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JP2016176452A - 密閉型圧縮機およびそれを用いた冷凍装置 - Google Patents

密閉型圧縮機およびそれを用いた冷凍装置 Download PDF

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JP2016176452A
JP2016176452A JP2015059007A JP2015059007A JP2016176452A JP 2016176452 A JP2016176452 A JP 2016176452A JP 2015059007 A JP2015059007 A JP 2015059007A JP 2015059007 A JP2015059007 A JP 2015059007A JP 2016176452 A JP2016176452 A JP 2016176452A
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誠吾 柳瀬
Seigo Yanase
誠吾 柳瀬
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Abstract

【課題】吐出径路の吐出入口管と吐出出口管との間に中間マフラを設けても、吐出径路の固有振動数の低下を防止し、密閉型圧縮機の運転時の振動による吐出入口管と吐出出口管の共振を回避し折損を防止し、耐久性の高い密閉型圧縮機を提供する。【解決手段】吐出径路154の吐出入口管164と吐出出口管166との間に、質量の大きい中間マフラ168を接続しても、中間マフラ168が、シリンダブロック134に固定される。これにより、吐出径路154の固有振動数の低下を防止することができ、吐出径路154の固有振動数が密閉型圧縮機の運転周波数に近づかないので、密閉型圧縮機の運転時の振動による吐出入口管164と吐出出口管166の共振を回避でき折損を防止し、密閉型圧縮機の耐久性を向上できる。【選択図】図2

Description

本発明は、密閉型圧縮機およびそれを用いた家庭用電気冷凍冷蔵庫やショーケース等の冷凍装置に関するものである。
従来、この種の密閉型圧縮機は、圧縮要素で圧縮され、吐出された冷媒ガスの圧力脈動を低減するとともに、高温の吐出冷媒ガスからシリンダが受ける熱影響を抑制させるため、吐出冷媒ガスを密閉容器外へ導出する吐出径路に、中間マフラを設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
図6は、特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の縦断面図、図7は、同特許文献に記載された従来の密閉型圧縮機の横断面図である。
図6、図7に示すように、従来の密閉型圧縮機は、密閉容器1の底部にオイル(図示せず)を貯留するとともに、内部に冷媒ガス3が充填され、圧縮機本体5がサスペンションスプリング7によって、密閉容器1内に弾性的に支持されている。密閉容器1には、密閉容器1の内外を連通する吐出管11と、吸入管13と、が溶接等で固定され、それぞれ冷凍装置(図示せず)の高圧側と低圧側に接続されている。
圧縮機本体5は、固定子21と回転子23とから構成された電動要素25と、この電動要素25の上方に配設された圧縮要素31と、を備えている。
圧縮要素31は、シリンダ33と軸受35とを一体に形成したシリンダブロック37と、シリンダ33内を往復運動するピストン39と、偏心軸41と軸受35に軸支された主軸43とを備えたクランクシャフト45と、偏心軸41とピストン39とを連結する連結手段47と、シリンダ33のクランクシャフト45と反対側の開口部端面を封止するバルブプレート51と、バルブプレート51を蓋するシリンダヘッド53と、シリンダブロック37と吐出管11とを接続する吐出径路55とを備えている。
吐出径路55は、一端がシリンダブロック37に接続された吐出入口管57と、一端が吐出管11に接続された吐出出口管59と、吐出入口管57と吐出出口管59との間に接続された中間マフラ61と、から構成されている。
特表昭63−500878号公報
しかしながら、前記従来の構成では、吐出径路55の吐出入口管57と吐出出口管59との間に質量の大きい中間マフラ61を設けることで、吐出径路55の固有振動数が低下し、密閉型圧縮機の運転周波数に近づくため、吐出入口管57と吐出出口管59が、運転時の振動により共振し折損し易くなり、圧縮不良が発生するという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、吐出径路の吐出入口管と吐出出口管との間に中間マフラを設けても、吐出径路の固有振動数の低下を防止し、密閉型圧縮機の運転時の振動による吐出入口管と吐出出口管の共振を回避することで、折損を防止し、耐久性
の高い密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、吐出径路は、一端が前記シリンダヘッドに接続された吐出入口管と、一端が前記密閉容器の内外を連通する吐出管に接続された吐出出口管と、前記吐出入口管と前記吐出出口管との間に接続された中間マフラと、で構成され、前記中間マフラが、前記シリンダブロックに固定されたものである。
これにより、吐出径路に中間マフラの大きな質量が加わらないため、吐出径路の固有振動数の低下を防止し、密閉型圧縮機の運転時の振動による吐出入口管と吐出出口管の共振を回避でき折損を防止できる。
本発明の密閉型圧縮機は、吐出入口管と吐出出口管との間に接続された中間マフラをシリンダブロックに固定することで、密閉型圧縮機の運転時の振動による吐出入口管と吐出出口管の共振を回避し、折損を防止することができるので、密閉型圧縮機の耐久性を向上できる。
本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の側面から見た縦断面図 同実施の形態における密閉型圧縮機の正面から見た縦断面図 同実施の形態における密閉型圧縮機の横断面図 同実施の形態における図3のA−A方向から見た要部断面図 本発明の実施の形態2における冷凍装置の模式図 従来の密閉型圧縮機の縦断面図 従来の密閉型圧縮機の横断面図
第1の発明は、密閉容器内に、電動要素と、前記電動要素によって駆動される圧縮要素と、を収容し、前記圧縮要素は、シリンダを有するシリンダブロックと、前記シリンダ内を往復運動するピストンと、前記シリンダの開口端を封止し吐出孔を形成したバルブプレートと、前記バルブプレートを蓋し吐出空間を形成したシリンダヘッドと、前記圧縮要素で圧縮された冷媒ガスを前記密閉容器外へ導出する吐出径路と、を備え、前記吐出径路は、一端が前記シリンダヘッドに接続された吐出入口管と、一端が前記密閉容器の内外を連通する吐出管に接続された吐出出口管と、前記吐出入口管と前記吐出出口管との間に接続された中間マフラと、で構成され、前記中間マフラが、前記シリンダブロックに固定されたものである。
これにより、吐出径路に中間マフラの大きな質量が加わらないため、吐出径路の固有振動数の低下を防止することとなり、密閉型圧縮機の運転時の振動による吐出入口管と吐出出口管の共振を回避でき、折損を防止することができるので密閉型圧縮機の耐久性を向上できる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記中間マフラが、断熱材を介して前記シリンダブロックに固定されたものである。
これにより、中間マフラ内の高温の冷媒ガスの熱が中間マフラからシリンダブロックを介してシリンダ内表面に伝わるのを回避することとなり、シリンダ内表面の温度上昇を抑制し、吸入行程でのシリンダ内部の冷媒ガスの温度上昇を防止できるので、第1の発明の
効果に加え、密閉型圧縮機の体積効率を向上できる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、前記中間マフラの側面外周を留め具で覆い、前記中間マフラが、固定ボルトによって固定されたものである。
これにより、吐出入口管と吐出出口管の長さや形状がばらついても、留め具の位置や角度をずらして、中間マフラをシリンダブロックに固定ボルトで固定できることとなり、中間マフラをシリンダブロックへ固定する時の自由度が増し、中間マフラをシリンダブロックに容易に固定することができ、密閉型圧縮機の生産性が向上する。
第4の発明は、特に、第1から第3のいずれかひとつの発明において、複数の運転周波数でインバータ駆動されるものである。
これにより、商用電源周波数より高い周波数で運転するインバータ駆動の密閉型圧縮機においても、中間マフラをシリンダブロックに固定することによって、吐出径路の固有振動数の低下を防止し、吐出径路の固有振動数を高い周波数に維持できることとなり、運転時の振動による吐出入口管と吐出出口管の共振を回避でき折損を防止できるので、第1から第3の発明の効果に加えて、インバータ駆動においても密閉型圧縮機の耐久性を向上できる。
第5の発明は、圧縮機、放熱器、減圧装置、吸熱器を配管によって環状に連結した冷媒回路を有し、前記圧縮機を、第1から4のいずれかひとつの発明の密閉型圧縮機とした冷凍装置である。
これにより、運転時の振動による吐出径路の吐出入口管と吐出出口管の共振を回避し折損を防止し耐久性を向上させた密閉型圧縮機の搭載によって、冷凍装置の耐久性を向上できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の側面から見た縦断面図、図2は、同実施の形態における密閉型圧縮機の正面から見た縦断面図、図3は、同実施の形態における密閉型圧縮機の横断面図、図4は、同実施の形態における図3のA−A方向から見た要部断面図を示すものである。
図1から図4において、本実施の形態1における密閉型圧縮機は、鉄板の絞り成型によって形成された上容器102と下容器104とを勘合し溶接して形成された密閉容器106内に、電動要素110と、この電動要素110によって駆動される圧縮要素112と、を備えた圧縮機本体114を配置している。
この圧縮機本体114は、サスペンションスプリング116によって弾性的に支持されている。さらに、密閉容器106内には、例えば、地球温暖化係数の低い炭化水素系のR600a等の冷媒ガス120が、冷凍装置(図示せず)の低圧側と同等圧力で、比較的低温の状態で封入されるとともに、密閉容器106内の底部には、潤滑用のオイル122が封入されている。密閉容器106の下容器104の側面には、密閉容器106の内外を連通する吐出管124と吸入管126とが溶接で固定され、それぞれ冷凍装置の高圧側と低圧側に接続されている。
圧縮要素112は、シリンダ130と軸受132とを一体に形成したシリンダブロック134と、シリンダ130内を往復運動するピストン136と、偏心軸140と軸受132に軸支された主軸142とを備えたクランクシャフト144と、偏心軸140とピストン136とを連結する連結手段146と、シリンダ130のクランクシャフト144の反対側の開口部端面を封止するバルブプレート150と、バルブプレート150を蓋するシリンダヘッド152と、シリンダヘッド152と吐出管124とを接続する吐出径路154と、を備えている。
電動要素110は、主軸142に圧入等で固定された回転子156と、回転子156の周りを囲むように回転子156と同軸で配置された固定子158と、で構成されたDCブラシレス型モータである。
吐出径路154は、一端をマフラボルト162でシリンダヘッド152に接続された吐出入口管164と、一端が吐出管124に接続され振動吸収のため複数の円弧状の屈曲部を有する吐出出口管166と、吐出入口管164と吐出出口管166との間に溶接等で接続された中間マフラ168と、から構成されている。
中間マフラ168は、鉄板の絞り成型により一端が絞管され他端が開口された2つの片絞り管の開口部を互いに勘合し溶接した円筒形の両絞り形状の管で、長手方向がピストン136の往復動方向と略平行に配置されている。中間マフラ168の側面外周には、側面外周の一部を覆う金属でできたループ形状の留め具170が巻かれている。
留め具170の両端には、平坦部172、174が形成され、平坦部172、174の中央にボルト孔が設けられている。
留め具170は、中間マフラ168の側面外周を一周して平坦部172、174が互い重なり、平坦部172、174とシリンダブロック134のシリンダ130側の端面に形成されたマフラ固定部182との間には、セラミック等の断熱材でできた断熱ワッシャー184が敷かれ、ボルト孔に固定ボルト180を通して中間マフラ168とともにマフラ固定部182に締結されている。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
インバータ電源(図示せず)から電動要素110に通電すると、固定子158に電流が流れ、磁界が発生し、主軸142に固定された回転子156が回転する。
そして、この回転子156の回転により、クランクシャフト144が回転し、偏心軸140に回転自在に取り付けられた連結手段146を介して、ピストン136がシリンダ130内を往復運動し、圧縮要素112が所定の圧縮動作を行う。シリンダ130内で圧縮された高温の冷媒ガス120は、シリンダヘッド152から吐出径路154を通じて吐出管124から冷凍装置の高圧側に吐出される。
次に、中間マフラ168を留め具170でシリンダブロック134のマフラ固定部182に固定した作用と効果ついて説明する。
圧縮機本体114は、運転時に、ピストン136がシリンダ130内で往復運動をするため、運転周波数で大きく振動する。その振動を減衰させ密閉容器106に直接伝えないようにするため、圧縮機本体114は、サスペンションスプリング116によって弾性的に支持されている。また、同様に、圧縮要素112で圧縮された高温の冷媒ガス120を密閉容器106の外へ導出する吐出径路154の吐出出口管166にも、弾性のある複数
の円弧状の屈曲部を設けている。また、吐出径路154の吐出入口管164と吐出出口管166との間に接続された円筒形の中間マフラ168は、冷媒ガス120の圧力脈動を低減させ、吐出出口管166の振動を低減している。
本実施の形態では、中間マフラ168の長手方向がピストン136の往復動方向と略平行となるように配置されている。これにより、シリンダブロック134のマフラ固定部182の中間マフラ168の設置スペースが有効に活用でき、中間マフラ168のマフラ容積を大きくとることができるので、冷媒ガス120の圧力脈動をさらに低減することができ、吐出出口管166の振動や冷凍装置の高圧側の配管振動を低減させることができる。
このように中間マフラ168は、冷媒ガス120の圧力脈動を低減させ配管振動を低減させる効果がある反面、質量が大きいためシリンダブロック134に固定しないと吐出径路154の固有振動数が低下し密閉型圧縮機の運転周波数に近づくため、運転時の振動で吐出入口管164と吐出出口管166が共振し折損し易くなり、折損した場合、圧縮不良が発生してしまう可能性があった。
そこで、本実施の形態では、運転時の吐出入口管164と吐出出口管166の共振を回避するため、中間マフラ168を、留め具170で中間マフラ168の外周を覆い、シリンダブロック134のマフラ固定部182に固定ボルト180で固定している。その結果、吐出径路154に中間マフラ168の大きな質量が加わらないため、吐出径路154の固有振動数が低下し運転周波数に近づくのを防止することができ、密閉型圧縮機の運転時の振動による吐出入口管164と吐出出口管166の共振を回避でき、折損を防止することができるので、密閉型圧縮機の耐久性を向上できる。
さらに、中間マフラ168をシリンダブロック134のマフラ固定部182に固定することにより、吐出径路154の固有振動数を高い周波数に維持できるので、商用電源周波数より高い周波数で運転するインバータ駆動の密閉型圧縮機においても、運転時の振動による吐出入口管164と吐出出口管166の共振を回避でき折損を防止することができるので、インバータ駆動においても密閉型圧縮機の耐久性を向上できる。
本実施の形態では、中間マフラ168の固定方法として留め具170を使用しシリンダブロック134のマフラ固定部182に固定している。留め具170を使用することにより、中間マフラ168に溶接等で留め部を一体で設けるのに比べて、吐出入口管164と吐出出口管166の長さや形状がばらついても、留め具170の位置や角度をずらしてシリンダブロック134のマフラ固定部182に固定ボルト180で固定できる。その結果、中間マフラ168を固定する時の自由度が増し、容易に中間マフラ168をシリンダブロック134のマフラ固定部182に固定することができるので、密閉型圧縮機の生産性を向上できる。
次に、留め具170の平坦部172、174とシリンダブロック134のマフラ固定部182との間に断熱材でできた断熱ワッシャー184を敷き、固定ボルト180で固定した作用と効果について説明する。
中間マフラ168の役割は、冷媒ガス120の圧力脈動を低減させる効果以外に、中間マフラ168がシリンダブロック134と別体で形成されることで中間マフラ168内の高温の冷媒ガス120の熱をシリンダ130を有するシリンダブロック134に直接伝えない断熱効果がある。
しかしながら、中間マフラ168を留め具170でシリンダブロック134のマフラ固定部182に直接固定すると、中間マフラ168内の高温の冷媒ガス120の熱が中間マ
フラ168の表面から留め具170を介してシリンダブロック134に伝わり、シリンダ130の内壁を加熱し、吸入行程で吸入された低温の冷媒ガス120の温度が上昇し、体積効率が低下する。
そこで、本実施の形態では、留め具170に伝わった熱をシリンダブロック134に伝えにくくするため、留め具170の平坦部172,174とシリンダブロック134のマフラ固定部182の間に、セラミック等の断熱材でできた断熱ワッシャー184を敷いて、中間マフラ168を固定ボルト180で固定している。
これにより、中間マフラ168の表面から留め具170へ伝熱された熱は、断熱ワッシャー184で遮断されることとなり、シリンダブロック134の加熱を防止できる。その結果、シリンダ130の内表面の温度上昇を抑制し、吸入行程でシリンダ130内に吸入された低温の冷媒ガス120の温度上昇を防止することができるので、密閉型圧縮機の体積効率を向上できる。
なお、本実施の形態では、留め具170の平坦部172,174とシリンダブロック134のマフラ固定部との間に断熱材を敷いているが、同様に、中間マフラ168の側面外周と留め具との間に断熱材を挟んでも、同様な効果を得ることができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における冷凍装置の構成を示す模式図である。ここでは、冷媒回路に、実施の形態1で説明した密閉型圧縮機を搭載した構成とし、冷凍装置の基本構成の概略について説明する。
図5において、冷凍装置は、一面が開口した断熱性の箱体とその開口を開閉する扉体構成の本体202と、本体202の内部を、物品の貯蔵空間204と機械室206に区画する区画壁208と、貯蔵空間204内を冷却する冷媒回路210を具備している。
冷媒回路210は、圧縮機212として実施の形態1で説明した密閉型圧縮機と、放熱器214と、減圧装置216と、吸熱器218と、を環状に配管接続した構成となっている。そして、吸熱器218は、送風機(図示せず)を具備した貯蔵空間204内に配置されている。吸熱器218の冷却熱は、矢印で示すように、送風機によって貯蔵空間204内を循環するように撹拌され、貯蔵空間204内は冷却される。
以上説明した冷凍装置に、圧縮機212として、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機を搭載することにより、圧縮機212は、中間マフラ168が、留め具170でシリンダブロック134のマフラ固定部182に固定ボルト180で固定され、吐出径路154に中間マフラ168の大きな質量が加わらないようにしてあるので、吐出径路154の固有振動数の低下を防止することができる。これにより、吐出径路154の固有振動数が、密閉型圧縮機の運転周波数に近づかないので、運転時の振動による吐出入口管164と吐出出口管166の共振を回避でき折損を防止することができ、密閉型圧縮機の耐久性を向上させることができるので、冷凍装置の耐久性も向上できる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機および冷凍装置は、吐出径路の吐出入口管と吐出出口管との間に中間マフラを設けても、吐出径路の固有振動数の低下を防止でき、密閉型圧縮機の運転時の振動による出入口管と吐出出口管の共振を回避し折損を防止し、耐久性を向上できるので、電気冷蔵庫、あるいはエアーコンディショナー等の家庭用に限らず、業務用ショーケース、自動販売機等の冷凍装置に広く適用することができる。
106 密閉容器
110 電動要素
112 圧縮要素
120 冷媒ガス
124 吐出管
130 シリンダ
134 シリンダブロック
136 ピストン
150 バルブプレート
152 シリンダヘッド
154 吐出径路
164 吐出入口管
166 吐出出口管
168 中間マフラ
170 留め具
180 固定ボルト
184 断熱ワッシャー
210 冷媒回路
212 圧縮機
214 放熱器
216 減圧装置
218 吸熱器

Claims (5)

  1. 密閉容器内に、電動要素と、前記電動要素によって駆動される圧縮要素と、を収容し、
    前記圧縮要素は、シリンダを有するシリンダブロックと、前記シリンダ内を往復運動するピストンと、前記シリンダの開口端を封止し吐出孔を形成したバルブプレートと、前記バルブプレートを蓋し吐出空間を形成したシリンダヘッドと、前記圧縮要素で圧縮された冷媒ガスを前記密閉容器外へ導出する吐出径路と、を備え、
    前記吐出径路は、一端が前記シリンダヘッドに接続された吐出入口管と、一端が前記密閉容器の内外を連通する吐出管に接続された吐出出口管と、前記吐出入口管と前記吐出出口管との間に接続された中間マフラと、で構成され、
    前記中間マフラが、前記シリンダブロックに固定された密閉型圧縮機。
  2. 前記中間マフラが、断熱材を介して前記シリンダブロックに固定された請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 前記中間マフラの側面外周を留め具で覆い、前記中間マフラが、固定ボルトによって固定された請求項1または2に記載の密閉型圧縮機。
  4. 複数の運転周波数でインバータ駆動される請求項1から3のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  5. 圧縮機、放熱器、減圧装置、吸熱器を配管によって環状に連結した冷媒回路を有し、前記圧縮機を、請求項1から4のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機とした冷凍装置。
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