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JP2016037026A - インクジェット印刷装置 - Google Patents

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JP2016037026A
JP2016037026A JP2014163694A JP2014163694A JP2016037026A JP 2016037026 A JP2016037026 A JP 2016037026A JP 2014163694 A JP2014163694 A JP 2014163694A JP 2014163694 A JP2014163694 A JP 2014163694A JP 2016037026 A JP2016037026 A JP 2016037026A
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Motoharu Yamauchi
基晴 山内
亮一 直江
Ryoichi Naoe
亮一 直江
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Screen Holdings Co Ltd
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Abstract

【課題】ワイパブレードによる印刷ヘッドの清掃ムラを防止しつつも、混色に起因する印刷品質の低下を抑制できるインクジェット印刷装置を提供する。【解決手段】、ワイパクリーナユニット43は、キャップ保持部が移動するのに連動してワイパ払拭部47を移動することにより、ワイパブレード35を払拭する。これにより各列のワイパブレード35に付着したインク滴を各ワイパ払拭部47によって清掃除去する。ワイパ払拭部47は、インク滴の色ごとに配置され、連動機構59によりキャップユニット移動距離LCよりもワイパユニット移動距離LWを短く移動させているので、各列のワイパブレード35が他の色のワイパ払拭部47で清掃されることがない。【選択図】図12

Description

本発明は、印刷媒体と印刷ヘッドとを相対的に移動させつつインク滴を吐出させて印刷媒体に対して文字や画像などの印刷を行うインクジェット印刷装置に係り、特に、印刷ヘッドのノズルを払拭するワイパブレード周辺の技術に関する。
従来、この種の装置として、複数個のインクジェットヘッドが配列された印刷ヘッドと、複数個のインクジェットヘッドの配列方向と直交する方向において、複数個のインクジェットヘッドの各ノズルを閉塞するキャップ位置と各ノズルを開放する退避位置とにわたって移動するキャップユニットと、キャップユニットが退避位置にある際に、複数個のインクジェットヘッドの配列方向に移動して、各ノズルを払拭するワイパブレードとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
インク滴を吐出して印刷用紙に印刷を行うインクジェット印刷装置は、粘度が高くなったインクに起因して不吐出ノズルが生じないように、印刷ヘッドの全ノズルを吸引または加圧するパージを定期的に行うのが一般的である。これにより、全ノズルの吐出口が開口した印刷ヘッドの吐出面にはインク滴が溜まるので、キャップユニットが待機位置に移動した状態で、ワイパブレードにより印刷ヘッドの吐出面を払拭する。これにより、印刷ヘッドの吐出面に溜まっているインク滴を除去する。
特開2012−157989号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の装置は、印刷ヘッドの吐出面を払拭したワイパブレードにインク滴が付着したままとなる。このインク滴が付着したワイパブレードを放置しておくと、ワイパブレード上でインク滴が固まり、数回の払拭によりワイパブレード上には固まったインク滴が蓄積し、ワイパブレード上に凹凸が生じる。このような状態になると、ワイパブレードによる払拭ムラが生じるので、印刷ヘッドの吐出面に清掃ムラが生じるという問題がある。なお、従来は、上述した清掃ムラを防止するために、ワイパブレードの清掃を数日おきに実施する必要があり、メンテナンスに手間がかかっている。その結果、装置の稼働率が低下する恐れがある。
そこで、待機位置にあるワイパブレードを払拭する一つのワイパ払拭部を備えた装置が提案されている。この装置によると、ワイパブレードに付着したインク滴をワイパ払拭部により清掃除去するので、ワイパブレードによる印刷ヘッドの清掃ムラを防止できる。
しかしながら、一つの印刷ヘッドに多色のインクジェットヘッドを搭載した装置では、色ごとに設けられている複数個のワイパブレードを一つのワイパ払拭部で払拭することになる。したがって、ワイパ払拭部の移動によりワイパブレードに混色が発生する。その結果、インクジェットヘッドの吐出面にも混色が発生して、印刷品質が低下する恐れがあるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ワイパブレードの清掃を工夫することにより、ワイパブレードによる印刷ヘッドの清掃ムラを防止しつつも、混色に起因する印刷品質の低下を抑制できるインクジェット印刷装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、印刷媒体にインク滴を吐出させて印刷を行うインクジェット印刷装置において、印刷媒体と相対的に移動される搬送方向と直交する方向の一つの列に複数個のインクジェットヘッドを配列され、前記列を複数個備えて各列からそれぞれ異なる色のインク滴を前記複数個のインクジェットヘッドの吐出面から印刷媒体に吐出して印刷を行う印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドの吐出面を閉塞するキャップ位置と、前記印刷ヘッドの吐出面を開放する退避位置とにわたって搬送方向に移動可能なキャップユニットと、前記複数個のインクジェットヘッドの配列方向と直交するワイパブレードを前記列ごとに備え、前記印刷ヘッドから離間した待機位置から前記複数個のインクジェットヘッドの配列方向に移動して、前記列ごとの複数個のインクジェットヘッドの吐出面を前記各ワイパブレードで払拭するワイパユニットと、第1の待機位置から前記複数個のインクジェットヘッドの配列方向に直交する方向の第2の待機位置へ移動可能に構成され、前記待機位置に位置している前記各ワイパブレードを前記複数個のインクジェットヘッドの配列方向と直交する方向へ払拭する、前記インク滴の色ごとに配置されたワイパ払拭部を備えたワイパクリーナユニットと、前記ワイパクリーナユニットが第1の待機位置と第2の待機位置との間で移動するワイパユニット移動距離を、前記キャップユニットがキャップ位置と退避位置との間で移動するキャップユニット移動距離よりも短くして、前記ワイパクリーナユニットの移動を前記キャップユニットの移動に連動させる連動機構と、を備えていることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、ワイパクリーナユニットは、キャップユニットが移動するのに連動して、複数個のインクジェットヘッドの配列方向に直交する方向へワイパ払拭部を移動することにより、待機位置に位置しているワイパブレードを複数個のインクジェットヘッドの配列方向と直交する方向へ払拭する。これにより、複数個のインクジェットヘッドからなる各列のワイパブレードに付着したインク滴を各ワイパ払拭部によって清掃除去できる。したがって、各列のワイパブレードによる印刷ヘッドの清掃ムラを防止できる。しかも、ワイパ払拭部は、インク滴の色ごとに配置され、連動機構によりキャップユニット移動距離よりもワイパユニット移動距離を短く移動させているので、各列のワイパブレードが他の色のワイパ払拭部で清掃されることがない。したがって、混色に起因する印刷品質の低下を抑制できる。
また、本発明において、前記連動機構は、前記複数個のインクジェットヘッドの配列方向に前記キャップユニットから突出して前記キャップユニットに設けられた移動ピンと、前記複数個のインクジェットヘッドの配列方向と直交する方向に案内溝を有するレールと、前記レールの案内溝に移動自在に取り付けられ、前記各ワイパ払拭部を取り付けられている移動片と、前記移動ピンを間に挟み、前記キャップユニット移動距離より前記ワイパユニット移動距離だけ短い間隔をおいて前記移動片に取り付けられた一対の当接片と、を備えていることが好ましい(請求項2)。
レールの案内溝には、各ワイパ払拭部を取り付けられている移動片が移動自在に取り付けられている。一対の当接片は、キャップユニット移動距離よりもワイパユニット移動距離だけ短い間隔をおいて移動片に取り付けられ、その間に移動ピンを挟んでいる。移動ピンがキャップユニットに連動して移動した場合、各ワイパ払拭部が取り付けられている移動片は、一対の当接片に当接して初めて移動を開始する。したがって、移動片は、ワイパユニット移動距離だけ移動するので、効率的に各ワイパブレードを払拭できる。
また、本発明において、前記ワイパクリーナユニットは、前記ワイパユニットの各ワイパブレードの配置にあわせて前記各ワイパ払拭部を配置していることが好ましい(請求項3)。
ワイパユニットの各ワイパブレードの配置にあわせてワイパクリーナユニットが各ワイパ払拭部を配置しているので、最短の移動距離で各ワイパを払拭できる。
また、本発明において、前記ワイパ払拭部は、前記複数個のインクジェットヘッドの配列方向における前記ワイパブレードの厚みより若干狭い幅のスリットを備え、前記スリットにより前記ワイパブレードを扱く構造であることが好ましい(請求項4)。
スリットでワイパブレードを扱くことにより、ワイパブレードに付着しているインク滴を除去できる。したがって、ワイパ払拭部を簡単な構造にすることができ、装置コストを抑制できる。
また、本発明において、前記ワイパ払拭部は、前記複数個のインクジェットヘッドの配列方向から前記ワイパブレードを挟み込む一対の回転式ローラを備え、前記一対の回転式ローラにより前記ワイパブレードを拭き取る構造であることが好ましい(請求項5)。
一対の回転式ローラでワイパブレードを拭き取ることにより、ワイパブレードとの接触抵抗を少なくインク滴を除去できる。したがって、ワイパブレードとワイパ払拭部の双方の摩耗を少なくでき、メンテナンスの頻度を低減できる。
また、本発明において、前記ワイパ払拭部は、前記インクジェットヘッドから吐出されるインク滴を吸い取る吸湿性の材質で構成されていることが好ましい(請求項6)。
吸湿性の材質からなるワイパ払拭部がインク滴を吸い取るので、ワイパブレードからインク滴を確実に除去できるとともに、インク滴を除去したワイパ払拭部からインク滴が落下して装置を汚染することを防止できる。
本発明に係るインクジェット印刷装置によれば、ワイパクリーナユニットは、キャップユニットが移動するのに連動して、複数個のインクジェットヘッドの配列方向に直交する方向へワイパ払拭部を移動することにより、待機位置に位置しているワイパブレードを複数個のインクジェットヘッドの配列方向と直交する方向へ払拭する。これにより、複数個のインクジェットヘッドからなる各列のワイパブレードに付着したインク滴をワイパ払拭部によって清掃除去できる。したがって、各列のワイパブレードによる印刷ヘッドの清掃ムラを防止できる。しかも、ワイパ払拭部は、インク滴の色ごとに配置され、連動機構によりキャップユニット移動距離よりもワイパユニット移動距離を短く移動させているので、各列のワイパブレードが他の色のワイパ払拭部で清掃されることがない。したがって、混色に起因する印刷品質の低下を抑制できる。
実施例に係るインクジェット印刷システムの全体を示す概略構成である。 印刷ユニットの斜視図である。 印刷ユニットの正面図である。 ワイパブレードとワイパクリーナユニットの概略構成を示す斜視図である。 印刷ユニットの印刷時における正面図である。 印刷ユニットの印刷時における側面図である。 印刷ユニットのメンテナンス時における正面図である。 印刷ユニットのメンテナンス時における側面図である。 印刷ユニットのワイパユニットによる払拭時における正面図である。 印刷ユニットのワイパユニットによる払拭時における側面図である。 ワイパクリーナユニットの概略構成を示す斜視図である。 ワイパクリーナユニットの側面図及び平面図であり、払拭の動作説明図である。 ワイパクリーナユニットの側面図及び平面図であり、払拭の動作説明図である。 ワイパクリーナユニットの側面図及び平面図であり、払拭の動作説明図である。 ワイパクリーナユニットの変形例を示す平面図である。 ワイパクリーナユニットの他の変形例を示す平面図である。 ワイパ払拭部の変形例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明する。
図1は、実施例に係るインクジェット印刷システムの全体を示す概略構成である。
実施例に係るインクジェット印刷システムは、給紙部1と、インクジェット印刷装置3と、排紙部5とを備えている。
給紙部1は、ロール状の連続紙WPを水平軸周りに回転可能に保持し、インクジェット印刷装置3に対して連続紙WPを巻き出して供給する。また、排紙部5は、インクジェット印刷装置3で印刷された連続紙WPを水平軸周りに巻き取る。連続紙WPの供給側を上流側として、連続紙WPの排紙側を下流とすると、給紙部1はインクジェット印刷装置3の上流側に配置されており、排紙部5はインクジェット印刷装置3の下流側に配置されている。
インクジェット印刷装置3は、給紙部1からの連続紙WPを取り込むための駆動ローラ7を上流側に備えている。駆動ローラ7によって給紙部1から巻き出された連続紙WPは、複数個の搬送ローラ9に沿って下流側の排紙部5に向かって搬送される。最下流の搬送ローラ9と排紙部5との間には、駆動ローラ11が配置されている。この駆動ローラ11は、搬送ローラ9上を搬送されている連続紙WPを排紙部5に向かって送り出す。
インクジェット印刷装置3は、駆動ローラ7と駆動ローラ11との間に、印刷ユニット13と、乾燥部15と、検査部17とを上流側からその順で備えている。乾燥部15は、印刷ユニット13によって印刷された部分の乾燥を行う。検査部17は、印刷された部分に汚れや抜け等がないかを検査する。
印刷ユニット13は、インク滴を吐出するインクジェットヘッド19を備えている。印刷ユニット13は、連続紙WPの搬送方向に沿って複数個配置されているのが一般的である。例えば、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)について個別に4個の印刷ユニット13を備えていることが多い。しかし、以下においては、発明の理解を容易にするために、1個の印刷ユニット13だけを備えるものとして説明する。また、印刷ユニット13は、連続紙WPの搬送方向と直交する方向に複数個のインクジェットヘッド19を備えている。印刷ユニット13は、連続紙WPの幅方向における印刷領域を移動することなく印刷できるだけのインクジェットヘッド19を複数個備えている。つまり、本実施例におけるインクジェット印刷装置3は、インクジェットヘッド19が連続紙WPの搬送方向に直交する方向に主走査のために移動することがなく、位置固定のままで連続紙WPを送りながら連続紙WPに対して印刷を行う。
なお、上述した印刷ユニット13が本発明における「印刷ヘッド」に相当する。
ここで、上述した印刷ユニット13について図2及び図3を参照して説明する。なお、図2は印刷ユニットの斜視図であり、図3は印刷ユニットの正面図である。
本実施例における印刷ユニット13は、例えば、24個のインクジェットヘッド19と、これらのインクジェットヘッド19を一括して保持するインクジェットヘッド保持部21とを備えている。24個のインクジェットヘッド19は、連続紙WPの搬送方向と直交する連続紙WPの幅方向に沿って6個配列され、連続紙WPの搬送方向に4列に配置された状態でインクジェットヘッド保持部21に保持されている。全てのインクジェットヘッド19は、インクジェットヘッド保持部21の底面を貫通しており、インクジェットヘッド保持部21の下面からインクを連続紙WPに向けて吐出できるようになっている。なお、インクジェットヘッド保持部21が有するインクジェットヘッド19の個数は、本実施例のように24個に限定されるものではない。
本実施例における印刷ユニット13は、単色のインク滴を吐出する構成ではなく、例えば、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のインク滴を吐出することができる。つまり、この印刷ユニット13は、図2に示すように、第1列のインクジェットヘッド19がブラック(K)のインク滴を吐出し、第2列のインクジェットヘッド19がシアン(C)のインク滴を吐出し、第3列のインクジェットヘッド19がマゼンタ(M)のインク滴を吐出し、第4列のインクジェットヘッド19がイエロー(Y)のインク滴を吐出する構成となっているものとする。なお、インクジェットヘッド19は、インクジェットヘッド19Bのように、必要に応じてインク滴の色を表す符号をつけて表す。
インクジェットヘッド保持部21の左右方向(連続紙WPの幅方向)には、リニアガイド23がほぼ垂直姿勢で配置されている。インクジェットヘッド保持部21は、一対のリニアガイド23に案内されて昇降可能に支持されている。また、インクジェットヘッド保持部21の左右方向には、左右一対のボールネジ25がほぼ垂直姿勢で配置されている。インクジェットヘッド保持部21は、一対のボールネジ25に対して図示しないナットを介して螺合している。一対のボールネジ25は、インクジェットヘッド保持部21の左右上方に配置された一対のモータ27により鉛直軸周りに回転駆動される。したがって、一対のモータ27が作動することにより、インクジェットヘッド保持部21が昇降する。
インクジェットヘッド保持部21は、図3に実線で示す「キャップ高さ」と、図3に点線で示す「ワイパ高さ」と、図3に二点鎖線で示す「印刷高さ」とにわたって昇降移動する。なお、ワイパ高さにおいては、図2及び図3における左側に位置するワイパユニット28がインクジェットヘッド19に沿って水平方向に移動することによって、インクジェットヘッド19の吐出面に付着した異物が払拭される。
印刷ユニット13は、24個のインクジェットヘッド19に対応して配置された24個のキャップ29を備えている。これらのキャップ29は、各インクジェットヘッド19におけるインクの吐出部からなる吐出面を周囲に対して閉塞する。各キャップ29は、インクジェットヘッド19におけるインク吐出部付近の乾燥や汚染を防止する。各キャップ29は、キャップ保持部31により保持されている。
キャップ保持部31は、複数個のキャップ29を保持した状態で、図3に示すように、インクジェットヘッド保持部21の下方の「キャップ位置」と、インクジェットヘッド保持部21の背面側(図3の紙面奥側、図2中に二点鎖線で示す位置)の「退避位置」とにわたって移動可能に構成されている。なお、退避位置については、図3では図示を省略している。
なお、上述したキャップ29とキャップ保持部31とが本発明における「キャップユニット」に相当する。
上述したワイパユニット28は、ベース部材33と、4個のワイパブレード35と、ワイパ駆動部37とを備えている。
ベース部材33は、連続紙WPの搬送方向に長く形成されている。ベース部材33のインクジェットヘッド19側には、平面視において4個のワイパブレード35が搬送方向に直線状となるように立設されている。ここでは、4列のインクジェットヘッド19の各列に対応して一つのワイパブレード35が設けられている。詳細には、ブラック(K)のインク滴を吐出する第1列のインクジェットヘッド19Kには、ワイパブレード35Kが設けられ、シアン(C)のインク滴を吐出する第2列のインクジェットヘッド19Cには、ワイパブレード35Cが設けられ、マゼンタ(M)のインク滴を吐出する第3列のインクジェットヘッド19Mには、ワイパブレード35Mが設けられ、イエロー(Y)のインク滴を吐出する第4列のインクジェットヘッド19Yには、ワイパブレード35Yが設けられている。以下においては、ワイパブレード35を必要に応じてインク滴の色を表す符号をつけて表す。
各ワイパブレード35は、例えば、薄板状を呈する樹脂製であり、連続紙WPの搬送方向に幅広に形成され、連続紙WPの幅方向の厚みが薄く形成されている。ベース部材33の基端部(インクジェットヘッド19の背面側)には、ワイパ駆動部37が配置されている。
ワイパ駆動部37は、モータ39と、タイミングベルト41とを備えている。タイミングベルト41は、ワイパ位置にあるインクジェットヘッド19の下面に沿って、モータ39側から、連続紙WPの搬送方向を挟んだ反対側まで配置されている。タイミングベルト41は、モータ39の回転軸と、連続紙WPの搬送方向を挟んで反対側のプーリ(不図示)とにわたって掛け渡されている。ベース部材33は、タイミングベルト41の一部位に固定されている。したがって、モータ39が駆動されると、ワイパブレード35がインクジェットヘッド19の下面に沿って連続紙WPの幅方向に沿って移動し、インクジェットヘッド19の吐出面に付着しているインク滴や異物を払拭する。図2及び図3に示したワイパユニット28の位置が「待機位置」となる。
キャップ保持部31のワイパユニット28側には、ワイパクリーナユニット43が配置されている。
ここで図4を参照する。なお、図4は、ワイパブレードとワイパクリーナユニットの概略構成を示す斜視図である。
ワイパ払拭部47は、吊り下げ支持部材48と、保持部49と、ワイパ払拭部材51とを備えている。保持部49は、板状のワイパ払拭部材51が平面視でワイパブレード35と直交するようにワイパ払拭部材51を保持する。ワイパ払拭部材51は、ワイパブレード35と同様に樹脂製であり、正面から見てワイパブレード35が位置する部分にスリット53が形成されている。スリット53は、例えば、ワイパブレード35の厚みよりも若干狭い幅に形成されている。ワイパ払拭部材51を保持した保持部49は、吊り下げ支持部材48によって垂下姿勢で支持されている。したがって、キャップ保持部31が移動する際には、後述する連動機構(59)によってワイパクリーナユニット43が連動して移動し、ワイパ払拭部材51のスリット53によりワイパブレード35が扱かれ、ワイパブレード35に付着しているインク滴や異物が除去される。ワイパ払拭部材51は、樹脂製であってスリット53によりワイパブレード35を扱くので、ある程度乾燥して固形化したインク滴もこすり取るように除去することができる。
本実施例では、ワイパ払拭部47が上記の構成を採用しているので、スリット53でワイパブレード35を扱くことにより、ワイパブレード35に付着しているインク滴を除去できる。したがって、ワイパ払拭部47を簡単な構造にすることができ、装置コストを抑制できる。
ここで図5から図10を参照する。なお、図5は、印刷ユニットの印刷時における正面図であり、図6は、印刷ユニットの印刷時における側面図であり、図7は、印刷ユニットのメンテナンス時における正面図であり、図8は、印刷ユニットのメンテナンス時における側面図であり、図9は、印刷ユニットのワイパユニットによる払拭時における正面図であり、図10は、印刷ユニットのワイパユニットによる払拭時における側面図である。
インクジェットヘッド19を保持しているインクジェット保持部21は、上述したモータ27などから構成されている昇降駆動部55によって昇降駆動される。具体的には、図5及び図6に示す「印刷高さ」と、図7及び図8に示す「キャップ高さ」と、図9及び図10に示す「ワイパ高さ」にわたって昇降される。印刷高さは、図5及び図6に示すように、インクジェットヘッド19の吐出面が連続紙WPの上面に近接した高さである。キャップ高さは、インクジェットヘッド19の吐出面が印刷高さよりも上方に位置し、連続紙WPの上面よりも大きく離間した高さである。ワイパ高さは、インクジェットヘッド19の吐出面がキャップ高さよりも若干下方に位置した高さである。
キャップ保持部31は、姿勢駆動部57によって次のように移動される。つまり、キャップ保持部31は、インクジェットヘッド保持部21の印刷高さとキャップ高さとの昇降に応じて、インクジェットヘッド保持部21の下側及び背面側に移動されつつ昇降される。具体的には、図5及び図6に示す印刷高さにインクジェットヘッド保持部21が位置している場合には、インクジェットヘッド保持部21の背面側にキャップ保持部31が回り込み、かつ、インクジェットヘッド19の吐出面よりも高い位置となる「退避位置」に移動される。図7及び図8に示すキャップ高さにインクジェットヘッド保持部21がある場合には、インクジェットヘッド19の吐出面と連続紙WPとの間にキャップ保持部31が位置する「キャップ位置」に移動される。このとき、後述する連動機構(59)によってキャップ保持部31の移動に連動してワイパクリーナユニット43が移動され、ワイパ払拭部47がワイパブレード35を払拭する。また、キャップ保持部31が「キャップ位置」から「退避位置」に移動する際にも、キャップ保持部31の移動に連動してワイパクリーナユニット43が移動され、ワイパ払拭部47がワイパブレード35を払拭する。
上述したワイパ高さにおいては、図9及び図10に示すように、モータ39を駆動すると、図2及び図3に示す退避位置にあるワイパユニット28を、インクジェットヘッド19の吐出面に沿って連続紙WPの幅方向に往復移動させることができる。これにより、パージなどによってインクジェットヘッド19の吐出面に付着しているインク滴や異物などをワイパブレード35によって除去することができる。但し、これによりワイパブレード35には、インクジェットヘッド19の吐出面から除去したインク滴や異物が付着することになる。また、各ワイパブレード35K、35C、35M、35Yには、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローのインク滴が付着することになる。
ワイパユニット28が待機位置に戻った後、インクジェットヘッド保持部21がキャップ高さにあり、かつ、キャップ保持部31が退避位置にある状態において、ワイパクリーナユニット43を作動させる。具体的には、キャップ保持部31をインクジェットヘッド19の吐出面と連続紙WPとの間にあたるキャップ位置に移動させる。これによりワイパクリーナユニット43が連動して動作する。
ここで、図11から図14を参照して、連動機構59について説明する。なお、図11は、ワイパクリーナユニットの概略構成を示す斜視図であり、図12〜図14は、ワイパクリーナユニットの側面図及び平面図であり、払拭の動作説明図である。
連動機構59は、移動ピン61(図2、図3,図12に示す)と、レール63と、移動片65と、取り付け部材67とを備えている。移動ピン61は、キャップ保持部31に一端側が固定され、他端側の先端部がワイパユニット28側に延出されている。レール63は、ワイパユニット28の上方にて立設された固定取り付け板69に取り付けられ、複数個のインクジェットヘッド19の配列方向と直交する連続紙WPの搬送方向に向けられた案内溝71を有する。移動片65は、レール63の案内溝71に沿って移動自在に取り付けられている。取り付け部材67は、上部が移動片65に固定され、複数個の吊り下げ支持部材48が所定間隔で下部に取り付けられている。取り付け部材67は、4個のワイパ払拭部47を各ワイパブレード35の配置に合わせるように取り付けられている。取り付け部材67は、図12に示すように、連続紙WPの搬送方向における両端部に間隔LPをおいて一対の当接片73,75を備えている。この間隔LPは、後述するキャップユニット移動距離(LC)よりもワイパユニット移動距離(LW)だけ短い。
ワイパクリーナユニット43は、各ワイパ払拭部47(47K、47C、47M、47Y)を第1の待機位置から第2の待機位置との間で移動可能に備えている。第1の待機位置と第2の待機位置とは、インクヘットヘッド19の配列方向と直交する方向に位置している。例えば、ワイパ払拭部47Kの場合は、図12に示すように、実線で示す第1の待機位置と、二点鎖線で示す第2の待機位置との間で移動可能である。この実施例では、この第1の待機位置と第2の待機位置との距離を、ワイパユニット移動距離LWとする。他のワイパ払拭部47C、47M、47Yも同様にそれぞれの第1の待機位置と第2の待機位置との間でワイパユニット移動距離LWだけ移行可能である。上記ワイパユニット移動距離LWは、図12に示すように、ワイパブレード35の長さを超える距離である。
移動ピン61は、姿勢駆動部57によって移動されるキャップ保持部31に一端側が固定されているので、その移動距離はキャップ保持部31の移動距離に等しい。例えば、この実施例では、キャップ保持部31の移動距離をキャップユニット移動距離LCとすると、上述したワイパユニット移動距離LWは、キャップユニット移動距離LCよりも短くなるように設定されている。
具体的には、図2の二点鎖線に示す位置から図2の実線で示す位置にまでキャップ保持部31が移動する。これにより、移動ピン61は、図12の実線の位置から図12の二点鎖線の位置にまで移動する。すると、その途中、図13のように移動ピン61が当接片73に当接する。このときは、未だ各ワイパ払拭部47が移動しない。さらに、移動ピン61が当接片73側へ移動すると、当接片73が移動され、これにより図14に示すように各ワイパ払拭部47が第2の待機位置へ移動する。その移動距離は、上述したワイパユニット移動距離LWである。したがって、待機位置にあるワイパブレード35がワイパ払拭部47によって扱かれるので、ワイパブレード35に付着しているインク滴や異物がワイパ払拭部材51によって除去される。しかも、各ワイパブレード35K、35C、35M、35Yは、色ごとに各ワイパ払拭部47K、47C、47M、47Yにより個別に払拭される。なお、キャップ保持部31が退避位置へ戻る際には、上述した動作と逆の動作により、待機位置にあるワイパブレード35がワイパ払拭部47によって払拭される。
本実施例によると、ワイパクリーナユニット43は、キャップ保持部31が移動するのに連動して、複数個のインクジェットヘッド19の配列方向に直交する方向へワイパ払拭部47を移動することにより、待機位置に位置しているワイパブレード35を複数個のインクジェットヘッド19の配列方向と直交する方向へ払拭する。これにより、複数個のインクジェットヘッド19からなる各列のワイパブレード35に付着したインク滴を各ワイパ払拭部47によって清掃除去できる。したがって、各列のワイパブレード35による印刷ユニット13の清掃ムラを防止できる。しかも、ワイパ払拭部47は、インク滴の色ごとに配置され、連動機構59によりキャップユニット移動距離LCよりもワイパユニット移動距離LWを短く移動させているので、各列のワイパブレード35K、35C、35M、35Yが他の色のワイパ払拭部47K、47C、47M、47Yで清掃されることがない。したがって、混色に起因する印刷品質の低下を抑制できる。
また、レール63の案内溝71には、各ワイパ払拭部47K、47C、47M、47Yを取り付けられている移動片65が移動自在に取り付けられている。一対の当接片73,75は、キャップユニット移動距離LCよりもワイパユニット移動距離LWだけ短い間隔LCをおいて移動片65に取り付けられ、その間に移動ピン61を挟んでいる。移動ピン61がキャップ保持部31に連動して移動した場合、各ワイパ払拭部47K、47C、47M、47Yが取り付けられている移動片65は、一対の当接片73,75に当接して初めて移動を開始する。したがって、移動片65は、ワイパユニット移動距離LWだけ移動するので、効率的に各ワイパブレード35K、35C、35M、35Yを払拭できる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、複数個のインクジェットヘッド19が連続紙WPの搬送方向と直交する方向に一直線上に並ぶように配列されて印刷ユニット13が構成されている。しかしながら、本発明は、そのような構成に限定されるものではなく、例えば、複数個のインクジェットヘッド19の一列分において、一つのインクジェットヘッド19おきに連続紙WPの搬送方向に一つのインクジェットヘッド19の配置をずらした「千鳥配置」の印刷ユニット13であっても本発明を適用できる。その場合には、図15に示すように、構成すればよい。なお、図15は、ワイパクリーナユニットの変形例を示す平面図である。
すなわち、印刷ユニット13における連続紙WPの搬送方向と直交する方向における端部でインクヘットヘッド19の位置が交互にずれているので、各ワイパブレード35(35K、35C、35M、35Y)も連続紙WPの搬送方向と直交する方向に交互にずれて配置されている。したがって、各ワイパ払拭部47(47K、47C、47M、47Y)も同様に交互に配置して取り付け部材67に取り付けられるようにする。
(2)上述した実施例では、キャップ保持部31が退避位置からキャップ位置に移動する際と、キャップ位置から退避位置に移動する際にワイパクリーナユニット43がワイパブレード35を払拭するようにした。しかしながら、本発明は、いずれか一方方向に移動するときだけワイパクリーナユニット43がワイパブレード35を払拭するように構成してもよい。
(3)上述した実施例では、印刷ユニット13が四色構成である場合を例にとったが、本発明はこのような構成に限定されず、少なくとも二色構成である場合に適用できる。ここで、図16を参照する。なお、図16は、ワイパクリーナユニットの他の変形例を示す平面図である。
この例は、印刷ユニット13がイエロー(Y)のインクジェットヘッド19と、ブラック(K)のインクジェットヘッド19とを二列ずつ配置して構成されているものとする。したがって、ワイパブレード35Yが二列と、ワイパブレード35Kが二列でワイパユニット28が構成されている。これらに対応して、ワイパ払拭部47Y、47Kが一つずつ配置されるようにして、一つのワイパ払拭部47Yが二つのワイパブレード35Yを払拭し、一つのワイパ払拭部47Kが二つのワイパブレード35Kを払拭する。このように一つのワイパ払拭部47で二つのワイパブレード35を払拭する構成としてもよい。
(4)上述した実施例では、ワイパ払拭部材51を樹脂製の板状としているが、本発明はこのような形態に限定されない。例えば、ワイパ払拭部材51を次のように構成してもよい。
ここで、図17を参照する。なお、図17は、ワイパ払拭部の変形例を示す斜視図である。このワイパ払拭部47Aは、回転式のワイパ払拭部材51Aを備えている。具体的には、ワイパ払拭部材51は、一対のワイパ払拭ローラ79(本発明の「一対の回転式ローラ」に相当)で構成されている。この一対のワイパ払拭ローラ79は、鉛直方向に回転軸を有し、外周面がインク滴を吸収する材質で構成されている。インク滴を吸収する部材としては、例えば、スポンジが挙げられる。一対のワイパ払拭ローラ79は、互いに外周面が接するように組み合わせられ、外周面が接した部分にワイパブレード35が位置するように保持部49Aに取り付けられている。
この変形例によると、ワイパブレード35との接触抵抗を少なくインク滴を除去できる。したがって、ワイパブレード35とワイパ払拭部47Aの双方の摩耗を少なくでき、ワイパブレード35とワイパ払拭部47Aに関するメンテナンスの頻度を低減できる。また、吸湿性の材質からなるスポンジがインク滴を吸い取るので、インク滴が落下して装置を汚染することを防止できる。
(5)上述した実施例では、キャップ保持部31及び姿勢駆動部57に連動してワイパクリーナユニット43を移動させているが、本発明はこの形態に限定されるものではなく、移動ピン61だけを駆動する駆動手段を別に配置してもよい。これにより、キャップ保持部31及び姿勢駆動部57の状態にかかわらず、ワイパ払拭部47を作動させることができる。
(6)上述した実施例では、ロール状の連続紙WPに印刷するインクジェット印刷装置3を例にとって説明した。しかし、本発明は印刷媒体が連続紙WPに限定されるものではない。他の印刷媒体としては、例えば印刷用フィルムや枚葉紙が挙げられる。
WP … 連続紙
1 … 給紙部
3 … インクジェット印刷装置
5 … 排紙部
19 … インクジェットヘッド
21 … インクジェットヘッド保持部
28 … ワイパユニット
29 … キャップ
31 … キャップ保持部
35 … ワイパブレード
35K、35C、35M、35Y … ワイパブレード
43 … ワイパクリーナユニット
47 … ワイパ払拭部
47K、47C、47M、47Y … ワイパ払拭部
51 … ワイパ払拭部材
53 … スリット
55 … 昇降駆動部
57 … 姿勢駆動部
59 … 連動機構
61 … 移動ピン
63 … レール
65 … 移動片
71 … 案内溝
73,75 … 一対の当接片
LW … ワイパユニット移動距離
LC … キャップユニット移動距離
LP … 間隔

Claims (6)

  1. 印刷媒体にインク滴を吐出させて印刷を行うインクジェット印刷装置において、
    印刷媒体と相対的に移動される搬送方向と直交する方向の一つの列に複数個のインクジェットヘッドを配列され、前記列を複数個備えて各列からそれぞれ異なる色のインク滴を前記複数個のインクジェットヘッドの吐出面から印刷媒体に吐出して印刷を行う印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッドの吐出面を閉塞するキャップ位置と、前記印刷ヘッドの吐出面を開放する退避位置とにわたって搬送方向に移動可能なキャップユニットと、
    前記複数個のインクジェットヘッドの配列方向と直交するワイパブレードを前記列ごとに備え、前記印刷ヘッドから離間した待機位置から前記複数個のインクジェットヘッドの配列方向に移動して、前記列ごとの複数個のインクジェットヘッドの吐出面を前記各ワイパブレードで払拭するワイパユニットと、
    第1の待機位置から前記複数個のインクジェットヘッドの配列方向に直交する方向の第2の待機位置へ移動可能に構成され、前記待機位置に位置している前記各ワイパブレードを前記複数個のインクジェットヘッドの配列方向と直交する方向へ払拭する、前記インク滴の色ごとに配置されたワイパ払拭部を備えたワイパクリーナユニットと、
    前記ワイパクリーナユニットが第1の待機位置と第2の待機位置との間で移動するワイパユニット移動距離を、前記キャップユニットがキャップ位置と退避位置との間で移動するキャップユニット移動距離よりも短くして、前記ワイパクリーナユニットの移動を前記キャップユニットの移動に連動させる連動機構と、
    を備えていることを特徴とするインクジェット印刷装置。
  2. 請求項1に記載のインクジェット印刷装置において、
    前記連動機構は、
    前記複数個のインクジェットヘッドの配列方向に前記キャップユニットから突出して前記キャップユニットに設けられた移動ピンと、
    前記複数個のインクジェットヘッドの配列方向と直交する方向に案内溝を有するレールと、
    前記レールの案内溝に移動自在に取り付けられ、前記各ワイパ払拭部を取り付けられている移動片と、
    前記移動ピンを間に挟み、前記キャップユニット移動距離より前記ワイパユニット移動距離だけ短い間隔をおいて前記移動片に取り付けられた一対の当接片と、
    を備えていることを特徴とするインクジェット印刷装置。
  3. 請求項1または2に記載のインクジェット印刷装置において、
    前記ワイパクリーナユニットは、前記ワイパユニットの各ワイパブレードの配置にあわせて前記各ワイパ払拭部を配置していることを特徴とするインクジェット印刷装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット印刷装置において、
    前記ワイパ払拭部は、前記複数個のインクジェットヘッドの配列方向における前記ワイパブレードの厚みより若干狭い幅のスリットを備え、前記スリットにより前記ワイパブレードを扱く構造であることを特徴とするインクジェット印刷装置。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット印刷装置において、
    前記ワイパ払拭部は、前記複数個のインクジェットヘッドの配列方向から前記ワイパブレードを挟み込む一対の回転式ローラを備え、前記一対の回転式ローラにより前記ワイパブレードを拭き取る構造であることを特徴とするインクジェット印刷装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のインクジェット印刷装置において、
    前記ワイパ払拭部は、前記インクジェットヘッドから吐出されるインク滴を吸い取る吸湿性の材質で構成されていることを特徴とするインクジェット印刷装置。
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