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JP2015515957A - クレーン監視装置 - Google Patents

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Abstract

クレーンの使用状況を判断するためのクレーン監視システムが開示されている。該クレーン監視システムは、加速度を測定するためのセンサと、該センサに作動可能に接続されている演算処理ユニットと、コンピュータが実行できる命令を記憶するデータ記憶装置と、を備えている。前記コンピュータが実行できる命令が演算処理ユニットによって実行されると、該命令によって、該演算処理ユニットは、センサからの信号に依存する少なくとも1つのクレーンの使用状況を判定する機能を含む複数の機能を果す。
【選択図】図1

Description

本願はクレーンの点検の分野に関し、更に特定すると、クレーンの構成要素の使用状況を判定するためのシステム及び方法に関する。
(関連出願)
本願は、2012年5月9日に出願された“クレーン監視システム(CRANE MONITORING SYSTEM)”と言う名称の米国仮特許出願第61/644,797号の35U.S.C.§119(e)に基づく利益を主張している。該出願は、このように言及することにより、その全体が本明細書に参考として組み入れられている。
クレーンは、古くなるにつれてすり減っていく多くの構成要素を含んでいる。ブーム伸長部材又はアウトリガ伸長部材のような直線状に伸びる構成要素の調子を、該構成要素を物理的に分解しないで判断することは難しい。例えば、直線状に伸びる構成要素の内側に摩耗パッドが設けられているが、該摩耗パッドは点検のためにアクセスすることができない。同様に、液圧シリンダ内のシールは、作動中はシリンダが邪魔して見ることができない。これらの部品を物理的に点検するには構成要素の分解が必要であり、これは作業の停止を伴う。この点検は、作業現場での混乱を避けるために、典型的にはクレーンが運転中でないときに行われ且つ所定の時間間隔で行われる。構成要素の分解及び作業の停止は困難であるので、これらの構成要素は、典型的には、たとえ使用可能寿命がまだ残っていてもこのときに交換される。
前記の所定の時間間隔は、典型的には、構成要素の寿命又は該構成要素の使用時間のような時間の長さに基づく。これらの部品の平均寿命は過去の使用に基づいて設定することができ、点検間隔は部品が故障する前に交換されることが確実であるように設定することができる。部品の全てが平均寿命だけ持つとは限らないので、点検間隔は典型的には部品の平均寿命より短くされる。このことき、大部分の部品はそれらの寿命が来る前に交換されるということになる。
構成要素の使用状況を、該構成要素を分解する必要無く判断することができるシステムを備えることができれば便利である。このことにより、構成要素が点検を必要とする前のより長い期間に亘って作動することが可能となり、且つクレーンの寿命中に必要とされる点検部品の数が少なくなる。このようなシステムがクレーン自体の一部品であること並びに該システムを備えていないクレーンのための別個の点検ツールであることは有用である。
本発明の実施形態は、センサと該センサに作動可能に接続されている演算処理ユニットとデータ記憶装置とを備えているクレーン監視システムを備えている。センサは、直線状に伸びる構成要素の連続する一連の加速度を検知して該一連の加速度を示す信号を出力するようになされている。データ記憶装置は、コンピュータが実行できる命令を記憶しており、該命令は、演算処理ユニットによって実行されると該演算処理ユニットがセンサから受け取った信号を使用して少なくとも1つのクレーンの使用状況を判断することを含む複数の機能を果たすようにさせる。
実施形態は更に、点検ツールを使用して直線状に伸びるクレーンの構成要素の少なくとも1つの使用状況を判定する方法を含んでいる。直線状に伸びるクレーン構成要素にはセンサが付けられている。該センサは、該直線状に伸びる構成要素の加速度を検知して検知した加速度を示す信号を出力するようになされている。該直線状に伸びるクレーンの構成要素は、所定の動作手順に従って動作し、該所定の動作手順中に、該直線状に伸びるクレーンの構成要素の一連の加速度を示す信号を点検ツールがセンサから受け取る。次いで、受け取られた信号が分析されて前記直線状に伸びるクレーンの構成要素の少なくとも1つの使用状況が判定される。
もう一つ別の実施形態においては、一群のクレーンの使用状況を追跡するためのシステムが、クレーンの構成要素の加速度を検知するようになされている複数のクレーンセンサと、該複数のクレーンセンサに作動可能に接続されている複数の通信リンクと、該複数の通信リンクに作動可能に接続されているデータウエアハウスと、該データウエアハウスに作動可能に接続されている演算処理ユニットと、を備えている。演算処理ユニットは、命令を記憶しているコンピュータが読み取ることが出来る記憶メモリを備えており、該命令は、演算処理ユニットによって実行されたときに、複数の通信リンクから予め受け取ったデータを演算処理ユニットに分析させてクレーンの点検の必要性を判断するための基準を決定する。
別の実施形態においては、クレーンの少なくとも1つの使用状況を判断するための点検ツールは、筺体と、センサと通信するようになされている第一の通信インターフェースと、クレーン制御システムと通信するようになされている第二の通信インターフェースと、前記筺体内に設けられ且つ前記通信インターフェースに作動可能に接続されているコンピュータプロセッサと、該コンピュータプロセッサに作動可能に接続されているコンピュータが読み取り可能な記憶媒体と、を備えている。該コンピュータが読み取り可能な記憶媒体は、少なくとも1つの使用状況を判定するためのデータと、コンピュータが実行可能な命令と、を記憶している。該コンピュータが実行可能な命令は、コンピュータプロセッサによって実行されると、該コンピュータプロセッサに、前記の第一の通信リンクを介してセンサから信号を受け取る機能と、前記の第二の通信リンクを介してクレーン制御システムと通信する機能と、前記信号に基づいてクレーンの少なくとも1つの使用状況を判定する機能と、を含む機能を実行させる。
別の実施形態においては、クレーンは、クレーン本体と、該クレーン本体に結合されたクレーン構成要素と、該クレーン構成要素に結合されており且つ該クレーン構成要素の一連の加速度を検知して該一連の加速度を表す信号を出力するようになされているセンサと、該センサに作動可能に接続されており且つ前記信号を受け取るようになされている演算処理ユニットと、該演算処理ユニットによって実行されると該演算処理ユニットに複数の機能を実施させるコンピュータが実行可能な命令を記憶するデータ記憶装置と、を備えている。前記機能は、前記の信号に応じて少なくとも1つの使用状況を判定する機能を含んでいる。
1以上の本願発明の上記の及びその他の利点及び特徴を更に明確化するために、本願発明の特定の実施形態に対する関連が添付図面に図示されている。これらの図面は、典型的な実施形態のみを図示したものであり、従って限定的なものと考えられるべきではない。以下、添付図面を使用することによって、1以上の実施形態を、更に特定して且つ詳細に記載し説明する。
図1は、移動式クレーンの斜視図であり、クレーンの点検管理システムの一つの実施形態の構成要素を示している。
図2は、別の移動式クレーンの斜視図であり、クレーンの点検管理システムの別の実施形態の構成要素を示している。
図3は、もう一つ別の移動式クレーンの斜視図であり、クレーンの点検管理システムのもう一つ別の実施形態の構成要素を示している。
図4は、もう一つ別の移動式クレーンの斜視図であり、クレーンの点検管理システムのもう一つ別の実施形態の構成要素を示している。
図5は、クレーンの点検管理システムの一つの実施形態のシステム図である。
図6は、直線状に伸びるクレーンの構成要素の加速度の測定値を示しているグラフである。
図7aは、新しい摩耗パッドを備えているクレーンのブームを示している図である。
図7bは、摩耗したパッドを備えているクレーンのブームを示している図である。
図8は、時間についてプロットされたクレーンのブームの振れ角のグラフである。
図9は、クレーンの点検データベースと、該データベースのブランクの記録とを示している図である。
図10は、クレーンの使用状況を判定するための点検ツールを示している図である。
図11は、クレーンの使用状況を判定するための点検ツールを示している第二の図である。
これらの図面は必ずしも等尺ではない。
本発明の実施形態は、移動式クレーンの使用状況を判定する装置及び方法を含んでいる。以下、本発明の実施形態を、図面に関連付けて更に説明する。以下の文脈においては、本発明の種々の特徴が更に詳細に規定されている。このように規定された各特徴は、明確に否定して示されていない限り、他の特徴と組み合わせることができる。特に、好ましいか又は有利であるとして示されている何らかの特徴は、同じく好ましいか又は有利であるとして示されている他の何らかの特徴と組み合わせることができる。
図1を参照すると、クレーン100の一つの実施形態が図示されている。クレーン100は、シャシ106とシャシ106に結合されている上部旋回体108とによって構成されている。上部旋回体108は、シャシ106を中心に回転するようになされているが、幾つかの実施形態においては単一の向きに固定されている。上部旋回体108は、荷(図示せず)を吊り上げたり移動させたりするように設計されている。クレーン100のシャシ106と上部旋回体108とを、まとめてクレーン本体と称しても良い。
ブーム102が旋回軸によって上部旋回体108に結合されており、該旋回軸は、ブームが上方及び下方のある角度方向に向くのを可能にしている。油圧シリンダ110b及びピストン110aのような駆動装置が伸びたり縮んだりして、ブーム102を、旋回軸点を中心に回転させてブーム102を上方或いは下方のある角度に向かせる。更に、ブーム102は、矢印104によって示されている概ね直線方向に長さが伸びるように設計されている。第二の油圧シリンダ及びピストン(図示せず)がブーム102を伸縮させるように作られている。ブーム102は、多段階で伸長できるように多数の区分を備えている。
ブーム102にケーブル112が固着されており、このケーブル112はブーム102を荷に結合させるために使用される。ケーブル112は、上部旋回体108上に設けられている巻き上げドラム(図示せず)に取り付けられている。ケーブル112は、巻き上げドラムからブーム102に沿って該ブーム102の端部114まで延びている。ケーブル112は更にブーム102の端部114からフック115まで延びている。ケーブル112は下方の滑車160を介してフック115に結合されており、ケーブル112の多数の区分は、多数の滑車によって構成されているブロック及びテークル型のプーリー装置を介してフック115を支持している。
ブーム102は、該ブームに関連付けられている多数の直線状に伸びる構成要素を備えており、これらの構成要素は摩耗していくことになる。ブーム102の各区分は、一つのブーム区分とそれに隣接しているブーム区分との間に、互いに隣接するブーム区分間の摩擦を減じる少なくとも1つの摩耗パッドを備えている。シリンダ110bのような油圧シリンダの各々は、ピストン例えばピストン110aが直線的に並進するのを可能にしつつ油圧流体を保持する関連付けられたシールを備えている。
直線状に伸びる構成要素の近くにはセンサアセンブリ116が設けられている。センサアセンブリ116は、該直線状に伸びる構成要素の動きから加速度を検知することができるようになっていれば、該直線状に伸びる構成要素上に直に配置される必要はない。更に、単一のセンサアセンブリ116が、各構成要素が1つの関連付けられたセンサアセンブリ116を備えている多数の構成要素同士の相互作用によって生じる加速度を検知しても良く、又は多数のセンサアセンブリの何らかの組み合わせを使用しても良い。
図1の実施形態におけるセンサアセンブリ116は、センサ118と無線通信モジュール120とマイクロコントローラ122とアナログデジタルコンバータ(ADC)123とを備えている。センサ118は、加速度を検知して測定するようになされている。加速度を検知するのに特に適しているセンサの一つの例は、加速度計、より詳細には多軸加速度計である。ADC123は、センサ118からのアナログ信号を演算処理ユニットと通信するのに適しているデジタル信号に変換する。無線通信モジュール120は、第二の無線通信モジュール128と通信してADC123からのデジタル信号を送信する。マイクロコントローラ122はセンサアセンブリ116を管理している。
センサアセンブリ116は、所望の加速度の測定に関連性のある作動状態が生じているときにのみ電源がオンするように設計されている。例えば、センサアセンブリ116は、一つの構成要素が動く前に又は動き始めた直後に電源がオンする。センサアセンブリ116は、ある動作が行われようとしていることを示す信号を受け取るか又は何らかの他の手段によって該動作を検知する。関連性のある動作が行われているときにのみ電源をオンすることにより、センサアセンブリ116のバッテリ寿命が長くなる。
クレーン100の上部旋回体108にはクレーンコントローラアセンブリ124が設けられている。幾つかの実施形態においては、クレーンコントローラアセンブリ124はクレーン100の運転室126内にあり、他の実施形態においては、クレーンコントローラアセンブリ124はどこか別の場所に配置されている。クレーンコントローラアセンブリ124は、センサアセンブリ116の無線通信モジュール120と通信するための第二の無線通信モジュール128と、コンピュータが実行可能な命令を実行するためのクレーンコントローラ130と、ユーザー入力インターフェース132と、ユーザー出力インターフェース134と、テレマティクス制御ユニット136と、によって構成されている。
第二の無線通信モジュール128は、無線通信モジュール120と通信してセンサからのデータを受け取る。幾つかの実施形態においては、第二の無線通信モジュール128は、無線通信モジュール120に信号を送ってセンサアセンブリ116を低電力モードから電源オン状態にさせる。第二の無線通信モジュール128は、一般的に入手可能なプロトコルに限られないが何らかの一般的に入手可能な無線通信プロトコルを使用して無線通信モジュール120と通信する。無線通信モジュール120と第二の無線通信モジュール128との間の無線通信が影響を受けない限り他の通信方法も可能であり、該他の通信も本発明の範囲に含まれる。
テレマティクス制御ユニット136は、外部の通信ネットワーク140を介して遠隔コンピュータシステム138と通信する。外部の通信ネットワーク140としては、インターネット、電話ネットワーク、衛星ネットワーク、又はその他のタイプのネットワークが挙げられる。テレマティクス制御ユニット136は、センサのデータを分析のために遠隔コンピュータシステム138へ送る。クレーンコントローラ130は、受け取った加速度データの全てを又は受け取った加速度データの選択的な部分集合を、テレマティクス制御ユニット136を介して遠隔コンピュータシステム138へ送る。加速度データに加えて、テレマティクス制御ユニット136は、典型的には、識別情報、位置情報、クレーンの型情報、又はその他の情報、のような他の情報も遠隔コンピュータシステムに送る。
クレーンコントローラ130は、コンピュータが読み取ることができる記憶メモリ142とコンピュータプロセッサ145とによって構成されている。コンピュータが読み取り可能な記憶メモリ142は、コンピュータプロセッサ145によって実行されると該コンピュータプロセッサ145に機能を果たさせる命令を記憶している。該コンピュータ読み取り記憶メモリ142は、クレーンコントローラ130の電源がオンにされているときにのみ命令が記憶される揮発性メモリとしても良いし、又は電源サイクルを介して情報が保持される不揮発性メモリとしても良い。コンピュータ読み取り記憶メモリ142は更に、センサアセンブリ116からのセンサのデータ、テレマティクス制御ユニット136からの情報、又はその他の動作情報、のような情報を保存することができる。
ユーザーは、ユーザー入力インターフェース132とユーザー出力インターフェース134とを介してクレーンコントローラ130と対話する。ユーザー入力インターフェース132とユーザー出力インターフェース134とは、タッチスクリーンのような単一の装置内に一体化されても良く、又はディスプレイとキーボードのように別物であっても良い。他のタイプの入力及び出力が可能であり、当業者は、本発明の実施形態において使用するのに適している種々のユーザー入力装置及びユーザー出力装置がわかるであろう。他の適切なユーザー入力装置の例としては、押しボタン、ジョイスティック、ジョグダイアル、フットペダル、スイッチ、タッチスクリーン、キーパッド、ボタン、マイクロホン、マウス、トラックパッド等のうちの1以上、及びこれらの組み合わせが挙げられる。他の適切なユーザー出力装置の例としては、ヘッドアップディスプレイ、スピーカ、視覚表示器等のうちの1以上、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
遠隔コンピュータシステム138は、外部の通信ネットワーク140を介してクレーンコントローラ130と対話する。遠隔コンピュータシステム138は、単一のコンピュータからなっても良いし、又は一緒に動作するコンピュータネットワークであっても良い。図1に示されている実施形態においては、遠隔コンピュータシステム138は、一緒に動作するコンピュータ144,146,148のネットワークからなる。
第一のコンピュータシステム144は、テレマティクス制御ユニット136を介したクレーンコントローラアセンブリ124との通信を担当する。該第一のコンピュータシステム144は、図示されていない他のクレーンと関係付けられている多数の他のクレーン制御システムと通信することができる。第一のコンピュータシステム144は第二のコンピュータシステム146と通信するが、該第二のコンピュータシステム146は、点検記録150、保証記録152、及びその他の記録154のようなクレーンの履歴に関連付けられた情報を記録する。遠隔コンピュータシステム138は、クレーンコントローラアセンブリ124から第一のコンピュータシステム144へ送られる情報を、第二のコンピュータシステム146の記録と組み合わせて使用して、クレーン100の点検状況に関連性のある情報を、引き出し、変換し、そして書き込む。
例えば、点検記録150と保証記録152とは、特定モデルのクレーンに対して、摩耗パッドが、その使用状況を判定するために点検されるべきであることを示す。第一のコンピュータシステム144において、クレーンコントローラアセンブリ124から受け取った情報と組み合わせられたこの情報は、次いで、使用状況に特有の情報を抽出するために使用される。引き出されたデータは多くの方法で使用することができる。一つの実施形態においては、この引き出された情報は、クレーン100の現在の使用状況を判断するために使用することができる。別の実施形態においては、引き出された情報は、更なる使用のための基準測定値の一部としてデータ記憶装置に蓄積される。
データウエアハウス158は、遠隔コンピュータシステム138、第一のコンピュータシステム144、第二のコンピュータシステム146、又は遠隔コンピュータシステム138に作動可能に接続されている何らかの他のコンピュータシステム、の一部とすることができる。データウエアハウス158は、クレーンの点検に関する情報を記憶する。
図2には、図1のクレーン100と同一のクレーン200が図示されている。クレーン200は、センサアセンブリ202とクレーンコントローラアセンブリ212とを備えている。図1のクレーン100のセンサアセンブリ116と同様に、センサアセンブリ202は、無線通信モジュール203と、加速度計のような1以上のセンサ204と、アナログデジタルコンバータ206と、マイクロコントローラ208と、を備えている。同様に、クレーンコントローラアセンブリ212は、図1のクレーンコントローラアセンブリと同様に、無線通信モジュール203と通信できるようになされている第二の無線通信モジュール214と、テレマティクスユニット222と、ユーザー入力装置218と、ユーザー出力装置220と、クレーンコントローラ216と、を備えている。図2に示されているシステムは、図1のシステムに存在する外部の通信ネットワーク140と遠隔コンピュータシステム138とを備えていないので、図1のシステムとは一部が異なっている。クレーン200は、外部の通信ネットワーク140と遠隔コンピュータシステム138とが存在しない状態で機能する。クレーンコントローラアセンブリ212は、コンピュータが読み取ることができる記憶媒体内に、クレーンの使用状況を判断することに関する情報を記憶することができる。クレーンコントローラアセンブリ212は、センサアセンブリ202によって測定されたデータを表す情報を記憶することができる。この情報は、記憶され、次いで、オペレータが直接使用できるようにクレーンコントローラアセンブリ212によって診断される。別の方法として、クレーンコントローラアセンブリ212は、所定の時間間隔で又はある事象に応答して、図1の遠隔コンピュータシステム138のような遠隔コンピュータシステムと通信することができる。更なる診断のために、情報が記憶され且つ外部通信ネットワークを介して遠隔コンピュータシステムへ伝達される。
図3には、センサアセンブリ302が配線によってクレーン制御システム304に接続されているクレーンの一実施形態300が示されている。図3の実施形態は、センサアセンブリ302又はクレーン制御システム304内に無線通信モジュールが存在しない点以外の他の全ての点において、図2の実施形態と同様に機能する。センサアセンブリ302は、無線通信の代わりに有線接続306によって、クレーン制御システム304に直に接続されている。幾つかの実施形態においては、クレーン制御システム304は、センサアセンブリ302と通信するほかにセンサアセンブリ302に電力を供給する。センサアセンブリ302とクレーン制御システムとの間の有線接続306は、ブーム308が伸びたり縮んだりしたときに長さが変わるようになされている。この長さの変化は、有線接続306を巻き上げるスプール312によってなされる。図3の実施形態はテレマティクス制御ユニット310を備えており、該テレマティクス制御ユニット310は、図1の遠隔コンピュータシステム138と通信するようになされている。
図4には、クレーンの実施形態400が示されており、該実施形態においては、センサ402は、図3の実施形態に似た有線接続406を介してクレーン制御システム404と直に通信する。しかしながら、図4の実施形態においては、クレーンのブーム上にマイクロプロセッサ又はアナログデジタルコンバータは使用されていない。その代わりに、センサ402は、生の信号を有線接続406によってクレーン制御システム404に伝える。この生の信号は、クレーン制御システム404においてアナログデジタルコンバータ408によって処理されてデジタル信号とされる。図1〜3の実施形態と同様に、クレーン制御システム404はテレマティクス制御ユニット410を備えており、該テレマティクス制御ユニット410は、図1の遠隔コンピュータシステム138と通信するようになされている。
図5には、クレーン監視システムの一実施形態500の詳細なブロック図が示されている。クレーン監視システム500は、遠隔センサモジュール502と、クレーンコントローラ504と、テレマティクスコントローラ506と、事務管理/ビジネスインテリジェンスシステムのような遠隔コンピュータシステム508と、最終用途アプリケーション510と、によって構成されている。このクレーン監視システム500は、既に説明した移動式クレーンの実施形態の各々を包含している。
遠隔センサモジュール502は、ブームの加速度、ノイズ、及びその他のセンサモダリティを測定するようになされており、これらは、摩耗を示すパターンを得るために監視され且つ分析される。加速度を得るために、1つ又は複数の加速度計のようなセンサ512がブームに堅固に取り付けられている。センサ512は、移動及び吊り上げのようなクレーンの作業中のブームの振動を測定する。センサ512は測定された変数を表す信号を発生する。
センサ512によって発生される信号は典型的にはアナログ信号であり、該信号は次いでアナログデジタルコンバータ514によってデジタル信号に変換される。マイクロコントローラ516は、遠隔センサモジュール502を管理し、センサの電力管理、デジタル信号のデータフィルタリング、及びその他の管理タスクのようなタスクを実行することができる。アナログ信号を、該信号が減衰したり追加のノイズが導入されたりする前に、センサ512の近くでデジタル信号に変換することは有益である。デジタル信号は、ノイズ及び干渉を受けにくく且つ劣化することなく再送信することができる。マイクロコントローラ516がデータのフィルタリングをする実施形態においては、比較的少ない量のデータがクレーンコントローラ504に送られる。このことにより、通信に必要なバンド幅が狭くなり且つ電力が節約できる。
遠隔センサモジュール502は、データを送信したり受信したりする通信要素518を備えている。通信要素518は、終始電源がオンされているか、又はクロック、イベント検知器、又はマイクロプロセッサによって選択的に電源がオンされる。幾つかの実施形態においては、通信要素518は有線接続とすることができる。このような実施形態においては、データは線を介してクレーンコントローラ504に送られる。該有線接続は更に、遠隔センサモジュール502に電力を供給する。他の実施形態においては、通信要素518は、ブルートゥース、ワイファイ、又は他のデータ接続のような無線接続とすることができる。このような実施形態においては、遠隔センサモジュール502は、バッテリのような自身の電源を備えている。バッテリの電力を保つために、このような実施形態では測定がなされないときに電源が切られる。無線接続は、低電力状態では電源がオンされた状態を維持し、クレーンコントローラ504からの信号に応答して起動する。他の実施形態においては、遠隔センサモジュール502は、2010年4月16日に出願された“ワイヤレス・アンチ・ツー・ブロックシステムのための電源及び制御(Power and Control for Wireless Anti-Two Block System)”という名称の米国特許出願第12/762,186号に開示されている電力発生器のようなローカル電力発生器から電力を受け取る。
クレーンコントローラ504は、遠隔センサモジュール502の通信要素518と互換性のある通信要素520を介して遠隔センサモジュール502と通信する。例えば、遠隔センサモジュール502が無線通信要素518を備えている場合には、クレーンコントローラ504も同様であろう。幾つかの実施形態においては、クレーンコントローラ504は多数の通信要素520を備えていて、無線通信要素と有線通信要素との両方と通信することができるようになされている。クレーンコントローラ504は更に、機能を果たすためのコントローラ522と、ユーザーと対話するためのオペレータ入出力装置524と、を備えている。
テレマティクスコントローラ506は、クレーンコントローラ504の通信要素520と通信するようになされているローカル通信要素526を備えている。遠隔通信要素530は、遠隔コンピュータシステム508のような遠隔システムと通信するようになされている。マイクロコントローラ528は、ローカル通信要素526と遠隔通信要素530との動作を制御する。
遠隔コンピュータシステム508は遠隔通信要素532によって構成されており、遠隔通信要素532は遠隔通信要素530によってクレーンコントローラ504のような遠隔システムと通信するようになされている。プロセッサ534は、クレーンの使用状況を判断するための命令を含むコンピュータ実行可能命令を実行する。プロセッサ534は、1以上のクレーンについての使用状況に関する情報を記憶しているデータベース536に作動可能に接続されている。データベース536内に含まれている情報に基づいてクレーンの使用状況についての判定を行うビジネスインテリジェンスユニット538が、データベース536に作動可能に接続されている。遠隔コンピュータシステム508の構成要素の各々は、単一の演算デバイス又はアプリケーションに対して個々に実行されるか、演算デバイス又はアプリケーションのシステムとして実行されるか、又は遠隔コンピュータシステムの1以上の他の構成要素と一緒に実行される。
最終用途アプリケーション510は、遠隔コンピュータシステム508に作動可能に接続されており且つモバイル端末540を備えており、該モバイル端末は、データベース536内に記憶されている情報に対してアクセスし及び/又はビジネスインテリジェンスユニット538によるビジネスインテリジェンスの判定に対してアクセスできる構造とされている。最終用途アプリケーション510はまた、エンドユーザーコンピュータ542をも備えており、該エンドユーザーコンピュータは、データベース536内に記憶されている情報にアクセスでき且つ/又はビジネスインテリジェンスユニット538によるビジネスインテリジェンスの判定に対してアクセスできる構造とされている。エンドユーザー用途510は、多くの異なるモバイル端末、コンピュータ、ウエブ系用途、及びこれらの組み合わせ、において実行される。
図6は、クレーンの作動中に測定される加速度を示しているグラフ600である。グラフ600は、図1のクレーン100に関して記録されている。グラフ600の縦軸602は、クレーン100のブーム端部114に配置されている3軸加速度計118によって測定された加速度を示している。横軸604は時間を示している。加速度はバンドパスフィルタを使用してフィルタリングされており、その結果、ある周波数通過帯域内の加速度のみが示されている。典型的な通過帯域としては0.5ヘルツ〜5.0ヘルツの周波数帯域が挙げられるが、他の帯域も適している。
グラフ600には、3軸加速度計118の3つの異なる軸の各々に対応した3つの異なるプロットが含まれている。第一のプロット線606は、ブーム端部114の側方すなわち左右の加速度を表している。第二のプロット線608は、ブーム端部114の長手方向の加速度を表している。第三のプロット線610は、ブーム端部114の横軸と長手軸とに直角な直角方向の加速度を表している。
最初に、時間ゼロ612においては、測定された加速度は小さい。時間614において、クレーンのオペレータは所定のクレーン作業を始めている。グラフ600の例においては、所定のクレーンの動作はブーム102を入れ子式に伸縮させることであるが、他の動作も可能である。第二のプロット線608からわかるように、ブーム102は、該ブーム102が伸長するときに主として長手方向の加速度を受ける。時間616において、ブーム102は一杯まで伸長せしめられている。この時点で、長手方向の加速度は横方向の加速度に比して小さく、これは時間が経過するにつれて減少する。時間618において、オペレータはブーム102を縮めている。ブーム102が伸長したときに生じる加速度と似た過渡的な加速度が長手方向軸線内に存在する。更に、ブーム102が伸長するときに比べて横方向の加速度は著しく大きい。時間620においては、ブームは一杯まで縮められている。ひとたびブーム102が一杯まで縮められると、直角軸線方向に初期の加速度が生じて、時間の経過と共に減少する。
図6のグラフ600を構成しているデータは、ブーム102の使用状況を判断するために及び/又はその設計を検証し且つ改良するために使用することができる。クレーンの使用状況は、クレーンコントローラアセンブリ124を使用して判断するか又は遠隔コンピュータシステム138によって判断することができる。クレーンの使用状況を判断するプロセッサの例として、データを過去のデータと比較して何らかの異常を判定するプロセッサがある。例えば、長手方向の加速度を停止させるのに必要とされる時間の長さを所定の正常値と比較することができる。この時間の長さが前記の正常値より長い場合には、ブームの摩耗パッドが摩耗していて過剰な振動を生じさせていることが示されている。もう一つ別の例においては、収縮又は伸長している間の長手方向の加速度の過渡的な変化が基準値よりも大きくなり、これは伸長機構の油圧シールに問題があることを示す。摩耗を判定するための他の方法も可能であり、これらの方法は、値を基準値と比較することを必ずしも必要としない。幾つかの実施形態においては、摩耗は、測定値の組み合わせ又は過去の傾向の組み合わせを使用して判定される。測定された加速度及び求められた使用状況を過去のデータ及び理論的なデータと比較して、設計を検証し且つ改良することができる。
幾つかの実施形態においては、データは周波数成分に分解される。この分解は高速フーリエ変換を使用して行われる。この周波数データは、次いで、使用状況を示す異常な周波数又は異常な振幅を判定するために評価される。同様なクレーンから得られる過去のデータを使用して特定の使用状況を示す周波数及び振幅を判定することができる。例えば、遠隔コンピュータシステム508は、点検が必要な際のクレーンの過去の記録を有している。これらの過去の記録を分析して、普通に作動しているクレーンには存在しない共通の周波数及び振幅を判定することができる。次いで、演算処理ユニットは、これらの状況を検索することを指示される。
センサ118はまた、重力方向に対する角度を測定するために使用することもできる。図7a及び7bはブーム700の簡素化された図である。該ブームは、固定アーム702と伸長アーム704とによって構成されている。伸長アーム704は、摩耗パッド706によって固定アーム702内に支持されている。該伸長アームの端部の荷重708は、直角方向成分710と接線方向成分712とを含んでいる。荷重708は、重力加速度の結果物であるが、巻き上げ荷重のような他の力をも含んでいる。直角方向成分710はブーム700にモーメント714を生じさせる。
新しい摩耗パッド706を備えているブーム700においては、モーメント714は、図7aに示されているように、伸長アーム704の直交する方向の変位をほとんど生じさせない。摩耗パッド706が図7bに示されているように摩耗すると、モーメント714によって、伸長アームは変位角716だけ変位せしめられる。ブーム700の端部におけるアームの角度は、加速度計118を使用して判定することができる。加速度計118は、重力加速度の方向を測定し、該重力加速度は接線方向成分と直角方向成分とに分解することができる。アーム角度は、重力加速度の接線方向成分と重力加速度の直角方向成分との比の逆タンジェントに等しい。変位角度716は、縮められた伸長アームのアーム角度と伸ばされた伸長アームとアーム角度との差を計算することによって求めることができる。更に、直交変位距離は、三角法を使用してブームの長さ及び変位角から計算することができる。
図8はアームの角度802の時間804に対するグラフ800であり、該アーム角度は、伸長アーム704上に配置されている加速度計の重力加速度の直角方向成分に対する重力加速度の接線方向成分の比の時間804に対する逆タンジェントから計算することができる。点806においては、伸長アーム704は縮められており且つアーム角度は約2.5度である。伸長アーム704が点808に向かって伸びるにつれて、アーム角度は約1.5度まで減少する。点806の近くのスパイクは、実際のアーム角度802ではなく測定ノイズを反映している。同様に、点808,810,812の近くのスパイクは、伸長アームが加速している結果であり、実際のアーム角度802を示しているのではない。伸長アーム704は、点808と810との間で一定の長さに保持されている。従って、アーム角度802は、点808と810との間では、比較的一定のままである。点810において、伸長アームは縮められている。点810の後に、アーム角度802は、伸長アーム704が点812において一杯に縮められるまで、徐々に増加する。この過程中、固定アームのアーム角度は一定に保たれている。
直線状に伸びるアームの構成要素の使用状況は、該伸長アームの変位を監視することによって判定することができる。変位量は、伸長アーム上に既知の荷を備えることによって増大する。周波数データと同様に、該変位量のデータは、記憶され、伝えられ、基準を決定するために使用され、使用状況を判定するために使用することができる。
加速度センサはまた、ブームが伸長するときのブームの速度を計算するために使用することもできる。ブームの速度は、ブームに沿った加速度を積分することによって求めることができる。速度の変化は、ポンプ、シール、及びアクチュエータのような構成要素の摩耗を示す。該速度成分は更に、加速度の測定値に重み付けをするために使用することができる。例えば、ブームが速い速度でハードストッパまで一杯に伸長する場合には、停止時により大きな運動エネルギが散逸されるので、より大きな加速度が生じるであろう。この速度が更に積分されてブームの伸長長さが計算される。幾つかの実施形態においては、ブーム端部での速度及び加速度を計算するために、正確な応答長さのセンサが使用される。
使用状況を検知するため別の有用な特性は、ブーム端部の水平方向の変位量を測定することである。ブーム端部の水平方向の変位量は摩耗量を示しており、該摩耗量は、閾値を超えたときに予防メンテナンスの必要性のような点検状況を生じさせるために使用される。該水平方向の変位量は、水平方向の加速度を2回積分することによって求めることができる。
クレーンコントローラ504は、データベース536から基準データを受け取るか、又は過去の測定に基づいてそれ自体の基準データを計算することができる。該基準データは、メモリ内に記憶され且つ該基準データは測定データと比較するために使用される。
該データは、外部の通信ネットワークを介して遠隔コンピュータシステム508に伝えられる。該データは直ちに送信されるか、又はメモリ内に記憶されて後で送信される。クレーンコントローラ504は、メモリ内に予め記憶されているデータ及び基準を使用してクレーンの使用状況を判定する。幾つかの実施形態においては、該基準は、クレーンコントローラ504によって使用されるために外部の通信ネットワークを介して読み出される。更に別の実施形態においては、遠隔コンピュータシステム508は、クレーンコントローラ504によって送信されたデータを使用してクレーンの使用状況の判定を行うことができる。このような実施形態においては、遠隔コンピュータシステム508は、次いで、少なくとも1つのクレーンの使用状況を示す状況識別子をクレーン制御システムへ送る。遠隔コンピュータシステム508はまた、更新された基準を、将来における使用のためにクレーンコントローラ504へ送る。
クレーンコントローラ504は、既知のクレーン動作によってクレーンを作動させるようにクレーンのオペレータを促す。例えば、クレーンコントローラ504は、オペレータを促して、ブームを45度の角度に傾けさせ且つブームを伸長させ、一瞬の間伸長状態を保持させ、次いでブームを回転させる。クレーンのオペレータに既知のクレーン動作を行わせることによって、クレーンの使用状況のより簡単な特定が可能になる。クレーンコントローラ504は、オペレータ入力を記録してオペレータが既知の動作を行ったことを実証する。
幾つかの実施形態においては、クレーンは、クレーンコントローラ504と通信するようになされている少なくとも1つの付加的なセンサを備えている。該少なくとも1つの付加的なセンサは、ブームの長さ、クレーンの負荷、ブームの位置、又はブームの角度のような付加的なクレーン状態を感知することができる。この情報は、クレーンコントローラ504によって記憶され且つクレーンが既知のクレーン動作を行ったことを実証するために使用される。この情報はまた、クレーンの使用状況を実証するために、センサのデータと組み合わせて使用することができる。
クレーンコントローラ504がデータを遠隔コンピュータシステム508へ送るときに、該データには、クレーンの識別子、時間、場所、周囲環境条件、及びその他のデータのような他のデータが含まれていても良い。遠隔コンピュータシステム508は、メンテナンスデータベース内にデータを記憶する。メンテナンスデータベースの一つの例が図9に示されている。図9において、データベース900は複数の使用記録902によって構成されている。各使用記録902は、クレーンモデル904、シリアルナンバー906、ブームモデル908、データ記録910、点検データ912、及び保証データ914を記憶している。このデータ入力欄のリストは例示的なものであり、実施形態はこの例に限られない。
遠隔コンピュータシステム508は、データベース900内に含まれている情報を使用して、クレーンから受け取ったデータに基づいてクレーンの使用状況を判定する。例えば、クレーンは、ブームにおいて測定された加速度を示すデータをクレーンのシリアルナンバーと一緒に送る。予め記載されている直線状に伸びる構成要素の伸長長さ及び変位角のような情報を含む他のデータが送られても良い。遠隔コンピュータシステム508は、次いで、シリアルナンバーに基づいてクレーンの全ての過去の記録を見つけ出し、過去の加速度データ又はその他のデータを、受け取ったデータと比較する。或いは、遠隔コンピュータシステム508は、このモデルの複数のクレーンのデータ記録に基づいて特定のモデルのクレーンのための基準を作る。幾つかの実施形態においては、該基準は、クレーンからデータを受け取る前に計算される。該基準は、クレーンコントローラ504上のクレーンのためのデータ記録内に記憶される。
幾つかの実施形態においては、点検の警告は、センサによって検知された事象の発生の重み付けされた合計によって起動される。例えば、一つの例においては、点検は、(タイプ1の事象の数)/N1+(タイプ2の事象の数)/N2+(タイプ3の事象の数)/N3>=1のような式によって起動される(式中、N1、N2、N3は、重み付けファクタであり、N1>N2>N3である。すなわち、タイプ1の事象に対しては10、タイプ2の事象に対しては1,000、タイプ3の事象に対しては100,000、又は十分に重み付けされた組み合わせが、警告点検を始動させる)。該事象は、単一のタイプの事象の異なる閾値であっても良い。例えば、振動は3つの異なる閾値を有しており、最も低い閾値は些細な事象に対応しており、最も高い閾値は重大な事象に対応している。このようなシステムにおいては、点検の警告が起動される前に多量の大きな振動が許容されたり、又は、比較的少量の大きな振動によって点検警告がもたらされたりする。例えば、小さな振動は普通に摩耗した摩耗パッドに関連付けることができ、一方、大きな振動は損傷した摩耗パッドに関連付けることができる。データの実際の記憶及び計算はクレーンコントローラ504において行われ、又は事象が計算のために遠隔コンピュータシステム508へと送られる。
多くの予防メンテナンススケジュールは単に暦時間に基づいている。他のメンテナンススケジュールは、例えばエンジンが動いている時間数を入力することによって、予期される摩耗をよりよく示すデータを使用することを試みている。本発明は、入れ子式ブームの伸長及び収縮中に摩耗し得る構成要素の使用実態のような所与のクレーン構成要素の使用実態を追跡するために使用することができる。このような実施形態においては、計量単位は重み付けされた移動距離とすることができる。例えば、負荷がかかった状態での伸長及び/又は収縮サイクルの合計を計算することができる。センサ512は、直線状に伸びる構成要素の作動を検知することができ且つ移動距離を判定することができる。クレーンコントローラ504は、典型的には、直線状に伸びる構成要素上の荷重を測定するセンサ512を備えている。計量単位は、(短縮されたタイプ1の荷重の数)/N1R+(伸長されたタイプ1の荷重の数)/N1E+(短縮されたタイプ2の荷重の数)/N2R+(伸長されたタイプ2の荷重の数)/N2E+(短縮されたタイプ3の荷重の数)/N3R+(伸長されたタイプ3の荷重の数)/N3Eであり、式中、N1R、N1E、N2R、N2E、N3R、N3Eは重み付けファクタであり、N1E>N2E>N3Eであり且つN1R>N2R>N3Rである。例えば、タイプ1の荷重は少なくとも67%容量の荷重であり、タイプ2の荷重は33%〜66%の容量範囲とすることができる。直線状に伸びる構成要素が伸長又は収縮を完了していない場合には、荷重の数値は分数とすることができる。センサ512はまた、実際に移動した距離を判定するために使用することもでき且つその測定値を使用することもできる。同じく、データの実際の記憶及び計算はクレーンコントローラ504で行うことができ、又は事象が計算のために遠隔コンピュータシステム508へ送られる。これらの計量値は、部品上で予期される摩耗の正しい兆候を立証するものであり、これらの計量値は次いで予防メンテナンス手順内で置き換えられる。
図10の実施形態には点検ツール1000が図示されている。点検ツール1000は、持ち運び可能な筺体1002を備えている。該点検ツールは、筺体1002内に加速度計のようなセンサ1006と通信するようになされている第一の通信インターフェース1004を備えている。第一の通信インターフェース1004は、センサ1006と通信するようになされている外部の無線レシーバ1008を備えている。第二の通信インターフェース1010は、クレーン制御システムと通信するようになされている。第一の通信インターフェース1004と第二の通信インターフェース1010とは、有線であっても無線であっても良く、又はこれら2つの組み合わせであっても良い。通信インターフェース1004と1010とは、異なる通信プロトコルを使用していても良い。
コンピュータプロセッサが第一の通信インターフェース1004及び第二の通信インターフェース1010に作動可能に接続されていて、該コンピュータプロセッサは第一の通信インターフェース1004及び第二の通信インターフェース1010と通信することができる。該コンピュータプロセッサには、コンピュータが読み取ることができる記憶媒体が作動可能に接続されている。コンピュータが読み取ることができる記憶媒体の例としては、ハードディスク、フラッシュドライブ、光ディスク、テープドライブ、又はその他のコンピュータが読み取ることができるデータを記憶できる何らかの媒体が挙げられる。該コンピュータが読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータが実行可能な命令を記憶しており、この命令は、コンピュータプロセッサによって実行されたときにコンピュータプロセッサが機能を実行できるようにする。このような機能としては、第一の通信インターフェース1004を介して信号を受け取る機能、第二の通信インターフェース1010を介してクレーン制御システムと通信する機能、及び受け取った信号に基づいてクレーンの少なくとも1つの使用状況を判定する機能が挙げられる。
該コンピュータが読み取り可能な記憶媒体はまた、クレーンの使用状況を判定するためのデータをも記憶している。クレーンの使用状況を判定するためのデータとしては複数のクレーンモデルに関するデータがあり、該コンピュータによって実行される機能としては更に、複数のクレーンモデルから所与のクレーンモデルに関するデータを選択する機能がある。幾つかの実施形態においては、該機能には、複数のクレーンモデルから1つのクレーンモデルを検知する機能が含まれている。例えば、点検ツールは、通信インターフェースを介してコンピュータプロセッサに作動可能に接続されている無線認証データ(RFID)タグスキャナ、又は通信インターフェースを介してコンピュータプロセッサに作動可能に接続されているバーコードスキャナを備えている。クレーン又はクレーンの構成要素は、該クレーン又はクレーン構成要素を点検ツールに対して特定するRFIDタグ又はバーコードを備えている。
別の実施形態においては、点検ツール1000は、図5の遠隔コンピュータシステム508のような遠隔データウエアハウスと通信するようになされている第三の通信インターフェースを備えている。点検ツール1000の機能としては、受け取ったセンサ信号を表すデータを第三のインターフェースを介してデータウエアハウスへ送る機能、及びクレーンの使用状況を判定するためのデータを更新するために更新データを受け取る機能がある。幾つかの実施形態においては、点検ツール1000は、遠隔データウエアハウスから第三の通信インターフェースを介してクレーンの使用状況の識別データを受け取る。クレーンの使用状況を判定するためのデータには、遠隔データウエアハウスから受け取ったクレーンの使用状況の特定データが含まれている。
幾つかの実施形態においては、点検ツール1000は、加速度のようなセンサ1006を備えている。センサ1006は、クレーンの構成要素に接続され且つ第一の通信インターフェース1004を介してコンピュータプロセッサと通信する構造とされている。筺体1002は、センサ1006を収容できる大きさ及び形状とされているホルダを備えている。このような実施形態においては、センサ1006は該ホルダ内に保管され且つ点検ツール1000をクレーン構成要素に結合するために取り外すことができる。
図11には、点検ツールの別の実施形態1100が図示されている。点検ツール1100は、図10の点検ツールと類似しており、筺体1102を備えている。筺体1102は、プロセッサ、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体、第一の通信インターフェース1104、及び第二の通信インターフェース1110を備えている。しかしながら、点検ツール1100の第一の通信インターフェース1104は無線インターフェースであり、一方、点検ツール1000の第一の通信インターフェース1004は、無線レシーバ1008に通信可能に接続されている有線接続である。第一の通信インターフェース1104は、無線通信プロトコルを使用してセンサ1106と通信する。第二の通信インターフェース1110は、クレーンコントローラと通信することができる有線インターフェースである。幾つかの実施形態においては、点検ツール1100は、単一の無線インターフェースを介してセンサとクレーンコントローラとの両方と通信することができる。このような例においては、単一の無線インターフェースは、第一の通信インターフェース1004と第二の通信インターフェース1110との両方であると考えることができる。
以上、1つのクレーンブームに関する実施形態を記載したが、これらの実施形態はクレーンの如何なる振動構成要素に対しても適用可能である。例えば、格子ブーム、格子ジブ、アウトリガビーム、及びアウトリガジャッキは、それらの使用状況を有しており、これらの使用状況は、本発明の実施形態を使用して判定できる。このような実施形態においては、データベース内の記録は、前記の構成要素と関連付けられた加速度を記録するための付加的な範囲を含んでいる。同一のモデルのクレーンによって予め提供されている加速度に基づいて、該構成要素についての適切な基準を作ることができる。
更に、他の測定値を該加速度データと組み合わせて使用して、クレーンの点検の必要性を判断することができる。例えば、センサは、クレーンの使用状況を判定するのに使用するために、温度及びノイズを監視することができる。ここに記載されている現在のところ好ましい実施形態に対する種々の変更及び改造が当業者に明らかとなるであろうことは理解できるはずである。例えば、本発明は、アウトリガ又は油圧シリンダにおいて使用することもできる。このような変更及び改造は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく且つ本発明において意図されている利点を損なうことなく行うことができる。従って、このような変更及び改造は添付の特許請求の範囲によって保護されることが意図されている。
100 クレーン、 102 ブーム、
104 矢印、 106 シャシ、
108 上部旋回体、 110a ピストン、
110b 油圧シリンダ、 112 ケーブル、
114 ブームの端部、 115 フック、
116 センサアセンブリ、 118 センサ、加速度計、
120 無線通信モジュール、 122 マイクロコントローラ、
123 アナログデジタルコンバータ(ADC)、
124 クレーンコントローラアセンブリ、
126 運転室、 128 第二の無線通信モジュール、
130 クレーンコントローラ、 132 ユーザー入力インターフェース、
134 ユーザー出力インターフェース、
136 テレマティクス制御ユニット、
138 遠隔コンピュータシステム、 140 外部の通信ネットワーク、
142 記憶メモリ、
144 コンピュータ、第一のコンピュータシステム、
145 コンピュータプロセッサ、
146 コンピュータ、第二のコンピュータシステム、
148 コンピュータ、 150 点検記録、
152 保証記録、 154 他の記録、
158 データウエアハウス、 160 下方の滑車、
200 クレーン、 202 センサアセンブリ、
203 無線通信モジュール、 204 センサ、
206 アナログデジタルコンバータ、
208 マイクロコントローラ、
212 クレーンコントローラアセンブリ、
214 第二の無線通信モジュール、 216 クレーンコントローラ、
218 ユーザー入力装置、 220 ユーザー出力装置、
222 テレマティックスユニット、 300 クレーン、
302 センサアセンブリ、 304 クレーン制御システム、
306 有線接続、 308 ブーム、
310 テレマティクス制御ユニット、
312 スプール、 400 クレーン、
402 センサ、 404 クレーン制御システム、
406 ワイヤ接続、 408 アナログデジタルコンバータ、
410 テレマティクス制御ユニット、 500 クレーン監視システム、
502 遠隔センサモジュール、 504 クレーンコントローラ、
506 テレマティクスコントローラ、 508 遠隔コンピュータシステム、
510 最終用途アプリケーション、 512 センサ、
514 アナログデジタルコンバータ、
516 マイクロコントローラ、 518 通信要素、
520 通信要素、 522 コントローラ、
524 オペレータ入出力装置、 526 ローカル通信要素、
528 マイクロコントローラ、 530 遠隔通信要素、
532 遠隔通信要素、 534 プロセッサ、
536 データベース、 538 ビジネスインテリジェンスユニット、
540 モバイル端末、 542 エンドユーザーコンピュータ、
600 グラフ、 602 縦軸、
604 横軸、 700 ブーム、
702 固定アーム、 704 伸長アーム、
706 摩耗パッド、 708 荷重、
710 直角方向成分、 712 接線方向成分、
714 モーメント、 716 変位角度、
800 グラフ、 802 アームの角度、
804 時間、 806,808,810,812 点、
900 データベース、 902 複数の点検記録、
904 クレーンモデル、 906 シリアルナンバー、
908 ブームモデル、 910 データ記録、
912 点検データ、 914 保証データ、
1000 点検ツール、 1002 筺体、
1004 第一の通信インターフェース、
1006 センサ、 1008 外部の無線レシーバ、
1010 第二の通信インターフェース、
1100 点検ツール、 1102 筺体、
1104 第一の通信インターフェース、
1106 センサ、 1110 第二の通信インターフェース、

Claims (42)

  1. a)直線状に伸びる構成要素の一連の加速度を検知して該一連の加速度を示す信号を出力するセンサと、
    b)該センサに作動可能に接続されて前記信号を受け取るようになされている演算処理ユニットと、
    c)該演算処理ユニットによって実行されたときに該演算処理ユニットが複数の機能を果たすようにさせるコンピュータが実行可能な命令を記憶するデータ記憶装置と、を備えており、
    前記複数の機能が、
    i)前記信号を利用して少なくとも1つのクレーンの使用状況を判定する機能を含んでいる、ことを特徴とするクレーン監視システム。
  2. 前記複数の機能が更に、
    i)前記信号を周波数成分に分解する機能を含み、前記少なくとも1つのクレーンの使用状況を判定する機能が該周波数成分の値を求めることを含んでいる、ことを特徴とする請求項1に記載のクレーン監視システム。
  3. 前記データ記憶装置が更に基準データを記憶し、前記少なくとも1つのクレーンの使用状況を判定する機能が、前記信号を前記基準データと比較することを含んでいる、請求項1に記載のクレーン監視システム。
  4. a)前記演算処理ユニットに作動可能に接続されたデータリンクを更に備えており、該データリンクが、遠隔コンピュータシステムと通信するようになされている、ことを特徴とする請求項1に記載のクレーン監視システム。
  5. 前記少なくとも1つのクレーンの使用状況を判定する機能が、前記信号を表すデータを前記データリンクによって前記遠隔コンピュータシステムへ伝えること、及び前記データリンクによって前記少なくとも1つのクレーンの使用状況の表示を受け取ることを含んでいる、ことを特徴とする請求項4に記載のクレーン監視システム。
  6. 前記データ記憶装置が更に基準データを記憶しており、前記少なくとも1つのクレーンの使用状況を判定する機能が、前記信号を前記基準データと比較することを含んでおり、前記複数の機能が更に、
    a)前記信号を表すデータを、前記データリンクを介して前記遠隔コンピュータシステムに送る機能と、
    b)更新された基準データを前記遠隔コンピュータシステムから前記データリンクを介して受け取る機能と、
    を含んでいる、ことを特徴とする請求項4に記載のクレーン監視システム。
  7. 前記複数の機能が更に、オペレータが所定のクレーン動作を介してクレーンを作動させるように促す機能を含んでいる、ことを特徴とする請求項1に記載のクレーン監視システム。
  8. 前記複数の機能が更に、クレーンのオペレータの入力を記録する機能を更に含んでいる、ことを特徴とする請求項1に記載のクレーン監視システム。
  9. 少なくとも1つのクレーンの状態を感知し且つ該感知されたクレーンの状態を表す少なくとも1つの付加的な信号を出力するようになされている少なくとも1つの付加的なセンサを更に備えており、前記演算処理ユニットが更に、該少なくとも1つの付加的な信号を受け取るようになされており、前記複数の機能が前記少なくとも1つの付加的な信号を表すデータを記憶することを含んでいる、ことを特徴とする請求項1に記載のクレーン監視システム。
  10. 前記少なくとも1つのクレーン状態が、ブーム長さ、クレーン荷重、ブーム位置、及びブーム角度、からなる群から選択される、ことを特徴とする請求項9に記載のクレーン監視システム。
  11. 前記少なくとも1つのクレーンの使用状況を判定する機能が、少なくとも1つの対応する信号を利用している、ことを特徴とする請求項9に記載のクレーン監視システム。
  12. 前記複数の機能が更に、前記直線状に伸びる構成要素の起ころうとしている動作を示す入力を受けて前記センサを起動させる機能を含んでいる、ことを特徴とする請求項1に記載のクレーン監視システム。
  13. 前記複数の機能が更に、前記直線状に伸びる構成要素が作動していないことを示す入力を受けて前記センサを低電力状態とする機能を含んでいる、ことを特徴とする請求項12に記載のクレーン監視システム。
  14. 前記センサが3軸加速度計である、ことを特徴とする請求項1に記載のクレーン監視システム。
  15. 前記複数の機能が、オペレータの入力を監視する機能を含んでおり、前記少なくとも1つのクレーンの使用状況を判定する機能が、該オペレータの入力を更に使用している、ことを特徴とする請求項9に記載のクレーン監視システム。
  16. 前記オペレータの入力がジョイスティックの位置である、ことを特徴とする請求項15に記載のクレーン監視システム。
  17. 点検ツールを使用して、直線状に伸びるクレーン構成要素の少なくとも1つの使用状況を判定する方法であって、
    a)前記直線状に伸びるクレーンの構成要素に、該直線状に伸びるクレーンの構成要素の加速度を検知して該加速度を表す信号を出力するようになされているセンサを結合するステップと、
    b)前記直線状に伸びるクレーンの構成要素を、所定の動作手順に従って作動させるステップと、
    c)前記点検ツールによって、前記所定の動作手順中に前記直線状に伸びるクレーンの構成要素の一連の加速度を表す信号を前記センサから受け取るステップと、
    d)該受け取った信号を分析して、前記直線状に伸びるクレーンの構成要素についての前記少なくとも1つの使用状況を判定するステップと、を含んでいることを特徴する方法。
  18. a)前記信号を表すデータを、遠隔のデータウエアハウスに通信するステップを更に含んでいる、請求項17に記載の方法。
  19. 前記信号を分析するステップが、前記信号を周波数成分に分解するステップと、前記周波数成分を基準値と比較するステップとを含んでいる、ことを特徴とする請求項17に記載の方法。
  20. 前記基準値が前記所定の動作手順に対応している、ことを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. a)前記周波数成分をデータ記憶装置に保存するステップを更に含んでいる、請求項19に記載の方法。
  22. 前記データ記憶装置が、それに記憶された周波数成分の過去の傾向を含んでいるデータを含んでおり、前記周波数成分を前記基準値と比較するステップが、該周波数成分を該周波数成分の過去の傾向と比較することを含んでいる、請求項21に記載の方法。
  23. 一群のクレーンの使用状況を追跡するシステムであって、
    a)クレーンの構成要素の加速度を感知するようになされた複数のクレーンセンサと、
    b)該複数のクレーンセンサに作動可能に接続されている複数の通信リンクと、
    c)該複数の通信リンクに作動可能に接続されているデータウエアハウスと、
    d)該データウエアハウスに作動可能に接続されている演算処理ユニットであって、該演算処理ユニットによって実行されると該演算処理ユニットに前記複数の通信リンクから予め受け取ったデータを分析させてクレーンの設計を開発するための情報か又はクレーンの点検の必要性を判断するための情報かを決定させる命令を記憶する、コンピュータが読み取り可能な記憶メモリを備えている演算処理ユニットと、
    を備えているシステム。
  24. 前記のデータウエアハウスが複数の記録データを記憶し、各記録データが、
    a)クレーン識別データと、
    b)クレーンセンサのデータの履歴と、
    c)クレーンの点検データの履歴と、
    を含んでいることを特徴とする請求項23に記載のシステム。
  25. 前記クレーンの識別データが、クレーンのモデル、クレーンのシリアルナンバー、及びクレーンの構成要素の識別、を含んでいることを特徴とする請求項24に記載のシステム。
  26. 前記一群のクレーンが複数のクレーンモデルを含んでおり、前記命令が更に、前記演算処理ユニットに、前記複数のクレーンモデルのうちの各クレーンモデルのクレーンの点検の必要性を判定するための基準を決定させる、ことを特徴とする請求項23に記載のシステム。
  27. クレーンの少なくとも1つの使用状況を判定するための点検ツールであり、
    a)筺体と、
    b)センサと通信するようになされている第一の通信インターフェースと、
    c)クレーン制御システムと通信するようになされている第二の通信インターフェースと、
    d)前記筺体内に設けられており且つ前記通信インターフェースに作動可能に接続されているコンピュータプロセッサと、
    e)該コンピュータプロセッサに作動可能に接続されており且つ前記筺体内に設けられている、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体であって、少なくとも1つの使用状況を判定するための記憶されたデータと、コンピュータプロセッサによって実行されたときに該コンピュータプロセッサに機能を実行させるコンピュータが実行可能な命令と、を記憶しているコンピュータが読み取り可能な記憶媒体と、を含んでおり、
    前記機能が、
    i)前記第一の通信リンクを介して前記センサから信号を受け取る機能と、
    ii)前記第二の通信リンクを介してクレーン制御システムと通信する機能と、
    iii)前記信号に基づいて、クレーンの少なくとも1つの使用状況を判定する機能と、を含んでいる、ことを特徴とする、点検ツール。
  28. 前記通信インターフェースに作動可能に接続されているセンサを更に備えている、請求項27に記載の点検ツール。
  29. 前記筺体が、前記センサを収容する大きさ及び形状のホルダを備えている、ことを特徴とする請求項28に記載の点検ツール。
  30. クレーンの少なくとも1つの使用状況を判定するための前記データが、複数のクレーンモデルに関するデータを含んでおり、前記機能が、前記複数のクレーンモデルから所与のクレーンモデルに関するデータを選択する機能を更に含む、ことを特徴とする請求項27に記載の点検ツール。
  31. クレーンの少なくとも1つの使用状況を判定するための前記データが複数のクレーンモデルに関するデータを含んでおり、前記機能が、前記複数のクレーンモデルから1つのクレーンモデルを検知する機能を更に含んでいる、請求項27に記載の点検ツール。
  32. 無線認証データ(RFID)タグスキャナを更に含んでおり、前記1つのクレーンモデルを検知する機能が、前記RFIDタグスキャナと通信することを含んでいる、ことを特徴とする請求項27に記載の点検ツール。
  33. バーコードスキャナを更に備えており、前記1つのクレーンのモデルを検知する機能が前記バーコードスキャナと通信することを含んでいる、ことを特徴とする請求項31に記載の点検ツール。
  34. 前記筺体内に配置されている第三の通信インターフェースを更に含んでおり、該第三の通信インターフェースは、遠隔データウエアハウスと通信するようになされており、前記機能が、前記第三の通信インターフェースを介して前記信号を表すデータを前記データウエアハウスに送る機能と、クレーンの使用状況を判定するためのデータを更新するために更新データを受け取る機能と、を更に含む、ことを特徴とする請求項27に記載の点検ツール。
  35. a)クレーン本体と、
    b)該クレーン本体に結合されているクレーンの構成要素と、
    c)該クレーンの構成要素に結合されており且つ該クレーンの構成要素の一連の加速度を検知して該一連の加速度を表す信号を出力するようになされているセンサと、
    d)該センサに作動可能に接続されて、前記信号を受け取るようになされている演算処理ユニットと、
    e)該演算処理ユニットによって実行されると、該演算処理ユニットに複数の機能を果たすようにさせるコンピュータが実行可能な命令を記憶するデータ記憶装置と、を備え、
    前記機能が、
    i)前記信号に応じた少なくとも1つの使用状況を判定する機能を含む、
    ことを特徴とするクレーン。
  36. 前記クレーンの構成要素が入れ子式のブームを含んでいる、ことを特徴とする請求項35に記載のクレーン。
  37. 前記少なくとも1つの使用状況が、前記入れ子式のブーム上の1以上の摩耗パッドが交換される必要があるか否かを含んでいる、ことを特徴とする請求項36に記載のクレーン。
  38. 前記少なくとも1つの使用状況が、前記入れ子式のブームが潤滑剤を塗られることを必要としているか否かを含んでいる、ことを特徴とする請求項36に記載のクレーン。
  39. クレーン制御システムを更に備えており、前記演算処理ユニットが該クレーン制御システムと一体化されており、前記複数の機能が、少なくとも1つの入力を該クレーン制御システムに記録する機能を含む、ことを特徴とする請求項35に記載のクレーン。
  40. 前記クレーン構成要素が、格子ブーム、格子ジブ、アウトリガビーム、及びアウトリガジャッキ、からなる群から選択されたものである、ことを特徴とする請求項35に記載のクレーン。
  41. 前記所定の動作手順が吊り上げ動作を含んでいる、ことを特徴とする請求項17に記載の方法。
  42. 前記所定の動作手順が、前記直線状に伸びるクレーンの構成要素を伸長させる動作を含んでいる、ことを特徴とする請求項17に記載の方法。
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