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JP2015205264A - 物品選別装置 - Google Patents

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JP2015205264A
JP2015205264A JP2014089119A JP2014089119A JP2015205264A JP 2015205264 A JP2015205264 A JP 2015205264A JP 2014089119 A JP2014089119 A JP 2014089119A JP 2014089119 A JP2014089119 A JP 2014089119A JP 2015205264 A JP2015205264 A JP 2015205264A
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義生 兼子
Yoshio Kaneko
義生 兼子
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Abstract

【解決手段】 バケット3は、農産物Fが載置される載置手段17と、載置手段17上の農産物Fを押し出して排出させるプッシャ18とを備えている。載置手段17は、複数の第1ローラ23を有する複数の第1支持軸24と、複数の第2ローラ25を有する複数の第2支持軸26とを備えており、第1支持軸24と第2支持軸26は交互に平行な状態で配置されている。第1ローラ23と第2ローラ25は両支持軸24、26の長手方向において交互に配置されるとともに、プッシャ18の押し出し方向においてオーバラップして配置されている。
【効果】 農産物Fは密集した状態の複数の第1ローラ23と第2ローラ25上に載置されるようになっており、その状態においてプッシャ18によって農産物Fが左方へ押し出される。農産部Fは損傷することなく円滑に排出される。
【選択図】 図2

Description

本発明は物品選別装置に関し、より詳しくは、搬送コンベヤに設けた各バケット上に物品を載置して搬送するとともに、各バケット上の物品を品質等の違いに応じて仕分けしてから排出するようにした物品選別装置に関する。
従来、搬送コンベヤに設けた多数のバケットを備えて、農産物を各バケットに載置して搬送しながら品質等の違いに応じて仕分けて排出手段によって排出するようにした物品選別装置は知られている(例えば特許文献1)。
特許第4469912号公報
ところで、特許文献1の物品選別装置においては、載置台62上を農産物であるミカンが摺動するためにミカンの外皮が損傷する恐れがあった。そのため、特許文献1の物品選別装置は外皮の弱いミカンやトマト等の農産物の処理に適さないという問題があった。なお、特許文献1の図12、図13の発明においては、載置台62としてローラコンベヤを用いた技術を開示している。しかしながら、そのような構成であっても、隣り合うローラの間に谷間が生じているので、ローラコンベヤからなる載置台62によって農産物を排出する際に該農産物に衝撃が加わって損傷する恐れがあった。
上述した事情に鑑み、本発明は、所要の領域にわたって設けられた搬送コンベヤと、この搬送コンベヤに搬送方向に沿って複数設けられて物品を載置するバケットとを備え、上記バケットは、回転自在な複数のローラによって物品を移動可能に支持する載置手段と、載置手段に載置された物品を上記ローラの支持軸と交差する方向に押し出すプッシャとを備え、各バケットの載置手段に物品を載置して搬送しながら仕分け区分に応じてバケット上の物品を上記プッシャによって押し出して搬送コンベヤの側方に排出するようにした物品選別装置において、
上記載置手段は、第1回転軸に沿って整列させた複数のローラからなる第1ローラ群と、第2回転軸に沿って整列させた複数のローラからなる第2ローラ群とを備え、複数の第1回転軸および複数の第2回転軸を交互に隣り合わせて平行に配置するとともに、第1ローラ群のローラと第2ローラ群のローラが、両回転軸の軸方向において交互に隣接し、かつ、上記プッシャの押し出し方向においてオーバラップするように配置したものである。
上述した構成によれば、第1回転軸のローラと第2回転軸のローラとは密集した状態で配置されており、物品が第1回転軸のローラと第2の回転軸のローラとの間に退没するのを防止できるとともに、多数のローラによって物品を支持することができる。そのため、物品の荷重を分散させて支持することができ、載置手段上の物品を損傷させることなく円滑に排出することができる。
本発明の一実施例を示す平面図。 図1に示すバケットを拡大した平面図。 図2の左側面図。 図1のIV―IV線に沿う要部の断面図。 図4の要部の平面図。 図1のVI―VI線に沿う要部の断面図。
以下、図示実施例について本発明を説明すると、図1において物品選別装置1は、リンゴやミカン等の農産物Fを外観や品質等の違いに応じて8種類の等階級に選別するようになっている。物品選別装置1は、所要の領域にわたって配置されて矢印方向に循環走行される搬送コンベヤ2と、この搬送コンベヤ2の搬送方向に沿って等間隔に設けられて農産物Fを載置する多数のバケット3とを備えている。搬送コンベヤ2の搬送経路における上流側の領域が手動選定部Aとなっており、その隣接下流側の領域が検査部Bとなっており、さらに検査部Bの隣接下流側の領域が仕分け排出部Cとなっている。
手動選定部Aの一側(図1における上方側)の隣接位置には、搬送コンベヤ2に沿ってコンテナ用コンベヤ4が配置されており、コンテナ用コンベヤ4と手動選定部Aとにわたって複数の作業者が配置されている。検査部Bには、搬送コンベヤ1の搬送経路上に外観検査装置6と品質検査装置7が順次配置されるとともに、両検査装置6,7による検査結果が送信される制御装置8も配置されている。仕分け排出部Cとなる搬送コンベヤ2の一側の隣接位置には、搬送コンベヤ2の搬送方向と直交する方向に8本の分岐コンベヤ11A〜11Hが設けられており、これらの周辺に複数の作業者が配置されている。
なお、分岐コンベヤは8種類の等階級に対応した数だけ設けているが、1つの等階級に複数の分岐コンベヤを対応させる等して、その数を増減しても良い。また、等階級の設定も8種類に限られない。
複数の農産物Fを収納した各コンテナ12がコンテナ用コンベヤ4によって供給位置Dに供給されると、手動選定部Aの各作業者は各コンテナ12から順次1つずつ農産物Fを取り出して、矢印方向に走行中の搬送コンベヤ2の各バケット3上に載置するようになっている。その際、作業者は、当該農産物Fの等級を目視によって判定した上でバケット3上に載置するとともに、等級の違いに応じてバケット3を搬送コンベヤ2上において搬送方向と直交する方向(幅方向)に移動させる。
後に詳述するが、本実施例のバケット3は、搬送コンベヤ2に対してその搬送方向と直交する方向に移動できるように搬送コンベヤ2に取り付けられている。そして、手動選定部Aの作業者は、個々の農産物Fを目視により判定した等級に応じて、バケット3を搬送方向と直交する方向における3箇所の位置のいずれかに移動させるようにしている。具体的には、等級が良と判定された農産物Fは図4における搬送コンベヤ2上の一側寄り(左端)の位置にバケット3を移動させ、等級が秀と判定された農産物Fは搬送コンベヤ2上の他側寄り(右端)の位置にバケット3を移動させ、さらに、等級が優と判定された農産物Fは搬送コンベヤ2上の中央に移動させるようになっている。
このように、手動選定部Aにおいて、作業者が1つずつ農産物Fをバケット3に載置するとともに、大きさの違いに応じて各バケット3を搬送方向と直交する向の所定位置に移動させる。この後、検査部B内を搬送されるバケット3上の農産物Fは、先ず外観検査装置6によって外観を検査された後に品質検査装置7によって糖度や腐敗の有無等の内部品質に関する内部品質検査が行われるようになっている。各バケット3上の農産物Fに対する両検査装置6、7の検査結果は逐次制御装置8に入力されるようになっている。
制御装置8は、各バケット3上の農産物Fについて外観検査と内部品質検査の結果を基にして8種類の等階級に区分するようになっている。そして、制御装置8は、農産物Fを載置した各バケット3が仕分け排出部Cを通過する際に、仕分け排出部Cに配置された駆動手段13の作動を制御して、8種類の等階級に応じて各バケット3上の農産物Fを分岐コンベヤ11A〜11H上に排出させるようになっている。これらの分岐コンベヤ11A〜11H上に排出された農産物Fは、その後、各分岐コンベヤ11A〜11H上の農産物F毎に作業者によって図示しないコンテナまたは箱に収納されるようになっている。
図2〜図5に示すように、本実施例のバケット3は、下方側に位置して搬送コンベヤ2の搬送方向と直交する方向に移動可能な下部フレーム15と、下部フレーム15に設けられて搬送コンベヤ2の搬送方向と同一方向に移動可能な上部フレーム16と、この上部フレーム16に設けられて農産部Fを搬送方向と直交する方向に移動可能に支持する載置手段17と、上部フレーム16に搬送方向と直交方向に移動可能に設けられて農産物Fを押し出すプッシャ18とを備えている。
下部フレーム15は長方形の枠状に形成されており、その内方側に板状のガイドプレート21が水平に連結されている。また、下部フレーム15の底面の四隅にはそれぞれ下方へ延びる脚部15Aが形成されている。
搬送コンベヤ2を構成する左右一対の無端状チェーン2A、2Bにわたって2本一組のガイド軸14、14が取り付けられている。下部フレーム15の左右一対の脚部15Aには搬送方向と直交する方向に貫通孔を穿設してあり、上記一組のガイド軸14、14を左右一対の脚部15Aの貫通孔に摺動自在に貫通している。ガイド軸14、14は、搬送コンベヤ2の搬送方向と直交する方向に配置されているので、下部フレーム15、上部フレーム16、載置手段17及びプッシャ18は、搬送コンベヤ2の搬送方向と直交する方向に移動できるようになっている。つまり、バケット3は両ガイド軸14、14に案内されて搬送コンベヤ2の搬送方向と直交する方向に移動することができる。そのため、手動選定部Aにおいて作業者がバケット3の載置手段17上に農産物Fを載置した後に、バケット3を両ガイド軸14、14の一端側と他端側及び中央のいずれかに移動させることができる。
下部フレーム15上における左右両側には、搬送方向と同一方向に一対のガイド軸22、22が取り付けられている。他方、上部フレーム16における搬送方向の前後の側壁16A、16Bには、相互に対向する左右の両端部に2組の貫通孔が穿設されている。これら2組の貫通孔に上記一対のガイド軸22、22を摺動自在に貫通させている。これにより、上部フレーム16及びそれに設けられた載置手段17、プッシャ18等が下部フレーム15に対して搬送コンベヤ2の搬送方向と同一方向に移動できるようになっている。
農産物Fを支持する載置手段17は、上記一対の側壁16A、16Bにわたって水平に設けられており、載置手段17上の農産物Fをプッシャ18によって搬送方向と直交する方向に押し出して搬送コンベヤ2の一側へ排出させるようになっている。載置手段17から排出された農産物Fは上記分岐コンベヤ11A〜11H上に載置されるようになっている。
本実施例の載置手段17は、複数の第1ローラ23が回転自在に取り付けられた複数の第1支持軸24と、複数の第2ローラ25が回転自在に取り付けられた複数の第2支持軸26とを備えており、複数の第1ローラ23と第2ローラ25とによって農産物Fを支持する載置面が形成されるようになっている。
図2、図3に示すように、一対の側壁16Aと16Bは搬送方向と直交する方向に支持されており、また、それらの中間位置には搬送方向と直交する方向にブラケットを介して中央プレート16Cが配置されている。
そして、側壁16Aと中央プレート16Cとにわたって、第1支持軸24と第2支持軸26とが交互に平行となるように、かつ同じ高さとなるように取り付けられている。また、側壁16Bと中央プレート16Cとにわたっても、上記第1支持軸24と第2支持軸26とが交互に平行となるように、かつ同じ高さとなるように取り付けられている。
中央プレート16Cは、両側壁16A、16Bよりも少し高さが低くなっているので、側壁16Aと中央プレート16Cとにわたって設けられた両支持軸24、26は、中央プレート16C側の端部の高さが他端よりも低くなるように緩く傾斜した状態となっている。他方、側壁16Bと中央プレート16Cにわたって設けられた両支持軸24、26は、中央プレート16C側の端部の高さが他端よりも低くなるように緩く傾斜した状態となっている(図3参照)。
隣り合う第1支持軸24の第1ローラ23と、第2支持軸26の第2ローラ25とは、両支持軸24、26の長手方向において交互に位置させてあり、しかも、第1支持軸24の第1ローラ23と第2支持軸の第2ローラ25とは、プッシャ18の押し出し方向(搬送コンベヤ2の搬送方向と直交する方向)においてオーバラップした状態となっている。これにより、多数の第1ローラ23と第2ローラ25が等ピッチで密集した状態となっており、第1ローラ23及び第2ローラ25の外周の上端部によって農産物Fを支持する載置面が形成されている。
第1支持軸24には、円筒状をした2個の第1ローラ23が回転自在に取り付けられており、第2支持軸26には、円筒状をした3個の第2ローラ25が取り付けられている。第1支持軸24と第2支持軸26の外径と長さは同一寸法に設定されており、第1ローラ23と第2ローラ25の寸法(内径、外径、軸方向長さ)は同一寸法に設定されている。また、第1支持軸24には、隣り合う第1ローラ23の間に円筒状のスペーサ24Aが嵌合させてあり、第2支持軸26にも、隣り合う第2ローラ25の間に円筒状のスペーサ26Aが嵌合されている。スペーサ24Aが嵌合されているので、第1支持軸24の隣り合う第1ローラ23は、所定距離離隔された状態に維持されている。また、スペーサ26Aによって第2支持軸26の隣り合う第2ローラ25が所定距離離隔されている。
そのため、上述したように、第1支持軸24の第1ローラ23と第2支持軸26の第2ローラ25とが隣接して交互に位置するとともに、プッシャ18の押し出し方向(搬送方向と直交する方向)において、第1ローラ23と第2ローラ25とがオーバラップし、かつ支障なく回転できるようになっている。
本実施例の載置手段17は上述したように構成されているので、農産物Fを密集した状態の第1ローラ23と第2ローラ25によって支持できるようになっている。そして、載置手段17上に載置された農産物Fはプッシャ18が搬送方向と直交する方向に前進されることで、プッシャ18によって容易に押し出されるようになっている。
次に、プッシャ18を進退動させる駆動手段13とその周辺の構成を説明する。図4ないし図5に示すように、上部フレーム16の底部には、搬送方向と直交する方向に一対のガイド軸27、27を取り付けてあり、このガイド軸27、27に直方体形状のスライダ28を摺動自在に嵌合させている。スライダ28の上部に2本の連結部材29、29を介して可動板31を連結してあり、この可動板31の前端にプッシャ18を連結している。
プッシャ18の前面は、農産物Fの外観に合わせて円弧状に形成されており、このプッシャ18は載置手段17上に載置された農産物Fを側部から支持するバックサポータも兼ねている。そのため、作業者が上記手動選定部Aにおいて農産物Fを載置手段17上に載置する際には、プッシャ18の前面に農産物Fの外周を接触させるようになっている。それによって、載置手段17上の農産物Fがプッシャ18によって側部を支持されるとともに、農産物Fが載置手段17上で位置決めされるようになっている。
駆動手段13によってスライダ28がガイド軸27に沿って移動されると、可動板31とそれに連結されたプッシャ18が搬送方向と直交する方向に移動されるようになっている。つまり、載置手段17上の農産物Fに対してプッシャ18が前進されて、農産物Fは搬送コンベヤ2の一側に向けて押し出されるようになっている。
スライダ28の下面には、鉛直下方に向けて係合ピン28Aが連結されており、この係合ピン28Aは下部フレーム15のガイドプレート21のガイド溝21Aに係合している。このガイド溝21Aは、搬送方向と直交する方向の直交ガイド部21aとそれから連続し、かつ搬送方向に対して斜め後方に向けて傾斜した後退ガイド部21bとから構成されている。
バケット3が仕分け排出部Cを移動される際に、制御装置8によって駆動手段13のソレノイド35が作動されると、係合ピン28Aは切り換えガイド34に係合してから固定斜めガイド32のガイド面に当接するようになっている。すると、先ず、係合ピン28Aはガイド溝21Aの直交ガイド部21a内を摺動されるので、固定斜めガイド32のガイド面に沿ってスライダ28、可動板31及びプッシャ18が搬送方向と直交する方向に沿って移動される。その後、係合ピン28Aがガイド溝21Aの後退ガイド部21b内を摺動するので、スライダ28、可動板31及びプッシャ18が搬送方向と直交する方向に移動すると同時に、上部フレーム16は搬送方向の後方に向けて移動される。
そのため、載置手段17に載置された農産物Fがプッシャ18によって押されて搬送方向に対して後退する方向に斜めに移動される。それにより、農産物Fが載置手段17から分岐コンベヤ11A〜11Hへ排出される際のバケット3上の農産物Fと分岐コンベヤ11A〜11Hとの搬送方向における相対速度を実質的に減速させるようになっている。したがって、本実施例においては、仕分け排出部Cにおけるバケット3上から分岐コンベヤ11A〜11Hへと排出された農産物Fが転動することを防止することができる。
本実施例の駆動手段13は、仕分け排出部Cにおける各分岐コンベヤ11A〜11Hの位置に合わせて搬送コンベヤ2の搬送経路に8組配置されている。駆動手段13は、停止位置と作動位置とに切り換え可能な切り換えガイド34と、この切り換えガイド34を停止位置と作動位置とに切り換えるソレノイド35と、切り換えガイド34よりも搬送方向の少し下流側に水平に固定された固定斜めガイド32とを備えている。ソレノイド35は制御装置8によって作動を制御されるようになっており、制御装置8がソレノイド35を作動させると、切り換えガイド34が停止位置から作動位置に切り換えられるようになっている。すると、バケット3の係合ピン28Aの下端部が切り換えガイド34に当接するので、固定斜めガイド32に向けて係合ピン28Aを移動させる。それにより、係合ピン28Aは固定斜めガイド32のガイド面に当接して、該ガイド面に沿って搬送コンベヤ2の搬送方向と直交する方向及び斜め後方へ後退する方向に移動される。つまり、係合ピン28Aが上記ガイド溝21A内を直交ガイド部21aから後退ガイド部21bへと摺動する。
したがって、前述したように、バケット3における上部フレーム16とプッシャ18が搬送方向と直交方向に移動されるとともに、プッシャ18は搬送方向と直交する方向に移動されながら後退方向にも移動される。そのため、載置手段17上に載置された農産物Fは載置手段17上から分岐コンベヤ11A〜11H上に排出されるようになっている。
さらに、仕分け排出部Cよりも下流側となる搬送コンベヤ2の下方側には、復帰用の固定斜めガイド37が配置されている(図1参照)。仕分け排出部Cにおいて載置手段17の上方を前進されて農産物Fを排出させたプッシャ18は、搬送コンベヤ2の走行に伴って復帰用の固定斜めガイド37の位置まで搬送されてくると、各バケット3における係合ピン28Aが復帰用の固定斜めガイド37のガイド面に接触して、分岐コンベヤ11A〜11Hとは反対側となる搬送コンベヤ2の他側に向けて移動される。これにより、前進されていたプッシャ18が後退して図2、図4に示す後退位置に復帰するようになっている。このように、バケット3のプッシャ18が後退位置に復帰することで、載置手段17上に農産物Fを載置できるようになっている。
次に、検査部Bにおける外観検査装置6及び品質検査装置7について説明する。外観検査装置6は図示しないカメラによってバケット3上の農産物Fを撮影するようになっており、撮影した農産物Fの画像は制御装置8に送信されるようになっている。カメラの上流位置には、手動選定部Aにおいて目視による等級判定に基づいて作業者が移動させたバケット3の位置を検出する光電センサが設けられており、その検出結果は制御装置8に送信されるようになっている。
また、図6に示すように、農産物Fの内部品質検査を行う品質検査装置7は、バケット3よりも上方側に配置されてバケット3上の農産物Fに向けて検査光Lを照射する光源38と、検査位置において農産物Fの側方に位置するように配置されたセンサ39とを備えている。
外観検査装置6の上流位置から品質検査装置7にわたるガイド軸14、14の下方側の位置には、搬送コンベヤ2の搬送方向に沿って断面コ字形をした一対の規制溝40A、40Bが固定して配置されている。他方、バケット3の下部フレーム15には、1つの脚部12Aの下端にローラ41が回転自在に取り付けられている。各規制溝40A、40Bの上流端は搬送方向の両側に向けてハ字形に拡開した導入部となっている。各バケット3が外観検査装置6の位置まで搬送されてくると、バケット3の上記ローラ41が規制溝40Bの導入部に挿入されてから規制溝40Bに係合するとともに、係合ピン28Aの下端部は他方の規制溝40Aに係合するようになっている。このように、係合ピン28Aが規制溝40Aに係合するとともにローラ41が規制溝40Bに係合することで、バケット3は搬送方向と直交する方向に移動できないようになっており、その状態のバケット3が品質検査装置7の位置に移動されて、そこを通過するようになっている。
その際に、品質検査装置7の光源38からバケット3上の農産物Fに向けて検査光Lが照射される。そして、農産物Fに照射された検査光Lは、農産物Fの側方に位置するセンサ39によって検出されるようになっている。このように、規制溝40A、40Bによって搬送方向と直交する方向におけるバケット2の移動を規制した状態で、農産物Fに照射された検査光Lをセンサ39によって検出するようになっている。
そして、センサ39によって検出された検出結果は制御装置8に送信されるようになっており、制御装置8は、上記光電センサ、外観検査装置6と品質検査装置7による検査結果を基にして、検査部Cを通過した各バケット3上の農産物Fを8種類の等階級に区分するようになっている。なお、図1にも示すように、規制溝40A、40Bは検査部Bの領域内だけに配置されているので、バケット3が検査部Bを通過すると各バケット3は搬送方向と直交する方向に移動可能となる。
そして、制御装置8は、検査部Cを通過してバケット3が仕分け排出部Cに搬送されると、既に区分済みの各バケット3上の農産物Fを各等階級に応じた駆動手段13のソレノイド35を作動させる。そのため、切り換えガイド34が作動位置に切り換えられるので、バケット3の係合ピン28Aが切り換えガイド34に当接してから固定斜めガイド32に当接する。したがって、前述したように、プッシャ18が載置手段17に対して搬送方向と直交する方向に前進されてから斜め後方に後退する方向にも移動される。それにより、載置手段17上の農産物Fがプッシャ18によって押し出されて8種類の各等階級に応じた分岐コンベヤ11A〜11Hのいずれかに排出されるようになっている。
以上のように、載置手段17は、密集した状態で交互に配置された第1ローラ23と第2ローラ25から構成されており、第1ローラ23と第2ローラ25は、プッシャ18の押し出し方向においてオーバラップしている。そのため、農産物Fを載置手段17に載置した際に、該農産物Fが第1ローラ23と第2ローラ25との間に退没するのを防止できるとともに、多数のローラによって農産物Fを支持することができる。したがって、農産物Fの荷重を分散させて載置手段17上に支持することができ、載置手段17上の農産物Fを損傷させることなく円滑に排出することができる。
また、バケット3の載置手段17上から分岐コンベヤ11A〜11Hに農産物Fを排出する際には、駆動手段13のガイド溝21Aと係合ピン28Aとによってプッシャ18を介して農産物Fを搬送方向と直交方向及び後退する方向に移動させるようになっている。そのため、バケット3の載置手段17上から農産物Fを分岐コンベヤ11A〜11Hに排出する際において、それらの搬送方向における相対速度を減少させることができる。そのため、円滑に載置手段17上から分岐コンベヤ11A〜11Hへ農産物Fを排出することができ、農産物Fが損傷することを防止することができる。
さらに、品質検査装置7は、透過光である検査光を用いて農産物Fの内部品質検査を行うことができる。
なお、本実施例では、側壁16A、16Bに固定した両支持軸24、26に第1ローラ23とスペーサ24A、第2ローラ25とスペーサ26Aを回転自在に取り付けているが、側壁16A、16Bに回転自在に取り付けた支持軸に、ローラやスペーサを固定するように構成しても良い。
また、載置手段17のローラは、樹脂や金属製の円柱状の素材から削り出して、或いは成形することにより、農産物Fを支持するローラに相当する大径部とスペーサに相当する小径部を備えるように構成しても良い。
さらに、上記ガイドピン28Aの駆動はガイドに限られず、例えば、各々のバケットにエアシリンダ等の駆動手段を設けておき、係合ピン28Aを、搬送方向に直交する方向に往復動させるようにしても良い。
1‥物品選別装置 2‥搬送コンベヤ
3‥バケット 11A〜11H‥分岐コンベヤ
17‥載置手段 17‥載置手段
18‥プッシャ 23‥第1ローラ
24‥第1支持軸 25‥第2ローラ
26‥第2支持軸 F‥農産物(物品)

Claims (1)

  1. 所要の領域にわたって設けられた搬送コンベヤと、この搬送コンベヤに搬送方向に沿って複数設けられて物品を載置するバケットとを備え、上記バケットは、回転自在な複数のローラによって物品を移動可能に支持する載置手段と、載置手段に載置された物品を上記ローラの支持軸と交差する方向に押し出すプッシャとを備え、各バケットの載置手段に物品を載置して搬送しながら仕分け区分に応じてバケット上の物品を上記プッシャによって押し出して搬送コンベヤの側方に排出するようにした物品選別装置において、
    上記載置手段は、第1回転軸に沿って整列させた複数のローラからなる第1ローラ群と、第2回転軸に沿って整列させた複数のローラからなる第2ローラ群とを備え、複数の第1回転軸および複数の第2回転軸を交互に隣り合わせて平行に配置するとともに、第1ローラ群のローラと第2ローラ群のローラが、両回転軸の軸方向において交互に隣接し、かつ、上記プッシャの押し出し方向においてオーバラップするように配置したことを特徴とする物品選別装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0615807U (ja) * 1992-01-22 1994-03-01 三菱マテリアル株式会社 搬送装置
JP4469912B2 (ja) * 2006-09-19 2010-06-02 日本協同企画株式会社 果菜搬送方法、果菜搬送装置

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