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JP2016100385A - 光半導体デバイスおよび光半導体デバイスの製造方法 - Google Patents

光半導体デバイスおよび光半導体デバイスの製造方法 Download PDF

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Katsuhisa Hasegawa
勝久 長谷川
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Abstract

【課題】樹脂部により半導体光学素子を適切に保護することができる光半導体デバイスを提供する。【解決手段】基板2と、基板2の外面に設けられ、ダイボンディングパッド3aを有する第1電極3と、ダイボンディングパッド3aよりも小さい外形を有し、ダイボンディングパッド3aに設けられた発光素子6と、発光素子6を囲むようにダイボンディングパッド3aに設けられた環状の段差部9と、段差部9の外側を囲むように設けられた樹脂部7とを備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体光学素子を備えた光半導体デバイスおよび光半導体デバイスの製造方法に関するものである。
従来、リードフレームに白色系樹脂をモールドしたリフレクターと、リードフレームのLEDチップ搭載部に搭載されたLEDチップとを備えた発光装置が知られている。このリフレクターの内周面は、平面視において、LEDチップが搭載されたLEDチップ搭載部の外側に位置している(特許文献1参照)。
また、プリント配線板と、プリント配線板の外面に設けられた配線パターンと、受光面を除いた表面に薄膜が設けられ、配線パターンにダイボンディングされた集積回路素子と、集積回路素子の受光面以外の部分を覆う封止部と、を備えた光検出半導体装置が知られている(特許文献2参照)。
特開2007−012727号公報 特開2007−189182号公報
本発明者は、以下の課題を見出した。
光半導体デバイスにおいて、従来の発光装置のように、樹脂部の内周面が、平面視において、半導体光学素子が搭載されたダイボンディングパッドの外側に位置していると、その分、半導体光学素子と樹脂部の内周面との間の間隙が広くなるため、樹脂部により半導体光学素子を十分に保護することができない。
一方、光半導体デバイスが、従来の光検出半導体装置のように、表面に薄膜が設けられた半導体光学素子を備えた構成であると、一部の領域(例えば受光面)を除いて半導体光学素子が樹脂部により覆われるため、樹脂部により半導体光学素子を適切に保護することができる。しかしながら、この場合、薄膜を設けるために半導体光学素子そのものを加工する必要があることから、汎用の半導体光学素子を用いることができない。
本発明は、樹脂部により半導体光学素子を適切に保護することができる光半導体デバイスおよび光半導体デバイスの製造方法を提供することを課題としている。
本発明の光半導体デバイスは、基板と、基板の外面に設けられ、ダイボンディングパッドを有する電極と、ダイボンディングパッドよりも小さい外形を有し、ダイボンディングパッドに設けられた半導体光学素子と、半導体光学素子を囲むようにダイボンディングパッドに設けられた環状の段差部と、段差部の外側を囲むように設けられた樹脂部と、を備えたことを特徴とする。
この場合、開口部を有し、ダイボンディングパッドを被覆する絶縁層、をさらに備え、開口部の内側に、半導体光学素子が位置し、段差部は、開口部の縁部における絶縁層とダイボンディングパッドとの段差により構成されていることが好ましい。
この場合、ダイボンディングパッドに、半導体光学素子を囲む環状の溝部が設けられており、段差部は、溝部により構成されていることが好ましい。
この場合、樹脂部は、段差部の外側に樹脂を塗布することにより形成されたものであることが好ましい。
この場合、段差部の外側に設けられ、ワイヤーを介して半導体光学素子と接続されたワイヤーボンディングパッド、をさらに備えたことが好ましい。
この場合、半導体光学素子は、受光素子、発光素子、および受発光素子、のいずれかであることが好ましい。
なお、受発光素子とは、受光素子と発光素子とを備えた素子を意味する。
本発明の光半導体デバイスの製造方法は、基板の外面に、ダイボンディングパッドを有する電極を形成し、ダイボンディングパッドに、環状の段差部を形成し、ダイボンディングパッドよりも小さい外形を有する半導体光学素子を、段差部の内側に位置するようにダイボンディングパッドに接着し、段差部の外側に、樹脂を塗布することを特徴とする。
本発明の第1実施形態に係る光半導体デバイスを示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のb−b切断線による断面図、(c)は(a)のc−c切断線による断面図である。 図1に示した光半導体デバイスの製造工程を示す図である。 図2に続く製造工程を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る光半導体デバイスを示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のb−b切断線による断面図、(c)は(a)のc−c切断線による断面図である。 図4に示した光半導体デバイスの製造工程を示す図である。 本発明の比較例に係る光半導体デバイスを示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のb−b切断線による断面図、(c)は(a)のc−c切断線による断面図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。なお、以下では、図面について「上」「下」等を用いて説明するが、これらの方向は説明の便宜上のものであり、本発明の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
<第1実施形態>
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る光半導体デバイス1について説明する。光半導体デバイス1は、基板2と、第1電極3と、第2電極4と、絶縁層5と、発光素子6と、樹脂部7と、ワイヤー8とを備えている。
基板2は、絶縁性の材料により構成されている。絶縁性の材料としては、例えば、セラミック、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂を好適に用いることができる。
第1電極3は、基板2の外面に設けられている。第1電極3は、ダイボンディングパッド3aと、第1端子部3bとを備えている。ダイボンディングパッド3aは、基板2の上面に略矩形状に形成されている。ダイボンディングパッド3aの上面には、発光素子6がボンディングされている。第1端子部3bは、ダイボンディングパッド3aの一辺に連なり、基板2の上面から側面を経て下面にまで設けられている。第2電極4は、基板2の外面に設けられている。第2電極4は、ワイヤーボンディングパッド4aと、第2端子部4bとを備えている。ワイヤーボンディングパッド4aは、基板2の上面に、ダイボンディングパッド3aより小さい略矩形状に形成されている。ワイヤーボンディングパッド4aには、ワイヤー8がボンディングされている。第2端子部4bは、ワイヤーボンディングパッド4aの一辺に連なり、基板2の上面から側面を経て下面にまで設けられている。第1電極3および第2電極4は、後述する銅膜13(図2等参照)に外装メッキを施すことにより得られる。
絶縁層5は、ダイボンディングパッド3aの周縁部を被覆している。すなわち、絶縁層5は、ダイボンディングパッド3aよりも大きい略矩形状に形成されており、ダイボンディングパッド3aよりも小さい円形の開口部5aを有している。開口部5aの内側には、発光素子6が位置している。
この開口部5aの縁部における絶縁層5の上面とダイボンディングパッド3aの上面との段差により、円環状の段差部9が構成されている。ここで、ダイボンディングパッド3aの上面が平坦に形成されているため、段差部9を構成する絶縁層5の開口部5a縁部の上面についても、段差部9の全周に亘って平坦に形成されている(図1(c)参照)。なお、段差部9の高さd、すなわち、絶縁層5の厚さは、1μm以上であることが好ましく、40μm程度であることがより好ましい。
絶縁層5の材料は、後述するように、樹脂部7を構成する塗付用樹脂との濡れ性を考慮して、表面自由エネルギーが低いものが選択される。絶縁層5の材料としては、例えば、アクリレート系樹脂を含むソルダーレジストを好適に用いることができる。また、絶縁層5の材料として、SiN(窒化ケイ素)、Ti(チタン)、TiN(窒化チタン)、ポリイミド樹脂などを用いてもよい。
発光素子6は、平面視において、ダイボンディングパッド3aよりも小さい外形を有している。発光素子6としては、例えば、LED(Light Emitting Diode)チップを好適に用いることができる。発光素子6は、銀ペーストなどの導電性接着剤により、ダイボンディングパッド3aの上面に接着されている。
樹脂部7は、ダイボンディングパッド3aに設けられた段差部9の外側を囲むように設けられている(図面では、樹脂部7が設けられた領域を、ドット状の模様で示している)。樹脂部7は、下方に向かって細径となる略漏斗状の内周面7aを有しており、その内周面7aの下端部が、段差部9と略一致している。そのため、樹脂部7の内周面7aの下端部は、平面視において、ダイボンディングパッド3aの内側に位置している。発光素子6から発生した光は、樹脂部7の内周面7aで反射し、光半導体デバイス1の外方へ向かう。なお、樹脂部7に色素を加えることにより、内周面7aにおける反射光の色、つまり光半導体デバイス1の発光色を変えることが可能である。
樹脂部7は、段差部9の外側に不透明な塗付用樹脂を塗布することにより形成される。塗付用樹脂としては、絶縁層5に対して、ある程度大きい接触角を為す材料が好ましく、例えば30°以上の接触角を為すことが好ましい。接触角が大きければ、塗布された塗付用樹脂が段差部9の内側に流れ込むことを効果的に防止することができる。接触角を大きくするためには、絶縁層5は表面自由エネルギーが低い方が好ましく、塗付用樹脂は表面張力が大きい方が好ましい。また、塗付用樹脂は、塗布時点での粘度がある程度大きい方が好ましく、例えば10Pa・s以上であることが好ましい。塗布時点での粘度が大きければ、塗布された塗付用樹脂が、外部からの機械的衝撃によって段差部9の内側に流れ込むことを効果的に防止することができる。このように、表面張力が大きく且つ粘度が大きい材料として、例えば、シリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂を好適に用いることができる。
ワイヤー8は、発光素子6とワイヤーボンディングパッド4aとを接続している。ワイヤー8としては、例えば金線を好適に用いることができる。ワイヤー8の一部つまりワイヤーボンディングパッド4a側は、樹脂部7によって封止されている。なお、ワイヤー8のうち樹脂部7によって封止されていない部分の長さ、およびワイヤー8のうち樹脂部7によって封止されている部分の長さは、ある程度長い方が好ましく、例えば、それぞれ0.3mm以上であることが好ましい。これにより、ワイヤー8の一部が封止されたことによる、発光素子6のボンディング箇所やワイヤーボンディングパッド4aのボンディング箇所への応力集中を回避することができる。
図2および図3を参照して、光半導体デバイス1の製造工程について説明する。まず、図2(a)に示すように、基板2となる絶縁性の基板材12に、銅メッキを施すことにより、第1電極3および第2電極4となる銅膜13を形成する。続いて、図2(b)に示すように、基板材12を表裏に貫通する貫通孔14を形成する。続いて、図2(c)に示すように、銅メッキを施すことにより、銅膜13を貫通孔14の内周面に形成する。続いて、図2(d)に示すように、貫通孔14を充填材15により穴埋めする。続いて、図2(e)に示すように、銅メッキを施すことにより、銅膜13を、充填材15および基板材12の上面および下面に形成する。
続いて、図2(f)に示すように、フォトレジスト塗布、露光および現像を行うことにより、パターン形成用のレジスト膜16を形成する。続いて、図2(g)に示すように、銅膜13をエッチングする。続いて、図2(h)に示すように、レジスト膜16を除去する。これにより、銅膜13に第1電極3および第2電極4のパターンを形成する。
続いて、図3(i)に示すように、絶縁層5となるソルダーレジストの塗布、露光および現像を行うことにより、ダイボンディングパッド3aの周縁部を被覆する絶縁層5を形成する。これにより、環状の段差部9が形成される。
続いて、銅膜13に外装メッキを施した後、図3(j)に示すように、ダイボンディングパッド3aに発光素子6をダイボンディングする。続いて、図3(k)に示すように、発光素子6とワイヤーボンディングパッド4aとをワイヤー8によって接続する。
続いて、図3(l)に示すように、段差部9の外側に塗付用樹脂をポッティング方式により塗布することにより、樹脂部7を形成する。ここで、段差部9の外側に塗布された塗付用樹脂が段差部9に到達すると、段差部9で塗付用樹脂に表面張力が作用する。そして、上述したように、段差部9を構成する絶縁層5の開口部5a縁部の上面が、段差部9の全周に亘って平坦に形成されていることから、表面張力が段差部9の全周に亘って均等に得られ、塗付用樹脂が段差部9の内側に流入することが抑制される。樹脂部7を形成した後、貫通孔14の位置でダイシングすることによって、図1に示した光半導体デバイス1が得られる。
<第2実施形態>
図4を参照して、本発明の第2実施形態に係る光半導体デバイス1Aについて説明する。なお、光半導体デバイス1Aにおいて、光半導体デバイス1と略同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
光半導体デバイス1Aは、絶縁層5を備えておらず、代わりに、ダイボンディングパッド3aには、発光素子6を囲む円環状の溝部3cが設けられている。この溝部3cにより、すなわち、溝部3cの開口面(ダイボンディングパッド3aの上面)と溝部3cの底面との段差により、環状の段差部9が構成されている。この溝部3cにより構成される段差部9についても、段差部9を構成する溝部3cの開口面が、段差部9の全周に亘って平坦に形成されている(図4(c)参照)。なお、溝部3cにより構成される段差部9の高さd、つまり溝部3cの深さについても、1μm以上であることが好ましく、40μm程度であることがより好ましい。
図5を参照して、光半導体デバイス1Aの製造工程について説明する。まず、光半導体デバイス1の製造工程と同様に、図2(a)ないし図2(h)に示した工程を行い、銅膜13に第1電極3および第2電極4のパターンを形成する。
続いて、図5(i)に示すように、フォトレジスト塗布、露光、現像、ハーフエッチングおよびレジスト除去を行うことにより、銅膜13に溝部3cのパターンを形成する。続いて、光半導体デバイス1の製造工程と同様に、図5(j)に示すように、ダイボンディングを行い、さらに、図5(k)に示すように、ワイヤーボンディングを行う。
続いて、図5(l)に示すように、段差部9の外側に塗付用樹脂を塗布することにより、樹脂部7を形成する。ここで、光半導体デバイス1の製造工程と同様に、段差部9の外側に塗布された塗付用樹脂が段差部9に到達すると、段差部9で塗付用樹脂に表面張力が作用することにより、塗付用樹脂が段差部9の内側に流入することが抑制される。樹脂部7を形成した後、貫通孔14の位置でダイシングすることによって、図4に示した光半導体デバイス1Aが得られる。
<比較例>
図6を参照して、本発明の比較例について説明する。比較例に係る光半導体デバイス1Bでは、絶縁層5が、ダイボンディングパッド3aを被覆していない。すなわち、絶縁層5は、ダイボンディングパッド3aよりも大きな楕円形の開口部5aを有している。このため、開口部5aの縁部において絶縁層5により構成される段差部9は、ダイボンディングパッド3a上ではなく、ダイボンディングパッド3aよりも外側の基板2上に設けられている。基板2の上面には、第1端子部3bおよび第2端子部4bが設けられていることから、この第1端子部3b上および第2端子部4b上では、段差部9を構成する絶縁層5の開口部5a縁部の上面が、他の箇所よりも高くなる(図6(c)参照)。つまり、絶縁層5の開口部5a縁部の上面が、段差部9の全周に亘って平坦になっていない。この場合、第1端子部3b上の段差部9および第2端子部4b上の段差部9では、塗付用樹脂に作用する表面張力が、他の箇所よりも小さくなる。その結果、塗付用樹脂が、第1端子部3b上の段差部9または第2端子部4b上の段差部9から内側に流入してしまい、歩留まりの低下を招く。
以上のように、第1実施形態の光半導体デバイス1および第2実施形態の光半導体デバイス1Aによれば、ダイボンディングパッド3aに設けられた段差部9を囲むように樹脂部7が設けられているため、樹脂部7の内周面7aの少なくとも一部(下端部)は、平面視において、ダイボンディングパッド3aの内側に位置している。これにより、発光素子6と樹脂部7の内周面7aとの間の間隙を極力狭くすることができる。その結果、樹脂部7により発光素子6を適切に保護することができる。また、発光素子6と樹脂部7の内周面7aとの間の間隙が広い場合に比べ、発光素子6から発せられた光を、樹脂部7の内周面7aによって効率良く反射することができるため、光半導体デバイス1および光半導体デバイス1Aの発光効率を高めることができる。
また、光半導体デバイス1の製造方法および光半導体デバイス1Aの製造方法によれば、ダイボンディングパッド3aに設けられた段差部9の外側に塗付用樹脂を塗布することにより、樹脂部7を形成する。このため、段差部9の外側に塗布された塗付用樹脂が段差部9に到達すると、段差部9で塗付用樹脂に表面張力が作用する。そして、段差部9の上面、つまり絶縁層5の開口部5a縁部の上面または溝部3cの開口面が、段差部9の全周に亘って平坦であることから、表面張力が段差部9の全周に亘って均等に得られ、塗付用樹脂が段差部9の内側に流入することが抑制される。したがって、不透明な塗付用樹脂が付着することにより発光素子6の発光効率が低下することが防止され、光半導体デバイス1および光半導体デバイス1Aを歩留まり良く製造することができる。また、段差部9がダイボンディングパッド3aに設けられているため、発光素子6に段差を設けるための加工を行う必要がなく、汎用の発光素子6を用いることができる。
なお、本発明は上記した第1実施形態および第2実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採用可能であることは言うまでもない。例えば、第1実施形態および第2実施形態は、以下のような形態に変更することができる。
ダイボンディングパッド3aの形状は、特に限定されるものではなく、例えば、円形、楕円形、多角形であってもよい。絶縁層5の形状は、特に限定されるものではなく、例えば、円形、楕円形、多角形であってもよく、また、絶縁層5が基板2の上面全体に広がっていてもよい。段差部9の形状、つまり絶縁層5の開口部5aの形状やダイボンディングパッド3aの溝部3cの形状は、特に限定されるものではなく、例えば、楕円形、矩形、多角形であってもよい。なお、塗付用樹脂に作用する表面張力の均一化を図る上では、楕円形、或いは、第1実施形態の開口部5aや第2実施形態の溝部3cのように円形が好ましい。
樹脂部7を設ける方法は、特に限定されるものではなく、例えば、トランスファーモールド方式を用いてもよく、予め成形された樹脂部7を基板材12に接着する方法でもよい。
発光素子6は、露出されている必要はなく、透光性の樹脂により封止されていてもよい。
ダイボンディングパッド3aと第1端子部3bとは、電気的に接続されていればよく、別々の材料で構成されていてもよい。ワイヤーボンディングパッド4aと第2端子部4bとについても同様である。
光半導体デバイス1および光半導体デバイス1Aは、発光素子6に代えて、受光素子を備えていてもよく、受発光素子を備えていてもよい。
1 :光半導体デバイス(第1実施形態)
1A :光半導体デバイス(第2実施形態)
2 :基板
3 :第1電極
3a :ダイボンディングパッド
5 :絶縁層
6 :発光素子
9 :段差部
絶縁層5の材料は、後述するように、樹脂部7を構成する塗付用樹脂との濡れ性を考慮して、表面自由エネルギーが低いものが選択される。絶縁層5の材料としては、例えば、アクリレート系樹脂を含むソルダーレジストを好適に用いることができる。また、絶縁層5の材料として、ポリイミド樹脂などを用いてもよい。

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板の外面に設けられ、ダイボンディングパッドを有する電極と、
    前記ダイボンディングパッドよりも小さい外形を有し、前記ダイボンディングパッドに設けられた半導体光学素子と、
    前記半導体光学素子を囲むように前記ダイボンディングパッドに設けられた環状の段差部と、
    前記段差部の外側を囲むように設けられた樹脂部と、
    を備えたことを特徴とする光半導体デバイス。
  2. 開口部を有し、前記ダイボンディングパッドを被覆する絶縁層、をさらに備え、
    前記開口部の内側に、前記半導体光学素子が位置し、
    前記段差部は、前記開口部の縁部における前記絶縁層と前記ダイボンディングパッドとの段差により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の光半導体デバイス。
  3. 前記ダイボンディングパッドに、前記半導体光学素子を囲む環状の溝部が設けられており、
    前記段差部は、前記溝部により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の光半導体デバイス。
  4. 前記樹脂部は、前記段差部の外側に樹脂を塗布することにより形成されたものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の光半導体デバイス。
  5. 前記段差部の外側に設けられ、ワイヤーを介して前記半導体光学素子と接続されたワイヤーボンディングパッド、をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の光半導体デバイス。
  6. 前記半導体光学素子は、受光素子、発光素子、および受発光素子、のいずれかであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の光半導体デバイス。
  7. 基板の外面に、ダイボンディングパッドを有する電極を形成し、
    前記ダイボンディングパッドに、環状の段差部を形成し、
    前記ダイボンディングパッドよりも小さい外形を有する半導体光学素子を、前記段差部の内側に位置するように前記ダイボンディングパッドに接着し、
    前記段差部の外側に、樹脂を塗布する
    ことを特徴とする光半導体デバイスの製造方法。
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