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JP2016000655A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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JP2016000655A JP2015095339A JP2015095339A JP2016000655A JP 2016000655 A JP2016000655 A JP 2016000655A JP 2015095339 A JP2015095339 A JP 2015095339A JP 2015095339 A JP2015095339 A JP 2015095339A JP 2016000655 A JP2016000655 A JP 2016000655A
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Abstract

【課題】シートが案内部材を通過する際にシートの座屈の発生を抑制することのできるシート搬送装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】案内部材81は、シートPを排紙搬送パス82(シート搬送路)に案内する第1位置及びシートPを反転誘導パス83(分岐シート搬送路)に案内する第2位置との間を回動可能に設けられている。制御部は、案内部材81が第1位置又は第2位置に位置している状態で、定着搬送ローラ対52(搬送ローラ対)によって搬送されるシートPの先端が下流ガイド部材に達した後に、上流端81bが定着搬送ローラ対52のニップ部Gにおけるニップ線N(接線)に近づく方向に回動するように、駆動機構を制御する。【選択図】図5

Description

本発明は、シート搬送装置及び画像形成装置に関し、特に複数のシート搬送路を備えたものに関する。
従来、プリンタ等の画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、像担持体に担持されたトナー像をシートに転写する転写部及び転写されたトナー像をシートに定着させる定着部と、を備えている。また、画像形成装置は、転写部によりトナー画像が転写されたシートを、排出したり、反転させて再度、転写部に搬送したり、ページを揃えるためにシートを反転して排出させたりするためのシート搬送装置を備えている。
このようなシート搬送装置では、一般に、シートを排出するシート排出路と、シート排出路から分岐し、シートを再度、画像形成部に搬送する再搬送路と、再搬送路から分岐し、ページを揃えるためにシートを反転して排出させる反転搬送路と、を備えている。また、シート搬送装置は、反転機構と、シート排出路と再搬送路の分岐部に回動自在に設けられた案内部材と、を備えている。
そして、例えばシートを再度転写部に搬送する場合や、シートを反転して排出させる場合は、案内部材を回動させてシートを再搬送路に向かわせ、この後、反転機構によりシートを反転させて再搬送路や、反転搬送路に向かわせる。なお、シート排出路と再搬送路の分岐部には、案内部材の回動を可能にするための回動空間が設けられている。また、従来、画像形成装置本体を小型化するため、案内部材を定着部のシート搬送方向下流側に近接して設けたものがある(特許文献1参照)。
特開2007−271970号公報
ところで、近年、画像形成装置において、定着部に供給する電力を低減するため低融点のトナーを使用することが主流となっている。ここで、低融点のトナーの場合、融点だけでなく凝固点が低下することから、定着部を通過した直後、シートは、シート上のトナーが完全に凝固しない状態のまま案内部材に向かう。このため、特許文献1記載の画像形成装置のように、案内部材を定着部に近接して設けた場合、シートは、凝固しない状態のトナーが案内部材に接触しながら搬送されるため、案内部材との間の搬送抵抗が大きくなる。
また、近年、画像形成装置は、生産性の向上のため、シート搬送速度が高速化されている。ここで、定着部を通過した後のシートが、搬送路を構成するガイド部材や、案内部材に接触しながら高速で搬送されると、シートの搬送抵抗が増大する。このように、シートと案内部材との間の搬送抵抗が大きくなると、シート搬送路内でシートが座屈する虞がある。特に、案内部材が回動するための回動空間を広く設けた場合、シートが座屈するスペースが十分にあるために、座屈量が大きくなる傾向がある。そして、シートの座屈が発生すると、座屈が発生した箇所よりもシート搬送方向上流のシート搬送ローラの搬送効率を低下させるだけではなく、紙詰まりの可能性も高くなってしまう。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、シートが案内部材を通過する際のシートの座屈の発生を抑制することのできるシート搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シート搬送装置において、シートを搬送する搬送ローラ対と、前記搬送ローラ対によって搬送されるシートが通過するシート搬送路と、前記シート搬送路から分岐した分岐シート搬送路と、前記搬送ローラ対から搬送されてくるシートを前記シート搬送路に案内する第1位置及びシートを前記分岐シート搬送路に案内する第2位置の間を回動可能な案内部材と、前記分岐シート搬送路において前記案内部材よりもシートの搬送方向における下流に配置された下流案内部材と、前記案内部材を回動させる駆動機構と、前記分岐シート搬送路にシートを案内する際、前記案内部材を前記第2位置に位置させ、前記搬送ローラ対によって搬送されるシートの先端が前記下流案内部材に到達した後に、前記案内部材の上流端が前記搬送ローラ対のニップ部における接線に近づいた第3位置に前記案内部材を回動させるように、前記駆動機構を制御する制御部と、を備えた、ことを特徴とするものである。
また、本発明は、シート搬送装置において、シートを搬送する搬送ローラ対と、前記搬送ローラ対によって搬送されるシートが通過するシート搬送路と、前記シート搬送路から分岐した分岐シート搬送路と、前記搬送ローラ対から搬送されてくるシートを前記シート搬送路に案内する第1位置及びシートを前記分岐シート搬送路に案内する第2位置の間を回動可能な案内部材と、前記案内部材を回動させる駆動機構と、前記案内部材が前記第2位置に位置している状態で、前記搬送ローラ対によって搬送されるシートの先端がシート搬送方向における前記案内部材の上流端を通過した後に、前記上流端が前記第2位置のときよりも前記搬送ローラ対のニップ部における接線に近い第3位置へ移動するように、且つ、前記案内部材が前記第1位置に位置している状態で、前記搬送ローラ対によって搬送されるシートの先端がシート搬送方向における前記案内部材の上流端を通過した後に、前記上流端が前記第1位置のときよりも前記搬送ローラ対のニップ部における接線に近い第4位置へ移動するように、前記駆動機構を制御する制御部と、を備え、前記第3位置は、前記第2位置と前記第4位置との間の位置である、ことを特徴とするものである。
本発明によると、シートの先端が案内部材の上流端を通過すると、案内部材の上流端を、搬送ローラ対のニップ部における接線に近づく方向に回動させる。これにより、案内部材の上流端とシートとの間のスペースが小さくなって、シートの座屈の発生を抑制することができる。シートの座屈の発生を抑制することで、シートの搬送力の低下や紙詰まりの発生を防止することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るカラーレーザプリンタの概略構成を示す図。 シート再搬送装置を示す側面図。 シート再搬送装置を示す図であって、(a)は排出ローラ対の搬送方向下流側から視た斜視図、(b)は排出ローラ対の搬送方向上流側から視た斜視図。 カラーレーザプリンタの制御ブロック図。 シート再搬送装置のシート搬送動作を説明する図であって、(a)は案内部材が排出位置に位置している状態を示し、(c)は案内部材が引込み位置に位置している状態を示し、(b)(d)は案内部材がループ抑制位置に位置している状態を示す。 シート再搬送装置に設けられた案内部材の動作を説明する図であって、(a)は案内部材が排出位置に位置している状態を示し、(b)は案内部材がループ抑制位置に位置している状態を示す。 案内部材の案内制御を示すフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係る案内部材の案内制御を示すフローチャート。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を実施するための第1の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の一例であるカラーレーザプリンタの概略構成を示す図である。
図1において、1はカラーレーザプリンタ、1Aは画像形成装置本体であるカラーレーザプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)である。プリンタ本体1Aには画像形成ユニット1Bと、中間転写部1Cと、二次転写部1Eと、二次転写部1EにシートPを給送するシート給送装置70と、プリンタ本体1Aが設置された場所の温度・湿度を検知する環境検知センサ99等が設けられている。
なお、このカラーレーザプリンタ1は、シートの裏面に画像を形成することができると共に、ページを揃えるためにシートを反転して排出させることができるようになっている。このため、カラーレーザプリンタ1は、表面(一面)に画像が形成されたシートPを反転させて再度、二次転写部1E(画像形成部)に搬送すると共に、シートを反転して排出させるシート搬送装置としてのシート再搬送装置1Dを備えている。また、カラーレーザプリンタ1は、手差し給紙部64を備えている。
ここで、画像形成ユニット1Bは、略水平方向に配置され、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のトナー画像を形成する4つのプロセスステーション10(10Y,10M,10C,10K)を備えている。このプロセスステーション10は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のトナー像を担持すると共に不図示のステッピングモータにより駆動される像担持体である感光体ドラム11(11Y,11M,11C,11K)を備えている。また、画像形成ユニット1Bは、画像情報に基づいてレーザビームを照射して一定速度で回転する感光体ドラム上に静電潜像を形成するスキャナ13(13Y,13M,13C,13K)を備えている。
なお、プロセスステーション10は、感光体ドラム表面を一様に帯電する帯電器12(12Y,12M,12C,12K)を備えている。また、プロセスステーション10は、感光体ドラム上に形成された静電潜像にイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナーを付着させてトナー像として顕像化する現像装置14(14Y,14M,14C,14K)を備えている。さらに、プロセスステーション10は、感光体ドラム上に残った転写残トナーを回収するクリーナ15(15Y,15M,15C,15K)を備えている。そして、これら帯電器12、スキャナ13、現像装置14、クリーナ15は感光体ドラム11の周囲に回転方向に沿ってそれぞれ配置されている。
シート給送装置70はプリンタ本体1Aの下部に設けられ、シートPを収納する給紙カセット61に積載収納されたシートPを送り出すものである。このシート給送装置70は、シートを給送するピックアップローラ71と、ピックアップローラ71のシート給送方向下流に配設され、ピックアップローラ71により送り出されたシートを分離する分離ローラ対72を備えている。
中間転写部1Cは、感光体ドラム11の外周速度と同期して矢印Bに示す各プロセスステーション10の配列方向に沿って回転駆動される中間転写ベルト31を備えている。この中間転写ベルト31は、駆動ローラ34、中間転写ベルト31を挟んで二次転写領域を形成する従動ローラ32及び不図示のばねの付勢力によって中間転写ベルト31に適度な張力を与えるテンションローラ33に張架されている。この中間転写ベルト31は、内側には4個の、それぞれ感光体ドラム11と共に中間転写ベルト31を挟持し、一次転写部を構成する一次転写ローラ35(35Y,35M,35C,35K)が配置されている。そして、この一次転写ローラ35から中間転写ベルト31に転写バイアスが印加されることにより、感光体ドラム上の各色トナー像が順次中間転写ベルト31に多重転写され、中間転写ベルト31上にフルカラー画像が形成される。
また、従動ローラ32に対向して2次転写ローラ41が配置されており、この2次転写ローラ41は中間転写ベルト31の最下方の表面に当接すると共に、レジストレーションローラ76により搬送されたシートPを中間転写ベルト31と共に挟持して搬送する。そして、2次転写ローラ41と中間転写ベルト31のニップ部である二次転写部1EをシートPが通過する際、2次転写ローラ41に転写バイアスが印加されることにより、シートPに中間転写ベルト上のトナー画像が2次転写される。
シート再搬送装置1Dは、排紙搬送パス82、排紙搬送パス82から分岐した反転誘導パス83、反転誘導パス83の下流に設けられたスイッチバックパス84、両面搬送パス85、反転搬送路89等を有する排紙部80を備えている。また、シート再搬送装置1Dは、後述する案内部材81と、駆動機構91と、定着搬送ローラ対52(搬送ローラ対)と、プリンタ本体1Aの画像形成に必要な動作を制御する制御部30と、を有している。
次に、このように構成されたカラーレーザプリンタ1の画像形成動作について説明する。画像形成動作が開始されると、まず中間転写ベルト31に沿って配置されている各プロセスステーション10において、各感光体ドラム11に潜像を形成する。この後、各現像装置14により、この潜像を現像してトナー像を形成する。次に、このようにして各感光体ドラム上に形成されたトナー像が、一次転写領域において中間転写ベルト31に順次一次転写される。この結果、4色のトナー像が中間転写ベルト31上において一次転写され、中間転写ベルト上にフルカラー画像が形成される。なお、感光体ドラム11上に僅かに残った転写残トナーはクリーナ15により回収され、再び次の画像形成に備える。
また、このトナー画像形成動作に並行して給紙カセット61に収容されたシートPは、シート給送装置70により一枚ずつ分離給送された後、シート搬送ローラ73により、レジストレーションローラ76まで搬送される。また、手差し給紙の場合は、手差し給紙部64の手差しトレイ64bにセットされたシートPが手差しローラ64aにより、レジストレーションローラ76まで搬送される。そして、このレジストレーションローラ76により、シートPの斜行が補正される。
斜行が補正された後、シートPは、シートPの先端と中間転写ベルト31に形成されたトナー像とが一致するタイミングで回転を開始するレジストレーションローラ76により、2次転写ローラ41と中間転写ベルト31とのニップ部に搬送される。そして、シートPは、2次転写ローラ41と中間転写ベルト31により搬送される。そして、シートPは、2次転写ローラ41と中間転写ベルト31のニップ部である2次転写部1Eを通過する際、2次転写ローラ41に印加される転写バイアスにより、中間転写ベルト上のトナー画像が2次転写される。
次に、トナー像が2次転写されたシートPは、定着前搬送装置42により定着装置5へと搬送される。ここで、定着装置5は中間転写ベルト31を介してシート上に形成されたトナー画像をシートPに定着させる定着搬送ローラ対52を有している。定着搬送ローラ対52は、加熱ローラと加圧ローラとから構成されており、トナー像を保持したシートPは、この定着搬送ローラ対52を通過する際に熱及び圧力が加えられることによりトナー像が定着される。そして、トナー像が定着されたシートPは、定着搬送ローラ対52により、そのまま排紙トレイ66上に排出する場合には排紙搬送パス82に、またシートPの両面に画像を形成する等の場合には反転誘導パス83に搬送される。
ここで、後述する図2に示す排紙搬送パス82(シート搬送路)と反転誘導パス83(分岐シート搬送路)との分岐部BPには、案内部材81が回動可能に設けられている。案内部材81は、この案内部材81は、シートPを排紙トレイ66上に排出する排出モード、シートPを反転して排出させる反転排出モード、又はシートPを再度、画像形成ユニット1Bに搬送する再搬送モード、に応じてパスを切り換えるためのものである。そして、この案内部材81によるパスの切換により、シートは設定されたモードに応じて排紙搬送パス82又は反転誘導パス83に案内される。
例えば、排出モードの場合には、案内部材81は下方に回動し、シートを排出する第1位置である排出位置に移動する(図5(a)参照)。これにより、案内部材81のシート搬送方向上流に設けられた搬送ローラ対である定着搬送ローラ対52によって搬送されたシートPは、案内部材81の上面に沿って排紙搬送パス82に搬送され排紙ローラ対77によって排紙トレイ66(排出部)に排出される。
また、再搬送モードの場合には、案内部材81は上方に回動し、シートを反転誘導パス83に案内する第2位置である引込み位置に移動する(図5(c)参照)。これにより、定着搬送ローラ対52によって搬送されたシートPは、案内部材81の下面に沿って反転誘導パス83に案内され、第1反転ローラ対79によりスイッチバックパス84へと引き込まれる。そして、第2反転ローラ対88の回転方向を正逆転させるスイッチバック動作により、シートPの先後端を入れ替え、シートPは、スイッチバックパス84のシート搬送方向下流の再搬送路である両面搬送パス85へと搬送される。この後、両面搬送パス85に搬送されたシートPは、シート給送装置70により給送されてくる後続ジョブのシートPとのタイミングを合わせて再合流し、同様にレジストレーションローラ76を経て2次転写部1Eへと送られる。なお、この後の裏面(2面目)に対する画像形成プロセスに関しては、既述した表面(1面目)に対する画像形成プロセスと同様である。
また、反転排出モードの場合も、案内部材81は上方に回動し、引込み位置に移動する。これにより、シートPは定着搬送ローラ対52により、反転誘導パス83に搬送され、第1反転ローラ対79によりスイッチバックパス84へと引き込まれる。そして、第1反転ローラ対79の回転方向を正逆転させるスイッチバック動作を行ってシートPの先後端を入れ替えて、反転搬送路89に搬送される。この後、シートPは反転搬送路89に設けられた反転搬送ローラ78により排紙ローラ対77へと搬送され、排紙ローラ対77により排紙トレイ66に排出される。
ここで、案内部材81は、図2に示す正逆転可能な駆動部である切替駆動モータ90と、不図示のギア機構を有する駆動機構91により軸81a(回動中心)を支点として上下方向に回動し、排出位置及び引込み位置の間を回動可能に構成されている。案内部材81は、シート搬送方向における最上流端に位置する上流端81bを有しており、シート搬送方向において、上流端81bに向けて先細りするように傾斜して形成されている。切替駆動モータ90にはパルスモータを使用している。なお、図2に示すように、排紙搬送パス82には排紙シート検知センサ86が、反転誘導パス83には反転シート検知センサ87が配置されている。また、図2において、92は駆動モータであり、排紙ローラ対77及び第1反転ローラ対79は、図3(a)及び(b)に示すようにタイミングベルト93,94を介して伝達される駆動モータ92の駆動により回転する。
図4は、本実施の形態に係るカラーレーザプリンタ1の制御ブロック図である。図4に示すように制御部30には、操作部22、既述した図1に示す定着後シート検知センサ51、環境検知センサ99、定着装置5、切替駆動モータ90、駆動モータ92が接続される。また、制御部30には、直接又はネットワークを介して外部のコンピュータ21が接続される。そして、制御部30は、プリンタ本体1Aの上部に設けられた液晶パネル等の操作部22又はコンピュータ21からの設定に応じて切替駆動モータ90を駆動し、案内部材81を回動させる。
例えば、操作部22又はコンピュータ21により排出モードが設定された場合、制御部30は、切替駆動モータ90を回転させ、図5(a)に示すように、案内部材81を下方に回動させる。また、反転排出モードや再搬送モードが設定された場合、制御部30は、切替駆動モータ90を逆転させ、図5(c)に示すように、案内部材81を上方に回動させる。
シートPが定着装置5を通過した直後でシートP上のトナー温度が融点/凝固点付近である場合、このようなトナーの状態により、シートPと案内部材81との接触力が大きくなり、シートの搬送抵抗が増大する。そして、搬送抵抗が増大すると、定着搬送ローラ対52によるシート搬送速度よりも案内部材81に接しながら搬送されるシートの搬送速度の方が遅くなる。
また、定着装置5と排紙部80との間には、図6に示すように、案内部材81を上下方向に回動させるための回動空間SPが存在している。そして、この回動空間SPは、案内部材81により確実にシートを排紙搬送パス82又は反転誘導パス83に案内することができるように、案内部材81が所定角度で回動できるような広さを有している。
ここで、このように回動空間SPが広い場合、図6(a)に示すように、シートPは搬送経路内で座屈が発生しやすい。そして、シートに座屈が発生すると、定着搬送ローラ対52の搬送効率が低下すると共に、シートPを搬送し続けると、定着搬送ローラ対52がスリップしたりして紙詰まりが発生することがある。
そこで、本実施の形態においては、シートPを搬送する際、案内部材81を、案内部材81の上流端81bがシートに近づく方向に回動させ、シートPの受け渡しのために設けられた回動空間SPを縮小する位置に移動させるようにしている。そして、このような位置(以下、ループ抑制位置という)に案内部材81を移動させることにより、案内部材81に沿って搬送されるシートを押圧又は持ち上げると共に、回動空間SPを狭くすることができる。これにより、定着装置5を通過した直後でシートP上のトナー温度が融点付近であった場合でも、シートPの座屈の発生を防ぐことができる。
なお、ループ抑制位置は、排出位置と引込み位置との間の範囲のいずれかの位置であるが、本実施の形態においては、排出モードに設定されている際には、図5(b)に示す第1ループ抑制位置(第4位置)である。また、ループ抑制位置は、反転排出モード又は再搬送モードに設定されている際には、図5(c)に示す第2ループ抑制位置(第3位置)である。なお、案内部材81の軸81aは、定着搬送ローラ対52のニップ部Gにおけるニップ線N(接線)に重なるように配置されている。第1ループ抑制位置は、案内部材81の上流端81bが、ニップ線N上(接線上)となる位置よりも排出位置側(第1位置側)となる位置である。第2ループ抑制位置は、案内部材81の上流端81bが、ニップ線N上となる位置よりも引込み位置側(第2位置側)となる位置である。そして、このようなループ抑制位置を設定することにより、案内部材81の上流端81b(回動端)がシートPと当接するのを防ぐことができ、定着搬送ローラ対52によるシートPの搬送を案内部材81が妨げるのを防ぐことができる。
次に、本実施の形態に係る案内部材81の案内制御について図7を用いて説明する。なお、図7においては、「Y」はYesを示し、「N」はNoを示す。操作部22又はコンピュータ21からプリントのジョブの実行が指示されると、制御部30はシートPを2次転写部に搬送してシート上にトナー像を転写し、この後、定着装置5によってトナー像を溶融固着する。そして、トナー像が溶融固着されたシートPの先端は、定着装置5よりも下流に位置している定着後シート検知センサ51によって検知される(ステップS1)。
ここで、例えば操作部22により排出モードが設定されている場合、制御部30は、シートPの先端が案内部材81に到達する前に切替駆動モータ90を駆動し、案内部材81を排出位置に移動させておく。この後、定着後シート検知センサ51の信号に基づいてシートPの先端位置を計算する。そして、制御部30は、この計算結果に基づき図5(a)に示すように、シート先端が案内部材81の上流端81bを通過したと判断すると(ステップS2のY)、切替駆動モータ90を駆動し、案内部材81を上方に回動させる動作を開始する(ステップS3)。
この後制御部30は、切替駆動モータ90の駆動パルスのパルス数に基づいて上方回動した案内部材81が第1ループ抑制位置に到達したと判断すると(ステップS4のY)、切替駆動モータ90を停止し、案内部材81の回動動作を停止する(ステップS5)。これにより、案内部材81は図5(b)に示す第1ループ抑制位置(第4位置)に移動した状態で停止し、シートPは案内部材81の上面に沿って排紙搬送パス82に搬送され、排紙ローラ対77によって排紙トレイ66に排出される。この際、シートPは第1ループ抑制位置に移動した案内部材81によって回動空間SPが縮小して、座屈を発生することなく排出される。
一方、操作部22により反転排出モードや、再搬送モードが設定されている場合、制御部30は、シートPの先端が案内部材81に到達する前に切替駆動モータ90を駆動し、案内部材81を引込み位置に移動させておく。この後、定着後シート検知センサ51の信号に基づいてシートPの先端位置を計算する。そして、制御部30は、計算結果に基づき図5(c)に示すように、シート先端が案内部材81の上流端81bを通過したと判断すると(ステップS2のY)、切替駆動モータ90を逆転駆動し、案内部材81を下方に回動させる動作を開始する(ステップS3)。
この後、制御部30は、切替駆動モータ90の駆動パルスのパルス数に基づいて案内部材81が第2ループ抑制位置に到達したと判断すると(ステップS4のY)、切替駆動モータ90を停止し、案内部材81の回動動作を停止する(ステップS5)。これにより、案内部材81は図5(d)に示す第2ループ抑制位置(第3位置)に移動した状態で停止し、シートPは案内部材81の下面に沿って反転誘導パス83へと搬送された後、スイッチバックパス84に搬送される。この際、シートPは第2ループ抑制位置に移動した案内部材81によって回動空間SPが縮小して、座屈を発生することなく搬送される。なお、本実施の形態において、図5(d)に示す第3位置は、図5(b)に示す第4位置よりも、図5(c)に示す第2位置に近い位置に設定されている。
次に、シートPが搬送され、定着後シート検知センサ51がシートPの後端を検知すると(ステップS6)、制御部30は、定着後シート検知センサ51の信号に基づきシートPの後端位置を計算する。そして、制御部30は、この計算結果に基づきシートPの後端が定着搬送ローラ対52を通過したと判断すると(ステップS7のY)、排出モードの場合は、切替駆動モータ90を逆転駆動し、案内部材81の下方への回動動作を開始する(ステップS8)。
この後、制御部30は、回動動作を開始した案内部材81が図5(a)に示す排出位置(後続のシートPの導入位置)に到達したと判断すると(ステップS9のY)、切替駆動モータ90を停止し、案内部材81の回動動作を停止する(ステップS10)。これにより、次のシートが案内部材81に達する前に、案内部材81は後続のシートPを受け入れる導入位置で停止する。
一方、反転排出モード又は再搬送モードの場合、制御部30は、シートPの後端が定着搬送ローラ対52を通過したと判断すると(ステップS7のY)、切替駆動モータ90を正転駆動し、案内部材81を上方に回動させる動作を開始する(ステップS8)。この後、制御部30は、回動動作を開始した案内部材81が図5(c)に示す引込み位置(後続のシートPの導入位置)に到達したと判断すると(ステップS9のY)、切替駆動モータ90を停止し、案内部材の回動動作を停止する(ステップS10)。これにより、次のシートが案内部材81に達する前に、案内部材81は後続のシートPを受け入れる導入位置で停止する。
なお、再搬送モードの場合、案内部材81は、裏面に画像が形成されたシートの先端が案内部材81に到達する前に排出位置に移動し、この後、既述した排出モードと同様の案内制御が行われる。ここで、再搬送モードの場合、シートの表面(1面目)に形成された画像を形成するトナーは、定着装置5を通過する際の加熱により凝固しない状態となる。特に、本実施の形態では、装置の小型化のために、案内部材81が、定着搬送ローラ対52のシート搬送方向における下流側に近接して設けられているため、トナーが凝固しないままシートPが案内部材81に到達する。通常、トナーが凝固しない状態でシートPが案内部材81に当接しながら搬送されると、シートの搬送抵抗が大きくなってシートの座屈が発生しやすい。しかし、このようにトナーが凝固しない状態となった場合でも、案内部材81をニップ線Nに近づけるように回動させて回動空間SPを縮小させることにより、両面に画像が形成されたシートを座屈を発生することなく排出することができる。
以上説明したように、本実施の形態においては、引込み位置又は排出位置に移動した案内部材81の上流端81bをシートPの先端が通過すると、案内部材81を、上流端81bがニップ線に近づくように回動させている。これにより、シートが案内部材81を通過する際の回動空間SPを縮小させることができ、定着装置5を通過した直後でシートP上のトナー温度が融点付近であった場合でも、座屈の発生を防ぐことができる。更に、案内部材81がニップ線に近づくように回動することで、シートPと案内部材81との当接角が小さくなり、シートの搬送抵抗が小さくなって、座屈の発生を防ぐことができる。このように座屈の発生を防ぐことで、定着搬送ローラ対52の搬送効率の低下も防止することができ、紙詰まりの発生を抑制することができる。
なお、本実施の形態では、案内部材81の回動動作開始タイミングは定着後シート検知センサ51からの信号に基づいているが、例えば定着後シート検知センサ51よりもさらに上流に配置されるシート検知センサからの信号に基づいても良い。つまり、シートPの先後端の位置を計算できれば、シート検知センサの配置や構成は限定されない。
また、案内部材81のループ抑制位置への回動を開始するタイミングは、シートPの先端が案内部材81のシート搬送方向下流に位置する、下流案内部材としての下流ガイド部材98(図6(a)(b)参照)に受け渡された直後が望ましい。この理由は、下流ガイド部材98へスムーズにシートを案内できるからである。
さらに、本実施の形態において、案内部材81の後続のシートPの導入位置への回動を開始するタイミングは、シートPの後端が定着搬送ローラ対52を通過したと判断されたタイミングである。しかし、例えば先行シートPの後端が案内部材81の上流端81bを通過するタイミング等の、後続のシートの搬送を妨げないタイミングであれば同様の効果が得られる。
なお、制御部30は、シート再搬送装置1Dに設けられても、プリンタ本体1Aに設けられてもよい。また、シートPを案内部材81に搬送するローラ対は、定着搬送ローラ対52には限定されず、他のローラ対でもよい。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明するが、第2の実施の形態は、第1の実施形態に対して基本構成は同一であり、その案内制御のみが異なる。そのため、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。本実施の形態のカラーレーザプリンタ1は、図4に示すように、温度及び湿度を含む環境情報を検知する環境検知センサ99(環境検知部)と、シートPの種類及び坪量等を設定する操作部22を備えている。
ところで、第1の実施の形態の案内制御を適用した場合には、第1又は第2のループ抑制位置に移動する案内部材81とシートPとが積極的に接触するため、選択されたシートPの種類やトナー画像の種類によっては、案内部材81に融解状のトナーが付着する。案内部材81にトナーが付着すると、付着したトナーを起点としてトナーが成長し、最終的には凝集塊となる。この状態で、厚紙などの剛度が高いシート(例えば、シート搬送方向の剛度が20mN以上)を通紙すると、シートPの搬送方向における後端部がトナーの凝集塊と摺擦して汚れてしまう。この汚れは、排紙トレイ66にシートPが積載されてシートPの前後左右端部が整合されると特に視認しやすく、成果物としての品位を低下させてしまう。
そこで、本実施の形態では、剛度の高いシートの場合には、第1の実施の形態に示した案内制御は行わないようにしている。すなわち、制御部30は、図8に示すように、まず操作部22又はコンピュータ21からシートの種類や坪量等の情報や、環境検知センサ99によって検知された温度及び湿度といった情報を得る。ここで、シートは、使用する環境の温度や湿度を含む環境情報によって含有する水分量が変化し、剛性が変化する。一般的には、低温低湿の環境であるとシートPの剛度は高くなり、高温多湿の環境であるとシートPの剛度は低くなる。
そして、制御部30は、これらの情報から上述した第1の実施の形態の案内制御が必要であるか否かを判断する(S11)。制御部30が案内制御を必要でないと判断すると(S11のN)、排出位置又は引込み位置に位置する案内部材81の上流端81bがニップ線Nに近づく方向に移動しないように、切替駆動モータ90を停止したままに制御する。
制御部30が案内制御を必要であると判断すると(S11のY)、上述した第1の実施の形態で説明した案内制御(S1〜S10)を行う。なお、この案内制御については説明を省略する。本実施の形態では、制御部30は、操作部22又はコンピュータ21によって、例えば非コート紙かつ180g/m2未満、並びにコート紙かつ160g/m2未満に設定されたシートの場合に、案内制御を必要であると判断する。また、制御部30は、環境検知センサ99によって検知された温度及び湿度等の環境情報に基づいて、例えば1kgあたりのシートPに含有される水分量が15g以上であると計算された場合、案内制御を必要であると判断する。
以上のように、本実施の形態のカラーレーザプリンタ1では、案内部材81にトナーの凝集塊が発生しても、厚紙などの剛度の高いシートを搬送する場合には、案内部材81をニップ線Nに近づけるように回動させない。これにより、シートPのシート搬送方向における後端部が、案内部材81に付着したトナーの凝集塊に摺擦しないので、剛度の高いシートを搬送してもシートにトナー汚れが付着することを防止することができる。
なお、本実施の形態では、制御部30は、シートの種類及び坪量の両方の情報から案内制御の有無を判断したが、シートの種類及び坪量のいずれか一方の情報から案内制御の有無を判断してもよい。また、環境検知センサ99は、温度及び湿度以外の環境情報からシートに含有される水分量を計算してもよく、温度及び湿度のいずれか一方によって水分量を計算してもよい。また、環境検知センサ99は、給紙カセット61内の環境情報を検知しても、定着装置5の近傍の環境情報を検知してもよい。
1…画像形成装置(カラーレーザプリンタ)、1A…カラーレーザプリンタ本体、1E…画像形成部、1D…シート搬送装置(シート再搬送装置)、5…定着装置、30…制御部、51…定着後シート検知センサ、52…搬送ローラ対(定着搬送ローラ対)、66…排出部(排紙トレイ)、80…排紙部、81…案内部材、81a…回動中心(軸)、81b…案内部材の上流端、82…シート搬送路(排紙搬送パス)、83…分岐シート搬送路(反転誘導パス)、84…スイッチバックパス、85…再搬送路(両面搬送パス)、89…反転搬送路、90…切替駆動モータ、91…駆動機構、98…下流案内部材(下流ガイド部材)、99…環境検知部、BP…分岐部、SP…回動空間、G…ニップ部、N…接線(ニップ線)、P…シート

Claims (13)

  1. シートを搬送する搬送ローラ対と、
    前記搬送ローラ対によって搬送されるシートが通過するシート搬送路と、
    前記シート搬送路から分岐した分岐シート搬送路と、
    前記搬送ローラ対から搬送されてくるシートを前記シート搬送路に案内する第1位置及びシートを前記分岐シート搬送路に案内する第2位置の間を回動可能な案内部材と、
    前記分岐シート搬送路において前記案内部材よりもシートの搬送方向における下流に配置された下流案内部材と、
    前記案内部材を回動させる駆動機構と、
    前記分岐シート搬送路にシートを案内する際、前記案内部材を前記第2位置に位置させ、前記搬送ローラ対によって搬送されるシートの先端が前記下流案内部材に到達した後に、前記案内部材の上流端が前記搬送ローラ対のニップ部における接線に近づいた第3位置に前記案内部材を回動させるように、前記駆動機構を制御する制御部と、を備えた、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記制御部は、前記シート搬送路にシートを案内する際、前記案内部材を前記第1位置に位置させ、前記搬送ローラ対によって搬送されるシートの先端が前記案内部材の前記上流端を通過した後に、前記第1位置よりも前記上流端が前記接線に近づいた第4位置に前記案内部材を回動させるように、前記駆動機構を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記第3位置は、前記案内部材の前記上流端が前記接線上となる位置よりも前記第2位置側となる位置である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  4. 前記第4位置は、前記案内部材の前記上流端が前記接線上となる位置よりも前記第1位置側となる位置である、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  5. シートを搬送する搬送ローラ対と、
    前記搬送ローラ対によって搬送されるシートが通過するシート搬送路と、
    前記シート搬送路から分岐した分岐シート搬送路と、
    前記搬送ローラ対から搬送されてくるシートを前記シート搬送路に案内する第1位置及びシートを前記分岐シート搬送路に案内する第2位置の間を回動可能な案内部材と、
    前記案内部材を回動させる駆動機構と、
    前記案内部材が前記第2位置に位置している状態で、前記搬送ローラ対によって搬送されるシートの先端がシート搬送方向における前記案内部材の上流端を通過した後に、前記上流端が前記第2位置のときよりも前記搬送ローラ対のニップ部における接線に近い第3位置へ移動するように、且つ、前記案内部材が前記第1位置に位置している状態で、前記搬送ローラ対によって搬送されるシートの先端がシート搬送方向における前記案内部材の上流端を通過した後に、前記上流端が前記第1位置のときよりも前記搬送ローラ対のニップ部における接線に近い第4位置へ移動するように、前記駆動機構を制御する制御部と、を備え、
    前記第3位置は、前記第2位置と前記第4位置との間の位置である、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  6. 前記案内部材の回動中心は、前記接線に重なるように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 前記案内部材は、シート搬送方向において、前記上流端に向けて先細りするように傾斜して形成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  8. 前記制御部は、シートの後端が前記搬送ローラ対を通過すると、前記案内部材が前記第1位置及び前記第2位置のいずれか一方に回動するように、前記駆動機構を制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置によって搬送されるシートに画像を形成する画像形成部と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記搬送ローラ対は、前記画像形成部によってシートに形成された画像をシートに定着させる加熱ローラ及び加圧ローラであり、
    前記案内部材は、シート搬送方向において前記搬送ローラ対の下流側に近接して設けられる、
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、シートの種類及び坪量のうちの少なくとも1つの情報に応じて、前記第1位置又は前記第2位置に位置する前記案内部材の前記上流端がシートを案内している最中に前記接線に近づく方向に移動しないように、前記駆動機構を制御する、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。
  12. 少なくとも温度及び湿度のいずれかを含む環境情報を検知する環境検知部を備え、
    前記制御部は、前記環境検知部により得られた環境情報に応じて、前記第1位置又は前記第2位置に位置する前記案内部材の前記上流端が前記接線に近づく方向に移動しないように、前記駆動機構を制御する、
    ことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記シート搬送路は、排出部に向けて排出されるシートが通過する搬送路であり、
    前記分岐シート搬送路のシート搬送方向下流には、前記画像形成部により画像が形成されたシートを再度、前記画像形成部に搬送する再搬送路と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを反転させて排出する反転搬送路と、が設けられている、
    ことを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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