JP2016134674A - 受信機、表示方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】受信した放送信号に応じた放送番組及びWebコンテンツを表示部12に表示させる受信機1であって、放送番組の複数のチャンネルのうち選択されたチャンネル番号を示す選択チャンネルを受け付け、選択チャンネル又は選択チャンネルに応じた放送番組に対応付けられたWebコンテンツのURLを管理サーバ2から取得し、取得したURLに基づいて、選択チャンネル又は放送番組に対応付けられたWebコンテンツを取得する。制御部15は、選択チャンネルに対応する放送番組を第1領域に表示し、Webコンテンツを第2領域に表示する。
【選択図】図3
Description
これに対して、近年では、インターネットの特徴を受信機に統合したスマートテレビといった受信機も知られている。スマートテレビは、アプリケーションを実装することで、様々な機能を発揮することができる汎用性の高い受信機であるが、ハイブリッドキャストに対応させるためには放送信号を解析するというハードウェアレベルでの改修が必要であり、このような改修を行うことなく、放送と通信とを連携する仕組みが求められている。
初めに、図1を参照して、本発明の受信機1を備える連携システムSの概要について説明する。図1に示すように、連携システムSは、受信機1と、管理サーバ2と、配信サーバ3と、コンテンツサーバ4とを含んで構成される。
受信機1は、インターネット、ケーブル網等のネットワークを介して外部機器と通信可能に接続される。本実施形態では、受信機1は、管理サーバ2、配信サーバ3及びコンテンツサーバ4と通信可能に接続される。
受信機1では、この対応関係を参照して、視聴中の放送番組に対応付けられたWebコンテンツを把握し、当該Webコンテンツをコンテンツサーバ4から取得することになる。
一例として、連携システムSをケーブルテレビシステムに適用した場合、各ケーブルテレビ局が配信事業者に相当し、また、当該ケーブルテレビ局において利用可能な夫々のチャンネルに応じた放送番組を提供する放送局が番組供給者に相当する。
以下、本発明の受信機1を含む連携システムSの詳細について説明する。
以上のような連携システムSの好適なシステム態様例を図2に示す。図2は、連携システムSのシステム態様の一例を示す図である。図2に示すように、本発明の連携システムSは、例えば、ケーブルテレビシステムにおいて好適に利用することができる。
ケーブルテレビシステムでは、通常、テレビ放送の他にインターネット接続や電話等も含む複合的なサービスが提供されている。ケーブルテレビシステムにおけるインターネット接続は、ケーブル網から出てインターネットにアクセスすることで行われる。
続いて、図3から図8を参照して、本発明の連携システムSを構成する受信機1及び管理サーバ2の基本的な構成について説明する。図3(A)は、管理サーバ2の機能構成を示すブロック図であり、図3(B)は、受信機1の機能構成を示すブロック図である。
記憶部21は、例えば、ROM及びRAM等により構成される。記憶部21は、管理サーバ2を機能させるための各種プログラムや各種情報を記憶する。ここで、記憶部21に記憶される情報の一部を図4に示す。図4(A)に示すように、記憶部21は、配信事業者毎に事業者URL、対応関係及び初期チャンネル等に関する各種情報を記憶する。
また、後述するように、連携システムSでは、放送番組とWebコンテンツとを1対複数の関係で連携させている。そのため、記憶部21は、放送番組毎に複数のURLを対応付けて記憶する。
図4(A)に示す例では、ケーブル局Aから放送番組の配信を受ける受信機1において上述のアプリケーションが起動されると、起動時に、4月1週目は「1CH」に応じた放送番組等が表示され、4月2週目は「2CH」に応じた放送番組等が表示されることになる。
なお、上述の初期チャンネルは、このような特別な契約を行わなければ視聴できないチャンネルを避けて設定されることが好ましい。
制御部23は、例えば、CPUにより構成される。制御部23は、記憶部21に記憶されている各種プログラムを実行することにより、管理サーバ2に係る機能を統括的に制御する。例えば、制御部23は、通信部22を介して、番組供給者及び配信事業者から上述したURL等の登録を受け付け、当該情報を必要に応じて受信機1に対して提供する。
記憶部11は、例えば、ROM及びRAM等により構成される。記憶部11は、受信機1を機能させるための各種プログラムや各種情報を記憶する。例えば、記憶部11は、連携システムSが提供する連携サービスを実現するためのアプリケーションプログラムを記憶する。また、記憶部11は、管理サーバ2やコンテンツサーバ4から取得した各種情報を記憶する。
操作部13は、例えば、ボタンや、表示部12に重畳して配置される接触センサ等により構成されており、受信機1のユーザから操作入力を受け付ける。本実施形態の場合、チャンネルの選択等に用いられるテレビ用のリモコンが操作部13に相当する。
この点、基本機能151は、ネットワークを介して管理サーバ2にアクセスすることで、必要な情報を取得する機能であり、ネットワーク対応の受信機であれば発揮できる機能である。
これら基本機能151、調整機能152及び追加機能153,154の詳細については、後述する。
続いて、図5〜図8を参照して、受信機1の表示部12(即ち、本発明の「表示装置」)の構成について説明する。
上述のアプリケーションが実行されると、当該アプリケーションに基づき制御されるブラウザ120により表示部12に表示される表示画面が構成される。図5(A)に示すように、ブラウザ120は、表示部12の表示領域を、第1領域121、第2領域122、第3領域123及び第4領域124を含む領域に分割する。
なお、放送番組を表示する第1領域は、表示部12のアスペクト比と合せるために、表示部12の全表示領域を所定割合に縮小した領域であることが好ましい。
なお、図5(B)では、第2レイヤL2に領域121Aを配置している。この領域121Aは、放送番組に代えて動画コンテンツを表示する場合に用いられる。受信機1において放送番組を表示する場合、第1レイヤL1の第1領域121に放送番組を表示する一方で、動画コンテンツを表示する場合には、第1領域121の表示を止めて、第2レイヤL2の領域121Aに動画コンテンツを表示することがある。
続いて、図6を参照して、第2領域122の表示例について説明する。第2領域122には、ユーザが選択したチャンネルに応じて異なるWebコンテンツが表示される。より具体的には、第2領域122には、管理サーバ2から取得したチャンネル−Webコンテンツの対応関係に基づき取得されるWebコンテンツ(Webページ203又は動画紹介ページ204)が表示される。
第2領域122には、タブ201が設けられており、Webページ203及び動画紹介ページ204を切り替え可能になっている。図6(A)では、タブ201によりWebが選択されているため、第2領域122にはWebページ203が表示され、図6(B)では、タブ201により動画が選択されているため、第2領域122には動画紹介ページ204が表示されている。
また、Webページの遷移により第2領域122において動画等の再生が行われる場合、当該動画に含まれる音声について任意の制御が行われる。具体的には、第1領域121の放送番組の音声を出力する一方で、第2領域122の動画の音声を出力しないこととしてもよく、また、放送番組の音声を出力しない一方で動画の音声を出力してもよく、また、双方の音声を出力することとしてもよい。また、動画の音声を出力する場合には、第1領域121の表示自体を止めることとしてもよい。音声出力をどのように制御するかは、チャンネル(より詳細には、放送番組)毎に設定することができ、管理サーバ2において管理される。受信機1は、管理サーバ2から設定情報を取得することで、チャンネル(放送番組)毎に所定の音声出力制御を行うことになる。
続いて、図7を参照して、第3領域123の表示例について説明する。第3領域123には、受信機1(ユーザ)が契約している配信事業者(ケーブルテレビ局)に応じたWebコンテンツが表示される。言い換えると、受信機1が契約している配信事業者が同一である場合には、第3領域123には、選択したチャンネルに関わらず同一のWebコンテンツが表示される。
詳細については後述するが、受信機1の基本機能151では、アプリケーションの起動時に自身が契約している配信事業者を識別する事業者コードを用いて管理サーバ2に対してアクセスし、当該事業者コードが識別する配信事業者の事業者URL(図4参照)に応じたWebコンテンツを取得する。この事業者URLに基づいて取得されたWebコンテンツが、第3領域123にWebページ211として表示される。
続いて、図8を参照して、第4領域124の表示例について説明する。第4領域124には、連携サービスにおける操作メニュー221,222や現在視聴中のチャンネル番号等が表示される。操作メニュー221は、第1領域121(放送番組)のサイズを調整するための操作部であり、第1領域121と第2領域122との幅方向のサイズ比を調整する。また、操作メニュー222は、第1領域121に表示する放送番組のチャンネルを選択するための操作部である。図4で上述したように、連携サービスで利用可能なチャンネルは、配信事業者によって異なる。操作メニュー222には、受信機1(ユーザ)が契約している配信事業者において利用可能なチャンネルが選択可能に表示される。
操作メニュー221,222は、プルダウン形式の操作部であり、例えば、リモコン操作により移動するカーソルを用いて操作される。
続いて、制御部15が上述のアプリケーションプログラムに従い発揮する基本機能151、調整機能152及び追加機能153,154の詳細について説明する。
図9は、制御部15が基本機能151を発揮する際の構成を示す図であり、図9(A)は、制御部15及び記憶部11の機能構成図であり、図9(B)は、記憶部11に記憶されるURLリスト113の一例を示す図である。
利用可能CHリスト111は、自身が契約している配信事業者において利用可能なチャンネル番号を記憶する。利用可能CHリスト111に規定されたチャンネル番号が、上述した操作メニュー222(図8)において選択可能に表示される。初期CHリスト112は、アプリケーション起動時に選択される初期チャンネルを記憶する。なお、アプリケーション起動時には、常に、初期CHリスト112に規定された初期チャンネルが選択されることとしてもよく、また、週単位で最初の起動時にのみ初期チャンネルが選択され、週単位で2回目以降の場合には前回のアプリケーション終了時に選択していたチャンネル番号が選択されることとしてもよい。
第1取得部161は、管理サーバ2にアクセスして当該管理サーバ2から放送番組又はチャンネルに対応するWebコンテンツのURL等の各種情報を取得し、第2取得部162は、第1取得部161が取得した情報に基づいてコンテンツサーバ4にアクセスして当該コンテンツサーバ4からWebコンテンツを取得する。
第1取得部161が初期チャンネルを取得するタイミングは、例えば、月単位で最初の起動時であり、また、利用可能チャンネル及び事業者URLを取得するタイミングは、例えば、アプリケーションの起動時である。第1取得部161は、アプリケーションの起動時に受信機1が契約している配信事業者を識別する事業者コードを用いて管理サーバ2に対してアクセスして、これら情報を取得する。
また、アプリケーション起動時に初期チャンネルに応じた放送番組を第1領域121に表示する場合、第2取得部162は、当該初期チャンネル及び時間帯に応じた所在情報を用いて、Webコンテンツをコンテンツサーバ4から取得する。
なお、アプリケーション起動時に初期チャンネルが自動的に選択される場合、表示制御部164は、初期チャンネルに対応する放送番組を第1領域121に表示し、当該初期チャンネルに応じたWebコンテンツを第2領域122に表示する。
具体的には、受信機1では、選択チャンネルと自身の契約内容とを比較し、選択チャネルが契約範囲内であるか否かを判定する。このとき、契約範囲内である場合には、表示制御部164は、選択チャンネルに応じた放送番組を第1領域121に表示する一方で、契約範囲外である場合には、第1取得部161が管理サーバ2から紹介情報を取得(管理サーバ2において紹介情報のURLのみを保持している場合には、第2取得部162が当該URLに従い取得)し、表示制御部164が当該紹介情報を第1領域121乃至第3領域123に表示する。なお、選択チャンネルが契約範囲内であるか否かの判定は、受信機1ではなく、サーバ側(管理サーバ2又は配信サーバ3)で行うこととしてもよい。
以上、基本機能151を発揮する際の受信機1の構成について説明した。続いて、図10を参照して、連携システムSの基本的な処理について説明する。
図10に示すように、初めに、ステップS1において、配信事業者及び番組供給者は、管理サーバ2に対して各種情報の登録を行う。具体的には、配信事業者は、連携システムSにおいて利用可能なチャンネル、初期チャンネル及び事業者URL等を管理サーバ2に対して登録し、また、番組供給者は、自身が供給するチャンネルとWebコンテンツとの対応関係、及び紹介情報等を管理サーバ2に対して登録する。
以上、制御部15の基本機能151について説明した。基本機能151が発揮されることで、受信機1の表示部12の第1領域121に放送番組が表示され、第2領域122に当該放送番組に対応するWebコンテンツが表示されるため、受信機1において放送と通信とを連携する連携サービスを享受することができる。このとき、放送番組と連携するWebコンテンツは、第1取得部161が管理サーバ2から取得したURLに基づいて取得される。より具体的には、第1取得部161は、所定のタイミングで管理サーバ2にアクセスして、当該管理サーバ2から選択されたチャンネルに対応付けられたWebコンテンツのURLを取得する。
このように受信機1では、放送番組と連携するWebコンテンツを管理サーバ2との間の通信に基づき取得するため、管理サーバ2に対してアクセス可能なネットワーク機能を有していれば放送と通信とを連携する連携サービスを享受でき、放送信号からAITを読み出すといった専用の機能を有する必要がない。
なお、利用可能なチャンネルの視聴に特別な契約が必要になる場合には、当該チャンネルを紹介する紹介情報を表示するため、受信機1のユーザが視聴を望む場合に契約にかかる手間を軽減することができる。
続いて、制御部15が上述のアプリケーションプログラムに従い発揮する調整機能152の詳細について説明する。図11は、受信機1の表示部12に表示される表示画面の一例を示す図である。第2領域122には、番組供給者が提供するWebコンテンツが表示されるところ、図11(A)に示すように番組提供者によっては当該Webコンテンツ内で所定の情報の入力を求めることがある。図11(A)に示す例では、会員登録用に氏名及び住所を入力する入力欄231が設けられている。
以下、調整機能152を発揮するため構成の詳細について説明する。
番組供給者は、チャンネル−Webコンテンツの対応関係を登録するところ、当該Webコンテンツ内に入力ウィンドウ232を起動するWebコンテンツが含まれる場合に、その内容を管理サーバ2に登録する。受信機1では、管理サーバ2から当該内容を取得し、サイズ変更コンテンツリスト114として管理する。
第1取得部161は、管理サーバ2にアクセスして当該管理サーバ2から、サイズ変更が必要となるWebコンテンツ(即ち、入力ウィンドウ232が起動するWebコンテンツ)の所在情報や上述のサイズ等を取得する。なお、第1取得部161が所在情報等を取得するタイミングは任意であり、例えば、アプリケーションの起動時であってもよく、また、チャンネルの選択時であってもよい。また、第1取得部161は、基本機能151においてチャンネル−Webコンテンツの対応関係を取得するタイミングで、上述の所在情報等を取得することとしてもよい。
ここで、所定操作要求の検出は、サイズ変更コンテンツリスト114に基づいて行われ、第2領域122においてサイズ変更コンテンツリスト114で規定されたWebコンテンツが選択されると、所定操作要求が検出される。また、終了要求は、サイズ変更コンテンツリスト114で規定されたWebコンテンツから他のWebコンテンツに遷移する要求があった場合に検出される。
また、領域設定部166は、検出部165が変更要求を検出すると、当該変更要求に応じてサイズを変更する領域に対して重複しないように、他の領域のサイズを変更する。例えば、第1領域121と第2領域122との幅方向のサイズが全表示領域に対して「5:5」の関係にある状態から、操作メニュー221を介して、第1領域121の幅方向のサイズを全表示領域に対して「7割」にする変更要求を受け付けた場合、領域設定部166は、第2領域122の幅方向のサイズが全表示領域に対して「3割」になるように、第1領域121及び第2領域122のサイズを変更する。
なお、領域設定部166は、サイズ変更コンテンツリスト114に規定されたサイズ情報に基づいて、第2領域122及び第1領域121のサイズを変更することとしてもよい。
以上、調整機能152を発揮する際の受信機1の構成について説明した。続いて、図13を参照して、調整機能152を発揮する際の連携システムSの処理について説明する。
図13に示すように、調整機能152を発揮する場合、基本機能151の処理に加えステップS21乃至ステップS23の処理を更に含む。具体的には、受信機1においてアプリケーションが起動すると(ステップS2)、受信機1の第1取得部161は、管理サーバ2から各種情報を取得するところ(ステップS3)、調整機能152ではステップS21に示すように、第1取得部161は、この際にサイズ変更が必要となるWebコンテンツのURLも併せて管理サーバ2から取得し、記憶部11のサイズ変更コンテンツリスト114に登録する。
以上、制御部15の調整機能152について説明した。調整機能152が発揮されることで、受信機1の表示部12の第1領域121又は第2領域122のサイズの変更要求がなされた場合に、他方の第2領域122又は第1領域121のサイズも自動的に調整される。そのため、第1領域121に表示される放送番組と第2領域122に表示されるWebコンテンツとが重複してしまうことを防止できる。ユーザにとってみれば、放送番組の視聴及びWebコンテンツの閲覧を確実に行うことができるので、利便性を損ねることがない。また、番組供給者にとってみれば、自己の放送番組が遮られることなく表示されるため、連携サービスに参加しやすくなり、結果、多くの番組供給者が参加しやすくなり、サービス内容の充実化が期待できる。
このとき、入力ウィンドウ232を起動するWebコンテンツのURLを予め登録しておくことで、第2領域122のサイズを調整する必要があるWebコンテンツを適切に把握することができ、好適である。
続いて、制御部15が上述のアプリケーションプログラムに従い発揮する追加機能153の詳細について説明する。図14は、受信機1の表示部12に表示される表示画面の一例を示す図である。第2領域122には、番組供給者が提供するWebコンテンツが表示されるところ、Webコンテンツであるためハイパーリンクを介して自由に遷移することができてしまい、結果、好ましくないWebコンテンツに遷移してしまうことがある。ここで、好ましくないWebコンテンツとしては、フィッシングサイト等のような一般的に好ましくないと判断されるWebコンテンツの他、放送番組に対して好ましくないと判断されるWebコンテンツも含まれる。
なお、追加機能153では、「メーカーB」についての広告の代わりに、「メーカーA」についての広告を表示することとしてもよい。具体的には、放送番組に対応付けてスポンサー情報(当該スポンサーの広告)を登録しておき、第1領域121に放送番組を表示している場合、第2領域122に表示される広告スペースには、登録したスポンサーの広告を表示することとしてもよい。このとき、Webコンテンツ内に放送番組に対して好ましくない広告が含まれる場合に限り、登録したスポンサーの広告を表示することとしてもよく、Webコンテンツ内の広告に関わらず、登録したスポンサーの広告を表示することとしてもよい。
そこで、許可/不許可コンテンツリスト115では、チャンネル及び時間帯に応じて第2領域122への表示を許可又は不許可とするWebコンテンツの所在情報(URL)を記憶する。時間帯を細かく設定することで、例えば、放送番組のスポンサーのコマーシャルが流れているタイミングに限り、当該スポンサーと競業する企業のWebコンテンツの表示を制限することもできる。
ここで、第1取得部161がリスト情報を取得するタイミングは任意であり、例えば、アプリケーション起動時であってもよく、また、チャンネル選択時であってもよい。第1取得部161は、アプリケーション起動時に取得する場合には複数のチャンネルに対して設定されたリスト情報を取得し、チャンネル選択時に取得する場合には選択された一のチャンネルを含むチャンネルに対して設定されたリスト情報を取得する。
以上、追加機能153を発揮する際の受信機1の構成について説明した。続いて、図16を参照して、追加機能153を発揮する際の連携システムSの処理について説明する。
図16に示すように、追加機能153を発揮する場合、基本機能151の処理に加えステップS31、ステップS32の処理を更に含む。具体的には、受信機1においてアプリケーションが起動すると(ステップS2)、受信機1の第1取得部161は、管理サーバ2から各種情報を取得するところ(ステップS3)、追加機能153ではステップS31に示すように、第1取得部161は、この際に放送番組と共に表示することを許可/不許可とするリスト情報も併せて管理サーバ2から取得し、記憶部11の許可/不許可コンテンツリスト115に登録する。
以上、制御部15の追加機能153について説明した。追加機能153が発揮されることで、第2領域122においてWebコンテンツが遷移した場合に、遷移後のWebコンテンツを表示するか否か判定し、表示すると判定された場合に限り当該Webコンテンツを第2領域122に表示する。これにより、第1領域121に表示されている放送番組との関係で好ましくないWebコンテンツを第2領域122に表示してしまうことを防止できる。その結果、放送番組と関連するWebコンテンツのみを第2領域122に表示できるため、放送と通信とを適切に連携することができる。
続いて、制御部15が上述のアプリケーションプログラムに従い発揮する追加機能154の詳細について説明する。第2領域122には、番組供給者が提供するWebコンテンツが表示される。Webコンテンツの表示では、通常、リクエストを行ってからWebコンテンツを表示するまでに一定の時間が必要になるため、Webコンテンツの表示が放送番組に対して遅延してしまうと、放送番組とWebコンテンツとの統一感が損なわれてしまう。そこで、追加機能154では、Webコンテンツを予め先読みすることで、統一感が損なわれることを防止する。
以下、追加機能154を発揮するための構成の詳細について説明する。
履歴リスト116は、受信機1における放送番組の視聴履歴及びWebコンテンツの閲覧履歴を記憶する。ここで、放送番組の視聴履歴とは、例えば、チャンネル毎に当該チャンネルに対応する放送番組を視聴していた時間である。このような視聴履歴としては、連携サービスが提供されている状況での視聴時間であってもよく、また、連携サービスとは関係なく視聴していた時間であってもよい。なお、履歴リスト116では、連携サービスが提供されている状況での視聴時間と、連携サービスとは関係なく視聴していた時間とを夫々判別可能に記憶することが好ましい。また、履歴リスト116は、チャンネル毎に当該チャンネルに対応する放送番組と共に閲覧していたWebコンテンツに対する操作内容を閲覧履歴として記憶する。
先読部168は、一又は複数の任意のチャンネルに応じた放送番組に対応する一又は複数のWebコンテンツに関連する関連データを、Webコンテンツの取得要求を受け付ける前に予め取得する。ここで、先読部168が取得する関連データは、Webコンテンツの所在を示す所在情報(URL)であってもよく、また、Webコンテンツ自体であってもよい。WebコンテンツのURLを先読みする場合、先読部168は、管理サーバ2にアクセスして当該URLを取得する。また、Webコンテンツ自体を先読みする場合、先読部168は、コンテンツサーバ4にアクセスして当該Webコンテンツを取得する。
また、Webコンテンツには、ハイパーリンク251が設定されていることがあり、このハイパーリンク251を介して他のWebコンテンツに遷移することができる。そこで、先読部168は、第2領域122に表示中のWebコンテンツを経由して取得されるWebコンテンツの関連データを予め取得することとしてもよい。
以上説明した追加機能154が発揮されることで、受信機1の先読部168は、放送番組に関連するWebコンテンツを、放送番組の選択(チャンネルの選択)前に予め取得することになる。これにより、受信機1では、Webコンテンツを早期に取得することができるため、ネットワークを介する場合に生じる遅延を軽減することができ、放送と通信とを適切に連携することができる。
また、一の放送番組に対応付けてメインページの他に複数のWebコンテンツを設けている場合に、メインページ表示中にその他のWebコンテンツを予め取得しておくことで、メインページからその他のWebコンテンツに切り替えたとしても直ぐに対応するWebコンテンツを表示することができる。
また、第1取得部161は、夫々の情報を同時に取得することとしてもよく、また、異なるタイミングで取得することとしてもよい。
11・・・記憶部
111・・・利用可能CHリスト
112・・・初期CHリスト
113・・・URLリスト
114・・・サイズ変更コンテンツリスト
115・・・許可/不許可コンテンツリスト
116・・・履歴リスト
12・・・表示部
13・・・操作部
14・・・通信部
15・・・制御部
151・・・基本機能
152・・・調整機能
153,154・・・追加機能
161・・・第1取得部
162・・・第2取得部
163・・・受付部
164・・・表示制御部
165・・・検出部
166・・・領域設定部
167・・・判定部
168・・・先読部
169・・・決定部
2・・・管理サーバ
3・・・配信サーバ
4・・・コンテンツサーバ
Claims (9)
- 受信した放送信号に応じた放送番組及びデジタルコンテンツを表示装置に表示させる受信機であって、
放送番組の複数のチャンネルのうち選択されたチャンネル番号を示す選択チャンネルを受け付ける受付部と、
前記選択チャンネル又は当該選択チャンネルに応じた放送番組に対応付けられたデジタルコンテンツの所在を示す所在情報をサーバから取得する第1取得部と、
前記第1取得部が取得した前記所在情報に基づいて、前記選択チャンネル又は前記放送番組に対応付けられた前記デジタルコンテンツを取得する第2取得部と、
前記選択チャンネルに対応する前記放送番組を前記表示装置の第1領域に表示し、取得した前記デジタルコンテンツを前記表示装置の前記第1領域とは異なる第2領域に表示する表示制御部と、
を備える受信機。 - 前記第1取得部は、前記選択チャンネルを受け付けたタイミングで前記サーバにアクセスし、当該サーバから前記選択チャンネル又は前記放送番組に対応付けられたデジタルコンテンツの前記所在情報を取得する、
請求項1に記載の受信機。 - 前記第1取得部は、前記サーバから複数のチャンネル又は複数の放送番組に対応付けられた複数のデジタルコンテンツの複数の前記所在情報を予め取得しておき、
前記第2取得部は、予め取得しておいた複数の前記所在情報のうちの前記選択チャンネル又は当該選択チャンネルに応じた放送番組に対応する所在情報に基づいて、前記デジタルコンテンツを取得する、
請求項1に記載の受信機。 - 前記第1取得部は、前記放送信号を配信する事業者を示す事業者情報に基づいて、前記サーバから当該事業者が利用可能に設定した複数のチャンネル番号を取得し、
前記受付部は、取得した前記複数のチャンネル番号の中から、前記選択チャンネルを受け付ける、
請求項1から3の何れか1項に記載の受信機。 - 初期チャンネルを記憶する記憶部を更に備え、
起動時において、
前記第2取得部は、前記初期チャンネルを前記選択チャンネルとして前記デジタルコンテンツを取得し、
前記表示制御部は、前記初期チャンネルに対応する前記放送番組を前記第1領域に表示し、取得した前記デジタルコンテンツを前記第2領域に表示する、
請求項1から4の何れか1項に記載の受信機。 - 前記表示制御部は、前記選択チャンネルに応じた放送番組を前記受信機の契約内容では表示できない場合、当該放送番組を前記第1領域に表示することなく、当該選択チャンネル又は当該放送番組を紹介する紹介情報を表示する、
請求項1から5の何れか1項に記載の受信機。 - 前記表示制御部は、前記表示装置の表示領域のうち前記第1領域及び前記第2領域の何れにも重複しない第3領域に、前記放送信号を配信する事業者に関するデジタルコンテンツを表示する、
請求項1から6の何れか1項に記載の受信機。 - 受信した放送信号に応じた放送番組及びデジタルコンテンツを表示装置に表示させる表示方法であって、
放送番組の複数のチャンネルのうち選択されたチャンネル番号を示す選択チャンネルを受け付けるステップと、
前記選択チャンネル又は当該選択チャンネルに応じた放送番組に対応付けられたデジタルコンテンツの所在を示す所在情報をサーバから取得するステップと、
取得した前記所在情報に基づいて、前記選択チャンネル又は前記放送番組に対応付けられた前記デジタルコンテンツを取得するステップと、
前記選択チャンネルに対応する前記放送番組を前記表示装置の第1領域に表示し、取得した前記デジタルコンテンツを前記表示装置の前記第1領域とは異なる第2領域に表示するステップと、
を含む表示方法。 - 受信した放送信号に応じた放送番組及びデジタルコンテンツを表示装置に表示させる受信機を、
放送番組の複数のチャンネルのうち選択されたチャンネル番号を示す選択チャンネルを受け付ける受付部、
前記選択チャンネル又は当該選択チャンネルに応じた放送番組に対応付けられたデジタルコンテンツの所在を示す所在情報をサーバから取得する第1取得部、
前記第1取得部が取得した前記所在情報に基づいて、前記選択チャンネル又は前記放送番組に対応付けられた前記デジタルコンテンツを取得する第2取得部、
前記選択チャンネルに対応する前記放送番組を前記表示装置の第1領域に表示し、取得した前記デジタルコンテンツを前記表示装置の前記第1領域とは異なる第2領域に表示する表示制御部、
として機能させるプログラム。
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