JP2016060338A - パワーステアリング装置 - Google Patents
パワーステアリング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016060338A JP2016060338A JP2014189097A JP2014189097A JP2016060338A JP 2016060338 A JP2016060338 A JP 2016060338A JP 2014189097 A JP2014189097 A JP 2014189097A JP 2014189097 A JP2014189097 A JP 2014189097A JP 2016060338 A JP2016060338 A JP 2016060338A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- column
- key lock
- steering
- torque
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Steering Controls (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
Description
特許文献1,2では、トルクセンサが、ステアリングホイールに連結されたコラムシャフトに配置されている。
テレスコ摺動する一対の軸部は、回転方向に微小のガタやねじれを生じ易い。このような一対の軸部が、トルクセンサとステアリングホイールとの間に介在するため、ステアリングホイールに負荷された操舵トルクが、トルクセンサに伝達されるときの伝達応答性が低下する。その結果、操舵トルクの検出性能が低下する。トルクセンサの検出応答性が低下すると、電動モータから転舵機構に付与されるアシストトルクの付与応答性が低下する。このため、操舵フィーリングが低下してしまう。
請求項2のように、前記コラムシャフトの外周と前記キーロックカラーの内周との間に介在するトレランスリング(65)を備え、前記トレランスリングは、設定トルク以上で前記キーロックカラーと前記コラムシャフトとの相対回転を許容するトルクリミッタとして機能するように構成されていてもよい。
また、キーロック装置のキーロックカラーは、被検出部と第1嵌合部との間に配置されている。すなわち、キーロックカラーは、被検出部とステアリングホイールとの間には配置されないので、被検出部をステアリングホイール側に、より近づけて配置することができる。したがって、ステアリングホイールから被検出部までのトルク伝達経路での軸捩じれ等の影響を抑制して、トルクセンサの検出応答性を高めることができる。
請求項3の発明によれば、ロアーシャフトに第1嵌合部で嵌合し且つキーロックカラーを保持する中間シャフトと、その中間シャフトにトーションバーを介して連結されたアッパーシャフトとの相対回転に基づいて、トルクが検出される。コラムシャフトを3つのシャフトで構成して構造の簡素化を図りつつ、第1嵌合部と被検出部との間にキーロックカラーを配して軸方向スペースを有効利用するレイアウトを実現することができる。
図1は本発明の一実施形態のパワーステアリング装置の概略図である。図1を参照して、パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール2に連結される一端3aと他端3bとを含むコラムシャフト3と、コラムシャフト3を回転可能に支持する筒状のステアリングコラム4とを備える。
また、パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール2から入力される操舵トルクを検出するトルクセンサ5と、イグニッションキー(図示せず)の操作に基づいてステアリングロックを達成するキーロック装置6と、転舵・アシストユニット7とを備えている。
連結機構8は、第1自在継手12と、インターミディエイトシャフト13と、第2自在継手14とを含む。第1自在継手12は、コラムシャフト3の他端3aとインターミディエイトシャフト13の一端とを連結する。第2自在継手14は、インターミディエイトシャフト13の他端と転舵機構10の入力シャフトである第1ピニオンシャフト9とを連結する。
ステアリングコラム4は、軸方向Xに相対摺動可能に嵌合された筒状のアッパーコラム15および筒状のロアーコラム16を含む。アッパーコラム15は、車体17にブラケットを介して支持される。
また、転舵機構10は、転舵軸18の軸方向Yの一対の端部にそれぞれ連結された一対のタイロッド22と、各タイロッド22と対応する転舵輪23とをそれぞれ連結する一対のナックル24とを備える。
すなわち、ステアリングホイール2、コラムシャフト3、第1自在継手12、インターミディエイトシャフト13、第2自在継手14、第1ピニオンシャフト9および転舵軸18によって、マニュアル操舵系MSが構成されている。
転舵・アシストユニット7は、ユニットハウジング7Hを備える。ユニットハウジング7Hは、転舵軸18が挿通されたラックハウジング29と、第1ピニオンシャフト9を支持する第1ピニオンハウジング30とを備える。また、ユニットハウジング5Hは、第2ピニオンシャフト27を支持する第2ピニオンハウジング31と、減速機26を収容した減速機ハウジング32とを備える。
ラックハウジング29は、車体17によって、または車体17によって支持された介在フレーム(図示せず)によってリジッドに支持されていてもよい。また、ラックハウジング29は、車体17または介在フレームによって支持された弾性部材(図示せず)を介してフローティング支持されていてもよい。
電動モータ25の出力回転が減速機26を介して減速されて第2ピニオンシャフト27に伝達され、さらに、第1ピニオン19および第1ラック20(ラックアンドピニオン機構に相当)によって転舵軸18の軸方向移動に変換されて、操舵が補助される。
コラムシャフト3は、アッパーシャフト39と、アッパーシャフト39にトーションバー40を介して同軸上に連結された中間シャフト41と、中間シャフト41に第1嵌合部42で軸方向Xに摺動可能に嵌合するロアーシャフト43とを備える。
アッパーシャフト39の一端(コラムシャフト3の一端3aに相当)に、ステアリングホイール2が連結される。中間シャフト41とロアーシャフト43とは、第1嵌合部42で、例えばセレーション嵌合されている。具体的には、第1嵌合部42は、中間シャフト41の外周41aに設けられた雄セレーション44と、ロアーシャフト43の内周43bに設けられた雌セレーション45とを含む。
アッパーコラム15とロアーコラム16とは、第2嵌合部46で、例えばセレーション嵌合している。具体的には、第2嵌合部46は、アッパーコラム15の内周15bに設けられた雌セレーション47と、ロアーコラム16の外周16aに設けられた雄セレーション48とを含む。
すなわち、コラムシャフト3に含まれる一対の軸としてのアッパーシャフト39と中間シャフト41とは、トーションバー40の捩じれに伴って相対角変位を生ずる。被検出部5aは、アッパーシャフト39および中間シャフト41において相対角変位を生ずる部位に配置されている。トルクセンサ5の検出部5bは、アッパーシャフト39と中間シャフト41との相対回転角に基づいて、操舵トルクを検出する。
被検出部5aは、一対の軸としてのアッパーシャフト39および中間シャフト41の何れか一方(本実施形態ではアッパーシャフト39)に一体回転可能に取り付けられた円筒状の多極磁石49と、アッパーシャフト39および中間シャフト41の他方(本実施形態では中間シャフト41)に一体回転可能に取り付けられた一対の磁気ヨーク50,51とを含む。
磁気ヨーク50,51は、中間シャフト41の軸方向上端の外周41aに固定された絶縁性樹脂からなるリテーナ54に保持されている。検出部5bは、一対の集磁リング52,53の集磁部52a,53a間に配置されて、集磁部52a,53a間の磁束を検出する磁気センサとしてのホールICを含む。
キーロック装置6は、第1嵌合部42と被検出部5aとの間で、コラムシャフト3の中間シャフト41の外周41aに保持されたキーロックカラー61を備える。キーロックカラー61は、キーロック孔62を含む。また、キーロック装置6は、アッパーコラム15に配置されたキーロック装置本体63と、キーロック装置本体63によって支持されたロックキー64とを備える。
また、パワーステアリング装置1は、アッパーシャフト39と中間シャフト41との間の相対回転角を規制する規制機構80を備える。規制機構80は、中間シャフト41の上端部の内周に周方向に等間隔で配置された3つ以上(例えば8つ)の係合凸部81と、アッパーシャフト39の外周39aに周方向に等間隔で配置され各係合凸部81をそれぞれ収容する係合凹部82とを含む。
Claims (4)
- 第1嵌合部で軸方向に摺動可能に嵌合する一対の軸を含み、一端にステアリングホイールが連結される伸縮可能なコラムシャフトと、
第2嵌合部で軸方向に摺動可能に嵌合する筒状のロアーコラムおよびアッパーコラムを含み、前記コラムシャフトを回転可能に支持する伸縮可能なステアリングコラムと、
前記コラムシャフトにおいて前記第1嵌合部よりも前記一端側に配置された被検出部を含み、操舵トルクを検出するトルクセンサと、
前記コラムシャフトの他端に連結機構を介して連結された入力シャフトを含む転舵機構と、前記トルクセンサにより検出された操舵トルクに基づきアシストトルクを発生して前記転舵機構に付与するアシスト機構と、を含む転舵・アシストユニットと、
前記第1嵌合部と前記被検出部との間で前記コラムシャフトの外周に保持されキーロック孔を有するキーロックカラーと、前記アッパーコラムに配置されたキーロック装置本体と、前記キーロック装置本体によって前記キーロック孔に進退可能に支持されたロックキーと、を含むキーロック装置と、を備えるパワーステアリング装置。 - 請求項1において、前記コラムシャフトの外周と前記キーロックカラーの内周との間に介在するトレランスリングを備え、
前記トレランスリングは、設定トルク以上で前記キーロックカラーと前記コラムシャフトとの相対回転を許容するトルクリミッタとして機能するように構成されているパワーステアリング装置。 - 請求項1または2において、前記コラムシャフトは、アッパーシャフトと、前記アッパーシャフトにトーションバーを介して同軸上に連結された中間シャフトと、前記中間シャフトに前記第1嵌合部で摺動可能に嵌合するロアーシャフトと、を含み、
前記中間シャフトおよび前記ロアーシャフトが、前記一対の軸であり、
前記トルクセンサは、前記アッパーシャフトと前記中間シャフトとの相対回転角に基づいて操舵トルクを検出するように構成され、
前記キーロックカラーは、前記中間シャフトの外周に保持されているパワーステアリング装置。 - 請求項3において、前記アッパーコラムによって支持された上軸受および下軸受を備え、
前記トルクセンサは、前記上軸受と前記下軸受との間に配置され、
前記アッパーコラムは、前記上軸受を介して前記アッパーシャフトを支持し、前記下軸受を介して前記中間シャフトを支持するパワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014189097A JP6334343B2 (ja) | 2014-09-17 | 2014-09-17 | パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014189097A JP6334343B2 (ja) | 2014-09-17 | 2014-09-17 | パワーステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016060338A true JP2016060338A (ja) | 2016-04-25 |
JP6334343B2 JP6334343B2 (ja) | 2018-05-30 |
Family
ID=55795615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014189097A Active JP6334343B2 (ja) | 2014-09-17 | 2014-09-17 | パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6334343B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106945712A (zh) * | 2017-05-12 | 2017-07-14 | 新乡北方车辆仪表有限公司 | 可调式显控多功能操纵装置 |
DE112018004770T5 (de) | 2017-08-30 | 2020-06-04 | Isuzu Motors Limited | Lenkvorrichtung |
DE112018004760T5 (de) | 2017-08-30 | 2020-06-18 | Isuzu Motors Limited | Lenkvorrichtung |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7272216B2 (ja) | 2019-07-26 | 2023-05-12 | 株式会社デンソー | クラッチ装置 |
JP7540452B2 (ja) | 2022-03-08 | 2024-08-27 | 味の素株式会社 | 回路基板の製造方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006264424A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Nsk Ltd | ステアリング装置 |
JP2010052648A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Jtekt Corp | 車両用操舵装置 |
JP2010105653A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-05-13 | Jtekt Corp | ステアリング装置 |
JP2013092461A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Jtekt Corp | センサ装置 |
-
2014
- 2014-09-17 JP JP2014189097A patent/JP6334343B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006264424A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Nsk Ltd | ステアリング装置 |
JP2010052648A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Jtekt Corp | 車両用操舵装置 |
JP2010105653A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-05-13 | Jtekt Corp | ステアリング装置 |
JP2013092461A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Jtekt Corp | センサ装置 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106945712A (zh) * | 2017-05-12 | 2017-07-14 | 新乡北方车辆仪表有限公司 | 可调式显控多功能操纵装置 |
CN106945712B (zh) * | 2017-05-12 | 2023-03-07 | 新乡北方车辆仪表有限公司 | 可调式显控多功能操纵装置 |
DE112018004770T5 (de) | 2017-08-30 | 2020-06-04 | Isuzu Motors Limited | Lenkvorrichtung |
DE112018004760T5 (de) | 2017-08-30 | 2020-06-18 | Isuzu Motors Limited | Lenkvorrichtung |
US11247716B2 (en) | 2017-08-30 | 2022-02-15 | Isuzu Motors Limited | Steering device |
US11345395B2 (en) | 2017-08-30 | 2022-05-31 | Isuzu Motors Limited | Steering device |
DE112018004770B4 (de) | 2017-08-30 | 2024-07-25 | Isuzu Motors Limited | Lenkvorrichtung |
DE112018004760B4 (de) | 2017-08-30 | 2024-10-24 | Isuzu Motors Limited | Lenkvorrichtung |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6334343B2 (ja) | 2018-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6334343B2 (ja) | パワーステアリング装置 | |
US9193378B2 (en) | Electric power steering apparatus for vehicle | |
US9469334B2 (en) | Reducer and electric power steering apparatus having the same | |
US9932065B2 (en) | Steering device | |
US20170057539A1 (en) | Steering column for vehicle | |
KR102668785B1 (ko) | 자동차의 조향컬럼 | |
KR102350046B1 (ko) | 자동차의 조향 컬럼 | |
KR20220120219A (ko) | 스티어 바이 와이어식 조향장치 | |
JP2009029225A (ja) | ステアリング装置 | |
JP6493906B2 (ja) | パワーステアリング装置 | |
US20220379949A1 (en) | Steer by wire type steering apparatus | |
KR20240024000A (ko) | 스티어 바이 와이어식 조향장치 | |
JP2015071356A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2010000943A (ja) | 電動パワーステアリング装置の出力軸構造 | |
KR102327340B1 (ko) | 자동차의 조향컬럼 | |
KR20190047883A (ko) | 스티어 바이 와이어식 조향장치 | |
US20180086364A1 (en) | Steering column for vehicle | |
KR20130074074A (ko) | 자동차의 전기식 동력 보조 조향장치 | |
JP2008001137A (ja) | ステアリング装置 | |
JP6351168B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
KR102222578B1 (ko) | 전동식 동력 보조 조향장치 | |
US20230040073A1 (en) | Steer by wire type steering apparatus | |
KR101246957B1 (ko) | 자동차 조향장치의 중간축 | |
JP2010030397A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2011073501A (ja) | 電動パワーステアリング装置の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170615 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180323 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180405 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180426 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6334343 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |