JP2016129615A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 羽釜形状の内釜を有する炊飯器において、鍔部や鍔部の上方の内釜の部位が冷却されにくく、結露を防止することが可能な炊飯器を提供すること。
【解決手段】 課題を解決するためには、炊飯器において、内釜と、内釜を収容する内釜収容部を有する炊飯器本体と、炊飯器本体の上方を覆うように閉じる蓋体を有し、内釜は、底部と、底部の上方で内釜の開口端部まで延びる筒部を有し、筒部は内釜収容部に収容される下筒部と、内釜収容部から上方に突出し開口端部まで延びる上筒部を含む構成であり、上筒部の下端には、上筒部の周囲を囲むように外方向に突出する鍔部が形成されており、外蓋には、炊飯器本体に内釜が装着された状態において、鍔部の上面と外蓋との間の隙間を塞ぐシール部材を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】 課題を解決するためには、炊飯器において、内釜と、内釜を収容する内釜収容部を有する炊飯器本体と、炊飯器本体の上方を覆うように閉じる蓋体を有し、内釜は、底部と、底部の上方で内釜の開口端部まで延びる筒部を有し、筒部は内釜収容部に収容される下筒部と、内釜収容部から上方に突出し開口端部まで延びる上筒部を含む構成であり、上筒部の下端には、上筒部の周囲を囲むように外方向に突出する鍔部が形成されており、外蓋には、炊飯器本体に内釜が装着された状態において、鍔部の上面と外蓋との間の隙間を塞ぐシール部材を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、米飯を炊飯する炊飯器に関する。
従来から、内釜の外周面から外方向に突出する鍔部が設けられた、所謂、羽釜形状の内釜を有する炊飯器がある(例えば、特許文献1参照)。
従来の構成では、炊飯器本体に内釜を収納した状態では、内釜の鍔部より上側の部分が炊飯器本体から突出した状態となり、上方より蓋体で閉じることにより、炊飯器内部に内釜が収納される。
しかしながら、炊飯器本体を蓋体で閉じた状態であっても、炊飯器本体の上面と蓋体の間(炊飯器本体と蓋体の合わせ位置)には隙間が形成されることから、鍔部や鍔部の上方の内釜の部位が位置する蓋体に囲まれた空間は、この隙間を介して炊飯器の外部の空間と連通した状態となっている。
従って、この隙間から鍔部や鍔部の上方の内釜の部位が収納されている空間に、保温時の内釜内部の温度より低い炊飯器の外部の空気が浸入し、鍔部や鍔部の上方の内釜の部位を冷やしてしまい、内釜内部に結露を生じさせてしまうという課題がある。
しかしながら、炊飯器本体を蓋体で閉じた状態であっても、炊飯器本体の上面と蓋体の間(炊飯器本体と蓋体の合わせ位置)には隙間が形成されることから、鍔部や鍔部の上方の内釜の部位が位置する蓋体に囲まれた空間は、この隙間を介して炊飯器の外部の空間と連通した状態となっている。
従って、この隙間から鍔部や鍔部の上方の内釜の部位が収納されている空間に、保温時の内釜内部の温度より低い炊飯器の外部の空気が浸入し、鍔部や鍔部の上方の内釜の部位を冷やしてしまい、内釜内部に結露を生じさせてしまうという課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決する為になされたもので、鍔部や鍔部の上方の内釜の部位が冷却されにくく、結露を防止することが可能な炊飯器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するためには、炊飯器において、内釜と、内釜を収容する内釜収容部を有する炊飯器本体と、炊飯器本体の上方を覆うように閉じる蓋体を有し、内釜は、底部と、底部の上方で内釜の開口端部まで延びる筒部を有し、筒部は内釜収容部に収容される下筒部と、内釜収容部から上方に突出し開口端部まで延びる上筒部を含む構成であり、上筒部の下端には、上筒部の周囲を囲むように外方向に突出する鍔部が形成されており、外蓋には、炊飯器本体に内釜が装着された状態において、鍔部の上面と外蓋との間の隙間を塞ぐシール部材を設ける。
本発明によれば、鍔部や鍔部の上方の内釜の部位の温度が冷めにくく、内釜内部に結露が発生することを抑止することが可能な炊飯器を構成することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略または簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさおよび配置等は、この発明の範囲内で適宜変更することができる。
実施の形態1.
[炊飯器]
図1は、この発明の実施の形態に係る炊飯器の斜め上方から見た斜視図である。図2は、内釜5の前後方向の中心位置である図1におけるX−X断面図を前方から見た図。図3は、図2におけるY部分の拡大図。図4は、内釜を斜め上方から見た斜視図である。
[炊飯器]
図1は、この発明の実施の形態に係る炊飯器の斜め上方から見た斜視図である。図2は、内釜5の前後方向の中心位置である図1におけるX−X断面図を前方から見た図。図3は、図2におけるY部分の拡大図。図4は、内釜を斜め上方から見た斜視図である。
図1及び図2に示すように、この実施の形態に係る炊飯器100は、内釜収容部1aを有する炊飯器本体1と、内釜収容部1aに着脱自在に設置される内釜5と、炊飯器本体1の上方を覆う蓋体2とを備えている。
蓋体2は、炊飯器本体1に開閉自在に取り付けられる。使用者は、蓋開放ボタン2pを操作して蓋体2を開けて、例えば、内釜収容部1aに内釜5を設置し、または内釜収容部1aから内釜5を取り出すことができる。また、ユーザは、例えば、蓋体2を閉じて、内釜5の中に準備された米等の被調理物の調理等を行うことができる。
蓋体2は、炊飯器本体1に開閉自在に取り付けられる。使用者は、蓋開放ボタン2pを操作して蓋体2を開けて、例えば、内釜収容部1aに内釜5を設置し、または内釜収容部1aから内釜5を取り出すことができる。また、ユーザは、例えば、蓋体2を閉じて、内釜5の中に準備された米等の被調理物の調理等を行うことができる。
[内釜]
図2及び図4に示すように、内釜5は、底部5aと、底部5aの上方で開口端部5dまで延びる筒部5cと、底部5aと筒部5cとの間のコーナー部5bと、を有する有底筒状の調理容器である。内釜5は、例えば、焼成した炭素材料を削り出すことによって形成される。
なお、内釜5は、例えば、鉄、アルミもしくは銅等の金属またはこれらを含む合金で形成されていてもよく、その場合には、鋳造、切削等の工程を経て形成される。
図2及び図4に示すように、内釜5は、底部5aと、底部5aの上方で開口端部5dまで延びる筒部5cと、底部5aと筒部5cとの間のコーナー部5bと、を有する有底筒状の調理容器である。内釜5は、例えば、焼成した炭素材料を削り出すことによって形成される。
なお、内釜5は、例えば、鉄、アルミもしくは銅等の金属またはこれらを含む合金で形成されていてもよく、その場合には、鋳造、切削等の工程を経て形成される。
この実施の形態の内釜5の筒部5cは、コーナー部5bと接続する下筒部5c1と、下筒部5c1の上方で開口端部5dまで延びる上筒部5c2とを含んでいる。
下筒部5c1は、上下方向に沿って形成された内周面を有する。上筒部5c2は、後述する鍔部50より上方の部分であり、上方の開口端部5dに向かうにしたがって、径方向に徐々に窄められた内周面を有している。
下筒部5c1は、上下方向に沿って形成された内周面を有する。上筒部5c2は、後述する鍔部50より上方の部分であり、上方の開口端部5dに向かうにしたがって、径方向に徐々に窄められた内周面を有している。
また、下筒部5c1および上筒部5c2の外周面は、それぞれの内周面と概略同形状に形成されている。つまり、下筒部5c1の外周面は、上下方向に沿って、略直線状に形成されており、上筒部5c2の外周面は、下方から上方の開口端部5dに向かいながら、径方向に徐々に窄められて形成されている。
つまり、内釜5は、上端部が内釜5の最大径よりも小さく形成された概略壺形状の外形を有している。
つまり、内釜5は、上端部が内釜5の最大径よりも小さく形成された概略壺形状の外形を有している。
また、内釜5の外周面であって上筒部5c2の下端に当たる位置には、鍔部50が設けられている。つまり、鍔部50より上側が上筒部5c2となる。鍔部50は、上筒部5c2の外周面から外方に突出しており、筒部5c(上筒部5c2)の周囲を囲むリング形状を成している。鍔部50から上側に、筒部5c(上筒部5c2)が位置し、内釜5の内部において、鍔部50よりも上側に内釜5の内部空間が形成される。
つまり、内釜5の外形状は、外周面から周囲に向かって鍔部50が突出して取り囲む、所謂、羽釜形状を成している。
また、内釜5の内周面は、下方から上方の開口端部5dに向かいながら、径方向に徐々に窄められている。鍔部50の下部から開口端部5dまでの高さh1は、内釜5の内側の内底部から開口端部5dまでの高さhの15パーセント以上である。
また、内釜5の内周面は、下方から上方の開口端部5dに向かいながら、径方向に徐々に窄められている。鍔部50の下部から開口端部5dまでの高さh1は、内釜5の内側の内底部から開口端部5dまでの高さhの15パーセント以上である。
[炊飯器本体]
図1及び図2に示すように、炊飯器本体1は、上部が開口された内釜収容部1aを有する。内釜収容部1aの上端は、内釜5の鍔部50を下側から支持する鍔支持部1a1を構成している。鍔支持部1a1には、内釜5の鍔部50の下側に当接するリング状の内釜シール部材1a2が配設されている。
内釜シール部材1a2は、鍔部50の下側と鍔支持部1a1との間をシールするものであり、例えば、シリコン樹脂等の弾性を有する材質で形成されている。内釜5が炊飯器本体1に設置されると、内釜5の鍔部50の下方で、内釜5の外側と内釜収容部1aの内側との間が密閉される。
図1及び図2に示すように、炊飯器本体1は、上部が開口された内釜収容部1aを有する。内釜収容部1aの上端は、内釜5の鍔部50を下側から支持する鍔支持部1a1を構成している。鍔支持部1a1には、内釜5の鍔部50の下側に当接するリング状の内釜シール部材1a2が配設されている。
内釜シール部材1a2は、鍔部50の下側と鍔支持部1a1との間をシールするものであり、例えば、シリコン樹脂等の弾性を有する材質で形成されている。内釜5が炊飯器本体1に設置されると、内釜5の鍔部50の下方で、内釜5の外側と内釜収容部1aの内側との間が密閉される。
また、炊飯器本体1は、主加熱手段7と温度センサ8と制御部10を有する。
温度センサ8は、内釜5の底部5aの中心付近の温度を検出するものであり、例えば、サーミスタで構成されている。制御部10は、後述する操作部3を操作したことによる入力や温度センサ8からの入力に基づき、主加熱手段7や後述する本体表示部4など、炊飯器100を構成する各種部品の動作の制御を行うものであり、例えば、CPUまたは専用IC等を含んで構成されている。尚、制御部10は、本実施の形態において本体後部に設けられている。
温度センサ8は、内釜5の底部5aの中心付近の温度を検出するものであり、例えば、サーミスタで構成されている。制御部10は、後述する操作部3を操作したことによる入力や温度センサ8からの入力に基づき、主加熱手段7や後述する本体表示部4など、炊飯器100を構成する各種部品の動作の制御を行うものであり、例えば、CPUまたは専用IC等を含んで構成されている。尚、制御部10は、本実施の形態において本体後部に設けられている。
主加熱手段7は、内釜5の加熱を行うものであり、制御部10からの指示に基づいて動作する。主加熱手段7は、例えば、底部加熱手段7aとコーナー部加熱手段7bと下筒部加熱手段7cとを含んでいる。底部加熱手段7aは、内釜5の底部5aを加熱するものである。コーナー部加熱手段7bは、内釜5のコーナー部5bを加熱するものである。
なお、この実施の形態の例では、底部加熱手段7aおよびコーナー部加熱手段7bは、誘導コイルで構成されているが、底部加熱手段7aおよびコーナー部加熱手段7bは、電熱線等で構成されていてもよい。下筒部加熱手段7cは、内釜5の下筒部5c1を加熱するものであり、例えばコードヒータ等で構成されている。
なお、この実施の形態の例では、底部加熱手段7aおよびコーナー部加熱手段7bは、誘導コイルで構成されているが、底部加熱手段7aおよびコーナー部加熱手段7bは、電熱線等で構成されていてもよい。下筒部加熱手段7cは、内釜5の下筒部5c1を加熱するものであり、例えばコードヒータ等で構成されている。
[蓋体]
図1〜図3に示すように、蓋体2は、外蓋2aと内蓋2bを有する。外蓋2aは、炊飯器本体1の上方を覆うものである。外蓋2aは、炊飯器本体1の後方で、ヒンジ6等の連結機構6によって、炊飯器本体1に開閉自在に取り付けられている。尚、本実施の形態の蓋体2は、ヒンジ6を介して炊飯器本体1に軸支され、ヒンジ6と共に設けられたヒンジバネにより、蓋体2が開く方向にバネ力で力が作用している。従って、使用者が蓋開放ボタン2pを操作して、蓋体2と炊飯器本体1のロック状態を解除すると、蓋体2がヒンジバネのバネ力で、図1の矢印Hの方向に動いて開放する。
図1〜図3に示すように、蓋体2は、外蓋2aと内蓋2bを有する。外蓋2aは、炊飯器本体1の上方を覆うものである。外蓋2aは、炊飯器本体1の後方で、ヒンジ6等の連結機構6によって、炊飯器本体1に開閉自在に取り付けられている。尚、本実施の形態の蓋体2は、ヒンジ6を介して炊飯器本体1に軸支され、ヒンジ6と共に設けられたヒンジバネにより、蓋体2が開く方向にバネ力で力が作用している。従って、使用者が蓋開放ボタン2pを操作して、蓋体2と炊飯器本体1のロック状態を解除すると、蓋体2がヒンジバネのバネ力で、図1の矢印Hの方向に動いて開放する。
外蓋2aの上面には、操作部3と本体表示部4が設けられている。
操作部3は、炊飯器100への指示を行うものであり、例えばタッチセンサ等で構成されている。ユーザは、操作部3を操作して、調理メニューの選択、調理時間の設定等の指示を行うことができる。
本体表示部4は、炊飯器100の動作状態等を表示するものであり、例えば液晶パネル等で構成されている。操作部3および本体表示部4は、これらが一体的に形成されたタッチパネルで構成されていてもよい。
操作部3は、炊飯器100への指示を行うものであり、例えばタッチセンサ等で構成されている。ユーザは、操作部3を操作して、調理メニューの選択、調理時間の設定等の指示を行うことができる。
本体表示部4は、炊飯器100の動作状態等を表示するものであり、例えば液晶パネル等で構成されている。操作部3および本体表示部4は、これらが一体的に形成されたタッチパネルで構成されていてもよい。
外蓋2aの内部には、内蓋2aにより密封された内釜5の内部の気圧(圧力)を減圧又は加圧して圧力を調整する圧力調整手段60が設けられている。
圧力調整手段60は、内蓋2a内の空間を介して内釜5の内部空間と連通しており、炊飯調理中に炊飯工程に応じて、内釜5の内部気圧を適宜変化させることにより、ご飯の炊き上がりを調整するためのものである。
圧力調整手段60は、内蓋2a内の空間を介して内釜5の内部空間と連通しており、炊飯調理中に炊飯工程に応じて、内釜5の内部気圧を適宜変化させることにより、ご飯の炊き上がりを調整するためのものである。
外蓋2aの下面には、内蓋2bが着脱自在に装着されている。内蓋2bは、内釜5の開口を覆うものであり、内蓋2bの下面側には、リング状の内釜シール部材12が配設されている。内釜シール部材12は、蓋体2を閉じたときに、内釜5の開口端部5dと当接して、内釜5の開口端部5dと内蓋2bとの間をシールするものである。内釜シール部材12は、例えば、シリコン樹脂等の弾性を有する材質で形成されている。
また、内蓋2bには、蒸気穴2b1が形成されている。また、内蓋2bの蒸気穴2b1には、開閉弁11が設けられている。開閉弁11は、内釜5の内部の圧力によって上下するものである。炊飯時等に発生する蒸気の一部は、蒸気穴2b1を通って、内蓋2bの上方に設置されたカートリッジ20に導かれる。
カートリッジ20は、内蓋2bの上方で、外蓋2aにに装着されている。カートリッジ20は、炊飯時のおねば成分を含む蒸気を、おねば成分と蒸気とに分離し、分離した蒸気を炊飯器100の外部に導き、おねば成分を内釜5の内部へと戻すものである。
すなわち、内蓋2bの蒸気穴2b1を通ったおねば成分を含む蒸気は、カートリッジ20の流入部(図示せず)からカートリッジ20に流入し、カートリッジ20にておねば成分と蒸気とに分離され、分離された蒸気が蒸気排出部20bから排出される。
すなわち、内蓋2bの蒸気穴2b1を通ったおねば成分を含む蒸気は、カートリッジ20の流入部(図示せず)からカートリッジ20に流入し、カートリッジ20にておねば成分と蒸気とに分離され、分離された蒸気が蒸気排出部20bから排出される。
ここで外蓋2aは、下方に向けて開口する凹形状に構成されており、蓋体2の下端を構成する部位である外蓋下端部2cより上側に、空間2dが形成される。内蓋2bは外蓋2aの下面であって空間2d内に設けられる。
このように蓋体2は、下方に開口するカップ形状を成しおり、下方を向く開口は、内釜5が開口端5dから空間2d内に出入り可能な円形状に構成されている。
外蓋下端部2cは、蓋体2が炊飯器本体1の上面を閉じた状態において、炊飯器本体1の鍔支持部1a1と対向する部位であり、外蓋2aの下方に向く凹形状の開口を囲むように、鍔シール部材70が設けられている。鍔シール部材70は、シリコン樹脂等の弾性を有する材質で形成されておる。
このように蓋体2は、下方に開口するカップ形状を成しおり、下方を向く開口は、内釜5が開口端5dから空間2d内に出入り可能な円形状に構成されている。
外蓋下端部2cは、蓋体2が炊飯器本体1の上面を閉じた状態において、炊飯器本体1の鍔支持部1a1と対向する部位であり、外蓋2aの下方に向く凹形状の開口を囲むように、鍔シール部材70が設けられている。鍔シール部材70は、シリコン樹脂等の弾性を有する材質で形成されておる。
[内釜の炊飯器本体への設置]
以上のように構成された内釜5を炊飯器本体1に設置して蓋体2を閉じた状態について説明する。
図2及び図3に示すように、内釜5が炊飯器本体1に設置されると、内釜5の鍔部50の下部が内釜収容部1aの上端の鍔支持部1a1に当接して、内釜5が鍔支持部1a1で支持される。
つまり、鍔部50の下側に位置する下筒部5c1は内釜収容部1aに収容され、鍔部50の下面よりも上方に位置する上筒部5c2は、内釜収容部1aから上方に突出する。
以上のように構成された内釜5を炊飯器本体1に設置して蓋体2を閉じた状態について説明する。
図2及び図3に示すように、内釜5が炊飯器本体1に設置されると、内釜5の鍔部50の下部が内釜収容部1aの上端の鍔支持部1a1に当接して、内釜5が鍔支持部1a1で支持される。
つまり、鍔部50の下側に位置する下筒部5c1は内釜収容部1aに収容され、鍔部50の下面よりも上方に位置する上筒部5c2は、内釜収容部1aから上方に突出する。
そして、蓋体2が炊飯器本体1に閉じられると、鍔部50の下面よりも上方に位置している上筒部5c2は、外蓋2aの空間部2dに入り込み、内釜シール部材12が開口端5dを塞ぎ、内釜5の開口が内蓋2aに閉じられる。
このとき、鍔シール部材70は、鍔支持部1a1に支持された状態の鍔部50の上面に接触する。この両部材が接触する部分は、内釜5の開口の外側を鍔シール部材70が囲うように、鍔部50前周に渡って接触してシールする。
このとき、鍔シール部材70は、鍔支持部1a1に支持された状態の鍔部50の上面に接触する。この両部材が接触する部分は、内釜5の開口の外側を鍔シール部材70が囲うように、鍔部50前周に渡って接触してシールする。
以上のように内釜5が炊飯器本体1の内部に収納されて、蓋体2が炊飯器本体1の上面を閉じ、内釜5の開口の外側を上蓋2に設けられた鍔シール部材70が囲うように、鍔部50前周に渡って接触するので、上筒部5c2が位置する空間2dと、炊飯器本体1と蓋体2の合わせ位置に形成される合わせ隙間14との間の連通部分が封止される。
つまり、隙間14から空間2dに至る部分において、空間2dが炊飯器100の外部から密閉された状態となり、空間2dの熱が隙間14から炊飯器100の外部に逃げにくくなる。
これにより、鍔部50や鍔部50の上側の上筒部5c2の温度の低下を抑えることが可能となり、内釜5内部であって上筒部5c2の内側面での結露の発生を抑止することが可能な炊飯器100を構成することができる。
つまり、隙間14から空間2dに至る部分において、空間2dが炊飯器100の外部から密閉された状態となり、空間2dの熱が隙間14から炊飯器100の外部に逃げにくくなる。
これにより、鍔部50や鍔部50の上側の上筒部5c2の温度の低下を抑えることが可能となり、内釜5内部であって上筒部5c2の内側面での結露の発生を抑止することが可能な炊飯器100を構成することができる。
実施の形態2
次に、実施の形態2に係る炊飯器100を説明する。尚、実施の形態1と同じ構成については同じ符号を付し説明を省略する。実施の形態2は、鍔シール部材の変形例である。
図5を参照すると、実施の形態1と同様に外蓋下端部2cには、鍔シール部材80が設けられている。鍔シール部材80は、鍔部50の上面に接触して、炊飯器100の外側に向けて広がり、鍔部50の外側に至るひだ形状部分80aを有する形状を成している。
次に、実施の形態2に係る炊飯器100を説明する。尚、実施の形態1と同じ構成については同じ符号を付し説明を省略する。実施の形態2は、鍔シール部材の変形例である。
図5を参照すると、実施の形態1と同様に外蓋下端部2cには、鍔シール部材80が設けられている。鍔シール部材80は、鍔部50の上面に接触して、炊飯器100の外側に向けて広がり、鍔部50の外側に至るひだ形状部分80aを有する形状を成している。
このような鍔シール部材80の形状により、隙間14から空間2dに至る部分の封止効果が向上すると共に、鍔部50の外側からの放熱を抑止することができ、鍔部50や鍔部50の上側の上筒部5c2の温度の低下を抑えることが可能となり、内釜5内部であって上筒部5c2の内側面での結露の発生を抑止することが可能な炊飯器100を構成することができる。
実施の形態3
次に、実施の形態3に係る炊飯器100を説明する。尚、実施の形態1と同じ構成については同じ符号を付し説明を省略する。
図6(a)は、炊飯器100の内部に内釜5を収納した状態を示す断面図の要部拡大図である。図6(b)は、炊飯器100の内部から内釜5を外して蓋体2を炊飯器本体1に閉じた状態を示す断面図の要部拡大図である。図7は、図6(b)のY部分の拡大図である。
次に、実施の形態3に係る炊飯器100を説明する。尚、実施の形態1と同じ構成については同じ符号を付し説明を省略する。
図6(a)は、炊飯器100の内部に内釜5を収納した状態を示す断面図の要部拡大図である。図6(b)は、炊飯器100の内部から内釜5を外して蓋体2を炊飯器本体1に閉じた状態を示す断面図の要部拡大図である。図7は、図6(b)のY部分の拡大図である。
図6(a)を参照すると、実施の形態1と同様に、鍔シール部材90は鍔部50の上面に接触して、隙間14から空間2dに至る部分を封止した状態となっており、炊飯動作や保温動作中の鍔部50や鍔部50の上側の上筒部5c2の温度の低下を抑えることが可能状態となっている。
次に、図6(b)及び図7を参照すると、本実施の形態では、内釜5が炊飯器本体1内部に収納されていない状態では、鍔シール部材90は隙間14から空間2dに至る部分を封止しないように構成されている。例えば、隙間14の上下方向の間隔D1は、鍔シール部材90が外蓋下端部2cから下方向に突出する量D2とすると、D1>D2となっている。
次に、図6(b)及び図7を参照すると、本実施の形態では、内釜5が炊飯器本体1内部に収納されていない状態では、鍔シール部材90は隙間14から空間2dに至る部分を封止しないように構成されている。例えば、隙間14の上下方向の間隔D1は、鍔シール部材90が外蓋下端部2cから下方向に突出する量D2とすると、D1>D2となっている。
このように、炊飯器本体1に内釜5が装着されていない状態では、隙間14は鍔シール部材90によって封止されておらず、隙間14を介して、炊飯器100の内部と外部との間で、通気可能な状態となっている。
このように、炊飯器100を使用していない状態であれば、内釜5を外しておけば、蓋体2を閉じた状態で、炊飯器100の内部と外部の間の通気を確保することができる。
このように、炊飯器100を使用していない状態であれば、内釜5を外しておけば、蓋体2を閉じた状態で、炊飯器100の内部と外部の間の通気を確保することができる。
特に、誘導加熱方式ではない主加熱手段7や内蓋2aを加熱する内蓋ヒーター(図示せず)を動作させることで、炊飯器100の内部を乾燥させることができる。また、圧力調整手段60を動作させて 内部の空気を隙間14から排出、又は、新鮮な空気を隙間14から取り入れることができ、炊飯器100の内部を清潔にすることができる。つまり、圧力調整手段60を炊飯器100の内部を換気する換気手段として用いることで、炊飯器内部を清潔にすることができる。
また、鍔シール部材90は、外蓋下端部2cに下方に向けて開口する凹部に着脱自在に取り付けることで、取り外して洗浄を行うことが可能である。
また、鍔シール部材90は、外蓋下端部2cに下方に向けて開口する凹部に着脱自在に取り付けることで、取り外して洗浄を行うことが可能である。
1 炊飯器本体、1a 内釜収容部、1a1 鍔支持部、1a2 内釜シール部材、2 蓋体、2a 外蓋、2b 内蓋、2b1 蒸気穴、3 操作部、4 本体表示部、5 内釜、5a 底部、5b コーナー部、5c 筒部、5c1 上筒部、5c2 下筒部、5d 開口端部、6 連結機構、7 加熱手段、7a 底部加熱手段、7b コーナー部加熱手段、7c 下筒部加熱手段、8 温度センサ、10 制御部、11 開閉弁、12 シール部材、13 放熱空間、14 通気路、20 カートリッジ、20b 蒸気排出部、50 鍔部、60 圧力調整手段、70、80、90 鍔シール部材、54 表示部、30 上筒部加熱手段、100 炊飯器
Claims (5)
- 内釜と、前記内釜を収容する内釜収容部を有する炊飯器本体と、前記炊飯器本体の上方を覆うように閉じる蓋体を有し、
前記内釜は、底部と、前記底部の上方で当該内釜の開口端部まで延びる筒部を有し、前記筒部は前記内釜収容部に収容される下筒部と、前記内釜収容部から上方に突出し前記開口端部まで延びる上筒部を含む構成であり、
前記上筒部の下端には、該上筒部の周囲を囲むように外方向に突出する鍔部が形成されており、
前記外蓋には、前記炊飯器本体に内釜が装着された状態において、前記鍔部の上面と前記外蓋との間の隙間を塞ぐシール部材が設けられたことを特徴とする炊飯器。 - 前記シール部材は、前記鍔部の上面から側面に至る形状を成していることを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
- 前記炊飯器本体から前記内釜が取り外され、前記外蓋が前記炊飯器本体に閉じられた状態において、
前記シール部材と前記炊飯器本体の間には、隙間が形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の炊飯器。 - 内部を換気する換気手段を有し、
前記炊飯器本体から前記内釜が取り外された状態のときに、前記換気手段を駆動させることを特徴とする請求項3に記載の炊飯器。 - 前記換気手段は、前記内釜内部の圧力を調整する圧力調整手段であることを特徴とする請求項4に記載の炊飯器。
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Cited By (2)
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JPWO2018180436A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2020-02-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 金属製ケース、及び、電池 |
CN112438582A (zh) * | 2019-08-27 | 2021-03-05 | 九阳股份有限公司 | 一种防吸胆烹饪器具 |
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2015
- 2015-01-14 JP JP2015005114A patent/JP2016129615A/ja active Pending
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JP6994682B2 (ja) | 2017-03-31 | 2022-02-04 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電池 |
US11664549B2 (en) | 2017-03-31 | 2023-05-30 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Metal case and battery |
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