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JP6271200B2 - 長さ検出用リール - Google Patents

長さ検出用リール Download PDF

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JP6271200B2
JP6271200B2 JP2013201792A JP2013201792A JP6271200B2 JP 6271200 B2 JP6271200 B2 JP 6271200B2 JP 2013201792 A JP2013201792 A JP 2013201792A JP 2013201792 A JP2013201792 A JP 2013201792A JP 6271200 B2 JP6271200 B2 JP 6271200B2
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Description

本発明は、高所作業車等に備えられるブームやアウトリガー等の伸縮位置を検出するための長さ検出用リールに関する。
従来から、高所作業車等の産業車両では、ブームやアウトリガーの伸縮位置を検出するための検出装置が備えられている。このような伸縮長さを検出する検出装置として、例えば、特許文献1では、ブームが伸長もしくは縮短駆動されると、先端部がブームの先端部に接続されているコードが繰り出され、もしくは巻き戻されるのに伴ってリール本体が回転させられることにより、リール本体の出力軸が回転し、この出力軸の先端部に取り付けられているピニオンと噛み合う減速機の回転出力によって平歯車機構を介してポテンショメータが回転するようになっている。これにより、特許文献1の検出装置では、ポテンショメータからブームの伸縮位置に対応した電圧信号が出力され、ブームの伸縮長さを検出している。
特開平06−018204号公報
しかしながら、特許文献1では、ドラムの回転を伝達する出力軸の揺れを抑制するために、ベアリングが用いられており、このベアリングを設けるスペースを確保する必要があるという問題がある。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、ベアリングを用いることなく、ドラム軸の揺れを抑制することにより、検出精度の低下を抑制することができる長さ検出用リールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の長さ検出用リールは、固定軸が形成された第1基体と、回転中心軸方向の一方に突状に形成されたドラム軸と、該ドラム軸の突方向の反対側に開口して、前記ドラム軸と同軸に形成された第1嵌合孔と、前記ドラム軸の突方向の側に開口して、前記ドラム軸と同軸に形成された第2嵌合孔と、一端が対象物に止着されたワイヤが外周に前記ドラム軸方向に複数並んで巻回される巻回部とを有するドラムと、前記ドラム軸の径方向に支持可能であって、前記ドラム軸が挿入可能な挿入孔を有する第2基体と、前記ドラム軸と同軸となるように前記第2嵌合孔に嵌合する嵌合軸を有する太陽ギヤと、前記挿入孔と同軸に設けられ、内歯を有する環状部と、前記太陽ギヤと前記内歯に噛合する遊星ギヤとを有する遊星歯車機構と、回転情報発生部材が設置される回転座と、前記回転情報発生部材の回転情報を検知して該回転情報を出力する検出部と、前記遊星ギヤの回転力を減速して前記回転座に伝達する減速機構を備え、前記ドラムが前記第1基体に対して回転可能に前記固定軸に前記第1嵌合孔が嵌合して、前記ドラムが、前記第1基体上に設けられ、前記ドラムが前記第2基体に対して回転可能に前記ドラム軸が前記挿入孔に挿入されて、前記ドラムが前記第1基体と前記第2基体との間になるように前記第2基体が前記ドラム上に設けられ、前記ドラムの回転に従って、前記太陽ギヤが回転するように前記嵌合軸と前記第2嵌合孔が嵌合し、前記ドラムの反対側に配されるように前記第2基体上に前記環状部が設けられることを特徴としている。
(1)本発明の長さ検出用リールによれば、ドラムは、第1基体に対して回転可能に第1基体の固定軸に、ドラム軸の突方向の反対側に開口し、ドラム軸と同軸に形成された第1嵌合孔が嵌合し、第2基体に対して回転可能に第2基体の挿入孔に、ドラム軸が挿入されて、第1基体と第2基体との間に設けられている。また、遊星歯車機構の太陽ギヤは、ドラムの回転に従って、回転するようにドラム軸の突方向の側に開口して、ドラム軸と同軸に形成された第2嵌合孔に嵌合軸が嵌合しており、回転情報発生部材が設置される回転座に減速機構を介して回転力を減速して伝達する遊星歯車機構の遊星ギヤは、第2基体上に設けられた環状部の内歯と太陽ギヤとに噛合している。従って、本発明の長さ検出用リールでは、ベアリングを用いることなく、ドラムが回転した際のドラム軸及び該ドラム軸と同軸となるように第2嵌合孔に嵌合する嵌合軸の揺れを抑制することができるので、ベアリングを設けるためのスペースを確保する必要がなく、小型化及び軽量化することができるとともに、検出精度の低下を抑制できる。
(2)本発明の長さ検出用リールによれば、減速機構は、遊星ギヤの軸と同軸上であって、太陽ギヤと噛合する噛合ギヤに対して、第2基体と反対側に設けられる減速ギヤと、この減速ギヤと噛合して、ドラムの回転速度を減速して、ドラムの回転力を回転座に伝達する伝達ギヤとを有しているので、ドラム軸から入力される回転力を減速させて回転座に伝達する際にガタが発生することを抑制し、より検出精度を向上させることができる。
(3)本発明の長さ検出用リールによれば、ドラムは、第1基体の内面及び第2基体の内面に対向するそれぞれの面の外周側に環状に形成された凸条部がそれぞれ設けられており、それぞれの凸条部は、第1基体の内面及び第2基体の内面にそれぞれ当接しているので、第1基体及び第2基体によって、ドラムの軸方向への動きを抑制することができ、より検出精度を向上させることができる。
(4)本発明の長さ検出用リールによれば、回転座は、カバー部材の内面に対向する面に環状に形成された凸条部が設けられており、この凸条部は、カバー部材の内面に当接しているので、カバー部材によって、回転情報発生部材が設置されている回転座の回転軸方向への動きを確実に抑制することができ、より検出精度を向上させることができる。
本発明に係る長さ検出用リールの実施形態の一例を示す概略断面図である。 本発明に係る長さ検出用リールの実施形態の一例を示す概略平面図である。 本発明に係る長さ検出用リールの実施形態の一例を示す一部切欠き正面図である。 第1基体の一例を示す概略平面図である。 ドラムの一例を示す概略平面図である。 第2基体の一例を示す概略平面図である。 図1の一部拡大断面図である。 太陽ギヤの一例を示す概略底面図である。 遊星ギヤ及び減速ギヤの一例を示す概略底面図である。 キャリアピンの一例を示す概略正面図である。 キャリアプレートの一例を示す概略平面図である。 キャリアピンがキャリアプレートに取り付けられた際の状態を示す概略斜視図である。 図7におけるA−A線断面図である。 図7におけるB−B線断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態の一例について説明する。本発明の長さ検出用リール1は、例えば、図外の高所作業車等の産業車両に備えられるブームやアウトリガー等の対象物の伸縮長さの検出等に用いられるものである。図1に示すように、長さ検出用リール1は、固定軸21が形成された第1基体2と、固定軸21に回転可能に嵌合されるドラム3と、該ドラム3の回転中心軸方向の一方に突状に形成されたドラム軸31が挿入される挿入孔41を有する第2基体4と、ドラム3の回転力が入力される遊星歯車機構5と、回転情報発生部材6が設置される回転座7と、回転情報発生部材6の回転情報を検知する検出部8と、遊星歯車機構5から入力される回転力を減速して回転座7に伝達する減速機構9と、第2基体4上に設けられるカバー部材である第1カバー部材10を備えている。
第1基体2は、本実施形態では、図4に示すように、ドラム3を収容するドラム収容部22を内側に凹状の空間として有し、ドラム収容部22の略中央にドラム3を回転可能に軸支する固定軸21が形成されている。また、図3及び図4に示すように、ワイヤ11は、ドラム3の外周に設けられた巻回部34に巻回され、一端にアウトリガー等の対象物の先端部に止着される接続部11aを有する。第1基体2には、対象物の伸縮に伴って、ドラム3が回転することによりドラム収容部22から繰り出し又は巻き戻しされた際に開口上部28と開口下部48により形成される開口部18へ案内するための案内溝23と、ワイヤ11が巻き取られた際に、接続部11aを収容する接続部収容部24とが形成され、ワイヤ11に付着した水分がドラム収容部22に浸入しないようにシールするシール部材(図示せず)が収容されるシール収容部19をシール収容上部29とともに形成するシール収容下部49が、開口下部28近傍に設けられている。この第1基体2は、対象物の伸縮長さが検出できるように、所定箇所に取り付けられるものであって、所定箇所に取り付けるためのボルト等を挿通可能なボルト孔25が形成されている。また、第1基体2には、ねじ穴26が形成されており、ドラム3をドラム収容部22に収容した状態で、ねじ止めにより第2基体4に取り付けることができるようになっている。尚、第1基体2が対象物に取り付けられてもよい。
ドラム3は、図1及び図5に示すように、当該ドラム3が回転する際の回転中心軸方向の一方に突状に形成されたドラム軸31と、該ドラム軸31の突方向の反対側に開口し、ドラム軸31と同軸に形成された第1嵌合孔32と、ドラム軸31の突方向の側に開口し、ドラム軸31と同軸に形成された第2嵌合孔33と、ワイヤ11が外周にドラム軸31方向に複数並んで巻回される巻回部34とを有している。また、ドラム3には、ワイヤ11の基端部11bを取り付けるための取付孔35が形成されている。
ドラム3は、図1に示すように、第1基体2に対して回転可能に固定軸21に第1嵌合孔32が嵌合した状態で、第1基体2上に設けられる。ドラム軸31は、第1基体2の固定軸21と同軸上となるように配置され、このドラム軸31には、図5に示すように、ドラム軸31の突方向の側が開口する第2嵌合孔33が形成されている。第2嵌合孔33は、平面視D字形状に形成されており、ドラム3の回転に従って、後述する太陽ギヤ51が回転するように太陽ギヤ51の嵌合軸51aと嵌合する。
また、ドラム3には、ドラム軸31の軸方向において第1基体2の内面27及び第2基体4の内面47に対向するそれぞれの面の外周側に環状に形成された凸条部36が形成されており、凸条部36は、第2基体4が第1基体2上に取り付けられ、第1基体2と第2基体4の間にドラム3が設けられる際に、第1基体2の内面27及び第2基体4の内面47に当接するようになっている。従って、ドラム3は、第1基体2と第2基体4によってドラム軸31方向への動きが抑制される。本実施形態に係る長さ検出用リール1では、ドラム3は、図3に示すように、ドラム軸31方向の中央付近からワイヤ11が繰り出されるようになっているので、ワイヤ11が繰り出される際に、ドラム軸31方向にも力が掛かるため、このようにドラム軸31方向にも支持された構造になっている。
また、ドラム3には、ワイヤ11が巻き戻される方向に当該ドラム3を付勢するゼンマイばね12が内装されており、ゼンマイばね12の基端部12aは、第1基体2の固定軸21に形成された切欠部21aに止着され、ゼンマイばね12の先端部12bは、ドラム3の内周面37に止着されている。従って、対象物が伸長方向に駆動されることによりドラム3が回転してワイヤ11が繰り出されると、ゼンマイばね12によりドラム3に対してワイヤ11を巻き戻す方向に付勢力が加わるので、その状態から対象物を縮短方向に駆動すると、ゼンマイばね12の付勢力によりドラム3がワイヤ11を巻き戻す方向に回転し、自動的にワイヤ11を巻回部34に巻回させることができる。尚、本発明の長さ検出用リール1は、主に高所作業車等の産業車両に備えられるブームやアウトリガー等の対象物の伸縮長さの検出に用いられるものであり、対象物の伸縮に対応する所定の長さのワイヤ11が必要となるため、図1及び図5に示すように、ワイヤ11は、巻回部34の軸方向へ複数周に渡って巻回されている。
第2基体4は、図1及び6に示すように、ドラム軸31をドラム軸31の径方向に支持可能であって、ドラム軸31が挿入可能な挿入孔41を有している。第2基体4は、ドラム3が第2基体4に対して回転可能にドラム軸31が挿入孔41に挿入されることにより、ドラム3上に設けられ、ドラム3は第1基体2と第2基体4の間に配置された状態になる。尚、本実施形態では、挿入孔41によってドラム軸31が径方向に動くのを抑制するように支持している例を示しているが、ドラム軸31が径方向に移動したり、傾くことを抑制して、ドラム3のガタツキを抑制することができれば、挿入孔41とドラム軸31との間にパッキン(不図示)を介してドラム軸を間接的に支持するように構成しても良い。
第2基体4には、本実施形態では、図6に示すように、第1基体2と同様に、ワイヤ11の移動を案内するための案内溝42と、開口部18を開口下部28とともに形成する開口上部48をシール収容部19とともに形成するシール収容上部49を有している。また、第2基体4には、対象物の所定箇所に取り付けるためのボルトが挿通可能なボルト孔44と、第1基体2に取り付けるためのねじ穴44とが、第1基体2のボルト孔25及びねじ穴26と対応する位置にそれぞれ形成されている。また、第2基体4には、当該第2基体4上に第1カバー部材10を取り付けるためのねじ穴46及び第2カバー部材13を取り付けるためのねじ穴47が形成されている。本実施形態では、第2基体4が第1基体2上へ固定されることによって、ドラム3がハウジング内に収容される。
遊星歯車機構5は、図1及び図7に示すように、ドラム軸31から入力されるドラム3の回転力を減速機構9へと伝達するものであって、ドラム軸31と同軸となるように第2嵌合孔33に嵌合する嵌合軸51aを有する太陽ギヤ51と、挿入孔41と同軸に設けられ、内歯52aを有する環状部52と、太陽ギヤ51と内歯52aに噛合する遊星ギヤ53とを有している。
太陽ギヤ51は、ドラム3の回転に従って回転するものであって、図1及び図8に示すように、ドラム軸31と同軸に形成されている第2嵌合孔33と嵌合する嵌合軸51aと、遊星ギヤ53の噛合ギヤ53aと噛合する歯51bを有している。嵌合軸51aは、図8に示すように、第2嵌合孔33と略同形状のD字形状に形成されており、ドラム軸31の回転と同時に太陽ギヤ5も回転するようになっている。尚、嵌合軸51a及び第2嵌合孔33の形状は、この形状に限定されるものではなく、ドラム3の回転に従って、太陽ギヤ51が回転するように嵌合される形状であれば良い。また、太陽ギヤ51の周りには、図13に示すように、歯51bと噛合するように遊星ギヤ53が設けられている。
遊星ギヤ53は、図7に示すように、太陽ギヤ51の歯51b及び環状部52の内歯52aとそれぞれ噛合する噛合ギヤ53aと、噛合ギヤ53aが挿入されたキャリアピン53bと、キャリアピン53bの両端部をそれぞれ支持する2枚のキャリアプレート53cとを有している。
キャリアピン53bは、図10に示すように、略円柱状の胴体部14と、胴体部14の両端側にそれぞれ設けられる支持軸15とを有している。胴体部14には、図9に示すように、噛合ギヤ53aが挿入されて取り付けられる。また、キャリアプレート53cは、図11に示すように、リング状に形成されているプレート本体16に支持軸15を回転可能に支持するための支持孔17がキャリアピン53bの個数分だけ形成されている。従って、図12に示すように、それぞれのキャリアピン53bの両端部の支持軸15は、それぞれのキャリアプレート53cの支持孔17によって回転可能に支持される。また、図7に示すように、環状部52側に位置するキャリアピン53bの支持軸15は、環状部52の環状突起部52bに当接し、回転座7側に位置するキャリアピン53bの支持軸15は、回転座7の環状突起部7bに当接することにより、それぞれのキャリアピン53bは、環状部52及び回転座7によって支持されている。従って、図13に示すように、噛合ギヤ53aが太陽ギヤ51と環状部52の間で、キャリアピン53bを中心に自転しながら、太陽ギヤ51の周りを公転するのに伴って、それぞれのキャリアプレート53cは、回転するようになっている。
環状部52は、環状に形成されたものであって、環状中心に太陽ギヤ51を配置することができるように、図1に示すように、挿入孔41と同軸になるように、第2基体4上のドラム3と反対側に設けられている。この環状部52は、図7及び図13に示すように、遊星ギヤ53の噛合ギヤ53aと噛合する内歯52aと、キャリアプレート53cに当接する環状突起部52bと、外周面から径方向に突出する突起部52cとを有している。環状部52は、図7に示すように、突起部52cが第1カバー部材10によって径方向及び軸方向を押えられることにより、第2基体4上に固定されている。従って、遊星ギヤ53が回転する際も内歯52aは軸方向への移動及び径方向の外側への移動がカバー部材10により間接的に規制され、そのままの位置に留まる。つまり、ドラム3の回転に従って、太陽ギヤ51の回転が遊星ギヤ53を介して環状部52に伝達された際に、太陽ギヤ51の径方向への力を環状部52によって支持することができる。このような作用を有するものであれば、環状部52は第2基体4と一体であってもよい。従って、太陽ギヤ51は、カバー部材10により径方向への移動が規制された遊星ギヤ53によって、軸に対して垂直な方向から支持される。そのため、太陽ギヤ51と共に回転するように嵌合したドラム3も遊星ギヤ53により、軸のブレが抑制されるように支持され、固定軸21と挿入孔41と共に支持されてドラム3の揺れを防止することができる。
減速機構9は、遊星歯車機構5を介して入力されるドラム3の回転力を減速させて回転座7に伝達するものであって、本実施形態では、図7に示すように、遊星ギヤ53と同軸上になるようにキャリアピン53bに挿入されて取り付けられる減速ギヤ91と、減速ギヤ91と噛合して、ドラム3の回転速度を減速させて、回転座7にドラム3の回転力を伝達する伝達ギヤ92とを有している。
減速ギヤ91は、遊星ギヤ53を介してドラム3の回転を減速するために用いられるものであって、本実施形態では、図7及び図9に示すように、噛合ギヤ53aと同様にキャリアピン53bに挿入されて取り付けられ、噛合ギヤ53aに対して第2基体4と反対側の回転座7側に位置するように設けられており、噛合ギヤ53aよりも径が大きく形成されている。伝達ギヤ92は、減速ギヤ91によって遊星ギヤ53の回転力を減速させて回転座7に伝達するためのものである。本実施形態においては、回転座7に内歯として設けられている。従って、図14に示すように、減速ギヤ91が回転すると、伝達ギヤ92を介して回転座7が回転する。尚、本実施形態では、減速ギヤ91として遊星ギヤ53と同軸上に設けられている例を示しているが、これに限定されるものではなく、遊星ギヤ53の回転を減速するものであれば良く、1つ又は複数のギヤを用いるように構成しても良い。また、伝達ギヤ92も減速ギヤ91によって遊星ギヤ53の回転力を減速させて回転座7に伝達するためのものであれば良く、減速機構9としては、平歯車を用いた減速機構等であっても良い。従って、減速機構9は、最終的に減速が伝達ギヤ92に伝わり(伝達ギヤ自身による減速を含む)、回転座7に当該減速された回転力が伝達されるものであれば良い。
回転座7は、ドラム3の回転力が減速機構9を介して減速されて回転するものであって、図1及び図7に示すように、中央部に回転情報発生部材6が設置されている。従って、回転座7が回転すると、回転情報発生部材6も回転する。回転情報発生部材6は、ドラム3の回転により当該ドラム3の回転情報を発生する部材であって、検出部8によって回転情報を検知される。本実施形態では、マグネットが用いられているが、マグネット以外にも回転情報を発生することができるものであれば、電気信号や光等も用いることができる。また、回転座7は、第1カバー部材10の内面に対向する面に環状に形成された凸条部7aと、凸条部7aと逆側に突出し、キャリアプレート53cに当接する環状突起部7bとを有している。凸条部7aは、第1カバー部材10が第2基体4に取り付けられた際に、第1カバー部材10の内面に当接するよう設けられているので、回転座7の嵌合軸51aと平行な方向への動きを抑制することができる。また、長さ検出用リール1では、回転座7に設置される回転情報発生部材6は、遊星歯車機構5及び減速機構9を介して、ドラム軸31と同軸上に位置するように設けられている。
検出部8は、回転座7に設置される回転情報発生部材6の回転情報を検知するためのものであって、第1カバー部材カバー10上の回転情報発生部材6に対向する位置に設けられている。検出部8は、例えば、磁気抵抗素子等を備えるものであって、回転情報発生部材6から得られた回転情報を図外の制御回路へと電気信号として出力するものであり、回転情報発生部材6及び検出部8として、例えば、ポテンショメータ等を用いることができる。また、制御回路では、検出部8から出力された回転情報に基づいて、対象物の伸縮位置が求められる。尚、回転情報発生部材6及び検出部8は、特に限定されるものではなく、回転座7の回転情報を検出できるものであれば良い。
第1カバー部材10は、第2基体4上に設けられるものであって、回転情報発生部材6に対向する位置に検出部8が設置されている。また、長さ検出用リール1では、検出部8及び第1カバー部材10を覆うように第2カバー部材13が設けられており、外部から雨水等が検出部8等にかからないようになっている。
以下、本発明に係る長さ検出用リール1の動作について、図面を参照しつつ説明する。長さ検出用リール1では、対象物が伸長すると、それに伴ってドラム3が回転し、ワイヤ11が繰り出される。また、ドラム3の回転に従って、ドラム軸31を介して太陽ギヤ51は、図13に矢印で示す方向に回転する。太陽ギヤ51が回転すると、太陽ギヤ51の歯51aと噛合する遊星ギヤ53の噛合ギヤ53aが太陽ギヤと逆方向に自転しながら、太陽ギヤ51の周りを太陽ギヤ51の回転方向と同方向に公転し、これに伴ってキャリアプレート53cも太陽ギヤ51の回転方向と同方向に回転する。この際、図14に示す減速ギヤ91は、噛合ギヤ53aと同様にキャリアピン53bに挿入されて取り付けられているので、噛合ギヤ53aと同様に自転しながら太陽ギヤ51の周りを太陽ギヤ51の回転方向と同方向に公転する。そして、図14に示すように、減速ギヤ91が回転することによって伝達ギヤ92は、減速ギヤ91の自転と同方向に回転し、それに伴って回転座7は太陽ギヤ51の回転方向の逆方向に減速されて回転することとなる。また、対象物が縮短する場合には、ドラム3は対象物の伸長時と逆方向に回転するので、それに伴って、図13及び図14に示す矢印とは、それぞれ逆方向に回転し、ワイヤ11がドラムの巻回部34に巻回される。
尚、本発明の実施の形態は上述の形態に限るものではなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
本発明に係る長さ検出用リールは、高所作業車等の産業車両に備えられるブームやアウトリガーの伸縮位置を検出するための長さ検出用リールとして有効に利用することができる。
1 長さ検出用リール
2 第1基体
21 固定軸
3 ドラム
31 ドラム軸
32 第1嵌合孔
33 第2嵌合孔
34 巻回部
36 凸条部
4 第2基体
41 挿入孔
5 遊星歯車機構
51 太陽ギヤ
51a 嵌合軸
52 環状部
52a 内歯
53 遊星ギヤ
53a 噛合ギヤ
6 回転情報発生部材
7 回転座
8 検出部
9 減速機構
91 減速ギヤ
92 伝達ギヤ
10 カバー部材
11 ワイヤ

Claims (4)

  1. 固定軸が形成された第1基体と、
    回転中心軸方向の一方に突状に形成されたドラム軸と、該ドラム軸の突方向の反対側に開口して、前記ドラム軸と同軸に形成された第1嵌合孔と、前記ドラム軸の突方向の側に開口して、前記ドラム軸と同軸に形成された第2嵌合孔と、一端が対象物に止着されたワイヤが外周に前記ドラム軸方向に複数並んで巻回される巻回部とを有するドラムと、
    前記ドラム軸の径方向に支持可能であって、前記ドラム軸が挿入可能な挿入孔を有する第2基体と、
    前記ドラム軸と同軸となるように前記第2嵌合孔に嵌合する嵌合軸を有する太陽ギヤと、前記挿入孔と同軸に設けられ、内歯と前記第2基体の反対側に環状突起部とを有する環状部と、前記太陽ギヤと前記内歯に噛合する遊星ギヤとを有する遊星歯車機構と、
    回転情報発生部材が設置される回転座と、
    前記回転情報発生部材の回転情報を検知して該回転情報を出力する検出部と、
    前記遊星ギヤの回転力を減速して前記回転座に伝達する減速機構を備え、
    前記ドラムが前記第1基体に対して回転可能に前記固定軸に前記第1嵌合孔が嵌合して、前記ドラムが、前記第1基体上に設けられ、
    前記ドラムが前記第2基体に対して回転可能に前記ドラム軸が前記挿入孔に挿入されて、前記ドラムが前記第1基体と前記第2基体との間になるように前記第2基体が前記ドラム上に設けられ、
    前記ドラムの回転に従って、前記太陽ギヤが回転するように前記嵌合軸と前記第2嵌合孔が嵌合し、
    前記ドラムの反対側に配されるように前記第2基体上に前記環状部が設けられ
    前記太陽ギヤと前記内歯が噛合される前記遊星ギヤと、前記第2基体と間接的に固定もしくは前記第2基体と一体である前記環状部とを有し、かつ前記環状突起部により前記遊星ギヤを支持していることによって、前記太陽ギヤの径方向への力を支持することを特徴とする長さ検出用リール。
  2. 前記回転座は、前記第2基体側に前記遊星ギヤを支持する環状突起部を有することを特徴とする請求項1に記載の長さ検出用リール。
  3. 固定軸が形成された第1基体と、
    回転中心軸方向の一方に突状に形成されたドラム軸と、該ドラム軸の突方向の反対側に開口して、前記ドラム軸と同軸に形成された第1嵌合孔と、前記ドラム軸の突方向の側に開口して、前記ドラム軸と同軸に形成された第2嵌合孔と、一端が対象物に止着されたワイヤが外周に前記ドラム軸方向に複数並んで巻回される巻回部とを有するドラムと、
    前記ドラム軸の径方向に支持可能であって、前記ドラム軸が挿入可能な挿入孔を有する第2基体と、
    前記ドラム軸と同軸となるように前記第2嵌合孔に嵌合する嵌合軸を有する太陽ギヤと、前記挿入孔と同軸に設けられ、内歯を有する環状部と、前記太陽ギヤと前記内歯に噛合する遊星ギヤとを有する遊星歯車機構と、
    回転情報発生部材が設置される回転座と、
    前記回転情報発生部材の回転情報を検知して該回転情報を出力する検出部と、
    前記遊星ギヤの回転力を減速して前記回転座に伝達する減速機構を備え、
    前記ドラムが前記第1基体に対して回転可能に前記固定軸に前記第1嵌合孔が嵌合して、前記ドラムが、前記第1基体上に設けられ、
    前記ドラムが前記第2基体に対して回転可能に前記ドラム軸が前記挿入孔に挿入されて、前記ドラムが前記第1基体と前記第2基体との間になるように前記第2基体が前記ドラム上に設けられ、
    前記ドラムの回転に従って、前記太陽ギヤが回転するように前記嵌合軸と前記第2嵌合孔が嵌合し、
    前記ドラムの反対側に配されるように前記第2基体上に前記環状部が設けられ、
    前記ドラムは、前記第1基体の内面及び前記第2基体の内面に対向するそれぞれの面の外周側に環状に形成された凸条部がそれぞれ設けられており、
    前記それぞれの凸条部は、前記第1基体の内面及び前記第2基体の内面にそれぞれ当接していることを特徴とする請求項1又は2に記載の長さ検出用リール。
  4. 固定軸が形成された第1基体と、
    回転中心軸方向の一方に突状に形成されたドラム軸と、該ドラム軸の突方向の反対側に開口して、前記ドラム軸と同軸に形成された第1嵌合孔と、前記ドラム軸の突方向の側に開口して、前記ドラム軸と同軸に形成された第2嵌合孔と、一端が対象物に止着されたワイヤが外周に前記ドラム軸方向に複数並んで巻回される巻回部とを有するドラムと、
    前記ドラム軸の径方向に支持可能であって、前記ドラム軸が挿入可能な挿入孔を有する第2基体と、
    前記ドラム軸と同軸となるように前記第2嵌合孔に嵌合する嵌合軸を有する太陽ギヤと、前記挿入孔と同軸に設けられ、内歯を有する環状部と、前記太陽ギヤと前記内歯に噛合する遊星ギヤとを有する遊星歯車機構と、
    回転情報発生部材が設置される回転座と、
    前記回転情報発生部材の回転情報を検知して該回転情報を出力する検出部と、
    前記遊星ギヤの回転力を減速して前記回転座に伝達する減速機構を備え、
    前記ドラムが前記第1基体に対して回転可能に前記固定軸に前記第1嵌合孔が嵌合して、前記ドラムが、前記第1基体上に設けられ、
    前記ドラムが前記第2基体に対して回転可能に前記ドラム軸が前記挿入孔に挿入されて、前記ドラムが前記第1基体と前記第2基体との間になるように前記第2基体が前記ドラム上に設けられ、
    前記ドラムの回転に従って、前記太陽ギヤが回転するように前記嵌合軸と前記第2嵌合孔が嵌合し、
    前記ドラムの反対側に配されるように前記第2基体上に前記環状部が設けられ、
    前記回転座の前記嵌合軸に平行な方向への動きを抑制するカバー部材を備え、
    前記回転座は、前記カバー部材の内面に対向する面に環状に形成された凸条部が設けられており、
    前記凸条部は、前記カバー部材の内面に当接していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の長さ検出用リール。
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