JP2016135015A - コンミテータ、アーマチュア、及びブラシ付モータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】隣接する互いに異なる位相のセグメント111間のうち、両セグメント111の位相の組み合わせが同じセグメント111間については、それぞれに少なくとも1箇所のセグメント111間について、隣接するセグメント111間を抵抗体150で接続する。各抵抗体150は、少なくとも各セグメントのブラシ摺接面117とライザ114との間に確保した平面状の載置面118上に載置固定した。
【選択図】図5
Description
このコンミテータ500は、回転軸550上に外嵌固定された絶縁性を有する円筒状のコンミテータ本体501と、そのコンミテータ本体501の外周に露出した状態で周方向に配列固定された複数のセグメント503と、を備えている。隣接するセグメント503間には隙間(溝)507が確保されている。そして、隣接するセグメント503間に、両セグメント503を接続するノイズ除去のための素子である抵抗体505が配置されている。
また、抵抗体505が邪魔でセグメント503へのアーマチュアコイルの巻線の接続作業が煩わしいものになるという課題があった。
次に、この発明の実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。
図1は、減速機付きモータの構成を示す外観斜視図、図2は、図1のA矢視図、図3は、図1のB−B矢視断面図である。
ステータ10の主要素であるモータハウジング(ヨーク)2の周壁2aの内周には、内周面に円周方向に沿って6つの磁極(3つのN極及び3つのS極)を配列した少なくとも1つの永久磁石4が配置されている。尚、1つの永久磁石4で構成する場合、この永久磁石4は、モータハウジング2の周壁2aの内周に沿った略円筒状に形成される。
図4は、アーマチュアの構成を示す斜視図である。
図3及び図4に示すように、アーマチュア3は、円筒形状のステータ10の内側に配置されてモータ軸線L3回りに回転する回転軸5と、この回転軸5に外嵌固定されたアーマチュアコア6と、アーマチュアコア6に巻回されたアーマチュアコイル7と、回転軸5の減速機構部70側にアーマチュアコア6と隣接して配置されたコンミテータ100と、により構成されている。
このように構成された電動モータ部1のモータハウジング2は、図3に示すように、その開口端部2cをギヤケース71側に向けた状態で、ギヤケース71にボルト72によって締結固定されている。ギヤケース71のモータハウジング2が取り付けられる箇所には、開口面をモータハウジング2の開口端部2cに向けたブラシ格納部16が設けられている。
図2及び図3に示すように、減速機構部70は、ギヤケース71内に収納されたウォーム軸74と、ウォーム軸74に噛合されるウォームホイール75と、ウォームホイール75に接続される第1連結プレート76と、第1連結プレート76に接続される第2連結プレート77と、により構成されている。ウォーム軸74は、電動モータ部1の回転軸5に一体化されており、ウォーム軸74の電動モータ部1側は、ギヤケース71に収容固定された軸受80に回転自在に支持されている。一方、ウォーム軸74の電動モータ部1とは反対側の端部は、ウォームホイール75との噛合により発生する反力を受ける荷重受部81に近接して配置されている。
次に、図4〜図10に基づいて、コンミテータ100について詳しく説明する。
図5は、コンミテータの構成を示す斜視図、図6は、コンミテータの構成を示す断面図、図7は、コンミテータを構成する金属製部品の分解斜視図及びそれら部品の組付体の斜視図、図8は、組付体に抵抗体を取り付けた状態を示す斜視図、図9は、組付体に抵抗体を取り付けた状態を図8と反対方向から見て示す斜視図、図10は、コンミテータの分解斜視図である。
その後は、図10に示すように、端面板122をコンミテータ主部品に装着することにより、図5に示すようなコンミテータ100が完成する。このコンミテータ100では、隣接するセグメント111の間に絶縁溝としての隙間116が確保されている。
従って、上記の実施形態によれば、コンミテータ100に取り付けた抵抗体150の作用により、ブラシ22をセグメント111が離れるときのアークの発生を防止することができ、ノイズの低減とブラシ22の摩耗抑制を図ることができる。
さらに、ライザ114の近傍は、アーマチュアコイル7の巻線を固定するスペースがあれば十分であり、隣り合うライザ114間は、ブラシ摺接面117とすることができないため、従来デッドスペースとなっていた。従って、載置面118を、コンミテータ100の軸方向におけるライザ114の近傍に設けることで、コンミテータ100の軸方向への大型化を抑制することができる。
さらに、抵抗体150の位置決め固定が容易にでき、抵抗体150の組み付け作業性の向上が図れる。例えば、抵抗体150の載置面が曲面状である場合は、抵抗体150の位置決めや固定が困難になる可能性があるが、載置面118を平面状に形成することで、そのような困難を伴わずに、抵抗体150をセグメント111に容易に組み付けることができる。
さらに、短絡部材115を、コンミテータ本体120からセグメント111が剥離してしまうことを防止するアンカーとして機能させることができる。このため、安定した品質のコンミテータ100を提供することが可能になる。
例えば、上述の実施形態では、コンミテータ100は、円柱状のコンミテータ本体120と、このコンミテータ本体120の外周面に露出するように配設されたセグメント111と、同電位となるセグメント111同士を短絡する短絡部材115とを備えている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、円板状に形成されたコンミテータ本体の一端面に、セグメントが周方向に並んで配置された、いわゆるディスク型のコンミテータにも、上記載置面118や抵抗体150の接続構成を適用することができる。また、短絡部材115を対応するセグメント111と一体化してコンミテータ本体120に埋設せず、ライザ114等を利用して同電位となるセグメント同士を、別途短絡線を用いて接続する構成としてもよい。
尚、同電位となるセグメント111同士を短絡部材115を用いて接続しない場合であっても、位相の組み合わせが同じセグメント111間について、少なくとも1箇所に抵抗体150が接続されていれば、この抵抗体150を接続しない場合と比較して、電動モータ部1の駆動時におけるノイズの低減とブラシ22の摩耗抑制を図ることができる。
2…モータハウジング(ヨーク)
3…アーマチュア
4…永久磁石
5…回転軸
6…アーマチュアコア
7…アーマチュアコイル
22…ブラシ
100…コンミテータ
110A〜110C…金属製部品(組付体)
111…セグメント
114…ライザ
116…隙間
115…短絡部材
117…ブラシ摺接面
118…載置面
120…アーマチュア本体
150…抵抗体
Claims (7)
- 回転軸に外嵌固定される絶縁性を有するコンミテータ本体と、
前記コンミテータ本体のブラシ摺動面に露出され、前記コンミテータ本体の周方向に、隣接するもの同士の間に隙間をあけて複数配列され、それぞれライザにアーマチュアコイルの巻線が接続され、前記回転軸の回転に応じて給電用のブラシが摺接するセグメントと、
を備え、
周方向に隣接する互いに異なる位相の前記セグメント間のうち、両セグメントの位相の組み合わせが同じセグメント間については、それぞれに少なくとも1箇所の前記セグメント間について、隣接する前記セグメント間を抵抗体で接続し、各前記抵抗体を、少なくとも各前記セグメントのブラシ摺接面と前記ライザとの間に確保した載置面上に載置し固定したことを特徴とするコンミテータ。 - 前記抵抗体で接続する前記セグメント間に、両セグメントに跨がる平面状の前記載置面を形成し、その平面状の載置面に、両セグメントに跨がるように前記抵抗体を載置し固定したことを特徴とする請求項1に記載のコンミテータ。
- 複数の前記セグメントのうち、同位相となる前記セグメント同士を短絡する短絡部材を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンミテータ。
- 前記同位相となるセグメントと前記短絡部材とを同一の部材により一連に、且つ一体に形成して組付体を形成し、複数の前記組付体を、少なくとも前記短絡部材を前記コンミテータ本体に埋設した状態で、前記コンミテータ本体に組み付けたことを特徴とする請求項3に記載のコンミテータ。
- 前記セグメントの個数が9個、アーマチュアコイルの位相が3相の場合に、前記抵抗体の個数を3個としたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のコンミテータ。
- 請求項1〜5の何れか1項に記載のコンミテータと、
前記コンミテータが外嵌固定される前記回転軸と、
前記回転軸に外嵌固定され、アーマチュアコイルの巻線が巻装されるアーマチュアコアと、
を備えたことを特徴とするアーマチュア。 - 請求項6に記載のアーマチュアと、
前記アーマチュアの周囲を覆うように筒状に形成され、その内周面に磁極が設けられたヨークと、
前記セグメントに摺接可能に設けられたブラシと、
を備えたことを特徴とするブラシ付モータ。
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