはそれらの周辺、生息場所もしくは保存空間に対する作用により、慣例的処理方法を用いて、例えば浸漬、噴霧、微粒化、灌注、蒸散、散粉、霧状散布(fogging)、全面散布(broadcasting)、発泡(foaming)、塗布、展着(spreading−on)、灌水(灌注)、点滴灌漑によって、および繁殖材料の場合、とりわけ種子の場合、さらに乾燥種子処理のための散剤、種子処理のための溶液、スラリー処理のための水溶剤として、外殻形成(incrusting)、1または複数の被膜でのコーティングなどによって行われる。好ましいのは、浸漬、噴霧、微粒化、灌注、蒸散、散粉、霧状散布、全面散布、発泡、塗布、展着、灌水(灌注)および点滴灌漑による施用である。育苗箱処理もまた本発明に包含される。
本発明の特に好ましい実施形態において、式(I)のジチイノ−テトラカルボキシイミドまたはその製剤は、噴霧により施用されることになる溶液、エマルションもしくは懸濁液の形態での施用のために、栄養繁殖材料の処理のために、または根茎もしくは葉面施用のために用いられる。
その各物理的および/または化学的性質に応じて、式(I)の選択されたジチイノ−テトラカルボキシイミドは、慣例的製剤、例えば溶液、エマルション、懸濁液、散剤、フォーム、ペースト、粒剤、サシェ(sachet)、エアロゾル、ポリマー性物質中でのマイクロカプセル化物、ならびにULV冷煙霧製剤および温煙霧製剤などに変換することができる。
これらの製剤は、公知の方法で、例えば式(I)のジチイノ−テトラカルボキシイミドを増量剤、すなわち液体溶媒、加圧液化ガスおよび/または固体担体と、任意選択で界面活性剤、すなわち乳化剤および/または分散剤および/または泡形成剤の使用を伴って混合することにより調製される。増量剤として水が用いられる場合、例えば有機溶媒を共溶媒として用いることも可能である。概して好適な液体溶媒は、芳香族化合物、例えばキシレン、トルエンまたはアルキル−ナフタレンなど、塩素化芳香族炭化水素または塩素化脂肪族炭化水素、例えばクロロベンゼン、クロロエチレンまたはメチレンクロリドなど、脂肪族炭化水素、例えばシクロヘキサンまたはパラフィン、例えば鉱油留分など、アルコール、例えばブタノールまたはグリコールなど、ならびにそれらのエーテルおよびエステル、ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノンなど、強極性溶媒、例えばジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシドなど、ならびに水、ならびにまた鉱油、動物油および植物油、例えばパーム油または他の植物種子油などである。液化ガス増量剤または担体は、通常の温度および通常の圧力下で気体である液体を意味するものと理解され、、例えばエアロゾル噴霧剤、例えばハロゲン化炭化水素およびブタン、プロパン、窒素および二酸化炭素などである。
好適な固体担体は、例えば、粉砕された天然鉱物、例えばカオリン、粘土、タルク、白亜、石英、アタパルジャイト、モンモリロナイトまたはケイソウ土など、および粉砕された合成鉱物、例えば高分散シリカ、アルミナおよびシリケートなどである。粒剤に適している固体担体は、例えば、破砕して分粒された天然岩石、例えば方解石、軽石、大理石、セピオライト、ドロマイトなど、ならびに無機および有機粗粉の合成顆粒、ならびに有機材料の顆粒、例えばおがくず、ココナツ殻、トウモロコシ穂軸およびタバコ柄などである。好適な乳化剤および/または泡形成剤は、例えば、非イオン性、カチオン性およびアニオン性の乳化剤、例えばポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、例えばアルキルアリールポリグリコールエーテル、アルキルスルホネート、アルキルスルフェート、アリールスルホネートおよびタンパク質加水分解物などである。好適な分散剤は、例えば、リグニン亜硫酸塩廃液およびメチルセルロースである。
粘着剤、例えばカルボキシメチルセルロース、粉末、顆粒またはラテックス形態の天然および合成のポリマー、例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテートなど、ならびに天然のリン脂質、例えばセファリンおよびレシチンなど、ならびに合成のリン脂質などが、製剤中で用いられ得る。さらなる添加物は、鉱油および植物油であり得る。
着色料、例えば無機の顔料、例えば酸化鉄、酸化チタン、プルシアンブルーなど、ならびに有機の染料、例えばアリザリン染料、アゾ染料および金属フタロシアニン染料など、ならびに微量栄養素、例えば鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩などを用いることが可能である。
一般的に、製剤は、0.1から95重量%の間、好ましくは0.5から90%の間の活性化合物(式(I)のジチイノ−テトラカルボキシイミド)を含有する。
植物の栄養繁殖材料を処理することによる選択された細菌性有害生物の防除は、長い間知られたことであり、絶えず続く改良の対象である。しかしながら、栄養繁殖材料の処理は、常に満足に解決することができない一連の問題を伴う。それゆえに、植物の定植後または出芽後の植物保護製品の追加施用をなくすまたは少なくとも著しく低減させる、栄養繁殖材料および発芽中の植物を保護する方法を開発することが望ましい。さらに、使用される活性化合物により植物自身が損傷されないが、栄養繁殖材料および発芽中の植物が細菌性有害生物による攻撃から可能なかぎり最良に保護されるように、使用される活性化合物の量を最適化することが望ましい。とりわけ、栄養繁殖材料の処理方法はまた、植物保護製品の施用量をできるだけ少なく保ちながら栄養繁殖材料および発芽中の植物の最適な保護を達成するため、遺伝子導入植物の固有の性質を考慮に入れるべきである。
本発明はまた、したがって、とりわけ、種子および栄養繁殖材料を本発明による化合物または製剤で処理することにより、栄養繁殖材料および発芽中の植物を選択された細菌性有害生物による攻撃から保護する方法に関する。
本発明はまた、栄養繁殖材料および発芽中の植物を選択された細菌性有害生物から保護するための栄養繁殖材料の処理のための、本発明による化合物の使用に関する。
本発明の利点の1つは、本発明による化合物の特別な浸透移行性のため、これらの化合物での栄養繁殖材料の処理が、栄養繁殖材料自身だけでなく、定植後にそれから生じる植物をも細菌性有害生物から保護することである。このように、定植時またはその直後の作物の即時処理を省くことができる。
別の利点は、本発明による化合物が、とりわけ遺伝子導入栄養繁殖材料においても使用することができることである。
本発明による化合物は、農業において、温室において、森林においてまたは園芸において使用される任意の植物変種の栄養繁殖材料を保護するのに適している。とりわけ、これは、本明細書中で定義され、好ましいものとされている植物の栄養繁殖材料である。
本発明の範囲内で、本発明による化合物は、単独でまたは好適な製剤中で、栄養繁殖材料に施用される。好ましくは、栄養繁殖材料は、処理の間に損傷が生じないように十分に安定な状態で処理される。一般的に、栄養繁殖材料は、収穫から植付の間の任意の時点で処理することができる。通常、植物から分離され、穂軸、殻、柄、穀皮、毛または果肉が除去された栄養繁殖材料が用いられる。
栄養繁殖材料を処理するとき、一般的に、栄養繁殖材料に施用される本発明による化合物または製剤および/またはさらなる添加物の量が、栄養繁殖材料の発芽に悪影響を与えないように、またはそれから生じる植物を損傷しないように選ばれることに注意しなければならない。これは、とりわけ、ある施用量で植物毒性作用を持ち得る活性化合物の場合に考慮しなければならない。
本発明による化合物または製剤は、直接的に、すなわちさらなる構成成分を含有させることなく、および希釈することなく、施用することができる。一般的に、化合物または製剤を好適な製剤の形態で栄養繁殖材料に施用することが好ましい。種子および栄養繁殖材料の処理に適している製剤および方法は、当業者に公知である。
本発明によって用いることができる化合物または製剤は、慣例的製剤、例えば溶液、エマルション、懸濁液、散剤、フォームおよびULV製剤などに変換することができる。
これらの製剤は、公知の方法で、式(I)のジチイノ−テトラカルボキシイミドを慣例的添加物、例えば慣例的増量剤ならびにまた溶媒または希釈剤、着色料、ウェッター、分散剤、乳化剤、泡止め剤、保存料、二次増粘剤、粘着剤、ジベレリン、鉱油および植物油、ならびにまた水などと混合することにより調製される。
本発明によって用いることができる製剤中に存在し得る着色料は、かかる目的のために慣例的な全ての着色料である。本発明との関連で、かろうじて水溶性の顔料および水溶性の染料の両方が用いられ得る。言及され得る例は、Rhodamin B、C.I.Pigment Red 112およびC.I.Solvent Red 1の名称により公知である着色料である。
本発明によって用いることができる製剤中に存在し得るウェッターは、農薬活性化合物の製剤化のために慣例的であり、濡れを促進する全ての物質である。アルキルナフタレンスルホネート、例えばジイソプロピルナフタレンスルホネートまたはジイソブチルナフタレンスルホネートなどが好ましく用いられ得る。
本発明によって用いることができる製剤中に存在し得る好適な分散剤および/または乳化剤は、農薬活性化合物の製剤のために慣用的に用いられる全ての非イオン性、アニオン性およびカチオン性の分散剤である。以下が好ましく用いられ得る:非イオン性もしくはアニオン性の分散剤または非イオン性もしくはアニオン性分散剤の混合物。言及され得る好適な非イオン性分散剤は、とりわけ、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマー、アルキルフェノールポリグリコールエーテルおよびトリスチリルフェノールポリグリコールエーテルならびにそれらのリン酸化または硫酸化誘導体である。好適なアニオン性分散剤は、とりわけ、リグノスルホネート、ポリアクリル酸の塩、およびアリールスルホネート/ホルムアルデヒド縮合物である。
本発明によって用いることができる製剤中に存在し得る泡止め剤は、農薬活性化合物の製剤のために慣用的に用いられる全ての泡阻害物質である。シリコーン泡止め剤およびステアリン酸マグネシウムが好ましく用いられ得る。
本発明によって用いることができる製剤中に存在し得る保存料は、農薬組成物においてかかる目的のために使用することができる全ての物質である。言及され得る例は、ジクロロフェンおよびベンジルアルコールヘミホルマールである。
本発明によって用いることができる製剤中に存在し得る二次増粘剤は、農薬組成物においてかかる目的のために使用することができる全ての物質である。セルロース誘導体、アクリル酸誘導体、キサンタン、改質粘土および高分散シリカが好ましく適している。
本発明によって用いることができる製剤中に存在し得る粘着剤は、媒染剤において用いることができる全ての慣例的バインダーである。ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコールおよびチロースが好ましく言及され得る。
本発明によって用いることができる製剤中に存在し得るジベレリンは、好ましくはジベレリンA1、ジベレリンA3(ジベレリン酸)、ジベレリンA4、ジベレリンA7である。特に好ましいのはジベレリン酸である。
ジベレリンは公知である(R.Wegler“Chemie der Pflanzenschutz− and Schadlingsbekampfungsmittel”[Chemistry of plant protection and pesticide agents],volume 2,Springer Verlag,Berlin−Heidelberg−New York,1970,401−412ページを参照されたい)。
本発明によって用いることができる製剤は、様々なタイプの種子の処理のために、直接的にまたは予め水で希釈した後に使用することができる。それゆえに、濃縮物または水での希釈によりそれから得られる調合剤は、種子を粉衣するために使用することができる。本発明によって用いることができる製剤またはその希釈調合剤はまた、遺伝子導入植物の栄養繁殖材料を処理するために使用することもできる。ここで、発現により形成される物質との組み合わせでさらなる相乗効果が生じ得る。
本発明によって用いることができる製剤の施用量は、実質的な範囲内で変えることができる。これは、製剤中の各活性化合物含量に、および栄養繁殖材料に依存する。概して、活性化合物の施用量は、0.001から50g/キログラム栄養繁殖材料の間、好ましくは0.01から15g/キログラム栄養繁殖材料の間である。
組み合わせ/製剤
本発明の式(I)の好ましいジチイノ−テトラカルボキシイミド(I−1)、(I−2)、(I−3)、(I−4)および(I−5)は、それ自体として、または製剤中で、また例えば作用スペクトルを広げるためまたは抵抗性の発生を防ぐために公知の殺菌剤、殺真菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、除草剤、殺虫剤、微量栄養素および微量栄養素含有化合物、毒性緩和剤、リポキトオリゴ糖化合物(LCO)、土壌改良製品または植物ストレスを低減させるための製品、例えばMyconateと組み合わせて使用することができる。
本発明の意味において、リポキトオリゴ糖(LCO)化合物は、米国特許第5,549718号;米国特許第5,646,018号;米国特許第5,175,149号;および米国特許第5,321,011号中に記載されているように、一般的なLCO構造、すなわち非還元末端にN−結合型脂肪アシル鎖を有するβ−1,4−結合N−アセチル−D−グルコサミン残基のオリゴマー骨格を持つ化合物である。この基本構造は、例えばSpaink,Critical Reviews in Plant Sciences 54:257−288,2000;D’Haeze and Holsters,Glycobiology 12:79R−105R,2002中に記載されているものなどの、自然に存在するLCOにおいて見出される修飾または置換を含有し得る。自然に存在するLCOは、天然において見出すことができる化合物と定義される。この基本構造はまた、自然に存在するLCOにおいて今までに見出されていない修飾または置換を含有し得る。抱合型アミド結合がベンズアミド結合により模倣されている、またはベンジルアミン型の官能基を含有するかかるアナログの例は、WO2005/063784およびWO2008/071672中に開示されている以下の式(I)の化合物であり、この文献の内容は参照により本明細書中に組み込まれる。LCO化合物は、リゾビウム科細菌株の特定の培養物から直接的に単離され、化学的に合成され、または酵素化学的に取得され得る。後者の方法を介して、オリゴ糖骨格は、組換え細菌株、例えばエシェリキア・コリ(Escherichia coli)などを発酵槽中で培養することにより形成され得るものであり、脂質鎖は次いで化学的に付着され得る。本発明の実施形態において用いられるLCOは、LCOを生産する天然のリゾビウム科細菌株、例えばアゾリゾビウム(Azorhizobium)、ブラディリゾビウム(Bradyrhizobium)(B.ジャポニカム(B.japonicum)を包含する)、メソリゾビウム(Mesorhizobium)、リゾビウム(Rhizobium)(R.レグミノサルム(R.leguminosarum)を包含する)、シノリゾビウム(Sinorhizobium)(S.メリロチ(S.meliloti)を包含する)などの株から、またはLCOを生産するように遺伝子改変された細胞株から回収され得る。これらの方法は当該技術分野で公知であって、例えば、米国特許第5,549,718号および第5,646,018号中に記載されており、これらの文献は参照により本明細書中に組み込まれる。HungriaおよびStacey(Soil Biol.Biochem.29:819−830,1997)は、異なる根粒菌種により生産される特異的なLCO構造を列挙している。LCOは、様々な純度の形態で利用され得るものであり、単独でまたは根粒菌と共に用いられ得る。LCOのみを提供する方法としては、LCOおよび根粒菌の混合物から根粒菌細胞を単純に除去すること、またはLerouge,et.al(US5,549,718)により記載されているようにLCO溶媒相分離、その後のHPLCクロマトグラフィーを介したLCO分子の単離精製を続けることが挙げられる。精製は繰り返しのHPLCにより高めることができ、精製されたLCO分子は長期保存のために凍結乾燥することができる。この方法は、リゾビウム科の属および種からのLCOの生産のために許容される。LCOを含有する商業的製品、例えばOPTIMIZE(登録商標)(EMD Crop BioScience)などが入手可能である。LCO化合物は、自然に存在するLCOと同一であってもそうでなくてもよく、化学合成によりおよび/または遺伝的操作を介しても取得され得る。遺伝子改変生物によるLCO構築のための前駆体オリゴ糖分子の合成は、Samain et al.,Carbohydrate Research 302:35−42,1997中に開示されている。オリゴ糖骨格が組換え細菌株、例えば根粒菌からの異種遺伝子を有する組換えエシェリキア・コリ(Escherichia coli)細胞などを培養することにより得られる、脂質鎖が化学的に付着している多数のLCO化合物の調製は、WO2005/063784およびWO2008/07167中に開示されており、その内容は参照により本明細書中に組み込まれる。リポキトオリゴ糖化合物の例としては、限定されるものではないが、WO2010/125065中に具体的に開示されているLCO化合物が挙げられる。
好ましくは、式(I)のジチイノ−テトラカルボキシイミドは、殺菌剤、抗生物質、殺真菌剤、殺虫剤、除草剤、微量栄養素および微量栄養素含有化合物、ならびにリポキトオリゴ糖化合物(LCO)よりなる群から選択される少なくとも1のさらなる化合物を含む組成物中に存在する。好ましくは、この少なくとも1のさらなる化合物は、以下よりなる群から選択される:
抗生物質、例えばカスガマイシン、ストレプトマイシン、オキシテトラサイクリン、バリダマイシン、ゲンタマイシン、アウレオファンギン(aureofungin)、ブラスチシジン−S、シクロヘキシミド、グリセオフルビン、モロキシジン、ナタマイシン、ポリオキシン、ポリオキソリムおよびそれらの組み合わせなど。
殺真菌剤:
(1)エルゴステロール生合成の阻害剤、例えばアルジモルフ、アザコナゾール、ビテルタノール、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジクロブトラゾール、ジフェノコナゾール、ジニコナゾール、ジニコナゾール−M、ドデモルフ、ドデモルフアセテート、エポキシコナゾール、エタコナゾール、フェナリモル、フェンブコナゾール、フェンヘキサミド、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、フルキンコナゾール、フルルプリミドール、フルシラゾール、フルトリアホル、フルコナゾール、フルコナゾール−cis、ヘキサコナゾール、イマザリル、イマザリルスルフェート、イミベンコナゾール、イプコナゾール、メトコナゾール、ミクロブタニル、ナフチフィン、ヌアリモール、オキスポコナゾール、パクロブトラゾール、ペフラゾエート、ペンコナゾール、ピペラリン、プロクロラズ、プロピコナゾール、プロチオコナゾール、ピリブチカルブ、ピリフェノクス、キンコナゾール、シメコナゾール、スピロキサミン、テブコナゾール、テルビナフィン、テトラコナゾール、トリアジメホン、トリアジメノール、トリデモルフ、トリフルミゾール、トリホリン、トリチコナゾール、ウニコナゾール、ウニコナゾール−p、ビニコナゾール、ボリコナゾール、1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘプタノール、メチル 1−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート、N’−{5−(ジフルオロメチル)−2−メチル−4−[3−(トリメチルシリル)プロポキシ]フェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、N−エチル−N−メチル−N’−{2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−4−[3−(トリメチルシリル)プロポキシ]フェニル}イミドホルムアミドおよびO−[1−(4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル] 1H−イミダゾール−1−カルボチオエート。
(2)複合体IまたはIIにおける呼吸鎖の阻害剤、例えばビキサフェン、ボスカリド、カルボキシン、ジフルメトリム、フェンフラム、フルオピラム、フルトラニル、フルキサピロキサド、フラメトピル、フルメシクロックス、イソピラザム(syn−エピマーのラセミ体1RS,4SR,9RSおよびanti−エピマーのラセミ体1RS,4SR,9SRの混合物)、イソピラザム(anti−エピマーのラセミ体1RS,4SR,9SR)、イソピラザム(anti−エピマーのエナンチオマー1R,4S,9S)、イソピラザム(anti−エピマーのエナンチオマー1S,4R,9R)、イソピラザム(synエピマーのラセミ体1RS,4SR,9RS)、イソピラザム(syn−エピマーのエナンチオマー1R,4S,9R)、イソピラザム(syn−エピマーのエナンチオマー1S,4R,9S)、メプロニル、オキシカルボキシン、ペンフルフェン、ペンチオピラド、セダキサン、チフルザミド、1−メチル−N−[2−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[2−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−N−[4−フルオロ−2−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)フェニル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−[1−(2,4−ジクロロフェニル)−1−メトキシプロパン−2−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、5,8−ジフルオロ−N−[2−(2−フルオロ−4−{[4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}フェニル)エチル]キナゾリン−4−アミン、N−[9−(ジクロロメチレン)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−[(1S,4R)−9−(ジクロロメチレン)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドおよびN−[(1R,4S)−9−(ジクロロメチレン)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド。
(3)複合体IIIにおける呼吸鎖の阻害剤、例えばアメトクトラジン、アミスルブロム、アゾキシストロビン、シアゾファミド、クメトキシストロビン、クモキシストロビン、ジモキシストロビン、エネストロブリン、ファモキサドン、フェンアミドン、フェノキシストロビン、フルオキサストロビン、クレソキシム−メチル、メトミノストロビン、オリサストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、ピラメトストロビン、ピラオキシストロビン、ピリベンカルブ、トリクロピリカルブ、トリフロキシストロビン、(2E)−2−(2−{[6−(3−クロロ−2−メチルフェノキシ)−5−フルオロピリミジン−4−イル]オキシ}フェニル)−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド、(2E)−2−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−(2−{[({(1E)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}フェニル)エタンアミド、(2E)−2−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−{2−[(E)−({1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}イミノ)メチル]フェニル}エタンアミド、(2E)−2−{2−[({[(1E)−1−(3−{[(E)−1−フルオロ−2−フェニルエテニル]オキシ}フェニル)エチリデン]アミノ}オキシ)メチル]フェニル}−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド、(2E)−2−{2−[({[(2E,3E)−4−(2,6−ジクロロフェニル)ブタ−3−エン−2−イリデン]アミノ}オキシ)メチル]フェニル}−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド、2−クロロ−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−3−カルボキサミド、5−メトキシ−2−メチル−4−(2−{[({(1E)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}フェニル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン、メチル (2E)−2−{2−[({シクロプロピル[(4−メトキシフェニル)イミノ]メチル}スルファニル)メチル]フェニル}−3−メトキシプロパ−2−エノエート、N−(3−エチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシル)−3−(ホルミルアミノ)−2−ヒドロキシベンズアミド、2−{2−[(2,5−ジメチルフェノキシ)メチル]フェニル}−2−メトキシ−N−メチルアセトアミドおよび(2R)−2−{2−[(2,5−ジメチルフェノキシ)メチル]フェニル}−2−メトキシ−N−メチルアセトアミド。
(4)有糸分裂および細胞分裂の阻害剤、例えばベノミル、カルベンダジム、クロルフェナゾール、ジエトフェンカルブ、エタボキサム、フルオピコリド、フベリダゾール、ペンシクロン、チアベンダゾール、チオファネート−メチル、チオファネート、ゾキサミド、5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジンおよび3−クロロ−5−(6−クロロピリジン−3−イル)−6−メチル−4−(2,4,6−トリフルオロフェニル)ピリダジン。
(5)多部位作用を持つことができる化合物、例えばボルドー液、カプタホール、カプタン、クロロタロニル、水酸化銅、ナフテン酸銅、酸化銅、塩基性塩化銅、硫酸銅(2+)、ジクロフルアニド、ジチアノン、ドジン、ドジン遊離塩基、フェルバム、フルオロホルペット、ホルペット、グアザチン、グアザチンアセテート、イミノクタジン、イミノクタジンアルベシレート、イミノクタジントリアセテート、マンカッパー、マンコゼブ、マンネブ、メチラム、メチラム亜鉛、オキシン−銅、プロパミジン、プロピネブ、硫黄およびカルシウムポリスルフィドを包含する硫黄調合剤、チラム、トリルフルアニド、ジネブならびにジラム。
(6)宿主防御を誘導することができる化合物、例えばアシベンゾラル−S−メチル、イソチアニル、プロベナゾールおよびチアジニル。
(7)アミノ酸および/またはタンパク質生合成の阻害剤、例えばアンドプリム、ブラスチシジン−S、シプロジニル、カスガマイシン、カスガマイシン塩酸塩水和物、メパニピリム、ピリメタニルおよび3−(5−フルオロ−3,3,4,4−テトラメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン。
(8)ATP産生の阻害剤、例えばフェンチンアセテート、フェンチンクロリド、フェンチンヒドロキシドおよびシルチオファム。
(9)細胞壁合成の阻害剤、例えばベンチアバリカルブ、ジメトモルフ、フルモルフ、イプロバリカルブ、マンジプロパミド、ポリオキシン、ポリオキソリム、バリダマイシンAおよびバリフェナレート。
(10)脂質および膜合成の阻害剤、例えばビフェニル、クロロネブ、ジクロラン、エジフェンホス、エトリジアゾール、ヨードカルブ、イプロベンホス、イソプロチオラン、プロパモカルブ、プロパモカルブ塩酸塩、プロチオカルブ、ピラゾホス、キントゼン、テクナゼンおよびトルクロホス−メチル。
(11)メラニン生合成の阻害剤、例えばカルプロパミド、ジクロシメット、フェノキサニル、フタリド、ピロキロン、トリシクラゾールおよび2,2,2−トリフルオロエチル {3−メチル−1−[(4−メチルベンゾイル)アミノ]ブタン−2−イル}カルバメート。
(12)核酸合成の阻害剤、例えばベナラキシル、ベナラキシル−M(キララキシル)、ブピリメート、クロジラコン、ジメチリモール、エチリモール、フララキシル、ヒメキサゾール、メタラキシル、メタラキシル−M(メフェノキサム)、オフラセ、オキサジキシルおよびオキソリン酸。
(13)シグナル伝達の阻害剤、例えばクロゾリネート、フェンピクロニル、フルジオキソニル、イプロジオン、プロシミドン、キノキシフェンおよびビンクロゾリン。
(14)脱共役剤として作用することができる化合物、例えばビナパクリル、ジノカップ、フェリムゾン、フルアジナムおよびメプチルジノカップ。
(15)さらなる化合物、例えばベンチアゾール、ベトキサジン、カプシマイシン、カルボン、キノメチオナト、ピリオフェノン(クラザフェノン(chlazafenone))、クフラネブ、シフルフェナミド、シモキサニル、シプロスルファミド、ダゾメット、デバカルブ、ジクロロフェン、ジクロメジン、ジフェンゾコート、ジフェンゾコートメチルサルフェート、ジフェニルアミン、エコメート(ecomate)、フェンピラザミン、フルメトベル、フルオロイミド、フルスルファミド、フルチアニル、ホセチル−アルミニウム、ホセチル−カルシウム、ホセチル−ナトリウム、ヘキサクロロベンゼン、イルママイシン、メタスルホカルブ、メチルイソチオシアネート、メトラフェノン、ミルジオマイシン、ナタマイシン、ニッケル ジメチルジチオカルバメート、ニトロタル−イソプロピル、オクチリノン、オキサモカルブ、オキシフェンチイン、ペンタクロロフェノールおよび塩、フェノトリン、亜リン酸およびその塩、プロパモカルブ−ホセチレート(fosetylate)、プロパノシン−ナトリウム、プロキナジド、ピリモルフ、(2E)−3−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−1−(モルフォリン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オン、(2Z)−3−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−1−(モルフォリン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オン、ピロールニトリン、テブフロキン、テクロフタラム、トルニファニド、トリアゾキシド、トリクラミド、ザリラミド、(3S,6S,7R,8R)−8−ベンジル−3−[({3−[(イソブチリルオキシ)メトキシ]−4−メトキシピリジン−2−イル}カルボニル)アミノ]−6−メチル−4,9−ジオキソ−1,5−ジオキソナン−7−イル 2−メチルプロパノエート、1−(4−{4−[(5R)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1−(4−{4−[(5S)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1−(4−{4−[5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1−(4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル 1H−イミダゾール−1−カルボキシレート、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン、2,3−ジブチル−6−クロロチエノ[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(5R)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(5S)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−{4−[4−(5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン、2−ブトキシ−6−ヨード−3−プロピル−4H−クロメン−4−オン、2−クロロ−5−[2−クロロ−1−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)−4−メチル−1H−イミダゾール−5−イル]ピリジン、2−フェニルフェノールおよび塩、3−(4,4,5−トリフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、3,4,5−トリクロロピリジン−2,6−ジカルボニトリル、3−[5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジメチル−1,2−オキサゾリジン−3−イル]ピリジン、3−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−4−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−メチルピリダジン、4−(4−クロロフェニル)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−3,6−ジメチルピリダジン、5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−チオール、5−クロロ−N’−フェニル−N’−(プロパ−2−イン−1−イル)チオフェン−2−スルホノヒドラジド、5−フルオロ−2−[(4−フルオロベンジル)オキシ]ピリミジン−4−アミン、5−フルオロ−2−[(4−メチルベンジル)オキシ]ピリミジン−4−アミン、5−メチル−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン、エチル(2Z)−3−アミノ−2−シアノ−3−フェニルプロパ−2−エノエート、N’−(4−{[3−(4−クロロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル]オキシ}−2,5−ジメチルフェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、N−(4−クロロベンジル)−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、N−[(4−クロロフェニル)(シアノ)メチル]−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、N−[(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カルボキサミド、N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カルボキサミド、N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2−フルオロ−4−ヨードピリジン−3−カルボキサミド、N−{(E)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド、N−{(Z)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド、N’−{4−[(3−tert−ブチル−4−シアノ−1,2−チアゾール−5−イル)オキシ]−2−クロロ−5−メチルフェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1R)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1S)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、ペンチル {6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチリデン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カルバメート、フェナジン−1−カルボン酸、キノリン−8−オール、キノリン−8−オール スルフェート(2:1)およびtert−ブチル {6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カルバメート。
(16)さらなる化合物、例えば1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[2’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(4’−クロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(2’,4’−ジクロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(2’,5’−ジフルオロビフェニル−2−イル)−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4’−(プロパ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、5−フルオロ−1,3−ジメチル−N−[4’−(プロパ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4’−(プロパ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−N−[4’−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−[4’−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−N−(4’−エチニルビフェニル−2−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(4’−エチニルビフェニル−2−イル)−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−(4’−エチニルビフェニル−2−イル)ピリジン−3−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4’−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、4−(ジフルオロメチル)−2−メチル−N−[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボキサミド、5−フルオロ−N−[4’−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4’−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、5−フルオロ−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、(5−ブロモ−2−メトキシ−4−メチルピリジン−3−イル)(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)メタノン、N−[2−(4−{[3−(4−クロロフェニル)プロパ−2−イン−1−イル]オキシ}−3−メトキシフェニル)エチル]−N2−(メチルスルホニル)バリンアミド、4−オキソ−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]ブタン酸およびブタ−3−イン−1−イル {6−[({[(Z)−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カルバメート、ならびにそれらの組み合わせ。
殺虫剤、殺ダニ剤および殺線虫剤:
(1)アセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害剤、例えばカルバメート、例としてアラニカルブ、アルジカルブ、ベンジオカルブ、ベンフラカルブ、ブトカルボキシム、ブトキシカルボキシム、カルバリル、カルボフラン、カルボスルファン、エチオフェンカルブ、フェノブカルブ、ホルメタネート、フラチオカルブ、イソプロカルブ、メチオカルブ、メソミル、メトルカルブ、オキサミル、ピリミカルブ、プロポキスル、チオジカルブ、チオファノクス、トリアザメート、トリメタカルブ、XMCおよびキシリルカルブ;または有機リン酸エステル、例としてアセフェート、アザメチホス、アジンホス−エチル、アジンホス−メチル、カズサホス、クロルエトキシホス、クロルフェンビンホス、クロルメホス、クロルピリホス、クロルピリホス−メチル、クマホス、シアノホス、デメトン−S−メチル、ダイアジノン、ジクロルボス/DDVP、ジクロトホス、ジメトエート、ジメチルビンホス、ジスルホトン、EPN、エチオン、エトプロホス、ファムフール、フェナミホス、フェニトロチオン、フェンチオン、ホスチアゼート、ヘプテノホス、イミシアホス、イソフェンホス、イソプロピル O−(メトキシアミノチオ−ホスホリル)サリチレート、イソキサチオン、マラチオン、メカルバム、メタミドホス、メチダチオン、メビンホス、モノクロトホス、ナレド、オメトエート、オキシデメトン−メチル、パラチオン、パラチオン−メチル、フェントエート、ホレート、ホサロン、ホスメット、ホスファミドン、ホキシム、ピリミホス−メチル、プロフェノホス、プロペタムホス、プロチオホス、ピラクロホス、ピリダフェンチオン、キナルホス、スルホテップ、テブピリムホス、テメホス、テルブホス、テトラクロルビンホス、チオメトン、トリアゾホス、トリクロルホンおよびバミドチオン。
(2)GABA作動性塩化物チャネルアンタゴニスト、例えばシクロジエン有機塩素、例としてクロルデンおよびエンドスルファン;またはフェニルピラゾール(フィプロール)、例としてエチプロールおよびフィプロニル。
(3)ナトリウムチャネルモジュレーター/電位依存性ナトリウムチャネル遮断剤、例えばピレスロイド、例としてアクリナトリン、アレトリン、d−cis−transアレトリン、d−transアレトリン、ビフェントリン、ビオアレトリン、ビオアレトリン S−シクロペンテニル異性体、ビオレスメトリン、シクロプロトリン、シフルトリン、ベータ−シフルトリン、シハロトリン、ラムダ−シハロトリン、ガンマ−シハロトリン、シペルメトリン、アルファ−シペルメトリン、ベータ−シぺルメトリン、シータ−シペルメトリン、ゼータ−シペルメトリン、シフェノトリン[(1R)−trans異性体]、デルタメトリン、エムペントリン [(EZ)−(1R)異性体)、エスフェンバレレート、エトフェンプロックス、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フルシトリネート、フルメトリン、タウ−フルバリネート、ハルフェンプロックス、イミプロトリン、カデトリン、ペルメトリン、フェノトリン [(1R)−trans異性体)、プラレトリン、ピレトリン(除虫菊)、レスメトリン、シラフルオフェン、テフルトリン、テトラメトリン、テトラメトリン[(1R)異性体)]、トラロメトリンおよびトランスフルトリン;またはDDT;またはメトキシクロル。
(4)ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)アゴニスト、例えばネオニコチノイド、例としてアセタミプリド、クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、ニテンピラム、チアクロプリドおよびチアメトキサム;またはニコチン。
(5)ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)アロステリック活性化剤、例えばスピノシン、例としてスピネトラムおよびスピノサド。
(6)塩化物チャネル活性化剤、例えばアベルメクチン/ミルベマイシン、例としてアバメクチン、エマメクチンベンゾエート、レピメクチンおよびミルベメクチン。
(7)幼若ホルモン模倣物、例えば幼若ホルモンアナログ、例としてヒドロプレン、キノプレンおよびメトプレン;またはフェノキシカルブ;またはピリプロキシフェン。
(8)種々の非特異的な(多部位)阻害剤、例えばアルキルハライド、例としてメチルブロミドおよび他のアルキルハライド;またはクロロピクリン;またはスルフリルフルオリド;またはホウ砂;または吐酒石。
(9)選択的同翅類摂食阻害剤、例としてピメトロジン;またはフロニカミド。
(10)ダニ増殖阻害剤、例としてクロフェンテジン、ヘキシチアゾクスおよびジフロビダジン;またはエトキサゾール。
(11)昆虫腸膜の微生物撹乱物質、例としてバチルス・チューリンゲンシス亜種イスラエレンシス(Bacillus thuringiensis subspecies israelensis)、バチルス・スフェリクス(Bacillus sphaericus)、バチルス・チューリンゲンシス亜種アイザワイ(Bacillus thuringiensis subspecies aizawai)、バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスタキ(Bacillus thuringiensis subspecies kurstaki)、バチルス・チューリンゲンシス亜種テネブリオニス(Bacillus thuringiensis subspecies tenebrionis)およびBT作物タンパク質:Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1Fa、Cry2Ab、mCry3A、Cry3Ab、Cry3Bb、Cry34/35Ab1。
(12)ミトコンドリアATPシンターゼの阻害剤、例えばジアフェンチウロン;または有機スズ殺ダニ剤、例としてアゾシクロチン、シヘキサチンおよびフェンブタチンオキシド;またはプロパルギット;またはテトラジホン。
(13)プロトン勾配の崩壊を介した酸化的リン酸化の脱共役剤、例えばクロルフェナピル、DNOCおよびスルフルラミド。
(14)ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)チャネル遮断剤、例えばベンスルタップ、カルタップ塩酸塩、チオシクラムおよびチオスルタップ−ナトリウム。
(15)キチン生合成の阻害剤、タイプ0、例えばビストリフルロン、クロルフルアズロン、ジフルベンズロン、フルシクロクスロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロン、ノビフルムロン、テフルベンズロンおよびトリフルムロン。
(16)キチン生合成の阻害剤、タイプ1、例えばブプロフェジン。
(17)脱皮撹乱物質、例えばシロマジン。
(18)エクジソン受容体アゴニスト、例えばクロマフェノジド、ハロフェノジド、メトキシフェノジドおよびテブフェノジド。
(19)オクトパミン受容体アゴニスト、例えばアミトラズ。
(20)ミトコンドリア複合体III電子伝達阻害剤、例えばヒドラメチルノン;またはアセキノシル;またはフルアクリピリム。
(21)ミトコンドリア複合体I電子伝達阻害剤、例えばMETI殺ダニ剤、例としてフェナザキン、フェンピロキシメート、ピリミジフェン、ピリダベン、テブフェンピラドおよびトルフェンピラド;またはロテノン(デリス)。
(22)電位依存性ナトリウムチャネル遮断剤、例としてインドキサカルブ;またはメタフルミゾン。
(23)アセチルCoAカルボキシラーゼの阻害剤、例えばテトロン酸およびテトラミン酸の誘導体、例としてスピロジクロフェン、スピロメシフェンおよびスピロテトラマト。
(24)ミトコンドリア複合体IV電子伝達阻害剤、例えばホスフィン、例としてリン化アルミニウム、リン化カルシウム、ホスフィンおよびリン化亜鉛;またはシアニド。
(25)ミトコンドリア複合体II電子伝達阻害剤、例えばシエノピラフェン。
(28)リアノジン受容体モジュレーター、例えばジアミド、例としてクロラントラニリプロールおよびフルベンジアミド。
未知または不明な作用様式を有するさらなる活性成分、例えばアミドフルメト、アザジラクチン、ベンクロチアズ、ベンゾキシメート、ビフェナゼート、ブロモプロピレート、キノメチオナト、クリオライト、シアントラニリプロール(シアジピル)、シフルメトフェン、ジコホール、ジフロビダジン、フルエンスルホン、フルフェネリム、フルフィプロール、フルオピラム、フフェノジド、イミダクロチズ、イプロジオン、メペルフルトリン、ピリダリル、ピリフルキナゾン、テトラメチルフルトリンおよびヨードメタン;さらにバチルス・フィルムス(Bacillus firmus)に基づく製品(CNCM I−1582株、例えばVOTiVO(商標)、BioNemなどを包含するがこれに限定されるものではない)または以下の公知の活性化合物のうちの1:3−ブロモ−N−{2−ブロモ−4−クロロ−6−[(1−シクロプロピルエチル)カルバモイル]フェニル}−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(WO2005/077934から公知)、4−{[(6−ブロモピリジン−3−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(WO2007/115644から公知)、4−{[(6−フルオロピリジン−3−イル)メチル](2,2−ジフルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(WO2007/115644から公知)、4−{[(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(WO2007/115644から公知)、4−{[(6−クロルピリジン−3−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(WO2007/115644から公知)、フルピラジフロン、4−{[(6−クロル−5−フルオロピリジン−3−イル)メチル](メチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(WO2007/115643から公知)、4−{[(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(WO2007/115646から公知)、4−{[(6−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)メチル](シクロプロピル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(WO2007/115643から公知)、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](シクロプロピル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(EP−A−0539588から公知)、4−{[(6−クロルピリジン−3−イル)メチル](メチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(EP−A−0539588から公知)、{[1−(6−クロロピリジン−3−イル)エチル](メチル)オキシド−λ4−スルファニリデン}シアナミド(WO2007/149134から公知)ならびにそのジアステレオマーである{[(1R)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)エチル](メチル)オキシド−λ4−スルファニリデン}シアナミド(A)および{[(1S)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)エチル](メチル)オキシド−λ4−スルファニリデン}シアナミド(B)(またWO2007/149134から公知)同様にスルホキサフロルならびにそのジアステレオマーであるジアステレオマーAの群と呼ばれる[(R)−メチル(オキシド){(1R)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ4−スルファニリデン]シアナミド(A1)および[(S)−メチル(オキシド){(1S)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ4−スルファニリデン]シアナミド(A2)(WO2010/074747、WO2010/074751から公知)、ジアステレオマーBの群と呼ばれる[(R)−メチル(オキシド){(1S)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ4−スルファニリデン]シアナミド(B1)および[(S)−メチル(オキシド){(1R)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ4−スルファニリデン]シアナミド(B2)(またWO2010/074747、WO2010/074751から公知)、ならびに11−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)−12−ヒドロキシ−1,4−ジオキサ−9−アザジスピロ[4.2.4.2]テトラデカ−11−エン−10−オン(WO2006/089633から公知)、3−(4’−フルオロ−2,4−ジメチルビフェニル−3−イル)−4−ヒドロキシ−8−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(WO2008/067911から公知)、1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオルエチル)スルフィニル]フェニル}−3−(トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン(WO2006/043635から公知)、[(3S,4aR,12R,12aS,12bS)−3−[(シクロプロピルカルボニル)オキシ]−6,12−ジヒドロキシ−4,12b−ジメチル−11−オキソ−9−(ピリジン−3−イル)−1,3,4,4a,5,6,6a,12,12a,12b−デカヒドロ−2H,11H−ベンゾ[f]ピラノ[4,3−b]クロメン−4−イル]メチル シクロプロパンカルボキシレート(WO2008/066153から公知)、2−シアノ−3−(ジフルオロメトキシ)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド(WO2006/056433から公知)、2−シアノ−3−(ジフルオロメトキシ)−N−メチルベンゼンスルホンアミド(WO2006/100288から公知)、2−シアノ−3−(ジフルオロメトキシ)−N−エチルベンゼンスルホンアミド(WO2005/035486から公知)、4−(ジフルオロメトキシ)−N−エチル−N−メチル−1,2−ベンゾチアゾール−3−アミン 1,1−ジオキシド(WO2007/057407から公知)、N−[1−(2,3−ジメチルフェニル)−2−(3,5−ジメチルフェニル)エチル]−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−アミン(WO2008/104503から公知)、{1’−[(2E)−3−(4−クロロフェニル)プロパ−2−エン−1−イル]−5−フルオロスピロ[インドール−3,4’−ピペリジン]−1(2H)−イル}(2−クロロピリジン−4−イル)メタノン(WO2003/106457から公知)、3−(2,5−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(WO2009/049851から公知)、3−(2,5−ジメチルフェニル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イル エチルカーボネート(WO2009/049851から公知)、4−(ブタ−2−イン−1−イルオキシ)−6−(3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリミジン(WO2004/099160から公知)、(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)マロノニトリル(WO2005/063094から公知)、(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)マロノニトリル(WO2005/063094から公知)、8−[2−(シクロプロピルメトキシ)−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリダジン−3−イル]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン(WO2007/040280から公知)、フロメトキン、PF1364(CAS−Reg.No.1204776−60−2)(JP2010/018586から公知)、5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル(WO2007/075459から公知)、5−[5−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル(WO2007/075459から公知)、4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−メチル−N−{2−オキソ−2−[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]エチル}ベンズアミド(WO2005/085216から公知)、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](シクロプロピル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](2,2−ジフルオロエチル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](エチル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](メチル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン(全てWO2010/005692から公知)、NNI−0711(WO2002/096882から公知)、1−アセチル−N−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−メトキシプロパン−2−イル)−3−イソブチルフェニル]−N−イソブチリル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(WO2002/096882から公知)、メチル 2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−クロロ−3−メチルベンゾイル]−2−メチルヒドラジンカルボキシレート(WO2005/085216から公知)、メチル 2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−シアノ−3−メチルベンゾイル]−2−エチルヒドラジンカルボキシレート(WO2005/085216から公知)、メチル 2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−シアノ−3−メチルベンゾイル]−2−メチルヒドラジンカルボキシレート(WO2005/085216から公知)、メチル 2−[3,5−ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)ベンゾイル]−1,2−ジエチルヒドラジンカルボキシレート(WO2005/085216から公知)、メチル 2−[3,5−ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)ベンゾイル]−2−エチルヒドラジンカルボキシレート(WO2005/085216から公知)、(5RS,7RS;5RS,7SR)−1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロ−7−メチル−8−ニトロ−5−プロポキシイミダゾ[1,2−a]ピリジン(WO2007/101369から公知)、2−{6−[2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]ピリジン−2−イル}ピリミジン(WO2010/006713から公知)、2−{6−[2−(ピリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]ピリジン−2−イル}ピリミジン(WO2010/006713から公知)、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)−1H−テトラゾール−1−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(WO2010/069502から公知)、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(WO2010/069502から公知)、N−[2−(tert−ブ
チルカルバモイル)−4−シアノ−6−メチルフェニル]−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−3−{[5−(トリフルオロメチル)−1H−テトラゾール−1−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(WO2010/069502から公知)、N−[2−(tert−ブチルカルバモイル)−4−シアノ−6−メチルフェニル]−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(WO2010/069502から公知)、(1E)−N−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−N’−シアノ−N−(2,2−ジフルオロエチル)エタンイミドアミド(WO2008/009360から公知)、N−[2−(5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−4−クロロ−6−メチルフェニル]−3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(CN102057925から公知)、ならびにメチル 2−[3,5−ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)ベンゾイル]−2−エチル−1−メチルヒドラジンカルボキシレート(WO2011/049233から公知)、ならびにそれらの組み合わせ。
微量栄養素および微量栄養素含有化合物:
本発明との関連で、微量栄養素および微量栄養素含有化合物は、亜鉛、マンガン、モリブデン、鉄および銅または微量栄養素のホウ素よりなる群から選択される少なくとも1の金属イオンを含有する活性成分よりなる群から選択される化合物に関する。より好ましくは、これらの微量栄養素および微量栄養素含有化合物は、亜鉛含有化合物のプロピネブ、ポリオキシンZ(亜鉛塩)、ジネブ、ジラム、亜鉛チオダゾール(zinc thiodazole)、ナフテン酸亜鉛およびマンコゼブ(これはマンガンも含有する)、マンガン含有化合物のマンネブ、メチラムおよびマンカッパー(これは銅も含有する)、鉄含有化合物のフェルバム、銅(Cu)および銅含有化合物のボルドー液、ブルゴーニュ液(Burgundy mixture)、チェスハント液(Cheshunt mixture)、塩基性塩化銅、硫酸銅、塩基性硫酸銅(例として三塩基性硫酸銅)、酸化銅、オクタン酸銅、水酸化銅、オキシン−銅、銅アンモニウムアセテート、ナフテン酸銅、キレート化銅(例としてアミノ酸キレートとして)、マンカッパー、アシペタクス(acypetacs)−銅、酢酸銅、塩基性炭酸銅、オレイン酸銅、ケイ酸銅、銅亜鉛クロメート、クフラネブ、クプロバム(cuprobam)、サイセントン(saisentong)およびチオジアゾール−銅、ならびにそれらの組み合わせよりなる群から選択される。
より好ましくは、微量栄養素および微量栄養素含有化合物は、(4.1)銅(Cu)、(4.2)水酸化銅(copper−hydroxyde)、(4.3)硫酸銅、(4.4)塩基性塩化銅、(4.5)プロピネブおよび(4.6)マンコゼブよりなる群から選択される。なおより好ましくは、微量栄養素および微量栄養素含有化合物は、水酸化銅(copper−hydroxyde)、(4.3)硫酸銅および(4.5)プロピネブよりなる群から選択される。
リポキトオリゴ糖化合物(LCO)(5)。
殺真菌剤の群からの好ましい組み合わせ相手は、(2.1)ホセチル−Al(ホセチル−アルミニウム)である。
殺真菌剤の群からのさらなる好ましい組み合わせ相手は、ストロビルリン、複合体IIIにおける呼吸鎖の阻害剤の群に属する殺真菌剤から選択され、例えば(3.1)アメトクトラジン、(3.2)アミスルブロム、(3.3)アゾキシストロビン、(3.4)シアゾファミド、(3.5)クメトキシストロビン、(3.6)クモキシストロビン、(3.7)ジモキシストロビン、(3.8)エネストロブリン(WO2004/058723)、(3.9)ファモキサドン(WO2004/058723)、(3.10)フェンアミドン(WO2004/058723)、(3.11)フェノキシストロビン、(3.12)フルオキサストロビン(WO2004/058723)、(3.13)クレソキシム−メチル(WO2004/058723)、(3.14)メトミノストロビン(WO2004/058723)、(3.15)オリサストロビン(WO2004/058723)、(3.16)ピコキシストロビン(WO2004/058723)、(3.17)ピラクロストロビン(WO2004/058723)、(3.18)ピラメトストロビン(WO2004/058723)、(3.19)ピラオキシストロビン(WO2004/058723)、(3.20)ピリベンカルブ(WO2004/058723)、(3.21)トリクロピリカルブ、(3.22)トリフロキシストロビン(WO2004/058723)、(3.23)(2E)−2−(2−{[6−(3−クロロ−2−メチルフェノキシ)−5−フルオロピリミジン−4−イル]オキシ}フェニル)−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド(WO2004/058723)、(3.24)(2E)−2−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−(2−{[({(1E)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}フェニル)エタンアミド(WO2004/058723)、(3.25)(2E)−2−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−{2−[(E)−({1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}イミノ)メチル]フェニル}エタンアミド(158169−73−4)、(3.26)(2E)−2−{2−[({[(1E)−1−(3−{[(E)−1−フルオロ−2−フェニルエテニル]オキシ}フェニル)エチリデン]アミノ}オキシ)メチル]フェニル}−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド(326896−28−0)、(3.27)(2E)−2−{2−[({[(2E,3E)−4−(2,6−ジクロロフェニル)ブタ−3−エン−2−イリデン]アミノ}オキシ)メチル]フェニル}−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド、(3.28)2−クロロ−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−3−カルボキサミド(119899−14−8)、(3.29)5−メトキシ−2−メチル−4−(2−{[({(1E)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}フェニル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン、(3.30)メチル (2E)−2−{2−[({シクロプロピル[(4−メトキシフェニル)イミノ]メチル}スルファニル)メチル]フェニル}−3−メトキシプロパ−2−エノエート、(3.31)N−(3−エチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシル)−3−(ホルミルアミノ)−2−ヒドロキシベンズアミド、(3.32)2−{2−[(2,5−ジメチルフェノキシ)メチル]フェニル}−2−メトキシ−N−メチルアセトアミドおよび(3.33)(2R)−2−{2−[(2,5−ジメチルフェノキシ)メチル]フェニル}−2−メトキシ−N−メチルアセトアミドである。
全ての指名された組み合わせ相手、同様に本発明の式(I)のジチイノ−テトラカルボキシイミドは、それらの官能基がそれを可能にするならば、好適な塩基または酸との塩を形成してもよい。
そのうえ、本発明の式(I)のジチイノ−テトラカルボキシイミドは、以下よりなる群から選択される少なくとも1の活性化合物と組み合わせることができる:
酢酸(例としてナフタレン酢酸)、過酢酸、有機酸(例としてクエン酸、乳酸)、アミノ酸(例としてl−アルギニン)、フミン酸、フルボ酸、ホウ酸、オキソリン酸、1,2,3−ベンゾチアジアゾール−7−チオカルボン酸−S−メチル−エステル、5−ヒドロキシ−1,4−ナフタレンジオン、ブロモ−クロロ−ジメチルヒダントイン、トリクロロイソヤヌル酸(Trichloroisoyanuric acid)、サリチル酸、ジクロロフェン、カナマイシン、カスガマイシン、ストレプトマイシン、ストレプロマイシン(strepromycin)スルフェート、オキシテトラサイクリン、ゲンタマイシン(例としてゲンタマイシンスルフェート水和物)、イミダクロプリド、テブコナゾール チアベンドゾール(thiabendzole)、チラム、テラセプ(teracep)、オクチリノン、キノキシフェン、アザジラクチン、フラノフラボン、ホルクロルフェヌロン、植物ミネラル(例としてカルシウム、炭酸カルシウム、次亜塩素酸カルシウム、EDTAカルシウム)、酵素(例としてプロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ)、微量元素およびキレート化微量元素(例としてアミノ酸キレートとして)、ビタミンおよび植物抽出物、サリチレート誘導体、野菜および果実に由来するバイオフラボノイドおよび有機酸、天然果実抽出ポリフェノール、ダイダイ油、柑橘類抽出物、キトサン、デンプン、海藻抽出物、有機シリコーン、活性型イオン化ケイ素錯体(Zumsil(登録商標))、蜜蝋、尿素、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)、バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、シュードモナス・フルオレッセンス(Pseudomonas fluorescens)、シュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)、パントエア・アグロメランス(Pantoea agglomerans)、トリコデルマ・コニンギ(Trichoderma koningii)、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)、塩素および塩素化合物(例として塩素処理水、二酸化塩素、亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸、塩化アンモニウム、塩化ジデシルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム)、酸素、過酸化水素(H)および過酸化化合物、水素シアナミド、硫酸ニッケル(III)、過硫酸ナトリウム、亜リン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸三ナトリウム、リン酸、無機窒素、銀および銀含有化合物(例として銀コロイド)、グルタルアルデヒド、ラムノリピド(Zonix(登録商標))。
本発明との関連で、用語「組み合わせ」または「製剤」は、可能性のある、上述の付加的な活性化合物のうちの少なくとも2の様々な組み合わせを意味するものであり、これは、例えばレディーミックス(ready mix)、タンクミックス(tank mix)(施用前に組み合わせて希釈することにより個別の活性化合物の製剤から調製される噴霧スラリーを意味するものと理解される)またはこれらの組み合わせ(例えば、上述の活性化合物のうちの2の2成分レディーミックスは、第三の個別の物質の製剤を用いることにより、タンクミックスにされる)などである。本発明によると、個別の活性化合物はまた、逐次的に、すなわち数時間または数日の合理的な間隔で次々と使用され得るものであり、種子の処理の場合、例えば、異なる活性化合物を含有する複数の層を塗布することにより使用され得る。好ましくは、個別の活性化合物を使用することができる順番は重要でない。
式(I)のジチイノ−テトラカルボキシイミドは、それ自体として、その製剤の形態またはそれから調製された使用形態、例えば使用準備済溶液、懸濁液、水和剤、ペースト、可溶性散剤、粉剤および粒剤などの形態で使用することができる。これらは、慣例的方法で、例えば流し込み、噴霧、微粒化、散撒、散粉、発泡、塗布などにより施用される。さらに、本発明の化合物または製剤を極微量法により施用すること、または活性化合物調合剤もしくは活性化合物自体を土壌内に注入することも可能である。植物の栄養繁殖材料もまた処理され得る。
施用量は、実質的な範囲内で、施用のタイプに応じて変わり得る。植物部分の処理において、活性化合物の施用量は、一般に0.1から10000g/haの間、好ましくは10から1000g/haの間である。栄養繁殖材料の処理において、活性化合物の施用量は、一般に0.001から50g/キログラム栄養繁殖材料の間、好ましくは0.01から10g/キログラム栄養繁殖材料の間である。土壌の処理において、活性化合物の施用量は、一般に0.1から10000g/haの間、好ましくは1から5000g/haの間である。
本発明の活性化合物製剤は、有効かつ非植物毒性である量の活性成分を含み、この表現「有効かつ非植物毒性である量」は、活性成分に対して抵抗性の株の発生を顕著に回避することにより植物上に存在するまたは出現しやすい病原性の細菌性生物を防除または撲滅するのに十分であって、各々の場合において前記作物に対するはっきりと認識できる何らかの植物毒性症状を伴わない、本発明による成分および活性組成物の量を意味する。かかる量は、駆除または防除されることになる病原体の細菌、作物のタイプ、気候条件および本発明による殺菌剤組成物の中に包含される化合物に応じて、幅広い範囲内で変えることができる。この量は、体系的な圃場試験により決定することができ、これは当業者の能力の範囲内である。
本発明によると、例として殺真菌剤の相乗効果は、活性化合物組み合わせの殺真菌性活性が個別に施用されたときの活性化合物の活性の合計を超えるときに、常に存在する。2つの活性化合物の所与の組み合わせ(2成分組成物)についての予想される活性は、以下のように計算することができる:
Figure 2016510073
式中、Eは、規定された用量(例えばそれぞれxおよびyに相当する)の2つの殺真菌剤の組み合わせについての予想される病害阻害パーセンテージを表し、xは、規定された用量(xに相当する)の化合物(A)による病害について観察された阻害パーセンテージであり、yは、規定された用量(yに相当する)の化合物(B)による病害について観察された阻害パーセンテージである。組み合わせについて観察された阻害パーセンテージがEより高いとき、相乗効果がある。
3つの活性化合物の所与の組み合わせ(3成分組成物)の予想される活性は、以下のように計算することができる:
Figure 2016510073
式中、
Xは、活性化合物Aがm ppm(またはg/ha)の施用量で施用されたときの効力であり、
Yは、活性化合物Bがn ppm(またはg/ha)の施用量で施用されたときの効力であり、
Zは、活性化合物Cがr ppm(またはg/ha)の施用量で施用されたときの効力であり、
Eは、活性化合物A、BおよびCがそれぞれm、nおよびr ppm(またはg/ha)の施用量で施用されたときの効力である。
効力の程度は、%で表され、示される。0%は対照のそれに相当する効力を意味し、一方、100%の効力は病害が観察されないことを意味する。
実際の活性が計算値を超える場合、組み合わせの活性は相加を超えている、すなわち相乗効果が存在する。この場合、実際に観察された効力は、上述の式から計算された予想効力についての値(E)より必ず大きくなる。
相乗効果を実証するためのさらなるやり方は、Tammesの方法である(Neth.J.Plant Path.,1964,70,73−80中の“Isoboles,a graphic representation of synergism in pesticides”を参照されたい)。
実施例1−トマトのシュードモナス・シリンガエ病
この例は、トマトのスエドモナス・シリンガエ(Psuedomonas syringae)病(細菌性斑点病)に対する本発明による組成物の効力を例証するものである。
標準実験は、細菌シュードモナス・シリンガエ病原型トマトにより引き起こされるトマトの細菌性斑点病に対するBCS−BB98685の性能を評価するため、2011年にスペインにおいて実行された。
トマト植物をプラスチック製トンネルの下で生育させた。プロットに細菌の懸濁液を人為的に接種し、従来型の噴霧器を用いて異なる実験的化学製剤で処理した。4回の化学物質噴霧を7日間隔の範囲内で施用した。1回の人為的接種を、3回目の施用から1日後に実施した。
病害評価は、プロットあたり3つのトマト植物に対して、最後の施用から11日後になされた。感染した小葉を重症度スケールに従って3つの分類に分けた(分類1=1個の斑点/小葉;分類2=2〜5個の斑点/小葉;分類3=>5個の斑点/小葉)。次いで、結果を重症度指数として表し、Abbott式を用いて効力の値に換算した。
この実験からの結果は、400gのBCS−BB98685/リットルを含有する典型的な製剤を500g ai/haの量で施用することは、未処理のプロットおよび塩基性塩化銅での標準処理と比較して、トマトの細菌感染のレベルを著しく低減させることができることを実証している。
表1:
2011年のスペインにおける1つの試験からの結果:トマトにおけるシュードモナス・シリンガエ病原型トマトの重症度
Figure 2016510073
実施例2:
微生物を使用したED50値の計算のためのインビトロ試験
96穴マイクロタイタープレートのウェルに、ジメチルスルホキシド(DMSO)およびLB培地中の試験化合物溶液10μlを入れる。その後、各々のウェル内に、適切な濃度の細菌懸濁液を使用して修正された190μlのLB液体培地を与える。
光度計を使って、全てのウェル中の吸光度を620nmの波長において測定する。マイクロタイタープレートを次いで一晩、28℃、85%の相対的湿度においてシェーカー上に移す。
インキュベーション時間の終わりに、試験生物の増殖を再度620nmの波長において測光法で測定する。2つの吸光度値(インキュベーションの前および後に取られたもの)の間の差は、試験生物の増殖に比例する。
異なる試験濃度からのΔ吸光度データおよび未処理試験生物(対照)のそれに基づいて、用量−応答曲線を計算する。50%の増殖阻害を与えるのに必要な濃度は、ppm(=mg/l)で表したED50値(=50%増殖阻害を引き起こす有効用量(Effective Dose))として定義され、報告される。
表2:
Figure 2016510073

Claims (15)

  1. 有用植物において細菌性有害生物を防除するための、式(I)
    Figure 2016510073
    のジチイノ−テトラカルボキシイミド(式中、R1およびR2は同一であってメチル、エチル、n−プロピルまたはイソプロピルを表し、ならびにnは0または1を表す)または農薬的に許容されるその塩の使用であって、
    細菌性有害生物がアシドボラクス・アベナエ(Acidovorax avenae)、ブルクホルデリア属種(Burkholderia spec.)、ブルクホルデリア・グラマエ(Burkholderia glumae)、カンジダタス・リベリバクター属種(Candidatus Liberibacter spec.)、コリネバクテリウム(Corynebacterium)、エルウィニア属種(Erwinia spec.)、シュードモナス・シリンガエ(Pseudomonas syringae)、シュードモナス・シリンガエ病原型アクチニダエ(Pseudomonas syringae pv.actinidae)、シュードモナス・シリンガエ病原型グリシネア(Pseudomonas syringae pv.glycinea)、シュードモナス・シリンガエ病原型トマト(Pseudomonas syringae pv.tomato)、シュードモナス・シリンガエ病原型ラクリマンス(Pseudomonas syringae pv.lachrymans)、シュードモナス・ツメファシエンス(Pseudomonas tumefaciens)(=アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens))、ストレプトマイセス属種(Streptomyces spp.)、キサントモナス属種(Xanthomonas spp.)、キサントモナス・アムペリナ(Xanthomonas ampelina)、キサントモナス・アクソノポディス(Xanthomonas axonopodis)、キサントモナス・アクソノポディス病原型シトリ(Xanthomonas axonopodis pv.citri)、キサントモナス・アクソノポディス病原型グリシネス(Xanthomonas axonopodis pv.glycines)、キサントモナス・カムペストリス(Xanthomonas campestris)、キサントモナス・カムペストリス病原型ムサセアルム(Xanthomonas campestris pv.musacearum)、キサントモナス・カムペストリス病原型プルニ(Xanthomonas campestris pv.pruni)、キサントモナス・カムペストリス病原型ビチコラ(Xanthomonas campestris pv.viticola)、キサントモナス・フラガリアエ(Xanthomonas fragariae)およびキサントモナス・トランスルセンス(Xanthomonas transluscens)またはキシレラ・ファスチジオサ(Xylella fastidiosa)よりなる群から選択される、前記使用。
  2. 式(I)のジチイノ−テトラカルボキシイミドが、
    (I−1)2,6−ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c’]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロン(すなわちR1=R2=メチル、n=0)
    (I−2)2,6−ジエチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c’]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロン(すなわちR1=R2=エチル、n=0)
    (I−3)2,6−ジプロピル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c’]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロン(すなわちR1=R2=プロピル、n=0)
    (I−4)2,6−ジイソプロピル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c’]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロン(すなわちR1=R2=イソプロピル、n=0)
    (I−5)2,6−ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c’]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロン 4−オキシド(すなわちR1=R2=メチル、n=1)
    よりなる群から選択される、請求項1に記載の使用。
  3. 式(I)のジチイノ−テトラカルボキシイミドが、(I−1)2,6−ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c’]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロンである、請求項1または2に記載の使用。
  4. 細菌性有害生物が、アシドボラクス・アベナエ、ブルクホルデリア属種、ブルクホルデリア・グラマエ、カンジダタス・リベリバクター属種、リベリバクター・アシアチクス(Liberibacter asiaticus)(Las)、コリネバクテリウム、エルウィニア・アミロボラ(Erwinia amylovora)、エルウィニア・カロトボラ(Erwinia carotovora)(=ペクトバクテリウム・カロトボルム)、エルウィニア・カロトボラ亜種アトロセプチカ(Erwinia carotovora subsp.atroseptica)、エルウィニア・カロトボラ亜種カロトボラ(Erwinia carotovora subsp.carotovora)、エルウィニア・クリサンセミ(Erwinia chrysanthemi)、エルウィニア・クリサンセミ病原型ゼアエ(Erwinia chrysanthemi pv.zeae)、エルウィニア・ヘルビコラ(Erwinia herbicola)、エルウィニア・ステワルティ(Erwinia stewartiii)、エルウィニア・ウレドボラ(Erwinia uredovora)、ディケヤ・デダンティ(Dickeya dedantii)、ディケヤ・ソラニ(Dickeya solani)、シュードモナス・シリンガエ、シュードモナス・シリンガエ病原型アクチニダエ、シュードモナス・シリンガエ病原型グリシネア、シュードモナス・シリンガエ病原型ラクリマンス、シュードモナス・シリンガエ病原型トマト、シュードモナス・ツメファシエンス(=アグロバクテリウム・ツメファシエンス)、ストレプトマイセス・スカビエス(Streptomyces scabies)、キサントモナス・アムペリナ、キサントモナス・アクソノポディス、キサントモナス・アクソノポディス病原型シトリ、キサントモナス・アクソノポディス病原型グリシネス、キサントモナス・カムペストリス、キサントモナス・カムペストリス病原型ムサセアルム、キサントモナス・カムペストリス病原型プルニ、キサントモナス・カムペストリス病原型ビチコラ、キサントモナス・フラガリアエおよびキサントモナス・トランスルケンス(Xanthomonas translucens)またはキシレラ・ファスチジオサよりなる群から選択される、請求項1から3のいずれか一項に記載の使用。
  5. 細菌性有害生物が、ブルクホルデリア・グラマエ、カンジダタス・リベリバクター属種、リベリバクター・アシアチクス(Las)、キサントモナス・アムペリナ、キサントモナス・アクソノポディス病原型シトリ、エルウィニア・アミロボラ、エルウィニア・カロトボラ(=ペクトバクテリウム・カロトボルム)、ディケヤ・デダンティ、ディケヤ・ソラニ、シュードモナス・シリンガエ、シュードモナス・シリンガエ病原型アクチニダエ、シュードモナス・シリンガエ病原型グリシネア、シュードモナス・シリンガエ病原型ラクリマンス、シュードモナス・シリンガエ病原型トマト、シュードモナス・ツメファシエンス(=アグロバクテリウム・ツメファシエンス)、キサントモナス・アクソノポディス病原型グリシネス、キサントモナス・カムペストリス病原型プルニ、キサントモナス・カムペストリス病原型ビチコラおよびキサントモナス・カムペストリスまたはキシレラ・ファスチジオサよりなる群から選択される、請求項1から4のいずれか一項に記載の使用。
  6. 有用植物が、果実作物、野菜、ジャガイモ、穀類、コーン、イネおよびダイズよりなる群から選択される、請求項1から5のいずれか一項に記載の使用。
  7. 有用植物が、ぶどう酒(grapewine)、リンゴ、バナナ、柑橘類、キウイ、メロン、モモ、ナシ、パイナップル、仁果類、ザクロ、キャベツ、カリフラワー、キュウリ、ウリ科植物、トマト、ジャガイモ、コムギ、イネおよびダイズよりなる群から選択される、請求項1から6のいずれか一項に記載の使用。
  8. 有用植物が、ぶどう酒、リンゴ、ナシ、柑橘類、キウイ、モモ、キュウリ、トマト、ジャガイモおよびコムギよりなる群から選択される、請求項1から7のいずれか一項に記載の使用。
  9. イネにおけるアシドボラクス・アベナエおよび/またはブルクホルデリア・グラマエ、柑橘類におけるカンジダタス・リベリバクター属種および/またはキサントモナス・アクソノポディス病原型シトリ、キウイにおけるシュードモナス・シリンガエ病原型アクチニダエ、モモにおけるキサントモナス・カムペストリスおよび/またはキサントモナス・カムペストリス病原型プルニ、ダイズにおけるシュードモナス・シリンガエ病原型グリシネアおよび/またはキサントモナス・アクソノポディス病原型グリシネス、穀類におけるブルクホルデリア属種および/またはキサントモナス・トランスルセンス、トマトにおけるシュードモナス・シリンガエ、シュードモナス・シリンガエ病原型トマトおよび/またはキサントモナス・カムペストリス、キュウリにおけるシュードモナス・シリンガエおよび/またはシュードモナス・シリンガエ病原型ラクリマンス、ジャガイモにおけるエルウィニア・アトロセプチカ(Erwinia atroseptica)、エルウィニア・カラトボラ(Erwinia caratovora)および/またはストレプトマイセス・スカビエス;ぶどう酒におけるキサントモナス・アムペリナ、キサントモナス・カムペストリス病原型ビチコラ、アグロバクテリウム・ツメファシエンスおよびキシレラ・ファスチジオサ、リンゴおよびナシにおけるエルウィニア・アミロボラ;ジャガイモにおけるペクトバクテリウム・カロトボルムを防除するための、請求項1から8のいずれか一項に記載の使用。
  10. イネにおけるブルクホルデリア・グラマエ、柑橘類におけるカンジダタス・リベリバクター属種および/またはキサントモナス・アクソノポディス病原型シトリ、キウイにおけるシュードモナス・シリンガエ病原型アクチニダエ、モモにおけるキサントモナス・カムペストリスおよび/またはキサントモナス・カムペストリス病原型プルニ、ダイズにおけるシュードモナス・シリンガエ病原型グリシネアおよび/またはキサントモナス・アクソノポディス病原型グリシネス、トマトにおけるシュードモナス・シリンガエおよび/またはシュードモナス・シリンガエ病原型トマト、キュウリにおけるシュードモナス・シリンガエおよび/またはシュードモナス・シリンガエ病原型ラクリマンス;ぶどう酒におけるキサントモナス・アムペリナ、キサントモナス・カムペストリス病原型ビチコラ、アグロバクテリウム・ツメファシエンスおよびキシレラ・ファスチジオサ;リンゴおよびナシにおけるエルウィニア・アミロボラ;ジャガイモにおけるペクトバクテリウム・カロトボルムを防除するための、請求項1から9のいずれか一項に記載の使用。
  11. 宿主防御誘導物質またはその組み合わせが、殺菌剤、抗生物質、殺真菌剤、除草剤、微量栄養素および微量栄養素含有化合物ならびにリポキトオリゴ糖化合物(LCO)よりなる群から選択される少なくとも1のさらなる化合物を含む組成物中に存在する、請求項1から10のいずれか一項に記載の使用。
  12. 少なくとも1のさらなる化合物が、ホセチル−Al、ストロビルリン、銅含有化合物、プロピネブおよびマンコゼブ、リポキトオリゴ糖化合物(LCO)、カスガマイシン、ストレプトマイシンおよびオキシテトラサイクリンよりなる群から選択される、請求項11に記載の使用。
  13. 宿主防御誘導物質がイソチアニルであり、少なくとも1のさらなる化合物がホセチル−Al、アゾキシストロビン、トリフロキシストロビン、水酸化銅(copper−hydroxyde)、硫酸銅、塩基性塩化銅、銅、プロピネブ、マンコゼブ、リポキトオリゴ糖化合物(LCO)、カスガマイシン、ストレプトマイシンおよびオキシテトラサイクリンよりなる群から選択される、請求項11または12に記載の使用。
  14. 請求項1から13のいずれか一項において特徴付けられた有用植物において細菌性有害生物を防除する方法であって、式(I)
    Figure 2016510073
    のジチイノ−テトラカルボキシイミド(式中、R1およびR2は同一であってメチル、エチル、n−プロピルまたはイソプロピルを表し、ならびにnは0または1を表す)または農薬的に許容されるその塩での植物の処理を含む、前記方法。
  15. 処理される植物が遺伝子導入植物である、請求項14に記載の方法。
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