[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2016041444A - 消失模型鋳造方法 - Google Patents

消失模型鋳造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016041444A
JP2016041444A JP2015154955A JP2015154955A JP2016041444A JP 2016041444 A JP2016041444 A JP 2016041444A JP 2015154955 A JP2015154955 A JP 2015154955A JP 2015154955 A JP2015154955 A JP 2015154955A JP 2016041444 A JP2016041444 A JP 2016041444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casting
hole
coating agent
diameter
model
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015154955A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6470141B2 (ja
Inventor
一之 堤
Kazuyuki Tsutsumi
一之 堤
優作 高川
Yusaku Takagawa
優作 高川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2015154955A priority Critical patent/JP6470141B2/ja
Publication of JP2016041444A publication Critical patent/JP2016041444A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6470141B2 publication Critical patent/JP6470141B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C9/00Moulds or cores; Moulding processes
    • B22C9/02Sand moulds or like moulds for shaped castings
    • B22C9/04Use of lost patterns
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C9/00Moulds or cores; Moulding processes
    • B22C9/02Sand moulds or like moulds for shaped castings
    • B22C9/04Use of lost patterns
    • B22C9/046Use of patterns which are eliminated by the liquid metal in the mould
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C3/00Selection of compositions for coating the surfaces of moulds, cores, or patterns
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C7/00Patterns; Manufacture thereof so far as not provided for in other classes
    • B22C7/02Lost patterns
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C7/00Patterns; Manufacture thereof so far as not provided for in other classes
    • B22C7/02Lost patterns
    • B22C7/023Patterns made from expanded plastic materials
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C9/00Moulds or cores; Moulding processes
    • B22C9/22Moulds for peculiarly-shaped castings
    • B22C9/24Moulds for peculiarly-shaped castings for hollow articles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mold Materials And Core Materials (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

【課題】直径が18mm以下で長さが50mm以上である、仕上がり状態が良好な細穴を鋳抜くことができるようにする。【解決手段】穴部3の直径をD(mm)、樹脂分解するまで加熱した後に常温に戻した塗型剤の抗折強度(曲げ強さ)をσc(MPa)とすると、発泡模型2に塗布する塗型剤の厚みを1mm以上とし、且つ、以下の式(1)を満たす塗型剤を用いる。また、直径がD(mm)で長さがl(mm)の穴部3を、水平方向に対して以下の式(2)を満たす角度θとなるように配置する。σc≧−0.36+140/D2・・・式(1)、cosθ2≦0.04/{(ρm−ρd)g}?D/l2・・・式(2)【選択図】図1B

Description

本発明は、穴を備えた鋳物を鋳造する消失模型鋳造方法に関する。
一般的な砂型鋳造による方法に対して、寸法精度の優れた鋳物を鋳造する方法がいくつか提案されている。例えば、インベストメント鋳造法(別名、ロストワックス法)、石膏鋳型鋳造法、消失模型鋳造法などが開発されている。
その中でも、消失模型鋳造法は、鋳造によって鋳物の内部に穴を形成する(「鋳抜き」と呼ばれる)のに最も適した方法であると考えられる。ここで、消失模型鋳造法は、発泡模型の表面に塗型剤を塗布してなる鋳型を鋳砂の中に埋めた後に、鋳型内に金属の溶湯を注ぎ込み、発泡模型を消失させて溶湯と置換することで、鋳物を鋳造する方法である。
特許文献1には、鋳造時の鋳込み時間を、模型のモジュラス(模型の体積÷模型の表面積)に応じて設定する消失模型鋳造法が開示されている。
特開2011−110577号公報
ところで、消失模型鋳造法では、鋳造中(凝固進行中)において、発泡模型の穴部の表面に塗布された塗型剤、および、穴部の内部に充填された鋳砂に対して、周囲からの熱負荷が大きく、また、溶湯から様々な外力が作用する。なお、発泡模型の穴部は、鋳抜きによって穴が形成される部分である。そのため、概念図である図15に示すように、穴部23の穴端部23aや中央部23bにおいて塗型剤24が損傷して、穴部23の内部に充填された鋳砂25に溶湯26が染み出すことがある。特に、直径が18mm以下の細穴を鋳抜きする場合には、塗型剤24に損傷が生じることで、溶湯26と鋳砂25とが融着する「焼き付き」が生じて、仕上がり状態が良好な細穴を形成することが困難になる。
そこで、通常、直径が18mm以下で長さが50mm以上の細穴は鋳抜きせずに、鋳造した鋳物に後から機械加工で細穴をあけている。あるいは、数度の試作を行って塗型剤の材質や鋳造条件(注湯時の溶湯温度)を決めることで、直径が18mm以下で長さが50mm以上の細穴を鋳抜いているが、安定的な製造は難しい。
また、穴部が水平方向に対して角度θで発泡模型に配置されている場合には、穴部の表面に塗布された塗型剤に、さらに曲げ応力が作用する。よって、この場合、仕上がり状態が良好な細穴を形成することがより困難になる。
本発明の目的は、直径が18mm以下で長さが50mm以上である、仕上がり状態が良好な細穴を鋳抜くことが可能な消失模型鋳造方法を提供することである。
本発明は、発泡模型の表面に塗型剤を塗布してなる鋳型を鋳砂の中に埋めた後に、前記鋳型内に金属の溶湯を注ぎ込み、前記発泡模型を消失させて前記溶湯と置換することで、鋳物を鋳造する消失模型鋳造方法において、鋳造によって、直径が18mm以下の穴を前記鋳物に形成し、前記穴が形成される部分である前記発泡模型の穴部の直径をD(mm)、樹脂分解するまで加熱した後に常温に戻した前記塗型剤の抗折強度をσc(MPa)とすると、前記発泡模型に塗布する前記塗型剤の厚みを1mm以上とし、且つ、以下の式(1)を満たす前記塗型剤を用いるとともに、前記溶湯の密度をρm(kg/mm3)、前記穴部の平均密度をρd(kg/mm3)、重力加速度をgとしたときに、直径がD(mm)で長さがl(mm)の前記穴部を、水平方向に対して以下の式(2)を満たす角度θとなるように配置することを特徴とする。
σc≧−0.36+140/D2 ・・・式(1)
cos2θ≦0.04/{(ρm−ρd)g}×D/l2 ・・・式(2)
本発明によると、鋳造によって、直径が18mm以下の穴を鋳物に形成するに際し、発泡模型に塗布する塗型剤の厚みを1mm以上とし、且つ、上記の式(1)を満たす塗型剤を用いる。塗型剤の高温強度を直接測定することは困難であり、また、常温の塗型剤の抗折強度と、塗型剤の高温強度との相関は小さい。そこで、高温下における塗型剤の強度の代わりに、樹脂分解するまで加熱した後に常温に戻した塗型剤の抗折強度を用いると、上記の式(1)が得られる。よって、上記の式(1)を満たす塗型剤を用いて、発泡模型に塗布する塗型剤の厚みを1mm以上とすることで、直径が18mm以下で長さが50mm以上の細穴を備えた鋳物を鋳造しても、塗型剤が損傷しないようにすることができる。
さらに、直径がD(mm)で長さがl(mm)の穴部を、水平方向に対して上記の式(2)を満たす角度θとなるように配置する。水平方向に対して角度θで配置された穴部の表面に塗布された塗型剤に作用する応力を考慮すると、上記の式(2)が得られる。よって、水平方向に対して上記の式(2)を満たす角度θとなるように穴部を配置することで、直径が18mm以下で長さが50mm以上の細穴を備えた鋳物を鋳造しても、塗型剤が損傷しないようにすることができる。
これにより、鋳造時に焼き付きが生じないので、直径が18mm以下で長さが50mm以上である、仕上がり状態が良好な細穴を鋳抜くことができる。
鋳型の上面図である。 鋳型の側面図である。 鋳型の側面図である。 図2のA−A断面図である。 図2の要部Bの拡大図である。 鋳型の側面図である。 鋳型の側面図である。 鋳型の側面図である。 図7のC−C断面図である。 図7の要部Dの拡大図である。 乾燥させた塗型剤の常温における抗折強度と鋳抜き可能径との関係を示す図である。 樹脂分解するまで加熱した後に常温に戻した塗型剤の抗折強度と、鋳抜き可能径との関係を示す図である。 穴部の直径と、浮力(溶湯の静圧)により塗型剤の端部に発生する応力との関係を示す図である。 鋳型の上面図である。 鋳型の側面図である。 図13BをE方向から見た側面図である。 鋳型の側面図である。 消失模型鋳造法による鋳造の概念図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(消失模型鋳造方法)
本発明の実施形態による消失模型鋳造方法は、発泡模型の表面に塗型剤を塗布してなる鋳型を鋳砂(乾燥砂)の中に埋めた後に、鋳型内に金属の溶湯を注ぎ込み、発泡模型を消失させて溶湯と置換することで、鋳物を鋳造する方法である。この消失模型鋳造方法は、「鋳抜き」によって、例えば、直径が18mm以下で長さが50mm以上の細穴を備えた鋳物を鋳造するのに最も適した方法であると考えられる。
消失模型鋳造方法は、金属(鋳鉄)を溶解して溶湯とする溶解工程と、発泡模型を成形する成形工程と、発泡模型の表面に塗型剤を塗布して鋳型とする塗布工程と、を有している。さらに、消失模型鋳造方法は、鋳型を鋳砂の中に埋めて鋳型の隅々にまで鋳砂を充填する造型工程と、鋳型内に溶湯(溶融金属)を注ぎ込むことで、発泡模型を溶かして溶湯と置換する鋳込工程と、鋳型内に注ぎ込んだ溶湯を冷却して鋳物にする冷却工程と、鋳物と鋳砂とを分離する分離工程と、を有している。
溶湯にする金属としては、ねずみ鋳鉄(JIS−FC250)や片状黒鉛鋳鉄(JIS−FC300)などを用いることができる。また、発泡模型としては、発泡スチロールなどの発泡樹脂を用いることができる。また、塗型剤としては、シリカ系骨材の塗型剤などを用いることができる。また、鋳砂としては、SiO2を主成分とする「けい砂」や、ジルコン砂、クロマイト砂、合成セラミック砂などを用いることができる。なお、鋳砂に粘結剤や硬化剤を添加してもよい。
ここで、本実施形態では、発泡模型に塗布する塗型剤の厚みを1mm以上としている。なお、塗型剤の厚みは3mm以下が好ましい。塗型剤の厚みが3mm以上になると、塗型剤の塗布と乾燥とを3回以上繰り返す必要があり手間がかかる上に、厚みが不均一になりやすいからである。また、以下の式(1)を満たす塗型剤を用いている。
σc≧−0.36+140/D2 ・・・式(1)
ここで、Dは発泡模型の穴部の直径(mm)、σcは樹脂分解するまで加熱した後に常温に戻した塗型剤の抗折強度(曲げ強さ)(MPa)である。なお、発泡模型の穴部は、鋳抜きによって穴が形成される部分である。
また、本実施形態では、溶湯の密度と、穴部と溶湯の湯口との鉛直方向高さの差と、塗型剤の材質および厚みとに基づいて、鋳物における穴の配置を決めている。具体的には、溶湯の密度をρm(kg/mm3)、穴部の平均密度をρd(kg/mm3)、重力加速度をgとしたときに、直径がD(mm)で長さがl(mm)の穴部を、水平方向に対して以下の式(2)を満たす角度θとなるように発泡模型に配置している。
cos2θ≦0.04/{(ρm−ρd)g}×D/l2 ・・・式(2)
なお、穴部の平均密度ρdは、穴部の内部に充填された鋳砂の密度ρと、穴部の表面に塗布されて乾燥した塗型剤の密度ρcとを、それぞれの厚みに応じて平均(加重平均)したものである。また、溶湯の湯口とは、穴部よりも上方において、発泡模型を囲む鋳砂に開口されて、溶湯が注ぎ込まれる箇所である。
ここで、上面図である図1Aおよび側面図である図1Bに示すように、直方体の発泡模型2の中央部に、直径がD(mm)で長さがl(mm)の穴部3が上面から下面にかけて貫通して設けられた鋳型1を用いて、直径が18mm以下で長さが50mm以上の細穴を備えた鋳物を鋳造する場合について考える。なお、穴部3は、その穴端部3aにおいて発泡模型2の面との間に角が生じるように設けられている。即ち、穴端部3aにテーパなどの加工は施されていない。また、穴部3の直径Dは、穴部3の中心線を挟んだ穴部3の表面間の長さであり、穴部3の表面に塗布された塗型剤の表面間の長さではない。
ここで、細穴の直径は、10mm以上であることが好ましい。また、細穴の直径は、18mm以下であることがより好ましい。直径10mmの細穴の表面に厚み3mmの塗型剤を塗布すると、細穴の内側の空間の内径が4mmとなり、細穴の内部に鋳砂を投入するのが困難になるからである。また、細穴の長さは、50mm以上であることがより好ましい。細穴の長さが50mm未満の場合、直径を18mmとすると、長さと直径との比であるl/Dが3以下となり、本実施形態の方法を用いなくても、通常の鋳造方法で鋳抜きできるからである。なお、式(1)は、塗型剤の厚みが1mmで、細穴の長さが100mmの実験結果から得られており、細穴の長さが100mm以下でも成立する。
まず、基本的な鋳造条件にしたがって、発泡模型2の穴部3の表面に塗布された塗型剤に作用する負荷を予測する。ここで、細穴を鉛直方向に沿って設ける場合、穴部3の穴端部3aに塗布した塗型剤には以下の外力が作用する。
(1)溶湯の静圧(σp)
(2)溶湯の流れによる動圧(σm)
(3)塗型剤と溶湯との凝固時の熱収縮・膨張差(σthout)
(4)穴部3内の鋳砂と塗型剤との熱収縮・膨張差(σthin)
(5)発泡模型の燃焼で発生したガスの圧力(Pgout)(σgout)
(6)発泡模型の燃焼で発生したガスが穴部3の内部に溜まって生じる内圧(Pgin)(σgin)
したがって、溶湯(溶融金属)の温度と同等の高温下における塗型剤の強度をσbとすると、以下の式(3)が成立すれば、塗型剤の損傷による溶湯と鋳砂との「焼き付き」を生じさせることなく、「鋳抜き」することが可能となる。
σb>σp+σm+σthout+σthin+σgout+σgin ・・・式(3)
以下、各外力について検討する。
(溶湯の静圧)
鋳型1の側面図である図2に示すように、発泡模型2を消失させて溶湯6と置換すると、発泡模型2の周囲に充填された鋳砂5は、溶湯6の静圧を受ける。図2のA−A断面図である図3に示すように、穴部3の表面に塗布された塗型剤4は、周方向に圧縮力を受ける。
ここで、発泡模型2の周囲に充填された鋳砂5の量が十分である場合には、図2の要部Bの拡大図である図4に示すように、穴端部3aに塗布された塗型剤4において、溶湯6の静圧と鋳砂5からの反力とが釣り合う。よって、穴部3の軸方向の負荷は無視することができる。
一方、穴部3の内部に充填された鋳砂5の量が不十分である場合には、穴端部3aに塗布された塗型剤4には、溶湯6の静圧(浮力)による曲げ応力が作用する。
ここで、穴部3の直径をD(mm)、重力加速度をg、溶湯6の密度をρm(kg/mm3)とすると、溶湯6の静圧による穴部3(半円)への外力w(N/mm)は、平均ヘッド差(溶湯の湯口と穴部3との鉛直方向高さの差)h(mm)として、次式(4)で求めることができる。
w=ρmgh×∫(D/2sinθ×θ)dθ
=ρmghD/2×∫sin2θdθ
=ρmghD/2〔θ/2−sin2θ/4〕
=(π/4)ρmghD ・・・式(4)
穴部3の表面に塗布された厚みt(mm)の塗型剤4に作用する応力は、穴部3の内部に充填された鋳砂5からの反力が無いと仮定して平板に近似すると、梁理論から次式(5)のσa(MPa)となる。
σa≒M/I×t/2=(π/8)ρmghl2/t2 ・・・式(5)
ここで、Mは穴部3の両端に作用するモーメント、Iは半円筒の断面2次モーメントである。
M=(π/48)ρmghDl2
I=Dt3/12
一方、穴部3の内部に充填された鋳砂5の量が十分であると仮定すると、鋳型1の側面図である図5に示すように、穴部3の表面に塗布された円筒状の塗型剤4には、溶湯6の静圧(浮力)による曲げ応力が作用する。即ち、水平方向に対して角度θで配置された穴部3の表面に塗布された厚みtの塗型剤4に作用する応力は、梁理論から、とくに厳しい付け根部(端部4a)で、次式(6)のσd(MPa)となる。これにより、鋳型1の側面図である図6に示すように、穴部3に変形が生じる。ここで、図5、図6において、図中左側が底側であり、図中右側が上側であり、水平方向に対する穴部3の角度θは0度である。
σd=M/I×D/2
=2/3(lcosθ)2×(ρm−ρd)g/D ・・・式(6)
ここで、Mは穴部3の両端に作用するモーメント、Iは半円筒の断面2次モーメントである。
M=(πD2/4)×(ρm−ρd)×g×l2/12
I=π/64×D4
以上から、溶湯6の静圧により発生する最大応力σpは、σaとσdとの合力となる。
σp=σa+σd
(溶湯の流れによる動圧)
溶湯の流れによる動圧は、溶湯の流れが静かであることを前提とすると、無視することができる。
(塗型剤と溶湯との凝固時の熱収縮・膨張差)
線膨張率は、鋳砂より鋳鉄の方が大きい。よって、塗型剤と溶湯との凝固時の熱収縮・膨張差は、塗型剤の軸方向に圧縮力を与える。この圧縮力は、塗型剤が形成する円管が座屈により破壊される原因になりうるが、無視できるほど小さいと考えられる。また、塗型剤の周方向の応力も無視することができる。
(穴部内の鋳砂と塗型剤との熱収縮・膨張差)
穴部3内の鋳砂や塗型剤は、溶湯よりも温度変化が小さい。よって、穴部3内の鋳砂と塗型剤との熱収縮・膨張差による影響は、塗型剤と溶湯との凝固時の熱収縮・膨張差よりも小さく、無視することができる。
(発泡模型の燃焼で発生したガスの圧力)
鋳型1の側面図である図7に示すように、発泡模型2を消失させて溶湯6と置換すると、発泡模型2の周囲に充填された鋳砂5は、発泡模型2の燃焼で発生したガスの圧力を受ける。
図7のC−C断面図である図8に示すように、穴部3の表面に塗布された塗型剤4は、周方向に圧縮力を受ける。しかし、図7の要部Dの拡大図である図9に示すように、穴部3の軸方向には、次式(7)の引張力を与える。
σgout∝Pgout/D2 ・・・式(7)
なお、図9に示すように、発泡模型2の周囲に充填された鋳砂5の量が十分である場合には、ガスの圧力と鋳砂5からの反力とが釣り合うので、穴部3の軸方向の負荷は無視することができる。
(発泡模型の燃焼で発生したガスが穴部の内部に溜まって生じる内圧)
発泡模型2の燃焼で発生したガスが穴部3の内部に溜まって生じる内圧は、塗型剤に式(8)の周方向の応力、および、式(9)の軸方向の応力を生じさせる。
σgin≒D×Pgin/t ・・・式(8)
σginz≒D×Pgin/(2t) ・・・式(9)
ここで、穴部3の直径Dが小さいほど鋳抜きがし難いことから、式(8)、式(9)で表される外力の影響は無視できるほど小さいといえる。
以上から、鋳砂の充填量が十分である場合には、塗型剤への負荷は小さい。しかし、実際には、鋳砂からの反力は十分ではなく、塗型剤には、溶湯の静圧による曲げ応力、および、発泡模型2の燃焼で発生したガスの圧力による軸方向の引張力が作用する。よって、塗型剤は、これらに耐えうる強度を有する必要がある。したがって、鋳抜き条件として、式(3)は、式(5)、式(6)、および、式(7)を用いて、式(10)のように近似することができる。
σb>σp+σgout=(π/8)ρmghl2/t2+2/3(lcosθ)2×(ρm−ρd)g/D+kPgout/D2+γ ・・・式(10)
ここで、kは比例定数、γ=σm+σthout+σthin+σgin≒0である。
式(10)は、鋳砂の反力が無いときに成立する、もっとも厳しい条件である。そこで、鋳砂の反力も加味して各項を係数に置き換えると、式(11)のような、穴部3の直径Dと長さl、および、塗型剤の厚みtの関数とすることができる。
σb>α・l2/t2+β/D2+ωD3/{D4−(D−2t)4} ・・・式(11)
ここで、高温下における塗型剤の強度σb(MPa)の代わりに、樹脂分解するまで加熱した後に常温に戻した塗型剤の抗折強度σc(MPa)を用いる。すると、樹脂分解するまで加熱した後に常温に戻した塗型剤の抗折強度と、穴部の鋳抜き可能な直径(鋳抜き可能径)との関係から、式(11)は式(12)で表すことができる。なお、樹脂分解するまで加熱した後に常温に戻した塗型剤の抗折強度と、鋳抜き可能径との関係については後述する。
σc≧−0.36+140/D2 ・・・式(12)
よって、上記の式(12)を満たす塗型剤を用いて、発泡模型に塗布する塗型剤の厚みを1mm以上とすることで、直径が18mm以下で長さが50mm以上の細穴を備えた鋳物を鋳造しても、塗型剤が損傷しないようにすることができる。
さらに、式(10)において、鋳抜き条件として許容できる応力増加分から、式(13)が算出される。
cos2θ≦0.04/{(ρm−ρd)g}×D/l2 ・・・式(13)
よって、水平方向に対して上記の式(13)を満たす角度θとなるように穴部を配置することで、直径が18mm以下で長さが50mm以上の細穴を備えた鋳物を鋳造しても、塗型剤が損傷しないようにすることができる。
(鋳抜き評価)
次に、発泡模型に塗布する塗型剤の厚みを1mmとし、鋳抜きで形成する細穴の長さを100mmとし、穴部3の角度をゼロ(θ=0)とした場合について、塗型剤、鋳砂、および、穴部3の直径をそれぞれ異ならせて、鋳抜きの可否を評価した。塗型剤の種類を表1に、鋳砂の種類を表2に、それぞれ示す。また、鋳抜き可否の結果を表3に示す。
この評価は、同じ成分のねずみ鋳鉄(JIS−FC250)を用いて、同じ鋳造方法で行っている。よって、表1に示した3種類の塗型剤は、それぞれ高温強度(最高温度約1200℃)が式(11)を満たすものと推定できる。
ここで、塗型剤の高温強度を直接測定することは困難である。そこで、塗型剤の強度を間接的に推定する方法を検討した。乾燥させた塗型剤の常温における抗折強度(曲げ強さ)(表1)と鋳抜き可能径(表3)との関係を図10に示す。図10からわかるように、両者の相関は低い。よって、常温の塗型剤の抗折強度と、塗型剤の高温強度との相関は小さい。これは、塗型剤が乾燥した後の抗折強度については、粘結剤(樹脂分)の特性が強く影響する一方、実際の鋳造で塗型剤が200〜400℃以上に加熱されると、粘結剤が分解して生じる炭素(あるいは炭化物)に関係する別のメカニズムによる強度特性が支配的になるためと考えられる。
そこで、乾燥した塗型剤を樹脂分解するまで加熱して焼結体とし、それを常温に冷却してから抗折強度を測定した。本実施形態では乾燥した塗型剤を1100℃に加熱した後、常温まで冷却して抗折強度試験を実施した。樹脂分解するまで加熱した後に常温に戻した塗型剤の抗折強度と、鋳抜き可能径との関係を図11に示す。
図11に示す関係から、鋳抜きで形成する穴の直径をD(mm)、樹脂分解するまで一度加熱した後に常温に戻した塗型剤の抗折強度(曲げ強さ)をσc(MPa)とすると、次式(14)が得られる。
σc≧−0.36+140/D2 ・・・式(14)
よって、式(14)を満たす塗型剤を用いることで、直径が18mm以下で長さが50mm以上の細穴を備えた鋳物を鋳造しても、塗型剤が損傷しないようにすることができることがわかる。
さらに、穴部3の直径を12mm、14mm、穴部3の角度を45度(θ=45°)とした場合について、同様の実験を行った。なお、式(14)が成立する塗型剤3種を用いた。穴部3の直径と、浮力(溶湯の静圧)により塗型剤の端部に発生する応力との関係を図12に示す。
図12に示す関係と、鋳抜きの可否結果とから、式(10)において、鋳抜き条件として許容できる応力増加分は、0.0275MPa以下である。つまり、式(15)を満たすときに鋳抜きができる。
0.0275≧2/3(lcosθ)2×(ρm−ρd)g/D ・・・式(15)
したがって、発泡模型2の内部に直径Dで長さlの穴部3を設ける場合には、穴部3の角度が式(16)を満足するように、穴部3を配置すればよい。
cos2θ≦0.04/{(ρm−ρd)g}×D/l2 ・・・式(16)
(実施例)
次に、上面図である図13Aおよび側面図である図13Bに示すように、100(mm)×100(mm)×200(mm)の直方体の発泡模型12に、上面から下面にかけて貫通する直径14mmの穴部13、および、対向する一対の側面の一方から他方にかけて貫通する直径10mmの穴部14をそれぞれ配置した鋳型11を用いて、細穴を2つ備えた鋳物を鋳造した。図13BをE方向から見た側面図を図13Cに示す。穴部13,14の長さはそれぞれ100mmである。
溶湯には、ねずみ鋳鉄(JIS−FC250)を用いた。鋳造には、式(1)にD=14(mm)を代入することで得られた、骨材径が100μm以下のシリカ系骨材の塗型剤(表1のB)を用いた。また、鋳砂としてSiO2を主成分とする「けい砂」を用いた。
ねずみ鋳鉄の密度ρm=7.3×10-6(kg/mm3)、鋳砂の密度ρ=1.3×10-6(kg/mm3)、および、塗型剤の密度ρc=1.3×10-6(kg/mm3)をそれぞれ式(2)に代入し、さらに、D=10(mm)、D=14(mm)をそれぞれ式(2)に代入すると、次の式(17)、式(18)のようになる。
(D=10のとき)
lcosθ≦82(mm) ・・・式(17)
(D=14のとき)
lcosθ≦98(mm) ・・・式(18)
鋳造時に鋳型11が傾けられる場合、側面図である図14に示すように、水平方向に対する傾きをαとすると、式(17)、式(18)が成立するための条件は、
0.60≦α≦1.35(ラジアン)
となる。このような角度で穴部13,14を配置して鋳造を行った結果、「焼き付き」を生じさせることなく、仕上がり状態が良好な細穴を鋳抜くことができた。
一方、鋳造時に鋳型11が傾けられない場合、直径が10mmの穴部14を垂直方向に沿って配置する。ここで、直径14mmの細穴については、本実施形態の条件では長さが98mmまでしか鋳抜くことができない。そこで、直径が14mmで長さが100mmの細穴を鋳抜くには、穴部13の内部にジルコン砂を充填するなどして、穴部13の平均密度ρd(穴部13の内部に充填された鋳砂の密度ρと、穴部13の表面に塗布されて乾燥した塗型剤の密度ρcとを平均した値)を1.8×10-6(kg/mm3)以上とすればよい。また、設計上許される場合には、穴部13の周辺に2mmのザグリ加工を施し、穴部13の実質的な長さを98mm以下にすればよい。これにより、仕上がり状態が良好な細穴を鋳抜くことができた。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係る消失模型鋳造方法によると、鋳造によって、直径が18mm以下の穴を鋳物に形成するに際し、発泡模型2に塗布する塗型剤の厚みを1mm以上とし、且つ、上記の式(1)を満たす塗型剤を用いる。塗型剤の高温強度を直接測定することは困難であり、また、常温の塗型剤の抗折強度と、塗型剤の高温強度との相関は小さい。そこで、高温下における塗型剤の強度の代わりに、樹脂分解するまで加熱した後に常温に戻した塗型剤の抗折強度を用いると、上記の式(1)が得られる。よって、上記の式(1)を満たす塗型剤を用いて、発泡模型2に塗布する塗型剤の厚みを1mm以上とすることで、直径が18mm以下で長さが50mm以上の細穴を備えた鋳物を鋳造しても、塗型剤が損傷しないようにすることができる。
さらに、直径がD(mm)で長さがl(mm)の穴部3を、水平方向に対して上記の式(2)を満たす角度θとなるように配置する。水平方向に対して角度θで配置された穴部3の表面に塗布された塗型剤に作用する応力を考慮すると、上記の式(2)が得られる。よって、水平方向に対して上記の式(2)を満たす角度θとなるように穴部3を配置することで、直径が18mm以下で長さが50mm以上の細穴を備えた鋳物を鋳造しても、塗型剤が損傷しないようにすることができる。
これにより、鋳造時に焼き付きが生じないので、直径が18mm以下で長さが50mm以上である、仕上がり状態が良好な細穴を鋳抜くことができる。
(本実施形態の変形例)
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 鋳型
2 発泡模型
3 穴部
3a 穴端部
4 塗型剤
4a 端部
5 鋳砂
6 溶湯
11 鋳型
12 発泡模型
13 穴部
14 穴部
23 穴部
23a 穴端部
23b 中央部
24 塗型剤
25 鋳砂
26 溶湯

Claims (1)

  1. 発泡模型の表面に塗型剤を塗布してなる鋳型を鋳砂の中に埋めた後に、前記鋳型内に金属の溶湯を注ぎ込み、前記発泡模型を消失させて前記溶湯と置換することで、鋳物を鋳造する消失模型鋳造方法において、
    鋳造によって、直径が18mm以下の穴を前記鋳物に形成し、
    前記穴が形成される部分である前記発泡模型の穴部の直径をD(mm)、樹脂分解するまで加熱した後に常温に戻した前記塗型剤の抗折強度をσc(MPa)とすると、前記発泡模型に塗布する前記塗型剤の厚みを1mm以上とし、且つ、以下の式(1)を満たす前記塗型剤を用いるとともに、
    前記溶湯の密度をρm(kg/mm3)、前記穴部の平均密度をρd(kg/mm3)、重力加速度をgとしたときに、直径がD(mm)で長さがl(mm)の前記穴部を、水平方向に対して以下の式(2)を満たす角度θとなるように配置することを特徴とする消失模型鋳造方法。
    σc≧−0.36+140/D2 ・・・式(1)
    cos2θ≦0.04/{(ρm−ρd)g}×D/l2 ・・・式(2)
JP2015154955A 2014-08-18 2015-08-05 消失模型鋳造方法 Expired - Fee Related JP6470141B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015154955A JP6470141B2 (ja) 2014-08-18 2015-08-05 消失模型鋳造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014165863 2014-08-18
JP2014165863 2014-08-18
JP2015154955A JP6470141B2 (ja) 2014-08-18 2015-08-05 消失模型鋳造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016041444A true JP2016041444A (ja) 2016-03-31
JP6470141B2 JP6470141B2 (ja) 2019-02-13

Family

ID=55350618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015154955A Expired - Fee Related JP6470141B2 (ja) 2014-08-18 2015-08-05 消失模型鋳造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9862022B2 (ja)
JP (1) JP6470141B2 (ja)
KR (1) KR101929134B1 (ja)
CN (1) CN106573295B (ja)
DE (1) DE112015003812B4 (ja)
TW (1) TWI628015B (ja)
WO (1) WO2016027672A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105880469A (zh) * 2016-05-31 2016-08-24 江苏飞鹿重工机械制造有限公司 一种空壳涂料生产喷嘴的方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114713764A (zh) * 2022-03-02 2022-07-08 吉林省机械装备制造有限责任公司 一种用于解决长壳体消失模铸造弯曲变形的制造方法
CN114871383A (zh) * 2022-05-19 2022-08-09 河北鼎沃机械制造有限公司 一种底座消失模铸造工艺
CN115255281B (zh) * 2022-07-19 2024-04-09 石家庄市宏森熔炼铸造有限公司 一种高精度铸件的铸造工艺及铸件

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63183744A (ja) * 1987-01-26 1988-07-29 Nabeya:Kk 多孔性鋳造品の製造方法
JP2011110577A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Honda Motor Co Ltd 消失模型鋳造法
JP2016041435A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 株式会社神戸製鋼所 消失模型鋳造方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01266941A (ja) * 1988-04-20 1989-10-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 消失模型用塗型剤
JPH02192849A (ja) * 1989-01-20 1990-07-30 Mitsubishi Motors Corp 消失模型鋳造法
US5203398A (en) * 1992-01-31 1993-04-20 The Board Of Trustees Of Western Michigan University Low temperature process for evaporative pattern casting
DE4442453A1 (de) 1994-11-29 1996-05-30 Bayerische Motoren Werke Ag Gießverfahren für ein Bauteil, insbesondere aus Leichtmetall
JP2003205343A (ja) * 2002-01-11 2003-07-22 Kimura Chuzosho:Kk 消失模型鋳造用塗型
JP3983583B2 (ja) * 2002-04-08 2007-09-26 花王株式会社 消失模型鋳造法
JP2006175494A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Mie Katan Kogyo Kk ダクタイル鋳鉄のフェライト地鋳物の製造方法
WO2011065410A1 (ja) 2009-11-26 2011-06-03 本田技研工業株式会社 消失模型鋳造法
CN103028705A (zh) * 2011-10-08 2013-04-10 吴江市液铸液压件铸造有限公司 盲管铸造用砂模
CN103084540B (zh) * 2013-01-30 2015-12-23 巢湖诺信建材机械装备有限公司 一种用于铸造耐热钢或耐磨合金钢的消失模涂料配制方法
CN104959534B (zh) * 2014-07-07 2017-04-05 宁夏共享装备有限公司 一种防止实型铸造中结构孔部位粘砂的铸造工艺
CN104493091A (zh) * 2014-12-15 2015-04-08 贵州安吉航空精密铸造有限责任公司 铝合金细孔的熔模铸造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63183744A (ja) * 1987-01-26 1988-07-29 Nabeya:Kk 多孔性鋳造品の製造方法
JP2011110577A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Honda Motor Co Ltd 消失模型鋳造法
JP2016041435A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 株式会社神戸製鋼所 消失模型鋳造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105880469A (zh) * 2016-05-31 2016-08-24 江苏飞鹿重工机械制造有限公司 一种空壳涂料生产喷嘴的方法

Also Published As

Publication number Publication date
US9862022B2 (en) 2018-01-09
US20170239711A1 (en) 2017-08-24
JP6470141B2 (ja) 2019-02-13
CN106573295A (zh) 2017-04-19
DE112015003812B4 (de) 2022-11-24
TW201628734A (zh) 2016-08-16
WO2016027672A1 (ja) 2016-02-25
DE112015003812T5 (de) 2017-05-18
CN106573295B (zh) 2019-01-18
KR101929134B1 (ko) 2018-12-13
TWI628015B (zh) 2018-07-01
KR20170044135A (ko) 2017-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6470141B2 (ja) 消失模型鋳造方法
Martinez et al. Towards functionally graded sand molds for metal casting: engineering thermo-mechanical properties using 3D sand printing
JP6284468B2 (ja) 消失模型鋳造方法
JP6014087B2 (ja) 消失模型鋳造方法
JP6231465B2 (ja) 消失模型鋳造方法
Liu et al. Effect of hollow insulation riser on shrinkage porosity and solidification structure of ingot
Bazhenov et al. Determination of the heat-transfer coefficient between the AK7ch (A356) alloy casting and no-bake mold
Peters et al. Effect of mould expansion on pattern allowances in sand casting of steel
Sowa et al. The influence of riser shape on feeding effectiveness of solidifying casting
JP2018183805A (ja) 消失模型鋳造方法
TWI594823B (zh) 浮力傳達治具
TWI647027B (zh) 消失模型鑄造方法
JP2021016896A (ja) 横穴の鋳抜き可否評価方法
KROUPOVÁ et al. Casting methods of production of metallic foam with irregular inner structure
BOČKUS et al. Investigation of Ductile Casting Iron Risers in the Simulation Method
JP2018196889A (ja) 中子の変形量予測方法
JP2015107523A (ja) 溶融金属容器の内張り耐火物の流し込み施工方法
BRPI0904476B1 (pt) estrutura de fundição de inserção

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6470141

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees