JP2015114380A - 静電潜像現像用トナー及び静電潜像現像用トナーの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
トナーコア2は、必須成分(結着樹脂)を含む。トナーコア2は、必要に応じて必須成分(結着樹脂)以外に任意成分(着色剤、電荷制御剤、離型剤、及び磁性粉)を含んでもよい。以下にトナーコア2に含まれる成分について説明する。
トナーコア2に含まれる結着樹脂は、トナー用の結着樹脂であれば特に限定されない。結着樹脂としては、例えば、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレンアクリル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ビニルエーテル系樹脂、N−ビニル系樹脂、又はスチレン−ブタジエン樹脂のような熱可塑性樹脂が挙げられる。これらの樹脂の中でも、トナー中の着色剤の分散性、又はトナーの記録媒体に対する定着性を良好にするためには、スチレンアクリル系樹脂、又はポリエステル樹脂が好ましい。以下、スチレンアクリル系樹脂、又はポリエステル樹脂について説明する。
トナーコア2は、必要に応じて離型剤を含んでもよい。離型剤は、一般的に、トナーの低温定着性及び耐高温オフセット性を向上させる目的で使用される。離型剤の種類は、従来からトナー用の離型剤として使用されているものであれば特に限定されない。
トナーコア2は、必要に応じて着色剤を含んでもよい。トナーコア2に含有させる着色剤としては、トナー粒子1の色に合わせて、公知の顔料や染料を用いることができる。トナーコア2に含有させることができる好適な着色剤の具体例としては、以下の着色剤が挙げられる。
本実施形態では、トナーコア2が負帯電性を有するため、トナーコア2は負帯電性の電荷制御剤を含んでもよい。このような電荷制御剤は、トナーの帯電安定性又は帯電立ち上がり特性を向上させ、耐久性又は安定性に優れたトナーを得る目的で使用される。帯電立ち上がり特性は、トナーを所定の帯電レベルに短時間で帯電可能か否かの指標になる。
トナーコア2は、必要に応じて磁性粉を含んでもよい。好適な磁性粉としては、例えば、鉄(フェライト及びマグネタイト)、強磁性金属(コバルト及びニッケル)鉄、及び/又は強磁性金属を含む合金、鉄及び/又は強磁性金属を含む化合物、熱処理のような強磁性化処理を施された強磁性合金、又は二酸化クロムが挙げられる。
シェル層3は必須成分として熱硬化性樹脂を含有し、十分なカチオン性(正帯電性)を有することが必要である。また、上記熱硬化性樹脂は、十分な強度及び硬度を有する。なお、本明細書及び特許請求の範囲において、熱硬化性樹脂としては、例えば、メラミンのようなモノマーにホルムアルデヒドに由来するメチレン基(−CH2−)が導入された単位を有する。
本実施形態では、シェル層3がカチオン性(正帯電性)を有するため、シェル層3に、正帯電性の電荷制御剤を添加することができる。
酸化チタン粒子4は、トナーコア2とシェル層3との間に存在しており、その最も表面積の広い面がトナーコア2の表面に略平行になるようにトナーコア2に付着されている。酸化チタン粒子4はその形状が針状である。酸化チタン粒子4が針状であるため、トナーコア2の表面に略平行に付着させる場合に、酸化チタン粒子4は球状又は粒状の酸化チタン粒子と比較して、トナーコア2の表面と酸化チタン粒子4との接触面積が大きくなる。
以下、図1を参照して、本実施形態に係る外添剤5について説明する。
本発明の静電潜像現像用トナーの製造方法は、トナーコア2を準備する工程(トナーコア準備工程)と、酸化チタン粒子4を準備する工程(酸化チタン粒子準備工程)と、トナーコア2の表面に酸化チタン粒子4を付着させる工程(酸化チタン粒子付着工程)と、酸化チタン粒子4が付着されたトナーコア2の表層をシェル層3で被覆する工程(シェル層形成工程)とを含む。
トナーコア準備工程を実行するには、必須成分(結着樹脂)中に、必要に応じて任意成分(着色剤、電荷制御剤、離型剤及び磁性粉)を良好に分散させることができる方法を用いればよい。トナーコア準備工程を実行する方法としては、例えば、溶融混練法及び凝集法が挙げられる。
以下に酸化チタン粒子4の作製方法の一例について説明する。硫酸法のような公知の方法によりメタチタン酸を得る。硫酸法で得られたメタチタン酸に水酸化ナトリウム水溶液と酸化チタン(TiO2)とを添加して、加熱する。加熱された溶液を純水で十分に洗浄する。その洗浄後、塩酸水溶液を塩酸の沸点の温度で加熱する。その後、冷却し、1N−水酸化ナトリウム水溶液をpHが7になるまで添加した。中和した後、洗浄、乾燥して、ルチル型の酸化チタン粒子4を得た。
酸化チタン粒子付着工程において、前記トナーコア準備工程によって得られたトナーコア2の表面に略平行に酸化チタン粒子4を付着させる。トナーコア2の表面に略平行に酸化チタン粒子4を付着させる方法としては、例えば、酸化チタン粒子4がトナーコア2中に完全に埋没しないように付着条件を調整し、ヘンシェルミキサー、又はナウターミキサーのような混合機を用いて、トナーコア2と酸化チタン粒子4とを混合する方法が挙げられる。
シェル層形成工程は、供給工程と樹脂化工程とを包含する。供給工程において、酸化チタン粒子4が付着しているトナーコア2の表面に熱硬化性樹脂のモノマー及び/又はプレポリマーを含有するシェル層3の形成溶液を供給する。樹脂化工程において、シェル層3の形成溶液に含まれる熱硬化性樹脂のモノマー及び/又はプレポリマーを樹脂化する。
図1を参照して、外添工程について説明する。シェル層3の表面に外添剤5を付着させる。外添剤5を付着させる好適な方法としては、外添剤5がシェル層3の表面に埋没しないように外添条件を調整して、ヘンシェルミキサー、又はナウターミキサーのような混合機を用いて、トナー母粒子と外添剤5とを混合し、静電潜像現像用トナーを製造する方法が挙げられる。
以下に、実施例1について説明する。
ポリエステル樹脂(日本合成化学工業株式会社「HP−313」)91質量部と着色剤(三菱化学株式会社「MA−100、カーボンブラック」)3質量部と離型剤(日油株式会社「WEP−4、WAX」)6質量部とを配合して、ヘンシェルミキサー(日本コークス工業株式会社「FM−10型」)を用いて撹拌混合して混合物を得た。得られた混合物を2軸押出機(東芝機械株式会社「TEM−26SS」)を用いて溶融混練して溶融混練物を得た。得られた溶融混練物をロートプレックス粉砕機(株式会社東亜機械製作所製)を用いて粒子径2.0mm程度に粗粉砕し、ターボミル(フロイント・ターボ株式会社「RSタイプ」)を用いて粉砕して粉砕物を得た。得られた粉砕物を風力分級機(日鉄鉱業株式会社「E−J−L−3(LABO)型」)を用いて分級をして、平均粒子径7.0μmのトナーコアを得た。
トナーコア100質量部に対して酸化チタン粒子A2質量部を添加した。これらをヘンシェルミキサー(日本コークス工業株式会社「FM−10型」)を用いて回転数5000rpm、5分間混合して、トナーコアに酸化チタン粒子Aを付着させた。
容量1Lの三つ口フラスコ容器を30℃のウェーターバス(アズワン株式会社「IWB−250型」)中にセットし、前記フラスコ容器内で塩酸を添加してpHが4になるようにイオン交換水300mlの溶液を調整した。調製された溶液にメチロールメラミン(日本カーバイド工業株式会社「ニカレジンS−260」)2mlを添加し、そのメチロールメラミンを溶解して、溶液を得た。
乾燥後の外添未処理のトナー100質量部に対してシリカ微粒子(キャボットジャパン株式会社「CAB−O−SIL、TG−308F」)1.5質量部と酸化チタン(テイカ株式会社「MT−500B」)1.0質量部とを配合したものを、ヘンシェルミキサー(日本コークス工業株式会社「FM−10型」)を用いて回転数3500rpm、5分間混合して、実施例1の静電潜像現像用トナーを得た。
実施例1と比較して、酸化チタン粒子Aを酸化チタン粒子Bに代えた以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例2の静電潜像現像用トナーを得た。酸化チタン粒子Bは針状であった。
実施例1と比較して、酸化チタン粒子Aを酸化チタン粒子Cに代えた以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例3の静電潜像現像用トナーを得た。酸化チタン粒子Cは針状であった。
実施例1と比較して、酸化チタン粒子Aを酸化チタン粒子Dに代えた以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例4の静電潜像現像用トナーを得た。酸化チタン粒子Dは針状であった。
実施例1と比較して、酸化チタン粒子Aを酸化チタン粒子Eに代えた以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例5の静電潜像現像用トナーを得た。酸化チタン粒子Eは針状であった。
実施例1と比較して、酸化チタン粒子Aを酸化チタン粒子Fに代えた以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例6の静電潜像現像用トナーを得た。酸化チタン粒子Fは針状であった。
実施例1と比較して、酸化チタン粒子Aを酸化チタン粒子Gに代えた以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例7の静電潜像現像用トナーを得た。酸化チタン粒子Gは針状であった。
実施例1と比較して、メチロールメラミンからメチル化尿素樹脂(日本カーナイド工業株式会社製「MX−280」)に代えた以外は、実施例1と同様の操作を行って、実施例8の静電潜像現像用トナーを得た。
実施例1と比較して、酸化チタン粒子Aを酸化チタン粒子Hに代えた以外は、実施例1と同様の操作を行って、比較例1の静電潜像現像用トナーを得た。酸化チタン粒子Hは針状であった。
実施例1と比較して、酸化チタン粒子Aを酸化チタン粒子Iに代えた以外は、実施例1と同様の操作を行って、比較例2の静電潜像現像用トナーを得た。酸化チタン粒子Iは針状であった。
実施例1と比較して、酸化チタン粒子Aを酸化チタン粒子Jに代えた以外は、実施例1と同様の操作を行って、比較例3の静電潜像現像用トナーを得た。酸化チタン粒子Jは針状であった。
実施例1と比較して、酸化チタン粒子Aを酸化チタン粒子Kに代えた以外は、実施例1と同様の操作を行って、比較例4の静電潜像現像用トナーを得た。酸化チタン粒子Kは針状であった。
実施例1と比較して、酸化チタン粒子Aを酸化チタン粒子Lに代えた以外は、実施例1と同様の操作を行って、比較例5の静電潜像現像用トナーを得た。酸化チタン粒子Lは針状であった。
実施例1と比較して、酸化チタン粒子Aを酸化チタン粒子Mに代えた以外は、実施例1と同様の操作を行って、比較例6の静電潜像現像用トナーを得た。酸化チタン粒子Mは針状であった。
実施例1と比較して、酸化チタン粒子Aを酸化チタン粒子N(石原産業株式会社製「ET−600W」)に代えた以外は、実施例1と同様の操作を行って、比較例7の静電潜像現像用トナーを得た。酸化チタン粒子Nは球状であった。
実施例1〜8及び比較例1〜7のトナーに含まれる酸化チタン粒子の物性の測定方法、実施例1〜8及び比較例1〜7のトナーの評価方法及び測定方法は以下の通りである。
走査型電子顕微鏡(日本電子株式会社「JSM−7500F」)を用いて、得られた酸化チタン粒子A〜Mの50000倍の拡大写真を撮影した。撮影した酸化チタン粒子A〜Mの各々の拡大写真からランダムに選択した100個の酸化チタン粒子A〜Mの各々の長軸径及び短軸径の平均値を求めた。酸化チタン粒子A〜Mの長軸径及び短軸径の平均値からアスペクト比(平均長軸径/平均短軸径)を求めた。また、酸化チタン粒子A〜Mの体積固有抵抗値を次のようにして測定した。すなわち、電気抵抗計(株式会社アドバンテスト「R6561」)を用いて、酸化チタン粒子A〜Mの体積固有抵抗値を測定した。具体的には、酸化チタン粒子A〜Mを約5g秤量し、秤量した酸化チタン粒子A〜Mを測定セルにいれて1kgの荷重をかけてから電極をつないで印加電圧DC10Vにて測定を行い、抵抗値を測定し、その時の酸化チタンの厚みから酸化チタン粒子A〜Mの体積固有抵抗値を算出して求めた。酸化チタン粒子A〜Mの各々の平均長軸径、平均短軸径、アスペクト比及び体積固有抵抗値を表1に示す。
アセトン20L中にエポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン株式会社「エピコート1004」)2kgを溶解させ、更に、ジエチレントリアミン100gと無水フタル酸150gとを添加し、混合し混合液を得た。キャリアコアとしてフェライト粒子(パウダーテック株式会社「F51−50」)10kgと混合液を流動層コ−ティング装置(フロイント産業株式会社「SFC−5」)に投入し、流動層コ−ティング装置内に80℃の熱風を送り込みながら、キャリア粒子の表面にエポキシ樹脂を被覆させて試料を得た。得られた試料を乾燥機に投入して、乾燥機中にて、180℃で1時間加熱して、キャリアを得た。
キャリアとキャリアの質量に対して10質量%のトナーとを混合装置に投入し、混合装置の内容物を30分間撹拌した。混合装置としては、粉体混合機(愛知電機株式会社製「ロッキングミキサー(登録商標)」)を用いた。これにより、評価用の現像剤(2成分現像剤)が得られた。
実施例及び比較例にて得られた静電潜像現像用トナー0.8gとキャリア粒子10gとを20ccポリ容器に投入し、回転治具を用いて、回転数100rpmにてポリ容器を回転させ、1分間及び60分間撹拌して粉体を得た。帯電量測定器(トレックジャパン株式会社「Q/Mメーター、210HS−2」)を用いて得られた粉体の帯電量(μC/g)を測定した。帯電量の測定方法において、得られた粉末を帯電量測定器付属のセルに投入し、目開き38μmの篩(綾織、ステンレス製、線径:2.7μm)を通して、トナーのみを10秒間吸引する。「吸引後の総電気量(μC)/吸引されたトナー量(g)」の値を帯電量(μC/g)として、表2に示した。以下の基準に従いトナーの帯電性能を評価した。
良い(○):20μC/g以上30μC/g以下であった。
悪い(×):20μC/g未満、又は、30μC/gを超えた。
実施例及び比較例にて得られた静電潜像現像用トナー0.8gとキャリア粒子10gとを20ccポリ容器に投入し、回転治具を用いて、回転数100rpmにてポリ容器を回転させ、10分間撹拌して粉体を得た。次いで、得られた粉体の帯電量分布を帯電量分布測定装置(ホソカワミクロン株式会社「イースパートアナライザー」)を用いて測定した。帯電量(Q/d)分布の最頻値の1/4の頻度の幅(femtC/μm)によりトナーコアの表面への酸化チタン粒子が均一に付着されているか評価した。帯電量分布の頻度の幅が0.8femtC/μm未満の場合は、帯電量分布はシャープでトナーコアの表面に酸化チタン粒子が均一に付着されているとした。帯電量分布の頻度の幅が0.8femtC/μm以上の場合は、帯電量分布はブロードでトナーコアの表面に酸化チタン粒子が均一に付着されていないとした。表2に示した。その評価結果を表2に示す。
良い(○):帯電量分布の頻度の幅が0.8femtC/μm未満であった。
悪い(×):帯電量分布の頻度の幅が0.8femtC/μm以上であった。
pH10に調整されたアニオン性界面活性剤の溶液に実施例及び比較例にて得られたトナーを分散させた。分散後のトナーを分散液中に浸漬したまま、50℃、10時間保持した。次いで、分散液をろ過し、得られたトナーを乾燥した。
BET比表面積の変化率=(S2/S1)
良い(○):BET比表面積変化率が1.0以上1.1以下であった。
悪い(×):BET比表面積変化率が1.1を超えた。
カラープリンター(京セラドキュメントソリューションズ株式会社「FS−C5016」)の黒色用の現像装置に、2成分現像剤を充填した。そして、各実施例及び比較例にて得られたトナーを黒色用のトナーコンテナに充填した。評価用紙(モンディ社「Color Copy 90」)に、トナー載せ量1.8mg/cm2となるように、2cm×3cmのトナー画像(パッチサンプル)を未定着画像として出力した。次に、定着治具(カラープリンター(京セラドキュメントソリューションズ株式会社「FS−C5016」)の定着装置の定着温度と線速とを可変できるように改造した治具)を用いて、定着温度150℃でパッチサンプルの未定着画像を、線速280mm/sで定着させた。定着後の画像が定着された評価用紙を、画像面が内側となるように半分に折り曲げ、底面を布帛で被覆した1kgの分銅を用いて、折り目上を5往復摩擦した。摩擦後に、紙を広げ、折り曲げ部のトナーの剥がれ幅が1mm未満の場合を良い(○)として、トナーの剥がれ幅が1mm以上の場合を悪い(×)として評価を行った。評価結果を表2に示した。
良い(○):トナー剥がれ幅が1mm未満であった。
悪い(×):トナー剥がれ幅が1mm以上であった。
低温定着性評価方法の測定で用いた現像装置と同じ現像装置とトナーコンテナとを用いた。評価用紙(モンディ社「Color Copy 90」)に、トナー載せ量1.8mg/cm2となるように、2cm×3cmのトナー画像(パッチサンプル)を未定着画像として出力した。次に、定着温度200℃で上記定着治具を用いて、パッチサンプルの未定着画像を線速100mm/sで定着させた。表2に示すように、定着された画像を目視して、高温オフセットの発生の有無を評価した。耐高温オフセット性の判断基準は以下の通りであった。
良い(○):高温オフセットの発生が無かった。
悪い(×):高温オフセットの発生が有った。
実施例及び比較例にて得られたトナー約10gをガラス製サンプル瓶に秤量し、秤量されたトナーの入ったサンプル瓶を、50℃の恒温槽(三洋電機株式会社「CONVECTION OVEN」)に100時間静置した。次いで、恒温槽から取り出されたサンプル瓶に入っているトナーを質量既知の26メッシュの篩に載せ、篩前のトナーの質量を測定した。篩をパウダーテスター(ホソカワミクロン株式会社「TYPE PT−E 84810」)に取り付けた。そして、レオスタット2.5の条件で20秒間、トナーをふるった。次いで、篩上に残ったトナーの質量を測定した。耐熱保存性の評価は、下記の基準に従って評価した。表2に評価結果を示す。
良い(○):メッシュ上の残存トナー量は0.2g以下であった。
悪い(×):メッシュ上の残存トナー量は0.2gを超えた。
2 トナーコア
3 シェル層
4 酸化チタン粒子
5 外添剤
Claims (5)
- 複数のトナー粒子を含む静電潜像現像用トナーであって、
前記複数のトナー粒子の各々は、トナーコアとシェル層と針状の酸化チタン粒子とを含み、
前記酸化チタン粒子は前記トナーコアの表面に付着し、
前記シェル層は、前記酸化チタンが付着した前記トナーコアの表面を被覆し、
前記シェル層は、熱硬化性樹脂を含み、
前記酸化チタン粒子の体積固有抵抗値は1.0×101Ω・cm以上1.0×108Ω・cm以下であり、
前記酸化チタン粒子の平均長軸径は0.2μm以上2.0μm以下であり、
前記酸化チタン粒子の平均短軸径は0.01μm以上0.1μm以下である、静電潜像現像用トナー。 - 前記酸化チタン粒子は、前記酸化チタン粒子の表面に形成された導電層を含む、請求項1に記載の静電潜像現像用トナー。
- 前記熱硬化性樹脂がメラミン系樹脂又は尿素系樹脂である、請求項1又は2に記載の静電潜像現像用トナー。
- 請求項1に記載の静電潜像現像用トナーの製造する方法であって、
前記トナーコアを準備する工程と、
前記酸化チタン粒子を準備する工程と、
前記トナーコアの表面に前記酸化チタン粒子を付着させる工程と、
前記酸化チタン粒子を付着させた前記トナーコアの表面をシェル層で被覆する工程と
を含む、静電潜像現像用トナーの製造方法。 - 前記酸化チタン粒子を準備する工程において、焼成温度及び焼成時間を変更することで前記酸化チタン粒子の短軸径と長軸径とを調整する、請求項4に記載の静電潜像現像用トナーの製造方法。
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