JP2016100432A - テープ搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子部品チップが封入されたキャリアテープを保持する保持力が向上したテープ搬送装置を提供することを課題とする。【解決手段】電子部品チップが封入されたキャリアテープを搬送するテープ搬送装置であって、モータと、前記モータの動力を受けて回転するピニオンギヤと、前記ピニオンギヤの回転に連動して回転するシザースギヤと、前記シザースギヤに噛み合うギヤ部を有し、前記キャリアテープを搬送するスプロケットと、を備えたテープ搬送装置。【選択図】図3
Description
本発明は、テープ搬送装置に関する。
特許文献1には、電子部品チップが封入されたキャリアテープを搬送してチップマウンターにチップを供給するチップフィーダが開示されている。
このようなチップフィーダは、キャリアテープを搬送するためのテープ搬送装置を備えている。テープ搬送装置は、モータによって回転するスプロケットによりキャリアテープを搬送する。ここで、例えばキャリアテープやテープ搬送装置に衝撃や振動等が作用した場合に、キャリアテープを保持するテープ搬送装置の保持力が弱いと、スプロケットが余計に順方向に回転又は逆方向に回転してキャリアテープの位置が所望の位置からずれる恐れがある。
そこで本発明は、電子部品チップが封入されたキャリアテープを保持する保持力が向上したテープ搬送装置を提供することを目的とする。
上記目的は、電子部品チップが封入されたキャリアテープを搬送するテープ搬送装置であって、モータと、前記モータの動力を受けて回転するピニオンギヤと、前記ピニオンギヤの回転に連動して回転するシザースギヤと、前記シザースギヤに噛み合うギヤ部を有し、前記キャリアテープを搬送するスプロケットと、を備えたテープ搬送装置によって達成できる。
本発明によれば、電子部品チップが封入されたキャリアテープを保持する保持力が向上したテープ搬送装置を提供できる。
図1は、本実施例のテープ搬送装置1の外観図である。テープ搬送装置1は、電子部品チップが封入されたキャリアテープを搬送して不図示のチップマウンターにチップを供給するチップフィーダに搭載されものである。チップマウンターは、電子部品チップを電子回路基板に自動実装する装置である。テープ搬送装置1は、リールに巻かれたキャリアテープをテープ搬送装置1のスプロケット80によりチップマウンターへ搬送する。テープ搬送装置1は、ケース10、ケース10に組みつけられたカバー10a、を含む。
図2は、カバー10aを取り外した状態の図である。図3は、カバー10a及び減速ギヤ40を取り外した状態の図である。ケース10は、カバー10aが固定された頂面11、頂面11よりも窪んだ凹部12r、14r、16r、18rが形成されている。ケース10内にはモータMが収納されている。凹部12rの底面にはモータ用カバーMCが固定されている。ピニオンギヤ20は、凹部12rの底面から突出したモータMの回転軸の先端に固定されており、凹部12r内に位置している。尚、図1に示したようにカバー10aには、ピニオンギヤ20を逃がす開口12aが形成されている。
減速ギヤ40は、ケース10に形成された支軸14により回転可能に支持されている。減速ギヤ40は、ピニオンギヤ20と噛み合う大径ギヤ部42、大径ギヤ部42よりもピッチ円径が小さく大径ギヤ部42と同心状の小径ギヤ部44、を含む。減速ギヤ40の小径ギヤ部44は、シザースギヤ60と噛み合っている。大径ギヤ部42は、凹部12rの底面よりも若干低い底面を有した凹部14r内に配置され、小径ギヤ部44は、凹部14rの底面よりも低い底面を有した凹部14r1内に配置されている。
シザースギヤ60は、ケース10に形成された支軸16により回転可能に支持され、凹部14rの底面よりも低い底面を有した凹部16r内に配置されている。ピニオンギヤ20の回転は、減速ギヤ40により減速されてシザースギヤ60に伝達される。シザースギヤ60は、減速ギヤ40の小径ギヤ部44と共にスプロケット80のギヤ部82に噛み合っている。
スプロケット80は、ケース10に固定された支軸19に回転可能に支持され、凹部16rの底面よりも若干低い底面を有した凹部18r内に配置されている。尚、図1に示したように、カバー10aには支軸19を逃がす開口19aが形成されている。スプロケット80は、ギヤ部82よりも径が大きい歯部84を含む。歯部84には、不図示の複数の歯が周方向に等間隔に形成されている。歯部84上の歯は、キャリアテープの長手方向に等間隔に空けられている孔に係合する。これにより、スプロケット80の回転により歯部84上の歯にキャリアテープの孔が順に係合して、キャリアテープがチップマウンターに搬送される。従って、モータMの動力がピニオンギヤ20、減速ギヤ40、シザースギヤ60を介してスプロケット80に伝達されている。
次に、シザースギヤ60について説明する。図4は、シザースギヤ60の断面図である。シザースギヤ60は、同軸に重なったメインギヤ62、サブギヤ64を含む。メインギヤ62、サブギヤ64は、ピッチ円径や歯数は同一である。メインギヤ62、サブギヤ64の間には不図示のC字状のトーションスプリングが配置され、相互に周方向への付勢力が付与されている。この付勢力により、メインギヤ62の歯とサブギヤ64の歯とで減速ギヤ40の小径ギヤ部44の歯が挟まれ、同様にメインギヤ62の歯とサブギヤ64の歯とでスプロケット80のギヤ部82の歯が挟まれる。これにより、シザースギヤ60と減速ギヤ40との間のバックラッシュ、及びシザースギヤ60とスプロケット80との間のバックラッシュが抑制される。また、メインギヤ62の歯とサブギヤ64の歯とでスプロケット80の歯部84の歯が挟まれてスプロケット80は保持されるので、例えばキャリアテープやチップフィーダに衝撃や振動等が作用した場合であっても、スプロケット80の不用意な回転が抑制される。従って、テープ搬送装置1によるキャリアテープの保持力が向上している。このため、キャリアテープの位置が所望の位置からずれることを抑制できる。
また、例えばスプロケットに動力を伝達するギヤのベアリングに対してバネワッシャにより回転軸方向の力を与えて、キャリアテープの保持力を向上させることが考えられる。この場合、構造が複雑化して組立作業性が悪化する恐れがある。また、バネワッシャにより、テープ搬送装置の厚みが増大する恐れがある。
また、例えばバックラッシュを抑制するために、スプロケットに動力を伝達する2つのギヤの一方を他方に接近可能に支持してバネにより一方を他方に向けて付勢することが考えられる。しかしながらこの場合も、組立作業性が悪化し、テープ搬送装置の厚みも増大する恐れがある。
本実施例では、予め単一のギヤとして組立てられているシザースギヤ60を用いることにより、組立作業性も向上している。また、シザースギヤ60以外に、上述したバネワッシャやスプリングも不要となるため、テープ搬送装置1の厚みの増大が抑制されている。このため、複数のテープ搬送装置1を厚み方向に並べて配置する場合に、複数のテープ搬送装置1の占有スペースの増大を抑制できる。
また、モータMはケース10内に収納され、減速ギヤ40、シザースギヤ60、スプロケット80はケース10とカバー10aとの間で支持されている。従って、テープ搬送装置1は薄型化されている。また、これらギヤの回転軸方向から見て、減速ギヤ40の大径ギヤ部42は、シザースギヤ60及びスプロケット80と部分的に重なっている。従って、テープ搬送装置1は回転軸に垂直な平面方向で小型化されている。また、モータM、ピニオンギヤ20、減速ギヤ40、シザースギヤ60、及びスプロケット80は、ケース10及びカバー10aによりユニット化されている。このためテープ搬送装置1の取り扱いが容易であり、テープ搬送装置1をテープフィーダに搭載する作業性も向上している。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、変形・変更が可能である。
上記実施例では、ピニオンギヤ20の回転動力は減速ギヤ40を介してシザースギヤ60に伝達されるがこのような構成に限定されない。例えば、減速ギヤを設けずに、ピニオンギヤにシザースギヤが直接噛み合う構成であってもよい。また、複数の減速ギヤ及びシザースギヤを設けてもよい。例えば、ピニオンギヤに噛み合う第1減速ギヤ、第1減速ギヤに噛み合う第1シザースギヤ、第1シザースギヤに噛み合う第2減速ギヤ、第2減速ギヤに噛み合う第2シザースギヤ、第2シザースギヤに噛み合うスプロケット、を備えた構成であってもよい。また、ピニオンギヤに第1減速ギヤが噛み合い、第1減速ギヤに第2減速ギヤが噛み合い、第2減速ギヤにシザースギヤが噛み合う構成であってもよい。以上のように、シザースギヤは、ピニオンギヤの回転に連動して回転するものであればよく、直接ピニオンギヤに噛み合うものであってもよいし、減速ギヤを介してピニオンギヤの回転動力が伝達されるものであってもよい。
1 テープ搬送装置
10 ケース
10a カバー
M モータ
20 ピニオンギヤ
40 減速ギヤ
60 シザースギヤ
62 メインギヤ
64 サブギヤ
80 スプロケット
10 ケース
10a カバー
M モータ
20 ピニオンギヤ
40 減速ギヤ
60 シザースギヤ
62 メインギヤ
64 サブギヤ
80 スプロケット
Claims (2)
- 電子部品チップが封入されたキャリアテープを搬送するテープ搬送装置であって、
モータと、
前記モータの動力を受けて回転するピニオンギヤと、
前記ピニオンギヤの回転に連動して回転するシザースギヤと、
前記シザースギヤに噛み合うギヤ部を有し、前記キャリアテープを搬送するスプロケットと、を備えたテープ搬送装置。 - 前記モータを収納するケースと、
前記ケースに固定されたカバーと、を備え、
前記シザースギヤ、及び前記スプロケットは、前記ケースと前記カバーとの間で回転可能に支持され、
前記モータ、前記ピニオンギヤ、前記シザースギヤ、及び前記スプロケットは、前記ケース及び前記カバーによりユニット化されている、請求項1のテープ搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014235445A JP2016100432A (ja) | 2014-11-20 | 2014-11-20 | テープ搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014235445A JP2016100432A (ja) | 2014-11-20 | 2014-11-20 | テープ搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016100432A true JP2016100432A (ja) | 2016-05-30 |
Family
ID=56077462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014235445A Pending JP2016100432A (ja) | 2014-11-20 | 2014-11-20 | テープ搬送装置 |
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JP (1) | JP2016100432A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107504155A (zh) * | 2017-07-04 | 2017-12-22 | 深圳市联得自动化装备股份有限公司 | Cof载带棘轮 |
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JP2004225732A (ja) * | 2003-01-20 | 2004-08-12 | Fuji Mach Mfg Co Ltd | 歯車装置および電子回路部品装着機 |
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JP2014154574A (ja) * | 2013-02-05 | 2014-08-25 | Nidec Copal Electronics Corp | テープフィーダ |
-
2014
- 2014-11-20 JP JP2014235445A patent/JP2016100432A/ja active Pending
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