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JP2016220119A - 遠隔操作システムの中継装置及び制御方法 - Google Patents

遠隔操作システムの中継装置及び制御方法 Download PDF

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JP2016220119A
JP2016220119A JP2015105061A JP2015105061A JP2016220119A JP 2016220119 A JP2016220119 A JP 2016220119A JP 2015105061 A JP2015105061 A JP 2015105061A JP 2015105061 A JP2015105061 A JP 2015105061A JP 2016220119 A JP2016220119 A JP 2016220119A
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竜也 森下
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Abstract

【課題】1台の家電機器を複数の制御装置で秩序をもって制御する遠隔操作システムを実現する。【解決手段】送受信部221は第1の制御装置101から制御信号を受信すると、計時部206が所定時間の計時を開始するとともに制御内容確認部209が制御内容を確認し、送受信部207は、計時部206が計時終了するまでに再度制御信号を受信すると、第1の制御装置101からの制御信号を中継し、第2の制御装置102からの制御信号の中継は制御内容確認部209の制御内容確認結果に応じて選択する。【選択図】図2

Description

本発明は、家電機器である家電機器を複数の制御装置から制御する遠隔操作システムの中継装置及び制御方法に関するものである。
従来、1台の家電機器を制御する制御装置が複数存在し、複数の制御装置から連続的に異なる制御信号が送られた場合、家電機器は複数の制御装置からの制御信号に応じて次々に異なる動作に移行する、といった状態にならないようにするために、1台の制御装置が家電機器を制御中は、他の制御装置からの制御信号を受け付けないようにしていた。(例えば、特許文献1参照)。
特開2015-015620号公報
しかしながら、遠隔地から制御信号を送信する制御装置が複数存在し、複数の制御装置から連続的に異なる制御信号が送られた場合に、1台の制御装置が家電機器を制御中に他の制御装置からの制御を受け付けないようにすると、遠隔操作を行う夫々の制御装置が提供するサービスに関連する制御信号が受け付けられない場合が発生し、制御装置が提供するサービスを十分に受けることができないという問題が生じる。
そこで、本発明は遠隔地から制御信号を送信する制御装置が複数存在し、複数の制御装置から連続的に異なる制御信号が送られた場合でも、1台の家電機器を、秩序をもって制御することができるようにし、確実に各制御装置が提供するサービスを家電機器側で受けることができるようにするものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の遠隔操作システムの中継装置は、遠隔操作を行うための第1の制御装置又は第2の制御装置から送信される制御信号を、家電機器に対して送信する遠隔操作システムの中継装置であって、前記第1の制御装置又は前記第2の制御装置からの制御信号を受信する受信部と、前記受信部で受信した制御信号を前記家電機器に向け送信する送信部と、前記制御信号の制御内容を確認する制御内容確認部と、前記第1の制御装置から制御信号を受信すると所定時間の計時を開始する時間計時部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記受信部が前記第1の制御装置から制御信号を受信した際に、前記時間計時部が計時している時間が所定の期間以内であった場合、前記第1の制御装置からの制御信号を前記家電機器に向けて送信するように前記送信部を制御し、前記第1の制御装置から前記家電機器へ制御信号を送信中或いは送信後に、前記受信部が前記第2の制御装置から制御信号を受信した際に、前記制御内容確認部が確認した制御内容に応じて、前記第2の制御装置からの制御信号を前記家電機器に対して送信又は送信しないように前記送信部を制御する、ことを特徴とする。
本発明によれば、1台の家電機器を複数の制御装置で秩序をもって制御し、かつ従来排他制御によって損なわれる複数の制御装置が提供するサービスを提供可能な遠隔操作システムの中継装置及び制御方法を実現できる。
本発明の実施の形態1における遠隔操作システムの概略図 本発明の実施の形態1における遠隔操作システムの構成図 本発明の実施の形態1における、制御装置から家電機器を操作する場合の処理フローを示す図 本発明の実施の形態1における、制御装置から家電機器を操作する場合の処理フローを示す図 本発明の実施の形態1におけるサーバの処理フローを示す図 本発明の実施の形態2における、制御装置から家電機器を操作する場合の処理フローを示す図 本発明の実施の形態2における遠隔操作システムの構成図 本発明の実施の形態2における、制御装置から家電機器を操作する場合の処理フローを示す図 本発明の実施の形態2におけるアダプタの処理フローを示す図 本発明の実施の形態3におけるアダプタの処理フローを示す図 本発明の実施の形態3におけるアダプタの処理フローを示す図
第1の発明は、遠隔操作を行うための第1の制御装置又は第2の制御装置から送信される制御信号を、家電機器に対して送信する遠隔操作システムの中継装置であって、前記第1の制御装置又は前記第2の制御装置からの制御信号を受信する受信部と、前記受信部で受信した制御信号を前記家電機器に向け送信する送信部と、前記制御信号の制御内容を確認する制御内容確認部と、前記第1の制御装置から制御信号を受信すると所定時間の計時を開始する時間計時部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記受信部が前記第1の制御装置から制御信号を受信した際に、前記時間計時部が計時している時間が所定の期間以内であった場合、前記第1の制御装置からの制御信号を前記家電機器に向けて送信するように前記送信部を制御し、前記第1の制御装置から前記家電機器へ制御信号を送信中或いは送信後に、前記受信部が前記第2の制御装置から制御信号を受信した際に、前記制御内容確認部が確認した制御内容に応じて、前記第2の制御装置からの制御信号を前記家電機器に対して送信又は送信しないように前記送信部を制御する、ことを特徴とする遠隔操作システムの中継装置である。
これにより、1台の家電機器を複数の制御装置で秩序をもって制御し、かつ複数の制御装置が提供するサービスを同時に提供可能となる。
第2の発明は、第1の発明において、前記制御部が、前記制御内容確認部が、前記第2の制御装置からの制御信号が、現在制御中又は前回制御信号を送信した被制御装置に対して所定の動作を実行するように指示する制御信号であると判定すると、前記送信部は、前記第2の制御装置からの制御信号を前記家電機器へ送信することを禁止することを特徴とする、遠隔操作システムの中継装置である。
これによって、制御装置から提供される被制御装置の機能に関わる制御以外のサービスには影響を与えることなく、制御装置からの秩序ある制御が可能となる。
第3の発明は、特に、第1の発明において、前記制御部は、前記制御内容確認部の制御内容確認結果が、被制御装置の状態に関する情報を取得する制御であると判定すると、前記送信部が、前記第2の制御装置からの制御信号を前記家電機器へ送信する、遠隔操作システムの中継装置。
これによって、第1の制御装置が被制御装置を制御中であった場合でも、第2の制御装置が被制御装置の状態を把握することが可能となる。
第4の発明は、特に、第1の発明において、前記制御部は、前記制御内容確認部の制御内容確認結果が、制御装置と被制御装置間の通信経路に関する情報を取得する制御であると判定すると、前記送信部が、前記第2の制御装置からの制御信号を前記家電機器へ送信する、遠隔操作システムの中継装置。
これによって、第1の制御装置が被制御装置を制御中であった場合でも、被制御装置は制御装置と被制御装置間の通信経路の状態について把握し、通信経路に途絶が発生した場合でも安全に動作することが可能となる。
第5の発明は、遠隔操作を行うための第1の制御装置又は第2の制御装置から送信される制御信号を、家電機器に対して送信する遠隔操作システムの中継装置であって、前記第1の制御装置又は前記第2の制御装置からの制御信号を受信する受信部と、前記受信部で受信した制御信号を前記家電機器に向け送信する送信部と、前記制御信号の制御内容を確認する制御内容確認部と、前記受信部が制御信号を受信する頻度を確認する制御頻度確認部と、前記第1の制御装置から制御信号を受信すると所定時間の計時を開始する時間計時部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記受信部が前記第1の制御装置から制御信号を受信した際に、前記時間計時部が計時している時間が所定の期間以内であった場合、前記第1の制御装置からの制御信号を前記家電機器に向けて送信するように前記送信部を制御し、前記受信部が前記第2の制御装置から制御信号を受信した際に、前記制御内容確認部が前記第2の制御装置からの制御信号の内容を確認し、前記制御頻度確認部が確認した、前記受信部が制御信号を受信した頻度に応じて、前記第2の制御装置からの制御信号を前記送信部から送信するか否かを決定する、ことを特徴とする。
これによって、制御信号を受信した頻度と制御信号の内容から、被制御装置に対して制御信号を送信するか否かを最適な条件で決定することが可能となる。このため、1台の家電機器を複数の制御装置で秩序をもって制御することが可能となる。
第6の発明は、第5の発明の遠隔操作システムの中継装置であり、前記制御部は、前記受信部が前記第2の制御装置から制御信号を受信した際に、前記制御頻度確認部が確認した、前記受信部が制御信号を受信した頻度が、所定の時間内に所定の回数以上であると判定すると、前記第2の制御装置からの制御信号を送信するように前記送信部を制御する、ことを特徴とする。
これによって、1台の家電機器を複数の制御装置で秩序をもって制御し、かつ、制御の頻度が低いサービスについては拒否信号を送信し、頻度の高いサービスについては制御信号を送信してサービスを提供することが可能となる。
第7の発明は、第5又は第6の発明の遠隔操作システムの中継装置であり、前記制御部は、前記受信部が前記第2の制御装置から制御信号を受信した際に、前記制御頻度確認部が確認した、前記受信部が前記第1の制御装置から制御信号を受信した頻度が、所定の時間内に所定の回数以上であると判定すると、前記第2の制御装置からの制御信号の送信を禁止するように前記送信部を制御する、ことを特徴とする請求項5、又は6に記載の遠隔操作システムの中継装置。
これによって、第1の制御装置から制御信号を頻繁に受信した際には、第2の制御装置からの制御信号を家電機器に送信しないようにすることができる。このため、頻繁に受け付けているサービスを優先的に受け付けることが可能となる。
第8の発明は、前記制御部は、前記受信部が前記第2の制御装置から制御信号を受信した際に、前記制御内容確認部が前記第2の制御装置からの制御信号の内容を確認し、その内容が、家電機器に対して家電機器の機能を実行するように指示する内容であれば、前記第2の制御装置からの制御信号の送信を禁止するように前記送信部を制御する、ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の遠隔操作システムの中継装置。
これによって、第2の制御装置からの制御信号が、家電機器に対して何らかの機能を実行させる信号であると、その制御信号の送信を禁止し、第1の制御装置からの制御信号によるサービスを優先させることが可能である。
第9の発明は、前記制御部は、前記受信部が前記第2の制御装置から制御信号を受信した際に、前記制御内容確認部が前記第2の制御装置からの制御信号の内容を確認し、その内容が、家電機器に対して家電機器の状態に関する情報を送信するよう指示する内容であれば、前記制御頻度確認部が、前記受信部が制御信号を受信した頻度を確認するように制御する、ことを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の遠隔操作システムの中継装置。
これによって、第2の制御信号からの制御信号が、家電機器に対して家電機器の状態に関する情報を送信するよう指示する内容であれば、第1の制御信号によるサービスを妨げることなく以降の処理を継続して実行することが可能となる。
第10の発明は、遠隔操作を行うための第1の制御装置又は第2の制御装置から送信される制御信号を、家電機器に対して送信する遠隔操作システムの制御方法であり、前記第1の制御装置または前記第2の制御装置からの制御信号を受信部で受信するステップと、前記受信部で受信した制御信号を家電機器に向けて送信部で送信するステップと、前記第1の制御装置からの制御信号を受信すると、計時部で所定時間の計時を行うステップと、前記計時部が所定時間の計時を完了するまでに、前記送信部は、前記第1の制御装置からの制御信号を送信し、第2の制御装置からの制御信号は制御内容に応じて送信又は送信を禁止するステップ、を実行する遠隔操作システムの制御方法。
これによって、第1の制御装置からの制御信号は所定時間ごとに家電機器に送信することが可能であると共に、第2の制御装置からの制御信号は制御内容に応じて送信又は送信の禁止が可能である。このため、1台の家電機器を複数の制御装置で秩序をもって制御することが可能となる。
第11の発明は、遠隔操作を行うための第1の制御装置又は第2の制御装置から送信される制御信号を、家電機器に対して送信する遠隔操作システムの制御方法であり、前記第1の制御装置または前記第2の制御装置からの制御信号を受信部で受信するステップと、前記受信部で受信した制御信号を家電機器に向けて送信部で送信するステップと、前記第1の制御装置からの制御信号を受信すると、計時部で所定時間の計時を行うステップと、前記計時部が所定時間の計時を完了するまでに、制御部は、前記第1の制御装置からの制御信号の送信を計数し、計数した数が所定数以上であれば、第2の制御装置からの制御信号の送信を禁止するステップ、を実行する遠隔操作システムの制御方法である。
これによって、第1の制御装置からの制御信号が頻繁に家電機器に送信されていれば、その制御信号を優先的に送信することが可能である。このため、1台の家電機器を複数の制御装置で秩序をもって制御することが可能となる。
第12の発明は、前記計時部が所定時間の計時を完了するまでに、制御部は、前記第1
の制御装置からの制御信号の送信を計数し、計数した数が所定数未満であれば、第2の制御装置からの制御信号の送信を許可するステップ、を実行する、請求項11に記載の遠隔操作システムの制御方法。
これによって、第1の制御装置からの制御信号が頻繁に家電機器に送信されていなければ、第2の制御装置からの制御信号を優先的に送信することが可能である。このため、1台の家電機器を複数の制御装置で秩序をもって制御することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の遠隔操作システムの概略図である。
図1に示すように、本発明の遠隔操作システムは、第1の制御装置101、第2の制御装置102、サーバ103、ブロードバンドルータ104、中継装置105、家電機器106、第3の制御装置1001、第4の制御装置1002から構成されている。そして、家電機器106には、中継装置105と通信を行うためのアダプタ107が内蔵されている。なお、アダプタ107は家電機器106に外付けされる形態であってもよい。
尚、第1の制御装置101と第2の制御装置102は、例えばスマートフォンや携帯電話装置といった通信端末であり、第3の制御装置1001、第4の制御装置1002は例えば、パーソナルコンピュータ等の宅内端末である。
以降の説明において、制御装置の一例として第1の制御装置101を挙げて説明する。
図1において、第1の制御装置101には遠隔操作に必要なアプリケーションがインストールされている。また、第1の制御装置101からサーバ103への通信方法には様々な形態が考えられる。
例えば、基地局等を介して第1の制御装置101からサーバ103へ通信を行う場合には、3G(Third Generation)や、LTE(Long Term Evolution)(登録商標)といった規格に準拠した移動通信システムを利用することが考えられる。
一方、家庭内やオフィス内等の近距離通信では、公衆WiFi(Wireless Fidelity)といった無線LAN(Local Aera Network)の規格に準拠したネットワークを利用して、ルータ等を介して第1の制御装置101からサーバ103へ通信を行うことが可能である。
図1において、サーバ103は、第1の制御装置101から送られてきた制御信号を解読して、家電機器106が接続されている通信回線を特定する。この通信回線は、インターネット回線(ADSLや光ケーブルなど)に代表される宅外回線を介してサーバ103と通信を行うブロードバンドルータ104と、家庭内LANに代表される宅内回線を介してブロードバンドルータ104と接続する中継装置105によって決定される。
図1において、第1の制御装置101から送られてきた制御信号は、ブロードバンドルータ104が固定ネットワークアドレス(固定IPアドレスなど)で管理されている場合は、サーバ103からブロードバンドルータ104を通して、中継装置105に送信することができる。また、第3の制御装置1001、および第4の制御装置1002はWiF
i(Wireless Fidelity)などの無線接続や、LAN(Local Aera Network)などの有線接続によってブロードバンドルータ104、中継装置105を通して家電機器106と通信する。
ブロードバンドルータ104が可変ネットワークアドレス(DHCPなど)で管理されている場合は、中継装置105がブロードバンドルータ104及びサーバ103を介して第1の制御装置101から送られてきた制御信号を取得する。ここで、サーバ103は固定ネットワークアドレスで管理されているものとする。
図1において、中継装置105は第1の制御装置101から送られてきた制御信号を解読して、制御する家電機器106を特定する。中継装置105は、アダプタ107を介して、家電機器106に制御信号を送信する。中継装置105とアダプタ107との間の通信は、特定小電力無線やWiFi(Wireless Fidelity)などの無線接続や、LAN(Local Aera Network)などの有線接続によって行われる。
以降の説明においては、サーバ103を介した第1の制御装置101、および第2の制御装置102について例をあげて説明するが、第3の制御装置1001、および第4の制御装置1002についてはサーバ103を経由して家電機器106を制御する場合やサーバ103を経由せずに家電機器106を制御する場合があるが、どちらの場合においても各制御装置から家電機器106への通信は同様であるため、説明は省略する。
図2は、本実施の形態1における遠隔操作システムを構成する第1の制御装置101、第2の制御装置102、第3の制御装置1001および第4の制御装置1002、中継装置105、アダプタ107のブロック図である。サーバ103、ブロードバンドルータ104のブロック図は省略する。
図2に示すように、第1の制御装置101、第2の制御装置102、第3の制御装置1001および第4の制御装置1002は、以下に説明する各ブロックを有している。
家電機器への制御信号の選択や家電機器の操作結果などを表示する、例えば液晶表示装置からなる表示部201と、ユーザの操作を受け付ける例えばタッチパネルや複数のキー等からなる操作部202と、サーバ103やブロードバンドルータ104を経由して中継装置105と通信を行う送受信部203と、操作部202からの入力や送受信部203からの信号に応じて表示部201に表示する内容を決定したり、操作部202からの入力に応じて、送受信部203に中継装置105へ送信するためのデータを決定するといった、各ブロックへの制御を司る、例えばCPU(Central Processing Unit)からなる制御部204等を有している。
中継装置105は、以下に説明する各ブロックを有している。
家電機器へアクセスする制御装置の識別番号(以下、ID)を記憶するID記憶部205と、ID記憶部205で記憶されたIDの制御装置が家電機器へ優先的にアクセスできる時間(例えば、2分)を計時する計時部206と、各回路の制御を司る制御部208と、
第1の制御装置101、102、1001,1002から受信した制御信号の制御内容を確認するための制御内容確認部209と、制御装置およびアダプタ107と通信を行う送受信部221と、を有している。
尚、制御部208は、計時部206で計時する時間に基づきID記憶部205で記憶さ
せるID、送受信部221が各制御装置とアダプタ107の間で送受信するデータ、等の各種情報の管理も行う。
アダプタ107は、中継装置105と通信を行う送受信部212と、家電側インターフェースに準じた信号変換を行う家電機器接続部214と、送受信部212が中継装置105とやりとりするデータや、家電機器接続部214が家電機器とやりとりするデータ等を管理し、各回路の制御を司る制御部213等を有している。
なお、送受信部221と送受信部203における通信には、通信経路の途中にブロードバンドルータ104やサーバ103等が介在しているが、詳細な説明は省略する。
次に、第1の制御装置101と、第2の制御装置102から家電機器106が操作される場合の動作について図3を用いて説明する。
図3に示すように、第1の制御装置101の制御部204は、制御信号を中継装置105へ送信するように送受信部203を制御する(ステップS301)。
中継装置105の制御部208は、送受信部221が制御信号を受信したと判定すると(ステップS302)と、計時部206による所定時間(例えば、2分)の計時を開始し(ステップS303)、第1の制御装置101を特定するIDをID記憶部205に記憶する(ステップS304)。
続いて、制御部208は、制御信号をアダプタ107に送信するように送受信部221を制御する(ステップS305)。
アダプタ107の制御部213は、送受信部212が、ステップS305により送信された制御信号を受信したと判定すると(ステップS306)、その制御信号を家電機器106が受信可能な信号に変換し、変換した信号は家電機器接続部214を制御することにより家電機器106へ送信される(ステップS307)。これにより、家電機器106では受信した信号に従った制御が行われる。
次に、制御部204は、送受信部203を制御することにより、制御信号を中継装置105へ送信する(ステップS310)。尚、S310ステップでは、ステップS303において計時部206が計開始した所定時間の計時が既に終了しているものとする。
中継装置105の制御部208は、送受信部221が制御信号を受信したと判定すると(ステップS311)、計時部206による所定時間の計時(例えば2分)を開始し(ステップS312)、第2の制御装置102を特定するIDをID記憶部205に記憶する(ステップS313)。そして、アダプタ107に制御信号を送信するように送受信部221を制御する(ステップS314)。
アダプタ107の制御部213は、ステップS314により送信された制御信号を送受信部212が受信したと判定すると(ステップS315)、その制御信号を家電機器106が受信可能な信号に変換し、家電機器接続部214を制御することによりその信号を家電機器106へ送信する(ステップS316)。そして、家電機器106では受信した信号に従った制御が行われる。
このように、図3に示す動作は、中継装置105の制御部208が所定時間の計時が終了した後、第2の制御装置102が中継装置105へ制御信号を送信した場合の動作である。
尚、計時部206が計時する所定時間は、操作する家電機器106の種類によって異ならせても良く、また、所定時間の計時を2分間程度としたが、この所定時間は2分に限定されるものではない。
次に、ステップS303において開始した、制御部208による所定時間の計時が終了する前に、第2の制御装置102が制御信号を中継装置105へ送信した場合の動作を、図4を用いて説明する。
なお、図4においてステップS301〜ステップS307では図3と同様の処理が行われるため、説明を省略する。
ステップS10において、第2の制御装置102の制御部204は、制御信号を中継装置105へ送信するように送受信部203を制御する。中継装置105の制御部208は、送受信部221が制御信号をしたと判定すると(ステップS411)、制御内容確認部209が、受信した制御信号の制御内容を確認する(ステップS420)。
S420ステップにおける制御内容の確認の一例としては、例えば、制御内容確認部209が、ID記憶部205に格納されている第1の制御装置101のIDと、送受信部221が受信した第2の制御装置102のIDとを比較する。
尚、ここでは、ID記憶部205に格納されている第1の制御装置101のIDと、送受信部221が受信した第2の制御装置102のIDと異なるため、S303ステップで計時を開始してから所定時間以内に異なる制御装置から制御信号が送信されてきたと制御部208が判定する。
制御部208は、送受信部221を制御することにより、ステップS410で制御信号を送信してきた制御装置(ここでは、第2の制御装置102)に対して、制御信号の受信を拒否することを示す信号を送信する。
第2の制御装置102の制御部204は、送受信部203が拒否通知信号を受信したと判定すると(ステップS413)、操作しようとした家電機器が他の制御装置(例えば、第1の制御装置101)により優先的に操作中であることを示すメッセージを表示部201に表示させる。
このように、図4に示す制御では、中継装置105が制御信号を受信してから所定時間以内に異なる制御装置から制御信号を受信すると、その制御信号の受信を拒否する制御を中継装置105側が行う。
図4に示す制御において、以下のように制御する構成としても良い。
例えば、制御内容確認部209が、直前に第1の制御装置101から受信した家電機器を制御する制御内容(例えば、エアコンであれば冷房開始のタイマ予約等)と、S411ステップで受信した制御内容との比較を行い、一致するか否かを制御部208が判定する構成としても良い。より具体的には、受信した2つの制御信号が、共にエアコンのタイマ予約の制御内容であれば一致と判定し、一方の制御信号がエアコンのタイマ予約の制御内容で、片方の制御信号がエアコンの冷房温度の変更の制御内容であれば、不一致と判定する。
或いは、制御内容確認部209が、直前に第1の制御装置101から家電機器が何らか
の動作を行うように指示する制御内容(例えば、温度設定、タイマ予約、電源オン、オフ、といった何らかの動作を伴う制御内容)であり、一方、S411ステップで受信した制御内容が、現在の家電機器の状態を示す情報を送信するように指示する制御内容(例えば、情報とは、現在の温度設定の情報、現在の家電機器が実行している動作がどのような動作であるかを示す情報等)である場合には、制御内容が不一致であると制御部208が判定するような構成としても良い。
即ち、家電機器が何らかの動作を実行したり設定を変更したりするような内容の制御信号と、家電機器が何らかの動作を実行する必要がなく、家電機器の設定状態や動作状態等の情報を送信するように指示する内容の制御信号という、2つの制御信号を受信した場合には不一致であると制御部208は判定する。
以上の通り、中継装置105の制御部208は、制御信号を送信した制御装置が優先的に家電機器を操作できる第1の制御装置101ではなく第2の制御装置102であると判断し、或いは受信した制御信号の制御内容から、中継動作を行わないと判定した場合、制御信号を受け付けず、拒否通知信号を第2の制御装置102に送信するよう送受信部221を制御する。
図5は、本実施の形態1における中継装置105で行う処理のフローチャートであり、図4に示す動作を中継装置105側でどのように処理を行っているか具体的に示したものである。
図5に示すように、中継装置105の制御部208は、送受信部221が家電機器への制御信号を受信したと判定すると(ステップS501)、計時部206が所定時間の計時を完了したか否か判定する(ステップS502)。
ステップS502において、既に計時部206が所定時間の計時を完了していれば、制御部208は、計時部206による計時を開始させ(ステップS503)、制御信号を送信した制御装置を特定するIDをID記憶部205に記憶させ(ステップS504)、送受信部221を制御することにより制御信号をアダプタ107に送信させる(ステップS505)。
一方、ステップS502において、制御部208は、計時部206が所定時間の計時を完了していないと判定すると、制御信号の送信元の制御装置を特定するIDが、既にID記憶部に記憶されているIDと一致しているかどうか判定する(ステップS506)。
ステップS506においてIDの一致が確認されれば、制御部208は、送受信部221を制御することにより、制御信号をアダプタ107に送信させる(ステップS505)。
またステップS506において一致が確認されなければ、制御部208は、受信した制御信号の制御内容を確認するように制御内容確認部209を制御する(ステップS508)。
制御部208は、制御内容が条件に一致したと判定すると、送受信部221を制御することにより、制御信号をアダプタ107に送信させる(ステップS505)。一方、制御内容が条件に一致しない場合には、制御信号の送信元である制御装置に対して拒否通知信号を送信するように、送受信部221を制御する(ステップS507)。

尚、制御内容が条件に一致するか否かについてであるが、先ほど図4の動作でも説明し
たが、例えば、異なる種類の制御信号を受信すると不一致、同じ種類の制御信号を受信すると一致、と制御部208が判定する。
具体的には、例えば2つの種類の制御信号が存在し、一方の制御信号は、中継装置105から家電機器106に送信する制御内容が、家電機器106に何らかの動作、例えば、エアコンであれば、冷房や暖房のオンオフ、タイマ予約、温度変更等の動作を指示する内容である。
他方の制御信号は、家電機器106が何らかの動作を必要としない制御内容、例えば、エアコンの現在の設定状態(例えば、温度、冷房か暖房のどちらであるか、タイマ予約を既に行った場合における予約動作開始時刻等)に関わる情報を送信するように指示する制御内容である。
尚、制御内容確認部209が、受信した制御信号の制御内容の確認等を行う構成としたが、制御内容確認部209を行う処理を、制御部208が行う構成としても構わない。
以上のように、本実施の形態によれば、複数の制御信号の内容を中継装置105で確認し、所定の条件によって中継するかしないかを決定することにより、家電機器を複数の制御装置で秩序をもって制御する遠隔操作システムを実現できる。
なお、計時部206による所定時間の計時は、制御信号の送信元の第1の制御装置101を特定するIDに応じて、その値を変えるようにしてもよい。また、所定時間は、制御信号の送信先である家電機器の種類に応じて、その値を変えるようにしてもよい。
また、本実施の形態では図示しないが、ID記憶部205や計時部206、制御内容確認部209をブロードバンドルータ104やサーバ103やアダプタ107や家電機器106に備えて、図3、図4、図5の処理を中継装置105の代わりに行う構成でも実現できる。
図6は、制御内容確認部209が確認した制御内容が家電機器106の状態に関する情報を取得する場合や通信経路の確認等であった場合の説明である。なお、図6においてステップS301〜ステップS411は図4と同様であり説明を省略する。
中継装置105の制御部108は、制御内容確認部209が確認した制御内容が家電機器106の状態を示す情報の取得や通信経路の確認であった場合には、家電機器106に対して何らかの動作を指示する内容ではないため、制御信号を家電機器106へ中継しても秩序のない制御になることはない。
そこで、制御部108は、送受信部221を制御することにより、制御信号を送信させ(ステップS305)、アダプタ107の送受信部212は制御信号を受信して(ステップS306)この制御信号を家電機器接続部214が、家電機器106へ送信する(ステップS307)。
尚、ステップS410以降の動作は、ステップS303で所定時間の計時を開始し、計時が終了した後の動作であっても、或いは、所定時間の計時が継続している最中であっても、実行する形態にしても構わない。
このように、図6に示す動作では、家電機器106が何らかの動作を必要としない制御内容、例えば、エアコンの現在の設定状態(例えば、温度、冷房か暖房のどちらであるか、タイマ予約を既に行った場合における予約動作開始時刻等)に関わる情報を送信するよ
うに指示する制御内容や、通信経路の確認等の制御内容であれば、所定時間の計時が終了していても、或いは終了していなくても、家電機器106に制御信号を送信している。
家電機器106に何らかの動作を必要とする制御内容であれば、複数の異なる制御装置からの異なる制御指示が家電機器106に送られ、秩序を持った遠隔操作サービスをユーザが受けられない事態が発生する可能性があるが、家電機器の設定状態や動作状態等の情報を送信するように指示する内容の制御信号を家電機器106に送信しても、家電機器106の動作に影響を及ぼすことがないため、秩序を持った遠隔操作サービスをユーザが受けることが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、各制御装置からの制御内容を確認し、さらに制御の頻度を確認して中継する家電機器を選択するものである。
図7は、実施の形態2における遠隔操作システムの構成図である。
図7に示すように、本実施の形態における遠隔操作システムの構成図は、図2で示した実施の形態1と中継装置105の構成以外は同様である。
中継装置105は、図2に示した構成に、さらに制御内容確認部209で確認した制御信号の通信頻度を確認する制御頻度確認部210を備える。
この制御頻度確認部210は、所定時間(例えば、30分)の間に何回制御信号の受信或いは送信を行ったかを計数することにより、制御頻度を判定する。
次に、第1の制御装置101と第2の制御装置102から家電機器106が操作される場合について図8を用いて説明する。
ここで、第1の制御装置101から家電機器106への制御については、図3と同様であるため、説明は省略する。
中継装置105の制御部208は、送受信部221が制御信号を受信したと判定すると(ステップS411)、制御内容確認部209が制御信号の制御内容を確認した後(ステップS420)、制御頻度確認部210が制御信号の通信頻度の確認を行い(ステップS421)、この確認結果に応じて、制御部208は、送受信部221とアダプタ107を介して、家電機器106へ制御信号を送信するか否かを決定する(ステップS305)。
より具体的には図9に示すフローチャートを用いて説明する。図9は、本実施の形態2における中継装置105で行う処理のフローチャートである。
中継装置105での制御信号の制御内容の確認(ステップS508)と条件判定(ステップS509)までは図5と同様の処理を行うため、説明を省略する。
S508ステップでの制御内容の確認結果が、例えば、第1の制御装置101が家電機器106へ制御していた内容と一致した場合、ステップS509において一致と判定する。
すなわち、制御部208が、連続して関連する制御を家電機器106に行っていると判定した場合には、一致の判定であり、そうでなければ、例えば、第1の制御装置101が家電機器106に対して制御信号を送信している際に、異なる内容の制御信号を第2の制
御装置102が家電機器106に対して送信した場合には不一致と判定する。
続いて、中継装置105では、制御頻度を確認する(ステップS901)。
尚、制御頻度とは、例えば所定の時間内に制御装置が家電機器106に対して制御信号を送信している頻度であり、例えば、所定の時間内に例えば、エアコンの温度調整の制御信号が所定回数(例えば2回以上)送信されていれば、制御部208は、制御頻度が高いと判定し、制御信号を送信する(ステップS505)一方、そうでなければ制御頻度が低いと判定し、送受信部221を制御することにより拒否通知信号を送信させる(ステップS507)。
制御頻度が低い場合は、新たに来た異なる制御装置からの制御信号を中継しないと、ユーザが新たにサービスを利用したいにも関わらず利用できないため、送受信部221に制御信号を送信させる(ステップS505)。
逆に、制御頻度が高い場合は、制御信号を中継するとユーザにとって頻繁に利用する(或いはユーザが継続的に利用している)サービスを利用することができないため、制御信号を送信せず拒否通知信号を送信する(ステップS507)。
また、図10のような制御を行うことも可能である。
図9のステップS901とステップS902では、所定時間以内に制御信号を受信する回数が所定の回数以上であるか否かを判定していたが、図10のステップ901とステップS1001では、制御信号が所定の期間(例えば、30分)以内に制御信号を受信したと判定すると、ステップS505に処理を進め、送受信部221に制御信号を送信させ、一方、そうでなければ、ステップS507へ処理を進め、送受信部221に拒否通知信号を送信させる。
図10の処理では、制御信号を受信する期間が所定時間以内の頻度で受信している場合には、制御信号の受信頻度が高いため、制御信号を送信し、一方、制御信号を受信する期間が所定時間を越えた頻度で受信している場合には、制御信号の受信頻度が低いため、拒否通知信号を送信する。
(実施の形態3)
図11は、本発明の実施の形態3における中継装置105で行う処理のフローチャートである。
図7に示すように、本実施の形態における遠隔操作システムの構成図は、図2で示した実施の形態1と中継装置105の構成以外は同様である。
図11において、中継装置105の送受信部221が家電機器106への制御信号を受信する(ステップS501)と、制御部208は、計時部206が所定時間の計時を開始するように制御し(ステップS1101)、所定時間の計時が終了したか否かを判定する(ステップS502)。
ステップS502において、制御部208は、所定時間の計時が完了していると判定すると、ステップS503ステップに進んで所定時間の計時を開始させ、一方、そうでなければ、ステップS506へ処理を進める。
ステップS504では、制御部208は、制御信号の送信元の制御装置を特定するID
をID記憶部205に記憶し、ステップS505で、制御信号をアダプタ107に送信するように送受信部221を制御する。
ステップS506では、制御部208は、制御信号の送信元の制御装置を特定するIDが、既に記憶されているIDと一致しているかどうかを判定する。
ステップS506において一致が確認された場合は、制御部208は、送受信部221を制御することにより制御信号をアダプタ107に送信する(ステップS505)。
また、同時に、制御部208は、制御内容確認部209を制御することにより、制御信号の内容を確認する(ステップS1108)。
制御部208は、制御内容を確認した結果について条件に一致しているか否かを確認し、一致している場合は計時部の計時のリセットは行わない(ステップS1102)。一方、条件に一致していない場合は、計時部の計時をリセットして、再度計時部による計時を開始する(ステップS1101)。
また、制御部208は、ステップS506において一致が確認されなければ、制御内容確認部209において受信した制御信号の制御内容を確認する(ステップS508)。
制御部208は、制御内容が条件に一致すると判定すると、送受信部221を制御することにより、制御信号をアダプタ107に送信する(ステップS505)。一方、制御内容が条件に一致しない場合は、送受信部221を制御することにより、制御信号の送信元の制御装置に対して拒否通知信号を送信する(ステップS507)。

尚、ステップS1108とステップS508の制御内容の確認とは、例えば、制御内容確認部209が、異なる種類の制御信号を受信すると不一致、同じ種類の制御信号を受信すると一致、と制御部208が判定するというものである。
具体的には、例えば2つの種類の制御信号が存在し、一方の制御信号は、中継装置105から家電機器106に送信する制御内容が、家電機器106に何らかの動作、例えば、エアコンであれば、冷房や暖房のオンオフ、タイマ予約、温度変更等の動作を指示する内容である。
他方の制御信号は、家電機器106が何らかの動作を必要としない制御内容、例えば、エアコンの現在の設定状態(例えば、温度、冷房か暖房のどちらであるか、タイマ予約を既に行った場合における予約動作開始時刻等)に関わる情報を送信するように指示する制御内容である。
ステップS1108とステップS508の制御内容の確認とは、同一の制御装置、例えば、第1の制御装置101から制御信号を受信したか否かを確認する、構成としても良い。
或いは、制御内容確認部209が、異なる種類の制御信号を受信すると不一致、同じ種類の制御信号を受信すると一致、と制御部208が判定し、更には、同一の制御装置、例えば、第1の制御装置101から制御信号を受信したか否かを判定し、これらの組み合わせにより、ステップS1109とステップS509で、制御部208が条件に一致或いは不一致したと判定する構成としても良い。
尚、制御内容確認部209が、受信した制御信号の制御内容の確認等を行う構成としたが、制御内容確認部209を行う処理を、制御部208が行う構成としても構わない。
又、所定時間の計時を行う計時部206の機能を制御部208が有する構成としても構わない。
以上のように、本実施の形態によれば、家電機器を制御中の制御装置からの新たな制御においても、制御の内容を中継装置で確認し、条件によって制御信号を排他する期間の延長動作を選択することで、家電機器を複数の制御装置で秩序をもって制御する遠隔操作システムを実現できる。
尚、本実施例では家電機器で説明したがこれに限らず、業務用、事務用などネットワークに接続された電子機器を遠隔操作するシステムに幅広く適用できる。
以上のように、本発明にかかる遠隔操作システムの中継装置及び制御方法では、一台の家電機器を複数の制御装置により秩序をもって遠隔操作できる。
101 第1の制御装置
102 第2の制御装置
103 サーバ
104 ブロードバンドルータ
105 中継装置
106 家電機器
107 アダプタ
1001 第3の制御装置
1002 第4の制御装置

Claims (12)

  1. 遠隔操作を行うための第1の制御装置又は第2の制御装置から送信される制御信号を、家電機器に対して送信する遠隔操作システムの中継装置であって、
    前記第1の制御装置又は前記第2の制御装置からの制御信号を受信する受信部と、
    前記受信部で受信した制御信号を前記家電機器に向け送信する送信部と、
    前記制御信号の制御内容を確認する制御内容確認部と、
    前記第1の制御装置から制御信号を受信すると所定時間の計時を開始する時間計時部と、制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記受信部が前記第1の制御装置から制御信号を受信した際に、前記時間計時部が計時している時間が所定の期間以内であった場合、前記第1の制御装置からの制御信号を前記家電機器に向けて送信するように前記送信部を制御し、
    前記第1の制御装置から前記家電機器へ制御信号を送信中或いは送信後に、前記受信部が前記第2の制御装置から制御信号を受信した際に、前記制御内容確認部が確認した制御内容に応じて、前記第2の制御装置からの制御信号を前記家電機器に対して送信又は送信しないように前記送信部を制御する、ことを特徴とする遠隔操作システムの中継装置。
  2. 前記制御部が、前記制御内容確認部が、前記第2の制御装置からの制御信号が、現在制御中又は前回制御信号を送信した被制御装置に対して所定の動作を実行するように指示する制御信号であると判定すると、前記送信部は、前記第2の制御装置からの制御信号を前記家電機器へ送信することを禁止することを特徴とする、請求項1記載の遠隔操作システムの中継装置。
  3. 前記制御部は、前記制御内容確認部の制御内容確認結果が、被制御装置の状態に関する情報を取得する制御であると判定すると、前記送信部が、前記第2の制御装置からの制御信号を前記家電機器へ送信する、請求項1記載の遠隔操作システムの中継装置。
  4. 前記制御部は、前記制御内容確認部の制御内容確認結果が、制御装置と被制御装置間の通信経路に関する情報を取得する制御であると判定すると、前記送信部が、前記第2の制御装置からの制御信号を前記家電機器へ送信する、請求項1記載の遠隔操作システムの中継装置。
  5. 遠隔操作を行うための第1の制御装置又は第2の制御装置から送信される制御信号を、家電機器に対して送信する遠隔操作システムの中継装置であって、
    前記第1の制御装置又は前記第2の制御装置からの制御信号を受信する受信部と、
    前記受信部で受信した制御信号を前記家電機器に向け送信する送信部と、
    前記制御信号の制御内容を確認する制御内容確認部と、
    前記受信部が制御信号を受信する頻度を確認する制御頻度確認部と、
    前記第1の制御装置から制御信号を受信すると所定時間の計時を開始する時間計時部と、制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記受信部が前記第1の制御装置から制御信号を受信した際に、前記時間計時部が計時している時間が所定の期間以内であった場合、前記第1の制御装置からの制御信号を前記家電機器に向けて送信するように前記送信部を制御し、
    前記受信部が前記第2の制御装置から制御信号を受信した際に、前記制御内容確認部が前記第2の制御装置からの制御信号の内容を確認し、前記制御頻度確認部が確認した、前記受信部が制御信号を受信した頻度に応じて、前記第2の制御装置からの制御信号を前記送信部から送信するか否かを決定する、ことを特徴とする遠隔操作システムの中継装置。
  6. 前記制御部は、前記受信部が前記第2の制御装置から制御信号を受信した際に、前記制御頻度確認部が確認した、前記受信部が制御信号を受信した頻度が、所定の時間内に所定
    の回数以上であると判定すると、前記第2の制御装置からの制御信号を送信するように前記送信部を制御する、ことを特徴とする請求項5に記載の遠隔操作システムの中継装置。
  7. 前記制御部は、前記受信部が前記第2の制御装置から制御信号を受信した際に、前記制御頻度確認部が確認した、前記受信部が前記第1の制御装置から制御信号を受信した頻度が、所定の時間内に所定の回数以上であると判定すると、前記第2の制御装置からの制御信号の送信を禁止するように前記送信部を制御する、ことを特徴とする請求項5、又は6に記載の遠隔操作システムの中継装置。
  8. 前記制御部は、前記受信部が前記第2の制御装置から制御信号を受信した際に、前記制御内容確認部が前記第2の制御装置からの制御信号の内容を確認し、その内容が、家電機器に対して家電機器の機能を実行するように指示する内容であれば、前記第2の制御装置からの制御信号の送信を禁止するように前記送信部を制御する、ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の遠隔操作システムの中継装置。
  9. 前記制御部は、前記受信部が前記第2の制御装置から制御信号を受信した際に、前記制御内容確認部が前記第2の制御装置からの制御信号の内容を確認し、その内容が、家電機器に対して家電機器の状態に関する情報を送信するよう指示する内容であれば、前記制御頻度確認部が、前記受信部が制御信号を受信した頻度を確認するように制御する、ことを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の遠隔操作システムの中継装置。
  10. 遠隔操作を行うための第1の制御装置又は第2の制御装置から送信される制御信号を、家電機器に対して送信する遠隔操作システムの制御方法であり、
    前記第1の制御装置または前記第2の制御装置からの制御信号を受信部で受信するステップと、
    前記受信部で受信した制御信号を家電機器に向けて送信部で送信するステップと、
    前記第1の制御装置からの制御信号を受信すると、計時部で所定時間の計時を行うステップと、
    前記計時部が所定時間の計時を完了するまでに、前記送信部は、前記第1の制御装置からの制御信号を送信し、第2の制御装置からの制御信号は制御内容に応じて送信又は送信を禁止するステップ、を実行する遠隔操作システムの制御方法。
  11. 遠隔操作を行うための第1の制御装置又は第2の制御装置から送信される制御信号を、家電機器に対して送信する遠隔操作システムの制御方法であり、
    前記第1の制御装置または前記第2の制御装置からの制御信号を受信部で受信するステップと、
    前記受信部で受信した制御信号を家電機器に向けて送信部で送信するステップと、
    前記第1の制御装置からの制御信号を受信すると、計時部で所定時間の計時を行うステップと、
    前記計時部が所定時間の計時を完了するまでに、制御部は、前記第1の制御装置からの制御信号の送信を計数し、計数した数が所定数以上であれば、第2の制御装置からの制御信号の送信を禁止するステップ、を実行する遠隔操作システムの制御方法。
  12. 前記計時部が所定時間の計時を完了するまでに、制御部は、前記第1の制御装置からの制御信号の送信を計数し、計数した数が所定数未満であれば、第2の制御装置からの制御信号の送信を許可するステップ、を実行する、請求項11に記載の遠隔操作システムの制御方法。
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