JP2016205885A - 車両行動提案装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両と搭乗者の携帯端末との間で通信回線を設定することなく、車両の搭乗者に対して最適な情報を提案できる車両行動提案装置及び方法を提供する。
【解決手段】端末検出部42は、車両10に存在する携帯端末Dnを検出する。行動履歴情報生成部46及び記憶部38は、端末検出部42により検出された携帯端末Dnと車両10の行動とを関連付けて行動履歴情報50として記憶する。行動提案部48は、端末検出部42により検出された携帯端末Dnに関連付けられる行動を、記憶部38に記憶された行動履歴情報50から検索し、検索された行動を車両10の搭乗者に対して提案する。
【選択図】図1
【解決手段】端末検出部42は、車両10に存在する携帯端末Dnを検出する。行動履歴情報生成部46及び記憶部38は、端末検出部42により検出された携帯端末Dnと車両10の行動とを関連付けて行動履歴情報50として記憶する。行動提案部48は、端末検出部42により検出された携帯端末Dnに関連付けられる行動を、記憶部38に記憶された行動履歴情報50から検索し、検索された行動を車両10の搭乗者に対して提案する。
【選択図】図1
Description
この発明は、車両の搭乗者に対して最適な行動を提案する車両行動提案装置及び方法に関する。
現在、車両の搭乗者に対して最適な情報を提案する装置が開発されている。例えば、特許文献1は、車両の搭乗者の好みに応じた目的地情報を、車載器(ナビゲーションユニット)を介して提案する装置を示す。この装置において、先ず車載器は搭乗者が所有する携帯端末に対して履歴保存指令を送信する。履歴保存指令を受信した携帯端末は、搭乗者が車外で訪問した訪問地の位置情報を記憶する。搭乗者が車両に戻ると、車載器は搭乗者が所有する携帯端末に対してデータ送信指令を送信する。データ送信指令を受信した各携帯端末は、記憶した訪問地の位置情報を車載器に送信する。車載器は訪問地の情報をサービスセンタに送信し、サービスセンタは訪問地の情報を蓄積する。次に搭乗者が車載器を操作して情報提供を要求すると、サービスセンタは搭乗者の未訪問地情報を提供する。
特許文献1の装置は、車載器と搭乗者が所有する携帯端末との間で通信回線を設定したうえで、互いに各種指令や各種情報を送受信している。しかし、通信回線の設定には手間が掛る。また、個人情報保護の観点から、車載器に対する情報(訪問地の位置情報)の提供を好まない搭乗者がいる可能性がある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、車両と搭乗者の携帯端末との間で通信回線を設定することなく、車両の搭乗者に対して最適な情報を提案できる車両行動提案装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明に係る車両行動提案装置は、車両内の携帯端末を検出する端末検出部と、前記端末検出部により検出された前記携帯端末と前記車両の行動とを関連付けて行動履歴情報として記憶する記憶部と、前記端末検出部により検出された前記携帯端末に関連付けられる前記行動を、前記記憶部に記憶された前記行動履歴情報から検索し、検索された前記行動を前記車両の搭乗者に対して提案する行動提案部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、車両内で検出された携帯端末と車両の行動とを関連付けて行動履歴情報として記憶する。このため、次回以降で同一の携帯端末が検出されたときに、記憶された行動履歴情報に基づいて、搭乗者に対して適切な行動を提案できる。また、本発明によれば、車両と携帯端末との間で通信回線が設定されて個人情報が提供されるのではなく、車両内に存在する携帯端末が検出されるのみである。このため、車両と携帯端末との間で通信回線を設定する必要がなく、手間が掛らない。また、携帯端末から車両に個人情報が提供されないため、個人情報は保護される。
本発明に係る車両行動提案装置においては、前記車両のドアの開閉動作を検出するドア開閉検出部を更に備え、前記端末検出部は、前記ドア開閉検出部により前記ドアの開動作及び/又は閉動作が検出されたときに、前記携帯端末の検出を実行するようにしてもよい。
本発明によれば、搭乗者の構成が変更される可能性があるドアの開閉時に、携帯端末の再検出を行うため、常に携帯端末を正確に把握することができ、より適切な行動を提案できる。
本発明に係る車両行動提案装置においては、前記携帯端末を登録する端末登録部を更に備え、前記端末検出部は、所定の走行時に、所定時間毎又は所定走行距離毎に、前記携帯端末の検出を実行し、前記端末登録部は、前記所定の走行時に、前記端末検出部により所定回数以上検出された前記携帯端末を登録し、前記記憶部は、前記端末登録部により登録された前記携帯端末と前記車両の行動とを関連付けて行動履歴情報として記憶するようにしてもよい。
本発明は、携帯端末の検出を複数回行い、所定回数以上検出された携帯端末を登録する。そして、登録された携帯端末と車両の行動とを関連付けて行動履歴情報として記憶する。本発明によれば、携帯端末の誤検出、例えば、歩行者の携帯端末や隣の車両内の携帯端末が検出されたとしても、そうした携帯端末を除外することができる。結果として、行動履歴情報の精度が向上すると共に、行動履歴情報を記憶するための記憶容量を節約することができる。
本発明に係る車両行動提案装置においては、前記携帯端末を登録する端末登録部を更に備え、前記端末検出部は、所定の走行時に、所定時間毎又は所定走行距離毎に、前記携帯端末の検出を実行し、前記端末登録部は、前記所定の走行時に、前記端末検出部により第1所定回数以上検出され、且つ、前記第1所定回数以上検出された回数が第2所定回数以上である前記携帯端末を登録し、前記記憶部は、前記端末登録部により登録された前記携帯端末と前記車両の行動とを関連付けて行動履歴情報として記憶するようにしてもよい。
本発明は、携帯端末の検出を複数回行い、第1所定回数以上検出され且つ第1所定回数以上検出された回数が第2所定回数以上である携帯端末を登録する。そして、登録された携帯端末と車両の行動とを関連付けて行動履歴情報として記憶する。本発明によれば、たまたま同乗した搭乗者の携帯端末を除外することができる。結果として、行動履歴情報の精度が向上すると共に、行動履歴情報を記憶するための記憶容量を節約することができる。
本発明に係る車両行動提案方法は、車両内の携帯端末を検出する端末検出工程と、前記端末検出工程で検出された前記携帯端末と前記車両の行動とを関連付けて行動履歴情報として記憶する履歴記憶工程と、前記端末検出工程で検出された前記携帯端末に関連付けられる前記行動を、前記記憶部に記憶された前記行動履歴情報から検索し、検索された前記行動を前記車両の搭乗者に対して提案する行動提案工程と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る車両行動提案方法においては、前記車両のドアの開閉動作を検出するドア開閉検出工程を更に備え、前記端末検出工程では、前記ドア開閉検出工程により前記ドアの開動作及び/又は閉動作が検出されたときに、前記携帯端末の検出を実行するようにしてもよい。
本発明に係る車両行動提案方法においては、前記携帯端末を登録する端末登録工程を更に備え、前記端末検出工程では、所定の走行時に、所定時間毎又は所定走行距離毎に、前記携帯端末の検出を実行し、前記端末登録工程では、前記所定の走行時に、前記端末検出工程により所定回数以上検出された前記携帯端末を登録し、前記履歴記憶工程では、前記端末登録工程で登録された前記携帯端末と前記車両の行動とを関連付けて行動履歴情報として記憶するようにしてもよい。
本発明に係る車両行動提案方法においては、前記携帯端末を登録する端末登録工程を更に備え、前記端末検出工程では、所定の走行時に、所定時間毎又は所定走行距離毎に、前記携帯端末の検出を実行し、前記端末登録工程では、前記所定の走行時に、前記端末検出工程で第1所定回数以上検出され、且つ、前記第1所定回数以上検出された回数が第2所定回数以上である前記携帯端末を登録し、前記履歴記憶工程では、前記端末登録工程で登録された前記携帯端末と前記車両の行動とを関連付けて行動履歴情報として記憶するようにしてもよい。
本発明によれば、次回以降で同一の携帯端末が検出されたときに、記憶された行動履歴情報に基づいて、搭乗者に対して適切な行動を提案できる。また、本発明によれば、車両と携帯端末との間で通信回線が設定されて個人情報が提供されるのではなく、車両内に存在する携帯端末が検出されるのみである。このため、車両と携帯端末との間で通信回線を設定する必要がなく、手間が掛らない。また、携帯端末から車両に個人情報が提供されないため、個人情報は保護される。
以下、本発明に係る車両行動提案装置について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
[車両行動提案装置12の構成]
[車両行動提案装置12の構成]
図1に示すように、車両10に備えられる車両行動提案装置12は、各ドア14の開閉動作を検出するドアセンサ16と、車両10の搭乗者により操作される操作部18と、本実施形態における各種処理を行う制御部20と、を備える。
操作部18は、車両10の搭乗者により操作される操作機器、ここではナビゲーション装置24と補機26を備える。ナビゲーション装置24は、GPSアンテナ、GPSレシーバ、方位センサ、車速センサ、ナビゲーション用コンピュータ、地図データ等を備える。更に、道路案内情報を表示するディスプレイ28と、道路案内情報を音声出力するスピーカ30を備える。また、ナビゲーション装置24は、ディスプレイ28に設けられるタッチパネル、リモコン、スイッチ等のような入力装置を備える。補機26は、例えばAV機器、エアコン、車両10の運転モード調整装置、シート位置の調整装置等を含む。ナビゲーション装置24及び補機26になされた操作や動作は、車両10の行動情報として取得され、制御部20に送信される。
制御部20は、ECUにより構成される。ECUは、マイクロコンピュータを含む計算機であり、CPU(中央処理装置)、メモリであるROM(EEPROMも含む。)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、その他、A/D変換器、D/A変換器等の入出力装置等を有する。ECUは、CPUがROMに記録されているプログラムを読み出し実行することで各種機能実現部(機能実現手段)、例えば制御部、演算部、及び処理部等として機能する。本実施形態で制御部20を構成するECUは、端末判定部34及び行動情報処理部36として機能する。更に制御部20は記憶部38及び通信部40を有する。なお、ECUを複数に分割することも可能である。
端末判定部34は端末検出部42及び端末登録部44を備える。端末検出部42は、通信部40を介して車両10の内部に存在する携帯端末Dnを検出するように構成される。一例として、端末検出部42は、通信部40に携帯端末Dnの検出処理(以下、スキャンという。)を実行させて、スキャンに反応した携帯端末Dnを車両10の内部に存在するものとして検出するように構成される。この際、端末検出部42は、携帯端末Dnの固有の識別子(以下、IDとする。)を取得する。端末登録部44は、端末検出部42により検出される携帯端末Dnの検出回数をカウントし、所定条件を満たした携帯端末Dnを車内存在端末として登録するように構成される。
行動情報処理部36は行動履歴情報生成部46及び行動提案部48を備える。行動履歴情報生成部46は、端末検出部42により検出された携帯端末DnのIDと、操作部18で取得される車両10の行動情報と、を関連付けて行動履歴情報50を生成し、その行動履歴情報50を記憶部38に記憶するように構成される。行動提案部48は、端末検出部42により検出された携帯端末Dnに関連付けられる車両10の行動情報を、記憶部38に記憶される行動履歴情報50から検索するように構成される。更に行動提案部48は、検索された車両10の行動情報を操作部18のナビゲーション装置24に送信して、ディスプレイ28に表示させることにより、搭乗者に対して行動を提案するように構成される。
記憶部38はメモリを備え、メモリに行動履歴情報50と車内存在判定数情報52とを記憶する。行動履歴情報50は、車両10の行動情報と、その行動時に車両10の内部に存在していた携帯端末Dnとを対応付けたものである。行動履歴情報50の一例を図2に示す。行動履歴情報50は、デバイス61、カテゴリ62、大〜小項目63〜65、一緒に存在したデバイス66、日時傾向67、回数68等の情報からなる。デバイス61としては、検出された携帯端末DnのIDが記憶される。カテゴリ62としては、車両10の行動の種類が記憶される。大〜小項目63〜65としては、カテゴリ62の詳細情報が記憶される。一緒に存在したデバイス66としては、デバイス61と共に検出された携帯端末DnのID及び同乗回数が記憶される。日時傾向67としては、その行動の発生日(平日・休日)と発生時間帯(朝・昼・夕方・夜)が記憶される。回数68としては、デバイス61に記録される携帯端末Dnと大〜小項目63〜65のうち最下位の項目との組み合わせの発生回数が記憶される。車内存在判定数情報52は、携帯端末Dn毎に車内存在端末として判定された回数Rn(以下、車内存在判定数Rnという。)を記録するものである。
通信部40はBluetooth(登録商標、以下Btという。)通信部54及びWiFi(登録商標)通信部56を備える。Bt通信部54はBt送受信機及びアンテナを備えており、端末検出部42から出力されるスキャン指令に応じてスキャン信号を発信し、Bt機能を備えた携帯端末Dn(例えば携帯端末D1、D2)から返信されるID情報を受信する。WiFi通信部56はWiFi送受信機及びアンテナを備えており、端末検出部42から出力されるスキャン指令に応じてスキャン信号を発信し、WiFi機能を備えた携帯端末Dn(例えば携帯端末D3、D4)から返信されるID情報を受信する。
携帯端末Dnは、スマートフォン、携帯電話、PDA、ウェアラブル端末、タブレット端末、ノートパソコン、携帯用ゲーム機、携帯音楽プレーヤ等、固有のIDを有し、且つ、Bt機能やWiFi機能を備えるモバイル端末である。
[車両行動提案装置12の処理]
本実施形態に係る車両行動提案装置12では、車両10に存在する携帯端末Dnと車両10の行動とを関連付けて記憶する行動履歴情報記憶処理(図5)と、車両10に存在する携帯端末Dnに応じた車両10の行動を提案する車両行動提案処理(図6)と、が並行して行われる。更に、行動履歴情報記憶処理及び車両行動提案処理の際には、車両10に存在する携帯端末Dnを判定する車内端末判定処理(図3)が行われる。説明の便宜上、先ず図3、図4を用いて車内端末判定処理を説明し、その後に図5、図6を用いて行動履歴情報記憶処理及び車両行動提案処理を説明する。
本実施形態に係る車両行動提案装置12では、車両10に存在する携帯端末Dnと車両10の行動とを関連付けて記憶する行動履歴情報記憶処理(図5)と、車両10に存在する携帯端末Dnに応じた車両10の行動を提案する車両行動提案処理(図6)と、が並行して行われる。更に、行動履歴情報記憶処理及び車両行動提案処理の際には、車両10に存在する携帯端末Dnを判定する車内端末判定処理(図3)が行われる。説明の便宜上、先ず図3、図4を用いて車内端末判定処理を説明し、その後に図5、図6を用いて行動履歴情報記憶処理及び車両行動提案処理を説明する。
<車内端末判定処理>
図3、図4を用いて車内端末判定処理を説明する。車内端末判定処理は、ACCオン及びドア14の開閉毎に車両10に存在する携帯端末Dnを検出して車内存在端末として登録する処理である。
図3、図4を用いて車内端末判定処理を説明する。車内端末判定処理は、ACCオン及びドア14の開閉毎に車両10に存在する携帯端末Dnを検出して車内存在端末として登録する処理である。
ステップS1にて、端末検出部42はスキャン回数nに初期値0をセットする。次にステップS2にて、端末検出部42はスキャン回数nにn+1をセットする。例えば、1回目のスキャン時にスキャン回数を1とし、2回目のスキャン時にスキャン回数を2とする。
ステップS3にて、端末検出部42はBt通信部54にスキャン指令を出力する。Bt通信部54はスキャン指令に応じてスキャン信号を発信する。Bt機能を備えた携帯端末Dn、例えば携帯端末D1、D2は、Bt通信部54が発信するスキャン信号に応答し、IDを返信する。Bt通信部54は携帯端末DnのIDを取得し、端末検出部42に送信する。このようにして端末検出部42はBt機能を備えた携帯端末Dn(D1、D2)を検出する。更に端末検出部42は携帯端末Dn(D1、D2)をIDに基づいて判別する。
ステップS4にて、端末検出部42はWiFi通信部56にスキャン指令を出力する。WiFi通信部56はスキャン指令に応じてスキャン信号を発信する。WiFi機能を備えた携帯端末Dn、例えば携帯端末D3、D4は、WiFi通信部56が発信するスキャン信号に応答し、IDを返信する。WiFi通信部56は携帯端末DnのIDを取得し、端末検出部42に送信する。このようにして端末検出部42はWiFi機能を備えた携帯端末Dn(D3、D4)を検出する。端末検出部42は携帯端末Dn(D3、D4)をIDに基づいて判別する。
ステップS5にて、端末検出部42はn回目のスキャンで検出された携帯端末DnのカウンタCnに1を加算する。例えば、携帯端末Dnの検出回数を既にカウントしていたとすると、携帯端末Dnの検出回数カウンタCnに1を加算する。一方、携帯端末Dnが初めて検出されたとすると、携帯端末Dnの検出回数カウンタCnを設定すると共に初期値1を設定する。
ステップS6にて、端末検出部42はスキャン回数nがスキャン終了回数N以上か否かを判定する。スキャン回数nがスキャン終了回数N以上の場合(ステップS6:YES)、端末検出部42はスキャンを終了する。そして処理はステップS8に移行する。一方、スキャン回数nがスキャン終了回数N未満の場合(ステップS6:NO)、端末検出部42は更なるスキャンを行う。処理はステップS7に移行する。
ステップS7にて、端末検出部42はn+1回目のスキャンのタイミングが到来したか否かを判定する。本実施形態では、スキャンのタイミングを車両10の走行距離で決めている。端末検出部42は、n回目のスキャン後に車両10が所定距離以上(例えば5km以上)移動したか否かを判定する。車両10が所定距離以上移動した場合(ステップS7:YES)、ステップS2に戻り、端末検出部42はn+1回目のスキャンを実行する。車両10が所定距離以上移動していない場合(ステップS7:NO)、端末検出部42は、車両10が所定距離以上移動するまでステップS7の判定を繰り返す。なお、スキャンのタイミングを車両10の走行距離でなく経過時間で決めることも可能である。
ステップS8にて、端末登録部44は端末検出部42により検出された各携帯端末Dnに対して端末登録処理を行う。端末登録処理については図4を用いて説明する。
ステップS11にて、端末登録部44は携帯端末DnのカウンタCnが第1所定回数F1以上か否かを判定する。Bt及びWiFiの電波は車両10の外部に届く。このため車内端末判定処理(図3)のステップS3及びステップS4のスキャンの際に車両10の外部に存在する携帯端末、例えば隣の車両内の携帯端末や歩行者の携帯端末等を誤って検出する可能性がある。本実施形態ではこうした携帯端末の誤検出を防止するために、ステップS3及びステップS4のスキャンをN(≧2)回実行するようにしている(ステップS6)。そして、第1所定回数F1以上検出された携帯端末Dnを車両10に存在するものと判定するようにしている(ステップS11)。携帯端末DnのカウンタCnが第1所定回数F1以上である場合(ステップS11:YES)、処理はステップS12に移行する。一方、携帯端末DnのカウンタCnが第1所定回数F1未満である場合(ステップS11:NO)、今回の車内端末判定処理でその携帯端末Dnは車内存在端末として登録されない。
ステップS12にて、端末登録部44は携帯端末DnのIDを用いて記憶部38の車内存在判定数情報52を検索し、携帯端末Dnの車内存在判定数Rnを取得する。
ステップS13にて、端末登録部44は携帯端末Dnが所定時間以内に車内存在端末として判定されたか否かを判定する。本実施形態では所定時間以内(例えば24h以内)に車内存在端末として判定された携帯端末Dnに関しては、既に車内存在判定数Rnがカウントされているものとし、次のステップS14で車内存在判定数Rnがカウントされないようにしている。所定時間以内に車内存在端末として判定されたか否かは、例えば、車内存在判定数情報52の更新日時により判定可能である。所定時間以内に車内存在端末として判定されている場合(ステップS13:YES)、処理はステップS15に移行する。一方、所定時間以内に車内存在端末として判定されていない場合(ステップS13:NO)、処理はステップS14に移行する。
ステップS14にて、端末登録部44は携帯端末Dnの車内存在判定数Rnに1を加算する。なお、車両10に初めて乗車する者の携帯端末Dnの車内存在判定数Rnは記憶部38の車内存在判定数情報52に存在しないため、ステップS12の処理で車内存在判定数Rnは取得されない。このような場合、端末登録部44は携帯端末Dnの車内存在判定数Rnを設定すると共に初期値1を設定する。
ステップS15にて、端末登録部44は携帯端末Dnの車内存在判定数Rnが第2所定回数F2以上か否かを判定する。車内存在判定数Rnが少ない(第2所定回数F2未満である)携帯端末Dnは、普段は車両10に同乗しないが今回はたまたま同乗した者のものである可能性がある。そのような携帯端末Dnについては、端末登録部44は車内存在判定数Rnをカウントするものの、車内存在端末として登録しないようにする。車内存在判定数Rnが第2所定回数F2以上である場合(ステップS15:YES)、処理はステップS16に移行する。一方、車内存在判定数Rnが第2所定回数F2未満である場合(ステップS15:NO)、今回の車内端末判定処理でその携帯端末Dnは車内存在端末として登録されない。
ステップS16にて、端末登録部44は、車内存在判定数Rnが第2所定回数F2以上である携帯端末Dnを車内存在端末として登録する。登録された携帯端末DnのIDは記憶領域に一時的に記憶されて保持される。
以上で説明した車内端末判定処理(端末登録処理を含む)により、車両10に存在する携帯端末Dnが検出され、そのうち所定条件を満たした携帯端末Dnが車内存在端末として登録される。そして、登録された携帯端末Dnを対象にして、行動履歴情報記憶処理(図5)及び車両行動提案処理(図6)が行われる。以下で行動履歴情報記憶処理及び車両行動提案処理を説明する。
<行動履歴情報記憶処理>
図5を用いて行動履歴情報記憶処理を説明する。行動履歴情報記憶処理は携帯端末Dnと車両10の行動情報とを関連付けて記憶する処理である。
図5を用いて行動履歴情報記憶処理を説明する。行動履歴情報記憶処理は携帯端末Dnと車両10の行動情報とを関連付けて記憶する処理である。
ステップS21にて、車両10のACCがオンにされると、ステップS22以降の処理が実行される。ステップS22にて、端末判定部34は先述の車内端末判定処理(図3)を行い、車内存在端末と判定した携帯端末DnのIDを登録する。
ステップS23にて、行動履歴情報生成部46は車内存在端末として登録された携帯端末DnのIDと、操作部18で取得された車両10の行動情報と、を関連付けて、行動履歴情報50として記憶部38に記憶させる。
例えば、IDがA、B、Cである3つの携帯端末Dnが登録されている状況で、車両10の搭乗者がナビゲーション装置24を操作し、目的地情報として「Xラーメン店」という店名又は電話番号等を入力したとする。ナビゲーション装置24は「Xラーメン店」までのルート案内を開始する。それと同時に、ナビゲーション装置24は「Xラーメン店」の情報を地図データから取得して制御部20に送信する。行動履歴情報生成部46は、車内存在端末として登録された携帯端末DnのIDと、ナビゲーション装置24から取得した「Xラーメン店」の情報等から、図2に示す行動履歴情報50aを生成する。
行動履歴情報50aのデバイス61には「A」というIDが記憶される。行動履歴情報50aのカテゴリ62には「POI(Point Of Interest)」という行動の種類が記憶される。行動履歴情報50aの大〜小項目63〜65には「レストラン」、「ラーメン」、「Xラーメン店」という詳細情報が記憶される。行動履歴情報50aの一緒に存在したデバイス66には「B:5」、「C:2」という他の携帯端末DnのIDと同乗回数が記憶される。行動履歴情報50aの日時傾向67には「平日昼」というそのときの日時傾向が記憶される。行動履歴情報50aの回数68には「5」という今回を含めた発生回数が記憶される。
図2に示す行動履歴情報50aは、IDが「A」である携帯端末Dnを主体とした情報であるが、IDが「B」、「C」である携帯端末Dnを主体とした情報(図示せず)も同時に生成される。
また例えば、IDが「A」である携帯端末Dnのみが登録されている状況で、車両10の搭乗者がナビゲーション装置24を操作し、ルート計算の方法を手動渋滞回避リルートにしたとする。ナビゲーション装置24は手動渋滞回避リルートによりルート計算を行う。それと同時に、ナビゲーション装置24は手動渋滞回避リルートが選択された旨を通知する情報を制御部20に送信する。行動履歴情報生成部46は、車内存在端末として登録された携帯端末DnのIDと、ナビゲーション装置24から取得した情報等から、図2に示す行動履歴情報50bを生成する。
行動履歴情報50bのデバイス61には「A」というIDが記憶される。行動履歴情報50bのカテゴリ62には「ルート」という行動の種類が記憶される。行動履歴情報50bの大項目63には「手動渋滞回避リルート」という詳細情報が記憶される。行動履歴情報50bの回数68には「3」という今回を含めた発生回数が記憶される。
また例えば、IDがAである携帯端末Dnのみが登録されている状況で、車両10が「Wケーキ店」の駐車場に停車したとする。ナビゲーション装置24は「Wケーキ店」の情報を地図データから取得して制御部20に送信する。行動履歴情報生成部46は、車内存在端末として登録された携帯端末DnのIDと、ナビゲーション装置24から取得した「Wケーキ店」の情報等から、図2に示す行動履歴情報50cを生成する。
行動履歴情報50cのデバイス61には「A」というIDが記憶される。行動履歴情報50cのカテゴリ62には「停車地点」という行動の種類が記憶される。行動履歴情報50cの大〜小項目63〜65には「ショッピング」、「スイーツ」、「Wケーキ店」という詳細情報が記憶される。行動履歴情報50cの日時傾向67には「休日夕方」というそのときの日時傾向が記憶される。行動履歴情報50cの回数68には「5」という今回を含めた発生回数が記憶される。
また、図2には示していないが、補機26が操作された場合、例えばエアコンの設定温度が設定された場合、運転モードが設定された場合、ラジオが選局された場合等でも同じように行動履歴情報50が生成され記憶される。
ステップS23の処理は、ACCがオフされず(ステップS24:NO)、且つ、ドア14の開閉動作がない場合(ステップS25:NO)に継続して行われる。
ステップS25にて、ドアセンサ16によりドア14の開動作及び/又は閉動作が検出されると(ステップS25:YES)、処理はステップS22に戻り、車内端末判定処理(図3)が改めて行われる。車両10の搭乗者の構成が変更される際にはドア14が開閉される。本実施形態ではドア14の開動作及び/又は閉動作が検出された場合に搭乗者の構成が変更されたものとみなし、改めて車内端末判定処理を実行して車内存在端末の登録をやり直すようにしている。
以上で説明した行動履歴情報記憶処理により、行動履歴情報50が記憶部38に蓄積される。
<車両行動提案処理>
図6を用いて車両行動提案処理を説明する。車両行動提案処理は車両10の搭乗者に対して嗜好に合った行動を提案する処理である。なお、上述したように、行動履歴情報記憶処理(図5)と車両行動提案処理(図6)は並行して行われる。このため、車両行動提案処理(図6)の一部処理は、行動履歴情報記憶処理(図5)の一部処理と重複する。具体的には、図6で示すステップS31、ステップS32、ステップS42、ステップS43の処理は、図5で示すステップS21、ステップS22、ステップS24、ステップS25の処理と重複する。
図6を用いて車両行動提案処理を説明する。車両行動提案処理は車両10の搭乗者に対して嗜好に合った行動を提案する処理である。なお、上述したように、行動履歴情報記憶処理(図5)と車両行動提案処理(図6)は並行して行われる。このため、車両行動提案処理(図6)の一部処理は、行動履歴情報記憶処理(図5)の一部処理と重複する。具体的には、図6で示すステップS31、ステップS32、ステップS42、ステップS43の処理は、図5で示すステップS21、ステップS22、ステップS24、ステップS25の処理と重複する。
ステップS31にて、車両10のACCがオンにされると、ステップS32以降の処理が実行される。ステップS32にて、端末判定部34は先述の車内端末判定処理(図3)を行い、車内存在端末と判定した携帯端末DnのIDを登録する。
ステップS33にて、行動提案部48は車両10に存在する携帯端末構成を判別する。行動提案部48は、ステップS32の車内端末判定処理において車内存在端末として登録された全ての携帯端末DnのIDに基づいて、そのとき車両10に存在する携帯端末Dnの構成(組み合わせ)を判別する。例えばIDが「A」、「B」、「C」という3つの携帯端末Dnの組み合わせを判別する。ステップS33の処理が終了すると、行動提案部48はステップS34、ステップS36、ステップS38、ステップS40で示す行動提案のトリガを待ち受ける。
ステップS34にて、車両10の搭乗者がナビゲーション装置24を用いてPOI検索を開始したとする。ナビゲーション装置24は行動情報処理部36にPOIの検索が開始されたことを知らせる信号を送信する。このとき行動提案部48は記憶部38の行動履歴情報50の中から、カテゴリ62が「POI」であり、且つ、デバイス61及び一緒に存在したデバイス66に「A」、「B」、「C」という3つのIDを含む情報を検索する。
ステップS35にて、行動提案部48はステップS34で検索した行動履歴情報50を推奨POIとしてナビゲーション装置24に送信する。例えば、図2に示す行動履歴情報50aに記憶された「Xラーメン店」の情報をナビゲーション装置24に送信する。ナビゲーション装置24はディスプレイ28及びスピーカ30で「Xラーメン店」の情報を提示する。一方、行動提案部48は、ステップS34で条件に合致する行動履歴情報50を検索できない場合に、推奨POIがない旨をナビゲーション装置24に送信する。ナビゲーション装置24はディスプレイ28及びスピーカ30で推奨POIがない旨を通知する。
ステップS36にて、制御部20の時計機能において所定の食事時間(例えば7時、12時、19時等)が到来したとする。このとき行動提案部48は記憶部38の行動履歴情報50の中から、大項目63が「レストラン」であり、且つ、日時傾向67がそのときの時間帯と一致し、且つ、デバイス61及び一緒に存在したデバイス66に「A」、「B」、「C」という3つのIDを含む情報を検索する。
ステップS37にて、行動提案部48はステップS36で検索した行動履歴情報50を食事POIとしてナビゲーション装置24に送信する。例えば、図2に示す行動履歴情報50aに記憶された「Xラーメン店」の情報をナビゲーション装置24に送信する。ナビゲーション装置24はディスプレイ28及びスピーカ30で「Xラーメン店」の情報を提示する。一方、行動提案部48は、ステップS36で条件に合致する行動履歴情報50を検索できない場合に、食事POIがない旨をナビゲーション装置24に送信する。ナビゲーション装置24はディスプレイ28及びスピーカ30で食事POIがない旨を通知する。
ステップS38にて、ナビゲーション装置24が特定地点(例えば市区町村)に接近したことを検出したとする。ナビゲーション装置24は行動情報処理部36に特定地点の情報を送信する。このとき行動提案部48は記憶部38の行動履歴情報50の中から、小項目65が特定地点に含まれ、且つ、デバイス61及び一緒に存在したデバイス66に「A」、「B」、「C」という3つのIDを含む情報を検索する。
ステップS39にて、行動提案部48はステップS38で検索した行動履歴情報50を好みの施設としてナビゲーション装置24に送信する。例えば、図2に示す行動履歴情報50cに記憶された「Vモール」の情報をナビゲーション装置24に送信する。ナビゲーション装置24はディスプレイ28で「Vモール」の情報を表示し、スピーカ30で「Vモール」を提案する。一方、行動提案部48は、ステップS38で条件に合致する行動履歴情報50を検索できなければ、好みの施設がない旨をナビゲーション装置24に送信する。ナビゲーション装置24はディスプレイ28で推奨POIがない旨を表示し、スピーカ30で推奨POIがない旨を通知する。
ステップS40にて、車両10の搭乗者がナビゲーション装置24を用いて目的地を入力してルート計算を開始したとする。ナビゲーション装置24は行動情報処理部36にルート計算が開始されたことを知らせる信号を送信する。このとき行動提案部48は記憶部38の行動履歴情報50の中から、カテゴリ62が「ルート」であり、且つ、デバイス61及び一緒に存在したデバイス66に「A」、「B」、「C」という3つのIDを含む情報を検索する。
ステップS41にて、行動提案部48はステップS40で検索した行動履歴情報50を好みに合ったルート計算方法としてナビゲーション装置24に送信する。例えば、図2に示す行動履歴情報50eに記憶された「高速優先」の情報をナビゲーション装置24に送信する。ナビゲーション装置24は「高速優先」によりルート計算を実行する。一方、行動提案部48は、ステップS40で条件に合致する行動履歴情報50を検索できない場合に、好みに合ったルート計算方法がない旨をナビゲーション装置24に送信する。ナビゲーション装置24はディスプレイ28及びスピーカ30で好みに合ったルート計算方法がない旨を通知する。
本実施形態では、行動提案のトリガとしてステップS34、ステップS36、ステップS38、ステップS40を設定しているが、その他にも任意に行動提案のトリガを設定できる。
ステップS34、ステップS36、ステップS38、ステップS40の待ち受けは、ACCがオフされず(ステップS42:NO)、且つ、ドア14の開閉動作がない場合(ステップS43:NO)に継続して行われる。
ステップS43にて、ドアセンサ16によりドア14の開動作及び/又は閉動作が検出されると(ステップS43:YES)、処理はステップS32に戻り、車内端末判定処理(図3)が改めて行われる。車両10の搭乗者の構成が変更される際にはドア14が開閉される。本実施形態ではドア14の開動作及び/又は閉動作が検出された場合に搭乗者の構成が変更されたものとみなし、改めて車内端末判定処理を実行して車内存在端末の登録をやり直すようにしている。
以上で説明した車両行動提案処理により、行動履歴情報50に基づいて、搭乗者に対して車両10の行動が提案される。
[本実施形態のまとめ]
本実施形態に係る車両行動提案装置12は、車両10に存在する携帯端末Dnを検出する端末検出部42と、端末検出部42により検出された携帯端末Dnと車両10の行動とを関連付けて行動履歴情報50として記憶する行動履歴情報生成部46及び記憶部38と、端末検出部42により検出された携帯端末Dnに関連付けられる行動を、記憶部38に記憶された行動履歴情報50から検索し、検索された行動を車両10の搭乗者に対して提案する行動提案部48と、を備える。
本実施形態に係る車両行動提案装置12は、車両10に存在する携帯端末Dnを検出する端末検出部42と、端末検出部42により検出された携帯端末Dnと車両10の行動とを関連付けて行動履歴情報50として記憶する行動履歴情報生成部46及び記憶部38と、端末検出部42により検出された携帯端末Dnに関連付けられる行動を、記憶部38に記憶された行動履歴情報50から検索し、検索された行動を車両10の搭乗者に対して提案する行動提案部48と、を備える。
端末検出部42は端末検出工程(ステップS1〜S7)を行う。行動履歴情報生成部46及び記憶部38は履歴記憶工程(ステップS23)を行う。行動提案部48は行動提案工程(ステップS35、ステップS37、ステップS39、ステップS41)を行う。
本実施形態によれば、車両10の内部で検出された携帯端末Dnと車両10の行動とを関連付けて行動履歴情報50として記憶する。このため、次回以降で同一の携帯端末Dnが検出されたときに、記憶された行動履歴情報50に基づいて、搭乗者に対して適切な行動を提案できる。また、本実施形態によれば、車両10と携帯端末Dnとの間で通信回線が設定されて個人情報が提供されるのではなく、車両10の内部に存在する携帯端末Dnが検出されるのみである。このため、車両10と携帯端末Dnとの間で通信回線を設定する必要がなく、手間が掛らない。また、携帯端末Dnから車両10に個人情報が提供されないため、個人情報は保護される。
本実施形態に係る車両行動提案装置12は、車両10のドア14の開閉動作を検出するドア開閉検出部(ドアセンサ16)を備える。端末検出部42は、ドア開閉検出部(ドアセンサ16)によりドア14の開動作及び/又は閉動作が検出されたときに、携帯端末Dnの検出を実行する。
本実施形態によれば、搭乗者の構成が変更される可能性があるドア14の開閉時に、携帯端末Dnの再検出を行うため、常に携帯端末Dnを正確に把握することができ、より適切な行動を提案できる。
本発明に係る車両行動提案装置12は、携帯端末Dnを登録する端末登録部44を備える。端末検出部42は、所定の走行時(ACCオン〜ACCオフ)に、所定時間毎又は所定走行距離毎に、携帯端末Dnの検出を実行する。端末登録部44は、所定の走行時(ACCオン〜ACCオフ)に、端末検出部42により第1所定回数F1以上検出され、且つ、第1所定回数F1以上検出された回数が第2所定回数F2以上である携帯端末Dnを登録する。記憶部38は、端末登録部44により登録された携帯端末Dnと車両10の行動とを関連付けて行動履歴情報50として記憶する。
本実施形態によれば、たまたま同乗した搭乗者の携帯端末Dnを除外することができる。結果として、行動履歴情報50の精度が向上すると共に、行動履歴情報50を記憶するための記憶容量を節約することができる。
[他の実施形態]
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、上述した実施形態では、たまたま同乗した搭乗者の携帯端末Dnを除外するために図4で示す端末登録処理のステップS12〜ステップS15の工程を行っている。しかしこれらの工程を行わなくてもよい。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、上述した実施形態では、たまたま同乗した搭乗者の携帯端末Dnを除外するために図4で示す端末登録処理のステップS12〜ステップS15の工程を行っている。しかしこれらの工程を行わなくてもよい。
この場合、図6で示す車両行動提案処理の行動提案工程(ステップS35、ステップS37、ステップS39、ステップS41)において、全ての携帯端末DnのIDを含む情報を検索するのではなく、一部の携帯端末DnのIDを含む情報を検索することが好ましい。
上記実施形態では、通信部40及び携帯端末DnがBt機能及び/又はWiFi機能を有する。これに限らず、通信部40及び携帯端末Dnが他の近距離通信機能を有していてもよい。要するに、車両10と携帯端末Dnとの間で通信回線を設定することなく、端末検出部42が携帯端末DnのIDを取得できるのであれば、どのような通信機能も利用可能である。
上記実施形態では、端末検出部42が携帯端末Dnを検出する際に、通信部40がスキャン信号を発信し、携帯端末Dnがスキャン信号に対して返信するようにしている。これに限らず、携帯端末Dnがスキャン信号とは関係なく信号を発信し、通信部40がその信号を受信するようにしてもよい。要するに、車両10と携帯端末Dnとの間で通信回線を設定することなく、端末検出部42が携帯端末DnのIDを取得できるのであれば、どのような検出方法も利用可能である。
10…車両 12…車両行動提案装置
14…ドア 16…ドアセンサ
18…操作部 20…制御部
24…ナビゲーション装置 26…補機
34…端末判定部 36…行動情報処理部
38…記憶部 40…通信部
42…端末検出部 44…端末登録部
46…行動履歴情報生成部 48…行動提案部
50…行動履歴情報 52…車内存在判定数情報
54…Bluetooth通信部 56…WiFi通信部
14…ドア 16…ドアセンサ
18…操作部 20…制御部
24…ナビゲーション装置 26…補機
34…端末判定部 36…行動情報処理部
38…記憶部 40…通信部
42…端末検出部 44…端末登録部
46…行動履歴情報生成部 48…行動提案部
50…行動履歴情報 52…車内存在判定数情報
54…Bluetooth通信部 56…WiFi通信部
Claims (8)
- 車両内の携帯端末を検出する端末検出部と、
前記端末検出部により検出された前記携帯端末と前記車両の行動とを関連付けて行動履歴情報として記憶する記憶部と、
前記端末検出部により検出された前記携帯端末に関連付けられる前記行動を、前記記憶部に記憶された前記行動履歴情報から検索し、検索された前記行動を前記車両の搭乗者に対して提案する行動提案部と、を備える
ことを特徴とする車両行動提案装置。 - 請求項1に記載の車両行動提案装置において、
前記車両のドアの開閉動作を検出するドア開閉検出部を更に備え、
前記端末検出部は、前記ドア開閉検出部により前記ドアの開動作及び/又は閉動作が検出されたときに、前記携帯端末の検出を実行する
ことを特徴とする車両行動提案装置。 - 請求項1又は2に記載の車両行動提案装置において、
前記携帯端末を登録する端末登録部を更に備え、
前記端末検出部は、所定の走行時に、所定時間毎又は所定走行距離毎に、前記携帯端末の検出を実行し、
前記端末登録部は、前記所定の走行時に、前記端末検出部により所定回数以上検出された前記携帯端末を登録し、
前記記憶部は、前記端末登録部により登録された前記携帯端末と前記車両の行動とを関連付けて行動履歴情報として記憶する
ことを特徴とする車両行動提案装置。 - 請求項1又は2に記載の車両行動提案装置において、
前記携帯端末を登録する端末登録部を更に備え、
前記端末検出部は、所定の走行時に、所定時間毎又は所定走行距離毎に、前記携帯端末の検出を実行し、
前記端末登録部は、前記所定の走行時に、前記端末検出部により第1所定回数以上検出され、且つ、前記第1所定回数以上検出された回数が第2所定回数以上である前記携帯端末を登録し、
前記記憶部は、前記端末登録部により登録された前記携帯端末と前記車両の行動とを関連付けて行動履歴情報として記憶する
ことを特徴とする車両行動提案装置。 - 車両内の携帯端末を検出する端末検出工程と、
前記端末検出工程で検出された前記携帯端末と前記車両の行動とを関連付けて行動履歴情報として記憶する履歴記憶工程と、
前記端末検出工程で検出された前記携帯端末に関連付けられる前記行動を、前記記憶部に記憶された前記行動履歴情報から検索し、検索された前記行動を前記車両の搭乗者に対して提案する行動提案工程と、を備える
ことを特徴とする車両行動提案方法。 - 請求項5に記載の車両行動提案方法において、
前記車両のドアの開閉動作を検出するドア開閉検出工程を更に備え、
前記端末検出工程では、前記ドア開閉検出工程により前記ドアの開動作及び/又は閉動作が検出されたときに、前記携帯端末の検出を実行する
ことを特徴とする車両行動提案方法。 - 請求項5又は6に記載の車両行動提案方法において、
前記携帯端末を登録する端末登録工程を更に備え、
前記端末検出工程では、所定の走行時に、所定時間毎又は所定走行距離毎に、前記携帯端末の検出を実行し、
前記端末登録工程では、前記所定の走行時に、前記端末検出工程により所定回数以上検出された前記携帯端末を登録し、
前記履歴記憶工程では、前記端末登録工程で登録された前記携帯端末と前記車両の行動とを関連付けて行動履歴情報として記憶する
ことを特徴とする車両行動提案方法。 - 請求項1又は2に記載の車両行動提案方法において、
前記携帯端末を登録する端末登録工程を更に備え、
前記端末検出工程では、所定の走行時に、所定時間毎又は所定走行距離毎に、前記携帯端末の検出を実行し、
前記端末登録工程では、前記所定の走行時に、前記端末検出工程で第1所定回数以上検出され、且つ、前記第1所定回数以上検出された回数が第2所定回数以上である前記携帯端末を登録し、
前記履歴記憶工程では、前記端末登録工程で登録された前記携帯端末と前記車両の行動とを関連付けて行動履歴情報として記憶する
ことを特徴とする車両行動提案方法。
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