JP2016044007A - 搬送システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】搬送システムは、荷物を搬送する搬送システムであって、カメラ+71と、記憶部57と、荷姿センサ75と、表示制御部58及びディスプレイ73と、を備えている。カメラ71は、受け入れ時の荷物Wを撮影する。記憶部57は、カメラ71によって得られた、受け入れ時の荷物撮像データを保存する。荷姿センサ75は、荷物Wの荷姿異常を検出可能である。表示制御部58及びディスプレイ73は、荷姿センサ75によって荷姿異常を検出された荷物Wに対して、当該荷物Wの受入れ時の荷物撮像データを記憶部57から読み出して表示する。
【選択図】図4
Description
特許文献1に記載のスタッカークレーンは、昇降台4に載置された荷Lを撮像するカメラ7と、コントローラ10と、を備えている。コントローラ10は、カメラ7によって撮像された画像に基づいて、荷Lと、荷が載置されるべき基準の領域との位置関係を比較する比較部、及び、比較部によって比較された結果に基づいて、荷Lが基準の領域からはみ出している場合に、荷において基準の領域からはみ出している部分を強調して画像を表示装置に出力する出力部を有している。
撮像装置は、受け入れ時の荷物を撮影する。「受け入れ時」とは、受け入れ直後又は受け入れてわずかな時間しか経過していないことをいう。
記憶部は、撮像装置によって得られた、受け入れ時の荷物撮像データを保存する。
検出部は、荷物の荷姿異常を検出可能である。なお、荷姿異常とは、例えば、荷ずれ、荷崩れである。
表示部は、検出部によって荷姿異常を検出された荷物に対して、当該荷物の受入れ時の荷物撮像データを記憶部から読み出して表示する。
(1)自動倉庫全体
図1及び図2を用いて、本発明に係る一実施形態としての自動倉庫1を説明する。図1は、本発明の一実施形態が採用された自動倉庫の概略平面図である。なお、この実施形態において、図1の上下方向が自動倉庫1の左右方向であり、図1の左右方向が自動倉庫1の前後方向である。
一対のラック2は、図1の左右方向に延びるスタッカークレーン通路5を挟むように配置されている。ラック2は、所定間隔で左右に並ぶ多数の前側支柱7と、前側支柱7の後方にそれとの間に所定間隔をあけて並ぶ後側支柱9と、前側支柱7及び後側支柱9に設けられた多数の荷物支承部材11とを有している。左右一対の荷物支承部材11によって、棚13が構成されている。各棚13には、図から明らかなように、荷物Wが載置可能である。なお、各荷物Wは、パレットP(図2及び図3を参照。)上に載置され、パレットPと共に移動させられる。なお、左右一対の荷物支承部材11間は、後述のスライドフォーク29の上下方向の移動を許容するフォーク通過間隙15となっている。
図2を用いて、スタッカークレーン3について説明する。図2は、図1のII−II矢視図であり、ラック2とスタッカークレーン3を説明するための図である。
スタッカークレーン通路5に沿って、上下一対の走行レール21が設けられており、これら走行レール21にスタッカークレーン3が左右に移動可能に案内されている。スタッカークレーン3は、主に、一対のマスト22である前側マスト22A及び後側マスト22Bを有する走行台車23と、前側マスト22A及び後側マスト22Bに昇降自在に装着された昇降台27と、昇降台27に進退機構(図示せず)によって前後方向に摺動自在に設けられたスライドフォーク29とを有している。走行台車23は、走行車輪24を有している。
なお、図2において、昇降台27のスライドフォーク29の上には、パレットPと荷物Wが載っている。なお、この実施形態では、荷物Wは3×3×3個の直方体が隙間なく積み上げられた構成であるが、荷物Wの個々の荷物の個数、形状及び積み上げ方は上記実施形態に限定されない。
制御盤41は、内部に、走行モータ59や昇降モータ63用のインバータ、コンバータ、ブレーカ等の電装機器を有している。制御盤41は、さらに、制御基板ボックス(図示せず)を有している。制御盤41は、これら電装機器を覆うフレームを有している。制御盤41は、電源(図示せず)、走行モータ59、昇降モータ63、スライドフォーク29等に動力ケーブル(図示せず)を介して接続されている。制御盤41は、さらに、制御ケーブルを介して、通信インターフェースを介して地上制御盤、センサ類、スライドフォーク29並びに制御電源に接続されている。
次に、図3を用いて、制御基板ボックス(図示せず)内に配置されたクレーンコントローラ50について説明する。図3は、スタッカークレーンの制御部の機能ブロック図である。
クレーンコントローラ50は、スタッカークレーン3に搭載され、自動倉庫1全体を制御するシステムコントローラ(図示せず)と通信可能である。
なお、機能ブロックは、それぞれ、ハードウェアで構成されてもよい。また、クレーンコントローラ50は、走行台車23に搭載されたものに限定されず、電気的に接続された状態で地上側に配置されていてもよい。
クレーンコントローラ50は、さらに、カメラ制御部74を有している。カメラ制御部74は、カメラ71(後述)の撮像を制御する装置である。なお、カメラ制御部は、クレーンコントローラ50以外に設けられていてもよい。
クレーンコントローラ50には、画像サーバ51が接続されている。画像サーバ51は、CPUやメモリ等のコンピュータ・ハードウェアを含むコンピュータである。画像サーバ51は、記憶部57を有している。
記憶部57は、カメラ71(後述)によって撮像された荷物画像データを保存する。さらに詳細には、図5に示すように、記憶部57は、第1保存部57Aと、異常状態の荷物撮像データを保存する第2保存部57Bと、正常状態の荷物撮像データを保存する第3保存部57Cとを有している。第1保存部57Aは、カメラ71によって得られた、受け入れ時の荷物撮像データを保存する。第2保存部57Bは、異常状態の荷物撮像データを保存する。第3保存部57Cは、正常状態の荷物撮像データを保存する。
なお、これら保存部は、別個独立した記憶媒体として設けられていてもよい。また、記憶部は、データの保存が可能であればよいので、媒体の種類、性能、容量、存在するハードウェアは、上記実施形態に限定されない。
さらに、第2保存部57Bと、第3保存部57Cは、必要に応じて省略可能である。
表示制御部58は、記憶部57に保存された荷物撮像データを読み出して、ディスプレイ73(後述)に表示する機能を有している。
PC52には、入力装置72及びディスプレイ73が接続されている。入力装置72は、オペレータがPC52にデータ及び指令を入力するための装置である。入力装置72は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネルである。なお、入力装置72は、例えばネットワークによって接続された他のコンピュータであってもよい。
ディスプレイ73は、液晶、有機EL等のディスプレイである。ただし、ディスプレイの種類、台数、設置位置は上記実施形態に限定されない。
以上のように構成されたスタッカークレーン3では、スタッカークレーン3の自動動作中、昇降台27上の様子がカメラ71によって撮像され続ける。具体的には、荷物が昇降台27に受け入れられた時に撮像が行われ、そのデータが第1保存部57Aに保存される。その後も、定期的に又は不定期に撮像が実行され、画像データは記憶部57に保存される。1つの荷物に関する画像データは互いに関連付けられており、各画像データには荷物情報、日時情報、状態情報が必要に応じて付与されている。
なお、荷物が昇降台27に受け入れられた時とは、受け入れ直後又は受け入れてわずかな時間しか経過していないことをいう。
したがって、表示制御部58は、荷姿異常状態の荷物の受け入れ時の荷物撮像データと共に、荷姿異常状態の荷物撮像データを記憶部57から読み出して表示できる。例えば、図7に示すように、受け入れ時の荷物撮像データと荷姿異常状態の荷物撮像データがディスプレイ73に表示される。
第1実施形態では搬送システムの搬送装置としてスタッカークレーン3を説明したが、搬送システムは他の搬送装置にも適用可能である。以下、そのような他の搬送装置として、図9〜図11を用いて、入庫コンベアを説明する。図9は、入庫コンベアの斜視図である。図10は、受け入れ時の荷物撮像データを表示した表示画面である。図11は、受け入れ時の荷物撮像データ及び異常時の荷物撮像データを表示した表示画面である。
図9に示す入庫コンベア17は、例えば、第1実施形態の自動倉庫1に用いられるものと同じである。
したがって、表示制御部58は、荷姿異常状態の荷物の受け入れ時の荷物撮像データと共に、荷姿異常状態の荷物撮像データを記憶部57から読み出して表示できる」。例えば、図11に示すように、受け入れ時の荷物撮像データと荷姿異常状態の荷物撮像データがディスプレイ73に表示される。
上記第1及び第2実施形態は、下記の構成及び機能を共通に有している。
搬送システムは、荷物を搬送する搬送システム(例えば、スタッカークレーン3、入庫コンベア17)であって、撮像装置(例えば、カメラ71、カメラ83)と、記憶部(例えば、記憶部57)と、検出部(例えば、荷姿センサ75)と、表示部(例えば、表示制御部58及びディスプレイ73)と、を備えている。
撮像装置は、受け入れ時の荷物を撮影する。
記憶部は、撮像装置によって得られた、受け入れ時の荷物撮像データを保存する。
検出部は、荷物の荷姿異常を検出可能である。
表示部は、検出部によって荷姿異常を検出された荷物に対して、当該荷物の受入れ時の荷物撮像データを記憶部から読み出して表示する(例えば、図6、図7、図8、図10、図11)。
なお、荷姿異常状態の荷物撮像データ及び荷姿正常状態の荷物撮像データの保存及び表示は、それぞれ任意である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
(a)前記実施形態では、搬送システムとして自動倉庫のスタッカークレーン及び入庫コンベアを例として挙げたが、荷物が搬入される装置であれば特に限定されない。
(b)前記実施形態では、記憶部は画像サーバ内にあったが、記憶部の配置箇所は特に限定されない。記憶部は、例えば、クレーンコントローラ50、システムコントローラ(図示せず)に設けられていてもよい。
(d)前記実施形態の各装置の接続は、有線・無線等の方式を問わない。
(e)荷姿異常とは、荷物が姿勢を変えたことのみではなく、例えば、荷物の一部が変形した場合も含む。
(g)カメラによる撮像を静止画ではなく動画としてもよい。それにより、オペレータは、搬送動作との関連で荷姿異常が進行する状況を把握可能になる。
(i)前記実施形態では荷物をパレットの上に置かれていたが、荷物は例えばパケットといった容器に収納されていてもよい。
(j)前記実施形態ではカメラは受入れ時以外にその後に複数回にわたって荷物を撮影していたが、撮影は受入れ時のみの1回としてもよい。
2 :ラック
3 :スタッカークレーン
5 :スタッカークレーン通路
7 :前側支柱
9 :後側支柱
11 :荷物支承部材
13 :棚
15 :フォーク通過間隙
17 :入庫コンベア
19 :出庫コンベア
21 :走行レール
22 :マスト
22A :前側マスト
22B :後側マスト
23 :走行台車
24 :走行車輪
25 :下側フレーム
26 :上側フレーム
27 :昇降台
28 :昇降ガイドローラ
29 :スライドフォーク
31 :フレーム
40 :ワイヤ
41 :制御盤
44 :ローラ
50 :クレーンコントローラ
51 :画像サーバ
52 :PC
53 :メインコントローラ
54 :走行制御部
55 :昇降制御部
56 :移載制御部
57 :記憶部
57A :第1保存部
57B :第2保存部
57C :第3保存部
58 :表示制御部
59 :走行モータ
61 :ロータリエンコーダ
63 :昇降モータ
64 :ドラム
65 :ロータリエンコーダ
67 :移載モータ
69 :ロータリエンコーダ
71 :カメラ
72 :入力装置
73 :ディスプレイ
75 :荷姿センサ
77 :アラーム
81 :フレーム
83 :カメラ
P :パレット
W :荷物
Claims (3)
- 荷物を搬送する搬送システムであって、
受け入れ時の荷物を撮影する撮像装置と、
前記撮像装置によって得られた、受け入れ時の荷物撮像データを保存する記憶部と、
前記荷物の荷姿異常を検出可能な検出部と、
前記検出部によって荷姿異常を検出された荷物に対して、当該荷物の受入れ時の荷物撮像データを前記記憶部から読み出して表示する表示部と、
を備えた搬送システム。 - 前記撮像装置は、前記検出部が前記荷物の荷姿異常を検出すれば、当該荷物を撮影し、
前記記憶部は、荷姿異常状態の荷物撮像データを保存し、
前記表示部は、前記荷姿異常状態の荷物撮像データを、前記荷物の受入れ時の荷物撮像データと関連付けて表示する、請求項1に記載の搬送システム。 - 前記撮像装置は、前記検出部によって荷姿異常を検出された荷物を、荷姿異常状態から荷姿正常状態に直された後に撮影し、
前記記憶部は、荷姿正常状態の荷物撮像データを保存し、
前記表示部は、前記荷姿正常状態の荷物撮像データを、前記荷物の受入れ時の荷物撮像データと関連付けて表示する、請求項1又は2に記載の搬送システム。
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