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JP2016072910A - アンテナ及び窓ガラス - Google Patents

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JP2016072910A
JP2016072910A JP2014202781A JP2014202781A JP2016072910A JP 2016072910 A JP2016072910 A JP 2016072910A JP 2014202781 A JP2014202781 A JP 2014202781A JP 2014202781 A JP2014202781 A JP 2014202781A JP 2016072910 A JP2016072910 A JP 2016072910A
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正典 貝發
久士 小林
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久士 小林
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Abstract

【課題】DAB帯域で良好に放送波を受信する。
【解決手段】車両の窓ガラスに設けられるアンテナであって、芯線側給電部と、前記芯線側給電部と離隔して設けられるアース側給電部と、前記芯線側給電部から略水平に延伸する少なくとも2本の第1線条と、前記各第1線条と略直交する第2線条とを含む芯線側エレメントと、前記アース側給電部から前記第1線条と同じ方向に延伸するアース側エレメントと、を備え、前記第2線条は、前記各第1線条と略直交して、前記各第1線条から上下に延伸し、受信周波数帯域の中心周波数の波長をλとし、前記窓ガラスの波長短縮率をαとして、前記芯線側給電部と前記第2線条との間隔Aが0.07αλから0.1αλであり、前記第2線条の全長Bが0.3αλから0.4αλである。
【選択図】図4

Description

本発明は、ガラス板の表面に配置されるガラスアンテナ関し、特に、複数の周波数の放送波を受信するアンテナに関する。
近年、ラジオ放送においては、従来のアナログ変調方式によるAM、FMラジオ放送に比べて、低ノイズで高品質の各種のデジタル変調方式のデジタルラジオが開発され、世界各国において、DAB(Digital Audio Broadcasting)、DRM(Digital Radio Mondiale)、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)、ISDB(Integrated Services Digital Broadcasting、統合デジタル放送サービス)等の各種放送規格のデジタルラジオ放送が実用化されている。
これらのデジタルラジオ放送規格のうちDABは、世界各国で使用され標準的な規格となっており、第1の周波数帯域である174〜240MHzのバンド3と、第2の周波数帯域である1452〜1492MHzのLバンドの二つの離れた周波数帯を使用している。
DAB規格のバンド3は周波数帯域が広いため、この電波を受信するアンテナは、広い周波数帯域において均等に高い感度で電波を受信できる必要がある。また、二つの帯域(バンド3、Lバンド)で良好な感度が得られるように、エレメントの長さを調整する必要がある。
このような複数周波数で良好な感度を得るためのアンテナとして、特許文献1には、DABの二つのバンド(バンド3、Lバンド)で放送波を受信できるアンテナが記載されている。
国際公開2012/153664号公報
しかし、複数周波数を受信可能な広帯域アンテナでは、複数の受信帯域の全体で良好な感度を得ることは困難である。また、受信帯域内の特性が平坦であることが望まれる。
本発明は、DAB帯域で良好な特性を有するアンテナを提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、車両の窓ガラスに設けられるアンテナであって、芯線側給電部と、前記芯線側給電部と離隔して設けられるアース側給電部と、前記芯線側給電部から略水平に延伸する少なくとも2本の第1線条と、前記各第1線条と略直交する第2線条とを含む芯線側エレメントと、前記アース側給電部から前記第1線条と同じ方向に延伸するアース側エレメントとを備え、前記第2線条は、前記各第1線条と略直交して、前記各第1線条から上下に延伸し、受信周波数帯域の中心周波数の波長をλとし、前記窓ガラスの波長短縮率をαとして、前記芯線側給電部と前記第2線条との間隔Aが0.07αλから0.1αλであり、前記第2線条の全長Bが0.3αλから0.4αλであることを特徴とするアンテナである。
また、本発明は、前記第2線条が、前記第1線条と略直交して、前記第1線条から上下に延伸し、前記第2線条が前記第1線条から下方に延伸する長さは、0.1αλから0.15αλであり、前記芯線側給電部から前記第2線条の下端までの長さは、0.15αλから0.25αλであることを特徴とするアンテナである。
また、本発明は、前記第1線条の長さが0.07αλから0.14αλであることを特徴とするアンテナである。
また、本発明は、さらに、前記芯線側給電部から前記第1線条と略垂直な方向に延伸する第3線条を備えることを特徴とするアンテナである。
また、本発明は、前記第1線条が前記芯線側給電部の反対側の端部で接続されることによって、前記芯線側エレメントがループ形状を形成することを特徴とするアンテナである。
また、本発明は、前記第2線条の少なくとも一つの端部が略直角に屈曲して、前記第2線条が前記第1線条と略平行に延伸することを特徴とするアンテナである。
また、本発明は、前記第2線条の一部が前記第1線条と重畳して設けられており、前記第2線条が、上側の第1線条から上方に延伸する位置と、下側の第1線条から下方に延伸する位置とが異なることを特徴とするアンテナである。
また、本発明は、前記第1線条が174〜240MHzの放送波の受信に適するように調整されており、前記第2線条が1452〜1492MHzの放送波の受信に適するように調整されていることを特徴とするアンテナである。
また、本発明は、前記いずれかのアンテナが設けられた窓ガラスである。
本発明の代表的な実施形態によれば、DAB放送帯域で良好な感度を得ることができる。
本発明の第1実施例のアンテナパターンを示す図である。 本発明の第2実施例のアンテナパターンを示す図である。 本発明の第3実施例のアンテナパターンを示す図である。 本発明の第4実施例のアンテナパターンを示す図である。 本発明の第5実施例のアンテナパターンを示す図である。 本発明の第6実施例のアンテナパターンを示す図である。 第4実施例のアンテナを自動車のリアガラスに配置したパターンを示す図である。 第4実施例のアンテナの利得を示す図である。 第4実施例のアンテナの利得を示す図である。
図1から図6は、本発明の実施形態のガラスアンテナを車内側から見た図である。
図1に示すように、本発明の実施形態のガラスアンテナは、自動車のリアガラス5に設けられ、芯線側給電部11と、芯線側給電部11と上下に離隔した位置に設けられるアース側給電部21と、芯線側給電部11から略水平方向に延伸する第1線条121と、第1線条121に直交して配置される第2線条13と、アース側給電部21から延伸するアース側エレメント2とを有する。第1線条121及び第2線条13は、芯線側エレメント12を構成する。第2線条13は、第1線条121を貫くように、第1線条121に直交して配置され、第1線条121の上方及び下方に延伸する。アース側エレメント2は、給電部側が開放した矩形であり、芯線側エレメント12を囲むように配置される。
また、本実施形態のアンテナは、第2線条13の配置に特徴を有する。すなわち、第1受信周波数帯域の中心周波数の波長をλ1とし、ガラスの波長短縮率をαとして、芯線側給電部11と第2線条13との間隔Aが0.07αλ1から0.1αλ1であり、第2線条13の全長Bが、0.3αλ1から0.4αλ1であり、第2線条13が第1線条121から下方に延伸する長さCは、0.1αλ1から0.15αλ1であることが好ましい。
また、第1線条121の長さは、第2受信周波数帯域の中心周波数の波長をλ2とし、ガラスの波長短縮率をαとして、0.07αλ2から0.14αλ2であることが好ましい。
芯線側給電部11の位置にはピックアップ端子が取り付けられており、芯線側給電部11はピックアップ端子を介して同軸ケーブルの芯線に接続される。アース側給電部21の位置にはピックアップ端子が取り付けられており、アース側給電部21はピックアップ端子を介して同軸ケーブルの外部導体に接続される。同軸ケーブルは受信アンプ(図示省略)に接続され、受信アンプは受信機(図示省略)に接続される。
第1線条121は、図1、図2、図3、図4に示すように、複数本設けてもよい。この場合、図1、図3に示すように、第1線条121の端部を開放してもよい。
また、図2、図4に示すように、第1線条121の端部を接続して、ループを形成してもよい。第1線条121によって形成されるループは2本の第1線条121の全長にわたって形成されていなくてもよい。すなわち、少なくとも1本の第1線条121がループの右側に突出し、補助線条を形成する。
さらに、一本の第1線条121は芯線側給電部11に接続され、他方の第1線条121は、芯線側給電部11に接続されている第1線条121の途中から延伸してもよい。
また、図5、図6に示すように、第1線条121は1本だけ設けてもよい。
さらに、第1線条121は3本設けてもよい。例えば、上側の第1線条121と下側の第1線条121との間にさらなる第1線条を設ける。
また、図6に示すように、第1線条121の端部を折り返して第1線条121と略平行に配置した折り返し部122を設けてもよい。
また、図2、図4に示すように、第2線条13の一端を屈曲してもよい。
また、図3に示すように、第2線条13が第1線条121から上方に延伸する位置と、下方に延伸する位置とが異なってもよい。この場合、第1線条121は、図3に示すように2本でも、1本でもよい。
また、図2、図4に示すように、芯線側給電部11に接続される第3線条14を、第1線条121の延伸方向と異なる位置に設けてもよい。
また、図4に示すように、アース側エレメント2に補助線条22を設けてもよく、アース側エレメント2の端部を折り返してアース側エレメント2と略平行に配置した折り返し部23を設けてもよい。
本発明の実施形態のアンテナは、そのパターンを窓ガラス板の室内面側の所定位置に、導電性のセラミックペーストによって各線条の幅を約0.7mmで印刷し、乾燥後、加熱炉によって焼付けして形成される。また、光透過性の樹脂フィルム上に形成された導電性パターンによってアンテナを形成し、ガラス板に貼り付けてもよい。
以上に、本発明の実施形態について、自動車のリアガラス5にアンテナを設ける形態を説明したが、本発明の実施形態のアンテナは、他の箇所(例えば、フロントガラス、サイドガラス)に設けてもよい。
次に、本発明の実施形態のガラスアンテナの作用について説明する。
本実施形態のアンテナは、車両のリアガラス5に設けられるDABアンテナ1であって、互いに離隔して設けられる芯線側給電部11及びアース側給電部21と、芯線側給電部11から略水平に延伸する少なくとも2本の第1線条121及び第1線条121と略直交する第2線条13を含む芯線側エレメント12と、アース側給電部21から第1線条121と同じ方向に延伸するアース側エレメント2とを有し、前記第2線条は、前記各第1線条と略直交して、前記各第1線条から上下に延伸し、受信周波数帯域(DABのLバンドの1452〜1492MHz)の中心周波数の波長をλ1とし、前記窓ガラスの波長短縮率をαとして、芯線側給電部11と第2線条13との間隔Aが0.07αλ1から0.1αλ1であり、第2線条13の全長Bが0.3αλ1から0.4αλ1とした。さらに、第1線条121の長さを、受信周波数帯域(DABのバンド3の174〜240MHz)の中心周波数の波長をλ2とし、ガラスの波長短縮率をαとして、0.07αλ2から0.14αλ2とした。このため、バンド3の放送波の受信に適するように調整された第1線条121、及び、Lバンド放送波の受信に適するように調整された第2線条13によって、DABの二つの周波数帯域において良好な感度を得ることができる。
本実施形態のアンテナでは、芯線側給電部11と第2線条13との間で2本の第1線条121によってループが形成されている、このループでは、上側の第1線条121に流れる電流の向きと、下側の第1線条121に流れる電流の向きとが逆方向になり、互いの磁界が打ち消し合うことから、エレメントとしての機能が低下し、実質的に給電部として機能すると考えられる。このため、第2線条13は、第1線条121から突出した部分がエレメントとして機能することとなる。一方、第1線条121は、ループ又は平行する直線エレメントを形成しているので、ループ又は直線エレメントの全体がアンテナとして機能する。
よって、本実施形態のアンテナは、二つの受信帯域の特性を別個に調整でき、二つの受信帯域(DABのバンド3、Lバンド)を良好に受信することができる。
また、第2線条13は、第1線条121と略直交して、第1線条121から上下に延伸し、第2線条13が第1線条121から下方に延伸する長さは0.1αλから0.15αλであり、芯線側給電部11から第2線条13の下端までの長さは0.15αλから0.25αλであるので、Lバンドにおいて平坦な特性を得ることができる。
また、芯線側給電部11から第1線条121と略垂直な方向に延伸する第3線条14を有するので、アンテナのインピーダンスを容易に調整することができる。
また、少なくとも2本の第1線条121が芯線側給電部11の反対側の端部(右端)で接続されることによって、芯線側エレメント12がループ形状を形成するので、第1線条121を実質的に長くすることができ、バンド3において良好な受信感度を得ることができる。
また、第2線条13の少なくとも一つの端部が略直角に屈曲して、第2線条13が第1線条121と略平行に延伸するので、アンテナが占有する面積の増加を抑制しつつ、Lバンドにおいて良好な受信感度を得ることができる。
また、第2線条13の一部は第1線条121と重畳して設けられている。すなわち、第2線条13が、第1線条121から上方に延伸する位置と、下方に延伸する位置とが異なるので、第2線条13を実質的に長くすることができ、Lバンドにおいて良好な受信感度を得ることができる。
以下、本発明の種々の実施例について説明する。
<実施例1>
図1は、本発明の第1実施例のアンテナパターンを示し、自動車のリアガラス5の左上角部に設けるガラスアンテナ(車内視)の正面図である。
第1実施例のガラスアンテナは、芯線側給電部11と、2本の第1線条121及び第2線条13で構成される芯線側エレメント12と、アース側給電部21と、アース側給電部21から延伸するアース側エレメント2とを有する。
芯線側給電部11とアース側給電部21とは、離隔して上下に隣接した位置に設けられる。
2本の第1線条121の各々は、その左端が芯線側給電部11の右辺の上端部及び下端部に接続され、芯線側給電部11から略水平に右方向に平行に延伸する。2本の第1線条121の右端は開放されている。2本の第1線条121の長さは、同じ長さにしてもよいし、異なる長さにしてもよい。2本の第1線条121を同じ長さにすることによって、所望の周波数で感度を向上することができる。また、2本の第1線条121を異なる長さにすることによって、受信周波数帯域を広くすることができる。
第2線条13は、2本の第1線条121の両方を貫くように、第1線条121に直交して配置され、上側の第1線条121から上方に延伸し、下側の第1線条121から下方に延伸する。
アース側エレメント2は、給電部が設けられた左側が開放した矩形であり、芯線側エレメント12を囲むように配置される。
また、本実施形態のアンテナは、第2線条13の配置に特徴を有する。すなわち、受信周波数帯域の中心周波数の波長をλとし、ガラスの波長短縮率をαとして、芯線側給電部11と第2線条13との間隔Aが0.07αλから0.1αλであり、第2線条13の全長Bが、0.3αλから0.4αλであり、第2線条13が第1線条121から下方に延伸する長さCは、0.1αλから0.15αλであることが好ましい。
例えば、DABのLバンド(中心周波数1472MHz)において、ガラスの波長短縮率をα=0.7として、芯線側給電部11と第2線条13との間隔Aが15〜20mmであり、第2線条13の全長Bが、65〜75mmであり、第2線条13が第1線条121から下方に延伸する長さCは、35〜50mmであることが好ましい。
また、第1線条の長さは、受信周波数帯域の中心周波数の波長をλとし、ガラスの波長短縮率をαとして、0.07αλから0.14αλであることが好ましい。すなわち、第1線条で、DABのバンド3(中心周波数207MHz)において、ガラスの波長短縮率をα=0.7として、第1線条の長さは、70〜140mmであることが好ましい。
第1実施例では、第1線条121をバンド3の放送波の受信に適するように調整し、第2線条13をLバンドの放送波の受信に適するように調整することができ、バンド3とLバンドの両周波数帯域において良好な感度を得ることができる。
また、第1実施例では、アース側エレメント2がループ状に形成され、アース側エレメント2の端部が開放端となっているので、様々な車両にガラスアンテナを実装した場合でも、アース側エレメント2の長さや形状を調整することができ、アンテナのチューニングが容易になる。このため、所望の周波数において所望のアンテナ感度を得ることができる。
<実施例2>
図2は、本発明の第2実施例のアンテナパターンを示し、自動車のリアガラス5の左上角部に設けるガラスアンテナ(車内視)の正面図である。
第2実施例のガラスアンテナは、第1線条121の右端が接続されており、第2線条13の上部が屈曲しており、芯線側給電部11に接続される第3線条14を設けた点が第1実施例と異なる。
第2実施例のガラスアンテナは、芯線側給電部11と、アース側給電部21と、2本の第1線条121及び第2線条13で構成される芯線側エレメント12と、芯線側給電部11に接続される第3線条14と、アース側給電部21から延伸するアース側エレメント2とを有する。
第2実施例では、2本の第1線条121の各々は、その左端が芯線側給電部11の右辺の上端部及び下端部に接続され、芯線側給電部11から略水平に右方向に平行に延伸する。2本の第1線条121の右端は接続されており、ループ形状の芯線側エレメント12を形成する。
第2線条13は、2本の第1線条121の両方を貫くように、第1線条121に直交して配置され、上側の第1線条121に延伸し、下側の第1線条121から下方に延伸する。第2線条13の上端は右方向に直角に屈曲している。なお、第2線条13の屈曲部をアース側エレメント2と近接して略平行に配置し、第2線条13とアース側エレメント2とを容量結合してもよい。
第3線条14は、芯線側給電部11に接続されている。具体的には、第3線条14は、芯線側給電部11の左端に沿って、芯線側給電部11の上方に設けられるベタパターンである。第3線条14はDABのLバンドにおけるインピーダンスを調整するために設けられており、その長さは短くてもよい。
第2実施例の前述以外の構成は、第1実施例と同じであるため、同じ符号を付し、それらの説明は省略する。
第2実施例では、前述した他の実施例の効果に加え、芯線側エレメント12をループ状に形成することによって、第1線条121を実質的に長くすることができ、バンド3において良好な受信感度を得ることができる。また、第3線条14を設けることによって、受信周波数帯域におけるインピーダンスを調整し、特に低域側の感度を改善して、平坦な特性を得ることができる。また、第2線条13の上部を屈曲することによって、第2線条13を実質的に長くすることができ、アンテナが占有する面積の増加を抑制しつつ、Lバンドにおいて良好な受信感度を得ることができる。
<実施例3>
図3は、本発明の第3実施例のアンテナパターンを示し、自動車のリアガラス5の左上角部に設けるガラスアンテナ(車内視)の正面図である。
第3実施例のガラスアンテナは、第2線条13が、第1線条121から上方に延伸する位置と異なる位置から下方に延伸する点が第1実施例と異なる。
第3実施例のガラスアンテナは、芯線側給電部11と、アース側給電部21と、2本の第1線条121及び第2線条13で構成される芯線側エレメント12と、アース側給電部21から延伸するアース側エレメント2とを有する。
第3実施例の第2線条13は、上側の第1線条121から上方に延伸する上側第2線条13Aと、下側の第1線条121から下方に延伸する下側第2線条13Bと、によって構成される。上側の第1線条121と下側の第1線条121との間は下側第2線条13Bによって接続される。第3実施例では、上側第2線条13Aが上側の第1線条121から上方に延伸する位置と、下側第2線条13Bが上側の第1線条121から下方に延伸する位置とが異なる。
第3実施例の前述以外の構成は、第1実施例と同じであるため、同じ符号を付し、それらの説明は省略する。
第3実施例では、前述した他の実施例の効果に加え、第2線条13が第1線条121から上方に延伸する位置と下方に延伸する位置が異なるので、第1線条121と第2線条13が重畳する部分も含めて、第2線条13の長さを第1線条の上側とした側とで変えることができ、Lバンドにおいて良好な受信感度を得ることができる。
<実施例4>
図4は、本発明の第4実施例のアンテナパターンを示し、自動車のリアガラス5の左上角部に設けるガラスアンテナ(車内視)の正面図である。
第4実施例のガラスアンテナは、アース側エレメント2の形状が第2実施例と異なる。
第4実施例のガラスアンテナは、芯線側給電部11と、アース側給電部21と、第1線条121及び第2線条13で構成される芯線側エレメント12と、芯線側給電部11に接続される第3線条14と、アース側給電部21から延伸するアース側エレメント2とを有する。
アース側エレメント2は、その右下部から右方向に延伸する補助線条22を有し、さらに、左上の端部を折り返した折り返し部23を有する。
図4に、第4実施例のアンテナの各線条の長さを示す。
芯線側給電部11及びアース側給電部21は、10mm角の導電性パッドであり、30mmの間隔で上下に並んで配置される。
第1線条121は、その長さが110mmであり、10mmの間隔で平行に配置される。
第2線条13は、第1線条121の左端(芯線側給電部11との接続位置)から15mmの位置に接続され、下側の第1線条121から20mm下方に延伸し、上側の第1線条121から30mm上方に延伸する。第2線条13の上端は直角に屈曲して、右方向に10mm延伸する。第2線条13の全長は、70mmである。
第3線条14は、縦10mm、横5mmのベタパターンである。第3線条14は、前述したように、受信周波数帯域におけるインピーダンスを調整するために設けられているので、その大きさや取付位置は前述したものに限らない。
アース側エレメント2は、アース側給電部21から175mm右方向に延伸し、40mm下方に延伸し、さらに右方向に40mm延伸し右下点に到達する。この右下点から右方向に水平に補助線条22が110mm延伸する。また、アース側エレメント2は、右下点から上方に115mm延伸し、さらに左方向に220mm延伸し左上端部に到達する。アース側エレメント2の左上端部には、長さ60mmの折り返し部23が設けられている。折り返し部23は、アース側エレメント2と15mmの間隔で平行に配置される。また、折り返し部23とボディフランジ7と5mmの間隔で配置されている。このため、アース側エレメント2(折り返し部23)とボディフランジ7とが容量結合している。
第4実施例の前述以外の構成は、第2実施例と同じであるため、同じ符号を付し、それらの説明は省略する。
第4実施例では、前述した他の実施例の効果に加え、アース側エレメント2に補助線条22を設けることによって、アンテナの入力インピーダンスを同軸ケーブルの特性インピーダンスと整合するように調整することができる。このため、受信周波数帯域において高いアンテナ感度を得ることができる。また、折り返し部23を設けることによって、アース側エレメント2を実質的に長くすることができ、アンテナが占有する面積の増加を抑制しつつ、良好な受信感度を得ることができる。
<実施例5>
図5は、本発明の第5実施例のアンテナパターンを示し、自動車のリアガラス5の左上角部に設けるガラスアンテナ(車内視)の正面図である。
第5実施例のガラスアンテナは、第1線条121を1本だけ設けた点が第1実施例と異なる。
第5実施例のガラスアンテナは、芯線側給電部11と、アース側給電部21と、1本の第1線条121及び第2線条13で構成される芯線側エレメント12と、アース側給電部21から延伸するアース側エレメント2とを有する。
第5実施例では、第1線条121は、その左端が芯線側給電部11の右辺下端部に接続され、芯線側給電部11から略水平に右方向に延伸する。
第5実施例の前述以外の構成は、第1実施例と同じであるため、同じ符号を付し、それらの説明は省略する。
第5実施例では、前述した他の実施例の効果に加え、第1線条121をバンド3の放送波の受信に適するように調整し、第2線条13をLバンドの放送波の受信に適するように調整することができ、バンド3とLバンドの両周波数帯域において良好な感度を得ることができる。
<実施例6>
図6は、本発明の第6実施例のアンテナパターンを示し、自動車のリアガラス5の左上角部に設けるガラスアンテナ(車内視)の正面図である。
第6実施例のガラスアンテナは、第1線条121の端部に折り返し部122を設けた点が第5実施例と異なる。
第6実施例のガラスアンテナは、芯線側給電部11と、アース側給電部21と、第1線条121及び第2線条13で構成される芯線側エレメント12と、アース側給電部21から延伸するアース側エレメント2とを有する。
第1線条121は、その左端が芯線側給電部11に接続され、芯線側給電部11から略水平に右方向に延伸する。第1線条121の右端部は上方に屈曲し、さらに左方向に屈曲して、第1線条121と略平行に配置した折り返し部122を設ける。
第6実施例の前述以外の構成は、第5実施例と同じであるため、同じ符号を付し、それらの説明は省略する。
第6実施例では、前述した他の実施例の効果に加え、第1線条121の端部に折り返し部122を設けることによって、第1線条121を実質的に長くすることができ、バンド3において良好な受信感度を得ることができる。
図7は、第4実施例のアンテナを自動車のリアガラス5に配置したパターンを示す図である。
リアガラス5には、デフォッガ6と、第1FMアンテナ4と、第2FMアンテナ3と、第4実施例のDABアンテナ1とを設けた。
デフォッガ6は、リアガラス5の左右に設けられた一対のバスバ62と、二つのバスバ62の間を接続する複数の加熱線条61と、複数の加熱線条61を接続する垂直線条63とを有する。垂直線条63の数は1本でも複数でもよい。
バスバ62には、FMコイルが設けられる。すなわち、一方のバスバ62はFMコイルを介して電源に接続し、他方のバスバ62はFMコイルを介してアースに接続する。FMコイルによって、電源及びアースデフォッガに流入する受信周波数帯のノイズを抑制する。また、一方(例えば、電源側)のバスバ62に給電部を設けて、デフォッガ6をアンテナとして機能させてもよい。
第1FMアンテナ4は、リアガラス5のデフォッガ6の右側上部に設けられる。第1FMアンテナ4は、デフォッガ6上部のリアガラス5の右辺部に給電部41を設けており、給電部41から、エレメント42を延伸し、リアガラス5のデフォッガ6の左側上部の余白部にアンテナを形成する。
第2FMアンテナ3は、リアガラス5のデフォッガ6左側上部の第1FMアンテナ4が配置されていない余白部に設けた。第2FMアンテナ3は、デフォッガ6上部のリアガラス5の左辺部に給電部31を設け、給電部31からエレメント32を延伸し、リアガラス5のデフォッガ6の右側上部の余白部にアンテナを形成する。
伸した。
エレメント32は、一端を給電部31に接続し、リアガラス5の右方向に延伸し、途中で折り返し、折り返し部を形成している。また、エレメント32は、給電部31から折り返し部分にかけて、2本の平行な線上を配置し、2重線を形成している。
第4実施例のDABアンテナ1は、リアガラス5のデフォッガ6の左側上部の第2FMアンテナ3が配置されていない余白部で、第2FMアンテナ3の上部に設ける。
第4実施例のDABアンテナ1では、芯線側給電部11及びアース側給電部21をリアガラス5の左側辺に沿うように上下に離隔して設け、芯線側給電部11はアース側給電部21より上に設けた。
アース側エレメント2は、一端がアース側給電部21に接続し、リアガラス5の右側に延伸し、第2FMアンテナ3のエレメント32の折り返し部に一定の間隔で近接し、DABアンテナ1と第2FMアンテナ3とが容量結合している。このように、アース側エレメント2の下部は、第2FMアンテナ3のエレメント32に近接して配置するため、水平に右方向に延伸し、下側に屈曲した後、上側に屈曲している。
また、アース側エレメント2の補助線条22は、第1FMアンテナ4のエレメント42に一定の間隔で近接し、DABアンテナ1と第1FMアンテナ4とが容量結合している。
図8は、第4実施例のアンテナにおいて、芯線側給電部11と第2線条13との間隔Aを10mmから20mmとの間で変化したときのアンテナの利得(感度)の変化を示す。具体的には、間隔Aが10mmの場合、間隔Aが15mmの場合、間隔Aが20mmの場合において、DABのLバンド(1452〜1492MHz)のアンテナの利得(感度)を測定した。この測定結果によると、以下のことが分かる。
・間隔Aが10〜20mmの範囲では、良好な感度が得られ、実用的な周波数特性が得られる。
・間隔Aを15mmとした場合に、感度が良く、平坦な特性が得られる。
図9は、第4実施例のアンテナにおいて、第3線条14の形状を変化したときのアンテナの利得(感度)の変化を示す。具体的には、第3線条14を設けない場合、1本の細い第3線条14を設ける場合、2本の細い第3線条14を設ける場合、1本の幅広の第3線条14を設ける場合において、DABのLバンド(1452〜1492MHz)のアンテナの利得(感度)を測定した。この測定結果によると、以下のことが分かる。
・第3線条14を設けることによって、低域側の感度を改善して、平坦な特性が得られる。
・1本の細い第3線条14を設けるより2本設ける方が、低域側の感度が向上する。
・2本の細い第3線条14を設けるより1本の幅広の第3線条14を設ける方が、平坦な特性が得られる。
以上より、1本の幅広の第3線条14を設けることが望ましいことが分かる。
以上、本発明を添付の図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこのような具体的構成に限定されるものではなく、添付した請求の範囲の趣旨内における様々な変更及び同等の構成を含むものである。
1 DABアンテナ
2 アース側エレメント
5 リアガラス
7 ボディフランジ
11 芯線側給電部
12 芯線側エレメント
13、13A、13B 第2線条
14 第3線条
21 アース側給電部
22 補助線条
23 折り返し部
121 第1線条
122 折り返し部

Claims (9)

  1. 車両の窓ガラスに設けられるアンテナであって、
    芯線側給電部と、
    前記芯線側給電部と離隔して設けられるアース側給電部と、
    前記芯線側給電部から略水平に延伸する少なくとも2本の第1線条と、前記各第1線条と略直交する第2線条とを含む芯線側エレメントと、
    前記アース側給電部から前記第1線条と同じ方向に延伸するアース側エレメントと、を備え、
    前記第2線条は、前記各第1線条と略直交して、前記各第1線条から上下に延伸し、
    受信周波数帯域の中心周波数の波長をλとし、前記窓ガラスの波長短縮率をαとして、
    前記芯線側給電部と前記第2線条との間隔Aが0.07αλから0.1αλであり、
    前記第2線条の全長Bが0.3αλから0.4αλであることを特徴とするアンテナ。
  2. 前記第2線条が前記第1線条から下方に延伸する長さは、0.1αλから0.15αλであり、
    前記芯線側給電部から前記第2線条の下端までの長さは、0.15αλから0.25αλであることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記第1線条の長さは、0.07αλから0.14αλであることを特徴とする請求項1又は2に記載のアンテナ。
  4. さらに、前記芯線側給電部から前記第1線条と略垂直な方向に延伸する第3線条を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のアンテナ。
  5. 前記第1線条が前記芯線側給電部の反対側の端部で接続されることによって、前記芯線側エレメントがループ形状を形成することを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のアンテナ。
  6. 前記第2線条の少なくとも一つの端部は略直角に屈曲して、前記第2線条が前記第1線条と略平行に延伸することを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載のアンテナ。
  7. 前記第2線条の一部が前記第1線条と重畳して設けられており、
    前記第2線条が、上側の第1線条から上方に延伸する位置と、下側の第1線条から下方に延伸する位置とが異なることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載のアンテナ。
  8. 前記第1線条は、174〜245MHzの放送波の受信に適するように調整されており、
    前記第2線条は、1452〜1492MHzの放送波の受信に適するように調整されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載のアンテナ。
  9. 請求項1から8のいずれか一つに記載のアンテナが設けられた窓ガラス。
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